JP2001036922A - 色相調整回路 - Google Patents
色相調整回路Info
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/64—Circuits for processing colour signals
- H04N9/643—Hue control means, e.g. flesh tone control
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 色相調整回路をテレビジョン受像機における
クロマ信号復調回路と共用することによって、回路実現
の容易化，回路の小規模化を図る。 【解決手段】 色差信号の色相調整を副搬送波信号から
生成された色相補正成分（ｓｉｎα，ｃｏｓα）と色差
信号（Ｒ−Ｙ，Ｂ−Ｙ）とを加減乗算することによって
実現するものにおいて、色相補正成分（ｓｉｎα，ｃｏ
ｓα）をテレビジョン受像機のクロマ信号処理回路ＣＳ
Ｄからスイッチ７の切換えにより得るようにした。
クロマ信号復調回路と共用することによって、回路実現
の容易化，回路の小規模化を図る。 【解決手段】 色差信号の色相調整を副搬送波信号から
生成された色相補正成分（ｓｉｎα，ｃｏｓα）と色差
信号（Ｒ−Ｙ，Ｂ−Ｙ）とを加減乗算することによって
実現するものにおいて、色相補正成分（ｓｉｎα，ｃｏ
ｓα）をテレビジョン受像機のクロマ信号処理回路ＣＳ
Ｄからスイッチ７の切換えにより得るようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、テレビジョン受
像機において用いられる色相調整回路に関するものであ
る。
像機において用いられる色相調整回路に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】ＮＴＳＣ方式のテレビジョン受像機にお
いて、クロマ信号を復調する際に発生する色合いのずれ
を補正するために、色相調整（ＴＩＮＴ）回路がほぼ必
須となっている。一方、近年、ディジタルビデオディス
ク（ＤＶＤ）などの機器の普及により、これらの機器と
テレビジョン受像機とを接続するため、テレビジョン受
像機にコンポジットビデオ信号の他にＹＵＶ信号（色差
信号）が入力できることの要望が高まってきている。Ｙ
ＵＶ信号から入力した場合、復調という過程を経ないの
で基本的に色相調整回路は不要な筈であるが、微妙な色
合い調整の目的で、ＹＵＶ（色差）信号に対しても色相
調整を行いたいという要求もある。この発明は、このよ
うな色差信号に対する色相調整を簡潔な構成で実現しよ
うというものである。
いて、クロマ信号を復調する際に発生する色合いのずれ
を補正するために、色相調整（ＴＩＮＴ）回路がほぼ必
須となっている。一方、近年、ディジタルビデオディス
ク（ＤＶＤ）などの機器の普及により、これらの機器と
テレビジョン受像機とを接続するため、テレビジョン受
像機にコンポジットビデオ信号の他にＹＵＶ信号（色差
信号）が入力できることの要望が高まってきている。Ｙ
ＵＶ信号から入力した場合、復調という過程を経ないの
で基本的に色相調整回路は不要な筈であるが、微妙な色
合い調整の目的で、ＹＵＶ（色差）信号に対しても色相
調整を行いたいという要求もある。この発明は、このよ
うな色差信号に対する色相調整を簡潔な構成で実現しよ
うというものである。
【０００３】従来の技術について説明する。図２は、従
来の技術を示す図である。図２において、１は副搬送波
信号（以下、ｆｓｃ信号という）を９０°移相させる９
０°移相回路、２は色相を調整するためｆｓｃ信号を移
相させるＴＩＮＴ移相回路、３ａはＴＩＮＴ移相回路２
において位相調整されたｆｓｃ信号と９０°移相回路１
において移相されたｆｓｃ信号とを乗算する回路であ
る。４ａ，４ｂ，４ｃ，４ｄはそれぞれ乗算回路３ａお
よび３ｂの出力信号と色差信号（Ｒ−Ｙ信号およびＢ−
Ｙ信号）とを乗算する回路、５ａおよび５ｂはそれぞれ
乗算回路４ａ，４ｂ，４ｃ，４ｄの出力を加算，減算す
る回路である。
来の技術を示す図である。図２において、１は副搬送波
信号（以下、ｆｓｃ信号という）を９０°移相させる９
０°移相回路、２は色相を調整するためｆｓｃ信号を移
相させるＴＩＮＴ移相回路、３ａはＴＩＮＴ移相回路２
において位相調整されたｆｓｃ信号と９０°移相回路１
において移相されたｆｓｃ信号とを乗算する回路であ
る。４ａ，４ｂ，４ｃ，４ｄはそれぞれ乗算回路３ａお
よび３ｂの出力信号と色差信号（Ｒ−Ｙ信号およびＢ−
Ｙ信号）とを乗算する回路、５ａおよび５ｂはそれぞれ
乗算回路４ａ，４ｂ，４ｃ，４ｄの出力を加算，減算す
る回路である。
【０００４】図３はクロマ信号のベクトル（色相）を表
す図である。図４は、バースト信号，元のｆｓｃ信号Ｆ
ＳＣ（０），９０°移相回路１において移相されたｆｓ
ｃ信号ＦＳＣ（９０），ＴＩＮＴ位相回路２において位
相調整されたｆｓｃ信号ＦＳＣ（α）の位相関係を表す
ベクトル図である。
す図である。図４は、バースト信号，元のｆｓｃ信号Ｆ
ＳＣ（０），９０°移相回路１において移相されたｆｓ
ｃ信号ＦＳＣ（９０），ＴＩＮＴ位相回路２において位
相調整されたｆｓｃ信号ＦＳＣ（α）の位相関係を表す
ベクトル図である。
【０００５】図２において、ある色のクロマ信号のベク
トル（色相）を仮にＡとし、その角度をθとする。バー
スト信号の角度は１８０°である。ここで、Ａという色
相のクロマ信号をｆｓｃ信号と乗算して色差信号（Ｒ−
Ｙ、Ｂ−Ｙ）に復調したとき、そのＲ−Ｙ信号およびＢ
−Ｙ信号はそれぞれｓｉｎθ，ｃｏｓθと表すことがで
きる。
トル（色相）を仮にＡとし、その角度をθとする。バー
スト信号の角度は１８０°である。ここで、Ａという色
相のクロマ信号をｆｓｃ信号と乗算して色差信号（Ｒ−
Ｙ、Ｂ−Ｙ）に復調したとき、そのＲ−Ｙ信号およびＢ
−Ｙ信号はそれぞれｓｉｎθ，ｃｏｓθと表すことがで
きる。
【０００６】次に、Ａの色相からαだけ位相を変化させ
てＡ’の色相としたとき、ｆｓｃ信号にて復調された色
差信号Ｒ−Ｙ信号及びＢ−Ｙ信号はそれぞれｓｉｎ（θ
＋α），ｃｏｓ（θ＋α）となる。三角関数の加法法理
から次の式（１），式（２）が導き出される。 ｓｉｎ（θ＋α）＝ｓｉｎθｃｏｓα＋ｃｏｓθｓｉｎα … 式（１） ｃｏｓ（θ＋α）＝ｃｏｓθｃｏｓα−ｓｉｎθｓｉｎα … 式（２） よって、色差信号Ｒ−Ｙ信号（ｓｉｎθ）およびＢ−Ｙ
信号（ｃｏｓθ）と色相補正成分ｓｉｎαおよびｃｏｓ
αとをそれぞれ四則演算することによって色相の調整を
行うことができる。
てＡ’の色相としたとき、ｆｓｃ信号にて復調された色
差信号Ｒ−Ｙ信号及びＢ−Ｙ信号はそれぞれｓｉｎ（θ
＋α），ｃｏｓ（θ＋α）となる。三角関数の加法法理
から次の式（１），式（２）が導き出される。 ｓｉｎ（θ＋α）＝ｓｉｎθｃｏｓα＋ｃｏｓθｓｉｎα … 式（１） ｃｏｓ（θ＋α）＝ｃｏｓθｃｏｓα−ｓｉｎθｓｉｎα … 式（２） よって、色差信号Ｒ−Ｙ信号（ｓｉｎθ）およびＢ−Ｙ
信号（ｃｏｓθ）と色相補正成分ｓｉｎαおよびｃｏｓ
αとをそれぞれ四則演算することによって色相の調整を
行うことができる。
【０００７】上記の色相補正成分ｓｉｎαおよびｃｏｓ
αは、図２における９０°移相回路１およびＴＩＮＴ移
相回路２を用いてｆｓｃ信号から生成することができ
る。以下、その原理について説明する。通常、クロマ信
号から色差信号（Ｒ−Ｙ信号、Ｂ−Ｙ信号）への復調
は、バースト信号に位相同期した９０°位相の違う二つ
のｆｓｃ信号とクロマ信号を乗算することによって行っ
ている。この９０°位相の違う二つのｆｓｃ信号は、元
のｆｓｃ信号（以下、ＦＳＣ（０）と略す）と、ＦＳＣ
（０）を９０°移相回路１にて９０°移相させたｆｓｃ
信号（以下、ＦＳＣ（９０）と略す）から得られる。図
４にバースト信号，ＦＳＣ（０），ＦＳＣ（９０）の位
相関係を示す。ここで、ＴＩＮＴ移相回路２においてＦ
ＳＣ（０）の位相をαだけ変化させたとする。このＴＩ
ＮＴ移相回路２の出力をＦＳＣ（α）とする。バースト
信号，ＦＳＣ（０），ＦＳＣ（９０），ＦＳＣ（α）の
位相関係を図４に示す。
αは、図２における９０°移相回路１およびＴＩＮＴ移
相回路２を用いてｆｓｃ信号から生成することができ
る。以下、その原理について説明する。通常、クロマ信
号から色差信号（Ｒ−Ｙ信号、Ｂ−Ｙ信号）への復調
は、バースト信号に位相同期した９０°位相の違う二つ
のｆｓｃ信号とクロマ信号を乗算することによって行っ
ている。この９０°位相の違う二つのｆｓｃ信号は、元
のｆｓｃ信号（以下、ＦＳＣ（０）と略す）と、ＦＳＣ
（０）を９０°移相回路１にて９０°移相させたｆｓｃ
信号（以下、ＦＳＣ（９０）と略す）から得られる。図
４にバースト信号，ＦＳＣ（０），ＦＳＣ（９０）の位
相関係を示す。ここで、ＴＩＮＴ移相回路２においてＦ
ＳＣ（０）の位相をαだけ変化させたとする。このＴＩ
ＮＴ移相回路２の出力をＦＳＣ（α）とする。バースト
信号，ＦＳＣ（０），ＦＳＣ（９０），ＦＳＣ（α）の
位相関係を図４に示す。
【０００８】次に、図２の乗算回路３ａにおいてＦＳＣ
（０）とＦＳＣ（α）を乗算すると、その出力からｃｏ
ｓαという成分が得られる。同様に、図２の乗算回路３
ｂにおいてＦＳＣ（９０）とＦＳＣ（α）を乗算する
と、その出力からｓｉｎαという成分が得られる。これ
らの乗算の結果は、図４からも明白である。また、これ
らｃｏｓα、ｓｉｎαはベクトル同志の乗算から得られ
るスカラー量なので、周波数，位相成分を持たない直流
信号であることがわかる。以上説明したように、ｆｓｃ
信号から色相調整成分ｓｉｎαおよびｃｏｓαが得られ
る。
（０）とＦＳＣ（α）を乗算すると、その出力からｃｏ
ｓαという成分が得られる。同様に、図２の乗算回路３
ｂにおいてＦＳＣ（９０）とＦＳＣ（α）を乗算する
と、その出力からｓｉｎαという成分が得られる。これ
らの乗算の結果は、図４からも明白である。また、これ
らｃｏｓα、ｓｉｎαはベクトル同志の乗算から得られ
るスカラー量なので、周波数，位相成分を持たない直流
信号であることがわかる。以上説明したように、ｆｓｃ
信号から色相調整成分ｓｉｎαおよびｃｏｓαが得られ
る。
【０００９】一方、乗算回路４ａ，４ｂおよび加算回路
５ａ，減算回路５ｂは、先述の式（１）および式（２）
を実現するための回路である。乗算回路４ａ，４ｂおよ
び加算回路５ａ，減算回路５ｂによる演算の結果とし
て、色相がαだけ変化したＲ−Ｙ信号（ｓｉｎ（θ＋
α））およびＢ−Ｙ信号（ｃｏｓ（θ＋α））を得るこ
とができる。
５ａ，減算回路５ｂは、先述の式（１）および式（２）
を実現するための回路である。乗算回路４ａ，４ｂおよ
び加算回路５ａ，減算回路５ｂによる演算の結果とし
て、色相がαだけ変化したＲ−Ｙ信号（ｓｉｎ（θ＋
α））およびＢ−Ｙ信号（ｃｏｓ（θ＋α））を得るこ
とができる。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術を
テレビジョン受像機において用いる場合には、色相調整
成分ｓｉｎαおよびｃｏｓαを生成させるための回路が
別途必要となり、回路規模が大幅に増えシステム自体が
複雑になってしまうという欠点がある。
テレビジョン受像機において用いる場合には、色相調整
成分ｓｉｎαおよびｃｏｓαを生成させるための回路が
別途必要となり、回路規模が大幅に増えシステム自体が
複雑になってしまうという欠点がある。
【００１１】この発明は、色相調整回路をテレビジョン
受像機におけるクロマ信号復調回路と共用することによ
って、回路実現の容易化，回路の小規模化を図るもので
ある。
受像機におけるクロマ信号復調回路と共用することによ
って、回路実現の容易化，回路の小規模化を図るもので
ある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】第１の発明に係る色相調
整回路では、色差信号の色相調整を副搬送波信号から生
成された色相補正成分と色差信号とを加減乗算すること
によって実現するものにおいて、前記色相補正成分をテ
レビジョン受像機のクロマ信号処理回路から得るもので
ある。
整回路では、色差信号の色相調整を副搬送波信号から生
成された色相補正成分と色差信号とを加減乗算すること
によって実現するものにおいて、前記色相補正成分をテ
レビジョン受像機のクロマ信号処理回路から得るもので
ある。
【００１３】第２の発明に係る色相調整回路では、テレ
ビジョン受像機のクロマ信号処理回路に設けられ副搬送
波を９０°移相させる第１の９０°移相回路の出力とク
ロマ信号とを切換えるスイッチと、前記スイッチからの
信号とテレビジョン受像機のクロマ信号処理回路のＴＩ
ＮＴ移相回路からの信号とを乗算する第１の乗算回路
と、前記スイッチからの信号と前記ＴＩＮＴ移相回路の
出力を９０°移相させる第２の９０°移相回路からの信
号とを乗算する第２の乗算回路とを備え、前記第１およ
び第２の乗算回路の出力により色相補正成分を得るよう
にしたものである。
ビジョン受像機のクロマ信号処理回路に設けられ副搬送
波を９０°移相させる第１の９０°移相回路の出力とク
ロマ信号とを切換えるスイッチと、前記スイッチからの
信号とテレビジョン受像機のクロマ信号処理回路のＴＩ
ＮＴ移相回路からの信号とを乗算する第１の乗算回路
と、前記スイッチからの信号と前記ＴＩＮＴ移相回路の
出力を９０°移相させる第２の９０°移相回路からの信
号とを乗算する第２の乗算回路とを備え、前記第１およ
び第２の乗算回路の出力により色相補正成分を得るよう
にしたものである。
【００１４】
【発明の実施の形態】実施の形態１．この発明の一実施
形態を図１を用いて説明する。図１において、１はｆｓ
ｃ信号を９０°移相させる９０°移相回路、２は色相を
調整するためｆｓｃ信号を移相させるＴＩＮＴ移相回
路、３ａおよび３ｂはそれぞれＴＩＮＴ移相回路の出力
信号ＦＳＣ（α）および９０°移相回路６の出力信号Ｆ
ＳＣ（９０＋α）と９０°移相回路１の出力信号ＦＳＣ
（９０）とを乗算する回路、７は信号ＦＳＣ（９０）と
クロマ信号とを切り替えるためのスイッチ回路、８はバ
ースト信号のタイミングでクロマ信号と信号ＦＳＣ（９
０）とを乗算する回路、９は乗算回路８の出力信号の高
周波成分を除去するための低域フィルタ、１０は低域フ
ィルタ１０の出力電圧にて発振周波数の制御が可能な水
晶発振回路である。４ａ，４ｂ，４ｃ，４ｄはそれぞれ
乗算回路３ａおよび３ｂの出力信号と色差信号（Ｒ−Ｙ
信号およびＢ−Ｙ信号）とを乗算する回路、５ａおよび
５ｂはそれぞれ乗算回路４ａ，４ｂ，４ｃ，４ｄの出力
を加算，減算する回路である。
形態を図１を用いて説明する。図１において、１はｆｓ
ｃ信号を９０°移相させる９０°移相回路、２は色相を
調整するためｆｓｃ信号を移相させるＴＩＮＴ移相回
路、３ａおよび３ｂはそれぞれＴＩＮＴ移相回路の出力
信号ＦＳＣ（α）および９０°移相回路６の出力信号Ｆ
ＳＣ（９０＋α）と９０°移相回路１の出力信号ＦＳＣ
（９０）とを乗算する回路、７は信号ＦＳＣ（９０）と
クロマ信号とを切り替えるためのスイッチ回路、８はバ
ースト信号のタイミングでクロマ信号と信号ＦＳＣ（９
０）とを乗算する回路、９は乗算回路８の出力信号の高
周波成分を除去するための低域フィルタ、１０は低域フ
ィルタ１０の出力電圧にて発振周波数の制御が可能な水
晶発振回路である。４ａ，４ｂ，４ｃ，４ｄはそれぞれ
乗算回路３ａおよび３ｂの出力信号と色差信号（Ｒ−Ｙ
信号およびＢ−Ｙ信号）とを乗算する回路、５ａおよび
５ｂはそれぞれ乗算回路４ａ，４ｂ，４ｃ，４ｄの出力
を加算，減算する回路である。
【００１５】図４においてＣＳＤとして示した部分はク
ロマ信号の復調回路であって、スイッチ７を除く部分に
ついては、テレビジョン受像機における一般的なクロマ
信号の復調回路と同一の構成である。また、９０°移相
回路１，乗算回路８，低域フィルタ９および水晶発振回
路１０で構成されたＰＬＬループで、水晶発振回路１１
から出力されるｆｓｃ信号とクロマ信号のバーストとが
位相同期するように帰還がかかる。
ロマ信号の復調回路であって、スイッチ７を除く部分に
ついては、テレビジョン受像機における一般的なクロマ
信号の復調回路と同一の構成である。また、９０°移相
回路１，乗算回路８，低域フィルタ９および水晶発振回
路１０で構成されたＰＬＬループで、水晶発振回路１１
から出力されるｆｓｃ信号とクロマ信号のバーストとが
位相同期するように帰還がかかる。
【００１６】スイッチ７を設けてクロマ信号と信号ＦＳ
Ｃ（９０）とを切替えられるようにすることにより、テ
レビジョン受像機におけるクロマ信号復調回路を利用し
て、先述の図２に示す従来技術と同様の原理にて色相補
正成分ｓｉｎαおよびｃｏｓαが得ることができる。す
なわち、乗算回路３ａによる信号ＦＳＣ（９０）と信号
ＦＳＣ（α）との乗算により色相補正成分ｓｉｎαを得
ることができ、乗算回路３ｂによる信号ＦＳＣ（９０）
と信号ＦＳＣ（９０＋α）との乗算により色相補正成分
ｃｏｓαを得ることができる。
Ｃ（９０）とを切替えられるようにすることにより、テ
レビジョン受像機におけるクロマ信号復調回路を利用し
て、先述の図２に示す従来技術と同様の原理にて色相補
正成分ｓｉｎαおよびｃｏｓαが得ることができる。す
なわち、乗算回路３ａによる信号ＦＳＣ（９０）と信号
ＦＳＣ（α）との乗算により色相補正成分ｓｉｎαを得
ることができ、乗算回路３ｂによる信号ＦＳＣ（９０）
と信号ＦＳＣ（９０＋α）との乗算により色相補正成分
ｃｏｓαを得ることができる。
【００１７】このように、色相補正成分ｓｉｎαおよび
ｃｏｓαの生成回路とクロマ信号復調回路とを共用する
ことができるので、従来例よりさらに簡単な回路付加で
色差信号の色相調整回路を実現することができる。ま
た、乗算回路３ａ，３ｂにおけるＦＳＣ（α）およびＦ
ＳＣ（９０＋α）とＦＳＣ（９０）との乗算について
は、全て同一の周波数であり、もともとはｆｓｃ信号か
ら作られた信号同士の乗算なので、信号同士の位相同期
の必要がなく、ＰＬＬ回路が不用になるため回路構成が
複雑になることもないという利点がある。
ｃｏｓαの生成回路とクロマ信号復調回路とを共用する
ことができるので、従来例よりさらに簡単な回路付加で
色差信号の色相調整回路を実現することができる。ま
た、乗算回路３ａ，３ｂにおけるＦＳＣ（α）およびＦ
ＳＣ（９０＋α）とＦＳＣ（９０）との乗算について
は、全て同一の周波数であり、もともとはｆｓｃ信号か
ら作られた信号同士の乗算なので、信号同士の位相同期
の必要がなく、ＰＬＬ回路が不用になるため回路構成が
複雑になることもないという利点がある。
【００１８】この発明による実施の形態１によれば、テ
レビジョン受像機のクロマ信号処理回路ＣＳＤに設けら
れ副搬送波を９０°移相させる第１の９０°移相回路１
の出力ＦＳＣ（９０）とクロマ信号とを切換えるスイッ
チ７と、スイッチ７からの信号ＦＳＣ（９０）とテレビ
ジョン受像機のクロマ信号処理回路ＣＳＤのＴＩＮＴ移
相回路２からの信号ＦＳＣ（α）とを乗算する第１の乗
算回路３ａと、スイッチ７からの信号ＦＳＣ（９０）と
ＴＩＮＴ移相回路２の出力を９０°移相させる第２の９
０°移相回路６からの信号ＦＳＣ（９０＋α）とを乗算
する第２の乗算回路３ｂとを備え、第１および第２の乗
算回路３ａ，３ｂの出力により色相補正成分ｓｉｎα，
ｃｏｓαを得るようにしたので、色相調整回路をテレビ
ジョン受像機におけるクロマ信号復調回路と共用するこ
とによって、回路実現の容易化，回路の小規模化を図る
ことができる。
レビジョン受像機のクロマ信号処理回路ＣＳＤに設けら
れ副搬送波を９０°移相させる第１の９０°移相回路１
の出力ＦＳＣ（９０）とクロマ信号とを切換えるスイッ
チ７と、スイッチ７からの信号ＦＳＣ（９０）とテレビ
ジョン受像機のクロマ信号処理回路ＣＳＤのＴＩＮＴ移
相回路２からの信号ＦＳＣ（α）とを乗算する第１の乗
算回路３ａと、スイッチ７からの信号ＦＳＣ（９０）と
ＴＩＮＴ移相回路２の出力を９０°移相させる第２の９
０°移相回路６からの信号ＦＳＣ（９０＋α）とを乗算
する第２の乗算回路３ｂとを備え、第１および第２の乗
算回路３ａ，３ｂの出力により色相補正成分ｓｉｎα，
ｃｏｓαを得るようにしたので、色相調整回路をテレビ
ジョン受像機におけるクロマ信号復調回路と共用するこ
とによって、回路実現の容易化，回路の小規模化を図る
ことができる。
【００１９】
【発明の効果】第１の発明によれば、色差信号の色相調
整を副搬送波信号から生成された色相補正成分と色差信
号とを加減乗算することによって実現するものにおい
て、前記色相補正成分をテレビジョン受像機のクロマ信
号処理回路から得るようにしたので、色相調整回路をテ
レビジョン受像機におけるクロマ信号復調回路と共用す
ることによって、回路実現の容易化，回路の小規模化を
図ることができる効果がある。
整を副搬送波信号から生成された色相補正成分と色差信
号とを加減乗算することによって実現するものにおい
て、前記色相補正成分をテレビジョン受像機のクロマ信
号処理回路から得るようにしたので、色相調整回路をテ
レビジョン受像機におけるクロマ信号復調回路と共用す
ることによって、回路実現の容易化，回路の小規模化を
図ることができる効果がある。
【００２０】第２の発明によれば、テレビジョン受像機
のクロマ信号処理回路に設けられ副搬送波を９０°移相
させる第１の９０°移相回路の出力とクロマ信号とを切
換えるスイッチと、前記スイッチからの信号とテレビジ
ョン受像機のクロマ信号処理回路のＴＩＮＴ移相回路か
らの信号とを乗算する第１の乗算回路と、前記スイッチ
からの信号と前記ＴＩＮＴ移相回路の出力を９０°移相
させる第２の９０°移相回路からの信号とを乗算する第
２の乗算回路とを備え、前記第１および第２の乗算回路
の出力により色相補正成分を得るようにしたので、色相
調整回路をテレビジョン受像機におけるクロマ信号復調
回路と共用し、そのＴＩＮＴ移相回路，９０°移相回路
等を活用することによって、回路実現の容易化，回路の
小規模化を図ることができる効果がある。
のクロマ信号処理回路に設けられ副搬送波を９０°移相
させる第１の９０°移相回路の出力とクロマ信号とを切
換えるスイッチと、前記スイッチからの信号とテレビジ
ョン受像機のクロマ信号処理回路のＴＩＮＴ移相回路か
らの信号とを乗算する第１の乗算回路と、前記スイッチ
からの信号と前記ＴＩＮＴ移相回路の出力を９０°移相
させる第２の９０°移相回路からの信号とを乗算する第
２の乗算回路とを備え、前記第１および第２の乗算回路
の出力により色相補正成分を得るようにしたので、色相
調整回路をテレビジョン受像機におけるクロマ信号復調
回路と共用し、そのＴＩＮＴ移相回路，９０°移相回路
等を活用することによって、回路実現の容易化，回路の
小規模化を図ることができる効果がある。
【図１】 この発明の一実施形態による色差信号の色相
調整回路を示す図である。
調整回路を示す図である。
【図２】 従来の色差信号の色相調整回路を示す図であ
る。
る。
【図３】 クロマ信号のベクトル（色相）を表す図であ
る。
る。
【図４】 バースト信号および移相回路において移相さ
れたｆｓｃ信号の位相関係を表すベクトル図である。
れたｆｓｃ信号の位相関係を表すベクトル図である。
１ ９０°移相回路、２ ＴＩＮＴ移相回路、３ａ，４
ａ，４ｂ，４ｃ，４ｄ乗算回路、５ａ 加算回路、５ｂ
減算回路、６ ９０°移相回路、７ スイッチ。
ａ，４ｂ，４ｃ，４ｄ乗算回路、５ａ 加算回路、５ｂ
減算回路、６ ９０°移相回路、７ スイッチ。
Claims (2)
- 【請求項１】 色差信号の色相調整を副搬送波信号から
生成された色相補正成分と色差信号とを加減乗算するこ
とによって実現するものにおいて、前記色相補正成分を
テレビジョン受像機のクロマ信号処理回路から得ること
を特徴とする色相調整回路。 - 【請求項２】 テレビジョン受像機のクロマ信号処理回
路に設けられ副搬送波を９０°移相させる第１の９０°
移相回路の出力とクロマ信号とを切換えるスイッチと、
前記スイッチからの信号とテレビジョン受像機のクロマ
信号処理回路のＴＩＮＴ移相回路からの信号とを乗算す
る第１の乗算回路と、前記スイッチからの信号と前記Ｔ
ＩＮＴ移相回路の出力を９０°移相させる第２の９０°
移相回路からの信号とを乗算する第２の乗算回路とを備
え、前記第１および第２の乗算回路の出力により色相補
正成分を得ることを特徴とする請求項１に記載の色相調
整回路。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11205969A JP2001036922A (ja) | 1999-07-21 | 1999-07-21 | 色相調整回路 |
| US09/598,676 US6515714B1 (en) | 1999-07-21 | 2000-06-21 | Hue adjustment circuit |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11205969A JP2001036922A (ja) | 1999-07-21 | 1999-07-21 | 色相調整回路 |
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Family
ID=16515723
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11205969A Pending JP2001036922A (ja) | 1999-07-21 | 1999-07-21 | 色相調整回路 |
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| JP (1) | JP2001036922A (ja) |
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-
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2000
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