JP2001036723A - 著作権保護方法、情報信号伝送システム、情報信号出力装置、情報信号受信装置および情報信号記録媒体 - Google Patents
著作権保護方法、情報信号伝送システム、情報信号出力装置、情報信号受信装置および情報信号記録媒体Info
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- Computer Security & Cryptography (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Storage Device Security (AREA)
- Television Systems (AREA)
- Editing Of Facsimile Originals (AREA)
- Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 映像信号や音声信号などの情報信号につい
て、より信頼性の高い著作権保護を行うことができるよ
うにする。 【解決手段】 相互に付随的な関係にあり、それぞれを
独立して利用可能な映像信号(第1の情報信号)Vdと
音声信号(第2の情報信号)Auとのそれぞれに、映像
用WM重畳部12、音声用WM重畳部19において、著
作権保護用の付加情報を付加し、これを出力する。映像
信号Vd、音声信号Auを受信する受信装置において
は、映像信号に付加されている付加情報と、音声信号に
付加されている付加情報との両方に基づいて、映像信号
と音声信号との両方、あるいは、その一方についての著
作権保護を行う。
て、より信頼性の高い著作権保護を行うことができるよ
うにする。 【解決手段】 相互に付随的な関係にあり、それぞれを
独立して利用可能な映像信号(第1の情報信号)Vdと
音声信号(第2の情報信号)Auとのそれぞれに、映像
用WM重畳部12、音声用WM重畳部19において、著
作権保護用の付加情報を付加し、これを出力する。映像
信号Vd、音声信号Auを受信する受信装置において
は、映像信号に付加されている付加情報と、音声信号に
付加されている付加情報との両方に基づいて、映像信号
と音声信号との両方、あるいは、その一方についての著
作権保護を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、放送メ
ディアや通信メディアを通じて、あるいは、記録媒体を
介して伝送するようにされる映像信号や音声信号などの
情報信号の著作権保護方法、情報信号伝送システム、情
報信号出力装置、情報信号受信装置および情報信号記録
媒体に関する。
ディアや通信メディアを通じて、あるいは、記録媒体を
介して伝送するようにされる映像信号や音声信号などの
情報信号の著作権保護方法、情報信号伝送システム、情
報信号出力装置、情報信号受信装置および情報信号記録
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル放送やインターネットを
通じて、あるいは、DVD(デジタルビデオディスク)
やMD(ミニディスク)と呼ばれる小型の光磁気ディス
クなどの記録媒体を介して、様々なデジタルコンテンツ
が広く提供されるようになってきている。そして、デジ
タルコンテンツとして提供される映像信号(画像情報)
や音楽などの音声信号(音声情報)などについての違法
な複製(コピー)による著作権侵害が問題となってい
る。
通じて、あるいは、DVD(デジタルビデオディスク)
やMD(ミニディスク)と呼ばれる小型の光磁気ディス
クなどの記録媒体を介して、様々なデジタルコンテンツ
が広く提供されるようになってきている。そして、デジ
タルコンテンツとして提供される映像信号(画像情報)
や音楽などの音声信号(音声情報)などについての違法
な複製(コピー)による著作権侵害が問題となってい
る。
【0003】この問題に対処するため、デジタルコンテ
ンツに著作権保護のための情報を付加し、この付加情報
を用いて、違法な複製を防止することが考えられてい
る。この複製の防止のための制御としては、映像信号や
音声信号などの情報ソースに応じて、全く複製を認めな
い場合と、1回(1世代)は複製を認めるが、1回複製
されたものからの複製を禁止する場合(世代制限の複製
制御方式)とが考えられている。
ンツに著作権保護のための情報を付加し、この付加情報
を用いて、違法な複製を防止することが考えられてい
る。この複製の防止のための制御としては、映像信号や
音声信号などの情報ソースに応じて、全く複製を認めな
い場合と、1回(1世代)は複製を認めるが、1回複製
されたものからの複製を禁止する場合(世代制限の複製
制御方式)とが考えられている。
【0004】前者は、例えばDVD−ROMのように、
コンテンツメーカが作成して販売するオリジナルソフト
の場合に適用される。後者の世代制限の複製制御方式
は、例えば放送メディアにおいて、放送される情報や通
信メディアを通じて送受される情報の場合などに適用さ
れる。
コンテンツメーカが作成して販売するオリジナルソフト
の場合に適用される。後者の世代制限の複製制御方式
は、例えば放送メディアにおいて、放送される情報や通
信メディアを通じて送受される情報の場合などに適用さ
れる。
【0005】後者の世代制限の複製制御方式の場合に
は、有効に複製世代の制御ができる方式が望まれてい
る。この複製世代の管理が行える複製制御情報の方式と
しては、映像信号についてのCGMS(Copy Ge
neration Management Syste
m)方式や、電子透かし処理を用いる方法が提案されて
おり、また、音声信号については、SCMS(Seri
al Copy Management Syste
m)方式が提案されている。
は、有効に複製世代の制御ができる方式が望まれてい
る。この複製世代の管理が行える複製制御情報の方式と
しては、映像信号についてのCGMS(Copy Ge
neration Management Syste
m)方式や、電子透かし処理を用いる方法が提案されて
おり、また、音声信号については、SCMS(Seri
al Copy Management Syste
m)方式が提案されている。
【0006】電子透かし処理は、映像信号や音声信号に
存在する人間の知覚上の重要でない部分、すなわち、音
楽や映像に対して冗長でない部分に、雑音として情報を
埋め込む処理である。このような電子透かし処理により
映像信号や音声信号中に埋め込まれた付加情報は、その
映像信号や音声信号から除去されにくい。一方、映像信
号や音声信号についてフィルタリング処理やデータ圧縮
処理をした後であっても、それらに埋め込まれた電子透
かしの付加情報を画像データや音楽データ中から検出す
ることが可能である。
存在する人間の知覚上の重要でない部分、すなわち、音
楽や映像に対して冗長でない部分に、雑音として情報を
埋め込む処理である。このような電子透かし処理により
映像信号や音声信号中に埋め込まれた付加情報は、その
映像信号や音声信号から除去されにくい。一方、映像信
号や音声信号についてフィルタリング処理やデータ圧縮
処理をした後であっても、それらに埋め込まれた電子透
かしの付加情報を画像データや音楽データ中から検出す
ることが可能である。
【0007】この電子透かし処理を用いる複製制御方式
の場合、埋め込む付加情報により、 「複製可能(Copy Free)」 「1世代だけ複製可能(Copy Once)」 「次世代の複製禁止(No More Copy)」 「絶対複製禁止(Never Copy)」 の4状態を表し、当該電子透かし情報が重畳された映像
信号や音声信号の複製世代や複製制限状態を表すように
している。
の場合、埋め込む付加情報により、 「複製可能(Copy Free)」 「1世代だけ複製可能(Copy Once)」 「次世代の複製禁止(No More Copy)」 「絶対複製禁止(Never Copy)」 の4状態を表し、当該電子透かし情報が重畳された映像
信号や音声信号の複製世代や複製制限状態を表すように
している。
【0008】「複製可能(Copy Free)」
は、映像信号や音声信号の自由な複製が可能であること
を表す。「1世代だけ複製可能(Copy Onc
e)」は、1世代だけ映像信号や音声信号の複製が可能
であることを示す。「次世代の複製禁止(No Mo
re Copy)」は、の1世代だけ複製可能の状態
の映像信号や音声信号から、当該映像信号や音声信号が
複製されたものであって、これ以上の複製は禁止である
ことを示す。「絶対複製禁止(Never Cop
y)」は、複製は全く禁止であることを示す。
は、映像信号や音声信号の自由な複製が可能であること
を表す。「1世代だけ複製可能(Copy Onc
e)」は、1世代だけ映像信号や音声信号の複製が可能
であることを示す。「次世代の複製禁止(No Mo
re Copy)」は、の1世代だけ複製可能の状態
の映像信号や音声信号から、当該映像信号や音声信号が
複製されたものであって、これ以上の複製は禁止である
ことを示す。「絶対複製禁止(Never Cop
y)」は、複製は全く禁止であることを示す。
【0009】映像信号や音声信号に重畳された電子透か
し情報が、「1世代だけ複製可能(Copy Onc
e)」であった場合には、電子透かし処理に対応(すな
わち、複製制限処理対応)の記録装置では、その映像信
号や音声信号の複製記録が可能であると判断して記録を
実行するが、記録された画像データや音楽データには、
「次世代の複製禁止(No More Copy)」に
書き換えられた電子透かし情報が重畳される。そして、
記録しようとする映像信号や音声信号に重畳された電子
透かし情報が、「次世代の複製禁止(No More
Copy)」の場合には、電子透かし処理対応の記録装
置では、その映像信号や音声信号の複製記録は禁止であ
るとして記録の実行が禁止される。
し情報が、「1世代だけ複製可能(Copy Onc
e)」であった場合には、電子透かし処理に対応(すな
わち、複製制限処理対応)の記録装置では、その映像信
号や音声信号の複製記録が可能であると判断して記録を
実行するが、記録された画像データや音楽データには、
「次世代の複製禁止(No More Copy)」に
書き換えられた電子透かし情報が重畳される。そして、
記録しようとする映像信号や音声信号に重畳された電子
透かし情報が、「次世代の複製禁止(No More
Copy)」の場合には、電子透かし処理対応の記録装
置では、その映像信号や音声信号の複製記録は禁止であ
るとして記録の実行が禁止される。
【0010】CGMS方式は、例えばアナログ画像信号
であれば、その垂直ブランキング期間内の特定の1水平
区間に複製制御用の2ビットの付加情報を重畳し、ま
た、デジタル画像信号であれば、デジタル画像データ
に、複製制御用の2ビットの付加情報を付加して伝送す
る方式である。
であれば、その垂直ブランキング期間内の特定の1水平
区間に複製制御用の2ビットの付加情報を重畳し、ま
た、デジタル画像信号であれば、デジタル画像データ
に、複製制御用の2ビットの付加情報を付加して伝送す
る方式である。
【0011】このCGMS方式の場合の2ビットの情報
(以下、CGMS情報という)の意味内容は、 [00]……複製可能 [10]……1世代だけ複製可能 [11]……複製禁止(絶対複製禁止) である。CGMS方式では、前述の「次世代の複製禁
止」の状態はない。
(以下、CGMS情報という)の意味内容は、 [00]……複製可能 [10]……1世代だけ複製可能 [11]……複製禁止(絶対複製禁止) である。CGMS方式では、前述の「次世代の複製禁
止」の状態はない。
【0012】映像信号に付加されたCGMS情報が[1
0]であった場合に、CGMS対応の記録装置では、そ
の映像信号の複製記録が可能であると判断して記録を実
行するが、記録された映像信号には[11]に書き換え
られたCGMS情報が付加される。そして、記録しよう
とする映像信号に付加されたCGMS情報が[11]の
場合には、CGMS対応の記録装置では、その映像信号
の複製記録は禁止であるとして記録の実行が禁止され
る。
0]であった場合に、CGMS対応の記録装置では、そ
の映像信号の複製記録が可能であると判断して記録を実
行するが、記録された映像信号には[11]に書き換え
られたCGMS情報が付加される。そして、記録しよう
とする映像信号に付加されたCGMS情報が[11]の
場合には、CGMS対応の記録装置では、その映像信号
の複製記録は禁止であるとして記録の実行が禁止され
る。
【0013】SCMS方式は、デジタル音声信号ととも
に伝送するようにされるコピー禁止/許可フラグや、例
えば、CD(コンパクトディスク)、DAT(デジタル
オーディオテープ)などのデジタル音声システムの種類
を表すカテゴリーコードを用いて、1回だけのデジタル
コピーができるようにするシリアルコピーの制御を行う
方式である。
に伝送するようにされるコピー禁止/許可フラグや、例
えば、CD(コンパクトディスク)、DAT(デジタル
オーディオテープ)などのデジタル音声システムの種類
を表すカテゴリーコードを用いて、1回だけのデジタル
コピーができるようにするシリアルコピーの制御を行う
方式である。
【0014】すなわち、このSCMS方式の場合には、
デジタル音声信号とともに伝送するようにされるコピー
禁止/許可フラグおよびカテゴリコードからなるSCM
S情報により、1世代目のデジタル音声信号について
は、コピーできるが、コピーされたデジタル音声信号を
さらにコピーすることはできないというように、デジタ
ル音声信号の複製の世代制限制御を行うことができるよ
うにされている。
デジタル音声信号とともに伝送するようにされるコピー
禁止/許可フラグおよびカテゴリコードからなるSCM
S情報により、1世代目のデジタル音声信号について
は、コピーできるが、コピーされたデジタル音声信号を
さらにコピーすることはできないというように、デジタ
ル音声信号の複製の世代制限制御を行うことができるよ
うにされている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のCG
MS方式は、映像(画像)を構成する情報とは異なる場
所にCGMS情報を付加する。同様に、SCMS方式も
また、音楽などの音声を構成する情報とは異なる場所に
SCMS情報を付加する。このため、これらの方式を用
いた場合には、映像や音声を劣化させることが少ない反
面、映像や音声を構成する場所とは異なる場所に付加さ
れたCGMS情報やSCMS情報を除去したり改ざんす
るなどの攻撃を受け易い。
MS方式は、映像(画像)を構成する情報とは異なる場
所にCGMS情報を付加する。同様に、SCMS方式も
また、音楽などの音声を構成する情報とは異なる場所に
SCMS情報を付加する。このため、これらの方式を用
いた場合には、映像や音声を劣化させることが少ない反
面、映像や音声を構成する場所とは異なる場所に付加さ
れたCGMS情報やSCMS情報を除去したり改ざんす
るなどの攻撃を受け易い。
【0016】一方、電子透かし処理により形成する電子
透かし情報は、映像信号や音声信号などの主情報と同じ
時間領域であって、同じ周波数帯域内に重畳するので、
除去したり、改ざんするなどの攻撃には強い。しかし、
電子透かし情報の重畳レベルが高い場合には、画像や音
楽(音声)を劣化させてしまう。逆に、電子透かし情報
の重畳レベルが低すぎると、電子透かし情報の検出がし
にくくなり、迅速かつ適正な複製制御を行うことができ
なくなる。また、映像信号や音声信号の転送速度(伝送
速度)が高速な場合には、電子透かし情報が検出しにく
くなる場合がありる。
透かし情報は、映像信号や音声信号などの主情報と同じ
時間領域であって、同じ周波数帯域内に重畳するので、
除去したり、改ざんするなどの攻撃には強い。しかし、
電子透かし情報の重畳レベルが高い場合には、画像や音
楽(音声)を劣化させてしまう。逆に、電子透かし情報
の重畳レベルが低すぎると、電子透かし情報の検出がし
にくくなり、迅速かつ適正な複製制御を行うことができ
なくなる。また、映像信号や音声信号の転送速度(伝送
速度)が高速な場合には、電子透かし情報が検出しにく
くなる場合がありる。
【0017】このように、電子透かし情報を映像信号や
音声信号に重畳する場合、電子透かし情報を重畳するこ
とによる画像や音楽の劣化の問題と、データの転送速度
の問題と、データの信頼性の問題とは、1つを満足する
ようにすると他が満足できなくなるトレードオフの関係
にあり、すべてを満足することは難しい。
音声信号に重畳する場合、電子透かし情報を重畳するこ
とによる画像や音楽の劣化の問題と、データの転送速度
の問題と、データの信頼性の問題とは、1つを満足する
ようにすると他が満足できなくなるトレードオフの関係
にあり、すべてを満足することは難しい。
【0018】CGMS方式、SCMS方式、電子透かし
情報を用いた電子透かし方式は、映像信号や音声信号な
どの複製の制限制御および複製の世代制限制御を行う方
式として有効なものである。しかし、前述したような問
題があり、より信頼性の高い著作権の保護をできるよう
にすることが求められている。
情報を用いた電子透かし方式は、映像信号や音声信号な
どの複製の制限制御および複製の世代制限制御を行う方
式として有効なものである。しかし、前述したような問
題があり、より信頼性の高い著作権の保護をできるよう
にすることが求められている。
【0019】以上のことにかんがみ、この発明は、映像
信号や音声信号などの情報信号について、より信頼性の
高い著作権保護を行うことが可能な著作権保護方法、情
報信号伝送システム、これらの方法、システムで用いら
れる情報信号出力装置、情報信号受信装置および情報信
号記録媒体を提供することを目的とする。
信号や音声信号などの情報信号について、より信頼性の
高い著作権保護を行うことが可能な著作権保護方法、情
報信号伝送システム、これらの方法、システムで用いら
れる情報信号出力装置、情報信号受信装置および情報信
号記録媒体を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の著作権保護方法は、相互に
付随的な関係にあり、それぞれを独立して利用可能な第
1の情報信号と第2の情報信号とのそれぞれに、著作権
保護用の付加情報を付加して伝送し、前記第1、第2の
情報信号の受信側においては、前記第1の情報信号に付
加されている付加情報と、前記第2の情報信号に付加さ
れている付加情報とに基づいて、前記第1の情報信号と
前記第2の情報信号との両方、あるいは、その一方につ
いての著作権保護を行うことを特徴とする。
め、請求項1に記載の発明の著作権保護方法は、相互に
付随的な関係にあり、それぞれを独立して利用可能な第
1の情報信号と第2の情報信号とのそれぞれに、著作権
保護用の付加情報を付加して伝送し、前記第1、第2の
情報信号の受信側においては、前記第1の情報信号に付
加されている付加情報と、前記第2の情報信号に付加さ
れている付加情報とに基づいて、前記第1の情報信号と
前記第2の情報信号との両方、あるいは、その一方につ
いての著作権保護を行うことを特徴とする。
【0021】この請求項1に記載の発明の著作権保護方
法によれば、例えば、映画のコンテンツの場合の映像信
号と音声信号のように、相互に付随性がある第1、第2
の情報信号のそれぞれには、著作権保護用の付加情報が
付加され、この付加情報が付加された第1、第2の情報
信号が伝送される。
法によれば、例えば、映画のコンテンツの場合の映像信
号と音声信号のように、相互に付随性がある第1、第2
の情報信号のそれぞれには、著作権保護用の付加情報が
付加され、この付加情報が付加された第1、第2の情報
信号が伝送される。
【0022】そして、第1、第2の情報信号の受信側に
おいては、第1、第2の情報信号のそれぞれに付加され
ている付加情報に基づいて、第1、第2の情報信号の両
方、あるいは、第1、第2の情報信号のうちの一方につ
いて、著作権保護が行なわれる。
おいては、第1、第2の情報信号のそれぞれに付加され
ている付加情報に基づいて、第1、第2の情報信号の両
方、あるいは、第1、第2の情報信号のうちの一方につ
いて、著作権保護が行なわれる。
【0023】これにより、第1の情報信号に付加されて
いる付加情報と、第2の情報信号に付加されている第2
の付加情報との両方に基づいて、第1、第2の情報信号
の両方、あるいは、第1、第2の情報信号のうちの一方
についての著作権保護を行うようにするので、より信頼
性の高い著作権保護を行うことができるようにされる。
いる付加情報と、第2の情報信号に付加されている第2
の付加情報との両方に基づいて、第1、第2の情報信号
の両方、あるいは、第1、第2の情報信号のうちの一方
についての著作権保護を行うようにするので、より信頼
性の高い著作権保護を行うことができるようにされる。
【0024】なお、著作権保護は、例えば、第1、第2
の付加情報とが異なるなどするために、第1、第2の情
報信号が違法に複製された可能性がある場合に、これを
ユーザに通知し、第1、第2の情報信号に付加されてい
る付加情報をユーザに提供するなどして、情報信号の違
法な複製を行った業者を追跡するようにしたり、あるい
は、第1、第2の付加情報に基づいて、情報信号の複製
制御や再生制御、出力制御などを行うようにするもので
ある。
の付加情報とが異なるなどするために、第1、第2の情
報信号が違法に複製された可能性がある場合に、これを
ユーザに通知し、第1、第2の情報信号に付加されてい
る付加情報をユーザに提供するなどして、情報信号の違
法な複製を行った業者を追跡するようにしたり、あるい
は、第1、第2の付加情報に基づいて、情報信号の複製
制御や再生制御、出力制御などを行うようにするもので
ある。
【0025】また、請求項2に記載の発明の著作権保護
方法は、請求項1に記載の著作権保護方法であって、前
記第1の情報信号に付加する付加情報と、前記第2の情
報信号に付加する付加情報とのそれぞれには、2つの前
記付加情報を関連付けさせるための関連付け情報を含め
るようにし、前記第1、第2の情報信号の受信側におい
ては、前記第1の情報信号に付加されている関連付け情
報と、前記第2の情報信号に付加されている関連付け情
報とを照合して、関連付けがとれているか否かを確認す
ることを特徴とする。
方法は、請求項1に記載の著作権保護方法であって、前
記第1の情報信号に付加する付加情報と、前記第2の情
報信号に付加する付加情報とのそれぞれには、2つの前
記付加情報を関連付けさせるための関連付け情報を含め
るようにし、前記第1、第2の情報信号の受信側におい
ては、前記第1の情報信号に付加されている関連付け情
報と、前記第2の情報信号に付加されている関連付け情
報とを照合して、関連付けがとれているか否かを確認す
ることを特徴とする。
【0026】この請求項2に記載の著作権保護方法によ
れば、第1の情報信号と、第2の情報信号に付加される
付加情報には、2つの付加情報を関連付けされるための
関連付け情報が含まれるようにされる。
れば、第1の情報信号と、第2の情報信号に付加される
付加情報には、2つの付加情報を関連付けされるための
関連付け情報が含まれるようにされる。
【0027】これにより、関連付け情報を確認すること
によって、第1の付加情報と、第2の付加情報とが関連
のあるものか否かを確実に判別することができるように
される。例えば、第1の情報信号を不正に複製するため
に、第1の情報信号に付加された第1の付加情報とは関
連の無い付加情報が付加された情報信号を用いるように
するなどの不正な行為を防止し、より信頼性の高い著作
権保護を行うことができるようにされる。
によって、第1の付加情報と、第2の付加情報とが関連
のあるものか否かを確実に判別することができるように
される。例えば、第1の情報信号を不正に複製するため
に、第1の情報信号に付加された第1の付加情報とは関
連の無い付加情報が付加された情報信号を用いるように
するなどの不正な行為を防止し、より信頼性の高い著作
権保護を行うことができるようにされる。
【0028】また、請求項3に記載の発明の著作権保護
方法は、請求項1または請求項2に記載の著作権保護方
法であって、前記第1の情報信号に付加する付加情報
と、前記第2の情報信号に付加する付加情報とは、複製
制御用の情報であることを特徴とする。
方法は、請求項1または請求項2に記載の著作権保護方
法であって、前記第1の情報信号に付加する付加情報
と、前記第2の情報信号に付加する付加情報とは、複製
制御用の情報であることを特徴とする。
【0029】この請求項3に記載の著作権保護方法によ
れば、第1、第2の情報信号のそれぞれには、複製制御
用の情報が付加情報として付加するようにされる。これ
により、第1、第2の付加情報に基づいて、第1、第2
の情報信号の両方、あるいは、第1、第2の情報信号の
うちの一方についてのより信頼性の高い複製制御を行う
ことができるようにされる。
れば、第1、第2の情報信号のそれぞれには、複製制御
用の情報が付加情報として付加するようにされる。これ
により、第1、第2の付加情報に基づいて、第1、第2
の情報信号の両方、あるいは、第1、第2の情報信号の
うちの一方についてのより信頼性の高い複製制御を行う
ことができるようにされる。
【0030】また、請求項4に記載の発明の著作権保護
方法は、請求項3に記載の著作権保護方法であって、前
記第1、第2の情報信号の受信側においては、前記第1
の情報信号に付加されている付加情報と、前記第2の情
報信号に付加されている付加情報とのうち、より複製禁
止に近い複製制御の状態を示す付加情報に基づいて、前
記第1の情報信号と前記第2の情報信号の両方、あるい
は、その一方についての複製制御を行うことを特徴とす
る。
方法は、請求項3に記載の著作権保護方法であって、前
記第1、第2の情報信号の受信側においては、前記第1
の情報信号に付加されている付加情報と、前記第2の情
報信号に付加されている付加情報とのうち、より複製禁
止に近い複製制御の状態を示す付加情報に基づいて、前
記第1の情報信号と前記第2の情報信号の両方、あるい
は、その一方についての複製制御を行うことを特徴とす
る。
【0031】この請求項4に記載の著作権保護方法によ
れば、複製制御用の情報である第1の付加情報と、第2
の付加情報のうち、複製制御の状態がより複製禁止に近
い付加情報に基づいて第1の情報信号と第2の情報信号
の両方、あるいは、その一方について複製制御が行なわ
れる。
れば、複製制御用の情報である第1の付加情報と、第2
の付加情報のうち、複製制御の状態がより複製禁止に近
い付加情報に基づいて第1の情報信号と第2の情報信号
の両方、あるいは、その一方について複製制御が行なわ
れる。
【0032】これにより、第1の情報信号に付加されて
いる付加情報と、第2の情報信号に付加されている付加
情報のうち、いづれか一方が複製禁止を示す情報から複
製可を示す情報に改ざんさても、他方の付加情報に基づ
いて、適正に複製制御を行うことができるようにされ
る。つまり、付加情報を除去したり改ざんしたりするな
どの攻撃に対する耐性を強化し、より信頼性の高い著作
権保護を行うことができるようにされる。
いる付加情報と、第2の情報信号に付加されている付加
情報のうち、いづれか一方が複製禁止を示す情報から複
製可を示す情報に改ざんさても、他方の付加情報に基づ
いて、適正に複製制御を行うことができるようにされ
る。つまり、付加情報を除去したり改ざんしたりするな
どの攻撃に対する耐性を強化し、より信頼性の高い著作
権保護を行うことができるようにされる。
【0033】また、請求項5に記載の発明の著作権保護
方法は、請求項1または請求項2に記載の著作権保護方
法であって、前記第1の情報信号に付加される付加情報
と、前記第2の情報信号に付加される付加情報とは、複
製制御用の情報であり、前記第1、第2の情報信号の受
信側においては、前記第1の情報信号の有無と、前記第
2の情報信号の有無と、前記第1の情報信号に付加され
ている付加情報と、前記第2の情報信号に付加されてい
る付加情報とに基づいて、前記第1の情報信号と前記第
2の情報信号との両方、あるいは、その一方についての
複製制限制御を行うことを特徴とする。
方法は、請求項1または請求項2に記載の著作権保護方
法であって、前記第1の情報信号に付加される付加情報
と、前記第2の情報信号に付加される付加情報とは、複
製制御用の情報であり、前記第1、第2の情報信号の受
信側においては、前記第1の情報信号の有無と、前記第
2の情報信号の有無と、前記第1の情報信号に付加され
ている付加情報と、前記第2の情報信号に付加されてい
る付加情報とに基づいて、前記第1の情報信号と前記第
2の情報信号との両方、あるいは、その一方についての
複製制限制御を行うことを特徴とする。
【0034】この請求項5に記載の著作権保護方法によ
れば、第1、第2の付加情報だけでなく、第1、第2の
情報信号の有無をも考慮して、複製制御が行なわれるよ
うにされる。すなわち、第1、第2の付加情報が抽出で
きない場合には、情報信号が存在しないために付加情報
が抽出できないのか、情報信号が存在しているのに付加
情報が抽出できないのかを確認することができる。
れば、第1、第2の付加情報だけでなく、第1、第2の
情報信号の有無をも考慮して、複製制御が行なわれるよ
うにされる。すなわち、第1、第2の付加情報が抽出で
きない場合には、情報信号が存在しないために付加情報
が抽出できないのか、情報信号が存在しているのに付加
情報が抽出できないのかを確認することができる。
【0035】これにより、情報信号が存在しないために
付加情報抽出できない場合と、情報信号が存在している
のに付加情報が抽出できない場合とで、複製制御を異な
らせるなど、より信頼性の高い著作権保護を行うことが
できるようにされる。
付加情報抽出できない場合と、情報信号が存在している
のに付加情報が抽出できない場合とで、複製制御を異な
らせるなど、より信頼性の高い著作権保護を行うことが
できるようにされる。
【0036】また、請求項6に記載の著作権保護方法
は、請求項3に記載の著作権保護方法であって、前記第
1の情報信号と前記第2の情報信号とのそれぞれに付加
される付加情報は、電子透かし情報としてそれぞれの情
報信号に重畳されるものであり、前記第1の情報信号と
前記第2の情報信号のうち、一方が他方より付加情報の
書き換えによる影響が少なく、かつ、付加情報の書き換
えが容易なものであり、前記第1、第2の情報信号の受
信側において、付加情報の書き換えの必要があるときに
は、書き換えによる影響が少なく、かつ、付加情報の書
き換えが容易な情報信号に重畳されている付加情報のみ
を書き換えることを特徴とする。
は、請求項3に記載の著作権保護方法であって、前記第
1の情報信号と前記第2の情報信号とのそれぞれに付加
される付加情報は、電子透かし情報としてそれぞれの情
報信号に重畳されるものであり、前記第1の情報信号と
前記第2の情報信号のうち、一方が他方より付加情報の
書き換えによる影響が少なく、かつ、付加情報の書き換
えが容易なものであり、前記第1、第2の情報信号の受
信側において、付加情報の書き換えの必要があるときに
は、書き換えによる影響が少なく、かつ、付加情報の書
き換えが容易な情報信号に重畳されている付加情報のみ
を書き換えることを特徴とする。
【0037】この請求項6に記載の著作権保護方法によ
れば、情報信号の受信側において、第1、第2の情報信
号に付加されている付加情報を書き換える必要が生じた
ときには、付加情報の書き換えによる影響が少なく、か
つ、付加情報の書き換えが容易な情報信号の付加情報の
みが書き換えられるようにされる。
れば、情報信号の受信側において、第1、第2の情報信
号に付加されている付加情報を書き換える必要が生じた
ときには、付加情報の書き換えによる影響が少なく、か
つ、付加情報の書き換えが容易な情報信号の付加情報の
みが書き換えられるようにされる。
【0038】これにより、付加情報を書き換えることは
手間が掛かり、また、書き換えた場合には、情報信号を
劣化させてしまうなどの影響を免れない情報信号に付加
されている付加情報は書き換えられないので、付加情報
の書き換えによる不都合を防止することができるように
される。また、付加情報を書き換える受信側の装置の構
成を簡単にすることができる。
手間が掛かり、また、書き換えた場合には、情報信号を
劣化させてしまうなどの影響を免れない情報信号に付加
されている付加情報は書き換えられないので、付加情報
の書き換えによる不都合を防止することができるように
される。また、付加情報を書き換える受信側の装置の構
成を簡単にすることができる。
【0039】また、請求項7に記載の発明の著作権保護
方法は、請求項6に記載の著作権保護方法であって、前
記第1の情報信号は映像信号であり、前記第2の情報信
号は音声信号であって、前記第1、第2の情報信号の受
信側においては、前記第2の情報信号に重畳されている
付加情報のみを書き換えることを特徴とする。
方法は、請求項6に記載の著作権保護方法であって、前
記第1の情報信号は映像信号であり、前記第2の情報信
号は音声信号であって、前記第1、第2の情報信号の受
信側においては、前記第2の情報信号に重畳されている
付加情報のみを書き換えることを特徴とする。
【0040】この請求項7に記載の発明によれば、映像
信号に比べて、情報信号に与える影響が少なく、かつ、
比較的容易に付加情報の書き換えが可能な音声信号に付
加されている付加情報が書き換えられるようにされる。
信号に比べて、情報信号に与える影響が少なく、かつ、
比較的容易に付加情報の書き換えが可能な音声信号に付
加されている付加情報が書き換えられるようにされる。
【0041】これにより、映像信号に対しては影響を与
えること無く、音声信号に付加されている付加情報を書
き換えて、書き換え後の付加情報は音声信号から抽出す
ることができるようにされる。したがって、受信側の装
置に映像信号に付加されている付加情報を書き換えるた
めに規模の大きな回路を搭載することなく、受信側の装
置の構成を簡単にすることができる。
えること無く、音声信号に付加されている付加情報を書
き換えて、書き換え後の付加情報は音声信号から抽出す
ることができるようにされる。したがって、受信側の装
置に映像信号に付加されている付加情報を書き換えるた
めに規模の大きな回路を搭載することなく、受信側の装
置の構成を簡単にすることができる。
【0042】また、請求項8に記載の発明の著作権保護
方法は、請求項3に記載の著作権保護方法であって、前
記第1の情報信号と前記第2の情報信号とのそれぞれに
付加される付加情報は、電子透かし情報としてそれぞれ
の情報信号に重畳されるものであり、前記第1の情報信
号が映像信号であり、前記第2の情報信号が音声信号で
あって、前記第1の情報信号と、前記第2の情報信号と
を1世代の複製可として伝送する場合には、前記第1の
情報信号には、次世代の複製不可であることを示す付加
情報を付加し、前記第2の情報信号には、1世代の複製
可能であることを示す付加情報を付加し、前記第1、第
2の情報信号の受信側においては、前記第1の情報信号
から次世代の複製不可を示す付加情報を検出し、かつ、
前記第2の情報信号から1世代の複製可能を示す付加情
報を検出したときには、前記第1の情報信号と前記第2
の情報信号とは、1世代の複製可能とされた情報信号で
あると見なして、複製制御を行うことを特徴とする。
方法は、請求項3に記載の著作権保護方法であって、前
記第1の情報信号と前記第2の情報信号とのそれぞれに
付加される付加情報は、電子透かし情報としてそれぞれ
の情報信号に重畳されるものであり、前記第1の情報信
号が映像信号であり、前記第2の情報信号が音声信号で
あって、前記第1の情報信号と、前記第2の情報信号と
を1世代の複製可として伝送する場合には、前記第1の
情報信号には、次世代の複製不可であることを示す付加
情報を付加し、前記第2の情報信号には、1世代の複製
可能であることを示す付加情報を付加し、前記第1、第
2の情報信号の受信側においては、前記第1の情報信号
から次世代の複製不可を示す付加情報を検出し、かつ、
前記第2の情報信号から1世代の複製可能を示す付加情
報を検出したときには、前記第1の情報信号と前記第2
の情報信号とは、1世代の複製可能とされた情報信号で
あると見なして、複製制御を行うことを特徴とする。
【0043】この請求項8に記載の著作権保護方法によ
れば、第1の情報信号である映像信号から、次世代の複
製不可を示す付加情報が検出され、かつ、第2の情報信
号である音声信号から、1世代の複製可能を示す付加情
報が検出されたときには、前記映像信号と音声信号と
は、1世代の複製が許可されたものとして、複製制御が
行なわれるようにされる。
れば、第1の情報信号である映像信号から、次世代の複
製不可を示す付加情報が検出され、かつ、第2の情報信
号である音声信号から、1世代の複製可能を示す付加情
報が検出されたときには、前記映像信号と音声信号と
は、1世代の複製が許可されたものとして、複製制御が
行なわれるようにされる。
【0044】これにより、映像信号に付加された付加情
報の書き換えを必要に無いようにして、1世代だけの複
製が許可された映像信号と音声信号とを伝送することが
できるようにされる。
報の書き換えを必要に無いようにして、1世代だけの複
製が許可された映像信号と音声信号とを伝送することが
できるようにされる。
【0045】また、請求項9に記載の発明の著作権保護
方法は、請求項8に記載の著作権保護方法であって、前
記第1、第2の情報信号の受信側においては、前記第2
の情報信号に重畳されている付加情報のみを書き換える
ことを特徴とする。
方法は、請求項8に記載の著作権保護方法であって、前
記第1、第2の情報信号の受信側においては、前記第2
の情報信号に重畳されている付加情報のみを書き換える
ことを特徴とする。
【0046】この請求項9に記載の著作権保護方法によ
れば、例えば、第1の情報信号である映像信号と、第2
の情報信号である音声信号とが記録媒体に複製される場
合には、音声信号に付加されている付加情報が、1世代
の複製可能を示す情報から、次世代の複製不可を示す情
報に書き換えられる。
れば、例えば、第1の情報信号である映像信号と、第2
の情報信号である音声信号とが記録媒体に複製される場
合には、音声信号に付加されている付加情報が、1世代
の複製可能を示す情報から、次世代の複製不可を示す情
報に書き換えられる。
【0047】これにより、映像信号に比べて、付加情報
の書き換えが容易な音声信号に付加されている付加情報
だけを書き換えればよいので、付加情報の書き換えを確
実かつ迅速に行うようにすることができるほか、映像信
号を劣化させるなどのこともないようにすることができ
る。
の書き換えが容易な音声信号に付加されている付加情報
だけを書き換えればよいので、付加情報の書き換えを確
実かつ迅速に行うようにすることができるほか、映像信
号を劣化させるなどのこともないようにすることができ
る。
【0048】また、請求項10に記載の発明の著作権保
護方法は、請求項1に記載の著作権保護方法であって、
前記第1の情報信号と前記第2の情報信号とのそれぞれ
に付加される付加情報は、電子透かし情報としてそれぞ
れの情報信号に重畳されるものであり、前記第1の情報
信号に付加されている付加情報と、前記第2の情報信号
に付加されている付加情報のうち、一方の付加情報が検
出されないときには、他方の付加情報に基づいて、前記
第1の情報信号と前記第2の情報信号の両方、あるい
は、その一方についての著作権保護を行うことを特徴と
する。
護方法は、請求項1に記載の著作権保護方法であって、
前記第1の情報信号と前記第2の情報信号とのそれぞれ
に付加される付加情報は、電子透かし情報としてそれぞ
れの情報信号に重畳されるものであり、前記第1の情報
信号に付加されている付加情報と、前記第2の情報信号
に付加されている付加情報のうち、一方の付加情報が検
出されないときには、他方の付加情報に基づいて、前記
第1の情報信号と前記第2の情報信号の両方、あるい
は、その一方についての著作権保護を行うことを特徴と
する。
【0049】この請求項10に記載の著作権保護方法に
よれば、第1、第2の情報信号が提供され、その一方の
付加情報が検出されない場合には、検出された他方の付
加情報に基づいて、第1の情報信号と第2の情報信号の
両方、あるいは、第1の情報信号と第2の情報信号の一
方についての著作権保護が行なわれる。
よれば、第1、第2の情報信号が提供され、その一方の
付加情報が検出されない場合には、検出された他方の付
加情報に基づいて、第1の情報信号と第2の情報信号の
両方、あるいは、第1の情報信号と第2の情報信号の一
方についての著作権保護が行なわれる。
【0050】これにより、第1、第2の情報信号のう
ち、一方の情報信号からしか付加情報が検出されない場
合であっても、検出された他方の付加情報に基づいて、
第1、第2の情報信号の両方、あるいは、第1、第2の
情報信号のうちの一方についての著作権保護を行うこと
ができるようにされ、より信頼性の高い著作権保護を行
うようにすることができる。
ち、一方の情報信号からしか付加情報が検出されない場
合であっても、検出された他方の付加情報に基づいて、
第1、第2の情報信号の両方、あるいは、第1、第2の
情報信号のうちの一方についての著作権保護を行うこと
ができるようにされ、より信頼性の高い著作権保護を行
うようにすることができる。
【0051】また、請求項11に記載の著作権保護方法
は、請求項10に記載の著作権保護方法であって、前記
第1、第2の情報信号の受信側においては、前記第1の
情報信号と、前記第2の情報信号のそれぞれの有無を検
出して、付加情報が検出されないのは、情報信号が存在
しないためであるか否かを確認することを特徴とする。
は、請求項10に記載の著作権保護方法であって、前記
第1、第2の情報信号の受信側においては、前記第1の
情報信号と、前記第2の情報信号のそれぞれの有無を検
出して、付加情報が検出されないのは、情報信号が存在
しないためであるか否かを確認することを特徴とする。
【0052】この請求項11に記載の著作権保護方法に
よれば、第1、第2の情報信号のそれぞれの有無を検出
し、付加情報が検出されないのは、情報信号が存在しな
いためか否かを確認するようにされる。
よれば、第1、第2の情報信号のそれぞれの有無を検出
し、付加情報が検出されないのは、情報信号が存在しな
いためか否かを確認するようにされる。
【0053】これにより、情報信号が存在しないために
付加情報が検出されなかった場合には、検出された付加
情報に基づいてその付加情報が付加されていた情報信号
についての著作権保護を行うようにすることができるよ
うにされる。そして、情報信号が存在しているにもかか
わらず付加情報が検出されない場合であって、例えば、
検出された付加情報が複製を許可することを示す情報で
あるときには、一方の付加情報が検出されないことを考
慮し、違法に複製された可能性があることをユーザに通
知したり、複製や再生などを禁止するなどの著作権保護
を行うことができるようにされる。このように、より信
頼性の高い著作権保護を行うことができるようにされ
る。
付加情報が検出されなかった場合には、検出された付加
情報に基づいてその付加情報が付加されていた情報信号
についての著作権保護を行うようにすることができるよ
うにされる。そして、情報信号が存在しているにもかか
わらず付加情報が検出されない場合であって、例えば、
検出された付加情報が複製を許可することを示す情報で
あるときには、一方の付加情報が検出されないことを考
慮し、違法に複製された可能性があることをユーザに通
知したり、複製や再生などを禁止するなどの著作権保護
を行うことができるようにされる。このように、より信
頼性の高い著作権保護を行うことができるようにされ
る。
【0054】また、請求項12に記載の発明の著作権保
護方法は、請求項1に記載の著作権保護方法であって、
前記第1の情報信号と前記第2の情報信号とのそれぞれ
に付加される付加情報は、電子透かし情報としてそれぞ
れの情報信号に重畳されるものであり、前記第1の情報
信号と前記第2の情報信号とのうち、一方の情報信号か
らは付加情報が検出されず、他方の情報信号からは、不
安定に付加情報が検出されるときには、前記他方の情報
信号からも付加情報は検出されなかったものとして著作
権保護を行うようにすることを特徴とする。
護方法は、請求項1に記載の著作権保護方法であって、
前記第1の情報信号と前記第2の情報信号とのそれぞれ
に付加される付加情報は、電子透かし情報としてそれぞ
れの情報信号に重畳されるものであり、前記第1の情報
信号と前記第2の情報信号とのうち、一方の情報信号か
らは付加情報が検出されず、他方の情報信号からは、不
安定に付加情報が検出されるときには、前記他方の情報
信号からも付加情報は検出されなかったものとして著作
権保護を行うようにすることを特徴とする。
【0055】この請求項12に記載の著作権保護方法に
よれば、前述のように、第1、第2の情報信号のうち、
一方の情報信号からは全く付加情報が検出されず(安定
に無検出)、他方の情報信号からは時々、付加情報が検
出されるなど不安定に付加情報が検出される場合、他方
の情報信号についての付加情報の検出は、誤検出である
可能性が高い。このような場合には、第1、第2のいづ
れの情報信号からも付加情報は検出されなかったものと
して、第1の情報信号と第2の情報信号についての著作
権保護が行うようにされる。
よれば、前述のように、第1、第2の情報信号のうち、
一方の情報信号からは全く付加情報が検出されず(安定
に無検出)、他方の情報信号からは時々、付加情報が検
出されるなど不安定に付加情報が検出される場合、他方
の情報信号についての付加情報の検出は、誤検出である
可能性が高い。このような場合には、第1、第2のいづ
れの情報信号からも付加情報は検出されなかったものと
して、第1の情報信号と第2の情報信号についての著作
権保護が行うようにされる。
【0056】これにより、付加情報の誤検出により、誤
った著作権保護が行われることを防止し、第1の情報信
号と、第2の情報信号とについての著作権保護の信頼性
を高めることができるようにされる。
った著作権保護が行われることを防止し、第1の情報信
号と、第2の情報信号とについての著作権保護の信頼性
を高めることができるようにされる。
【0057】また、請求項13に記載の発明の著作権保
護方法は、請求項1または請求項2に記載の著作権保護
方法であって、前記第1の情報信号と前記第2の情報信
号のそれぞれに付加する付加情報は、前記第1の情報信
号と前記第2の情報信号との両者の著作権保護を行うた
めの情報と、それぞれの情報信号についての著作権保護
を行うための情報とを識別可能なように付加することを
特徴とする。
護方法は、請求項1または請求項2に記載の著作権保護
方法であって、前記第1の情報信号と前記第2の情報信
号のそれぞれに付加する付加情報は、前記第1の情報信
号と前記第2の情報信号との両者の著作権保護を行うた
めの情報と、それぞれの情報信号についての著作権保護
を行うための情報とを識別可能なように付加することを
特徴とする。
【0058】この請求項13に記載の著作権保護方法に
よれば、第1、第2の情報信号のそれぞれに付加される
付加情報のうち、第1、第2の情報信号の両者の著作権
保護を行うための付加情報と、それぞれの情報信号の著
作権保護を行うための情報とは、例えば、ヘッダーによ
り、あるいは、別のスロットを設けるなどして区別が可
能なように第1、第2の情報信号に付加される。
よれば、第1、第2の情報信号のそれぞれに付加される
付加情報のうち、第1、第2の情報信号の両者の著作権
保護を行うための付加情報と、それぞれの情報信号の著
作権保護を行うための情報とは、例えば、ヘッダーによ
り、あるいは、別のスロットを設けるなどして区別が可
能なように第1、第2の情報信号に付加される。
【0059】これにより、例えば、第1の情報信号が映
像信号であり、第2の情報信号が音声信号である場合の
ように、その両方の情報信号が、例えば、ビデオテープ
やDVDなどに記録されるような場合には、第1、第2
の情報信号の両方の著作権保護を行うための報情を用い
て、第1、第2の情報信号についての著作権保護が行う
ようにされる。また、第2の情報信号である音声信号
を、例えば、MDに記録されるような場合には、第2の
情報信号のみの著作権保護のための付加情報を用いて、
第2の情報信号についての著作権保護が行うようにされ
る。
像信号であり、第2の情報信号が音声信号である場合の
ように、その両方の情報信号が、例えば、ビデオテープ
やDVDなどに記録されるような場合には、第1、第2
の情報信号の両方の著作権保護を行うための報情を用い
て、第1、第2の情報信号についての著作権保護が行う
ようにされる。また、第2の情報信号である音声信号
を、例えば、MDに記録されるような場合には、第2の
情報信号のみの著作権保護のための付加情報を用いて、
第2の情報信号についての著作権保護が行うようにされ
る。
【0060】このように、利用の対象となる情報信号に
応じて、適切な付加情報を用いて、著作権保護を行うこ
とができるようにされ、第1、第2の情報信号の両方を
利用する場合であっても、その一方を利用する場合であ
っても、信頼性の高い著作権保護を行うことができるよ
うにされる。
応じて、適切な付加情報を用いて、著作権保護を行うこ
とができるようにされ、第1、第2の情報信号の両方を
利用する場合であっても、その一方を利用する場合であ
っても、信頼性の高い著作権保護を行うことができるよ
うにされる。
【0061】また、請求項14に記載の発明の著作権保
護方法は、請求項1または請求項2に記載の著作権保護
方法であって、前記第1の情報信号と前記第2の情報信
号とが、記録媒体に記録されたものである場合には、前
記第1の情報信号と前記第2の情報信号とが記録された
記録媒体に記録されている記録媒体の種類についての情
報をも考慮して、前記第1の情報信号と前記第2の情報
信号とについての著作権保護を行うようにすることを特
徴とする。
護方法は、請求項1または請求項2に記載の著作権保護
方法であって、前記第1の情報信号と前記第2の情報信
号とが、記録媒体に記録されたものである場合には、前
記第1の情報信号と前記第2の情報信号とが記録された
記録媒体に記録されている記録媒体の種類についての情
報をも考慮して、前記第1の情報信号と前記第2の情報
信号とについての著作権保護を行うようにすることを特
徴とする。
【0062】この請求項14に記載の著作権保護方法に
よれば、第1の情報信号と、第2の情報信号とのそれぞ
れに付加されている付加情報に加えて、第1の情報信号
と、第2の情報信号とが記録されている記録媒体の種類
についての情報をも考慮して、第1の情報信号と第2の
情報信号との著作権保護が行われる。
よれば、第1の情報信号と、第2の情報信号とのそれぞ
れに付加されている付加情報に加えて、第1の情報信号
と、第2の情報信号とが記録されている記録媒体の種類
についての情報をも考慮して、第1の情報信号と第2の
情報信号との著作権保護が行われる。
【0063】記録媒体の種類についての情報は、その記
録媒体に記録されている情報であり、例えば、記録媒体
が読み出し専用のROMディスクであるか、書き換えが
可能なRAMディスクであるかを示すものである。そし
て、ROMディスクに記録されている第1の情報信号
と、第2の情報信号に付加されている付加情報が、1世
代の複製可能であることを示すものであることは通常の
状態である。
録媒体に記録されている情報であり、例えば、記録媒体
が読み出し専用のROMディスクであるか、書き換えが
可能なRAMディスクであるかを示すものである。そし
て、ROMディスクに記録されている第1の情報信号
と、第2の情報信号に付加されている付加情報が、1世
代の複製可能であることを示すものであることは通常の
状態である。
【0064】しかし、RAMディスクに記録されている
第1の情報信号と、第2の情報信号に付加されている付
加情報が、1回複製可能であることを示すものであるこ
とは通常の使用においては発生し得ない。1回複製可能
な情報信号がRAMディスクに複製された場合には、付
加情報は次世代の複製禁止を示すものに書き換えられる
ためである。
第1の情報信号と、第2の情報信号に付加されている付
加情報が、1回複製可能であることを示すものであるこ
とは通常の使用においては発生し得ない。1回複製可能
な情報信号がRAMディスクに複製された場合には、付
加情報は次世代の複製禁止を示すものに書き換えられる
ためである。
【0065】このため、第1、第2の情報信号に付加さ
れている付加情報に加えて、記録媒体の種類についての
情報をも考慮することによって、第1、第2の情報信号
について、より信頼性の高い著作権保護を行うことがで
きるようにされる。
れている付加情報に加えて、記録媒体の種類についての
情報をも考慮することによって、第1、第2の情報信号
について、より信頼性の高い著作権保護を行うことがで
きるようにされる。
【0066】また、請求項15に記載の発明の著作権保
護方法は、付加情報が付加された情報信号を伝送すると
ともに、前記情報信号とは別経路で前記情報信号につい
ての他の付加情報を伝送し、前記情報信号と前記他の付
加情報の受信側においては、前記情報信号に付加されて
いる付加情報と、前記別経路で伝送されてくる前記他の
付加情報とに基づいて、前記情報信号についての著作権
保護を行うことを特徴とする。
護方法は、付加情報が付加された情報信号を伝送すると
ともに、前記情報信号とは別経路で前記情報信号につい
ての他の付加情報を伝送し、前記情報信号と前記他の付
加情報の受信側においては、前記情報信号に付加されて
いる付加情報と、前記別経路で伝送されてくる前記他の
付加情報とに基づいて、前記情報信号についての著作権
保護を行うことを特徴とする。
【0067】この請求項15に記載の著作権保護方法に
よれば、情報信号に付加されて情報信号とともに伝送さ
れてくる付加情報と、別経路で伝送されてくる他の付加
情報とに基づいて、情報信号についての著作権保護が行
なわれる。
よれば、情報信号に付加されて情報信号とともに伝送さ
れてくる付加情報と、別経路で伝送されてくる他の付加
情報とに基づいて、情報信号についての著作権保護が行
なわれる。
【0068】これにより、異なる経路で伝送されてくる
2つの付加情報を用いて、情報信号についての著作権保
護を行うことができるので、より信頼性の高い著作権保
護を行うことができるようにされる。
2つの付加情報を用いて、情報信号についての著作権保
護を行うことができるので、より信頼性の高い著作権保
護を行うことができるようにされる。
【0069】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、この発
明による著作権保護方法の一実施の形態が適用されたこ
の発明による情報信号伝送システムの一実施の形態、こ
の方法、システムに用いられるこの発明による情報信号
出力装置、情報信号受信装置および情報信号記録媒体の
一実施の形態について説明する。
明による著作権保護方法の一実施の形態が適用されたこ
の発明による情報信号伝送システムの一実施の形態、こ
の方法、システムに用いられるこの発明による情報信号
出力装置、情報信号受信装置および情報信号記録媒体の
一実施の形態について説明する。
【0070】なお、以下においては、相互に付随的な関
係にあり、それぞれを独立して利用可能な第1の情報信
号と第2の情報信号として、映像信号(第1の情報信
号)と、音声信号(第2の情報信号)とを用いる場合で
あって、これら映像信号と音声信号とには、著作権保護
のための付加情報が電子透かし情報として重畳される場
合を例にして説明する。
係にあり、それぞれを独立して利用可能な第1の情報信
号と第2の情報信号として、映像信号(第1の情報信
号)と、音声信号(第2の情報信号)とを用いる場合で
あって、これら映像信号と音声信号とには、著作権保護
のための付加情報が電子透かし情報として重畳される場
合を例にして説明する。
【0071】[情報信号出力装置について]図1は、こ
の発明による情報信号出力装置の一実施の形態を説明す
るためのブロック図である。この実施の形態の情報信号
出力装置は、例えば、放送局側において使用され、映像
信号と音声信号とからなる放送信号を形成して出力した
り、あるいは、コンテンツの提供業者側において使用さ
れ、映像信号と音声信号とからなる映画などのコンテン
ツを記録したDVDなどの記録媒体を作成する、いわゆ
るオーサリング装置としての機能を有するものである。
の発明による情報信号出力装置の一実施の形態を説明す
るためのブロック図である。この実施の形態の情報信号
出力装置は、例えば、放送局側において使用され、映像
信号と音声信号とからなる放送信号を形成して出力した
り、あるいは、コンテンツの提供業者側において使用さ
れ、映像信号と音声信号とからなる映画などのコンテン
ツを記録したDVDなどの記録媒体を作成する、いわゆ
るオーサリング装置としての機能を有するものである。
【0072】図1に示すように、この実施の形態の情報
信号出力装置1は、映像信号の入力端子11と音声信号
の入力端子18とを備え、供給された映像信号と音声信
号のそれぞれに、著作権保護のための付加情報として、
複製制御情報を含む付加情報を電子透かし情報として重
畳して出力するものである。以下、この情報信号出力装
置1について説明する。
信号出力装置1は、映像信号の入力端子11と音声信号
の入力端子18とを備え、供給された映像信号と音声信
号のそれぞれに、著作権保護のための付加情報として、
複製制御情報を含む付加情報を電子透かし情報として重
畳して出力するものである。以下、この情報信号出力装
置1について説明する。
【0073】図1に示すように、この実施の形態の情報
信号出力装置(以下、単に出力装置という。)1は、デ
ジタル映像信号の入力端子11、映像用電子透かし情報
重畳部12(以下、映像用WM重畳部12という。WM
は、電子透かし情報(電子ウォーターマーク)の略称。
以下、この明細書において同じ。)、映像用複製制御情
報発生部13、映像用付加情報形成部14、関連付け情
報発生部15、映像圧縮処理部16、CGMS情報付加
部17、デジタル音声信号の入力端子18、音声用電子
透かし重畳部(以下、音声用WM重畳部という。)1
9、音声用複製制御情報発生部20、音声用付加情報形
成分21、音声用圧縮処理部22、マルチプレックス部
23、スクランブル部(暗号化部)24、変調処理部2
5を備えている。
信号出力装置(以下、単に出力装置という。)1は、デ
ジタル映像信号の入力端子11、映像用電子透かし情報
重畳部12(以下、映像用WM重畳部12という。WM
は、電子透かし情報(電子ウォーターマーク)の略称。
以下、この明細書において同じ。)、映像用複製制御情
報発生部13、映像用付加情報形成部14、関連付け情
報発生部15、映像圧縮処理部16、CGMS情報付加
部17、デジタル音声信号の入力端子18、音声用電子
透かし重畳部(以下、音声用WM重畳部という。)1
9、音声用複製制御情報発生部20、音声用付加情報形
成分21、音声用圧縮処理部22、マルチプレックス部
23、スクランブル部(暗号化部)24、変調処理部2
5を備えている。
【0074】入力端子11を通じて供給された映像信号
Vdは、映像用WM重畳部12に供給される。一方、映
像用複製制御情報発生部13は、この実施の形態の出力
装置1に供給された映像信号Vdに重畳する複製制御情
報CVを発生させ、これを映像信号用付加情報形成部1
4に供給する。
Vdは、映像用WM重畳部12に供給される。一方、映
像用複製制御情報発生部13は、この実施の形態の出力
装置1に供給された映像信号Vdに重畳する複製制御情
報CVを発生させ、これを映像信号用付加情報形成部1
4に供給する。
【0075】この実施の形態において、映像用複製制御
情報発生部13は、「複製可能(Copy Fre
e)」の場合には「00」、「1世代だけ複製可能
(Copy Once)」の場合には「10」、「次
世代の複製禁止(No MoreCopy)」の場合に
は「01」、「絶対複製禁止(Never Cop
y)」の場合には「11」というように、複製制御の4
状態のそれぞれに対応する2ビットの複製制御情報CV
を発生させることができるものである。
情報発生部13は、「複製可能(Copy Fre
e)」の場合には「00」、「1世代だけ複製可能
(Copy Once)」の場合には「10」、「次
世代の複製禁止(No MoreCopy)」の場合に
は「01」、「絶対複製禁止(Never Cop
y)」の場合には「11」というように、複製制御の4
状態のそれぞれに対応する2ビットの複製制御情報CV
を発生させることができるものである。
【0076】なお、映像用複製制御情報発生部13にお
いて、複製制御の4状態のうちのどの状態に相当する複
製制御情報を発生させるかは、この出力装置1の操作者
(ユーザ)から例えば出力装置1に設けられたキーボー
ドを通じて入力される指示入力に応じて、出力装置1の
図示しないコントロール部によって制御することができ
るようにされている。
いて、複製制御の4状態のうちのどの状態に相当する複
製制御情報を発生させるかは、この出力装置1の操作者
(ユーザ)から例えば出力装置1に設けられたキーボー
ドを通じて入力される指示入力に応じて、出力装置1の
図示しないコントロール部によって制御することができ
るようにされている。
【0077】この実施の形態において、映像用複製制御
情報発生部13は、この出力装置1に供給される映像信
号Vdと音声信号Auとが、「複製可能(Copy F
ree)」の場合には「00」を発生させ、「絶対複製
禁止(Never Copy)」の場合には「11」を
発生させる。
情報発生部13は、この出力装置1に供給される映像信
号Vdと音声信号Auとが、「複製可能(Copy F
ree)」の場合には「00」を発生させ、「絶対複製
禁止(Never Copy)」の場合には「11」を
発生させる。
【0078】そして、この実施の形態の映像用複製制御
情報発生部13は、この出力装置1に供給された映像信
号Vdと音声信号Auとが、「1世代だけ複製可能(C
opy Once)」の場合には「10」ではなく、
「次世代の複製禁止(No More Copy)」で
あることを示す「01」を発生させるようにしている。
このようにするのは、後述もするように、映像信号に電
子透かし情報として重畳された付加情報を書き換えない
ようにするためである。
情報発生部13は、この出力装置1に供給された映像信
号Vdと音声信号Auとが、「1世代だけ複製可能(C
opy Once)」の場合には「10」ではなく、
「次世代の複製禁止(No More Copy)」で
あることを示す「01」を発生させるようにしている。
このようにするのは、後述もするように、映像信号に電
子透かし情報として重畳された付加情報を書き換えない
ようにするためである。
【0079】そして、複製制御情報CVが供給される映
像用付加情報形成部14には、関連付け情報発生部15
において発生させた関連付け情報RSが供給される。こ
の実施の形態において、関連付け情報発生部15は、乱
数発生器の構成とされており、映像信号と音声信号との
供給を受けてこれらを処理するときに、乱数を発生さ
せ、この乱数を付加情報の関連付け情報として、映像用
付加情報形成部14と、後述する音声用付加情報形成部
20に供給し、この関連付け情報RSをも映像信号や音
声信号に電子透かし情報として重畳することができるよ
うにしている。
像用付加情報形成部14には、関連付け情報発生部15
において発生させた関連付け情報RSが供給される。こ
の実施の形態において、関連付け情報発生部15は、乱
数発生器の構成とされており、映像信号と音声信号との
供給を受けてこれらを処理するときに、乱数を発生さ
せ、この乱数を付加情報の関連付け情報として、映像用
付加情報形成部14と、後述する音声用付加情報形成部
20に供給し、この関連付け情報RSをも映像信号や音
声信号に電子透かし情報として重畳することができるよ
うにしている。
【0080】このように関連付け情報RSを映像信号と
音声信号に重畳するようにしておくことにより、同じ関
連付け情報を有するか否かに応じて、例えば、後述する
情報信号記録装置において、処理の対象となっている映
像信号に付加されている付加情報と音声信号に付加され
ている付加情報が関係があるか否かを確認することがで
きる。すなわち、付加情報が重畳された映像信号と音声
信号とが相互に付随的な関係にあり、それぞれを独立し
て利用可能な情報信号同士であるか否かを確認すること
ができるようにしている。
音声信号に重畳するようにしておくことにより、同じ関
連付け情報を有するか否かに応じて、例えば、後述する
情報信号記録装置において、処理の対象となっている映
像信号に付加されている付加情報と音声信号に付加され
ている付加情報が関係があるか否かを確認することがで
きる。すなわち、付加情報が重畳された映像信号と音声
信号とが相互に付随的な関係にあり、それぞれを独立し
て利用可能な情報信号同士であるか否かを確認すること
ができるようにしている。
【0081】そして、出力装置1の映像用付加情報形成
部14は、映像用複製制御情報発生部13からの複製制
御情報CVと、関連付け情報発生部15からの関連付け
情報RSとに基づいて、映像信号Vdに重畳するように
する付加情報を形成する。図2は、この実施の形態の出
力装置1の映像用付加情報形成部14において形成され
る映像用付加情報FVを説明するための図である。
部14は、映像用複製制御情報発生部13からの複製制
御情報CVと、関連付け情報発生部15からの関連付け
情報RSとに基づいて、映像信号Vdに重畳するように
する付加情報を形成する。図2は、この実施の形態の出
力装置1の映像用付加情報形成部14において形成され
る映像用付加情報FVを説明するための図である。
【0082】映像用付加情報形成部14は、図2に示す
ように、複製制御情報CV、関連付け情報RSを有する
8ビットの映像用付加情報FVを形成し、これを映像用
WM重畳部12に供給する。なお、映像用付加情報FV
の後尾2ビットのその他の部分は、この実施の形態にお
いては、未使用ビットである。
ように、複製制御情報CV、関連付け情報RSを有する
8ビットの映像用付加情報FVを形成し、これを映像用
WM重畳部12に供給する。なお、映像用付加情報FV
の後尾2ビットのその他の部分は、この実施の形態にお
いては、未使用ビットである。
【0083】しかし、映像信号の供給元を示す情報など
の必要となる情報を映像用付加情報発生部14に供給す
ることにより、映像用付加情報FVの後尾2ビットのそ
の他の部分に、映像信号の供給元を示す情報などを有す
る映像付加情報FVを形成することもできる。このよう
に、映像用付加情報FVには、各種の情報を挿入するこ
とができるようにすることができる。
の必要となる情報を映像用付加情報発生部14に供給す
ることにより、映像用付加情報FVの後尾2ビットのそ
の他の部分に、映像信号の供給元を示す情報などを有す
る映像付加情報FVを形成することもできる。このよう
に、映像用付加情報FVには、各種の情報を挿入するこ
とができるようにすることができる。
【0084】そして、映像用付加情報形成部14におい
て形成された8ビットの映像用付加情報FVは、映像用
WM重畳部12に供給される。この実施の形態におい
て、映像用WM重畳部12は、映像用付加情報FVをP
N(PseudorandomNoise;擬似雑音符
号)系列の符号(以下、PN符号という)を用いてスペ
クトラム拡散することにより、電子透かし情報を形成す
る。
て形成された8ビットの映像用付加情報FVは、映像用
WM重畳部12に供給される。この実施の形態におい
て、映像用WM重畳部12は、映像用付加情報FVをP
N(PseudorandomNoise;擬似雑音符
号)系列の符号(以下、PN符号という)を用いてスペ
クトラム拡散することにより、電子透かし情報を形成す
る。
【0085】図3は、この実施の形態の映像用WM重畳
部12を説明するためのブロック図である。この実施の
形態において、映像用WM重畳部12は、タイミング制
御部121、PN発生部122、付加情報列発生部12
3、スペクトラム拡散部(以下単に拡散部という。)1
24、WM重畳部(以下単に重畳部という。)125を
備えている。
部12を説明するためのブロック図である。この実施の
形態において、映像用WM重畳部12は、タイミング制
御部121、PN発生部122、付加情報列発生部12
3、スペクトラム拡散部(以下単に拡散部という。)1
24、WM重畳部(以下単に重畳部という。)125を
備えている。
【0086】そして、入力端子11からの映像信号Vd
は、映像用WM重畳部12のタイミング制御部121と
重畳部125に供給される。タイミング制御部121
は、映像信号に含まれる情報から、垂直同期のタイミン
グ、水平同期のタイミングを検出し、これらのタイミン
グを基準信号として用いて、PN符号リセットタイミン
グ信号RE、PN発生イネーブル信号EN、PNクロッ
ク信号PNCLKなどの各種のタイミング信号を生成す
る。
は、映像用WM重畳部12のタイミング制御部121と
重畳部125に供給される。タイミング制御部121
は、映像信号に含まれる情報から、垂直同期のタイミン
グ、水平同期のタイミングを検出し、これらのタイミン
グを基準信号として用いて、PN符号リセットタイミン
グ信号RE、PN発生イネーブル信号EN、PNクロッ
ク信号PNCLKなどの各種のタイミング信号を生成す
る。
【0087】ここで、PN符号リセットタイミング信号
(リセット信号)REは、PN符号の発生開始タイミン
グを示すものでる。また、PN発生イネーブル信号(イ
ネーブル信号)ENは、映像用付加情報をスペクトラム
拡散するためのPN符号を発生させる区間を示すもので
ある。また、PNクロック信号PNCLKは、この実施
の形態においては、PN符号の1チップを発生させるタ
イミングを示すものであり、例えば、1画素毎に1チッ
プのPN符号を発生させるようにするものである。
(リセット信号)REは、PN符号の発生開始タイミン
グを示すものでる。また、PN発生イネーブル信号(イ
ネーブル信号)ENは、映像用付加情報をスペクトラム
拡散するためのPN符号を発生させる区間を示すもので
ある。また、PNクロック信号PNCLKは、この実施
の形態においては、PN符号の1チップを発生させるタ
イミングを示すものであり、例えば、1画素毎に1チッ
プのPN符号を発生させるようにするものである。
【0088】そして、タイミング制御部121において
生成されたタイミング信号のうち、リセット信号RE、
イネーブル信号EN、PNクロック信号PNCLKは、
PN発生部122に供給され、イネーブル信号EN、P
Nクロック信号PNCLKは、付加情報列発生部123
にも供給される。
生成されたタイミング信号のうち、リセット信号RE、
イネーブル信号EN、PNクロック信号PNCLKは、
PN発生部122に供給され、イネーブル信号EN、P
Nクロック信号PNCLKは、付加情報列発生部123
にも供給される。
【0089】PN発生部122は、図示しないが、多段
のシフトレジスタを備え、このシフトレジスタの適宜の
タップ出力を演算する幾つかのイクスクルーシブオア回
路から構成されたものであり、タイミング制御部4から
のリセット信号REと、イネーブル信号ENと、クロッ
ク信号PNCLKとに応じてPN符号列PSを発生させ
る。
のシフトレジスタを備え、このシフトレジスタの適宜の
タップ出力を演算する幾つかのイクスクルーシブオア回
路から構成されたものであり、タイミング制御部4から
のリセット信号REと、イネーブル信号ENと、クロッ
ク信号PNCLKとに応じてPN符号列PSを発生させ
る。
【0090】PN発生部122は、リセット信号REに
より、例えば、1フレーム周期などというように、垂直
同期信号に同期する周期でリセットされ、予め決められ
た符号パターンのPN符号列PSをその先頭から生成す
ることができるようにされている。そして、PN発生部
122は、イネーブル信号ENによりPN符号発生可能
状態(イネーブル状態)とされるときにのみ、クロック
信号PNCLKに応じて、PN符号列PSを発生させ
る。
より、例えば、1フレーム周期などというように、垂直
同期信号に同期する周期でリセットされ、予め決められ
た符号パターンのPN符号列PSをその先頭から生成す
ることができるようにされている。そして、PN発生部
122は、イネーブル信号ENによりPN符号発生可能
状態(イネーブル状態)とされるときにのみ、クロック
信号PNCLKに応じて、PN符号列PSを発生させ
る。
【0091】また、付加情報列発生部123は、例え
ば、イネーブル信号ENのタイミングで、8ビットの映
像用付加情報を1ビットずつ切り換えて、クロック信号
PNCLKに応じて、映像用付加情報列FSVを発生さ
せる。つまり、イネーブル信号ENのタイミングで、映
像用付加情報を1ビットずつ切り換えて、PN発生部1
22においてPN符号列PSを発生させるタイミング
で、映像用付加情報を出力するようにすることにより、
映像用付加情報列FSVが発生するようにされる。
ば、イネーブル信号ENのタイミングで、8ビットの映
像用付加情報を1ビットずつ切り換えて、クロック信号
PNCLKに応じて、映像用付加情報列FSVを発生さ
せる。つまり、イネーブル信号ENのタイミングで、映
像用付加情報を1ビットずつ切り換えて、PN発生部1
22においてPN符号列PSを発生させるタイミング
で、映像用付加情報を出力するようにすることにより、
映像用付加情報列FSVが発生するようにされる。
【0092】そして、PN発生部122からのPN符号
列PSと、付加情報列発生部123からの映像用付加情
報列FSVとが、拡散部124に供給される。拡散部1
24においては、映像用付加情報列FSVをPN符号列
PSでスペクトラム拡散することにより、映像用付加情
報FVの電子透かし情報を重畳部125に供給する。
列PSと、付加情報列発生部123からの映像用付加情
報列FSVとが、拡散部124に供給される。拡散部1
24においては、映像用付加情報列FSVをPN符号列
PSでスペクトラム拡散することにより、映像用付加情
報FVの電子透かし情報を重畳部125に供給する。
【0093】重畳部125は、拡散部124からの映像
用付加情報FVの電子透かし情報を映像信号Vdに重畳
し、電子透かし情報を重畳した映像信号Vdwを映像用
圧縮処理部16に供給する。このように、この実施の形
態の出力装置1において、映像用WM重畳部12は、ス
ペクトラム拡散信号である電子透かし情報を形成し、こ
の電子透かし情報を重畳した映像信号を出力する。
用付加情報FVの電子透かし情報を映像信号Vdに重畳
し、電子透かし情報を重畳した映像信号Vdwを映像用
圧縮処理部16に供給する。このように、この実施の形
態の出力装置1において、映像用WM重畳部12は、ス
ペクトラム拡散信号である電子透かし情報を形成し、こ
の電子透かし情報を重畳した映像信号を出力する。
【0094】そして、映像用圧縮処理部16は、電子透
かし情報が重畳された映像信号Vdwを例えばMPEG
方式でデータ圧縮し、データ圧縮した映像信号をCGM
S情報付加部17に供給する。CGMS情報付加部17
は、この出力装置1のユーザからの指示に応じたCGM
S情報を発生させ、これを映像信号Vdwに重畳する。
CGMS情報は、前述したように、2ビットの複製制御
情報である。
かし情報が重畳された映像信号Vdwを例えばMPEG
方式でデータ圧縮し、データ圧縮した映像信号をCGM
S情報付加部17に供給する。CGMS情報付加部17
は、この出力装置1のユーザからの指示に応じたCGM
S情報を発生させ、これを映像信号Vdwに重畳する。
CGMS情報は、前述したように、2ビットの複製制御
情報である。
【0095】CGMS情報付加部17からのCGMS情
報が付加された映像信号Vdwは、マルチプレックス部
22に供給される。マルチプレックス部22には、電子
透かし情報が重畳されてデータ圧縮された映像信号Vd
wの他に、以下に説明するように、電子透かし情報とさ
れた付加情報が重畳されて、データ圧縮された音声信号
が供給するようにされている。
報が付加された映像信号Vdwは、マルチプレックス部
22に供給される。マルチプレックス部22には、電子
透かし情報が重畳されてデータ圧縮された映像信号Vd
wの他に、以下に説明するように、電子透かし情報とさ
れた付加情報が重畳されて、データ圧縮された音声信号
が供給するようにされている。
【0096】すなわち、この実施の形態の出力装置1に
供給された映像信号Vdと相互に付随的な関係にある音
声信号Auは、入力端子18を介して、この実施の形態
の出力装置1に供給され、音声用WM重畳部19に供給
される。一方、音声用付加情報発生部20は、前述した
映像用複製制御情報発生部13と同様に、この実施の形
態の出力装置1に供給された音声信号Auに重畳する複
製制御情報CAを発生させ、これを音声用付加情報形成
部21に供給する。
供給された映像信号Vdと相互に付随的な関係にある音
声信号Auは、入力端子18を介して、この実施の形態
の出力装置1に供給され、音声用WM重畳部19に供給
される。一方、音声用付加情報発生部20は、前述した
映像用複製制御情報発生部13と同様に、この実施の形
態の出力装置1に供給された音声信号Auに重畳する複
製制御情報CAを発生させ、これを音声用付加情報形成
部21に供給する。
【0097】この実施の形態において、音声用複製制御
情報発生部20もまた、前述した映像用複製制御情報発
生部13と同様に、「複製可能(Copy Fre
e)」の場合には「00」、「1世代だけ複製可能
(Copy Once)」の場合には「10」、「次
世代の複製禁止(No More Copy)」の場合
には「01」、「絶対複製禁止(Never Cop
y)」の場合には「11」というように、複製制御の4
状態のそれぞれに対応する2ビットの複製制御情報CA
を発生させることができるものである。
情報発生部20もまた、前述した映像用複製制御情報発
生部13と同様に、「複製可能(Copy Fre
e)」の場合には「00」、「1世代だけ複製可能
(Copy Once)」の場合には「10」、「次
世代の複製禁止(No More Copy)」の場合
には「01」、「絶対複製禁止(Never Cop
y)」の場合には「11」というように、複製制御の4
状態のそれぞれに対応する2ビットの複製制御情報CA
を発生させることができるものである。
【0098】この音声用複製制御情報発生部20におい
ても、複製制御の4状態のうちのどの状態に相当する複
製制御情報を発生させるかは、前述した映像用複製制御
情報発生部13の場合と同様に、この出力装置1の操作
者(ユーザ)から例えば出力装置1に設けられたキーボ
ードを通じて入力される指示入力に応じて、出力装置1
の図示しないコントロール部によって制御することがで
きるようにされている。
ても、複製制御の4状態のうちのどの状態に相当する複
製制御情報を発生させるかは、前述した映像用複製制御
情報発生部13の場合と同様に、この出力装置1の操作
者(ユーザ)から例えば出力装置1に設けられたキーボ
ードを通じて入力される指示入力に応じて、出力装置1
の図示しないコントロール部によって制御することがで
きるようにされている。
【0099】そして、この実施の形態の出力装置1にお
いて、音声用複製制御情報発生部20は、この出力装置
1に供給された映像信号Vdと音声信号Auとが、「複
製可能(Copy Free)」の場合には「00」を
発生させ、「1世代だけ複製可能(Copy Onc
e)」の場合には「10」を発生させ、また、「絶対複
製禁止(Never Copy)」の場合には「11」
を発生させる。
いて、音声用複製制御情報発生部20は、この出力装置
1に供給された映像信号Vdと音声信号Auとが、「複
製可能(Copy Free)」の場合には「00」を
発生させ、「1世代だけ複製可能(Copy Onc
e)」の場合には「10」を発生させ、また、「絶対複
製禁止(Never Copy)」の場合には「11」
を発生させる。
【0100】前述した映像用複製制御情報発生部13に
おいては、「1世代だけ複製可能(Copy Onc
e)」の場合には「10」ではなく、「次世代の複製禁
止(No More Copy)」であることを示す
「01」を発生させたが、音声用複製制御情報発生部2
0においては、「1世代だけ複製可能(Copy On
ce)」の場合には「10」を発生させる。
おいては、「1世代だけ複製可能(Copy Onc
e)」の場合には「10」ではなく、「次世代の複製禁
止(No More Copy)」であることを示す
「01」を発生させたが、音声用複製制御情報発生部2
0においては、「1世代だけ複製可能(Copy On
ce)」の場合には「10」を発生させる。
【0101】このようにするのは、前述もしたように、
映像信号に電子透かし情報として重畳される付加情報を
書き換えないようにし、音声信号に電子透かし情報とし
て重畳される付加情報のみを書き換えるようにする。映
像信号に電子透かし情報として重畳された付加情報を書
き換えるのは、回路規模も大きくなり、比較的に困難で
あるが、音声信号に電子透かし情報として重畳されてい
る付加情報を書き換えるのは、映像信号の場合に比べ容
易であるためのである。
映像信号に電子透かし情報として重畳される付加情報を
書き換えないようにし、音声信号に電子透かし情報とし
て重畳される付加情報のみを書き換えるようにする。映
像信号に電子透かし情報として重畳された付加情報を書
き換えるのは、回路規模も大きくなり、比較的に困難で
あるが、音声信号に電子透かし情報として重畳されてい
る付加情報を書き換えるのは、映像信号の場合に比べ容
易であるためのである。
【0102】そして、音声用付加情報形成部21には、
前述したように、関連付け情報発生部15からの関連付
け情報RSも供給されている。音声用付加情報形成部2
1は、音声用複製制御情報発生部20からの複製制御情
報CAと、関連付け情報発生部15からの関連付け情報
RSとに基づいて、音声信号Auに重畳するようにする
付加情報を形成する。図4は、この実施の形態の出力装
置1の音声用付加情報形成部21において形成される音
声用付加情報FAを説明するための図である。
前述したように、関連付け情報発生部15からの関連付
け情報RSも供給されている。音声用付加情報形成部2
1は、音声用複製制御情報発生部20からの複製制御情
報CAと、関連付け情報発生部15からの関連付け情報
RSとに基づいて、音声信号Auに重畳するようにする
付加情報を形成する。図4は、この実施の形態の出力装
置1の音声用付加情報形成部21において形成される音
声用付加情報FAを説明するための図である。
【0103】音声用付加情報形成部20は、図4に示す
ように、複製制御情報CA、関連付け情報RSを有する
8ビットの音声用付加情報FAを形成し、これを音声用
WM重畳部18に供給する。なお、音声用付加情報FA
のその他の部分は、この実施の形態においては、未使用
ビットである。しかし、前述した映像用付加情報FVの
場合と同様に、音声用付加情報FAのその他の部分に、
音声信号の提供元を示す情報などを挿入するようにする
こともできる。
ように、複製制御情報CA、関連付け情報RSを有する
8ビットの音声用付加情報FAを形成し、これを音声用
WM重畳部18に供給する。なお、音声用付加情報FA
のその他の部分は、この実施の形態においては、未使用
ビットである。しかし、前述した映像用付加情報FVの
場合と同様に、音声用付加情報FAのその他の部分に、
音声信号の提供元を示す情報などを挿入するようにする
こともできる。
【0104】そして、音声用付加情報形成部20におい
て形成された8ビットの音声用付加情報FAは、音声用
WM重畳部19に供給される。この実施の形態におい
て、音声用WM重畳部19は、変形離散コサイン変換
(以下、MDCTと略称する。)処理を行って、MDC
T係数を求め、このMDCT係数を用いて、周波数軸上
においても、また、時間軸上においても目立たない場所
に音声用付加情報を重畳するようにしている。
て形成された8ビットの音声用付加情報FAは、音声用
WM重畳部19に供給される。この実施の形態におい
て、音声用WM重畳部19は、変形離散コサイン変換
(以下、MDCTと略称する。)処理を行って、MDC
T係数を求め、このMDCT係数を用いて、周波数軸上
においても、また、時間軸上においても目立たない場所
に音声用付加情報を重畳するようにしている。
【0105】図5は、この実施の形態の音声用WM重畳
部19を説明するためのブロック図である。この実施の
形態において、音声用WM重畳部19は、MDCT演算
部191、重畳部192、IMDCT(逆MDCT)演
算部193を備えたものである。
部19を説明するためのブロック図である。この実施の
形態において、音声用WM重畳部19は、MDCT演算
部191、重畳部192、IMDCT(逆MDCT)演
算部193を備えたものである。
【0106】そして、入力端子18からの音声信号Au
は、音声用WM重畳部19のMDCT演算部191に供
給される。MDCT演算部191においては、音声信号
Auに対しMDCT演算を行って、MDCT係数を求め
る。求めたMDCT係数は、重畳部192に供給され
る。
は、音声用WM重畳部19のMDCT演算部191に供
給される。MDCT演算部191においては、音声信号
Auに対しMDCT演算を行って、MDCT係数を求め
る。求めたMDCT係数は、重畳部192に供給され
る。
【0107】重畳部192は、電子透かし情報を重畳し
ようとする部分のMDCT係数と音声用付加情報形成部
21からの音声用付加情報FAとの供給を受けて、周波
数のシフト処理や極性変換処理を行って符号化して、音
声用付加情報FAを電子透かし情報として音声信号に重
畳するようにする。なお、ここで用いたこのMDCT変
換を用いて電子透かし情報を形成し、これを音声信号に
重畳する方式の詳細は、特願平11−076944に説
明されている。
ようとする部分のMDCT係数と音声用付加情報形成部
21からの音声用付加情報FAとの供給を受けて、周波
数のシフト処理や極性変換処理を行って符号化して、音
声用付加情報FAを電子透かし情報として音声信号に重
畳するようにする。なお、ここで用いたこのMDCT変
換を用いて電子透かし情報を形成し、これを音声信号に
重畳する方式の詳細は、特願平11−076944に説
明されている。
【0108】そして、音声用付加情報FAが電子透かし
情報として重畳された重畳部192からの出力信号は、
IMDCT(逆MDCT)演算部193に供給される。
IMDCT演算部193は、重畳部192からの出力信
号に対して、MDCT演算部191のMDCT演算とは
逆の処理になるIMDCT(逆MDCT)演算を行っ
て、元の音声信号に復元し、復元した音声信号Auwを
音声用圧縮処理部22に供給する。
情報として重畳された重畳部192からの出力信号は、
IMDCT(逆MDCT)演算部193に供給される。
IMDCT演算部193は、重畳部192からの出力信
号に対して、MDCT演算部191のMDCT演算とは
逆の処理になるIMDCT(逆MDCT)演算を行っ
て、元の音声信号に復元し、復元した音声信号Auwを
音声用圧縮処理部22に供給する。
【0109】音声用圧縮処理部22は、音声用付加情報
FAが電子透かし情報として重畳された音声信号Auw
を、例えば、MPEGオーディオ方式によりデータ圧縮
を行い、データ圧縮した音声信号をマルチプレックス部
23に供給する。このようにして、著作権保護のための
情報である複製制御情報が、電子透かし情報として重畳
された映像信号Vdwと音声信号Auwとがマルチプレ
ックス部23に供給される。
FAが電子透かし情報として重畳された音声信号Auw
を、例えば、MPEGオーディオ方式によりデータ圧縮
を行い、データ圧縮した音声信号をマルチプレックス部
23に供給する。このようにして、著作権保護のための
情報である複製制御情報が、電子透かし情報として重畳
された映像信号Vdwと音声信号Auwとがマルチプレ
ックス部23に供給される。
【0110】マルチプレック部23は、映像信号Vdw
と音声信号Auwとを多重化する。マルチプレックス部
22からの映像信号と音声信号とが多重化された信号
は、スクランブル部24に供給される。スクランブル部
24は、供給された信号に対して予め決められたスクラ
ンブル処理(暗号化処理)を施し、暗号化された信号を
変調処理部25に供給する。変調処理部25は、スクラ
ンブル部24からの信号を変調処理して、これを出力す
る。
と音声信号Auwとを多重化する。マルチプレックス部
22からの映像信号と音声信号とが多重化された信号
は、スクランブル部24に供給される。スクランブル部
24は、供給された信号に対して予め決められたスクラ
ンブル処理(暗号化処理)を施し、暗号化された信号を
変調処理部25に供給する。変調処理部25は、スクラ
ンブル部24からの信号を変調処理して、これを出力す
る。
【0111】そして、この出力装置1が、放送局側の放
送装置として用いられるときには、変調処理部25の後
段に出力処理部を設け、この出力処理部において、出力
する信号の増幅処理などを行って、放送するようにされ
る。また、この出力装置1が例えばDVDなどの記録媒
体に映像信号と音声信号を記録する装置として用いられ
る場合には、変調処理部25の後段に、記録処理部を設
け、この記録処理部によって、例えば、記録媒体に記録
するようにされる。
送装置として用いられるときには、変調処理部25の後
段に出力処理部を設け、この出力処理部において、出力
する信号の増幅処理などを行って、放送するようにされ
る。また、この出力装置1が例えばDVDなどの記録媒
体に映像信号と音声信号を記録する装置として用いられ
る場合には、変調処理部25の後段に、記録処理部を設
け、この記録処理部によって、例えば、記録媒体に記録
するようにされる。
【0112】このように、この実施の形態の出力装置1
は、相互に付随的な関係にある映像信号と音声信号との
それぞれに、著作権保護のための複製制御情報を電子透
かし情報として重畳して出力する。なお、この実施の形
態の出力装置1は、映像用複製制御情報と、音声用複製
制御情報とを、同じ複製制御の状態を示すように発生さ
せることもできるし、また、映像用複製制御情報と、音
声用複製制御情報とを、異なる複製制御の状態を示すよ
うに発生させることもできる。また、映像用複製制御情
報と、音声用複製制御情報とのうち、その一方だけ発生
させるようにすることもできる。
は、相互に付随的な関係にある映像信号と音声信号との
それぞれに、著作権保護のための複製制御情報を電子透
かし情報として重畳して出力する。なお、この実施の形
態の出力装置1は、映像用複製制御情報と、音声用複製
制御情報とを、同じ複製制御の状態を示すように発生さ
せることもできるし、また、映像用複製制御情報と、音
声用複製制御情報とを、異なる複製制御の状態を示すよ
うに発生させることもできる。また、映像用複製制御情
報と、音声用複製制御情報とのうち、その一方だけ発生
させるようにすることもできる。
【0113】このように、映像用複製制御情報と音声用
複製制御情報とを柔軟に発生させることができるには、
図1に示したように、この実施の形態の出力装置1が、
映像用複製制御情報発生部13と、音声用複製制御情報
発生部19との両方を備えているためである。
複製制御情報とを柔軟に発生させることができるには、
図1に示したように、この実施の形態の出力装置1が、
映像用複製制御情報発生部13と、音声用複製制御情報
発生部19との両方を備えているためである。
【0114】そして、後述もするように、映像信号に重
畳されている電子透かし情報と、音声信号に重畳されて
いる電子透かし情報との両方を用いて複製制御などの利
用の制限制御を行うようにして、映像信号や音声信号に
対する利用の制限制御の信頼性を向上させるようにして
いる。
畳されている電子透かし情報と、音声信号に重畳されて
いる電子透かし情報との両方を用いて複製制御などの利
用の制限制御を行うようにして、映像信号や音声信号に
対する利用の制限制御の信頼性を向上させるようにして
いる。
【0115】[セットトップボックスについて]図6
は、図1を用いて前述した情報信号出力装置が放送装置
に適用された場合に、その放送装置から放送される放送
信号を受信するセットトップボックス(受信機)を説明
するためのブロック図である。
は、図1を用いて前述した情報信号出力装置が放送装置
に適用された場合に、その放送装置から放送される放送
信号を受信するセットトップボックス(受信機)を説明
するためのブロック図である。
【0116】この実施の形態のセットトップボックス2
において、放送局側から送信された放送電波や人口衛星
を通じて送信されてくる放送電波は、アンテナ31によ
り受信され、チューナ部32に供される。チューナ部3
2は、このセットトップボックス2のユーザからの指示
入力に応じて、目的とする放送信号を選局し、選局した
放送信号をデスクランブル部33に供給する。
において、放送局側から送信された放送電波や人口衛星
を通じて送信されてくる放送電波は、アンテナ31によ
り受信され、チューナ部32に供される。チューナ部3
2は、このセットトップボックス2のユーザからの指示
入力に応じて、目的とする放送信号を選局し、選局した
放送信号をデスクランブル部33に供給する。
【0117】コンディショナルアクセス部(図6におい
ては、CA部と記載。)34は、この実施の形態におい
ては、例えば、通信回線を通じて、放送局側のコンディ
ショナルアクセスセンター(CAセンター)とつながれ
ている。そして、セットトップボックス2のCA部とC
Aセンターとで通信が行われ、契約関係にあり、課金を
行うことができる相手先であるユーザには、放送信号に
掛けられているスクランブル(暗号化)を解くための暗
号キーが提供される。CA部34は、提供された暗号キ
ーをデスクランブル部33に供給する。
ては、CA部と記載。)34は、この実施の形態におい
ては、例えば、通信回線を通じて、放送局側のコンディ
ショナルアクセスセンター(CAセンター)とつながれ
ている。そして、セットトップボックス2のCA部とC
Aセンターとで通信が行われ、契約関係にあり、課金を
行うことができる相手先であるユーザには、放送信号に
掛けられているスクランブル(暗号化)を解くための暗
号キーが提供される。CA部34は、提供された暗号キ
ーをデスクランブル部33に供給する。
【0118】デスクランブル部33は、CA部34から
の暗号キーに基づいて、デスクランブル(暗号解読)処
理を行って、暗号解読した(平文にした)放送信号をデ
マルチプレックス部35に供給する。デマルチプレック
ス部35は、放送信号を映像信号Vdm、音声信号Au
m、例えば、CGMS情報などのデータDtに分解す
る。そして、この実施の形態において、例えば映像信号
に付加されていたCGMS情報などのデータDtは、デ
ジタルインターフェース(図6においてはデジタルI/
Fと記載。)36、デジタル信号の出力端子37を通じ
て出力するようにされる。
の暗号キーに基づいて、デスクランブル(暗号解読)処
理を行って、暗号解読した(平文にした)放送信号をデ
マルチプレックス部35に供給する。デマルチプレック
ス部35は、放送信号を映像信号Vdm、音声信号Au
m、例えば、CGMS情報などのデータDtに分解す
る。そして、この実施の形態において、例えば映像信号
に付加されていたCGMS情報などのデータDtは、デ
ジタルインターフェース(図6においてはデジタルI/
Fと記載。)36、デジタル信号の出力端子37を通じ
て出力するようにされる。
【0119】また、放送信号から抽出された映像信号V
dmは、映像用圧縮解凍部38に供給され、ここでデー
タが伸長されて元のベースバンドの信号にされた後、D
/A変換部39においてアナログ映像信号Vdaに変換
され、これがアナログ信号の出力端子40を通じて出力
される。同様に、放送信号から抽出された音声信号Au
mは、音声用圧縮解凍部41に供給され、ここでデータ
が伸長されて元のベースバンドの信号にされた後、D/
A変換部42においてアナログ音声信号Auaに変換さ
れ、これがアナログ信号の出力端子43を通じて出力さ
れる。
dmは、映像用圧縮解凍部38に供給され、ここでデー
タが伸長されて元のベースバンドの信号にされた後、D
/A変換部39においてアナログ映像信号Vdaに変換
され、これがアナログ信号の出力端子40を通じて出力
される。同様に、放送信号から抽出された音声信号Au
mは、音声用圧縮解凍部41に供給され、ここでデータ
が伸長されて元のベースバンドの信号にされた後、D/
A変換部42においてアナログ音声信号Auaに変換さ
れ、これがアナログ信号の出力端子43を通じて出力さ
れる。
【0120】このように、この実施の形態において、セ
ットトップボックス2においては、映像信号、音声信号
とも、圧縮解凍された後に、アナログ信号に変換されて
出力され、記録装置などに供給されることになる。すな
わち、このセットトップボックス2は、電子透かし情報
が重畳された映像信号や音声信号をそのまま出力するよ
うにしている。
ットトップボックス2においては、映像信号、音声信号
とも、圧縮解凍された後に、アナログ信号に変換されて
出力され、記録装置などに供給されることになる。すな
わち、このセットトップボックス2は、電子透かし情報
が重畳された映像信号や音声信号をそのまま出力するよ
うにしている。
【0121】また、この実施の形態のセットトップボッ
クス2においては、映像信号にCGMS情報が付加され
ていたり、あるいは、音声信号にSCMS情報が付加さ
れていた場合には、これらのデータは映像信号や音声信
号とは別に、デジタルデータのまま、出力され、相手先
の機器に供給することができるようにされている。
クス2においては、映像信号にCGMS情報が付加され
ていたり、あるいは、音声信号にSCMS情報が付加さ
れていた場合には、これらのデータは映像信号や音声信
号とは別に、デジタルデータのまま、出力され、相手先
の機器に供給することができるようにされている。
【0122】なお、この実施の形態においては、デジタ
ルインターフェース36を通じて、CGMS情報を出力
するようにした。しかし、これに限るものではなく、例
えば、CGMS情報などが付加されるとともに、電子透
かし情報が重畳されたデジタル映像信号と、例えば、S
CMS情報などが付加されるとともに、電子透かし情報
が重畳された音声信号とをデジタルインターフェース3
6を通じて出力するようにすることができる。
ルインターフェース36を通じて、CGMS情報を出力
するようにした。しかし、これに限るものではなく、例
えば、CGMS情報などが付加されるとともに、電子透
かし情報が重畳されたデジタル映像信号と、例えば、S
CMS情報などが付加されるとともに、電子透かし情報
が重畳された音声信号とをデジタルインターフェース3
6を通じて出力するようにすることができる。
【0123】このようにする場合には、デジタルインタ
ーフェース36の機能により、相手先機器の種別を確認
するようにする。そして、相手先機器が記録装置であ
り、CGMS情報やSCMS情報が複製不可を示すもの
である場合には、出力しないようにするなどの著作権保
護方式を用いるようにすることができる。すなわち、デ
ジタル映像信号およびデジタル音声信号が供給される相
手先の機器についての情報やCGMS情報やSCMS情
報などに基づいて適切に著作権保護を行うようにするこ
ともできる。
ーフェース36の機能により、相手先機器の種別を確認
するようにする。そして、相手先機器が記録装置であ
り、CGMS情報やSCMS情報が複製不可を示すもの
である場合には、出力しないようにするなどの著作権保
護方式を用いるようにすることができる。すなわち、デ
ジタル映像信号およびデジタル音声信号が供給される相
手先の機器についての情報やCGMS情報やSCMS情
報などに基づいて適切に著作権保護を行うようにするこ
ともできる。
【0124】[情報信号記録装置について]図7は、図
6を用いて前述したセットトップボックス2から出力さ
れたアナログ映像信号、アナログ音声信号の供給を受け
て、これらを記録媒体100に記録するこの発明による
情報信号受信装置が適用された情報信号記録装置(以下
単に記録装置という)3を説明するためのブロック図で
ある。この実施の形態の記録装置3において、記録媒体
100は、書き換え可能なDVDなどのディスクであ
る。
6を用いて前述したセットトップボックス2から出力さ
れたアナログ映像信号、アナログ音声信号の供給を受け
て、これらを記録媒体100に記録するこの発明による
情報信号受信装置が適用された情報信号記録装置(以下
単に記録装置という)3を説明するためのブロック図で
ある。この実施の形態の記録装置3において、記録媒体
100は、書き換え可能なDVDなどのディスクであ
る。
【0125】図7に示すように、この実施の形態の記録
装置3は、アナログ映像信号の入力端子51、A/D変
換部52、映像用WM検出部53、映像信号検出部5
4、映像用圧縮処理部55、照合部56、アナログ音声
信号の入力端子57、A/D変換部58、音声用WM検
出部59、音声信号検出部60、音声用圧縮処理部6
1、WMリマーク部62、マルチプレックス部63、書
き込み部64、判定部65、警告情報発生部66、合成
部67、D/A変換部68、アナログ信号の出力端子6
9、デジタル信号の入力端子70、デジタルインターフ
ェース71を備えている。
装置3は、アナログ映像信号の入力端子51、A/D変
換部52、映像用WM検出部53、映像信号検出部5
4、映像用圧縮処理部55、照合部56、アナログ音声
信号の入力端子57、A/D変換部58、音声用WM検
出部59、音声信号検出部60、音声用圧縮処理部6
1、WMリマーク部62、マルチプレックス部63、書
き込み部64、判定部65、警告情報発生部66、合成
部67、D/A変換部68、アナログ信号の出力端子6
9、デジタル信号の入力端子70、デジタルインターフ
ェース71を備えている。
【0126】図6に示したセットトップボックス2から
出力されたアナログ映像信号Vdaは、図7に示しした
記録装置3の入力端子51を通じてA/D変換部52に
供給される。A/D変換部52は、アナログ映像信号V
daをデジタル映像信号Vddに変換し、これを映像用
WM検出部53と、映像信号検出部54とに供給する。
出力されたアナログ映像信号Vdaは、図7に示しした
記録装置3の入力端子51を通じてA/D変換部52に
供給される。A/D変換部52は、アナログ映像信号V
daをデジタル映像信号Vddに変換し、これを映像用
WM検出部53と、映像信号検出部54とに供給する。
【0127】映像用WM検出部53は、映像信号Vdd
をそのまま映像用圧縮処理部55に供給するとともに、
映像信号Vddに電子透かし情報として重畳されている
映像用付加情報FVを検出し、検出した映像用付加情報
FVを照合部56と判定部65とに供給する。
をそのまま映像用圧縮処理部55に供給するとともに、
映像信号Vddに電子透かし情報として重畳されている
映像用付加情報FVを検出し、検出した映像用付加情報
FVを照合部56と判定部65とに供給する。
【0128】映像用WM検出部53を介して、映像用圧
縮処理部55に供給された映像信号Vddは、映像用圧
縮処理部55において例えばMPEG方式でデータ圧縮
された後にマルチプレックス部63に供給される。
縮処理部55に供給された映像信号Vddは、映像用圧
縮処理部55において例えばMPEG方式でデータ圧縮
された後にマルチプレックス部63に供給される。
【0129】そして、映像用WM検出部53において
は、以下に説明するように映像信号Vddに電子透かし
情報として重畳されている映像用付加情報FVを検出す
る。図8は、この実施の形態の記録装置3の映像用WM
検出部53を説明するためのブロック図である。この実
施の形態の映像用WM検出部53は、図8に示すよう
に、タイミング制御部531、PN発生部532、逆拡
散部533、WM判定部534を備えている。
は、以下に説明するように映像信号Vddに電子透かし
情報として重畳されている映像用付加情報FVを検出す
る。図8は、この実施の形態の記録装置3の映像用WM
検出部53を説明するためのブロック図である。この実
施の形態の映像用WM検出部53は、図8に示すよう
に、タイミング制御部531、PN発生部532、逆拡
散部533、WM判定部534を備えている。
【0130】そして、A/D変換部52からの映像信号
Vddは、前述したように、映像用WM検出部53を介
して、そのまま映像用圧縮処理部55に供給するように
されるとともに、映像用WM検出部53のタイミング制
御部531と、逆拡散部533に供給される。
Vddは、前述したように、映像用WM検出部53を介
して、そのまま映像用圧縮処理部55に供給するように
されるとともに、映像用WM検出部53のタイミング制
御部531と、逆拡散部533に供給される。
【0131】映像用WM検出部53のタイミング制御部
531は、図1、図3を用いて前述した出力装置1の映
像用WM重畳部12のタイミング制御部121と同様に
構成されたものであり、映像信号Vddに含まれる情報
から、垂直同期のタイミング、水平同期のタイミングを
検出し、これらのタイミングを基準信号として用いて、
PN符号リセットタイミング信号RE、PN発生イネー
ブル信号EN、PNクロック信号PNCLKなどの各種
のタイミング信号を生成する。
531は、図1、図3を用いて前述した出力装置1の映
像用WM重畳部12のタイミング制御部121と同様に
構成されたものであり、映像信号Vddに含まれる情報
から、垂直同期のタイミング、水平同期のタイミングを
検出し、これらのタイミングを基準信号として用いて、
PN符号リセットタイミング信号RE、PN発生イネー
ブル信号EN、PNクロック信号PNCLKなどの各種
のタイミング信号を生成する。
【0132】すなわち、タイミング制御部531は、映
像信号Vddに対し、出力装置1において映像用付加情
報FVをスペクトラム拡散したときと、同じタイミング
を提供するリセット信号RE、イネーブル信号EN、ク
ロック信号PNCLKを生成し、これらのタイミング信
号をPN発生部532に供給する。
像信号Vddに対し、出力装置1において映像用付加情
報FVをスペクトラム拡散したときと、同じタイミング
を提供するリセット信号RE、イネーブル信号EN、ク
ロック信号PNCLKを生成し、これらのタイミング信
号をPN発生部532に供給する。
【0133】PN発生部532は、図3に示した映像用
WM重畳部12のPN発生部122と同様に構成された
ものであり、リセット信号RE、イネーブル信号EN、
クロック信号PNCLKに基づいて、映像信号Vddに
対して、映像様付加情報FVがスペクトラム拡散された
ときと同じタイミングで同じPN符号列PSを発生さ
せ、これを逆拡散部533に供給する。
WM重畳部12のPN発生部122と同様に構成された
ものであり、リセット信号RE、イネーブル信号EN、
クロック信号PNCLKに基づいて、映像信号Vddに
対して、映像様付加情報FVがスペクトラム拡散された
ときと同じタイミングで同じPN符号列PSを発生さ
せ、これを逆拡散部533に供給する。
【0134】逆拡散部533は、PN発生部532から
のPN符号列PSを映像信号Vddに掛け合わせるよう
にして逆スペクトラム拡散を行い、映像信号Vddに電
子透かし情報として重畳されている映像用付加情報列を
抽出し、これを電子透かし情報判定部(図7においては
WM判定部と記載。)534に供給する。
のPN符号列PSを映像信号Vddに掛け合わせるよう
にして逆スペクトラム拡散を行い、映像信号Vddに電
子透かし情報として重畳されている映像用付加情報列を
抽出し、これを電子透かし情報判定部(図7においては
WM判定部と記載。)534に供給する。
【0135】WM判定部534は、逆拡散部533から
の映像用付加情報列を積算するようにし、元の8ビット
の映像用付加情報FVを判別するようにする。そして、
判別した映像用付加情報FVを照合部56と、判定部6
5に供給する。このとき、この実施の形態においては、
WM判定部534は、映像用付加情報FVの検出の確か
らしさをも検出し、この確からしさを示す情報をも判定
部65に供給する。
の映像用付加情報列を積算するようにし、元の8ビット
の映像用付加情報FVを判別するようにする。そして、
判別した映像用付加情報FVを照合部56と、判定部6
5に供給する。このとき、この実施の形態においては、
WM判定部534は、映像用付加情報FVの検出の確か
らしさをも検出し、この確からしさを示す情報をも判定
部65に供給する。
【0136】ここで、映像用付加情報の検出の確からし
さを示す情報は、映像用付加情報FVが、安定に検出さ
れたか、不安定に検出されたかを示す情報である。図1
0、図11は、映像用付加情報FVの検出の確からしさ
について説明するための図である。
さを示す情報は、映像用付加情報FVが、安定に検出さ
れたか、不安定に検出されたかを示す情報である。図1
0、図11は、映像用付加情報FVの検出の確からしさ
について説明するための図である。
【0137】この実施の形態において、WM判別部53
4は、逆拡散部533においての逆スペクトラム拡散の
結果得られた情報を積算していくことにより、図10に
示すように、除々に検出レベルが向上し、映像用付加情
報FVが、常時安定に検出することができた場合には、
映像用付加情報FVの検出の確からしさは高く、映像用
付加情報FVは、良好かつ正確に検出されたものである
と判断し、これを判定部65に通知する。
4は、逆拡散部533においての逆スペクトラム拡散の
結果得られた情報を積算していくことにより、図10に
示すように、除々に検出レベルが向上し、映像用付加情
報FVが、常時安定に検出することができた場合には、
映像用付加情報FVの検出の確からしさは高く、映像用
付加情報FVは、良好かつ正確に検出されたものである
と判断し、これを判定部65に通知する。
【0138】また、逆拡散部533においての逆スペク
トラム拡散の結果得られた情報を積算していくことによ
り、図11に示すように、検出レベルが上下し、時々に
しか(不安定にしか)映像用付加情報FVが検出されな
いような場合には、映像用付加情報FVの検出の確から
しさは低く、誤検出である可能性があると判断し、これ
を判定部65に通知する。
トラム拡散の結果得られた情報を積算していくことによ
り、図11に示すように、検出レベルが上下し、時々に
しか(不安定にしか)映像用付加情報FVが検出されな
いような場合には、映像用付加情報FVの検出の確から
しさは低く、誤検出である可能性があると判断し、これ
を判定部65に通知する。
【0139】また、A/D変換部52からのデジタル映
像信号Vddの供給を受ける映像信号検出部54は、供
給される信号のレベルを監視し、映像信号Vddが真に
供給されたか、それとも供給されていないのかを検出
し、その検出結果を判定部65に通知する。
像信号Vddの供給を受ける映像信号検出部54は、供
給される信号のレベルを監視し、映像信号Vddが真に
供給されたか、それとも供給されていないのかを検出
し、その検出結果を判定部65に通知する。
【0140】このように、映像信号検出部54を設ける
ことによって、映像用付加情報FVが検出されない場合
に、映像信号が供給されたにもかかわらず、その供給さ
れた映像信号に映像用付加情報FVが重畳されていない
ために映像用付加情報が検出されないのか、あるいは、
映像信号が供給されないために映像用付加情報が検出さ
れないのかを確認することができるようにしている。
ことによって、映像用付加情報FVが検出されない場合
に、映像信号が供給されたにもかかわらず、その供給さ
れた映像信号に映像用付加情報FVが重畳されていない
ために映像用付加情報が検出されないのか、あるいは、
映像信号が供給されないために映像用付加情報が検出さ
れないのかを確認することができるようにしている。
【0141】一方、図6に示したセットトップボックス
2から出力されたアナログ音声信号Avaは、図7に示
しした記録装置3の入力端子57を通じてA/D変換部
58に供給される。A/D変換部58は、アナログ音声
信号Auaをデジタル音声信号Audに変換し、これを
音声用WM検出部59、音声信号検出部60に供給す
る。
2から出力されたアナログ音声信号Avaは、図7に示
しした記録装置3の入力端子57を通じてA/D変換部
58に供給される。A/D変換部58は、アナログ音声
信号Auaをデジタル音声信号Audに変換し、これを
音声用WM検出部59、音声信号検出部60に供給す
る。
【0142】音声用WM検出部59は、音声信号Aud
を音声用圧縮処理部61に供給するとともに、音声信号
Audに電子透かし情報として重畳されている音声用付
加情報FAを検出し、検出した映像用付加情報FAを照
合部56と判定部65に供給する。
を音声用圧縮処理部61に供給するとともに、音声信号
Audに電子透かし情報として重畳されている音声用付
加情報FAを検出し、検出した映像用付加情報FAを照
合部56と判定部65に供給する。
【0143】音声用WM検出部53を介して、音声用圧
縮処理部61に供給された音声信号Audは、音声用圧
縮処理部61において例えばMPEGオーディオ方式で
データ圧縮された後に電子透かし情報リーマク部(図7
においては、WMリマーク部と記載。)62に供給され
る。
縮処理部61に供給された音声信号Audは、音声用圧
縮処理部61において例えばMPEGオーディオ方式で
データ圧縮された後に電子透かし情報リーマク部(図7
においては、WMリマーク部と記載。)62に供給され
る。
【0144】そして、音声用WM検出部59において
は、以下に説明するように音声信号Audに電子透かし
情報として重畳されている音声用付加情報FAを検出す
る。図9は、この実施の形態の記録装置3の音声用WM
検出部59を説明するためのブロック図である。この実
施の形態の音声用WM検出部59は、図9に示すよう
に、MDCT演算部591、電子透かし情報抽出部(図
9においては、WM抽出部と記載。)592を備えてい
る。
は、以下に説明するように音声信号Audに電子透かし
情報として重畳されている音声用付加情報FAを検出す
る。図9は、この実施の形態の記録装置3の音声用WM
検出部59を説明するためのブロック図である。この実
施の形態の音声用WM検出部59は、図9に示すよう
に、MDCT演算部591、電子透かし情報抽出部(図
9においては、WM抽出部と記載。)592を備えてい
る。
【0145】音声用WM検出部59のMDCT演算部5
91は、図1、図5を用いて前述した出力装置1の音声
用WM重畳部19のMDCT演算部191と同様に構成
されたものであり、供給された音声信号Audに対しM
DCT演算を行って、MDCT係数を求める。求めたM
DCT係数は、WM抽出部592に供給される。
91は、図1、図5を用いて前述した出力装置1の音声
用WM重畳部19のMDCT演算部191と同様に構成
されたものであり、供給された音声信号Audに対しM
DCT演算を行って、MDCT係数を求める。求めたM
DCT係数は、WM抽出部592に供給される。
【0146】WM抽出部592は、電子透かし情報とさ
れた音声用付加情報FAが重畳されている部分のMDC
T係数から電子透かし情報を抽出し、これを積算するよ
うにして、電子透かし情報として音声信号Aud重畳さ
れている音声用付加情報FAを抽出する。そして、抽出
した音声用付加情報FAを照合部56と判定部65に供
給する。
れた音声用付加情報FAが重畳されている部分のMDC
T係数から電子透かし情報を抽出し、これを積算するよ
うにして、電子透かし情報として音声信号Aud重畳さ
れている音声用付加情報FAを抽出する。そして、抽出
した音声用付加情報FAを照合部56と判定部65に供
給する。
【0147】また、この音声用WM検出部59のWM抽
出部592は、映像用WM検出部53のWM判定部53
4と同様に、音声信号Audに電子透かし情報として重
畳されている音声用付加情報FAの検出の確からしさを
判別して、判別結果を判定部65に供給する。
出部592は、映像用WM検出部53のWM判定部53
4と同様に、音声信号Audに電子透かし情報として重
畳されている音声用付加情報FAの検出の確からしさを
判別して、判別結果を判定部65に供給する。
【0148】すなわち、音声用WM検出部59のWM抽
出部592もまた、音声信号Audに電子透かし情報と
して重畳されている音声用付加情報FAが、図10に示
したように、安定に検出された場合には、検出の確から
しさは高く、図11に示したように、不安定に検出され
た場合(安定に検出されない場合)には、検出の確から
しさは低いと判別する。
出部592もまた、音声信号Audに電子透かし情報と
して重畳されている音声用付加情報FAが、図10に示
したように、安定に検出された場合には、検出の確から
しさは高く、図11に示したように、不安定に検出され
た場合(安定に検出されない場合)には、検出の確から
しさは低いと判別する。
【0149】また、A/D変換部58からのデジタル音
声信号Audの供給を受ける音声信号検出部60は、供
給される音声信号のレベルを監視し、音声信号Audが
真に供給されたか、それとも供給されていないのかを検
出し、その検出結果を判定部65に通知する。
声信号Audの供給を受ける音声信号検出部60は、供
給される音声信号のレベルを監視し、音声信号Audが
真に供給されたか、それとも供給されていないのかを検
出し、その検出結果を判定部65に通知する。
【0150】このように、音声信号検出部60を設ける
ことによって、音声用付加情報FAが検出されない場合
に、音声信号Audが供給されたにもかかわらず、その
供給された音声信号Audに音声用付加情報FAが重畳
されていないために音声用付加情報FAが検出されない
のか、あるいは、音声信号Audが供給されないために
音声用付加情報FAが検出されないのかを確認すること
ができるようにしている。
ことによって、音声用付加情報FAが検出されない場合
に、音声信号Audが供給されたにもかかわらず、その
供給された音声信号Audに音声用付加情報FAが重畳
されていないために音声用付加情報FAが検出されない
のか、あるいは、音声信号Audが供給されないために
音声用付加情報FAが検出されないのかを確認すること
ができるようにしている。
【0151】そして、この実施の形態においては、前述
したセットトップボックス2のデマルチプレックス部3
5において映像信号から抽出したCGMS情報が、デジ
タルインターフェース36、デジタル信号の出力端子3
7を介して出力される。このセットトップボックス2か
ら出力されたCGMS情報が、記録装置3のデジタル信
号の入力端子70、デジタルインターフェース71を通
じて記録装置3に受け付けられ、これが判定部65に供
給される。
したセットトップボックス2のデマルチプレックス部3
5において映像信号から抽出したCGMS情報が、デジ
タルインターフェース36、デジタル信号の出力端子3
7を介して出力される。このセットトップボックス2か
ら出力されたCGMS情報が、記録装置3のデジタル信
号の入力端子70、デジタルインターフェース71を通
じて記録装置3に受け付けられ、これが判定部65に供
給される。
【0152】そして、前述したように、映像用WM検出
部53において検出された映像用付加情報FV(図2参
照)と、音声用WM検出部59において検出された音声
用付加情報FA(図4参照)との供給を受ける照合部5
6は、映像用付加情報FVの関連付け情報RSと、音声
用付加情報FAの関連付け情報RSとを照合する。そし
て、照合部56は、映像用付加情報FVと音声用付加情
報FAとの両方の関連付け情報が同じであり、両付加情
報の関連付けがされたか否かを示す照合結果を判定部6
5に供給する。
部53において検出された映像用付加情報FV(図2参
照)と、音声用WM検出部59において検出された音声
用付加情報FA(図4参照)との供給を受ける照合部5
6は、映像用付加情報FVの関連付け情報RSと、音声
用付加情報FAの関連付け情報RSとを照合する。そし
て、照合部56は、映像用付加情報FVと音声用付加情
報FAとの両方の関連付け情報が同じであり、両付加情
報の関連付けがされたか否かを示す照合結果を判定部6
5に供給する。
【0153】そして、判定部65は、照合部56からの
照合結果と、映像用WM検出部53からの映像用付加情
報FVとその検出の確からしさを示す情報、音声用WM
検出部59からの音声用付加情報FAとその検出の確か
らしさを示す情報、映像信号検出部54からの映像信号
の有無を通知する情報、音声信号検出部60からの音声
信号の有無を検出する情報に基づいて、記録装置3に供
給された映像信号Vdaと音声信号Auaとはディスク
100に複製可能なものであるか否かを総合的に判定す
る。
照合結果と、映像用WM検出部53からの映像用付加情
報FVとその検出の確からしさを示す情報、音声用WM
検出部59からの音声用付加情報FAとその検出の確か
らしさを示す情報、映像信号検出部54からの映像信号
の有無を通知する情報、音声信号検出部60からの音声
信号の有無を検出する情報に基づいて、記録装置3に供
給された映像信号Vdaと音声信号Auaとはディスク
100に複製可能なものであるか否かを総合的に判定す
る。
【0154】図12は、この実施の形態の記録装置3の
判定部65において用いられる判定の論理表である。こ
の実施の形態の判定部65は、この図12に示した論理
表にしたがって、記録装置3に供給された映像信号と音
声信号とが複製可能か否かを判定する。
判定部65において用いられる判定の論理表である。こ
の実施の形態の判定部65は、この図12に示した論理
表にしたがって、記録装置3に供給された映像信号と音
声信号とが複製可能か否かを判定する。
【0155】この実施の形態においては、図12のケー
ス8が特例である。すなわち、前述したように、図1に
示した出力装置1においては、出力する映像信号と音声
信号とが1世代だけ複製可能である場合には、映像信号
には、「次世代の複製禁止(No More Cop
y)」を示す「01」を複製制御情報として重畳し、音
声信号には、「1世代だけ複製可能(Copy Onc
e)」を示す「10」を複製制御情報として重畳する。
ス8が特例である。すなわち、前述したように、図1に
示した出力装置1においては、出力する映像信号と音声
信号とが1世代だけ複製可能である場合には、映像信号
には、「次世代の複製禁止(No More Cop
y)」を示す「01」を複製制御情報として重畳し、音
声信号には、「1世代だけ複製可能(Copy Onc
e)」を示す「10」を複製制御情報として重畳する。
【0156】したがって、図12のケース8の場合、す
なわち、映像信号に電子透かし情報として重畳されてい
る複製制御情報(図12においては、映像電子透かしと
記載。)が「次世代の複製禁止(No More Co
py)」を示す「01」であり、かつ、音声信号に電子
透かし情報として重畳されている複製制御情報(図12
においては、音声電子透かしと記載。)が「1世代だけ
複製可能(CopyOnce)」を示す「10」である
場合には、判定部65は、映像信号と音声信号とは1世
代だけ複製可能なものであると判定する。このとき、判
定部65は、映像信号から検出された付加情報FVの関
連付け情報RSと、音声信号から検出された付加情報F
Aの関連付け情報RSとが一致していることを条件に、
映像信号と音声信号との複製制御の状態を1世代だけ複
製可能なものであると判定する。
なわち、映像信号に電子透かし情報として重畳されてい
る複製制御情報(図12においては、映像電子透かしと
記載。)が「次世代の複製禁止(No More Co
py)」を示す「01」であり、かつ、音声信号に電子
透かし情報として重畳されている複製制御情報(図12
においては、音声電子透かしと記載。)が「1世代だけ
複製可能(CopyOnce)」を示す「10」である
場合には、判定部65は、映像信号と音声信号とは1世
代だけ複製可能なものであると判定する。このとき、判
定部65は、映像信号から検出された付加情報FVの関
連付け情報RSと、音声信号から検出された付加情報F
Aの関連付け情報RSとが一致していることを条件に、
映像信号と音声信号との複製制御の状態を1世代だけ複
製可能なものであると判定する。
【0157】そして、この場合、判定部65は、WMリ
マーク部62に対し、電子透かし情報として重畳されて
いる付加情報FAの複製制御情報を、1世代だけ複製可
能を示す情報から、次世代の複製禁止を示す情報に書き
換えるようにする制御信号を供給するとともに、書き込
み部64に対し、書き込みを実行するようにする制御信
号を供給する。
マーク部62に対し、電子透かし情報として重畳されて
いる付加情報FAの複製制御情報を、1世代だけ複製可
能を示す情報から、次世代の複製禁止を示す情報に書き
換えるようにする制御信号を供給するとともに、書き込
み部64に対し、書き込みを実行するようにする制御信
号を供給する。
【0158】そして、WMリマーク部62は、音声用圧
縮処理部61からの音声信号に電子透かし情報として重
畳されている複製制御情報を1世代だけ複製可能を示す
情報から、次世代の複製禁止を示す情報に書き換える
(インクリメントする)。電子透かし情報として重畳さ
れている複製制御情報が書き換えられた音声信号は、マ
ルチプレック部63に供給される。そして、マルチプレ
ック部63は、映像用圧縮処理部55からの映像信号
と、WMリマーク部62からの音声信号を多重化し、映
像信号と音声信号を多重化した信号を書き込み部64に
供給して、ディスク100に記録する。
縮処理部61からの音声信号に電子透かし情報として重
畳されている複製制御情報を1世代だけ複製可能を示す
情報から、次世代の複製禁止を示す情報に書き換える
(インクリメントする)。電子透かし情報として重畳さ
れている複製制御情報が書き換えられた音声信号は、マ
ルチプレック部63に供給される。そして、マルチプレ
ック部63は、映像用圧縮処理部55からの映像信号
と、WMリマーク部62からの音声信号を多重化し、映
像信号と音声信号を多重化した信号を書き込み部64に
供給して、ディスク100に記録する。
【0159】この場合には、映像信号に電子透かし情報
として重畳されている複製制御情報は、初めから次世代
の複製禁止を示す情報であるので、映像信号に重畳され
ている複製制御情報などの付加情報は、書き換えるなど
することなく、ディスク100に記録するようにするこ
とができる。
として重畳されている複製制御情報は、初めから次世代
の複製禁止を示す情報であるので、映像信号に重畳され
ている複製制御情報などの付加情報は、書き換えるなど
することなく、ディスク100に記録するようにするこ
とができる。
【0160】そして、この実施の形態において、1世代
だけ複製可能とされた映像信号と音声信号とが、ディス
ク100に複製された後においては、映像信号に重畳さ
れている複製制御情報も、音声信号に重畳されている複
製制御情報も次世代の複製禁止を示す情報となる。した
がって、この場合には、ディスク100に複製された映
像信号と音声信号とを、他の記録媒体には複製できない
ようにすることができる。
だけ複製可能とされた映像信号と音声信号とが、ディス
ク100に複製された後においては、映像信号に重畳さ
れている複製制御情報も、音声信号に重畳されている複
製制御情報も次世代の複製禁止を示す情報となる。した
がって、この場合には、ディスク100に複製された映
像信号と音声信号とを、他の記録媒体には複製できない
ようにすることができる。
【0161】このように、音声信号に電子透かし情報と
して重畳された付加情報だけを書き換えるようにするの
は、前述したように、映像信号に比べ、音声信号に重畳
されている付加情報を書き換えるほうが容易であり、ま
た、付加情報を書き換えても音声信号を劣化されるなど
のこともないためである。
して重畳された付加情報だけを書き換えるようにするの
は、前述したように、映像信号に比べ、音声信号に重畳
されている付加情報を書き換えるほうが容易であり、ま
た、付加情報を書き換えても音声信号を劣化されるなど
のこともないためである。
【0162】これにより、映像信号に電子透かし情報と
して重畳されている複製制御情報を書き換えるための回
路を記録装置3には搭載しなくてもよいので、記録装置
3の回路構成を簡単にすることができる。
して重畳されている複製制御情報を書き換えるための回
路を記録装置3には搭載しなくてもよいので、記録装置
3の回路構成を簡単にすることができる。
【0163】次に、図12のケース1の場合であるが、
この場合には、映像信号に重畳されている複製制御情報
も、音声信号に重畳されている複製制御情報もともに、
複製不可(複製禁止)を示している。この状態は、正常
な状態であり、判定部65は、2つの複製制御情報が示
すように、この場合の映像信号と音声信号の複製は不可
(禁止)と判定し、書き込み部64を制御して、映像信
号と音声信号の複製を行わないようにする。
この場合には、映像信号に重畳されている複製制御情報
も、音声信号に重畳されている複製制御情報もともに、
複製不可(複製禁止)を示している。この状態は、正常
な状態であり、判定部65は、2つの複製制御情報が示
すように、この場合の映像信号と音声信号の複製は不可
(禁止)と判定し、書き込み部64を制御して、映像信
号と音声信号の複製を行わないようにする。
【0164】映像信号と音声信号の複製を不可とする場
合には、判定部65が警告情報発生部66を制御して、
複製禁止であることを通知するための警告情報(メッセ
ージ)を発生させる。この警告情報が、合成部67に供
給される。合成部67には、映像用WM検出部53を介
して映像信号Vddが供給されている。
合には、判定部65が警告情報発生部66を制御して、
複製禁止であることを通知するための警告情報(メッセ
ージ)を発生させる。この警告情報が、合成部67に供
給される。合成部67には、映像用WM検出部53を介
して映像信号Vddが供給されている。
【0165】合成部67は、映像信号Vddと警告情報
とを合成する。映像信号Vddと警告情報とが合成され
た合成信号は、D/A変換部68に供給され、ここでア
ナログ信号に変換され、アナログ信号の出力端子69を
通じて、例えば外部モニタ受像機に供給される。これに
より、表示情報によって、複製しようとしている映像信
号および音声信号が複製が禁止されたものであることを
使用者に通知することができる。
とを合成する。映像信号Vddと警告情報とが合成され
た合成信号は、D/A変換部68に供給され、ここでア
ナログ信号に変換され、アナログ信号の出力端子69を
通じて、例えば外部モニタ受像機に供給される。これに
より、表示情報によって、複製しようとしている映像信
号および音声信号が複製が禁止されたものであることを
使用者に通知することができる。
【0166】また、図12において、ケース7は、映像
信号に重畳されている複製制御情報も、音声信号に重畳
されている複製制御情報もともに、次世代複製不可(次
世代の複製禁止)を示している。この状態は、従来どお
りの通常の状態(正常な状態)であり、判定部65は、
2つの複製制御情報が示すように、この場合の映像信号
と音声信号は次世代の複製が禁止されたものであると判
定し、書き込み部64を制御して、映像信号と音声信号
の複製を行わないようにする。
信号に重畳されている複製制御情報も、音声信号に重畳
されている複製制御情報もともに、次世代複製不可(次
世代の複製禁止)を示している。この状態は、従来どお
りの通常の状態(正常な状態)であり、判定部65は、
2つの複製制御情報が示すように、この場合の映像信号
と音声信号は次世代の複製が禁止されたものであると判
定し、書き込み部64を制御して、映像信号と音声信号
の複製を行わないようにする。
【0167】また、図12において、ケース14は、映
像信号に重畳されている複製制御情報も、音声信号に重
畳されている複製制御情報もともに、複製可(複製可
能)を示している。この状態は、従来どおりの通常の状
態(正常な状態)であり、判定部65は、2つの複製制
御情報が示すように、この場合の映像信号と音声信号は
複製が認められたものである(複製可)と判定し、書き
込み部65を制御して、映像信号と音声信号との複製を
行うようにする。
像信号に重畳されている複製制御情報も、音声信号に重
畳されている複製制御情報もともに、複製可(複製可
能)を示している。この状態は、従来どおりの通常の状
態(正常な状態)であり、判定部65は、2つの複製制
御情報が示すように、この場合の映像信号と音声信号は
複製が認められたものである(複製可)と判定し、書き
込み部65を制御して、映像信号と音声信号との複製を
行うようにする。
【0168】また、図12において、ケース20は、映
像信号にも、音声信号にも、複製制御情報が重畳されて
いない状態であり、複製可(複製可能)と等価である。
この状態は、正常な状態であるので、判定部65は、映
像信号と音声信号は複製が認められたものである(複製
可)と判定し、書き込み部64を制御して、映像信号と
音声信号の複製を行うようにする。
像信号にも、音声信号にも、複製制御情報が重畳されて
いない状態であり、複製可(複製可能)と等価である。
この状態は、正常な状態であるので、判定部65は、映
像信号と音声信号は複製が認められたものである(複製
可)と判定し、書き込み部64を制御して、映像信号と
音声信号の複製を行うようにする。
【0169】また、図12において、ケース2、3、
4、6、9、11、12、13は、映像信号に重畳され
ている複製制御情報と、音声信号に重畳されている複製
制御情報とが食い違いがある場合を示している。このよ
うな場合は通常発生し得ないので、より複製禁止に近い
複製制御の状態を示している複製制御情報(制限の厳し
い複製制御情報)に基づいて、複製不可(複製禁止)
か、一世代だけ複製可能可、次世代の複製禁止かを判定
し、この判定結果に応じて、映像信号と音声信号との複
製制御(複製制限制御)を行うようにしている。
4、6、9、11、12、13は、映像信号に重畳され
ている複製制御情報と、音声信号に重畳されている複製
制御情報とが食い違いがある場合を示している。このよ
うな場合は通常発生し得ないので、より複製禁止に近い
複製制御の状態を示している複製制御情報(制限の厳し
い複製制御情報)に基づいて、複製不可(複製禁止)
か、一世代だけ複製可能可、次世代の複製禁止かを判定
し、この判定結果に応じて、映像信号と音声信号との複
製制御(複製制限制御)を行うようにしている。
【0170】なお、映像信号に重畳されている複製制御
情報と、音声信号に重畳されている複製制御情報とが食
い違いがある場合は、前述したように本来発生し得ない
異常な状態である。この異常な状態の場合に、映像信号
と音声信号とが確実に存在し、かつ、映像信号からも、
音声信号からも安定して複製制御情報が検出されている
場合には、意図的に複製制限を破ろうとする攻撃が加え
られたことも考えられるので、複製不可(複製禁止)に
するようにしてもよい。
情報と、音声信号に重畳されている複製制御情報とが食
い違いがある場合は、前述したように本来発生し得ない
異常な状態である。この異常な状態の場合に、映像信号
と音声信号とが確実に存在し、かつ、映像信号からも、
音声信号からも安定して複製制御情報が検出されている
場合には、意図的に複製制限を破ろうとする攻撃が加え
られたことも考えられるので、複製不可(複製禁止)に
するようにしてもよい。
【0171】ここで、映像信号、音声信号の有無は、前
述したように、映像信号検出部54、音声信号検出部6
0において検出されて判定部60に供給され、また、電
子透かし情報として、映像信号、音声信号に重畳されて
いる付加情報が安定に検出されたか否かは、映像用WM
検出部53、音声用WM検出部59において検出され
て、判定部65に供給されるので、映像信号、音声信号
の有無、および、電子透かし情報が安定に検出されてい
るか否かをも考慮して、複製制御の状態を判定すること
ができる。
述したように、映像信号検出部54、音声信号検出部6
0において検出されて判定部60に供給され、また、電
子透かし情報として、映像信号、音声信号に重畳されて
いる付加情報が安定に検出されたか否かは、映像用WM
検出部53、音声用WM検出部59において検出され
て、判定部65に供給されるので、映像信号、音声信号
の有無、および、電子透かし情報が安定に検出されてい
るか否かをも考慮して、複製制御の状態を判定すること
ができる。
【0172】また、図12において、ケース5、10、
16、17、18、19は、映像信号と音声信号とのう
ち、一方の情報信号からは、電子透かし情報として重畳
されている付加情報が検出されない場合である。このよ
うな場合には、この実施の形態においては、映像信号ま
たは音声信号から検出された一方の複製制御情報に基づ
いて、複製制御の状態を判定し、複製を行うか否かを判
断するようにしている。
16、17、18、19は、映像信号と音声信号とのう
ち、一方の情報信号からは、電子透かし情報として重畳
されている付加情報が検出されない場合である。このよ
うな場合には、この実施の形態においては、映像信号ま
たは音声信号から検出された一方の複製制御情報に基づ
いて、複製制御の状態を判定し、複製を行うか否かを判
断するようにしている。
【0173】ただし、図12において、判定の欄に記号
*1が付加されているケース5とケース10の場合に
は、映像信号から検出される付加情報が、安定して検出
されているか否かをも考慮し、不安定に検出されている
場合には、誤検出である可能性もあるので、映像信号か
らも電子透かし情報として重畳されている付加情報は検
出されなかったものとする。
*1が付加されているケース5とケース10の場合に
は、映像信号から検出される付加情報が、安定して検出
されているか否かをも考慮し、不安定に検出されている
場合には、誤検出である可能性もあるので、映像信号か
らも電子透かし情報として重畳されている付加情報は検
出されなかったものとする。
【0174】この場合には、ケース5、ケース10いず
れの場合も、ケース20の場合と同じ状態となり、複製
制御の状態の判定は複製可と判定し、映像信号と音声信
号の複製を可能にする。
れの場合も、ケース20の場合と同じ状態となり、複製
制御の状態の判定は複製可と判定し、映像信号と音声信
号の複製を可能にする。
【0175】なお、映像信号と音声信号のうち、一方か
らは安定して付加情報が検出されず、他方からは付加情
報が検出される場合には、付加情報を検出する検出器、
この実施の形態においては、映像用WM検出部53ある
いは音声用WM検出部59の誤動作の可能性もあるの
で、このような場合には、映像信号、音声信号とも、複
製可とするようにしてもよい。
らは安定して付加情報が検出されず、他方からは付加情
報が検出される場合には、付加情報を検出する検出器、
この実施の形態においては、映像用WM検出部53ある
いは音声用WM検出部59の誤動作の可能性もあるの
で、このような場合には、映像信号、音声信号とも、複
製可とするようにしてもよい。
【0176】本来、複製が可能であって、電子透かし情
報とされた複製制御情報が重畳されていないのに、付加
情報を検出してしまうことをFalse Positi
veと称するが、これは、記録装置の使用者(ユーザ)
から見ると、故障と間違えてしまうので、誤検出の発生
は、充分に低い確率に押さえなければならない。
報とされた複製制御情報が重畳されていないのに、付加
情報を検出してしまうことをFalse Positi
veと称するが、これは、記録装置の使用者(ユーザ)
から見ると、故障と間違えてしまうので、誤検出の発生
は、充分に低い確率に押さえなければならない。
【0177】そこで、前述したように、電子透かし情報
とされた複製制御情報が安定に検出されているか、不安
定に検出されているかを確認し、映像信号と音声信号と
の両方について電子透かし情報の検出の相関を観測する
ことで、判定部65は、電子透かし情報の検出が、誤検
出か否かを判別する。これにより、電子透かし情報を用
いた複製制御の信頼性を飛躍的に向上させることができ
る。
とされた複製制御情報が安定に検出されているか、不安
定に検出されているかを確認し、映像信号と音声信号と
の両方について電子透かし情報の検出の相関を観測する
ことで、判定部65は、電子透かし情報の検出が、誤検
出か否かを判別する。これにより、電子透かし情報を用
いた複製制御の信頼性を飛躍的に向上させることができ
る。
【0178】また、前述したように、映像信号、音声信
号とも、その有無が、映像信号検出部54、音声信号検
出部60によって検出される。そして、映像信号と音声
信号のうち、一方からは信号自体が存在しないために電
子透かし情報とされた付加情報が検出されず、他方から
は安定に電子透かし情報とされた付加情報が検出される
場合には、映像信号と音声信号のうち、その一方しか存
在しないことが確認できる。この場合には、検出した付
加情報に基づいて、その存在する情報信号の複製制御を
行うように制御することができる。
号とも、その有無が、映像信号検出部54、音声信号検
出部60によって検出される。そして、映像信号と音声
信号のうち、一方からは信号自体が存在しないために電
子透かし情報とされた付加情報が検出されず、他方から
は安定に電子透かし情報とされた付加情報が検出される
場合には、映像信号と音声信号のうち、その一方しか存
在しないことが確認できる。この場合には、検出した付
加情報に基づいて、その存在する情報信号の複製制御を
行うように制御することができる。
【0179】逆に、映像信号に電子透かし情報として重
畳されている付加情報FVと、音声信号に電子透かし情
報として重畳されている付加情報FAと、映像信号の有
無、音声信号の有無を考慮し、映像信号と音声信号との
両方が存在するにもかかわらず、その一方からしか付加
情報が検出されない場合には、映像信号と音声信号とが
違法に複製された可能性が高いので、複製禁止とするよ
うにすることもできる。
畳されている付加情報FVと、音声信号に電子透かし情
報として重畳されている付加情報FAと、映像信号の有
無、音声信号の有無を考慮し、映像信号と音声信号との
両方が存在するにもかかわらず、その一方からしか付加
情報が検出されない場合には、映像信号と音声信号とが
違法に複製された可能性が高いので、複製禁止とするよ
うにすることもできる。
【0180】また、例えば、次世代複製不可(次世代複
製禁止)とされた映像信号と音声信号のうち、映像信号
だけを不正に複製しようとする場合には、複製しようと
している映像信号と関連のない、1世代だけ複製可能と
された音声信号を記録装置3に入力すれば図12に示し
た論理表からみると複製ができてしまう。しかし、前述
したように、付加情報の関連付け情報を照合することに
よって、映像信号と音声信号の付加情報の関連付けが確
認されるので、映像信号を不正に複製することを確実に
防止することができるようにされる。
製禁止)とされた映像信号と音声信号のうち、映像信号
だけを不正に複製しようとする場合には、複製しようと
している映像信号と関連のない、1世代だけ複製可能と
された音声信号を記録装置3に入力すれば図12に示し
た論理表からみると複製ができてしまう。しかし、前述
したように、付加情報の関連付け情報を照合することに
よって、映像信号と音声信号の付加情報の関連付けが確
認されるので、映像信号を不正に複製することを確実に
防止することができるようにされる。
【0181】なお、前述した関連付け情報が、映像信号
に電子透かし情報として重畳されている付加情報FV
と、音声信号に電子透かし情報として重畳されている付
加情報FAと関連付けがとれない場合には、違法に複製
された可能性が高いので、このことのみをもって、複製
禁止とするように制御するようにしてもよい。
に電子透かし情報として重畳されている付加情報FV
と、音声信号に電子透かし情報として重畳されている付
加情報FAと関連付けがとれない場合には、違法に複製
された可能性が高いので、このことのみをもって、複製
禁止とするように制御するようにしてもよい。
【0182】また、この実施の形態においては、セット
トップボックス2のデジタルインターフェース36を通
じて出力されたCGMS情報が、記録装置3の判定部6
5に供給するようにされている。そこで、例えば、音声
信号に付加されている付加情報FAの複製制御情報CA
に変えて、デジタルインターフェース71を介して受け
付けたCGMS情報を用いるようにすることもできる。
トップボックス2のデジタルインターフェース36を通
じて出力されたCGMS情報が、記録装置3の判定部6
5に供給するようにされている。そこで、例えば、音声
信号に付加されている付加情報FAの複製制御情報CA
に変えて、デジタルインターフェース71を介して受け
付けたCGMS情報を用いるようにすることもできる。
【0183】また、映像信号に重畳されている複製制御
情報FVの付加情報CVと、音声信号に重畳されている
複製制御情報FAの付加情報CAと、デジタルインター
フェース71を介して受け付けたCGMS情報とを用い
て、複製制限制御を行うようにすることもできる。
情報FVの付加情報CVと、音声信号に重畳されている
複製制御情報FAの付加情報CAと、デジタルインター
フェース71を介して受け付けたCGMS情報とを用い
て、複製制限制御を行うようにすることもできる。
【0184】このように、映像信号と音声信号とが複製
可能か否か、複製制御情報の書き換えが必要か否かを、
複数の付加情報、電子透かし情報とされた付加情報の検
出の確からしさ、映像信号と音声信号の有無、関連付け
情報を用いて、総合的に判定するようにすることで、複
製制御情報の除去や改ざんなどに強く、より信頼性の高
い著作権保護を行うようにすることができる。
可能か否か、複製制御情報の書き換えが必要か否かを、
複数の付加情報、電子透かし情報とされた付加情報の検
出の確からしさ、映像信号と音声信号の有無、関連付け
情報を用いて、総合的に判定するようにすることで、複
製制御情報の除去や改ざんなどに強く、より信頼性の高
い著作権保護を行うようにすることができる。
【0185】なお、この実施の形態においては、関連付
け情報として、乱数を用いるようにしたが、これに限る
ものではない。電子透かし情報として映像信号や音声信
号に重畳されるデータが、使用者により直接読めないよ
うに保護されていれば、照合のための特別の情報を用意
しなくても、関連性のわかる、例えば共通のデータを送
ることで照合の機能を果たすこともできる。
け情報として、乱数を用いるようにしたが、これに限る
ものではない。電子透かし情報として映像信号や音声信
号に重畳されるデータが、使用者により直接読めないよ
うに保護されていれば、照合のための特別の情報を用意
しなくても、関連性のわかる、例えば共通のデータを送
ることで照合の機能を果たすこともできる。
【0186】また、関連付け情報は、例えば、伝送する
プログラム(映像信号や音声信号)の個別識別情報など
を送るようにしたり、著作権者の識別コードを送るよう
にするなど、映像信号に付加される付加情報と、音声信
号に付加される付加情報とを関連付けることが可能な様
々な情報を用いることができる。
プログラム(映像信号や音声信号)の個別識別情報など
を送るようにしたり、著作権者の識別コードを送るよう
にするなど、映像信号に付加される付加情報と、音声信
号に付加される付加情報とを関連付けることが可能な様
々な情報を用いることができる。
【0187】また、映像信号や音声信号に重畳されてい
る電子透かし情報の検出の閾値を従来の閾値よりも下げ
て、検出速度を向上させることもできる。つまり、検出
の閾値を下げても、映像信号に電子透かし情報として重
畳されている付加情報と、音声信号に電子透かし情報と
して重畳されている付加情報との両方を用いるので、検
出された付加情報の信頼性を高く保持することができ
る。
る電子透かし情報の検出の閾値を従来の閾値よりも下げ
て、検出速度を向上させることもできる。つまり、検出
の閾値を下げても、映像信号に電子透かし情報として重
畳されている付加情報と、音声信号に電子透かし情報と
して重畳されている付加情報との両方を用いるので、検
出された付加情報の信頼性を高く保持することができ
る。
【0188】この場合、映像信号と音声信号の両方を複
製するようにする場合と、映像信号のみ、あるいは、音
声信号のみを複製する場合とでは、閾値を変えるように
することで、電子透かし情報の検出時の信頼性を維持す
ることができる。また、映像信号のみの記録は通常有り
得ないので、映像信号のみを記録しようとしたときに
は、これを禁止するようにすることもできる。
製するようにする場合と、映像信号のみ、あるいは、音
声信号のみを複製する場合とでは、閾値を変えるように
することで、電子透かし情報の検出時の信頼性を維持す
ることができる。また、映像信号のみの記録は通常有り
得ないので、映像信号のみを記録しようとしたときに
は、これを禁止するようにすることもできる。
【0189】また、映像信号に電子透かし情報として重
畳する付加情報と、音声信号に電子透かし情報として重
畳する付加情報とを異ならせることにより、映像信号と
音声信号とで伝送可能な付加情報の伝送容量を向上さ
せ、各種の情報を伝送するようにすることもできる。
畳する付加情報と、音声信号に電子透かし情報として重
畳する付加情報とを異ならせることにより、映像信号と
音声信号とで伝送可能な付加情報の伝送容量を向上さ
せ、各種の情報を伝送するようにすることもできる。
【0190】[情報信号再生装置について]図13は、
図1を用いて前述した情報信号出力装置をオーサリング
装置として用いて、記録媒体に記録された映像信号と音
声信号とを再生して出力するこの発明による情報信号受
信装置が適用された情報信号再生装置(以下単に再生装
置という。)を説明するためのブロック図である。
図1を用いて前述した情報信号出力装置をオーサリング
装置として用いて、記録媒体に記録された映像信号と音
声信号とを再生して出力するこの発明による情報信号受
信装置が適用された情報信号再生装置(以下単に再生装
置という。)を説明するためのブロック図である。
【0191】この実施の形態の再生装置4に装填された
記録媒体200は、上述のように、この実施の形態の出
力装置1によって、映像信号と音声信号とが記録された
ものであり、この実施の形態においては、読み出し専用
のDVD(DVDーROM)などのディスクである。す
なわち、この明細書において、情報信号の伝送という概
念は、有線や無線などにより情報信号を伝送する場合の
他、情報信号を記録媒体に記録して供給(伝送)する場
合も含むものである。
記録媒体200は、上述のように、この実施の形態の出
力装置1によって、映像信号と音声信号とが記録された
ものであり、この実施の形態においては、読み出し専用
のDVD(DVDーROM)などのディスクである。す
なわち、この明細書において、情報信号の伝送という概
念は、有線や無線などにより情報信号を伝送する場合の
他、情報信号を記録媒体に記録して供給(伝送)する場
合も含むものである。
【0192】図13に示すように、この実施の形態の記
録装置3は、読み出し部81、デスクランブル部82、
デマルチプレックス部83、映像用圧縮解凍部84、映
像用WM検出部85、映像信号検出部86、映像合成部
87、D/A変換部88、アナログ映像信号の出力端子
89、照合部90、音声用圧縮解凍部91、音声用WM
検出部92、音声信号検出部93、D/A変換部94、
アナログ音声信号の出力端子95、判定部96、警告情
報発生部97、媒体種別判別部98とを備えている。
録装置3は、読み出し部81、デスクランブル部82、
デマルチプレックス部83、映像用圧縮解凍部84、映
像用WM検出部85、映像信号検出部86、映像合成部
87、D/A変換部88、アナログ映像信号の出力端子
89、照合部90、音声用圧縮解凍部91、音声用WM
検出部92、音声信号検出部93、D/A変換部94、
アナログ音声信号の出力端子95、判定部96、警告情
報発生部97、媒体種別判別部98とを備えている。
【0193】そして、読み出し部81により、ディスク
200から読み出された信号は、デスクランブル部82
に供給され、ここでディスク200から読み出された信
号に施されているスクランブル処理(暗号化)を解く処
理(デスクランブル処理)を行って、デスクランブルし
た信号をデマルチプレックス部83に供給する。
200から読み出された信号は、デスクランブル部82
に供給され、ここでディスク200から読み出された信
号に施されているスクランブル処理(暗号化)を解く処
理(デスクランブル処理)を行って、デスクランブルし
た信号をデマルチプレックス部83に供給する。
【0194】デマルチプレックス部83は、供給された
信号から映像信号と音声信号とを分離し、分離した映像
信号を映像用圧縮解凍部84に供給するとともに、分離
した音声信号を音声用圧縮解凍部92に供給する。
信号から映像信号と音声信号とを分離し、分離した映像
信号を映像用圧縮解凍部84に供給するとともに、分離
した音声信号を音声用圧縮解凍部92に供給する。
【0195】映像用圧縮解凍部84は、供給された映像
信号を所定の方式で圧縮解凍し、元のベースバンドの映
像信号を復元して、これを映像用WM検出部85と、映
像信号検出部86とに供給する。音声用圧縮解凍部84
もまた、供給された映像信号を所定の方式で圧縮解凍
し、元のベースバンドの音声信号を復元して、これを音
声用WM検出部92と、音声信号検出部93とに供給す
る。
信号を所定の方式で圧縮解凍し、元のベースバンドの映
像信号を復元して、これを映像用WM検出部85と、映
像信号検出部86とに供給する。音声用圧縮解凍部84
もまた、供給された映像信号を所定の方式で圧縮解凍
し、元のベースバンドの音声信号を復元して、これを音
声用WM検出部92と、音声信号検出部93とに供給す
る。
【0196】映像信号WM検出部85は、図7、図8を
用いて前述した記録装置3の映像用WM検出部53と同
様に構成されたものであり、映像信号圧縮解凍部84か
らの映像信号Vddをそのまま合成部87に供給すると
ともに、映像信号Vddに電子透かし情報として重畳さ
れている映像用付加情報FVを検出し、検出した映像用
付加情報FVを照合部90と判定部96とに供給する。
用いて前述した記録装置3の映像用WM検出部53と同
様に構成されたものであり、映像信号圧縮解凍部84か
らの映像信号Vddをそのまま合成部87に供給すると
ともに、映像信号Vddに電子透かし情報として重畳さ
れている映像用付加情報FVを検出し、検出した映像用
付加情報FVを照合部90と判定部96とに供給する。
【0197】映像用WM検出部85を介して合成部87
に供給された映像信号Vddは、合成部87を介してD
/A変換部88に供給され、ここでアナログ映像信号に
変換された後、アナログ映像信号の出力端子89を介し
て出力される。この出力された映像信号が、モニタ受像
機に供給される。
に供給された映像信号Vddは、合成部87を介してD
/A変換部88に供給され、ここでアナログ映像信号に
変換された後、アナログ映像信号の出力端子89を介し
て出力される。この出力された映像信号が、モニタ受像
機に供給される。
【0198】そして、映像用WM検出部90において
は、前述した記録装置3の映像用WM検出器部53と同
様に逆スペクトラム拡散を行って、映像信号Vddに電
子透かし情報として重畳されている映像用付加情報FV
を検出し、これを照合部90と判定部96に供給する。
は、前述した記録装置3の映像用WM検出器部53と同
様に逆スペクトラム拡散を行って、映像信号Vddに電
子透かし情報として重畳されている映像用付加情報FV
を検出し、これを照合部90と判定部96に供給する。
【0199】また、映像用WM検出部90は、前述した
記録装置3の映像用WM検出器部53と同様に映像用付
加情報FVの検出の確からしさをも検出し、この確から
しさを示す情報をも判定部65に供給する。
記録装置3の映像用WM検出器部53と同様に映像用付
加情報FVの検出の確からしさをも検出し、この確から
しさを示す情報をも判定部65に供給する。
【0200】また、映像用圧縮解凍部84からの映像信
号Vddの供給を受ける映像信号検出部86は、前述し
た記録装置の映像信号検出部54と同様に、供給される
映像信号Vddのレベルを監視し、映像信号Vddの有
無を検出して、その検出結果を判定部96に通知する。
号Vddの供給を受ける映像信号検出部86は、前述し
た記録装置の映像信号検出部54と同様に、供給される
映像信号Vddのレベルを監視し、映像信号Vddの有
無を検出して、その検出結果を判定部96に通知する。
【0201】一方、音声用WM検出部92は、図7、図
9を用いて前述した記録装置3の音声用WM検出部59
と同様に構成されたものであり、音声用圧縮解凍部91
からの音声信号AudをD/A変換部94に供給すると
ともに、音声信号Audに電子透かし情報として重畳さ
れている音声用付加情報FAをMDCT変換するなどし
て検出して付加情報FAを検出し、これを照合部90と
判定部96に供給する。
9を用いて前述した記録装置3の音声用WM検出部59
と同様に構成されたものであり、音声用圧縮解凍部91
からの音声信号AudをD/A変換部94に供給すると
ともに、音声信号Audに電子透かし情報として重畳さ
れている音声用付加情報FAをMDCT変換するなどし
て検出して付加情報FAを検出し、これを照合部90と
判定部96に供給する。
【0202】音声用WM検出部53を介して、D/A変
換部94に供給された音声信号Audは、ここでアナロ
グ音声信号に変換され、音声信号の出力端子95を介し
て出力される。この音声信号が、例えば、モニタ受像機
に設けられたスピーカに供給される。
換部94に供給された音声信号Audは、ここでアナロ
グ音声信号に変換され、音声信号の出力端子95を介し
て出力される。この音声信号が、例えば、モニタ受像機
に設けられたスピーカに供給される。
【0203】また、この音声用WM検出部92は、映像
用WM検出部85と同様に、音声信号Audに電子透か
し情報として重畳されている音声用付加情報FAの検出
の確からしさを判別して、判別結果を判定部65に供給
する。
用WM検出部85と同様に、音声信号Audに電子透か
し情報として重畳されている音声用付加情報FAの検出
の確からしさを判別して、判別結果を判定部65に供給
する。
【0204】また、音声用圧縮解凍部91からのデジタ
ル音声信号Audの供給を受ける音声信号検出部93
は、供給される音声信号のレベルを監視し、音声信号A
udの有無を検出し、その検出結果を判定部96に通知
する。
ル音声信号Audの供給を受ける音声信号検出部93
は、供給される音声信号のレベルを監視し、音声信号A
udの有無を検出し、その検出結果を判定部96に通知
する。
【0205】そして、ディスク200には、記録媒体の
種別を示す媒体種別情報などの情報が記録されており、
この情報がディスク200から読み出し部81により読
み出されて、媒体種別判別部98に供給される。媒体種
別判別部98は、供給された情報からディスク200の
媒体種別を判別し、判別結果として媒体種別を示す情報
を判定部96に供給する。
種別を示す媒体種別情報などの情報が記録されており、
この情報がディスク200から読み出し部81により読
み出されて、媒体種別判別部98に供給される。媒体種
別判別部98は、供給された情報からディスク200の
媒体種別を判別し、判別結果として媒体種別を示す情報
を判定部96に供給する。
【0206】そして、前述したように、映像用WM検出
部85において検出された映像用付加情報FV(図2参
照)と、音声用WM検出部92において検出された音声
用付加情報FA(図4参照)との供給を受ける照合部5
6は、映像用付加情報FVの関連付け情報RSと、音声
用付加情報FAの関連付け情報RSとを照合する。そし
て、照合部56は、映像用付加情報FVと音声用付加情
報FAとの両方の関連付け情報が同じであり、両付加情
報の関連付けがされたか否かを示す照合結果を判定部9
6に供給する。
部85において検出された映像用付加情報FV(図2参
照)と、音声用WM検出部92において検出された音声
用付加情報FA(図4参照)との供給を受ける照合部5
6は、映像用付加情報FVの関連付け情報RSと、音声
用付加情報FAの関連付け情報RSとを照合する。そし
て、照合部56は、映像用付加情報FVと音声用付加情
報FAとの両方の関連付け情報が同じであり、両付加情
報の関連付けがされたか否かを示す照合結果を判定部9
6に供給する。
【0207】そして、判定部65は、照合部56からの
照合結果と、映像用WM検出部85からの映像用付加情
報FVと、音声用WM検出部92からの音声用付加情報
FAと、映像信号検出部86からの映像信号の有無を通
知する信号、音声信号検出部93からの音声信号の有無
を検出する信号と、さらに、媒体種別判別部98からの
媒体種別を示す情報とに基づいて、ディスク200に記
録されている映像信号と音声信号Aとは再生が可能なも
のか否かを総合的に判定する。
照合結果と、映像用WM検出部85からの映像用付加情
報FVと、音声用WM検出部92からの音声用付加情報
FAと、映像信号検出部86からの映像信号の有無を通
知する信号、音声信号検出部93からの音声信号の有無
を検出する信号と、さらに、媒体種別判別部98からの
媒体種別を示す情報とに基づいて、ディスク200に記
録されている映像信号と音声信号Aとは再生が可能なも
のか否かを総合的に判定する。
【0208】この再生装置においても、基本的には、図
12に示した論理表に応じて、ディスク200に記録さ
れている映像信号と音声信号とは正常に記録されたもの
であり、再生可能なものか、不正に記録されたものであ
り、再生すべきでないかを判定する。
12に示した論理表に応じて、ディスク200に記録さ
れている映像信号と音声信号とは正常に記録されたもの
であり、再生可能なものか、不正に記録されたものであ
り、再生すべきでないかを判定する。
【0209】すなわち、図12に示したように、映像用
WM検出部85からの映像用付加情報FVの複製制御情
報(図12においては、映像電子すかしと記載。)と、
音声用WM検出部92からの音声用付加情報FAの複製
制御情報(図12においては、映像電子すかしと記
載。)とが、ケース1、7、8、14、20の場合に
は、ディスク200に記録されている映像信号と信号と
は、正常に記録されたものと判定する。この場合には、
判定部96は、読み出し部81を制御して、ディスク2
00に記録されている映像信号と音声信号を読み出して
これらを再生するようにする。なお、ケース8は、記録
装置3においても前述したように、特例であり、正常な
状態であると判定する。
WM検出部85からの映像用付加情報FVの複製制御情
報(図12においては、映像電子すかしと記載。)と、
音声用WM検出部92からの音声用付加情報FAの複製
制御情報(図12においては、映像電子すかしと記
載。)とが、ケース1、7、8、14、20の場合に
は、ディスク200に記録されている映像信号と信号と
は、正常に記録されたものと判定する。この場合には、
判定部96は、読み出し部81を制御して、ディスク2
00に記録されている映像信号と音声信号を読み出して
これらを再生するようにする。なお、ケース8は、記録
装置3においても前述したように、特例であり、正常な
状態であると判定する。
【0210】また、図12に示したように、映像用WM
検出部85からの映像用付加情報FVの複製制御情報
と、音声用WM検出部92からの音声用付加情報FAの
複製制御情報とが、ケース2、3、4、6、9、11、
12、13の場合には、異常であると判定する。この場
合、この実施の形態において、判定部96は、読み出し
部81を制御して、ディスク200に記録されている映
像信号と音声信号の読み出しを停止するようにして、デ
ィスクに記録されている映像信号と音声信号の再生を停
止する。
検出部85からの映像用付加情報FVの複製制御情報
と、音声用WM検出部92からの音声用付加情報FAの
複製制御情報とが、ケース2、3、4、6、9、11、
12、13の場合には、異常であると判定する。この場
合、この実施の形態において、判定部96は、読み出し
部81を制御して、ディスク200に記録されている映
像信号と音声信号の読み出しを停止するようにして、デ
ィスクに記録されている映像信号と音声信号の再生を停
止する。
【0211】この場合、判定部96は、警告発生部97
を制御し、映像信号と音声信号の両方、あるいは、少な
くとも一方が、不正に複製された可能性があるために、
再生できないことを通知する情報(メッセージ)を発生
させ、これを合成部87に供給する。これにより、再生
できないことを通知するメッセージが、モニタ受像機の
表示画面に表示され、使用者に通知することができるよ
うにされる。
を制御し、映像信号と音声信号の両方、あるいは、少な
くとも一方が、不正に複製された可能性があるために、
再生できないことを通知する情報(メッセージ)を発生
させ、これを合成部87に供給する。これにより、再生
できないことを通知するメッセージが、モニタ受像機の
表示画面に表示され、使用者に通知することができるよ
うにされる。
【0212】このようにした場合には、ディスク200
の使用者は、ディスク200の購入先に対し苦情を申し
立てることができ、結果として、映像信号や音声信号の
違法に複製したコンテンツが広く出回ることが防止され
る。
の使用者は、ディスク200の購入先に対し苦情を申し
立てることができ、結果として、映像信号や音声信号の
違法に複製したコンテンツが広く出回ることが防止され
る。
【0213】しかし、このように再生を禁止したので
は、善意の使用者に対しては酷となることもある。そこ
で、映像信号や音声信号の再生を停止することはせず
に、再生する映像信号に、映像信号、音声信号は、違法
に複製された可能性があることを通知するメッセージを
合成して表示するようにしてもよい。
は、善意の使用者に対しては酷となることもある。そこ
で、映像信号や音声信号の再生を停止することはせず
に、再生する映像信号に、映像信号、音声信号は、違法
に複製された可能性があることを通知するメッセージを
合成して表示するようにしてもよい。
【0214】また、媒体種別判別部98からの判別結果
をも用いて、より違法な複製が行われた可能性が高い場
合にのみ、再生を停止するようにしてもよい。例えば、
ディスク200がその媒体種別からDVDーRAM(書
き換え可能なDVD)であると判別され、ディスク20
0から読み出された映像信号に電子透かし情報として重
畳されている複製制御情報と音声信号に電子透かし情報
として重畳されている複製制御情報との両方、あるい
は、一方が、1世代だけ複製可能であることを示すもの
である場合には再生を禁止する。
をも用いて、より違法な複製が行われた可能性が高い場
合にのみ、再生を停止するようにしてもよい。例えば、
ディスク200がその媒体種別からDVDーRAM(書
き換え可能なDVD)であると判別され、ディスク20
0から読み出された映像信号に電子透かし情報として重
畳されている複製制御情報と音声信号に電子透かし情報
として重畳されている複製制御情報との両方、あるい
は、一方が、1世代だけ複製可能であることを示すもの
である場合には再生を禁止する。
【0215】また、ディスク200がその媒体種別から
DVDーRAM(書き換え可能なDVD)であると判別
され、映像信号に記録されている複製制御情報と音声信
号に記録されている複製制御情報との両方、あるいは、
一方が、複製不可(複製禁止)であることを示すもので
ある場合には再生を禁止する。
DVDーRAM(書き換え可能なDVD)であると判別
され、映像信号に記録されている複製制御情報と音声信
号に記録されている複製制御情報との両方、あるいは、
一方が、複製不可(複製禁止)であることを示すもので
ある場合には再生を禁止する。
【0216】前者の場合には、通常、DVD−RAMに
1世代だけ複製可能とされた映像信号や音声信号が記録
(複製)された場合には、複製された段階で、次世代の
複製禁止を示す複製制御情報に書き換えられていなけれ
ばならず、DVDーRAMに1世代だけ複製可能とされ
た映像信号や音声信号が記録されていることは発生し得
ず、例えば、デッドコピーするなど違法に複製された可
能性が高い。
1世代だけ複製可能とされた映像信号や音声信号が記録
(複製)された場合には、複製された段階で、次世代の
複製禁止を示す複製制御情報に書き換えられていなけれ
ばならず、DVDーRAMに1世代だけ複製可能とされ
た映像信号や音声信号が記録されていることは発生し得
ず、例えば、デッドコピーするなど違法に複製された可
能性が高い。
【0217】また、後者の場合には、そもそも、複製不
可とされた映像信号や音声信号が、DVDーRAMに記
録(複製)されることは通常は発生し得ず、デッドコピ
ーするなど違法に複製された可能性が高い。
可とされた映像信号や音声信号が、DVDーRAMに記
録(複製)されることは通常は発生し得ず、デッドコピ
ーするなど違法に複製された可能性が高い。
【0218】このように、媒体種別をも考慮することに
より、より違法な複製がされた可能性が高い場合にだ
け、再生を停止させることによって、映像信号や音声信
号の使用者に酷となり過ぎることなく、映像信号や音声
信号の違法に複製したコンテンツが広く出回ることを防
止することができる。
より、より違法な複製がされた可能性が高い場合にだ
け、再生を停止させることによって、映像信号や音声信
号の使用者に酷となり過ぎることなく、映像信号や音声
信号の違法に複製したコンテンツが広く出回ることを防
止することができる。
【0219】なお、この実施の形態の再生装置4により
再生された映像信号と音声信号とが前述した記録装置3
に供給されディスクなどの記録媒体に複製するようにす
ることも考えられるが、この場合にも、記録装置3にお
いては、前述したように、映像信号から検出する映像用
複製制御情報FVや、音声信号から検出する音声用付加
情報FA、映像信号の有無、音声信号の有無などに基づ
いて、適切な複製制御(複製制限制御)を行うことがで
きる。
再生された映像信号と音声信号とが前述した記録装置3
に供給されディスクなどの記録媒体に複製するようにす
ることも考えられるが、この場合にも、記録装置3にお
いては、前述したように、映像信号から検出する映像用
複製制御情報FVや、音声信号から検出する音声用付加
情報FA、映像信号の有無、音声信号の有無などに基づ
いて、適切な複製制御(複製制限制御)を行うことがで
きる。
【0220】また、例えば、再生装置にデジタルインタ
ーフェースを設け、このデジタルインターフェースを通
じて、媒体種別判別部98においての判別結果を記録装
置3のデジタルインターフェースを通じて記録装置3の
判定部65に供給するようにすれば、記録装置3におい
ても、この実施の形態の再生装置のように、再生装置に
装填された映像信号や音声信号の発生元の記録媒体の媒
体種別をも考慮した複製制御を行うことができる。
ーフェースを設け、このデジタルインターフェースを通
じて、媒体種別判別部98においての判別結果を記録装
置3のデジタルインターフェースを通じて記録装置3の
判定部65に供給するようにすれば、記録装置3におい
ても、この実施の形態の再生装置のように、再生装置に
装填された映像信号や音声信号の発生元の記録媒体の媒
体種別をも考慮した複製制御を行うことができる。
【0221】すなわち、ディスク200がDVDーRA
Mであり、ディスク200から読み出された映像信号に
電子透かし情報として重畳されている複製制御情報と音
声信号に電子透かし情報として重畳されている複製制御
情報との両方、あるいは、一方が、1世代だけ複製可能
であることを示すものである場合には複製を禁止するよ
うに記録装置3において制御することができる。
Mであり、ディスク200から読み出された映像信号に
電子透かし情報として重畳されている複製制御情報と音
声信号に電子透かし情報として重畳されている複製制御
情報との両方、あるいは、一方が、1世代だけ複製可能
であることを示すものである場合には複製を禁止するよ
うに記録装置3において制御することができる。
【0222】同様に、ディスク200がDVDーRAM
であり、ディスク200から読み出された映像信号に電
子透かし情報として重畳されている複製制御情報と音声
信号に電子透かし情報として重畳されている複製制御情
報との両方、あるいは、一方が、複製不可(複製禁止)
であることを示すものである場合には記録装置3におい
て複製を禁止することができる。
であり、ディスク200から読み出された映像信号に電
子透かし情報として重畳されている複製制御情報と音声
信号に電子透かし情報として重畳されている複製制御情
報との両方、あるいは、一方が、複製不可(複製禁止)
であることを示すものである場合には記録装置3におい
て複製を禁止することができる。
【0223】また、図12に示したように、映像用WM
検出部85からの映像用付加情報FVの複製制御情報
と、音声用WM検出部92からの音声用付加情報FAの
複製制御情報とが、ケース5、10、16、17、1
8、19の場合、すなわち、一方が、無検出の場合に
は、この実施の形態においては再生は行うようにする。
検出部85からの映像用付加情報FVの複製制御情報
と、音声用WM検出部92からの音声用付加情報FAの
複製制御情報とが、ケース5、10、16、17、1
8、19の場合、すなわち、一方が、無検出の場合に
は、この実施の形態においては再生は行うようにする。
【0224】ただし、この場合でも、媒体種別を考慮す
ることにより、前述したように、映像信号や音声信号が
違法に複製された可能性が高い場合には、再生を停止さ
せることによって、映像信号や音声信号の違法に複製し
たコンテンツが広く出回ることを防止することができ
る。
ることにより、前述したように、映像信号や音声信号が
違法に複製された可能性が高い場合には、再生を停止さ
せることによって、映像信号や音声信号の違法に複製し
たコンテンツが広く出回ることを防止することができ
る。
【0225】また、前述した記録装置3の場合と同様
に、映像信号や音声信号の有無、また、電子透かし情報
とされた付加情報の検出の確からしさをも考慮すること
によって、付加情報の検出が正常な状態で検出されてい
るか、誤検出の可能性があるかをも正確に判別すること
ができ、正確に検出された付加情報に基づいて、再生制
御を行うことができる。
に、映像信号や音声信号の有無、また、電子透かし情報
とされた付加情報の検出の確からしさをも考慮すること
によって、付加情報の検出が正常な状態で検出されてい
るか、誤検出の可能性があるかをも正確に判別すること
ができ、正確に検出された付加情報に基づいて、再生制
御を行うことができる。
【0226】また、前述した関連付け情報が、映像信号
に電子透かし情報として重畳されている付加情報FV
と、音声信号に電子透かし情報として重畳されている付
加情報FAと関連付けがとれない場合には、違法に複製
された可能性が高いので、このことのみをもって、再生
禁止とするように制御するようにしてもよい。
に電子透かし情報として重畳されている付加情報FV
と、音声信号に電子透かし情報として重畳されている付
加情報FAと関連付けがとれない場合には、違法に複製
された可能性が高いので、このことのみをもって、再生
禁止とするように制御するようにしてもよい。
【0227】このように、映像信号に電子透かし情報と
して重畳されている付加情報と、その検出の確からし
さ、音声信号に電子透かし情報として重畳されている付
加情報と、その検出の確からしさ、さらに、映像信号の
有無と、音声信号の有無と、付加情報の関連付け情報
と、媒体種別などの複数の情報を用いることによって、
より信頼性の高い再生制御を行うことができる。
して重畳されている付加情報と、その検出の確からし
さ、音声信号に電子透かし情報として重畳されている付
加情報と、その検出の確からしさ、さらに、映像信号の
有無と、音声信号の有無と、付加情報の関連付け情報
と、媒体種別などの複数の情報を用いることによって、
より信頼性の高い再生制御を行うことができる。
【0228】なお、この実施の形態の再生装置4が備え
る映像用WM検出部85、映像信号検出部86、照合部
90、音声用WM検出部92、音声信号検出部93、判
定部96、警告情報発生部97とを、図6を用いて前述
したセットトップボックス2に設けることによって、こ
の実施の形態の再生装置4とどうようにして、映像信号
や音声信号の出力制御を行うことができる。
る映像用WM検出部85、映像信号検出部86、照合部
90、音声用WM検出部92、音声信号検出部93、判
定部96、警告情報発生部97とを、図6を用いて前述
したセットトップボックス2に設けることによって、こ
の実施の形態の再生装置4とどうようにして、映像信号
や音声信号の出力制御を行うことができる。
【0229】このように、映像信号に電子透かし情報と
して重畳されている付加情報と、その検出の確からし
さ、音声信号に電子透かし情報として重畳されている付
加情報と、その検出の確からしさ、さらに、映像信号の
有無と、音声信号の有無と、付加情報の関連付け情報
と、媒体種別などの複数の情報を用いることによって、
より信頼性の高い映像信号や音声信号についての複製制
御、再生制御、出力制御を行うことができる。
して重畳されている付加情報と、その検出の確からし
さ、音声信号に電子透かし情報として重畳されている付
加情報と、その検出の確からしさ、さらに、映像信号の
有無と、音声信号の有無と、付加情報の関連付け情報
と、媒体種別などの複数の情報を用いることによって、
より信頼性の高い映像信号や音声信号についての複製制
御、再生制御、出力制御を行うことができる。
【0230】そして、図12において、ケース8に示し
たように、特例を設けることによって、映像信号に電子
透かし情報として重畳された複製制御情報のインクリメ
ント(書き換え)の不要な複製制御システムを実現する
ことができる。映像信号に電子透かし情報として重畳さ
れている複製制御情報を書き換える場合には、従来電子
透かし情報とされた複製制御情報のインクリメントを行
わなければならな箇所が多く存在したが、映像信号に電
子透かし情報として重畳された複製制御情報の書き換え
をおこなわにようにすることによって、記録装置の構成
を簡単にすることができる。
たように、特例を設けることによって、映像信号に電子
透かし情報として重畳された複製制御情報のインクリメ
ント(書き換え)の不要な複製制御システムを実現する
ことができる。映像信号に電子透かし情報として重畳さ
れている複製制御情報を書き換える場合には、従来電子
透かし情報とされた複製制御情報のインクリメントを行
わなければならな箇所が多く存在したが、映像信号に電
子透かし情報として重畳された複製制御情報の書き換え
をおこなわにようにすることによって、記録装置の構成
を簡単にすることができる。
【0231】また、デジタル放送における映像信号のフ
ォーマットは、現在でも18フォーマット以上存在し、
そのそれぞれに対応して電子透かし情報を重畳するよう
にすることは、回路規模、コストなどの面から困難であ
り、すべてのフォーマットに対応するように電子透かし
情報とされた複製制御情報などの付加情報を映像信号に
重畳することは難しい。
ォーマットは、現在でも18フォーマット以上存在し、
そのそれぞれに対応して電子透かし情報を重畳するよう
にすることは、回路規模、コストなどの面から困難であ
り、すべてのフォーマットに対応するように電子透かし
情報とされた複製制御情報などの付加情報を映像信号に
重畳することは難しい。
【0232】しかし、音声信号のフォーマットは、AC
3、AAC、MPEGと3種類しかなく、音声信号につ
いては、すべてのフォーマットに対応して電子透かし情
報とされた複製制御情報などの付加情報を重畳するよう
にすることは比較的容易である。また、ビットストリー
ム上では負担が軽い上に安全である。
3、AAC、MPEGと3種類しかなく、音声信号につ
いては、すべてのフォーマットに対応して電子透かし情
報とされた複製制御情報などの付加情報を重畳するよう
にすることは比較的容易である。また、ビットストリー
ム上では負担が軽い上に安全である。
【0233】したがって、前述したように、少なくと
も、映像信号に電子透かし情報として重畳されている付
加情報と、音声信号に重畳されている付加情報の両方を
用いることによって、より信頼性の高い著作権保護を行
うようにすることができる。
も、映像信号に電子透かし情報として重畳されている付
加情報と、音声信号に重畳されている付加情報の両方を
用いることによって、より信頼性の高い著作権保護を行
うようにすることができる。
【0234】また、映像信号から電子透かし情報とされ
た付加情報をベースバンドの状態から検出するようにす
ることにより、回路の簡略化を図れると共に、前述した
フォーマットの変換(方式変換)での危険を回避するこ
とができる。
た付加情報をベースバンドの状態から検出するようにす
ることにより、回路の簡略化を図れると共に、前述した
フォーマットの変換(方式変換)での危険を回避するこ
とができる。
【0235】また、DVDやVTRなどの映像信号と音
声信号の記録装置や記録再生装置であっても、音声信号
についてのプロテクション(著作権保護)は避けられな
いので、映像信号に電子透かし情報として重畳した複製
制御情報をインクリメントしないことによる回路構成の
簡単化、コストダウン効果は、映像信号と音声信号の記
録装置や記録再生装置においてまるまる享受することが
できる。
声信号の記録装置や記録再生装置であっても、音声信号
についてのプロテクション(著作権保護)は避けられな
いので、映像信号に電子透かし情報として重畳した複製
制御情報をインクリメントしないことによる回路構成の
簡単化、コストダウン効果は、映像信号と音声信号の記
録装置や記録再生装置においてまるまる享受することが
できる。
【0236】また、映像信号に電子透かし情報として重
畳された付加情報と、音声信号に電子透かし情報として
重畳された付加情報とを用いるので、電子透かし情報の
検出に誤動作を与えるという攻撃に対する耐性を確率的
に2倍にすることができ、信頼性の高い著作権保護を実
現することができる。例えば、映像信号についてのズー
ムやスーパーインポーズによって、映像信号に重畳され
た電子透かし情報が検出できなくても、音声信号に重畳
された電子透かし情報によって、複製制限を行うなどの
著作権保護を行うことができる。
畳された付加情報と、音声信号に電子透かし情報として
重畳された付加情報とを用いるので、電子透かし情報の
検出に誤動作を与えるという攻撃に対する耐性を確率的
に2倍にすることができ、信頼性の高い著作権保護を実
現することができる。例えば、映像信号についてのズー
ムやスーパーインポーズによって、映像信号に重畳され
た電子透かし情報が検出できなくても、音声信号に重畳
された電子透かし情報によって、複製制限を行うなどの
著作権保護を行うことができる。
【0237】[付加情報の他の例]映像用付加情報FV
と音声用付加情報FAとは、前述の実施の形態において
は、図2、図4を用いて説明したように、複製制御情報
(2ビット)と関連付け情報(4ビット)、その他(2
ビット)の合計8ビットからなるものとして説明した。
しかし、これに限るものではない。
と音声用付加情報FAとは、前述の実施の形態において
は、図2、図4を用いて説明したように、複製制御情報
(2ビット)と関連付け情報(4ビット)、その他(2
ビット)の合計8ビットからなるものとして説明した。
しかし、これに限るものではない。
【0238】例えば、映画のコンテンツなどの場合、映
像信号と音声信号とが相互に付随的な関係にあっても、
音声だけを例えばMD(ミニディスク)に記録して楽し
む場合もある。このような場合を考慮すると、音声信号
には、音声信号だけについての著作権保護のための付加
情報を付加しておき、MDの記録再生装置(MD装置)
においては、音声信号だけについての著作権保護のため
の付加情報に基づいて、音声信号についての著作権保護
を行うようにすることも考えられる。
像信号と音声信号とが相互に付随的な関係にあっても、
音声だけを例えばMD(ミニディスク)に記録して楽し
む場合もある。このような場合を考慮すると、音声信号
には、音声信号だけについての著作権保護のための付加
情報を付加しておき、MDの記録再生装置(MD装置)
においては、音声信号だけについての著作権保護のため
の付加情報に基づいて、音声信号についての著作権保護
を行うようにすることも考えられる。
【0239】そこで、映像信号や音声信号には、例え
ば、DVDの記録装置や記録再生装置あるいはVTR
(ビデオテープレコーダ)などで用いる映像信号と音声
信号との両者の著作権保護を行うための付加情報と、そ
れぞれの情報信号の著作権保護を行うための情報とをと
もに処理する場合の付加情報とを識別可能なようにして
映像信号や音声信号に付加する。
ば、DVDの記録装置や記録再生装置あるいはVTR
(ビデオテープレコーダ)などで用いる映像信号と音声
信号との両者の著作権保護を行うための付加情報と、そ
れぞれの情報信号の著作権保護を行うための情報とをと
もに処理する場合の付加情報とを識別可能なようにして
映像信号や音声信号に付加する。
【0240】図14、図15は、映像信号や音声信号な
どの情報信号に付加する付加情報の他の例を説明するた
めの図である。このうち図14は、例えば、付加情報を
16ビットとし、この付加情報中に、映像信号と音声信
号との両者の著作権保護を行うための付加情報と、それ
ぞれの情報信号の著作権保護を行うための情報とのスロ
ットを設けるようにしたものである。
どの情報信号に付加する付加情報の他の例を説明するた
めの図である。このうち図14は、例えば、付加情報を
16ビットとし、この付加情報中に、映像信号と音声信
号との両者の著作権保護を行うための付加情報と、それ
ぞれの情報信号の著作権保護を行うための情報とのスロ
ットを設けるようにしたものである。
【0241】すなわち、図14は、音声用付加情報の場
合の例である。そして、図14に示すように、映像信号
と音声信号との両者の著作権保護を行うための付加情報
は、0ビット目と1ビット目の合計2ビット、音声信号
用の著作権保護を行うための情報は、2ビット目から5
ビット目までの合計4ビットというように、付加情報中
において、その位置を初めから決めておく。すなわち、
それぞれの付加情報のスロットを予め決めておく。
合の例である。そして、図14に示すように、映像信号
と音声信号との両者の著作権保護を行うための付加情報
は、0ビット目と1ビット目の合計2ビット、音声信号
用の著作権保護を行うための情報は、2ビット目から5
ビット目までの合計4ビットというように、付加情報中
において、その位置を初めから決めておく。すなわち、
それぞれの付加情報のスロットを予め決めておく。
【0242】これにより、例えば、DVDの記録装置に
おいて、映像信号と音声信号との両者の著作権保護を行
う場合には、付加情報の0ビット目と1ビット目の合計
2ビットの情報を用いて著作権保護を行い、MD装置に
おいて、音声信号の著作権保護を行う場合には、2ビッ
ト目から5ビット目までの合計4ビットの情報を用いる
というように、用いる情報を明確に識別して用いること
ができるようにされる。
おいて、映像信号と音声信号との両者の著作権保護を行
う場合には、付加情報の0ビット目と1ビット目の合計
2ビットの情報を用いて著作権保護を行い、MD装置に
おいて、音声信号の著作権保護を行う場合には、2ビッ
ト目から5ビット目までの合計4ビットの情報を用いる
というように、用いる情報を明確に識別して用いること
ができるようにされる。
【0243】また、図15は、ヘッダにより、映像信号
と音声信号との両者の著作権保護を行うための付加情報
と、それぞれの情報信号の著作権保護を行うための情報
とを区別するようにした場合の例であり、音声用付加情
報の場合の例である。
と音声信号との両者の著作権保護を行うための付加情報
と、それぞれの情報信号の著作権保護を行うための情報
とを区別するようにした場合の例であり、音声用付加情
報の場合の例である。
【0244】すなわち、図15Aに示すように、映像信
号と音声信号との両者の著作権保護を行うための付加情
報には、ヘッダ1を付加し、図15Bに示すように、音
声信号用の著作権保護を行うための情報には、ヘッダ2
を付加するようにする。このようにしておくことによ
り、例えば、DVDの記録装置において、映像信号と音
声信号との両者の著作権保護を行う場合には、ヘッダ1
の付加情報を抽出し、これを用いて著作権保護を行い、
また、MD装置において、音声信号の著作権保護を行う
場合には、ヘッダ2の付加情報を抽出し、これを用いて
著作権保護を行うというように、用いる情報を明確に識
別して用いることができるようにされる。
号と音声信号との両者の著作権保護を行うための付加情
報には、ヘッダ1を付加し、図15Bに示すように、音
声信号用の著作権保護を行うための情報には、ヘッダ2
を付加するようにする。このようにしておくことによ
り、例えば、DVDの記録装置において、映像信号と音
声信号との両者の著作権保護を行う場合には、ヘッダ1
の付加情報を抽出し、これを用いて著作権保護を行い、
また、MD装置において、音声信号の著作権保護を行う
場合には、ヘッダ2の付加情報を抽出し、これを用いて
著作権保護を行うというように、用いる情報を明確に識
別して用いることができるようにされる。
【0245】なお、図14、図15においては、音声用
付加情報の場合を例にして説明したが、映像用付加情報
の場合も同様である。また、この実施の形態において
は、付加情報の長さ(ビット長)は予め決められてお
り、これが、映像信号や音声信号などの情報信号に電子
透かし情報として繰り返し重畳されることになる。
付加情報の場合を例にして説明したが、映像用付加情報
の場合も同様である。また、この実施の形態において
は、付加情報の長さ(ビット長)は予め決められてお
り、これが、映像信号や音声信号などの情報信号に電子
透かし情報として繰り返し重畳されることになる。
【0246】なお、前述の実施の形態においては、映像
信号に電子透かし情報として重畳されている付加情報
と、その検出の確からしさ、音声信号に電子透かし情報
として重畳されている付加情報と、その検出の確からし
さ、さらに、映像信号の有無と、音声信号の有無と、付
加情報の関連付け情報と、媒体種別などの複数の情報を
用いるようにしたが、これに限るものではない。
信号に電子透かし情報として重畳されている付加情報
と、その検出の確からしさ、音声信号に電子透かし情報
として重畳されている付加情報と、その検出の確からし
さ、さらに、映像信号の有無と、音声信号の有無と、付
加情報の関連付け情報と、媒体種別などの複数の情報を
用いるようにしたが、これに限るものではない。
【0247】例えば、少なくとも、映像信号に電子透か
し情報として重畳されている付加情報と、音声信号に電
子透かし情報として重畳されている付加情報とを用いる
ようにするだけでもよいし、これに関連付け情報を考慮
するようにしてもよい。また、映像信号に電子透かし情
報として重畳されている付加情報と、その検出の確から
しさ、音声信号に電子透かし情報として重畳されている
付加情報と、その検出の確からしさを用いるようにして
もよいし、これに関連付け情報を考慮するようにしても
よい。
し情報として重畳されている付加情報と、音声信号に電
子透かし情報として重畳されている付加情報とを用いる
ようにするだけでもよいし、これに関連付け情報を考慮
するようにしてもよい。また、映像信号に電子透かし情
報として重畳されている付加情報と、その検出の確から
しさ、音声信号に電子透かし情報として重畳されている
付加情報と、その検出の確からしさを用いるようにして
もよいし、これに関連付け情報を考慮するようにしても
よい。
【0248】また、映像信号に電子透かし情報として重
畳されている付加情報と、音声信号に電子透かし情報と
して重畳されている付加情報と、映像信号の有無と、音
声信号の有無とを用いるようにしてもよい。また、映像
信号に電子透かし情報として重畳されている付加情報
と、その検出の確からしさ、音声信号に電子透かし情報
として重畳されている付加情報と、その検出の確からし
さ、さらに、映像信号の有無と、音声信号の有無とを用
いるようにしてもよい。すなわち、必要に応じた複数の
情報を用いて、著作権保護を行うようにすることができ
る。
畳されている付加情報と、音声信号に電子透かし情報と
して重畳されている付加情報と、映像信号の有無と、音
声信号の有無とを用いるようにしてもよい。また、映像
信号に電子透かし情報として重畳されている付加情報
と、その検出の確からしさ、音声信号に電子透かし情報
として重畳されている付加情報と、その検出の確からし
さ、さらに、映像信号の有無と、音声信号の有無とを用
いるようにしてもよい。すなわち、必要に応じた複数の
情報を用いて、著作権保護を行うようにすることができ
る。
【0249】また、図7を用いて前述した記録装置3に
おいては、映像信号や音声信号の有無の検出は、映像信
号や音声信号のレベルを検出することにより検出するよ
うにしたが、これに限るものではない。例えば、アナロ
グ映像信号の入力端子51、アナログ音声信号の入力端
子57に接続ケーブルが接続されたときにオンとなり、
接続ケーブルが接続されていないときにはオフとなるよ
うなスイッチを設けておく。
おいては、映像信号や音声信号の有無の検出は、映像信
号や音声信号のレベルを検出することにより検出するよ
うにしたが、これに限るものではない。例えば、アナロ
グ映像信号の入力端子51、アナログ音声信号の入力端
子57に接続ケーブルが接続されたときにオンとなり、
接続ケーブルが接続されていないときにはオフとなるよ
うなスイッチを設けておく。
【0250】このようなスイッチを設けておくことによ
り機械的に、映像信号の有無や音声信号の有無を検出す
ることができる。そして、スイッチの状態を判定部65
に通知するようにしておけば、例えば、映像信号の送受
のための接続ケーブルだけが記録装置3に接続され、音
声信号の送受のための接続ケーブルが接続されていない
にもかかわらず複製を行うようにされた場合には、違法
な複製を行おうとしていると判定し、複製を禁止するな
どの制御を行うことができる。
り機械的に、映像信号の有無や音声信号の有無を検出す
ることができる。そして、スイッチの状態を判定部65
に通知するようにしておけば、例えば、映像信号の送受
のための接続ケーブルだけが記録装置3に接続され、音
声信号の送受のための接続ケーブルが接続されていない
にもかかわらず複製を行うようにされた場合には、違法
な複製を行おうとしていると判定し、複製を禁止するな
どの制御を行うことができる。
【0251】また、図13を用いて前述した再生装置4
のアナログ映像信号の出力端子89、アナログ音声信号
の出力端子95にも同様のスイッチを設け、そのスイッ
チの状態を判定部96に通知するようにしておけば、映
像信号の送受のための接続ケーブルだけが再生装置4に
接続され、音声信号の送受のための接続ケーブルが接続
されていないにもかかわらず再生を行うようにされた場
合には、違法な複製を行おうとしていると判定し、再生
を禁止するなどの制御を行うことができる。また、図6
にしめしたセットトップボックス2についても、同様の
ことを行うようにすることができる。
のアナログ映像信号の出力端子89、アナログ音声信号
の出力端子95にも同様のスイッチを設け、そのスイッ
チの状態を判定部96に通知するようにしておけば、映
像信号の送受のための接続ケーブルだけが再生装置4に
接続され、音声信号の送受のための接続ケーブルが接続
されていないにもかかわらず再生を行うようにされた場
合には、違法な複製を行おうとしていると判定し、再生
を禁止するなどの制御を行うことができる。また、図6
にしめしたセットトップボックス2についても、同様の
ことを行うようにすることができる。
【0252】また、このように、接続ケーブルが接続さ
れているか否かが判別できる場合、図12に示した論理
表において、ケース15の場合であって、音声信号用の
接続ケーブルが外れていないときには、複製不可(複製
禁止)と判定するようにしてもよい。
れているか否かが判別できる場合、図12に示した論理
表において、ケース15の場合であって、音声信号用の
接続ケーブルが外れていないときには、複製不可(複製
禁止)と判定するようにしてもよい。
【0253】また、図1に示した情報信号出力装置は、
前述したように、放送局側の放送装置や、通信機能を備
えたサーバ装置などのコンピュータ、コンテンツ提供業
者が用いる記録媒体の作成装置などに適用することがで
きる。
前述したように、放送局側の放送装置や、通信機能を備
えたサーバ装置などのコンピュータ、コンテンツ提供業
者が用いる記録媒体の作成装置などに適用することがで
きる。
【0254】また、図13を用いて前述した再生装置
は、前述したように、セットトップボックスなどの受信
装置や、パーソナルコンピュータなどの映像信号や音声
信号を出力する各種の出力装置に適用することができ
る。また、図7を用いて前述した記録装置に再生機能を
も搭載して、記録再生装置とすることもできるし、図7
に示した記録装置と、図13に示した再生装置とを合わ
せ持つ記録再生装置を構成するようにすることもでき
る。
は、前述したように、セットトップボックスなどの受信
装置や、パーソナルコンピュータなどの映像信号や音声
信号を出力する各種の出力装置に適用することができ
る。また、図7を用いて前述した記録装置に再生機能を
も搭載して、記録再生装置とすることもできるし、図7
に示した記録装置と、図13に示した再生装置とを合わ
せ持つ記録再生装置を構成するようにすることもでき
る。
【0255】また、前述の実施の形態においては、映像
信号については、スペクトラム拡散を用いて形成した電
子透かし情報を重畳し、音声信号については、MDCT
変換、IMDCT変換を用いて形成した電子透かし情報
を重畳するようにしたが、電子透かし技術は、これにか
ぎるものではない。他の各種の電子透かし技術を用いて
形成した電子透かし情報を映像信号、音声信号に重畳す
ることももちろんできる。
信号については、スペクトラム拡散を用いて形成した電
子透かし情報を重畳し、音声信号については、MDCT
変換、IMDCT変換を用いて形成した電子透かし情報
を重畳するようにしたが、電子透かし技術は、これにか
ぎるものではない。他の各種の電子透かし技術を用いて
形成した電子透かし情報を映像信号、音声信号に重畳す
ることももちろんできる。
【0256】また、前述の実施の形態においては、映像
用付加情報と、音声用付加情報とは、電子透かし情報と
して映像信号、音声信号に重畳されているものとして説
明したが、これに限るものではない。例えば、映像信号
については、CGMS情報を用い、音声信号について
は、SCMS情報を用いるというように、電子透かし情
報でない付加情報を用いて著作権保護を行うようにする
こともできる。
用付加情報と、音声用付加情報とは、電子透かし情報と
して映像信号、音声信号に重畳されているものとして説
明したが、これに限るものではない。例えば、映像信号
については、CGMS情報を用い、音声信号について
は、SCMS情報を用いるというように、電子透かし情
報でない付加情報を用いて著作権保護を行うようにする
こともできる。
【0257】また、前述した実施の形態においては、著
作権保護として、複製制御、再生制御、出力制御を行う
ものとして説明したが、著作権保護は、これらに限るも
のではない。例えば、映像信号や音声信号が複製される
度に、複製を行った装置の装置番号を映像信号や音声信
号に付加し、必要に応じてこれを表示するなどして、違
法な複製が行われた場合に違法な複製を行った業者を追
跡できるようにすることもできる。
作権保護として、複製制御、再生制御、出力制御を行う
ものとして説明したが、著作権保護は、これらに限るも
のではない。例えば、映像信号や音声信号が複製される
度に、複製を行った装置の装置番号を映像信号や音声信
号に付加し、必要に応じてこれを表示するなどして、違
法な複製が行われた場合に違法な複製を行った業者を追
跡できるようにすることもできる。
【0258】また、映像信号や音声信号に著作権者の識
別コードを付加情報として付加し、映像信号と音声信号
とで付加情報が食い違った時に、これを表示するなどし
て出力し、違法な複製が行われたことを使用者に通知す
るなど各種の著作権保護を行うことができる。
別コードを付加情報として付加し、映像信号と音声信号
とで付加情報が食い違った時に、これを表示するなどし
て出力し、違法な複製が行われたことを使用者に通知す
るなど各種の著作権保護を行うことができる。
【0259】また、前述した実施の形態においては、映
像信号と音声信号とを用いる場合を例にして説明した
が、情報信号は、映像信号と音声信号に限るものではな
く、例えば、テキストデータやプログラムデータなどの
コンピュータデータと映像信号あるいは、コンピュータ
データと音声信号などというように、同時に提供するよ
うにされる各種の情報信号を伝送するようにする場合に
この発明を適用することができる。
像信号と音声信号とを用いる場合を例にして説明した
が、情報信号は、映像信号と音声信号に限るものではな
く、例えば、テキストデータやプログラムデータなどの
コンピュータデータと映像信号あるいは、コンピュータ
データと音声信号などというように、同時に提供するよ
うにされる各種の情報信号を伝送するようにする場合に
この発明を適用することができる。
【0260】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、伝送する情報信号について、より信頼性の高い著作
権保護を行うことができる。また、映像信号についての
電子透かし情報を書き換えないようにすることができる
ので、記録装置の負荷の軽減、回路構成の単純化、記録
装置のコストダウンを実現することができる。
ば、伝送する情報信号について、より信頼性の高い著作
権保護を行うことができる。また、映像信号についての
電子透かし情報を書き換えないようにすることができる
ので、記録装置の負荷の軽減、回路構成の単純化、記録
装置のコストダウンを実現することができる。
【図1】この発明による情報信号出力装置の一実施の形
態を説明するためのブロック図である。
態を説明するためのブロック図である。
【図2】映像信号に電子透かし情報として重畳される映
像用付加情報を説明するための図である。
像用付加情報を説明するための図である。
【図3】図1に示した情報信号出力装置の映像用WM重
畳部12を説明するためのブロック図である。
畳部12を説明するためのブロック図である。
【図4】音声信号に電子透かし情報として重畳される音
声用付加情報を説明するための図である。
声用付加情報を説明するための図である。
【図5】図1に示した情報信号出力装置の音声用WM重
畳部19を説明するためのブロック図である。
畳部19を説明するためのブロック図である。
【図6】セットトップボックス(放送受信機)を説明す
るための図である。
るための図である。
【図7】この発明による情報信号受信装置の一実施の形
態としての情報信号記録装置を説明するためのブロック
図である。
態としての情報信号記録装置を説明するためのブロック
図である。
【図8】図7に示した情報信号記録装置の映像用WM検
出部53を説明するためのブロック図である。
出部53を説明するためのブロック図である。
【図9】図7に示した情報信号記録装置の音声用WM検
出部59を説明するためのブロック図である。
出部59を説明するためのブロック図である。
【図10】電子透かし情報の安定検出状態を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図11】電子透かし情報の不安定検出状態を説明する
ための図である。
ための図である。
【図12】複製制御や再生制御を行うための映像信号に
重畳された複製制御情報と音声信号に重畳された複製制
御情報との論理関係(組み合わせ)を説明するための図
である。
重畳された複製制御情報と音声信号に重畳された複製制
御情報との論理関係(組み合わせ)を説明するための図
である。
【図13】この発明による情報信号受信装置の一実施の
形態としての情報信号再生装置を説明するためのブロッ
ク図である。
形態としての情報信号再生装置を説明するためのブロッ
ク図である。
【図14】情報信号に重畳される付加情報の他の例を説
明するための図である。
明するための図である。
【図15】情報信号に重畳される付加情報の他の例を説
明するための図である。
明するための図である。
1…情報信号出力装置、11…デジタル映像信号の入力
端子、12…映像用WM重畳部(映像用電子透かし情報
重畳部)、13…映像用複製制御情報発生部、14…映
像用付加情報形成部、15…関連付け情報発生部、16
…映像圧縮処理部、17…CGMS情報付加部、18…
デジタル音声信号の入力端子、19…音声用WM重畳部
(音声用電子透かし重畳部)、20…音声用複製制御情
報発生部、21…音声用付加情報形成分、22…音声用
圧縮処理部、23…マルチプレックス部、24…スクラ
ンブル部(暗号化部)、25…変調処理部、121…タ
イミング制御部、122…PN発生部、123…付加情
報列発生部、124…拡散部(スペクトラム拡散部)、
125…重畳部(WM重畳部)、191…MDCT演算
部、192…重畳部、193…IMDCT(逆MDC
T)演算部、3…情報信号記録装置、51…アナログ映
像信号の入力端子、52…A/D変換部、53…映像用
WM検出部、54…映像信号検出部、55…映像用圧縮
処理部、56…照合部、57…アナログ音声信号の入力
端子、58…A/D変換部、59…音声用WM検出部、
60…音声信号検出部、61…音声用圧縮処理部、62
…WMリマーク部、63…マルチプレックス部、64…
書き込み部、65…判定部、66…警告情報発生部、6
7…合成部、68…D/A変換部、69…アナログ信号
の出力端子、70…デジタル信号の入力端子、71…デ
ジタルインターフェース、31…タイミング制御部、5
32…PN発生部、533…逆拡散部、534…WM判
定部、591…MDCT演算部、592…WM抽出部
(電子透かし情報抽出部)、81…読み出し部、82…
デスクランブル部、83…デマルチプレックス部、84
…映像用圧縮解凍部、85…映像用WM検出部、86…
映像信号検出部、87…映像合成部、88…D/A変換
部、89…アナログ映像信号の出力端子、90…照合
部、91…音声用圧縮解凍部、92…音声用WM検出
部、93…音声信号検出部、94…D/A変換部、95
…アナログ音声信号の出力端子、96…判定部、97…
警告情報発生部、98…媒体種別判別部
端子、12…映像用WM重畳部(映像用電子透かし情報
重畳部)、13…映像用複製制御情報発生部、14…映
像用付加情報形成部、15…関連付け情報発生部、16
…映像圧縮処理部、17…CGMS情報付加部、18…
デジタル音声信号の入力端子、19…音声用WM重畳部
(音声用電子透かし重畳部)、20…音声用複製制御情
報発生部、21…音声用付加情報形成分、22…音声用
圧縮処理部、23…マルチプレックス部、24…スクラ
ンブル部(暗号化部)、25…変調処理部、121…タ
イミング制御部、122…PN発生部、123…付加情
報列発生部、124…拡散部(スペクトラム拡散部)、
125…重畳部(WM重畳部)、191…MDCT演算
部、192…重畳部、193…IMDCT(逆MDC
T)演算部、3…情報信号記録装置、51…アナログ映
像信号の入力端子、52…A/D変換部、53…映像用
WM検出部、54…映像信号検出部、55…映像用圧縮
処理部、56…照合部、57…アナログ音声信号の入力
端子、58…A/D変換部、59…音声用WM検出部、
60…音声信号検出部、61…音声用圧縮処理部、62
…WMリマーク部、63…マルチプレックス部、64…
書き込み部、65…判定部、66…警告情報発生部、6
7…合成部、68…D/A変換部、69…アナログ信号
の出力端子、70…デジタル信号の入力端子、71…デ
ジタルインターフェース、31…タイミング制御部、5
32…PN発生部、533…逆拡散部、534…WM判
定部、591…MDCT演算部、592…WM抽出部
(電子透かし情報抽出部)、81…読み出し部、82…
デスクランブル部、83…デマルチプレックス部、84
…映像用圧縮解凍部、85…映像用WM検出部、86…
映像信号検出部、87…映像合成部、88…D/A変換
部、89…アナログ映像信号の出力端子、90…照合
部、91…音声用圧縮解凍部、92…音声用WM検出
部、93…音声信号検出部、94…D/A変換部、95
…アナログ音声信号の出力端子、96…判定部、97…
警告情報発生部、98…媒体種別判別部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/91 H04N 5/91 P 5J104 7/08 7/08 Z 9A001 7/081 Fターム(参考) 5B017 AA06 BA07 BB03 BB10 CA09 CA16 5C053 FA15 FA24 GA11 GB06 GB11 GB37 GB40 JA26 KA25 LA06 LA07 5C063 AB03 AC01 AC05 AC10 CA11 CA14 CA36 DA07 5C076 AA14 BA06 5D044 AB05 AB07 BC06 CC04 DE17 DE48 DE50 HL08 5J104 AA14 NA27 PA05 PA07 9A001 BB01 BB03 BB04 CC05 EE03 EE04 EE05 GG22 HH15 HH27 HH28 JJ25 JJ27 JJ33 KK43 LL03
Claims (69)
- 【請求項1】相互に付随的な関係にあり、それぞれを独
立して利用可能な第1の情報信号と第2の情報信号との
それぞれに、著作権保護用の付加情報を付加して伝送
し、 前記第1、第2の情報信号の受信側においては、前記第
1の情報信号に付加されている付加情報と、前記第2の
情報信号に付加されている付加情報とに基づいて、前記
第1の情報信号と前記第2の情報信号との両方、あるい
は、その一方についての著作権保護を行うことを特徴と
する著作権保護方法。 - 【請求項2】前記第1の情報信号に付加する付加情報
と、前記第2の情報信号に付加する付加情報とのそれぞ
れには、2つの前記付加情報を関連付けさせるための関
連付け情報を含めるようにし、 前記第1、第2の情報信号の受信側においては、前記第
1の情報信号に付加されている関連付け情報と、前記第
2の情報信号に付加されている関連付け情報とを照合し
て、関連付けがとれているか否かを確認することを特徴
とする請求項1に記載の著作権保護方法。 - 【請求項3】前記第1の情報信号に付加する付加情報
と、前記第2の情報信号に付加する付加情報とは、複製
制御用の情報であることを特徴とする請求項1または請
求項2に記載の著作権保護方法。 - 【請求項4】前記第1、第2の情報信号の受信側におい
ては、前記第1の情報信号に付加されている付加情報
と、前記第2の情報信号に付加されている付加情報との
うち、より複製禁止に近い複製制御の状態を示す付加情
報に基づいて、前記第1の情報信号と前記第2の情報信
号の両方、あるいは、その一方についての複製制御を行
うことを特徴とする請求項3に記載の著作権保護方法。 - 【請求項5】前記第1の情報信号に付加される付加情報
と、前記第2の情報信号に付加される付加情報とは、複
製制御用の情報であり、 前記第1、第2の情報信号の受信側においては、前記第
1の情報信号の有無と、前記第2の情報信号の有無と、
前記第1の情報信号に付加されている付加情報と、前記
第2の情報信号に付加されている付加情報とに基づい
て、前記第1の情報信号と前記第2の情報信号との両
方、あるいは、その一方についての複製制限制御を行う
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の著作
権保護方法。 - 【請求項6】前記第1の情報信号と前記第2の情報信号
とのそれぞれに付加される付加情報は、電子透かし情報
としてそれぞれの情報信号に重畳されるものであり、 前記第1の情報信号と前記第2の情報信号のうち、一方
が他方より付加情報の書き換えによる影響が少なく、か
つ、付加情報の書き換えが容易なものであり、 前記第1、第2の情報信号の受信側において、付加情報
の書き換えの必要があるときには、書き換えによる影響
が少なく、かつ、付加情報の書き換えが容易な情報信号
に重畳されている付加情報のみを書き換えることを特徴
とする請求項3に記載の著作権保護方法。 - 【請求項7】前記第1の情報信号は映像信号であり、前
記第2の情報信号は音声信号であって、 前記第1、第2の情報信号の受信側においては、前記第
2の情報信号に重畳されている付加情報のみを書き換え
ることを特徴とする請求項6に記載の著作権保護方法。 - 【請求項8】前記第1の情報信号と前記第2の情報信号
とのそれぞれに付加される付加情報は、電子透かし情報
としてそれぞれの情報信号に重畳されるものであり、 前記第1の情報信号が映像信号であり、前記第2の情報
信号が音声信号であって、前記第1の情報信号と、前記
第2の情報信号とを1世代の複製可として伝送する場合
には、 前記第1の情報信号には、次世代の複製不可であること
を示す付加情報を付加し、前記第2の情報信号には、1
世代の複製可能であることを示す付加情報を付加し、 前記第1、第2の情報信号の受信側においては、前記第
1の情報信号から次世代の複製不可を示す付加情報を検
出し、かつ、前記第2の情報信号から1世代の複製可能
を示す付加情報を検出したときには、前記第1の情報信
号と前記第2の情報信号とは、1世代の複製可能とされ
た情報信号であると見なして、複製制御を行うことを特
徴とする請求項3に記載の著作権保護方法。 - 【請求項9】前記第1、第2の情報信号の受信側におい
ては、前記第2の情報信号に重畳されている付加情報の
みを書き換えることを特徴とする請求項8に記載の著作
権保護方法。 - 【請求項10】前記第1の情報信号と前記第2の情報信
号とのそれぞれに付加される付加情報は、電子透かし情
報としてそれぞれの情報信号に重畳されるものであり、 前記第1の情報信号に付加されている付加情報と、前記
第2の情報信号に付加されている付加情報のうち、一方
の付加情報が検出されないときには、他方の付加情報に
基づいて、前記第1の情報信号と前記第2の情報信号の
両方、あるいは、その一方についての著作権保護を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の著作権保護方法。 - 【請求項11】前記第1、第2の情報信号の受信側にお
いては、前記第1の情報信号と、前記第2の情報信号の
それぞれの有無を検出して、付加情報が検出されないの
は、情報信号が存在しないためであるか否かを確認する
ことを特徴とする請求項10に記載の著作権保護方法。 - 【請求項12】前記第1の情報信号と前記第2の情報信
号とのそれぞれに付加される付加情報は、電子透かし情
報としてそれぞれの情報信号に重畳されるものであり、 前記第1の情報信号と前記第2の情報信号とのうち、一
方の情報信号からは付加情報が検出されず、他方の情報
信号からは、不安定に付加情報が検出されるときには、
前記他方の情報信号からも付加情報は検出されなかった
ものとして著作権保護を行うようにすることを特徴とす
る請求項1に記載の著作権保護方法。 - 【請求項13】前記第1の情報信号と前記第2の情報信
号のそれぞれに付加する付加情報は、前記第1の情報信
号と前記第2の情報信号との両者の著作権保護を行うた
めの情報と、それぞれの情報信号についての著作権保護
を行うための情報とを識別可能なように付加することを
特徴とする請求項1または請求項2に記載の著作権保護
方法。 - 【請求項14】前記第1の情報信号と前記第2の情報信
号とが、記録媒体に記録されたものである場合には、前
記第1の情報信号と前記第2の情報信号とが記録された
記録媒体に記録されている記録媒体の種類についての情
報をも考慮して、前記第1の情報信号と前記第2の情報
信号とについての著作権保護を行うようにすることを特
徴とする請求項1または請求項2に記載の著作権保護方
法。 - 【請求項15】付加情報が付加された情報信号を伝送す
るとともに、前記情報信号とは別経路で前記情報信号に
ついての他の付加情報を伝送し、 前記情報信号と前記他の付加情報の受信側においては、
前記情報信号に付加されている付加情報と、前記別経路
で伝送されてくる前記他の付加情報とに基づいて、前記
情報信号についての著作権保護を行うことを特徴とする
著作権保護方法。 - 【請求項16】前記情報信号は、アナログインターフェ
ースを介して伝送され、前記他の付加情報は、デジタル
インターフェースを介して伝送されることを特徴とする
請求項15に記載の著作権保護方法。 - 【請求項17】前記情報信号に付加される付加情報は、
電子透かし情報であることを特徴とする請求項15また
は請求項16に記載の著作権保護方法。 - 【請求項18】相互に付随的な関係にあり、それぞれを
独立して利用可能な第1の情報信号と第2の情報信号と
を出力する情報信号出力装置と、前記情報信号出力装置
から出力された前記第1の情報信号と前記第2の情報信
号とを受信する情報信号受信装置とからなる情報信号伝
送システムであって、 前記情報信号出力装置は、 前記第1の情報信号に付加する著作権保護用の第1の付
加情報を発生させる第1の付加情報発生手段と、 前記第1の付加情報発生手段にからの前記第1の付加情
報を前記第1の情報信号に付加する第1の付加情報付加
手段と、 前記第2の情報信号に付加する著作権保護用の第2の付
加情報を発生させる第2の付加情報発生手段と、 前記第2の付加情報発生手段にからの前記第2の付加情
報を前記第2の情報信号に付加する第2の付加情報付加
手段と、 前記第1の付加情報が付加された前記第1の情報信号
と、前記第2の付加情報が付加された前記第2の情報信
号とを出力する情報信号出力手段とを備え、 前記情報信号受信装置は、 前記情報信号出力装置からの前記第1の情報信号から前
記第1の付加情報を抽出する第1の付加情報抽出手段
と、 前記情報信号出力装置からの前記第2の情報信号から前
記第2の付加情報を抽出する第2の付加情報抽出手段と
を備え、 抽出された前記第1の付加情報と前記第2の付加情報と
に基づいて、前記第1の情報信号と前記第2の情報信号
との両方、あるいは、その一方についての著作権保護を
行うことを特徴とする情報信号伝送システム。 - 【請求項19】前記情報信号出力装置は、 前記第1の情報信号に付加する付加情報と、前記第2の
情報信号に付加する付加情報とを関連付けさせるための
関連付け情報を発生させる関連付け情報発生手段を備
え、 前記情報信号出力装置において、 前記第1の付加情報付加手段は、前記関連付け発生手段
からの前記関連付け情報を前記第1の情報信号に付加す
ることができるものであり、 前記第2の付加情報付加手段は、前記関連付け発生手段
からの前記関連付け情報を前記第2の情報信号に付加す
ることができるものであり、 前記情報信号受信装置において、 前記第1の付加情報抽出手段は、前記第1の情報信号か
ら、これに重畳されている前記関連付け情報を抽出する
ことができるものであり、 前記第2の付加情報抽出手段は、前記第2の情報信号か
ら、これに重畳されている前記関連付け情報を抽出する
ことができるものであり、 前記情報信号受信装置は、 前記第1の付加情報抽出手段からの前記関連付け情報
と、前記第2の付加情報抽出手段からの前記関連付け情
報とを照合して、関連付けがとれているか否かを確認す
る関連付け情報照合手段を備えることを特徴とする請求
項18に記載の情報信号伝送システム。 - 【請求項20】前記情報信号出力装置において、 前記第1の付加情報発生部は、前記第1の情報信号に付
加する複製制御用の情報を発生させるものであり、 前記第2の付加情報発生部は、前記第2の情報信号に付
加する複製制御用の情報を発生させるものであることを
特徴とする請求項18または請求項19に記載の情報信
号伝送システム。 - 【請求項21】前記情報信号受信装置は、 前記第1の付加情報抽出手段により抽出された付加情報
と、前記第2の付加情報抽出手段により抽出された付加
情報とのうち、より複製禁止に近い複製制御の状態を示
す付加情報に基づいて、前記第1の情報信号と前記第2
の情報信号の両方、あるいは、その一方についての複製
制御を行うことを特徴とする請求項20に記載の情報信
号伝送システム。 - 【請求項22】前記情報信号出力装置において、 前記第1の付加情報発生部は、前記第1の情報信号に付
加する複製制御用の情報を発生させるものであり、 前記第2の付加情報発生部は、前記第2の情報信号に付
加する複製制御用の情報を発生させるものであり、 前記情報信号受信装置は、 前記第1の情報信号の有無を検出する第1の信号有無検
出手段と、 前記第2の情報信号の有無を検出する第2の信号有無検
出手段とを備え、 前記第1の信号有無検出手段からの検出出力と、前記第
2の信号有無検出手段からの検出出力と、前記第1の付
加情報抽出手段からの抽出出力と、前記第2の付加情報
抽出手段からの抽出出力とに基づいて、前記第1の情報
信号と前記第2の情報信号との両方、あるいは、その一
方についての複製制御を行うことを特徴とする請求項1
8に記載の情報信号伝送システム。 - 【請求項23】前記情報信号出力装置において、 前記第1の付加情報付加手段は、前記第1の付加情報発
生手段からの前記第1の付加情報を電子透かし情報とし
て前記第1の情報信号に重畳するものであり、 前記第2の付加情報付加手段は、前記第2の付加情報発
生手段からの前記第2の付加情報を電子透かし情報とし
て前記第2の情報信号に重畳するものであり、 前記情報信号受信装置において、 前記第1の付加情報抽出手段は、前記第1の情報信号に
電子透かし情報として重畳されている前記第1の付加情
報を抽出することができるものであり、 前記第2の付加情報抽出手段は、前記第2の情報信号に
電子透かし情報として重畳されている前記第2の付加情
報を抽出することができるものであり、 前記情報信号受信装置は、 前記第1の情報信号と前記第2の情報信号とのうち、書
き換えによる影響が少なく、かつ、付加情報の書き換え
が容易な情報信号に重畳されている付加情報のみを書き
換える付加情報書き換え手段を備えることを特徴とする
請求項20に記載の情報信号伝送システム。 - 【請求項24】前記第1の情報信号は映像信号であり、
前記第2の情報信号は音声信号であって、 前記情報信号受信装置において、 前記付加情報書き換え手段は、前記第2の情報信号に重
畳されている付加情報のみを書き換えることを特徴とす
る請求項23に記載の情報信号伝送システム。 - 【請求項25】前記情報信号出力装置において、 前記第1の付加情報付加手段は、前記第1の付加情報発
生手段からの前記第1の付加情報を電子透かし情報とし
て前記第1の情報信号に重畳するものであり、 前記第2の付加情報付加手段は、前記第2の付加情報発
生手段からの前記第2の付加情報を電子透かし情報とし
て前記第2の情報信号に重畳するものであり、 前記第1の情報信号が映像信号であり、前記第2の情報
信号が音声信号であって、前記第1の情報信号と、前記
第2の情報信号とを1世代の複製可として伝送する場合
には、 前記第1の付加情報発生部は、次世代の複製不可である
ことを示す付加情報を発生させ、 前記第2の付加情報発生部は、1世代の複製可能である
ことを示す付加情報を発生させ、 前記情報信号出力手段は、前記次世代の複製不可である
ことを示す付加情報が重畳された第1の情報信号と、前
記1世代の複製可能であることを示す付加情報が重畳さ
れた第2の情報信号とを出力し、 前記情報信号受信装置において、 前記第1の付加情報抽出手段は、前記第1の情報信号に
電子透かし情報として重畳されている前記第1の付加情
報を抽出することができるものであり、 前記第2の付加情報抽出手段は、前記第2の情報信号に
電子透かし情報として重畳されている前記第2の付加情
報を抽出することができるものであり、 前記情報信号受信装置は、 前記第1の付加情報抽出部からの付加情報が、次世代の
複製不可を示すものであり、かつ、前記第2の付加情報
検出部からの付加情報が、1世代の複製可能を示すもの
であるときには、前記第1の情報信号と前記第2の情報
信号とは、1世代の複製可能とされた情報信号であると
見なして、複製制御を行うことを特徴とする請求項20
に記載の情報信号伝送システム。 - 【請求項26】前記情報信号受信装置は、 前記第2の情報信号に重畳されている付加情報のみを書
き換える付加情報書き換え手段を備えることを特徴とす
る請求項25に記載の情報信号伝送システム。 - 【請求項27】前記情報信号出力装置において、 前記第1の付加情報付加手段は、前記第1の付加情報発
生手段からの前記第1の付加情報を電子透かし情報とし
て前記第1の情報信号に重畳するものであり、 前記第2の付加情報付加手段は、前記第2の付加情報発
生手段からの前記第2の付加情報を電子透かし情報とし
て前記第2の情報信号に重畳するものであり、前記情報
信号受信装置は、 前記第1の付加情報抽出手段は、前記第1の情報信号に
電子透かし情報として重畳されている前記第1の付加情
報を抽出することができるものであり、 前記第2の付加情報抽出手段は、前記第2の情報信号に
電子透かし情報として重畳されている前記第2の付加情
報を抽出することができるものであり、 前記第1の付加情報抽出手段と前記第2の付加情報抽出
手段とのうち、いずれか一方でしか付加情報が検出され
なかったときには、他方の付加情報に基づいて、前記第
1の情報信号と前記第2の情報信号の両方、あるいは、
その一方についての著作権保護を行うことを特徴とする
請求項18に記載の情報信号伝送システム。 - 【請求項28】前記情報信号受信装置は、 前記第1の情報信号の有無を検出する第1の信号有無検
出手段と、 前記第2の情報信号の有無を検出する第2の信号有無検
出手段と、 第1の信号有無検出手段と第2の信号有無検出手段との
検出出力に基づいて、、付加情報が検出されないのは、
情報信号が存在しないためであるか否かを確認する信号
有無確認手段と を備えることを特徴とする請求項25に記載の情報信号
伝送システム。 - 【請求項29】前記情報信号出力装置において、 前記第1の付加情報付加手段は、前記第1の付加情報発
生手段からの前記第1の付加情報を電子透かし情報とし
て前記第1の情報信号に重畳するものであり、 前記第2の付加情報付加手段は、前記第2の付加情報発
生手段からの前記第2の付加情報を電子透かし情報とし
て前記第2の情報信号に重畳するものであり、 前記情報信号受信装置において、 前記第1の付加情報抽出手段は、前記第1の情報信号に
電子透かし情報として重畳されている前記第1の付加情
報を抽出することができるものであり、 前記第2の付加情報抽出手段は、前記第2の情報信号に
電子透かし情報として重畳されている前記第2の付加情
報を抽出することができるものであり、 前記情報信号受信装置は、 前記第1の付加情報抽出手段と前記第2の付加情報抽出
手段とのうち、一方においては、付加情報が検出され
ず、他方においては、不安定に付加情報が検出されると
きには、前記他方の情報信号からも付加情報は検出され
なかったものとして著作権保護を行うようにすることを
特徴とする請求項18に記載の情報信号伝送システム。 - 【請求項30】前記情報信号出力装置において、 前記第1の付加情報付加手段と、前記第2の付加情報付
加手段とは、前記第1の情報信号と前記第2の情報信号
との両者の著作権保護を行うための情報と、それぞれの
情報信号についての著作権保護を行うための情報とを識
別可能なように付加することを特徴とする請求項18ま
たは請求項19に記載の情報信号伝送システム。 - 【請求項31】前記第1の情報信号と前記第2の情報信
号とは、前記情報信号出力装置により記録媒体に記録さ
れ、記録媒体を介して伝送するようにされたものであ
り、 前記情報信号受信装置は、 前記第1の情報信号と前記第2の情報信号とが記録され
た記録媒体の種類についての情報をも考慮して、前記第
1の情報信号と前記第2の情報信号とについての著作権
保護を行うようにすることを特徴とする請求項18また
は請求項19に記載の情報信号伝送システム。 - 【請求項32】前記第1の付加情報と前記第2の付加情
報は、複製制御用の情報であり、 前記情報信号受信装置においては、複製制御を行うこと
を特徴とする請求項29、請求項30または請求項31
に記載の情報信号伝送システム。 - 【請求項33】相互に付随的な関連のある第1の情報信
号と第2の情報信号とを出力する情報信号出力装置と、
前記情報信号出力装置から出力された前記第1の情報信
号と前記第2の情報信号とを受信する情報信号受信装置
とからなる情報信号伝送システムであって、 前記情報信号出力装置は、 著作権保護用の付加情報を発生させる付加情報発生手段
と、 前記付加情報発生手段にからの前記付加情報を情報信号
に付加する付加情報付加手段と、 前記付加情報付加手段により前記付加情報が付加された
前記情報信号を出力する情報信号出力手段と、 前記情報信号についての著作権保護用の他の付加情報を
出力する付加情報出力手段とを備え、 前記情報信号受信装置は、 前記情報信号出力装置の前記情報信号出力手段からの前
記情報信号の入力を受け付ける情報信号入力受け付け手
段と、 前記情報信号出力装置の前記付加情報出力手段からの前
記付加情報の入力を受け付ける付加情報入力受け付け手
段と前記情報信号入力受け付け手段を通じて受け付けた
前記情報信号から、これに付加されている付加情報を抽
出する付加情報抽出手段とを備え、 前記付加情報抽出手段により抽出された前記付加情報
と、前記付加情報入力受け付け手段を通じて受け付けた
前記他の付加情報とに基づいて、前記情報信号について
の著作権保護を行うことを特徴とする情報信号伝送シス
テム。 - 【請求項34】前記情報信号出力装置の前記情報信号出
力手段と、前記情報信号受信装置の前記情報信号入力受
け付け手段とは、アナログインターフェースであり、 前記情報信号出力装置の前記付加情報出力手段と、前記
情報信号受信装置の前記付加情報入力受け付け手段と
は、デジタルインターフェースであることを特徴とする
請求項33に記載の情報信号伝送システム。 - 【請求項35】前記情報信号出力装置において、 前記付加情報付加手段は、前記付加情報発生手段からの
付加情報を電子透かし情報として、前記情報信号に重畳
するものであり、 前記情報信号受信装置において、 前記付加情報抽出手段は、前記情報信号に電子透かし情
報として重畳されている前記付加情報を抽出するもので
あることを特徴とする請求項33または請求項34に記
載の情報信号伝送システム。 - 【請求項36】前記情報信号に付加されている前記付加
情報と前記他の付加情報は、複製制御用の情報であり、 前記情報信号受信装置においては、前記情報信号に付加
されている前記付加情報と前記他の付加情報とに基づい
て複製制御を行うことを特徴とする請求項33、請求項
34または請求項35に記載の情報信号伝送システム。 - 【請求項37】相互に付随的な関係にあり、それぞれを
独立して利用可能な第1の情報信号と第2の情報信号と
を出力する情報信号出力装置であって、 前記第1の情報信号に付加する著作権保護用の第1の付
加情報を発生させる第1の付加情報発生手段と、 前記第1の付加情報発生手段にからの前記第1の付加情
報を前記第1の情報信号に付加する第1の付加情報付加
手段と、 前記第2の情報信号に付加する著作権保護用の第2の付
加情報を発生させる第2の付加情報発生手段と、 前記第2の付加情報発生手段にからの前記第2の付加情
報を前記第2の情報信号に付加する第2の付加情報付加
手段と、 前記第1の付加情報が付加された前記第1の情報信号
と、前記第2の付加情報が付加された前記第2の情報信
号とを出力する情報信号出力手段とを備えることを特徴
とする情報信号出力装置。 - 【請求項38】前記第1の情報信号に付加する付加情報
と、前記第2の情報信号に付加する付加情報とを関連付
けさせるための関連付け情報を発生させる関連付け情報
発生手段を備え、 前記第1の付加情報付加手段は、前記関連付け発生手段
からの前記関連付け情報を前記第1の情報信号に付加す
ることができるものであり、 前記第2の付加情報付加手段は、前記関連付け発生手段
からの前記関連付け情報を前記第2の情報信号に付加す
ることができるものであることを特徴とする請求項37
に記載の情報信号出力装置。 - 【請求項39】前記第1の付加情報発生部は、前記第1
の情報信号に付加する複製制御用の情報を発生させるも
のであり、 前記第2の付加情報発生部は、前記第2の情報信号に付
加する複製制御用の情報を発生させるものであることを
特徴とする請求項37または請求項38に記載の情報信
号出力装置。 - 【請求項40】前記第1の付加情報付加手段は、前記第
1の付加情報発生手段からの前記第1の付加情報を電子
透かし情報として前記第1の情報信号に重畳するもので
あり、 前記第2の付加情報付加手段は、前記第2の付加情報発
生手段からの前記第2の付加情報を電子透かし情報とし
て前記第2の情報信号に重畳するものであることを特徴
とする請求項37、請求項38または請求項39に記載
の情報信号出力装置。 - 【請求項41】前記第1の付加情報付加手段は、前記第
1の付加情報発生手段からの前記第1の付加情報を電子
透かし情報として前記第1の情報信号に重畳するもので
あり、 前記第2の付加情報付加手段は、前記第2の付加情報発
生手段からの前記第2の付加情報を電子透かし情報とし
て前記第2の情報信号に重畳するものであり、 前記第1の情報信号が映像信号であり、前記第2の情報
信号が音声信号であって、前記第1の情報信号と、前記
第2の情報信号とを1世代の複製可として伝送する場合
には、 前記第1の付加情報発生部は、次世代の複製不可である
ことを示す付加情報を発生させ、 前記第2の付加情報発生部は、1世代の複製可能である
ことを示す付加情報を発生させ、 前記情報信号出力手段は、前記次世代の複製不可である
ことを示す付加情報が重畳された第1の情報信号と、前
記1世代の複製可能であることを示す付加情報が重畳さ
れた第2の情報信号とを出力することを特徴とする請求
項39に記載の情報信号出力装置。 - 【請求項42】前記第1の付加情報付加手段と、前記第
2の付加情報付加手段とは、前記第1の情報信号と前記
第2の情報信号との両者の著作権保護を行うための情報
と、それぞれの情報信号についての著作権保護を行うた
めの情報とを識別可能なように付加することを特徴とす
る請求項37または請求項38に記載の情報信号出力装
置。 - 【請求項43】情報信号出力手段は、前記第1の情報信
号と前記第2の情報信号とを記録媒体に記録することが
できるものであることを特徴とする請求項37、請求項
38、請求項39、請求項40、請求項41または請求
項42に記載の情報信号出力装置。 - 【請求項44】第1の付加情報を重畳する第1の情報信
号と、第2の付加情報を重畳する第2の情報信号とを、
記録媒体から読み出す読み出し手段を備えることを特徴
とする請求項37、請求項38、請求項39、請求項4
0、請求項41、請求項42または請求項43に記載の
情報信号出力装置。 - 【請求項45】著作権保護用の付加情報を発生させる付
加情報発生手段と、 前記付加情報発生手段にからの前記付加情報を情報信号
に付加する付加情報付加手段と、 前記付加情報付加手段により前記付加情報が付加された
前記情報信号を出力する情報信号出力手段と、 前記情報信号についての著作権保護用の他の付加情報を
出力する付加情報出力手段とを備えることを特徴とする
情報信号出力装置。 - 【請求項46】前記情報信号出力手段は、アナログイン
ターフェースであり、 前記付加情報出力手段は、デジタルインターフェースで
あることを特徴とする請求項45に記載の情報信号出力
装置。 - 【請求項47】前記付加情報付加手段は、前記付加情報
発生手段からの付加情報を電子透かし情報として、前記
情報信号に重畳するものであることを特徴とする請求項
45または請求項46に記載の情報信号出力装置。 - 【請求項48】前記付加情報を重畳する情報信号を記録
媒体から読み出す読み出し手段を備えることを特徴とす
る請求項45、請求項46または請求項47に記載の情
報信号出力装置。 - 【請求項49】相互に付随的な関係にあり、それぞれを
独立して利用可能であって、著作権保護用の付加情報が
付加された第1の情報信号と第2の情報信号とを受信す
る情報信号受信装置であって、 前記第1の情報信号に付加されている第1の付加情報を
抽出する第1の付加情報抽出手段と、 前記第2の情報信号に付加されている第2の付加情報を
抽出する第2の付加情報抽出手段とを備え、 抽出された前記第1の付加情報と前記第2の付加情報と
に基づいて、前記第1の情報信号と前記第2の情報信号
との両方、あるいは、その一方についての著作権保護を
行うことを特徴とする情報信号受信装置。 - 【請求項50】前記第1の付加情報と前記第2の付加情
報とには、前記第1の付加情報と、前記第2の付加情報
とを関連付けさせるための関連付け情報が含むようにさ
れており、 前記第1の付加情報抽出手段は、前記第1の情報信号か
ら、これに重畳されている前記関連付け情報を抽出する
ことができるものであり、 前記第2の付加情報抽出手段は、前記第2の情報信号か
ら、これに重畳されている前記関連付け情報を抽出する
ことができるものであり、 前記第1の付加情報抽出手段からの前記関連付け情報
と、前記第2の付加情報抽出手段からの前記関連付け情
報とを照合して、関連付けがとれているか否かを確認す
る関連付け確認手段を備えることを特徴とする請求項4
9に記載の情報信号受信装置。 - 【請求項51】前記第1の情報信号と前記第2の情報信
号とには、複製制御用の情報が付加情報として付加され
ており、 前記第1の付加情報抽出手段により抽出された付加情報
と、前記第2の付加情報抽出手段により抽出された付加
情報とのうち、より複製禁止に近い複製制御の状態を示
す付加情報に基づいて、前記第1の情報信号と前記第2
の情報信号の両方、あるいは、その一方についての複製
制御を行うことを特徴とする請求項49または請求項5
0に記載の情報信号受信装置。 - 【請求項52】前記第1の情報信号の有無を検出する第
1の信号有無検出手段と、 前記第2の情報信号の有無を検出する第2の信号有無検
出手段とを備え、 前記第1の信号有無検出手段からの検出出力と、前記第
2の信号有無検出手段からの検出出力と、前記第1の付
加情報抽出手段からの抽出出力と、前記第2の付加情報
抽出手段からの抽出出力とに基づいて、前記第1の情報
信号と前記第2の情報信号との両方、あるいは、その一
方についての複製制御を行うことを特徴とする請求項5
1に記載の情報信号受信装置。 - 【請求項53】前記第1の情報信号と、前記第2の情報
とには、前記付加情報が電子透かし情報として重畳され
ており、 前記第1の付加情報抽出手段は、前記第1の情報信号に
電子透かし情報として重畳されている前記第1の付加情
報を抽出することができるものであり、 前記第2の付加情報抽出手段は、前記第2の情報信号に
電子透かし情報として重畳されている前記第2の付加情
報を抽出することができるものであり、 前記第1の情報信号と前記第2の情報信号とのうち、書
き換えによる影響が少なく、かつ、付加情報の書き換え
が容易な情報信号に重畳されている付加情報のみを書き
換える付加情報書き換え手段を備えることを特徴とする
請求項51または請求項52に記載の情報信号受信装
置。 - 【請求項54】前記第1の情報信号は映像信号であり、
前記第2の情報信号は音声信号であって、 前記付加情報書き換え手段は、前記第2の情報信号に重
畳されている付加情報のみを書き換えることを特徴とす
る請求項53に記載の情報信号受信装置。 - 【請求項55】前記第1の情報信号が映像信号であり、
前記第2の情報信号が音声信号であって、前記第1の情
報信号と、前記第2の情報信号とを1世代の複製可とし
て伝送する場合には、次世代の複製不可であることを示
す付加情報が電子透かし情報として重畳された第1の情
報信号と、1世代の複製可能であることを示す付加情報
が電子透かし情報として重畳された第2の情報信号とが
出力するようにされており、 前記第1の付加情報抽出手段は、前記第1の情報信号に
電子透かし情報として重畳されている前記第1の付加情
報を抽出し、 前記第2の付加情報抽出手段は、前記第2の情報信号に
電子透かし情報として重畳されている前記第2の付加情
報を抽出し、 前記第1の付加情報抽出部からの付加情報が、次世代の
複製不可を示すものであり、かつ、前記第2の付加情報
検出部からの付加情報が、1世代の複製可能を示すもの
であるときには、前記第1の情報信号と前記第2の情報
信号とは、1世代の複製可能とされた情報信号であると
見なして、複製制御を行うことを特徴とする請求項51
に記載の情報信号受信装置。 - 【請求項56】前記第2の情報信号に重畳されている付
加情報のみを書き換える付加情報書き換え手段を備える
ことを特徴とする請求項55に記載の情報信号伝送装
置。 - 【請求項57】前記第1の情報信号と、前記第2の情報
とには、前記付加情報が電子透かし情報として重畳され
ており、 前記第1の付加情報抽出手段は、前記第1の情報信号に
電子透かし情報として重畳されている前記第1の付加情
報を抽出することができるものであり、 前記第2の付加情報抽出手段は、前記第2の情報信号に
電子透かし情報として重畳されている前記第2の付加情
報を抽出することができるものであり、 前記第1の付加情報抽出手段と前記第2の付加情報抽出
手段とのうち、いずれか一方でしか付加情報が検出され
なかったときには、他方の付加情報に基づいて、前記第
1の情報信号と前記第2の情報信号の両方、あるいは、
その一方についての著作権保護を行うことを特徴とする
請求項51に記載の情報信号受信装置。 - 【請求項58】前記第1の情報信号の有無を検出する第
1の信号有無検出手段と、 前記第2の情報信号の有無を検出する第2の信号有無検
出手段と、 第1の信号有無検出手段と第2の信号有無検出手段との
検出出力に基づいて、付加情報が検出されないのは、情
報信号が存在しないためであるか否かを確認する信号有
無確認手段とを備えることを特徴とする請求項57に記
載の情報信号受信装置。 - 【請求項59】前記第1の情報信号と前記第2の情報信
号とのそれぞれには、付加情報が電子透かし情報として
重畳されており、 前記第1の付加情報抽出手段は、前記第1の情報信号に
電子透かし情報として重畳されている前記第1の付加情
報を抽出することができるものであり、 前記第2の付加情報抽出手段は、前記第2の情報信号に
電子透かし情報として重畳されている前記第2の付加情
報を抽出することができるものであり、 前記第1の付加情報抽出手段と前記第2の付加情報抽出
手段とのうち、一方においては、付加情報が検出され
ず、他方においては、不安定に付加情報が検出されると
きには、前記他方の情報信号からも付加情報は検出され
なかったものとして著作権保護を行うようにすることを
特徴とする請求項49に記載の情報信号受信装置。 - 【請求項60】前記第1の情報信号と前記第2の情報信
号とは、前記情報信号出力装置により記録媒体に記録さ
れて伝送するようにされたものであり、 前記第1の情報信号と前記第2の情報信号とが記録され
た記録媒体の種類についての情報をも考慮して、前記第
1の情報信号と前記第2の情報信号とについての著作権
保護を行うことを特徴とする請求項49または請求項5
0に記載の情報信号受信装置。 - 【請求項61】著作権保護用の付加情報が付加された情
報信号と、前記情報信号についての著作権保護用の他の
付加情報とのそれぞれが、異なる経路で伝送するように
され、これらの信号を受信する情報信号受信装置であっ
て、 前記情報信号の入力を受け付ける情報信号入力受け付け
手段と、 前記他の付加情報の入力を受け付ける付加情報入力受け
付け手段と、 前記情報信号入力受け付け手段を通じて受け付けた前記
情報信号から、これに付加されている付加情報を抽出す
る付加情報抽出手段とを備え、 前記付加情報抽出手段により抽出された前記付加情報
と、前記付加情報入力受け付け手段を通じて受け付けた
前記他の付加情報とに基づいて、前記情報信号について
の著作権保護を行うことを特徴とする情報信号受信装
置。 - 【請求項62】前記情報信号入力受け付け手段は、アナ
ログインターフェースであり、 前記付加情報入力受け付け手段とは、デジタルインター
フェースであることを特徴とする請求項61に記載の情
報信号受信装置。 - 【請求項63】前記情報信号には、前記付加情報が電子
透かし情報として重畳されており、 前記付加情報抽出手段は、前記情報信号に電子透かし情
報として重畳されている前記付加情報を抽出するもので
あることを特徴とする請求項61または請求項62に記
載の情報信号受信装置。 - 【請求項64】前記情報信号に付加されている前記付加
情報と前記他の付加情報は、複製制御用の情報であり、 前記情報信号に付加されている前記付加情報と前記他の
付加情報とに基づいて複製制御を行うことを特徴とする
請求項61、請求項62または請求項63に記載の情報
信号受信装置。 - 【請求項65】相互に付随的な関連のある第1の情報信
号と第2の情報信号とのそのそれぞれに、著作権保護用
の付加情報であって、前記第1の情報信号に付加する付
加情報と、前記第2の情報信号に付加する付加情報とを
関連付けさせるための関連付け情報を含む付加情報を付
加して、この付加情報を付加した前記第1の情報信号と
前記第2の情報信号とを記録した情報信号記録媒体。 - 【請求項66】前記第1の情報信号に付加される第1の
付加情報と、前記第2の情報信号に付加される第2の付
加情報とは複製制御用の情報であることを特徴とする請
求項65に記載の情報信号記録媒体。 - 【請求項67】前記第1の情報信号と第2の情報信号と
が、1世代の複製が許可されたものである場合には、前
記第1の情報信号には、次世代の複製不可であることを
示す付加情報を付加し、前記第2の情報信号には、1世
代の複製可能であることを示す付加情報を付加して記録
した請求項66に記載の情報信号記録媒体。 - 【請求項68】前記第1の情報信号と前記第2の情報信
号のそれぞれに付加する付加情報は、前記第1の情報信
号と前記第2の情報信号との両者の著作権保護を行うた
めの情報と、それぞれの情報信号についての著作権保護
を行うための情報とを識別可能なように付加することを
特徴とする請求項65、請求項66または請求項67に
記載の情報信号記録媒体。 - 【請求項69】前記第1の情報信号と前記第2の情報信
号のそれぞれに付加される付加情報は、電子透かし技術
が用いられて形成された電子透かし情報であり、この電
子透かし情報が重畳された前記第1の情報信号と前記第
2の情報信号とが記録された請求項65、請求項66、
請求項67または請求項68に記載の情報信号記録媒
体。
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