JP2000090569A - 情報信号の再生制限方法、情報信号記録再生装置、情報信号記録装置、情報信号再生装置および書き換え可能記録媒体 - Google Patents

情報信号の再生制限方法、情報信号記録再生装置、情報信号記録装置、情報信号再生装置および書き換え可能記録媒体

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JP2000090569A
JP2000090569A JP10261119A JP26111998A JP2000090569A JP 2000090569 A JP2000090569 A JP 2000090569A JP 10261119 A JP10261119 A JP 10261119A JP 26111998 A JP26111998 A JP 26111998A JP 2000090569 A JP2000090569 A JP 2000090569A
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JP10261119A
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English (en)
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Akira Ogino
晃 荻野
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 違法に作成された記録媒体からの情報信号の
再生を実質的に不能にすることにより、有効に複製の防
止ができる方法および装置を提供する。 【解決手段】 記録情報信号は暗号化するとともに、こ
の記録情報信号に、複製世代を管理するための付加情報
を付加して、書き換え可能な記録媒体に記録する。この
記録媒体からの記録情報信号の再生時に、記録情報信号
に対する記録側で行われたはずの暗号化の有無と、複製
世代を管理するための付加情報とに基づいて、記録情報
信号の再生制限制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、デジタ
ル画像信号などの情報信号を、少なくとも1回複製可
能、以後の複製禁止との2状態が表現可能な複製制御の
ための付加情報を付加して、例えばDVD(Digit
al Video Disc;デジタルビデオディス
ク)などの書き込み可能な記録媒体に記録するようにす
る場合において、前記記録媒体に違法に複製記録された
情報信号についての再生制限方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット、デジタルビデオ
ディスクなどのデジタルコンテンツの普及に伴い、この
デジタルコンテンツについての不正な複製(コピー)に
よる著作権侵害が問題となっている。そこで、この問題
に対処するため、デジタルコンテンツに複製制御のため
の情報を付加し、この付加情報を用いて、不正な複製を
防止することが考えられている。
【0003】この複製の防止のための制御としては、情
報ソースに応じて、全く複製を認めない場合と、1回は
複製を認めるが、1回複製されたものからの複製を禁止
する場合(世代制限の複製制御方式)とが考えられてい
る。前者は、例えばDVD−ROMのように、コンテン
ツメーカが作成して販売するオリジナルソフトの場合で
ある。後者の世代制限の複製制御方式は、例えば放送メ
ディアにおいて、放送される情報の場合などに適用され
る。
【0004】後者の世代制限の複製制御方式の場合に
は、有効に複製世代の制御ができる方式が望まれてい
る。この複製世代の管理が行える複製制御情報の方式と
しては、CGMS(Copy Generation
Management System)方式や、電子透
かし処理を用いる方法が提案されている。
【0005】電子透かし処理は、画像データや音楽デー
タに存在する人間の知覚上の重要でない部分、すなわ
ち、音楽や映像に対して冗長でない部分に、雑音として
情報を埋め込む処理である。このような電子透かし処理
により画像データや音楽データ中に埋め込まれた付加情
報は、その画像データや音楽データから除去されにく
い。一方、画像データや音楽データについてフィルタリ
ング処理やデータ圧縮処理をした後であっても、それら
に埋め込まれた付加情報を画像データや音楽データ中か
ら検出することが可能である。
【0006】この電子透かし処理を用いる複製制御方式
の場合、埋め込む付加情報により、 「複製可能(Copy Free)」 「1回複製可能(1世代だけ複製可能)(One C
opy)」 「これ以上の複製禁止(No More Cop
y)」 「絶対複製禁止(Never Copy)」 の4状態を、当該電子透かし情報が重畳された画像デー
タや音楽データの複製世代や複製制限状態を表すように
している。
【0007】「複製可能(Copy Free)」
は、音楽データや画像データの自由な複製が可能である
ことを表す。「1回複製可能(1世代だけ複製可能)
(One Copy)」は、1回だけ音楽データや画像
データの複製が可能であることを示す。「これ以上の
複製禁止(No More Copy)」は、の1回
複製可能の状態の音楽データや画像データから、当該音
楽データや画像データが複製されたものであって、これ
以上の複製は禁止であることを示す。「絶対複製禁止
(Never Copy)」は、複製は全く禁止である
ことを示す。
【0008】画像データや音楽データに重畳された電子
透かし情報が、「1回複製可能(One Copy)」
であった場合には、電子透かし処理に対応(すなわち、
複製世代制限処理対応)の記録装置では、その画像デー
タや音楽データの複製記録が可能であると判断して記録
を実行するが、記録された画像データや音楽データに
は、「これ以上の複製禁止(No More Cop
y)」に書き換えられた電子透かし情報が重畳される。
そして、記録しようとする画像データや音楽データに重
畳された電子透かし情報が、「これ以上の複製禁止(N
o More Copy)」の場合には、電子透かし処
理対応の記録装置では、その画像データや音楽データの
複製記録は禁止であるとして記録の実行が禁止される。
【0009】CGMS方式は、例えばアナログ画像信号
であれば、その垂直ブランキング期間内の特定の1水平
区間に複製制御用の2ビットの付加情報を重畳し、ま
た、デジタル画像信号であれば、デジタル画像データ
に、複製制御用の2ビットの付加情報を付加して伝送す
る方式である。
【0010】このCGMS方式の場合の2ビットの情報
(以下、CGMS情報という)の意味内容は、 [00]……複製可能 [10]……1回複製可能(1世代だけ複製可能) [11]……複製禁止(絶対複製禁止の場合を含む) である。
【0011】画像情報に付加されたCGMS情報が[1
0]であった場合に、CGMS対応の記録装置では、そ
の画像情報の複製記録が可能であると判断して記録を実
行するが、記録された画像信号には[11]に書き換え
られたCGMS情報が付加される。そして、記録しよう
とする画像情報に付加されたCGMS情報が[11]の
場合には、CGMS対応の記録装置では、その画像信号
の複製記録は禁止であるとして記録の実行が禁止され
る。
【0012】このように、CGMS方式では、前述の
「これ以上の複製禁止((No More Cop
y)」に直接的に対応する状態はないが、上述のよう
に、[10]から[11]の状態に書き換えることによ
り、世代制限を行っている。したがって、[11]の状
態は、これ以上の複製禁止の状態をも含むものであると
理解される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うな複製制御用の付加情報は、CGMS方式の情報の場
合には、デジタル情報信号のヘッダ部や、アナログ映像
信号の垂直帰線消去区間など、間接的な部分に付加する
ようにしているため、フィルタリングや改ざんにより、
複製制御用の付加情報が欠落してしまい、この付加情報
に基づいた複製制御ができなくなる可能性がある。
【0014】また、電子透かし情報として映像信号に重
畳された付加情報は、比較的改ざんされにくいが、それ
とても、全く改ざんが不可能であるわけでない。
【0015】そして、このような付加情報の改ざんが行
われて違法に作成された記録媒体は、複製制限処理対応
の再生装置であっても正常に再生されて、さらなる不正
の複製を許すことになる。
【0016】また、映像信号などの主情報信号が不正に
複製された記録媒体である否かは、これを使用するユー
ザには分からない。したがって、不正に複製された記録
媒体であっても、その情報信号が正常に使用できればユ
ーザにとっては不利益はないので、不正に情報信号の複
製を行っている業者に対して、苦情が行くこともなく、
情報信号の不正な複製が横行する要因にもなっている。
【0017】この発明は、以上の点にかんがみ、違法に
作成された記録媒体からの情報信号の再生を実質的に不
能にすることにより、不正に複製された情報信号の流通
を防止し、有効に複製の防止ができるようにした方法お
よび装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明による情報信号の再生制限方法は、
記録情報信号は暗号化するとともに、前記記録情報信号
に、複製世代を管理するための付加情報を付加して、書
き換え可能な記録媒体に前記記録情報信号を記録し、前
記記録媒体からの前記記録情報信号の再生時に、前記記
録情報信号に対する前記記録側で行われたはずの暗号化
の有無と、前記複製世代を管理するための付加情報とに
基づいて、前記記録情報信号の再生制限制御を行うこと
を特徴とする。
【0019】この請求項1に記載の発明の情報信号の再
生制限方法によれば、書き換え可能な記録媒体に情報信
号が記録される場合には、複製世代を管理するための付
加情報が記録情報信号に付加されるとともに、記録情報
信号には、暗号化が施される。
【0020】この書き換え可能な記録媒体からの記録情
報信号の再生時には、当該記録媒体から読み出された情
報信号が暗号化されたものか否かが検出されるととも
に、記録情報信号に付加されている複製世代を管理する
ための情報が検出される。そして、これら暗号化の有無
と、複製世代を管理するための情報との組み合わせが、
通常の使用状態では存在しない組み合わせであるか否か
が判別され、通常の状態では存在しない組み合わせであ
る場合には、情報信号の再生を禁止したり、情報信号を
正常に再生しないようにするなどの情報信号の再生制限
が行われる。
【0021】例えば、情報信号に施された暗号化を解読
し、これを解除して不正な複製を行った場合には、暗号
化無しの状態になるが、このとき複製世代を管理するた
めの情報が改ざんされなければ、この複製世代を管理す
るための情報は、複製された状態を示すものとなる。暗
号化無しで複製された状態にあることは、この発明によ
るスキーム上は、存在するはずのない組み合わせの状態
である。そこで、この請求項1の発明においては、この
場合の情報信号の正常な再生が禁止されて、再生が制限
される。
【0022】以上により、不正に複製された情報信号
は、再生制限されるので、正常に使用することができな
くなり、情報信号の不正な複製が繰り返されることもな
い。また、情報信号の再生が制限されることにより、そ
の情報信号が不正に複製されたものであることをユーザ
自身に知らせるようにすることができる。
【0023】そして、不正に複製されたものであるため
に再生が制限された情報信号を使用しようとしたユーザ
は、不正に複製した情報信号を提供した業者に対して、
再生不能である旨の苦情を訴えるようになるので、不正
に情報信号の提供を行っている業者の摘発、取締を容易
に行うことができ、情報信号の不正な複製を有効に防止
することができるようになる。
【0024】また、請求項2の発明は、請求項1の情報
信号の再生制限方法において、前記複製世代を管理する
ための付加情報は、少なくとも、1回複製可能と、複製
禁止の2状態が表現可能であって、前記再生時におい
て、前記記録情報信号には暗号化が施されていないと判
別した時には、前記複製世代を管理するための付加情報
が1回複製可能の状態であっても、また、複製禁止の状
態であっても、再生を制限することを特徴とする。
【0025】この請求項2の発明においては、複製世代
は、子世代のみが可能であり、孫世代の複製は禁止であ
る。そして、複製に当たっては、通常は、複製世代を管
理するための情報は、1回複製可能の状態から複製禁止
の状態に書き換えられる。したがって、暗号化が施され
ていない状態で、複製禁止の状態にあることはない。ま
た、複製世代を管理するための情報が、1回複製可能の
状態から複製禁止の状態に書き換えられるとすれば、暗
号化が施されているか否かに関係なく、書き換え可能な
記録媒体の記録情報信号の付加情報が1回複製可能の状
態にあることはない。
【0026】この請求項2の発明においては、以上のこ
とから、情報信号に暗号化が施されていないと判別した
時には、複製世代を管理するための付加情報が1回複製
可能の状態である場合、また、複製禁止の状態である場
合には、不正な改ざんが施されたものとして、情報信号
の再生が制限される。
【0027】また、請求項3の発明は、請求項1または
請求項2に記載の情報信号の再生制限方法において、前
記複製世代を管理するための付加情報として、種類の異
なる複数の情報を付加するようにし、前記再生制限は、
暗号化の有無と、前記複数の複製世代を管理するための
付加情報に基づいて行うことを特徴とする。
【0028】この請求項3の発明によれば、複製世代を
管理するための付加情報は、複数種類の情報が付加され
ているので、そのうちの一つの情報が改ざんされたとし
ても、正しい複製世代を管理するための付加情報が残っ
ている確率が高い。このため、この請求項3の発明によ
れば、不正な改ざんに対してより強力で、有効な再生制
限が行われる。
【0029】また、請求項4は、請求項1または請求項
2に記載の情報信号の再生制限方法において、前記複製
世代を管理するための付加情報は、CGMS(Copy
Genereation Managment Sy
stem)方式の情報であることを特徴とする。
【0030】この請求項4に記載の発明の情報信号の再
生制限方法におけるCGMS方式の付加情報は、複製不
可、1回だけ複製可、複製可能というように、単に情報
信号の複製の許可・禁止だけでなく、複製世代の制限制
御を行うことができるものである。
【0031】したがって、このCGMS方式の付加情報
を用いることにより、情報信号に対して施された暗号化
が不正に解読されたり、あるいは、CGMS方式の複製
制御情報が改ざんされて、その情報信号が不正に複製さ
れた場合には、暗号化の有無との組み合わせに基づい
て、情報信号が不正に複製されたものであるか否かを確
実に判別して、適正に再生制限制御が行われる。
【0032】請求項5の発明は、請求項1または請求項
2に記載の情報信号の再生制限方法において、前記複製
世代を管理するための付加情報は、電子透かし情報とし
て、前記情報信号に重畳されることを特徴とする。
【0033】この請求項5の発明で用いる付加情報とし
ての電子透かし情報は、前述したように、画像データや
音楽データなどの情報信号に存在する人間の知覚上の重
要でない部分すなわち映像や音楽に対して冗長でない部
分に、雑音として埋め込まれ、フィルタリング処理やデ
ータ圧縮処理をした後もこの電子透かし情報を取り出す
ことができる。
【0034】したがって、複製世代を管理するための情
報が改ざんされにくくなることにより、この付加情報
と、暗号化の有無と組み合わせることにより、不正な複
製により作成された記録媒体からの情報信号の正常な再
生を禁止する再生制限が、より有効に行われる。
【0035】また、請求項6の発明は、請求項5に記載
の情報信号の再生制限方法において、前記記録側では、
記録すべき入力情報信号に電子透かし情報として重畳さ
れている前記複製世代を管理するための付加情報により
記録複製制御を行うが、前記入力情報信号に重畳されて
いる前記付加情報が1回複製可能の状態であるときに
は、当該付加情報を書き換えずに、前記記録情報信号に
重畳することを特徴とする。
【0036】この発明においては、書き換え可能な記録
媒体への記録時には、情報信号には、必ず暗号化処理を
施す。このため、1回複製可能の状態の付加情報が付加
されていた情報信号を複製した場合に、1回複製可能の
状態の付加情報を、これ以上の複製禁止の状態に変更し
なくても、暗号化の有無により、複製記録がされたもの
であるか否かを判別することが可能である。
【0037】この請求項6の発明においては、以上の点
を考慮して、1回複製可能の状態の付加情報が付加され
ていた情報信号を複製した場合でも、電子透かし情報と
しての付加情報のこれ以上の複製禁止の状態への書き換
えは、行わない。
【0038】電子透かし処理は、前述もしたように、情
報信号から除去されにくいという特質があり、不正な改
ざんが行われにくい。しかし、この点は、逆に、書き換
えが困難という問題になる。このため、世代制限すべ
く、複製制御のための情報の書き換えを繰り返すと、重
畳された複製制御のための情報が目につくようになるお
それがある。
【0039】ところで、情報信号を記録する対象は、書
き換え可能な記録媒体である。この書き換え可能な記録
媒体に対して、電子透かし情報が「1回複製可能」の状
態の情報信号を複製により記録した場合には、この電子
透かし情報を書き換える場合であれば、「これ以上の複
製禁止」の状態に書き換えられる。つまり、世代制限の
ために電子透かし情報を書き換えるという約束事がある
とした場合には、書き換え可能の記録媒体に記録されて
いる情報信号に重畳されている電子透かし情報が「1回
複製可能」となっていることは有り得ず、もしあるとす
れば、それは不正な複製が行われたことに等しい。
【0040】したがって、書き換え可能な記録媒体にお
いて、電子透かし情報が「1回複製可能」の状態になっ
ているときには、それは、「これ以上の複製禁止」の状
態と判断しても差し支えない。
【0041】このような認識方法を採用した場合には、
電子透かしの付加情報が「1回複製可能」の状態の情報
信号を複製により記録するときに、電子透かし情報の書
き換えは不要となる。したがって、複製制御のための電
子透かし情報の書き換えの繰り返しにより、重畳された
複製世代制御のための電子透かし情報が、雑音として認
識されることが防止される。
【0042】以上のことから、この請求項6の発明で
は、書き換え可能な記録媒体に記録されている情報信号
に重畳されている電子透かし情報が「1回複製可能」と
なっている場合には、その情報信号の世代は、「これ以
上の複製禁止」の状態であると認識するようにする。そ
して、暗号化の有無をこれと組み合わせることにより、
不正な複製により生成された情報信号であるか否かを再
生時に検出することができる。
【0043】すなわち、書き換え可能な記録媒体からの
情報信号から抽出された電子透かしの付加情報が「1回
複製可能」の状態であって、情報信号に暗号化が施され
ていないときには、それは不正な複製であると判別され
て、再生が制限される。
【0044】これにより、電子透かし情報が情報信号の
雑音として認識されることをできるだけ防止しつつ、有
効な再生制限制御を行うことができるようになる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、この発明による情報信号の
再生制限方法およびこの方法に用いる記録装置ならびに
再生装置の実施の形態について、図を参照しながら説明
する。
【0046】まず、この発明による情報信号の再生制限
方法の実施の形態の概要を、図1のブロック図を参照し
ながら説明する。この図1の例は、記録媒体として、書
き換え可能なディスクを用いる場合として説明する。
【0047】図1において、10は書き換え可能な記録
媒体への記録を行う記録装置、20はその記録装置20
により記録が行われた記録媒体の再生装置である。記録
装置10は、付加情報書換部11と、記録処理部12
と、付加情報検出判定部13と、記録許可/禁止制御部
14と、暗号化部15と、書き込み部16とからなる。
また、再生装置20は、読み出し部21と、暗号化有無
検出部22と、暗号解読部23と、再生処理部24と、
再生許可/禁止制御部25と、付加情報検出判定部26
とからなる。
【0048】この例の場合、記録装置10の入力端子1
0inを通じて入力される、例えば映像信号やオーディ
オ信号などの情報信号には、CGMS方式の付加情報や
電子透かしによる付加情報が付加されている。
【0049】記録装置10の入力端子10inを通じて
入力された前記情報信号は、付加情報書換部11に供給
されるとともに付加情報検出判定部13に供給される。
付加情報検出判定部13では、情報信号に付加されてい
る複製世代を管理するための付加情報を検出し、その内
容を判定して、その判定出力を記録許可/禁止制御部1
4に送る。
【0050】この例の場合、複製世代を管理するための
情報は、複製をすべて許可、1回複製可能、これ以上の
複製禁止、絶対複製禁止の状態を表すことができる。記
録許可/禁止制御部14は、複製世代を管理するための
付加情報の判定結果に応じて記録処理部12、書き込み
部16の各部を制御して、記録制御を行う。
【0051】すなわち、付加情報検出判定部13での複
製世代を管理するための付加情報の判定結果が複製をす
べて許可する状態であるときには、記録許可/禁止制御
部14は、付加情報書換部11では付加情報の書き換え
は行わず、記録処理部12および書き込み部16では、
記録を許可する場合の処理を行う。この場合、入力情報
信号は、複製をすべて許可する状態である付加情報がそ
のままの状態とされるとともに、暗号化部15で暗号化
処理された後、書き込み部16により、書き換え可能な
ディスク30に記録される。
【0052】また、付加情報検出判定部13での複製世
代を管理するための付加情報の判定結果が1回複製可能
の状態であるときには、記録許可/禁止制御部14は、
付加情報書換部11で付加情報を1回複製可能の状態か
ら、複製禁止の状態への書き換えを行うとともに、記録
処理部12および書き込み部16では、記録を許可する
場合の処理を行う。したがって、この場合には、付加情
報は複製禁止に書き換えられるが、この書き換えられた
付加情報が付加された情報信号は、暗号化部15で暗号
化処理された後、書き込み部16により、書き換え可能
なディスク30に記録される。
【0053】また、付加情報検出判定部13の複製世代
を管理するための付加情報の判定結果が、これ以上の複
製禁止あるいは絶対複製禁止の状態であるときには、記
録許可/禁止制御部14は、記録処理部12および書き
込み部16を制御して、ディスク30への情報信号の記
録を禁止するようにする。
【0054】以上のように、この例の場合、ディスク3
0に記録を実行する場合には、情報信号には必ず暗号化
処理を施すようにする。そして、必要な場合に、付加情
報の書き換えを行って、情報信号の記録を行うようにす
る。
【0055】このようにして情報信号が記録された書き
換え可能なディスク30からの再生に当たっては、再生
装置20において、まず、読み出し部21でディスク3
0から情報信号が読み出される。そして、暗号化有無検
出部22で、読み出された情報信号に暗号化が施されて
いるか否か検出される。そして、その検出出力は、再生
許可/禁止制御部25に供給される。
【0056】また、暗号化有無検出部22の暗号化有無
の検出出力は、暗号解読部23に供給され、暗号化が施
されているときには、その暗号化が解読される。そし
て、暗号解読部23からの情報信号は、再生処理部24
に供給されるとともに、付加情報検出判定部26に供給
される。付加情報検出判定部26では、情報信号に付加
されている付加情報としての複製世代を管理するための
情報を検出し、また、その内容を判定する。そして、そ
の判定結果を再生許可/禁止制御部25に供給する。
【0057】再生許可/禁止制御部25は、暗号化有無
検出部22の検出出力と、付加情報検出判定部26の判
定出力との組み合わせから、再生を許可するか、禁止す
るかを決定し、再生処理部24で再生処理を実行させる
か、再生処理を禁止するかを制御する。すなわち、再生
許可/禁止制御部25では、暗号化有無検出部22の検
出出力と、付加情報検出判定部26の判定出力との組み
合わせが、本来有り得ない組み合わせであるか否かを判
定し、有り得ない組み合わせのときには、不正な複製が
行われたとして、再生を禁止するようにする。
【0058】例えば、書き換え可能なディスク30に記
録されている情報信号の付加情報の内容が「これ以上の
複製禁止」の状態である場合に、記録時に暗号化を施す
処理がなされないとすれば、「これ以上の複製禁止」の
状態の付加情報が付加された情報信号が、そのまま不正
に複製した場合であっても、それが不正に複製されたも
のであるか否かは判定できない。このため、再生禁止と
することはできず、有効な複製世代制限を行うことがで
きない。
【0059】これに対して、この実施の形態では、書き
換え可能なディスク30への情報信号の記録の際には、
情報信号には必ず暗号化がかかる。そこで、情報信号の
付加情報の内容が「これ以上の複製禁止」の状態である
場合であっても、暗号化が情報信号に施されていない場
合は有り得ないことになり、その再生を禁止するように
する。これにより、有効な複製世代制限を行うことがで
きる。
【0060】以上は、この発明による情報信号の再生制
限方法の概要の説明であるが、以下に、より詳細な実施
の形態について説明することとする。
【0061】以下に説明する実施の形態は、ディスク記
録媒体を用いて情報信号を伝送する場合であって、複製
制御対象が画像情報、ディスクがDVDである場合であ
る。そして、複製世代を管理するための付加情報として
は、CGMS情報と、電子透かし情報WMとを用いてお
り、それらの解析の結果、より複製禁止に近い方の状態
を、正しい複製世代管理のための付加情報として採用す
る。後述するように、電子透かし情報が複数個検出され
た場合も同様の処理を行う。
【0062】また、電子透かし処理としては、この実施
の形態では、PN(Pseudorandom Noi
se;擬似雑音符号)系列の符号(以下、PN符号とい
う)を用いて、複製世代を管理するための付加情報をス
ペクトラム拡散し、そのスペクトラム拡散した情報を電
子透かし情報WMとして、画像情報に重畳するようにし
ている。
【0063】また、書き換え可能の記録媒体に記録を行
う記録装置で使用する暗号化処理としては、予め定めら
れたスクランブル処理を用いるようにしている。
【0064】なお、以下の説明においては、書き換え可
能なDVDはRAMディスクと称し、また、書き換え不
能な読み出し専用のDVDはROMディスクと称するこ
ととする。また、複製世代制限処理に対応する記録装置
および再生装置をコンプライアントの装置と呼び、複製
世代制限処理に対応していない装置を、ノンコンプライ
アントの装置と呼ぶ。また、複製世代を管理するための
情報は、複製制御情報と称することとする。
【0065】なお、ROMディスクであって、絶対複製
禁止とする場合には、ROMディスクに記録される情報
信号には、それを示す付加情報が付加されるとともに、
CSS(Contents Scramble Sys
tem)方式の暗号化が施されるが、このROMディス
クで使用される暗号化と、前記のRAMディスクへの書
き込みの際に用いられる暗号化とは異なるものである。
【0066】以下に説明する実施の形態の例では、図2
に示すように、デジタル放送を、例えばセットトップボ
ックス(受信機)100により受信して、その受信信号
を受信機とは別体の記録装置200によりRAMディス
ク30に記録し、そのRAMディスク30を再生装置3
00により再生する場合を例に取った場合について説明
するものとする。
【0067】[第1の実施の形態]この第1の実施の形
態においては、受信機からの受信信号が「1回複製可能
(One Copy)」の状態の場合、受信機からの受
信信号をコンプライアントの記録装置で記録した場合に
は、このコンプライアントの記録装置では、CGMS情
報は[10]から[11]に書き換え、また、電子透か
し情報WMは、「1回複製可能(One Copy)」
の状態から「これ以上の複製禁止(No More C
opy)」の状態に書き換えられる。つまり、第1の実
施の形態では、世代制限情報の管理については、従来の
場合と同様である。
【0068】ただし、この実施の形態では、電子透かし
処理にスペクトラム拡散を用いているので、「1回複製
可能(One Copy)」の状態の電子透かし情報は
消去せずに、スペクトラム拡散に用いるPN符号列とし
て異なる系列のPN符号を用いることにより、「これ以
上の複製禁止(No More Copy)」の状態の
電子透かし情報を重ねて重畳するようにする。
【0069】このようにしても、スペクトラム拡散した
複製制御情報は、目立たないレベルで主情報信号に重畳
されるとともに、PN符号系列が異なることから、それ
ぞれの複製制御情報が検出可能であり、より複製禁止に
近い複製制御情報を、その時の複製制御情報として判定
することにより、書き換えと同様の作用効果が得られ
る。以下の説明において、電子透かし情報のチェックの
結果の判定出力は、このように複数の複製制御情報が検
出されたときには、それらから判定された結果を用いる
ことを意味するものである。
【0070】そして、この第1の実施の形態では、デジ
タル情報の出力は、IEEE1394規格のインターフ
ェースでMPEG圧縮されている状態でコンプライアン
トの装置間で伝送するようにする。そして、このIEE
E1394規格のインターフェースにおいて、不正な複
製を防止するために、伝送デジタル情報には暗号化を施
すが、出力先がコンプライアントの装置であるか、ま
た、記録装置であるかを検証するとともに、複製制御の
ための情報であるCGMS情報や電子透かし情報を検証
して、それらの検証結果に応じて、前記暗号化を解くた
めキーを出力先に送出するか否かを決定する。
【0071】以上の通信制御方式は、IEEE1394
セキュアバスと呼ばれており、デジタルインターフェー
スは、これにより複製の有効な防止が図られている。
【0072】次に、この第1の実施の形態の場合のセッ
トトップボックス(受信機)と、記録装置と、再生装置
の構成例について説明する。なお、以下に説明する実施
の形態においては、放送信号には、第1のPN符号列で
ある符号列PNaでスペクトラム拡散された電子透かし
複製制御情報が重畳されており、コンプライアントの記
録装置では、第2のPN符号列である符号列PNb(P
Naとは異なる)で拡散された電子透かし複製制御情報
により、世代制限の書き換えを行うものとする。
【0073】なお、説明を簡単にするため、以下におい
ては、電子透かし情報について、「1回複製可能」は
「One Copy」と記載し、「これ以上の複製禁
止」は「No More Copy」と記載し、「絶対
複製禁止」は「Never Copy」と記載すること
とする。
【0074】[セットトトップボックスについて]図3
は、この第1の実施の形態において用いられるセットト
ップボックス100の構成例を示すブロック図である。
【0075】図3に示すように、ユーザの選局操作に応
じた選局制御信号がコントロール部110から選局部1
01に供給されることにより、選局部101では選局さ
れたチャンネルの信号は、デ・スクランブル部102に
供給されて、放送信号にかけられているスクランブルを
解くデ・スクランブル処理がなされる。そして、デ・ス
クランブルされたチャンネルの信号は、デ・マルチプレ
ックス部103に供給される。このデ・マルチプレック
ス部103では、選局部101からの出力信号には、複
数の放送番組が包含されていることから、コントロール
部110からのユーザの放送番組の選択操作に応じた放
送番組のデータが抽出される。
【0076】このデ・マルチプレックス部103からの
放送番組のビデオデータDiは、MPEG圧縮されてい
る。このため、例えばディスプレイモニター装置に供給
するために、デ・マルチプレックス部103からのデー
タDiは、ビデオデータデコード部104に供給され
て、MPEGデコードされて、伸長復号される。このM
PEGデコードされたデータは、D/Aコンバータ10
5によりアナログ信号に変換されて、アナログ出力端子
111aを通じて、例えばディスプレイモニター装置に
供給される。
【0077】この実施の形態においては、デ・マルチプ
レックス部103からのMPEG圧縮された状態のビデ
オデータDiが、IEEE1394インターフェースバ
スを通じてデジタル出力とされる。この場合に、前述し
たように、IEEE1394セキュアバスにより複製防
止が図られている。
【0078】すなわち、デ・マルチプレックス部103
の出力データDiは、CGMSデコード部106および
電子透かし情報デコード部(以下WMデコード部とい
う)107に供給されて、放送番組データに付加されて
いるCGMS情報や電子透かし情報WMが抽出される。
【0079】CGMS情報は、ビデオデータとは分離さ
れた特定位置の2ビットの情報として抽出され、その2
ビットの情報がコントロール部110に供給される。
【0080】電子透かし情報WMは、この実施の形態で
は、情報信号にスペクトラム拡散信号として重畳されて
いる。すなわち、前述したように、この例では、拡散符
号として用いるPN符号を十分に早い周期で発生させ
て、これを付加情報としての複製制御情報に対して掛け
合わせることによりスペクトラム拡散し、狭帯域、高レ
ベルの複製制御情報を、映像信号には影響を与えること
のない広帯域、微小レベルの信号に変換させる。そし
て、このスペクトラム拡散された複製制御情報をビデオ
データに重畳して伝送するようにする。
【0081】図4は、この場合の電子透かし情報WMの
情報信号への重畳処理を説明するためのブロック図であ
る。この重畳処理は、放送側で行われる。図4におい
て、例えば映像信号Viの垂直同期信号が同期検出部4
1で検出され、その検出出力がタイミング信号発生部4
2に供給される。タイミング信号発生部42は、垂直同
期信号に同期したタイミング信号を発生する。
【0082】PNa発生部43は、タイミング信号発生
部42からのタイミング信号に同期して、この例では、
垂直周期で繰り返すPN符号列PNaを発生し、そのP
N符号列PNaをSS拡散部43(SSはスペクトラム
拡散の略である。以下、同じ)に供給する。
【0083】また、複製制御情報発生部45は、タイミ
ング信号発生部42からのタイミング信号に同期して、
映像信号Viに電子透かし情報として重畳しようとする
複製制御情報を発生し、SS拡散部44に供給する。こ
の場合、重畳しようとする複製制御情報は、伝送しよう
とする情報に応じて決定され、「複製可能(CopyF
ree)」「1回複製可能(One Copy)」「絶
対複製禁止(Never Copy)」などを意味する
情報が発生せられる。
【0084】SS拡散部44は、複製制御情報とPN符
号列PNaとを乗算して、スペクトラム拡散信号を生成
する。そして、このスペクトラム拡散信号をレベル調整
部46を通じて電子透かし情報WM重畳部47に供給し
て、入力映像信号Viに電子透かし情報として重畳す
る。レベル調整部46は、電子透かし情報の重畳によ
り、再生映像が劣化しない程度に重畳レベルを調整する
ためのものである。この場合、SS電子透かし情報が、
映像信号のダイナミックレンジより小さいレベルで重畳
される。
【0085】図6は、電子透かし情報として重畳する複
製制御情報と、映像信号との関係をスペクトルで示した
ものである。複製制御情報は、これに含まれる情報量は
少なく、低ビットレートの信号であり、図6(a)に示
されるように狭帯域の信号である。これにスペクトラム
拡散を施すと、図6(b)に示すような広帯域幅の信号
となる。このときに、スペクトラム拡散信号レベルは帯
域の拡大比に反比例して小さくなる。
【0086】このスペクトラム拡散信号、すなわち、S
S複製制御情報を、WM重畳部47で映像信号Viに重
畳させるのであるが、この場合に、図6(c)に示すよ
うに、情報信号としての映像信号のダイナミックレンジ
より小さいレベルで、SS複製制御情報を重畳させるよ
うにする。このように重畳することにより主情報信号の
劣化がほとんど生じないようにすることができる。した
がって、上述したように、SS複製制御情報が重畳され
た映像信号がモニター受像機に供給されて、映像が再生
された場合に、SS複製制御情報の影響はほとんどな
く、良好な再生映像が得られるものである。
【0087】一方、後述するように、SS複製制御情報
を検出するために、逆スペクトラム拡散を行うと、図6
(d)に示すように、SS複製制御情報が再び狭帯域の
信号として復元される。十分な帯域拡散率を与えること
により、逆拡散後の複製制御情報の電力が情報信号を上
回り、検出可能となる。
【0088】この場合、映像信号に重畳された電子透か
し情報は、映像信号と同一時間、同一周波数内に重畳さ
れるため、周波数フィルタや単純な情報の置き換えでは
削除および修正が不可能である。
【0089】したがって、映像信号に重畳されたSS複
製制御情報が取り除かれることがなく、その改ざんが困
難であるので、不正な複製を確実に防止することができ
る複製制御が可能になる。
【0090】また、上述の構成においては、垂直同期信
号を基準信号とした、垂直周期のPN符号列を用いてス
ペクトラム拡散を行うようにしたので、このスペクトラ
ム拡散信号を映像信号から検出する場合に必要となる逆
スペクトラム拡散用のPN符号列は、映像信号から検出
した垂直同期信号に同期した信号に基づき容易に生成す
ることができる。
【0091】以上のようにして重畳された電子透かし情
報WMとしてのSS複製制御情報を抽出し、判別するW
Mデコード部107は、図5のように構成することがで
きる。すなわち、図5に示すように、デ・マルチプレッ
クス部103からのビデオデータDiは逆拡散部107
4に供給されるとともに、同期検出部1071に供給さ
れる。同期検出部1071は、垂直同期タイミングを検
出し、その検出出力をタイミング信号発生部1072に
供給する。
【0092】タイミング信号発生部1072は、PNa
発生部1073に垂直同期タイミング信号を供給する。
このPNa発生部1073は、図4の重畳側のPNa発
生部43と同じPN符号系列を発生するもので、重畳側
と同じ垂直同期タイミングでPN符号列PNaを発生す
ることになる。このPNa発生部1073からのPN符
号列PNaは、逆拡散部1074に供給されて、これよ
りスペクトラム拡散されていた複製制御情報が得られ
る。この複製制御情報はWM判定部1075に供給され
て、複製制御状態が判定される。そして、その判定出力
が、コントロール部110に供給される。
【0093】そして、さらに、デ・マルチプレックス部
103の出力データは、暗号化部108に供給され、コ
ントロール部110からの制御により、通信ごとに異な
る暗号キーに基づく暗号化が圧縮ビデオデータに施され
る。この暗号化部108での暗号化も、前述したRAM
ディスクやROMディスクに記録する情報信号に施す暗
号化とは異なる。
【0094】この暗号化部108からの暗号化データ
は、IEEE1394インターフェース109を通じ、
出力端子111bを通じて出力先の電子機器に供給され
る。IEEE1394インターフェース109は、当該
IEEE1394インターフェース規格に適合するよう
に、データ変換をしてデータを出力する。
【0095】この際に、コントロール部110は、IE
EE1394インターフェース109を通じて出力先の
機器と通信を行い、その出力先の機器がコンプライアン
トの装置か、また、コンプライアントの装置であれば、
それが記録装置であるか否か判別する。
【0096】そして、コントロール部110は、CGM
Sデコード部106およびWMデコード部107のそれ
ぞれからの複製制御情報の判別出力と、IEEE139
4インターフェース109を通じた出力先の機器の判別
情報とから、暗号化部108で暗号化を解くための暗号
キー情報を出力先に送出するか否かを決定する。
【0097】例えば、出力先がノンコンプライアントの
装置であったときには、暗号キー情報は、出力先の装置
に渡さない。また、出力先がコンプライアントの装置で
あったときでも、それが記録装置の場合には、CGMS
情報が[11]のとき、あるいは、電子透かし情報WM
が「No More Copy」または「NeverC
opy」のときには、暗号キー情報は、出力先の装置に
渡さない。
【0098】[コンプライアントの記録装置について]
次に、コンプライアントの記録装置200について説明
する。図7は、このコンプライアントの記録装置200
の構成例のブロック図である。
【0099】図7に示すように、このコンプライアント
の記録装置200は、IEEE1394インターフェー
ス用のデジタル入力端子200dと、アナログ入力端子
200aとを備える。デジタル入力端子200dはIE
EE1394インターフェース201に接続される。こ
のIEEE1394インターフェース201は、当該I
EEE1394バスインターフェース規格に適合するよ
うに変換されているデータを元に戻す処理を行う。
【0100】このIEEE1394インターフェース2
01からのデータは、暗号解読部202に供給される。
前述したように、このデジタル入力端子200dに接続
される機器が、その情報信号の複製が可能と判断した情
報については、その機器から暗号化を解くために暗号キ
ー情報が送られてくる。暗号化解読部202は、この暗
号キー情報が得られたときには、IEEE1394イン
ターフェース201からのデータの暗号化を解読して、
圧縮ビデオデータを復元することができる。復元された
圧縮ビデオデータはセレクタ203に供給される。
【0101】また、アナログ入力端子200aを通じて
入力されたビデオ情報は、アナログインターフェース2
04を通じて圧縮エンコード部205に供給されて、M
PEG圧縮された後、セレクタ203に供給される。
【0102】セレクタ203は、ユーザの入力選択に応
じたセレクタ制御信号により、暗号解読部202からの
データと、エンコード部205からのデータとのいずれ
かを選択して出力する。
【0103】このセレクタ203の出力データは、CG
MS書換部206および電子透かし情報WM書換部20
7を介して記録制御部211に供給される。セレクタ2
03の出力データは、また、CGMSデコード部208
およびWMデコード部209に供給され、それぞれ前述
と同様にして、CGMS情報および電子透かし情報の抽
出、判別が行われ、それらCGMS情報および電子透か
し情報の判別出力がコントロール部210に供給され
る。
【0104】コントロール部210は、CGMS情報お
よび電子透かし情報の判別出力に基づいて、入力情報の
記録(複製)が可能であるか否か判別するとともに、記
録(複製)が可能であると判別したときには、複製制御
のためのCGMS情報や電子透かし情報の書き換えが必
要であるかを判別する。
【0105】そして、コントロール部210は、記録が
禁止されていると判別したときには、記録制御部211
および書き込み部213を制御して、記録を実行しない
ように制御する。
【0106】また、記録可能、あるいは、1回複製可能
と判別したときには、コントロール部210は、記録制
御部211および書き込み部213を制御して、記録を
実行するようにし、記録データは、スクランブル部21
2により、特定のスクランブルを施してRAMディスク
40に記録するようにする。また、1回複製可能と判別
したときには、CGMS情報と電子透かし情報の書き換
えを、それぞれ書換部206および207により実行す
る。
【0107】この場合のCGMS書換部206は、CG
MS情報が暗号解読部202からのデータストリーム中
の特定位置の2ビットデータであるので、その2ビット
データを抽出して、[10]の状態から[11]の状態
に書き換えるように構成すればよい。
【0108】一方、電子透かし情報WM書換部207
は、前述もしたように、スペクトラム拡散を用いている
ので、新たなスペクトラム拡散信号を重畳するようにす
る。図8は、この場合の電子透かし情報WM書換部20
7の構成例を示すものである。この構成は、図4の電子
透かし情報の重畳処理部と、幾つかの違いを除いてほぼ
同様の構成である。
【0109】すなわち、図8の同期検出部2071、タ
イミング信号発生部2072、SS拡散部2074、レ
ベル調整部2076、WM重畳部2078は、図3の同
期検出部41、タイミング信号発生部42、SS拡散部
44、レベル調整部46、WM重畳部47に対応し、同
様の構成を備える。
【0110】図4の電子透かし情報の重畳処理部と異な
る部分の一つは、レベル調整部2076とWM重畳部2
078との間にスイッチ回路2077が設けられ、この
スイッチ回路2077が、コントロール部210からの
切り換え制御信号により、記録を実行し、書換を実行す
ると判断されたときにのみ、オンとされるように切り換
え制御される点である。
【0111】図4の電子透かし情報の重畳処理部と異な
る部分の二つ目は、スペクトラム拡散用のPN符号列が
異なる点である。すなわち、図4のPNa発生部43に
代わって、図8では、PNb発生部2073が設けら
れ、符号列PNaとは異なる符号列PNbを発生する。
【0112】図4の電子透かし情報の重畳処理部と異な
る部分の三つ目は、複製制御情報発生部2075は、図
4の複製制御情報発生部45と異なり、「No Mor
eCopy」のみの情報を発生する点である。
【0113】また、電子透かし情報WMデコード部20
9の構成は次のようにされる。図9は、WMデコード部
209の構成例のブロック図であり、同期検出部209
1、タイミング信号発生部2092、PNa発生部20
93、PNb発生部2094、逆拡散部2095、WM
判定部2096からなる。図5の構成と比較すれば明ら
かなように、このWMデコード部209は、PNa発生
部2093に加えて、PNb発生部2094を備える点
が図5と異なる。
【0114】このWMデコード部209では、記録装置
200で記録されたRAMディスクをコンプライアント
の再生装置で再生し、それがコンプライアントの記録装
置200に入力される場合を考慮して、PNb発生部2
094を備えるものである。
【0115】そして、WMデコード部209の逆拡散部
2095では、2つの系列のPN符号列PNa,PNb
による逆拡散により、1〜2個の複製制御情報を検出
し、それらの複製制御情報をWM判定部2096に供給
する。WM判定部2096では、これらの複製制御情報
のうちの、より複製禁止に近い方の情報を判定出力とす
る。
【0116】次に、この記録装置200での、暗号解読
ができた後の処理の流れを図10のフローチャートを参
照して説明する。
【0117】まず、ステップS101で、CGMSデコ
ード部208からのCGMS情報と、WMデコード部2
09からの電子透かし情報WMの判定出力とをチェック
する。そして、次のステップS102で、CGMS情報
が[11]であった、あるいは、電子透かし情報WMが
「Never Copy」または「No MoreCo
py」であったかどうかを判別する。もし、そうであっ
た場合には、ステップS103に進み、記録を禁止し、
記録処理を中止する。もし、そうでなかったときには、
ステップS104に進む。なお、[11]や「Neve
r Copy」の状態は、デジタル入力端子からのビデ
オ情報について検出される場合はないが、アナログ入力
端子からのビデオ情報には検出される場合がある。
【0118】ステップS104では、CGMS情報が
[10]あるいは電子透かし情報WMが「One Co
py」の状態であるかどうか判別する。もしもその状態
でなければ、記録許可あるいは「copy free」
の状態であるので、ステップS107に飛んで、そのま
ま記録を実行する。
【0119】CGMS情報が[10]あるいは電子透か
し情報WMが「One Copy」の状態であるときに
は、ステップS105に進み、CGMS書換部206で
CGMS情報を[10]から[11]に書き換え、ま
た、WM書換部207で、電子透かし情報WMを、「N
o More Copy」へ書き換える処理を実行す
る。この実施の形態の場合、この電子透かし情報の書き
換えは、前述したように、「No More Cop
y」の電子透かし情報WMのさらなる重畳となる。
【0120】ステップS105の次には、ステップS1
06に進んで、暗号化処理の例としてのスクランブル処
理をビデオ情報に施し、ステップS107でRAMディ
スク30への記録を実行する。なお、RAMディスク3
0には、記録情報にはスクランブルがかかっていること
を示す情報(以下、スクランブル・フラグという)が、
付加情報として記録される。
【0121】なお、記録許可あるいは「copy fr
ee」の状態であっても、ステップS104の後にステ
ップS106に進んで、スクランブル処理は記録情報に
施すようにしても良い。このようにした場合には、RA
Mディスクへの記録の際には、必ず記録情報信号にはス
クランブル(暗号化)が施されることになり、後述する
再生装置において不正な複製を検出しやすくなる。
【0122】[コンプライアントの再生装置について]
次に、コンプライアントの再生装置300の構成例を図
11〜図14を用いて説明する。
【0123】図11は、コンプライアントの再生装置3
00の構成の全体を示すブロック図である。この図11
に示すように、この再生装置300に装填されたディス
ク30に記録されている情報は、読み出し部301で読
み出され、デ・スクランブル部302、スクランブル有
無検出部303およびディスク種別判別部304に供給
される。
【0124】スクランブル有無検出部303は、付加情
報としてディスク30に記録されているスクランブル・
フラグを抽出して、記録情報にはスクランブルがかかっ
ているか否か検出し、その検出結果をコントロール部3
10に出力する。なお、CGMS情報が[11]または
電子透かし情報が「Never Copy」の状態の情
報が記録されているROMディスク、つまり、複製禁止
のROMディスクには、CSS(Contents S
cramble System)方式のスクランブルが
かけられているものとする。
【0125】ディスク種別判別部304は、装填された
ディスクが、RAMディスクであるか、ROMディスク
であるかを、例えばTOC(Table Of Con
tets)あるいはディレクトリの情報から判別し、そ
の判別出力をコントロール部310に供給する。
【0126】デ・スクランブル部302は、記録装置2
00のスクランブル部212で施されたスクランブルを
解く処理を行う。ノンコンプライアントの記録装置で記
録されたRAMディスクの場合には、スクランブルがか
かっていないことが想定されるが、それに対してもデ・
スクランブル部302はデ・スクランブル処理を行う。
したがって、ノンコンプライアントの記録装置で記録さ
れたスクランブルがかかっていないRAMディスクの場
合、このデ・スクランブル処理により、逆に、スクラン
ブルがかかったような状態になり、正常な視聴ができな
い再生信号となる。
【0127】デ・スクランブル部302は、また、RO
Mディスクに施されるCSS方式のスクランブルに対す
るデ・スクランブル処理も行う。デ・スクランブル部3
02において、いずれのデ・スクランブル処理を行うか
は、ディスク種別判別部304でのRAMディスクか、
ROMディスクかのディスク判別出力により、コントロ
ール部310が切り換え制御する。
【0128】デ・スクランブル部302からの出力デー
タは、WMデコード部305、CGMSデコード部30
6に供給されるとともに、再生許可・禁止制御部307
に供給される。
【0129】そして、WMデコード部305およびCG
MSデコード部306では、電子透かし情報WMとCG
MS情報の抽出、判別が行われ、それらCGMS情報お
よび電子透かし情報WMの判別出力がコントロール部3
10に供給される。
【0130】コントロール部310は、これらCGMS
情報および電子透かし情報WMの判別出力に基づいて、
再生を許可するか、禁止するかを決定する。そして、そ
の制御情報を、再生許可・禁止制御部307に供給し
て、再生禁止のときには、この再生許可・禁止制御部3
07以降の処理を禁止する。したがって、アナログ再生
出力信号も出力されないし、IEEE1394インター
フェースを通じたデジタル出力の伝送もしない。
【0131】再生許可とした場合には、再生許可・禁止
制御部307以降の処理が有効となり、再生許可・禁止
制御部307からのデータは、ビデオデータデコード部
308に供給されて、MPEG圧縮されていたデータが
伸長復号される。そして、伸長復号されたデータは、D
/Aコンバータ309に供給されてアナログ信号に変換
され、アナログ出力端子300aを通じて外部の電子機
器に供給される。
【0132】なお、WMデコード部305は、図9に示
したWMデコード部209と全く同様の構成とされる。
【0133】次に、図12〜図14を参照して、この実
施の形態のコンプライアントの再生装置300の処理動
作について説明する。
【0134】すなわち、再生装置300では、まず、ス
テップS201において、装填されたディスクには、ス
クランブルがかかっているか判別する。ここで判別する
スクランブルには、記録装置200のスクランブル部2
12でかけられるものと、ROMディスクのCSS方式
のスクランブルが含まれる。スクランブルがかかってい
れば、ステップS202に進み、ディスクの種類はRO
MであるかRAMであるかを判別する。
【0135】RAMディスクであれば、ステップS20
3に進み、CGMS情報と、電子透かし情報WMとをチ
ェックする。そして、次のステップS204において
は、CGMS情報が[10]または電子透かし情報WM
が「One Copy」あるいは「Never Cop
y」の状態であるかどうかを判別し、その状態であると
きには、ステップS205に進み、再生を禁止する。
【0136】すなわち、ステップS204でCGMS情
報が[10]または電子透かし情報WMが「One C
opy」と判別されたときに再生を禁止するのは、前述
したように、スクランブルがかけられているということ
は、コンプライアントの記録装置200で記録されたR
AMディスクであることを意味しており、それにもかか
わらず、CGMS情報が[10](1回複製可能)の状
態や、電子透かし情報WMが「One Copy」の状
態にあるいうことは、違法な複製がなされたことを意味
するからである。
【0137】なぜなら、コンプライアントの記録装置2
00で記録されたRAMディスクであれば、CGMS情
報は[10]から[11]に書き換えられ、電子透かし
情報WMは、「No More Copy」に書き換え
られているはずであるからである。
【0138】また、RAMディスクであって、電子透か
し情報WMが「Never Copy」の状態であると
判別されたときに再生を禁止するのは、このRAMディ
スクは、例えば、電子透かし情報WMが「Never
Copy」のROMからの情報を違法に複製したもので
あることを意味しているからである。
【0139】ステップS204で、CGMS情報が[1
0]ではない、または電子透かし情報WMが「One
Copy」あるいは「Never Copy」の状態で
はないと判別されたときには、ステップS206に進
み、再生を許可する。そして、ステップS210に進
み、デジタル出力制御であるIEEE1394I/F出
力制御を実行する。
【0140】また、ステップS202で、装填されたデ
ィスクは、ROMディスクであると判別されたときに
は、ステップS207に進み、CGMS情報と、電子透
かし情報WMとをチェックする。そして、次のステップ
S208においては、電子透かし情報WMが「Neve
r Copy」であるか否か判別する。すなわち、この
判別は、CSS方式のスクランブルがかけられていて、
複製禁止のROMディスクの電子透かし情報が正しく
「Never Copy」の状態になっているか否かを
確認する処理である。
【0141】このステップS208で、電子透かし情報
が「Never Copy」の状態になっていないと判
別されたときは、改ざんされたものとして、ステップS
209に進み、再生を禁止する。正しく「Never
Copy」の状態になっていれば、ステップS206に
進み、再生が許可される。そして、ステップS210に
進んで、デジタル出力制御を実行する。
【0142】また、ステップS201で、ディスクに記
録された情報にはスクランブルがかかっていないと判別
されたときには、図13のステップS211に進み、デ
ィスクは、ROMディスクであるかRAMディスクであ
るか判別する。RAMディスクであると判別されたとき
には、ステップS212に進み、CGMS情報と、電子
透かし情報WMとをチェックする。
【0143】そして、次のステップS213で、CGM
S情報が[00]で、電子透かし情報WMが「複製許可
(Copy Free)」であったか否か判別し、そう
でなければ、ステップS214に進み、不正な改ざん処
理が施されたとして再生を禁止する。また、ステップS
213で、CGMS情報が[00]で、電子透かし情報
WMが「複製許可(Copy Free)」であると判
別されたときには、ステップS215に進み、再生を許
可する。
【0144】また、ステップS211でROMディスク
であると判別されたときには、ステップS216に進
み、CGMS情報と、電子透かし情報WMとをチェック
する。そして、CGMS情報が[00]で、かつ、電子
透かし情報WMが「CopyFree」であるか、ある
いは、CGMS情報が[11]で、かつ、電子透かし情
報WMが「No More Copy」であるか、ある
いは、CGMS情報が[10]で、かつ、電子透かし情
報WMが「One Copy」であるか否か判別し、そ
うであれば、ステップS215に進んで再生を許可し、
そうでなければステップS218に進んで、再生を禁止
する。
【0145】すなわち、ROMディスクであって、[1
1]あるいは「Never Copy」であるときに
は、この実施の形態では、CSS方式のスクランブルが
かかっているはずであるから、スクランブルがかかって
いない状態で、[11]あるいは「Never Cop
y」であるときには、不正な改ざんが施されたと判断し
て、再生を禁止するものである。
【0146】次に、ステップS210での出力制御につ
いて説明する。図14は、デジタル出力制御のIEEE
1394I/F出力制御を説明するためのフローチャー
トである。これは、前述したIEEE1394セキュア
バス制御である。
【0147】ステップS301では、再生が許可されて
いるか否か判別し、再生禁止であれば、この出力制御の
ルーチンを終了する。再生が許可されていれば、ステッ
プS302に進み、IEEE1394バスを通じて出力
先と通信を行い、出力先はコンプライアントの装置であ
るか否か判別する。この判別の結果、コンプライアント
の装置ではないと判別したときには、ステップS308
に進み、デジタル情報(MPEG圧縮データ)は暗号化
処理して出力するが、その暗号化を解く暗号キーは出力
先には送出しない。これにより、コンプライアントでな
い装置での暗号化の解読を不能にしている。
【0148】また、ステップS302での判別の結果、
出力先はコンプライアントの装置であると判別されたと
きには、ステップS303に進み、その出力先のコンプ
ライアントの装置は記録装置であるか否か判別する。出
力先が記録装置ではないと判別されたときには、ステッ
プS306に飛び、デジタル情報(MPEG圧縮デー
タ)は暗号化処理して出力するとともに、その暗号化を
解く暗号キーも出力先に送出する。
【0149】ステップS303で出力先がコンプライア
ントの記録装置であると判別された場合には、ステップ
S304に進み、ディスクがROMディスクであるかR
AMディスクであるか判別する。RAMディスクである
と判別したときには、ステップS305に進み、CGM
S情報が[11]か、あるいは、電子透かし情報WMが
「No More Copy」または「One Cop
y」であるか判別する。これらの条件に該当しなけれ
ば、ステップS306に進み、デジタル情報(MPEG
圧縮データ)は暗号化処理して出力するとともに、その
暗号化を解く暗号キーも出力先に送出する。また、これ
らの条件に適合しているときは、ステップS308に進
み、デジタル情報(MPEG圧縮データ)は暗号化処理
して出力するが、その暗号化を解く暗号キーは出力先に
は送出しない。
【0150】ステップS304でROMディスクである
と判別したときには、ステップS307に進み、CGM
S情報が[00]で電子透かし情報が「Copy Fr
ee」であるか否か判別し、そうであれば、ステップS
306に進んで、デジタル情報(MPEG圧縮データ)
は暗号化処理して出力するとともに、その暗号化を解く
暗号キーも出力先に送出し、そうでなければ、ステップ
S308に進み、デジタル情報(MPEG圧縮データ)
は暗号化処理して出力するが、その暗号化を解く暗号キ
ーは出力先には送出しない。
【0151】[第2の実施の形態]以上の第1の実施の
形態では、記録装置では、電子透かし情報WMが「On
eCopy」の状態であるときには、電子透かし情報W
Mを「No MoreCopy」の状態に書き換えるよ
うにした。つまり、「No More Copy」の状
態の電子透かし情報WMを、「One Copy」の状
態の電子透かし情報WMに重ねて重畳するようにした。
【0152】つまり、第1の実施の形態の場合には、電
子透かし情報WMは、重なる場合が生じる。このため、
映像情報に対して電子透かし情報WMが若干影響を与え
て、出力映像が劣化するおそれがある。
【0153】この第2の実施の形態は、この状態を回避
するようにした場合である。すなわち、前述したよう
に、コンプライアントの記録装置で、RAMディスクに
記録される場合には、「Copy Free」の場合を
除き、電子透かし情報WMは、本来、書き換えにより、
「No More Copy」の状態になり、「One
Copy」の状態は存在しない。
【0154】すなわち、前述したように、電子透かし情
報WMを、「One Copy」の状態から「No M
ore Copy」の状態に書き換えることを前提とし
た場合には、RAMディスクに記録された情報信号の電
子透かし情報が「One Copy」の状態となってい
るのは、違法に複製されたRAMディスクである場合に
は有り得ない。したがって、RAMディスクにおいて、
電子透かし情報WMが「One Copy」の状態にな
っているときには、それは、「No MoreCop
y」の状態であると判断しても差し支えない。
【0155】その上、この実施の形態の場合には、複製
が行われた場合には、RAMディスクに記録された情報
信号にはスクランブルがかかっているので、「スクラン
ブル」+「One Copy」の状態は、「No Mo
re Copy」の状態であると確実に判別できる。
【0156】この第2の実施の形態では、このことにか
んがみ、コンプライアントの記録装置200では、CG
MS情報が[10]あるいは電子透かし情報WMが「O
neCopy」の状態の情報信号をRAMディスクに記
録する場合、CGMS情報は、[11]に書き換える
が、電子透かし情報WMは、書き換えずに、「OneC
opy」の状態のままとする。
【0157】このように電子透かし情報WMを、「On
e Copy」の状態のままとして、書き換えないとい
う規則にした場合に、ディスクがRAMディスクであっ
て、情報信号にスクランブルがかかっており、かつ、電
子透かしの付加情報が「One Copy」の状態であ
るときには、RAMディスクへの記録が正しく行われ、
その記録情報の電子透かし情報WMは、「No Mor
e Copy」の状態と認識する。
【0158】そして、RAMディスクの記録情報にスク
ランブルがかかっていないときに、電子透かし情報WM
が「One Copy」の状態であるときには、それ
は、ノンコンプライアントの装置で記録された場合など
の不正な複製であるので、上述の第1の実施の形態での
処理の場合と同様に、再生制限するものである。
【0159】なお、前述したように、ROMディスク
に、電子透かし情報WMが「OneCopy」の状態と
なることが存在しないとすれば、ディスクがRAMであ
るか、ROMであるかの判別は不要であって、ディスク
記録媒体において、電子透かし情報WMが「One C
opy」の状態であれば、それは、「No MoreC
opy」の状態と認識して差し支えない。
【0160】この第2の実施の形態では、コンプライア
ントの記録装置では、電子透かし情報の書き換えを行わ
ないことにより、スペクトラム拡散信号として重畳され
るのは、1個だけとなる。このため、第1の実施の形態
の場合に比較して、映像信号への電子透かし情報による
影響が少なくなり、映像信号の劣化も軽減されるもので
ある。
【0161】したがって、この第2の実施の形態の場合
のコンプライアントの記録装置では、図7の第1の実施
の形態の記録装置200と比較すると、第2の実施の形
態の記録装置では、第1の実施の形態の記録装置200
のWM書換部207が存在しない。
【0162】また、PNb符号列による「No Mor
e Copy」の電子透かし情報の重畳を行わないの
で、この第2の実施の形態の記録装置のWMデコード部
では、PN符号列の発生部は1個でよくなる。
【0163】また、この第2の実施の形態での処理動作
においては、第1の実施の形態の記録装置200の図1
0のフローチャートのステップS105では、電子透か
し情報WMの書き換えが行われていたのに対して、この
ステップS105に対応するステップでは、CGMS情
報の書き換えのみが行われるだけで、電子透かし情報W
Mの書き換えは行われない。
【0164】また、この第2の実施の形態の場合の再生
装置での処理動作は、第1の実施の形態の再生装置30
0での処理動作のフローチャートとは、ステップS20
4の部分が異なるだけである。
【0165】すなわち、第1の実施の形態では、電子透
かし情報WMを記録装置200で書き換えるため、スク
ランブルがかかっている状態で、CGMS情報が[1
0]の状態はなく、また、電子透かし情報が「One
Copy」の状態はなかったので、それらの場合と、電
子透かし情報が「Never Copy」の状態のとき
には、再生を禁止するようにした。
【0166】しかし、この第2の実施の形態の場合に
は、記録装置で記録されたRAMディスクの電子透かし
情報は「One Copy」となるので、対応するステ
ップでは、この電子透かし情報が「One Copy」
の状態を除くようにする。つまり、電子透かし情報が
「One Copy」の状態であっても、再生を許可す
る。その他は、第1の実施の形態と全く同様となる。
【0167】この第2の実施の形態においては、コンプ
ライアントの記録装置では、電子透かし情報WMの書き
換えを行わないため、第1世代の複製の再生出力信号に
対する電子透かし情報の影響は、当初の1個の電子透か
し情報のみとなり、映像の劣化は最小限に抑えることが
できる。
【0168】[変形例]以上の例では、再生制限の手法
は、再生禁止としたが、情報信号が映像信号やオーディ
オ信号の場合であれば、正常な画像としては観視できな
い映像にするとか、雑音を放音するとか、のように、実
質的に正常な情報信号の再生を禁止することができれ
ば、どのような再生制限の手法を用いても良い。また、
再生を禁止したときに、「このディスクは、違法にコピ
ーされたものですので、再生できません」などのメッセ
ージを画面に映出したり、スピーカから放音するように
することもできる。
【0169】また、上述の実施の形態では、複製制御情
報は、CGMS方式のものと、電子透かし情報とを同時
に付加重畳するようにしたが、どちらか一方であっても
よい。すなわち、CGMS方式の複製制御の場合であっ
ても、再生信号中のCGMS情報が[10]あるいは
[11]の状態であったときに、その再生出力中に、
「Never Copy」の電子透かし情報を重畳する
ようにする場合にも、この発明は適用できる。電子透か
し情報のみを用いた複製制御の場合に適用できることは
言うまでもない。
【0170】また、電子透かし情報は、上述の実施の形
態の場合のスペクトラム拡散方式に限られるものではな
く、例えば、デジタル信号に微小レベルで付加情報を重
畳したり、MPEG圧縮などの直交変換を用いる圧縮を
データに対して行うときに、その周波数軸に変換した成
分に、雑音として目立たないように、微小レベルの付加
情報を重畳する場合であってもよい。
【0171】また、書き換え可能な記録媒体は、ディス
ク記録媒体に限られるものでなく、半導体記憶装置や磁
気テープであってもよい。また、情報信号は、映像信号
に限らず、音声信号であってもよいことは言うまでもな
い。
【0172】また、上述の実施の形態における記録装置
の部分と、再生装置の部分とを合わせ持つ記録再生装置
の場合にも、この発明が適用できることはいうまでもな
い。
【0173】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、情報信号の書き換え可能な記録媒体への記録時に
は、複製世代管理のための付加情報を付加するととも
に、暗号化処理を情報信号に施しておくことにより、こ
の記録媒体からの再生時に、情報信号の暗号化の有無
と、付加情報の検出出力との組み合わせにより、不正に
複製がなされた記録媒体の再生であることを識別するこ
とができる。
【0174】そして、その識別結果により、不正な複製
であると判別されたときには、正常な再生を禁止あるい
は制限することにより、有効な複製世代制限制御を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による情報信号の再生制限方法の実施
の形態の概要を説明するための図である。
【図2】この発明による情報信号の再生制限方法の一形
態を適用するシステム構成を示す図である。
【図3】図2のシステムに用いるセットトップボックス
の構成例を示すブロック図である。
【図4】この発明の実施の形態に用いる電子透かし情報
の重畳方法を説明するためのブロック図である。
【図5】この発明の実施の形態に用いる電子透かし情報
の検出方法を説明するためのブロック図である。
【図6】この発明の実施の形態に用いる電子透かし情報
を説明するための図である。
【図7】この発明の第1の実施の形態で用いるコンプラ
イアントの記録装置の一例のブロック図である。
【図8】図7の一部である電子透かし情報WM書換部2
07のブロック図である。
【図9】図7の一部である電子透かし情報WMデコード
部209のブロック図である。
【図10】図7の記録装置の処理動作を説明するための
フローチャートである。
【図11】この発明の第1の実施の形態で用いるコンプ
ライアントの再生装置の一例のブロック図である。
【図12】図11の再生装置の処理動作を説明するため
のフローチャートの一部である。
【図13】図10の再生装置の処理動作を説明するため
のフローチャートの一部である。
【図14】図10の再生装置におけるデジタル出力制御
を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
100…セットトップボックス、200…コンプライア
ントの記録装置、201…IEEE1394インターフ
ェース、202…暗号解読部、204…アナログインタ
ーフェース、205…圧縮エンコード部、206…CG
MS書換部、207…WM書換部、208…CGMSデ
コード部、209…WMデコード部、210…コントロ
ール部、211…記録制御部、212…スクランブル
部、213…書き込み部、300…コンプライアントの
再生装置、301…読み出し部、302…デ・スクラン
ブル部、303…スクランブル有無検出部、304…デ
ィスク種別判別部、305…WMデコード部、306…
CGMSデコード部、307…再生許可/禁止制御部、
308…ビデオデータデコード部、309…D/Aコン
バータ、310…コントロール部、311…暗号化部、
312…IEEE1394インターフェース

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録情報信号は暗号化するとともに、前記
    記録情報信号に、複製世代を管理するための付加情報を
    付加して、書き換え可能な記録媒体に前記記録情報信号
    を記録し、 前記記録媒体からの前記記録情報信号の再生時に、前記
    記録情報信号に対する前記記録側で行われたはずの暗号
    化の有無と、前記複製世代を管理するための付加情報と
    に基づいて、前記記録情報信号の再生制限制御を行うこ
    とを特徴とする情報信号の再生制限方法。
  2. 【請求項2】前記複製世代を管理するための付加情報
    は、少なくとも、1回複製可能と、複製禁止の2状態が
    表現可能であって、前記再生時において、前記記録情報
    信号には暗号化が施されていないと判別した時には、前
    記複製世代を管理するための付加情報が1回複製可能の
    状態であっても、また、複製禁止の状態であっても、再
    生を制限することを特徴とする請求項1に記載の情報信
    号の再生制限方法。
  3. 【請求項3】前記複製世代を管理するための付加情報と
    して、種類の異なる複数の情報を付加するようにし、 前記再生制限は、暗号化の有無と、前記複数の複製世代
    を管理するための付加情報に基づいて行うことを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の情報信号の再生制
    限方法。
  4. 【請求項4】前記複製世代を管理するための付加情報
    は、CGMS方式の情報であることを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の情報信号の再生制限方法。
  5. 【請求項5】前記複製世代を管理するための付加情報
    は、電子透かし情報として、前記情報信号に重畳される
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報
    信号の再生制限方法。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の情報信号の再生制限方法
    において、 前記記録側では、記録すべき入力情報信号に電子透かし
    情報として重畳されている前記複製世代を管理するため
    の付加情報により記録複製制御を行うが、前記入力情報
    信号に重畳されている前記付加情報が1回複製可能の状
    態であるときには、当該付加情報を書き換えずに、前記
    記録情報信号に重畳することを特徴とする情報信号の再
    生制限方法。
  7. 【請求項7】情報信号記録部と、情報信号再生部とから
    なり、 前記情報信号記録部は、 入力情報信号に付加されている複製世代を管理するため
    の付加情報を検出する付加情報検出手段と、 前記付加情報検出手段で検出された前記付加情報に基づ
    いて、記録複製記録制御を行う記録制御手段と、 前記付加情報検出手段で検出された前記付加情報に基づ
    き、必要に応じて変更した付加情報を記録すべき情報信
    号に付加する付加手段と、 前記付加情報が付加された前記記録すべき情報信号を暗
    号化する暗号化手段と、 前記暗号化した情報信号を、書き換え可能な記録媒体に
    記録する書き込み手段と、 を備え、 前記情報信号再生部は、 前記記録媒体から前記情報信号を読み出す読み出し手段
    と、 前記読み出し手段で読み出された情報信号が暗号化され
    ているか否かを検出する暗号化有無検出手段と、 前記読み出し手段で読み出された情報信号に付加されて
    いる前記付加情報を検出する付加情報検出手段と、 前記暗号化有無検出手段の検出結果と、前記付加情報検
    出手段で検出された付加情報とに基づいて、前記読み出
    された情報信号の再生出力制限制御を行う再生制限制御
    手段と、 を備えることを特徴とする情報信号記録再生装置。
  8. 【請求項8】前記複製世代を管理するための付加情報
    は、少なくとも、1回複製可能と、複製禁止の2状態が
    表現可能であって、 前記情報信号再生部の前記再生制限制御手段において
    は、 前記暗号化有無検出手段での検出結果が暗号化無しであ
    ったときには、前記付加情報検出手段で検出された前記
    複製世代を管理するための付加情報が1回複製可能の状
    態であっても、また、複製禁止の状態であっても、再生
    を制限することを特徴とする請求項7に記載の情報信号
    記録再生装置。
  9. 【請求項9】前記複製世代を管理するための付加情報と
    して、種類の異なる複数の情報が付加されるものであ
    り、 前記付加情報検出手段は、前記複数の付加情報のそれぞ
    れを検出するものであり、 前記再生制限制御手段は、前記暗号化の有無と、前記複
    数の複製世代を管理するための付加情報に基づいて前記
    再生制限制御を行うことを特徴とする請求項7または請
    求項8に記載の情報信号記録再生装置。
  10. 【請求項10】前記複製世代を管理するための付加情報
    は、CGMS方式の情報であることを特徴とする請求項
    7または請求項8に記載の情報信号記録再生装置。
  11. 【請求項11】前記複製世代を管理するための付加情報
    は、電子透かし情報として、前記情報信号に重畳される
    ことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の情報
    信号記録再生装置。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の情報信号記録再生装
    置において、 前記情報信号記録部では、記録すべき入力情報信号に電
    子透かし情報として重畳されている前記複製世代を管理
    するための付加情報により記録複製制御を行うが、前記
    入力情報信号に重畳されている前記付加情報が1回複製
    可能の状態であるときには、当該付加情報を書き換えず
    に、前記記録情報信号に重畳することを特徴とする情報
    信号記録再生装置。
  13. 【請求項13】入力情報信号に付加されている複製世代
    を管理するための付加情報を検出する付加情報検出手段
    と、 前記付加情報検出手段で検出された前記付加情報に基づ
    いて、記録複製記録制御を行う記録制御手段と、 前記付加情報検出手段で検出された前記付加情報に基づ
    き、必要に応じて変更した付加情報を記録すべき情報信
    号に付加する付加手段と、 前記付加情報が付加された前記記録すべき情報信号を暗
    号化する暗号化手段と、 前記暗号化した情報信号を、書き換え可能な記録媒体に
    記録する書き込み手段と、 を備える情報信号記録装置。
  14. 【請求項14】再生対象の記録媒体が書き換え可能なも
    のであるか否かを判別する記録媒体種別判別手段と、 前記記録媒体から前記情報信号を読み出す読み出し手段
    と、 前記記録媒体種別判別手段で書き換え可能と判別された
    記録媒体から前記読み出し手段で読み出された情報信号
    が暗号化されているか否かを検出する暗号化有無検出手
    段と、 前記読み出し手段で読み出された情報信号に付加されて
    いる前記付加情報を検出する付加情報検出手段と、 前記暗号化有無検出手段の検出結果と、前記付加情報検
    出手段で検出された付加情報とに基づいて、前記読み出
    された情報信号の再生出力制限制御を行う再生制限制御
    手段と、 を備えることを特徴とする情報信号再生装置。
  15. 【請求項15】前記複製世代を管理するための付加情報
    は、少なくとも、1回複製可能と、複製禁止の2状態が
    表現可能であって、 前記暗号化有無検出手段での検出結果が暗号化無しであ
    ったときには、前記付加情報検出手段で検出された前記
    複製世代を管理するための付加情報が1回複製可能の状
    態であっても、また、複製禁止の状態であっても、再生
    を制限することを特徴とする請求項14に記載の情報信
    号再生装置。
  16. 【請求項16】前記複製世代を管理するための付加情報
    として、種類の異なる複数の情報が付加されるものであ
    り、 前記付加情報検出手段は、前記複数の付加情報のそれぞ
    れを検出するものであり、 前記再生制限制御手段は、前記暗号化の有無と、前記複
    数の複製世代を管理するための付加情報に基づいて前記
    再生制限制御を行うことを特徴とする請求項14または
    請求項15に記載の情報信号再生装置。
  17. 【請求項17】暗号化されているとともに、複製世代を
    管理するための付加情報が付加された情報信号が記録さ
    れた書き換え可能記録媒体。
  18. 【請求項18】前記複製世代を管理するための付加情報
    は、CGMS方式の情報であることを特徴とする請求項
    17に記載の書き換え可能記録媒体。
  19. 【請求項19】前記複製世代を管理するための付加情報
    は、電子透かし情報として、前記情報信号に重畳されて
    いることを特徴とする請求項17に記載の書き換え可能
    記録媒体。
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