JP2001040753A - コンクリート製の側溝ブロック - Google Patents

コンクリート製の側溝ブロック

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JP2001040753A
JP2001040753A JP11216676A JP21667699A JP2001040753A JP 2001040753 A JP2001040753 A JP 2001040753A JP 11216676 A JP11216676 A JP 11216676A JP 21667699 A JP21667699 A JP 21667699A JP 2001040753 A JP2001040753 A JP 2001040753A
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gutter
concrete
cover
road
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Tsukasa Fukushima
司 福島
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Fujix Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はコンクリート製の側溝ブロックに関
し、降雨量が多い時でも集水能力が増大し、効率的な排
水が行え道路の路面が冠水せずに済み外気との還流が行
えて異臭を生ぜずに衛生的であり、また自動車の走行時
の荷重によりかけや割れを生ぜず、多くの労力および時
間を要せず側溝本体に対する側溝蓋の施工性を能率的に
行う。 【解決手段】 グレーチング部材7を外側に取付けたコ
ンクリート製の側溝蓋2と、該側溝蓋が被冠される係止
段部1a,1aを上方開口部3に略対向して設け排水孔
4を内部に有するコンクリート製の側溝本体1とから成
り、前記係止段部の上面にグレーチング部材と対応して
集水用の切欠部10または流水孔14を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリート製の側
溝ブロックに関し、特に道路の路面に降る雨水等の側溝
本体内に対する集水能力の増大をはかるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート製の側溝ブロックに
は図8ないし図9に示すものがある。すなわち、道路D
と歩道Jとの境界部分に連続して敷設される側溝本体a
の上方開口部bに左右対向して係止段部c,cを設け、
長手方向Xの側端には手掛孔d1 を有する多数の側溝蓋
dを係止段部c,cに着脱可能に被冠するものであっ
た。この側溝蓋dは、例えば可搬性を考慮して長さL′
が400〜500mm程度と短く形成され、断面略矩形
の同一厚みt′例えば100mm程度にてコンクリート
により形成されるものであった。そして、道路Dに降っ
た雨水は道路Dの敷設勾配θ1 に沿って道路Dの表面を
流れ、側溝蓋dの手掛孔d1 を通じて側溝本体a内の排
水孔fに流れ落ち、排水される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8お
よび図9に示す上記従来の側溝ブロックは、道路Dに降
った雨水は側溝蓋dの端部に設けた手掛孔d1 を通じて
側溝本体aの内部に流入され、排水されるのにすぎない
ので、降雨量が多くなると、雨水が1個所に集中するか
ら手掛孔d1 を通じての雨水の集水能力に欠ける。従っ
て、側溝本体a内の排水孔fにおける雨水の排水量は許
容限度を大きく下回っている場合でも排水能率が低くな
り、道路Dの路面は冠水してしまうことがある等の不都
合を生じていた。また手掛孔d1 には雨水の流入時に大
きなごみが引っ掛かり易く、雨水の流入を損なう原因に
なっていた。また、側溝本体aの上方開口部bの略全域
は多数の側溝蓋d,d…により被閉されるので、外気と
のに還流に欠け、異臭を生ずる原因になり、不衛生にな
っていた。さらに、自動車が走行する等して荷重が側溝
蓋dにかかると、側溝蓋dには側溝本体aに対する衝突
により外縁にかけや割れを生ずることがあった。しか
も、側溝蓋dを側溝本体aの上方開口部bに被冠する時
には、側溝蓋d,d相互または側溝蓋dと側溝本体aの
係止段部c,cとの摩擦係数が大きいので、位置決めお
よび落とし込みに時間と手間がかかり、施工性が悪く作
業能率が低かった。本発明は上記従来の欠点を解決し、
降雨量が多い場合でも集水能力が増大し、しかも効率的
に排水が行えて道路の路面が冠水せずに済み、また外気
との還流が充分に行えて異臭を生ずることなく衛生的で
あり、また自動車の走行時の荷重が側溝蓋にかかっても
外縁にかけや割れを生ぜず、しかも多くの労力および時
間を要することなく側溝本体に対する側溝蓋の施工性が
能率的に行えるコンクリート製の側溝ブロックを提供す
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
なされたものであり、その請求項1はグレーチング部材
を外側に取付けたコンクリート製の側溝蓋と、該側溝蓋
が被冠される係止段部を上方開口部に略対向して設け排
水孔を内部に有するコンクリート製の側溝本体とから成
り、該側溝本体の前記係止段部の上面に前記グレーチン
グ部材を対応して集水用の切欠部または流水孔が設けら
れたことを特徴とするという手段を採用した。
【0005】また本発明の請求項2は、請求項1におい
て前記切欠部は側溝本体内の排水孔に向かって連通可能
な下り勾配の導入斜面部が形成されたことを特徴とする
という手段を採用した。
【0006】また本発明の請求項3は、請求項1におい
て前記流水孔は上端口が係止段部の上面に臨まれ、下端
口が排水孔の内側壁に臨まれるように形成されることを
特徴とするという手段を採用した。
【0007】また本発明の請求項4は、請求項1におい
て前記切欠部または前記流水孔は道路側および縁石ブロ
ックを敷設する歩道側に位置する対向する係止段部の双
方に設けられることを特徴とするという手段を採用し
た。
【0008】また本発明の請求項5は、請求項1におい
て前記切欠部または前記流水孔は道路側または縁石ブロ
ックを敷設する歩道側に位置する係止段部の何れかに設
けられることを特徴とするという手段を採用した。
【0009】また本発明の請求項6は、請求項1におい
て側溝蓋は幅方向の上面が道路側から縁石ブロックを敷
設する歩道側に下り勾配をなし、かつ道路の路面に敷設
勾配に略一致する傾斜面に形成されることを特徴とする
という手段を採用した。
【0010】また本発明の請求項7は、請求項1または
請求項6の何れかにおいて側溝蓋は側溝本体の長手方向
の両側端における閉鎖天面部間に形成される開口部に被
冠され、該閉鎖天面部には側溝蓋の幅方向の上面に形成
した傾斜面部に略一致する傾斜面部を形成したことを特
徴とするという手段を採用した。
【0011】また本発明の請求項8は、請求項1におい
て前記グレーチング部材は側溝本体の長手方向にわたり
側溝蓋の外側に適宜固着手段により取付けられることを
特徴とするという手段を採用した。
【0012】また本発明の請求項9は、請求項1におい
て前記グレーチング部材は側溝蓋の隣接する相互間に側
溝蓋の長手方向に交又する幅方向に適宜固着手段により
取付けられることを特徴とする。
【0013】また本発明の請求項10は、請求項1にお
いて前記グレーチング部材は適宜固定手段により側溝本
体の上方開口部に着脱可能に被冠し、固定されることを
特徴とするという手段を採用した。
【0014】また本発明の請求項11は、請求項1また
は請求項8、請求項9、請求項10の何れかにおいてグ
レーチング部材を介して側溝蓋を側溝本体の上方開口部
に被冠し、固定する適宜固定手段が、側溝蓋が載置され
る係止手段に埋設されたインサート材と該インサート材
に螺入される取付ボルトとにより形成されることを特徴
とするという手段を採用した。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の具体
例を図面を参照して説明する。図1ないし図3は本発明
の第1実施例を示し、1は道路Dと歩道Jとの境界部分
に連続して敷設されるコンクリート製の側溝本体であ
り、この側溝本体1は側溝蓋2が被冠される係止段部1
a,1aを上方開口部3に略対向して設け内部には排水
孔4を有する。本実施例の側溝本体1は図示するように
長手方向Xの両側端、すなわち前端または後端の上面に
閉鎖天面部5,5を設けており、この閉鎖天面部5,5
間に形成される上方開口部3に側溝蓋2は被冠される。
【0016】前記側溝蓋2はコンクリート製であり、こ
の側溝蓋2は図示する実施例では幅方向Yの上面2aが
道路D側から縁石ブロック6の敷設側に下り勾配をな
し、かつ道路Dの路面の敷設勾配θ1 に略一致する傾斜
面部に形成されている。そして、側溝蓋2の外側にグレ
ーチング部材7が取付けられる。図示の実施例ではグレ
ーチング部材7は道路Dと歩道Jとの境界部分において
縁石ブロック6の敷設側に側溝本体1の長手方向Xにわ
たり適宜固着手段8により上方開口部3内に被冠される
側溝蓋2の外側に取付けられる。しかしながら、このグ
レーチング部材7は、図示するものに限ることなく側溝
蓋2の道路D側の外側に側溝本体1の長手方向Xにわた
り同様に適宜固着手段8により取付けることもできる。
【0017】グレーチング部材7を側溝蓋2に固着する
ための前記固着手段8としては、例えば図1および図2
に示すようにグレーチング部材7の背面に略水平方向に
突出して設けられたアンカー筋9をコンクリート製の側
溝蓋2内に成形時に埋設することにより側溝蓋2内に配
筋される鉄筋(図には示していない)と協同して構造材
として使用される。そして、圧縮または引張に対して側
溝蓋2の強度を向上するために堅牢な仕上がりに形成し
てグレーチング部材7を側溝蓋2に取付けてもよいし、
図には示さないがアンカー筋9の代わりに側溝蓋2内に
略水平に埋設したインサート部材内にインサートボルト
を螺入することにより側溝蓋2の外側にグレーチング部
材7を取付けることもできる。このようにして、グレー
チング部材7を側溝蓋2の外側に取付けるために側溝蓋
2内に略水平に埋込まれるインサートボルトは、圧縮ま
たは引張に対して側溝蓋2の強度を向上し、堅牢な仕上
がりに形成することができる。
【0018】10は側溝本体1の対向する前記係止段部
1a,1aの何れかの上面、すなわち図示するように縁
石ブロック6に沿って敷設されたグレーチング部材7や
または図には示さないが道路Dに沿って敷設されたグレ
ーチング部材7、さらには縁石ブロック6および道路D
の双方に沿って敷設されるグレーチング部材7と対応し
て所望数個が設けられた集水用の切欠部であり、この切
欠部10は側溝本体1内の排水孔4に向かって連通可能
な下り勾配θ2 の導入斜面部10aが形成される。この
切欠部10は道路Dに雨が降った場合に、道路Dの路面
の敷設勾配θ1に沿って流れ落ちる雨を集水してグレー
チング部材7を介して側溝本体1の排水孔4内に効率良
く導入するためのものである。
【0019】前記グレーチング部材7は剛性を発揮する
材料、例えば図示のように金属板に多数の孔を穿設した
いわゆるパンチングプレートにより形成されてもよい
し、金属棒または金属板を格子状に組付けることにより
形成されることもある。
【0020】また11は前記グレーチング部材7を介し
て側溝蓋2を側溝本体1の上方開口部3に被冠し、固定
するための適宜固定手段であり、この固定手段11とし
ては、側溝蓋2が載置される係止段部1a,1aに埋設
されたインサート部材12と、該インサート部材12が
螺入される取付ボルト13とにより形成される。
【0021】本発明の第1実施例は以上の構成からな
り、道路Dと歩道Jとの境界面に連続して側溝本体1が
敷設され、この側溝本体1の上方開口部3に対向して設
けた係止段部1a,1aに被冠されるコンクリート製の
側溝蓋2の幅方向Yの外側、図1および図2では側溝蓋
2の外側、すなわち側溝蓋2の歩道J側の外側にはグレ
ーチング部材7が取付けられている。そして、道路Dに
雨が降った場合に、雨水は道路Dの敷設勾配θ1 に沿っ
て路面の表面を流れ落ち、グレーチング部材7を通じて
グレーチング部材7の内部に導入されて効率良く集水が
行われる。この時、側溝蓋2は幅方向Yの上面が道路D
側から縁石ブロック6の敷設側に下り勾配をなし、かつ
道路Dの路面の敷設勾配θ1 に略一致する傾斜面部2a
に形成されるので、雨水は側溝蓋2の上面を道路D側か
ら縁石ブロック6の敷設側に円滑に流れ落ちる。
【0022】この際、雨水はこのグレーチング部材7に
対応して側溝本体1の下方に位置する係止段部1aの上
面に形成した切欠部10の導入斜面部10aから側溝本
体1の排水孔4内に流れ落ちてるので、道路Dへの降雨
量が多い場合にも集水能力が増大して効率良く集水がな
され、側溝本体1を通じて排水がなされる。このため、
道路Dの路面が雨水により溢れることなく、道路Dが冠
水されるのが防止される。こうして、自動車が走行する
時にタイヤがスリップするのが防止され、安全運転に寄
与できる。
【0023】また道路Dと歩道Jとの境界に道路Dに沿
って連続して敷設される側溝本体1の上方開口部3に対
向して設けた係止段部1a,1aに被冠される側溝蓋2
は、側溝蓋2の外側、すなわち側溝蓋2の道路D側の外
側にグレーチング部材7が、その背面に突出して設けた
複数本のアンカー筋9をコンクリート製の側溝蓋2内に
埋設されることにより取付けられるので、自動車が道路
Dを走行して荷重が加わった場合に、コンクリート製の
側溝蓋2の強度を向上することができる。この時、グレ
ーチング部材7の裏面に突出したアンカー筋9は、コン
クリート製の側溝蓋2内に配筋される鉄筋(図には示さ
ず)と協同してアンカー筋9は構造材として側溝蓋2の
強度を向上するとともに側溝蓋2の外側に幅方向Yに向
かって取付けられたグレーチング部材7と協同して側溝
蓋2は圧縮または引張に対して強度を向上することがで
きる。
【0024】しかも、グレーチング部材7および側溝蓋
2は、側溝本体1における上方開口部3の係止段部1
a,1aの上面に埋設したインサート部材12,12内
に施工現場にてインサートボルト13を上方から螺挿す
ることにより係止段部1a,1aに被冠される側溝蓋2
を側溝本体1に着脱可能に固定することができる。従っ
て、自動車等の荷重が側溝蓋2に加わった場合に、側溝
蓋2の外側が側溝本体1の係止段部1a,1aの対向し
た壁面に衝突する等の衝撃が加わって騒音を生ずること
なく、しかもかけを生じたり、破損されることはない。
またグレーチング部材7により外面が保護される側溝蓋
2を側溝本体1に被冠する場合に、グレーチング部材7
が側溝本体1の係止段部1a,1aの内壁に対して滑動
し易くなるので、容易かつ迅速に側溝本体1の所定の位
置に側溝蓋2を被冠することができる。
【0025】また、側溝本体1の掃除を行うには、イン
サートボルト13をインサート部材12から螺退するこ
とにより側溝本体1の対向する係止段部1a,1aに被
冠した側溝蓋2を側溝本体1から取外し、側溝本体1の
排水孔4に溜まったゴミや汚泥を外部に取出して掃除を
行うことができる。掃除後はインサートボルト13をイ
ンサート部材12内に螺挿することにより側溝蓋2を再
び側溝本体1の係止段部1a,1aに被冠し、固定する
ことができる。また本実施例の側溝蓋2は、図8に示す
ような従来の側溝蓋2のような手掛孔d1 を側溝蓋2の
上面に設けなくても済むので、ハイヒールの踵が手掛孔
1 に入り込む余地はない。
【0026】しかも、側溝蓋2の外側に取付けられたグ
レーチング部材7の多数の小孔および側溝本体1の係止
段部1a,1aの上面に形成した切欠部10を通じて外
気と側溝本体1の排水孔4内との換気が円滑にはかれる
ので、側溝本体1の排水孔4内に異臭が立ち込めるのが
防止される。
【0027】図4および図5に示すものは本発明の第2
実施例であり、この実施例では側溝本体1の上方開口部
3に設けた対向する係止段部1a,1aに被冠される側
溝蓋2の外側にはグレーチング部材7が取付けられる点
は前記第1実施例と同様であるが、この実施例ではグレ
ーチング部材7と対応して集水用の流水孔14を歩道J
側の係止段部1aに設けた。そして、この流水孔14は
上端口14aが係止段部1aの上面に臨まれ、下端口1
4bが側溝本体1内の排水孔4の内側壁1bに臨まれる
ように形成される点が前記第1実施例と異なる構成であ
る。こうして、道路Dに降った雨水が道路Dの敷設勾配
θ1 に沿って歩道J側に流れ落ち、次いでグレーチング
部材7に設けた多数の小孔を介して導入されることによ
り集水が行われる。この時、効率良く流水孔14を通じ
て集水が行われるので、集水能力が増大して側溝本体1
の排水孔4に雨水が円滑に流れ落ちて排水がなされるほ
かは前記実施例と同様の作用がある。
【0028】図6に示すものは本発明の第3実施例であ
り、この実施例においては側溝本体1の前端および後端
の上面に設けた閉鎖天面部5,5間に形成される上方開
口部3において対向して設けた係止段部1a,1aに被
冠される側溝蓋2の外側、すなわち側溝本体1の長手方
向Xに交又する幅方向Yにわたり側溝蓋2の前後の外側
にグレーチング部材7,7を取付けたことにより道路D
の敷設勾配θ1 に沿って道路Dに降った雨水は歩道J側
に流れ落ちる。次いで側溝本体1の歩道J側に設けた係
止段部1a,1aの上面にグレーチング部材7,7と対
応して設けた切欠部10,10を通じてグレーチング部
材7,7に設けた多数の小孔内に導入される雨水の集水
効率が増大して効率的に集水が行われ、切欠部10,1
0に設けた下り勾配θ2 の傾斜面部10a,10aから
側溝本体1の排水孔4に雨水は流れ落ちて排水が行なわ
れるほかは前記実施例と同様の作用がある。
【0029】図7に示すものは本発明の第4実施例であ
り、この実施例では側溝本体1の長手方向Xの前端また
は後端に前記実施例のように閉鎖天面部5,5を設ける
ことなく、長手方向Xに伸びる上方開口部3の全域に対
向する係止段部1a,1aを設け、そして側溝蓋2を係
止段部1a,1aに隣接して被冠する。そして、グレー
チング部材7はこの隣接する側溝蓋2の相互間に長手方
向Xに交又した幅方向Yにわたり適宜固着手段8により
取付けたことにより、側溝蓋2の前後の外側に取付けら
れるグレーチング部材7,7に対応して設けた切欠部1
0,10を通じて道路Dに降った雨水の集水能力を増大
して効率的に集水を行う。この時、切欠部10,10の
下り勾配θ2 の傾斜面部10a,10aから側溝本体1
の排水孔4内に雨水は流れ落ちて効率的に排水が行なわ
れるようにした点が前記各実施例とは異なる構成、作用
がある。
【0030】なお図示する上記第1実施例、第2実施例
の各実施例では側溝本体1に対向して設けた係止段部1
a,1aの歩道J側の係止段部1aのみに集水用の切欠
部10または流水孔14を設け、この切欠部10または
流水孔14を側溝蓋2の外側に取付けたグレーチング部
材7に対応して設けたことにより切欠部10または流水
孔14を通じて道路Dに降った雨水の集水能力を増大し
て側溝本体1の排水孔4に流れ落として排水を行うよう
にしているが、道路D側の係止段部1aの一方または歩
道J側と道路D側の係止段部1a,1aの双方に集水用
の切欠部10または流水孔14を設けることにより道路
Dに降った雨水を道路D側と歩道J側との2経路から効
率的に集水し、排水を行ようにすることも本発明の適用
範囲である。またグレーチング部材7の取付個所は、側
溝蓋2の外側ならばいかなる場所にも固着手段8により
取付けることができ、図示する個所に限らない。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明は、グレーチング部
材を外側に取付けたコンクリート製の側溝蓋と、該側溝
蓋が被冠される係止段部を上方開口部に略対向して設け
排水孔を内部に有するコンクリート製の側溝本体とから
成り、該側溝本体の前記係止段部の上面に前記グレーチ
ング部材と対応して集水用の切欠部または流水孔が設け
られたので、降雨量が多い場合でも集水能力が増大し、
しかも効率的に排水が行えて道路の路面が冠水せずに済
み、また外気との還流が充分に行えて異臭を生ずること
なく衛生的でり、また自動車の走行時の荷重が側溝蓋に
かかっても外縁にかけや割れを生ぜず、しかも多くの労
力および時間を要することなく側溝本体に対する側溝蓋
の施工性が効率的に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】同じく側溝蓋を側溝本体の上方開口部の係止段
部に被冠した状態の断面図である。
【図3】同じく本実施例で使用する側溝蓋を示す拡大斜
視図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図5】同じく側溝蓋を側溝本体の上方開口部の係止段
部に被冠した状態の断面図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す斜視図である。
【図7】同じく本発明の第4実施例を示す斜視図であ
る。
【図8】上方開口部に側溝蓋を被冠した従来の側溝を示
す側面図である。
【図9】同じく平面図である。
【符号の説明】
1 側溝本体 1a 係止段部 2 側溝蓋 2a 傾斜面部 3 上方開口部 4 排水孔 5 閉鎖天面部 6 縁石ブロック 7 グレーチング部材 8 固着手段 10 切欠部 10a 導入斜面部 14 流水孔 14a 上端口 14b 下端口 D 道路 J 歩道 X 長手方向 Y 幅方向

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グレーチング部材を外側に取付けたコン
    クリート製の側溝蓋と、該側溝蓋が被冠される係止段部
    を上方開口部に略対向して設け排水孔を内部に有するコ
    ンクリート製の側溝本体とから成り、該側溝本体の前記
    係止段部の上面に前記グレーチング部材と対応して集水
    用の切欠部または流水孔が設けられたことを特徴とする
    コンクリート製の側溝ブロック。
  2. 【請求項2】 前記切欠部は側溝本体内の排水孔に向か
    って連通可能な下り勾配の導入斜面部が形成されたこと
    を特徴とする請求項1に記載のコンクリート製の側溝ブ
    ロック。
  3. 【請求項3】 前記流水孔は上端口が係止段部の上面に
    臨まれ、下端口が排水孔の内側壁に臨まれるように形成
    されることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート
    製の側溝ブロック。
  4. 【請求項4】 前記切欠部または前記流水孔は道路側お
    よび縁石ブロックを敷設する歩道側に位置する対向する
    係止段部の双方に設けられることを特徴とすることを特
    徴とする請求項1に記載のコンクリート製の側溝ブロッ
    ク。
  5. 【請求項5】 前記切欠部または前記流水孔は道路側ま
    たは縁石ブロックを敷設する歩道側に位置する係止段部
    の何れかに設けられることを特徴とする請求項1に記載
    のコンクリート製の側溝ブロック。
  6. 【請求項6】 側溝蓋は幅方向の上面が道路側から縁石
    ブロックを敷設する歩道側に下り勾配をなし、かつ道路
    の路面の敷設勾配に略一致する傾斜面部に形成されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のコンクリート製の側溝
    ブロック。
  7. 【請求項7】 側溝蓋は側溝本体の長手方向の両側端に
    おける閉鎖天面部間に形成される開口部に被冠され、該
    閉鎖天面部には側溝蓋の幅方向の上面に形成した傾斜面
    部に略一致する傾斜面部を形成したことを特徴とする請
    求項1または請求項6の何れかに記載のコンクリート製
    の側溝ブロック。
  8. 【請求項8】 前記グレーチング部材は側溝本体の長手
    方向にわたり側溝蓋の外側に適宜固着手段により取付け
    られることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート
    製の側溝ブロック。
  9. 【請求項9】 前記グレーチング部材は側溝蓋の隣接す
    る相互間に側溝蓋の長手方向に交又する幅方向に適宜固
    着手段により取付けられることを特徴とする請求項1に
    記載のコンクリート製の側溝ブロック。
  10. 【請求項10】 前記グレーチング部材は適宜固定手段
    により側溝本体の上方開口部に着脱可能に被冠し、固定
    されることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート
    製の側溝ブロック。
  11. 【請求項11】 グレーチング部材を介して側溝蓋を側
    溝本体の上方開口部に被冠し、固定する適宜固定手段
    が、側溝蓋が載置される係止段部に埋設されたインサー
    ト材と該インサート材に螺入される取付ボルトとにより
    形成されることを特徴とする請求項1または請求項8、
    請求項9、請求項10の何れかに記載のコンクリート製
    の側溝ブロック。
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