JP2001039673A - クレーン制御装置 - Google Patents

クレーン制御装置

Info

Publication number
JP2001039673A
JP2001039673A JP11220051A JP22005199A JP2001039673A JP 2001039673 A JP2001039673 A JP 2001039673A JP 11220051 A JP11220051 A JP 11220051A JP 22005199 A JP22005199 A JP 22005199A JP 2001039673 A JP2001039673 A JP 2001039673A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
converter
inverter
voltage
current limit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11220051A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokuo Kaneko
徳男 金子
Masahiko Kawabata
賢彦 川端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP11220051A priority Critical patent/JP2001039673A/ja
Publication of JP2001039673A publication Critical patent/JP2001039673A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control And Safety Of Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 交流電動機の加速または減速運転を行っても
過負荷とならずに、安定した運転を継続することが可能
なクレーン制御装置を提供する。 【解決手段】 巻上用の第1の誘導電動機5、及び横行
用の第2の誘導電動機6を有するクレーン制御装置にお
いて、コンバータ1が電流制限値に達した時に、横行用
の第2の誘導電動機6が、加速中または減速中のとき
は、第2の交流電動機6に対する速度基準値Sp.Re
fの変化率を下げ、等速運転中であるときには、速度基
準値Sp.Refの値を下げることで、電流制限を解除
するように制御装置9が制御を行う。これにより、コン
バータ1の過負荷による運転停止を防ぐことが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は交流電圧を直流電圧
に変換した後に、直流電圧を可変周波数可変電圧の交流
電圧に変換して交流電動機を駆動する電力変換装置を有
するクレーン制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動機を使ったクレーン制御装置
を図5に示す。図5において、コンバータ1は交流電源
の電圧を一定の直流電圧に変換して出力し、コンデンサ
2は直流電圧を平滑して脈動の無い電圧源としての直流
電圧とする。インバータ3、4は平滑された直流電圧を
可変周波数可変電圧の交流電力に変換して出力し、誘導
電動機5、6を可変速で駆動する。
【0003】このような装置を特にクレーン制御装置と
して適用し、例えば、第1の誘導電動機5を巻上用(巻
上装置駆動用)の電動機、第2の誘導電動機6を横行用
(横行装置駆動用)の電動機として駆動している。
【0004】この構成の装置においては、第2の誘導電
動機6の速度を加速させるとき、インバータの必要電力
量が増加するのでコンバータ1は交流電源を直流電圧へ
変換して電力供給を行う力行運転を行い、直流電圧を制
御する。他方、第2の誘導電動機6の速度を減速させる
とき、負荷側の慣性エネルギーの吸収により直流電圧が
上昇するので、コンバータ1は直流電圧を交流電圧へ電
力を回生する運転を行い、直流電圧を所定値に制御す
る。
【0005】インバータ3、4ヘ出力される速度基準値
Sp.Refは制御装置9の指令によって制御される。
誘導電動機5、6の速度は、誘導電動機5、6に取り付
けられた速度検出器10、11によって検出され、検出
された速度は速度帰還値Sp.FBKとしてインバータ
3、4を介して制御装置9に格納され、制御装置9から
インバータ3、4ヘ出力される速度基準値Sp.Ref
と比較されるフィードバック系となっており、目標基準
値となるよう制御されている。
【0006】図6に示すように、誘導電動機の速度は、
クレーン制御装置の各制御装置の役割に応じて加速、減
速を繰り返すが、所定の速度から目標速度までの到達時
間を設定してあり、目標値まで速度を加速する場合には
加速時間Tacc、減速する場合には減速時間Tdec
として設定してある。加速時間Tacc、減速時間Td
ec共、値が小さい程、加速(減速)速度が大きくな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に構成したクレーン制御装置は、省電力と低コストを実
現するために、一般的にはコンバータの電力供給能力
は、インバータの運転に対して十分な裕度が無い場合が
多い。
【0008】この場合、巻上用の第1の誘導電動機5を
運転中に、横行用の第2の誘導電動機6を加速運転する
とインバータ4の必要電力量が増大する為に、コンバー
タ1に流れる電流が増加する。
【0009】図5において、コンバータ1の電流は電流
検出器7によって検出され、検出された電流は電流比較
器8によって電流制限値に達しているかどうかが判定さ
れる。電流制限値に達したまま特定の時間を経過しても
運転を継続していると、コンバータ1の保護機能によっ
て過負荷検出をし、運転を停止してしまう。
【0010】又、横行用の第2の誘導電動機6を減速運
転するとコンバータ1ヘの回生電力量が増加し、コンバ
ータ1の電流制限値に達し、過負荷を検出して運転停止
となってしまう。
【0011】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
為されたもので、交流電動機の加速または減速運転を行
っても過負荷とならずに、安定した運転を継続すること
が可能なクレーン制御装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るクレーン制
御装置は、交流電圧を直流電圧に変換する回生動作の可
能なコンバータと、クレーンの第1の動作用の第1の交
流電動機と、クレーンの第2の動作用の第2の交流電動
機と、直流電圧を可変周波数可変電圧に変換し第1の交
流電動機を駆動する第1のインバータと、直流電圧を可
変周波数可変電圧に変換し第2の交流電動機を駆動する
第2のインバータと、コンバータが電流制限値に達した
時に第2の電動機が加速中または減速中のときは、第2
の交流電動機に対する速度基準値の変化率を下げること
により、コンバータから第2のインバータヘの電力供給
量または第2のインバータからコンバータへの電力回生
量を下げて、コンバータの電流制限を解除するように制
御し、コンバータが電流制限値に達した時に第2の電動
機が等速運転中のときは、第2の交流電動機に対する速
度基準値の値を下げることにより、コンバータから第2
のインバータヘの電力供給量を下げて、コンバータの電
流制限を解除するように制御する制御手段とを具備した
ことを特徴とする。
【0013】このような構成により、コンバータの電流
制限を回避することでコンバータの過負荷による運転停
止を防止することができ、インバータの継続運転を行な
うことができる。
【0014】ここで、第1の交流電動機が巻上用または
支持/開閉用の電動機であり、第2の交流電動機が横行
用または旋回用の電動機であってもよい。
【0015】また、第1の交流電動機が横行用または引
込用の電動機であり、第2の交流電動機が旋回用の電動
機であってもよい。
【0016】また、本発明に係るクレーン制御装置は、
交流電圧を直流電圧に変換する回生動作の可能なコンバ
ータと、クレーンの第1の動作用の第1の交流電動機
と、クレーンの第2の動作用の第2の交流電動機と、ク
レーンの第3の動作用の第3の交流電動機と、直流電圧
を可変周波数可変電圧に変換し第1の交流電動機を駆動
する第1のインバータと、直流電圧を可変周波数可変電
圧に変換し第2の交流電動機を駆動する第2のインバー
タと、直流電圧を可変周波数可変電圧に変換し第3の交
流電動機を駆動する第3のインバータと、第1の制御動
作として、コンバータが電流制限値に達した時に第3の
電動機が加速中または減速中のときは、第3の交流電動
機に対する速度基準値の変化率を下げることにより、コ
ンバータから第3のインバータヘの電力供給量または第
3のインバータからコンバータへの電力回生量を下げ
て、コンバータの電流制限を解除するように制御し、コ
ンバータが電流制限値に達した時に第3の電動機が等速
運転中のときは、第3の交流電動機に対する速度基準値
の値を下げることにより、コンバータから第3のインバ
ータヘの電力供給量を下げて、コンバータの電流制限を
解除するように制御するとともに、第1の制御動作を行
なってもコンバータの電流制限を解除することができな
い場合は、第2の制御動作として、第2の電動機が加速
中または減速中のときは、第2の交流電動機に対する速
度基準値の変化率を下げることにより、コンバータから
第2のインバータヘの電力供給量または第2のインバー
タからコンバータへの電力回生量を下げて、コンバータ
の電流制限を解除するように制御し、第2の電動機が等
速運転中のときは、第2の交流電動機に対する速度基準
値の値を下げることにより、コンバータから第2のイン
バータヘの電力供給量を下げて、コンバータの電流制限
を解除するように制御する制御手段とを具備したことを
特徴とする。
【0017】このような構成により、コンバータの電流
制限を回避することでコンバータの過負荷による運転停
止を防止することができ、インバータの継続運転を行な
うことができる。
【0018】ここで、第1の交流電動機が巻上用または
支持/開閉用の電動機であり、第2の交流電動機が横行
用または引込用の電動機であり、第3の交流電動機が旋
回用の電動機であってもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。なお、以下の図におい
て、従来例を示す図を含めて同符号は同一部分または対
応部分を示す。
【0020】(第1の実施形態)図1に本発明の第1の
実施形態に係るクレーン制御装置の構成を示す。
【0021】図1において、コンバータ1は交流電源の
電圧を一定の直流電圧に変換して出力し、コンデンサ2
は直流電圧を平滑して脈動の無い電圧源としての直流電
圧とする。第1及び第2のインバータ3、4は平滑され
た直流電圧を可変周波数可変電圧の交流電力に変換して
出力し、第1及び第2の誘導電動機5、6をそれぞれ可
変速で駆動する。
【0022】ここでは、第1の誘導電動機5を巻上用
(巻上装置駆動用)の電動機、第2の誘導電動機6を横
行用(横行装置駆動用)の電動機として駆動している。
【0023】第1及び第2のインバータ3、4ヘ出力さ
れる速度基準値Sp.Refは制御装置9の指令によっ
て制御される。第1及び第2の誘導電動機5、6の速度
は、第1及び第2の誘導電動機5、6に取り付けられた
速度検出器10、11によって検出され、検出された速
度は速度帰還値Sp.FBKとして第1及び第2のイン
バータ3、4を介して制御装置9に格納され、制御装置
9から第1及び第2のインバータ3、4ヘ出力される速
度基準値Sp.Refと比較されるフィードバック系と
なっており、目標基準値となるよう制御されている。
【0024】ここで、横行用の第2の誘導電動機6を駆
動した場合のタイミングチャートを図2に示す。
【0025】図2において横行用の第2の誘導電動機6
を所定の速度変化率α1にて加速すると、コンバータ1
に流れる電流は時間の経過と共に増加して行き、時間t
1なる時点で、コンバータ1で設定してある電流制限値
CL1の値に達する。コンバータ1の電流が電流検出値
CL1に達すると電流比較器8は信号Sigをオンとす
る。第1及び第2のインバータ3、4ヘ速度基準を与え
ている制御装置9は、信号Sigを取り込んでいるの
で、制御装置9が信号Sigを検出した時点で、前記の
加速の速度変化率α1をα2へと変化させる。ここでα
1とα2の間には、α1>α2なる関係が成り立ってい
るので、第2のインバータ4へ出力している速度基準値
Sp.Refの変化率は減少する。
【0026】次に、図2のt3なる時点で、所定の速度
変化率β1にて減速すると、コンバータ1に流れる電流
は第2のインバータ4から交流電源へと流れる回生電流
によって増加してゆき、時間t4なる時点で、コンバー
タ1で設定してある電流制限値CL1の値に達する。コ
ンバータ1の電流が電流検出値CL1に達すると信号S
igを検出した時点で、前記の減速の速度変化率β1を
β2へと変化させる。ここでβ1とβ2の間には、β1
>β2なる関係が成り立っているので、第2のインバー
タ4へ出力している速度基準値Sp.Refの変化率は
減少する。
【0027】このようにして、加速、減速時共、第2の
インバータ4へ出力している速度基準値Sp.Refの
変化率が減少し、横行用の第2の誘導電動機6の速度変
化が小さくなるので、コンバータ1から第2のインバー
タ4ヘの電力供給量が下がり、コンバータ1に流れる電
流が小さくなることで、電流制限を解除することが出来
る。
【0028】また、このクレーン制御装置において、コ
ンバータ1が電流制限値に達した時に、横行用の第2の
誘導電動機6が等速運転中であるときには、速度基準値
Sp.Refの値を下げることで、コンバータ1から第
2のインバータ4ヘの電力供給量を下げて電流制限を解
除する。
【0029】以上のように、この実施形態においては、
コンバータ1が電流制限値に達したことを検出すると、
制御装置9が第2のインバータ4ヘの速度基準値Sp.
Refの変化率を抑え、または速度基準値Sp.Ref
の値を下げることで、電流制限を回避させ、コンバータ
1の過負荷による運転停止を防ぐことが出来る。
【0030】なお、上述の説明では、第1の誘導電動機
5を巻上用(巻上装置駆動用)の電動機、第2の誘導電
動機6を横行用(横行装置駆動用)の電動機としたが、
第1の誘導電動機5を巻上用の電動機とし、第2の誘導
電動機6を旋回用の電動機とした場合にも適用すること
ができる。この場合、コンバータ1が電流制限値に達し
た時に、旋回用の第2の誘導電動機6が加速または減速
中であるときには、第2のインバータ4ヘ出力する速度
基準値Sp.Refの変化率を減少させ、またコンバー
タ1が電流制限値に達した時に、旋回用の第2の誘導電
動機6が等速運転中であるときには、第2のインバータ
4ヘ出力する速度基準値Sp.Refの値を下げるよう
にすればよい。
【0031】さらに、第1の誘導電動機5を支持/開閉
用の電動機とし、第2の誘導電動機6を横行用または旋
回用の電動機とした場合にも適用することができる。こ
の場合、コンバータ1が電流制限値に達した時に、横行
用または旋回用の第2の誘導電動機6が加速または減速
中であるときには、第2のインバータ4ヘ出力する速度
基準値Sp.Refの変化率を減少させ、またコンバー
タ1が電流制限値に達した時に、横行用または旋回用の
第2の誘導電動機6が等速運転中であるときには、第2
のインバータ4ヘ出力する速度基準値Sp.Refの値
を下げるようにすればよい。
【0032】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態に係るクレーン制御装置について説明する。第
1の実施形態においては、第1の誘導電動機を巻上用ま
たは支持/開閉用の電動機とし、第2の誘導電動機を横
行用または旋回用の電動機としたが、この第2の実施形
態においては、第1の誘導電動機を横行用または引込用
とし、第2の誘導電動機を旋回用の電動機としたもので
ある。
【0033】この第2の実施形態の構成を、図3に示
す。図3において、15は横行用または引込用の第1の
誘導電動機、そして16は旋回用の第2の誘導電動機で
ある。また、13、14は、それぞれこれらの第1及び
第2の誘導電動機15、16を駆動する第1及び第2の
インバータである。
【0034】この実施形態において、コンバータ1が電
流制限値に達した時に、旋回用の第2の誘導電動機16
が加速または減速中であるときには、第2のインバータ
14ヘ出力する速度基準値Sp.Refの変化率を減少
させ、またコンバータ1が電流制限値に達した時に、旋
回用の第2の誘導電動機16が等速運転中であるときに
は、第2のインバータ14ヘ出力する速度基準値Sp.
Refの値を下げる。
【0035】このように、コンバータ1が電流制限値に
達したことを検出すると、制御装置9が第2のインバー
タ14ヘの速度基準値Sp.Refの変化率を抑え、ま
たは速度基準値Sp.Refの値を下げることで、電流
制限を回避させ、コンバータ1の過負荷による運転停止
を防ぐことが出来る。
【0036】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態に係るクレーン制御装置について説明する。
【0037】上述の第1及び第2の実施形態において
は、2台の誘導電動機と、これらを駆動する2台のイン
バータとを有する場合のものであるが、この第3の実施
形態においては、3台の誘導電動機と、これらを駆動す
る3台のインバータとを有している。
【0038】この第2の実施形態の構成を、図4に示
す。図4において、25は巻上用または支持/開閉用の
第1の誘導電動機、26は横行用または引込用の第2の
誘導電動機、そして27は旋回用の第3の誘導電動機で
ある。また、22、23、24は、それぞれこれらの誘
導電動機25、26、27を駆動する第1、第2及び第
3のインバータである。
【0039】この実施形態において、コンバータ1が電
流制限値に達した時には、最初に制御装置9が第3のイ
ンバータ27ヘの速度基準値Sp.Refの変化率を抑
え、または速度基準値Sp.Refの値を下げること
で、電流制限を回避させる。
【0040】即ち、コンバータ1が電流制限値に達した
時には、旋回用の第3の誘導電動機27が加速または減
速中であるときには、第3のインバータ27ヘ出力する
速度基準値Sp.Refの変化率を減少させ、またコン
バータ1が電流制限値に達した時に、旋回用の第3の誘
導電動機27が等速運転中であるときには、第3のイン
バータ27ヘ出力する速度基準値Sp.Refの値を下
げる。このようにして、電流制限を解除する。
【0041】しかし、このようにしてインバータ27ヘ
の速度基準値Sp.Refの変化率を抑え、または速度
基準値Sp.Refの値を下げただけでは、電流制限を
解除することができない場合は、次に、制御装置9が第
2のインバータ26ヘの速度基準値Sp.Refの変化
率を抑え、または速度基準値Sp.Refの値を下げる
ことで、電流制限を解除する。
【0042】即ち、このときに、横行用または引込用の
第2の誘導電動機26が加速または減速中であるときに
は、第2のインバータ26ヘ出力する速度基準値Sp.
Refの変化率を減少させ、等速運転中であるときに
は、第2のインバータ26ヘ出力する速度基準値Sp.
Refの値を下げる。
【0043】このようにして、電流制限を回避させ、コ
ンバータ1の過負荷による運転停止を防ぐことが出来
る。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のクレーン
制御装置によれば、コンバータに流れる電流の状態を監
視することで、複数台の交流電動機のうちの所定の交流
電動機の速度を制御して、コンバータの過負荷による運
転停止を回避し、省エネルギーと低コストを実現しつ
つ、安定した連続運転を継続することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係るクレーン制御
装置の構成を示すブロック図。
【図2】 第1の実施形態の作用を説明する為のタイム
チャート。
【図3】 本発明の第2の実施形態に係るクレーン制御
装置の構成を示すブロック図。
【図4】 本発明の第3の実施形態に係るクレーン制御
装置の構成を示すブロック図。
【図5】 クレーン制御装置の従来例を示す構成を示す
ブロック図。
【図6】 従来例の作用を説明する為のタイムチャー
ト。
【符号の説明】
1…コンバータ 2…コンデンサ 3…第1のインバータ 4…第2のインバータ 5…第1の誘導電動機(巻上用または支持/開閉用) 6…第2の誘導電動機(横行用または旋回用) 7…電流検出器 8…電流比較器 9…制御装置 10、11…速度検出器 13…第1のインバータ 14…第2のインバータ 15…第1の誘導電動機(横行用または引込用) 16…第2の誘導電動機(旋回用) 17、18…速度検出器 22…第1のインバータ 23…第2のインバータ 24…第3のインバータ 25…第1の誘導電動機(巻上用または支持/開閉用) 26…第2の誘導電動機(横行用または引込用) 27…第3の誘導電動機(旋回用) 28、29、30…速度検出器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電圧を直流電圧に変換する回生動作の
    可能なコンバータと、クレーンの第1の動作用の第1の
    交流電動機と、クレーンの第2の動作用の第2の交流電
    動機と、前記直流電圧を可変周波数可変電圧に変換し前
    記第1の交流電動機を駆動する第1のインバータと、前
    記直流電圧を可変周波数可変電圧に変換し前記第2の交
    流電動機を駆動する第2のインバータと、前記コンバー
    タが電流制限値に達した時に前記第2の電動機が加速中
    または減速中のときは、前記第2の交流電動機に対する
    速度基準値の変化率を下げることにより、前記コンバー
    タから前記第2のインバータヘの電力供給量または前記
    第2のインバータから前記コンバータへの電力回生量を
    下げて、前記コンバータの電流制限を解除するように制
    御し、前記コンバータが電流制限値に達した時に前記第
    2の電動機が等速運転中のときは、前記第2の交流電動
    機に対する速度基準値の値を下げることにより、前記コ
    ンバータから前記第2のインバータヘの電力供給量を下
    げて、前記コンバータの電流制限を解除するように制御
    する制御手段とを具備したことを特徴とするクレーン制
    御装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のクレーン制御装置におい
    て、前記第1の交流電動機が巻上用または支持/開閉用
    の電動機であり、前記第2の交流電動機が横行用または
    旋回用の電動機であることを特徴とするクレーン制御装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のクレーン制御装置におい
    て、前記第1の交流電動機が横行用または引込用の電動
    機であり、前記第2の交流電動機が旋回用の電動機であ
    ることを特徴とするクレーン制御装置。
  4. 【請求項4】交流電圧を直流電圧に変換する回生動作の
    可能なコンバータと、クレーンの第1の動作用の第1の
    交流電動機と、クレーンの第2の動作用の第2の交流電
    動機と、クレーンの第3の動作用の第3の交流電動機
    と、前記直流電圧を可変周波数可変電圧に変換し前記第
    1の交流電動機を駆動する第1のインバータと、前記直
    流電圧を可変周波数可変電圧に変換し前記第2の交流電
    動機を駆動する第2のインバータと、前記直流電圧を可
    変周波数可変電圧に変換し前記第3の交流電動機を駆動
    する第3のインバータと、第1の制御動作として、前記
    コンバータが電流制限値に達した時に前記第3の電動機
    が加速中または減速中のときは、前記第3の交流電動機
    に対する速度基準値の変化率を下げることにより、前記
    コンバータから前記第3のインバータヘの電力供給量ま
    たは前記第3のインバータから前記コンバータへの電力
    回生量を下げて、前記コンバータの電流制限を解除する
    ように制御し、前記コンバータが電流制限値に達した時
    に前記第3の電動機が等速運転中のときは、前記第3の
    交流電動機に対する速度基準値の値を下げることによ
    り、前記コンバータから前記第3のインバータヘの電力
    供給量を下げて、前記コンバータの電流制限を解除する
    ように制御するとともに、前記第1の制御動作を行なっ
    ても前記コンバータの電流制限を解除することができな
    い場合は、第2の制御動作として、前記第2の電動機が
    加速中または減速中のときは、前記第2の交流電動機に
    対する速度基準値の変化率を下げることにより、前記コ
    ンバータから前記第2のインバータヘの電力供給量また
    は前記第2のインバータから前記コンバータへの電力回
    生量を下げて、前記コンバータの電流制限を解除するよ
    うに制御し、前記第2の電動機が等速運転中のときは、
    前記第2の交流電動機に対する速度基準値の値を下げる
    ことにより、前記コンバータから前記第2のインバータ
    ヘの電力供給量を下げて、前記コンバータの電流制限を
    解除するように制御する制御手段とを具備したことを特
    徴とするクレーン制御装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のクレーン制御装置におい
    て、前記第1の交流電動機が巻上用または支持/開閉用
    の電動機であり、前記第2の交流電動機が横行用または
    引込用の電動機であり、前記第3の交流電動機が旋回用
    の電動機であることを特徴とするクレーン制御装置。
JP11220051A 1999-08-03 1999-08-03 クレーン制御装置 Pending JP2001039673A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11220051A JP2001039673A (ja) 1999-08-03 1999-08-03 クレーン制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11220051A JP2001039673A (ja) 1999-08-03 1999-08-03 クレーン制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001039673A true JP2001039673A (ja) 2001-02-13

Family

ID=16745166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11220051A Pending JP2001039673A (ja) 1999-08-03 1999-08-03 クレーン制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001039673A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006321640A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 負荷駆動装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006321640A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 負荷駆動装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0314812B1 (en) Alternating current motor control system with emergency control
US4678980A (en) Power failure stop circuit for a converter
JPS6356183A (ja) エレベ−タ駆動用インバ−タ
JPS6315231B2 (ja)
JPS638033B2 (ja)
JP4154679B2 (ja) 電動機の停電時処理方法とその制御装置
JP2001039673A (ja) クレーン制御装置
JP2007135311A (ja) 電動機制御装置
JPH09247990A (ja) インバータ装置およびその瞬停時運転継続方法
JP2004274991A (ja) インバータの制御方法
JP4391613B2 (ja) 巻上機制御装置
JP4164646B2 (ja) 停電時におけるモータの減速停止制御方法及びモータ可変速駆動装置
JP3622410B2 (ja) インバータによる電動機の制御方法
JPH09240935A (ja) 交流エレベータの制御装置
JP2831222B2 (ja) 天井クレーン走行用インバータ装置の制御方法
JP3599585B2 (ja) エスカレータ装置
JPH10155293A (ja) 電動機制御装置
JP5280081B2 (ja) 巻上機
JP3362830B2 (ja) クレーン走行装置及びクレーン走行装置用インバータ
JPS63148880A (ja) インバ−タの停電時制御装置
JPS58202270A (ja) エレベ−タ−制御装置
JPS6315698A (ja) ベクトル制御のインバータ装置
JPH0893364A (ja) 電動開閉機における緊急停止装置
JPS6315689A (ja) インバ−タ装置の制動回路
JPH06153570A (ja) インバータ過電圧保護装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041004

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050224