JP2001039930A - 不飽和炭化水素残基置換アニリン類の製造方法 - Google Patents

不飽和炭化水素残基置換アニリン類の製造方法

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JP2001039930A
JP2001039930A JP11209929A JP20992999A JP2001039930A JP 2001039930 A JP2001039930 A JP 2001039930A JP 11209929 A JP11209929 A JP 11209929A JP 20992999 A JP20992999 A JP 20992999A JP 2001039930 A JP2001039930 A JP 2001039930A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で、還元剤の酸化物と目的生成物との分
離が容易である、不飽和炭化水素残基で置換されている
ニトロベンゼン類からの不飽和炭化水素残基で置換され
ているアニリン類の製造方法の提供。 【解決手段】 水および疎水性有機溶媒との混合溶媒
中、亜鉛または鉄を還元剤として、該ニトロベンゼン類
のニトロ基を選択的に還元することにより、該アニリン
類を得る。さらに、還元後の液のpHを調整することに
より、還元剤と該アニリン類との分離を容易にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不飽和炭化水素残
基で置換されているニトロベンゼン類からの不飽和炭化
水素残基で置換されているアニリン類の製造方法に関す
る。詳細には、疎水性有機溶媒と水との混合溶媒中、亜
鉛または鉄を還元剤として、不飽和炭化水素残基で置換
されているニトロベンゼン類のニトロ基を選択的に還元
することによる、不飽和炭化水素残基で置換されている
アニリン類の製造方法に関する。また、本発明は還元後
の液のpHを調整して目的生成物を分離することによ
る、不飽和炭化水素残基で置換されているアニリン類の
製造方法に関する。該アニリン類は、耐熱性ポリイミド
の末端封止剤などとして有用な化合物である。
【0002】
【従来の技術】ベンゼン環が不飽和炭化水素残基で置換
されているアニリン類は、ハロゲン化銀写真感光材料、
熱硬化性ポリイミド、および固相重合性非線形光学材料
などの合成中間体、耐熱性ポリイミドの末端封止剤とし
て有用であり、さらに、例えば、不飽和炭化水素残基が
エチニル基であるアニリン類は、下式に示した、癌のよ
うな増殖性疾患の治療のためのプロドラッグ(WO96
/30347号)の合成中間体として有用である。
【0003】
【化5】
【0004】(式中、Meはメチルを示す) 不飽和炭化水素残基で置換されているアニリン類は、不
飽和炭化水素残基で置換されているニトロベンゼン類の
ニトロ基を選択的に還元することにより得ることができ
る。このような還元の従来の方法として、ポリ硫化コバ
ルト(例えばCoS3)や硫化ルテニウム(IV)など
の特殊な触媒を用いた還元(Journal ofOrganic Chemis
try, 44, 3671-3674 (1979))、還元剤として鉄または
鉄塩を用いた還元(特開平10−36325号公報)、
アルカリ条件下での亜鉛末を用いた還元(米国特許3,
975,444)などの方法が挙げられる。
【0005】還元触媒として特殊な触媒を用いた還元
(Journal of Organic Chemistry, 44, 3671-3674 (197
9))では、還元剤の調製が必要であり、コストアップに
繋がる。還元剤として鉄または鉄塩を用いた還元(特開
平10−36325号公報)では、還元反応により生成
した酸化鉄はゲル状であるためセライトを用いなければ
濾過することができず、さらに生成した酸化鉄は反応釜
の内壁に析出し除去が困難となるため、工業規模で行う
には適していない。アルカリ条件下での亜鉛末を用いた
還元(米国特許3,975,444)では、不飽和炭化
水素残基が分解を受け易く、また目的物を分離するため
に還元後の反応液を大量の水で希釈した後、エーテルで
抽出する必要がある。さらに、亜鉛を含んだ廃水が多量
となるため、廃水処理に手間がかかる。このように、安
価で、還元剤の酸化物と目的生成物との分離が容易であ
る、不飽和炭化水素残基で置換されているアニリン類の
製造方法が望まれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、安価で、還元剤の酸化物と目的生成物との分離が容
易である、不飽和炭化水素残基で置換されているニトロ
ベンゼン類からの不飽和炭化水素残基で置換されている
アニリン類の製造方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意研究を行った結果、疎水性有機溶媒
と水との混合溶媒中、亜鉛または鉄を還元剤として、不
飽和炭化水素残基で置換されているニトロベンゼン類の
ニトロ基を選択的に還元することにより、不飽和炭化水
素残基で置換されているアニリン類が製造できることを
見出し、さらに還元後の液のpHを調整することによ
り、容易に還元剤の酸化物と該アニリン類とを分離する
ことができることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0008】即ち、本発明は、(1)疎水性有機溶媒と
水との混合溶媒中、亜鉛または鉄を還元剤として、式
(I)
【0009】
【化6】
【0010】(式中、R1は置換基を有していてもよい
炭素数2〜11の不飽和炭化水素残基を示す)で表され
る、不飽和炭化水素残基で置換されているニトロベンゼ
ン類のニトロ基を選択的に還元することを特徴とする、
式(II)
【0011】
【化7】
【0012】(式中、R1は前記と同義である)で表さ
れる、不飽和炭化水素残基で置換されているアニリン類
の製造方法、(2)R1が、式(III)
【0013】
【化8】
【0014】(式中、R2は水素原子、−CR34OH
(R3およびR4は同一または異なっていてもよく、それ
ぞれ水素原子もしくはアルキルを示すか、またはR3
4とが隣接する炭素原子と一緒になって環を形成して
もよい)またはトリアルキルシリルを示す)で表される
基である、上記(1)の製造方法、(3)R1が3−ヒ
ドロキシ−3−メチル−1−ブチニルである、上記
(1)または(2)の製造方法、(4)不飽和炭化水素
残基で置換されているニトロベンゼン類が、3−メチル
−1−(3−ニトロフェニル)−1−ブチン−3−オー
ルである、上記(1)〜(3)のいずれかの製造方法、
(5)疎水性有機溶媒がエステル系溶媒である、上記
(1)〜(4)のいずれかの製造方法、(6)エステル
系溶媒が酢酸エチルである、上記(5)の製造方法、
(7)亜鉛を還元剤とする、上記(1)〜(6)のいず
れかの製造方法、(8)不飽和炭化水素残基で置換され
ているニトロベンゼン類が、有機塩基、ビス(トリフェ
ニルホスフィン)パラジウム(II)クロリドおよびヨウ化
第一銅の存在下、式
【0015】
【化9】
【0016】(式中、Xはハロゲン原子を表す)で表さ
れるハロゲノニトロベンゼンとR1H(式中、R1は前記
と同義である)で表される不飽和炭化水素との縮合反応
により得られ、かつ、当該ニトロベンゼン類の還元開始
時における液のpHが中性付近である上記(1)の製造
方法、(9)還元終了後、(a)反応液のpHを、還元
剤の酸化物が水に溶解し、かつ不飽和炭化水素残基で置
換されているアニリン類が水に実質的に溶解するpHに
調整して分液し、(b)得られた水層のpHを、不飽和
炭化水素残基で置換されているアニリン類が晶析するp
Hに調整することにより、該アニリン類を分離すること
を特徴とする、上記(1)の製造方法、および、(1
0)疎水性有機溶媒が酢酸エチルであり、不飽和炭化水
素残基が3−ヒドロキシ−3−メチル−1−ブチニルで
あり、還元剤の酸化物が水に溶解し、かつ不飽和炭化水
素残基で置換されているアニリン類が水に実質的に溶解
するpHが0.5〜3であり、不飽和炭化水素残基で置
換されているアニリン類が晶析するpHが4.0〜4.
5であることを特徴とする、上記(9)の製造方法に関
する。
【0017】ベンゼン環上にニトロ基と不飽和炭化水素
残基とを有する化合物においては、そのニトロ基は、こ
れまで親水性有機溶媒と水との混合溶媒中、アルカリ性
条件下で選択的に還元されてきた。しかしながら、本発
明者らは疎水性有機溶媒と水との混合溶媒中で上記還元
を行うことにより、アルカリを添加することなく、ニト
ロ基の選択的還元が進行することを見出した。また、還
元剤の酸化物がゲル状であるため、還元剤の酸化物と目
的物との分離はこれまで困難であった。しかしながら、
本発明者らは還元後の反応液のpHを還元剤の酸化物が
水に溶解し(例えば、塩酸により、還元剤の酸化物を塩
化物に変換して水に溶解し)、かつ不飽和炭化水素残基
で置換されているアニリン類が水に実質的に溶解するよ
うに調整して分液し、次に得られた水層のpHを目的物
が晶析するように調整することにより、容易に還元剤の
酸化物と目的物との分離を行うことができることを見出
した。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本明細書において、特に限定されない限り「ニトロベン
ゼン類」とは「不飽和炭化水素残基で置換されているニ
トロベンゼン類」のことを意味し、「アニリン類」とは
「不飽和炭化水素残基で置換されているアニリン類」の
ことを意味する。また、本発明における炭化水素残基
(例えばアルキル、アルケニル、アルキニルなど)にお
いて、語頭(例えばイソ、ネオなど)または符号(例え
ばsec−、tert−など)を付していない限り直鎖
状であり、例えば単にプロピルとあれば直鎖状のプロピ
ルを表す。
【0019】本発明における「中性付近」とは、pHが
4.0〜11.0、好ましくは6.0〜8.0であるこ
とを意味する。
【0020】R1における「置換基を有していてもよい
炭素数2〜11の不飽和炭化水素残基」の「炭素数2〜
11の不飽和炭化水素残基」とは、少なくとも1つの不
飽和結合を有する、炭素数が2〜11個、好ましくは2
〜6個である直鎖状または分岐鎖状の炭化水素残基のこ
とであり、具体的にはビニル、アリル、プロペニル、2
−メチルプロペニル、2,2−ジメチルプロペニル、2
−エチルプロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニ
ル、ヘプテニル、オクテニル、ノネニル、デケニルなど
のアルケニル;エチニル、プロピニル、2−メチルプロ
ピニル、2,2−ジメチルプロピニル、2−エチルプロ
ピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニル、ヘプチニ
ル、オクチニル、3−メチルブチニル、3−メチルペン
チニル、3−エチルペンチニル、4−エチルオクチニ
ル、ノニニル、デシニルなどのアルキニル;およびプロ
パジエニル、ブタンジエニル、ペンタジエニル、ヘキサ
ジエニル、ヘプタジエニル、オクタジエニルなどのアル
カジエニル、1−ブテン−3−イニルなどのアルケニニ
ルのような不飽和結合を構造式中に2以上含有する不飽
和炭化水素残基が挙げられ、好ましくは3−メチル−1
−ブチニルが挙げられる。
【0021】R1における「置換基を有していてもよい
炭素数2〜11の不飽和炭化水素残基」の「置換基」と
しては、ヒドロキシ、炭素数5〜7のシクロアルキル、
トリアルキルシリルなどが挙げられる。該炭素数5〜7
のシクロアルキルとしては、シクロペンチル、シクロヘ
キシルおよびシクロヘプチルが挙げられる。該トリアル
キルシリルにおける「アルキル」とは、炭素数1〜16
の直鎖状または分岐鎖状のアルキルであり、各アルキル
は同一または異なっていてもよく、例えばメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s
ec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペン
チル、ネオペンチル、tert−ペンチル、ヘキシル、
イソヘキシル、へプチル、オクチル、ノニル、デシル、
ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペ
ンタデシル、ヘキサデシルなどが挙げられ、好ましくは
メチルである。該「置換基」としては、好ましくはヒド
ロキシ、トリメチルシリルが挙げられる。「置換基を有
していてもよい炭素数2〜11の不飽和炭化水素残基」
は、上記置換基で1または2以上置換されていてもよ
い。
【0022】R3およびR4における「アルキル」とは、
直鎖状または分岐鎖状の炭素数1〜8、好ましくは1〜
4のアルキルであり、例えばメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチ
ル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオ
ペンチル、tert−ペンチル、ヘキシル、イソヘキシ
ル、へプチル、オクチルなどが挙げられ、好ましくはメ
チルである。
【0023】R3とR4とが隣接する炭素原子と一緒にな
って形成してもよい環とは、上記R 1における置換基の
シクロアルキルと同義であり、つまり炭素数5〜7のシ
クロアルキルである。
【0024】R2における「−CR34OH」として
は、具体的にはヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチ
ル、1−ヒドロキシ−1−メチルエチル、1−ヒドロキ
シ−1−メチルプロピル、1−ヒドロキシ−1−エチル
プロピル、1−ヒドロキシシクロぺンチル、1−ヒドロ
キシシクロヘキシル、1−ヒドロキシシクロオクチルな
どが挙げられ、好ましくは1−ヒドロキシ−1−メチル
エチルである。
【0025】R2における「トリアルキルシリル」と
は、上記R1における置換基の「トリアルキルシリル」
と同義である。
【0026】本発明における不飽和炭化水素残基とは、
上記「置換基を有してもよい炭素数2〜11の不飽和炭
化水素残基」であり、好ましくは式(III)
【0027】
【化10】
【0028】(式中、R2は水素原子、−CR34OH
(R3およびR4は同一または異なっていてもよく、それ
ぞれ水素原子もしくはアルキルを示すか、またはR3
4とが隣接する炭素原子と一緒になって環を形成して
もよい)またはトリアルキルシリルを示す)で表される
基であり、より好ましくはR1が−C≡C−CR34
H(式中、R3、R4は前記と同義である)で表される基
であり、特に好ましくは3−ヒドロキシ−3−メチル−
1−ブチニルが挙げられる。
【0029】本発明における「ニトロベンゼン類」およ
び「アニリン類」における「不飽和炭化水素残基」の置
換位置は、ニトロ基およびアミノ基に対してオルト位、
メタ位およびパラ位のいずれでもよく、好ましくはメタ
位、パラ位であり、より好ましくはメタ位である。
【0030】本発明における「ニトロベンゼン類」の好
ましい具体例としては、3−メチル−1−(3−ニトロ
フェニル)−1−ブチン−3−オールが挙げられる。
【0031】「ニトロベンゼン類」におけるニトロ基の
選択的還元 本発明における「ニトロベンゼン類」のニトロ基の選択
的還元は、疎水性有機溶媒と水との混合溶媒中、亜鉛ま
たは鉄を還元剤とすることにより行われる。反応系への
各物質の添加順序は特に限定はなく、たとえば還元剤の
水懸濁液に、「ニトロベンゼン類」の疎水性有機溶媒溶
液を窒素雰囲気下で攪拌しながら滴下することにより、
ニトロ基を選択的に還元することが好ましい。本発明の
方法は、アルカリ条件にすることなく反応を進行でき
る。このため、アルカリを消費せず、さらに生成物を分
離する際に大量の水で希釈する必要がなく、水の使用量
を低減することができる点で本発明の製造方法は好まし
い。
【0032】原料化合物である「ニトロベンゼン類」は
公知化合物であり、例えば特開平10−36325号公
報、および特開昭54−63035号公報で開示されて
いる方法に準じて製造することができる。例えば、有機
塩基、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)
クロリドおよびヨウ化第一銅の存在下、式
【0033】
【化11】
【0034】(式中、Xはハロゲン原子を表す)で表さ
れるハロゲノニトロベンゼンとR1H(式中、R1は前記
と同義である)で表される不飽和炭化水素との縮合反応
により、「ニトロベンゼン類」を得ることができる。上
記反応試薬の使用量、種々の操作などについては、特開
平10−36325号公報、および特開昭54−630
35号公報の記載に準ずる。
【0035】Xにおけるハロゲン原子としては、フッ
素、臭素、ヨウ素などが挙げられ、ハロゲン原子はニト
ロ基に対して、オルト位、メタ位およびパラ位のいずれ
に置換されていてもよく、好ましくはメタ位、パラ位で
あり、より好ましくはメタ位である。
【0036】有機塩基としては、例えばトリエチルアミ
ン、トリメチルアミンなどが挙げられる。
【0037】「ニトロベンゼン類」は単離することな
く、本発明の還元反応に使用することもできる。例え
ば、反応終了後の液を濃縮して有機塩基(例えば、トリ
エチルアミンなど)の一部を除去し、濃縮残渣に酢酸エ
チルと水とを加えた後、さらに酸(例えば、酢酸など)
を加えて液のpHを中性付近に調整後、分液し、有機層
をそのまま次の工程に使用することができる。
【0038】上記方法で製造した「ニトロベンゼン類」
を還元反応に使用する場合の「還元開始時における液の
pH」とは、ハロゲノニトロベンゼンとR1H(式中、
1は前記と同義である)との縮合反応後の反応液を濃
縮して有機塩基の一部を除去し、濃縮残渣に酢酸エチル
と水とを加え、さらにこの中に酸を加えた後の水層のp
Hのことである。還元開始時における液のpHは中性付
近であるのが好ましく、該pHが4.0未満である場合
には「ニトロベンゼン類」に置換している不飽和炭化水
素残基が還元され易くなり、逆に11を超える場合には
不飽和炭化水素残基が分解を受け易くなり、酸を加えた
後の水層に「ニトロベンゼン類」が含まれ易く、収率が
低下する。還元開始時における液のpHは、酸の添加量
を調節することにより所望の値に調整することができ
る。
【0039】本発明における還元剤としては、通常還元
剤として使用する、亜鉛(亜鉛末など)および鉄(鉄
粉、削り状鉄片、還元鉄、硫酸鉄、塩化鉄などの還元鉄
など)が挙げられ、還元剤の酸化物が反応釜に析出しな
いという点から亜鉛が好ましい。還元剤の使用量は、
「ニトロベンゼン類」1モルに対して3〜10倍モル
量、好ましくは3〜4倍モル量である。
【0040】本発明における還元溶媒は、疎水性有機溶
媒と水との混合溶媒である。本発明における疎水性有機
溶媒は、「ニトロベンゼン類」1モルに対して100〜
1000ml、好ましくは200〜500ml用い、水
は「ニトロベンゼン類」1モルに対して100〜100
0ml、好ましくは300〜500ml用いる。
【0041】本発明で使用する疎水性有機溶媒と水との
容積比は、水1に対して疎水性有機溶媒が0.1〜1
0.0、好ましくは0.5〜1.0である。
【0042】本発明における「疎水性有機溶媒」とは、
水に全く溶解しないか、または水に対する溶解度が常温
で約10重量%以下、好ましくは9重量%以下であり、
かつ本発明における「ニトロベンゼン類」を溶解するこ
とのできる有機溶媒である。該疎水性有機溶媒として
は、好ましくはエステル系溶媒が挙げられる。
【0043】エステル系溶媒としては、酢酸エチル、酢
酸ブチルなどが挙げられ、酢酸エチルが好ましい。これ
らは1種または2種以上併用してもよい。
【0044】本発明における還元温度は、10〜80
℃、好ましくは40〜60℃であり、還元時間は1〜2
0時間である。
【0045】「アニリン類」の分離 目的生成物である「アニリン類」の反応液からの分離
は、通常の分離方法でも行うことができ、好ましくは還
元終了後、(a)反応液のpHを、還元剤の酸化物が水
に溶解し、かつ不飽和炭化水素残基で置換されているア
ニリン類が水に実質的に溶解するpHに調整して分液
し、(b)得られた水層のpHを、「アニリン類」が晶
析するpHに調整する方法により行うことができる。該
(a)工程における「不飽和炭化水素残基で置換されて
いるアニリン類が水に実質的に溶解する」とは、水中に
アニリン類が99%以上含まれている状態を意味する。
【0046】該(a)工程は、反応液中に、還元剤の酸
化物を水に溶解することができ、かつ「アニリン類」を
水に実質的に溶解することができる酸性化合物(例え
ば、塩酸など)と抽出溶媒(例えば、トルエンなど)と
を添加することにより、または抽出溶媒に反応液と該酸
性化合物とを添加することにより行うことができる。ま
た、該(b)工程は、得られた水層中に、「アニリン
類」を晶析することのできる塩基性化合物(例えば、ア
ンモニア水など)を添加することにより行うことができ
る。本発明の分離方法は、ゲル状であるために目的生成
物と分離する際にセライトが必要となる還元剤の酸化物
を、反応液のpHを調整して水に溶解させることにより
容易に分離できるという点から、通常の分離方法より好
ましい。
【0047】還元剤の酸化物が水に溶解し、かつ「アニ
リン類」が水に実質的に溶解するpHは、原料と反応溶
媒とに依存し、例えば疎水性有機溶媒が酢酸エチルであ
り、不飽和炭化水素残基が3−ヒドロキシ−3−メチル
−1−ブチニルである場合、好ましくは0.5〜3であ
り、短時間で分離できるという点からより好ましく2以
下、特に好ましく1.0〜1.5である。この場合、p
Hが0.5未満であると目的物の一部が分解され、品質
の低下を招く恐れがあり、pHが3を超えると還元剤の
酸化物の一部が溶解せずに存在し、また目的物が疎水性
有機溶媒中に残りやすくなり、収率の低下を生じる。
【0048】「アニリン類」が晶析するpHは、原料と
反応溶媒とに依存し、例えば疎水性有機溶媒が酢酸エチ
ルであり、不飽和炭化水素残基が3−ヒドロキシ−3−
メチル−1−ブチニルである場合、好ましくは4.0〜
4.5であり、より好ましくは4.1〜4.3である。
この場合、pHが4.0未満であると目的物の一部が結
晶化せずに母液中に残りやすくなり、pHが4.5を超
えると還元剤の酸化物が析出する恐れがある。
【0049】目的生成物の精製方法は、通常行われる精
製方法であれば特に限定はなく、例えばイソプロピルア
ルコールなどの適当な溶媒中、分離した粗結晶を活性炭
を用いて脱色した後、冷却晶析することにより高純度の
目的生成物を得ることができる。
【0050】本発明により得られる「アニリン類」は、
ハロゲン化銀写真感光材料、熱硬化性ポリイミド、固相
重合性非線形光学材料、癌のような増殖性疾患の治療の
ためのプロドラッグなどの合成中間体、耐熱性ポリイミ
ドの末端封止剤として有用である。
【0051】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【0052】実施例1(1) 3−メチル−1−(3−ニトロフェニル)−1
−ブチン−3−オールの合成 500mlの四つ口フラスコに、3−ブロモニトロベン
ゼン(50.50g、0.250mol)、トリエチルアミン(177.1
g、1.750mol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラ
ジウム(II)クロリド(0.12g、0.000171mol)、およびヨ
ウ化第一銅(0.12g、0.000630mol)を加え、窒素雰囲気
下、90℃まで加熱昇温し、この中に同温度で2−メチル
−3−ブチン−2−オール(27.4g、0.326mol)を2時
間かけて滴下した。滴下後、さらに同温度で2時間熟成
を行った。その後、トリエチルアミン(102.2g、1.010m
ol)を減圧下濃縮し、濃縮残渣へ水(100ml)および酢
酸エチル(50ml)を加えた。更に20〜30℃で酢酸(28.4
g、0.473mol)を加え、水層のpHを6.78として分液を行
った。得られた水層を更に酢酸エチル(10ml)で抽出し
た。得られた有機層を合わせることにより、3−メチル
−1−(3−ニトロフェニル)−1−ブチン−3−オー
ルの酢酸エチル溶液(115ml)を得た。
【0053】(2) 3−(3−ヒドロキシ−3−メチ
ル−1−ブチニル)アニリンの合成 亜鉛末(49.5g、0.759mol)および水(100ml)を窒素雰
囲気下、室温で攪拌し、この中に上記(1)で得られた
3−メチル−1−(3−ニトロフェニル)−1−ブチン
−3−オールの酢酸エチル溶液(115ml)を滴下した。
滴下開始後、反応熱により内温が40℃になった後は適宜
冷却し、40〜60℃を保ちながら4時間かけて滴下を行っ
た。滴下終了後60℃で2時間保温攪拌し、酢酸エチル
(50ml)を加え、反応液を10℃に冷却した。液温10〜30
℃で35%塩酸(155ml)を滴下してpHを1とし、亜鉛の
酸化物を水に溶解した。この中にトルエン(50ml)を加
えて分液を行い、得られた水層をろ過後、液温10〜20℃
で28%アンモニア水(20ml)の滴下によって晶析を行っ
た。液のpHを4.26とした後、結晶を濾別し、得られた結
晶を水(100ml)で洗浄して3−(3−ヒドロキシ−3
−メチル−1−ブチニル)アニリンの粗結晶を得た。
【0054】この粗結晶を活性炭(1.0g)およびイソプ
ロピルアルコール(75ml)とともに、窒素雰囲気下、75
℃で30分間攪拌後、活性炭を熱時濾別した。冷却晶析を
行い、5℃で結晶を濾別し、冷えたイソプロピルアルコ
ール(35ml)で結晶を洗浄することにより、無色結晶と
して3−(3−ヒドロキシ−3−メチル−1−ブチニ
ル)アニリン(30.39g、0.173mol、3−ブロモニトロベ
ンゼンに対する収率:69.4mol%、液体クロマトグラフ
ィーによる純度:99.9%)を得た。得られた結晶の1
−NMRデータを以下に示す。1 H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δpp
m:1.56(s,6H),4.01(brs,2
H),4.53(brs,1H),6.52−6.63
(m,1H),6.72−6.78(m,2H),7.
01−7.08(m,1H)
【0055】実施例2(1) 3−メチル−1−(3−ニトロフェニル)−1
−ブチン−3−オールの合成 500mlの四つ口フラスコに、3−ブロモニトロベン
ゼン(50.50g、0.250mol)、トリエチルアミン(177.1
g、1.750mol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラ
ジウム(II)クロリド(0.12g、0.000171mol)、およびヨ
ウ化第一銅(0.12g、0.000630mol)を加え、窒素雰囲気
下、90℃まで加熱昇温し、この中に同温度で2−メチル
−3−ブチン−2−オール(27.4g、0.326mol)を2時
間かけて滴下した。滴下後、さらに同温度で2時間熟成
を行った。その後、トリエチルアミン(113.2g、1.118m
ol)を減圧下濃縮し、濃縮残渣へ水(100ml)および酢
酸エチル(50ml)を加えた。更に20〜30℃で酢酸(21.0
g、0.350mol)を加え、水層のpHを6.95として分液を行
った。得られた水層を更に酢酸エチル(25ml)で抽出し
た。得られた有機層を合わせることにより、3−メチル
−1−(3−ニトロフェニル)−1−ブチン−3−オー
ルの酢酸エチル溶液(130ml)を得た。
【0056】(2) 3−(3−ヒドロキシ−3−メチ
ル−1−ブチニル)アニリンの合成 亜鉛末(49.5g、0.759mol)および水(100ml)を窒素雰
囲気下、室温で攪拌し、この中に上記(1)で得られた
3−メチル−1−(3−ニトロフェニル)−1−ブチン
−3−オールの酢酸エチル溶液(130ml)を滴下した。
滴下開始後、反応熱により内温が40℃になった後は適宜
冷却し、40〜60℃を保ちながら4時間かけて滴下を行っ
た。滴下終了後、60℃で2時間保温攪拌し、反応液を30
℃に冷却した。別のフラスコを用意し、トルエン(50m
l)および水(50ml)を加えた。攪拌下、10℃まで冷却
した。この中に反応液および35%塩酸(135ml)を10〜2
5℃でpH2〜6を保ちながら同時に滴下し、亜鉛の酸化
物を水に溶解した。この中に、35%塩酸(20ml)を加え
ることにより液のpHを1に調整し、分液を行った。得ら
れた水層をろ過後、液温10〜20℃で28%アンモニア水
(20ml)の滴下によって晶析を行った。液のpHを4.12と
した後、結晶を濾別し、得られた結晶を水(100ml)で
洗浄して3−(3−ヒドロキシ−3−メチル−1−ブチ
ニル)アニリンの粗結晶を得た。
【0057】この粗結晶を活性炭(1.0g)およびイソプ
ロピルアルコール(75ml)とともに、窒素雰囲気下、75
℃で30分間攪拌後、活性炭を熱時濾別した。冷却晶析を
行い、5℃で結晶を濾別し、冷えたイソプロピルアルコ
ール(35ml)で結晶を洗浄することにより、無色結晶と
して3−(3−ヒドロキシ−3−メチル−1−ブチニ
ル)アニリン(31.63g、0.1805mol、3−ブロモニトロ
ベンゼンに対する収率:72.20mol%、液体クロマトグラ
フィーによる純度:99.9%)を得た。得られた結晶の1
H−NMRデータは、実施例1と同様であった。
【0058】
【発明の効果】本発明により、安価で、還元剤の酸化物
と目的生成物との分離が容易である、不飽和炭化水素残
基で置換されているニトロベンゼン類からの不飽和炭化
水素残基で置換されているアニリン類の製造方法を提供
することできる。これにより、ハロゲン化銀写真感光材
料、熱硬化性ポリイミド、固相重合性非線形光学材料、
癌のような増殖性疾患の治療のためのプロドラッグなど
の合成中間体、耐熱性ポリイミドの末端封止剤である、
不飽和炭化水素残基で置換されているアニリン類を提供
することができる。また、本発明はアルカリを使用して
いないため、不飽和炭化水素残基が分解を受けず、また
亜鉛を含んだ廃水量を従来と比較して低減することがで
き、廃水処理を従来と比較して容易にすることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今宮 勝之 大阪市西淀川区歌島3丁目1番21号 住化 ファインケム株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC24 AC52 AD15 BA05 BA25 BA37 BA48 BB31 BC16 BC53 BD70 4H039 CA31 CA39 CD10 CD20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 疎水性有機溶媒と水との混合溶媒中、亜
    鉛または鉄を還元剤として、式(I) 【化1】 (式中、R1は置換基を有していてもよい炭素数2〜1
    1の不飽和炭化水素残基を示す)で表される、不飽和炭
    化水素残基で置換されているニトロベンゼン類のニトロ
    基を選択的に還元することを特徴とする、式(II) 【化2】 (式中、R1は前記と同義である)で表される、不飽和
    炭化水素残基で置換されているアニリン類の製造方法。
  2. 【請求項2】 R1が、式(III) 【化3】 (式中、R2は水素原子、−CR34OH(R3およびR
    4は同一または異なっていてもよく、それぞれ水素原子
    もしくはアルキルを示すか、またはR3とR4とが隣接す
    る炭素原子と一緒になって環を形成してもよい)または
    トリアルキルシリルを示す)で表される基である、請求
    項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 R1が3−ヒドロキシ−3−メチル−1
    −ブチニルである、請求項1または2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 不飽和炭化水素残基で置換されているニ
    トロベンゼン類が、3−メチル−1−(3−ニトロフェ
    ニル)−1−ブチン−3−オールである、請求項1〜3
    のいずれかに記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 疎水性有機溶媒がエステル系溶媒であ
    る、請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 エステル系溶媒が酢酸エチルである、請
    求項5記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 亜鉛を還元剤とする、請求項1〜6のい
    ずれかに記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 不飽和炭化水素残基で置換されているニ
    トロベンゼン類が、有機塩基、ビス(トリフェニルホス
    フィン)パラジウム(II)クロリドおよびヨウ化第一銅の
    存在下、式 【化4】 (式中、Xはハロゲン原子を表す)で表されるハロゲノ
    ニトロベンゼンとR1H(式中、R1は前記と同義であ
    る)で表される不飽和炭化水素との縮合反応により得ら
    れ、かつ、当該ニトロベンゼン類の還元開始時における
    液のpHが中性付近である、請求項1に記載の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 還元終了後、(a)反応液のpHを、還
    元剤の酸化物が水に溶解し、かつ不飽和炭化水素残基で
    置換されているアニリン類が水に実質的に溶解するpH
    に調整して分液し、(b)得られた水層のpHを、不飽
    和炭化水素残基で置換されているアニリン類が晶析する
    pHに調整することにより、該アニリン類を分離するこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の製造方法。
  10. 【請求項10】 疎水性有機溶媒が酢酸エチルであり、
    不飽和炭化水素残基が3−ヒドロキシ−3−メチル−1
    −ブチニルであり、還元剤の酸化物が水に溶解し、かつ
    不飽和炭化水素残基で置換されているアニリン類が水に
    実質的に溶解するpHが0.5〜3であり、不飽和炭化
    水素残基で置換されているアニリン類が晶析するpHが
    4.0〜4.5であることを特徴とする、請求項9に記
    載の製造方法。
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