JPH11176084A - 再生装置及び方法、記録装置及び方法、複製システム及び複製方法、並びに送受信システム及び送受信方法 - Google Patents

再生装置及び方法、記録装置及び方法、複製システム及び複製方法、並びに送受信システム及び送受信方法

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JPH11176084A
JPH11176084A JP34024797A JP34024797A JPH11176084A JP H11176084 A JPH11176084 A JP H11176084A JP 34024797 A JP34024797 A JP 34024797A JP 34024797 A JP34024797 A JP 34024797A JP H11176084 A JPH11176084 A JP H11176084A
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JP34024797A
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Jun Hirai
純 平井
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Sony Corp
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子透かし処理の技術を用いながら簡易かつ
低コストでアナログインタフェース上でのコピーの世代
制限を実現する。 【解決手段】 原信号に対して、電子透かし処理により
複製禁止または1回複製可のいずれかを示すステイタス
情報と、原信号の帯域外における所定周波数のID情報
とが重畳された重畳信号を入力して、この重畳信号から
ステイタス情報を解読して複製禁止または1回複製可の
いずれかを検出するステイタス情報解読手段41と、重
畳信号からID情報を検出するID検出手段42と、ス
テイタス情報解読手段41の検出結果及びID検出手段
42の検出結果に基づき、重畳信号を原信号の帯域範囲
内で記録媒体50Bに記録する記録手段43とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログインタフ
ェース上においてコピーの世代制限を実現するための再
生装置及び方法、記録装置及び方法、複製システム及び
複製方法、並びに送受信装置及び送受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テープ、ディスク、半導体などの記録媒
体に著作権の保護対象となる音楽演奏、放送された内容
等を記録する場合、みだりにコピーを繰り返すと著作権
の侵害行為となる。例えば、上記放送された内容を一旦
テープ等の記録媒体にコピーして別の時間に再生するの
は個人の権利であるが、みだりにコピーを繰り返すのは
著作権の侵害行為とされる。
【0003】従来より、このような著作権の侵害行為を
防止するために、保護対象となる著作物について一旦コ
ピーをした記録媒体からの再生信号を他の記録媒体に更
にコピーできないようにする、いわゆるコピーの世代制
限についての様々な技術が提案されてきた。
【0004】例えば、IEC958で規定されているオ
ーディオのディジタルインタフェースでは、現在のCD
(Compact Disc)、DAT(Digital Audio Tape)、M
D(Mini Disc)等で用いられているSCMS(Serial
Copy Management System)というコピーの世代制限方式
が採用されている。この方式は、所定の記録媒体に1回
目(1世代目)のコピーを実行する際に、これ以上すな
わち2世代目以降のコピーを禁止するフラグをディジタ
ルインタフェース上のビットに記述する、というもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したS
CMSの方式はディジタルインタフェースでのみ用いら
れる方式であり、従来より、アナログインタフェースで
用いられるコピーの世代制限方式については実現化され
ていなかった。このため、上述のCD、DAT、MD等
に記録されたディジタルコンテンツであっても、アナロ
グインタフェース上では無制限にコピーが可能な状態と
なり、著作権者に対する保護が不十分であった。
【0006】これに対して、近年、ディジタルデータに
何らかの情報を隠しもたせる電子透かし処理と呼ばれる
技術が注目を集めている。この電子透かし処理は、所謂
ウォーターマークと呼ばれる透かし情報を、上記ディジ
タルデータに存在する人間の知覚上の重要でない部分
に、雑音として埋め込むものである。
【0007】この電子透かし処理によれば、埋め込んだ
ウォーターマークが除去しにくく、またこのウォーター
マークの検出はディジタルインタフェース上でもアナロ
グインタフェース上でもできるので、上記ウォーターマ
ークをコピー制限に関する情報として利用することによ
り、コピーの世代制限をアナログインタフェース上で実
現することも可能である。
【0008】しかしながら、コピーの世代制限をウォー
ターマークだけを用いて行う場合には、ウォーターマー
クを解読するためのデコーダの他に、ウォーターマーク
を埋め込むためのエンコーダやこのウォーターマークを
書き換えるためのリエンコーダを機器に搭載する必要が
生じるが、デコーダに比べてエンコーダやリエンコーダ
は複雑な構成となるため、コストの点からできるだけエ
ンコーダやリエンコーダの使用を避けることが望まれて
いた。
【0009】本発明は、上述の実情に鑑みて提案された
ものであって、電子透かし処理の技術を用いながら簡易
かつ低コストでアナログインタフェース上でのコピーの
世代制限を実現した再生装置及び方法、記録装置及び方
法、複製システム及び複製方法、並びに送受信システム
及び送受信方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る再生装置
は、上記課題を解決するため、電子透かし処理により、
複製禁止または1回複製可のいずれかを示すステイタス
情報が原信号に重畳して記録された記録媒体からこの重
畳信号を再生する再生手段と、再生された重畳信号から
ステイタス情報を解読して複製禁止または1回複製可の
いずれかについて検出するステイタス情報解読手段と、
記録媒体について再生専用であるか否かを検出する媒体
検出手段と、ステイタス情報解読手段の検出結果及び媒
体検出手段の検出結果に基づき、再生された重畳信号に
対して原信号の帯域外における所定周波数のID情報を
重畳するID重畳手段とを備える。
【0011】再生装置においては、ID重畳手段が、ス
テイタス情報解読手段の検出結果及び媒体検出手段の検
出結果に基づき、再生された重畳信号に対して原信号の
帯域外における所定周波数のID情報を重畳する。
【0012】本発明に係る再生方法は、上記課題を解決
するため、電子透かし処理により、複製禁止または1回
複製可のいずれかを示すステイタス情報が原信号に重畳
して記録された記録媒体からこの重畳信号を再生し、再
生された重畳信号からステイタス情報を解読して複製禁
止または1回複製可のいずれかについて検出し、記録媒
体について再生専用であるか否かを検出し、ステイタス
情報及び記録媒体についての検出結果に基づき、再生さ
れた重畳信号に対して原信号の帯域外における所定周波
数のID情報を重畳する。
【0013】再生方法においては、ステイタス情報及び
記録媒体についての検出結果に基づき、再生された重畳
信号に対して原信号の帯域外における所定周波数のID
情報を重畳する。
【0014】本発明に係る記録装置は、上記課題を解決
するため、原信号に対して、電子透かし処理により複製
禁止または1回複製可のいずれかを示すステイタス情報
と、原信号の帯域外における所定周波数のID情報とが
重畳された重畳信号を入力して、この重畳信号からステ
イタス情報を解読して複製禁止または1回複製可のいず
れかを検出するステイタス情報解読手段と、重畳信号か
らID情報を検出するID検出手段と、ステイタス情報
解読手段の検出結果及びID検出手段の検出結果に基づ
き、重畳信号を原信号の帯域範囲内で記録媒体に記録す
る記録手段とを備える。
【0015】記録装置においては、記録手段が、ステイ
タス情報解読手段の検出結果及びID検出手段の検出結
果に基づき、重畳信号を原信号の帯域範囲内で記録媒体
に記録する。
【0016】本発明に係る記録方法は、上記課題を解決
するため、原信号に対して、電子透かし処理により複製
禁止または1回複製可のいずれかを示すステイタス情報
と、原信号の帯域外における所定周波数のID情報とが
重畳された重畳信号を入力し、重畳信号からステイタス
情報を解読して複製禁止または1回複製可のいずれかを
検出し、重畳信号からID情報を検出し、ステイタス情
報及びID情報についての検出結果に基づき、重畳信号
を原信号の帯域範囲内で記録媒体に記録する。
【0017】記録方法においては、ステイタス情報及び
ID情報についての検出結果に基づき、重畳信号を原信
号の帯域範囲内で記録媒体に記録する。
【0018】本発明に係る複製システムは、上記課題を
解決するため、電子透かし処理により、複製禁止または
1回複製可のいずれかを示すステイタス情報が原信号に
重畳して記録された記録媒体からこの重畳信号を再生す
る再生手段と、再生された重畳信号からステイタス情報
を解読して複製禁止または1回複製可のいずれかについ
て検出するステイタス情報解読手段と、記録媒体につい
て再生専用であるか否かを検出する媒体検出手段と、ス
テイタス情報解読手段の検出結果及び媒体検出手段の検
出結果に基づき、再生された重畳信号に対して原信号の
帯域外における所定周波数のID情報を重畳するID重
畳手段とを有する再生装置と、再生装置のID重畳手段
からの出力信号を入力して、この信号からステイタス情
報を解読して複製禁止または1回複製可のいずれかを検
出するステイタス情報解読手段と、入力した信号からI
D情報を検出するID検出手段と、ステイタス情報解読
手段の検出結果及びID検出手段の検出結果に基づき、
入力した信号を原信号の帯域範囲内で記録媒体に記録す
る記録手段とを有する記録装置とを備える。
【0019】複製システムにおいては、再生装置では、
ID重畳手段が、ステイタス情報解読手段の検出結果及
び媒体検出手段の検出結果に基づき、再生された重畳信
号に対して原信号の帯域外における所定周波数のID情
報を重畳する。一方、記録装置側では、記録手段が、ス
テイタス情報解読手段の検出結果及びID検出手段の検
出結果に基づき、再生装置からの入力信号を原信号の帯
域範囲内で記録媒体に記録する。
【0020】本発明に係る複製方法は、上記課題を解決
するため、電子透かし処理により、複製禁止または1回
複製可のいずれかを示すステイタス情報が原信号に重畳
して記録された記録媒体からこの重畳信号を再生し、再
生された重畳信号からステイタス情報を解読して複製禁
止または1回複製可のいずれかについて検出し、記録媒
体について再生専用であるか否かを検出し、ステイタス
情報及び記録媒体についての検出結果に基づき、再生さ
れた重畳信号に対して原信号の帯域外における所定周波
数のID情報を重畳して重畳信号を生成し、生成された
重畳信号を入力して、この重畳信号からステイタス情報
を解読して複製禁止または1回複製可のいずれかを検出
し、この重畳信号からID情報を検出し、ステイタス情
報及びID情報についての検出結果に基づき、入力した
重畳信号を原信号の帯域範囲内で記録媒体に記録する。
【0021】複製方法においては、再生側では、再生さ
れた重畳信号に対して原信号の帯域外における所定周波
数のID情報を重畳して重畳信号を生成し、記録側で
は、ステイタス情報及びID情報についての検出結果に
基づき、重畳信号を原信号の帯域範囲内で記録媒体に記
録する。
【0022】本発明に係る送受信システムは、上記課題
を解決するため、記録媒体に記録した原信号を再生する
再生手段と、再生された原信号に対して、電子透かし処
理により、複製禁止または1回複製可のいずれかを示す
ステイタス情報を重畳するステイタス情報重畳手段と、
この重畳信号を送信する送信手段とを有する送信装置
と、送信手段からの重畳信号を受信する受信手段と、受
信した重畳信号からステイタス情報を解読して複製禁止
または1回複製可のいずれかについて検出するステイタ
ス情報解読手段と、ステイタス情報解読手段の検出結果
に基づき、重畳信号に対して原信号の帯域外における所
定周波数のID情報を重畳するID重畳手段とを有する
受信装置とを備える。
【0023】送受信システムにおいては、送信装置で
は、再生手段によって記録媒体から再生された原信号
が、ステイタス情報重畳手段で電子透かし処理により複
製禁止または1回複製可のいずれかを示すステイタス情
報を重畳され、この重畳信号が送信手段によって送信さ
れる。一方、受信装置側では、受信手段によって重畳信
号を受信し、この重畳信号についてステイタス情報解読
手段によりステイタス情報が解読され複製禁止または1
回複製可のいずれかについての検出がなされ、この検出
結果に基づき、ID重畳手段によって原信号の帯域外に
おける所定周波数のID情報が重畳信号に対して重畳さ
れる。
【0024】本発明に係る送受信方法は、上記課題を解
決するため、記録媒体に記録した原信号を再生し、再生
された原信号に対して、電子透かし処理により、複製禁
止または1回複製可のいずれかを示すステイタス情報を
重畳し、この重畳信号を送信し、送信された重畳信号を
受信し、受信した重畳信号からステイタス情報を解読し
て複製禁止または1回複製可のいずれかについて検出
し、ステイタス情報についての検出結果に基づき、重畳
信号に対して原信号の帯域外における所定周波数のID
情報を重畳する。
【0025】送受信方法においては、送信側では、記録
媒体から再生された原信号が、電子透かし処理により複
製禁止または1回複製可のいずれかを示すステイタス情
報を重畳され、この重畳信号が送信され、受信側では、
重畳信号を受信し、この重畳信号からステイタス情報が
解読されて複製禁止または1回複製可のいずれかについ
ての検出がなされ、この検出結果に基づき、重畳信号に
対して原信号の帯域外における所定周波数のID情報が
重畳される。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明を適用した装置の実施の形
態につき図面を参照しながら詳細に説明する。なお、こ
の実施の形態では、記録媒体としてコンパクト ディス
ク(CompactDisc、以下CDという。)を用いた例につ
いて説明する。
【0027】まず、図1に示すオーサリング装置10を
用いて記録媒体であるCD4の制作にあたってのオーサ
リング処理について説明する。このオーサリング装置1
0は、マスターテープから再生専用(ROM:Read Onl
y Memory)のCD4を量産するためのものであり、マス
ターテープ再生部1と、電子透かし重畳部2と、スタン
パー3を備えて構成される。
【0028】マスターテープ再生部1は、音楽演奏等の
コンテンツについて記録された図示しないマスターテー
プ及びその再生回路等が格納されており、このマスター
テープを再生することにより、上記コンテンツの信号を
電子透かし重畳部2に出力する。
【0029】電子透かし重畳部2は、エンコーダ等が備
えられており、入力されたコンテンツの信号に対して、
電子透かし処理により「コピー不可」または「コピー1
回可」のいずれかのステイタス情報を重畳する。このス
テイタス情報は、CD4を再生した場合に人間の耳に知
覚できない程度の弱いノイズ成分の信号とする。オーサ
リング装置10においては、電子透かし重畳部2によっ
てステイタス情報が重畳されたコンテンツの信号が原盤
に記録され、スタンパー3がこの原盤に基づいてスタン
プ処理を行うことによりCD4が量産される。
【0030】この一連のオーサリング処理により、「コ
ピー不可」のステイタス情報が重畳されたCD4は、次
世代へのコピーが禁止された媒体となる。一方、「コピ
ー1回可」のステイタス情報が重畳されたCD4は、一
世代のみのコピーが許された媒体となる。なお、説明の
便宜のため、「コピー不可」のステイタス情報が重畳さ
れたCD4をCD4Aとし、「コピー1回可」のステイ
タス情報が重畳されたCD4をCD4Bとする。
【0031】次に、本発明を適用した再生装置を用いて
上述した「コピー不可」或いは「コピー1回可」のいず
れかのステイタス情報が重畳されたCD4を再生する場
合について、図2および図3を参照して説明する。本発
明を適用した図2に示すディスク再生装置20は、CD
4を再生するデータ再生処理部5と、ステイタス情報を
解読するデコーダとしての電子透かし解読部6と、CD
4の種類を検出する媒体検出部7と、デクリメンタルI
D重畳部8とを備えて構成される。
【0032】データ再生処理部5は、図示しない光ピッ
クアップ、ディジタル/アナログ変換等の信号処理回路
を備えており、CD4に記録されたデータを再生処理し
てアナログのベースバンドによる再生信号(以下、単に
ベースバンド信号という。)を生成し、このベースバン
ド信号を電子透かし解読部6に出力する。
【0033】電子透かし解読部6は、入力したベースバ
ンド信号をデクリメンタルID重畳部8に出力するとと
もに、このベースバンド信号から上述のステイタス情報
を解読してコピー不可であるか、或いはコピー1回可で
あるかを検出し、この検出結果を示す情報(以下、コピ
ー回数情報という。)をデクリメンタルID重畳部8に
出力する。
【0034】媒体検出部7は、CD4の種類がCD−R
(Compact Disc-Recordable)やCD−RAM(Compact
Disc Random Access Memory)等の記録や書き換えが可
能なRAMの媒体であるか、読出しのみ可能で記録等が
不可能なROMの媒体であるかを検出し、この検出結果
を示す情報(以下、媒体種類情報という。)をデクリメ
ンタルID重畳部8に出力する。これにより、デクリメ
ンタルID重畳部8には、ベースバンド信号、コピー回
数情報、及び媒体種類情報が供給されることになる。
【0035】デクリメンタルID重畳部8は、これらコ
ピー回数情報及び媒体種類情報に基づいて、一定条件下
で、入力したベースバンド信号に詳細を後述するデクリ
メンタルIDを重畳する処理を施して外部ブロックに出
力する。具体的には、デクリメンタルID重畳部8は、
コピー回数情報、媒体種類情報をこの順に参照して、か
かる参照結果に基づいて以下の処理を行う。
【0036】デクリメンタルID重畳部8は、参照した
コピー回数情報がコピー不可を示す情報の場合には、媒
体種類情報を参照することなく、入力したベースバンド
信号にデクリメンタルIDを重畳せずに外部ブロックに
出力する。
【0037】デクリメンタルID重畳部8は、参照した
コピー回数情報がコピー1回可を示す情報の場合には、
媒体種類情報を参照し、媒体種類情報がRAMであるこ
とを示す情報の場合には、入力したベースバンド信号に
デクリメンタルIDを重畳せずに外部ブロックに出力す
る。一方、媒体種類情報がROMであることを示す情報
の場合には、デクリメンタルID重畳部8は、入力した
ベースバンド信号にデクリメンタルIDを重畳して外部
ブロックに出力する。
【0038】ここで、デクリメンタルIDの重畳にあた
っては、デクリメンタルID重畳部8は、コピー1回可
を示すステイタス情報をアナログインタフェース上で問
題なく通過でき、かつ一般の記録再生機器では記録でき
ない周波数に変調して重畳する。この実施の形態では、
デクリメンタルID重畳部8は、コピー1回可を示すス
テイタス情報をラジオの中間周波数である455kHz
に変調してデクリメンタルIDを生成し、このデクリメ
ンタルIDをベースバンド信号に重畳するようになって
いる。すなわち、このデクリメンタルIDが重畳されて
外部ブロックに出力されたベースバンド信号は、一般の
記録再生機器で記録(コピー)する場合にデクリメンタ
ルIDだけが記録されないようになっている。
【0039】このような構成を備えたディスク再生装置
20は、「コピー不可」のステイタス情報が重畳された
CD4Aを再生する場合には、CD4Aに記録されたデ
ータがデータ再生処理部5で再生されてベースバンド信
号として電子透かし解読部6に供給され、図2に示すよ
うに、電子透かし解読部6によってステイタス情報が解
読されてコピー不可であることが検出され、コピー不可
を示すコピー回数情報がデクリメンタルID重畳部8に
供給される。なお、この場合には、媒体検出部7が作動
する必要はない。そして、ディスク再生装置20におい
ては、デクリメンタルID重畳部8によってデクリメン
タルIDが重畳されることなくベースバンド信号が外部
ブロックに出力されることになる。
【0040】なお、この出力されたベースバンド信号を
アナログインタフェースを介して図示しない一般の記録
再生機器を用いて図2に示す記録媒体30Aに記録した
場合には、この記録媒体30Aには、「コピー不可」の
ステイタス情報が重畳されたコンテンツの信号が記録さ
れる。
【0041】一方、ディスク再生装置20は、図3に示
すように、「コピー1回可」のステイタス情報が重畳さ
れたCD4Bを再生する場合には、CD4Bに記録され
たデータがデータ再生処理部5で再生されてベースバン
ド信号として電子透かし解読部6に供給され、電子透か
し解読部6によってステイタス情報が解読されてコピー
が1回可能であることが検出され、コピー1回可を示す
コピー回数情報がデクリメンタルID重畳部8に供給さ
れる。また、ディスク再生装置20では、媒体検出部7
によってCD4Bの種類が検出され、検出結果がROM
の媒体であることを示す媒体種類情報がデクリメンタル
ID重畳部8に供給される。
【0042】さらに、ディスク再生装置20において
は、デクリメンタルID重畳部8によって上述のように
デクリメンタルIDが生成され、このデクリメンタルI
Dがベースバンド信号に重畳されて外部ブロックに出力
されることになる。そして、この出力されたCD4Bの
再生信号をアナログインタフェースを介して図示しない
一般の記録再生機器を用いて図3に示す記録媒体30B
に記録した場合には、この記録媒体30Bには、「コピ
ー1回可」のステイタス情報が重畳されたコンテンツの
信号だけが記録され、上述のようにこの場合にデクリメ
ンタルIDは記録されないことになる。
【0043】次に、本発明の記録装置の実施の形態につ
いて、図4および図5を参照して説明する。本発明を適
用した図4に示す記録装置40は、電子透かし解読部4
1と、デクリメンタルID検出部42と、記録処理部4
3と、表示部44とを備えて構成される。
【0044】電子透かし解読部41は、上述した電子透
かし解読部6と同様の機能を備えるものであり、外部ブ
ロックから図示しないアナログインタフェースを介して
入力されるベースバンド信号をデクリメンタルID検出
部42に出力するとともに、このベースバンド信号から
上述のステイタス情報を解読してコピー不可であるか、
或いはコピー1回可であるかを検出し、この検出結果を
示す上記コピー回数情報をデクリメンタルID検出部4
2に出力する。
【0045】デクリメンタルID検出部42は、このコ
ピー回数情報を参照するとともに、入力されたベースバ
ンド信号から上記デクリメンタルIDを検出する。そし
て、デクリメンタルID検出部42は、コピー回数情報
の参照結果あるいはデクリメンタルIDの検出結果に基
づいて、入力したベースバンド信号を記録処理部43に
対して出力するか否かの制御を行う。また、デクリメン
タルID検出部42は、コピー回数情報の参照結果ある
いは或いはデクリメンタルIDの検出結果に基づいて、
液晶表示パネル等で構成された表示部44に対する制御
を行う。
【0046】具体的には、デクリメンタルID検出部4
2は、参照したコピー回数情報がコピー不可を示す情報
の場合には、検出したデクリメンタルIDの如何に関わ
りなく、入力したベースバンド信号を記録処理部43に
対して出力しない。また、この場合には、デクリメンタ
ルID検出部42は、表示部44の液晶表示パネル上に
例えば「著作権で保護されておりコピーができません」
等の文字を表示するようにこの表示部44を制御する。
【0047】一方、デクリメンタルID検出部42は、
参照したコピー回数情報がコピー1回可を示す情報の場
合には、デクリメンタルIDの検出結果に基づいて、記
録処理部43および表示部44に対する制御を行う。具
体的には、デクリメンタルID検出部42は、デクリメ
ンタルIDが検出されない場合には、既に1回コピーさ
れたものとして、入力したベースバンド信号を記録処理
部43に対して出力しない。また、この場合には、デク
リメンタルID検出部42は、表示部44の液晶表示パ
ネル上に例えば「既に1回コピーされたので、これ以上
コピーできません」等の文字を表示するようにこの表示
部44を制御する。一方、デクリメンタルID検出部4
2は、デクリメンタルIDが検出された場合には、入力
したベースバンド信号を記録処理部43に対して出力す
る。
【0048】記録処理部43は、図示しない記録ヘッド
等を備えており、入力したベースバンド信号を所定の記
録媒体に対して記録する処理を行う。
【0049】このような構成を備えた記録装置40は、
図4に示すように、上述した記録媒体30Aに基づく再
生信号を入力してRAMである記録媒体50Aに記録す
る処理を行おうとする場合には、電子透かし解読部41
によってステイタス情報が解読されてコピー不可である
ことが検出され、コピー不可を示すコピー回数情報がデ
クリメンタルID検出部42に供給される。なお、この
場合には、デクリメンタルID検出部42は、デクリメ
ンタルIDの検出を行わないこととしてもよい。
【0050】そして、記録装置40では、記録媒体30
Aに基づく再生信号が記録処理部43に対して出力され
ず、表示部44の液晶表示パネル上に「著作権で保護さ
れておりコピーができません」等の文字が表示されるこ
ととなり、これによりアナログインタフェース上におけ
るコピーの世代制限の実効が図られる。
【0051】一方、記録装置40は、図5に示すよう
に、上述した記録媒体30Bに基づく再生信号を入力し
てRAMである記録媒体50Bに記録する処理を行おう
とする場合には、電子透かし解読部41によってステイ
タス情報が解読されてコピーが1回可能であることが検
出され、コピー1回可を示すコピー回数情報がデクリメ
ンタルID検出部42に供給される。そして、この場合
にも、上述のように、記録媒体30Bにはデクリメンタ
ルIDが記録されていないので、デクリメンタルID検
出部42によりデクリメンタルIDが検出されない。し
たがって、この場合にも、記録媒体30Bに基づく再生
信号が記録処理部43に対して出力されず、この再生信
号を記録媒体50Bに記録することはできない。この場
合には、表示部44の液晶表示パネル上に例えば「既に
1回コピーされたので、これ以上コピーできません」等
の文字が表示される。
【0052】なお、CD4Bのコンテンツを記録媒体5
0Bに記録する場合には、このCD4Bを上述したディ
スク再生装置20で再生して、そのデクリメンタルID
重畳部8からの出力信号を記録装置40の電子透かし解
読部41に入力させるようにディスク再生装置20と記
録装置40とを接続すればよい。すなわち、このように
接続することにより、ディスク再生装置20のデクリメ
ンタルID重畳部8で重畳されたデクリメンタルIDが
デクリメンタルID検出部42で検出され、記録媒体5
0Bに記録することが可能となる。
【0053】ここで、記録装置40においては、記録媒
体50Bへの記録の際にデクリメンタルIDまでは記録
しないので、この記録媒体50Bに基づく再生信号を他
の記録媒体に記録することはできない。すなわち、記録
媒体50Bを上述したディスク再生装置20及び記録装
置40を上述のように接続して他の記録媒体に記録しよ
うとしても、記録媒体50BがRAMの媒体であること
から、記録媒体50Bをディスク再生装置20で再生し
てもデクリメンタルIDが重畳されないこととなる。
【0054】以上のように、記録装置40によれば、ア
ナログインタフェースを介するコピーの世代制限につい
ての実効を図ることが可能となる。また、ディスク再生
装置20及び記録装置40によれば、ステイタス情報を
重畳するエンコーダやステイタス情報を書き換えるリエ
ンコーダを使用しないので、簡易な構成となり低コスト
化が図れる。
【0055】なお、上述の実施の形態によれば、例えば
図3に示すディスク再生装置20によりコピー1回可の
ステイタス情報が含まれたCDを再生する場合で、この
CDがRAMの場合には、通常はデクリメンタルIDが
重畳されない信号が外部に出力される。しかしながら、
この場合には、ディスク再生装置20の出力側に455
kHzの信号を重畳する回路を設けることで、このCD
がROMの場合と同様にデクリメンタルIDが重畳した
信号が生成する虞がある。
【0056】したがって、この問題に対処するために
は、デクリメンタルIDを暗号化した信号とし、第三者
がいわば偽の信号を簡単には作れないようにすることが
望ましい。すなわち、ディスク再生装置20のデクリメ
ンタルID重畳部8が455kHzの暗号化した信号を
重畳し、記録装置40のをデクリメンタルID検出部4
2がこの暗号化されたデクリメンタルIDを検出して解
読する構成とすればよい。
【0057】しかしながら、さらにこの暗号化に対して
も、デクリメンタルIDを予め記録しておき、ディスク
再生装置20から出力される信号に対して、予め記録し
ておいたデクリメンタルIDを再生して重畳することに
より、上述した偽の信号が作られる虞がある。
【0058】したがって、さらにこの問題に対処するた
めには、455kHzのキャリアを用いて信号の送り出
し側であるディスク再生装置20と信号の受け手側とな
る記録装置40との間で通信を行うこととし、双方の装
置に同一の一方向関数を用いて構成するようにする。そ
して、相手側から乱数を発生させて一方向関数を通した
結果を照合することにより、ある法則で455kHzの
キャリアを変化させて、第三者が容易に偽の信号を作る
ことができないようにすることが望ましい。
【0059】次に、本発明を適用した他の実施の形態を
図6に示す。本発明を適用した図6に示すデータ送受信
システム60は、上記マスターテープ再生部1、上記電
子透かし重畳部2、及びデータ送信処理部63を備えた
データ送信装置61と、データ受信処理部64、上記電
子透かし解読部6、及び上記デクリメンタルID重畳部
8を備えたデータ受信装置62とから構成される。な
お、説明の便宜上、図6にはデータ受信装置62を1つ
だけ示しているが、データ送受信システム60は、実際
には複数のデータ受信装置62がデータ送信装置61に
接続される。
【0060】データ送信装置61のマスターテープ再生
部1は、図1に示したオーサリング装置10のマスター
テープ再生部1と同一のものであり、上述したマスター
テープを再生することにより、上記コンテンツの信号を
電子透かし重畳部2に出力する。
【0061】電子透かし重畳部2は、オーサリング装置
10の電子透かし重畳部2と同一のものであり、入力さ
れたコンテンツの信号に対して、電子透かし処理により
「コピー不可」または「コピー1回可」のいずれかのス
テイタス情報を重畳する。
【0062】データ送信処理部63は、電子透かし重畳
部2から供給される上記ステイタス情報が重畳されたコ
ンテンツの信号にアナログ/ディジタル変換や変調等の
処理を施してデータ受信装置62に出力する。
【0063】データ受信装置62のデータ受信処理部6
4は、上記データ送信処理部63から供給された信号に
ディジタル/アナログ変換や復調等の処理を施してベー
スバンド信号を生成し、このベースバンド信号を電子透
かし解読部6に出力する。
【0064】電子透かし解読部6は、入力したベースバ
ンド信号をデクリメンタルID重畳部8に出力するとと
もに、このベースバンド信号から上述のステイタス情報
を解読してコピー不可であるか、或いはコピー1回可で
あるかを検出し、この検出結果を示す上記コピー回数情
報をデクリメンタルID重畳部8に出力する。これによ
り、デクリメンタルID重畳部8には、ベースバンド信
号、及びコピー回数情報が供給されることになる。
【0065】デクリメンタルID重畳部8は、コピー回
数情報に基づいて、一定条件下で、入力したベースバン
ド信号に上述したデクリメンタルIDを重畳する処理を
施して外部ブロックに出力する。具体的には、デクリメ
ンタルID重畳部8は、参照したコピー回数情報がコピ
ー不可を示す情報の場合には、入力したベースバンド信
号にデクリメンタルIDを重畳せずに外部ブロックに出
力する。
【0066】デクリメンタルID重畳部8は、参照した
コピー回数情報がコピー1回可を示す情報の場合には、
入力したベースバンド信号にデクリメンタルIDを重畳
して外部ブロックに出力する。
【0067】このような構成を備えたデータ送受信シス
テム60は、データ受信装置62のデクリメンタルID
重畳部8から、上述したディスク再生装置20のデクリ
メンタルID重畳部8の出力と同様の出力がなされるこ
とになる。したがって、データ受信装置62と上述した
記録装置40とを接続して、図5に示す記録媒体50B
に対する記録を行うことも可能である。
【0068】以上のように、上述の各実施の形態におい
ては、電子透かし処理によるステイタス情報の重畳をオ
ーサリング時や送信時に行うこととしたので、ステイタ
ス情報の重畳のためのエンコーダを一般ユーザの機器に
搭載しなくても済む。この事により、コストを抑えるこ
とができると共に、上記エンコーダの改造等によるステ
イタス情報の改変等の攻撃に対して強くなる。また、デ
クリメンタルIDは従来の機器を介しても記録されない
ので、従来機を含んだ上でのアナログインタフェース上
の世代制限が可能となる。
【0069】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る再生装置及び再生方法によれば、ステイタス情報及び
記録媒体についての検出結果に基づき、再生された重畳
信号に対して原信号の帯域外における所定周波数のID
情報を重畳するので、このID情報の有無を検出するこ
とで既にコピーされたものかどうかを判定することが可
能となり、これにより電子透かし処理の技術を用いなが
ら簡易かつ低コストでアナログインタフェース上でのコ
ピーの世代制限を実現することができる。
【0070】また、本発明に係る記録装置及び記録方法
によれば、ステイタス情報及びID情報についての検出
結果に基づき、重畳信号を原信号の帯域範囲内で記録媒
体に記録するので、ステイタス情報とID情報の2つを
用いて記録制限を行うことから違法コピー等に対して強
くなるとともに、ステイタス情報をエンコーダにより書
き換える必要がなくなり、これにより電子透かし処理の
技術を用いながら簡易かつ低コストでアナログインタフ
ェース上でのコピーの世代制限を実現することができ
る。
【0071】さらに、本発明に係る複製システム及び複
製方法においては、再生側では、再生された重畳信号に
対して原信号の帯域外における所定周波数のID情報を
重畳して出力し、記録側では、ステイタス情報及びID
情報についての検出結果に基づき、重畳信号を原信号の
帯域範囲内で記録媒体に記録するので、再生側と記録側
との間に従来の記録機器を介して再生側からの重畳信号
を記録媒体に記録した場合、この記録媒体にはID情報
が記録されないことから、この記録媒体の再生信号を記
録側で複製することはできない。これにより、違法コピ
ー等に対して強くなるとともに、ステイタス情報をエン
コーダにより書き換える必要がなくなり、電子透かし処
理の技術を用いながら簡易かつ低コストでアナログイン
タフェース上でのコピーの世代制限を実現することがで
きる。
【0072】さらにまた、本発明に係る送受信システム
及び送受信方法においては、電子透かし処理によるステ
イタス情報の重畳を送信時に行うこととしたので、ステ
イタス情報の重畳のためのエンコーダを一般ユーザの受
信装置側に搭載しなくても済む。これにより、コストを
抑えることができると共に、上記エンコーダの改造等に
よるステイタス情報の改変等の攻撃に対して強い、アナ
ログインタフェース上でのコピーの世代制限を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク再生装置で再生するCDを量
産するためのオーサリング処理を説明する図である。
【図2】上記ディスク再生装置の構成を示したブロック
図であり、上記オーサリング処理によってコピー不可の
電子透かしが埋め込まれたCDを再生する場合を説明す
るための図である。
【図3】ディスク再生装置のブロック図であり、上記オ
ーサリング処理によってコピー1回可の電子透かしが埋
め込まれたCDを再生する場合を説明するための図であ
る。
【図4】記録装置の構成を示したブロック図であり、コ
ピー不可のステイタス情報が重畳された信号について記
録媒体に記録する場合を説明するための図である。
【図5】上記記録装置のブロック図であり、コピー1回
可のステイタス情報が重畳された信号について記録媒体
に記録する場合を説明するための図である。
【図6】データ送受信システムの構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
4(4A,4B)CD、20 ディスク再生装置、30
A,30B,50A,50B 記録媒体、40 記録装
置、5 データ再生処理部、6,41 電子透かし解読
部、7 媒体検出部、8 デクリメンタルID重畳部、
42 デクリメンタルID検出部、43 記録処理部、
44 表示部、60 データ送受信システム、61 デ
ータ送信装置、62 データ受信装置、1 マスターテ
ープ再生部、2 電子透かし重畳部、63 データ送信
処理部、64 データ受信処理部

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子透かし処理により、複製禁止または
    1回複製可のいずれかを示すステイタス情報が原信号に
    重畳して記録された記録媒体からこの重畳信号を再生す
    る再生手段と、 再生された重畳信号から上記ステイタス情報を解読して
    複製禁止または1回複製可のいずれかについて検出する
    ステイタス情報解読手段と、 上記記録媒体について再生専用であるか否かを検出する
    媒体検出手段と、 上記ステイタス情報解読手段の検出結果及び上記媒体検
    出手段の検出結果に基づき、上記再生された重畳信号に
    対して上記原信号の帯域外における所定周波数のID情
    報を重畳するID重畳手段とを備えることを特徴とする
    再生装置。
  2. 【請求項2】 上記ID重畳手段は、上記ステイタス情
    報解読手段が1回複製可を示すステイタス情報を検出
    し、かつ上記媒体検出手段が記録媒体について再生専用
    であると検出した場合に、アナログインタフェース上で
    通過でき、かつ上記原信号の記録周波数帯域外の周波数
    の上記ID情報を重畳することを特徴とする請求項1記
    載の再生装置。
  3. 【請求項3】 上記ID重畳手段は、455KHzの上
    記ID情報を重畳することを特徴とする請求項2記載の
    再生装置。
  4. 【請求項4】 電子透かし処理により、複製禁止または
    1回複製可のいずれかを示すステイタス情報が原信号に
    重畳して記録された記録媒体からこの重畳信号を再生
    し、 再生された重畳信号から上記ステイタス情報を解読して
    複製禁止または1回複製可のいずれかについて検出し、 上記記録媒体について再生専用であるか否かを検出し、 上記ステイタス情報及び上記記録媒体についての検出結
    果に基づき、上記再生された重畳信号に対して上記原信
    号の帯域外における所定周波数のID情報を重畳するこ
    とを特徴とする再生方法。
  5. 【請求項5】 1回複製可を示すステイタス情報を検出
    し、かつ記録媒体について再生専用であると検出した場
    合に、アナログインタフェース上で通過でき、かつ上記
    原信号の記録周波数帯域外の周波数の上記ID情報を重
    畳することを特徴とする請求項4記載の再生方法。
  6. 【請求項6】 455KHzの上記ID情報を重畳する
    ことを特徴とする請求項5記載の再生方法。
  7. 【請求項7】 原信号に対して、電子透かし処理により
    複製禁止または1回複製可のいずれかを示すステイタス
    情報と、上記原信号の帯域外における所定周波数のID
    情報とが重畳された重畳信号を入力して、この重畳信号
    から上記ステイタス情報を解読して複製禁止または1回
    複製可のいずれかを検出するステイタス情報解読手段
    と、 上記重畳信号から上記ID情報を検出するID検出手段
    と、 上記ステイタス情報解読手段の検出結果及び上記ID検
    出手段の検出結果に基づき、上記重畳信号を上記原信号
    の帯域範囲内で記録媒体に記録する記録手段とを備える
    ことを特徴とする記録装置。
  8. 【請求項8】 上記記録手段は、上記ステイタス情報解
    読手段が1回複製可のステイタス情報を検出し、かつI
    D検出手段が上記ID情報を検出した場合に、上記重畳
    信号を記録媒体に記録することを特徴とする請求項7記
    載の記録装置。
  9. 【請求項9】 原信号に対して、電子透かし処理により
    複製禁止または1回複製可のいずれかを示すステイタス
    情報と、上記原信号の帯域外における所定周波数のID
    情報とが重畳された重畳信号を入力し、 上記重畳信号から上記ステイタス情報を解読して複製禁
    止または1回複製可のいずれかを検出し、 上記重畳信号から上記ID情報を検出し、 上記ステイタス情報及び上記ID情報についての検出結
    果に基づき、上記重畳信号を上記原信号の帯域範囲内で
    記録媒体に記録することを特徴とする記録方法。
  10. 【請求項10】 1回複製可のステイタス情報を検出
    し、かつ上記ID情報を検出した場合に、上記重畳信号
    を記録媒体に記録することを特徴とする請求項9記載の
    記録方法。
  11. 【請求項11】 電子透かし処理により、複製禁止また
    は1回複製可のいずれかを示すステイタス情報が原信号
    に重畳して記録された記録媒体からこの重畳信号を再生
    する再生手段と、再生された重畳信号から上記ステイタ
    ス情報を解読して複製禁止または1回複製可のいずれか
    について検出するステイタス情報解読手段と、上記記録
    媒体について再生専用であるか否かを検出する媒体検出
    手段と、上記ステイタス情報解読手段の検出結果及び上
    記媒体検出手段の検出結果に基づき、上記再生された重
    畳信号に対して上記原信号の帯域外における所定周波数
    のID情報を重畳するID重畳手段とを有する再生装置
    と、 上記再生装置のID重畳手段からの出力信号を入力し
    て、この信号から上記ステイタス情報を解読して複製禁
    止または1回複製可のいずれかを検出するステイタス情
    報解読手段と、入力した信号から上記ID情報を検出す
    るID検出手段と、上記ステイタス情報解読手段の検出
    結果及び上記ID検出手段の検出結果に基づき、入力し
    た信号を上記原信号の帯域範囲内で記録媒体に記録する
    記録手段とを有する記録装置とを備えることを特徴とす
    る複製システム。
  12. 【請求項12】 上記再生装置の上記ID重畳手段は、
    上記ステイタス情報解読手段が1回複製可を示すステイ
    タス情報を検出し、かつ上記媒体検出手段が記録媒体に
    ついて再生専用であると検出した場合に、アナログイン
    タフェース上で通過でき、かつ上記原信号の記録周波数
    帯域外の周波数の上記ID情報を重畳して出力し、 上記記録装置の記録手段は、上記ステイタス情報解読手
    段が1回複製可のステイタス情報を検出し、かつID検
    出手段が上記ID情報を検出した場合に、入力した信号
    を記録媒体に記録することを特徴とする請求項11記載
    の複製システム。
  13. 【請求項13】 上記再生装置の上記ID重畳手段は、
    455KHzの上記ID情報を重畳することを特徴とす
    る請求項12記載の複製システム。
  14. 【請求項14】 電子透かし処理により、複製禁止また
    は1回複製可のいずれかを示すステイタス情報が原信号
    に重畳して記録された記録媒体からこの重畳信号を再生
    し、 再生された重畳信号から上記ステイタス情報を解読して
    複製禁止または1回複製可のいずれかについて検出し、 上記記録媒体について再生専用であるか否かを検出し、 上記ステイタス情報及び上記記録媒体についての検出結
    果に基づき、上記再生された重畳信号に対して上記原信
    号の帯域外における所定周波数のID情報を重畳して重
    畳信号を生成し、 生成された重畳信号を入力して、この重畳信号から上記
    ステイタス情報を解読して複製禁止または1回複製可の
    いずれかを検出し、 この重畳信号から上記ID情報を検出し、 上記ステイタス情報及び上記ID情報についての検出結
    果に基づき、入力した上記重畳信号を上記原信号の帯域
    範囲内で記録媒体に記録することを特徴とする複製方
    法。
  15. 【請求項15】 1回複製可を示すステイタス情報を検
    出し、かつ記録媒体について再生専用であると検出した
    場合に、アナログインタフェース上で通過でき、かつ上
    記原信号の記録周波数帯域外の周波数の上記ID情報を
    重畳して重畳信号を生成し、 1回複製可のステイタス情報を検出し、かつ上記ID情
    報を検出した場合に、上記重畳信号を記録媒体に記録す
    ることを特徴とする請求項14記載の複製方法。
  16. 【請求項16】 455KHzの上記ID情報を重畳し
    て重畳信号を生成することを特徴とする請求項15記載
    の複製方法。
  17. 【請求項17】 記録媒体に記録した原信号を再生する
    再生手段と、 再生された原信号に対して、電子透かし処理により、複
    製禁止または1回複製可のいずれかを示すステイタス情
    報を重畳するステイタス情報重畳手段と、 この重畳信号を送信する送信手段とを有する送信装置
    と、 上記送信手段からの重畳信号を受信する受信手段と、受
    信した上記重畳信号から上記ステイタス情報を解読して
    複製禁止または1回複製可のいずれかについて検出する
    ステイタス情報解読手段と、 上記ステイタス情報解読手段の検出結果に基づき、上記
    重畳信号に対して上記原信号の帯域外における所定周波
    数のID情報を重畳するID重畳手段とを有する受信装
    置とを備えることを特徴とする送受信システム。
  18. 【請求項18】 上記受信装置のID重畳手段は、上記
    ステイタス情報解読手段が1回複製可を示すステイタス
    情報を検出した場合に、アナログインタフェース上で通
    過でき、かつ上記原信号の記録周波数帯域外の周波数の
    上記ID情報を重畳することを特徴とする請求項17記
    載の送受信システム。
  19. 【請求項19】 上記ID重畳手段は、455KHzの
    上記ID情報を重畳することを特徴とする請求項18記
    載の送受信システム。
  20. 【請求項20】 記録媒体に記録した原信号を再生し、 再生された原信号に対して、電子透かし処理により、複
    製禁止または1回複製可のいずれかを示すステイタス情
    報を重畳し、 この重畳信号を送信し、 送信された上記重畳信号を受信し、 受信した上記重畳信号から上記ステイタス情報を解読し
    て複製禁止または1回複製可のいずれかについて検出
    し、 上記ステイタス情報についての検出結果に基づき、上記
    重畳信号に対して上記原信号の帯域外における所定周波
    数のID情報を重畳することを特徴とする送受信方法。
  21. 【請求項21】 1回複製可を示す上記ステイタス情報
    を検出した場合に、アナログインタフェース上で通過で
    き、かつ上記原信号の記録周波数帯域外の周波数の上記
    ID情報を重畳することを特徴とする請求項20記載の
    送受信方法。
  22. 【請求項22】 455KHzの上記ID情報を重畳す
    ることを特徴とする請求項21記載の送受信方法。
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