JP4411644B2 - 再生ポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、再生ポンプにおける騒音低減の工夫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
再生ポンプは、インペラの外周に多数の溝部を備え、インペラの回転に伴って、流体が前記溝部内から流出し、再び前記溝部内へ流入し、この作用を繰り返すことによって、流体が昇圧される構成になっている。再生ポンプは、小型の割に高い圧力が発生し、小型ボイラの給水ポンプなどに広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記再生ポンプは、吸込流路と吐出流路との間に隔壁部が設けられており、高圧流体の逆流を防ぐ構造になっているが、高圧流体が吐出される際、前記隔壁部に衝突し、騒音が発生する。この発明は、高圧流体が隔壁部に衝突して発生する騒音を低減することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、吸込流路および吐出流路を備えたケーシング内にインペラを回転自在に設け、前記吸込流路と前記吐出流路との間に隔壁部を設け、前記吐出流路内の上流位置に、前記隔壁部の吐出側壁面からこの吐出側壁面に相対する壁面にわたって整流部材を設け、この整流部材の上流側端部の軸方向幅Aを前記インペラの幅Bより大きくしたことを特徴としている。
【0006】
請求項2に記載の発明は、前記整流部材の下流側部分の断面積を漸次減少させたことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】
この発明の再生ポンプは、吸込流路および吐出流路を有するケーシングを備え、このケーシング内に、インペラが回転自在に設けられている。前記吸込流路と前記吐出流路との間には、隔壁部が設けられている。
【0008】
前記吐出流路の上流位置(好ましくは最上流位置)に、前記隔壁部の吐出側壁面からこの吐出側壁面に相対する壁面にわたって、騒音低減用の整流部材が設けられている。この整流部材を設けることにより、前記隔壁部の吐出側壁面に直線的に衝突する高圧流体の流量を極力抑えることができ、高圧流体が前記隔壁部に衝突して発生する騒音を大幅に低減することができる。
【0009】
前記整流部材の上流側端部は、前記インペラの外周部に近接して配置されており、前記整流部材に当たる高圧流体の流量が少なくなるようにしている。また、前記整流部材における前記インペラの軸方向の幅を、前記インペラの幅より大きくしている。そうすることにより、高圧流体が前記隔壁部の吐出側壁面に直線的に衝突するのを防止し、さらなる騒音の低減を図ることができる。
【0010】
前記整流部材の下流側部分は、その断面積を漸次減少させた形状になっており、いわゆる末細り形状になっている。前記整流部材を末細り形状に形成することにより、前記整流部材の下流側に、騒音の原因となる渦が発生するのを防止することができる。
【0011】
【実施例】
以下、この発明の好適な実施例について、図面に基づいて説明する。図1は、この発明の再生ポンプの一実施例を示す縦断面説明図である。図2は、図1のII−II線断面を拡大して示している。図3は図1のIII−III線断面を拡大して示している。
【0012】
この発明の再生ポンプは、吸込流路1および吐出流路2を有するケーシング3を備えている。インペラ4が、回転軸5に固定された状態で、前記ケーシング3内に回転自在に設けられている。前記インペラ4の外周部には多数の羽根6が設けられており、これらの羽根6,6間に溝部7が形成されている。前記インペラ4の外周部と前記ケーシング3の内周部との間に、昇圧流路8が設けられている。前記吸込流路1と前記吐出流路2との間には、高圧流体の逆流防止のために、隔壁部9が設けられている。
【0013】
前記吐出流路2の最上流位置、すなわち前記昇圧流路8からの高圧流体が流入する箇所に、騒音低減用の整流部材10が設けられている。この整流部材10は、前記隔壁部9の吐出側壁面11からこの吐出側壁面11に相対する壁面12にわたって設けられている。
【0014】
前記整流部材10の上流側端部13は、前記インペラ4の軸方向においては前記インペラ4の外周部に対面して平行になるように平面状に形成されており(図2参照)、前記インペラ4の周方向においては前記インペラ4の外周部に沿って円弧状に形成されている(図1参照)。前記上流側端部13と前記インペラ4との半径方向の隙間は、前記隔壁部9と前記インペラ4との半径方向の隙間と同程度に狭く(数十μm)設定されている。このような形状にすることにより、前記整流部材10に当たる高圧流体の流量を少なくすることができる。
【0015】
前記整流部材10の上流側端部13の軸方向幅Aは、前記インペラ4の幅Bより大きくしている。そうすることにより、高圧流体が前記隔壁部9の吐出側壁面11に直線的に衝突するのを防止し、騒音をさらに低減するようにしている。前記吐出流路2のうち前記整流部材10の周囲の部分は、他の部分より流路幅を大きくすることにより、流路抵抗を少なくしている(図2参照)。
【0016】
前記整流部材10の下流側部分14は、その断面積を漸次減少させた、いわゆる末細り形状になっている。この形状にすることにより、前記整流部材10の下流側に、騒音の原因となる渦が発生するのを防止することができる。
【0017】
次に、上述の構成について、その作用を説明する。前記吸込流路1から前記昇圧流路8へ流入した流体は、前記インペラ4の回転に伴って、前記昇圧流路8から前記溝部7内へ流入し、前記溝部7内から再び前記昇圧流路8へ流出することにより、前記溝部7と前記昇圧流路8との間を循環しながら流れ、昇圧される。昇圧されて高圧(約10kg/cm2)になった高圧流体は、前記昇圧流路8から、前記整流部材10により分岐されて前記吐出流路2へ流入する。そして、高圧流体は、前記整流部材10の側方を通過後、再び一つの流れになり、前記吐出流路2から外部へ圧送される。
【0018】
高圧流体が前記昇圧流路8から前記吐出流路2へ流入したとき、前記整流部材10は次のような働きをなす。前記隔壁部9の吐出側壁面11に衝突する高圧流体の流量が減るとともに、高圧流体は、前記吐出側壁面11に対して直線的には衝突しなくなる。また、高圧流体は、前記整流部材10に沿って、滑らかに案内されて流れる。よって、高圧流体が前記隔壁部9に衝突して発生する騒音が、大幅に低減される。実験結果によれば、この発明を実施していない再生ポンプと比較して、騒音が約6dB低減された。
【0019】
【発明の効果】
この発明によれば、隔壁部の吐出側壁面に直線的に衝突する高圧流体の流量を極力抑えることができるとともに、高圧流体の流れを滑らかに案内することができる。したがって、高圧流体が隔壁部に衝突して発生する騒音を大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す縦断面説明図である。
【図2】図1のII−II線における拡大断面説明図である。
【図3】図1のIII−III線における拡大断面説明図である。
【符号の説明】
1 吸込流路
2 吐出流路
3 ケーシング
4 インペラ
9 隔壁部
10 整流部材
11 吐出側壁面
12 壁面
14 下流側部分
A 整流部材の幅
B インペラの幅

Claims (2)

  1. 吸込流路1および吐出流路2を備えたケーシング3内にインペラ4を回転自在に設け、前記吸込流路1と前記吐出流路2との間に隔壁部9を設け、前記吐出流路2内の上流位置に、前記隔壁部9の吐出側壁面11からこの吐出側壁面11に相対する壁面12にわたって整流部材10を設け、この整流部材10の上流側端部13の軸方向幅Aを前記インペラ4の幅Bより大きくしたことを特徴とする再生ポンプ。
  2. 前記整流部材10の下流側部分14の断面積を漸次減少させたことを特徴とする請求項1に記載の再生ポンプ。
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