JP2000057686A - 情報信号複製制御方法、情報信号出力装置および情報信号記録装置 - Google Patents
情報信号複製制御方法、情報信号出力装置および情報信号記録装置Info
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- JP2000057686A JP2000057686A JP22575298A JP22575298A JP2000057686A JP 2000057686 A JP2000057686 A JP 2000057686A JP 22575298 A JP22575298 A JP 22575298A JP 22575298 A JP22575298 A JP 22575298A JP 2000057686 A JP2000057686 A JP 2000057686A
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Storage Device Security (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Television Systems (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録装置のハードウエア規模の大型化や、情
報信号の劣化などの不都合を生じさせることなく、確実
かつ適正に情報信号に対して複製制御を行うことができ
るようにする。 【解決手段】 1回複製可能の状態を示す電子透かし情
報の代わりに、これ以上の複製禁止の状態を示す電子透
かし情報が複製世代制限情報として重畳され、さらに、
CGMS情報が付加された情報信号の供給をIEEE1
394インターフェースを通じて受け付ける。受け付け
た情報信号に重畳されている電子透かし情報と、CGM
S情報とを、WMデコード部38、CGMSデコード部
37により検出し、この検出出力をコントロール部30
に供給する。コントロール部30は、電子透かし情報
が、これ以上の複製禁止の状態を示し、CGMS情報
が、1回複製可能の状態を示しているときには、情報信
号の複製をCGMS情報に基づいて実行する。
報信号の劣化などの不都合を生じさせることなく、確実
かつ適正に情報信号に対して複製制御を行うことができ
るようにする。 【解決手段】 1回複製可能の状態を示す電子透かし情
報の代わりに、これ以上の複製禁止の状態を示す電子透
かし情報が複製世代制限情報として重畳され、さらに、
CGMS情報が付加された情報信号の供給をIEEE1
394インターフェースを通じて受け付ける。受け付け
た情報信号に重畳されている電子透かし情報と、CGM
S情報とを、WMデコード部38、CGMSデコード部
37により検出し、この検出出力をコントロール部30
に供給する。コントロール部30は、電子透かし情報
が、これ以上の複製禁止の状態を示し、CGMS情報
が、1回複製可能の状態を示しているときには、情報信
号の複製をCGMS情報に基づいて実行する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばDVD
(Digital Video Disc;デジタルビ
デオディスク)などの記録媒体に記録されて提供される
情報信号や、例えばインターネットなどの伝送媒体を介
して伝送される情報信号の複製の世代制限制御を行うよ
うにする情報信号複製制御方法、情報信号出力装置およ
び情報信号記録装置に関する。
(Digital Video Disc;デジタルビ
デオディスク)などの記録媒体に記録されて提供される
情報信号や、例えばインターネットなどの伝送媒体を介
して伝送される情報信号の複製の世代制限制御を行うよ
うにする情報信号複製制御方法、情報信号出力装置およ
び情報信号記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット、デジタルビデオ
ディスクなどのデジタルコンテンツの普及に伴い、この
デジタルコンテンツについての違法な複製(コピー)に
よる著作権侵害が問題となっている。そこで、この問題
に対処するため、デジタルコンテンツに複製制御のため
の情報を付加し、この付加情報を用いて、違法な複製を
防止することが考えられている。
ディスクなどのデジタルコンテンツの普及に伴い、この
デジタルコンテンツについての違法な複製(コピー)に
よる著作権侵害が問題となっている。そこで、この問題
に対処するため、デジタルコンテンツに複製制御のため
の情報を付加し、この付加情報を用いて、違法な複製を
防止することが考えられている。
【0003】この複製の防止のための制御としては、情
報ソースに応じて、全く複製を認めない場合と、1回は
複製を認めるが、1回複製されたものからの複製を禁止
する場合(世代制限の複製制御方式)とが考えられてい
る。前者は、例えばDVD−ROMのように、コンテン
ツメーカが作成して販売するオリジナルソフトの場合で
ある。後者の世代制限の複製制御方式は、例えば放送メ
ディアにおいて、放送される情報の場合などに適用され
る。
報ソースに応じて、全く複製を認めない場合と、1回は
複製を認めるが、1回複製されたものからの複製を禁止
する場合(世代制限の複製制御方式)とが考えられてい
る。前者は、例えばDVD−ROMのように、コンテン
ツメーカが作成して販売するオリジナルソフトの場合で
ある。後者の世代制限の複製制御方式は、例えば放送メ
ディアにおいて、放送される情報の場合などに適用され
る。
【0004】後者の世代制限の複製制御方式の場合に
は、有効に複製世代の制御ができる方式が望まれてい
る。この複製世代の管理が行える複製制御情報の方式と
しては、CGMS(Copy Generation
Management System)方式や、電子透
かし処理を用いる方法が提案されている。
は、有効に複製世代の制御ができる方式が望まれてい
る。この複製世代の管理が行える複製制御情報の方式と
しては、CGMS(Copy Generation
Management System)方式や、電子透
かし処理を用いる方法が提案されている。
【0005】電子透かし処理は、画像データや音楽デー
タに存在する人間の知覚上の重要でない部分、すなわ
ち、音楽や映像に対して冗長でない部分に、雑音として
情報を埋め込む処理である。このような電子透かし処理
により画像データや音楽データ中に埋め込まれた付加情
報は、その画像データや音楽データから除去されにく
い。一方、画像データや音楽データについてフィルタリ
ング処理やデータ圧縮処理をした後であっても、それら
に埋め込まれた電子透かしの付加情報を画像データや音
楽データ中から検出することが可能である。
タに存在する人間の知覚上の重要でない部分、すなわ
ち、音楽や映像に対して冗長でない部分に、雑音として
情報を埋め込む処理である。このような電子透かし処理
により画像データや音楽データ中に埋め込まれた付加情
報は、その画像データや音楽データから除去されにく
い。一方、画像データや音楽データについてフィルタリ
ング処理やデータ圧縮処理をした後であっても、それら
に埋め込まれた電子透かしの付加情報を画像データや音
楽データ中から検出することが可能である。
【0006】この電子透かし処理を用いる複製制御方式
の場合、埋め込む付加情報により、 「複製可能(Copy Free)」 「1回複製可能(1世代だけ複製可能)(One C
opy)」 「これ以上の複製禁止(No More Cop
y)」 「絶対複製禁止(Never Copy)」 の4状態を表し、当該電子透かし情報が重畳された画像
データや音楽データの複製世代や複製制限状態を表すよ
うにしている。
の場合、埋め込む付加情報により、 「複製可能(Copy Free)」 「1回複製可能(1世代だけ複製可能)(One C
opy)」 「これ以上の複製禁止(No More Cop
y)」 「絶対複製禁止(Never Copy)」 の4状態を表し、当該電子透かし情報が重畳された画像
データや音楽データの複製世代や複製制限状態を表すよ
うにしている。
【0007】「複製可能(Copy Free)」
は、音楽データや画像データの自由な複製が可能である
ことを表す。「1回複製可能(1世代だけ複製可能)
(One Copy)」は、1回だけ音楽データや画像
データの複製が可能であることを示す。「これ以上の
複製禁止(No More Copy)」は、の1回
複製可能の状態の音楽データや画像データから、当該音
楽データや画像データが複製されたものであって、これ
以上の複製は禁止であることを示す。「絶対複製禁止
(Never Copy)」は、複製は全く禁止である
ことを示す。
は、音楽データや画像データの自由な複製が可能である
ことを表す。「1回複製可能(1世代だけ複製可能)
(One Copy)」は、1回だけ音楽データや画像
データの複製が可能であることを示す。「これ以上の
複製禁止(No More Copy)」は、の1回
複製可能の状態の音楽データや画像データから、当該音
楽データや画像データが複製されたものであって、これ
以上の複製は禁止であることを示す。「絶対複製禁止
(Never Copy)」は、複製は全く禁止である
ことを示す。
【0008】画像データや音楽データに重畳された電子
透かし情報が、「1回複製可能(One Copy)」
であった場合には、電子透かし処理に対応(すなわち、
複製制限処理対応)の記録装置では、その画像データや
音楽データの複製記録が可能であると判断して記録を実
行するが、記録された画像データや音楽データには、
「これ以上の複製禁止(No More Copy)」
に書き換えられた電子透かし情報が重畳される。そし
て、記録しようとする画像データや音楽データに重畳さ
れた電子透かし情報が、「これ以上の複製禁止(No
More Copy)」の場合には、電子透かし処理対
応の記録装置では、その画像データや音楽データの複製
記録は禁止であるとして記録の実行が禁止される。
透かし情報が、「1回複製可能(One Copy)」
であった場合には、電子透かし処理に対応(すなわち、
複製制限処理対応)の記録装置では、その画像データや
音楽データの複製記録が可能であると判断して記録を実
行するが、記録された画像データや音楽データには、
「これ以上の複製禁止(No More Copy)」
に書き換えられた電子透かし情報が重畳される。そし
て、記録しようとする画像データや音楽データに重畳さ
れた電子透かし情報が、「これ以上の複製禁止(No
More Copy)」の場合には、電子透かし処理対
応の記録装置では、その画像データや音楽データの複製
記録は禁止であるとして記録の実行が禁止される。
【0009】CGMS方式は、例えばアナログ画像信号
であれば、その垂直ブランキング期間内の特定の1水平
区間に複製制御用の2ビットの付加情報を重畳し、ま
た、デジタル画像信号であれば、デジタル画像データ
に、複製制御用の2ビットの付加情報を付加して伝送す
る方式である。
であれば、その垂直ブランキング期間内の特定の1水平
区間に複製制御用の2ビットの付加情報を重畳し、ま
た、デジタル画像信号であれば、デジタル画像データ
に、複製制御用の2ビットの付加情報を付加して伝送す
る方式である。
【0010】このCGMS方式の場合の2ビットの情報
(以下、CGMS情報という)の意味内容は、 [00]……複製可能 [10]……1回複製可能(1世代だけ複製可能) [11]……複製禁止(絶対複製禁止) である。CGMS方式では、前述の「これ以上の複製禁
止」の状態はない。
(以下、CGMS情報という)の意味内容は、 [00]……複製可能 [10]……1回複製可能(1世代だけ複製可能) [11]……複製禁止(絶対複製禁止) である。CGMS方式では、前述の「これ以上の複製禁
止」の状態はない。
【0011】画像情報に付加されたCGMS情報が[1
0]であった場合に、CGMS対応の記録装置では、そ
の画像情報の複製記録が可能であると判断して記録を実
行するが、記録された画像信号には[11]に書き換え
られたCGMS情報が付加される。そして、記録しよう
とする画像情報に付加されたCGMS情報が[11]の
場合には、CGMS対応の記録装置では、その画像信号
の複製記録は禁止であるとして記録の実行が禁止され
る。
0]であった場合に、CGMS対応の記録装置では、そ
の画像情報の複製記録が可能であると判断して記録を実
行するが、記録された画像信号には[11]に書き換え
られたCGMS情報が付加される。そして、記録しよう
とする画像情報に付加されたCGMS情報が[11]の
場合には、CGMS対応の記録装置では、その画像信号
の複製記録は禁止であるとして記録の実行が禁止され
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うにCGMS方式により、例えばアナログ画像信号やデ
ジタル画像信号の複製制御を行おうとする場合、2ビッ
トのCGMS情報は、画像を形成する信号とは分離され
た特定の位置に付加するようにされている。
うにCGMS方式により、例えばアナログ画像信号やデ
ジタル画像信号の複製制御を行おうとする場合、2ビッ
トのCGMS情報は、画像を形成する信号とは分離され
た特定の位置に付加するようにされている。
【0013】このため、例えば、CGMS情報が付加さ
れているデジタル画像信号の提供を受けてこれを利用す
る場合に、当該デジタル画像信号をアナログ画像信号に
変換して利用するようにすると、CGMS情報が欠落し
てしまうことがあると考えられる。
れているデジタル画像信号の提供を受けてこれを利用す
る場合に、当該デジタル画像信号をアナログ画像信号に
変換して利用するようにすると、CGMS情報が欠落し
てしまうことがあると考えられる。
【0014】この場合には、CGMS情報により複製が
禁止されたデジタル画像信号であっても、アナログ画像
信号に変換することにより、当該アナログ画像信号の自
由な複製が可能となってしまう。
禁止されたデジタル画像信号であっても、アナログ画像
信号に変換することにより、当該アナログ画像信号の自
由な複製が可能となってしまう。
【0015】そこで、複製制御用の付加情報として、電
子透かし情報をアナログ画像信号やデジタル画像信号な
どの情報信号に重畳して提供するようにすることが考え
られる。電子透かし情報は、前述したように、情報信号
に重畳されるので、これを情報信号から除去したり、あ
るいは、改ざんしたりすることは困難である。
子透かし情報をアナログ画像信号やデジタル画像信号な
どの情報信号に重畳して提供するようにすることが考え
られる。電子透かし情報は、前述したように、情報信号
に重畳されるので、これを情報信号から除去したり、あ
るいは、改ざんしたりすることは困難である。
【0016】また、電子透かし情報は、前述したように
情報信号の複製世代や複製制限状態を表すことができる
ので、電子透かし処理に対応の記録装置では、電子透か
し情報に基づいて、確実かつ適正に情報信号の複製制御
を行うことができる。
情報信号の複製世代や複製制限状態を表すことができる
ので、電子透かし処理に対応の記録装置では、電子透か
し情報に基づいて、確実かつ適正に情報信号の複製制御
を行うことができる。
【0017】しかし、前述もしたように、「1回複製可
能(One Copy)」の状態を示す電子透かし情報
が情報信号に重畳されていた場合には、電子透かし処理
に対応の記録装置では、電子透かし情報に基づいて情報
信号の複製が実行されるが、複製された情報信号のさら
なる複製を禁止するため、記録される情報信号に付加さ
れている電子透かし情報を、「これ以上の複製禁止(N
o More Copy)」を意味するものに書き換え
なければならない。
能(One Copy)」の状態を示す電子透かし情報
が情報信号に重畳されていた場合には、電子透かし処理
に対応の記録装置では、電子透かし情報に基づいて情報
信号の複製が実行されるが、複製された情報信号のさら
なる複製を禁止するため、記録される情報信号に付加さ
れている電子透かし情報を、「これ以上の複製禁止(N
o More Copy)」を意味するものに書き換え
なければならない。
【0018】このため、電子透かし処理に対応の記録装
置には、電子透かし情報の検出装置や、検出した電子透
かし情報のデコード装置はもちろん、情報信号に重畳さ
れている電子透かし情報の書き換え装置などのハードウ
エアを搭載しなければならなず、記録装置のハードウエ
アの規模が大きくなり、記録装置の小型化、軽量化、低
コスト化を阻害する。
置には、電子透かし情報の検出装置や、検出した電子透
かし情報のデコード装置はもちろん、情報信号に重畳さ
れている電子透かし情報の書き換え装置などのハードウ
エアを搭載しなければならなず、記録装置のハードウエ
アの規模が大きくなり、記録装置の小型化、軽量化、低
コスト化を阻害する。
【0019】また、電子透かし情報が重畳される情報信
号が画像信号の場合には、電子透かし情報が、「1回複
製可能(One Copy)」から、「これ以上の複製
禁止(No More Copy)」に書き換えられる
ことにより、画像信号に、さらに「これ以上の複製禁止
(No More Copy)」を示す電子透かし情報
が重畳されることになり、当該画像信号により形成され
る画像を劣化させてしまうことも考えられる。
号が画像信号の場合には、電子透かし情報が、「1回複
製可能(One Copy)」から、「これ以上の複製
禁止(No More Copy)」に書き換えられる
ことにより、画像信号に、さらに「これ以上の複製禁止
(No More Copy)」を示す電子透かし情報
が重畳されることになり、当該画像信号により形成され
る画像を劣化させてしまうことも考えられる。
【0020】以上のことにかんがみ、この発明は、記録
装置のハードウエア規模の大型化や、情報信号の劣化な
どの不都合を生じさせることなく、確実かつ適正に情報
信号に対して複製制御を行うことができるようにする情
報信号複製制御方法、情報信号出力装置および情報信号
記録装置を提供することを目的とする。
装置のハードウエア規模の大型化や、情報信号の劣化な
どの不都合を生じさせることなく、確実かつ適正に情報
信号に対して複製制御を行うことができるようにする情
報信号複製制御方法、情報信号出力装置および情報信号
記録装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の情報信号複製制御方法は、
伝送すべき情報信号に、少なくとも、1回複製可能の状
態、これ以上の複製禁止の状態の2状態が表現可能な電
子透かし情報を複製世代制限情報として重畳して伝送
し、前記情報信号に重畳されている前記電子透かし情報
を前記情報信号の複製制御に用いる複製制御方法におい
て、前記情報信号が1回複製可能である場合に、前記1
回複製可能の状態であることを示す電子透かし情報を重
畳するかわりに、前記これ以上の複製禁止の状態を示す
電子透かし情報を前記情報信号に重畳して伝送すること
を特徴とする。
め、請求項1に記載の発明の情報信号複製制御方法は、
伝送すべき情報信号に、少なくとも、1回複製可能の状
態、これ以上の複製禁止の状態の2状態が表現可能な電
子透かし情報を複製世代制限情報として重畳して伝送
し、前記情報信号に重畳されている前記電子透かし情報
を前記情報信号の複製制御に用いる複製制御方法におい
て、前記情報信号が1回複製可能である場合に、前記1
回複製可能の状態であることを示す電子透かし情報を重
畳するかわりに、前記これ以上の複製禁止の状態を示す
電子透かし情報を前記情報信号に重畳して伝送すること
を特徴とする。
【0022】この請求項1に記載の情報信号複製制御方
法によれば、例えば、放送メディアなどを通じて伝送す
る情報信号が、1回複製可能なものである場合には、当
該情報信号には、これ以上の複製禁止の状態を示す電子
透かし情報が重畳されて、伝送するようにされる。
法によれば、例えば、放送メディアなどを通じて伝送す
る情報信号が、1回複製可能なものである場合には、当
該情報信号には、これ以上の複製禁止の状態を示す電子
透かし情報が重畳されて、伝送するようにされる。
【0023】これにより、例えば、放送メディアを通じ
て提供された情報信号を記録する場合に、当該情報信号
に、これ以上の複製禁止の状態を示す電子透かし情報が
付加されているときには、複製を許可するようにするこ
とにより、電子透かし情報をこれ以上複製禁止を示すも
のに書き換えることなく、当該情報信号を記録媒体に記
録することができるようにされる。
て提供された情報信号を記録する場合に、当該情報信号
に、これ以上の複製禁止の状態を示す電子透かし情報が
付加されているときには、複製を許可するようにするこ
とにより、電子透かし情報をこれ以上複製禁止を示すも
のに書き換えることなく、当該情報信号を記録媒体に記
録することができるようにされる。
【0024】この場合、記録媒体に記録された情報信号
には、初めから、これ以上の複製禁止の状態を示す電子
透かし情報が重畳されているので、記録媒体に記録され
ている情報信号をさらに他の記録媒体に記録するように
する違法な複製は確実に防止される。
には、初めから、これ以上の複製禁止の状態を示す電子
透かし情報が重畳されているので、記録媒体に記録され
ている情報信号をさらに他の記録媒体に記録するように
する違法な複製は確実に防止される。
【0025】また、電子透かし情報の書き換えが必要な
いので、情報信号の記録に用いる記録装置に、電子透か
し情報の書き換えのためのハードウエアを搭載しておく
必要がなく、記録装置のハードウエアの規模が大きくな
らないようにされる。すなわち、記録装置の小型化、軽
量化、低コスト化を阻害することがない。
いので、情報信号の記録に用いる記録装置に、電子透か
し情報の書き換えのためのハードウエアを搭載しておく
必要がなく、記録装置のハードウエアの規模が大きくな
らないようにされる。すなわち、記録装置の小型化、軽
量化、低コスト化を阻害することがない。
【0026】また、電子透かし情報の書き換えを行う必
要がなくなり、電子透かし情報の書き換えによる新たな
電子透かし情報を情報信号に重畳することがないので、
情報信号を劣化させることないようにされる。
要がなくなり、電子透かし情報の書き換えによる新たな
電子透かし情報を情報信号に重畳することがないので、
情報信号を劣化させることないようにされる。
【0027】また、請求項2に記載の発明の情報信号複
製制御方法は、請求項1に記載の発明の情報信号複製制
御方法であって、前記情報信号に、前記電子透かし情報
の他に、少なくとも、1回複製可能の状態、これ以上の
複製禁止の状態の2状態が表現可能な別の複製世代制限
情報を付加して伝送し、前記これ以上の複製禁止の状態
を示す前記電子透かし情報が重畳されるとともに、前記
1回複製可能の状態を示す前記別の複製世代制限情報が
付加された前記情報信号が、デジタルインターフェース
を通じて記録側に供給されたときには、前記別の複製世
代制限情報に基づいて複製制御を行うことにより、前記
情報信号の複製を可能とし、前記情報信号に付加されて
いる前記別の複製世代制限情報をこれ以上の複製禁止の
状態を示すように書き換えることを特徴とする。
製制御方法は、請求項1に記載の発明の情報信号複製制
御方法であって、前記情報信号に、前記電子透かし情報
の他に、少なくとも、1回複製可能の状態、これ以上の
複製禁止の状態の2状態が表現可能な別の複製世代制限
情報を付加して伝送し、前記これ以上の複製禁止の状態
を示す前記電子透かし情報が重畳されるとともに、前記
1回複製可能の状態を示す前記別の複製世代制限情報が
付加された前記情報信号が、デジタルインターフェース
を通じて記録側に供給されたときには、前記別の複製世
代制限情報に基づいて複製制御を行うことにより、前記
情報信号の複製を可能とし、前記情報信号に付加されて
いる前記別の複製世代制限情報をこれ以上の複製禁止の
状態を示すように書き換えることを特徴とする。
【0028】この請求項2に記載の発明の情報信号複製
制御方法によれば、電子透かし情報が重畳された情報信
号には、電子透かし情報とは別の複製世代制限情報も付
加される。この別の複製世代制限情報は、電子透かし情
報と同様に、少なくとも、1回複製可能の状態と、これ
以上の複製禁止の状態とが表現可能なものである。
制御方法によれば、電子透かし情報が重畳された情報信
号には、電子透かし情報とは別の複製世代制限情報も付
加される。この別の複製世代制限情報は、電子透かし情
報と同様に、少なくとも、1回複製可能の状態と、これ
以上の複製禁止の状態とが表現可能なものである。
【0029】伝送する情報信号が1回複製可能である場
合には、前述のように、当該情報信号に重畳される電子
透かし情報は、これ以上の複製禁止の状態を示すように
されるのに対し、情報信号に付加される別の複製世代制
限情報は、1回複製可能の状態を示すようにされる。
合には、前述のように、当該情報信号に重畳される電子
透かし情報は、これ以上の複製禁止の状態を示すように
されるのに対し、情報信号に付加される別の複製世代制
限情報は、1回複製可能の状態を示すようにされる。
【0030】そして、電子透かし情報情報が重畳される
とともに、別の複製世代制限情報が付加されたデジタル
信号の状態の情報信号が、デジタルインターフェースを
通じて記録側に供給される場合には、前記別の複製世代
制限情報も確実に記録側に提供されるので、この別の複
製世代制限情報に基づいて、当該情報信号に対する複製
制御が行なわれる。この場合、前記情報信号が複製され
る場合には、情報信号に付加されている別の複製防止制
御信号は、これ以上の複製禁止の状態を示すように書き
換えられる。
とともに、別の複製世代制限情報が付加されたデジタル
信号の状態の情報信号が、デジタルインターフェースを
通じて記録側に供給される場合には、前記別の複製世代
制限情報も確実に記録側に提供されるので、この別の複
製世代制限情報に基づいて、当該情報信号に対する複製
制御が行なわれる。この場合、前記情報信号が複製され
る場合には、情報信号に付加されている別の複製防止制
御信号は、これ以上の複製禁止の状態を示すように書き
換えられる。
【0031】これにより、電子透かし情報の他に、情報
信号に対する複製制御の内容を正確に示す別の複製世代
制限情報が情報信号に付加され、記録側に確実に提供す
るようにされるので、別の複製世代制限情報を用いるこ
とによって、確実かつ適正に情報信号の複製制御を行う
ことができるようにされるとともに、複製された情報信
号についても、電子透かし情報や別の複製世代制限情報
に基づいて、確実かつ適正な複製制御を行うことをでき
るようにすることができる。
信号に対する複製制御の内容を正確に示す別の複製世代
制限情報が情報信号に付加され、記録側に確実に提供す
るようにされるので、別の複製世代制限情報を用いるこ
とによって、確実かつ適正に情報信号の複製制御を行う
ことができるようにされるとともに、複製された情報信
号についても、電子透かし情報や別の複製世代制限情報
に基づいて、確実かつ適正な複製制御を行うことをでき
るようにすることができる。
【0032】また、請求項3に記載の発明の情報信号複
製制御方法は、請求項1に記載の発明の情報信号複製制
御方法であって、前記情報信号に、前記電子透かし情報
の他に、少なくとも、1回複製可能の状態、これ以上の
複製禁止の状態の2状態が表現可能な別の複製世代制限
情報を付加して伝送し、前記これ以上の複製禁止の状態
を示す前記電子透かし情報が重畳されるとともに、前記
1回複製可能の状態を示す前記別の複製世代制限情報が
付加された前記情報信号が、アナログインターフェース
を通じて記録側に供給されたときには、前記電子透かし
情報に基づいて複製制御を行うことを特徴とする。
製制御方法は、請求項1に記載の発明の情報信号複製制
御方法であって、前記情報信号に、前記電子透かし情報
の他に、少なくとも、1回複製可能の状態、これ以上の
複製禁止の状態の2状態が表現可能な別の複製世代制限
情報を付加して伝送し、前記これ以上の複製禁止の状態
を示す前記電子透かし情報が重畳されるとともに、前記
1回複製可能の状態を示す前記別の複製世代制限情報が
付加された前記情報信号が、アナログインターフェース
を通じて記録側に供給されたときには、前記電子透かし
情報に基づいて複製制御を行うことを特徴とする。
【0033】この請求項3に記載の発明の情報信号複製
制御方法によれば、請求項2に記載の情報信号複製制御
方法と同様に、伝送する情報信号が1回複製可能である
場合には、当該情報信号には、これ以上の複製禁止の状
態を示す電子透かし情報が重畳されるとともに、1回複
製可能の状態を示す別の複製世代制限情報が付加されて
いる。
制御方法によれば、請求項2に記載の情報信号複製制御
方法と同様に、伝送する情報信号が1回複製可能である
場合には、当該情報信号には、これ以上の複製禁止の状
態を示す電子透かし情報が重畳されるとともに、1回複
製可能の状態を示す別の複製世代制限情報が付加されて
いる。
【0034】そして、電子透かし情報情報が重畳される
とともに、別の複製世代制限情報が付加されたデジタル
信号の状態の情報信号が、アナログ信号の状態で、アナ
ログインターフェースを通じて記録側に供給される場合
には、前記別の複製世代制限情報が欠落しているなどの
可能性があるため、確実に記録側に提供される電子透か
し情報に基づいて、当該情報信号に対する複製制御が行
なわれる。
とともに、別の複製世代制限情報が付加されたデジタル
信号の状態の情報信号が、アナログ信号の状態で、アナ
ログインターフェースを通じて記録側に供給される場合
には、前記別の複製世代制限情報が欠落しているなどの
可能性があるため、確実に記録側に提供される電子透か
し情報に基づいて、当該情報信号に対する複製制御が行
なわれる。
【0035】これにより、例えば、デジタル信号からア
ナログ信号に変換されることにより、電子透かし情報の
他の別の複製世代制限情報が欠落しているなどの場合で
あっても、確実に提供される電子透かし情報に基づい
て、情報信号に対する複製制御を確実に行うことができ
るようにされる。この場合、複製が許可された情報信号
以外の情報信号については複製が制限されるので、情報
信号が違法に複製されることを確実に防止することがで
きるようにされる。
ナログ信号に変換されることにより、電子透かし情報の
他の別の複製世代制限情報が欠落しているなどの場合で
あっても、確実に提供される電子透かし情報に基づい
て、情報信号に対する複製制御を確実に行うことができ
るようにされる。この場合、複製が許可された情報信号
以外の情報信号については複製が制限されるので、情報
信号が違法に複製されることを確実に防止することがで
きるようにされる。
【0036】また、請求項4に記載の発明の情報信号複
製制御方法は、請求項1に記載の発明の情報信号複製制
御方法であって、前記情報信号を送信してきた相手先機
器の種類を判別できるようにされたデジタルインターフ
ェースを通じて、前記情報信号が、記録側に供給される
場合であって、前記情報信号を送信してきた前記相手先
機器が再生装置であると判別され、前記情報信号に、前
記これ以上の複製禁止の状態を示す電子透かし情報が重
畳されている場合には、前記情報信号の複製を禁止する
ことを特徴とする。
製制御方法は、請求項1に記載の発明の情報信号複製制
御方法であって、前記情報信号を送信してきた相手先機
器の種類を判別できるようにされたデジタルインターフ
ェースを通じて、前記情報信号が、記録側に供給される
場合であって、前記情報信号を送信してきた前記相手先
機器が再生装置であると判別され、前記情報信号に、前
記これ以上の複製禁止の状態を示す電子透かし情報が重
畳されている場合には、前記情報信号の複製を禁止する
ことを特徴とする。
【0037】この請求項4に記載の発明の情報信号複製
制御方法によれば、情報信号は、デジタルインターフェ
ースを通じて、記録側に提供するようにされる。デジタ
ルインターフェース部は、情報信号の送信元である相手
先機器の種類の判別を可能にすることができるものであ
る。
制御方法によれば、情報信号は、デジタルインターフェ
ースを通じて、記録側に提供するようにされる。デジタ
ルインターフェース部は、情報信号の送信元である相手
先機器の種類の判別を可能にすることができるものであ
る。
【0038】そして、相手先機器が、例えばディスクな
どの記録媒体に記録されている情報信号の再生を行う再
生装置であり、情報信号に重畳されている電子透かし情
報が、これ以上の複製禁止の状態を示しているときに
は、相手先機器である再生装置に装填されている記録媒
体に記録されている情報信号は、当該記録媒体に複製さ
れたものであると判断され、さらなる複製が禁止され
る。
どの記録媒体に記録されている情報信号の再生を行う再
生装置であり、情報信号に重畳されている電子透かし情
報が、これ以上の複製禁止の状態を示しているときに
は、相手先機器である再生装置に装填されている記録媒
体に記録されている情報信号は、当該記録媒体に複製さ
れたものであると判断され、さらなる複製が禁止され
る。
【0039】これにより、記録媒体に複製された情報信
号であって、これ以上の複製禁止の状態を示す電子透か
し情報が重畳されている情報信号を、例えば、他の記録
媒体にさらに複製することが確実に防止される。したが
って、再生装置から提供される記録媒体から読み出され
た情報信号の複製制御を確実かつ適正に行うことができ
るようにされる。
号であって、これ以上の複製禁止の状態を示す電子透か
し情報が重畳されている情報信号を、例えば、他の記録
媒体にさらに複製することが確実に防止される。したが
って、再生装置から提供される記録媒体から読み出され
た情報信号の複製制御を確実かつ適正に行うことができ
るようにされる。
【0040】また、請求項5に記載の発明の情報信号複
製制御方法は、請求項4に記載の発明の情報信号複製制
御方法であって、前記相手先機器が再生装置以外である
と判別された場合には、前記情報信号に、前記これ以上
の複製禁止の状態を示す電子透かし情報が重畳されてい
る場合であっても、前記情報信号の複製を許可するとと
もに、前記電子透かし情報は、書き換えないことを特徴
とする。
製制御方法は、請求項4に記載の発明の情報信号複製制
御方法であって、前記相手先機器が再生装置以外である
と判別された場合には、前記情報信号に、前記これ以上
の複製禁止の状態を示す電子透かし情報が重畳されてい
る場合であっても、前記情報信号の複製を許可するとと
もに、前記電子透かし情報は、書き換えないことを特徴
とする。
【0041】この請求項5に記載の発明の情報信号複製
制御方法によれば、デジタルインターフェース部を通じ
て、相手先機器が再生装置以外の装置であると判別さ
れ、記録側に提供された情報信号に重畳されている電子
透かし情報が、これ以上の複製禁止の状態を示している
場合には、提供された情報信号は、記録媒体に記録され
る前の1回複製可能な情報信号であると判別され、記録
媒体への複製が可能にされる。
制御方法によれば、デジタルインターフェース部を通じ
て、相手先機器が再生装置以外の装置であると判別さ
れ、記録側に提供された情報信号に重畳されている電子
透かし情報が、これ以上の複製禁止の状態を示している
場合には、提供された情報信号は、記録媒体に記録され
る前の1回複製可能な情報信号であると判別され、記録
媒体への複製が可能にされる。
【0042】これにより、これ以上の複製禁止の状態を
示す電子透かし情報が付加されている情報信号であって
も、記録媒体に記録されていない、1回複製可能な状態
の情報信号についてはこれを確実に判別し、複製するこ
とができるようにされる。また、情報信号が複製される
場合であっても、情報信号に重畳されている電子透かし
情報は、書き換えられないので、情報信号が劣化するこ
ともないようにされる。
示す電子透かし情報が付加されている情報信号であって
も、記録媒体に記録されていない、1回複製可能な状態
の情報信号についてはこれを確実に判別し、複製するこ
とができるようにされる。また、情報信号が複製される
場合であっても、情報信号に重畳されている電子透かし
情報は、書き換えられないので、情報信号が劣化するこ
ともないようにされる。
【0043】また、請求項6に記載の発明の情報信号複
製制御方法は、請求項3に記載の発明の情報信号複製制
御方法であって、前記別の複製世代制限情報は、CGM
S方式の複製世代制限情報であることを特徴とする。
製制御方法は、請求項3に記載の発明の情報信号複製制
御方法であって、前記別の複製世代制限情報は、CGM
S方式の複製世代制限情報であることを特徴とする。
【0044】この請求項6に記載の発明の情報信号複製
制御方法によれば、電子透かし情報の他に、情報信号に
付加される別の複製世代制限情報として、CGMS方式
の付加情報が用いられる。CGMS方式の付加情報は、
2ビットの情報であり、複製可能[00]、1回複製可
能[10]、複製禁止[11]の3つの状態を表すこと
ができるものである。
制御方法によれば、電子透かし情報の他に、情報信号に
付加される別の複製世代制限情報として、CGMS方式
の付加情報が用いられる。CGMS方式の付加情報は、
2ビットの情報であり、複製可能[00]、1回複製可
能[10]、複製禁止[11]の3つの状態を表すこと
ができるものである。
【0045】そして、CGMS方式の付加情報は、情報
信号の世代制限制御も可能にするものであり、また、情
報信号に影響を与えることがないように情報信号とは異
なる領域に付加するようにされるので、CGMS方式の
付加情報を書き換えても、情報信号に影響を与えること
もなく、また、デジタルインターフェースを通じて情報
信号を伝送することによって、CGMS方式に付加情報
も確実に伝送することができるようにされる。
信号の世代制限制御も可能にするものであり、また、情
報信号に影響を与えることがないように情報信号とは異
なる領域に付加するようにされるので、CGMS方式の
付加情報を書き換えても、情報信号に影響を与えること
もなく、また、デジタルインターフェースを通じて情報
信号を伝送することによって、CGMS方式に付加情報
も確実に伝送することができるようにされる。
【0046】これにより、電子透かし情報と、CGMS
方式の付加情報とを用いることによって、1回複製可能
な状態の情報信号に対して、これ以上の複製禁止の状態
の電子透かし情報を重畳するようにしても、情報信号に
対する複製制御を確実かつ適正に行うことができる。
方式の付加情報とを用いることによって、1回複製可能
な状態の情報信号に対して、これ以上の複製禁止の状態
の電子透かし情報を重畳するようにしても、情報信号に
対する複製制御を確実かつ適正に行うことができる。
【0047】また、請求項7に記載の発明の情報信号複
製制御方法は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項
4、請求項5または請求項6に記載の発明の情報信号複
製制御方法であって、前記情報信号は、暗号化されて伝
送されることを特徴とする。
製制御方法は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項
4、請求項5または請求項6に記載の発明の情報信号複
製制御方法であって、前記情報信号は、暗号化されて伝
送されることを特徴とする。
【0048】この請求項7に記載の発明の情報信号複製
制御方法によれば、情報信号には、複製世代制限情報と
しての電子透かし情報が重畳されたり、あるいは、電子
透かし情報の他に、別の複製世代制限情報が付加され
る。そして、このように、1種類、あるいは、複数種類
の複製世代制限情報が付加された情報信号に対して、さ
らに暗号化処理を施して伝送するようにされる。
制御方法によれば、情報信号には、複製世代制限情報と
しての電子透かし情報が重畳されたり、あるいは、電子
透かし情報の他に、別の複製世代制限情報が付加され
る。そして、このように、1種類、あるいは、複数種類
の複製世代制限情報が付加された情報信号に対して、さ
らに暗号化処理を施して伝送するようにされる。
【0049】これにより、情報信号に施された暗号化が
解読されなければ、その情報信号を正常に再生して利用
することができないので、電子透かし情報などの複製世
代制限情報に加えて、情報信号に暗号化処理を施すこと
によって、情報信号に対する著作権の保護を強化するこ
とができるようにされる。
解読されなければ、その情報信号を正常に再生して利用
することができないので、電子透かし情報などの複製世
代制限情報に加えて、情報信号に暗号化処理を施すこと
によって、情報信号に対する著作権の保護を強化するこ
とができるようにされる。
【0050】また、請求項8に記載の発明の情報信号複
製制御方法は、請求項7に記載の発明の情報信号複製制
御方法であって、前記暗号化は、CSS方式の暗号化で
あることを特徴とする。
製制御方法は、請求項7に記載の発明の情報信号複製制
御方法であって、前記暗号化は、CSS方式の暗号化で
あることを特徴とする。
【0051】この請求項8に記載の情報信号複製制御方
法によれば、情報信号には、DVDなどのディスクに記
録される画像データなどに対して施される暗号化処理と
同様に、CSS(Contents Scramble
System)方式の暗号化処理が施される。CSS
方式の暗号化処理は、アルゴリズムや暗号化キーを不正
に解読することが困難な信頼性の高い暗号化方式であ
る。これにより、情報信号に対する著作権の保護がより
強固に行なわれる。
法によれば、情報信号には、DVDなどのディスクに記
録される画像データなどに対して施される暗号化処理と
同様に、CSS(Contents Scramble
System)方式の暗号化処理が施される。CSS
方式の暗号化処理は、アルゴリズムや暗号化キーを不正
に解読することが困難な信頼性の高い暗号化方式であ
る。これにより、情報信号に対する著作権の保護がより
強固に行なわれる。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、この発明による情報信号複
製制御方法およびこの方法に用いる情報信号出力装置、
情報信号記録装置の実施の形態について、図を参照しな
がら説明する。
製制御方法およびこの方法に用いる情報信号出力装置、
情報信号記録装置の実施の形態について、図を参照しな
がら説明する。
【0053】以下に説明する実施の形態は、デジタル放
送を、例えばセットトップボックス(受信機)により受
信して、その受信信号を受信機とは別体の記録装置によ
りディスクに記録する場合を例にして説明する。
送を、例えばセットトップボックス(受信機)により受
信して、その受信信号を受信機とは別体の記録装置によ
りディスクに記録する場合を例にして説明する。
【0054】デジタル放送は、画像情報、音声情報、テ
キスト情報など各種のデジタル情報を提供することがで
きるものであるが、以下においては、説明を簡単にする
ため、デジタル放送により画像情報(映像信号)が提供
される場合を例にして説明する。
キスト情報など各種のデジタル情報を提供することがで
きるものであるが、以下においては、説明を簡単にする
ため、デジタル放送により画像情報(映像信号)が提供
される場合を例にして説明する。
【0055】そして、後述もするように、デジタル放送
により提供される映像信号には、複製制御のための情報
として、CGMS情報が付加されるとともに、電子透か
し情報WMが重畳されて提供するようにされる。電子透
かし処理としては、この実施の形態では、PN(Pse
udorandom Noise;擬似雑音符号)系列
の符号(以下、PN符号という)を用いて、複製制御情
報(複製世代制限情報)をスペクトラム拡散し、そのス
ペクトラム拡散した複製制御情報を電子透かし情報WM
として、映像信号に重畳するようにしている。
により提供される映像信号には、複製制御のための情報
として、CGMS情報が付加されるとともに、電子透か
し情報WMが重畳されて提供するようにされる。電子透
かし処理としては、この実施の形態では、PN(Pse
udorandom Noise;擬似雑音符号)系列
の符号(以下、PN符号という)を用いて、複製制御情
報(複製世代制限情報)をスペクトラム拡散し、そのス
ペクトラム拡散した複製制御情報を電子透かし情報WM
として、映像信号に重畳するようにしている。
【0056】また、映像信号が記録されるディスクは、
DVDである。以下の説明においては、書き換え可能な
DVDはRAMディスクと称し、また、書き換え不能な
読み出し専用のDVDはROMディスクと称することと
する。また、複製世代制限処理に対応する記録装置およ
び再生装置をコンプライアントの装置と呼び、複製世代
制限処理に対応していない装置を、ノンコンプライアン
トの装置と呼ぶ。
DVDである。以下の説明においては、書き換え可能な
DVDはRAMディスクと称し、また、書き換え不能な
読み出し専用のDVDはROMディスクと称することと
する。また、複製世代制限処理に対応する記録装置およ
び再生装置をコンプライアントの装置と呼び、複製世代
制限処理に対応していない装置を、ノンコンプライアン
トの装置と呼ぶ。
【0057】[情報信号出力装置について]図1は、こ
の実施の形態において、デジタル放送を行う放送局側で
用いられる情報信号出力装置を説明するためのブロック
図である。この図1に示した情報信号出力装置は、放送
しようとする映像信号に対して、電子透かし情報WMの
重畳やCGMS情報の付加、その他の必要な処理を行っ
て、放送するデジタル映像信号を形成するものである。
の実施の形態において、デジタル放送を行う放送局側で
用いられる情報信号出力装置を説明するためのブロック
図である。この図1に示した情報信号出力装置は、放送
しようとする映像信号に対して、電子透かし情報WMの
重畳やCGMS情報の付加、その他の必要な処理を行っ
て、放送するデジタル映像信号を形成するものである。
【0058】図1に示すように、この実施の形態の情報
信号出力装置は、入力端子11、電子透かし情報重畳部
(以下、WM重畳部という)12、電子透かし情報形成
部13、データ圧縮処理部14、CGMS情報付加部1
5、CGMS情報発生部16、暗号化部17、信号出力
部18、出力端子19を備えている。また、電子透かし
情報形成部13は、図1に示すように、同期検出部13
1、タイミング信号発生部132、PN符号発生部13
3、複製制御情報発生部134、SS拡散部135、レ
ベル調整部136を備えたものである。
信号出力装置は、入力端子11、電子透かし情報重畳部
(以下、WM重畳部という)12、電子透かし情報形成
部13、データ圧縮処理部14、CGMS情報付加部1
5、CGMS情報発生部16、暗号化部17、信号出力
部18、出力端子19を備えている。また、電子透かし
情報形成部13は、図1に示すように、同期検出部13
1、タイミング信号発生部132、PN符号発生部13
3、複製制御情報発生部134、SS拡散部135、レ
ベル調整部136を備えたものである。
【0059】そして、放送しようとする映像信号は、入
力端子11を通じて、WM重畳部12と、電子透かし情
報形成部13の同期検出部131とに供給される。同期
検出部131は、供給された映像信号から、例えば垂直
同期タイミングを検出し、この検出出力をタイミング信
号発生部132に供給する。タイミング信号発生部13
2は、垂直同期タイミングに同期したタイミング信号を
発生する。
力端子11を通じて、WM重畳部12と、電子透かし情
報形成部13の同期検出部131とに供給される。同期
検出部131は、供給された映像信号から、例えば垂直
同期タイミングを検出し、この検出出力をタイミング信
号発生部132に供給する。タイミング信号発生部13
2は、垂直同期タイミングに同期したタイミング信号を
発生する。
【0060】PN発生部133は、タイミング信号発生
部132からのタイミング信号に同期して、この例で
は、垂直周期で繰り返すPN符号列を発生し、そのPN
符号列をSS拡散部135に供給する。
部132からのタイミング信号に同期して、この例で
は、垂直周期で繰り返すPN符号列を発生し、そのPN
符号列をSS拡散部135に供給する。
【0061】また、複製制御情報発生部134は、タイ
ミング信号発生部132からのタイミング信号に同期し
て、映像信号に電子透かし情報として重畳しようとする
複製制御情報を発生し、SS拡散部24に供給する。こ
の場合、重畳しようとする複製制御情報は、伝送しよう
とする情報に応じて決定される。
ミング信号発生部132からのタイミング信号に同期し
て、映像信号に電子透かし情報として重畳しようとする
複製制御情報を発生し、SS拡散部24に供給する。こ
の場合、重畳しようとする複製制御情報は、伝送しよう
とする情報に応じて決定される。
【0062】したがって、複製制御情報発生部134に
おいては、伝送しようとする映像信号が、自由に複製す
ることが認められたものである場合には、「複製可能
(Copy Free)」を意味する情報が発生させら
れ、複製することがまったく認められていないものであ
る場合には、「絶対複製禁止(Never Cop
y)」を意味する情報が発生させられる。
おいては、伝送しようとする映像信号が、自由に複製す
ることが認められたものである場合には、「複製可能
(Copy Free)」を意味する情報が発生させら
れ、複製することがまったく認められていないものであ
る場合には、「絶対複製禁止(Never Cop
y)」を意味する情報が発生させられる。
【0063】そして、この実施の形態の場合には、伝送
しようとする映像信号が、1回だけ複製することが認め
られたものである場合には、「1回複製可能(One
Copy」を意味する情報ではなく、「これ以上の複製
禁止(No More Copy)」を意味する情報が
発生させられる。
しようとする映像信号が、1回だけ複製することが認め
られたものである場合には、「1回複製可能(One
Copy」を意味する情報ではなく、「これ以上の複製
禁止(No More Copy)」を意味する情報が
発生させられる。
【0064】なお、この実施の形態において、複製制御
情報発生部135は、図示しないコントロール部からの
制御信号により、いづれの状態を意味する複製制御情報
を発生させるかが制御される。
情報発生部135は、図示しないコントロール部からの
制御信号により、いづれの状態を意味する複製制御情報
を発生させるかが制御される。
【0065】SS拡散部135は、複製制御情報とPN
符号列とを乗算して、スペクトラム拡散信号を生成す
る。そして、このスペクトラム拡散信号をレベル調整部
136を通じてWM重畳部12に供給して、入力映像信
号Viに電子透かし情報として重畳する。レベル調整部
136は、電子透かし情報の重畳により、再生映像が劣
化しない程度に重畳レベルを調整するためのものであ
る。この場合、スペクトラム拡散信号(電子透かし情
報)が、映像信号のダイナミックレンジより小さいレベ
ルで重畳される。
符号列とを乗算して、スペクトラム拡散信号を生成す
る。そして、このスペクトラム拡散信号をレベル調整部
136を通じてWM重畳部12に供給して、入力映像信
号Viに電子透かし情報として重畳する。レベル調整部
136は、電子透かし情報の重畳により、再生映像が劣
化しない程度に重畳レベルを調整するためのものであ
る。この場合、スペクトラム拡散信号(電子透かし情
報)が、映像信号のダイナミックレンジより小さいレベ
ルで重畳される。
【0066】そして、電子透かし情報が重畳された映像
信号は、データ圧縮処理部14に供給される。データ圧
縮処理部14は、これに供給された映像信号を、MPE
G方式でデータ圧縮し、これをCGMS情報付加部15
に供給する。CGMS情報付加部15は、データ圧縮さ
れたデジタル映像信号に、CGMS発生部16から供給
されるCGMS情報を付加する。
信号は、データ圧縮処理部14に供給される。データ圧
縮処理部14は、これに供給された映像信号を、MPE
G方式でデータ圧縮し、これをCGMS情報付加部15
に供給する。CGMS情報付加部15は、データ圧縮さ
れたデジタル映像信号に、CGMS発生部16から供給
されるCGMS情報を付加する。
【0067】CGMS情報発生部16は、伝送しようと
する映像信号に付加するCGMS情報を発生させる。こ
の場合、付加しようとするCGMS情報は、伝送しよう
とする情報に応じて決定される。しかし、前述した複製
制御情報発生部134の場合とは異なり、CGMS情報
発生部16において発生させるCGMS情報は、「複製
可能[00]」「1回複製可能[10]」「複製禁止
[11]」のいづれかを意味するものである。
する映像信号に付加するCGMS情報を発生させる。こ
の場合、付加しようとするCGMS情報は、伝送しよう
とする情報に応じて決定される。しかし、前述した複製
制御情報発生部134の場合とは異なり、CGMS情報
発生部16において発生させるCGMS情報は、「複製
可能[00]」「1回複製可能[10]」「複製禁止
[11]」のいづれかを意味するものである。
【0068】つまり、CGMS情報発生部16は、伝送
しようとする映像信号が、自由に複製することが認めら
れたものである場合には、複製可能の状態を示すCGM
S情報[00]を発生させ、複製することがまったく認
められていないものである場合には、複製禁止の状態を
示すCGMS情報[11]を発生するようにされる。
しようとする映像信号が、自由に複製することが認めら
れたものである場合には、複製可能の状態を示すCGM
S情報[00]を発生させ、複製することがまったく認
められていないものである場合には、複製禁止の状態を
示すCGMS情報[11]を発生するようにされる。
【0069】そして、伝送しようとする映像信号が、1
回だけ複製することが認められたものであ場合には、
「1回複製可能[10]」を示すCGMS情報を発生す
るようにされる。したがって、伝送する映像信号が、1
回だけ複製することが認められたものである場合には、
重畳された電子透かし情報が示す複製制御の状態と、C
GMS情報が示す複製制御の状態が異なることになる。
回だけ複製することが認められたものであ場合には、
「1回複製可能[10]」を示すCGMS情報を発生す
るようにされる。したがって、伝送する映像信号が、1
回だけ複製することが認められたものである場合には、
重畳された電子透かし情報が示す複製制御の状態と、C
GMS情報が示す複製制御の状態が異なることになる。
【0070】CGMS情報付加部15において、CGM
S情報が付加された映像信号は、暗号化部17に供給さ
れる。この実施の形態においては、暗号化部17は、映
像信号にCSS(Contents Scramble
System)方式の暗号化処理を施す。CSS方式
の暗号化処理は、ROMディスクなどに映像信号などの
情報信号を記録して提供する場合などにおいて、情報信
号に対して施される暗号化処理方式である。
S情報が付加された映像信号は、暗号化部17に供給さ
れる。この実施の形態においては、暗号化部17は、映
像信号にCSS(Contents Scramble
System)方式の暗号化処理を施す。CSS方式
の暗号化処理は、ROMディスクなどに映像信号などの
情報信号を記録して提供する場合などにおいて、情報信
号に対して施される暗号化処理方式である。
【0071】暗号化部17において、暗号化処理が施さ
れた映像信号は、信号出力部18に供給され、ここでレ
ベル増幅処理などの出力のための処理が行われた後、出
力端子19を通じて出力される。出力された映像信号
は、例えば、アンテナやケーブルを通じて、ユーザ(受
信者)に向けて放送するようにされる。
れた映像信号は、信号出力部18に供給され、ここでレ
ベル増幅処理などの出力のための処理が行われた後、出
力端子19を通じて出力される。出力された映像信号
は、例えば、アンテナやケーブルを通じて、ユーザ(受
信者)に向けて放送するようにされる。
【0072】このように、この実施の形態の情報信号出
力装置は、出力する映像信号に対して、複製制御情報と
して、スペクトラム拡散されて形成された電子透かし情
報を重畳するとともに、CGMS情報を付加して出力す
る。
力装置は、出力する映像信号に対して、複製制御情報と
して、スペクトラム拡散されて形成された電子透かし情
報を重畳するとともに、CGMS情報を付加して出力す
る。
【0073】電子透かし情報は、映像信号に重畳するよ
うにされるため、例えば、電子透かし情報が重畳された
デジタル映像信号をアナログ映像信号に変換しても、電
子透かし情報が、除去されてしまうこともない。つま
り、電子透かし情報を映像信号に重畳しても、映像信号
を劣化させることもない。
うにされるため、例えば、電子透かし情報が重畳された
デジタル映像信号をアナログ映像信号に変換しても、電
子透かし情報が、除去されてしまうこともない。つま
り、電子透かし情報を映像信号に重畳しても、映像信号
を劣化させることもない。
【0074】図2は、電子透かし情報として重畳する複
製制御情報と、映像信号との関係をスペクトルで示した
ものである。複製制御情報は、これに含まれる情報量は
少なく、低ビットレートの信号であり、図2(a)に示
されるように狭帯域の信号である。これにスペクトラム
拡散を施すと、図2(b)に示すような広帯域幅の信号
となる。このときに、スペクトラム拡散信号レベルは帯
域の拡大比に反比例して小さくなる。
製制御情報と、映像信号との関係をスペクトルで示した
ものである。複製制御情報は、これに含まれる情報量は
少なく、低ビットレートの信号であり、図2(a)に示
されるように狭帯域の信号である。これにスペクトラム
拡散を施すと、図2(b)に示すような広帯域幅の信号
となる。このときに、スペクトラム拡散信号レベルは帯
域の拡大比に反比例して小さくなる。
【0075】このスペクトラム拡散信号、すなわち、電
子透かし情報(SS複製制御情報(SSは、スペクトラ
ム拡散を意味する。))を、WM重畳部12で映像信号
Viに重畳させるのであるが、この場合に、図2(c)
に示すように、情報信号としての映像信号のダイナミッ
クレンジより小さいレベルで、SS複製制御情報を重畳
させるようにする。このように重畳することにより主情
報信号の劣化がほとんど生じないようにすることができ
る。したがって、上述したように、SS複製制御情報が
重畳された映像信号がモニター受像機に供給されて、映
像が再生された場合に、SS複製制御情報の影響はほと
んどなく、良好な再生映像が得られるものである。
子透かし情報(SS複製制御情報(SSは、スペクトラ
ム拡散を意味する。))を、WM重畳部12で映像信号
Viに重畳させるのであるが、この場合に、図2(c)
に示すように、情報信号としての映像信号のダイナミッ
クレンジより小さいレベルで、SS複製制御情報を重畳
させるようにする。このように重畳することにより主情
報信号の劣化がほとんど生じないようにすることができ
る。したがって、上述したように、SS複製制御情報が
重畳された映像信号がモニター受像機に供給されて、映
像が再生された場合に、SS複製制御情報の影響はほと
んどなく、良好な再生映像が得られるものである。
【0076】一方、後述するように、SS複製制御情報
を検出するために、逆スペクトラム拡散を行うと、図2
(d)に示すように、SS複製制御情報が再び狭帯域の
信号として復元される。十分な帯域拡散率を与えること
により、逆拡散後の複製制御情報の電力が情報信号を上
回り、検出可能となる。
を検出するために、逆スペクトラム拡散を行うと、図2
(d)に示すように、SS複製制御情報が再び狭帯域の
信号として復元される。十分な帯域拡散率を与えること
により、逆拡散後の複製制御情報の電力が情報信号を上
回り、検出可能となる。
【0077】この場合、映像信号に重畳された電子透か
し情報は、映像信号と同一時間、同一周波数内に重畳さ
れるため、周波数フィルタや単純な情報の置き換えでは
削除および修正が不可能である。
し情報は、映像信号と同一時間、同一周波数内に重畳さ
れるため、周波数フィルタや単純な情報の置き換えでは
削除および修正が不可能である。
【0078】したがって、映像信号に重畳されたSS複
製制御情報が取り除かれることがなく、その改ざんが困
難であるので、不正な複製を確実に防止することができ
る複製制御が可能になる。
製制御情報が取り除かれることがなく、その改ざんが困
難であるので、不正な複製を確実に防止することができ
る複製制御が可能になる。
【0079】また、上述の構成においては、垂直同期信
号を基準信号とした、垂直周期のPN符号列を用いてス
ペクトラム拡散を行うようにしたので、このスペクトラ
ム拡散信号を映像信号から検出する場合に必要となる逆
スペクトラム拡散用のPN符号列は、映像信号から検出
した垂直同期信号に同期した信号に基づき容易に生成す
ることができる。
号を基準信号とした、垂直周期のPN符号列を用いてス
ペクトラム拡散を行うようにしたので、このスペクトラ
ム拡散信号を映像信号から検出する場合に必要となる逆
スペクトラム拡散用のPN符号列は、映像信号から検出
した垂直同期信号に同期した信号に基づき容易に生成す
ることができる。
【0080】また、CGMS情報は、これが付加された
映像信号がデジタル映像信号であり、このデジタル映像
信号がアナログ信号に変換された場合には、欠落してし
まうことが考えられる。しかし、CGMS情報は、デジ
タルインターフェースを通じて、デジタル映像信号とと
もに、記録装置などに供給するようにされた場合には、
CGMS情報を除去したり、改ざんしたりすることは困
難であり、CGMS情報を確実に記録装置に供給するこ
とができるようにされる。
映像信号がデジタル映像信号であり、このデジタル映像
信号がアナログ信号に変換された場合には、欠落してし
まうことが考えられる。しかし、CGMS情報は、デジ
タルインターフェースを通じて、デジタル映像信号とと
もに、記録装置などに供給するようにされた場合には、
CGMS情報を除去したり、改ざんしたりすることは困
難であり、CGMS情報を確実に記録装置に供給するこ
とができるようにされる。
【0081】したがって、CGMS情報が付加されたデ
ジタル映像信号がデジタル信号として伝送するようにさ
れた場合には、付加されているCGMS情報を用いて、
確実かつ適正な複製制御ができる。
ジタル映像信号がデジタル信号として伝送するようにさ
れた場合には、付加されているCGMS情報を用いて、
確実かつ適正な複製制御ができる。
【0082】そして、この実施の形態の情報信号出力装
置は、前述したように、1回だけ複製することが認めら
れた映像信号には、「これ以上の複製禁止(No Mo
reCopy)」を意味する電子透かし情報を重畳され
るとともに、「1回複製可能[10]」を示すCGMS
情報を付加する。
置は、前述したように、1回だけ複製することが認めら
れた映像信号には、「これ以上の複製禁止(No Mo
reCopy)」を意味する電子透かし情報を重畳され
るとともに、「1回複製可能[10]」を示すCGMS
情報を付加する。
【0083】このように、電子透かし情報が重畳される
とともに、CGMS情報が付加されたの映像信号であっ
て、1回複製可能とされた映像信号を、例えばRAMデ
ィスクなどに記録するようにした場合には、CGMS情
報の書き換えを行う必要はあるが、電子透かし情報の書
き換えを不要にすることができる。
とともに、CGMS情報が付加されたの映像信号であっ
て、1回複製可能とされた映像信号を、例えばRAMデ
ィスクなどに記録するようにした場合には、CGMS情
報の書き換えを行う必要はあるが、電子透かし情報の書
き換えを不要にすることができる。
【0084】したがって、電子透かし情報を書き換える
ためのハードウエアを搭載する必要がなくなり、記録装
置のハードウエア規模が大きくなることを防止するとと
もに、当該映像信号により形成される画像が電子透かし
情報に書き換えにより劣化しないようにすることができ
るようにしている。
ためのハードウエアを搭載する必要がなくなり、記録装
置のハードウエア規模が大きくなることを防止するとと
もに、当該映像信号により形成される画像が電子透かし
情報に書き換えにより劣化しないようにすることができ
るようにしている。
【0085】また、1回複製が可能とされた情報信号に
対して、「これ以上の複製禁止(No More Co
py)」を示す電子透かし情報を重畳することにより、
違法に映像信号を複製するために電子透かし情報をどの
様に改ざんすればよいかを簡単に知ることができないよ
うにされるので、映像信号などの情報信号に対する複製
制御のセキュリティを向上させることができる。
対して、「これ以上の複製禁止(No More Co
py)」を示す電子透かし情報を重畳することにより、
違法に映像信号を複製するために電子透かし情報をどの
様に改ざんすればよいかを簡単に知ることができないよ
うにされるので、映像信号などの情報信号に対する複製
制御のセキュリティを向上させることができる。
【0086】なお、説明を簡単にするため、以下におい
ては、電子透かし情報について、「1回複製可能」は
「One Copy」と記載し、「これ以上の複製禁
止」は「No More Copy」と記載し、「絶対
複製禁止」は「Never Copy」と記載すること
とする。
ては、電子透かし情報について、「1回複製可能」は
「One Copy」と記載し、「これ以上の複製禁
止」は「No More Copy」と記載し、「絶対
複製禁止」は「Never Copy」と記載すること
とする。
【0087】[セットトップボックスについて]図3
は、この実施の形態において用いられるセットトップボ
ックスの構成例を示すブロック図である。このセットト
ップボックスは、図1を用いて前述した情報信号出力装
置を通じて放送するようにされたデジタル放送を受信
し、モニター受像機や記録装置などに供給する信号を形
成して出力するものである。
は、この実施の形態において用いられるセットトップボ
ックスの構成例を示すブロック図である。このセットト
ップボックスは、図1を用いて前述した情報信号出力装
置を通じて放送するようにされたデジタル放送を受信
し、モニター受像機や記録装置などに供給する信号を形
成して出力するものである。
【0088】図3に示すように、ユーザの選局操作に応
じた選局制御信号がコントロール部20から選局部21
に供給されることにより、選局部21で選局されたチャ
ンネルの信号は、デ・スクランブル部22に供給され
て、放送信号にかけられているスクランブルを解くデ・
スクランブル処理がなされる。そして、デ・スクランブ
ルされたチャンネルの信号は、デ・マルチプレックス部
23に供給される。このデ・マルチプレックス部23で
は、選局部21からの出力信号には、複数の放送番組が
包含されていることから、コントロール部20からのユ
ーザの放送番組の選択操作に応じた放送番組のデータが
抽出される。
じた選局制御信号がコントロール部20から選局部21
に供給されることにより、選局部21で選局されたチャ
ンネルの信号は、デ・スクランブル部22に供給され
て、放送信号にかけられているスクランブルを解くデ・
スクランブル処理がなされる。そして、デ・スクランブ
ルされたチャンネルの信号は、デ・マルチプレックス部
23に供給される。このデ・マルチプレックス部23で
は、選局部21からの出力信号には、複数の放送番組が
包含されていることから、コントロール部20からのユ
ーザの放送番組の選択操作に応じた放送番組のデータが
抽出される。
【0089】このデ・マルチプレックス部23からの放
送番組のビデオデータDiは、MPEG圧縮されてい
る。このため、例えばディスプレイモニター装置に供給
するために、デ・マルチプレックス部23からのデータ
Diは、ビデオデータデコード部24に供給されて、M
PEGデコードされて、伸長復号される。このMPEG
デコードされたデータは、D/Aコンバータ25により
アナログ信号に変換されて、アナログ出力端子25aを
通じて、例えばディスプレイモニター装置に供給され
る。
送番組のビデオデータDiは、MPEG圧縮されてい
る。このため、例えばディスプレイモニター装置に供給
するために、デ・マルチプレックス部23からのデータ
Diは、ビデオデータデコード部24に供給されて、M
PEGデコードされて、伸長復号される。このMPEG
デコードされたデータは、D/Aコンバータ25により
アナログ信号に変換されて、アナログ出力端子25aを
通じて、例えばディスプレイモニター装置に供給され
る。
【0090】この実施の形態においては、デ・マルチプ
レックス部23からのMPEG圧縮された状態のビデオ
データDiが、IEEE1394規格のインターフェー
スバスを通じてデジタル出力とされる。
レックス部23からのMPEG圧縮された状態のビデオ
データDiが、IEEE1394規格のインターフェー
スバスを通じてデジタル出力とされる。
【0091】IEEE1394規格のインターフェース
においては、不正な複製を防止するために、伝送デジタ
ル情報には暗号化を施すが、出力先がコンプライアント
の装置であるかなどを検証するとともに、複製制御のた
めの情報であるCGMS情報や電子透かし情報を検証し
て、それらの検証結果に応じて、前記暗号化を解くため
キーを出力先に送出するか否かを決定する。
においては、不正な複製を防止するために、伝送デジタ
ル情報には暗号化を施すが、出力先がコンプライアント
の装置であるかなどを検証するとともに、複製制御のた
めの情報であるCGMS情報や電子透かし情報を検証し
て、それらの検証結果に応じて、前記暗号化を解くため
キーを出力先に送出するか否かを決定する。
【0092】以上の通信制御方式は、IEEE1394
セキュアバスと呼ばれており、デジタルインターフェー
スは、これにより複製の有効な防止が図られている。
セキュアバスと呼ばれており、デジタルインターフェー
スは、これにより複製の有効な防止が図られている。
【0093】そして、デ・マルチプレックス部13の出
力データDiは、CGMSデコード部26および電子透
かし情報デコード部(以下WMデコード部という)27
に供給されて、放送番組データに付加されているCGM
S情報や電子透かし情報WMが抽出される。
力データDiは、CGMSデコード部26および電子透
かし情報デコード部(以下WMデコード部という)27
に供給されて、放送番組データに付加されているCGM
S情報や電子透かし情報WMが抽出される。
【0094】CGMS情報は、ビデオデータとは分離さ
れた特定位置の2ビットの情報として抽出され、その2
ビットの情報がコントロール部20に供給される。
れた特定位置の2ビットの情報として抽出され、その2
ビットの情報がコントロール部20に供給される。
【0095】電子透かし情報WMは、この実施の形態で
は、情報信号にスペクトラム拡散信号として重畳されて
いる。すなわち、前述したように、この例では、拡散符
号として用いるPN符号を十分に早い周期で発生させ
て、これを付加情報としての複製制御情報に対して掛け
合わせることによりスペクトラム拡散し、狭帯域、高レ
ベルの複製制御情報を、映像信号には影響を与えること
のない広帯域、微小レベルの信号に変換させる。そし
て、このスペクトラム拡散された複製制御情報をビデオ
データに重畳して伝送するようにされている。
は、情報信号にスペクトラム拡散信号として重畳されて
いる。すなわち、前述したように、この例では、拡散符
号として用いるPN符号を十分に早い周期で発生させ
て、これを付加情報としての複製制御情報に対して掛け
合わせることによりスペクトラム拡散し、狭帯域、高レ
ベルの複製制御情報を、映像信号には影響を与えること
のない広帯域、微小レベルの信号に変換させる。そし
て、このスペクトラム拡散された複製制御情報をビデオ
データに重畳して伝送するようにされている。
【0096】以上のようにして重畳された電子透かし情
報WMとしてのSS複製制御情報を抽出し、判別するW
Mデコード部27は、図4のように構成することができ
る。すなわち、図4に示すように、デ・マルチプレック
ス部23からのビデオデータDiは逆拡散部274に供
給されるとともに、同期検出部271に供給される。同
期検出部271は、垂直同期タイミングを検出し、その
検出出力をタイミング信号発生部272に供給する。
報WMとしてのSS複製制御情報を抽出し、判別するW
Mデコード部27は、図4のように構成することができ
る。すなわち、図4に示すように、デ・マルチプレック
ス部23からのビデオデータDiは逆拡散部274に供
給されるとともに、同期検出部271に供給される。同
期検出部271は、垂直同期タイミングを検出し、その
検出出力をタイミング信号発生部272に供給する。
【0097】タイミング信号発生部272は、PN符号
発生部273に垂直同期タイミング信号を供給する。こ
のPN符号発生部273は、図1に示した情報信号出力
装置のPN符号発生部133と同じPN符号系列を発生
するもので、重畳側と同じ垂直同期タイミングでPN符
号列を発生することになる。このPN符号発生部273
からのPN符号列は、逆拡散部274に供給されて、こ
れよりスペクトラム拡散されていた複製制御情報が得ら
れる。この複製制御情報はWM判定部275に供給され
て、複製制御状態が判定される。そして、その判定出力
が、コントロール部20に供給される。
発生部273に垂直同期タイミング信号を供給する。こ
のPN符号発生部273は、図1に示した情報信号出力
装置のPN符号発生部133と同じPN符号系列を発生
するもので、重畳側と同じ垂直同期タイミングでPN符
号列を発生することになる。このPN符号発生部273
からのPN符号列は、逆拡散部274に供給されて、こ
れよりスペクトラム拡散されていた複製制御情報が得ら
れる。この複製制御情報はWM判定部275に供給され
て、複製制御状態が判定される。そして、その判定出力
が、コントロール部20に供給される。
【0098】そして、さらに、デ・マルチプレックス部
23の出力データは、暗号化部28に供給され、コント
ロール部20からの制御により通信ごとに異なる暗号キ
ーに基づく暗号化が圧縮ビデオデータに施される。この
暗号化部28からの暗号化データは、IEEE1394
インターフェース29を通じ、出力端子29dを通じて
出力先の電子機器に供給される。IEEE1394イン
ターフェース29は、当該IEEE1394インターフ
ェース規格に適合するように、データ変換をしてデータ
を出力する。
23の出力データは、暗号化部28に供給され、コント
ロール部20からの制御により通信ごとに異なる暗号キ
ーに基づく暗号化が圧縮ビデオデータに施される。この
暗号化部28からの暗号化データは、IEEE1394
インターフェース29を通じ、出力端子29dを通じて
出力先の電子機器に供給される。IEEE1394イン
ターフェース29は、当該IEEE1394インターフ
ェース規格に適合するように、データ変換をしてデータ
を出力する。
【0099】この際に、コントロール部20は、IEE
E1394インターフェース29を通じて出力先の機器
と通信を行い、その出力先の機器がコンプライアントの
装置か、また、コンプライアントの装置であれば、それ
が記録装置であるか否か判別する。
E1394インターフェース29を通じて出力先の機器
と通信を行い、その出力先の機器がコンプライアントの
装置か、また、コンプライアントの装置であれば、それ
が記録装置であるか否か判別する。
【0100】そして、コントロール部20は、CGMS
デコード部26およびWMデコード部27のそれぞれか
らの複製制御情報の判別出力と、IEEE1394イン
ターフェース29を通じた出力先の機器の判別情報とか
ら、暗号化部28で暗号化を解くための暗号キー情報を
出力先に送出するか否かを決定する。
デコード部26およびWMデコード部27のそれぞれか
らの複製制御情報の判別出力と、IEEE1394イン
ターフェース29を通じた出力先の機器の判別情報とか
ら、暗号化部28で暗号化を解くための暗号キー情報を
出力先に送出するか否かを決定する。
【0101】例えば、出力先がノンコンプライアントの
装置であったときには、暗号キー情報は、出力先の装置
に渡さない。また、出力先がコンプライアントの装置で
あったときでも、それが記録装置の場合には、CGMS
情報が[11]のとき、あるいは、電子透かし情報が
「Never Copy」のときには、暗号キー情報
は、出力先の装置に渡さない。
装置であったときには、暗号キー情報は、出力先の装置
に渡さない。また、出力先がコンプライアントの装置で
あったときでも、それが記録装置の場合には、CGMS
情報が[11]のとき、あるいは、電子透かし情報が
「Never Copy」のときには、暗号キー情報
は、出力先の装置に渡さない。
【0102】このように、この実施の形態のセットトッ
プボックスは、複製制御情報としての電子透かし情報が
重畳されるとともに、別の複製制御情報としてのCGM
S情報が重畳されて放送されたデジタル放送信号を受信
し、前述したように、デ・スクランブル処理(暗号解読
処理)や、データ圧縮されたデジタル映像信号の伸長処
理などの必要な処理を行って、モニター受像機などに供
給するアナログ映像信号と、デジタルインターフェース
を通じて出力するデジタル映像信号を形成して出力す
る。
プボックスは、複製制御情報としての電子透かし情報が
重畳されるとともに、別の複製制御情報としてのCGM
S情報が重畳されて放送されたデジタル放送信号を受信
し、前述したように、デ・スクランブル処理(暗号解読
処理)や、データ圧縮されたデジタル映像信号の伸長処
理などの必要な処理を行って、モニター受像機などに供
給するアナログ映像信号と、デジタルインターフェース
を通じて出力するデジタル映像信号を形成して出力す
る。
【0103】この場合、モニター受像機などに供給され
るアナログ映像信号には、少なくとも電子透かし情報が
重畳されており、また、IEEE1394インターフェ
ース29を通じて出力されるデジタル映像信号には、電
子透かし情報が重畳されているとともに、CGMS情報
が付加されている。
るアナログ映像信号には、少なくとも電子透かし情報が
重畳されており、また、IEEE1394インターフェ
ース29を通じて出力されるデジタル映像信号には、電
子透かし情報が重畳されているとともに、CGMS情報
が付加されている。
【0104】そして、このセットトップボックスからの
アナログ映像信号、あるいは、デジタル映像信号の供給
をうけて、これをRAMディスクに記録するコンプライ
アントの記録装置においては、電子透かし情報やCGM
S情報などを用いて、映像信号に対する複製制御が行わ
れることになる。
アナログ映像信号、あるいは、デジタル映像信号の供給
をうけて、これをRAMディスクに記録するコンプライ
アントの記録装置においては、電子透かし情報やCGM
S情報などを用いて、映像信号に対する複製制御が行わ
れることになる。
【0105】なお、この実施の形態において、情報信号
出力装置から出力されるデジタル映像信号や、セットト
ップボックスから出力されるデジタル映像信号など、記
録装置に供給される情報信号には、暗号化処理が施され
る。これにより電子透かし情報やCGMS情報に基づく
複製制御の他に、情報信号に対して暗号化による再生制
限をかけることができるので、情報信号に対する著作権
の保護をより強固にすることができる。
出力装置から出力されるデジタル映像信号や、セットト
ップボックスから出力されるデジタル映像信号など、記
録装置に供給される情報信号には、暗号化処理が施され
る。これにより電子透かし情報やCGMS情報に基づく
複製制御の他に、情報信号に対して暗号化による再生制
限をかけることができるので、情報信号に対する著作権
の保護をより強固にすることができる。
【0106】[コンプライアントの記録装置について]
次に、コンプライアントの記録装置について説明する。
図5は、このコンプライアントの記録装置の構成例のブ
ロック図である。
次に、コンプライアントの記録装置について説明する。
図5は、このコンプライアントの記録装置の構成例のブ
ロック図である。
【0107】図5に示すように、このコンプライアント
の記録装置は、IEEE1394インターフェース用の
デジタル入力端子31dと、アナログ入力端子39aと
を備える。デジタル入力端子31dはIEEE1394
インターフェース31に接続される。
の記録装置は、IEEE1394インターフェース用の
デジタル入力端子31dと、アナログ入力端子39aと
を備える。デジタル入力端子31dはIEEE1394
インターフェース31に接続される。
【0108】このIEEE1394インターフェース3
1は、当該IEEE1394バスインターフェース規格
に適合するように変換されているデータを元に戻す処理
を行う。また、このIEEE1394インターフェース
31を通じて、デジタル映像信号の供給元の機器と通信
を行うことにより、コントロール部30は、供給元の機
器の種類を判別することができるようにされている。
1は、当該IEEE1394バスインターフェース規格
に適合するように変換されているデータを元に戻す処理
を行う。また、このIEEE1394インターフェース
31を通じて、デジタル映像信号の供給元の機器と通信
を行うことにより、コントロール部30は、供給元の機
器の種類を判別することができるようにされている。
【0109】したがって、IEEE1394インターフ
ェース31は、情報信号の供給元の機器が、再生装置
か、再生装置以外の例えばセットトップボックスかを判
別することができるようにする機能をも備えるものであ
る。
ェース31は、情報信号の供給元の機器が、再生装置
か、再生装置以外の例えばセットトップボックスかを判
別することができるようにする機能をも備えるものであ
る。
【0110】そして、IEEE1394インターフェー
ス31からのデータは、暗号解読部32に供給される。
前述したように、このデジタル入力端子32dに接続さ
れる機器が、その情報信号の複製が可能と判断した情報
については、その機器から暗号化を解くために暗号キー
情報が送られてくる。暗号化解読部32は、この暗号キ
ー情報が得られたときには、IEEE1394インター
フェース31からのデータの暗号化を解読して、圧縮ビ
デオデータを復元することができる。復元された圧縮ビ
デオデータはセレクタ33に供給される。
ス31からのデータは、暗号解読部32に供給される。
前述したように、このデジタル入力端子32dに接続さ
れる機器が、その情報信号の複製が可能と判断した情報
については、その機器から暗号化を解くために暗号キー
情報が送られてくる。暗号化解読部32は、この暗号キ
ー情報が得られたときには、IEEE1394インター
フェース31からのデータの暗号化を解読して、圧縮ビ
デオデータを復元することができる。復元された圧縮ビ
デオデータはセレクタ33に供給される。
【0111】また、アナログ入力端子34aを通じて入
力されたビデオ情報は、アナログインターフェース34
を通じて圧縮エンコード部35に供給されて、MPEG
圧縮された後、セレクタ33に供給される。
力されたビデオ情報は、アナログインターフェース34
を通じて圧縮エンコード部35に供給されて、MPEG
圧縮された後、セレクタ33に供給される。
【0112】セレクタ33は、ユーザの入力選択に応じ
たセレクタ制御信号により、暗号解読部32からのデー
タと、エンコード部35からのデータとのいずれかを選
択して出力する。
たセレクタ制御信号により、暗号解読部32からのデー
タと、エンコード部35からのデータとのいずれかを選
択して出力する。
【0113】このセレクタ33の出力データは、CGM
S書換部36を介して記録制御部39に供給される。セ
レクタ33の出力データは、また、CGMSデコード部
37およびWMデコード部38に供給され、それぞれ前
述と同様にして、CGMS情報および電子透かし情報の
抽出、判別が行われ、それらCGMS情報および電子透
かし情報の判別出力がコントロール部30に供給され
る。
S書換部36を介して記録制御部39に供給される。セ
レクタ33の出力データは、また、CGMSデコード部
37およびWMデコード部38に供給され、それぞれ前
述と同様にして、CGMS情報および電子透かし情報の
抽出、判別が行われ、それらCGMS情報および電子透
かし情報の判別出力がコントロール部30に供給され
る。
【0114】この実施の形態において、記録装置のコン
トロール部30は、例えば、ユーザの入力選択に基づい
て、入力情報がアナログ信号か、デジタル信号かを判別
する。
トロール部30は、例えば、ユーザの入力選択に基づい
て、入力情報がアナログ信号か、デジタル信号かを判別
する。
【0115】そして、コントロール部30は、入力情報
がアナログ信号かデジタル信号かの判別結果と、CGM
S情報や電子透かし情報の判別出力に基づいて、入力情
報の複製(記録)が可能であるか否か判別するととも
に、複製が可能であると判別したときには、複製制御の
ためのCGMS情報の書換が必要であるかをも判別す
る。
がアナログ信号かデジタル信号かの判別結果と、CGM
S情報や電子透かし情報の判別出力に基づいて、入力情
報の複製(記録)が可能であるか否か判別するととも
に、複製が可能であると判別したときには、複製制御の
ためのCGMS情報の書換が必要であるかをも判別す
る。
【0116】また、入力情報がデジタル信号の場合に
は、CGMS情報や電子透かし情報の判別出力に加え
て、IEEE1394インターフェースを通じて入力情
報の供給元(相手先機器)との間で行う通信により、コ
ントロール部30において判別される相手先機器の種類
をも考慮して、入力情報の複製が可能であるか否かを判
別する。
は、CGMS情報や電子透かし情報の判別出力に加え
て、IEEE1394インターフェースを通じて入力情
報の供給元(相手先機器)との間で行う通信により、コ
ントロール部30において判別される相手先機器の種類
をも考慮して、入力情報の複製が可能であるか否かを判
別する。
【0117】すなわち、この実施の形態において、記録
装置のコントロール部30は、入力情報が、アナログ入
力端子34a、アナログインターフェース34を通じて
入力されたアナログ映像信号であると判別したときに
は、このアナログ映像信号に重畳されている電子透かし
情報に基づいて、当該アナログ映像信号が記録可能な情
報信号か否かを判別する。
装置のコントロール部30は、入力情報が、アナログ入
力端子34a、アナログインターフェース34を通じて
入力されたアナログ映像信号であると判別したときに
は、このアナログ映像信号に重畳されている電子透かし
情報に基づいて、当該アナログ映像信号が記録可能な情
報信号か否かを判別する。
【0118】このように、アナログ映像信号の場合に電
子透かし情報を用いて複製制御を行うようにするのは、
前述もしたように、CGMS情報が付加されたデジタル
映像信号の場合には、これがアナログ信号に変換される
と、CGMS情報が欠落してしまう可能性が高く、CG
MS情報によっては、確実かつ適正にアナログ映像信号
の複製制御ができなくなるからである。
子透かし情報を用いて複製制御を行うようにするのは、
前述もしたように、CGMS情報が付加されたデジタル
映像信号の場合には、これがアナログ信号に変換される
と、CGMS情報が欠落してしまう可能性が高く、CG
MS情報によっては、確実かつ適正にアナログ映像信号
の複製制御ができなくなるからである。
【0119】また、コントロール部30は、入力情報
が、デジタル入力端子31d、IEEE1394インタ
ーフェース31を通じて入力されたデジタル映像信号で
あると判別したときには、前述したようにコントロール
部30においてに判別される相手先機器の種類をも考慮
して、入力情報であるデジタル映像信号が記録可能であ
るか否かを判別する。
が、デジタル入力端子31d、IEEE1394インタ
ーフェース31を通じて入力されたデジタル映像信号で
あると判別したときには、前述したようにコントロール
部30においてに判別される相手先機器の種類をも考慮
して、入力情報であるデジタル映像信号が記録可能であ
るか否かを判別する。
【0120】すなわち、相手先機器が再生装置である場
合には、入力情報は、記録媒体に複製されたものである
と判断することができる。これに対し、相手先機器が再
生装置以外の例えばセットトップボックスなどである場
合には、入力信号は、放送メディアなどを通じて提供さ
れたものであり、ユーザ側において記録媒体に記録され
たことのないものであると判断することができる。
合には、入力情報は、記録媒体に複製されたものである
と判断することができる。これに対し、相手先機器が再
生装置以外の例えばセットトップボックスなどである場
合には、入力信号は、放送メディアなどを通じて提供さ
れたものであり、ユーザ側において記録媒体に記録され
たことのないものであると判断することができる。
【0121】そこで、この実施の形態において、記録装
置のコントロール部30は、入力情報がデジタル信号で
あり、相手先機器が再生装置であると判別したときに
は、電子透かし情報とCGMS情報のうち複製禁止に近
い複製制御状態を示している情報に基づいて、当該デジ
タル映像信号が記録可能であるか否かを判別する。
置のコントロール部30は、入力情報がデジタル信号で
あり、相手先機器が再生装置であると判別したときに
は、電子透かし情報とCGMS情報のうち複製禁止に近
い複製制御状態を示している情報に基づいて、当該デジ
タル映像信号が記録可能であるか否かを判別する。
【0122】また、コントロール部30は、入力情報が
デジタル映像信号であり、相手先機器が再生装置以外で
あると判別したときには、CGMS情報に基づいて、当
該デジタル映像信号が記録可能であるか否かを判別す
る。このように、CGMS情報だけに基づいて複製制御
を行うのは、前述したように、1回複製が可能とされた
情報信号には、「No More Copy」を示す電
子透かし情報が重畳されているからである。
デジタル映像信号であり、相手先機器が再生装置以外で
あると判別したときには、CGMS情報に基づいて、当
該デジタル映像信号が記録可能であるか否かを判別す
る。このように、CGMS情報だけに基づいて複製制御
を行うのは、前述したように、1回複製が可能とされた
情報信号には、「No More Copy」を示す電
子透かし情報が重畳されているからである。
【0123】そして、コントロール部30は、記録が禁
止されていると判別したときには、記録制御部39を制
御して、記録を実行しないように制御する。
止されていると判別したときには、記録制御部39を制
御して、記録を実行しないように制御する。
【0124】また、記録可能、あるいは、1回複製可能
と判別したときには、コントロール部30は、記録制御
部39を制御して、記録を実行するようにし、記録デー
タは、スクランブル部40により、特定のスクランブル
を施してRAMディスク50に記録するようにする。ま
た、1回複製可能と判別したときには、CGMS情報の
書き換えを、CGMS書換部36により実行する。
と判別したときには、コントロール部30は、記録制御
部39を制御して、記録を実行するようにし、記録デー
タは、スクランブル部40により、特定のスクランブル
を施してRAMディスク50に記録するようにする。ま
た、1回複製可能と判別したときには、CGMS情報の
書き換えを、CGMS書換部36により実行する。
【0125】この場合のCGMS書換部36は、CGM
S情報が暗号解読部32からのデータストリーム中の特
定位置の2ビットデータであるので、その2ビットデー
タを抽出して、[10]の状態から[11]の状態に書
き換えるように構成すればよい。
S情報が暗号解読部32からのデータストリーム中の特
定位置の2ビットデータであるので、その2ビットデー
タを抽出して、[10]の状態から[11]の状態に書
き換えるように構成すればよい。
【0126】次に、この記録装置において行なわれる入
力情報に対する複製制御処理の流れを図6のフローチャ
ートを参照して説明する。図6に示す処理は、例えば、
記録装置のユーザなどにより記録開始指示がコントロー
ル部30に供給されたときに、コントロール部30によ
り実行するようにされる。
力情報に対する複製制御処理の流れを図6のフローチャ
ートを参照して説明する。図6に示す処理は、例えば、
記録装置のユーザなどにより記録開始指示がコントロー
ル部30に供給されたときに、コントロール部30によ
り実行するようにされる。
【0127】図6に示す処理が開始するようにされる
と、まず、コントロール部30は、セレクタ33を切り
換えるためのユーザからの入力選択に基づいて、入力情
報がアナログ信号か否かを判別する(ステップ10
1)。ステップ101の判断処理において、入力情報
は、アナログ信号であると判別したときには、コントロ
ール部30は、WMデコード部38からの電子透かし情
報WMの検出出力に基づいて、記録制御部39を制御す
る(ステップ102)。
と、まず、コントロール部30は、セレクタ33を切り
換えるためのユーザからの入力選択に基づいて、入力情
報がアナログ信号か否かを判別する(ステップ10
1)。ステップ101の判断処理において、入力情報
は、アナログ信号であると判別したときには、コントロ
ール部30は、WMデコード部38からの電子透かし情
報WMの検出出力に基づいて、記録制御部39を制御す
る(ステップ102)。
【0128】ステップ101の判断処理において、入力
情報は、アナログ信号でないと判断したときには、コン
トロール部30は、入力情報はデジタル信号であると判
断して、IEEE1394インターフェース31を通じ
て相手先機器と通信を行って、相手先機器の種類を確認
する(ステップ103)。
情報は、アナログ信号でないと判断したときには、コン
トロール部30は、入力情報はデジタル信号であると判
断して、IEEE1394インターフェース31を通じ
て相手先機器と通信を行って、相手先機器の種類を確認
する(ステップ103)。
【0129】そして、コントロール部30は、相手先機
器は、再生装置か否かを判断し(ステップ104)、相
手先機器が再生装置であると判断したときには、電子透
かし情報WMおよびCGMS情報のうち、複製禁止に近
い方の情報に基づいて、記録制御部39を制御し、入力
情報に対する複製制御を行う(ステップ105)。
器は、再生装置か否かを判断し(ステップ104)、相
手先機器が再生装置であると判断したときには、電子透
かし情報WMおよびCGMS情報のうち、複製禁止に近
い方の情報に基づいて、記録制御部39を制御し、入力
情報に対する複製制御を行う(ステップ105)。
【0130】また、ステップ104の判断処理におい
て、相手先機器が再生装置でないと判断したときには、
コントロール部30は、CGMS情報に基づいて、記録
制御部39を制御し、入力情報に対する複製制御を行う
(ステップ106)。
て、相手先機器が再生装置でないと判断したときには、
コントロール部30は、CGMS情報に基づいて、記録
制御部39を制御し、入力情報に対する複製制御を行う
(ステップ106)。
【0131】このように、1回の複製が可能とされた映
像信号に対し、これ以上に複製禁止であることを示す電
子透かし情報を重畳することによって、記録装置におい
て、電子透かし情報を書き換える必要がないようにした
場合であっても、電子透かし情報、CGMS情報の判別
結果、入力信号がアナログ信号かデジタル信号かの判別
結果、さらには、相手先機器が再生装置か、それ以外の
装置かの判別結果などにもとづいて、確実かつ適正に入
力情報の複製制御を行うことができる。
像信号に対し、これ以上に複製禁止であることを示す電
子透かし情報を重畳することによって、記録装置におい
て、電子透かし情報を書き換える必要がないようにした
場合であっても、電子透かし情報、CGMS情報の判別
結果、入力信号がアナログ信号かデジタル信号かの判別
結果、さらには、相手先機器が再生装置か、それ以外の
装置かの判別結果などにもとづいて、確実かつ適正に入
力情報の複製制御を行うことができる。
【0132】また、1回複製が可能とされた情報信号で
あっても、電子透かし情報を書き換える必要はないよう
にされるので、記録装置のハードウエア規模を大きくす
ることがなく、記録装置の小型化、軽量化、低コスト化
を阻害することもない。
あっても、電子透かし情報を書き換える必要はないよう
にされるので、記録装置のハードウエア規模を大きくす
ることがなく、記録装置の小型化、軽量化、低コスト化
を阻害することもない。
【0133】すなわち、電子透かし情報を書き換えるよ
うにする場合には、例えば、図1に示した情報信号出力
装置の電子透かし情報形成部12と同様の構成とされた
新たな電子透かし情報を形成するためのハードウエア
や、形成された新たな電子透かし情報を映像信号に重畳
するためのハードウエアを記録装置に搭載しなければな
らない。
うにする場合には、例えば、図1に示した情報信号出力
装置の電子透かし情報形成部12と同様の構成とされた
新たな電子透かし情報を形成するためのハードウエア
や、形成された新たな電子透かし情報を映像信号に重畳
するためのハードウエアを記録装置に搭載しなければな
らない。
【0134】しかし、この実施の形態においては、電子
透かし情報を書き換える必要はないので、電子透かし情
報を書き換えるためのハードウエアを記録装置に搭載す
る必要はなく、記録装置のハードウエア規模を大きくす
ることがないようにされる。
透かし情報を書き換える必要はないので、電子透かし情
報を書き換えるためのハードウエアを記録装置に搭載す
る必要はなく、記録装置のハードウエア規模を大きくす
ることがないようにされる。
【0135】また、電子透かし情報を書き換えるように
する場合には、既に重畳されている電子透かし情報と
は、例えば、系列の異なるPN符号を用いて新たな電子
透かし情報を形成し、既に重畳されている電子透かし情
報に加えて、新たな電子透かし情報を重畳するようにす
る。
する場合には、既に重畳されている電子透かし情報と
は、例えば、系列の異なるPN符号を用いて新たな電子
透かし情報を形成し、既に重畳されている電子透かし情
報に加えて、新たな電子透かし情報を重畳するようにす
る。
【0136】このようにすると、既に重畳されている電
子透かし情報を除去することなく、新たな電子透かし情
報を重畳することができ、系列の異なるPN符号を用い
ることによって、新たに重畳した電子透かし情報をも確
実に検出して、利用することができるようにされる。
子透かし情報を除去することなく、新たな電子透かし情
報を重畳することができ、系列の異なるPN符号を用い
ることによって、新たに重畳した電子透かし情報をも確
実に検出して、利用することができるようにされる。
【0137】しかし、新たな電子透かし情報が、さらに
映像信号に重畳されることにより、映像信号が劣化して
しまい、高品位の映像を再生することができなくなる。
しかし、この実施の形態の記録装置においては、電子透
かし情報は書き換えられないので、映像信号を劣化させ
ることもない。
映像信号に重畳されることにより、映像信号が劣化して
しまい、高品位の映像を再生することができなくなる。
しかし、この実施の形態の記録装置においては、電子透
かし情報は書き換えられないので、映像信号を劣化させ
ることもない。
【0138】なお、1回複製が可能とされたデジタル映
像信号であっても、これをアナログ信号に変換して記録
装置に供給し記録するようにした場合には、電子透かし
情報に基づいて複製制御が行われるため複製は禁止され
る。前述したように、デジタル信号がアナログ信号に変
換された場合には、CGMS情報は欠落してしまう可能
性が高く、記録装置においては、電子透かし情報に基づ
いて複製制御を行うようにされているとともに、1回複
製が可能とされた映像信号には、「No More C
opy」を示す電子透かし情報が重畳されているためで
ある。
像信号であっても、これをアナログ信号に変換して記録
装置に供給し記録するようにした場合には、電子透かし
情報に基づいて複製制御が行われるため複製は禁止され
る。前述したように、デジタル信号がアナログ信号に変
換された場合には、CGMS情報は欠落してしまう可能
性が高く、記録装置においては、電子透かし情報に基づ
いて複製制御を行うようにされているとともに、1回複
製が可能とされた映像信号には、「No More C
opy」を示す電子透かし情報が重畳されているためで
ある。
【0139】このため、1回複製が可能とされたデジタ
ル映像信号の場合には、デジタル信号として記録装置に
供給するようにすることにより、RAMディスクなどの
記録媒体への記録が可能となる。したがって、記録装置
には、アナログインターフェースを必ずしも設ける必要
はなく、デジタルインターフェースのみを有する記録装
置を構成することもできる。
ル映像信号の場合には、デジタル信号として記録装置に
供給するようにすることにより、RAMディスクなどの
記録媒体への記録が可能となる。したがって、記録装置
には、アナログインターフェースを必ずしも設ける必要
はなく、デジタルインターフェースのみを有する記録装
置を構成することもできる。
【0140】この場合には、入力情報は、デジタル信号
に限られるので、入力情報がアナログかデジタル可を判
別することなく、前述したように、相手先機器の種類、
電子透かし情報、CGMS情報に基づいて、入力情報に
対する複製制御を行うようにすることができる。
に限られるので、入力情報がアナログかデジタル可を判
別することなく、前述したように、相手先機器の種類、
電子透かし情報、CGMS情報に基づいて、入力情報に
対する複製制御を行うようにすることができる。
【0141】しかし、ユーザが、8mmビデオカメラな
どを用いて撮影して、8mmビデオテープに記録されて
いるアナログ映像信号などを、例えば保存用としてRA
Mディスクに記録し直すなどのこともあると考えられ
る。このように、ユーザによって撮影されて記録された
アナログ信号は、当該ユーザによって自由に利用できる
ことが要求される。そこで、記録装置には、アナログイ
ンターフェースを設けておき、アナログ映像信号をデジ
タル信号に変換して記録することもできるようにしてお
くことが望ましい。
どを用いて撮影して、8mmビデオテープに記録されて
いるアナログ映像信号などを、例えば保存用としてRA
Mディスクに記録し直すなどのこともあると考えられ
る。このように、ユーザによって撮影されて記録された
アナログ信号は、当該ユーザによって自由に利用できる
ことが要求される。そこで、記録装置には、アナログイ
ンターフェースを設けておき、アナログ映像信号をデジ
タル信号に変換して記録することもできるようにしてお
くことが望ましい。
【0142】そして、アナログインターフェースを設け
た場合であっても、このアナログインターフェースを通
じて入力されるアナログ信号については、このアナログ
信号に重畳されている電子透かし情報に基づいて、複製
制御が行われるので、この実施の形態の場合には、自由
な複製が許可された入力情報以外は、複製が制限され
る。したがって、複製が禁止されたデジタル映像信号を
アナログ信号に変換することにより、映像信号が不正に
複製されるなどのことを確実に防止することができる。
た場合であっても、このアナログインターフェースを通
じて入力されるアナログ信号については、このアナログ
信号に重畳されている電子透かし情報に基づいて、複製
制御が行われるので、この実施の形態の場合には、自由
な複製が許可された入力情報以外は、複製が制限され
る。したがって、複製が禁止されたデジタル映像信号を
アナログ信号に変換することにより、映像信号が不正に
複製されるなどのことを確実に防止することができる。
【0143】また、前述の実施の形態の記録装置におい
て、入力情報がデジタル映像信号であって、相手先機器
が再生装置の場合には、電子透かし情報WMとCGMS
情報とのうち、複製禁止に近いほうの情報を用いて複製
制御を行うようにした。これは、より強力に厳しく複製
制御を行おうとするものである。
て、入力情報がデジタル映像信号であって、相手先機器
が再生装置の場合には、電子透かし情報WMとCGMS
情報とのうち、複製禁止に近いほうの情報を用いて複製
制御を行うようにした。これは、より強力に厳しく複製
制御を行おうとするものである。
【0144】しかし、IEEE1394インターフェー
スなどのデジタルインターフェースを通じて入力情報の
供給を受けた場合には、電子透かし情報はもちろん、C
GMS情報についても、確実に記録装置に供給するよう
にされるので、CGMS情報のみに基づいて入力信号に
対する複製制御を行うようにしてもよい。
スなどのデジタルインターフェースを通じて入力情報の
供給を受けた場合には、電子透かし情報はもちろん、C
GMS情報についても、確実に記録装置に供給するよう
にされるので、CGMS情報のみに基づいて入力信号に
対する複製制御を行うようにしてもよい。
【0145】[変形例1]ところで、前述にもしたよう
に、電子透かし情報情報は、これが重畳された情報信号
から除去したり、電子透かし情報自体を改ざんすること
は難しく、情報信号がアナログ信号であっても、確実に
映像信号などの情報信号とともに、例えば記録装置に供
給することができる。
に、電子透かし情報情報は、これが重畳された情報信号
から除去したり、電子透かし情報自体を改ざんすること
は難しく、情報信号がアナログ信号であっても、確実に
映像信号などの情報信号とともに、例えば記録装置に供
給することができる。
【0146】また、CGMS情報は、IEEE1394
などのデジタルインターフェースを通じて、デジタル情
報信号とともに伝送するようにすることにより、例えば
記録装置に確実に供給することができる。
などのデジタルインターフェースを通じて、デジタル情
報信号とともに伝送するようにすることにより、例えば
記録装置に確実に供給することができる。
【0147】この点に着目し、入力情報がアナログ信号
の場合には、電子透かし情報のみに基づいて入力情報の
複製制御を行い、入力情報がデジタル信号の場合には、
CGMS情報のみに基づいて入力情報の複製制御を行う
ようにしてもよい。
の場合には、電子透かし情報のみに基づいて入力情報の
複製制御を行い、入力情報がデジタル信号の場合には、
CGMS情報のみに基づいて入力情報の複製制御を行う
ようにしてもよい。
【0148】この場合には、常に電子透かし情報情報と
CGMS情報の両方を検出する必要がなくなり、記録装
置の負荷を軽減することができる。しかし、CGMS情
報は、電子透かし情報情報に比べ、改ざんなどがされや
すいので、前述したように、電子透かし情報や、相手先
機器の種類などの他の情報をも考慮することによって、
より確実で信頼性の高い複製制御を行うようにすること
ができる。
CGMS情報の両方を検出する必要がなくなり、記録装
置の負荷を軽減することができる。しかし、CGMS情
報は、電子透かし情報情報に比べ、改ざんなどがされや
すいので、前述したように、電子透かし情報や、相手先
機器の種類などの他の情報をも考慮することによって、
より確実で信頼性の高い複製制御を行うようにすること
ができる。
【0149】[変形例2]また、前述したように、RO
Mディスクに記録される情報信号についての複製制御情
報として、「One Copy」を用いることがない場
合には、除去や改ざんの難しい電子透かし情報と相手先
機器に種類に応じて確実かつ適正に情報信号の複製制御
を行うことができる。
Mディスクに記録される情報信号についての複製制御情
報として、「One Copy」を用いることがない場
合には、除去や改ざんの難しい電子透かし情報と相手先
機器に種類に応じて確実かつ適正に情報信号の複製制御
を行うことができる。
【0150】つまり、前述した記録装置の場合のよう
に、IEEE1394インターフェースを通じて供給さ
れるデジタル情報信号の複製制御を行う場合には、記録
装置において、情報信号の供給元である相手先機器の種
類を判別することができる。
に、IEEE1394インターフェースを通じて供給さ
れるデジタル情報信号の複製制御を行う場合には、記録
装置において、情報信号の供給元である相手先機器の種
類を判別することができる。
【0151】そして、相手先機器が再生装置であり、電
子透かし情報が、「No MoreCopy」の状態を
示しているときには、当該デジタル信号の複製を禁止
し、相手先機器が再生装置以外の例えばセットトップボ
ックスなどの機器であり、電子透かし情報が、「No
More Copy」の状態を示しているときには、当
該デジタル信号の複製を許可するように制御する。
子透かし情報が、「No MoreCopy」の状態を
示しているときには、当該デジタル信号の複製を禁止
し、相手先機器が再生装置以外の例えばセットトップボ
ックスなどの機器であり、電子透かし情報が、「No
More Copy」の状態を示しているときには、当
該デジタル信号の複製を許可するように制御する。
【0152】これ以外の場合には、相手先機器が再生装
置であっても、再生装置でなくても、電子透かし情報に
基づいて複製制御を行うようにすればよい。ただし、1
回複製可能とされた情報信号であっても、情報信号に
は、「No More Copy」の状態の電子透かし
情報が重畳される。したがって、電子透かし情報が「O
ne Copy」であることはないので、このような場
合は、電子透かし情報が改ざんされたものと判断し、複
製を禁止するようにしてもよい。
置であっても、再生装置でなくても、電子透かし情報に
基づいて複製制御を行うようにすればよい。ただし、1
回複製可能とされた情報信号であっても、情報信号に
は、「No More Copy」の状態の電子透かし
情報が重畳される。したがって、電子透かし情報が「O
ne Copy」であることはないので、このような場
合は、電子透かし情報が改ざんされたものと判断し、複
製を禁止するようにしてもよい。
【0153】この他、相手先機器と、電子透かし情報が
示す複製制御の状態の組み合わせにより、情報信号の複
製制御をより細かく制御するようにしてもよい。
示す複製制御の状態の組み合わせにより、情報信号の複
製制御をより細かく制御するようにしてもよい。
【0154】なお、前述の実施の形態においては、デジ
タル放送をセットトップボックスにより受信し、セット
トップボックスからの映像信号を記録装置で記録するよ
うにした。しかし、情報信号の供給は、放送メディアに
限るものではない。例えば、ROMディスクなどのディ
スク媒体を通じて映像信号などの情報信号を供給する場
合にもこの発明を適用することができる。
タル放送をセットトップボックスにより受信し、セット
トップボックスからの映像信号を記録装置で記録するよ
うにした。しかし、情報信号の供給は、放送メディアに
限るものではない。例えば、ROMディスクなどのディ
スク媒体を通じて映像信号などの情報信号を供給する場
合にもこの発明を適用することができる。
【0155】しかし、この場合には、以下の点について
考慮する必要がある。すなわち、ROMディスクに記録
される情報信号についての複製制御情報として、「On
eCopy」を用い、ROMディスクから情報信号の1
回の複製を許すことは、同じROMからなら常に情報信
号の複製が可能となる。これは、事実上、ROMディス
クからの主情報信号の自由な複製が可能となり、このよ
うな状態で主情報信号が提供されることは、著作権保護
の観点からするとあまりないと考えられる。
考慮する必要がある。すなわち、ROMディスクに記録
される情報信号についての複製制御情報として、「On
eCopy」を用い、ROMディスクから情報信号の1
回の複製を許すことは、同じROMからなら常に情報信
号の複製が可能となる。これは、事実上、ROMディス
クからの主情報信号の自由な複製が可能となり、このよ
うな状態で主情報信号が提供されることは、著作権保護
の観点からするとあまりないと考えられる。
【0156】しかし、ROMディスクに記録される情報
信号についての複製制御情報として、「One Cop
y」を用いることは禁止されていないので、このような
状態があり得る場合もある。例えば、図1を用いて前述
した情報信号出力装置と同様にして、1回複製が許可さ
れた映像信号に対して、「No More Copy」
の状態を示す電子透かし情報を重畳するとともに、「1
回複製可能[10]」のCGMS情報を付加して、これ
をROMディスクに記録してユーザに提供するようにす
ることも可能である。
信号についての複製制御情報として、「One Cop
y」を用いることは禁止されていないので、このような
状態があり得る場合もある。例えば、図1を用いて前述
した情報信号出力装置と同様にして、1回複製が許可さ
れた映像信号に対して、「No More Copy」
の状態を示す電子透かし情報を重畳するとともに、「1
回複製可能[10]」のCGMS情報を付加して、これ
をROMディスクに記録してユーザに提供するようにす
ることも可能である。
【0157】この場合には、ROMディスクに記録され
ている情報信号であっても、このROMディスクからな
ら記録が可能でなければならない。そこで、IEEE1
394インターフェースを通じて供給された入力情報を
記録する場合には、相手先機器の種類は考慮せずに、電
子透かし情報が「No More Copy」の状態を
示し、かつ、CGMS情報が「1回複製可能[10]」
の状態を示しているときには、CGMS情報に基づい
て、情報信号の複製制御を行うことによって、適正に対
応することができる。
ている情報信号であっても、このROMディスクからな
ら記録が可能でなければならない。そこで、IEEE1
394インターフェースを通じて供給された入力情報を
記録する場合には、相手先機器の種類は考慮せずに、電
子透かし情報が「No More Copy」の状態を
示し、かつ、CGMS情報が「1回複製可能[10]」
の状態を示しているときには、CGMS情報に基づい
て、情報信号の複製制御を行うことによって、適正に対
応することができる。
【0158】そして、この場合には、CGMS情報につ
いては、「複製禁止[11]」に書き換えることによ
り、別の記録媒体に複製された情報信号が、さらに複製
されることが防止される。もちろん、この場合にも、電
子透かし情報は、既に「NoMore Copy」の状
態であるので書き換える必要はない。
いては、「複製禁止[11]」に書き換えることによ
り、別の記録媒体に複製された情報信号が、さらに複製
されることが防止される。もちろん、この場合にも、電
子透かし情報は、既に「NoMore Copy」の状
態であるので書き換える必要はない。
【0159】また、放送メディアなどを通じて提供さ
れ、1度記録媒体に記録された情報信号を再生装置によ
り再生した場合には、前述したように、情報信号に重畳
されている電子透かし情報は、「No More Co
py」を示すものであり、CGMS情報は、「複製禁止
[11]」に書き換えられている。したがって、複製さ
れた情報信号に対する複製制御も電子透かし情報やCG
MS情報などに基づいて、前述した場合と同様にして、
確実かつ適正に行うことができる。
れ、1度記録媒体に記録された情報信号を再生装置によ
り再生した場合には、前述したように、情報信号に重畳
されている電子透かし情報は、「No More Co
py」を示すものであり、CGMS情報は、「複製禁止
[11]」に書き換えられている。したがって、複製さ
れた情報信号に対する複製制御も電子透かし情報やCG
MS情報などに基づいて、前述した場合と同様にして、
確実かつ適正に行うことができる。
【0160】また、情報信号の記録装置への提供は、前
述したように放送メディアを通じて、あるいは、ディス
クなどの記録媒体を通じて行なわれる場合だけでなく、
インターネットなどの通信回線を通じて提供される場合
にもこの発明を適用することができる。
述したように放送メディアを通じて、あるいは、ディス
クなどの記録媒体を通じて行なわれる場合だけでなく、
インターネットなどの通信回線を通じて提供される場合
にもこの発明を適用することができる。
【0161】また、前述の実施の形態においては、電子
透かし情報と、電子透かし情報の他に別の複製制御情報
としてCGMS情報を付加するようにしたが、例えば、
入力情報を記録装置に供給する相手先情報が、セットト
ップボックスなど、予め決められた装置である場合や、
アナログインターフェースを通じて入力情報の供給を受
ける場合であっても、相手先機器が判別可能な場合に
は、電子透かし情報のみを重畳するだけでもよい。
透かし情報と、電子透かし情報の他に別の複製制御情報
としてCGMS情報を付加するようにしたが、例えば、
入力情報を記録装置に供給する相手先情報が、セットト
ップボックスなど、予め決められた装置である場合や、
アナログインターフェースを通じて入力情報の供給を受
ける場合であっても、相手先機器が判別可能な場合に
は、電子透かし情報のみを重畳するだけでもよい。
【0162】すなわち、この場合には、「No Mor
e Copy」を示す電子透かし情報が入力情報に重畳
されている場合であって、相手先機器が再生装置以外で
あるときには、当該入力信号の複製を許可するように制
御するようにすることによって、入力信号に対する複製
制御を確実かつ適正に行うことができる。
e Copy」を示す電子透かし情報が入力情報に重畳
されている場合であって、相手先機器が再生装置以外で
あるときには、当該入力信号の複製を許可するように制
御するようにすることによって、入力信号に対する複製
制御を確実かつ適正に行うことができる。
【0163】また、この実施の形態において、情報信号
出力装置から出力されるデジタル映像信号や、セットト
ップボックスから出力されるデジタル映像信号など、記
録装置に供給される情報信号には、CSS方式の暗号化
処理を施すようにした。しかし、暗号化処理は、CSS
方式のものに限る物ではなく、他の各種の方式の暗号化
処理を用いることができる。
出力装置から出力されるデジタル映像信号や、セットト
ップボックスから出力されるデジタル映像信号など、記
録装置に供給される情報信号には、CSS方式の暗号化
処理を施すようにした。しかし、暗号化処理は、CSS
方式のものに限る物ではなく、他の各種の方式の暗号化
処理を用いることができる。
【0164】また、電子透かし情報の他の別の複製情報
としては、CGMS情報(デジタル信号の場合には、C
DMS−D)に限るものではなく、世代制限制御が可能
な各種の複製制御情報を用いることができる。
としては、CGMS情報(デジタル信号の場合には、C
DMS−D)に限るものではなく、世代制限制御が可能
な各種の複製制御情報を用いることができる。
【0165】また、電子透かし情報は、上述の実施の形
態の場合のスペクトラム拡散方式に限られるものではな
く、例えば、デジタル信号に微小レベルで付加情報を重
畳したり、MPEG圧縮などの直交変換を用いる圧縮を
データに対して行うときに、その周波数軸に変換した成
分に、雑音として目立たないように、微小レベルの付加
情報を重畳する場合であってもよい。
態の場合のスペクトラム拡散方式に限られるものではな
く、例えば、デジタル信号に微小レベルで付加情報を重
畳したり、MPEG圧縮などの直交変換を用いる圧縮を
データに対して行うときに、その周波数軸に変換した成
分に、雑音として目立たないように、微小レベルの付加
情報を重畳する場合であってもよい。
【0166】また、書き換え可能な記録媒体は、ディス
ク記録媒体に限られるものでなく、半導体記憶装置であ
ってもよい。また、情報信号は、映像信号に限らず、音
声信号や他の情報信号であってもよいことは言うまでも
ない。
ク記録媒体に限られるものでなく、半導体記憶装置であ
ってもよい。また、情報信号は、映像信号に限らず、音
声信号や他の情報信号であってもよいことは言うまでも
ない。
【0167】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、例えば、放送メディアを通じて提供され
た情報信号を記録する場合に、当該情報信号に、これ以
上の複製禁止の状態を示す電子透かし情報が付加されて
いるときには、複製を許可するようにすることにより、
電子透かし情報をこれ以上複製禁止を示すものに書き換
えることなく、当該情報信号を記録媒体に記録すること
ができる。
発明によれば、例えば、放送メディアを通じて提供され
た情報信号を記録する場合に、当該情報信号に、これ以
上の複製禁止の状態を示す電子透かし情報が付加されて
いるときには、複製を許可するようにすることにより、
電子透かし情報をこれ以上複製禁止を示すものに書き換
えることなく、当該情報信号を記録媒体に記録すること
ができる。
【0168】この場合、記録媒体に記録された情報信号
には、初めから、これ以上の複製禁止の状態を示す電子
透かし情報が重畳されているので、記録媒体に記録され
ている情報信号をさらに他の記録媒体に記録するように
する違法な複製を確実に防止することができる。
には、初めから、これ以上の複製禁止の状態を示す電子
透かし情報が重畳されているので、記録媒体に記録され
ている情報信号をさらに他の記録媒体に記録するように
する違法な複製を確実に防止することができる。
【0169】また、電子透かし情報の書き換えが必要な
いので、情報信号の記録に用いる記録装置に、電子透か
し情報の書き換えのためのハードウエアを搭載しておく
必要がなく、記録装置のハードウエアの規模が大きくな
らないようにすることができる。すなわち、記録装置の
小型化、軽量化、低コスト化が阻害されることがないよ
うにすることができる。
いので、情報信号の記録に用いる記録装置に、電子透か
し情報の書き換えのためのハードウエアを搭載しておく
必要がなく、記録装置のハードウエアの規模が大きくな
らないようにすることができる。すなわち、記録装置の
小型化、軽量化、低コスト化が阻害されることがないよ
うにすることができる。
【0170】また、電子透かし情報の書き換えを行う必
要がなくなり、電子透かし情報の書き換えによる新たな
電子透かし情報を情報信号に重畳することがないので、
情報信号を劣化させることがないようにすることができ
る。
要がなくなり、電子透かし情報の書き換えによる新たな
電子透かし情報を情報信号に重畳することがないので、
情報信号を劣化させることがないようにすることができ
る。
【0171】また、請求項2に記載の発明によれば、電
子透かし情報の他に、情報信号に対する複製制御の内容
を正確に示す別の複製世代制限情報が情報信号に付加さ
れ、記録側に確実に提供するようにされるので、別の複
製世代制限情報を用いることによって、確実かつ適正に
情報信号の複製制御を行うことができるとともに、複製
された情報信号についても、電子透かし情報や別の複製
世代制限情報に基づいて、確実かつ適正な複製制御を行
うことをできるようにすることができる。
子透かし情報の他に、情報信号に対する複製制御の内容
を正確に示す別の複製世代制限情報が情報信号に付加さ
れ、記録側に確実に提供するようにされるので、別の複
製世代制限情報を用いることによって、確実かつ適正に
情報信号の複製制御を行うことができるとともに、複製
された情報信号についても、電子透かし情報や別の複製
世代制限情報に基づいて、確実かつ適正な複製制御を行
うことをできるようにすることができる。
【0172】また、請求項3に記載の発明によれば、例
えば、デジタル信号からアナログ信号に変換されること
により、電子透かし情報の他の別の複製世代制限情報が
欠落しているなどの場合であっても、確実に提供される
電子透かし情報に基づいて、情報信号に対する複製制御
を確実に行うことができる。この場合、複製が許可され
た情報信号以外の情報信号については複製が制限される
ので、情報信号が違法に複製されることを確実に防止す
ることができる。また、複製された情報信号について
も、少なくとも電子透かし情報に基づいて、確実かつ適
正な複製制御を行うことをできるようにすることができ
る。
えば、デジタル信号からアナログ信号に変換されること
により、電子透かし情報の他の別の複製世代制限情報が
欠落しているなどの場合であっても、確実に提供される
電子透かし情報に基づいて、情報信号に対する複製制御
を確実に行うことができる。この場合、複製が許可され
た情報信号以外の情報信号については複製が制限される
ので、情報信号が違法に複製されることを確実に防止す
ることができる。また、複製された情報信号について
も、少なくとも電子透かし情報に基づいて、確実かつ適
正な複製制御を行うことをできるようにすることができ
る。
【0173】また、請求項4に記載の発明によれば、記
録媒体に複製された情報信号であって、これ以上の複製
禁止の状態を示す電子透かし情報が重畳されている情報
信号を、例えば、他の記録媒体にさらに複製することを
確実に防止することができる。いたがって、再生装置か
ら提供される記録媒体から読み出された情報信号の複製
制御を確実かつ適正に行うことができる。
録媒体に複製された情報信号であって、これ以上の複製
禁止の状態を示す電子透かし情報が重畳されている情報
信号を、例えば、他の記録媒体にさらに複製することを
確実に防止することができる。いたがって、再生装置か
ら提供される記録媒体から読み出された情報信号の複製
制御を確実かつ適正に行うことができる。
【0174】また、請求項5に記載の発明によれば、こ
れ以上の複製禁止の状態を示す電子透かし情報が付加さ
れている情報信号であっても、記録媒体に記録されてい
ない、1回複製可能な状態の情報信号についてはこれを
確実に判別し、複製することができる。また、情報信号
が複製される場合であっても、情報信号に重畳されてい
る電子透かし情報は、書き換えられないので、情報信号
が劣化することもない。
れ以上の複製禁止の状態を示す電子透かし情報が付加さ
れている情報信号であっても、記録媒体に記録されてい
ない、1回複製可能な状態の情報信号についてはこれを
確実に判別し、複製することができる。また、情報信号
が複製される場合であっても、情報信号に重畳されてい
る電子透かし情報は、書き換えられないので、情報信号
が劣化することもない。
【0175】また、請求項6に記載の発明によれば、電
子透かし情報と、CGMS方式の付加情報とを用いるこ
とによって、1回複製可能な状態の情報信号に対して、
これ以上の複製禁止の状態の電子透かし情報を重畳する
ようにしても、情報信号に対する複製制御を確実かつ適
正に行うことができる。
子透かし情報と、CGMS方式の付加情報とを用いるこ
とによって、1回複製可能な状態の情報信号に対して、
これ以上の複製禁止の状態の電子透かし情報を重畳する
ようにしても、情報信号に対する複製制御を確実かつ適
正に行うことができる。
【0176】また、請求項7に記載の発明によれば、情
報信号に施された暗号化が解読されなければ、その情報
信号を正常に再生して利用することができないので、電
子透かし情報などの複製世代制限情報に加えて、情報信
号に暗号化処理を施すことによって、情報信号に対する
著作権の保護を強化することができる。
報信号に施された暗号化が解読されなければ、その情報
信号を正常に再生して利用することができないので、電
子透かし情報などの複製世代制限情報に加えて、情報信
号に暗号化処理を施すことによって、情報信号に対する
著作権の保護を強化することができる。
【0177】また、請求項8に記載の発明によれば、C
SS方式の暗号化処理は、アルゴリズムや暗号化キーを
不正に解読することが困難な信頼性の高い暗号化方式で
あるので、情報信号に対する著作権の保護をより強固に
行うことができる。
SS方式の暗号化処理は、アルゴリズムや暗号化キーを
不正に解読することが困難な信頼性の高い暗号化方式で
あるので、情報信号に対する著作権の保護をより強固に
行うことができる。
【図1】この発明による情報信号複製制御方法の一実施
の形態が適用されたこの発明による情報信号出力装置の
一実施の形態を説明するためのブロック図である。
の形態が適用されたこの発明による情報信号出力装置の
一実施の形態を説明するためのブロック図である。
【図2】電子透かし情報と、これが重畳される情報信号
とを説明するための図である。
とを説明するための図である。
【図3】図1の情報信号出力装置から出力される情報信
号を受信するセットトップボックスの構成例を説明する
ためのブロック図である。
号を受信するセットトップボックスの構成例を説明する
ためのブロック図である。
【図4】図3に示したセットトップボックスのWM検出
部を説明するためのブロック図である。
部を説明するためのブロック図である。
【図5】この発明による情報信号複製制御方法の一実施
の形態が適用されたこの発明による情報信号記録装置の
一実施の形態を説明するためのブロック図である。
の形態が適用されたこの発明による情報信号記録装置の
一実施の形態を説明するためのブロック図である。
【図6】図5に示した記録装置において実行される情報
信号の複製制御処理を説明するためのフローチャートで
ある。
信号の複製制御処理を説明するためのフローチャートで
ある。
11…入力端子、12…電子透かし情報重畳部(WM重
畳部)、13…電子透かし情報形成部、14…データ圧
縮処理部、15…CGMS情報付加部、16…CGMS
情報発生部、17…暗号化部、18…信号出力部、19
…出力端子、131…同期検出部、132…タイミング
信号発生部、133…PN符号発生部、134…複製制
御情報発生部、135…SS拡散部、136…レベル調
整部、21…選局部、22…デ・スクランブル部、23
…デ・マルチプレックス部、24…ビデオデータデコー
ド部、25…D/Aコンバータ、26…CGMSデコー
ド部、27…WMデコード部、28…暗号化部、29…
IEEE1394インターフェース、30…コントロー
ル部、31d…入力端子(デジタル)、31…IEEE
1394インターフェース、32…暗号解読部、33…
セレクタ、34a…入力端子(アナログ)、34…アナ
ログインターフェース、35…エンコード部、36…C
GMS書き換え部、37…CGMSデコード部、38…
WMデコード部、39…記録制御部、40…スクランブ
ル部、50…RAMディスク
畳部)、13…電子透かし情報形成部、14…データ圧
縮処理部、15…CGMS情報付加部、16…CGMS
情報発生部、17…暗号化部、18…信号出力部、19
…出力端子、131…同期検出部、132…タイミング
信号発生部、133…PN符号発生部、134…複製制
御情報発生部、135…SS拡散部、136…レベル調
整部、21…選局部、22…デ・スクランブル部、23
…デ・マルチプレックス部、24…ビデオデータデコー
ド部、25…D/Aコンバータ、26…CGMSデコー
ド部、27…WMデコード部、28…暗号化部、29…
IEEE1394インターフェース、30…コントロー
ル部、31d…入力端子(デジタル)、31…IEEE
1394インターフェース、32…暗号解読部、33…
セレクタ、34a…入力端子(アナログ)、34…アナ
ログインターフェース、35…エンコード部、36…C
GMS書き換え部、37…CGMSデコード部、38…
WMデコード部、39…記録制御部、40…スクランブ
ル部、50…RAMディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/08 H04N 7/08 Z 7/081 7/133 Z 7/30 Fターム(参考) 5B017 AA06 BA04 BA07 BB10 CA09 CA15 5C053 FA13 FA15 FA20 FA24 FA25 GB21 GB37 JA28 JA30 KA30 LA01 LA06 LA07 LA15 5C059 KK43 LA01 MA00 SS02 SS13 5C063 AB03 AB09 AC01 AC10 CA09 CA11 CA14 DA07 DA13 5D044 DE17 DE47 DE49 GK17 HL08 HL11
Claims (24)
- 【請求項1】伝送すべき情報信号に、少なくとも、1回
複製可能の状態、これ以上の複製禁止の状態の2状態が
表現可能な電子透かし情報を複製世代制限情報として重
畳して伝送し、前記情報信号に重畳されている前記電子
透かし情報を前記情報信号の複製制御に用いる複製制御
方法において、 前記情報信号が1回複製可能である場合に、前記1回複
製可能の状態であることを示す電子透かし情報を重畳す
るかわりに、前記これ以上の複製禁止の状態を示す電子
透かし情報を前記情報信号に重畳して伝送することを特
徴とする情報信号複製制御方法。 - 【請求項2】前記情報信号に、前記電子透かし情報の他
に、少なくとも、1回複製可能の状態、これ以上の複製
禁止の状態の2状態が表現可能な別の複製世代制限情報
を付加して伝送し、 前記これ以上の複製禁止の状態を示す前記電子透かし情
報が重畳されるとともに、前記1回複製可能の状態を示
す前記別の複製世代制限情報が付加された前記情報信号
が、デジタルインターフェースを通じて記録側に供給さ
れたときには、前記別の複製世代制限情報に基づいて複
製制御を行うことにより、前記情報信号の複製を可能と
し、前記情報信号に付加されている前記別の複製世代制
限情報をこれ以上の複製禁止の状態を示すように書き換
えることを特徴とする請求項1に記載の情報信号複製制
御方法。 - 【請求項3】前記情報信号に、前記電子透かし情報の他
に、少なくとも、1回複製可能の状態、これ以上の複製
禁止の状態の2状態が表現可能な別の複製世代制限情報
を付加して伝送し、 前記これ以上の複製禁止の状態を示す前記電子透かし情
報が重畳されるとともに、前記1回複製可能の状態を示
す前記別の複製世代制限情報が付加された前記情報信号
が、アナログインターフェースを通じて記録側に供給さ
れたときには、前記電子透かし情報に基づいて複製制御
を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報信号複製
制御方法。 - 【請求項4】前記情報信号を送信してきた相手先機器の
種類を判別できるようにされたデジタルインターフェー
スを通じて、前記情報信号が、記録側に供給される場合
であって、 前記情報信号を送信してきた前記相手先機器が再生装置
であると判別され、前記情報信号に、前記これ以上の複
製禁止の状態を示す電子透かし情報が重畳されている場
合には、前記情報信号の複製を禁止することを特徴とす
る請求項1に記載の情報信号複製制御方法。 - 【請求項5】前記相手先機器が再生装置以外であると判
別された場合には、前記情報信号に、前記これ以上の複
製禁止の状態を示す電子透かし情報が重畳されている場
合であっても、前記情報信号の複製を許可するととも
に、前記電子透かし情報は、書き換えないことを特徴と
する請求項4に記載の情報信号複製制御方法。 - 【請求項6】前記別の複製世代制限情報は、CGMS方
式の複製世代制限情報であることを特徴とする請求項3
に記載の情報信号複製制御方法。 - 【請求項7】前記情報信号は、暗号化されて伝送される
ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求
項4、請求項5または請求項6に記載の情報信号複製制
御方法。 - 【請求項8】前記暗号化は、CSS方式の暗号化である
ことを特徴とする請求項7に記載の情報信号複製制御方
法。 - 【請求項9】情報信号に、複製制御のために用いる電子
透かし情報を重畳して出力する情報信号出力装置であっ
て、 少なくとも、これ以上の複製禁止の状態を示す電子透か
し情報を形成する電子透かし情報形成手段と、 前記電子透かし情報形成手段により形成した前記電子透
かし情報を前記情報信号に重畳する重畳手段とを備え、 1回複製可能とされた前記情報信号に対しては、前記こ
れ以上の複製禁止の状態を示す電子透かし情報を重畳し
て出力することを特徴とする情報信号出力装置。 - 【請求項10】少なくとも、1回複製可能の状態が表現
可能であって、前記電子透かし情報とは異なる、別の複
製世代制限情報を形成する複製世代制限情報形成手段
と、 前記複製世代制限情報形成手段により形成された前記別
の複製世代制限情報を前記情報信号に付加する複製世代
制限情報付加手段とを備え、 1回複製可能とされた前記情報信号に対しては、前記1
回複製可能の状態を示す前記別の複製世代制限情報を付
加して出力することを特徴とする請求項9に記載の情報
信号出力装置。 - 【請求項11】前記別の複製世代制限情報は、CGMS
方式の複製世代制限情報であることを特徴とする請求項
10に記載の情報信号出力装置。 - 【請求項12】出力する前記情報信号を暗号化する暗号
化手段を備えることを特徴とする請求項9、請求項10
または請求項11に記載の情報信号出力装置。 - 【請求項13】前記暗号化は、CSS方式の暗号化であ
ることを特徴とする請求項12に記載の情報信号出力装
置。 - 【請求項14】1回複製可能の状態を示す電子透かし情
報の代わりに、これ以上の複製禁止の状態を示す電子透
かし情報が複製世代制限情報として重畳されるととも
に、前記電子透かし情報の他に、別の複製世代制限情報
が付加されて提供される情報信号を記録する情報信号記
録装置であって、 デジタル信号の状態の前記情報信号の供給を受け付ける
デジタルインターフェース部と、 前記デジタルインターフェース部を通じて供給された前
記情報信号に重畳されている前記電子透かし情報が、前
記これ以上の複製禁止の状態を示し、前記別の複製世代
制限情報が、前記1回複製可能の状態を示しているとき
には、前記情報信号の複製を前記別の複製世代制限情報
に基づいて実行する複製制御手段とを備えることを特徴
とする情報信号記録装置。 - 【請求項15】アナログ信号の状態の前記情報信号の供
給を受け付けるアナログインターフェース部を備え、 前記複製制御手段は、前記アナログインターフェース部
を通じて前記情報信号が供給されたときには、前記情報
信号の複製を前記電子透かし情報に基づいて実行するこ
とを特徴とする請求項14に記載の情報信号記録装置。 - 【請求項16】前記別の複製世代制限情報がCGMS方
式の情報であって、前記複製制御手段は、前記電子透か
し情報が、前記これ以上の複製禁止の状態を示し、前記
CGMS方式の別の複製世代制限情報が、前記1回複製
可能の状態を示しているときには、前記情報信号の複製
を許可するとともに、前記情報信号に付加されているC
GMS方式の前記別の複製世代制限情報を、前記1回複
製可能の状態を示すものから、前記これ以上の複製禁止
の状態を示すものに書き換えることを特徴とする請求項
14に記載の情報信号記録装置。 - 【請求項17】1回複製可能の状態を示す電子透かし情
報の代わりに、これ以上の複製禁止の状態を示す電子透
かし情報が複製世代制限情報として重畳されて提供され
る情報信号を記録する情報信号記録装置であって、 デジタル信号の状態の前記情報信号の供給を受け付ける
とともに、前記情報信号の供給元である相手先機器の種
類を判別することができるようにされたデジタルインタ
ーフェース部と、 前記デジタルインターフェース部を通じて供給された前
記情報信号に重畳されている前記電子透かし情報と前記
相手先機器の種類の判別結果との組み合わせに基づい
て、前記情報信号の複製を制御する複製制御手段とを備
えることを特徴とする情報信号記録装置。 - 【請求項18】前記複製制御手段は、前記相手先機器が
再生装置であり、前記情報信号に重畳されている前記電
子透かし情報が、前記これ以上の複製禁止の状態を示す
ものであるときには、前記情報信号の複製を禁止するこ
とを特徴とする請求項17に記載の情報信号記録装置。 - 【請求項19】前記複製制御手段は、前記相手先機器が
再生装置以外であり、前記情報信号に重畳されている前
記電子透かし情報が、前記これ以上の複製禁止の状態を
示すものであるときには、前記情報信号の複製を許可す
ることを特徴とする請求項17に記載の情報信号記録装
置。 - 【請求項20】前記情報信号には、前記電子透かし情報
の他に、少なくとも、1回複製可能の状態、これ以上の
複製禁止の状態の2状態が表現可能な別の複製世代制限
情報が付加するようにされており、 前記複製制御手段は、前記電子透かし情報と前記相手先
機器の種類の判別結果と前記別の複製世代制限情報との
組み合わせに基づいて、前記情報信号の複製を制御する
ことを特徴とする請求項17に記載の情報信号記録装
置。 - 【請求項21】前記複製制御手段は、前記相手先機器が
再生装置であると判別されたときには、少なくとも前記
電子透かし情報を用いて、前記情報信号の複製制御を行
い、前記相手先機器が再生装置以外であると判別された
ときには、前記電子透かし情報を用いずに、前記別の複
製世代制限情報を用いて、前記情報信号の複製制御を行
うことを特徴とする請求項20に記載の情報信号記録装
置。 - 【請求項22】前記別の複製世代制限情報は、CGMS
方式の複製世代制限情報であることを特徴とする請求項
20または請求項21に記載の情報信号記録装置。 - 【請求項23】提供された情報信号に施された暗号化を
解読する暗号化解読手段を備えることを特徴とする請求
項14、請求項15、請求項16、請求項17、請求項
18、請求項19、請求項20、請求項21または請求
項22に記載の情報信号記録装置。 - 【請求項24】前期暗号化は、CSS方式の暗号化であ
ることを特徴とする請求項23に記載の情報信号処理装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22575298A JP2000057686A (ja) | 1998-08-10 | 1998-08-10 | 情報信号複製制御方法、情報信号出力装置および情報信号記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22575298A JP2000057686A (ja) | 1998-08-10 | 1998-08-10 | 情報信号複製制御方法、情報信号出力装置および情報信号記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000057686A true JP2000057686A (ja) | 2000-02-25 |
Family
ID=16834281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22575298A Pending JP2000057686A (ja) | 1998-08-10 | 1998-08-10 | 情報信号複製制御方法、情報信号出力装置および情報信号記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000057686A (ja) |
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-
1998
- 1998-08-10 JP JP22575298A patent/JP2000057686A/ja active Pending
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