WO2006001368A1

WO2006001368A1 - 空気清浄機及び空気清浄システム

Info

Publication number: WO2006001368A1
Application number: PCT/JP2005/011618
Authority: WO
Inventors: Hisaya Osada; Hiroki Kawashima; Chikaharu Kimura
Original assignee: Max Co., Ltd
Priority date: 2004-06-24
Filing date: 2005-06-24
Publication date: 2006-01-05
Also published as: TW200617329A

Abstract

　　　　空気を導入する吸気口と、空気を排出する排気口と、吸気口から排気口に延びる風路と、空気を吸気口から導入し風路を通して排気口に送る駆動機構と、空気が送られている間に空気を清浄化する浄化機構とを含む空気清浄装置と、空気を吸入し排気するための換気装置とを備え、換気装置は、空気清浄装置から独立に且つ空気清浄装置と一体に設けられている空気清浄機。

Description

明細書

空気清浄機及び空気清浄システム

技術分野

[0001] 本発明は、空気換気機能を有する空気清浄機及びこの空気清浄機を用いた空気清浄システムに関する。

背景技術

[0002] 従来、換気扇が別個に設置されている空気清浄機が知られている (例えば、特許文献 1参照)。この空気清浄機は、一酸化炭素 COや二酸化炭素 COの

2 有害物質は清浄ィ匕できず、建物内部の空気を換気扇によって建物の外側に排出することで、一酸化炭素 COや二酸化炭素 CO或いはホルムアルデヒド等を戸外へ排出するよう

2

にしている。

[0003] しかしながら、空気清浄機と換気扇又は換気装置が別々に設置されていると、住宅の床面スペースが取られて住居空間が狭められるという問題がある。その上、空気清浄機と換気扇とを別々に動作させるために、効率的な換気と空気清浄化ができないと共に、余分な電力消費が生じるという問題がある。また、外気を室内に取り入れる場合でも、外気中には、都市化や工業化或いは交通量の増大のために、粉塵、 Nox、ディーゼル排気微粒子 (DEP)、季節によっては杉花粉等が含まれている。このため、建物内に給気される外気そのものを空気清浄機によって浄ィ匕することが望まれている。

また、従来、上記特許文献 1に示されるように、換気扇あるいは換気装置が空気清浄機に設けられていない。そこで、建物の居住者自身が花粉等の除去や臭気の除去のために、居住者が空気清浄機を購入して設置している。このような空気清浄機は、通常、室内のフロア等に設置されて空気清浄処理を行うようになっている。

[0004] しかしながら、従来の空気清浄機の場合、清浄機本体に空気の吸込口と吹出口とがあるために、リビングルーム等の広い部屋では、部屋の隅々の空気まで清浄化することが難し、と、う問題があった。

[0005] また、複数の部屋の空気を浄化するために、空気清浄機を居室やリビングルーム等の各部屋毎に設置すると、何台もの空気清浄機を購入しなければならな、ので、購入時の費用の他に運転時の費用が力かると共に、設置場所における空気清浄機のスィッチの管理も行わなければならな、と、う煩わしさがあった。

[0006] また、換気扇と空気清浄機とを別個に設置すると、住宅の床面スペースが取られて住空間が狭められるという問題もある。

[0007] 更に、換気扇と空気清浄機とを別個に設置すると、居住者が空気清浄のスイツチを押さなければ空気清浄ィ匕ができないので、臭気や塵埃に気が付力なければ、換言すると、空気清浄機の作動を忘れると、汚れた空気をそのまま呼吸することとなる。

[0008] 更に、各部屋に空気清浄機を設置した場合でも全部の空気清浄機を作動しなければ、住宅全体の空気清浄を行うことは困難であった。

特許文献 1 :特許第 2512121号

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0009] 本発明は、上述の如き従来の空気清浄機の問題を解決するためになされたものであって、第一の目的は、室内にあらかじめ存在する空気のみならず外部から取り入れる空気等、居住空間における空気の換気及び清浄化と省エネルギーとを同時に達成することにより、よりユーザーに快適な住環境を提供すると共に省エネルギーに役立つ空気清浄機及び空気清浄システムを提供することにある。

[0010] 本発明の第二の目的は、広い部屋或いは複数の部屋であっても、広い部屋或いは建物全体の隅々まで清浄な空気を送ることができると共に、広範囲の空気清浄化を集中的に行うことができ、し力も、購入時及び使用時においても低コストな空気清浄機および空気清浄システムを提供することにある。

[0011] 本発明の第三の目的は、居住者が臭気や有害物質或いは塵埃等に気が付かなくても、建物全体の空気清浄を行うことが可能な空気清浄機および空気清浄システムを提供することにある。

課題を解決するための手段

[0012] 上記第一の目的を達成するために、空気清浄機は、空気を導入し清浄化し排気する空気清浄装置と、空気を吸入し排気するための換気装置とを備え、換気装置は、空気清浄装置と一体に設けられている。

上記第二の目的を達成するために、空気清浄機システムは、空気を浄化する空気清浄機に設けられた清浄化済みの空気の吹出口に、清浄化済みの空気を給気する配風用ダクトの一端部を接続し、この配風用ダクトの他端部が空気清浄機力離れた場所まで延ばして、室内の吸気口に接続される。

[0013] 上記第三の目的を達成するために、空気清浄機システムは、空気を吸、込み

、清浄化した後に所定の室内に導入する空気清浄機と、この空気清浄機とは別個に設けられた空調機器とを備え、更に、空気清浄機と空調機器との作動を制御する制御装置とを備えている。

発明の効果

[0014] 本発明によれば、空気清浄装置と換気装置とが一体に設けられて、るので、小型で構造が簡単な空気清浄機を提供することができ、空気を吸、込んで清浄ィ匕した後に、所定の室内に清浄ィ匕した空気を自動的に効率よく供給することができる。

[0015] また、空気を浄化する空気清浄機に設けられた清浄化済みの空気の吹出口に、清浄ィ匕済みの空気を給気する配風用ダクトの一端部を接続し、この配風用ダクトの他端部が空気清浄機から離れた場所まで延ばして、室内の吸気口に接続されることによって、空気清浄機から離れた場所に清浄化した空気を送ることができ、空気清浄機にお、て空気を吸、込むと、広、室内にぉ、て空気の流れが生じることとなり、広い部屋や複数の部屋であっても、建物や部屋の隅々の空気の清浄ィヒを行うことができる。

[0016] 更に、空気清浄機の他にこれとは別の空調機器と、この空気清浄機と空調機器との作動を制御する制御装置とを備えているので、建物内部の空気を処理する装置が双方向或いは一方向にリンクしており、建物全体の空気の清浄ィ匕を速やかに行うことができる。

尚、この出願は、 2004年 6月 24日出願の特願 2004— 186948号、 2004年 6月 24日出願の特願 2004— 186949号および 2004年 6月 24日出願の特願 200 4— 186950号の優先権を主張する。

図面の簡単な説明 [図 1]は、本発明に係る空気清浄機の構成を示す断面図である。

[図 2]は、図 1の空気清浄機の天井の下側から見た平面図である。

[図 3]は、図 1の空気清浄機の制御回路の接続状態を示すブロック図である。

[図 4]は、図 3の制御回路のセンサのオンオフに関する動作の一覧表を示す図である

[図 5]は、他の実施例における換気機能付き空気清浄機の平面図である。

[図 6]は、図 5に示す他の換気機能付き空気清浄機の A— A線断面図である。

[図 7]は、図 5に示す他の換気機能付き空気清浄機の C C線断面図である。

圆 8]は、図 5に示す他の換気機能付き空気清浄機の平面図である。

圆 9]は、換気機能付き空気清浄機の他の実施例を示す断面図である。

圆 10]は、換気機能付き空気清浄機の他の実施例を示す平面図である。

[図 11]は、部屋の壁部に空気清浄機を設置した場合を示す側面図である。

圆 12]は、部屋の壁部に空気清浄機を埋め込んで設置した場合を示す側面図である。

圆 13]は、設置した部屋の空気を循環して清浄ィ匕する空気清浄機を示す断面図である。

[図 14]は、図 13の空気清浄機の変形例を示す断面図である。

[図 15]は、図 14の空気清浄機を更に変形した例を示す断面図である。

[図 16]は、設置室内の空気を清浄化する空気清浄機を示す断面図である。

[図 17]は、図 15および図 16の空気清浄機の機能を併用させた構造を示す断面図である。

圆 18]は、換気機能付きの空気清浄機のダ外設置例を示す平面図である。

[図 19]は、空気清浄機は換気機構が設けられている構造を示す平面図である。

[図 20]は、図 19の建物構造の変形例を示す平面図である。

[図 21]は空気清浄機を 1つの部屋に設置し、他の部屋の空気の清浄化や室内空気の排気については、空気清浄機の排気開口力空気を吸い込むようにした例を示す平面図である。

[図 22]は、部屋に塵埃センサ或いは臭気センサ何れ力若しくはいずれも設置した場合の構成例を示す平面図である。

[図 23]は、制御回路を制御する要素として、部屋の照明スィッチを接続した概略図である。

[図 24]は、制御回路の運転モード一覧表を示す図である。

[図 25]は、複数の部屋の空気清浄機 1同士を制御線で接続した説明図である。

[図 26]は、図 25の変形例を示す概略図である。

[図 27]は、空気清浄機と中間ダクトファン並びにパイプファンを制御線により接続した例を示す概略図である。

[図 28A]は、部屋の空気清浄機に中間ダクトファン或いは浴室換気扇を接続した例を示す平面図である。

[図 28B]は、家屋の部屋を仕切るドアのアンダーカットから空気を吸弓 Iする構成を示す断面図である。

[図 28C]は、図 28Aの空気清浄機の制御回路のブロック図である。

[図 29]は、部屋の空気清浄機に給気ユニットである換気装置或いは浴室換気扇を接続した例を示す平面図である。

符号の説明

[0018] 2 ハウジング

3 外気導入浄化風路

4 循環用浄化風路

7 循環用吸込口

10 空気清浄ユニット

25 吸気口

26 吹出口

30 吸込口

200 排気口

300 循環用浄化風路

発明を実施するための最良の形態

[0019] 以下、本発明に係る空気清浄機および空気清浄システムを実施するための最良の形態を添付図面に示された実施例に基づいて詳細に説明する。

[0020] 図 1は、本発明に係る空気清浄機 1の一つの実施例を示しており、この空気清浄機 1は換気機能を備えている。具体的には、この空気清浄機は、以下に詳細に述ベられるように、空気を導入し清浄化し吹き出す (給気する)空気清浄装置と、空気を吸入し排気するための換気装置とを備え、この換気装置が、空気清浄装置と一体に設けられている。ここで、本発明における空気の吸気 (給気を含む)あるいは排気は、強制的あるいは自然的の、ずれであってもよ!/、。

[0021] 図 1に示す空気清浄機 1は、例えば、建物（例えば、戸建てやマンション住宅の場合の廊下、階段或いは居間、寝室等の部屋)の天井に設置されている。

[0022] この空気清浄機 1は、ハウジング 2を有し、上記空気清浄装置と換気装置とは、後述するように、このハウジング 2内に独立して配置される。

[0023] ハウジング 2は矩形の箱形状を有し、このハウジングの下部は底板部 23によつて閉鎖される。このハウジング 2は、その下端部が室内の吊り天井 Tに設けられた開口部 T1内に挿入され、ブラケット 24を介して天井 Tに固定されている。空気清浄機 1 は、ブラケット 24を吊り天井 Tの上方にある天井壁（図示せず）にアンカーボルト等（図示せず)で固定することによって、天井 Tに固定される。

[0024] 空気清浄装置は、空気清浄機 1を設置した部屋以外の場所 (例えば、建物外部の外気)から清浄な外気を直接若しくは他の部屋を経由して取り入れる給気用吸込口 30または一つの部屋力空気を導入するための循環用吸込口 7と、空気を吹き出す吹出口（給気開口） 26と、給気用吸込口 30から吹出口 26へ延びる外気導入浄ィ匕風路 3と、空気を給気用吸込口 30から導入し外気導入浄化風路 3を通して給気開口 (吹出口） 26に圧送すると共に、循環用吸込口 7から、吸い込んだ空気を循環用浄化風路 300を通して、給気開口 26へ圧送するための浄化駆動機構、例えば、給気ファン 4と、空気が送られている間に空気を清浄ィ匕する浄化機構、例えば、空気清浄ユニット 10とを含む。この空気清浄装置における空気の流れが図 1に実線 Cで示されている。この実施例では、空気清浄機 1は、外気導入浄化風路 3、給気用吸込口 30 および循環用吸込口 7から空気を導入するように構成されて、る。

[0025] 換気手段としての排気装置は、空気を導入する吸気口 25と、空気を排出する排気口 200と、吸気口 25から排気口 200へ延びる排気風路 (換気風路） 5と、空気を吸気口 25から導入し排気風路 (換気風路） 5を通して排気口 200に圧送するための排気 (換気)駆動機構 6とを含む。尚、この排気 (換気)装置における空気の流れが図 1に破線 Eで示されている。この換気装置は、この実施例では、吸気口 25が、空気清浄機 1を設置した部屋に連通するように設けられこの室内空気を設置箇所以外の場所に排出するようにされている。この排出された空気によって、室内が負圧となり、外気吸込口 30から外気が導入されるようになってヽる。

[0026] 上記吸気口 7、吸気口 25および給気開口（吹出口） 26は、図 1に示すように、ハウジング 2の底板部 23に設けられている。

[0027] 尚、ハウジング 2の内部には、フィルター収納室 11と、給気導入室 12と、給気室 13と、排気導入室 14と、排気案内通路 15とがそれぞれ区画して設けられている。

[0028] 空気清浄装置における給気浄化駆動機構 4は、図示の実施例では、給気導入室 12内に配置され、給気ファン 19とこのファンを駆動する給気モーター 17とを有する。換気装置における換気駆動機構 6は、図示の実施例では、排気導入室 14内に配置され、排気 (換気)ファン 33とこの排気 (換気)ファンを駆動する換気モーター 1 8とを有する。

[0029] 浄化機構 (空気清浄ユニット） 10は、外気導入風路 3及び浄化風路 (循環風路 ) 300に浄ィ匕フィルター 8や分解処理ユニット 9の少なくとも何れかを備えている。浄ィ匕フィルター 8は、この実施例では、フィルター収納室 11に配置され、分解処理ユニット 9は、給気室 13内に配置されている。

[0030] この実施例にぉ、ては、浄ィ匕フィルター 8である防塵フィルター 8は、矩形で中空の枠体の中に HEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルターが取り付けられた形態を有し、この HEPAフィルターが空気を濾過することで空気中の塵塵埃や花粉等を捕獲するようになっている。この防塵フィルター 8は、例えば、フィルター収納室 11と給気導入室 12とを仕切って、る仕切壁 21に取り付けられて、る。この仕切壁 21には防塵フィルターを通過した空気を通すための開口部 22が形成されている。この防塵フィルター 8は筐体 2の下部を閉鎖する底板部 23を取り外すことで着脱可能とされている。尚、この実施例では、防塵フィルター 8には HEPAフィルターが用いられて、るが、 ULP Aフィルターやその他の高性能フィルターであってもよ!/、。

[0031] 吸気口 30にはダクトジョイント 31が取り付けられており、このダクトジョイント 31 にダクト 32の一端部が取り付けられている。このダクト 32の他端部は、この実施例では、一戸建て或いはマンション等の建物の外壁に開口されている図示しない開口部のダクトジョイントに接続され、建物の外気を建物内部に導入するようになって!/、る。なお、ダクト 32の他端部が他の部屋の天井や壁などの開口部に接続され、他の部屋などに外気を一旦取り入れた後に、この他の部屋から新鮮な外気を導入する可能性もめる。

[0032] 尚、吸気口 30にはダンパー D1が設けられており、このダンパー D1は図示しないモーター及びカム機構などの動力伝達機構や風力により、吸気口 30を開けたり、閉めたりすることができるようになつている。このダンパー D1の開閉制御は、制御回路 29からの制御命令により行われ、室内の循環空気の清浄のみを行う場合には、吸気口 30をダンパー D1で封鎖し、外気の導入と室内空気の清浄とを行う場合には、吸気口 30からダンパー D1を離す。風力の場合は上記動力伝達機構は必要としない

[0033] 空気清浄機 1は、リモートコントローラ Rcを有し、リモートコントローラ Rcには、臭気センサ S2と塵埃センサ S 1が設置されて!、る。臭気センサ S 2及び塵埃センサ S 1は制御装置あるいは制御回路 29から給電され、検出信号を制御回路 29に送信するように制御回路 29に接続されて、る。

[0034] 制御回路 29は、電源部及びマイコンとインターフェースとから成り、部屋の壁等に設置されるリモートコントローラ Rcと接続されている。制御回路 29は、このリモートコントローラ Rcの運転モード選択ボタンのオンオフ並びに臭気センサ S2、塵埃センサ S 1の検出結果に基づ!/、て、空気清浄機 1の給気モーター 17及び換気モーター 18 及び分解処理ユニット 9への電力供給制御を行う。

[0035] 尚、給気モーター 17及び給気ファン 19は、循環モーター及び循環ファンを兼用しており、同一或いは単一の給気モーター 17及び給気ファン 19により、循環モーター及び循環ファンを構成してもよ、。

[0036] フィルター収納室 11は、開口部 22を介して、給気導入室 12に接続されている。給気導入室 12にはファンケース 20と給気モーター 17とが配備される。給気モータ一 17は、給気導入室 12と排気導入室 14との間の仕切壁 16に取り付けられている。給気モーター 17の回転軸には、例えば、シロッコファン型の給気ファン 19 (室内循環ファン）が固定されている。給気モーター 17と換気モーター 18とは制御回路 29によつて制御される。尚、上記ファンはシロッコファン型とした力ターボファン型等、他の型式であってもよい。

[0037] 給気導入室 12と給気室 13とはファンケース 20によって仕切られている。ファンケース 20は、給気ファン 19の周囲を囲うように、仕切壁 16の上とハウジング 2の側壁部とに亘つて設置されている。ファンケース 20の給気ファン 19の側面に臨む部位には給気を吸い込むための吸込口 20Aが形成され、ファンケース 20の給気ファン 19 の円筒型の外周面に臨む部位は、吸い込んだ給気を、給気室 13に導くように開放されている。

[0038] 給気導入室 12の側壁部 2Rには、前述の浄化機構 10の一部を構成する分解処理ユニット 9が設置されている。分解処理ユニット 9は、正負イオン発生型のものが用いられている力光触媒型のものであっても良い。

[0039] 分解処理ユニット 9は、負イオンと正イオンとを同時に発生させて殺菌（除菌）を行うものであって、負イオンと正イオンを生成させるイオン発生部と、イオン発生部に電力を供給する電源部とを備えている。制御回路 29によって制御される電源部からイオン発生部に電力を供給することで負イオンと正イオンとを発生させ、この負イオン及び正イオンで空気中に浮遊する細菌や微細蛋白質粒子を分解して無害化し、空気を清浄ィ匕するものである。

[0040] 分解処理ユニット 9として、光触媒方式を用いる場合には、主として紫外線領域の光を発射する蛍光ランプ力なり、汚染物質を浄化する。

[0041] 浄ィ匕風路 5は、上述の如ぐ底板部 23の吸気口 25と排気口 200とを接続するように設けられた排気導入室 14および排気案内通路 15から構成されている。吸気口 2 5は、排気導入室 14と排気案内通路 15を経由し、ハウジング 2の右側の側壁部 2Rに形成された図示しない開口部を介して、排気用ダクトジョイント 27及びダクト 28に、接続されている。 [0042] 排気導入室 14には、換気ファン 33とこの換気ファン 33を囲むファンケース 34とが配設されており、換気モーター 18の回転軸にはシロッコファン型の換気ファン 33 が固定されている。換気モーター 18は制御回路 29によって制御される。ファンケース 34は、換気ファン 33の吸込ロカも空気を吸い込んで排気案内通路 15に送風するように仕切壁 16に設置され、換気ファン 33の周囲を囲っている。ファンケース 34の換気ファン 33の側面に臨む部位には給気を吸い込むための吸込口 34Aが形成され、ファンケース 34の換気ファンである排気ファン 33の円筒型の外周面に臨む部位は、吸、込んだ空気を、排気案内通路 15に導くように開放されて!、る。

[0043] 尚、排気案内通路 15内部にはダンパー D2が設けられており、ダンパー D2は図示しないモーター及びカム機構などの動力伝達機構により、排気案内通路 15を開けたり、閉めたりすることができるようになつている。このダンパー D2の開閉制御は、制御回路 29からの制御命令により行われ、室内の循環空気の清浄のみを行う場合には、排気風路 5をダンパー D2で封鎖し、室内空気の排気と室内空気の清浄とを行う場合には、ダンパー D2を水平にして排気案内通路 15を開く。

[0044] 図示の実施例における空気清浄機 1では、制御回路 29の制御に基づいて給気モーター 17を回転させると、ダクト 32、ダクトジョイント 31、外気導入開口部 30を経由して建物の外気力フィルター収納室 11に導入される。このとき、フィルター収納室 11には循環吸込口 7から室内の空気も導入される。フィルター収納室 11に導入された空気は、防塵フィルター 8によって濾過され、砂塵や塵塵埃或いは自動車ゃェ場等の煤煙が除去される。防塵フィルター 8にて濾過された空気は、ファンケース 20 の吸込口 20Aを介して給気ファン 19内に導入され、給気ファン 19の外周部から給気室 13内に送られる。給気室 13に送られた濾過された空気は、給気室 13の内壁に設置した分解処理ユニット 9により、殺菌（除菌)され、給気開口部 26から室内に給気される。

[0045] 図 4は、塵埃センサ S1及び臭気センサ S2の臭気検知或いは塵埃検知に基づいて、制御回路 29が給気モーター 17と換気モーター 18とを制御する状態を一覧表に示したものである。

[0046] 塵埃センサ S1及び臭気センサ S2の両者が塵埃も臭気も検出しないとき、給気モーター 17の回転数を少なくして弱状態とし、換気モーター 18もまた常時低風量の 24時間（常時)換気を行うように弱状態となっている。この 24時間換気は、連続的な運転もあるが、断続運転するようにしてもよい。

[0047] 塵埃センサ S1が塵埃を検出し、臭気センサ S2が臭気を検出しないとき、給気モーター 17の回転数を増大して強状態とし、換気モーター 18は 24時間換気より回転数を少し増やした中状態とする。これによつて、塵埃を濾過する力を増大して給気風量を増やし、換気風量も 24時間換気より増やして速やかに部屋の空気を清浄ィ匕する。

[0048] 塵埃センサ S1が塵埃を検出しないが、臭気センサ S2が臭気を検出する場合、給気モーター 17の回転数を弱と強の中間に位置する中状態とし、換気モーター 18 は中状態より更に回転数を増やした強状態とする。これによつて、多量の新しい空気を外部から導入して給気風量を少し増やすと共に、換気風量を中状態より増大して速やかに部屋の空気を換気する。

[0049] 臭気センサ S1が臭気を検出し、塵埃センサ S2が塵埃を検出する場合、給気モ一ター 17の回転数を増大して強状態とすると共に、換気モーター 18も強状態とする。これによつて、多量の新しい空気を外部力導入して給気風量を少し増やすと共に、換気風量を中状態より増大して速やかに部屋の空気を換気する。

[0050] 尚、塵埃センサ S1と臭気センサ S2と給気モーター 17,換気モーター 18との関係は塵埃センサ S1と臭気センサ S2センサに基づき、他の方法でもよぐ前記給気モ一ター 17および換気モーター 18を制御するものであれば、図 4に記載の制御内容に限定されるものではない。

[0051] 図 5乃至図 8は、別の実施例に力かる空気清浄機 40を示したものである。この空気清浄機 40は、ハウジング 41の内部には、フィルター収納室 42と、給気導入室 4 3と、給気案内室 44と、排気導入室 45と、排気導入室 45と図示しない排気案内通路を介して接続される排気ダクトジョイント 46とが設けられている。

[0052] 図 6に示す底板部 47には、室内の空気をノヽウジング 41の内部に吸い込んで循環させるための循環吸込口 48と、室内の空気をノヽウジング 41の内部に吸い込んで建物外部に排出するための排気開口部 49と、ハウジング 41の内部に吸い込んで濾過した空気を室内に給気するための給気開口部 50とが形成されてヽる。

[0053] ノヽウジング 41の内部には、給気通路と換気通路とがそれぞれ区画されて形成されている。給気通路は、底板部 47の循環吸込口 48 (循環用吸込口）と、フィルター収納室 42と、防塵フィルター 51と、仕切壁 52の開口部 53と、給気導入室 43と、給気案内室 44と、底板部 47の給気開口部 50とから形成されている。フィルター収納室 4 2と、給気導入室 43と、給気案内室 44と、防塵フィルター 51とは全て空気が通過できるように連通している。

[0054] 換気通路は、底板部 47の排気開口部 49と、給気案内室 44と区画された排気導入室 45と、給気導入室 45と区画された図示しない筒状の排気案内通路とから形成されている。図 7に示すように、排気開口部 49は、排気導入室 45と排気案内通路を経由し、ハウジング 2の側壁部に形成された図示しない開口部を介して、排気用ダタトジョイント 46に接続されている。また、ダクトジョイント 46には図示しないダクトが接続されており、空気清浄機 1はハウジング 41から離れた場所 (例えば、建物外部、他の部屋等)から空気を吸、込むことができるようになって!/、る。

[0055] 給気案内室 44にはファンケース 54と給気モーター 55並びに給気ファン 56とが配備される。給気モーター 55は、給気案内室 44と排気導入室 45との間の仕切壁 57 に取り付けられている。給気モーター 55の回転軸にはシロッコファン型の給気ファン 56 (給気ファン；室内循環ファン）が回り止めされて固定されて、る。給気モーター 55 は、前述の制御回路 29によって制御される。

[0056] ファンケース 54は、給気ファン 56の周囲を囲うように形成されており、給気ファン 56の側面に臨む部位には給気を吸い込むための吸込口 54Aが形成され、ファンケース 54の給気ファン 56の円筒型の外周面に臨む部位は、吸い込んだ給気を給気開口部 50から吹き出すように、開放されている。

[0057] 排気風路の排気導入室 45には、排気ファン 58とファンケース 59とが配設されており、排気モーター（換気モーター） 60の回転軸にはシロッコファン型の排気ファン 61が回り止めされて固定されている。排気モーター 60は前述の制御回路 29によつて制御される。ファンケース 59は、排気ファン 58の吸込ロカも空気を吸い込んで排気案内通路を経由してダクトジョイント 46に送風するように底板部 47に設置され、排気ファン 58の周囲を囲っている。ファンケース 59の下端部は底板部 47に固定されている。底板部 47の排気開口部 49は、排気ファン 58の側面に臨んでいる。

[0058] 防塵フィルター 51は、図 1の防塵フィルター 8と同様に HEPAフィルターから成つている。この防塵フィルター 51は、ハウジング 41の断面形状にほぼ対応する枠体（図示せず）に支持されており、防塵フィルター 51と仕切壁 52との間には防塵フィルタ一 51を通過した空気が通り抜けるための隙間が設けられている。この防塵フィルター 51は、着脱機構（図示せず）によって、循環吸込口 48 (循環用吸込口）から引き出して取り外すことができるようになつている。この着脱機構は圧入機構でも、掛止爪と掛止穴の機構でもよぐまたネジ機構でもよい。

[0059] 防塵フィルター 51のフィルター収納室 42側の面には、図示しない臭気センサと塵埃センサが設置されている。臭気センサ及び塵埃センサは、前述の制御回路 29 力も給電され、検出信号を制御回路 29に送信するように制御回路 29に接続されている。制御回路 29の構成、及び、臭気センサや塵埃センサによる給気ファン 56及び排気ファン 61の動作制御は、図 1乃至図 4に示されたものと同様であるのでその説明を用いて、更なる説明を省略する。

[0060] 図 9および図 10は換気機能付き空気清浄機の他の実施例を示す。

[0061] この空気清浄機 70は、部屋の天井 Tに設置されるものであり、ハウジング 71の中間部にある仕切壁 72の下に循環空気導入室 73が形成され、仕切壁 72の上に排気通路 74が形成されてヽる。

[0062] 循環空気導入室 73の底板部 80には循環空気吸込口 75が形成され、吸込口 7 5の上に防塵フィルター 76が設置されている。防塵フィルター 76は、規模は小さいが矩形の枠体に HEPAフィルターが設置されていることは前述のものと同様であるので、同様の説明を用いる。

[0063] 仕切壁 72にはモーター 77が設置されており、このモーター 77の回転軸の上下に循環ファン 78と排気ファン 79とがそれぞれ固定されて、る。仕切壁 72の下面には塵埃センサ S1と臭気センサ S2が取り付けられている。モーター 77は制御回路 29の命令に基づいて回転し、塵埃センサ S1と臭気センサ S2は制御回路 29に臭気や塵埃を検出してモーター 77の回転数を増大させる。 [0064] 底板部 80には、図 10に示すように、循環ファン 79の空気を再び室内に戻す吹出口 81と、室内の汚れた空気を排出するための排気用吸込口 82とが形成されている。室内の汚れた空気は、排気ファン 79により、排気用吸込口 82からハウジング 71 内部に導入され、ファンケース 83の吸込口 83Aを通って、排気開口部 84を経由し、ダクトジョイント 85とダクト 86を経由して建物外部に排気される。

[0065] 図 11は部屋 R1の壁部 W1に空気清浄機 1、 40、 70を設置した場合を示すものであり、図 12は部屋 R1の壁部 W1に空気清浄機 1、 40、 70を埋め込んで設置した場合を示すものである。壁部 W1に空気清浄機 1、 40、 70を埋め込んで設置した場合には、壁部 W1内部にダクトの配管を行う。

[0066] 図 13は、設置した部屋の空気を循環して清浄化する空気清浄機 80を示す。

この空気清浄機 80は、ハウジング 81の内部に防塵フィルター 82と、シロッコファンからなる循環ファン 83と、ファンモーター 84と、ファンケース 83Aを備えており、ファンモ一ター 84を回転させることによって、ノ、ウジング 81の底板部に形成された循環用吸込口 85から室内空気を吸い込み、防塵フィルター 82で濾過した後、再び吹出口 86 カゝら室内に清浄ィ匕した空気を送風する構成とされている。

[0067] 防塵フィルター 82と循環ファン 83との設置空間は、仕切壁 82Aで仕切られており、仕切壁 82Aに開口部 82Bが形成されている。また、ファンモーター 84を固定する仕切壁 87にはファンケース 83Aが取り付けられており、ファンケース 83Aは循環フアン 83の回転中心側に空気を導入する吸込口 83Bが開口されている。ファンケース 83Aの他端部は開放されており、循環ファン 83の放出する空気を吹出口 86に送り出すようになつている。

[0068] ファンモーター 84を固定する仕切壁 87の下部には制御回路 29が設置されており、この制御回路 29には、商用電源とファンモーター 84の他に塵埃センサ S1と臭気センサ S2とが接続されている。塵埃センサ S1と臭気センサ S2とは防塵フィルター 82に取り付けられている。

[0069] また、吹出口 86の内壁面には浮遊細菌や有害物質を正イオンと負イオンで分解処理する分解処理ユニット 86Aが設置されて!、る。この分解処理ユニット 86Aは、制御回路 29の制御命令により、商用電源の電力供給を受けて高電圧を発生し、空気中の水分を分解して水素イオンと酸素イオンを発生させ、浮遊細菌や有害物質を分解する。ファンモーター 84は制御回路 29の命令に基づいて回転し、塵埃センサ S 1と臭気センサ S2が制御回路 29で臭気や塵埃を検出してファンモーター 84の回転数を増大する。

[0070] 図 14は、図 13の空気清浄機 80の変形例を示している。この空気清浄機 80— 2 は、建物の外部の空気を吸い込むため、若しくは、他の部屋又は広い面積を有する同じ部屋 (例えば、リビングダイニングルームや廊下等）の他の部位の空気を清浄ィ匕するために、循環用吸込口 85の開口された空間の側壁部 81Lに、外気導入開口部 88が形成されている。この外気導入開口部 88の外側には筒状のダクトジョイント 88 Dが取り付けられ、ダクトジョイント 88Dにダクト 89の一端部が取り付けられている。

[0071] ダクト 89の他端部は、建物の外部の空気を吸い込む外気吸込口（図示省略）、若しくは、他の部屋又は広い面積を有する同じ部屋 (例えば、リビングダイニングルームゃ廊下等）の他の部位 (例えば、天井や壁）の吸込用開口部に接続されて!、る。その他の構成は、図 13の空気清浄機 80の構成及び動作と同様であるので、その説明を援用する。

[0072] 図 15は、図 14の空気清浄機 80— 2を更に変形した例を示したものである。この空気清浄機 80— 3は、図 14の空気清浄機 80— 2の底板部に、循環用吸込口 85が開口されておらず、防塵フィルター 82の設置された空間の側壁部 81Lに、外気導入開口部 88が形成されている。

[0073] この外気導入開口部 88の外側には筒状のダクトジョイント 88Dが取り付けられ、ダクトジョイント 88Dにダクト 89の一端部が取り付けられている。ダクト 89の他端部は、建物の外部の空気を吸い込む外気吸込口（図示省略）、若しくは、他の部屋又は広、面積を有する同じ部屋 (例えば、リビングダイニングルームや廊下等）の他の部位 (例えば、天井や壁）に設けられた吸込用グリル G1に接続されている。その他の構成は、図 14と同様であるので、その説明を援用する。

[0074] 図 16は、設置室内の空気を清浄化する空気清浄機 80— 4を示す。この空気清浄機 80— 4は、設置室内の空気を吸い込んで同じ室内の離れた他の場所に清浄な空気を送り出すように、図 13に示す空気清浄機 80を変形させたものである。 [0075] この空気清浄機 80— 4は、室内の空気を吸い込むための循環用吸込口 85を備えているが、循環ファン 83の放出する空気を吹き出すための吹出口 86が形成されておらず、その代わりに、空気清浄機 80— 4の循環ファン 83の下流側空間の側壁部 81Rに吹出口用開口部 90が形成されて、る。

[0076] この吹出口用開口部 90の外側には筒状のダクトジョイント 91が取り付けられ、ダクトジョイント 91にダクト 92の一端部が取り付けられている。ダクト 92の他端部は、他の部屋又は広、面積を有する同じ部屋 (例えば、リビングダイニングルームや廊下等）の他の部位 (例えば、天井や壁）の吹出口用グリル G2に接続されている。その他の構成は、図 13と同様であるので、その説明を援用する。

[0077] 図 17は、図 15、図 16の空気清浄機の機能を併用させたものであり、この空気清浄機 80— 5のハウジング 81の底板部には循環用吸込口 85や吹出口 86が形成されていないが、側壁部 81Lには、防塵フィルター 82の設置された空間の側壁部 81L に、外気導入開口部 88が形成されている。

[0078] この外気導入開口部 88の外側には筒状のダクトジョイント 88Dが取り付けられ、ダクトジョイント 88Dにダクト 89の一端部が取り付けられている。ダクト 89の他端部は、建物の外部の空気を吸い込む外気吸込口（図示省略）、若しくは、他の部屋又は広、面積を有する同じ部屋 (例えば、リビングダイニングルームや廊下等）の他の部位 (例えば、天井や壁）に設けられた吸込用グリル G1に接続されている。

[0079] また、空気清浄機 80— 4の循環ファン 83の下流側空間の側壁部 81Rに吹出口用開口部 90が形成されて、る。

[0080] この吹出口用開口部 90の外側には筒状のダクトジョイント 91が取り付けられ、ダクトジョイント 91にダクト 92の一端部が取り付けられている。ダクト 92の他端部は、他の部屋又は広、面積を有する同じ部屋 (例えば、リビングダイニングルームや廊下等）の他の部位 (例えば、天井や壁）の吹出口用グリル G2に接続されている。その他の構成は、図 13と同様であるので、その説明を援用する。尚、空気清浄機 80— 5のハウジング 81の底板部には循環用吸込口 85や吹出口 86が形成されていてもよい。

[0081] この実施例の空気清浄機 80— 5によれば、同一室内のある場所力空気を吸い込んで同一室内の他の場所に清浄ィ匕した空気を送り出すことができ、例えば、リビングルーム等の窓際の領域力空気を吸、込んで、居住者が通常、る場所 (例えばソファーやテーブル等のある場所)或いは、空気の滞留しそうな部屋の隅角などに清浄ィ匕した空気を送り込むことも可能であり、広範囲にわたる空気の清浄ィ匕を行うことができる。このダクト 89、 92は、同一室内に限らず、別々の部屋であってもよぐある部屋から吸い込んだ空気、或いは、建物外部から吸い込んだ空気を清浄化した後に、中間ダクトファンなどを用いて一つの部屋だけでなく複数の部屋に清浄ィ匕した空気を送り出すことも可能である。この清浄ィ匕する前の空気を吸い込むためのダクト自身も一つであるとは限らず、複数であってもよい。このようにすると、複数の部屋の空気或いは建物外部の空気を吸い込んで濾過し、更に、部生物や有害物質を分解処理して清浄ィ匕した後に、複数の部屋或いは広い部屋の隅々にきれいな空気を送り出すことができ、住環境の清浄化が促進されることになる。

[0082] 図 18乃至図 26は、図 1に示した換気機能付きの空気清浄機 1のダクト設置例を示すものである。

[0083] 図 18の空気清浄機 1は、前述のように換気機構が設けられているものであると共に、清浄機本体の外気導入開口部 30 (ここでは、循環空気吸込口として使用する )のダクトジョイント 31には、端末部が複数に分岐する吸込ダクト 100が接続されている。吸込ダクト 100の端末部は、居室 R2乃至 R5の天井部に設けられたグリル G1 (図 17参照）に接続されている。また、清浄機本体の循環空気の吹出口 26には、清浄な空気を居室 R2乃至 R5に送るために先端部が複数に分岐するダクト 101が接続されている。ダクト 101の先端部には吹出口用のグリル G2が接続されている。更に、排気用のダクト 28は建物の外部に通じている。清浄機本体 1の排気開口部 25は廊下の天井力廊下に向かって開口している力通風口を有する化粧用フロントパネル等により覆われており、排気ファン 33によって排気開口部 25から吸い込まれた空気は、ダタト 28を経由して建物外部に排出される。

[0084] この建物の構造によれば、別々の部屋 R2乃至 R5の室内の空気をダクト 100を経由して集め、空気清浄機 1で集中的に清浄ィ匕して、再び部屋 R2乃至 R5の室内に戻すので、建物全体の空気清浄^^中的に行うことができるとともに、ダクト 100、 10 1にシャッター等の開閉部材を設けることで、個々の部屋毎に給気や排気を制御することもできる。このため、低コストであると共に省エネルギーに有利である。更に、換気機構により建物全体の換気をも行うことができるので、空気清浄のみならず換気を含めて集中的にコントロールできることになる。

[0085] 図 19に示された空気清浄機 1には、前述のように換気機構が設けられている。

清浄機本体の循環空気の吹出口 26には、清浄な空気を居室 R2乃至 R5に送るために先端部が複数に分岐するダクト 101が接続されている。ダクト 101の先端部には吹出口用のグリル G2が接続されている。更に、排気用のダクト 28は建物の外部に通じている。

[0086] この建物の構造によれば、別々の部屋 R2乃至 R5の室内の空気をダクト 100を経由して集め、空気清浄機 1で集中的に清浄ィ匕して、再び部屋 R2乃至 R5の室内に戻すので、建物全体の部屋の空気清浄を集中的に行い、建物の個々の部屋毎に空気清浄を行うことができ、低コストであると共に省エネルギーに有利である。更に、換気機構により各部屋 R2乃至 R5の扉等のアンダーカットを介して建物全体の換気をも行うことができるので、空気清浄のみならず換気を含めて集中的にコントロールできることとなる。

[0087] 図 20は、図 19の建物構造の変形例を示したものであり、各部屋 R2乃至 R5の天井或いは壁等に塵埃センサ S 1或、は臭気センサ S2の何れか若しくは双方を設置している。この塵埃センサ Sl、臭気センサ S2は制御回路 29に接続され、制御回路 29のマイクロコンピュータの給気モーター 17並びに排気モーター 18の駆動プログラムに、部屋 R2乃至 R5の何れかの塵埃センサ S1或いは臭気センサ S2が、塵埃或いは臭気を検出したときに、給気モーター 17或いは排気モーター 18の回転数を上げて空気清浄化と換気とを促進するものである。

[0088] また、例えば、各部屋 R2乃至 R5に分岐するダクト 101の分岐部分等にダンバ一或いはシャッター等の風量調整手段を設け、これらのダンパー或いはシャッター等に、駆動機構 (モーター及びギア 'カム'リンク機構等)を設け、ダンパー或いはシャツター等のモーターに商用電源のリレーを設け、このリレーを制御回路 29により制御するように構成し、部屋 R2乃至 R5の何れかの部屋の塵埃センサ S1或いは臭気センサ S2が、塵埃或いは臭気を検出しないときには、制御回路 29により、臭気や塵埃を検出しない部屋 R2乃至 R5についてはシャッターやダンパーで分岐するダクト 101を閉じてちょい。

[0089] 図 21は空気清浄機 1の本体を 1つの部屋 R2 (例えばリビングルーム）の天井に設置し、部屋 R2の空気の清浄ィ匕ゃ室内空気の排気については、空気清浄機 1の底板部の循環用吸込口 7及び排気開口 25から空気を吸い込むようにした例を示す。

[0090] ここで、空気を循環する場合には、循環用吹出口 26のダクト 101の一部から部屋 R2に清浄ィ匕した空気を送り出す。他の部屋 R3 (居間）については、ダクト 100により室内空気を吸、込んで空気を清浄化し、ダクト 101により清浄化した空気を部屋 R 3に送り出すようになっており、部屋 R4、R5 (居室）については、ダクト 100により室内空気を吸、込んで空気を清浄ィ匕したり、ダクト 101により清浄ィ匕した空気を部屋 R3に送り出したり、できるようになつている。

[0091] 図 22は、部屋 R3、 R4に塵埃センサ SI或いは臭気センサ S2の何れか若しくはいずれも設置した場合の構成例を示す。この場合の空気清浄機 1の制御方法は、図 20で説明したものと同様であるので、その説明を援用する。

[0092] 図 23は、制御回路 29を制御する要素として、部屋 R2乃至 R5の照明スィッチ S 3を接続したものである。図 24に示すように、この照明スィッチ S3が商用電源と接続されているとき、その照明スィッチ S3によって断続される電流の一部を制御回路 29 に送信することで、制御回路 29は照明スィッチ S3が ONしていること、或いは OFFしていることを検知できる。照明スィッチ S3が ONであれば、空気清浄機能を司る給気モーター 17並びに排気を司る排気モーター 18は、通常の自動運転 (センサ Sl、 S2 による回転数の大小制御もある）を行い、照明スィッチ S3が OFFであれば、給気モ一ター 17並びに排気モーター 18は風量を抑えた自動運転（センサ Sl、 S2による回転数の大小制御もある）を行う。

[0093] これによつて、人がいない部屋や就寝状態に入った部屋の音を少なくでき、静力な安眠状態を確保できることとなる。

[0094] 図 25は、複数の部屋の空気清浄機 1同士を制御線で接続したものを示す。図 2 5の空気清浄機のシステムでは、ある部屋 R2の空気清浄機 1の運転が始まると、それに連動して他の部屋 R3、 R4の空気清浄機 1も動作を開始し、より広範囲の空気を清浄ィ匕することができるように構成されて、る。

[0095] すなわち、屋内の複数の場所 (部屋 R2乃至 R5等）に塵埃センサ S1或いは臭気センサ S2等のセンサ、若しくはスィッチを配置し、それらのセンサ或いはスィッチの何れ力が ONするとき、又は、 OFFするときに複数の空気清浄機 1の運転を開始したり、停止したりするものである。各空気清浄機 1の制御回路 29は、相互に制御信号のやりとりができるように、制御線で接続されている。何れかの空気清浄機 1が作動され、塵埃センサ S1や臭気センサ S2が ONすると、他の空気清浄機 1も空気清浄機能や排気機能を高めて建物全体の空気の浄ィ匕や換気を行うものである。

[0096] 図 26は、図 25の変形例を示し、この変形例では、複数の空気清浄機 1を互いに通信線或、は制御線 C 1で接続したものであり、各空気清浄機 1の塵埃センサ S 1 或いは臭気センサ S2の何れか又は双方が塵埃又は臭気を検出したとき、相互に検出結果を送信し合って、所定の動作内容で同時に空気清浄や排気 (換気)を行う。

[0097] 例えば、複数の空気清浄機 1が、それぞれ同時に或いは異なった時期に決められた時間或いは風量等で空気清浄や換気を行う等の制御を行う場合が考えられるし、データ通信装置 (例えば、電話機やネットワーク装置を用いて、外部から空気清浄を命令したり、空気の状態の監視や室内設備等或いは室内状態の監視をしたりすることも可能となる。この例では、リビングルームや廊下などの広い部屋或いは室内空間の空気清浄ィ匕ゃ換気を同時に速やかに行うことができる。

[0098] 図 27は空気清浄機 1と中間ダクトファン 110並びにパイプファン 111を制御線 C 1、 C2により接続した構造を示す。中間ダクトファン 110はファン及びファンモーター（図示省略)を備えており、吸込用のダクト 112から空気を吸い込んで排出用のダクト 1 13から吸い込んだ空気を戸外に排出可能とされている。また、パイプファン 11は、モ一ターを回転させてファンを動かし、室内の空気を戸外に排出できるようになつている。空気清浄機 1は排気用ダクト 28を備えている力この排気用ダクト 28は無くても良い。空気清浄機 1が内蔵する塵埃センサ S1或いは臭気センサ S2の何れかが塵埃や臭気を感知したときに、空気清浄機 1も空気清浄機能及び排気機能 (換気機能)を高めるように、モーターの回転数を増大する力同時にパイプファン 111や中間ダクトファン 110のモーターにも回転数を上げる制御信号を出して排気 (換気)機能を高める。従って、中間ダクトファン 110やパイプファン 111は、新たにマイコン等を設置しなくても、モーターの電源回路にリレー等を設置し、空気清浄機 1のマイコンとこれらのリレー等を制御可能に接続し、空気清浄機 1のマイコン制御により、中間ダクトファン 110やパイプファン 111の駆動制御を行うことができる。

[0099] 尚、空気清浄機 1の換気機能には、 24時間（常時)換気を行うような常時換気モードが設けられており、中間ダクトファン 110やパイプファン 111の他の換気装置の常時換気機能と併せて、トータルで、住宅の換気対象エリア (住宅全体の換気対象エリァ又は住宅が複数回の場合は、各階毎の換気対象エリア等)の容積の所定換気回数 (例えば、 0. 5回 Zh)を満たすようになつている。

[0100] 塵埃センサ S1或いは臭気センサ S2の何れかが感知した時に、中間ダクトファン 110及びパイプファン 111の駆動を制御し、モーターの回転数を増大するようになつているが、臭気や塵埃を感知しない部屋については、モーターの回転数を下げて、換気風量を落とすことにより、トータルで、一定換気量に近づけるような制御を行つている。

[0101] 例えば、臭気や塵埃を検知した部屋にパイプファン 111が設置されていた場合には、ノイブファン 111のモーターの回転数を上げて、換気量を増やすが、中間ダクトフアン 110については、モーターの回転数を下げるようにして、住宅全体等の対象エリアの換気量としては、所定の換気回数を満たし、常時一定に近づけるように制御している。

[0102] また、冬季において、所定換気回数 (例えば、 0. 5回 Zh)を少なくする（例えば

、0. 3回 Zh)ようにする場合には、中間ダクトファン 110とパイプファン 111のみ駆動させ、所定の換気回数を満たすようにしてもよい。冬季モードへの切り換えは、リモートコンローラに設けたスィッチで切り換えてよぐ室内に設置されたリモートコントローラに日付を入力して、自動的に 24時間換気の換気量を少なくするようにしてもよい。

[0103] さらに、空気清浄機 1が中間ダクトファン 110やパイプファン 111の複数の換気装置を制御しているが、他の換気装置等の機器でもよぐ単一の機器でもよい。尚、センサ S1或いは、臭気センサ S2は空気清浄機 1内に設置した力リモートコントローラやその他室内に設置されて、てもよ、。 [0104] 図 28Aおよび図 28Bには、部屋 R2の空気清浄機 1に中間ダクトファン 110或いは浴室換気装置 120を接続した例を示す。この例では、空気清浄機 1が作動するようにスィッチがオンされたとき、或いは、空気清浄機 1に内蔵するセンサ或いは部屋に設けたセンサによって臭気や塵埃が検出された時に、中間ダクトファン 110或いは浴室換気装置 120を駆動して室内空気を排出する換気を行う。

[0105] 中間ダクトファン 110の動作において、部屋 R2ではダクト 114から室内空気が吸い込まれ、排気用ダクト 112を通して屋外へ排出される。尚、室内空気吸込ダクトが設けられていない室内においては、ドアのアンダーカット部 Uを通してダクト 113、 1 14、 115に集められた室内空気は室内又は屋外へ排出される。尚、浴室換気装置 1 20は衣類乾燥機能や暖房機能を有する浴室乾燥機等の浴室空調装置であっても良い。

[0106] 図 29は、部屋 R2の空気清浄機 1に給排気ユニット 116である換気装置を接続した例を示す。図 29の熱交換型換気装置 116は、前述した 24時間（上記)換気機能を備えており、全熱交換器等の熱交換器が配置され、外気導入ダクト 117と外気導入ファン（図示せず）によって、外気を取り入れて、室内に給気ダクト 118を介して供給する。

[0107] また、室内の空気は、各部屋のドアと床面の間のアンダーカット部を通して吸引され、廊下等の所定の位置に設置された熱交換型換気装置の本体下面に設けられた室内空気吸、込み口（図示せず)から図示しな、排気ファンにより吸、込まれる。熱交換型換気装置に吸い込まれた室内空気は、図示しない外気導入ファンにより熱交換型換気装置に導入される室外の外気と潜熱及び顕熱を熱交換して、屋外へ排出されるようになつている。

[0108] 尚、熱交換型換気装置の熱交換器は、潜熱及び顕熱を熱交換するものでなく、顕熱交としても良い。

[0109] 空気清浄機 1の本体或いは部屋に設けたセンサによって臭気や塵埃が検出された時に、空気清浄機 1を作動して室内空気を浄化すると共に、熱交換型換気装置 116が駆動して室内空気を排出すると共に室内に外気を供給する換気を行う。熱交換型換気装置 116は空気清浄機 1と連動して作動してよぐ換気装置 116のみで作動してちょい。

[0110] 熱交換型換気装置 116に換えて、給気ユニットとして、外気を室内に給気する構成のみとしてもよ、。この場合に図 28Aに記載の中間ダクトファン 110と連動して、センサの検出結果に応じて、空気清浄機 1を作動させながら、給気ユニットで外気を室内へ給気して、中間ダクトファン 110で室内空気を排出するようにしてもょ、。

[0111] 空気清浄機 1は、連続的または断続的に駆動する常時 (24時間)換気機能を備えており、近年問題となっているホルムアルデヒドや VOCといった有害物質を常時排出できるようになつている。また、図 28Aの中間ダクトファン 110や図 28Bの浴室換気装置 120にも 24時間（常時)換気機能があり、住宅全体の容積等に関して所定ェリアの容積の 0. 5回 Z時間（h)の換気回数を満たすようになつている。

[0112] この場合に、中間ダクトファン 110や浴室換気装置 120のみで、前記換気回数を満たすようになって!/、ても良!、が、その場合にファンやモーター等の装置が大型化してしまう可能性がある。しかし、空気清浄機 1の換気機能を利用することにより、中間ダ外ファン 110や浴室換気装置 120を大型化しなくても、空気清浄機 1の換気機能と中間ダ外ファン 110や浴室換気装置 120等の複数の機器の常時換気機能により、住宅の必要換気回数を満たすことができる。

[0113] 冬季においては、所定換気回数 (例えば、 0. 5回 Zh)を少なくする（例えば、 0 . 3回 Zh)ようにしても良い。その場合には、中間ファクトファン 110や浴室換気装置 120の 24時間常時換気機能 (モード）時の換気量が下がるようにモーターの回転数を下げるように制御する。冬季モード等の弱換気モードへの切り換えは、リモートコンローラに設けたスィッチで切り換えてよぐ室内に設置されたリモートコントローラに日付を入力して、冬季となった場合に、自動的に 24時間換気の換気量を少なくするようにしてもよい。

[0114] 塵埃センサ S1と臭センサ S2を検知したときに、空気清浄機 1の換気モーター 1 8の回転量を増大して換気量を増やした場合には、中間ダクトファン 110や浴室換気装置 120のファンモーターの回転数を低速回転として換気量を少なくし、住宅全体等で一定の風量に近づけるような制御を行っている。

産業上の利用可能性上述の如ぐ本発明を好ましい実施例について述べてきた力本発明は、上記実施例に限定されることなぐ種々の住宅、ビル、スポーツ施設の換気に適用することがでさる。

Claims

請求の範囲

[I] 空気を導入し清浄化し吹き出す空気清浄装置と、空気を吸入し排気するための換気装置とを備え、前記換気装置は、前記空気清浄装置と一体に設けられている空気清浄機。

[2] 前記空気清浄装置と換気装置とは、一つのハウジング内に独立して配置されている請求項 1記載の空気清浄機。

[3] 前記空気清浄装置は、空気を導入する吸気口と、空気を吹き出す吹出口と、前記吸入口から吹出口へ延びる浄化風路と、空気を前記吸気口から導入し前記浄化風路を通して吹出口に圧送するための浄化駆動機構と、空気が送られている間に空気を清浄化する浄化機構とを含む請求項 1記載の空気清浄機。

[4] 前記換気装置は、空気を導入する吸気口と、空気を排出する排気口と、前記吸入口から排気口へ延びる排気風路と、空気を前記吸気口から導入し前記排気風路を通して排気口に圧送するための換気駆動機構とを含む請求項 1記載の空気清浄機

[5] 前記浄化駆動機構は、給気ファンと該給気ファンを駆動する給気モーターとを有する請求項 3に記載の空気清浄機。

[6] 前記換気駆動機構は、換気ファンと該換気ファンを駆動する換気モーターとを有する請求項 4に記載の空気清浄機。

[7] 前記換気装置は、連続的又は断続的に駆動される請求項 4記載の空気清浄機。

[8] 前記浄化機構は、空気清浄フィルターを備えて、る請求項 3記載の空気清浄機。

[9] 前記浄化機構は、空気中の浮遊細菌を殺菌したり、空気中の有害物質を分解したりする分解機能を有する分解処理ユニットを備えている請求項 3記載の空気清浄機。

[10] 建物の天井または壁に設置される請求項 1記載の空気清浄機。

[II] 空気を導入し清浄化し吹出口から吹き出す空気清浄装置と、該空気清浄手段該空気清浄装置と一体に設けられ空気を吸入し排気するための換気装置と、前記排気口に接続された少なくとも一つのダクトとを備えている空気清浄システム。

[12] 空気を吸込ロカ導入し清浄ィ匕した空気を吹出口より吹き出す空気清浄装置と、該空気清浄装置と一体に設けられ空気を吸入し排気するための換気装置と、前記吸気口に接続された少なくとも一つのダクトとを備えている空気清浄システム。

[13] 空気を浄化する空気清浄機と、該空気清浄機の本体に設けられ清浄化済みの空気を吹き出す吹出口と、一端が前記吹出口に接続され清浄化済みの空気を給気するための配風用ダクトとを備え、前記配風用ダクトの他端部を前記清浄機本体力も離れた場所まで延ばして、室内に設けられた吹出口に接続した空気清浄機システム。

[14] 空気を浄化する空気清浄機と、該空気清浄機の本体に設けられ空気を吸入する吸気口と、一端が前記吸気口に接続されたダクトとを備え、前記ダクトの他端部を前記清浄機本体から離れた場所まで延ばして、室内に設けられた吸気口に接続した空気清浄機システム。

[15] 空気を吸い込み、清浄化した後に所定の室内に吹き出す空気清浄機と、該空気清浄機とは独立に配置された空調機器と、前記空気清浄機と空調機器との作動を制御する制御部とを備えて、る空気清浄システム。

[16] 前記空気清浄機若しくは空調機器の少なくとも一つに設けられた換気装置を更に備えている請求項 15記載の空気清浄システム。

[17] 所定の換気回数を満たすように前記換気装置を制御する制御装置を更に備えて！/、る請求項 16記載の空気清浄システム。

[18] 建物に設置した複数の空気清浄機と、前記空気清浄機を制御する制御回路と、該制御回路の何れかに接続されたセンサとを備え、前記センサの検出結果に基づいて複数の空気清浄機をそれぞれの所定のモードで運転するように、前記複数の空気清浄機の制御回路同士を相互に通信可能に接続した空気清浄システム。

[19] 制御回路を有する複数の空気清浄機と、台所、居間、廊下等の臭気の発生しやすい場所に設置され前記複数の空気清浄機の制御回路に接続された臭気センサとを備え、前記臭気センサが臭気を検出したときに、前記複数の空気清浄機の何れかをそれぞれの所定のモードで運転するように、前記複数の空気清浄機の制御回路同士を相互に通信可能に接続した空気清浄システム。

[20] 所定の室から空気を吸い込み、清浄化した後に浄化空気を前記室内に導入する空気清浄機と、室内の照明スィッチに連動して、前記室内へ導入される浄化空気の空気量を変更するように制御する制御装置とを備えた空気清浄システム。