JPH0638230A - 肌色補正及びその装置 - Google Patents
肌色補正及びその装置Info
- Publication number
- JPH0638230A JPH0638230A JP4191885A JP19188592A JPH0638230A JP H0638230 A JPH0638230 A JP H0638230A JP 4191885 A JP4191885 A JP 4191885A JP 19188592 A JP19188592 A JP 19188592A JP H0638230 A JPH0638230 A JP H0638230A
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- JP
- Japan
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- signal
- color correction
- color
- detection circuit
- skin color
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- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/64—Circuits for processing colour signals
- H04N9/643—Hue control means, e.g. flesh tone control
Abstract
(57)【要約】
【目的】 肌色補正回路動作時、肌色色相近傍の色相色
もI軸方向に引き込まれるため色再現が劣化するので、
肌色補正時においても、肌色以外の再現性劣化を軽減で
きる肌色補正方法とその装置を提供する。 【構成】 肌色と他色の選別手段として、色または輝度
のレベル検出手段を設け選別精度を向上させる。また、
色または輝度のレベルを検出する検出手段と、この出力
で肌色補正信号の利得を制御する制御回路とを備える。 【効果】 色または輝度のレベル検出を附加することに
より色選別精度が向上するので、肌色以外の色再現性の
劣化を抑圧しつつ、肌色補正の効果が得られる。
もI軸方向に引き込まれるため色再現が劣化するので、
肌色補正時においても、肌色以外の再現性劣化を軽減で
きる肌色補正方法とその装置を提供する。 【構成】 肌色と他色の選別手段として、色または輝度
のレベル検出手段を設け選別精度を向上させる。また、
色または輝度のレベルを検出する検出手段と、この出力
で肌色補正信号の利得を制御する制御回路とを備える。 【効果】 色または輝度のレベル検出を附加することに
より色選別精度が向上するので、肌色以外の色再現性の
劣化を抑圧しつつ、肌色補正の効果が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受信機に
おいて肌色の色調が変化するのを自動的に補正する肌色
補正方法とそれを利用した肌色補正装置に関する。
おいて肌色の色調が変化するのを自動的に補正する肌色
補正方法とそれを利用した肌色補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の肌色補正装置としては、特開昭62
ー42691号公報に記載のように肌色補正は、ある範囲の
色を所定の復調軸上に補正する色相自動補正装置が提案
されている。以下、これを図8により説明する。
ー42691号公報に記載のように肌色補正は、ある範囲の
色を所定の復調軸上に補正する色相自動補正装置が提案
されている。以下、これを図8により説明する。
【0003】同図において復調器201出力R−Y〜B−
YをSR〜SBとすると、SRとSBは、第1合成回路
と第2合成回路に入力され、第1合成回路ではQ信号
を、第2合成回路では,I信号、Q+Q1信号とQ−Q
1信号を出力する。I信号、Q+Q1信号とQ−Q1信
号は,端子7のVref(基準)信号と共に、第1制御部2
07と第1制御部208に入力され、色相調整回路204と平均
調整210の間にあるスイッチ211を制御する。Q信号は増
幅器209で増幅され、調整信号として平均調整210に供給
され、平滑化し色相調整回路204に平均調整信号として
供給されるものである。
YをSR〜SBとすると、SRとSBは、第1合成回路
と第2合成回路に入力され、第1合成回路ではQ信号
を、第2合成回路では,I信号、Q+Q1信号とQ−Q
1信号を出力する。I信号、Q+Q1信号とQ−Q1信
号は,端子7のVref(基準)信号と共に、第1制御部2
07と第1制御部208に入力され、色相調整回路204と平均
調整210の間にあるスイッチ211を制御する。Q信号は増
幅器209で増幅され、調整信号として平均調整210に供給
され、平滑化し色相調整回路204に平均調整信号として
供給されるものである。
【0004】移相器202と203は、バースト信号に同期
し、色相調整回路204により制御されるCW(色副搬送
波)信号を出力し、復調回路201に入力され、復調され
色信号R−Y〜B−Yを出力する。復調出力がVrefで
設定される補正範囲にあるとき、スイッチ211を閉じ
て、色相調整回路204に平均調整信号を供給して、CW
信号の位相を変化させて補正範囲にある色を所望の色に
補正することが出来る。
し、色相調整回路204により制御されるCW(色副搬送
波)信号を出力し、復調回路201に入力され、復調され
色信号R−Y〜B−Yを出力する。復調出力がVrefで
設定される補正範囲にあるとき、スイッチ211を閉じ
て、色相調整回路204に平均調整信号を供給して、CW
信号の位相を変化させて補正範囲にある色を所望の色に
補正することが出来る。
【0005】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は肌色の
色相だけを検出し補正するため、肌色色相近傍の色相色
もI軸方向に色再現がずれてしまう。このため、例えば
マゼンタ色・赤色・黄色がそれぞれ、ピンク色・朱色・
山吹色に変色し、色再現性が劣化するという問題があっ
た。
色相だけを検出し補正するため、肌色色相近傍の色相色
もI軸方向に色再現がずれてしまう。このため、例えば
マゼンタ色・赤色・黄色がそれぞれ、ピンク色・朱色・
山吹色に変色し、色再現性が劣化するという問題があっ
た。
【0007】本発明の目的は、かかる問題を改善し、肌
色補正時においても、肌色近傍の他色の再現性劣化を軽
減できる肌色補正方法とそれを利用した肌色補正装置を
提供することにある。
色補正時においても、肌色近傍の他色の再現性劣化を軽
減できる肌色補正方法とそれを利用した肌色補正装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による肌色補正方法は、肌色と他色の選別手
段として、色信号レベルの検出手段を設け選別精度を向
上させる。
に、本発明による肌色補正方法は、肌色と他色の選別手
段として、色信号レベルの検出手段を設け選別精度を向
上させる。
【0009】また、本発明による肌色補正方法は、肌色
と他色の選別手段として、輝度信号レベルの検出手段を
設け選別精度を向上させる。
と他色の選別手段として、輝度信号レベルの検出手段を
設け選別精度を向上させる。
【0010】また、本発明による肌色補正装置は、色レ
ベルを検出する検出手段と、この出力で肌色補正信号の
利得を制御する制御回路とを備える。
ベルを検出する検出手段と、この出力で肌色補正信号の
利得を制御する制御回路とを備える。
【0011】また、本発明による肌色補正装置は、輝度
レベルを検出する検出手段と、この出力で肌色補正信号
の利得を制御する制御回路とを備える。
レベルを検出する検出手段と、この出力で肌色補正信号
の利得を制御する制御回路とを備える。
【0012】
【作用】一般的に肌色の色レベル(例えば、搬送色信号
またはR−Y信号,−(B−Y)信号)はマゼンタ色・
赤色・黄色のそれに比べて小さいのでこの色レベルの検
出結果により、肌色とマゼンタ色・赤色・黄色を選別す
ることができる。よって、肌色の時には肌色補正動作を
行い、他色の時には肌色補正動作を禁止することができ
るので、マゼンタ色・赤色・黄色の色再現性を劣化する
ことなく、肌色補正することが可能となる。
またはR−Y信号,−(B−Y)信号)はマゼンタ色・
赤色・黄色のそれに比べて小さいのでこの色レベルの検
出結果により、肌色とマゼンタ色・赤色・黄色を選別す
ることができる。よって、肌色の時には肌色補正動作を
行い、他色の時には肌色補正動作を禁止することができ
るので、マゼンタ色・赤色・黄色の色再現性を劣化する
ことなく、肌色補正することが可能となる。
【0013】一般的に肌色の輝度レベルはマゼンタ色・
赤色のそれに比べて大きいのでこの輝度レベルの検出結
果により、肌色とマゼンタ色・赤色を選別することがで
きる。よって、肌色の時には肌色補正動作を行い、マゼ
ンタ色・赤色の時には肌色補正動作を禁止することがで
きるので、マゼンタ色・赤色の色再現性を劣化すること
なく、肌色補正することが可能となる。
赤色のそれに比べて大きいのでこの輝度レベルの検出結
果により、肌色とマゼンタ色・赤色を選別することがで
きる。よって、肌色の時には肌色補正動作を行い、マゼ
ンタ色・赤色の時には肌色補正動作を禁止することがで
きるので、マゼンタ色・赤色の色再現性を劣化すること
なく、肌色補正することが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。
る。
【0015】図1は本発明による肌色補正装置の一実施
例を示すブロック図であって、101は肌色補正信号発生
回路、102はレベル検出回路、103は制御回路、105は加
算器である。この実施例は色差信号を肌色補正の検出と
制御の対象とした肌色補正回路に適用したものである。
例を示すブロック図であって、101は肌色補正信号発生
回路、102はレベル検出回路、103は制御回路、105は加
算器である。この実施例は色差信号を肌色補正の検出と
制御の対象とした肌色補正回路に適用したものである。
【0016】同図において、端子1〜3に供給されたR
−Y〜B−Yの色信号SR〜SB(その振幅レベルはE
R〜EB)は、肌色補正信号発生回路101に入力され、
肌色補正信号EAが出力される。この肌色補正信号EA
は利得制御回路103に入力され、利得制御された肌色補
正信号EA’が出力される。この肌色補正信号EA’は
加算器105に入力され、他方の入力信号のSBと加算さ
れて肌色補正された出力SB’(その振幅レベルはE
B’)が端子4に得られる。一方、上記SRと任意の所
定電圧5(その電圧はVth)はレベル検出回路102に入力
され、比較出力がレベル検出信号ESとして出力され
る。このレベル検出信号ESにより前記利得制御回路10
3は制御される。
−Y〜B−Yの色信号SR〜SB(その振幅レベルはE
R〜EB)は、肌色補正信号発生回路101に入力され、
肌色補正信号EAが出力される。この肌色補正信号EA
は利得制御回路103に入力され、利得制御された肌色補
正信号EA’が出力される。この肌色補正信号EA’は
加算器105に入力され、他方の入力信号のSBと加算さ
れて肌色補正された出力SB’(その振幅レベルはE
B’)が端子4に得られる。一方、上記SRと任意の所
定電圧5(その電圧はVth)はレベル検出回路102に入力
され、比較出力がレベル検出信号ESとして出力され
る。このレベル検出信号ESにより前記利得制御回路10
3は制御される。
【0017】本実施例の詳細な動作を図2〜3を用いて
説明する。図2は肌色補正動作の説明図であり、色信号
の振幅を一定とし色相を変化させた場合の特性を示して
いる。横軸は色相、縦軸はレベルを示す。同図、a)は
肌色補正信号EAの特性を示す。このように肌色補正信
号EAはI軸の位相のときゼロクロスするS字の特性と
なる。b)はB−Y信号の補正前(EB)と補正後(E
B’)の特性を示したもので、EB’はEBとEAを加
算した特性となる。EB’の特性において、レベルが水
平となる位相範囲は等価的に位相変化が無いこととな
り、このI軸近辺の色相がI軸に補正されたことを示
す。c)は横軸の位相を実際に再現される色で表示した
ものである。色の境界が斜めとなっているのは、最終的
に加算する輝度信号のレベルにより再現される色が変化
するためである。即ち、同一位相の色差信号であっても
輝度信号のレベルにより再現色が肌色か赤色の場合があ
る。この図に示すように、肌色を補正すると周辺の色ま
で変動を受けてしまう。
説明する。図2は肌色補正動作の説明図であり、色信号
の振幅を一定とし色相を変化させた場合の特性を示して
いる。横軸は色相、縦軸はレベルを示す。同図、a)は
肌色補正信号EAの特性を示す。このように肌色補正信
号EAはI軸の位相のときゼロクロスするS字の特性と
なる。b)はB−Y信号の補正前(EB)と補正後(E
B’)の特性を示したもので、EB’はEBとEAを加
算した特性となる。EB’の特性において、レベルが水
平となる位相範囲は等価的に位相変化が無いこととな
り、このI軸近辺の色相がI軸に補正されたことを示
す。c)は横軸の位相を実際に再現される色で表示した
ものである。色の境界が斜めとなっているのは、最終的
に加算する輝度信号のレベルにより再現される色が変化
するためである。即ち、同一位相の色差信号であっても
輝度信号のレベルにより再現色が肌色か赤色の場合があ
る。この図に示すように、肌色を補正すると周辺の色ま
で変動を受けてしまう。
【0018】次に図3を用いて説明する。同図は横軸を
時間とし、時間と共にいろいろな色が入力された場合の
特性を示している。a)は入力される色を示す。b)は
肌色補正信号EAの特性を示す。この特性は図2、a)
の特性より得られる。ここで、斜線で示す信号は肌色以
外の補正信号であるので本来は不要なものである。図
3、c)はレベル検出回路102に入力されるR−Y信号
(ER)の特性と所定電圧5のレベルVrefを示したもの
である。この関係から、赤色の範囲を特定することがで
きる。その結果であるレベル検出回路102の出力ESを
同図、d)に示す。この信号で制御回路103の利得制御
を行うと赤色の範囲の肌色補正動作が禁止される。よっ
て、制御回路103の出力に得られる補正信号EA’は
e)に示す特性となる。このように、赤色に対する不要
な補正信号は取り除かれ、赤色の色相が変化するという
問題は改善される。
時間とし、時間と共にいろいろな色が入力された場合の
特性を示している。a)は入力される色を示す。b)は
肌色補正信号EAの特性を示す。この特性は図2、a)
の特性より得られる。ここで、斜線で示す信号は肌色以
外の補正信号であるので本来は不要なものである。図
3、c)はレベル検出回路102に入力されるR−Y信号
(ER)の特性と所定電圧5のレベルVrefを示したもの
である。この関係から、赤色の範囲を特定することがで
きる。その結果であるレベル検出回路102の出力ESを
同図、d)に示す。この信号で制御回路103の利得制御
を行うと赤色の範囲の肌色補正動作が禁止される。よっ
て、制御回路103の出力に得られる補正信号EA’は
e)に示す特性となる。このように、赤色に対する不要
な補正信号は取り除かれ、赤色の色相が変化するという
問題は改善される。
【0019】次に、黄色の色相変動改善について説明す
る。黄色の場合は図1のレベル検出回路102の入力をR
−Y信号(ER)からB−Y信号(EB)にすればよ
い。動作説明図を図3、f)〜h)に示す。f)はレベ
ル検出回路102に入力されるB−Y信号(EB)の特性
と所定電圧5のレベルVrefを示したものである。この関
係から、黄色の範囲を特定することができる。その結果
であるレベル検出回路102の出力ESを同図、g)に示
す。この信号で制御回路103の利得制御を行うと黄色の
範囲の肌色補正動作が禁止される。よって、制御回路10
3の出力に得られる補正信号EA’はh)に示す特性と
なる。このように、赤色同様に黄色に対する不要な補正
信号は取り除かれ、黄色の色相が変化するという問題は
改善される。
る。黄色の場合は図1のレベル検出回路102の入力をR
−Y信号(ER)からB−Y信号(EB)にすればよ
い。動作説明図を図3、f)〜h)に示す。f)はレベ
ル検出回路102に入力されるB−Y信号(EB)の特性
と所定電圧5のレベルVrefを示したものである。この関
係から、黄色の範囲を特定することができる。その結果
であるレベル検出回路102の出力ESを同図、g)に示
す。この信号で制御回路103の利得制御を行うと黄色の
範囲の肌色補正動作が禁止される。よって、制御回路10
3の出力に得られる補正信号EA’はh)に示す特性と
なる。このように、赤色同様に黄色に対する不要な補正
信号は取り除かれ、黄色の色相が変化するという問題は
改善される。
【0020】また、比較対象とする色信号が利得制御さ
れる信号であった場合、信号振幅が変ると相対的にスレ
ッショルドレベルが変動してしまい、上記特性が得られ
なくなる。この場合は所定電圧5のVthを、信号振幅の
変化に追従してを変えることで常に最適な補正特性が得
られる。
れる信号であった場合、信号振幅が変ると相対的にスレ
ッショルドレベルが変動してしまい、上記特性が得られ
なくなる。この場合は所定電圧5のVthを、信号振幅の
変化に追従してを変えることで常に最適な補正特性が得
られる。
【0021】図4は本発明による肌色補正装置の他の実
施例を示すブロック図である。同図において図1と同一
部分には同一符号を記して詳細な説明は省略する。同図
の図1との相違点はレベル検出回路の入力信号が、端子
6に供給される輝度信号SY(その振幅レベルはEY)
であるということである。
施例を示すブロック図である。同図において図1と同一
部分には同一符号を記して詳細な説明は省略する。同図
の図1との相違点はレベル検出回路の入力信号が、端子
6に供給される輝度信号SY(その振幅レベルはEY)
であるということである。
【0022】本実施例の詳細な動作を図5を用いて説明
する。図5のa)、b)は、前記図3のa)、b)と同
一であるので説明を省略する。図5、c)はレベル検出
回路102に入力される輝度信号(EY)の特性と所定電
圧5のレベルVrefを示したものである。この関係から、
赤色と青色の範囲を特定することができる。その結果で
あるレベル検出回路102の出力ESを同図、d)に示
す。この信号で制御回路103の利得制御を行うと赤色の
範囲の肌色補正動作が禁止される。よって、制御回路10
3の出力に得られる補正信号EA’はe)に示す特性と
なる。このように、赤色に対する不要な補正信号は取り
除かれ、赤色の色相が変化するという問題は改善され
る。(青色の範囲も動作禁止となるが、もとよりEAに
補正信号が存在しないためEA’に波形の変化は現れな
い。)図6は本発明による肌色補正装置の他の実施例を
示すブロック図である。同図において図1と同一部分に
は同一符号を記して詳細な説明は省略する。同図の図1
との相違点は、この実施例は搬送色信号をレベル検出の
対象にしていることと、肌色補正の制御の対象を色復調
回路の色相制御(テイント制御)としたところである。
構成を説明する。端子7に供給される搬送色信号SC
(その振幅レベルはEC)は色復調回路を含む色信号処
理回路104と、レベル検出回路102に入力される。利得制
御された肌色補正信号EA’は色信号処理回路のテイン
ト制御端子に供給される。
する。図5のa)、b)は、前記図3のa)、b)と同
一であるので説明を省略する。図5、c)はレベル検出
回路102に入力される輝度信号(EY)の特性と所定電
圧5のレベルVrefを示したものである。この関係から、
赤色と青色の範囲を特定することができる。その結果で
あるレベル検出回路102の出力ESを同図、d)に示
す。この信号で制御回路103の利得制御を行うと赤色の
範囲の肌色補正動作が禁止される。よって、制御回路10
3の出力に得られる補正信号EA’はe)に示す特性と
なる。このように、赤色に対する不要な補正信号は取り
除かれ、赤色の色相が変化するという問題は改善され
る。(青色の範囲も動作禁止となるが、もとよりEAに
補正信号が存在しないためEA’に波形の変化は現れな
い。)図6は本発明による肌色補正装置の他の実施例を
示すブロック図である。同図において図1と同一部分に
は同一符号を記して詳細な説明は省略する。同図の図1
との相違点は、この実施例は搬送色信号をレベル検出の
対象にしていることと、肌色補正の制御の対象を色復調
回路の色相制御(テイント制御)としたところである。
構成を説明する。端子7に供給される搬送色信号SC
(その振幅レベルはEC)は色復調回路を含む色信号処
理回路104と、レベル検出回路102に入力される。利得制
御された肌色補正信号EA’は色信号処理回路のテイン
ト制御端子に供給される。
【0023】本実施例の詳細な動作を説明する。まず、
テイント制御による肌色補正の動作について説明する。
この場合の肌色補正も基本的に前記図2と同様である。
すなわち、テイント制御端子に図2、a)のS字特性を
印加することで肌色近辺の色の位相が変化し、I軸と同
等の色相になることで同図、b)と同一の特性が得られ
る。次に図7を用いて説明する。同図のa)、b)は、
前記図3のa)、b)と同一であるので説明を省略す
る。c)はレベル検出回路102に入力される搬送色信号
(EC)の特性と所定電圧5のレベルVrefを示したもの
である。ここでは信号をそのまま示しているが、実際は
包絡線検波等を行いVthとの比較を行うことが多いと考
えられる。この関係から、赤色と黄色と青色の範囲を特
定することができる。その結果であるレベル検出回路10
2の出力ESを同図、d)に示す。この信号で制御回路1
03の利得制御を行うと赤色と黄色の範囲の肌色補正動作
が禁止される。よって、制御回路103の出力に得られる
補正信号EA’はe)に示す特性となる。このように、
赤色と黄色に対する不要な補正信号は取り除かれ、赤色
ときいろの色相が変化するという問題は改善される。
(この場合も上記図5と同様に青色の範囲も動作禁止と
なるが、もとよりEAに補正信号が存在しないためE
A’に波形の変化は現れない。)
テイント制御による肌色補正の動作について説明する。
この場合の肌色補正も基本的に前記図2と同様である。
すなわち、テイント制御端子に図2、a)のS字特性を
印加することで肌色近辺の色の位相が変化し、I軸と同
等の色相になることで同図、b)と同一の特性が得られ
る。次に図7を用いて説明する。同図のa)、b)は、
前記図3のa)、b)と同一であるので説明を省略す
る。c)はレベル検出回路102に入力される搬送色信号
(EC)の特性と所定電圧5のレベルVrefを示したもの
である。ここでは信号をそのまま示しているが、実際は
包絡線検波等を行いVthとの比較を行うことが多いと考
えられる。この関係から、赤色と黄色と青色の範囲を特
定することができる。その結果であるレベル検出回路10
2の出力ESを同図、d)に示す。この信号で制御回路1
03の利得制御を行うと赤色と黄色の範囲の肌色補正動作
が禁止される。よって、制御回路103の出力に得られる
補正信号EA’はe)に示す特性となる。このように、
赤色と黄色に対する不要な補正信号は取り除かれ、赤色
ときいろの色相が変化するという問題は改善される。
(この場合も上記図5と同様に青色の範囲も動作禁止と
なるが、もとよりEAに補正信号が存在しないためE
A’に波形の変化は現れない。)
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来の色相検出だけによる肌色補正に対して、色または
輝度のレベル検出を附加することにより色選別精度が向
上するので、肌色以外の色再現性の劣化を抑圧しつつ、
肌色補正の効果を得ることができる。
従来の色相検出だけによる肌色補正に対して、色または
輝度のレベル検出を附加することにより色選別精度が向
上するので、肌色以外の色再現性の劣化を抑圧しつつ、
肌色補正の効果を得ることができる。
【0025】また、本発明によれば、適用対象の信号が
多種であるため汎用性が高く、種々のシステムに広く適
用できる。
多種であるため汎用性が高く、種々のシステムに広く適
用できる。
【0026】
【図1】本発明による肌色補正装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】図1に示した実施例の動作説明のための波形図
である。
である。
【図3】図1に示した実施例の動作説明のための波形図
である。
である。
【図4】本発明によるに肌色補正装置の他の実施例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図5】図4に示した実施例の動作説明のための波形図
である。
である。
【図6】本発明によるに肌色補正装置の他の実施例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図7】図6に示した実施例の動作説明のための波形図
である。
である。
【図8】従来の肌色補正装置の一例を示すブロック図で
ある。
ある。
101 肌色補正信号発生回路 102 レベル検出回路 103 制御回路 104 色信号処理回路 105 加算器
Claims (7)
- 【請求項1】色信号を入力とする、I軸を検出する検出
回路と、Q軸を検出する検出回路を有し、これら回路の
出力信号から肌色補正信号を作成する補正信号発生回路
を備えた肌色補正装置において、 色レベルを検出する手段を有し、この検出結果により上
記補正信号の利得を制御することを特徴とする肌色補正
方法。 - 【請求項2】上記検出手段は輝度レベルを検出すること
を特徴とする請求項1の肌色補正方法。 - 【請求項3】色信号を入力とする、I軸を検出する検出
回路と、Q軸を検出する検出回路を有し、これら回路の
出力信号から肌色補正信号を作成する補正信号発生回路
を備えた肌色補正装置において、 利得制御を行う制御端子を有し、上記肌色補正信号の利
得を制御する制御回路と、 色信号と、固定値または任意の所定値、とを比較するこ
とで色レベルを検出する検出回路と, を具備し、該検出回路の出力で上記制御回路の制御端子
を制御することを特徴とする肌色補正装置。 - 【請求項4】色差信号を入力とする、I軸を検出する検
出回路と、Q軸を検出する検出回路を有し、これら回路
の出力信号から肌色補正信号を作成する補正信号発生回
路を備えた肌色補正装置において、 利得制御を行う制御端子を有し、上記肌色補正信号の利
得を制御する制御回路と、 色差信号と、固定値または任意の所定値、とを比較する
ことで色レベルを検出する検出回路と, を具備し、該検出回路の出力で上記制御回路の制御端子
を制御することを特徴とする肌色補正装置。 - 【請求項5】原色信号を入力とする、I軸を検出する検
出回路と、Q軸を検出する検出回路を有し、これら回路
の出力信号から肌色補正信号を作成する補正信号発生回
路を備えた肌色補正装置において、 利得制御を行う制御端子を有し、上記肌色補正信号の利
得を制御する制御回路と、 原色信号と、固定値または任意の所定値、とを比較する
検出回路と、 を具備し、該検出回路の出力で上記制御回路の制御端子
を制御することを特徴とする肌色補正装置。 - 【請求項6】上記検出回路の入力信号は、輝度信号と、
固定値または任意の所定値であることを特徴とする請求
項3、4、または5の肌色補正装置。 - 【請求項7】上記検出回路の入力信号は、I軸検出回路
またはQ軸検出回路の出力と、固定値または任意の所定
値であることを特徴とする請求項3、4、または5の肌
色補正装置。
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JP4191885A JPH0638230A (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 肌色補正及びその装置 |
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JP4191885A JPH0638230A (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 肌色補正及びその装置 |
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