JP2005025818A - 信号処理装置およびその方法とコンピュータ - Google Patents

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Abstract

【課題】コンテンツ信号の正当性、並びにコンテンツ信号が適切に再生されたか否かを判定できる信号処理装置を提供する。
【解決手段】コンピュータ3に記録ディスクDISKがセットされ、コンピュータ3のドライブ7が記録ディスクDISKから読み出したコンテンツ信号CONT1をバス11を介して再生部6に出力する。再生部6が、コンテンツ信号CONT1を再生して再生信号S6を生成し、これを信号線10を介してドライブ7に出力する。ドライブ7は、記録ディスクDISKから読み出した種データSEEDおよび鍵データK_ENを基にノイズ信号を生成し、当該ノイズ信号と再生信号S6との相関を検出し、その相関が所定のレベルを超えている場合に、コンテンツ信号CONT1が正当であり、かつ、ドライブ7が出力したコンテンツ信号CONT1が再生されたと判定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、著作権保護のための信号をコンテンツ信号に付加する信号処理装置とその方法およびコンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ビデオやオーディオなどのコンテンツの著作権を保護する技術として、電子透かし(ウォータマーク)がある。
この電子透かし技術は、コンテンツ信号の周波数成分などに予め決められた規則で変更を加えることで、当該コンテンツ信号に電子透かし情報を付加する。
そして、検出時に、上記規則を基に、コンテンツ信号に付加された電子透かし情報を検出し、その結果を基にコンテンツ信号の流出元などを特定する。
当該電子透かし技術の攻撃耐性は、コンテンツ信号に電子透かし情報を付加する上記規則が秘匿にされることを前提としている。
また、著作権を保護する技術として、その他に、CSS(Content ScramblingSystem) 、CPRM(Content Protection for Recordable Media) 、CPPMなどの暗号化を利用した技術が知られている。
上述した著作権保護技術は、コンテンツ信号の再生時に、電子透かし情報の検出や、暗号の解読を行ってコンテンツ信号の正当性を確認するものである。すなわち、コンテンツ信号が再生処理されて初めて、これらの著作権保護機能が働く。
このような著作権保護技術は、再生装置の製造者が、当該再生装置内の処理のセキュリティを管理していることを前提としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したコンテンツ信号は、上述した再生装置以外にパーソナルコンピュータなどのコンピュータによっても再生される場合がある。
このようなコンピュータは、コンテンツ信号の再生プログラムの他に、種々のプログラムを動作させることができ、その処理全体を製造者が管理することは困難である。
近年、このようなコンピュータの特質を利用して、コンピュータ上で違法コピー用のプログラムを実行し、DVDなどのディスクに記録されたコンテンツ信号を違法にリッピングして配布するコピーする違法行為が多発している。リッピングとは、例えば、音楽CD(Compact Disk)に記録されているデジタル形式の音声データを抽出し、コンピュータで処理できるファイル形式に変換して保存する処理である。
このような違法コピー用のプログラムは、コンテンツ信号の再生を行わずに、上述した著作権保護技術が機能しない状態を故意に作り出している。
例えばSmartRipperなどCSSを解いて元のMPEGコンテンツを取り出して複製する違法コピー用のプログラムがこれにあたる。
このようなプログラムは、上述したようにコンテンツ信号の再生処理を行っておらず、著作権保護のためのアプリケーションが起動しない。そのため、一切の著作権保護技術の機能が停止してしまう。
コンピュータなどのドライブは、このようなプログラムによるリッピング処理と、正規な再生プログラムによる再生処理とを区別できないので、記録ディスクからコンテンツ信号を読み出して出力を行い、結果的に容易にコンテンツ信号の違法コピーが行われてしまう。
【0004】
本発明は上述した従来技術に鑑みてなされ、コンテンツ信号の正当性、並びにコンテンツ信号が適切に再生されたか否かを判定できる信号処理装置およびその方法とコンピュータを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために、第1の発明の信号処理装置は、提供を受けたコンテンツ信号を出力する出力手段と、信号を入力する入力手段と、セキュアな状態でパラメータを取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記パラメータに応じて規定される特性であって、前記出力手段が出力したコンテンツ信号が正当である場合に当該コンテンツ信号を再生して得られる再生信号が持つべき特性を、前記入力手段が入力した前記信号が有しているか否かを判定する判定手段とを有する。
【0006】
第1の発明の信号処理装置の作用は以下のようになる。
提供を受けたコンテンツ信号を出力手段が当該信号処理装置の外部に出力する。
そして、入力手段が、当該信号処理装置の外部から信号を入力する。
また、取得手段が、セキュアな状態でパラメータを取得する。
そして、判定手段が、前記取得手段が取得した前記パラメータに応じて規定される特性であって、前記出力手段が出力したコンテンツ信号が正当である場合に当該コンテンツ信号を再生して得られる再生信号が持つべき特性を、前記入力手段が入力した前記信号が有しているか否かを判定する。
【0007】
第2の発明のコンピュータは、コンテンツ信号の提供を受ける受け取り手段と、前記コンテンツ信号を再生して再生信号を生成する再生手段あるいは当該再生手段を装着する装着手段と、所定のプログラムを実行する処理手段とを有するコンピュータであって、前記受け取り手段は、提供を受けたコンテンツ信号を前記再生手段に出力する出力手段と、前記再生手段から前記再生信号を入力する入力手段と、セキュアな状態でパラメータを取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記パラメータに応じて規定される特性であって、前記出力手段が出力したコンテンツ信号が正当である場合に当該コンテンツ信号を再生して得られる再生信号が持つべき特性を、前記入力手段が入力した前記再生信号が有しているか否かを判定する判定手段とを有する。
【0008】
第2の発明のコンピュータの作用は以下のようになる。
受け取り手段の出力手段が、提供を受けたコンテンツ信号を再生手段に出力する。
そして、再生手段が、入力したコンテンツ信号を再生して再生信号を生成し、これを前記受け取り手段の入力手段に出力する。
また、前記受け取り手段の取得手段が、セキュアな状態でパラメータを取得する。
そして、受け取り手段の判定手段が、前記取得手段が取得した前記パラメータに応じて規定される特性であって、前記出力手段が出力したコンテンツ信号が正当である場合に当該コンテンツ信号を再生して得られる再生信号が持つべき特性を、前記入力手段が入力した前記再生信号が有しているか否かを判定する。
【0009】
第3の発明のコンピュータは、コンテンツ信号を再生して再生信号を生成する再生手段あるいは当該再生手段を装着する装着手段と、所定のパラメータに応じて規定される特性であって、前記コンテンツ信号が正当である場合に当該コンテンツ信号を再生して得られる再生信号が持つべき特性を、前記再生手段から入力した前記再生信号が有しているか否かを判定する判定手段と、前記コンテンツ信号を受け取り、当該コンテンツ信号を前記再生手段に出力し、所定のパラメータをセキュアな状態で受け取り、当該パラメータを前記判定手段に出力する受け取り手段とを有する。
【0010】
第3の発明のコンピュータの作用は以下のようになる。
受け取り手段が、コンテンツ信号の提供を受け、これを再生手段に出力する。
また、前記受け取り手段が、所定のパラメータをセキュアな状態で受け取り、当該パラメータを前記判定手段に出力する。
そして、再生手段が、前記受け取り手段から入力したコンテンツ信号を再生して再生信号を生成し、これを判定手段に出力する。
そして、判定手段が、所定のパラメータに応じて規定される特性であって、前記コンテンツ信号が正当である場合に当該コンテンツ信号を再生して得られる再生信号が持つべき特性を、前記再生手段から入力した前記再生信号が有しているか否かを判定する。
【0011】
第4の発明の信号処理方法は、信号処理装置が実行する信号処理方法であって、提供を受けたコンテンツ信号を前記信号処理装置の外部に出力する第1の工程と、前記信号処理装置の外部から信号を入力する第2の工程と、セキュアな状態でパラメータを取得する第3の工程と、前記第3の工程で取得した前記パラメータに応じて規定される特性であって、前記第1の工程で出力したコンテンツ信号が正当である場合に当該コンテンツ信号を再生して得られる再生信号が持つべき特性を、前記第2の工程で入力した前記信号が有しているか否かを判定する第4の工程とを有する。
【0012】
第5の発明の信号処理方法は、コンテンツ提供装置が、所定のパラメータに応じた特性を持つコンテンツ信号を生成する第1の工程と、前記コンテンツ提供装置が、前記パラメータをセキュアな状態でコンピュータに提供し、前記第1の工程で生成した前記コンテンツ信号を前記コンピュータに提供する第2の工程と、前記コンピュータが、前記第2の工程で受けた前記コンテンツ信号を再生する第3の工程と、前記コンピュータが、前記第2の工程で受けた前記パラメータに応じて規定される特性であって、前記コンテンツ信号が正当である場合に当該コンテンツ信号を再生して得られる再生信号が持つべき特性を、前記第3の工程の再生によって得られた信号が有しているか否かを判定する第5の工程とを有する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係わる信号処理システムについて説明する。
第1実施形態
図1は、本実施形態に係わる信号処理システム1の全体構成図である。
図1に示すように、信号処理システム1は、例えば、コンテンツ提供装置2およびコンピュータ3を有する。
図1において、ドライブ7が第1および第4の発明の信号処理装置、並びに第2の発明の受け取り手段に対応している。
コンピュータ3が第2および第5の発明のコンピュータに対応し、CPU4が第2の発明の処理手段に対応し、再生部6が第2の発明の再生手段に対応している。
【0014】
先ず、信号処理システム1の概要を説明する。
信号処理システム1では、コンテンツ提供装置2が所定のパラメータである指定された種データSEEDおよび鍵データK_ENを基に生成したノイズ信号NOISE1を付加したコンテンツ信号CONT1を生成する。また、コンテンツ信号CONT1には、再生時に検出される著作権保護用の電子透かし情報が付加されている。
そして、コンテンツ提供装置2が、種データSEEDおよび鍵データK_ENをセキュアな状態で記録ディスクDISKに記録すると共に、コンテンツ信号CONT1を、光ディスクや磁気ディスクなどの記録ディスクDISKに記録する。
そして、コンピュータ3に記録ディスクDISKがセットされ、コンピュータ3のドライブ7が記録ディスクDISKから読み出したコンテンツ信号CONT1(本発明のコンテンツ信号)をバス11を介して再生部6に出力する。
そして、再生部6が、コンテンツ信号CONT1を再生して再生信号S6を生成し、これを信号線10を介してドライブ7に出力する。
ドライブ7は、記録ディスクDISKから読み出した種データSEEDおよび鍵データK_ENを基にノイズ信号を生成し、当該ノイズ信号と再生信号S6との相関を検出し、その相関が所定のレベルを超えている場合に、コンテンツ信号CONT1が正当であり、かつ、ドライブ7が出力したコンテンツ信号CONT1が再生されたと判定する。
信号処理システム1では、ドライブ7から出力したコンテンツ信号CONT1が再生部6に出力されずに、再生が行われない状態を意図的に作り不正なコピー0を行おうとすると、ドライブ7において上記相関が所定のレベルを下回る。そのため、ドライブ7からのコンテンツ信号CONT1の出力を停止する。
また、記録ディスクDISKが不正にコンテンツ信号CONT1を記録したものである場合には、上記パラメータが記録ディスクDISKには記録されていないため、ドライブ7において上記相関が所定レベルを下回る。そのため、同様に、ドライブ7からのコンテンツ信号CONT1の出力を停止する。
【0015】
〔コンテンツ提供装置2〕
コンテンツ提供装置2は、所定のパラメータである指定された種データSEEDおよび鍵データK_ENを基に生成したノイズ信号NOISE1を付加したコンテンツ信号CONT1を生成する。
本実施形態では、種データSEEDおよび鍵データK_ENの少なくとも一方は、記録ディスクDISKあるいはコンテンツ信号CONT1に固有の値を有している。従って、ノイズ信号NOISE1も、固有の信号となる。
コンテンツ信号CONT1は、例えば、ビデオ信号やオーディオ信号であり、コンテンツ提供装置2は、コンテンツ信号CONT1の著作権保護を図るためのビデオウォータマーク(VWM)やオーディオウォータマーク(AWM)などのコピー制御用の電子透かし情報をコンテンツ信号CONT1に付加する(埋め込む)。
コンテンツ提供装置2は、例えば、コンテンツ信号CONT1の周波数成分などに予め決められた変更(変調)を、秘密にされた手法で加えることで、上述したコピー制御用の電子透かし情報をコンテンツ信号CONT1に付加する。
そして、コンテンツ提供装置2は、コンテンツ信号CONT1を記録ディスクDISKに記録すると共に、種データSEEDおよび鍵データK_ENを記録ディスクDISK内のセキュアな領域に記録する。
ここで、記録ディスクDISK内のセキュアな領域とは、例えば、所定の権限を与えられたドライブだけが読み取り可能な領域である。
なお、コンテンツ提供装置2は、必要に応じて、上記著作権保護として、DVD(Digital Versatile Disk)のコピー防止のためのCSS(Content ScramblingSystem) や、CPRM(Content Protection for Recordable Media) などの暗号をコンテンツ信号CONT1に施してもよい。
上述したコピー制御用電子透かし情報や、著作権保護のための暗号化は、コンテンツ信号CONT1の再生時に所定の検出装置によって検出され、著作権保護のための種々の処理に用いられる。
【0016】
〔コンピュータ3〕
コンピュータ3は、例えば、パーソナルコンピュータである。
コンピュータ3は、図1に示すように、例えば、CPU4(Central Processing Unit) 、メモリ5、再生部6およびドライブ7を有し、これらがバス11を介して接続されている。
CPU4は、所定のプログラムを実行し、コンピュータ3の処理を統括的に制御する。
メモリ5は、CPU4による上記プログラムの実行に必要な種々のデータを記憶する。
【0017】
再生部6は、単体で、あるいはCPU4と協動して、ドライブ7から入力したコンテンツ信号の復号(デコード)および伸張などの再生処理を行って再生信号S6を生成する。
再生部6は、例えば、コンピュータ3のスロット(本発明の装着手段)に装着されたボード上の電子回路、ビデオカード、あるいは、CPU4によって実行されるアプリケーションプログラムなどによって実現される。
再生部6は、例えば、信号線10を介して、再生信号S6をドライブ7に出力する。再生信号S6には、例えば、コンテンツ信号CONT1を構成するビデオ信号、オーディオ信号、コピー制御用電子透かし情報、ノイズ信号や制御信号が含まれる。
信号線10を介した再生部6からドライブ7への再生信号S6の出力は、例えば、IDE(Integrated Device Electronics) ,SCSI(Small Computer System Interface) ,シリアルATA(AT attachment) ,USB(Universal SerialBus),IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers) 1394あるいはビデオ、オーディオなどの専用のラインを用いて行われる。
信号線10は、例えば、バス11とは別に設けられる。
【0018】
再生部6を例えばビデオカードで実現する場合には、当該ビデオカードに、信号線10を接続する端子を設ける。この場合に、RGB信号をそのまま利用する方法もある。ただしPCモニターの解像度変更等に適合させるための検出側の負担が大きくなるのと相関検出の計算量が増える。これを改善するためにビデオカードは、例えば、NTSC(National Television System Committee)やPAL(Phase Alternation by Line) などの放送形式に変換する機能を有し、この変換された信号を再生信号S6として信号線10を介してドライブ7に出力してもよい。これにより、CPU4による処理によって得られるRGB信号とは無関係に、再生信号S6の解像度、リフレッシュ周波数を一定にできるので、ドライブ7による再生信号S6を用いた処理を簡単にできる。
【0019】
なお、再生部6からドライブ7への再生信号S6の出力を、信号線10ではなくバス11を用いて行ってもよい。この場合には、バス11上で時分割に割り当てられた所定のタイミングで、再生部6からドライブ7に再生信号S6を出力する。この場合に、再生信号S6は、再生部6において伸張されており、データ量が非常に大きく、再生信号S6の伝送によるバス占有率が高くなる可能性がある。そのため、再生部6は、再生信号S6に対して所定のスケーリングを施して、データ量を削減した後に、バス11を介してドライブ7に出力する。再生部6は、例えばDVDなどでは720X480の画素があるが、ノイズによる相関を用いる場合には、これを例えば360X240などの低解像度に変換する上記スケーリングを再生信号S6に施すことで、色信号を用いずに輝度信号のみを用いたりすることで判定の為の演算量を削減できる。
また、再生部6は、上述した再生信号S6を用いて、あるいは当該再生信号S6を生成する処理過程で、上述したコピー制御用の電子透かし情報を基にした著作権保護に係わる処理、並びに上述したCSSやCPRMなどの暗号を基にした著作件保護に係わる処理を行う。
【0020】
ドライブ7は、上述した記録ディスクDISKからコンテンツ信号CONT1を読み出し、バス11を介してメモリ5に出力する。
図2は、図1に示すドライブ7の構成図である。
図2に示すように、ドライブ7は、例えば、ディスク読取部21、出力部22、ノイズ生成部23、ノイズフィルタ24、入力部26、判定部27および制御部28を有する。
ここで、ディスク読取部21が第1および第2の発明の取得手段に対応し、出力部22が第1および第2の発明の出力手段に対応し、ノイズ生成部23、ノイズフィルタ24および判定手段27が第1および第2の発明の判定手段に対応し、入力部26が第1および第2の発明の入力手段に対応し、制御部28が第1の発明の制御手段に対応している。
なお、例えば、ノイズ生成部23、ノイズフィルタ24、重畳部25、判定部27および制御部28は、ドライブ7の内部の処理およびデータを外部から監視および改竄できないようなセキュアモジュール内に設けられている。
【0021】
ディスク読取部21は、コンテンツ提供装置2が製造した記録ディスクDISKから読み出した種データSEEDおよび鍵データK_ENを、ノイズ生成部23に出力する。
また、ディスク読取部21は、記録ディスクDISKから読み出したコンテンツ信号CONT1を出力部22に出力する。
出力部22は、バス11を介して、コンテンツ信号CONT1をメモリ5に出力する。
【0022】
ノイズ生成部23は、ディスク読取部21から入力した種データSEEDを基に乱数を生成する。また、ノイズ生成部13は、ディスク読取部21から入力した暗号化用の鍵データK_ENを基に上記乱数を暗号化してノイズ信号NOISE2を生成し、これをノイズフィルタ24に出力する。
【0023】
図3は、図2に示すノイズ生成部23の構成図である。
図3に示すように、ノイズ生成部23は、例えば、PN(Psuedo−random Number)生成部31、乗算部32、PN生成部33および暗号化部34を有する。
PN生成部31は、ディスク読取部21から入力した種データSEEDを基に乱数S31を生成し、これを乗算部32に出力する。
また、PN生成部33は、PN生成部31と独立して乱数S33を生成し、これを乗算部32に出力する。
乗算部32は、PN生成部31からの乱数S31とPN生成部33からの乱数S33とを乗算し(掛け合わせ)てノイズ信号NOISE3(ゴールド符号)を生成し、これを暗号化部34に出力する。
ここで、PN生成部31が生成する乱数S31の位相をずらしていくと、乱数S31の周期と同等の数の異なるノイズ信号NOISE3を生成できる。そのため、PN生成部31が指定する種データSEEDを制御することでランダムで多様なノイズ信号NOISE3を生成できる。
この場合に、乱数31の位相をずらすことで、乗算部32によって生成される乱数である異なる複数のノイズ信号NOISE3は、ハミング距離が大きくなり、検出(判定)の誤りが起こりにくくなる。
【0024】
暗号化部34は、乗算部32から入力したノイズ信号NOISE3を、PN生成部31から入力した鍵データK_ENを基に暗号化してノイズ信号NOISE2を生成し、これを図1に示すノイズフィルタ14に出力する。
暗号化部34は、暗号化として、例えば、DES(Data Encryption Standard)、トリプルDESやAESなどの暗号によるスクランブルを行う。これにより、ノイズ信号NOISE3を拡散したノイズ信号NOISE2を生成できる。
ノイズ信号NOISE2は、PN生成部31,33におけるPN符合のタップ位置の情報および位相ズレの情報(種データSEED等で規定される)と、鍵データK_ENによって規定される。
【0025】
ノイズフィルタ24は、ノイズ生成部23から入力したノイズ信号NOISE2にフィルタ処理を行ってノイズ信号NOISE4を生成し、これを判定部27に出力する。
本実施形態では、記録ディスクDISKが正当な過程をコンテンツ提供装置2によって製造されたものである場合に、ノイズフィルタ24が生成した上述したノイズ信号NOISE4と、コンテンツ信号CONT1に重畳されたノイズ信号NOISE1とは同じになる。
【0026】
入力部26は、信号線10を介して、再生部6から入力した再生信号S6を判定部27に出力する。
【0027】
判定部27は、ノイズフィルタ24からのノイズ信号NOISE4と、入力部26から入力した再生信号S6との相関を相関検出器39で検出し、所定のレベル以上の相関を検出した場合に、コンテンツ信号CONT1が正当であり(記録ディスクDISKが正規のルートから得られたものであり)、かつコンテンツ信号CONT1が適切に再生されたと判定し、そうでない場合に、コンテンツ信号CONT1が正当でないか、あるいは適切に再生されていない(不正コピー処理が行われている可能性がある)と判定する。
判定部27は、上記判定の結果を示す判定信号S27を制御部28に出力する。
ここで、上述したように、記録ディスクDISKが正当な過程をコンテンツ提供装置2によって製造され、かつコンテンツ信号CONT1が適切に再生されている場合には、ノイズフィルタ24が生成した上述したノイズ信号NOISE4と再生信号S6との相関は、上記所定のレベル以上となる。
一方、記録ディスクDISKが正当な過程をコンテンツ提供装置2によって製造されたものでない場合や、コンテンツ信号CONT1が再生されずに不正コピーが行われている場合には、ノイズフィルタ24が生成した上述したノイズ信号NOISE4と、コンテンツ信号CONT1に重畳されたノイズ信号NOISE1とは異なり、ノイズ信号NOISE4と再生信号S6との相関は、上記所定のレベル未満となる。
【0028】
上述した判定部27による上記相関の検出は、例えば、再生信号S6のフィールドあるいはフレーム単位で行う。また、判定部27は、再生信号S6はフィールドあるいはフレーム単位で得られた結果をある時間分で累積した結果についての相関を検出してもよい。
なお、判定部27は、上記再生信号S6のフィールドあるいはフレーム単位での上記相関の検出を、フィールドあるいはフレーム全体を対象として行う。
判定部27は、例えば、コンテンツ信号CONT1がMEPG(Moving Picture Experts Group)2方式で符号化されている場合に、720X480画素の信号にノイズ信号NOISE1が付加されている場合に、当該領域を対象として上述した相関の検出を行う。
これにより、当該領域を切り離して他のコンテンツ信号に利用するといった不正行為(なりすまし)を効果的に抑制できる。
また、判定部27は、コンテンツ信号CONT1内の同期信号が設けられた領域にノイズ信号NOISE1が付加されている場合には、当該領域を対象として上記相関を検出する。これにより、SCMS,CGMSなどの規格化された著作権保護用の信号が当該領域に付加されている場合に、当該領域が不正に処理され著作権保護機能が解除されることを効果的に回避でき、CGMSなどの著作権保護機能を適切に発揮させることが可能になる。
【0029】
図4は、判定部27が有する上記相関検出器39の構成図である。
相関検出器39は、例えば、SPOMF(Symmetrical Phase Only Matched Filtering)方式を基に相関を検出する。
図4に示すように、相関検出器39は、例えば、FFT回路(Fast Fourier Transforms) 121、ホワイトニング回路122、FFT回路123、ホワイトニング回路124、複素共役化回路125、乗算回路126およびIFFT回路127を有する。
【0030】
FFT回路121は、例えば、図2に示す入力部26から入力した再生信号S6にフーリエ変換を施して第1の周波数成分データS121を生成し、これをホワイトニング回路122に出力する。
ホワイトニング回路122は、第1の周波数成分データS121を構成する各々の複素数データを、各複素数データの絶対値で除算して(すなわち、各要素データの絶対値を等しくする)第1の複素数データS122を生成し、これを乗算回路126に出力する。
【0031】
FFT回路123は、例えば、図2に示すノイズフィルタ24から入力したノイズ信号NOISE4にフーリエ変換を施して第2の周波数成分データS123を生成し、これをホワイトニング回路124は、第2の周波数成分データS123を構成する各々の複素数データを、各複素数データの絶対値で除算して第2の複素数データS124を生成し、これを複素共役化回路125に出力する。
【0032】
複素共役化回路125は、第2の複素数データS124を構成する各々の複素数データを、複素共役な複素数データに置き換えた第3の複素数データS125を生成し、これを乗算回路126に出力する。
乗算回路126は、第1の複素数データS122と第3の複素数データS125とを乗算して第4の複素数データS126を生成し、これをIFFT回路127に出力する。
IFFT回路127は、第4の複素数データS126に逆フーリエ変換を施して相関データS39を生成する。
ここで、相関データS39は、再生信号S6とノイズ信号NOISE4との相対位置を2次元上で循環的にずらして相関をとった値全てを示している。
【0033】
上述したSPOMFによる照合では、周波数領域に変換後、各要素の絶対値を等しくする。このため、画像の低域の信号にかく乱されることなく相関を検出できる。
上述した図4に示す構成のSPOMFに基づいた相関検出器39は、画像マッチングには非常に効果的である。この手法はスペクトラム拡散を用いた通信においても同期確立のために使われており1回の計算で高速に同期確立ができるのでこの手法には適している。
【0034】
制御部28は、判定部27から入力した判定信号S27が「正当である」ことを示している場合には、ディスク読取部21から出力部22へのコンテンツ信号CONT1の出力を継続させる。
一方、制御部28は、判定部27から入力した判定信号S27が「正当ではない」ことを示している場合には、ディスク読取部21から出力部22へのコンテンツ信号CONT1の出力を停止させる。
【0035】
〔コンテンツ提供装置2の具体的構成〕
図5は、図1に示すコンテンツ提供装置2の構成図である。
図5に示すように、コンテンツ提供装置2は、例えば、パラメータ・鍵指定部12、ノイズ生成部13、ノイズフィルタ14、付加部15、ディスク製造部16および制御部17を有する。
なお、パラメータ・鍵指定部12、ノイズ生成部13、ノイズフィルタ14、付加部15、ディスク製造部16および制御部17は、例えば、内部の処理およびデータを外部から監視および改竄できないようなセキュアモジュール内に設けられている。
本実施形態において、コンテンツ信号CONTは、所定の記録媒体から読み出されたものでもよいし、ネットワークなどを介して受信したものでもよい。
【0036】
パラメータ・鍵指定部12は、ノイズ信号の生成に用いられる乱数発生用の種データSEEDと、暗号化用の鍵データK_ENをノイズ生成部13に指定する。
また、パラメータ・鍵指定部12は、乱数発生用の種データSEEDと、暗号化用の鍵データK_ENとをディスク製造部16に出力する。
パラメータ・鍵指定部12は、例えば、記録ディスクDISKに記録されるコンテンツ信号CONT1の種類毎などに、乱数発生用の種データSEEDと、暗号化用の鍵データK_ENとの少なくとも一方を変更して指定する。
【0037】
ノイズ生成部13は、パラメータ・鍵指定部12によって指定された乱数発生用の種データSEEDを基に乱数を生成する。また、ノイズ生成部13は、指定された暗号化用の鍵データK_ENを基に上記乱数を暗号化してノイズ信号NOISE11を生成し、これをノイズフィルタ14に出力する。
ノイズ生成部13は、例えば、図3に示すノイズ生成部23と同じ構成を有している。
ノイズフィルタ14は、ノイズ生成部13から入力したノイズ信号NOISE11にフィルタ処理を行ってノイズ信号NOISE1を生成し、これを付加部15に出力する。
【0038】
付加部15は、コンテンツ信号CONTに、ノイズ信号NOISE1を付加(重畳)してコンテンツ信号CONT1を生成し、これをディスク製造部16に出力する。
ディスク製造部16は、付加部15から入力したコンテンツ信号CONT1を記録ディスクDISKに記録する。
また、ディスク製造部16は、パラメータ・鍵指定部12から入力した種データSEEDおよび暗号化用の鍵データK_ENを、記録ディスクDISK内にセキュアな状態で記録する。ディスク製造部16は、例えば、種データSEEDおよび鍵データK_ENを暗号化してディスク製造部16に記録したり、あるいは、コンテンツ利用装置11のディスク読取部21においてセキュアな状態で読み取り可能な記録領域に種データSEEDおよび鍵データK_ENを記録することで、上記セキュアな状態での記録を実現する。
制御部17は、例えば、所定のプログラムを実行し、当該プログラムの実行に基づいて、上述したコンテンツ提供装置2の各構成要素の動作を制御する。
【0039】
信号処理システム1では、図6に示すように、コンテンツ提供装置2において、コンテンツ信号CONTのノイズ信号NOISE1が付加されてコンテンツ信号CONT1が生成され、これらが記録ディスクDISKを介してドライブ7に提供される。
そして、ドライブ7において、ノイズ信号NOISE1の生成に用いられた種データSEEDおよび鍵データK_ENを用いてノイズ信号NOISE4を生成し、再生信号S6とノイズ信号NOISE4との相関を検出して、コンテンツ信号CONT1および記録ディスクDISKの正当性を判定する。
【0040】
以下、図1に示す信号処理システム1の動作例を説明する。
〔コンテンツ提供装置2の動作例〕
図7は、図1に示すコンテンツ提供装置2の動作例を説明するための図である。
図7に示す各ステップが第5の発明の第1の工程に対応し、記録ディスクDISKをコンピュータ3に提供する工程が第5の発明の第2の工程に対応している。
【0041】
ステップST1:
パラメータ・鍵指定部12は、ノイズ信号の生成に用いられる乱数発生用の種データSEEDと、暗号化用の鍵データK_ENをノイズ生成部13に指定する。
ステップST2:
ノイズ生成部13の図3に示すPN生成部31,33および乗算部32が、ステップST1で指定された乱数発生用の種データSEEDを基にノイズ信号NOISE3を生成する。
そして、暗号化部34が、ステップST1で指定された暗号化用の鍵データK_ENを基にノイズ信号NOISE3を暗号化してノイズ信号NOISE11を生成し、これをノイズフィルタ14に出力する。
そして、ノイズフィルタ14は、ノイズ生成部13から入力したノイズ信号NOISE11にフィルタ処理を行ってノイズ信号NOISE1を生成し、これを付加部15に出力する。
【0042】
ステップST3:
付加部15は、コンテンツ信号CONTに、ノイズ信号NOISE1を付加(重畳)してコンテンツ信号CONT1を生成し、これをディスク製造部16に出力する。
ステップST4:
ディスク製造部16は、付加部15から入力したコンテンツ信号CONT1を記録ディスクDISKに記録する。
また、ディスク製造部16は、パラメータ・鍵指定部12から入力した種データSEEDおよび暗号化用の鍵データK_ENを、記録ディスクDISK内にセキュアな状態で記録する。
【0043】
〔コンピュータ3のドライブ7の動作例〕
図8および図9は、図1に示すコンピュータ3のドライブ7の動作例を説明するためのフローチャートである。
図8に示すステップST12が第4の発明の第1の工程に対応し、ステップST13が第4の発明の第2の工程に対応し、ステップST14が第4の発明の第3の工程に対応し、ステップST15〜ST20が第4の発明の第4の工程に対応している。
また、ステップST12によって出力された再生信号を基に再生部6が再生を行う工程が第5の発明の第3の工程に対応し、ステップST15〜ST20が第5の発明の第4の工程に対応している。
【0044】
ステップST11:
コンテンツ提供装置2が製造した記録ディスクDISKがコンピュータ3のドライブ7のアクセス位置にセットされると、ドライブ7のディスク読取部21が、記録ディスクDISKからコンテンツ信号CONT1を読み出す。
ステップST12:
ディスク読取部21は、ステップST11で読み出したコンテンツ信号CONT1を、出力部22からバス11を介して再生部6に出力する。
ステップST13:
再生部6において、コンテンツ信号CONT1の再生処理が行われ、信号線10を介して再生部6から入力部26に再生信号S6が出力される。
ステップST14:
ディスク読取部21は、コンテンツ提供装置2が製造した記録ディスクDISKからセキュアな状態で読み出した種データSEEDおよび鍵データK_ENを、ノイズ生成部23に出力する。
【0045】
ステップST15:
ノイズ生成部23は、ディスク読取部21から入力した種データSEEDを基に乱数を生成する。また、ノイズ生成部13は、ディスク読取部21から入力した暗号化用の鍵データK_ENを基に上記乱数を暗号化してノイズ信号NOISE2を生成し、これをノイズフィルタ24に出力する。
ステップST16:
ノイズフィルタ24は、ノイズ生成部23から入力したノイズ信号NOISE2にフィルタ処理を行ってノイズ信号NOISE4を生成し、これを判定部27に出力する。
【0046】
ステップST17:
判定部27は、ノイズフィルタ24からのノイズ信号NOISE4と、入力部26から入力した再生信号S6との相関を相関検出器39で検出する。
ステップST18:
判定部27は、ステップST17で検出した相関が所定のレベル以上の場合にステップST18に進み、そうでない場合にステップST19に進む。
【0047】
ステップST19:
判定部27は、コンテンツ信号CONT1が正当であり(記録ディスクDISKが正規のルートから得られたものであり)、かつコンテンツ信号CONT1が適切に再生されたと判定し、その旨(正当であること)を示す判定信号S27を制御部28に出力する。
制御部28は、ディスク読取部21によるコンテンツ信号CONT1の読み取りを継続させる。
【0048】
ステップST20:
判定部27は、コンテンツ信号CONT1が正当ではない(記録ディスクDISKが正規のルートから得られたものではない)か、あるいはコンテンツ信号CONT1が適切に再生されていないと判定し、その旨(正当でないこと)を示す判定信号S27を制御部28に出力する。
制御部28は、ディスク読取部21によるコンテンツ信号CONT1の読み取りを中止させる。
【0049】
以上説明したように、コンピュータ3によれば、ドライブ7は、記録ディスクDISKから読み出したコンテンツ信号CONT1を再生部6に出力し、再生部6からの再生信号S6を入力する。
そして、ドライブ7は、記録ディスクDISKにセキュアな状態で記録された種データSEEDおよび鍵データK_ENを読み出し、これらを基に生成した固有のノイズ信号NOISE4と、再生部6から入力した再生信号S6との相関を基に、コンテンツ信号CONT1の正当性、並びに、コンテンツ信号CONT1が適切に再生されたか否かを検証する。
そのため、CPU4において違法プログラムを実行し、ドライブ7から出力されたコンテンツ信号CONT1を再生部6で再生させずに、他の記録媒体に記録する違法行為が行われると、ドライブ7には再生信号S6が入力されなくなり、当該違法行為を再生部6において検出でき、記録ディスクDISKからのコンテンツ信号CONT1の読み出しを停止することができる。
【0050】
また、コンピュータ3では、上述したように、再生部6においてコンテンツ信号CONT1が適切に再生されていることを条件に記録ディスクDISKから読み出したコンテンツ信号CONT1をドライブ7の外部に出力する。そのため、再生時にコピー制御用の電子透かし情報を基に再生部6が行う著作権保護機能を適切に発揮させることができる。
【0051】
また、記録ディスクDISKが違法にコンテンツ信号CONT1を記録したものである場合には、記録ディスクDISKには種データSEEDおよび鍵データK_ENが記録されていない。コンピュータ3によれば、ドライブ7において、上述したように、ノイズ信号NOISE4と再生信号S6との相関を検出するので、記録ディスクDISKが違法ディスクであるか否かを判定できる。
【0052】
第2実施形態
上述した実施形態では、ドライブ7が、コピー制御用電子透かし情報を検出する機能を有していない場合を例示したが、本実施形態のドライブは、第1実施形態で説明した機能に加えて、コピー制御用の電子透かし情報を検出する機能を有している。
本実施形態では、第1実施形態で説明したように、コンテンツ信号CONT1の周波数成分などに予め決められた変更を秘密にされた手法で加えることで、コンテンツ信号CONT1にコピー制御用の電子透かし情報が付加されている。
【0053】
図10は、本実施形態のドライブ7aの構成図である。
図10に示すように、ドライブ7aは、例えば、ディスク読取部21、出力部22、ノイズ生成部23、ノイズフィルタ24、入力部26、判定部27、制御部28aおよび電子透かし情報(CCWM)検出部50を有する。
ここで、電子透かし情報検出部50が第1の発明の検出手段に対応し、制御部28aが第1の発明の制御手段に対応している。
図10において、図2と同じ符号を付した構成要素は、第1実施形態で説明したものと同じである。
電子透かし情報検出部50は、再生部6から入力した再生信号S6に付加された上記コピー制御用の電子透かし情報を検出し、その検出結果を示す検出信号S50を制御部28aに出力する。
制御部28aは、第1実施形態で説明した制御部28の機能の他に、検出信号S50を基にコンテンツ信号CONT1のコピー制御機能を有する。
このように、ドライブ7aによれば、ディスク読取部21によるコンテンツ信号CONT1の読み出し動作を継続するためには再生信号S6を適切に入力することが要求され、再生信号S6にはコピー制御用の電子透かし情報が付加されているので、それを強制的に検出してコピー制御を実現できる。また、このノイズによる方式はこれ自体がビデオ電子透かし情報VWMやオーディオ電子透かし情報AWMとして利用可能であるので、従来のVWM,AWMのかわりに利用することも可能である。この場合コピーコントロール用の検出回路が兼用できるので回路規模や処理が軽減できるメリットがある。
【0054】
コンテンツ提供装置2において、コンテンツ信号CONT1の再生信号S6上の位置に応じて付加されるコピー制御用の電子透かし情報が変化するように、コピー制御用電子透かし情報をコンテンツ信号CONT1に付加し、かつ、その変化パターンに関する情報を記録ディスクDISKにセキュアな状態に記録する。
そして、制御部28aは、電子透かし情報検出部50からの検出信号S50を基に、再生信号S6内でのコピー制御用の電子透かし情報の変化パターンを検出し、記録ディスクDISKから読み出した上記変化パターンに関する情報と対比することで、再生信号S6が直前にディスク読取部21によって記録ディスクDISKから読み出されたコンテンツ信号CONT1の再生信号であるか否かを判定する。
これにより、記録ディスクDISKから読み出されたコンテンツ信号CONT1以外の信号の再生信号S6がドライブ7aに不正に入力された場合に、そのことを制御部28aが適切に検出でき、ディスク読取部21によるコンテンツ信号CONT1の出力を停止することができる。
【0055】
第2実施形態の変形例
図11は、図10に示す第2実施形態の変形例を説明する図である。
第2実施形態において図1に示すコンピュータ3aが家庭内サーバである場合に、本実施形態では、当該家庭内サーバのドライブ(信号処理装置)7aが、イーサネット(登録商標)や無線ネットワークなどネットワーク10aを介して、端末装置6aと通信を行う。
端末装置6aは、図11に示すように、図10に示すドライブ7aからのコンテンツ信号CONT1を受信し、これを復号部81で復号した後に、伸張部82で伸張して再生信号S6aを生成し、これをモニタ出力部83でモニタ出力する。
モニタ出力部83は、ネットワーク10aを介して、再生信号S6aをドライブ7aに送信する。
この場合に、ドライブ7aは、図10に示すコピー制御用の電子透かし情報検出部50の他に、マクロビジョンによるコピーガード機能を備えた検出部を有してもよい。
また、第2実施形態のコンテンツ提供装置2において、コンテンツ信号CONT1を複製や変形処理などにより、ノイズ信号NOISE1が失われたり、変形するように故意に低い耐性で、ノイズ信号NOISE1をコンテンツ信号CONT1に付加してもよい。これにより、例えば、コンテンツ信号CONT1内のコピー制御用電子透かし情報の改竄や削除などの不正処理が行われた場合に、判定部27におけるノイズ信号と再生信号との相関が上記所定レベルより低くなり、記録ディスクDISKから読み出したコンテンツ信号CONT1の出力を強制的に停止させることができる。
【0056】
第3実施形態
当該実施形態は、第3の発明に対応している。
上述した第1実施形態では、ドライブ7の内部に、ノイズ生成部23、ノイズフィルタ24および判定部27を配置した場合を例示したが、本実施形態では、これらをドライブ7の外部に配置した場合を説明する。
図12は、本実施形態の信号処理システム1bの構成図である。
図12において、図1と同じ符号を付した構成要素は、基本的に第1実施形態で説明したものと同じである。
図12に示すように、コンピュータ3bは、図12に示すように、例えば、CPU4、メモリ5、再生部6、ドライブ7bおよび判定部60を有し、これらがバス11を介して接続されている。
図12において、再生部6が第3の発明の再生手段に対応し、判定部60が第3の発明の判定手段に対応し、ドライブ7bが第3の発明の受け取り手段に対応している。
【0057】
図13は、図12に示すドライブ7bおよび判定部60の構成図である。
図13に示すように、ドライブ7bは、例えば、ディスク読取部21、出力部22、入力部23、制御部28および出力部61を有する。
また、判定部60は、例えば、ノイズ生成部23、ノイズフィルタ24、判定部27、入力部62、入力部63および出力部64を有する。
図13において、図2と同じ符号を付した構成要素は、第1実施形態で説明したものと同じである。
図13に示すように、コンピュータ3bは、ノイズ生成部23、ノイズフィルタ24および判定部27を、ドライブ7bの外部の判定部60内に配置している。
【0058】
コンピュータ3bでは、ディスク読取部21が記録ディスクDISKから読み出した種データSEEDおよび鍵データK_ENが、出力部61および入力部62を介して、判定部60内のノイズ生成部23に入力される。
そして、ノイズ生成部23において、前述したように、種データSEEDおよび鍵データK_ENを基にノイズ信号NOISE2が生成され、これらがノイズフィルタ24を介してノイズ信号NOISE4となり、判定部27に出力される。
【0059】
ディスク読取部21は、記録ディスクDISKから読み出したコンテンツ信号CONT1を、出力部22からバス11を介して再生部6に出力する。
そして、再生部6からの再生信号S6が、信号線10および入力部63を介して、判定部60内の判定部27に出力される。
そして、判定部27において、前述したように、ノイズフィルタ24からのノイズ信号NOISE4と、入力部63からの再生信号S6との相関が検出され、それに応じた判定信号S27が、出力部64および入力部23を介して、ドライブ7bの制御部28に出力される。
制御部28は、前述したように、判定信号S27を基に、ディスク読取部21を制御する。
【0060】
本実施形態のコンピュータ3bによっても第1実施形態のコンピュータ3と同様の効果が得られる。
【0061】
第4実施形態
上述した実施形態では、本発明における「セキュアな状態で受けかつ保持したパラメータ」として、種データSEEDおよび鍵データK_ENを例示し、「それに応じて規定される固有の特性」として、種データSEEDおよび鍵データK_ENを基に生成されたノイズ信号がコンテンツ信号CONT1に付加されている場合を例示した。
本実施形態では、ノイズ信号ではなく、例えば、コンテンツ信号CONT1cの周波数成分などに予め決められた変更(変調)を、秘密にされた手法で加えることで、電子透かし情報などの所定の固有情報がコンテンツ信号CONT1cに付加された場合を説明する。
本実施形態の信号処理システム1cは、図1に示す構成を有し、ドライブ7cが第1実施形態のドライブ7とは異なる。
【0062】
図14は、本実施形態のドライブ7cの構成図である。
図14に示すように、ドライブ7cは、ディスク読取部21c、出力部22、入力部26、判定部27cおよび制御部28を有する。
図14において、図2と同じ符号を付した構成要素は、第1実施形態で説明したものと同じである。
本実施形態では、記録ディスクDISKcには、コンテンツ信号CONTcが記録されると共に、パラメータPARcがセキュアな状態で記録されている。
パラメータPARcは、コンテンツ信号CONT1cに付加された電子透かし情報が示す値を示している。
【0063】
ドライブ7cでは、ディスク読取部21cが記録ディスクDISKcからパラメータPARcを読み出して判定部27cに出力する。
判定部27cは、信号線10および入力部26を介して再生部6から入力した再生信号S6に付加されている電子透かし情報を検出し、当該検出した電子透かし情報が示す値と、ディスク読取部21cから入力したパラメータPARcが示す値とが一致するか否かを判断し、一致する場合には、「正当」を示す判定信号S27を制御部28に出力し、そうでない場合には「正当でない」を示す判定信号S27を制御部28に出力する。
制御部28は、判定信号S27が「正当」を示す場合に記録ディスクDISKcから再生部6へのコンテンツ信号CONT1cの読み出しを継続させ、判定信号S27が「正当でない」を示す場合に記録ディスクDISKcから再生部6へのコンテンツ信号CONT1cの読み出しを停止させる。
【0064】
本発明は上述した実施形態には限定されない。
〔第1の変形例〕
上述した実施形態では、記録ディスクDISK等などのパッケージメディアを介して種データSEEDや鍵データK_ENなどのパラメータと、コンテンツ信号CONTをドライブなどの信号処理装置に提供する場合を例示したが、パラメータがセキュアな状態でドライブなどの信号処理装置に提供されるのであれば、ネットワークなどのその他の媒体を介してコンテンツ信号やパラメータをドライブなどの信号処理装置に提供してもよい。
すなわち、コンピュータ3のドライブ7等の代わりに、放送やネットワークを介してコンテンツ信号等を受信する受信装置であってもよい。
また、ドライブ7等の構成要素の一部をプログラムなどで実現してもよい。
【0065】
〔第2の変形例〕
上述した第1実施形態等では、種データSEEDおよび鍵データK_ENの少なくとも一方を記録ディスクDISKあるいはコンテンツ信号CONT1に固有のものとし、これらを基に、図5に示すノイズ生成部13により、固有のノイズ信号NOISE11(NOISE1)を生成し、これをコンテンツ信号CONT1に付加する場合を例示した。
本発明は、その他に、コンテンツ信号CONT1の周波数帯域を分割し、それぞれの周波数帯域に固有の組み合わせで所定の電子透かし情報(信号)を付加し、その組み合わせパターンをパラメータとしてセキュアな状態で記録ディスクDISKに記録してもよい。
この場合に、ドライブ7等は、記録ディスクDISKから読み出された上記パラメータを基に、再生信号S6内に当該組み合わせパターンで電子透かし情報が付加されているかを検出する。
【0066】
また、本発明は、複数の電子透かし情報のうち固有の組み合わせで選択した電子透かし情報をコンテンツ信号CONT1内に付加し、その組み合わせパターンをパラメータとしてセキュアな状態で記録ディスクDISKに記録してもよい。
この場合にも、ドライブ7等は、記録ディスクDISKから読み出された上記パラメータを基に、再生信号S6内に当該組み合わせパターンで電子透かし情報が付加されているかを検出する。
また、本発明は、例えば、コンテンツに対応したISCR(International Standard Recording Code) などの音楽ソフトの国際的な管理コードを電子透かし情報としてコンテンツ信号CONT1に付加し、それをドライブ7等で検出してもよい。
この場合に、例えば、ISCRなどの管理コードを所定のスクランブル鍵などで暗号化した電子透かし情報をコンテンツ信号CONT1に付加する。スクランブル鍵は、ISCRと共にパラメータとして記録ディスクDISKにセキュアな状態で記録される。
【0067】
〔第3の変形例〕
また、本発明は、前述した電子透かし情報として乱数などを用いてもよい。また、複数の乱数を組み合わせて使用してもよい。
また、コンテンツ信号CONT1や記録ディスクDISKなどの識別データIDを基に得られるノイズ信号や電子透かし情報をコンテンツ信号CONT1等に付加し、識別データIDをパラメータとしてセキュアな状態で記録ディスクDISKに記録する場合にも本発明は適用できる。この場合は固有IDをドライブ側が管理できるので、例えば過去に発見された違法IDリストを新しいディスクやオンラインから安全に格納すれば、違法な利用があった固有IDをドライブ側で直接の再生制限を行うことで排除することが可能になる。
また、本発明は、例えば、第1実施形態の種データSEEDまたは鍵データK_ENに相当するパラメータを固有IDとコピー制御ビットなどに配して、これを固有の鍵で暗号化して乱数のようなものを作り、これをもとに図2に示すノイズ生成部23においてノイズ信号NOISE2を生成してもよい。
この場合に、例えば、制御部28は、上記コピー制御ビットを基に、コンテンツ信号CONT1の出力を制御する。
また、制御部28は、例えば、コンテンツ信号CONT1が他の記録媒体にコピーされるなどの操作が行われた場合、すなわち、コンテンツ信号CONT1の利用が行われた場合に、その利用形態に応じて、上記コピー制御ビットを書き換えてもよい。これにより、私的な複製物の無制限世代の複製を防ぐことができる。また、制御部28は、必要に応じて、上記コピー制御ビットをコピーフリーやネバーコピーなどに設定してもよい。
〔第4の変形例〕
上述した実施形態では、ドライブ7等が記録ディスクDISKからコンテンツ信号CONT1の読み出しを行う場合を例示したが、ドライブ7b等が新たなコンテンツ信号を記録ディスクDISKに書き込む機能をさらに有していてもよい。
この場合には、ドライブ7等が、必要に応じて、当該書き込むコンテンツ信号に固有の種データSEEDあるいは鍵データK_ENなどのパラメータを生成し、当該パラメータに応じた固有の特性を書き込むコンテンツ信号に持たせる。
【0068】
〔第5の変形例〕
上述した実施形態ではコンテンツ信号CONT1として、ビデオあるいはオーディオを例示したが、コンテンツ信号CONT1はビデオおよびオーディオ以外のデータであってもよい。
また、コンテンツ信号CONT1がビデオ信号およびオーディオ信号の双方を含む場合に、ビデオ信号およびオーディオ信号の何れか一方にノイズ信号NOISE1を付加し、他方にコピー制御用の電子透かし情報を付加してもよい。
また、ビデオ信号およびオーディオ信号の何れか一方にノイズ信号NOISE1とコピー制御用の電子透かし情報の双方を付加してもよい。
ドライブ7等は、上述したノイズ信号や電子透かし情報の付加パターンを基に、それらの検出を行う。
【0069】
【発明の効果】
本発明によれば、コンテンツ信号の正当性、並びにコンテンツ信号が適切に再生されたか否かを判定できる信号処理装置およびその方法とコンピュータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態に係わる信号処理システム1の全体構成図である。
【図2】図2は、図1に示すドライブの構成図である。
【図3】図3は、図2に示すノイズ生成部の構成図である。
【図4】図4は、図2に示す相関検出器の構成図である。
【図5】図5は、図1に示すコンテンツ提供装置の構成図である。
【図6】図6は、図1に示す信号処理システムにおける判定処理を説明するための図である。
【図7】図7は、図5に示すコンテンツ提供装置の動作例を説明するためのフローチャートである。
【図8】図8は、図2に示すドライブの動作例を説明するためのフローチャートである。
【図9】図9は、図2に示すドライブの動作例を説明するための図8の続きのフローチャートである。
【図10】図10は、本発明の第2実施形態のドライブ7の構成図である。
【図11】図11は、本発明の第2実施形態の変形例を説明するための図である。
【図12】図12は、本発明の第3実施形態のコンピュータの構成図である。
【図13】図13は、図12に示すドライブおよびコンピュータの構成図である。
【図14】図14は、本発明の第4実施形態のドライブの構成図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c…信号処理システム、2…コンテンツ提供装置、3,3a…コンピュータ、4…CPU、5…メモリ、6…再生部、7,7a,7b…ドライブ、10…信号線、11…バス、21…ディスク読取部、22…出力部、23…ノイズ生成部、24…ノイズフィルタ、26…入力部、27…判定部、39…相関検出器、31,33…PN生成部、34…暗号部

Claims (13)

  1. 提供を受けたコンテンツ信号を出力する出力手段と、
    信号を入力する入力手段と、
    セキュアな状態でパラメータを取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した前記パラメータに応じて規定される特性であって、前記出力手段が出力したコンテンツ信号が正当である場合に当該コンテンツ信号を再生して得られる再生信号が持つべき特性を、前記入力手段が入力した前記信号が有しているか否かを判定する判定手段と
    を有する信号処理装置。
  2. 前記判定手段は、前記入力手段が入力した前記信号が前記特性を有している場合に、前記提供を受けたコンテンツ信号が正当であり、かつ、前記出力手段が出力した前記コンテンツ信号が再生されたと判定する
    請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 前記判定手段は、予め決められた方法で前記パラメータを基に付加信号を生成し、当該生成した付加信号と、前記入力手段が入力した前記信号との相関を検出し、当該検出した相関を基に、前記入力手段が入力した前記信号が前記特性を有しているかを判定する
    請求項1に記載の信号処理装置。
  4. 前記入力手段が入力した前記信号から、前記コンテンツ信号の再生により検出される前記コンテンツ信号に付加されたコピー制御用の制御信号を検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果を基に、前記コンテンツ信号のコピー制御を行う制御手段と
    をさらに有する請求項1に記載の信号処理装置。
  5. 前記判定手段は、前記提供を受けたコンテンツ信号内での前記コピー制御用の制御信号の変化パターンに関する情報をセキュアな状態で取得し、前記検出手段の検出結果を基に、前記取得した変化パターンが前記検出した制御信号に存在するか否かを検出し、当該検出の結果をさらに用いて前記判定を行う
    請求項4に記載の信号処理装置。
  6. 前記コンテンツ信号を記録すると共に前記パラメータをセキュアな状態で記録する記録媒体が所定のアクセス位置にセットされた状態で、前記記録媒体から前記パラメータおよび前記コンテンツ信号を読み出すアクセス手段
    をさらに有し、
    前記判定手段は、前記アクセス手段が前記記録媒体から読み出した前記パラメータを基に前記判定を行い、
    前記出力手段は、前記アクセス手段が前記記録媒体から読み出した前記コンテンツ信号を出力する
    請求項1に記載の信号処理装置。
  7. 前記入力手段が入力した前記信号が前記特性を有していないと前記判定手段が判定した場合に、前記出力手段からの前記コンテンツ信号の出力を停止させる制御手段
    をさらに有する請求項1に記載の信号処理装置。
  8. 前記パラメータは、前記コンテンツ信号、あるいは当該コンテンツ信号の提供に用いられる記録媒体に固有の値を有し、
    前記判定手段は、前記取得手段が取得した前記パラメータに応じて前記規定される固有の前記特性を、前記入力手段が入力した前記信号が有しているか否かを判定する
    請求項1に記載の信号処理装置。
  9. 前記判定手段は、コンピュータのドライブの内部にセキュアな状態で配設され、
    前記出力手段は、前記ドライブの内部をセキュアにするように、前記コンテンツ信号を前記ドライブから出力し、
    前記入力手段は、前記ドライブの内部をセキュアにするように、前記信号を前記ドライブの内部に入力する
    請求項1に記載の信号処理装置。
  10. コンテンツ信号の提供を受ける受け取り手段と、
    前記コンテンツ信号を再生して再生信号を生成する再生手段あるいは当該再生手段を装着する装着手段と、
    所定のプログラムを実行する処理手段と
    を有するコンピュータであって、
    前記受け取り手段は、
    提供を受けたコンテンツ信号を前記再生手段に出力する出力手段と、
    前記再生手段から前記再生信号を入力する入力手段と、
    セキュアな状態でパラメータを取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した前記パラメータに応じて規定される特性であって、前記出力手段が出力したコンテンツ信号が正当である場合に当該コンテンツ信号を再生して得られる再生信号が持つべき特性を、前記入力手段が入力した前記再生信号が有しているか否かを判定する判定手段と
    を有する
    コンピュータ。
  11. コンテンツ信号を再生して再生信号を生成する再生手段あるいは当該再生手段を装着する装着手段と、
    所定のパラメータに応じて規定される特性であって、前記コンテンツ信号が正当である場合に当該コンテンツ信号を再生して得られる再生信号が持つべき特性を、前記再生手段から入力した前記再生信号が有しているか否かを判定する判定手段と、
    前記コンテンツ信号の提供を受け、当該コンテンツ信号を前記再生手段に出力し、所定のパラメータをセキュアな状態で受け取り、当該パラメータを前記判定手段に出力する受け取り手段と
    を有するコンピュータ。
  12. 信号処理装置が実行する信号処理方法であって、
    提供を受けたコンテンツ信号を前記信号処理装置の外部に出力する第1の工程と、
    前記信号処理装置の外部から信号を入力する第2の工程と、
    セキュアな状態でパラメータを取得する第3の工程と、
    前記第3の工程で取得した前記パラメータに応じて規定される特性であって、前記第1の工程で出力したコンテンツ信号が正当である場合に当該コンテンツ信号を再生して得られる再生信号が持つべき特性を、前記第2の工程で入力した前記信号が有しているか否かを判定する第4の工程と
    を有する信号処理方法。
  13. コンテンツ提供装置が、所定のパラメータに応じた特性を持つコンテンツ信号を生成する第1の工程と、
    前記コンテンツ提供装置が、前記パラメータをセキュアな状態でコンピュータに提供し、前記第1の工程で生成した前記コンテンツ信号を前記コンピュータに提供する第2の工程と、
    前記コンピュータが、前記第2の工程で受けた前記コンテンツ信号を再生する第3の工程と、
    前記コンピュータが、前記第2の工程で受けた前記パラメータに応じて規定される特性であって、前記コンテンツ信号が正当である場合に当該コンテンツ信号を再生して得られる再生信号が持つべき特性を、前記第3の工程の再生によって得られた信号が有しているか否かを判定する第5の工程と
    を有する信号処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007017865A (ja) * 2005-07-11 2007-01-25 Faith Inc 音楽再生管理システム
JP2008546292A (ja) * 2005-06-02 2008-12-18 トムソン ライセンシング 拡散スペクトルを用いて透かしデータでオーディオまたはビデオ信号に透かしを入れる方法及び装置

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