JP2955818B2 - ポンプの吸込管 - Google Patents
ポンプの吸込管Info
- Publication number
- JP2955818B2 JP2955818B2 JP20521694A JP20521694A JP2955818B2 JP 2955818 B2 JP2955818 B2 JP 2955818B2 JP 20521694 A JP20521694 A JP 20521694A JP 20521694 A JP20521694 A JP 20521694A JP 2955818 B2 JP2955818 B2 JP 2955818B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump
- suction pipe
- rear side
- pump suction
- front side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポンプの吸込管に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】図4および図5に示したポンプ吸込槽1
にポンプPを設置したポンプ場において、ポンプPを運
転すると、ポンプ近寄り速度V,Vによりポンプ吸込管
2の後側の圧力が低くなって、矢印Γ1,Γ2で示す旋
回流が発生し、これら旋回流Γ1,Γ2が下向きの流れ
の影響で空気吸込渦に発達してポンプPに吸込まれ、ポ
ンプPに振動や騒音など種々の障害を発生させることに
なる。
にポンプPを設置したポンプ場において、ポンプPを運
転すると、ポンプ近寄り速度V,Vによりポンプ吸込管
2の後側の圧力が低くなって、矢印Γ1,Γ2で示す旋
回流が発生し、これら旋回流Γ1,Γ2が下向きの流れ
の影響で空気吸込渦に発達してポンプPに吸込まれ、ポ
ンプPに振動や騒音など種々の障害を発生させることに
なる。
【0003】そこで、吸込管2の後側における旋回流Γ
1,Γ2を無くして、ポンプPの振動や騒音など種々の
障害の発生を防止するポンプの吸込管2の開発が要求さ
れている。
1,Γ2を無くして、ポンプPの振動や騒音など種々の
障害の発生を防止するポンプの吸込管2の開発が要求さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、ポンプ近寄り速度によりポンプ吸込管の後側の圧
力が低くなって旋回流が発生し、これら旋回流が下向き
の流れの影響で空気吸込渦に発達してポンプに吸込ま
れ、ポンプに振動や騒音など種々の障害を発生させる点
である。
点は、ポンプ近寄り速度によりポンプ吸込管の後側の圧
力が低くなって旋回流が発生し、これら旋回流が下向き
の流れの影響で空気吸込渦に発達してポンプに吸込ま
れ、ポンプに振動や騒音など種々の障害を発生させる点
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポンプ吸込管
の外周を案内板で取り囲んで、該ポンプ吸込管の前側か
ら後側に向かう通路を形成するとともに、この通路の前
側に水を導入する入口が形成されていることを特徴と
し、ポンプ吸込管の後側における旋回流の発生を抑えて
空気吸込渦がポンプに吸込まれることによって生じる振
動や騒音などの障害の発生を回避する目的を達成した。
の外周を案内板で取り囲んで、該ポンプ吸込管の前側か
ら後側に向かう通路を形成するとともに、この通路の前
側に水を導入する入口が形成されていることを特徴と
し、ポンプ吸込管の後側における旋回流の発生を抑えて
空気吸込渦がポンプに吸込まれることによって生じる振
動や騒音などの障害の発生を回避する目的を達成した。
【0006】
【作用】本発明によれば、通路を介してポンプ吸込管の
前側からポンプ吸込管の後側に水を流して、後側の圧力
を高くして、前側と後側の圧力差を小さくするととも
に、旋回流の旋回方向に逆らって流出させることによ
り、ポンプ吸込管の後側における旋回流の発生を抑える
ことができる。
前側からポンプ吸込管の後側に水を流して、後側の圧力
を高くして、前側と後側の圧力差を小さくするととも
に、旋回流の旋回方向に逆らって流出させることによ
り、ポンプ吸込管の後側における旋回流の発生を抑える
ことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係るポンプの吸込管を示す平面
図、図2は図1のA−A矢視図である。なお、図4およ
び図5で説明した従来例と同一もしくは相当部分には、
同一符号を付して説明する。図1および図2において、
ポンプPはポンプ吸水槽1に設置される。このポンプP
におけるポンプ吸込管2の外周を、所定の間隔を有して
案内板3で取り囲むことで、該ポンプ吸込管2の前側か
ら後側に向かう通路4,4を形成するとともに、この通
路4,4の前側に水を導入するスリット状の入口5が形
成されている。前記案内板3の後端は、吸込管2の中心
を通る前後方向の直線C1に対して、中心を通って直交
する横方向の直線C2よりも後側に位置し、任意の角度
θを有して開放している。なお、図中6は複数のステー
を示し、これらステー6を介して案内板3が吸込管2に
取付けられている。
する。図1は本発明に係るポンプの吸込管を示す平面
図、図2は図1のA−A矢視図である。なお、図4およ
び図5で説明した従来例と同一もしくは相当部分には、
同一符号を付して説明する。図1および図2において、
ポンプPはポンプ吸水槽1に設置される。このポンプP
におけるポンプ吸込管2の外周を、所定の間隔を有して
案内板3で取り囲むことで、該ポンプ吸込管2の前側か
ら後側に向かう通路4,4を形成するとともに、この通
路4,4の前側に水を導入するスリット状の入口5が形
成されている。前記案内板3の後端は、吸込管2の中心
を通る前後方向の直線C1に対して、中心を通って直交
する横方向の直線C2よりも後側に位置し、任意の角度
θを有して開放している。なお、図中6は複数のステー
を示し、これらステー6を介して案内板3が吸込管2に
取付けられている。
【0008】このような構成であれば、ポンプPを運転
した場合、入口5および通路4,4を介してポンプ吸込
管2の前側からポンプ吸込管2の後側に水が流れて、ポ
ンプ吸込管2の後側の圧力を高くし、前側と後側の圧力
差を小さくすることができる。しかも、ポンプ吸込管2
の後側では、通路4,4から旋回流Γ1,Γ2の旋回方
向に逆らって流出することになるので、ポンプ吸込管2
の後側における旋回流Γ1,Γ2(図5参照)の発生が
抑えられる。したがって、従来例で述べた不都合、つま
り旋回流Γ1,Γ2が下向きの流れの影響で空気吸込渦
に発達してポンプPに吸込まれ、ポンプPに振動や騒音
など種々の障害を発生させていた不都合を回避すること
ができる。
した場合、入口5および通路4,4を介してポンプ吸込
管2の前側からポンプ吸込管2の後側に水が流れて、ポ
ンプ吸込管2の後側の圧力を高くし、前側と後側の圧力
差を小さくすることができる。しかも、ポンプ吸込管2
の後側では、通路4,4から旋回流Γ1,Γ2の旋回方
向に逆らって流出することになるので、ポンプ吸込管2
の後側における旋回流Γ1,Γ2(図5参照)の発生が
抑えられる。したがって、従来例で述べた不都合、つま
り旋回流Γ1,Γ2が下向きの流れの影響で空気吸込渦
に発達してポンプPに吸込まれ、ポンプPに振動や騒音
など種々の障害を発生させていた不都合を回避すること
ができる。
【0009】なお、1枚の板で案内板3を構成し、その
前側にスリット状の入口5を形成した構成で説明してい
るが、図3に示すように、2枚の板で案内板3を構成
し、所定の間隔を有して、それぞれの板の前端を対向さ
せることによって入口5を形成してもよい。また、2つ
以上の入口5を形成してもよい。
前側にスリット状の入口5を形成した構成で説明してい
るが、図3に示すように、2枚の板で案内板3を構成
し、所定の間隔を有して、それぞれの板の前端を対向さ
せることによって入口5を形成してもよい。また、2つ
以上の入口5を形成してもよい。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、入口お
よび通路を介してポンプ吸込管の前側からポンプ吸込管
の後側に水を流し、ポンプ吸込管の後側の圧力を高くし
て、前側と後側の圧力差を小さくするとともに、旋回流
の旋回方向に逆らって流出させることにより、ポンプ吸
込管の後側における旋回流の発生が抑えられる。したが
って、旋回流が下向きの流れの影響で空気吸込渦に発達
してポンプに吸込まれ、ポンプに振動や騒音など種々の
障害を発生させていた不都合を回避することができる。
よび通路を介してポンプ吸込管の前側からポンプ吸込管
の後側に水を流し、ポンプ吸込管の後側の圧力を高くし
て、前側と後側の圧力差を小さくするとともに、旋回流
の旋回方向に逆らって流出させることにより、ポンプ吸
込管の後側における旋回流の発生が抑えられる。したが
って、旋回流が下向きの流れの影響で空気吸込渦に発達
してポンプに吸込まれ、ポンプに振動や騒音など種々の
障害を発生させていた不都合を回避することができる。
【図1】本発明に係るポンプの吸込管を示す平面図であ
る。
る。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】入口および案内板の変形例を示す平面図であ
る。
る。
【図4】従来例の縦断側面図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
2 ポンプ吸込管 3 案内板 4 通路 5 入口 P ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04D 29/40 - 29/56 F04D 13/00 F04D 29/66
Claims (1)
- 【請求項1】 ポンプ吸込管の外周を案内板で取り囲ん
で、該ポンプ吸込管の前側から後側に向かう通路を形成
するとともに、この通路の前側に水を導入する入口が形
成されていることを特徴とするポンプの吸込管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20521694A JP2955818B2 (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | ポンプの吸込管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20521694A JP2955818B2 (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | ポンプの吸込管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0868396A JPH0868396A (ja) | 1996-03-12 |
JP2955818B2 true JP2955818B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=16503334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20521694A Expired - Lifetime JP2955818B2 (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | ポンプの吸込管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2955818B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6533543B2 (en) * | 2000-02-02 | 2003-03-18 | Ebara Corporation | Vortex prevention apparatus in pump |
JP4117699B2 (ja) * | 2000-06-23 | 2008-07-16 | 株式会社荏原製作所 | ポンプ渦防止装置 |
-
1994
- 1994-08-30 JP JP20521694A patent/JP2955818B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0868396A (ja) | 1996-03-12 |
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