JP2001039716A - ジルコニア微粉末の製造法 - Google Patents

ジルコニア微粉末の製造法

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】射出成形において良好な成形特性を示すコンパ
ウンドを得るジルコニア微粉末の製造法を提供する。 【解決手段】ジルコニウム塩水溶液、或いは、安定化剤
を含有するジルコニウム塩水溶液を加水分解、或いは、
中和共沈して得られた水和ジルコニアゾルの乾燥粉を得
る工程と、乾燥粉の仮焼工程及び粉砕工程を含むジルコ
ニア微粉末の製造方法において、粉砕工程で、粉砕粉の
比表面積(BET法)が仮焼粉の比表面積より2m2/g以上の
大きさになるように粉砕し、且つ、オキシ塩化ジルコニ
ウム、塩化ジルコニウム、硝酸ジルコニウム、及び、硫
酸ジルコニウムの中から選ばれる1つ以上の焼結助剤を
含み、ジルコニウム塩が含有するZrが全Zr量の3重量%以
上30重量%以下であるジルコニア微粉末の製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、ジルコニアセラ
ミックスの製造に用いられるジルコニア微粉末の製造法
に関するものであり、特に、有機バインダーとジルコニ
ア粉末のコンパウンドにおいて該コンパウンドが良好な
流動性を有し、射出成形において良好な成形特性を示す
コンパウンドを得るジルコニア微粉末の製造方法を提供
することを目的とする。
【0002】
【従来技術】ジルコニア焼結体の製造方法の一つとして
射出成形法が良く知られている。この射出成形法では、
ジルコニア微粉末と各種の有機物を混合した有機バイン
ダーとの混合物即ちコンパウンドを成形用組成物とし、
これを金型内に射出しグリーン成形体を成形した後、脱
脂、焼成を行ってジルコニア焼結体を得る。
【0003】ジルコニア微粉末の製造方法として、ジル
コニウム塩水溶液或いは該水溶液にY、Ce、Ca等の安定
化剤を共存させた水溶液を加熱、加水分解し、生じた水
和ジルコニアゾルを乾燥、焼成する方法(加水分解法)
や安定化剤を共存させたジルコニウム塩水溶液を中和
し、得られた沈殿物を乾燥、焼成する方法(中和法)が
広く知られている。また、水和ジルコニウムゾルを限外
ろ過膜等でろ過する事により、不純物のろ過と濃縮を同
時に行い乾燥の効率を上げる方法も良く知られている。
また、この方法によれば不純物と共に加水分解反応の未
反応成分も同時に除去できる為に、高純度、高反応率の
ジルコニア微粉末が製造出来る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、射出成
形による成形にはコンパウンドの流動性が良好である事
が重要な条件である。射出成形においては、射出成形機
の高温のシリンダー内で溶融されたコンパウンドが金型
内のキャビティに射出されるが、この時、流動性の不十
分なコンパウンドを用いた場合は、成形圧力が金型内に
射出されたコンパウンドの隅々にまで十分均等に行き渡
らない為、成形体内に不均一な応力分布を生じて、成形
体の密度が不均一になり、その結果、成形体にヒケとい
われる現象を生ずる。また、極端な場合は、溶融コンパ
ウンドがキャビティ内に十分充填されず、ショートと呼
ばれる成形不良を生ずることがある。
【0005】従来、プラスチック類と比べ、ジルコニア
等のセラミックス粉末を含有したコンパウンドはせん断
応力に対する降伏値が高く、流動性に優れない傾向があ
った。そのため、この流動性の改善を図るさまざまな手
法が取られてきた。例えば、最も簡単には、コンパウン
ドにおけるバインダーの配合比率を大きくする方法があ
る。しかしこの場合、成形体の粉末密度が低下し、焼成
後の収縮変形が大きくなるため精度の高い焼結体が得ら
れず好ましくない。また、バインダーの構成成分の中で
アクリル系樹脂、脂肪酸などの可塑性の強い成分量を増
加させる事が考えられるが、一般にこれらは脱脂時の発
熱が大きく、脱脂後の成形体にひび割れを生じさせる事
等が多くなり好ましくない。次に、BET法による比表面
積(以後、BET比表面積と言う。)の小さなジルコニア
粉末を用いてコンパウンドを構成する方法がある。ジル
コニア粉末を製造する場合、仮焼工程においてその仮焼
温度を高くする事によってBET比表面積の小さな粉末を
製造する事が出来る。このような粉末では、その平均粒
径は大きくなり、粒子間の相互作用が小さくなるのでコ
ンパウンドの流動性は向上するが、焼結体密度が低下す
る傾向があり、必ずしも好ましくない。一般に焼結体の
特性、例えば、焼結体密度や低温での焼結性を改善する
為にはBET比表面積は大きく、しかも単分散の粒子から
なる粉末が望ましい。
【0006】このようにコンパウンドの流動性は射出成
形において成形特性を左右する重要な因子であるが、前
述の加水分解法や中和法を用いて作成した高純度のジル
コニア粉末を用いて作成したコンパウンドは、焼結体特
性は優れているが、流動性が十分でなく、射出成形用途
に適さないという問題があった。本願発明は高い比表面
積でありながら多量のバインダーを必要とせず、流動性
に優れた射出成形用コンパウンドを与えるジルコニア粉
末を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために、ジルコニア粉末の製造法を鋭意検討し
た結果、粉砕工程での比表面積の増加がコンパウンドの
流動性に影響を与える重要因子であることを発見し、本
願発明を成すに至った。
【0008】以下に本願発明を加水分解法を例にして詳
細に述べる。本願発明ではジルコニウム塩の水溶液を加
水分解して得られる水和ジルコニウムゾルをジルコニア
源として用いた。より具体的にはオキシ塩化ジルコニウ
ム(ZOC)溶液を常圧下で加熱、煮沸し、ジルコニア転
化率98%以上の水和ジルコニアゾルを得た。このように
して得られた水和ジルコニアゾルを限外ろ過により濃縮
する。このろ過を複数回繰り返すことによって、濃縮を
行うと同時に液中に含まれる2%以下の未反応のZr成分及
び不純物をろ別することが出来る。この時、ろ液をICP
発光分析することによって、未反応Zr成分量をモニター
し、最終的にジルコニア添加率100%の水和ジルコニアゾ
ルを得た。得られた濃縮ゾルを、溶液中の固形分濃度が
35%になるように濃度を調節し、スプレードライヤーを
用いた乾燥させた。ここで固形分とは水和ジルコニアゾ
ルを1000℃で2時間乾燥した結果、残存する灰分のこと
である。このようにしてジルコニウム塩を含んだ濃縮ゾ
ルを作成し、スプレードライヤーを用いて噴霧乾燥する
ことによってジルコニウム塩含有水和ジルコニウムゾル
乾燥粉を作成する。次に、該乾燥粉を850℃で2時間、大
気雰囲気において仮焼する。更に、該仮焼粉をデカンテ
ーション法によって水洗し、その後ボールミルを用いて
粉砕する。こうして得られた粉砕粉を再度スプレードラ
イヤーで乾燥し、コンパウンドの作成に用いる。
【0009】本願発明の特徴は粉砕の前後でBET比表面
積が2m2/g以上増加するように粉砕の条件を設定す
る、乃至は、仮焼以前の段階で焼結助剤を加え、仮焼
でのBET比表面積の減少を促し、相対的に粉砕での比表
面積増加分量を上げることにある。
【0010】次にこうして得られた粉末とバインダー類
とを混合しコンパウンドを作成する手順について説明す
るが、本願発明の場合、コンパウンドの作成は以下に述
べる流動性の評価の用に供するためであり、その成分構
成、作成法は一定かつ一般性があれば詳細は重要でな
く、もちろん以下に示す例に限るものではない。
【0011】前記ジルコニア粉末と有機バインダーの混
練には通常の加圧式二軸ニーダーを用いた。温度は高温
では有機バインダーの燃焼、揮発が生じ、低温ではバイ
ンダーの軟化が妨げられるので80℃〜160℃が好まし
い。混練時間は長いほどコンパウンドの流動性は向上す
るが現実的な時間として1〜5時間が好ましい。有機バイ
ンダーとして通常のセラミックスの射出成形に用いられ
るアクリル系バインダー、スチレン系バインダー、脂肪
酸類等を用いることが出来る。ジルコニア粉末に対する
有機バインダーの混合割合は約20重量%とした、この時
約50体積%に当たる。
【0012】コンパウンドの流動性の評価はJIS K 7210
に規定されたメルトフローレート(MFR)測定によった。
試料としては、粒度の揃った粉末が望ましく、機械的に
粉砕したコンパウンドを、分級したものが適当である。
一回の測定に用いる試料量は10〜15gが望ましい。溶融
温度が高いほどコンパウンドの粘度は低下するが、使用
する有機バインダーの耐熱性から自ずと限界がある。通
常200℃以下が望ましい。シリンダー内に試料を投入し
た後、シリンダーと試料温度が安定するまで保持する必
要がある。その後、ピストンを挿入し、重りを載せ荷重
で溶融コンパウンドを押出す。ピストンが一定の位置か
ら25mm押し下げられるまでの時間を測定し以下の式にし
たがってMFRを算出した。尚、この時間測定操作は全て
自動的に行われる。
【0013】 MFR(T,M,B)=(426×L×ρ)÷t ここに、T:測定温度、M:試験荷重、B:操作B法を示
す、L:ピストンの移動距離、ρ:試料温度におけるコ
ンパウンドの密度、t:ピストンが長さLを移動するのに
要する時間の平均値、426:ピストンとシリンダーの面
積(cm2)の平均値×600(10分間の秒数)である。
【0014】一方、このようなジルコニア粉末は、それ
らを用いて作成した焼結体が十分な密度を示すものであ
る必要がある。その為、得られた粉末の焼結体を作成し
その密度を測定した。
【0015】以下に本願発明の実施例をあげて更に具体
的に説明する。
【0016】
【実施例】実施例1〜4、比較例1 本例では、焼結助剤としてZOCを用い、その添加量を変
化させた事例によって説明する。ZOCは本願発明でのジ
ルコニアの製造原料であり、重要なコンタミネーション
の成分を含まず、焼成によってジルコニアを生ずるため
焼結助剤として最も適している。しかし、焼結助剤の働
きはZOCに限るわけではなく、その他のジルコニウム
塩、例えば、塩化ジルコニウム、硝酸ジルコニウム、硫
酸ジルコニウム等を用いても良い。或いは、ジルコニウ
ム塩以外でも、焼結助剤としての役割を果たすものであ
れば、これらの例に限らない。
【0017】ZOC0.3モル/リットル溶液(以下、原料液
という。)を還流状態において約200時間煮沸すること
によって、ジルコニア転化率90%のジルコニアゾルを得
た。続いて煮沸状態において本ゾルの5体積%部を抜き出
し、同体積の原料液を補充する。この操作を30分毎に繰
り返す。繰り返しの回数を重ねるにつれてジルコニア転
化率は徐々に上昇し、約100回の繰り返しの後、約98%の
転化率で定常状態に達した。電子顕微鏡による観察の結
果、本ゾルは主として直径1000オングストロームの水和
ジルコニア粒子から構成されていることが分かった。定
常状態下で同様に抜き出し、供給操作を繰り返し、約10
0リットルのジルコニアゾルを回収、生成した。続い
て、限外ろ過操作によってこのゾルを約20リットルに濃
縮した。ろ過には円筒形の限外ろ過膜モジュールを用
い、この膜モジュール内にゾルを循環させることによっ
て脱水、濃縮を行った。次に、この濃縮されたジルコニ
アゾルに2.5モル/リットルのZOC溶液をジルコニア量換
算で5重量%(実施例1)、8重量%(実施例2)、10重量%
(実施例3)及び20重量%(実施例4)になるように添加
した。
【0018】また、無添加の場合を比較例1とした。こ
の混合ゾルに、更に、イットリアを比Y2O3/(Y2O3+ZrO2)
が3モル%になるように添加し、一昼夜攪拌した。この
混合溶液をスプレー乾燥し、約8キロの乾燥粉を得た。
この乾燥粉を管状炉中大気雰囲気において約100℃/時
間の速度で昇温し、870℃で2時間仮焼した後水洗した。
次にこの粉末を8時間粉砕し、再乾燥させて部分安定化
ジルコニア(PSZ)粉末を作成し、この粉砕前後のBET比
表面積を測定した。
【0019】こうして作成したPSZ粉末1505gを秤量し、
150℃で1時間以上乾燥させ、1500gの乾燥粉を得
た。この乾燥粉を337gの有機バインダーと共に140
℃に予熱したニーダー(森山製作所製MS加圧型ニーダ
ー)の混合槽に投入し、混練した。混練開始と共にバイ
ンダーは軟化し、粉末と交じり合う。数分の混練の後、
ニーダーのヒーターを切るとその後はコンパウンド自身
のせん断発熱で120℃〜140℃の温度が保たれたまま混練
が進行する。この様にして1時間混練した後、取り出し
たコンパウンドを冷却、粉砕し、0.5mm目篩下を篩分け
た。
【0020】次に、上記粉末を13g秤量し、予め150℃で
十分予熱したメルトインデクサー(東洋精機製作所製)
のシリンダー内に投入し、つき固めることによって内部
の空気を抜き、ピストンを装着する。そのままの状態を
3分間保持し、試料、シリンダー及びピストンの温度が
平衡に達した後、10kgの荷重を掛け溶融したコンパウン
ドを押出した。その後の押出し時間の測定とMFRの計算
は装置が自動的に行う。この測定を3回行い、平均値を
測定値として採用した。また、このPSZ粉末を金型プレ
スで成形し、焼結体を作成してその密度を測定した。成
形圧力は700kgf/cm2、焼結温度は1450℃、密度測定はア
ルキメデス法によった。以上の結果を表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】ZOCの添加は粉砕粉のBET比表面積には影響
しないが、焼結助剤としての働きで仮焼粉のBET比表面
積は添加量に比例して低下する。従って、粉砕によるBE
T比表面積は添加量に応じて増加することが分かる。更
に、これらは流動性の改善に優れた効果を示すことが確
認された。また、20重量%添加粉末では焼結体密度の低
下が生じ、これ以上の添加量は望ましくないことも確認
された。
【0023】実施例5、比較例2 実施例1〜4、及び、比較例1では安定化剤として3mol%の
Y2O3を用いたPSZ(3Y)を例示した。3Yは粉末の結晶相
の70〜95%が正方晶である。一方、安定化剤を用いない
ジルコニア(0Y)は100%が単斜晶である。0Yにおいても
焼結助剤としてZOCの添加が流動性の改善に効果的であ
ることを確認するために、0Y粉末についてZOCを0%、10%
をそれぞれ添加した粉末を実施例と同様にして作成し、
同様の測定を行った。測定結果を表2に示す。0Y粉末に
ついてもZOCの添加は有効であることが確認された。
【0024】
【表2】
【0025】実施例6 加水分解反応においてジルコニア添加率90%の水和ジル
コニアゾルを作成し、減圧加熱することにより濃縮し
た。この中には、未反応分として10%のZr成分が含まれ
ている。このようにして得られた濃縮ゾルを前実施例と
同様に乾燥、焼成して得られたジルコニア微粉末を用い
て作成したコンパウンドの測定結果を表3に示す。未反
応のZr成分が焼結助剤の役割を果たし、粉砕工程での比
表面積の増加、更に、MFRの増大に寄与することが確認
された。
【0026】
【表3】
【0027】実施例7 水洗工程までは実施例1と同様、焼結助剤を用いずに製
粉化した。粉砕工程ではまず前記実施例と同様に10mmφ
のジルコニア粉砕ボールを用い、振動ミルで8時間粉砕
した後、2mmφのボールを用いて8時間追加粉砕を行っ
た。その結果を表4に示す。追加粉砕による比表面積の
増加がMFRに反映され、流動性の向上が示された。
【0028】
【表4】
【0029】以上の実施例に見られるようにBET比表面
積の差がMFRに影響するが、これは仮焼時に凝集し焼成
が不充分な表面が、粉砕により新しい面として現れるこ
との効果によると考えられる。また、本実施例で得られ
たコンパウンドを用いて射出成形を行ったところ、2m2/
g以上BET比表面積が増加した粉末を用いたものは安定し
た成形特性を示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G030 AA17 BA18 CA07 GA15 GA23 4G031 AA12 BA18 CA07 GA03 GA04 GA07 4G048 AA01 AB02 AB05 AB08 AC08 AD04 AE05 AE06 AE07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ジルコニウム塩水溶液、或いは、安定化剤
    を含有するジルコニウム塩水溶液を加水分解、或いは、
    中和共沈して得られた水和ジルコニアゾルを乾燥し乾燥
    粉を得る乾燥工程と、該乾燥粉を仮焼し仮焼粉を得る仮
    焼工程と、得られた該仮焼粉を粉砕し粉砕粉を得る粉砕
    工程を含むジルコニア微粉末の製造方法において、粉砕
    工程で、粉砕粉の比表面積(BET法)が仮焼粉の比表面
    積より2m2/g以上大きくなるように粉砕することを特徴
    とするジルコニア微粉末の製造方法。
  2. 【請求項2】乾燥粉が焼結助剤を含む請求項1記載のジ
    ルコニア微粉末の製造方法。
  3. 【請求項3】焼結助剤がオキシ塩化ジルコニウム、塩化
    ジルコニウム、硝酸ジルコニウム、及び、硫酸ジルコニ
    ウムの中から選ばれる1つ以上のジルコニウム塩である
    請求項2記載のジルコニア微粉末の製造法。
  4. 【請求項4】ジルコニウム塩が含有するZrが全Zr量の3
    重量%以上30重量%以下である請求項3記載のジルコニア
    微粉末の製造法。
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