JP2001037315A - コンバインの穀稈移送装置 - Google Patents

コンバインの穀稈移送装置

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JP2001037315A
JP2001037315A JP11213679A JP21367999A JP2001037315A JP 2001037315 A JP2001037315 A JP 2001037315A JP 11213679 A JP11213679 A JP 11213679A JP 21367999 A JP21367999 A JP 21367999A JP 2001037315 A JP2001037315 A JP 2001037315A
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culm
grain
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reaper
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JP11213679A
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English (en)
Inventor
Hisayuki Satoji
久幸 里路
Kazuo Nagaki
和男 永木
Yasushi Ihara
靖 井原
Shoji Ochi
昌次 越智
Toshihiko Okada
利彦 岡田
Koji Okumoto
康治 奥本
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】刈取機を支持する支持部の強度アップ、及び該
刈取機の振れを防止しようとするものである。 【解決手段】刈取り穀稈を移送する補助移送装置4から
該刈取り穀稈の供給を受けて、フィ−ドチエン6と挾持
杆7とで引継ぎして、挾持移送中に脱穀する脱穀機5の
前部に設けた刈取機の上下回動の回動支点を支持する支
持メタル10と、該脱穀5の前側機壁9とを接続する接
続プレ−ト11を設け、この接続プレ−ト11に該補助
移送装置4を回転駆動する伝動機構12を内装した伝動
ケ−ス13を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、刈取り穀稈を移
送する補助移送装置から該刈取り穀稈の供給を受けて、
フィ−ドチエンと挾持杆とで引継ぎして、挾持移送中に
脱穀する脱穀機の前部に設けた刈取機の上下回動の回動
支点を支持する支持メタルと、該脱穀機の前側機壁とを
接続する接続プレ−トを設け、この接続プレ−トに該補
助移送装置を回転駆動する伝動機構を内装した伝動ケ−
スを装着して設けた技術であり、コンバインの穀稈移送
装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】コンバインで立毛穀稈を刈取り収穫作業
するときは、このコンバインの前部に設けた刈取機で刈
取りされた刈取り穀稈は、この刈取機の穀稈掻込移送装
置で移送され、脱穀機の前側機壁に設けた支持板に装着
した伝動ケ−スに内装した伝動機構で回転駆動する補助
移送装置で引継ぎされて移送され、この補助移送装置か
ら刈取り穀稈の供給を受け、該脱穀機のフィ−ドチエン
と挾持杆とで引継ぎして、挾持移送中に該脱穀機で脱穀
され、脱穀済みで選別済みの穀粒は一時貯留される。
【0003】この刈取作業中は立毛穀稈の稈長、及び圃
場の状態等により、前記脱穀機の前側機壁に設けた支持
杆に装着して、刈取機を上下回動させる回動支点を支持
メタルで受けて支持した、この回動支点を中心として該
刈取機を上下に回動操作して、収穫作業を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】補助移送装置を回転駆
動する伝動機構を内装した伝動ケ−スと、刈取機を上下
回動させる回動支点を支持する支持メタルとは、脱穀機
の前側機壁に個別に設けた支持板と、支持杆とへ装着し
て設けていることにより、コストアップの原因となった
り、又、特に該刈取機の振れが多くなる原因であった
が、この発明により、これらの問題点を解決しようとす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、この発明
は、刈取機2で刈取りした刈取り穀稈を移送する補助移
送装置4から該刈取り穀稈の供給を受けてフィ−ドチエ
ン6と挾持杆7とで引継ぎして挾持移送中に脱穀する脱
穀機5の前部に設けた該刈取機2の上下回動の回動支点
を支持する支持メタル10と、該脱穀機5の前側機壁9
とを接続する接続プレ−ト11とを設けたコンバインに
おいて、該補助移送装置4を回転駆動する伝動機構12
を内装した伝動ケ−ス13を該接続プレ−ト11へ装着
して設けたことを特徴とするコンバインの穀稈移送装置
の構成とする。
【0006】
【発明の作用】コンバインで立毛穀稈を刈取り収穫作業
するときは、このコンバインの前部に設けた刈取機2で
刈取りされた刈取り穀稈は、この刈取機2の穀稈掻込移
送装置で移送され、脱穀機5の前側機壁9と、該刈取機
2の上下回動の回動支点を支持する支持メタル10とを
接続する接続プレ−ト11に装着した伝動ケ−ス13に
内装した伝動機構12で回転駆動する補助移送装置4で
引継ぎされて移送され、この補助移送装置4から刈取り
穀稈を、該脱穀機5のフィ−ドチエン6と挾持杆7とで
受けて引継ぎして、挾持移送中に該脱穀機5で脱穀さ
れ、脱穀済みで選別済みの穀粒は一時貯留される。
【0007】この刈取り作業中は、立毛穀稈の稈長、及
び圃場の状態等により、前記接続プレ−ト11で支持し
て、刈取機2を上下回動させる回動支点を支持メタル1
0で受けて支持した、この回動支点を中心として該刈取
機2を上下に回動操作して、収穫作業をする。
【0008】
【発明の効果】脱穀機5の前側機壁9と、刈取機2を上
下回動させる回動支点を支持する支持メタル10とは、
接続プレ−ト11によって接続され、この接続プレ−ト
11に補助移送装置4を回転駆動する伝動機構12を内
装した伝動ケ−ス13を装着して設けたことにより、部
品点数が減少してコスト低減となり、又、該支持メタル
10と該脱穀機2の該前側機壁9とを接続させたことに
より、該刈取機2の支持部が強度アップされ、この刈取
機2の振れを防止することができた。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。コンバイン1の前部に装着した刈取
機2の穀稈掻込移送装置3等で移送する刈取り穀稈を補
助移送装置4で引継ぎ挾持して移送し、更に該刈取機2
の後側に載置した脱穀機5のフィ−ドチエン6と挾持杆
7とにより、引継ぎ挾持して移送する構成の該コンバイ
ン1の穀稈移送装置8を図示して説明する。
【0010】又、前記脱穀機5の前側機壁9と、刈取機
2の上下回動の回動支点を支持する支持メタル10とを
接続する接続プレ−ト11を設け、この接続プレ−ト1
1には、補助移送装置4を回転駆動する伝動機構12を
内装した伝動ケ−ス13の装着状態を図示して説明す
る。前記コンバイン1の走行車台14の下部には、土壌
面を走行する左右一対の走行クロ−ラ15aを張設した
走行装置15を配設し、該走行車台14の上部には、図
1〜図3で示す如く補助移送装置4から供給され、フィ
−ドチエン6と挾持杆7等によって引継ぎ挾持されて、
移送される刈取り穀稈を移送中に脱穀し、脱穀済み穀粒
を選別回収して、一時貯留する穀粒貯留タンク16を横
側に装着した脱穀穀5を載置した構成である。
【0011】前記脱穀機5の前部には、刈取る立毛穀稈
を分離するナロ−ガイド17a、及び分草体17bと、
分離された穀稈を引起する引起装置18と、引起された
穀稈を掻込み、掻込みされた穀稈を刈取る刈刃装置19
と、刈取られた穀稈を移送する穀稈掻込移送装置3等を
設けて刈取機2を構成している。前記刈取機2には、後
方上部へ傾斜する支持杆20を設け、この支持杆20の
上端部に設けた保持メタル21の外径部を受ける受け部
10aを円形状に形成した支持メタル10で受け、この
支持メタル10で該刈取機2の上下回動の回動中心を支
持する構成である。この刈取機2は油圧駆動による伸縮
シリンダ20aにより、該支持メタル10の内径の該受
け部10aを回動中心として、土壌面に対して昇降自在
に作用させる構成である。
【0012】前記支持メタル10と脱穀機5の前記壁9
との間には、図3で示す如く断面形状がコ字形状の接続
プレ−ト11を設け、この接続プレ−ト11の両端を、
該支持メタル10の端部と、該前側機壁9に断面形状コ
字形状の折曲部9aを設け、この折曲部9aの端部とへ
ボルト、及びナット等によって装着した構成である。前
記接続プレ−ト11の外側面には、図1、及び図2で示
す如く穀稈移送装置8の補助移送装置4を回転駆動する
伝動機構12を内装した伝動ケ−ス13を設け、この伝
動機構12は該伝動ケ−ス13に内装して設けた下軸2
2のこの伝動ケ−ス13から突出した軸端部には、プ−
リ22aを軸支して設けると共に、内装部の軸端部に
は、スプロケット22bを軸支して設けた構成である。
このプ−リ22aと保持メタル21の外側に設けたプ−
リ21aとには、ベルト23を掛け渡し、刈取機2から
この伝動機構12を回転駆動する構成である。
【0013】前記伝動ケ−ス13に内装した中軸24の
一方側の軸端部には、スプロケット24aを軸支して設
けると共に、他方側の軸端部には、ギヤ−24bを軸支
して設けた構成である。このスプロケット24aと下軸
22のスプロケット22bとには、チエン23aを掛け
渡した構成である。前記伝動ケ−ス13に内装して設け
た上軸25の内装部の軸端部には、ギヤ−25aを軸支
して設けると共に、該伝動ケ−ス13から突出した軸端
部には、後スプロケット25bを軸支して設けた構成で
ある。このギヤ−25aと中軸24のギヤ−24bと
は、噛合する構成である。
【0014】前記穀稈移送装置8の補助移送装置4は、
図1、及び図2で示す如く外補助移送チエン26と内補
助移送チエン27とよりなる構成である。前記内補助移
送チエン27は、上軸25のスプロケット25bと、支
持軸28で軸支した二段スプロケット29の内側スプロ
ケット29aと、該上軸25の上側に設けた支持軸30
aで軸支したスプロケット30bとに、略三角形状に掛
け渡した構成であり、この内補助移送チエン27の上側
部は略水平状態に形成した構成である。
【0015】前記外補助移送チエン26は、二段スプロ
ケット29の外側スプロケット29bと、支持軸30c
で軸支したスプロケット30dとに掛け渡した構成であ
り、この外補助移送チエン26の上側部はチエン摺し等
により、大外径の円形状に形成した構成であり、この外
補助移送チエン26の外側には、箱形状の安全カバ−2
6aを設けた構成である。
【0016】前記外補助移送チエン26の移送始端部
と、刈取機機2の穀稈掻込移送装置3の移送終端部と
は、図1、及び図2で示す如く側・平面視(N)間を重
合させた構成である。又、この外補助移送チエン26と
内補助移送チエン27との伝動は、該刈取機2から入力
する構成であり、走行装置15の車速に追従する構成で
ある。
【0017】これにより、前記穀稈掻込移送装置3から
外補助移送チエン26への刈取り穀稈の引継ぎを良好と
なり、このために穀稈のこぼれが防止できる。又、穀稈
の株揃え性能が向上する。前記穀稈移送装置8のフィ−
ドチエン6の移送始端部の前後位置、及び上下位置は支
持軸30aと略同じ位置とし、又、左右方向位置は外補
助移送チエン26と略同じ位置とし、これらの位置に前
スプロケット6aをチエン前支持軸6bで軸支して設け
ると共に、移送終端部には、後スプロケット6cをチエ
ン後支持軸6dで軸支して設け、これら前・後スプロケ
ット6a,6cに該フィ−ドチエン6を掛け渡した構成
である。
【0018】前記フィ−ドチエン6は脱穀機5の左側上
部に設け、このフィ−ドチエン6の上側で上下回動自在
で複数個に分割した挾持杆6を設けた構成である。7a
はテンションスプロケットである。前記刈取機2の穀稈
掻込移送装置3で移送される刈取り穀稈は、補助移送装
置4の外補助移送チエン26と内補助移送チエン27と
の両者へ供給され、これら外・内補助移送チエン26,
27で確実に株元側と、この株元側より若干穂先側との
両者を引継ぎして移送し、更にフィ−ドチエン6と挾持
杆7とへ供給され、これらフィ−ドチエン6と挾持杆7
とで挾持し、脱穀機5内を挾持移送中に脱穀する構成で
ある。
【0019】前記補助移送装置4の前・後補助移送チエ
ン26,27の全幅(L1)は、フィ−ドチエン6の前
幅(L2)より、狭幅に形成した構成である。これによ
り、前記外・内補助移送チエン26,27を挾幅にし
て、フィ−ドチエン6と重合状態にすることにより、刈
取り穀稈の引継ぎが良好となり、穀稈のこぼれを防止す
ることができる。
【0020】前記補助移送装置4の外補助移送チエン2
7の移送終端部と、フィ−ドチエン6の移送始端部と
は、図1、及び図2で示す如く側・平面視(M)間を重
合状態に構成している。これにより、前記外補助移送チ
エン27から、フィ−ドチエン6への穀稈の引継ぎが良
好となり、引継ぎのときの穀稈のこぼれを防止すること
ができる。
【0021】前記伝動ケ−ス13に内装した中軸24で
軸支したスプロケット24aの外周部(D1)と、上軸
25で軸支したギヤ−25aの外周部(D2)とは、図
6で示す如く略同じ位置にした構成である。これによ
り、高い減速比の前記伝動ケ−ス13をコンパクトに構
成できるし、又、後逑する入口漏斗31の下側に、この
伝動ケ−ス13を容易に装着することができる。
【0022】前記脱穀機5側には、コンバイン1の操作
制御を行う操作装置32と、操縦作業者が搭乗する操縦
席33等を設け、この操縦席33の下部には、エンジン
34等を搭載すると共に、後方には、穀粒貯留タンク1
6を設置する。これら走行装置15、脱穀機5、刈取機
2、及びエンジン34等によって、該コンバイン1の機
体35を構成している。
【0023】前記刈取機2の穀稈掻込移送装置3によっ
て、形成される穀稈搬送経路中には、刈取られて移送さ
れる穀稈に接触作用することにより、脱穀機5へ穀稈供
給の有無を検出する穀稈センサ36を設けている。走行
車台14の前端部に装架された走行用ミッションケ−ス
37の伝動経路中には、その出力回転数に基づく走行車
速を検出する車速センサ37aを設けた構成である。
【0024】前記脱穀機5は、図4で示す如く上部に
は、脱穀室38と、排塵処理室39と、二番処理室40
とを設け、下部には、選別室41を各々配置した構成で
ある。該脱穀室38内には、各種の多数の抜歯42aを
装着して、刈取り穀稈を脱穀処理する扱胴42を前後方
向に軸架内装した構成である。平面視前記脱穀室38の
右側に平行し前部の二番処理室40内には、還元される
未脱穀物(二番物)を前方移送しながら処理し、選別室
41へ排出する処理歯.43aと二番排出羽根43bと
を装着した二番処理胴43と、後部の排塵処理室39内
には、該脱穀室38から供給される一部の未脱穀処理物
を後方へ移送しながら再処理する処理歯44aを装着し
た排塵処理胴44とを同軸で軸架内装した構成である。
【0025】前記脱穀室38の平面視左側の扱ぎ口45
に沿って、刈取り穀稈を挾持するフィ−ドチエン6と、
挾持杆7とを配設すると共に、扱歯42aの外周縁下部
から扱胴カバ−38aまでの間を包囲する扱網45a
と、各処理歯43a,44aの各外周縁下部側を包囲す
る後側に排塵網46と、前側に棒状部材を所定間隔に設
けた漏下具47とを各々配設している。該排塵網46の
移送終端部には、排塵物を排出する排塵排出口46aを
設け、又、該漏下具47の移送終端部には、該二番処理
室40内で脱穀処理された一部の処理物を排出する二番
排出口47aを設けた構成である。
【0026】前記刈取機2の穀稈掻込移送装置3と、補
助移送装置4等とで移送される刈取り穀稈は、扱き口4
5の下側で前側機壁9から前方へ突出させて設けた入口
漏斗31で受け、上下移動自在な挾持杆7と、フィ−ド
チエン6とによって挾持されて引継ぎされ、脱穀室38
内へ供給され、この脱穀室38内を移送中に脱穀する構
成である。
【0027】前記選別室41内には、扱網45aから漏
下した脱穀物と、漏下具47、及び排塵網46から漏下
した処理物と、二番排出口47aから排出される処理物
と、排塵排出口46aから排出される排塵物との供給を
受け、移送しながら揺動選別する揺動選別装置48を、
扱胴42の軸方向に沿わせて設けている。前記揺動選別
装置48は前部より、順次移送棚49a、チヤフシ−ブ
49b、ストロ−ラック49cを設け、該チヤフシ−ブ
49bの下部には、グレンシ−ブ49dを設けた構成で
あり、該チヤフシ−ブ49bは移送角度を調節可能に構
成し、漏下量を調節できる構成である。前部の上手側の
前端部に揺動支点50を設けると共に、後端部に設けた
揺動カム50aによって揺動可能に架設した構成であ
る。
【0028】前記揺動選別装置48の移送方向始端部
(上手側)の下部には、送風羽根51aを回転自在に内
装した送風機51を設け、この送風機51で起風した選
別風を送風して穀粒と塵埃とに、風選別する構成であ
る。脱穀済み排稈は、排藁チエン52と排藁挾持杆52
aとの間で挾持し、後方へ移送する構成である。
【0029】前記送風機51の下手側の先端部は、一番
選別棚53から流下選別される穀粒を収容し、一番螺旋
54aにより、横送りする一番受樋54の上手側と接続
し、その下手側は該一番選別棚53の下端部と接続さ
せ、この一番選別棚53の下側には、二番送風機55を
設けた構成である。前記二番送風機55の下手側には、
二番選別棚56を設け、この二番選別棚56から流下選
別される未脱穀処理物(二番物)を収容し、二番螺旋5
7aにより、横送りする二番受樋57の上手側上端部
と、一番選別棚53の下側面との間には、送風口58を
設けた構成であり、該二番受樋57の下手側の上端部
は、該二番選別棚56の下端部に重接状態に位置させ、
この二番選別棚56の上端部は、機外へ放出させた構成
である。
【0030】前記一番螺旋54aで横送りされた穀粒
は、揚穀装置(図示せず)等で引継ぎして、穀粒貯留タ
ンク16内へ揚送して貯留する構成である。前記二番螺
旋57aで横送りされた未脱穀処理物(二番物)を引継
ぎして、二番処理室40内へ揚送する二番揚送螺旋59
aを内装して二番還元筒59を脱穀機5の平面視右側に
斜設した構成である。
【0031】前記揺動選別装置48の移送終端部の上方
側には、送風機51の選別風、及び二番送風機55の選
別風と、該揺動選別装置48の揺動選別とによる選別塵
埃は、排塵フアン60で機外へ排出する構成である。前
記穀粒貯留タンク16の後側には、縦移送螺旋61aを
内装した排出支持筒61を略垂直姿勢で回動可能に支承
して設け、この排出支持筒61の上端部には、その全長
がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排
出螺旋62aを収縮自在に内装した排出オ−ガ62を収
縮自在、上下回動、及び左右旋回可能に横方向へ配設し
た構成である。
【0032】前記前記脱穀機5の入口漏斗31の下部に
は、図7で示す如く油圧タンク63を設けると共に、そ
の右側には、各部へ送電するハ−ネス64のカプラ64
a部を位置させて設けた構成である。該入口漏斗31の
前方部は開閉式とすべく前入口漏斗31aを設け、この
前入口漏斗31aを開閉する開閉具31bを設けた構成
である。
【0033】前記前入口漏斗31aの上側には、ゴム材
等よりなる引継ぎ案内板65を穀稈掻込移送装置3の移
送終端部より、傾斜状態で該前入口漏斗31aの上側面
へ重合状態に設けた構成である。前記入口漏斗31の下
部の油圧タンク63への給油、及びカプラ64a部の接
合、離脱等を行うときは、引継ぎ案内板65を上方へ折
り曲げた後に、前入口漏斗31aを後方の前側機壁9側
へ閉状態に操作して行う構成である。
【0034】これにより、前記入口漏斗31の下部の点
検、及び修理、又、給油等を容易に行うことができる。
前記補助移送装置4の内・外補助移送チエン27、26
は、図8で示す如く移送始端部側を水平に対して所定角
度(θ)上方へ上り傾斜状態に配設した構成である。
又、入口漏斗31の前側には、上部からこの入口漏斗3
1の前端部へ下り傾斜する案内ガイド板66を設けた構
成である。刈取機2の穀稈掻込移送装置3より、この内
・外補助移送チエン27、26で引継ぎして、移送する
刈取り穀稈を脱穀機5の該入口漏斗31へ落し込み状態
に供給する構成である。
【0035】これにより、前記刈取機2から脱穀機5へ
の刈取り穀稈の引継ぎが良好となり、このために、穀稈
のこぼれが防止できる。又、穀稈の株揃え性能が向上す
る。前記補助移送装置4の内・外補助移送チエン27、
26の移送始端部は、図9で示す如く略同じ位置にした
構成である。これにより、前記刈取機2の穀稈掻込移送
装置3で移送される刈取り穀稈は、内・外補助移送チエ
ン27、26の移送始端部を略同じ位置としたことによ
り、これら両者の内・外補助移送チエン27、26で同
時に引継ぎされることにより、確実に引継ぎが行われ、
又、短稈の穀稈でも該内補助移送チエン27を延長した
ことによって、確実に引継ぎができる。
【0036】前記補助移送装置4の外補助移送チエン2
6は、図10、及び図11で示す如く上下回動自在に設
けた構成である。この外補助移送チエン26は、上軸2
5を内装した伝動ケ−ス13の外側に回動自在に回動メ
タル67を設け、この回動メタル67には、支持杆68
を回着して設け、この支持杆68に支持軸28、及び支
持軸30cを固着して設けた構成である。
【0037】前記外補助移送チエン26の上下方向の範
囲(S)の中心位置(S1)に、回動メタル67の回動
中心を位置させた構成である。前記外補助移送チエン2
6を上下回動操作したときに、この外補助移送チエン2
6の角度の変化を少なくすることができる構成である。
これにより、刈取り穀稈の引継ぎが良好となり、穀稈の
こぼれを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 穀稈移送装置の拡大側面図
【図2】 穀稈移送装置の一部断面した拡大平面図
【図3】 接続プレ−トの側面斜視図
【図4】 脱穀機の拡大側断面図
【図5】 コンバインの全側側面図
【図6】 他の実施例を示す図で、伝動ケ−ス内の平
面図
【図7】 他の実施例を示す図で、入口漏斗部の拡大
側面図
【図8】 他の実施例を示す図で、補助移送装置部の
拡大側面図
【図9】 他の実施例を示す図で、補助移送装置部の
一部断面した拡大平面図
【図10】 他の実施例を示す図で、補助移送装置部の
拡大側面図
【図11】 他の実施例を示す図で、補助移送装置部の
一部断面した拡大平面図
【符号の説明】
2 刈取機 4 補助移送装置 5 脱穀機 6 フィ−ドチエン 7 挾持杆 9 前側機壁 10 支持メタル 11 接続プレ−ト 12 伝動機構 13 伝動ケ−ス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 越智 昌次 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 岡田 利彦 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 奥本 康治 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B084 AA01 BD26 BH01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取機2で刈取りした刈取り穀稈を移送
    する補助移送装置4から該刈取り穀稈の供給を受けてフ
    ィ−ドチエン6と挾持杆7とで引継ぎして挾持移送中に
    脱穀する脱穀機5の前部に設けた該刈取機2の上下回動
    の回動支点を支持する支持メタル10と、該脱穀機5の
    前側機壁9とを接続する接続プレ−ト11とを設けたコ
    ンバインにおいて、該補助移送装置4を回転駆動する伝
    動機構12を内装した伝動ケ−ス13を該接続プレ−ト
    11へ装着して設けたことを特徴とするコンバインの穀
    稈移送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100377637C (zh) * 2004-08-20 2008-04-02 株式会社久保田 半喂入联合收割机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100377637C (zh) * 2004-08-20 2008-04-02 株式会社久保田 半喂入联合收割机

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