JP3569616B2 - 立軸ポンプの吸込水路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、立軸ポンプの吸込水路に係り、特に雨水排水や灌漑用の大型立軸ポンプの吸込水路に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種立軸ポンプの吸込水路として、図4ないし図6に示すものが知られている。この吸込水路はコンクリ−トによって構築されており、立軸ポンプ1の吸込口2に連通する吸込孔3と、この吸込孔3の周囲を取囲んで下向きに膨出する傘型膨出部4を有し、この傘型膨出部4の下流側半部における径外側膨出始端に連続する立壁5と、傘型膨出部4の上流側半部における径外側膨出始端に連続する天井部6と、立壁5の上流端と天井部6に連続する両側壁7A,7Bおよび両側壁7A,7Bと立壁5の下端に連続する底部8によって囲まれた空間を備えている。また、吸込孔3の下方に対向する底部8上に截頭円錐形の隆起部9が形成されている。
【0003】
したがって、立軸ポンプ1を運転した場合、略水平の水の流れが傘型膨出部4に案内されて略直角で上向きに急激に方向転換して吸込孔3を通り、吸込口2から立軸ポンプ1に吸込まれるので、吸込孔3内の流れに乱れを生じてロスが大きくなる。このロスは吸込水路の水路幅を縮小して流速を高めることにより、著しく増大するので、水路幅の縮小が制限され吸込水路のコンパクト化を妨げている。
【0004】
一方、図7に示す予旋回型の吸込水路が知られている。この吸込水路は、吸込口2および吸込孔3の中心Pを通り吸込水路の流れ方向にのびる第1の中心線C1に直交する第2の中心線C2より下流側(奥側)で、立壁5に中心Pに向けて突出する舌部10を形成した構造になっている。
【0005】
このような予旋回型吸込水路によれば、水の流れは舌部10に干渉して旋回しながら上昇し、吸込孔3を通り吸込孔3から立軸ポンプ1に吸込まれるので、図4ないし図6で説明した吸込水路よりも上向きの方向転換が緩やかになるから、吸込孔3内での流れの乱れが緩和されて、ロスが幾分小さくなる。しかし、矢印X1とX2で示すように、第2の中心線C2より奥側で逆向きの流れを生じ、これらが互いに衝突し合うので、吸込孔3に吸込まれる前に比較的大きいロスが発生することになる。
【0006】
他方、この吸込水路では、吸込孔3における第2の中心線C2より上流側の斜線部分において、かなりの量(1/2を越える)の水を吸込むことになって、第2の中心線C2より奥側にまわり込む水量が少なくなる。このため、吸込孔3の吸込み状態が円周方向で不均等なアンバランス状態になって立軸ポンプ1の吸込性能を低下させる。しかも、第2の中心線C2より奥側には極端に流れの遅い「よどみ部」が生じ、ここに水中渦が発生し易くなり、発生した水中渦が吸込孔3および吸込口2に吸込まれて立軸ポンプ1に侵入すると、立軸ポンプ1に異常な振動や騒音が生じる。
【0007】
本発明出願人は、これらの欠点を解消した立軸ポンプの吸込水路を特開平8−109893号公報において既に提案している。この立軸ポンプの吸込水路は、図8および図9に示すように、天井部6、底部8および両側の側壁7A,7Bを備えた閉断面構造で水の流れ方向にのび、天井部6には立軸ポンプ1の吸込口2に連通する上下方向の吸込孔3が形成され、この吸込孔3に対向して小径の截頭円錐形隆起部9が底部8に立設され、吸込口2と吸込孔3および隆起部9の中心Pを通り水の流れ方向にのびる第1の中心線C1に直交する第2の中心線C2より奥部に,天井部6、底部8および両側の側壁7A,7Bに連続する立壁5が設けられ、第1の中心線C1の一方の領域の立壁5の上流端部および一方の側壁7Aの下流端部を第1の中心線C1側に円弧状に膨出して先端10Aで合流させた舌部10が形成され、この舌部10の先端10Aの位置を第1の中心線C1上の吸込孔3の直上流位置に設定するとともに、第1の中心線C1の他方の領域の立壁5の上流端、すなわち第2の中心線C2上にある立壁5と他方の側壁7Bとの境界アから舌部10の先端10Aに至る立壁5の内面の曲率半径を、境界ア先端10Aにかけて連続的に漸次小さく設定して、第2の中心線C2より奥部で截頭円錐形隆起部9と立壁5の間に形成される円弧状流路11の断面積を無段階的に縮小した構造になっている。
【0008】
このように構成された立軸ポンプの吸込水路では、水の流れは円弧状流路11の立壁5の内面に沿い舌部10に干渉して一方向(ポンプ羽根車の回転方向と同じ方向)に予旋回しながら截頭円錐形隆起部9に沿って螺旋状に上昇し、吸込孔3を通り吸込口2から立軸ポンプ1に吸込まれるので、上方への急激な方向転換が避けられ吸込孔3内でのロスを小さくできる。また、第2の中心線C2より奥側での逆向きの流れが無くなるため吸込孔3に吸込まれる前のロスも小さくなる。さらに、円弧状流路11の断面積が無段階的に縮小されるので、ここでの流速は漸増することになり、流速急変によって生じる流れのハクリや損失の増加を回避できる。しかも、吸込口2および吸込孔3の全周から略均等に水を吸込むことができるので、吸込みのアンバランスが解消されるとともに、「よどみ部」が生じるのを抑えて水中渦の発生を抑制することができる。さらに、吸込水路の水路幅を縮小して流速を高めることができるので、吸込水路のコンパクト化を図ることができる。
【0009】
本発明出願人は、既に提案している前記特開平8−109893号公報に記載の立軸ポンプの吸込水路に基づいて鋭意研究の結果、舌部10の先端10Aの位置を所定範囲内で変動させるとともに、円弧状流路11の底部8に工夫を凝らすことによって、吸込孔3でのロスおよび該吸込孔3に吸込まれる前のロスをそれぞれ小さくする効果、吸込孔3の全周から略均等に水を吸込むことによって吸込みのアンバランスが解消される効果、「よどみ部」が生じるのを抑えて水中渦の発生を抑制する効果および吸込水路のコンパクト化が図れる効果を奏することのできる立軸ポンプの吸込水路を開発するに至った。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
図4ないし図6に示す従来の立軸ポンプの吸込水路では、流れが上方向に急激に方向転換されるので、吸込孔での流れに乱れを生じロスが大きくなる。また、吸込孔でのロスは吸込水路の水路幅を縮小して流速を高めることにより、著しく増大するので、水路幅の縮小が制限される。
一方、図7に示す従来の立軸ポンプの吸込水路では、方向転換の度合いが緩やかなために、吸込孔での流れの乱れが緩和されてロスも小さくなる。しかし、第2の中心線より奥側で逆向きの流れを生じ、これらが互いに衝突し合うので、吸込孔3に吸込まれる前に比較的大きいロスが発生する。
しかも、両者とも吸込孔の吸込み状態が円周方向で不均等なアンバランス状態になって立軸ポンプの吸込性能を低下させる。また、第2の中心線より奥側には極端に流れの遅い「よどみ部」が生じ、ここに水中渦が発生し易くなり、発生した水中渦が吸込孔および吸込口に吸込まれて立軸ポンプに侵入すると、立軸ポンプに異常な振動や騒音が生じる。
そこで、本発明は、吸込孔でのロスおよび該吸込孔に吸込まれる前のロスをそれぞれ小さくし、吸込孔の全周から略均等に水を吸込むことによって吸込みのアンバランスを解消し、「よどみ部」が生じるのを抑えて水中渦の発生を抑制するとともに、吸込水路のコンパクト化を図ることができる立軸ポンプの吸込水路を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明に係る立軸ポンプの吸込水路は、天井部、底部および両側の側壁を備えた閉断面構造で水の流れ方向にのび、前記天井部には立軸ポンプの吸込口に連通する上下方向の吸込孔が形成され、この吸込孔に対向して小径の截頭円錐形隆起部が前記底部に立設され、前記吸込孔および隆起部の中心を通り水の流れ方向にのびる第1の中心線に直交する第2の中心線より奥部に前記天井部、底部および両側の側壁に連続する立壁が設けられ、前記第1の中心線の一方の領域の立壁の上流端部および一方の側壁の下流端部を第1の中心線側に円弧状に膨出して先端で合流させた舌部が形成されているとともに、第1の中心線の他方の領域の立壁の上流端から前記舌部の先端に至る前記立壁の内面の曲率半径を前記上流端から先端にかけて連続的に漸次小さく設定して、前記第2の中心線より奥部で前記截頭円錐形隆起部と立壁の間に形成される円弧状流路の断面積を無段階的に縮小してなる立軸ポンプの吸込水路において、前記舌部の先端が第1の中心線から第2の中心線に向って45゜以内の第1中心線を除く任意の位置に設定されていることを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明に係る立軸ポンプの吸込水路は、前記円弧状流路の底部が前記他方の領域の立壁の上流端から前記舌部の先端にかけて上り勾配で傾斜していることを特徴としている。
さらに、請求項3に記載の発明に係る立軸ポンプの吸込水路は、前記立軸ポンプの吸込口に連通する上下方向の吸込孔下端部入口の縦断面形状が円弧面に形成され、該円弧面の曲率半径Rと前記吸込口の内径Dとの関係をR≧D/2に設定していることを特徴としている。
【0012】
請求項1に記載の発明によれば、舌部の先端を第1の中心線から第2の中心線に向って45゜以内の第1中心線を除く任意の位置に設定することで、水の流れは立壁の内面に沿い舌部に干渉して一方向に予旋回しながら上昇し、吸込孔を通り吸込口から立軸ポンプに吸込まれるので、上方への急激な方向転換が避けられ吸込孔内でのロスを小さくできる。また、吸込孔の略全周から均等に水を吸込むことができるので、吸込みのアンバランスが解消されるとともに、よどみ部が生じるのを抑えることができる。
請求項2に記載の発明によれば、円弧状流路の底部が他方の領域の立壁の上流端から舌部の先端にかけて上り勾配で傾斜していることにより、水の流れの上方への急激な方向転換を一層有効に抑えることができる。
請求項3に記載の発明によれば、予旋回しながら上方へ方向転換する水の流れを吸込孔下端部入口に衝突させることなく、スムーズに吸込孔に導入することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明を適用した吸込水路の横断平面図、図2は図1のA−A線縦断側面図である。なお、前記図4ないし図7で説明した従来例と同一もしくは相当部分には、同一符号を付して詳しい説明は省略する。
図1および図2において、舌部10の先端10Aが吸込孔3の第2の中心線C2以上の上流側で第1の中心線C1から第2の中心線C2に向かってθ=45゜の位置に設定されているとともに、円弧状流路11の底部8が第1の中心線C1の他方の領域の立壁5の上流端、すなわち第2の中心線C2上にある立壁5と他方の側壁7Bとの境界アから舌部10の先端10Aにかけて上り勾配で傾斜している。
【0014】
また、吸込孔3下端部の入口の断面形状、つまり天井部6と吸込孔3の角部3Aの断面形状を円弧状に形成し、その曲率半径Rと吸込孔3の内径Dとの関係をR≧D/2に設定している。
【0015】
このような構成であれば、水の流れは立壁5の内面に沿い舌部10に干渉して一方向(ポンプ羽根車の回転方向と同じ方向)に予旋回しながら截頭円錐形隆起部9に沿って螺旋状に上昇し、吸込孔3を通り吸込口2から立軸ポンプ1に吸込まれるので、上方への急激な方向転換が避けられ吸込孔3内でのロスを小さくできるので、吸込水路の水路幅を縮小して流速を高めることが可能になり、吸込水路のコンパクト化を図って、その構築費を低減することができる。また、第2の中心線C2より奥側での逆向きの流れが無くなるため吸込孔3に吸込まれる前のロスも小さくなる。さらに、円弧状流路11の底部8が第2の中心線C2上にある立壁5と他方の側壁7Bとの境界アから舌部10の先端10Aにかけて上り勾配で傾斜しているので、水の流れの上方への急激な方向転換を一層有効に避けて、吸込孔3内でのロスを小さくするのに寄与することができる。
【0016】
しかも、天井部6と吸込孔3の角部3Aの断面形状を円弧状に形成し、その曲率半径Rと吸込孔3の内径Dとの関係をR≧D/2に設定しているので、一方向に予旋回しながら上方へ方向転換する水の流れは角部3Aに衝突することなく、スムーズに吸込孔3に導入される。すなわち、曲率半径Rと吸込孔3の内径Dとの関係がR<D/2に設定されている角部3Aでは、一方向に予旋回しながら上方へ方向転換する水の流れが角部3Aに衝突して、反射や流れの乱れなどを生じるものの、R≧D/2の関係に設定することによって、衝突することなくスムーズに吸込孔3に導入されることを実験により確認している。このように、スムーズに吸込孔3に導入されることことによって、より一層、吸込孔3内でのロスを小さくすることができる。さらに、吸込孔3の略全周から均等に水を吸込むことができるので、吸込みのアンバランスが解消されるとともに、「よどみ部」が生じるのを抑えることができる。
【0017】
第1の中心線C1から第2の中心線C2に向かって、θ=45゜以内の第1の中心線C1上を除く任意の位置に舌部10の先端10Aを設定することで、(第1の中心線C1上に舌部10の先端10Aを設定する構成は図8に示されている)水の流れが上方へ急激に方向転換するのを避けて、吸込孔3内でのロスを小さくする作用が大きくなる。
【0018】
一方、θ=45゜を超える位置から第2の中心線C2上までの90゜の範囲内の任意の位置、たとえば、図3に示すように、第2の中心線C2上に舌部10の先端10Aを設定することで、前記45゜以内の第1の中心線C1上を除く任意の位置に舌部10の先端10Aを設定した場合と比較して、吸込孔3における第2の中心線より上流側の領域からの吸込み量が多くなって、第2の中心線C2より奥側にまわり込む水量が少なくなる。このため、吸込孔3の吸込み状態が円周方向で若干不均等なアンバランス状態になって立軸ポンプ1の吸込性能を低下させ、しかも、第2の中心線C2より奥側には流れの遅い「よどみ部」が生じ易く、ここに水中渦が発生し易くなるおそれを有してはいるものの、図7に示す従来の立軸ポンプの吸込水路と比較すれば、かなりの改善を期待できる作用が得られる。
【0019】
すなわち、舌部10の先端10Aは、吸込孔3の第2の中心線C2以上の上流側で第1の中心線C1付近から第2の中心線C2上までの約90゜の範囲内において、0≦θ≦45゜に設定することが望ましいといえる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、吸込孔でのロスおよび該吸込孔に吸込まれる前のロスをそれぞれ小さくできる。これにより、吸込水路のコンパクト化が可能になり構築費を低減できる。また、吸込孔の全周から略均等に水を吸込むことによって吸込みのアンバランスを解消でき、立軸ポンプに悪影響がおよぶのを避けることができる。さらに、「よどみ部」が生じるのを抑えて水中渦の発生を抑制できるので、水中渦が立軸ポンプに吸込まれる不都合の発生を避け、異常な振動や騒音の発生を防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を適用した吸込水路の横断平面図である。
【図2】図1のA−A線縦断側面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態を適用した吸込水路の横断平面図である。
【図4】第1従来例の横断平面図である。
【図5】図4のB−B線縦断側面図である。
【図6】図4のC−C線縦断正面図である。
【図7】第2従来例を示す横断平面図である。
【図8】比較例の横断平面図である。
【図9】図8のD−D線縦断側面図である。
【符号の説明】
1 立軸ポンプ
2 立軸ポンプの吸込口
3 吸込孔
5 立壁
6 天井部
7A 一方の側壁
7B 他方の側壁
8 底部
9 截頭円錐形の隆起部
10 舌部
10A 舌部の先端
C1 第1の中心線
C2 第2の中心線
P 吸込口と吸込孔の中心
Claims (3)
- 天井部、底部および両側の側壁を備えた閉断面構造で水の流れ方向にのび、前記天井部には立軸ポンプの吸込口に連通する上下方向の吸込孔が形成され、この吸込孔に対向して小径の截頭円錐形隆起部が前記底部に立設され、前記吸込孔および隆起部の中心を通り水の流れ方向にのびる第1の中心線に直交する第2の中心線より奥部に前記天井部、底部および両側の側壁に連続する立壁が設けられ、前記第1の中心線の一方の領域の立壁の上流端部および一方の側壁の下流端部を第1の中心線側に円弧状に膨出して先端で合流させた舌部が形成されているとともに、第1の中心線の他方の領域の立壁の上流端から前記舌部の先端に至る前記立壁の内面の曲率半径を前記上流端から先端にかけて連続的に漸次小さく設定して、前記第2の中心線より奥部で前記截頭円錐形隆起部と立壁の間に形成される円弧状流路の断面積を無段階的に縮小してなる立軸ポンプの吸込水路において、
前記舌部の先端が第1の中心線から第2の中心線に向って45゜以内の第1中心線を除く任意の位置に設定されていることを特徴とする立軸ポンプの吸込水路。 - 前記円弧状流路の底部が前記他方の領域の立壁の上流端から前記舌部の先端にかけて上り勾配で傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の立軸ポンプの吸込水路。
- 前記立軸ポンプの吸込口に連通する上下方向の吸込孔下端部入口の縦断面形状が円弧面に形成され、該円弧面の曲率半径Rと前記吸込口の内径Dとの関係をR≧D/2に設定していることを特徴とする請求項1に記載の立軸ポンプの吸込水路。
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