JP2001038432A - タレットパンチプレス - Google Patents

タレットパンチプレス

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JP2001038432A
JP2001038432A JP11213922A JP21392299A JP2001038432A JP 2001038432 A JP2001038432 A JP 2001038432A JP 11213922 A JP11213922 A JP 11213922A JP 21392299 A JP21392299 A JP 21392299A JP 2001038432 A JP2001038432 A JP 2001038432A
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turret
die
forming
punch
cylinder
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Takeshi Kawashima
猛 川島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上部タレットの径より下部タレットの径を大
きくしてダイの交換を容易にした従来のタレットパンチ
プレスに大きな改造を行うことなく3トラック同時に成
形用ダイを装着して成形加工を行うことのできるタレッ
トパンチプレスを提供する。 【解決手段】 上部タレット7Uを回転させて使用する
パンチPを加工位置に割り出すと共に下部タレット7L
を回転させて使用するダイDを加工位置に割り出し、パ
ンチPとダイDとの協働により加工を行う際に、下部タ
レット7Lにパンチ・成形用ダイDを含む複数個のダイ
Dを取り付け、フォーミングシリンダ移動機構27によ
りフォーミングシリンダ29を使用するダイDの下方に
移動させて、フォーミングシリンダ27によりパンチ・
成形用ダイDを持ち上げて成形加工を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はタレットパンチプ
レスに係り、さらに詳しくは、上部タレットと下部タレ
ットの径が異なる場合におけるフォーミング用ダイに特
徴を有するタレットパンチプレスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より上タレットと下タレットの径が
異なる径違いタレットには、以下に挙げる問題点からパ
ンチ・成形両用機構は設けられていない。
【0003】、図5に示されているように、タレット
パンチプレスには、ダイ交換時にダイを取出し易くする
ためエジェクターパイプ101が設けられていることが
あるが、エジャクターパイプ101付きの場合、フォー
ミングシリンダ103上昇時に、同時に2つの成形用ダ
イDを押し上げてしまうという問題がある。また、図5
中ダイDが下タレット105Lから下方に突出する量A
が大きくなると、下タレット105Lを回転させるタレ
ットチェーンを下げる大改造が必要となる。
【0004】、前述のの問題点を解決するために、
図6に示されているように、成形用ダイDの下面をエジ
ャクターパイプ101内に押さえると、成形用ダイDを
押すことができなくなるという問題がある。
【0005】、図7に示されているようにエジャクタ
ーパイプ101を有する標準的なダイD0が1個併設さ
れている場合、成形用ダイDを押すと同時に隣の標準的
なダイD0のエジャクターパイプ101も押してしまう
という問題がある。
【0006】、図8に示されているようにエジャクタ
ーパイプ101がない場合には、同時に2個の成形用ダ
イDを押し上げてしまうという問題がある。
【0007】そこで、上述した〜の問題点を解決す
べく、図9に示されているように、径違いタレットにパ
ンチ・成形両用機構を用いる場合、どちらか一方のステ
ーションに成形用ダイDを入れるようにし、この成形用
ダイDおよび標準的なダイD0のいずれもエジャクター
パイプ101をなしにしているのが一般的である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ようにエジャクターパイプ101をなしにした場合にお
いては、成形用ダイD1個に対し隣接するステーション
は全てエジャクターパイプ101を取り外さねばなら
ず、機械の運用には効率が悪いという問題がある。
【0009】この発明の目的は、以上のような従来の技
術に着目してなされたものであり、上部タレットの径よ
り下部タレットの径を大きくしてダイの交換を容易にし
た従来のタレットパンチプレスに大きな改造を行うこと
なく3トラック同時に成形用ダイを装着して成形加工を
行うことのできるタレットパンチプレスを提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による発明のタレットパンチプレスは、
上部タレットに装着されたパンチとこの上部タレットよ
りも大径な下部タレットに装着されたダイを加工位置に
割り出して、パンチとダイとの協働によりワークに加工
を行うタレットパンチプレスであって、前記下部タレッ
トの径方向に並んで設けられた少なくとも1個のパンチ
・成形用ダイを有する複数個のダイと、前記加工位置に
おける前記下部テーブルの下方位置に前記径方向に移動
自在に設けられたフォーミングシリンダと、このフォー
ミングシリンダを前記複数個のダイのうちのいずれかの
下方位置に選択的に移動させるフォーミングシリンダ移
動機構と、を備えてなることを特徴とするものである。
【0011】従って、上部タレットを回転させて使用す
るパンチを加工位置に割り出すと共に下部タレットを回
転させて使用するダイを加工位置に割り出し、パンチと
ダイとの協働により加工を行う際に、下部タレットにパ
ンチ・成形用ダイを含む複数個のダイを取り付け、フォ
ーミングシリンダ移動機構によりフォーミングシリンダ
を使用するダイの下方に移動させて、フォーミングシリ
ンダにより使用するパンチ・成形用ダイのみを持ち上げ
て成形加工を行う。
【0012】請求項2による発明のタレットパンチプレ
スは、請求項1記載のタレットパンチプレスにおいて、
前記フォーミングシリンダ移動機構が、前記ダイの個数
箇所へ位置決めできるシリンダであること、を特徴とす
るものである。
【0013】従って、フォーミング移動機構として前記
ダイの個数箇所へ位置決めできるシリンダを用い、使用
するダイの下方にフォーミングシリンダを位置決めす
る。
【0014】請求項3による発明のタレットパンチプレ
スは、請求項1または2に記載のタレットパンチプレス
において、前記フォーミングシリンダのピストンロッド
の外径が、前記パンチ・成形用ダイのエジャクターパイ
プの内径よりも小さいものであること、を特徴とするも
のである。
【0015】従って、フォーミングシリンダのピストン
ロッドの径がパンチ・成形用ダイのエジャクターパイプ
の内径よりも小さいので、エジャクターパイプを上げる
ことなく中間ピンを押し上げてパンチ・成形用ダイを上
昇させる。
【0016】請求項4による発明のタレットパンチプレ
スは、上部タレットに装着されたパンチとこの上部タレ
ットよりも大径な下部タレットに装着されたダイを加工
位置に割り出して、パンチとダイとの協働によりワーク
に加工を行うタレットパンチプレスであって、前記下部
タレットの径方向に並んで設けられた少なくとも1個の
パンチ・成形用ダイを有する複数個のダイと、前記加工
位置における前記下部テーブルの下方位置に前記複数個
のダイに対応して前記径方向に複数個の突起が設けられ
たヘッドと、このヘッドを上下移動させるフォーミング
シリンダと、このフォーミングシリンダを前記加工位置
から退避させるフォーミングシリンダ移動機構と、を備
えてなることを特徴とするものである。
【0017】従って、上部タレットを回転させて使用す
るパンチを加工位置に割り出すと共に下部タレットを回
転させて使用するダイを加工位置に割り出し、パンチと
ダイとの協働により加工を行う際に、下部タレットにパ
ンチ・成形用ダイを含む複数個のダイを取り付け、フォ
ーミングシリンダ移動機構によりフォーミングシリンダ
を使用するダイの下方に移動させて、フォーミングシリ
ンダによりヘッドを上昇させて、このヘッドに設けられ
ている複数個の突起によりパンチ・成形用ダイを持ち上
げて成形加工を行う。
【0018】請求項5による発明のタレットパンチプレ
スは、請求項4記載のタレットパンチプレスにおいて、
前記フォーミングシリンダ移動機構が、前記フォーミン
グシリンダを前記径方向に直交する方向へ退避させるも
のであること、を特徴とするものである。
【0019】従って、パンチング加工を行う際にはフォ
ーミングシリンダ移動機構によりフォーミングシリンダ
を退避させて、パンチング加工により生じる抜きカスの
排出を可能にする。
【0020】請求項6による発明のタレットパンチプレ
スは、請求項4または5に記載のタレットパンチプレス
において、前記複数個の突起の外径が、前記パンチ・成
形用ダイのエジャクターパイプの内径よりも小さいもの
であること、を特徴とするものである。
【0021】従って、フォーミングシリンダのピストン
ロッドに取り付けられているヘッドの複数個の突起の径
がパンチ・成形用ダイのエジャクターパイプの内径より
も小さいので、エジャクターパイプを上げることなく中
間ピンを押し上げてダイを上昇させる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0023】図1には、この発明に係るタレットパンチ
プレス1の一実施の形態が示されている。このタレット
パンチプレス1では、フレーム3の中央にギャップ部5
を有しており、このギャップ部5において上部フレーム
3Uに上部タレット7Uが回転割出し自在に支持されて
いる。また、この上部タレット7Uに対向して、下部フ
レーム3Lに下部タレット7Lが回転割出し自在に支持
されている。なお、上部フレーム3Uの加工位置に対応
する場所には、ラムシリンダ9が設けられており、ラム
11を下降させて加工を行う。
【0024】上部タレット7Uの径は下部タレット7L
の径に比べて小さく、下部タレット7Lの図1中右側端
部は上部タレット7Uからはみ出している。上部タレッ
ト7Uには複数のパンチPが交換自在に設けられてお
り、下部タレット7Lには複数のダイDが交換自在に設
けられている。なお、下部タレット7Lの金型交換位置
下方には、金型交換時にダイDを持ち上げるためのダイ
持ち上げシリンダ13が設けられている。
【0025】また、ギャップ部5には、ワークテーブル
15が設けられており、このワークテーブル15の上側
にはY軸モータ17およびY軸ボールネジ19によりY
軸方向に移動位置決め自在のキャレッジベース21が設
けられている。このキャレッジベース21には、ワーク
Wをクランパ23によりクランプして図示しないX軸移
動機構によりX軸方向に移動位置決め自在のXキャレッ
ジ25が設けられている。また、下部タレット7Lの下
方には、フォーミングシリンダ移動機構としての3ポジ
ションシリンダ27によりフォーミングシリンダ29が
移動自在に設けられている。
【0026】従って、クランパ23によりクランプされ
たワークWはワークテーブル15に支持され、Xキャレ
ッジ25によりX軸方向に位置決めされ、Y軸モータ1
7がY軸ボールネジ19を回転させてキャレッジベース
21をY軸方向に移動させて位置決めされる。そして、
上部タレット7Uおよび下部タレット7Lを回転させて
加工に用いるパンチPおよびダイDを加工位置に割り出
し、ラムシリンダ9によりラム11を下降させてワーク
Wを加工する。あるいは、3ポジションシリンダ27に
より選択されたダイDをフォーミングシリンダ29によ
り上昇させてフォーミング加工を行う。
【0027】一方、図1中タレットパンチプレス1の金
型交換位置に隣接して、ツールチェンジャー31および
ツールマガジン33を備えたATC装置35が設けられ
ている。
【0028】ツールチェンジャー31には、上部にパン
チP交換用のパンチ用アーム37が設けられており、パ
ンチ用アーム37の先端にはパンチPを把持するための
パンチグリッパ39を備えている。このパンチ用アーム
37の下側にはダイD交換用のダイ用アーム41が設け
られており、ダイ用アーム41の先端にはダイDを把持
するためのダイグリッパ43を備えている。これらパン
チ用アーム37およびダイ用アーム41は、モータ45
によりネジ部材47を回転させて上下移動され、また、
回転される。
【0029】ツールマガジン33には、複数のパンチP
やダイDを収納する収納アーム49が複数段設けられて
おり、モータ51により回転して交換するパンチPおよ
びダイDを交換位置に割出し可能となっている。
【0030】上記構成により、パンチPおよびダイDを
交換する場合には、上部タレット7Uおよび下部タレッ
ト7Lにおける交換前のパンチPおよびダイDを金型交
換位置に割り出し、ダイ持ち上げシリンダ13によりエ
ジャクターパイプ53(図2参照)を下部タレット7L
の上面まで押し上げておき、それぞれパンチ用アーム3
7のパンチグリッパ39により上部タレット7Uからパ
ンチPを取り出し、ダイ用アーム41のダイグリッパ4
3により下部タレット7LからダイDを取り出す。
【0031】そして、パンチ用アーム37およびダイ用
アーム41を180度回転させ、必要な場合には上下移
動して、ツールマガジン33の所定位置に旧パンチPお
よびダイDを収納する。
【0032】また、逆に、パンチ用アーム37およびダ
イ用アーム41をツールマガジン33側に移動させると
共に必要な場合には上下移動させ、パンチグリッパ39
およびダイグリッパ43によりツールマガジン33に収
納されているパンチPおよびダイDを取り出し、パンチ
用アーム37およびダイ用アーム41を180度回転さ
せてパンチPおよびダイDの装着を行う。
【0033】図2および図3には、前述した下部タレッ
ト7Lに装着された成形用ダイDが示されている。この
成形用ダイDでは、エジャクターパイプ53の内側にフ
ォーミング用の中間ピン55が上下移動自在に設けられ
ている。また、下部タレット7Lの径方向(図2中左右
方向)に3列のダイDが装着できるようになっており、
下部タレット7Lを支持するディスクサポート57の内
部には、径方向(Y軸方向が一般的である)に設けられ
ているガイドレール59に沿って前述のフォーミングシ
リンダ29が移動自在に設けられている。
【0034】フォーミングシリンダ29は、ディスクサ
ポート57を貫通して下部タレット7Lの下方位置に延
びる3ポジションシリンダ27のシリンダロッド61の
先端に取り付けられている。3ポジションシリンダ27
では、AポートPa、BポートPb、CポートPcに選
択的にエアーを供給することにより、使用する成形用ダ
イDの下方にフォーミングシリンダ29を位置決めす
る。
【0035】図2および図3を参照するに、フォーミン
グシリンダ29のピストンロッド63の径は、成形用ダ
イDのエジャクターパイプ53の内径よりも小径となっ
ており、中間ピン55のみを押し上げるようになってい
る。
【0036】上記構成により、使用するパンチPおよび
ダイDを加工位置に割り出し、割り出された成形用ダイ
Dのどれを使用するか、3ポジションシリンダ27によ
りフォーミングシリンダ29を移動させて使用する成形
用ダイDの選択を行う。
【0037】以上の結果から、3ポジションシリンダ2
7を使用してフォーミングシリンダ29を移動させてダ
イDを選択するので、従来からある上部タレット7Uと
下部タレット7Lの径の異なる径違いタレットにおいて
エジャクターパイプ53を残したまま、3トラック同時
に成形用ダイDの装着ができ、成形加工を行うことがで
きる。また、成形用ダイDの装着位置に制限なく3トラ
ックすべてに成形用ダイDを装着することもできる。
【0038】図4には、この発明に係るタレットパンチ
プレス65の別の実施の形態が示されている。なお、こ
のタレットパンチプレス65は前述のタレットパンチプ
レス1と大部分共通な構成となっているので、共通する
部位には共通の符号を付して、重複する説明は省略す
る。
【0039】このタレットパンチプレス65では、加工
位置における下部タレット7Lの下側に、3トラックで
装着されている3個(1トラックには1個のダイDのみ
装着可能)の成形用ダイDに対応して下部タレット7L
の径方向(Y軸方向が一般的)に3個の突起67を有す
るヘッド69が設けられている。なお、成形用ダイDの
代わりにパンチングダイDが装着されている場合には、
パンチングダイDには中間ピン55がないので持ち上げ
ることはできない。
【0040】このヘッド69は、フォーミングシリンダ
29のピストンロッド63の上端に取り付けられてい
る。このフォーミングシリンダ29は、下部タレット7
Lを支持するディスクサポート57内部において、下部
タレット7Lの径方向と直交する方向(図4中紙面直交
方向)にガイドレール71が設けられており、フォーミ
ングシリンダ移動機構としての退避シリンダ73により
加工位置から退避可能となっている。従って、退避シリ
ンダ73によりフォーミングシリンダ29を加工位置か
ら退避させることにより、パンチング加工時における抜
きカスを落下させて排出できるようになっている。
【0041】上記構成により、成形加工時には、退避シ
リンダ73により成形用ダイDを加工位置に位置決め
し、フォーミングシリンダ29のピストンロッド63に
取り付けられているヘッド69の突起67によりエジャ
クターパイプ53の内部にある中間ピン55を押し上げ
て成形用ダイDを押し上げ、パンチPとの協働でワーク
Wに成形加工を行う。
【0042】以上の結果から、従来よりある上部タレッ
ト7Uと下部タレット7Lの径の異なる径違いタレット
においてエジャクターパイプ53を残したまま、3トラ
ック同時に成形用ダイDの装着ができ、成形加工を行う
ことができる。また、成形用ダイDの装着位置に制限な
く3トラックすべてに成形用ダイDを装着することもで
きる。
【0043】なお、この発明は前述の発明の実施の形態
に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、
その他の態様で実施し得るものである。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よるタレットパンチプレスでは、上部タレットを回転さ
せて使用するパンチを加工位置に割り出すと共に下部タ
レットを回転させて使用するダイを加工位置に割り出
し、パンチとダイとの協働により加工を行う際に、下部
タレットにパンチ・成形用ダイを含む複数個のダイを取
り付け、フォーミングシリンダ移動機構によりフォーミ
ングシリンダを使用するダイの下方に移動させて、フォ
ーミングシリンダにより使用する成形用ダイのみを持ち
上げて成形加工を行うので、従来よりある上部タレット
と下部タレットの径の異なるタレットパンチプレスにお
いてエジャクターパイプを残したまま、3トラック同時
にパンチ・成形用ダイの装着ができ、成形加工を行うこ
とができる。
【0045】請求項2の発明によるタレットパンチプレ
スでは、フォーミング移動機構として前記ダイの個数箇
所へ位置決めできるシリンダを用い、使用するダイの下
方にフォーミングシリンダを位置決めするので、所望の
ダイを選択して使用することができる。
【0046】請求項3の発明によるタレットパンチプレ
スでは、フォーミングシリンダのピストンロッドの径が
パンチ・成形用ダイのエジャクターパイプの内径よりも
小さいので、エジャクターパイプを上げることなく中間
ピンを押し上げて成形用ダイを上昇させ成形加工を行う
ことができる。
【0047】請求項4の発明によるタレットパンチプレ
スでは、上部タレットを回転させて使用するパンチを加
工位置に割り出すと共に下部タレットを回転させて使用
するダイを加工位置に割り出し、パンチとダイとの協働
により加工を行う際に、下部タレットにパンチ・成形用
ダイを含む複数個のダイを取り付け、フォーミングシリ
ンダ移動機構によりフォーミングシリンダを使用するダ
イの下方に移動させて、フォーミングシリンダによりヘ
ッドを上昇させて、このヘッドに設けられている複数個
の突起により成形用ダイを持ち上げて成形加工を行うの
で、従来よりある上部タレットと下部タレットの径の異
なるタレットパンチプレスにおいてエジャクターパイプ
を残したまま、3トラック同時にパンチ・成形用ダイの
装着ができ、成形加工を行うことができる。
【0048】請求項5の発明によるタレットパンチプレ
スでは、パンチング加工を行う際にはフォーミングシリ
ンダ移動機構によりフォーミングシリンダを退避させる
ので、パンチング加工により生じる抜きカスの排出を可
能にする。
【0049】請求項6の発明によるタレットパンチプレ
スでは、フォーミングシリンダのピストンロッドに取り
付けられているヘッドの複数個の突起の径がパンチ・成
形用ダイのエジャクターパイプの内径よりも小さいの
で、エジャクターパイプを上げることなく中間ピンを押
し上げてパンチ・成形用ダイを上昇させて成形加工を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るタレットパンチプレスの全体を
示す正面図である。
【図2】この発明に係るタレットパンチプレスの一実施
の形態における要部拡大断面図である。
【図3】図2中III−III位置の断面図である。
【図4】この発明に係るタレットパンチプレスの別の実
施の形態における要部拡大断面図である。
【図5】従来のタレットパンチプレスに成形用ダイを用
いた場合の問題点を示す断面図である。
【図6】従来のタレットパンチプレスに成形用ダイを用
いた場合の問題点を示す断面図である。
【図7】従来のタレットパンチプレスに成形用ダイを用
いた場合の問題点を示す断面図である。
【図8】従来のタレットパンチプレスに成形用ダイを用
いた場合の問題点を示す断面図である。
【図9】従来のタレットパンチプレスに成形用ダイを用
いた場合の問題点を示す断面図である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス 7U 上部タレット 7L 下部タレット 27 3ポジションシリンダ(フォーミングシリンダ移
動機構) 29 フォーミングシリンダ 53 エジェクタパイプ 63 ピストンロッド 67 突起 69 ヘッド 73 退避シリンダ(フォーミングシリンダ移動機構) P パンチ D ダイ D 成形用ダイ(パンチ・成形用ダイ) W ワーク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部タレットに装着されたパンチとこの
    上部タレットよりも大径な下部タレットに装着されたダ
    イを加工位置に割り出して、パンチとダイとの協働によ
    りワークに加工を行うタレットパンチプレスであって、
    前記下部タレットの径方向に並んで設けられた少なくと
    も1個のパンチ・成形用ダイを有する複数個のダイと、
    前記加工位置における前記下部テーブルの下方位置に前
    記径方向に移動自在に設けられたフォーミングシリンダ
    と、このフォーミングシリンダを前記複数個のダイのう
    ちのいずれかの下方位置に選択的に移動させるフォーミ
    ングシリンダ移動機構と、を備えてなることを特徴とす
    るタレットパンチプレス。
  2. 【請求項2】 前記フォーミングシリンダ移動機構が、
    前記ダイの個数箇所へ位置決めできるシリンダであるこ
    と、を特徴とする請求項1記載のタレットパンチプレ
    ス。
  3. 【請求項3】 前記フォーミングシリンダのピストンロ
    ッドの外径が、前記パンチ・成形用ダイのエジェクタパ
    イプの内径よりも小さいものであること、を特徴とする
    請求項1または2に記載のタレットパンチプレス。
  4. 【請求項4】 上部タレットに装着されたパンチとこの
    上部タレットよりも大径な下部タレットに装着されたダ
    イを加工位置に割り出して、パンチとダイとの協働によ
    りワークに加工を行うタレットパンチプレスであって、
    前記下部タレットの径方向に並んで設けられた少なくと
    も1個のパンチ・成形用ダイを有する複数個のダイと、
    前記加工位置における前記下部テーブルの下方位置に前
    記複数個のダイに対応して前記径方向に複数個の突起が
    設けられたヘッドと、このヘッドを上下移動させるフォ
    ーミングシリンダと、このフォーミングシリンダを前記
    加工位置から退避させるフォーミングシリンダ移動機構
    と、を備えてなることを特徴とするタレットパンチプレ
    ス。
  5. 【請求項5】 前記フォーミングシリンダ移動機構が、
    前記フォーミングシリンダを前記径方向に直交する方向
    へ退避させるものであること、を特徴とする請求項4記
    載のタレットパンチプレス。
  6. 【請求項6】 前記複数個の突起の外径が、前記パンチ
    ・成形用ダイのエジェクタパイプの内径よりも小さいも
    のであること、を特徴とする請求項4または5に記載の
    タレットパンチプレス。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007130656A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Murata Mach Ltd 成形ダイを備えたパンチプレス
US11292140B2 (en) 2019-05-08 2022-04-05 Fanuc Corporation Gripping device for gripping workpiece

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007130656A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Murata Mach Ltd 成形ダイを備えたパンチプレス
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