JP2001039842A - 口腔用組成物 - Google Patents
口腔用組成物Info
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Abstract
以下のポリエチレングリコールを含有し、水分量が5重
量%以下である口腔用組成物。 【効果】 保形性に優れ、使用感が良好である。
Description
用感が良好な口腔用組成物に関する。
するため、分子量400〜2000のポリエチレングリ
コールや、ゲル化剤、増粘剤等が用いられている(特開
昭52−54038号)。しかし、水分量が低い口腔用
組成物では、これらのゲル化能が十分に発揮されず、保
形性や使用感を損ねるという問題がある。
量が低くても、保形性や使用感に優れた口腔用組成物を
提供することにある。
少ない口腔用組成物においては、特定の分子量のポリエ
チレングリコールを用いることにより、ゲル化して保形
性を向上させることができることを見出した。また、特
定の非イオン界面活性剤を併用すれば、ポリエチレング
リコールによる低温下でのゲル強度を調節し、良好な物
性が得られることを見出した。
0000以下のポリエチレングリコールを含有し、水分
量が5重量%以下である口腔用組成物を提供するもので
ある。
コールは、通常の口腔用組成物に用いられるもので、平
均分子量が2000を超え20000以下、好ましくは
3000〜10000、特に好ましくは4000〜60
00のものである。平均分子量が2000以下のもので
は、十分な保形性が得られず、20000を超えるもの
では、5℃以下の低温時にチューブからのペーストの押
し出し感を損ねる。ポリエチレングリコールは、1種以
上を用いることができ、全組成中に0.1〜10重量
%、特に0.5〜5重量%、更に1〜3重量%配合する
のが好ましい。
量%以下、好ましくは3重量%以下である。
〜15、好ましくはHLB5〜10の非イオン界面活性
剤を配合でき、ポリエチレングリコールを配合したとき
に低温で組成物が固くなるのを抑えることができる。こ
こで、HLBはGriffinの式により求めたものである。
ポリグリセリン誘導体、ショ糖脂肪酸エステルが好まし
い。具体的には、ポリグリセリン誘導体としては、一般
式(1)
飽和の脂肪族基を示し、nは1〜20の数を示す)で表
されるものが挙げられる。式中、Rとしては、炭素数1
1〜17のアルキル基又はアルケニル基が好ましく、n
は2〜10が好ましい。また、ショ糖脂肪酸エステルと
しては、一般式(2)
されるものが挙げられる。式中、Rとしては、炭素数1
0〜20のアルキル基又はアルケニル基が好ましい。
ことができ、全組成中に0.01〜10重量%、特に
0.1〜5重量%、更に0.5〜3重量%配合するのが
好ましい。
を配合して温熱効果を得ることもできる。発熱体として
は、口腔内での水和反応によって発熱する発熱物質が挙
げられる。発熱体は、発生温度が38〜50℃、特に4
0〜45℃となるように用いるのが好ましく、具体的に
は、無水ゼオライト、無水硫酸マグネシウム、メタリン
酸ナトリウム、塩化カルシウム、デキストリン等が挙げ
られる。発熱体は、1種以上を用いることができ、全組
成中に0〜50重量%、特に20〜30重量%配合する
のが好ましい。
として、グリセリン、プロピレングリコール、トリグリ
セライド、ジグリセライド、流動パラフィン等を配合で
きる。これらの液体ビヒクルは、1種以上を用いること
ができ、全組成中に30〜80重量%、特に40〜60
重量%配合するのが好ましい。本発明の口腔用組成物
は、これら液状ビヒクルを用いて、ゲル状、液状、ペー
スト状の剤形にするのが好ましい。
高分子や増粘性シリカ(無水ケイ酸)等の増粘剤を配合
して粘度を調整できる。水溶性高分子としては、例えば
カルボキシメチルセルロース、キサンタンガム、デキス
トリン、カラギーナン、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース等が挙げられる。これ
らのうち、本発明のように水分含量が5重量%以下の場
合には、キサンタンガムが最も好ましい。これらを用い
て、25℃における組成物のヘリパス型粘度が5000
〜15000dPa・s、特に6000〜10000dPa・s
となるように調整するのが好ましい。本発明において、
ヘリパス型粘度は、ヘリカルスタンドコントローラー付
きB8R型粘度計(ローターE、回転速度2.5r/mi
n)を用いて測定した値である。
成物に通常用いられる成分、例えば他の界面活性剤、研
摩剤、薬効剤、甘味料、香料、保存剤、美白剤、湿潤
剤、粘結剤等を、本発明の効果を損なわない範囲で配合
でき、通常の方法により製造される。
れ、使用感が良好である。
0gをハミガキチューブに充填した。得られたペースト
の25℃及び5℃でのヘリパス型粘度を測定し、更に2
5℃での保形性、5℃での押し出し感を、以下の基準で
評価した。結果を表1に併せて示す。
ー付きB8R型粘度計(ローターE、回転速度2.5r
/min、1分測定)を用い、5℃又は25℃で1日保存
した各ペーストの粘度を測定した。
時間保存した後、歯ブラシの上に1gのせ、1分後の外
観を以下の基準で評価した。 ○;形がほとんど崩れず、歯ブラシからたれない。 △;形がやや崩れるが、歯ブラシからたれない。 ×;形が崩れ、歯ブラシからたれる。
4時間保存した後、チューブからのペーストの押し出し
感を、以下の基準で評価した。 ○;容易に押し出せる。 △;やや硬いが押し出せる。 ×;硬くて押し出せない。
おけるヘリパス型粘度8920dPa・s)。
おけるヘリパス型粘度6800dPa・s)。
おけるヘリパス型粘度9340dPa・s)。
た(25℃におけるヘリパス型粘度7260dPa・s)。
ずれも、保形性に優れ、使用感が良好であった。
Claims (4)
- 【請求項1】 平均分子量が2000を超え20000
以下のポリエチレングリコールを含有し、水分量が5重
量%以下である口腔用組成物。 - 【請求項2】 更に、HLB3〜15の非イオン界面活
性剤を含有する請求項1記載の口腔用組成物。 - 【請求項3】 非イオン界面活性剤が、ポリグリセリン
誘導体又はショ糖脂肪酸エステルである請求項2記載の
口腔用組成物。 - 【請求項4】 25℃におけるヘリパス型粘度が、50
00〜15000dPa・sである請求項1〜3のいずれか
1項記載の口腔用組成物。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP11217181A JP2001039842A (ja) | 1999-07-30 | 1999-07-30 | 口腔用組成物 |
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JP11217181A JP2001039842A (ja) | 1999-07-30 | 1999-07-30 | 口腔用組成物 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family
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Family Applications (1)
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- 1999-07-30 JP JP11217181A patent/JP2001039842A/ja active Pending
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