JP2005069048A - 立軸ポンプ及びその運転方法 - Google Patents

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弘之 加藤
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Hideki Jinno
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Toru Takigawa
徹 滝川
Suguru Abe
英 阿部
Shoichi Kume
章市 久米
Hirobumi Nakaniwa
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Abstract

【課題】 水位が低下しても大きな振動の生じない、特に先行待機運転に適する立軸ポンプ及びそのような立軸ポンプの運転方法を提供する。
【解決手段】
先行待機運転用立軸ポンプにおいて、縦方向に配置される回転軸21により回転し、水槽1内の水を吸い込む羽根車20と; 羽根車20の上流側に配置され、羽根車20に向けて前記水を流す流路36を形成するケーシング部を有する吸込管31であって、流路36と水槽1側とを直接的に連通する連通口51が前記ケーシング部に形成された吸込管31とを備える立軸ポンプ10。
【選択図】 図1

Description

本発明は、立軸ポンプ及びその運転方法に関し、特に先行待機運転に適する立軸ポンプ及びその運転方法に関するものである。
従来から図8に示すように、縦方向に配置された軸の先端に羽根車2を備え、羽根車2の入口側の吸込管4に貫通孔5を設け、貫通孔5に、外気に開口6aした空気管6を取付けた立軸ポンプ3があった。この立軸ポンプでは、羽根車2は、水を吸い込むと共に、空気管6を通して貫通穴5から空気を吸い込むことにより、吸込水槽1の最低運転水位LWL以下でも運転を継続することを可能にしていた。すなわち、空気管6は水面より上方で外気に開口6aしており、最高水位HWLより低い最低運転水位LWL以下で、貫通孔5を経て流入する空気の流入量を水位に応じて変化させて徐々に排水量を低下するようにしていた。
このようにして、例えば大都市の雨水排水用として、吸込水位に関係なく降雨情報等により予めポンプを始動しておき、低水位から水位が上昇するときは空運転から水量を徐々に増やしながら全量運転へ、また高水位から水位が低下するときは全量運転から水量を徐々に減らしながら空運転へと、スムーズに運転を移行できるようにしていた。このようなポンプは、ケーシング下端よりも低い水位LLLWLで始動される(例えば、特許文献1参照)。
実開平3−56895号公報(第1図、第2図、第3図、第5図)
以上のような従来のポンプでは、空気の流入量が少ない間は問題がないが、水槽の水位が低下して空気流入量がある閾値を超えると、羽根車の入り口に空気溜まりが生じて振動が増大することがあるという問題があった。
そこで本発明は、水位が低下しても大きな振動の生じない、先行待機運転に適する立軸ポンプ及びそのような立軸ポンプの運転方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明による立軸ポンプ10は、例えば図1に示されるように、先行待機運転用立軸ポンプにおいて;縦方向に配置される回転軸21により回転し、水槽1内の水を吸い込む羽根車20と; 羽根車20の上流側に配置され、羽根車20に向けて前記水を流す流路36を形成するケーシング部を有する吸込管31であって、流路36と水槽1側とを直接的に連通する連通口51が前記ケーシング部に形成された吸込管31とを備える。
また請求項2に記載のように、請求項1に記載の立軸ポンプでは、前記連通口は、流路36の流れ方向に形成された長孔(例えば図3参照)、又は流路36の流れ方向に配列された複数の孔(例えば図1参照)とするとよい。
ここで、流れ方向に形成された長孔というとき、長孔は流れ方向成分があればよい。
また請求項3に記載のように、請求項1又は請求項2に記載の立軸ポンプでは、吸込管31は、前記ケーシング部の外側に配置された外ケーシング71を有する(例えば図1参照)。この場合、ケーシング部と外ケーシングとでいわゆる二重ベルマウスを構成する。
また請求項4に記載のように、請求項1又は請求項2に記載の立軸ポンプでは、前記立軸ポンプの外側に発生する空気吸込渦を低減させるドーナツ状の円盤76(例えば図4参照)であって、前記ケーシング部の外側に浮かべる円盤を備えるようにしてもよい。
また請求項5に記載のように、請求項1又は請求項2に記載の立軸ポンプでは、前記立軸ポンプの外側に発生する空気吸込渦及び水中渦を防止するためのスプリッター78a(例えば図5参照)を備えるようにしてもよい。
また請求項6に記載のように、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の立軸ポンプでは、羽根車20は羽根外周側の先端がライナ61で囲まれたオープン型であり、ライナ61には前記羽根外周側の先端を囲む部分から上流側にかけて、水の流れ方向に向けられた複数の溝62が前記羽根の外周に沿って形成されているようにしてもよい(例えば図6参照)。
前記目的を達成するために、請求項7に係る発明による立軸ポンプの運転方法は、例えば図1に示すように、水槽1の水位Lが吸込管31の下端A2よりも低いときに、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の立軸ポンプ10を始動する工程と;水位Lが羽根車20の位置SLWLに達して立軸ポンプ10が水を吸い上げ始めた後に、水位Lが低下して吸込管31の下端A2よりも低いところまで達しても立軸ポンプ10の運転を継続する工程とを備える。
水位Lが上昇して羽根車20の位置SLWLに達した後さらに、典型的には、それ以下では吸込管31の下端A2から渦状に空気を吸い込む水位LWLよりも上昇する。「それ以下では前記吸込管の下端から渦状に空気を吸い込む水位」は、いわゆる最低水位LWLである。この運転方法は、いわゆる先行待機運転である。
このように構成すると、流路と水槽側とを直接的に連通する連通口が前記ケーシング部に形成された吸込管を備えるので、水槽の水位が連通口の位置まで低下してきたときに、水槽側から流路側に空気を吸い込み得る状態になる。
また、連通口が長孔であるときは、連続的に空気を吸い込むことができるので、吸い込みがスムーズである。
また、吸込管が、前記ケーシング部の外側に配置された外ケーシングを有する(例えば図1参照)ときは、ある程度水位が低下するところまでは、外ケーシングが例えば空気吸込渦の発生を抑制する。
また、ドーナツ状の円盤を備えるときは、ある程度水位が低下するところまでは、ドーナツ状の円盤が例えば空気吸込渦の発生を抑制する。
また、スプリッターを備えるときは、立軸ポンプの外側に発生する水中渦を防止することができ、低水位まで安定した運転が可能となる。
また例えば図6に示すように、水の流れ方向に向けられた複数の溝が前記羽根の外周に沿って形成されているときは、広い範囲の揚程において安定した運転が可能なポンプを提供することが可能となる。
また、例えば図1に示すように、水槽1の水位Lが吸込管31の下端A2よりも低いときに、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の立軸ポンプ10を始動する工程と、水位Lが羽根車20の位置SLWLに達して立軸ポンプ10が水を吸い上げ始めた後に、水位Lが低下して吸込管31の下端A2よりも低いところまで達しても立軸ポンプ10の運転を継続する工程とを備える立軸ポンプの運転方法では、いわゆる先行待機運転が可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図において互いに同一あるいは相当する部材には同一符号あるいは類似符号を付し、重複した説明は省略する。
図1の断面図を参照して、本発明の第1の実施の形態である立軸ポンプを説明する。図示の立軸ポンプ10は、先行待機運転用のポンプである。
先行待機運転、特に全速先行待機運転とは雨水がポンプ吸水槽に流入する前にあらかじめポンプを始動し、水位(Level)Lの上昇にしたがって排水を始め、水位が低下してもポンプを停止させずに全速で運転することである。排水を始めても、立軸ポンプ10は直ちに要項点の水量を吐出するわけではない。要項点水量を吐出せずに運転を可能とするため、水と一緒に空気を吸い込ませる。
図を参照して立軸ポンプ10の構造を説明する。立軸ポンプ10は、鉛直方向に上から配列された揚水管ケーシング(ケーシング本体)33、下部ケーシングを備える。下部ケーシングは、上側のインペラケーシング32と下側の吸込管(吸込ベル)31を含んで構成されている。それぞれは水平方向のフランジで締結されている。これらが広い意味のケーシングを構成している。本実施の形態では、インペラケーシング32と吸込管31とは一体に構成されているが、分割して、これらの間にフランジを設けて締結してもよい。
該ケーシングの中心に縦方向(鉛直方向)に回転軸21が配設され、回転軸21の下方先端にオープン型の羽根車20が取りつけられている。羽根車20の外周(オープン羽根の先端)と僅かな隙間をもってインペラケーシング32が羽根車20を収納している。立軸ポンプ10は斜流ポンプである。斜流ポンプは吐出ヘッドが比較的大きい場合に用いられる。また羽根車20の吐出側、ケーシング本体33の内側にはガイドベーン35が配設されている。
先行待機運転用のポンプとしては、不図示の軸流ポンプが用いられることもある。軸流ポンプは、吐出ヘッドに対して流量が比較的大きい場合に適する。
ケーシング本体33は、回転軸21と平行に垂直方向の缶胴部分と、上方で水平方向に曲がった曲管部とそれに連なる水平管部分とを含んで構成され、曲管部分を、回転軸21が貫通している。該貫通部には軸受22cと不図示のシールが配設されている。回転軸は、羽根車20近傍に配設された軸受22aと前記軸受22c、さらに両軸受の中間に配設された軸受22bで3点支持されている。また、不図示のスラスト軸受が回転軸21にかかる鉛直方向の荷重(即ち羽根車20、回転軸21を含む回転体の重量と羽根車20にかかる流体力)を支持している。
ケーシング本体33には、据え付け用のフランジが取り付けられており、該フランジで据え付け台であるコンクリート製の床2に据え付けられている。ケーシング本体33の前記水平管部分にはフランジが取りつけられており、該フランジにより、吐出配管34と接続されている。吐出配管34は雨水を河川や海等に導いて排出するための配管である。
吸込管31は、水槽内の水を羽根車20に向けて流す流路36を形成するケーシング部を有する。ケーシング部は、スカート状に広がる裾の部分と該裾の部分の上方に立ち上がる円筒状の部分とからなる。
ケーシング部、特に前記円筒状の部分には、流路36と水槽側とを連通する連通口としての、孔51が複数形成されている。孔51は、流路36と水槽側とを直接的に連通している。直接的に連通するとは、従来技術の水面上に開口した空気管6のようなものを介さずに連通することをいう。すなわち、孔51は、ケーシング部に形成された、ケーシング部を貫通する開口である。空気管のようなものを介さないので、水槽の水位が孔51の形成された高さ(複数の孔のうち最上部にある図示の水位A1)まで低下してはじめて流路36が水面上の空間と連通し、空気が流路36に吸い込まれ得る状態となる。
本実施の形態では、吸込管31の流路36の水流れ方向に(本実施の形態では鉛直方向に)、複数(図示では4個)の孔51が配列され、その孔の列がケーシング部の全周に複数、例えば4列から8列(図示では2列が見えている)だけ、等しい間隔で配置(等配)されている。孔の配列はこの例に限らず、流れ方向に配列されていればよいのであって、鉛直方向ではなく鉛直方向に対して斜めであってもよい。また流れ方向と吸込管の周方向とで、千鳥配列であってもよい。ここで、流れ方向に配列とは、流れ方向成分を有して配列を含む概念である。
また吸込管31は、ケーシング部の外側に外ケーシング71が配置されている。外ケーシング71は、上底と下底が開口した円錐台形状をしており、吸込管31の円筒状部分を囲んでいる。外ケーシング71は、ステー72で円筒状及びスカート状のケーシング部と連結され、支持されている。すなわち、ケーシング部と外ケーシング71とで二重ベルマウスを構成している。ステー72は、ほぼ縦方向に向いた板状の部材であり、複数(4枚〜12枚)典型的には8枚程度が配置されている。
吸込管31はケーシング部の外周に、ある程度の隙間をあけて外ケーシング71が配置されているので、ケーシング部と外ケーシング71との間に副流路が形成されている。副流路の水の流れ方向に配置された形のステー72は、ポンプ10回りの水槽内の水の旋回防止にも役立つ。
羽根車20は、後述の最低水位LWLよりも下方に配置されている。羽根車20の本体部分全体、又は少なくともその一部、特にそこまで水位があれば羽根車20が水を吸い上げる先端部が最低水位LWLよりも下方に配置されている。
次にポンプ10の高さ方向の構造と水位の関係を説明する。水位HWLは前述のように、水槽1の許容水位である。水位Lがこれ以上に上昇することはない。その下方に最低水位LWLがある。これは、ポンプ固有の値であり、水位がこれ以下になると何らかの問題が起こりポンプの運転が継続できなくなる水位である。典型的には、それ以下では吸込管31の下端から渦状に空気を吸い込み、振動や騒音が発生し運転が継続できなくなる水位と一致する。これはポンプ固有の値であり、本実施の形態で言えば外ケーシング71がない場合に、最低水位LWLを下回ると運転の継続が困難になる。本実施の形態では、後で説明するように、外ケーシング71により、ある程度低水位での運転を可能にしている。
最低水位LWLの下方には、羽根車20の吸込開始水位SLWLがある。この水位は、羽根車20の先端部分の水位に相当する。低い水位から水位が上昇して、羽根車20が水に接すると、気水攪拌が開始され間もなく水が吐出されるからである。
吸込開始水位SLWLの下方には、複数の孔51のうち最上位の孔の高さに相当する水位A1がある。水位A1の下方には、吸込管31の先端の水位A2がある。
さらに図1を参照して、立軸ポンプ10の作用を説明する。先ず水位がA2よりも低い状態で立軸ポンプ10を始動する。例えば川の上流で大雨が降ったとの降雨情報が入った場合等、ある時間の後に水槽の水位が急に上昇することが予測される。そのような場合に、水位がA2よりも下の状態で、先行待機運転用の立軸ポンプ10が始動される。先行待機運転の開始である。
雨水の流入により水槽内の水位Lが上昇し、吸込ベルの下端水位A2を越える。やがて、水位が水位A1を越えても、まだ水は吸い上げられない。羽根車20は空転している。
水位Lがさらに上昇して、水位SLWLまで到達したところで、羽根車20は水を吸い込み始める。このときは、水槽の水面側から吸込管31の吸込口へ向かう流れが生じるが、この流れは、外ケーシング71の存在により主流と副流路を流れる副流に分流される。このようにして、空気吸込渦の原因となる局部的な下向きの強い流れの発生を防止する。したがって、外ケーシング71がなければ発生し得る空気吸込渦が生じない。
さらに水位Lが上昇し、水位LWLを通り過ぎて、水位LWLと水位HWLの間の水位まで上昇して、ポンプ10は定常運転を継続する。その後、ポンプ10の排水により今度は水位Lが低くなってゆくと、水位LWLでは、外ケーシング71がなければ、空気吸込渦が発生し得るはずであるが、前述のように外ケーシング71の作用により、それが抑制される。
ここで、外ケーシング71は空気吸込渦の発生を抑制するが完全ではなく、水位が低下して行くにつれて空気吸込渦が発生するおそれがでてくる。外ケーシング71が設けられた場合の空気吸込渦の発生水位は、設計的にあるいは実験的に把握することができる。最上位の孔51は、そのような空気吸込渦の発生水位よりも高い水位に相当する位置A1に形成する。
さらに水槽の水位Lが下がり、水位A1になると流路36がケーシング部の外側の大気と連通する。流路36は、後述のように速度水頭と吸込管31の流れロス分だけ負圧になっているので、流路36には空気が吸い込まれる。また水位Lがさらに下がると、位置A1と水位Lとの差の水頭分も負圧に加わる。
ただし厳密には、吸込管31の下端から孔51の位置までの流れ損失水頭が負圧に加わり、さらに吸込管31内の旋回流による正圧の影響分だけ空気の吸い込みは遅れ得る。
流路36に空気を吸い込み始めると、気水混合運転が開始されることになる。空気を吸い込むので、また水位Lが低下するにつれて吸い込む空気量が増えるので、水量は孔51がない場合と比較して抑えられる。したがって空気吸込渦が発生しない。ある程度まで水位Lが低下すると、水位Lが水位A2に達する前に、あるいは少なくとも水位A2に達すると、エアロック状態になって水が全く吸い込まれなくなる。
このようにして、羽根車20は空気中での空転状態を続けることになる。降雨が続くときは、そのまま運転を続け、再び水位Lが上昇してきて、前記のように水位SLWLに到達したところでポンプ10は水を吸い込み始める。このようにして、先行待機運転用ポンプ10は、水槽1の水位にかかわらず、空運転と要項点全水量の運転との間で運転を継続することができる。空運転と要項点全水量運転との間の移り変わりは、ポンプが空気も一緒に吸い込むのでなめらかに行われる。
従来のポンプと違って空気管を備えず、連通口51が流路36と水槽側とを直接的に連通するように形成されており、高い水位から水位が低下して来たとき、空気吸込渦の発生を先ず外ケーシング71で抑えるので、空気の吸込開始時期を遅らせることができる。したがって、羽根車20の入り口に生じる空気溜まりが、生じたとしても短期間だけであり、空気溜まりによるポンプの振動が大きな問題とならない。
以上のような先行待機運転ポンプは、機場には通常複数台設置されている。そのような機場の運転において、水位の増加に伴って1台のポンプでは排水量が不足する場合には、次々に他のポンプを起動して複数台の運転に入る。
ここで図2の部分断面図を参照して、各水位と吸込管31の下端から渦状に空気を吸い込んでしまう水位である最低水位LWLとの関係を明かにする。本図では、吸気口が吸込孔51である場合を示す。
ポンプ設計の際は、低水位から水位が上がってきたときに排水を開始する位置、即ち羽根車先端位置SLWLを定める。
また空気吸込渦が微少で運転に影響を及ぼさない水位A1を定める。第1の実施の形態では、外ケーシング71(図1参照)があるので、水位A1は最低水位LWLよりもかなり低い位置にある。本実施の形態では吸込管の下端A2と羽根車先端位置SLWLとの間に位置する。位置A1に孔51のうち最上位のものを形成する。
最低水位LWLは、外ケーシング71(図1参照)がない場合に、水位がこれ以下になると空気吸込渦が発生する水位である。
本実施の形態の立軸ポンプ10では、羽根車20は水位LWLよりも下方に配置されている。
さらに図2を参照して、立軸ポンプ10の作用を説明する。高い水位から水位Lが低下し、最低水位LWLを、さらに水位SLWLを通過して、水位A1に到るとケーシング部の外部から空気を流路36を流れる水に吸い込み始める。空気の吸い込みは、流路36を流れる水の速度水頭(v/2g)による。ここでvは、(要項点全水量)/(吸込管31の吸込部面積)で求められる水の吸込流速である。(v/2g)はベルヌーイの定理から計算される水の流れにより生じる負圧である。
水位Lがさらに下がると、その水位Lと位置A1との高さの差分に相当する水頭が負圧として加わり、空気の吸込量は増える。
但し実際は、孔51の近傍には正圧hpが発生する。これは吸込管31の内部に発生する旋回流によるものとされている。すなわち、旋回流により生じる遠心力で正圧が発生するものと考えられる。旋回流は、ポンプ吐出量が要項点流量よりも小さい場合に発生する。正圧hpを考慮すると、空気の吸込力として作用する負圧は、(v/2g−hp)となる。
正圧hpが発生する場合は、水位Lが水位A1まで低下しても、孔51から空気を吸い込まない。したがって、期待通りに気水混合運転がなされず、下手をすると吸込管31の下端から渦状に空気を吸い込み、振動等を起こしてしまうことがある。これを防止するために、不図示の旋回防止板を設けてもよい。旋回防止板は、水の流れ方向に沿って形成される。設ける位置は、孔51特に最上位の孔51の近傍とする。
図3を参照して、本発明の第2の実施の形態を説明する。本図は、吸込管31周辺のみを抽出して示す部分断面図である。(a)は第2の実施の形態、(b)はその変形例である。
本実施の形態では、第1の実施の形態のポンプで縦方向に配置されていた複数の孔51の代わりに、縦方向の長孔としてのスリット51aが形成されている。スリット51aは、孔51の間のケーシングを除くことによって縦方向に配置された孔を連ねた形である。スリット51aは、流路36の水の流れ方向(要項点流量が流れているとしたときの流れ方向)である縦方向(鉛直方向)に形成されている。
スリット51aの上端が位置A1に相当する。作用は第1の実施の形態と同様である。ただし第1の実施の形態と違って、開口が縦方向に連続しているので、空気の吸い込みも連続的に行なわれ、空気の吸込量がスムーズに変化するという利点がある。一方第1の実施の形態では、複数の孔の間にケーシング部の肉が残っているので、ケーシング部の強度が高く維持できるという利点がある。
図3(b)の部分断面図を参照して第2の実施の形態の変形例を説明する。この実施の形態では、スリットが縦方向の中間部分で、上部スリット51bと下部スリット51cに分割されている。上部スリット51bと下部スリット51cとは周方向にずらして配置されている。上部スリット51bの下端の高さと下部スリット51cの上端の高さはほぼ一致している。したがって、分割されていても、空気の吸込量は連続スリット51aの場合と変わらない。しかも上部スリット51bと下部スリット51cとの間には、ケーシング部の肉が残るので、ケーシングの強度を維持しやすいとの利点がある。
以上1本のスリット51aを上下2つ(51b、51c)に分割した場合を説明したが、これに限らず3分割以上としてもよい。
図4の部分断面図を参照して、第3の実施の形態と第1の実施の形態の変形例を説明する。
(a)は第3の実施の形態を示す部分断面図である。この実施の形態の立軸ポンプは、ケーシング部の外側に浮かべるドーナツ状の円盤76を備えている。この円盤76は、ポンプの外側に発生する空気吸込渦を低減させるものである。また吸込管31の円筒状のケーシング部には縦方向にスリット51aが形成されている。複数のスリット51aが、ケーシング部の周方向に等配されている。
円盤76は水よりも比重の小さい材料、例えば木材、発泡合成樹脂等で製作してもよいし、強度の高い鋼材、強度が高く且つ腐食しにくいステンレス鋼等の金属材で形成し、浮き袋や発泡合成樹脂のような浮揚部材を付着させて製作してもよい。
このように構成すると、水位が低下してスリット51aの上端である水位A1に達するまでは、円盤76により空気吸込渦の発生が抑えられ、水位A1に達すると空気が流路36に吸い込まれるので、吸込水量が抑えられることにより空気吸込渦の発生が防止される。結局、高水位から水位A2以下の水位まで安定した先行待機運転が可能となる。
なお本実施の形態では、ケーシング部に形成された連通口としてスリット51aが形成された場合を説明したが、その代わりに第1の実施の形態と同様な複数の孔51であってもよいし、上部スリット51bと下部スリット51c、あるいはそれ以上の数に分離した分割スリットとしてもよい。
(b)は第1の実施の形態の変形例である。本実施の形態のポンプでは、外ケーシング71aが略水平に形成されている。外ケーシング71aは、縦方向にかつケーシングの半径方向に配設されたステー72aで吸込管のケーシング部と連結され、支持されている。
本実施の形態では、外ケーシング71aが略水平に形成されているので、(a)で説明した円盤76と同様に、空気吸込渦の原因となる水面付近から吸込管31の下端の吸込口へ向かう流れを遮断する効果が高い。またステー72aが水面から吸込管31の外面にそって流れる水の流れを円周方向に分散する効果を有する。ステー72aの枚数は、多くするとよい。例えば8枚以上とすると、渦防止効果が高い。
図5の模式的平面図(a)(c)、正面図(b)(d)を参照して第4の実施の形態を説明する。(a)(b)は第4の実施の形態、(c)(d)はその変形例を示す図である。
この実施の形態の立軸ポンプ10aは、(a)の平面図に示すように、立軸ポンプに張り出したスプリッターとしてのフィン78aを備える。フィン78aは、立軸ポンプのケーシングの外側に鉛直方向にかつポンプを平面図上で見て、対称に配置されている。また水槽1において、立軸ポンプ10aに吸い込まれる水の流れを対称に分けるように配置されている。
本実施の形態によれば、フィン78aが水槽内の流れの偏り、特にポンプ周辺の流れの偏りをなくし、渦や旋回流の発生を抑える。ここで渦には、くぼみ渦、空気吸込渦、同心渦等がある。
くぼみ渦とは、水面にくぼみができる程度で空気を吸い込むまでには至っていない渦である。
空気吸込渦とは、既に説明したように、くぼみが成長し先端がポンプ吸込口まで達した渦である。断続的で空気吸込量が少ないものは性能への影響もないが、連続的に吸い込むようになると性能低下や振動・騒音の原因となる。
同心渦とは、水位がポンプ吸込口まで下がると吸込管中心と渦が同心となり、多量の空気を吸い込む。ポンプの性能は著しく低下し、揚水不能となる。
旋回流とは、吸込水槽の偏流、渦、羽根車の回転により発生し、羽根車への均等な流入を乱し、ポンプの吐出量・揚程・軸動力に直接影響する。ポンプと同一回転方向では、揚程、軸動力ともに減少し、逆方向では増加する。本実施の形態では立軸ポンプであるので、羽根車と不平衡な力が生じ振動の原因となり得る。
(c)(d)の模式図を参照して、第4の実施の形態の変形例を説明する。この実施の形態の立軸ポンプ10bは、(c)の平面図に示すように、立軸ポンプ本体とは別に、水槽に形成されたスプリッターとしての渦流防止壁78bを備える。渦流防止壁78bは、立軸ポンプのケーシングを囲む水槽壁に鉛直方向にかつポンプを平面図上で見て、対称に配置されている。この渦流防止壁78bは水槽1において、立軸ポンプ10bに吸い込まれる水の流れを対称に分けるように配置されている。ここでは渦流防止壁78bはポンプ本体とは別体であり水槽に形成されているが、ポンプ本体と渦流防止壁78bとをあわせて実施の形態の立軸ポンプ10bと呼ぶ。
本実施の形態の立軸ポンプ10bによれば、ポンプ10aと同様に、渦流防止壁78bが水槽内の流れの偏り、特にポンプ周辺の流れの偏りをなくし、渦や旋回流の発生を抑える。
図6の部分断面図を参照して、本発明の実施の形態に用いるケーシングトリートメントの例を説明する。(a)は部分正面断面図、(b)はケーシングライナ部分の拡大図である。(b)では、羽根車20は想像線で描いてある。(c)は(b)の変形例の図である。
本実施の形態では、インペラケーシング32の内側にケーシングライナ61が嵌挿されている。羽根車20の外周先端は、僅かな間隙をもってケーシングライナ61の内面に対向している。すなわちケーシングライナ61は、僅かな間隙をもって羽根車20を囲んでいる。本実施の形態の羽根車20はオープン型であり、羽根外周側の先端がライナで囲まれている。
ケーシングライナ61の内面には羽根外周側の先端を囲む部分から上流側にかけて、水の流れ方向に向けられた複数の溝62が羽根車20の外周に沿って形成されている。溝62はいわゆるケーシングトリートメントを形成している。「水の流れ方向に向けられた」とは、流体圧力の勾配方向といってもよく、「水の流れ方向」成分があればよい。具体的には、水の流れ方向が縦方向のとき、(b)に示すように周方向成分のある斜め方向であってもよいし、(c)に示すように周方向成分の無い縦(鉛直)方向であってもよい。
溝の幅はケーシングライナ61の内面の直径の5〜10%、深さはケーシングライナ61の内面の直径の0.5〜2%とするのが好ましい。
溝62の幅は長さ方向の全長に渡って均等の場合を図示しているが、これに限らず、流れ方向にそって幅を徐々に大きく、又は小さくしてもよい。例えば図中下方から上方に向かって徐々に幅を広くしてもよいし、幅を狭くしてもよい。また複数の溝62同士の間隔は、周方向に等間隔な場合で図示したが、これに限らず不等間隔としてもよい。
図7のQ−Hカーブを参照してケーシングトリートメントを施した場合の作用を説明する。Qはポンプの吐出量、Hは揚程の水頭を示す。Xはケーシングトリートメントを施さない場合の斜流ポンプの典型的な特性を表すカーブ、Yは施した場合のカーブである。
一般に斜流ポンプは運転が容易であり、先行待機運転用の立軸ポンプとして利用されることが多い。一般に斜流ポンプでは、流量Qが増加するにつれて揚程Hは低下する。そのようないわゆる垂下特性の領域では安定した運転が可能である。ところが、カーブXには流量が増加すると揚程も増加する領域がある。図中Sで示す領域である。このような右上がり特性の領域Sではポンプにサージングと称する不安定現象が生じる。
ケーシングトリートメントを施したポンプの特性を表すカーブYには、右上がり特性がない。しかも効率カーブ(不図示)では、ケーシングトリートメントを施さない場合と比較して効率の低下もほとんど見られない。
先行待機運転では、水槽の水位が低いところから最高水位まで幅広く変化し得るので、一般に揚程Hの変化も大きい。したがって揚程H、水量Qについて、安定した運転が可能な範囲が広ければ広いほど好ましい。ケーシングトリートメントを施すと、オープン羽根を有する斜流ポンプに先行待機運転ポンプとして必要な特性を与えることができる。
流路と水槽側とを直接的に連通する連通口が前記ケーシング部に形成された吸込管を備えるので、水槽の水位が連通口の位置まで低下してきたときに、水槽側から流路側に空気を吸い込み得る状態になり、吸込管の下端への空気吸込渦の発生を抑えたいわゆる先行待機運転用の立軸ポンプを提供することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態である立軸ポンプの正面断面図である。 各水位と吸込管の下端から渦状に空気を吸い込んでしまう水位との関係を説明する部分断面図である。 本発明の第2の実施の形態とその変形例である立軸ポンプの部分正面断面図である。 本発明の第3の実施の形態と第1の実施の形態の変形例である立軸ポンプの模式的平面図及び正面図である。 本発明の第4の実施の形態とその変形例である立軸ポンプの正面断面図である。 本発明の実施の形態である立軸ポンプに用いるケーシングトリートメントを説明する部分正面断面図と部分拡大図である。 ケーシングトリートメントを施した立軸ポンプと、それを施さないポンプとを比較して、特性を説明するQ−Hカーブ(性能曲線)図である。 従来の立軸ポンプの正面断面図である。
符号の説明
10 立軸ポンプ
20 羽根車
21 回転軸
30 ケーシング
31 吸込管
32 インペラケーシング
36 流路
51 孔
51a、51b、51c スリット
61 ケーシングライナ
62 溝
71、71a 外ケーシング
72、72a ステー
76 円盤
78a フィン
78b 渦流防止壁
HWL 最高水位
LWL 最低水位
SWL 羽根車の吸込開始水位
A1 吸気口水位
A2 吸込管下端水位

Claims (7)

  1. 先行待機運転用立軸ポンプにおいて;
    縦方向に配置される回転軸により回転し、水槽内の水を吸い込む羽根車と;
    前記羽根車の上流側に配置され、前記羽根車に向けて前記水を流す流路を形成するケーシング部を有する吸込管であって、前記流路と前記水槽側とを直接的に連通する連通口が前記ケーシング部に形成された吸込管とを備える;
    立軸ポンプ。
  2. 前記連通口は、前記流路の流れ方向に形成された長孔、又は前記流路の流れ方向に配列された複数の孔である、請求項1に記載の立軸ポンプ。
  3. 前記吸込管は、前記ケーシング部の外側に配置された外ケーシングを有する、請求項1又は請求項2に記載の立軸ポンプ。
  4. 前記立軸ポンプの外側に発生する空気吸込渦を低減させるドーナツ状の円盤であって、前記ケーシング部の外側に浮かべる円盤を備える、請求項1又は請求項2に記載の立軸ポンプ。
  5. 前記立軸ポンプの外側に発生する空気吸込渦及び水中渦を防止するためのスプリッターを備える、請求項1又は請求項2に記載の立軸ポンプ。
  6. 前記羽根車は羽根外周側の先端がライナで囲まれたオープン型であり、該ライナには前記羽根外周側の先端を囲む部分から上流側にかけて、水の流れ方向に向けられた複数の溝が前記羽根の外周に沿って形成されている、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の立軸ポンプ。
  7. 前記水槽の水位が前記吸込管の下端よりも低いときに、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の立軸ポンプを始動する工程と;
    前記水位が前記羽根車の位置に達して前記立軸ポンプが水を吸い上げ始めた後に、前記水位が低下して前記吸込管の下端よりも低いところまで達しても前記立軸ポンプの運転を継続する工程とを備える;
    立軸ポンプの運転方法。
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