JP2001039997A - 安定化されたレチノイン酸類の誘導体、ならびにそれらを含有する外用剤組成物 - Google Patents

安定化されたレチノイン酸類の誘導体、ならびにそれらを含有する外用剤組成物

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JP2001039997A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮膚の老化を防止し、滑らかでしっとり
した肌を与える化粧用クリーム及び美容液などに有用な
成分の提供。 【解決手段】 レチノイン酸糖アミド化合物を提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安定化されたレチ
ノイン酸類又はその誘導体、並びにそれらを含有する外
用剤組成物に関し、更に詳しくは、比較的容易に合成が
可能で、水溶性も良く、安定性を改良したレチノイン酸
類又はその誘導体、並びにそれらを用いた美容液、化粧
料または皮膚外用剤などに好適な外用剤組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、レチノイン酸をはじめとする
レチノイドには、細胞の賦活化やしわ改善効果などの効
能があることが報告されており、これを配合した化粧料
は皮膚の老化を防止し、滑らかでしっとりした肌を与え
ることが期待される。しかし、同時に種々の問題点が指
摘されており、化粧料に配合することは困難である。化
粧品原料として生理作用が緩和なレチノールの脂肪酸エ
ステルが用いられているが水不溶のため使用範囲は限ら
れており、またそのしわ改善等の効果は不十分なもので
あった。レチノイドによる刺激緩和を目的にレチノイン
酸をアミド化した誘導体の報告もあるが(特開昭46−
714号公報)、やはり水溶性が悪いため製品への配合
が困難であった。
【0003】水溶性を改善するためにレチノイン酸糖エ
ステル(特表平9−503499号公報)やレチノール
の配糖体(特開平10−158290号公報)などが提
案されているが、前者は耐加水分解性に問題があり、後
者は合成法が煩雑であり、ともに実使用には向かないも
のであった。レチノイン酸の糖アミド誘導体も開示され
ているが(特開平9−12538号公報および特表平9
−509680号公報、米国特許4565863号)、
糖の結合部位がアノメリック位のため合成が煩雑となる
ことや、構造中に芳香族環をもつことなどより、いずれ
も実用化が困難と考えられるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
課題に鑑み、十分に安定で外用剤組成物中で分解するこ
とがなく、かつ水溶性が良好となる安定化されたレチノ
イン酸類又はその誘導体、並びにそれらを含有する外用
剤組成物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討を行った結果、アミノ糖類か
ら誘導される特定の基をもつレチノイン酸類又はその誘
導体が該レチノイン酸類の細胞賦活化やしわ改善効果な
どの効能を失うことなく水溶性及び安定性に優れ、また
該レチノイン酸類又はその誘導体が外用剤組成物中で安
定的に配合しうることを見い出し、本発明を完成させる
至った。
【0006】すなわち、本発明は、次の(1)及び
(2)に存する。 (1)下記一般式(I)で示される化合物のうち少なく
とも1種からなることを特徴とする安定化されたレチノ
イン酸類又はその誘導体。
【化2】 (2)上記一般式(I)記載のレチノイン酸類の誘導体
を含有することを特徴とする外用剤組成物。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。本発明の安定化されたレチノイン酸類又
はその誘導体(以下、単に「レチノイン酸誘導体」とい
う)は、下記一般式(I)で示される化合物のうち少な
くとも1種からなることを特徴とするものである。
【化3】 [式中Rはアノメリック位以外で窒素原子と結合した
アミノ単糖,アミノ二糖,もしくはアミノオリゴ糖より
アミノ基を除いたアミノ糖残基を示し、Rは水素原子
または置換されていてもよい炭素数1〜8のアルキル基
を示す]
【0008】本発明において、上記一般式(I)で表わ
されるレチノイン酸誘導体は、レチノイン酸類が有する
細胞賦活化やしわ改善効果などの特性を何ら阻害するこ
となく、該レチノイン酸誘導体が溶存している系での分
解、変色、沈殿などの実用上問題のない程度まで防止で
き、水溶性及び経時安定性(保存安定性)に優れると共
に製剤化が容易となる安定化されたレチノイン酸誘導体
となるものである。
【0009】上記式中Rはアノメリック位以外で窒素
原子と結合したアミノ単糖,アミノ二糖,もしくはアミ
ノオリゴ糖よりアミノ基を除いたアミノ糖残基を示し、
具体的にはグルコサミン、ガラクトサミン、ラクトサミ
ン、ノイラミン酸等のアミノ糖もしくはそのエステル化
されたアミノ糖誘導体等が挙げられ、特に入手しやす
さ、合成の容易さからグルコサミン、ガラクトサミンが
好ましい。Rは水素原子または置換されていてもよい
炭素数1〜8のアルキル基を示し、アルキル基として
は、メチル基、エチル基、オクチル基、イソプロピル
基、2−エチルヘキシル基等が挙げられるが、得られる
レチノイン酸誘導体の水溶性が損なわれないためには、
水素原子またはメチル基であることが望ましい。上記一
般式(I)で表わされるレチノイン酸誘導体を例示する
と、D−2−N−レチノイルグルコサミン、D−2−N
−レチノイルガラクトサミン、D−2−N−レチノイル
ノイラミン酸メチルが挙げられるが、特にD−2−N−
レチノイルグルコサミン、D−2−N−レチノイルガラ
クトサミンが好ましい。
【0010】本発明において、上記一般式(I)で示さ
れるレチノイン酸誘導体は、例えば、含窒素糖質もしく
はその保護基などを有する誘導体と、レチノイン酸類を
脱水剤存在下で反応させる方法や、レチノイン酸ハロゲ
ン化物もしくはレチノイン酸無水物とを塩基触媒存在下
で反応させる方法等で製造することができる。これらの
合成に関与する反応はごく一般的なものであるため、従
来用いられている化合物に比べて、効率的に得ることが
できる。
【0011】本発明の外用剤組成物は、上記一般式
(I)で示される化合物の少なくとも1種(単独または
2種以上)を含有することを特徴とするものであり、製
剤としては例えば化粧品、医薬部外品、医薬品等が挙げ
られる。これら製剤中における上記一般式(I)で示さ
れる化合物の配合量は、用途や同時に配合する他成分の
種類または量等に応じて適宜決定されるが、細胞の賦活
化やしわ改善などの効果を十分にかつ有効に表すため
に、その配合量は組成物全体に対して0.001〜5%
が好ましく、より好ましくは0.01〜2%である。5
%を越えて過剰に配合しても、5%配合時以上の効果は
期待できない。また、前記一般式(I)の構造をもつ化
合物は、多数の種類が例示されるが、それぞれを単独に
本発明の外用剤組成物中に配合することは当然可能であ
る。更に、これらを2種以上適宜組み合わせて配合する
ことも可能であり、この場合の化合物の種類、その配合
比率は任意であり、特に限定されるものではない。
【0012】本発明の外用剤組成物には、上記一般式
(I)の成分の他に、油分、水、界面活性剤、保湿剤、
低級アルコール、増粘剤、既知の酸化防止剤、キレート
剤、pH調整剤、防腐剤、香料、色素、粉末成分、紫外
線吸収剤、紫外線散乱剤、ビタミン類、アミノ酸、その
他有効成分、植物抽出物、生薬等、通常外用剤組成物に
用いられる原料を本発明の効果を損なわない範囲で配合
することができる。
【0013】油分としては、例えば、オリーブ油、ホホ
バ油、ヒマシ油、カカオ脂、椿油、ヤシ油、木ロウ、グ
レープシード油、アボガド油、ミンク油、卵黄油、硬化
油、月見草油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウ
モロコシ油、ナタネ油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚
芽油、サザンカ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、
エノ油、ダイズ油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌ
カ油、シナギリ油、日本キリ油、胚芽油、トリグリセリ
ン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸
グリセリン、馬油、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊
脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ橘
油、牛足油、硬化ヒマシ油等の油脂類、鯨ロウ、蜜ロ
ウ、ラノリン、カルナウバロウ、キャンデリラロウ綿ロ
ウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、モンタンロウ、ヌカ
ロウ、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サ
トウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン
酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノ
リン、セラックロウ、ポリオキシエチレン(POE)ラ
ノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコール
アセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン
脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリ
ンアルコールエーテル等のロウ類、流動パラフィン、セ
レシン、スクワラン、マイクロクリスタリンワックス、
パラフィンワックス、ワセリン、オゾケライト、スクワ
レン、プリスタン、パラフィン等の炭化水素類、ステア
リン酸、オレイン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、イソ
ステアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸、ベヘン(ベ
ヘニン)酸、12−ヒドロキンステアリン酸、ウンデシ
レン酸、トール酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコ
サペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DH
A)等の脂肪酸類、セタノール、ステアリルアルコー
ル、ラノリルアルコール、オクチルドデカノール、ヘキ
シルデカノール、ラウリルアルコール、セチルアルコー
ル、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレ
イルアルコール、セトステアリルアルコール、モノステ
アリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2−
デシルテトラデシノール、コレステロール、フィトステ
ロール、イソステアリルアルコール等のアルコール類、
ミリスチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、パル
ミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシ
ル、コレステロールオレート、オクタン酸セチル、ミリ
スチン酸オクチルドデシル、ラウリン酸ヘキシル、ミリ
スチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオク
タン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、
酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリ
ン酸イソセチル、1,2−ヒドロキシステアリル酸コレ
ステリル、ジ−2−エチルヘキシル酸エチレングリコー
ル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソ
ステアリン酸N−アルキルグリコール、ソカプリン酸ネ
オペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ
−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エ
チルヘキシル酸トリメチロールプロパン、トリイソステ
アリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチル
ヘキンル酸ペンタンエリスリトール、トリ−2−エチル
ヘキシル酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチ
ロールプロパン、セチル−2−エチルヘキサノエート、
2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グ
リセリン、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライ
ド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オイ
ル、セトステアリルアルコール、アセトグリセライド、
パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイ
ソブチル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オ
クチルドデシルエステル、アジピン酸ジ−2−ヘプチル
ウンデシル、エチルラウレート、セバチン酸ジ−2−エ
チルヘキシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、パル
ミチン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸2−ヘキシル
デシル、セバチン酸ジイソプロピル、コハク酸2−エチ
ルヘキシル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、ク
エン酸トリエチル等のエステル類等が挙げられる。
【0014】また、界面活性剤としては、例えば、セチ
ル硫酸ナトリウム、POEラウリルエーテルリン酸、ラ
ウリルリン酸ナトリウム、パルミチン酸トリエタノール
アミン、N−アシルグルタミン酸ナトリウム、セッケン
用素地、ラウリン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウ
ム、パルミチン酸ナトリウム等の脂肪酸セッケン、ラワ
リル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、POEラ
ウリル硫酸トリエタノールアミン、POEラウリル硫酸
ナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリウム、N−ミ
リストイル−N−メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂
肪酸メチルタウリッドナトリウム、ラウリルメチルタウ
リッドナトリワム、POEオレイルエーテルリン酸ナト
リウム、POEステアリルエーテルリン酸、ジ−2−エ
チルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイ
ルモノエタノールアミドPOEスルホコハク酸ナトリウ
ム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸
ナトリウム等のスルホコハク酸塩、直鎖ドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム、直鎖ドデシルベンゼンスルホ
ン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンス
ルホン酸、N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウ
ム、N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N−
ミリストイル−L−グルタミン酸モノナトリウム、硬化
ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム、ロート油、P
OEアルキルエーテルカルボン酸、POEアルキルアリ
ルエーテルカルボン酸塩、α−オレフインスルホン酸
塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコール
硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エ
ステル塩、ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナ
トリウム、N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタ
ノールアミン、カゼインナトリウム等のアニオン界面活
性剤、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリル
トリメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモ
ニウム塩、塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジア
ルキルジメチルアンモニウム塩、塩化ポリ(N,N’−
ジメチル−3,5−メチレンピペリジニウム)、塩化セ
チルピリジニム等のアルキルピリジニウム塩、アルキル
四級アンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモ
ニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモ
リホニウム塩、POEアルキルアミン、アルキルアミン
塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸
誘導体、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等
のカチオン界面活性剤、塩化アルキルアミノエチレング
リシン液、レシチン、2−ウンデシル−N−(ヒドロキ
シエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリ
ウム、2−ココイル−2−イミタゾリニウムヒドロキサ
イド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩、2−
ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキン
エチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルア
ミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイ
ン、スルホベタイン等の両性界面活性剤、ショ糖脂肪酸
エステル、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、
POEヤシ脂肪酸モノエタノールアミド、POEポリオ
キシプロピレングリコール、POEヒマシ油、POEラ
ノリン、モノステアリン酸ソルビタン、モノパルミチン
酸POEソルビタン、ソルビタンモノオレエート、ソル
ビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレー
ト、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステ
アレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタント
リオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセ
ロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキンル酸ジグ
リセロールソルビタン、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、
モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリ
ン、α,α’−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリ
ン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸、モノステア
リン酸グリセリン、モノステアリン酸プロピレングリコ
ール、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテ
ル、POE・メチルポリシロキサン共重合体、POEソ
ルビタンモノオレエート、POE−ソルビタンモノステ
アレート、POE−ソルビタンモノオレート、POE−
ソルビタンテトラオレエート、POE−ソルビットモノ
ラウレート、POE−ソルビットモノオレエート、PO
Eオレイルエーテル、POE−ソルビットペンタオレエ
ート、POE−ソルビットモノステアレート、POE−
グリセリンモノステアレート、POE−グリセリンモノ
イソステアレート、POE−グリセリントリイソステア
レート、POEモノオレエート、POEジステアレー
ト、POEモノジオレエート、システアリン酸エチレン
グリコール、POEラウリルエーテル、POEステアリ
ルエーテル、POEベヘニルエーテル、POE2−オク
チルドデシルエーテル、POEコレスタノールエーテル
等のPOEアルキルエーテル類、POEオクチルフェニ
ルエーテル、POEノニルフェニルエーテル、POEジ
ノニルフェニルエーテル、プルロニック、POE・ポリ
オキシプロピレンセチルエーテル、POEポリオキシプ
ロピレン2−デシルテトラデシルエーテル、POE・ポ
リオキシプロピレンモノブチルエーテル、POE・ポリ
オキシプロピレン水添ラノリン、POE・ポリオキシプ
ロピレングリセリンェーテル、テトロニック、POE硬
化ヒマシ油、POE硬化ヒマシ油モノイソステアレー
ト、POE硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE
硬化ヒマン油モノビログルタミン酸モノイソステアリン
酸ジエステル、POE硬化ヒマン油マレイン酸、POE
ソルビットミツロウ、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミ
ド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸インプロ
パノールアミド、POEプロヒレングリコール脂肪酸エ
ステル、POEアルキルアミン、POE脂肪酸アミド、
POEノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物、アルキ
ルエトキシジメチルアミンオキシド、トリオレイルリン
酸等の非イオン性界面活性剤等が挙げられる。
【0015】保湿剤としては、例えば、グリセリン、
1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、
ソルビトール、ポリエチレングリコール、ジプロピレン
グリコール、ヘキシレングリコール、キシリトール、マ
ルチトール等の多価アルコール、アミノ酸、乳酸ナトリ
ウム、ピロリドンカルボン酸ナトリウム等のNMF成
分、ヒアルロン酸、アテロコラーゲン、短鎖可溶性コラ
ーゲン、ムコ多糖類、ムコイチン硫酸、コンドロイチン
硫酸等の水溶性高分子物質、イサイヨバラ抽出物、セイ
ヨウノキギリソウ抽出物、メリロート抽出物、力ロニン
酸、コレステリル−12−ヒドロキシステアレート、乳
酸ナトリウム、胆汁酸塩、d,l−ピロリドンカルボン
酸塩、ジグリセリン(EO)PO付加物等が挙げられ
る。低級アルコールとしては、エタノール、イソプロパ
ノール等を例示することができる。
【0016】増粘剤としては、例えば、アルギン酸ナト
リウム、キサンタンガム、珪酸アルミニウム、マルメロ
種子抽出物、トラガカントガム、デンプン、メチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、可溶性デンプン、カチオン化セルロー
ス、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール
アラビアガム、力ラギーナン、力ラヤガム、キャロブガ
ム、カゼイン、デキストリン、ゼラチン、ペクチン酸ナ
トリウム、アラギン酸ナトリウム、エチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース、PVM、PVP、ポリ
アクリル酸ナトリウム、ロー力ストビーンガム、グアー
ガム、夕マリントガム、ジアルキルジメチルアンモニウ
ム硫酸セルロース、ケイ酸アルミニウムマグネシウム,
ベントナイト,ヘクトライトなどの粘土鉱物が挙げられ
る。
【0017】酸化防止剤としては、例えば、ジブチルヒ
ドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食
子酸プロピル、アスコルビン酸およびその誘導体等が挙
げられる。キレート剤としては、例えば、エデト酸、エ
タンヒドロキシホスフェート、ピロリン酸、ヘキサメタ
リン酸、クエン酸、酒石酸、グルクロン酸およびこれら
の生理的に許容される塩等が挙げられる。pH調整剤と
しては、例えば、水酸化ナトリウム、トリエタノールア
ミン、クエン酸、クエン酸ナトリウム、ホウ酸、ホウ
砂、リン酸一水素ナトリウム等が挙げられる。
【0018】防腐剤としては、例えば、パラオキシ安息
香酸メチル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安
息香酸エチル、デヒドロサクサン、サリチル酸、安息香
酸、ソルビン酸、塩化ベンザルコニウム等が挙げられ
る。色素としては、例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛、
酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄、γ−酸化鉄、黄酸化
鉄、黄土、黒酸化鉄、カーボンブラック、低次酸化チタ
ン、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット、酸化
クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト、群青、紺
青、酸化チタンコーテッドマイ力、酸化チタンコーテッ
ドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、
着色酸化チタンコーテッドマイ力、オキシ塩化ビスマ
ス、魚鱗箔、アルミニウムパウダー、力ッパーパウダ
ー、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色
205号、赤色220号、赤色226号、赤色228
号、赤色405、橙色203号、橙色204号、黄色2
05号、赤色401号、及び青色404号、赤色3号、
赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色23
0号、赤色401号,赤色505号、橙色205号、黄
色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色
3号、青色1号、クロロフィル、β−カロリン、チタン
イエロー、カーサミン、紅花赤等が挙げられる。
【0019】香料としては、例えば、脂肪族炭化水素,
テルペン炭化水素,芳香族炭化水素等の炭化水素類、脂
肪族アルコール,テルペンアルコール,芳香族アルコー
ル等のアルコール類、脂肪族エーテル,芳香族エーテル
等のエーテル類、脂肪族オキサイド,テルペン類のオキ
サイド等のオキサイド類、脂肪族アルデヒド、テルペン
系アルデヒド、水素化芳香族アルデヒド等、チオアルデ
ヒド,芳香族アルデヒド等のアルデヒド類、脂肪族ケト
ン,テルペンケトン,水素化芳香族ケトン,脂肪族環状
ケトン,非ベンゼン系芳香族ケトン,芳香族ケトン等の
ケトン類、アセタール類、ケタール類、フェノール類、
フェノールエーテル類、脂肪酸,テルペン系カルボン
酸,水素化芳香族カルボン酸,芳香族カルボン酸等の酸
類、酸アマイド類、脂肪族ラクトン,大環状ラクトン,
テルペン系ラクトン,水素化芳香族ラクトン,芳香族ラ
クトン等のラクトン類、脂肪族エステル,フラン系カル
ボン酸族エステル,脂肪族環状カルボン酸エステル,シ
クロヘキシルカルボン酸族エステル,テルペン系カルボ
ン酸エステル,芳香族カルボン酸エステル等のエステル
類、ニトロムスク類,ニトリル,アミン,ピリジン類,
キノリン類,ピロール,インドール等の含窒素化合物等
々の合成香料及び動物,植物からの天然香料、天然香料
及び/又は合成香料を含む調合香料の1種又は、2種以
上を混合し使用することができる。例えば、1996年
化学工業日報社刊印藤元一著「合成香料 化学と商品知
識」、1969年MONTCLAIR,N.J.刊ST
EFFEN ARCTANDER著“Perfume
and Flavor Chemicals”等に記載
の香料が使用できる。
【0020】粉末成分としては、例えば、タルク、カリ
オン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、
合成雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、パーミキュラ
イト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アル
ミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸
マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸
金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリ
ウム、焼成硫酸カルシウム、(焼セッコウ)、リン酸カ
ルンウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セ
ラミックバウダー、金属セッケン(ミリスチン酸亜鉛、
パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)
窒化ホウ素、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポ
リエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリス
チレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉
末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉
末、セルロース粉末等が挙げられる。
【0021】紫外線吸収剤としては、例えば、メチルア
ントラニレート、ホモメンチル/アセチルアントラニレ
ート、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2 2−
ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’
−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノ
ン、2,2’−4,4’−テトラヒドロキンベンゾフェ
ノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、
2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’−メチルベンゾフ
ェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン
−5−スルホン酸塩、4−フェニルベンゾフェノン、2
−エチルヘキシル−4’−フェニルベンゾフェノン−2
−カルボキシレート、2−ヒドロキシ−4−n−オクト
キシベンゾフェノン、4−ヒドロキシ−3−力ルボキシ
ベンゾフェノン、2,2’−ヒドロキシ−5−メチルフ
ェニルベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−
5’−t−オクチルフェニルベンゾトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾト
リアゾール、ジアニソイルメタン、4−メトキシ−4’
−t−ブチルジベンゾイルメタン(パルソールA)、パ
ラアミノ安息香酸、オクチルジメチルパラアミノ安息香
酸、パラアミノ安息香酸モノグリセリンエステル、N,
N−ジプロポキシパラアミノ安息香酸エチルエステル、
N,N−ジエトキシパラアミノ安息香酸エチルエステ
ル、N,N−ジメチルパラアミノ安息香酸エチルエステ
ル、N,N−ジメチルパラアミノ安息香酸ブチルエステ
ル、N,N−ジメチルパラアミノ安息香酸アミルエステ
ル、ジプロピレングリコールサリシレート、エチレング
リコールサリシレート、ミリスチルサリシレート、メチ
ルサリシレート、アミルサリシレート、メンチルサリシ
レート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレ
ート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、
p−イソプロパノールフェニルサリシレート、オクチル
シンナメート、エチル−4−イソプロピルシンナメー
ト、メチル−2,5−ジイソプロピルシンナメート、エ
チル−2 4−ジイソプロピルシンナメート、メチル−
2,4−ジイソプロピルンシナメート、プロピル−p−
メトキシシンナメート、イソプロピビル−p−メトキシ
シンナメート、イソアミル−p−メトキシシンナメー
ト、オクチル−p−メトキシシンナメート(2−エチル
ヘキシル−p−メトキシシンナメート)、2−エトキシ
エチル−p−メトキシシンナメート、シクロヘキシル−
p−メトキシシンナメート、エチル−α−シアノ−β−
フェニルシンナメート、2−エチルヘキシル−α−シア
ノ−β−フェニルシンナメート、グリセリルモノ−2−
エチルヘキサノイルジパラメトキシシンナメート、メト
キシケイ皮酸オクチル、3,4,5−トリメトキシケイ
皮酸−3−メチル−4−[メチルビス(トリメチルシロ
キシ)シリル]ブチル、p−ジメトキシケイ皮酸モノエ
チルエステル、3−(4’−メチルベンジリデン)−
d,l−力ンファー、3−ペンジリデン−d,l−力ン
ファー、5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデ
ン)−3−ペンテン−2−オン等のカンファー誘導体;
ウロカニン酸、ウロカニン酸エチルエステル、2−フェ
ニル−5−メチルベンゾオキサゾール、ジベンザラジン
等が挙げられ、また、紫外線散乱剤としては、酸化チタ
ン、カオリン、タルク、カルミン、酸化亜鉛、ベントナ
イト等が挙げられる。
【0022】ビタミン類としては、例えば、ビタミン
A、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンD、ビタミン
E、ビタミンF、ビタミンK、ビタミンP、ビタミン
K、ビタミンP、ビタミンU、カルニチン、フェルラ
酸、γ−オリザノール、α−リポ酸、オロット酸及びこ
れらの成分または誘導体である酢酸レチノール、酢酸リ
ボフラビン、ピリドキシンジオクタノエート、L−アス
コルビン酸ジパルミチン酸エステル、L−アスコルビン
酸−2−硫酸ナトリウム、L−アスコルビン酸リン酸エ
ステル、DL−トコフェロール−L−アスコルビン酸リ
ン酸ジエステルジカリウム、パントテニルエチルエーテ
ル、D−パントテニルアルコール、アセチルパントテニ
ルエチルエーテル、エルゴカルシフェロール、コレカル
シフェロール、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ニコチ
ン酸ベンジル等のニコチン酸類;α−トコフェロール、
酢酸トコフェロール、ニコチン酸−DL−α−トコフェ
ロール、コハク酸DL−α−トコフェロール、ビオチン
等が挙げられる。アミノ酸としては、例えば、グリシ
ン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリ
ン、トレオニン、フェニルアラニン、チロシン、トリプ
トファン、シスチン、システイン、メチオニン、プロリ
ン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン
酸、アルギニン、ヒスチジン、リジン及びその誘導体等
が挙げられる。
【0023】植物抽出成分としては、例えば、オウバク
抽出成分、オウレン抽出成分、シコン抽出成分、シャク
ヤク抽出成分、センブリ抽出成分、バーチ油抽出成分、
セージ抽出成分、ビワ抽出成分、ニンジン抽出成分、ア
ロエ抽出成分、ゼニアオイ抽出成分、アイリス抽出成
分、ブドウ抽出成分、ヨクイニン抽出成分、ヘチマ抽出
成分、ユリ抽出成分、サフラン抽出成分、センキュウ抽
出成分、ショウキュウ抽出成分、オトギリソウ抽出成
分、オノニス抽出成分、ローズマリー抽出成分、ニンニ
ク抽出成分、トウガラシ抽出成分、チンピ、トウキ等が
挙げられる。生薬としては、例えば、ソウジュツ、ビャ
クジュツ、カノコソウ、ケイガイ、コウボク、センキュ
ウ、トウヒ、トウキショウキョウ、オウゴン、サンシ
シ、ガイヨウ、アロエ、にんじん、ケイヒ、シャクヤ
ク、ハッカ葉、ブクリョウ、ショウブ、マツブサ、ビヤ
クシ、サフラン、オウバク、ウイキョウ、チンピ、ガン
ピ、カミツレ、ダイコン、ヤナギ、クスノキ、ニワト
コ、ソクズ、ナキナタコウジュ、ヤツデ、セキショウ、
ヨモギ、オトギリソウ、ユズ、ダイダイ、モモ、サイカ
チ、ビワ、スイカズラ、ヨロイグサ、ボダイジュ、トチ
ノキ、ノコギリソウ、ホップ、ローズマリー、カバノ、
マツ、ヤレンズラ、ランタナ、カンゾウ、キツソウコ
ン、マロニエ等が挙げられる。なお、これらはその粉末
でも抽出エキスでもよい。
【0024】その他の有効成分としては、例えば、グリ
チルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチ
ル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン
等の消炎剤、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール
誘導体、幼牛血液抽出物等の賦活剤、胎盤抽出物、グル
タチオン、ユキシタ抽出物、アルブチン等の美白剤、ノ
ニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、
ニコチン酸−β−ブトキシエチルエステル、カプサイシ
ン、ジンゲロン、力ンタリスチンキ、イクタモール、カ
フェイン、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸
トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シ
クランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチル
コリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノー
ル等の血行促進剤、硫黄、チアントール等の抗脂漏剤等
が挙げられる。
【0025】高分子物質としては、例えば、アラアビア
ガム,トラガカントガム,ガラクタン,グアガム、キャ
ロブガム、力ラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カン
テン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド
(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、
バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸、キサンタン
ガム、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン、コ
ラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン、カルボキ
シメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプ
ン、メチルセルロース、ニトロセルロース、エチルセル
ロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ースナトリウム(CMC)、結晶セルロース、セルロー
ス末、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレング
リコールエステル、ポリビニルアルコール、ポリビニル
メチルエーテル、ポリビニルビロリドン、力ルポキシビ
ニルポリマ(カーボポール)、アルキル変性カルボキシ
ビニルポリマー、ポリエチレングリコール2000、4
000、6000等のPOE系高分子、POEポリオキ
シプロピレン共重合体系高分子、ポリアクリル酸ナトリ
ウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド、
ポリエチレンイミン、カチオンポリマー、ベントナイ
ト、ケイ酸AlMg(ビーガム)、ラポナイト、ヘクト
ライト、無水ケイ酸等が挙げられる。
【0026】なお、本発明の外用剤組成物に配合される
上記任意成分は、これらに限定されるものではなく、例
えば、動物及び微生物起源の抽出液等も適宜加えること
ができる。
【0027】本発明の外用剤組成物は、化粧料、医薬
品、医薬部外品等に広く適用することが可能であり、そ
の剤形も水溶液系、可溶化系、乳化系、粉末系、油液
系、ゲル系、軟膏系、エアゾール系、水−液2層系、水
−油−粉末3層系等、幅広い剤型をとり得るものであ
る。すなわち、化粧品であれば、洗顔料、化粧水、乳
液、クリーム、ジェル、美容液、パック、マスク等の形
態に、上記の多様な剤形において広く適用可能である。
また、メーキャップ化粧品であれば、ファンデーション
等の形態に広く適用可能であるし、さらに、医薬品又は
医薬部外品であれば、各種の軟膏剤等の形態に広く適用
が可能である。また、頭皮に用いる場合、ヘアトニック
やヘアローション等の形態にも広く適用が可能である。
そして、これらの剤形及び形態は、上記のものに限定さ
れるものではなく、本発明の外用剤組成物であれば、そ
の剤形及び形態は特に限定されるものではない。これら
の外用剤組成物(製品)は、上記一般式(I)で示され
る化合物のうちの少なくとも1種と、上記各任意成分と
を適宜配合することにより製造することができる。以下
に、個別的に、外用剤組成物の調製例を挙げる。
【0028】本発明の外用剤組成物として用いる場合の
具体例を以下の(1)〜(8)に示す。以下「%」はい
ずれも重量%を示す。 (1)化粧水及び美容液 一般式(I)で示される化合物を0.01〜5%含有
し、かつ任意成分としてアルコール類0〜20%、界面
活性剤0〜2%、保湿剤2〜15%、pH調整剤0〜3
%、精製水バランス、防腐剤微量、色素0〜微量、香料
微量からなる。 (2)クリーム 一般式(I)で示される化合物を0.01〜5%含有
し、かつ任意成分として油分10〜70%、界面活性剤
2〜7%、保湿剤1〜10%、pH調整剤0〜3%、精
製水バランス、防腐剤微量、香料微量を含有するクリー
ム。 (3)乳液 一般式(I)で示される化合物を0.01〜5%含有
し、かつ任意成分として油分10〜40%、アルコール
類0〜15%、界面活性剤1〜5%、保湿剤1〜10
%、増粘剤0〜2%、pH調整剤0〜3%、精製水バラ
ンス、防腐剤微量、香料微量を含有する乳液。 (4)パック剤 一般式(I)で示される化合物を0.01〜5%含有
し、かつ任意成分として、アルコール類2〜10%、保
湿剤2〜10%、無機粉体0〜20%、増膜剤10〜2
0%、精製水バランス、防腐剤微量、香料微量を含有す
るパック剤。 (5)ジェル剤 一般式(I)で示される化合物を0.01〜5%含有
し、かつ任意成分としてアルコール類0〜10%、保湿
剤2〜20%、増粘剤1〜20%、pH調整剤0〜30
%、精製水バランス、防腐剤微量、色素0〜微量、香料
微量を含有するジェル剤。 (6)軟膏 一般式(I)で示される化合物を0.01〜5%含有
し、かつ任意成分としてパラフィン類10〜40%、ア
ルコール類0〜15%、界面活性剤1〜5%、保湿剤1
〜10%、増粘剤0〜2%、pH調整剤0〜3%、精製
水バランス、防腐剤微量、香料微量を含有する軟膏。 (7)ヘアリキッド 一般式(I)で示される化合物を0.01〜5%含有
し、かつ任意成分としてアルコール類0〜70%、油分
0〜10%、界面活性剤0〜7%、保湿剤1〜20%、
pH調整剤0〜3%、精製水バランス、防腐剤微量、香
料微量を含有するヘアリキッド。 (8)ボディリンス 一般式(I)で示される化合物を0.1〜5%含有し、
油分5〜30%、界面活性剤0.5〜5%、保湿剤0〜
10%、精製水バランス、防腐剤微量、香料及び色素微
量を含有するボディリンス。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、レチノイン酸又はその
誘導体が有する特性を阻害することなく安定化が実現で
き、しかも水溶性が向上し、各種組成物への配合が著し
く容易となる安定化されたレチノイン酸類又はその誘導
体、並びにそれらを含有する外用剤組成物が提供され
る。
【0030】
【実施例】以下に、製造例、試験例及び実施例等を挙げ
て本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定
されるものではない。
【0031】製造例1[D−2−N−レチノイルグルコ
サミン、D−2−N−レチノイルガラクトサミン、D−
2−N−レチノイルノイラミン酸メチルの合成] 全トランス−型レチノイン酸15.0gを窒素雰囲気下
において塩化メチレン200ml中に懸濁する。撹拌し
ながらクロロエナミン7.5mlを滴下する。この溶液
を氷浴しながらピリジン50mlに溶解したグルコサミ
ン9.0g、ガラクトサミン9.0g、ノイラミン酸メ
チル14.0gのいずれかをそれぞれゆっくり滴下す
る。3時間撹拌後溶媒を留去し、シリカゲルカラム(ヘ
キサン/酢酸エチル)を用いて精製し、D−N−レチノ
イルグルコサミン(収率75%)、D−N−レチノイル
ガラクトサミン(収率82%)、D−N−レチノイルノ
イラミン酸メチル(収率67%)を得た。
【0032】[D−N−レチノイルグルコサミンの同
定]上記反応にて得られたD−N−レチノイルグルコサ
ミンの同定については、下記に示すように、核磁気共鳴
スペクトル(NMR)により確認した。 (H−NMR測定) 測定装置:1H−NMR測定装置(日本電子社製 La
mbda300) (δppm in DO) 1.00(6H,s),1.45(2H,m),1.5
7(2H,m),1.70(3H,s),2.00(5
H,br s),2.35(3H,s),3.4〜3.
9(6H,m),4.10(1H,d),5.65(1
H,s),6.10〜6.32(4H,m),8.46
(1H,br d) (13C−NMR測定) 測定装置:13C−NMR測定装置(日本電子社製 L
ambda300) (δppm in DO) 12.94,14.06,19.20,21.75,2
8.95,33.11,34.26,39.59,6
1.23,70.14,73.58,76.13,7
6.89,101.93,117.67,129.0
1,129.39,130.17,131.84,13
4.90,137.20,137.65,140.2
6,169.49,170.50,171.35,17
1.67,172.00 なお、上記製造例で得たD−N−レチノイルガラクトサ
ミン及びD−N−レチノイルノイラミン酸メチルの同定
については、いずれも満足のいく核磁気共鳴スペクトル
が得られていることを確認した。
【0033】試験例 実験動物としてヘアレスマウス(hos:HR−1、9
〜10週、雌)を5匹×3群用意し、その背部皮膚に紫
外線(UV−B)を毎週5回1日1回50mJ/日cm
となるように10週間照射した。照射終了後、試験例
1、2で調製した試験液、およびコントロールとして精
製水200μLをそれぞれ各群の背部全域に均一に塗布
し、2ヶ月後のシワのグレードを評価した。
【0034】評価指標は以下の通り。 評点0:多数の細かい筋が背部及び横腹にある。細かい
筋は頭から尾の方向に走っている。この筋は動きにより
見えたり消えたりする 評点1:背骨に沿った全ての細かい筋が認められなくな
る。わずかの浅い粗いシワが正中線に対して垂直に走っ
ている。このシワは動きにより見えたり消えたりする 評点2:全ての細かい筋が認められなくなる。多少の粗
い、シワが正中線に対して垂直に走っている。このシワ
は固定されており動きによらない。 評点3:全ての細かい筋が認められない。いくつかの深
いシワが正中線に対して垂直に走っているこのシワは固
定されており、動きによらない。 各個体について0.5単位で評価を行い、各群について
平均点を計算した。シワ改善率は次の式で計算した。
【0035】
【式1】
【0036】
【表1】 本発明品は紫外線によるシワ改善効果を有することが判
った。
【0037】実施例3及び比較例2、3 表2に示す組成物(液状美容液)を調製し、30℃恒温
槽にて1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月後における製剤の安定性
の確認を行った。評価指標は以下の通り。 ○:良好 ×:分離及び異臭、着色など状態の変化が認められるも
【0038】
【表2】
【0039】比較例2においては一ヶ月後にレチニルパ
ルミテートの分解に伴うと思われる着色が、比較例3に
おいてはレチノイン酸の変質に伴うと思われる着色が生
じていた。しかしながら、実施例3においては、6ヶ月
を過ぎた段階でも異臭および分離の認められず、製剤の
安定性が向上していることが明らかであった。
【0040】なお、前記表2の香料としては下記組成の
ものを使用した。 (成分) (重量部) アルデヒドC8 0.2 アルデヒドC9 0.2 アルデヒドC10 0.2 アルデヒドC11 0.2 アルデヒドC12 0.2 アルデヒドC12MNA 0.2 アニスアルデヒド 2.0 アセタールR 0.2 アドキサール 0.2 アセチルセドレン 2.0 アリルアミルグリコレート 0.2 アリルシクロヘキサンプロピオネート 2.0 アルファダマスコン 0.2 ベーターダマスコン 0.2 デルターダマスコン 0.2 アンブレットリッド 0.2 アンブロキサン 0.2 アミルシンナミックアルデヒド 20.0 アミルシンナミックアルデヒドジメチルアセタール 2.0 アミルバレリアネート 0.2 アミルサリシレート 2.0 イソアミルアセテート 2.0 イソアミルサリシレート 2.0 オウランチオール 2.0 アセチルオイゲノール 20.0 バクダノール 2.0 ベンジルアセテート 20.0 ベンジルアルコール 2.0 ベンジルサリシレート 2.0 ベルガミールアセテート 0.2 ボルニルアセテート 2.0 ブチルブチレート 20.0 パラターシャリーブチルシクロヘキサノール 2.0 パラターシャリーブチルシクロヘキシルアセテート 0.2 オルトターシャリーブチルシクロヘキサノール 2.0 ベンズアルデヒド 0.2 ベンジルホルメート 0.2 カリオフィレン 0.2 カシメラン 2.0 カルボン 2.0 セドランバー 2.0 セドリールアセテート 0.2 セドロール 2.0 セレストリッド 0.2 シンナミックアルコール 2.0 シンナミックアルデヒド 0.2 シスジャスモン 0.2 シトラール 0.2 シトラールジメチルアセタール 2.0 シトラサール 2.0 シトロネラール 0.2 シトロネロール 2.0 シトロネリルアセテート 2.0 シトロネリルホルメート 0.2 シトロネリルニトリルシクラセット 0.2 シクラメンアルデヒド 20.0 シクラプロップ 20.0 キャロン 0.2 クマリン 2.0 シンナミルアセテート 2.0 ガンマーデカラクトン 0.2 デルターデカラクトン 0.2 ジメチルベンジルカルビノール 2.0 ジヒドロジャスモン 0.2 ヒドロリナロール 2.0 ジヒドロミルセノール 2.0 ジメトール 2.0 ジミルセトール 2.0 ジフェニルオキサイド 0.2 エチルバニリン 0.2 オイゲノール 2.0 フルイテート 2.0 フェンチールアルコール 0.2 フェニルエチルアセテート 4.0 ガラクソリド 20.0 ガンマーウンデカラクトン 0.2 ゲラニオール 20.0 ゲラニルアセテート 2.0 ゲラニルホルメート 2.0 ゲラニルニトリル 0.2 ヘディオン 20.0 ヘリオナール 0.2 ヘリオトロピン 2.0 シス−3−ヘキセノール 0.2 シス−3−ヘキセニルアセテート 0.2 シス−3−ヘキセニルサリシレート 0.2 ヘキシルシンナミックアルデヒド 20.0 ヘキシルサリシレート 2.0 フェニルアセトアルデヒドジメチルアセタール 0.2 ハイドロトロピックアルコール 0.2 ヒドロキシシトロネラール 2.0 インドール 0.2 イオノン 20.0 イソボルニールアセテート 0.2 イソシクロシトラール 0.2 イソEスーパー 2.0 イソオイゲノール 0.2 イオノニルアセテート 0.2 イソブチルキノリン 0.2 ジャスマール 2.0 ジャスモラクトン 0.2 ジャスモフィラン 2.0 コアボン 2.0 リグストラール 0.2 リリアール 20.0 ライムオキサイド 0.2 リモネン 20.0 リナロール 20.0 リナロールオキサイド 0.2 リナリールアセテート 2.0 リラール 20.0 マンザネート 0.2 マイヨール 2.0 メンチールアセテート 2.0 メンソネート 2.0 メチルアンスラニレート 2.0 メチルオイゲノール 0.2 メントール 0.2 アルファメチルヨノン 20.0 ベーターメチルヨノン 2.0 ガンマーメチルヨノン 20.0 メチルイソオイゲノール 0.2 メチルラベンダーケトン 0.2 メチルサリシレート 0.2 ミュゲアルデヒド 2.0 ムゴール 2.0 ムスクTM−II 2.0 ムスク781 2.0 ムスクC14 2.0 ムスクT 2.0 ムスクケトン 0.2 ムスクチベチン 0.2 ムスクモスケン 0.2 ミラックアルデヒド 2.0 メチルフェニルアセテート 2.0 ネロール 2.0 ネリールアセテート 2.0 ノピルアセテート 2.0 ノピルアルコール 2.0 ネオベルガメート 2.0 オークモスNo.1 0.2 オリボン 0.2 オキシフェニロン 0.2 パラクレジールメチルエーテル 0.2 ペンタリッド 2.0 フェニルエチルアルコール 20.0 アルファピネン 2.0 ルバフラン 0.2 ローズフェノン 2.0 ローズオキサイド 0.2 サンダロア 2.0 サンデラ 2.0 サンタレックス 2.0 スチラリールアセテート 2.0 スチラリールプロピオネート 2.0 ターピネオール 20.0 ターピニールアセテート 2.0 テトラハイドロリナロール 2.0 テトラハイドロリナリールアセテート 2.0 テトラハイドロゲラニオール 2.0 テトラハイドロゲラニールアセテート 2.0 トナリッド 20.0 トラセオライド 2.0 トリプラール 0.2 チモール 0.2 バニリン 0.2 ヤラヤラ 0.2 ベルドックス 0.2 アニス油 0.2 ベイ油 0.2 ボアドロース油 2.0 カナンガ油 2.0 カルダモン油 0.2 カシア油 0.2 シダーウッド油 2.0 オレンジ油 20.0 マンダリン油 2.0 タンジェリン油 2.0 バジル油 0.2 ナツメッグ油 0.2 シトロネラ油 0.2 クローブ油 0.2 コリアンダー油 0.2 エレミレジノイド 2.0 ユーカリ油 0.2 フェンネル油 0.2 ガルバナム油 0.2 ゼラニウム油 2.0 ヒバ油 2.0 ヒノキ油 2.0 ジャスミンアブソリュート 0.2 ラバンジン油 2.0 ラベンダー油 2.0 レモン油 2.0 レモングラス油 0.2 ライム油 2.0 ネロリ油 0.2 ユズ油 0.2 オークモスアブソリュート 0.2 ティツリー油 0.2 パチュリ油 2.0 ペパーミント油 2.0 ペリラ油 0.2 プチグレン油 2.0 パイン油 0.2 ローズ油 0.2 ローズマリー油 0.2 樟脳油 0.2 芳油 2.0 クラリーセージ油 0.2 サンダルウッド油 0.2 スペアミント油 2.0 スパイクラベンダー油 0.2 スターアニス油 0.2 タイム油 0.2 トンカ豆チンキ 0.2 テレピン油 0.2 バニラ豆チンキ 0.2 ベチバー油 2.0 イランイラン油 2.0 グレープフルーツ油 2.0 ベンゾインレジノイド 0.2 ペルーバルサムレジノイド 0.2 トルーバルサムレジノイド 0.2 チュベローズアブソリュート 0.2 ムスクチンキ 0.2 カストリウムチンキ 0.2 シベットチンキ 0.2 アンバーグリスチンキ 0.2 ジエチルフタレート 100.0 ジプロピレングリコール 100.0 ベンジルベンゾエート 100.0 イソプロピルミリステート 50.0 ハーコリン 13.6 計 1000.0
【0041】[実施例4〜実施例21]以下に、本発明
の外用剤組成物の具体例となる化粧水、乳液、パック
剤、軟膏、ヘアリキッド、クリームの調整例を示す。ま
た、これらの化粧水、乳液、パック剤、軟膏、ヘアリキ
ッド、クリームについて実施例3と同様に1ヵ月、3ヵ
月、6ヵ月後の安定性を評価したところ、分離及び異
臭、着色など状態の変化は全く無く良好なものとなるこ
とが判明した。なお、実施例4〜実施例21に使用した
香料の配合組成は実施例3と同様のものを使用した。
【0042】実施例4〜実施例8(化粧水の調製) 常法により下記配合組成の化粧水を調製した。
【表3】
【0043】実施例9〜11(乳液の調製) 常法により下記配合組成の乳液を調製した。
【表4】
【0044】実施例12(パック剤の調製) 常法により下記配合組成をペースト状になるまでニーダ
で混合し、パック剤基剤を調整した。パック剤基剤を不
織布上に均一塗布し、ポリエチレンフィルムを施してパ
ック剤を調製した。
【表5】
【0045】実施例13及び14(軟膏) 常法により下記配合組成の軟膏を調製した。
【表6】
【0046】実施例15〜16(ヘアリキッド) 常法により下記配合組成のヘアリキッドを調製した。
【表7】
【0047】実施例17〜21(クリーム) 常法により下記配合組成のクリームを調製した。
【表8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 17/00 A61P 17/00 43/00 107 43/00 107 Fターム(参考) 4C057 BB02 BB03 BB04 CC03 DD02 JJ13 4C083 AA082 AA112 AA122 AB112 AB442 AC022 AC072 AC102 AC122 AC182 AC342 AC422 AC442 AC472 AC482 AC542 AC582 AC641 AC642 AC852 AD092 AD152 AD172 AD202 AD282 AD352 AD572 AD662 CC02 CC04 CC05 CC07 CC32 EE12 4C086 AA01 AA02 EA07 MA04 NA14 ZA89 ZB22

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で示される化合物のう
    ち少なくとも1種からなることを特徴とする安定化され
    たレチノイン酸類又はその誘導体。 【式1】 [式中Rはアノメリック位以外で窒素原子と結合した
    アミノ単糖,アミノ二糖,もしくはアミノオリゴ糖より
    アミノ基を除いたアミノ糖残基を示し、Rは水素原子
    または置換されていてもよい炭素数1〜8のアルキル基
    を示す]
  2. 【請求項2】請求項1記載のレチノイン酸類又はその誘
    導体を含有することを特徴とする外用剤組成物。
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