JP2001037816A - 段差乗り越え及び悪路走行が可能な車椅子 - Google Patents

段差乗り越え及び悪路走行が可能な車椅子

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JP2001037816A
JP2001037816A JP11219551A JP21955199A JP2001037816A JP 2001037816 A JP2001037816 A JP 2001037816A JP 11219551 A JP11219551 A JP 11219551A JP 21955199 A JP21955199 A JP 21955199A JP 2001037816 A JP2001037816 A JP 2001037816A
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JP
Japan
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step difference
handle
seat
getting
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JP11219551A
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Inventor
Norio Taketomo
紀男 武友
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Suntech Co
Original Assignee
Suntech Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 段差乗り越え及び悪路走行が可能な車椅子 【課題】従来の車椅子は軸心固定型であるため、車椅子
において、通路の段差が通行に大きな障害となってい
る。僅かな段差や障害物を乗越える場合などに相当な苦
労や大きな力を要し、特に30mmを超える段差では介添え
者の力を必要とした。また坂道の上りも苦労の大きな作
業で、勾配の大きな坂道などでは逆転(バック)を防止
するのに大きな力を要し、介添え者の力を必要とした。 【解決手段】 通常の車椅子と異なり本機は座席可動フ
レーム9と車体フレーム4の組合せ構成である。座椅子
構造を車軸に対して前後方向に移動可能とし、乗越え時
に前輪が浮き上がるように主車軸に対し、重心を後側に
移動し乗り越えできる構造とした。また、従来型の車椅
子では介添え者を必要とした80mm程度の段差でも、搭乗
者自身で乗り越えが可能なようにパワーハンドルを設
け、てこ式の小さい力で大きな段差の乗り越えや坂道の
上りを可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】車椅子
【従来の技術】 従来の車椅子は重心が軸心固定型であ
るため、車椅子において、通路の段差が通行に大きな障
害となっている。僅かな段差や障害物を乗越える場合な
どに相当な苦労や大きな力を要し、特に30mmを超える段
差では介添え者の力を必要とした。また坂道の上りも苦
労の大きな作業で、勾配の大きな坂道などでは逆転(バ
ック)を防止するのに大きな力を要し、非力な障害者は
介添え者の力を必要とした。
【発明が解決しようとする課題】この提案は上記の段差
乗り越え時や坂道の上り下りの課題を解決すべく開発し
た。また同時に介添え者の必要を少なくし、従って行動
範囲が広くなり、搭乗者の自立性をより高めることを目
的とする。
【課題を解決するための手段】通常の車椅子と異なり本
機はフレーム4と前後方向に移動する座席可動フレーム
9との組合せ構成である。座席部構造を車軸に対して前
後方向に移動可能とし、乗越え時に主車軸に対し重心を
後側に移動できる構造とし、乗り越え時に前輪が浮き上
がるようにした。また、従来型の車椅子では介添え者を
必要とした80mm程度の段差でも、搭乗者自身で主車輪の
乗り越えが可能なように、てこ式ハンドルを設け、小さ
い力で乗り越えや坂道の上りを可能とした。
【発明の実施の形態】発明の概要を説明するために、図
面1を参照して説明する。発明は従来の一体型車椅子と
異なり、フレーム4と前後方向に移動する座席可動フレ
ーム9の組合せ構成からなる。座席は通常は前端側にフ
ックfによりロックされ、重心位置は一般市販の一体型
車椅子と同様、前輪と主車輪の中央位置にある。段差乗
り越え時に重心を後側に移動するための、摺動可能な座
席と重心を移動後後退端に固定したい時のフックとロッ
ク機構を備える。段差乗り越え時にはフックfを外せ
ば、座席が前後方向にフリーの状態になり、そのまま、
主車輪を前進すると前車輪が段差に当たり、その反動に
より座席が後退し、後退端でフックfaがかかり固定さ
れる。後部側に座席が固定された場合は、重心が後側に
移るので、前輪が浮き段差を乗り越えやすくなる。ま
た、座席可動フレーム9下部には、転倒防止支え車輪1
が連結されており、座席が後退固定されると主車輪より
後側に突き出る位置で固定され、転倒を防止する働きを
する。足掛けフレーム下部軸gがガイドとなっており、
ガイド部が通過可能な場合は乗り越え可能であるが、ガ
イド部が干渉する場合は転倒防止車輪との兼ね合いで乗
り越えには介護者が必要なことを知らせる。更に、ハン
ドルaは握りレバーbを操作することにより、主車輪を
固定し前に倒すことにより、てこの原理で小さな力で大
きな前進力を生み出す。但し登段時にレバーを外した場
合の主車輪の逆回転を阻止するためラチェットまたはデ
ィスクブレーキによる機構(5.6及び8)を持つ。以
下に乗り越え時の簡単な説明を行う。 1.20mm程度の小さな段差の乗り越え 通常走行時は従来型と同様に全車軸中央に重心がある
が、段差に近づいたときに座席の前部ロックfを手動に
て外し、主車輪を回し前進すると、座席がスライド機構
により後側に移動し、後部側ロックに当たり後退端フッ
クfaにより固定される。これにより重心が車体の後部
側になるため前部車輪が浮き上がり、段差の上に乗り上
げる。後は更に主車輪を前進させ乗り越える。乗り越え
た後は後部ロック機構を外せば、スプリング7により座
席は前進端に戻り、前進端フックfにより固定される。 2. 30mm以上の大きな段差の乗り越え(Max80mm前後) 段差に近づき前部車輪の浮き上がり動作までは上記と同
じであるが、段差がより大きいときは、主車輪の乗り越
え時に非常な力を要するので、パワーアップハンドルa
を用い、レバーbを握ることにより、主車輪をグリップ
する。そこで、レバーbを握ったままハンドルaを前に
倒せば、主車輪が前進し段差を乗り越える。このレバー
はてこの原理を利用し、力点を内側にし、動力を小さく
した。登段時にハンドルレバーから手を離した場合は主
車輪がフリーとなり逆転(降段)が心配されるが、レバ
ーに連結された逆転防止機構5.6が働き逆転を防止す
る。また大きな段差では登段時後側に傾いた場合の転倒
を防止するため、移動座席に連結された後部支え車輪1
も備え、搭乗者の安全性を図る。この後部車輪で支えら
れない大きな段差には足掛けフレーム下部軸 gにガイ
ド部を設け、干渉した場合は乗り越え危険を搭乗者に予
知させる安全も備える。登段後は後部ロック機構を外せ
ば、自動的に重心は前部方向に移動できるようにスプリ
ング7の作用で座席が前位置に引張られて最前部位置で
スライドがロックされる。 3.坂道の上り下り 坂道の上りでは,パワーハンドルaおよびbのレバーを
用い主車輪のハンドルロック機構で前進し、逆転防止機
構5.6を利用すれば、坂道の上りは可能である。また
坂道の下りはパワーハンドルa及びレバーbを用い、車
輪回転速度を加減することにより下りる。更には悪路
(砂利道)でもハンドルの利用による脱出も可能であ
る。
【発明の効果】 社会全体の高齢化が進むにつれ、車椅
子の需要は多くなると思われるが、現状の社会ではバリ
アフリーは完全には実施至っていない。また、一般家庭
のバリアフリーの実施には、まだ先が長いと思われる。
この発明は従来90度方向からのみ、小段差の乗り越えが
可能であった車椅子に、中程度の段差まで多少の角度が
あっても、前車輪の浮き上がりにより、多少の角度を養
護して容易に乗り越えが可能となった。用途は身体障害
者のみでなく、今後の高齢化社会に対応したものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 車体説明全体図
【図2】 概略図(昇段説明図1)
【図3】 〃 (昇段説明図2)
【図4】 〃 (昇段説明図3)
【図5】 〃 (昇段説明図4)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車椅子座席スライド機構と移動支え車輪
    機構 車椅子における重心の移動を容易にするため、前後に動
    くスライド機構と、スライド機構に連結され後部側に固
    定された場合に突き出る転倒防止用の支え車輪機構。
  2. 【請求項2】 座席スライドストッパー機構 座席移動についての搭乗者の安全性を高めるため、スラ
    イド前端及び後端のそれぞれにロック機構を有する
  3. 【請求項3】 主車輪駆動ハンドル(パワーハンドル) 前輪通過後に主車輪も段差を乗り越える必要があるが、
    段差が大きいと乗り越え時に非常に力を要する。その力
    を小さい力で乗り越えが可能なようにハンドルを取付
    け、主車輪をハンドルにより固定することによって、て
    この原理により小さい力で大きな駆動力を得る。
  4. 【請求項4】 逆転防止機構 ハンドルに連結し、主車輪が登段した場合の逆回転を防
    止するための機構であり、ラチェット式又はディスクブ
    レーキ式にて逆転をロックする
  5. 【請求項5】 安全ガイド 前車輪足掛けフレーム下部をガイド部とし、このフレー
    ムの下部が干渉した場合は単独乗り越え危険であると搭
    乗者に予知させ、介助者の応援を求められるようにし
    た。
JP11219551A 1999-08-03 1999-08-03 段差乗り越え及び悪路走行が可能な車椅子 Pending JP2001037816A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008510533A (ja) * 2004-08-27 2008-04-10 ステアバイク,エー.エス. 車椅子によって障害物を通り抜ける駆動装置
CN115056868A (zh) * 2022-05-16 2022-09-16 王维 一种行进装置的越障方法及应用该方法的行进装置

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