JP2001041200A - 渦発生防止装置を備えるポンプ装置 - Google Patents

渦発生防止装置を備えるポンプ装置

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JP2001041200A JP11210283A JP21028399A JP2001041200A JP 2001041200 A JP2001041200 A JP 2001041200A JP 11210283 A JP11210283 A JP 11210283A JP 21028399 A JP21028399 A JP 21028399A JP 2001041200 A JP2001041200 A JP 2001041200A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定した運転を維持し、またポンプ吸込水槽
の小形化、高流速化を可能とすることによって、ポンプ
システム全体の建設費の低減ができる渦発生防止装置を
備えるポンプ装置を提供する。 【解決手段】 ポンプ吸込水槽1内にポンプ吸込管4及
びベルマウス3が設置され、渦発生防止装置を備えるポ
ンプ装置において、渦発生防止装置は、円筒状部材6を
ポンプ吸込管4の外周にポンプ吸込管とは間隔をおいて
配置してポンプ吸込管と円筒状部材との間に流路7を形
成するとともに、円筒状部材6の全周に多数の孔8を形
成し、ポンプ吸込水槽1内の水をポンプ吸込管4の上流
側の孔ないし上流側の側壁に近い側の孔から流入させ、
下流側の孔ないし下流側の側壁に近い側の孔から流出さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気吸込渦、水中
渦の発生を防止する渦発生防止装置を備えるポンプ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ポンプ吸込水槽内にポンプ吸込管及びベ
ルマウス(吸込口)を設置してポンプ装置を運転する
と、吸込口付近に達する渦を生じる場合がある。
【0003】すなわち、図9の側面図(a)、平面図
(b)を参照して説明すると、30はポンプ吸込管でベ
ルマウス31を有し、ポンプ吸込水槽32内の水中にポ
ンプ吸込管30が直立して設置されているような場合、
渦の中心に空洞が発生すると、空気吸込渦(Aで示
す)、水中渦(Bで示す)などと呼ばれる渦となり、こ
れら渦が吸い込まれるとポンプ装置の振動、騒音などと
なって現われ、ポンプ装置に悪影響を与える。また、こ
れらの渦の中で特に空気吸込渦は、一般に、図(a)に
示すように水面付近の流れがポンプ吸込管30を通り過
ぎる際にポンプ吸込管30の下流側で剥離し、旋回する
流れ(以下、旋回流という)が生じるために発生するこ
とが多い。剥離による渦は、ポンプ吸込管30を通り過
ぎる流れが速いほど生じ易く、それゆえ特に空気吸込渦
の場合はベルマウス31の流速Vb、ポンプ吸込水槽の
流速Vsが大きくなるほど発生し易いため、ポンプ吸込
水槽の省スペース化の妨げになっていた。
【0004】このような渦を防止するために、従来は、
例えば日本機械学会発行の「日本機械学会基準JSME
004−1984」第25頁解説表3・1に示されてい
るような各種の渦発生防止装置が使用されている。
【0005】特に、前記ポンプ吸込管30の下流側で発
生する空気吸込渦に対しては、図10に示すような、ポ
ンプ吸込管30の上流側でポンプ吸込水槽の水面付近の
流れを遮断する渦防止板33を設置し、水面付近の流速
を小さくしてポンプ吸込管30下流側での流れの剥離に
基づいて発生する渦を防止することが多かった。
【0006】また、図11に示すように、ポンプ吸込管
30の外周を囲み外周との間に間隔をおいて渦防止板3
4を配置し、ポンプ吸込水槽内の水をポンプ吸込管30
の上流側及び斜め上流側から流入させ、下流側から流出
させるものも知られている。
【0007】さらに、特開平8−68396号公報で開
示されるように、ポンプ吸込管の外周を円筒状部材で囲
み、ポンプ吸込水槽内の水をポンプ吸込管の上流側及び
斜め上流側から流入させ、下流側から流出させるポンプ
装置も知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記図10に
示す渦発生防止板では、ポンプ吸込水槽の流速が大きく
なると、図12に示すように流れが板33の下方を通
り、ポンプ吸込管30の下流側から水面に回り込んでポ
ンプ吸込水槽の上流側に逆流し、板33の下流側で空気
吸込渦が発生することが多かった。
【0009】また、ポンプ吸込水槽の上流側の水路形状
の影響により、図13(a)(b)に示すように、板3
3の上流側で水路の水平方向に偏流が生じた場合、板3
3の上流側で渦が発生し空気吸込渦となってポンプ吸込
管30に吸込まれる場合があった。
【0010】また、図11に示す防止板34の場合は、
上流側からの流れがポンプ吸込管30と防止板34との
間を通って下流側から流出するものであるが、流出する
範囲が狭くその位置も固定されているために、上流側に
偏流が生じた場合にポンプ吸込管30の下流側での旋回
流の生成を防止する流れになるとは、必ずしもいえなか
った。
【0011】また、上記公報で開示されるポンプ装置に
ついても、上流側に偏流が生じた場合に下流側の旋回流
の生成を防止できるように充分に配慮されているとは、
必ずしもいえなかった。
【0012】したがって、ポンプ吸込水槽の省スペース
化すなわち高流速化の妨げとなっていた。
【0013】本発明の目的は、安定した運転を維持し、
またポンプ吸込水槽の小形化、高流速化を可能とするこ
とによって、ポンプシステム全体の建設費の低減ができ
る渦発生防止装置を備えるポンプ装置を提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る渦発生防止装置を備えるポンプ装置の
構成は、ポンプ吸込水槽内にポンプ吸込管及びベルマウ
スが設置され、渦発生防止装置を備えるポンプ装置にお
いて、前記渦発生防止装置は、円筒状部材をポンプ吸込
管の外周にポンプ吸込管とは間隔をおいて配置して前記
ポンプ吸込管と円筒状部材との間に流路を形成するとと
もに、円筒状部材の全周に孔を形成し、前記ポンプ吸込
水槽内の水をポンプ吸込管の上流側の孔ないし上流側の
側壁に近い側の孔から流入させ、下流側の孔ないし下流
側の側壁に近い側の孔から流出させるものである。
【0015】上記目的を達成するために、本発明に係る
渦発生防止装置を備えるポンプ装置の他の発明の構成
は、ポンプ吸込水槽内にポンプ吸込管及び吸込口が設置
され、渦発生防止装置を備えるポンプ装置において、前
記渦発生防止装置は、円筒状部材をポンプ吸込管の外周
にポンプ吸込管とは間隔をおいて配置して前記ポンプ吸
込管と円筒状部材との間に流路を形成するとともに、円
筒状部材の全周に孔を形成し、この孔は上流側と上流側
で側壁に近い側において孔の開口比率を異にし、かつ下
流側と下流側で側壁に近い側において孔の開口比率を異
にし、前記ポンプ吸込水槽内の水をポンプ吸込管の上流
側の孔ないし上流側の側壁に近い側の孔から流入させ、
下流側の孔ないし下流側の側壁に近い側の孔から流出さ
せるものである。
【0016】孔は円筒状部材の上流側のみならず斜め上
流側及び側壁に近い側にも設けられているので、偏流が
衝突する円筒状部材の斜め上流側で圧力が高くなり、そ
の部分の孔からの流路内に流入する水量が多くなり、こ
れに伴い、これと対称の位置にある下流側の孔から流出
する水量も多くなる。したがって、旋回流が偏って発生
しても旋回流を乱す作用をして渦の発生を防止できる。
【0017】より好ましくは、前記孔の開口比率は、上
流側及び下流側が上流側で側壁に近い側及び下流側の側
壁に近い側より大きいものにすることによって、側壁に
近い側の孔からの水の流出は少なく、集中的に下流側の
孔からの水の流出を多くすることにより、旋回流の発生
し易い下流側を乱すことによって、渦の発生を防止す
る。
【0018】また、より好ましくは、前記円筒状部材
は、ポンプ吸込管の円周方向もしくは上下方向に分割す
るもので、大きいために一部材では加工が困難である場
合、もしくはポンプ吸込管への取り付けが困難であるよ
うな場合に有効である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1ない
し図8を参照して説明する。
【0020】図1は、本発明の第1の実施例に係わるポ
ンプ装置で、(a)はポンプ吸込水槽内に設置された一
部横断面を示すポンプ装置の平面図、同様に、(b)は
ポンプ吸込水槽内に設置されたポンプ装置の部分側面図
である。
【0021】同図において、1はポンプ吸込水槽で、水
を導入するための上流側の水路1aに接続されている。
2はポンプ装置で、このポンプ装置2の上部装置の図示
は省略されている。3はベルマウスで、水を吸い込む吸
込口であり、後述するポンプ吸込管の下端部にポンプ吸
込水槽1底部壁面との間に所要の間隔をもって取り付け
られている。4はポンプ吸込管で、ポンプ吸込水槽1内
に直立して設置されており、またポンプ吸込水槽1の側
壁及び下流側壁面と所要の間隔をもって設置されてい
る。5は羽根車で、ポンプ吸込管4内の下部位置に取り
付けられている。
【0022】6は円筒状部材で、板材で形成されてお
り、ポンプ吸込管4の外周にポンプ吸込管4と間隔をお
いて配置され、前記ポンプ吸込管4とこの円筒状部材6
との間に流路7を形成するとともに、円筒状部材6の全
周に多数の孔8(以下、総称していう場合、孔8とい
う)が形成され、前記ポンプ吸込水槽1内の水がポンプ
吸込管4の上流側の孔8a,斜め上流側の孔8b及び側
壁に近い側の孔8cから流入し、下流側の孔8a´,斜
め下流側の孔8b´及び側壁に近い側の孔8c´から流
出するようになっている。
【0023】孔8の形状は任意形状でよく、本実施例で
は概略円形で形成されている。なお、円筒状部材6の上
下方向の長さは使用時の最高水位及び最低水位を考慮し
て決められ、吸込管4に複数のステー(図示せず)によ
って堅固に取り付けられている。
【0024】次に、上記ポンプ吸込水槽1とポンプ装置
2との位置関係において、水路1aからポンプ吸込水槽
1内に導入された水が、羽根車5の回転駆動によって吸
い込まれる場合の水流状況を、図面を参照して説明す
る。
【0025】図2及び図3は、水流の状況を模式的に示
すもので、実線矢印は水の流れを示し、図2は偏流がな
くポンプ吸込水槽1の側壁と平行に流れる平行流の場
合、図3は偏流があり、側壁に沿って流れる水流に速度
差がある場合を示す。
【0026】同図に示すように、水は水路1aからポン
プ吸込水槽1に導入され、導入された水は円筒状部材6
の前部すなわち上流側に衝突する。円筒状部材6に衝突
した水流は円筒状部材6で二つに分流され、衝突する円
筒状部材6の上流側の水圧は高く、また、斜め上流側で
も比較的高くなる。水はこの上流側の圧力の高い部分の
孔8aから多量に流入し、また、斜め上流側の比較的圧
力の高い部分の孔8bからも比較的多量に流路7に流入
するが、これらからずれた側壁に近い側の孔8cからも
若干流入する。その他、ポンプ吸込水槽1内の水の流れ
は円筒状部材6の外周とポンプ吸込水槽1との側壁との
間を流れ、ポンプ装置2の下流側へ向かう。この際、円
筒状部材6の下流側外周では、水流は外周に沿って流れ
ることができずに剥離する。この剥離した流れは円筒状
部材6の下流側で旋回流となり、互いに内向きの渦を形
成すると同時に圧力は円筒状部材6の上流側と比較して
低圧になる。同時に、上流側の孔8a,斜め上流側の孔
8b及び側壁に近い側の8cから流路7内へ流入した流
れは流路7に沿って流れ、下流側の孔8a´,斜め下流
側の孔8b´及び側壁に近い側の8c´から流出して円
筒状部材6の下流側の旋回流を乱し、渦の発生を防止す
る作用をする。
【0027】また、一般にポンプ吸込水槽1内の流速が
速くなるほどポンプ装置2の下流側で強い渦が発生する
が、一方で円筒状部材6の上流側で衝突する水の圧力も
高くなるため流路7内へ流入する水量も多くなり、した
がって円筒状部材6の下流側から強く流れ出ることによ
ってより強く旋回流を乱し、ポンプ吸込水槽1内の水流
に対応した渦の発生防止作用もより強くなる。
【0028】さらに、図3に示すように、ポンプ吸込水
槽1で偏流が生じている場合には円筒状部材6の下流側
で発生する旋回流も偏ることになるが、この場合でも旋
回流の発生を防止できる。
【0029】すなわち、孔8は円筒状部材6の上流側の
みならず斜め上流側及び側壁に近い側にも設けられてい
るので、偏流が衝突する円筒状部材6の斜め上流側で圧
力が高くなり、その部分の孔8bからの流路7内に流入
する水量が多くなり、これに伴い、これと対称の位置に
ある下流側の孔8b´から流出する水量も多くなる。し
たがって、図示のように、旋回流が偏って発生しても旋
回流を乱す作用をして同様に渦の発生を防止できる。
【0030】本実施例によれば、平行流の場合のみなら
ず、偏流の場合においても渦の発生を防止することが可
能であり、したがって従来以上に水路の高流速化、省ス
ペース化が可能となり、ポンプシステム全体として建設
費を低減することができる。
【0031】図4は、本発明の第2の実施例に係わるポ
ンプ装置の平面図である。
【0032】本実施例は、円筒状部材6の上流側及び下
流側の孔と側壁に近い側の孔との開口比率を異にし、上
流側及び下流側が上流側で側壁に近い側及び下流側の側
壁に近い側より開口比率が大きいものである。
【0033】すなわち、円筒状部材6における孔8は、
上流側の孔8aから側壁に近い側の孔8cへ順次孔8の
開口比率(開口している部分と開口していない部分との
面積比率)を小さくし、同様に、下流側の孔8a´から
側壁に近い側の孔8c´へ順次孔8の開口比率を小さく
したものである。
【0034】本実施例によれば、側壁に近い側の孔8c
´からの水の流出は少なく、集中的に下流側の孔8a´
からの水の流出を多くすることにより、旋回流の発生し
易い下流側を乱すことによって、渦の発生を防止でき
る。
【0035】図5は、本発明の第3の実施例に係わるポ
ンプ装置の部分側面図である。
【0036】本実施例は、円筒状部材6に水面と平行に
多数のスリット9を設けたもので、材料の加工性もしく
は設備上円形の孔加工が容易でない場合等に利用でき、
同様の効果が得られる。
【0037】図6は、本発明の第4の実施例に係わるポ
ンプ装置の部分側面図である。
【0038】本実施例は、円筒状部材6に水面と垂直に
多数のスリット10を設けたもので、第3の実施例と同
様、材料の加工性もしくは設備上円形の孔加工が容易で
ない場合等に利用できる。
【0039】図7は、本発明の第5の実施例に係わるポ
ンプ装置の部分側面図である。
【0040】本実施例は、円筒状部材6を円周方向(水
平方向)に分割して数部材にし、上下の端部に折り曲げ
部11,12を形成して取り付け易くしたもので、大き
いために一部材では加工が困難である場合、もしくはポ
ンプ吸込管4への取り付けが困難であるような場合に有
効である。
【0041】図8は、本発明の第6の実施例に係わるポ
ンプ装置の部分側面図である。
【0042】本実施例は、上下方向(垂直方向)に分割
し数部材にしてポンプ吸込管4に取り付け易くしたもの
で、第5の実施例と同様、大きいために一部材では加工
が困難である場合、もしくはポンプ吸込管4への取り付
けが困難であるような場合に効果がある。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
渦発生防止装置の円筒状部材をポンプ吸込管の外周にポ
ンプ吸込管とは間隔をおいて配置してポンプ吸込管と円
筒状部材との間に流路を形成するとともに、円筒状部材
の全周に孔を形成することにより、安定した運転を維持
し、またポンプ吸込水槽の小形化、高流速化を可能とす
ることによって、ポンプシステム全体の建設費の低減が
できる渦発生防止装置を備えるポンプ装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わるポンプ装置で、
(a)はポンプ吸込水槽内に設置された一部横断面を示
すポンプ装置の平面図、(b)はポンプ吸込水槽内に設
置されたポンプ装置の部分側面図である。
【図2】水流の状況を模式的に示すもので、ポンプ吸込
水槽で偏流がなく、ポンプ吸込水槽の側壁と平行に流れ
る平行流の場合を示す。
【図3】水流の状況を模式的に示すもので、ポンプ吸込
水槽で偏流があり、ポンプ吸込水槽の側壁に沿って流れ
る水流に速度差がある場合を示す。
【図4】本発明の第2の実施例に係わるポンプ装置の平
面図である。
【図5】本発明の第3の実施例に係わるポンプ装置の部
分側面図である。
【図6】本発明の第4の実施例に係わるポンプ装置の部
分側面図である。
【図7】本発明の第5の実施例に係わるポンプ装置の部
分側面図である。
【図8】本発明の第6の実施例に係わるポンプ装置の部
分側面図である。
【図9】ポンプ吸込水槽内にポンプ吸込管及びベルマウ
スを設置してポンプ装置を運転した場合の吸込口付近の
渦の状況の説明図、(a)は側面図、(b)は平面図で
ある。
【図10】従来のポンプ吸込水槽内の渦発生防止装置の
一例を示す。
【図11】従来のポンプ吸込水槽内の水の流れ状況の説
明図である。
【図12】従来のポンプ吸込水槽内における渦の発生状
況の説明図である。
【図13】従来のポンプ吸込水槽内における渦の発生状
況の説明図である。
【符号の説明】
1,32…ポンプ吸込水槽,1a…水路 2…ポンプ装置 3,31…ベルマウス(吸込口) 4,30…ポンプ吸込管 5…羽根車 6…円筒状部材 7…流路 8,8a,8a´,8b,8b´,8c,8c´…孔 9,10…スリット 11,12…折り曲げ部 33,34…渦防止板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ吸込水槽内にポンプ吸込管及びベ
    ルマウスが設置され、渦発生防止装置を備えるポンプ装
    置において、 前記渦発生防止装置は、円筒状部材をポンプ吸込管の外
    周にポンプ吸込管とは間隔をおいて配置して前記ポンプ
    吸込管と円筒状部材との間に流路を形成するとともに、
    円筒状部材の全周に孔を形成し、前記ポンプ吸込水槽内
    の水をポンプ吸込管の上流側の孔ないし上流側の側壁に
    近い側の孔から流入させ、下流側の孔ないし下流側の側
    壁に近い側の孔から流出させることを特徴とする渦発生
    防止装置を備えるポンプ装置。
  2. 【請求項2】 ポンプ吸込水槽内にポンプ吸込管及び吸
    込口が設置され、渦発生防止装置を備えるポンプ装置に
    おいて、 前記渦発生防止装置は、円筒状部材をポンプ吸込管の外
    周にポンプ吸込管とは間隔をおいて配置して前記ポンプ
    吸込管と円筒状部材との間に流路を形成するとともに、
    円筒状部材の全周に孔を形成し、この孔は上流側と上流
    側で側壁に近い側において孔の開口比率を異にし、かつ
    下流側と下流側で側壁に近い側において孔の開口比率を
    異にし、前記ポンプ吸込水槽内の水をポンプ吸込管の上
    流側の孔ないし上流側の側壁に近い側の孔から流入さ
    せ、下流側の孔ないし下流側の側壁に近い側の孔から流
    出させることを特徴とする渦発生防止装置を備えるポン
    プ装置。
  3. 【請求項3】 前記孔の開口比率は、上流側及び下流側
    が上流側で側壁に近い側及び下流側の側壁に近い側より
    大きいものであることを特徴とする請求項2記載の渦発
    生防止装置を備えるポンプ装置。
  4. 【請求項4】 前記円筒状部材は、ポンプ吸込管の円周
    方向に分割するものであることを特徴とする請求項1も
    しくは2記載のいずれかの渦発生防止装置を備えるポン
    プ装置。
  5. 【請求項5】 前記円筒状部材は、ポンプ吸込管の上下
    方向に分割するものであることを特徴とする請求項1も
    しくは2記載のいずれかの渦発生防止装置を備えるポン
    プ装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002155898A (ja) * 2000-06-23 2002-05-31 Ebara Corp ポンプ渦防止装置
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CN109185154A (zh) * 2018-09-25 2019-01-11 珠海凌达压缩机有限公司 泵体组件及压缩机
JP7476071B2 (ja) 2020-09-30 2024-04-30 株式会社日立インダストリアルプロダクツ 立軸ポンプ

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