JP2007017865A - 音楽再生管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 著作権者の利益に配慮しつつも、ユーザにとって使いやすく音楽データの流通の促進を促すようなシステムを提供する。
【手段】 ダウンロードした音楽コンテンツを再生するため、ユーザが携帯電話8を操作し再生指令を与えると、携帯電話8は、音楽コンテンツを波形音楽データに変換しつつ再生を行う。この際、携帯電話8は、変換した波形音楽データの特徴を示す特徴データ(対象特徴データ)を生成する。さらに、この対象特徴データに合致する権利特徴データが記録されているか否かを判断する。記録されていなければ、携帯電話8は再生を中止する。記録されていれば、携帯電話8は再生を継続する。このようにして、権利特徴データを記録した携帯電話8だけで、当該音楽コンテンツを再生可能とすることができる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、音楽の再生を管理するシステムに関するものである。
著作権者を保護しつつ、音楽データを広く配信する仕組みが提案されている。たとえば、特許文献1には、音楽配信サーバに、ユーザと対応付けて暗号キーを記録しておき、音楽を再生する端末装置では、音楽配信サーバと接続してこの暗号キーを用いて音楽データの暗号を解いて、再生出力を行うようにしている。また、音楽データは、音楽配信サーバから端末装置に送信され、リアルタイムに暗号が解かれて再生される。再生後は、端末装置の音楽データは削除される。これにより、音楽データだけが複製されたとしても、他の端末装置では再生することができないので、著作権者の利益を害するおそれがない。
特開2004−198509
しかしながら、上記のような従来のシステムでは、著作権者の利益に配慮する余り、音楽データの流通が促進されないという問題があった。上記システムにおいては、音楽配信サーバに登録したユーザでなければ音楽を聴くことができず、さらに、音楽配信サーバに接続した状態でしか音楽を聴くことができない。さらに、上記音楽配信サーバが特定のフォーマットによる音楽データを配信している場合、同一の音楽について他のフォーマットによる音楽データを再生しようとすると、重ねて、他の音楽配信サーバとの契約もしなければならなくなる。このような事態は、音楽再生用の端末装置を買い換えた場合などに生じる。
そこで、この発明は、上記のような問題点を解決して、著作権者の利益に配慮しつつも、ユーザにとって使いやすく音楽データの流通の促進を促すようなシステムを提供することを目的とする。
この発明は以下のように複数の独立した側面を備えている。
(1)この発明に係る音楽再生管理システムは、音楽データの再生を管理する音楽再生管理システムであって、ユーザが権利を有する音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的な特徴を抽出した権利特徴データを記録する権利特徴データ記録部と、音楽データを取得する音楽データ取得手段と、前記取得した音楽データを音楽波形データに変換して音楽として出力する再生手段と、前記音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出して対象特徴データを生成する対象特徴データ生成手段と、対象特徴データに合致する権利特徴データが権利特徴データ記録部に記録されているか否かを判断する判断手段と、判断手段の判断結果に応じて、再生手段による再生状態を変化させる制御手段とを備えている。
したがって、音楽波形データの波形的特徴に基づいて生成した権利特徴データを用いているので、音楽データの形式に拘わらず、再生の制御を行うことができる。また、音楽データの入手経路やデータ形式を問わず、権利処理を行うことができる。
(2)〜(6)この発明に係る音楽再生管理システムは、管理装置と、当該管理装置と通信可能な音楽再生装置とを備えており、前記管理装置は、音楽再生装置からの購入要求に応答して、当該購入要求対象となっている音楽データにつき権利特徴データを取得する権利特徴データ取得手段と、当該権利特徴データを音楽再生装置に送信する送信手段とさらに備え、前記音楽再生装置は、前記権利特徴データ記録部と音楽データ取得手段と再生手段と対象特徴データ生成手段と判断手段と制御手段とを有しており、管理装置からの権利特徴データを受信して権利特徴データ記録部に記録する受信記録手段をさらに備えていることを特徴としている。
したがって、管理装置から権利特徴データを取得し、音楽再生装置においてこれを記録しておくことができる。
(7)〜(10)この発明に係る音楽再生管理システムは、管理装置と、当該管理装置と通信可能な音楽再生装置とを備えており、前記管理装置は、前記権利特徴データ記録部を有しており、前記権利特徴データ記録部には、音楽再生装置のユーザ毎に権利特徴データが記録されており、前記音楽再生装置は、前記音楽データ取得手段と再生手段と対象特徴データ生成手段と判断手段と制御手段とを有しており、前記判断手段は、管理装置の権利特徴データ記録部を参照して、対象特徴データに合致する権利特徴データが当該ユーザに対応づけて記録されているかを判断することを特徴としている。
したがって、管理装置にユーザ毎に権利特徴データを記録しておき、音楽再生装置からこれにアクセスして権利の有無を判断することができる。
(11)〜(13)この発明に係る音楽再生管理システムは、管理装置と、当該管理装置と通信可能な音楽再生装置とを備えており、前記管理装置は、権利特徴データ記録部と、対象特徴データ生成手段と、判断手段と、制御手段とを備えており、前記制御手段は、判断手段の判断結果に応じて、音楽再生装置に対して送信する音楽データを制御することにより再生手段による再生を制御し、前記音楽再生装置は、音楽データ取得手段と再生手段を備えており、前記再生手段は、前記管理装置から送信されてくる音楽データを再生することを特徴としている。
したがって、管理装置にて権利の判断を行って、再生装置における再生を制御することができる。
(14)(15)この発明に係る音楽再生管理システムは、管理装置は、音楽再生装置からの購入要求に応答して、当該購入要求対象となっている音楽データにつき権利特徴データを取得し、当該ユーザに対応づけて権利特徴データ記録部に記録する権利特徴データ取得手段をさらに備え、音楽再生装置は、管理装置に対して音楽データの購入要求を送信する送信手段をさらに備えていることを特徴としている。
したがって、ユーザからの購入要求に応じて権利特徴データを記録することができる。
(16)この発明に係る音楽再生管理システムは、管理装置は、コンテンツサーバ装置とキー発行サーバ装置を含んで構成されており、前記コンテンツサーバ装置は、音楽再生装置からの購入要求に応じて音楽データを送信し、前記キー発行サーバ装置は、音楽再生装置からの購入要求に応じて前記コンテンツサーバ装置から送信されてきた音楽データに対応する権利特徴データを取得することを特徴としている。
したがって、音楽データの配信を併せて行うことができる。
(17)この発明に係る音楽再生管理システムは、判断手段は、判断結果を音楽データに対応づけて記録しておき、当該音楽データの再生が2回目以降である場合には、対象特徴データ生成手段は当該音楽データの対象特徴データを作成せず、判断手段は判断を行わず、制御手段は記録された判断結果に基づいて制御を行うことを特徴としている。
したがって、2回目以降は、判断手段の判断を不要とすることができ、迅速な処理を実現できる。
(18)この発明に係る音楽再生管理システムは、制御手段は、判断手段の判断結果が否定的であった場合には、再生手段による当該音楽データの再生を許可しないことを特徴としている。
したがって、権利がない場合には音楽データの再生を禁止することができる。
(19)この発明に係る音楽再生管理システムは、制御手段は、判断手段の判断結果が否定的であった場合でも、再生手段による当該音楽データの再生を所定時間だけ許可し、その後の再生を許可しないことを特徴としている。
したがって、権利がない場合であっても、音楽データの一部を試聴することができる。
(20)この発明に係る音楽再生管理システムは、制御手段は、判断手段の判断結果が否定的であった場合には、再生手段による当該音楽データの再生を品質を落として許可することを特徴としている。
したがって、権利がない場合であっても、品質の落とされた音楽データを試聴することができる。
(21)この発明に係る音楽再生管理システムは、権利特徴データ記録部は、着脱可能な可搬性記録媒体であることを特徴としている。
したがって、異なる再生装置においても、可搬性記録媒体があれば権利のある音楽データを再生することができる。
(22)この発明に係る音楽再生管理システムは、権利特徴データまたは対象特徴データは、音楽波形データの開始部分を、オーバーラップした複数のウインドウによって切り出し、各ウインドウによって切り出した波形を周波数解析した結果を2値化し、時系列順に並べたデータであることを特徴としている。
したがって、正確に波形的特徴を抽出することができる。
(23)この発明に係る音楽再生管理システムは、判断手段は、権利特徴データ中の2値化データと対象特徴データ中の2値化データの合致割合が所定割合を超えた場合には、両者が合致していると判断することを特徴としている。
したがって、正確に権利特徴データと対象特徴データとの合致を判定することができる。
(24)この発明に係る音楽再生管理システムは、異なるパラメータによる権利特徴データおよび対象特徴データを複数生成し、判断手段は、これら複数の権利特徴データおよび対象特徴データの合致割合により、合致しているか否かを判断することを特徴としている。
したがって、より正確な判定を行うことができる。
(25)この発明に係る音楽再生管理システムは、管理装置は、インターネットに接続された管理サーバ装置であり、音楽再生装置は、インターネットに接続可能な携帯端末装置であることを特徴としている。
したがって、携帯端末装置において音楽を再生する際に、権利処理を行うことができる。
(26)この発明に係る音楽再生管理システムは、管理装置は、携帯端末装置であり、音楽再生装置は、前記携帯端末装置と通信可能な音楽再生機器であることを特徴としている。
したがって、音楽再生機器において音楽を再生する際に、権利処理を行うことができる。
(27)この発明に係る音楽再生管理システムは、音楽再生機器は、テレビ、オーディオ機器またはカーナビゲーション装置のいずれかであることを特徴としている。
したがって、テレビ、オーディオ機器またはカーナビゲーション装置において音楽を再生する際に、権利処理を行うことができる。
(28)この発明に係る音楽再生管理システムは、判断手段の判断結果を判断結果記録部に記録する記録手段を備えたことを特徴としている。
したがって、権利に基づく再生、権利に基づかない再生についての記録を行うことができる。
(29)この発明に係る音楽再生管理方法は、音楽再生端末装置のユーザに対応付けて、当該ユーザが権利を有する音楽波形データの特徴を抽出した権利特徴データを権利特徴データ記録部に記録しておき、再生対象となる音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出して対象特徴データを生成し、対象特徴データに合致する権利特徴データが権利特徴データ記録部に記録されているか否かを判断し、判断手段の判断結果に応じて、再生手段による再生状態を変化させることを特徴としている。
したがって、音楽波形データの波形的特徴に基づいて生成した権利特徴データを用いているので、音楽データの形式に拘わらず、再生の制御を行うことができる。
(30)この発明に係る音楽再生管理システムは、ユーザが権利を有する音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的な特徴を抽出した権利特徴データを記録する権利特徴データ記録部と、音楽データを取得する音楽データ取得手段と、前記取得した音楽データを音楽波形データに変換して音楽として出力する再生手段と、前記音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出して対象特徴データを生成する対象特徴データ生成手段と、対象特徴データに合致する権利特徴データが権利特徴データ記録部に記録されているか否かを判断する判断手段と、判断手段の判断結果を判断結果記録部に記録する記録手段とを備えている。
したがって、音楽波形データの波形的特徴に基づいて生成した権利特徴データを用いているので、音楽データの形式に拘わらず、権利に基づく再生、権利に基づかない再生を記録することができる。
(31)〜(33)この発明に係る音楽再生管理システムは、管理装置と、当該管理装置と通信可能な音楽再生装置とを備えており、前記管理装置は、音楽再生装置からの購入要求に応答して、当該購入要求対象となっている音楽データにつき権利特徴データを取得する権利特徴データ取得手段と、当該権利特徴データを音楽再生装置に送信する送信手段とさらに備え、前記音楽再生装置は、前記権利特徴データ記録部と音楽データ取得手段と再生手段と対象特徴データ生成手段と判断手段と制御手段とを有しており、管理装置からの権利特徴データを受信して権利特徴データ記録部に記録する受信記録手段をさらに備えていることを特徴としている。
したがって、管理装置から権利特徴データを取得し、音楽再生装置においてこれを記録しておくことができる。
(34)〜(36)この発明に係る音楽再生管理システムは、管理装置と、当該管理装置と通信可能な音楽再生装置とを備えており、前記管理装置は、前記権利特徴データ記録部を有しており、前記権利特徴データ記録部には、音楽再生装置のユーザ毎に権利特徴データが記録されており、前記音楽再生装置は、前記音楽データ取得手段と再生手段と対象特徴データ生成手段と判断手段と制御手段とを有しており、前記判断手段は、管理装置の権利特徴データ記録部を参照して、対象特徴データに合致する権利特徴データが当該ユーザに対応づけて記録されているかを判断することを特徴としている。
したがって、管理装置にユーザ毎に権利特徴データを記録しておき、音楽再生装置からこれにアクセスして権利の有無を判断することができる。
(37)この発明に係る音楽再生管理方法は、ユーザが権利を有する音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的な特徴を抽出した権利特徴データを権利特徴データ記録部に記録しておき、音楽データを取得し、前記取得した音楽データを音楽波形データに変換して音楽として出力し、前記音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出して対象特徴データを生成し、対象特徴データに合致する権利特徴データが権利特徴データ記録部に記録されているか否かを判断し、判断結果を判断結果記録部に記録することを特徴としている。
したがって、音楽波形データの波形的特徴に基づいて生成した権利特徴データを用いているので、音楽データの形式に拘わらず、権利に基づく再生、権利に基づかない再生を記録することができる。
(38)〜(42)この発明に係る音楽流通管理システムは、第1の音楽記録装置と第2の音楽記録装置を備えており、前記第1の音楽記録装置は、音楽データを記録する音楽データ記録部と、ユーザが権利を有する音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的な特徴を抽出した権利特徴データを記録する権利特徴データ記録部と、音楽データ記録部に記録されている音楽データを読み出して外部に出力する出力手段と、前記音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出して対象特徴データを生成する対象特徴データ生成手段と、対象特徴データに合致する権利特徴データが権利特徴データ記録部に記録されているか否かを判断する判断手段と、判断手段の判断結果に応じて、出力手段による出力状態を変化させる制御手段とを備え、前記第2の音楽記録装置は、音楽データを記録する音楽データ記録部と、ユーザが権利を有する音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的な特徴を抽出した権利特徴データを記録する権利特徴データ記録部と、第1の音楽装置から出力された音楽データを、オンラインまたは記録媒体を介して入力し音楽データ記録部に記録する入力手段と、前記音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出して対象特徴データを生成する対象特徴データ生成手段と、対象特徴データに合致する権利特徴データが権利特徴データ記録部に記録されているか否かを判断する判断手段と、判断手段の判断結果に応じて、入力手段による入力状態を変化させる制御手段とを備えたことを特徴としている。
したがって、音楽波形データの波形的特徴に基づいて生成した権利特徴データを用いているので、音楽データの形式に拘わらず、権利に基づく音楽データの転送、移転を管理することができる。
(42)この発明に係る音楽流通管理方法は、第1の音楽記録装置と第2の音楽記録装置を備えた、音楽データの流通を管理する音楽流通管理方法であって、前記第1の音楽記録装置は、音楽データを音楽データ記録部に記録し、ユーザが権利を有する音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的な特徴を抽出した権利特徴データを権利特徴データ記録部に記録し、音楽データ記録部に記録されている音楽データを読み出して外部に出力し、前記音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出して対象特徴データを生成し、対象特徴データに合致する権利特徴データが権利特徴データ記録部に記録されているか否かを判断し、判断結果に応じて、出力手段による出力状態を変化させ、前記第2の音楽記録装置は、音楽データを音楽データ記録部に記録し、ユーザが権利を有する音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的な特徴を抽出した権利特徴データを権利特徴データ記録部に記録し、第1の音楽装置から出力された音楽データを、オンラインまたは記録媒体を介して入力し、前記音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出して対象特徴データを生成し、対象特徴データに合致する権利特徴データが権利特徴データ記録部に記録されているか否かを判断し、判断結果に応じて、入力手段による入力状態を変化させることを特徴としている。
したがって、音楽波形データの波形的特徴に基づいて生成した権利特徴データを用いているので、音楽データの形式に拘わらず、権利に基づく音楽データの転送、移転を管理することができる。
この発明において、「権利特徴データ記録部」は、固定式、可搬式を問わず権利特徴データを記録する媒体をいう。実施形態では、ハードディスク74がこれに該当する。
「音楽データ取得手段」は、オンラインによって音楽データを取得する受信手段や、記録媒体から音楽データを読み出すインターフェイスを含む概念である。実施形態では、ステップS41がこれに対応する。また、「音楽データ」とは、デコードや伸長することにより音楽として再生の可能なデータだけでなく、デコードや伸長することなしに再生可能なデータも含む概念である。
「再生手段」は、音楽データを再生する手段であり、実施形態では、変換手段16、音出力部18がこれに対応する。
「対象特徴データ生成手段」は、実施形態においては、ステップS33がこれに対応する。
「判断手段」は、実施形態においては、ステップS36がこれに対応する。
「制御手段」は、実施形態においては、ステップS37、S40がこれに対応する。
「キー発行サーバ装置の送信手段」は、直接的に音楽再生端末装置に権利特徴データを送信するものだけでなく、コンテンツサーバ装置などを介して音楽再生端末装置に権利特徴データを送信するものを含む概念である。
「プログラム」とは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソース形式のプログラム、圧縮処理がされたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む概念である。
発明を実施するための形態
1.基本的構成
図1に、この発明の一実施形態による音楽再生管理システムの全体構成を示す。権利特徴データ記録部22には、ユーザが権利を有する音楽波形データの波形的な特徴を抽出した権利特徴データが記録されている。このシステムでは、以下に述べるように、権利特徴データを有していなければ、音楽データの再生が制限されるようになっている。また、この権利特徴データは、音楽の波形的な特徴を抽出したものであるから、音楽データの形式によらず同一の音楽を認識することができる。なお、権利特徴データ記録部22は、ハードディスクなどの固定式の記録媒体だけでなく、メモリカード、USBメモリなどの取り外し可能な可搬性の記録媒体によって構築してもよい。
音楽データ取得手段12は、再生対象となる音楽データを取得する手段である。インターネットなどのネットワークを介して音楽データを取得してもよいし、可搬性記録媒体に記録された音楽データを読み込むものであってもよい。また、取得した音楽データを一旦記録し、記録したものを再生手段17に渡してもよく、取得した音楽データを記録せずその都度再生手段17に渡すようにしてもよい。
再生手段17は、音楽データを音楽波形データに再現して音楽として出力するものである。
対象特徴データ生成手段20は、音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出した対象特徴データを生成するものである。自ら音楽波形データへの変換を行って波形的特徴を抽出してもよいが、再生手段17から音楽波形データを得て波形的特徴を抽出してもよい。
判断手段24は、対象特徴データに合致する権利特徴データが、権利特徴データ記録部22に記録されているかどうかを判断する。判断結果は、制御手段26に与えられる。
制御手段26は、判断結果を受けて再生手段17の再生状況を制御する。たとえば、判断結果が否定的である場合には、音楽データの再生を許可しないようにする。あるいは、音楽データの一部分しか再生を許可しないようにする。判断結果が肯定的である場合には、音楽データの再生を許可する。
以上のようにして、ユーザが権利特徴データを有しているか否かにより、音楽データの再生を許可するかどうかを制御することができる。
2.第1の実施形態
図2に、この発明の一実施形態による音楽再生管理システムの全体構成を示す。この実施形態では、コンテンツサーバ装置2とキー発行サーバ装置4によって管理装置3が構成されている。
ユーザの指令により、音楽再生機能付きの携帯電話8は、インターネット6を介して、コンテンツサーバ装置2に接続する。さらに、MP3などの形式による音楽コンテンツ(音楽データ)のダウンロード要求を送信する。これを受けたコンテンツサーバ装置2は、要求された音楽コンテンツを携帯電話8に送信する。携帯電話8は、この音楽コンテンツを記録する。
これと同時に、コンテンツサーバ装置2は、キー発行サーバ装置4に対して当該音楽コンテンツを送信する。キー発行サーバ装置4は、受け取った音楽コンテンツの波形音楽データの特徴を示す特徴データ(権利特徴データ)を生成する。キー発行サーバ装置4は、生成した権利特徴データを、携帯電話8に送信する。携帯電話8は、この権利特徴データを記録する。
ダウンロードした音楽コンテンツを再生するため、ユーザが携帯電話8を操作し再生指令を与えると、携帯電話8は、音楽コンテンツを波形音楽データに変換しつつ再生を行う。この際、携帯電話8は、変換した波形音楽データの特徴を示す特徴データ(対象特徴データ)を生成する。さらに、この対象特徴データに合致する権利特徴データが記録されているか否かを判断する。記録されていなければ、携帯電話8は再生を中止する。記録されていれば、携帯電話8は再生を継続する。このようにして、権利特徴データを記録した携帯電話8だけで、当該音楽コンテンツを再生可能とすることができる。
なお、図2では、ユーザは、コンテンツサーバ2より音楽コンテンツを取得しているが、他のルートにて入手した音楽コンテンツであっても、その音楽に対する権利特徴データを有していれば再生することができる。たとえば、友人の携帯電話から送信されてきた音楽コンテンツであってもよい。また、権利特徴データ、対象特徴データは、波形音楽データの特徴を抽出したものであるから、音楽コンテンツの形式(MP3、ATRAC、AACなど)に拘わらず、共通の権利特徴データを用いることができる。
図2aにコンテンツサーバ装置2の機能ブロック図と、キー発行サーバ装置4の機能ブロック図を示す。図2bに、携帯電話装置8の機能ブロック図を示す。図2bにおいて、携帯電話装置8の送信手段10は、コンテンツサーバ装置2に対し、ダウンロード要求を送信する。図2aにおいて、コンテンツサーバ装置2の受信手段30は、このコンテンツ要求を受信する。送信手段32は、記録部34から要求された音楽データ(音楽コンテンツ)を読み出し、携帯電話装置8とキー発行サーバ装置4に送信する。携帯電話装置8の受信手段12は音楽データを受信する。受信した音楽データは、対象音楽データ記録部14に記録される(図2b参照)。
一方、音楽データを受けたキー発行サーバ装置4は、変換手段36において、音楽データを波形音楽データに変換する(図2a参照)。権利特徴データ取得手段40は、この波形音楽データの波形特徴を権利特徴データとして抽出する。なお、予め生成して音楽データのID(タイトルなど)とともに記録しておいた権利特徴データを読み出して取得するようにしてもよい。この場合、コンテンツサーバ装置2からは音楽データのIDを送ってもらうだけでよい。送信手段38は、この権利特徴データを携帯電話装置8に送信する。
携帯電話装置8の受信手段12は、この権利特徴データを受信する(図2b参照)。権利特徴データは、権利特徴データ記録部22に記録される。
音楽データの再生指令がユーザから与えられると、変換手段16は、対象音楽データ記録部14から音楽データを読み出して、波形音楽データに変換する。音出力部18は、波形音楽データを音として出力する。
一方、対象特徴データ生成手段20は、変換手段16からの波形音楽データを受けて、その波形的特徴を抽出し、対象特徴データを生成する。判断手段24は、この対象特徴データに合致する権利特徴データが、権利特徴データ記録部22に記録されているかどうかを判断する。制御手段26は、対象特徴データに合致する権利特徴データが見いだせなければ、変換手段16または音出力部18(あるいはその双方)を制御して、再生を中止する。制御手段26は、対象特徴データに合致する権利特徴データを見いだすことができれば再生を継続する。
図3に、コンテンツサーバ装置2のハードウエア構成示す。CPU44には、メモリ40、通信回路42、ハードディスク46が接続されている。ハードディスク46には、コンテンツサーバプログラム48、音楽コンテンツデータベース50が記録されている。音楽コンテンツデータベース5おは、複数のコード化音楽データをその曲名とともに記録している。なお、音楽コンテンツデータベース50は、異なるコンピュータに設けられていてもよい。通信回路42は、インターネット6に接続するための回路である。
図4に、キー発行サーバ装置4のハードウエア構成を示す。CPU56には、メモリ52,通信回路54、ハードディスク58が接続されている。ハードディスク58には、キー発行サーバプログラム60が記録されている。通信回路54は、インターネット6に接続するための回路である。
図5に、携帯電話装置8のハードウエア構成を示す。CPU72には、メモリ62、通信回路64、マイク66、D/A変換器67、不揮発性メモリ70、書換可能ROM74、ディスプレイ80、キー82が接続されている。D/A変換器67には、スピーカ68が接続されている。なお、通話に関する機能部分は省略している。この実施形態では、不揮発性メモリ70として、携帯電話装置8に着脱可能な可搬性の書換可能なメモリを用いている。もちろん、携帯電話装置8に内蔵の書換可能なメモリを用いてもよい。通信回路64は、電話回線を通じてインターネット6に接続するための回路である。書換可能ROM74には、ブラウザプログラム76、プレイヤープログラム78が記録されている。ブラウザプログラム76は、コンテンツサーバ装置2やキー発行サーバ装置4からの情報を取得するためのプログラムである。この実施形態では、ブラウザプログラム76は、サーバ装置のコンテンツを閲覧するだけでなく、サーバ装置のデータをダウンロードする機能も有している。プレイヤープログラム78は、音楽データを再生するためのプログラムである。
図6に、携帯電話装置8が、コンテンツサーバ装置2からコード化音楽データをダウンロードする処理のフローチャートを示す。左側が携帯電話装置8のブラウザプログラム76、中央がコンテンツサーバ装置2のコンテンツサーバプログラム48、右側がキー発行サーバ装置4のキー発行サーバプログラム60を示している。
まず、ステップS1において、携帯電話装置8のCPU72は、通信回路64を介してコンテンツサーバ装置2にアクセスし、メニューページを要求する。これを受けて、コンテンツサーバ装置2のCPU44は、図7Aに示すようなメニュー画面を送信する(ステップS11)。携帯電話装置8のCPU72は、これをディスプレイ80に表示する(ステップS2)。図7Aの例では、「I'll be there....」「アスタリスク」「花」などの音楽が示されている。
携帯電話装置8のユーザは、ディスプレイ80の表示を見ながらキー82を操作し、所望の音楽を選択する(決定ボタンをクリックする)。これを受けて、携帯電話装置8のCPU72は、コンテンツサーバ装置2に対して当該選択された音楽のダウンロード要求を送信する(ステップS3)。このダウンロード要求には、当該音楽を特定するためのIDあるいは音楽コンテンツDB50内における記録場所が含まれる。
ダウンロード要求を受けたコンテンツサーバ装置2のCPU44は、要求された音楽を音楽コンテンツDB50から読み出す(ステップS12)。音楽コンテンツDB50には、各音楽ごとに、そのコード化音楽データ(MP3など)が記録されいてる。CPU44は、読み出したコード化音楽データを、携帯電話装置8およびキー発行サーバ装置4に送信する(ステップS12)。この際、コンテンツサーバ装置2は、キー発行サーバ装置4に携帯電話装置8の電話番号、メールアドレスを併せて送信する。さらに、CPU44は、ユーザに対する課金処理を行う(ステップS13)。たとえば、通信会社のサーバに連絡し、請求処理を行う。
コード化音楽データを受けた携帯電話装置8のCPU72は、これを不揮発性メモリ70に記録する(ステップS4)。
一方。コード化音楽データを受けたキー発行サーバ装置4のCPU56は、コード化音楽データを波形音楽データに変換する(ステップS21)。この際、予め定められた部分についてのみ波形音楽データへの変換を行いメモリ52に一時的に記録する。この実施形態では、音楽の先頭から1秒程度の部分を波形音楽データに変換している。この実施形態において、波形音楽データとは、図8に模式的に示すように、音楽の振幅を時間軸上に並べたデータであり、アナログ変換をしてスピーカに与えることにより、その音楽を再生できるものをいう。なお、この実施形態では、波形音楽データとしてディジタルデータを用いているが、アナログデータを用いてもよい。
次に、CPU56は、この波形音楽データの波形的特徴を抽出し権利特徴データを生成する(ステップS22)。この実施形態では、図9に示すフローチャートのようにして、波形音楽データの波形的特徴を抽出するようにしている。
CPU56は、メモリ56に記録した波形音楽データについて、ハニングウインドウにより切り出しを行う(ステップS221)。この実施形態では、J個のフレームを切り出すようにした(フレーム1〜Jまで)。また、各フレームは、かなり大幅にオーバラップするようにしている。たとえば、オーバラップ係数を31/32程度としている。
次に、CPU56は、フレーム1〜Jの各フレームについて、フーリエ変換を行う。この実施形態では、高速離散フーリエ変換(FFT)を用いている(ステップS222)。また、以後の処理において、位相成分は用いず、強度成分だけを用いるようにしている。
次に、CPU56は、各フレームのFFT結果を、K個の周波数帯に分割する(ステップS23)。この周波数帯での分割においては、各周波数帯はオーバラップしないようにしている。この実施形態では、300Hzから3000Hzの周波数において、対数的に周波数帯を33分割するようにした。つまり、バンドの周波数幅は、1つ上の周波数帯になると21/2倍になるようにしている。
次に、CPU56は、各フレームの各周波数帯ごとに、スペクトルのエネルギーの合計を算出する(ステップS224)。これにより、周波数帯1〜Mそれぞれの合計エネルギーEが算出される。
続いて、CPU56は、下式にしたがって、プリント値P(j,k)を算出する(ステップS225)。ここで、jをフレーム番号、kを周波数帯番号とする。
Figure 2007017865
このようにして、J個×K個のプリント値が得られる。この実施形態では、これらのプリント値を権利特徴データとしている。
図6に戻って、CPU56は、生成した権利特徴データを携帯電話装置8に送信する(ステップS23)。携帯電話装置8のCPU72は、受信した権利特徴データを、書換可能ROM74に記録する(ステップS5)。なお、この処理は、ブラウザのプラグインプログラムによって自動的に行ってもよいし、メールソフトの自動保存機能にょって実現してもよい。あるいは、メールを受信したユーザが操作を行って保存するようにしてもよい。
上記のようにして、携帯電話装置8に、コード化音楽データとその権利特徴データが記録される。上記の処理を複数回繰り返すと、複数のコード化音楽データと権利特徴データが記録されることになる。
図10Aに、携帯電話装置8の不揮発性メモリ70に記録されたコード化音楽データCODE1、CODE2、CODE3、CODE4・・・を示す。図10Bに、携帯電話装置8の書換可能ROM74に記録された権利特徴データKEY1、KEY2、KEY4・・・を示す。ここで、権利特徴データKEY1、KEY2、KEY3、KEY4は、それぞれ、コード化音楽データCODE1、CODE2、CODE3、CODE4のための権利特徴データである。図10Bに示すように、コード化音楽データCODE3に対応する権利特徴データKEY3は記録されていない。
この実施形態では、コード化音楽データは、コンテンツサーバ装置2以外からも入手可能としている。たとえば、他のユーザがコンテンツサーバ装置2からダウンロードしたものを、不揮発性メモリ70に複製したり、送信してもらったりすることができる。あるいは、コンテンツサーバ装置2からではなく、MDなどの媒体から複製することができる。
図10Aのコード化音楽データCODE3は、このようにして入手したものであるため、対応する権利特徴データKEY4が記録されておらず、実質的な再生はできないようになっている。
図11に、携帯電話装置8のプレイヤプログラム78のフローチャートを示す。ユーザがキー82を操作し、コード化音楽データを選択して再生指令を入力すると(図7B参照)、CPU72は、再生処理開始指令を再生処理モジュールに与える(ステップS31)。ここでは、コード化音楽データCODE2が選択されたものとする。これを受けて、CPU72は、再生処理モジュールのステップS41、S42、S43を並行して実行する。ステップS41では、不揮発性メモリ70に記録された、指定されたコード化音楽データCODE2を先頭から読み出す(ステップS41)。次に、読み出したコード化音楽データCODE2を波形音楽データに変換する(ステップS42)。この際、波形音楽データをメモリ62に記録する。続いて、CPU72は、波形音楽データをD/A変換器67に出力する(ステップS43)。これにより、アナログ変換された波形音楽データがスピーカ68に与えられ、音楽が出力される。一連の処理が終了すると、コード化音楽データの次の部分を読み出して変換して出力するという処理を繰り返す。
CPU72は、上記再生処理と並行して、権利特徴データを生成する際に用いた分の長さの波形音楽データがメモリ62に記録されたかどうかを判断する(ステップS32)。所定長さの 波形音楽データがメモリ62に記録されれば、CPU72は、当該波形音楽データの波形的特徴を示す対象特徴データを生成する(ステップS33)。この対象特徴データの生成処理は、図9と同様である。
次に、CPU72は、書換可能ROM74から最初の権利特徴データKEY1を読み出す(ステップS34)。この権利特徴データKEY1と上記で生成した対象特徴データの誤差を求める。たとえば、権利特徴データKEY1をP(j,k)とし、対象特徴データをP'(j,k)としたとき、jを1〜Jまで、kを1〜Kまで変化させ、対応するP(j,k)とP'(j,k)の誤差(不一致となったPの数)を求める(ステップS35)。P(j,k)とP'(j,k)が全く同じであれば誤差は「0」である。P(j,k)とP'(j,k)が全く異なる場合には、誤差は「J×K」となる。
次に、CPU72は、誤差が所定の値以下であるかどうかを判断する(ステップS36)。誤差が所定の値以下であれば、P(j,k)とP'(j,k)は合致するものとし(つまり、当該音楽についての権利を有するものとし)、再生処理をそのまま続行する(ステップS37)。
誤差が所定の値を超えている場合には、P(j,k)とP'(j,k)は合致しないものとし、ステップS38に進む。ステップS38では、書換可能ROM74に記録された全ての権利特徴データについて処理したかどうかを判断する。まだ、残された権利特徴データがあれば、次の権利特徴データを書換可能ROM74から読み出し(ステップS39)、ステップS35以下を繰り返し実行する。
書換可能ROM74に記録された全ての権利特徴データについて比較を行っても、対象権利特徴データに合致するものがない場合には、CPU72は、再生モジュールによる再生を中止する(ステップS40)。
ここでは、コード化音楽データCODE2を再生しているので、不揮発性ROM74の最初に記録された権利特徴データKEY1とは合致しない。2番目の権利特徴データKEY2と合致する。したがって、再生が継続されることになる。仮に、再生指令の対象がコード化音楽データCODE3であれば、合致する権利特徴データが記録されていないので、再生が中止される。
続いて、CPU72は、ブラウザプログラム76を起動し、コンテンツサーバ装置2に接続させる(ステップS41、S42)。これにより、当該音楽を完全に再生したいユーザは、コンテンツサーバ装置2に要求して権利特徴データを購入することができる(図7C参照)。なお、コンテンツサーバ装置2ではなく、キー発行サーバ装置4に接続するようにしてもよい。
また、不揮発性ROMに権利特徴データを記録しているが、可搬性の記録媒体に記録するようにしてもよい。
上記実施形態では、携帯電話装置8を再生装置としているが、MP3プレイヤーなどの音楽再生装置を用いてもよい。
上記実施形態では、キー発行サーバ装置4とコンテンツサーバ装置2を別のサーバとしているが、これを1つのサーバによって実現してもよい。
上記実施形態では、コンテンツサーバ装置2からキー発行サーバ装置4にコード化音楽データを送り、キー発行サーバ装置4が波形音楽データに変換して権利特徴データを生成している。しかし、コンテンツサーバ装置2において波形音楽データに変換してキー発行サーバ装置4に送るようにしてもよい。
また、キー発行サーバ装置4は、音楽のタイトルごとに予め権利特徴データを記録しておき、コンテンツサーバ装置2から音楽のタイトルだけを送信して、権利特徴データを得るようにしてもよい。
上記実施形態では、キー発行サーバ装置4から形態電話装置8に直接、権利特徴データを送信するようにしている。しかし、キー発行サーバ装置4からコンテンツサーバ装置2に送信し、コンテンツサーバ装置2から携帯電話装置8に、権利特徴データを送るようにしてもよい。
上記実施形態では、権利特徴データP(j,k)と、対象特徴データをP'(j,k)において、jを1〜Jまで、kを1〜Kまで変化させ、対応するP(j,k)とP'(j,k)の誤差(不一致となったPの数)を求めて、合致性を判断している。しかし、権利特徴データと対象特徴データについて、K×J次元空間におけるベクトルとして、その空間におけるユークリッド位置の誤差に基づいて合致性を判断してもよい。また、権利特徴データと対象特徴データの相関により、合致性を判断するようにしてもよい。
3.第2の実施形態
図13に、第2の実施形態の構成を示す。第1の実施形態では、権利特徴データ記録部22が音楽再生装置(携帯電話)8の側に記録されていた。この実施形態では、管理装置3の側に権利特徴データ記録部22が設けられている。管理装置3は、生成した権利特徴データを音楽再生装置8に送信せず、自ら記録するようにしている。音楽再生装置8のユーザが、再生したい音楽データを選択することにより、当該音楽データについて権利を有していれば再生を行うことができる。
図13aに管理装置3に記録された権利特徴データの例を示す。各ユーザのID(たとえば、電話番号)に対応づけて、当該ユーザが有する権利特徴データを記録するようにしている。
音楽再生装置8の判断手段24は、音楽再生装置8のユーザIDを管理装置3に送信し、当該ユーザの有する権利特徴データを取得して、対象特徴データとの合致を判定することができる。
なお、図14に示すように、管理装置3から取得した権利特徴データをキャッシュメモリ25に記録するようにしてもよい。判断手段24は、まず、キャッシュメモリ25に記録された権利特徴データとの照合を行い、合致するものがなければ管理装置3にアクセスして、権利特徴データ記録部22の権利特徴データとの照合を行う。したがって、同じ音楽を繰り返して再生する場合やよく再生する音楽について、権利判断処理を迅速にすることができる。このようなキャッシュ処理は、他の実施形態においても採用することができる。
また、管理装置3を携帯電話によって構成し、音楽再生装置8を音楽再生機能付きのカーナビゲーション装置としてもよい。この場合、携帯電話に権利特徴データ記録部22が設けられることになる。携帯電話3とカーナビゲーション装置との通信は、無線通信(WiFiなど)、ブルーツース、赤外線などによってもよいし、インターネットを介して行うようにしてもよい。さらに、携帯電話3には、権利特徴データ記録部22を設けず、インターネット上のサーバに権利特徴データ記録部22を設けるようにしてもよい。この場合には、カーナビゲーション装置は、携帯電話3との通信を行い、携帯電話3を介してサーバの権利特徴データ記録部22から権利特徴データを取得する。カーナビゲーション装置がインターネットに接続できない場合などに有効である。
4.第3の実施形態
第3の実施形態を図15に示す。この実施形態では、管理装置3を携帯電話によって構成し、音楽再生装置8をオーディオ装置やテレビ装置によって構成している。この実施形態では、管理装置3である携帯電話を操作して、再生したい音楽データを選択すれば、当該音楽データについて権利を有していることを条件に、音楽再生装置8において音楽が再生される。
携帯電話3において、対象特徴データ生成手段20は、音楽データ記録部11から音楽データを読み出し、対象特徴データを生成する。判断手段24は、当該対象特徴データに合致する権利特徴データ記録部22に記録されているか否かを判断する。制御手段26は、判断結果が肯定的であれば、音楽データ記録部11から音楽データを読み出して、オーディオ装置8に送信する。オーディオ装置8の音楽データ取得手段12はこれを受信し、再生手段17によってリアルタイムに再生する。なお、判断結果が否定的であれば、制御手段26は、オーディオ装置8に対して音楽データを送信しない。
5.第4の実施形態
図18に、この発明の第4の実施形態に係る音楽再生管理システムの機能ブロック図を示す。図1と異なる点は、制御手段26に代えて記録手段29が設けられていることである。記録手段29(下記のステップS51、S52)は、判断手段24の判断結果を受けて、これを判断情報記録部27(不揮発性メモリなど)に記録する。判断情報記録部27には、判断結果に対応付けて、再生日時、ユーザIDなどを記録する。なお、ユーザの有する固有の音楽再生装置に判断情報を記録する場合には、ユーザIDは記録しなくともよい。このようにして記録された判断情報は、権利を持たずに再生を行った回数などの実態判断に用いることができる。
図18の各機能は、第1〜第3の実施形態と同じように、全ての機能を音楽再生装置に持たせることもでき、管理装置にその機能の一部を持たせることもできる。
ここでは、図18の全ての機能を音楽再生装置に持たせた場合について説明する。ハードウエア構成は図5と同様である。
プレイヤープログラム78のフローチャートを、図19、図20に示す。ステップS51、S52、S53が、図11、図12と異なっている。他の部分は同様である。
CPU72は、再生中の音楽データの対象特徴データに合致する権利特徴データがない場合には、不揮発性メモリ70(判定結果記録部)に、再生開始日時とともに”不正”を記録する(ステップS51)。また、CPU72は、再生中の音楽データの対象特徴データに合致する権利特徴データがある場合には、不揮発性メモリ70に、再生開始日時とともに”公正”を記録する(ステップS52)。
その後、CPU72は、音楽データの再生を続行する。つまり、この実施形態では、判定結果を記録するだけで、それにより再生を中止することはしない。ただし、判定結果が記録されるので、これを取得(音楽再生装置がウエブに接続した際に強制転送させるなどの方法で実現可能)することにより、不正な使用の実態を把握することができる。
なお、上記の判定結果の記録に加えて、第1の実施形態のように、再生中止などの再生制御を行うようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、判定結果記録部を音楽再生装置に設けている。しかし、図13の実施形態と同様に判定結果記録部を管理装置に設けるようにしてもよい。この場合、判定結果とともにユーザIDを記録するようにしてもよい。また、ユーザのプライバシーを尊重し、全体的な不正の状況を知るだけであれば、ユーザIDを記録する必要はない。
6.第5の実施形態
図21に、この発明の一実施形態による音楽流通管理システムを示す。このシステムは、権利を有していない音楽データの流通を禁止するためのものである。このシステムでは、音楽再生装置101と音楽再生装置103がインターネット105などを介して通信可能に接続されている。なお、この実施形態では、音楽再生装置101、103は、音楽再生の機能を有しているが、少なくとも音楽データを記録する機能があればこの発明を適用することができる。
図22に、音楽再生装置101と音楽再生装置103の機能ブロック図を示す。音楽再生装置101は、音楽データ記録部13a、出力手段19a、対象特徴データ生成手段20a、判断手段24a、権利特徴データ記録部22aを備えている。対象特徴データ生成手段20a、判断手段24a、権利特徴データ記録部22aは、図1の対象特徴データ生成手段20、判断手段24、権利特徴データ記録部22と同様のものである。
出力手段19aは、音楽データ記録部13aに記録されている音楽データを読み出し、音楽装置103に対して出力する。対象特徴データ生成手段20aは、出力手段19aが出力しようとする(あるいは出力している)音楽データについて、対象特徴データを生成する。判断手段24aは、生成した対象特徴データに合致する権利特徴データが、権利特徴データ記録部22aに記録されているか否かを判断する。判断手段24aは、合致するものがあれば出力手段19aによる音楽データの出力を許可する。合致するものがなければ、出力手段19aによる音楽データの出力を許可しない。
したがって、自らが権利を有している音楽データについてのみ外部に出力することができるように制御できる。
音楽再生装置103は、音楽データ記録部13b、入力手段19b、対象特徴データ生成手段20b、判断手段24b、権利特徴データ記録部22bを備えている。対象特徴データ生成手段20b、判断手段24b、権利特徴データ記録部22bは、図1の対象特徴データ生成手段20、判断手段24、権利特徴データ記録部22と同様のものである。
入力手段19bは、音楽再生装置101から送られてくる音楽データを受けて、これを音楽データ記録部13bに記録する。対象特徴データ生成手段20bは、入力手段19bが受けた音楽データについて、対象特徴データを生成する。判断手段24bは、生成した対象特徴データに合致する権利特徴データが、権利特徴データ記録部22bに記録されているか否かを判断する。判断手段24bは、合致するものがあれば入力手段19bによる音楽データ記録部13bへの音楽データの記録を許可する。合致するものがなければ、出力手段19bによる音楽データ記録部13bへの音楽データの記録を許可しない。
したがって、自らが権利を有している音楽データについてのみ外部から取り込んで記録することができるように制御できる。
この実施形態による音楽再生装置101、103のハードウエア構成は図5と同様である。ただし、ハードディスク74には、制御プログラムも記録されている。図23に、この制御プログラムのフローチャートを示す。左側が音楽データを読み出して送信する音楽再生装置101であり、右側が音楽データを受けて記録る音楽再生装置103である。
ユーザからの指令がキー82から与えられると、音楽再生装置101のCPU72は、不揮発性メモリ70に記録されている音楽データを読み出す(ステップS201)。次に、CPU72は、読み出した音楽データにつき、対象特徴データを生成する(ステップS202)。続いて、CPU72は、生成した対象特徴データに合致する権利特徴データが不揮発性メモリ70に記録されているか否かを判断する(ステップS203)。合致する権利特徴データがない場合には、CPU72は、音楽データを相手方に送信せず、処理を中止する。合致する権利特徴データがある場合には、CPU72は、通信回路64を介して音楽データを相手方に送信する(ステップS204)。
音楽再生装置103のCPU72は、送られてきた音楽データを通信回路64を介して受信する(ステップS301)。続いてCPU72は、受信した音楽データに付き対象特徴データを生成する(ステップS302)。CPU72は、生成した対象特徴データに合致する権利特徴データが不揮発性メモリ70に記録されているか否かを判断する(ステップS303)。合致する権利特徴データがない場合には、CPU72は、受信した音楽データを不揮発性メモリ70に記録せず、受信を中止する(ステップS305)。合致する権利特徴データがある場合には、CPU72は、受信した音楽データを不揮発性メモリ70に記録する(ステップS304)。
このようにすれば、送信側、受信側の双方において権利特徴データを有している場合にのみ、音楽データの転送を許可することができる。たとえば、権利特徴データを有しているが、その音楽データを紛失(削除)したような場合には、友人などから音楽データを転送してもらうことができる。
なお、上記実施形態では、オンラインにて音楽データを転送しているが、図24に示すように、音楽再生装置101からメモリカード150などの可搬性記録媒体に出力し、これを音楽再生装置103の側で読み込んで記録するようにしてもよい。この場合、メモリカード150への記録時に権利有無の判断を行い、目見ろカード150からの読み込み時に権利有無の判断を行う。
上記実施形態では、送り側・受け側の双方において権利有無の判断を行っているが、いずれか一方だけで権利有無の判断をするようにしてもよい。
なお、音楽再生装置101と音楽再生装置103との間は、直接的な通信ではなく、サーバ(管理装置)を介した通信であってもよい。この場合、サーバの側に、音楽再生装置101、音楽再生装置103のユーザの権利特徴データを記録しておき、音楽再生装置の判断手段がこれを取得して判断するようにしてもよい。あるいは、判断手段をサーバの側に設けるようにしてもよい。この場合、判断手段は、音楽データの転送処理を許可したり、不許可にしたりして制御することができる。
7.その他の実施形態
以下、上記各実施形態に適用することのできる他の実施形態を説明する。
(1)上記各実施形態では、音楽再生装置において再生を行おうとするたびに、対象特徴データに合致する権利特徴データがあるかどうかを判断手段が判断している。しかし、一度権利ありと判断した場合には、その音楽データのID(たとえば、タイトル名)を権利情報として音楽再生装置の側に記録しておいてもよい。これにより、再生要求があった場合には、制御手段は、その再生要求に含まれる音楽データのIDによって権利情報の有無を判断し、制御を行うことができる。したがって、2回目以降は、判断手段による判断を行う必要がなく、迅速な処理が可能となる。
例えば、上記の実施形態を第1の実施形態に適用すれば、図16に示すような構成となる。音楽データ取得手段12は、再生要求に含まれる 音楽データIDに基づいて、該当する音楽データを音楽データ記録部13(ハードディスク)から取得する。
制御手段は、再生要求に含まれる音楽データIDに基づいて、権利情報記録部25(ハードディッスク)を検索し、当該音楽データIDが記録されているか否かを調べる。記録されていれば、判断手段24による判断を行うことなく、再生手段17による音楽データの再生を許可する。
権利情報記録部25に記録されていなければ、制御手段26は、判断手段24に判断を行わせる。判断手段24は、権利ありと判断した場合には判断結果記録部25に記録する。第3の実施形態に対しても同じように適用することができる。
また、上記実施形態を第2の実施形態に適用し、図17に示すように管理装置3の側に権利情報記録部25を設けてもよい(もちろん、上記と同じように音楽再生装置8の側に設けてもよい)。この場合には、権利情報記録部22には、ユーザID、音楽データのIDが対応付けて記録される。制御手段26が権利情報記録部にアクセスする際には、ユーザID(電話番号など)を付して送信する。これにより、管理装置3からは、当該ユーザに関する権利情報が送られてくる。
(2)上記実施形態では、権利特徴データ取得手段は、権利特徴データをユーザからの権利購入要求があった際に生成するようにしている。しかし、予め音楽データについて権利特徴データを生成し、音楽データのIDと対応付けて記憶しておくようにしてもよい。ユーザからの権利購入要求があった場合には、当該要求に含まれる音楽データのIDに基づいて、記録しておいて権利特徴データを取得するようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、インターネットを経由してコード化音楽データや権利特徴データを入手しているが、記録媒体により入手するようにしてもよい。この場合、記録媒体にアクセスするためのインターフェイスが、音楽データ取得手段12となる。
(4)上記実施形態では、フーリエ変換を用いて波形特徴を抽出しているが、時間軸上の波形に基づいてその形状的な特徴を抽出して波形特徴を抽出するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、1つの波形特徴アルゴリズムを用いているが、異なるアルゴリズム(たとえば、分割周波数帯を異ならせる)によって、2以上の権利特徴データ、対象特徴データを算出するようにしてもよい。この場合、各アルゴリズムによる権利特徴データ、対象特徴データごとに、合致度の判定を行い、これらをあわせて最終的な合致度の判定を行うようにする。また、この際、アルゴリズムごとにウエイト付けを行って合致度を判定しもよい。
(5)上記実施形態では、権利特徴データと対象特徴データの合致性に基づいて権利の有無を判断している。しかし、これに加えて、予め登録された音楽の時間的長さと、再生しようとしている音楽の時間的長さとの合致性も加味して判断してもよい。たとえば、権利特徴データと対象特徴データとの合致性が、第1の所定値以上であれば、権利ありとする。権利特徴データと対象特徴データとの合致性が、第1の所定値よりも小さく、第2の所定値よりも大きい場合には、時間的長さの合致度が所定値以上であるかどうかを判断する。所定値以上なら権利あり、所定値に満たなければ権利無しとする。また、権利特徴データと対象特徴データとの合致性が、第2の所定値より小さければ、権利なしとする。
(6)上記実施形態では、制御手段26は、権利があるか否かが判明するまでは音楽の再生を行うよう制御している。しかし、権利があることが判明するまで、音楽の再生を行わないようにしてもよい。また、権利がない場合には、品質を落とした音楽データを再生するように制御してもよい。
(7)上記実施形態では、音楽データについて説明したが、映像コンテンツなどについても同様に適用することができる。
この発明の一実施形態による音楽再生管理システムの構成図である。 この発明の第1の実施形態による音楽再生管理システムの構成図である。 コンテンツサーバ装置2とキー発行サーバ装置4の機能ブロック図である。 携帯電話装置8の機能ブロック図である。 コンテンツサーバ装置2のハードウエア構成を示す図である。 キー発行サーバ装置4のハードウエア構成を示す図である。 携帯電話装置8のハードウエア構成を示す図である。 ダウンロード処理のフロチャートである。 携帯電話装置8の画面表示例である。 波形音楽データの例である。 特徴データ作成のフローチャートである。 コード化音楽データと権利特徴データの記録例である。 プレイヤプログラムのフローチャートである。 プレイヤプログラムのフローチャートである。 第2の実施形態による音楽再生管理システムの構成図である。 権利特徴データ記録部22のデータ例である。 第2の実施形態による音楽再生管理システムの構成図である。 第3の実施形態による音楽再生管理システムの構成図である。 その他の実施形態による音楽再生管理システムの構成図である。 その他の実施形態による音楽再生管理システムの構成図である。 第4の実施形態による音楽再生管理システムの構成図である。 第4の実施形態におけるプレイヤプログラムのフローチャートである。 第4の実施形態におけるプレイヤプログラムのフローチャートである。 第5の実施形態における音楽流通システムの全体構成図である。 第5の実施形態における音楽流通システムの機能ブロック図である。 第5の実施形態における制御プログラムのフローチャートである。 他の実施形態における音楽流通システムの全体構成図である。
符号の説明
12・・・音楽データ取得手段
17・・・再生手段
20・・・対象特徴データ生成手段
22・・・権利特徴データ記録部
24・・・判断手段
26・・・制御手段

Claims (43)

  1. 音楽データの再生を管理する音楽再生管理システムであって、
    ユーザが権利を有する音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的な特徴を抽出した権利特徴データを記録する権利特徴データ記録部と、
    音楽データを取得する音楽データ取得手段と、
    前記取得した音楽データを音楽波形データに変換して音楽として出力する再生手段と、
    前記音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出して対象特徴データを生成する対象特徴データ生成手段と、
    対象特徴データに合致する権利特徴データが権利特徴データ記録部に記録されているか否かを判断する判断手段と、
    判断手段の判断結果に応じて、再生手段による再生状態を変化させる制御手段と、
    を備えた音楽再生管理システム。
  2. 請求項1の音楽再生管理システムにおいて、
    当該音楽再生管理システムは、管理装置と、当該管理装置と通信可能な音楽再生装置とを備えており、
    前記管理装置は、
    音楽再生装置からの購入要求に応答して、当該購入要求対象となっている音楽データにつき権利特徴データを取得する権利特徴データ取得手段と、
    当該権利特徴データを音楽再生装置に送信する送信手段とさらに備え、
    前記音楽再生装置は、
    前記権利特徴データ記録部と音楽データ取得手段と再生手段と対象特徴データ生成手段と判断手段と制御手段とを有しており、
    管理装置からの権利特徴データを受信して権利特徴データ記録部に記録する受信記録手段をさらに備えていることを特徴とするもの。
  3. 音楽再生装置とともに音楽再生管理システムを構築する管理装置であって、
    音楽再生装置からの購入要求に応答して、当該購入要求対象となっている音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を示す権利特徴データを取得する権利特徴データ取得手段と、
    当該権利特徴データを当該音楽再生装置に送信する送信手段と、
    を備えた管理装置。
  4. 管理装置とともに音楽再生管理システムを構築する音楽再生装置であって、
    当該ユーザが権利を有する音楽波形データの特徴を抽出した権利特徴データを記録する権利特徴データ記録部と、
    音楽データを取得する音楽データ取得手段と、
    前記取得した音楽データを音楽波形データに変換して音楽として出力する再生手段と、
    前記音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出して対象特徴データを生成する対象特徴データ生成手段と、
    対象特徴データに合致する権利特徴データが権利特徴データ記録部に記録されているか否かを判断する判断手段と、
    判断手段の判断結果に応じて、再生手段による再生状態を変化させる制御手段と、
    を備えた音楽再生装置。
  5. コンピュータによって下記の機能を実現して音楽再生装置を構築するための音楽再生プログラムであって、
    当該ユーザが権利を有する音楽波形データの特徴を抽出した権利特徴データを記録する権利特徴データ記録部にアクセスする手段と、
    音楽データを取得する音楽データ取得手段と、
    前記取得した音楽データを音楽波形データに変換して音楽として出力する再生手段と、
    前記音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出して対象特徴データを生成する対象特徴データ生成手段と、
    対象特徴データに合致する権利特徴データが権利特徴データ記録部に記録されているか否かを判断する判断手段と、
    判断手段の判断結果に応じて、再生手段による再生状態を変化させる制御手段と、
    をコンピュータによって実現するための音楽再生プログラム。
  6. 請求項4の音楽再生装置または請求項5の音楽再生プログラムにおいて、
    管理装置からの権利特徴データを受信して権利特徴データ記録部に記録する受信記録手段をさらに備えていることを特徴とするもの。
  7. 請求項1の音楽再生管理システムにおいて、
    当該音楽再生管理システムは、管理装置と、当該管理装置と通信可能な音楽再生装置とを備えており、
    前記管理装置は、
    前記権利特徴データ記録部を有しており、
    前記権利特徴データ記録部には、音楽再生装置のユーザ毎に権利特徴データが記録されており、
    前記音楽再生装置は、
    前記音楽データ取得手段と再生手段と対象特徴データ生成手段と判断手段と制御手段とを有しており、
    前記判断手段は、管理装置の権利特徴データ記録部を参照して、対象特徴データに合致する権利特徴データが当該ユーザに対応づけて記録されているかを判断することを特徴とするもの。
  8. 音楽再生装置とともに音楽再生管理システムを構築する管理装置であって、
    音楽再生装置のユーザ毎に、当該ユーザが権利を有する音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を示す権利特徴データが記録した権利特徴データ記録部と、
    音楽再生装置からの要求に応じて、権利特徴データ記録部に記録されている少なくとも指定されたユーザの権利特徴データを送り返す送信手段と、
    を備えた管理装置。
  9. 管理装置とともに音楽再生管理システムを構築する音楽再生装置であって、
    音楽データを取得する音楽データ取得手段と、
    前記取得した音楽データを音楽波形データに変換して音楽として出力する再生手段と、
    前記音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出して対象特徴データを生成する対象特徴データ生成手段と、
    管理装置の権利特徴データ記録部にアクセスし、対象特徴データに合致する権利特徴データが当該ユーザに対応づけて記録されているか否かを判断する判断手段と、
    判断手段の判断結果に応じて、再生手段による再生状態を変化させる制御手段と、
    を備えた音楽再生装置。
  10. コンピュータによって下記の機能を実現して音楽再生装置を構築するための音楽再生プログラムであって、
    音楽データを取得する音楽データ取得手段と、
    前記取得した音楽データを音楽波形データに変換して音楽として出力する再生手段と、
    前記音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出して対象特徴データを生成する対象特徴データ生成手段と、
    管理装置の権利特徴データ記録部にアクセスし、対象特徴データに合致する権利特徴データが当該ユーザに対応づけて記録されているか否かを判断する判断手段と、
    判断手段の判断結果に応じて、再生手段による再生状態を変化させる制御手段と、
    をコンピュータによって実現するための音楽再生プログラム。
  11. 請求項1の音楽再生管理システムにおいて、
    当該音楽再生管理システムは、管理装置と、当該管理装置と通信可能な音楽再生装置とを備えており、
    前記管理装置は、権利特徴データ記録部と、対象特徴データ生成手段と、判断手段と、制御手段とを備えており、
    前記制御手段は、判断手段の判断結果に応じて、音楽再生装置に対して送信する音楽データを制御することにより再生手段による再生を制御し、
    前記音楽再生装置は、音楽データ取得手段と再生手段を備えており、
    前記再生手段は、前記管理装置から送信されてくる音楽データを再生することを特徴とするもの。
  12. 音楽再生装置とともに音楽再生管理システムを構築する管理装置であって、
    ユーザが権利を有する音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的な特徴を抽出した権利特徴データを記録する権利特徴データ記録部と、
    前記音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出して対象特徴データを生成する対象特徴データ生成手段と、
    対象特徴データに合致する権利特徴データが権利特徴データ記録部に記録されているか否かを判断する判断手段と、
    判断手段の判断結果に応じて、音楽再生装置に対して送信する音楽データを制御することにより再生手段による再生状態を変化させる制御手段と、
    を備えた管理装置。
  13. コンピュータによって下記の機能を実現して管理装置を構築するための管理プログラムであって、
    ユーザが権利を有する音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的な特徴を抽出した権利特徴データを記録する権利特徴データ記録部にアクセスする手段と、
    前記音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出して対象特徴データを生成する対象特徴データ生成手段と、
    対象特徴データに合致する権利特徴データが権利特徴データ記録部に記録されているか否かを判断する判断手段と、
    判断手段の判断結果に応じて、音楽再生装置に対して送信する音楽データを制御することにより再生手段による再生状態を変化させる制御手段と、
    をコンピュータによって実現するための管理プログラム。
  14. 請求項7または11の音楽再生管理システムにおいて、
    前記管理装置は、
    音楽再生装置からの購入要求に応答して、当該購入要求対象となっている音楽データにつき権利特徴データを取得し、当該ユーザに対応づけて権利特徴データ記録部に記録する権利特徴データ取得手段をさらに備え、
    前記音楽再生装置は、
    管理装置に対して音楽データの購入要求を送信する送信手段をさらに備えていることを特徴とするもの。
  15. 請求項8または12の管理装置において、
    音楽再生装置からの購入要求に応答して、当該購入要求対象となっている音楽データにつき権利特徴データを取得し、当該ユーザに対応づけて権利特徴データ記録部に記録する権利特徴データ取得手段をさらに備えたことを特徴とするもの。
  16. 請求項14の音楽再生管理システムにおいて、
    前記管理装置は、コンテンツサーバ装置とキー発行サーバ装置を含んで構成されており、
    前記コンテンツサーバ装置は、音楽再生装置からの購入要求に応じて音楽データを送信し、
    前記キー発行サーバ装置は、音楽再生装置からの購入要求に応じて前記コンテンツサーバ装置から送信されてきた音楽データに対応する権利特徴データを取得することを特徴とするもの。
  17. 請求項1、2、4〜7、9〜12、14〜16のいずれかのシステム、装置またはプログラムにおいて、
    前記判断手段は、判断結果を音楽データのIDに対応づけて記録しておき、
    当該音楽データの再生が2回目以降である場合には、対象特徴データ生成手段は当該音楽データの対象特徴データを作成せず、判断手段は判断を行わず、制御手段は記録された判断結果に基づいて制御を行うことを特徴とするもの。
  18. 請求項1、2、4〜7、9〜11、12〜17のいずれかのシステム、装置またはプログラムにおいて、
    前記制御手段は、判断手段の判断結果が否定的であった場合には、再生手段による当該音楽データの再生を許可しないことを特徴とするもの。
  19. 請求項1、2、4〜7、9〜11、12〜17のいずれかのシステム、装置またはプログラムにおいて、
    前記制御手段は、判断手段の判断結果が否定的であった場合でも、再生手段による当該音楽データの再生を所定時間だけ許可し、その後の再生を許可しないことを特徴とするもの。
  20. 請求項1、2、4〜7、9〜11、12〜17のいずれかのシステム、装置またはプログラムにおいて、
    前記制御手段は、判断手段の判断結果が否定的であった場合には、再生手段による当該音楽データの再生を品質を落として許可することを特徴とするもの。
  21. 請求項1、2、4〜8、11、12、15、16〜20のいずれかのシステム、装置またはプログラムにおいて、
    前記権利特徴データ記録部は、着脱可能な可搬性記録媒体であることを特徴とするもの。
  22. 請求項1〜21のいずれかのシステム、装置またはプログラムにおいて、
    前記権利特徴データまたは対象特徴データは、音楽波形データの開始部分を、オーバーラップした複数のウインドウによって切り出し、各ウインドウによって切り出した波形を周波数解析した結果を2値化し、時系列順に並べたデータであることを特徴とするもの。
  23. 請求項22のシステム、装置またはプログラムにおいて、
    前記判断手段は、権利特徴データ中の2値化データと対象特徴データ中の2値化データの合致割合が所定割合を超えた場合には、両者が合致していると判断することを特徴とするもの。
  24. 請求項22または23のシステム、装置またはプログラムにおいて、
    異なるパラメータによる権利特徴データおよび対象特徴データを複数生成し、
    前記判断手段は、これら複数の権利特徴データおよび対象特徴データの合致割合により、合致しているか否かを判断することを特徴とするもの。
  25. 請求項1〜24のシステム、装置またはプログラムにおいて、
    前記管理装置は、インターネットに接続された管理サーバ装置であり、
    前記音楽再生装置は、インターネットに接続可能な携帯端末装置であることを特徴とするもの。
  26. 請求項1〜24のシステム、装置またはプログラムにおいて、
    前記管理装置は、携帯端末装置であり、
    前記音楽再生装置は、前記携帯端末装置と通信可能な音楽再生機器であることを特徴とするもの。
  27. 請求項27のシステム、装置またはプログラムにおいて、
    前記音楽再生機器は、テレビ、オーディオ機器またはカーナビゲーション装置のいずれかであることを特徴とするもの。
  28. 請求項1〜26のシステム、装置またはプログラムにおいて、
    判断手段の判断結果を判断結果記録部に記録する記録手段をさらに備えたことを特徴とするもの。
  29. 音楽データの再生を管理する音楽再生管理方法であって、
    音楽再生端末装置のユーザに対応付けて、当該ユーザが権利を有する音楽波形データの特徴を抽出した権利特徴データを権利特徴データ記録部に記録しておき、
    再生対象となる音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出して対象特徴データを生成し、
    対象特徴データに合致する権利特徴データが権利特徴データ記録部に記録されているか否かを判断し、
    判断手段の判断結果に応じて、再生手段による再生状態を変化させること
    を特徴とする音楽再生管理方法。
  30. 音楽データの再生を管理する音楽再生管理システムであって、
    ユーザが権利を有する音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的な特徴を抽出した権利特徴データを記録する権利特徴データ記録部と、
    音楽データを取得する音楽データ取得手段と、
    前記取得した音楽データを音楽波形データに変換して音楽として出力する再生手段と、
    前記音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出して対象特徴データを生成する対象特徴データ生成手段と、
    対象特徴データに合致する権利特徴データが権利特徴データ記録部に記録されているか否かを判断する判断手段と、
    判断手段の判断結果を判断結果記録部に記録する記録手段と、
    を備えた音楽再生管理システム。
  31. 請求項30の音楽再生管理システムにおいて、
    当該音楽再生管理システムは、管理装置と、当該管理装置と通信可能な音楽再生装置とを備えており、
    前記管理装置は、
    音楽再生装置からの購入要求に応答して、当該購入要求対象となっている音楽データにつき権利特徴データを取得する権利特徴データ取得手段と、
    当該権利特徴データを音楽再生装置に送信する送信手段とさらに備え、
    前記音楽再生装置は、
    前記権利特徴データ記録部と音楽データ取得手段と再生手段と対象特徴データ生成手段と判断手段と制御手段とを有しており、
    管理装置からの権利特徴データを受信して権利特徴データ記録部に記録する受信記録手段をさらに備えていることを特徴とするもの。
  32. 管理装置とともに音楽再生管理システムを構築する音楽再生装置であって、
    当該ユーザが権利を有する音楽波形データの特徴を抽出した権利特徴データを記録する権利特徴データ記録部と、
    音楽データを取得する音楽データ取得手段と、
    前記取得した音楽データを音楽波形データに変換して音楽として出力する再生手段と、
    前記音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出して対象特徴データを生成する対象特徴データ生成手段と、
    対象特徴データに合致する権利特徴データが権利特徴データ記録部に記録されているか否かを判断する判断手段と、
    判断手段の判断結果を判断結果記録部に記録する記録手段と、
    を備えた音楽再生装置。
  33. コンピュータによって下記の機能を実現して音楽再生装置を構築するための音楽再生プログラムであって、
    当該ユーザが権利を有する音楽波形データの特徴を抽出した権利特徴データを記録する権利特徴データ記録部にアクセスする手段と、
    音楽データを取得する音楽データ取得手段と、
    前記取得した音楽データを音楽波形データに変換して音楽として出力する再生手段と、
    前記音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出して対象特徴データを生成する対象特徴データ生成手段と、
    対象特徴データに合致する権利特徴データが権利特徴データ記録部に記録されているか否かを判断する判断手段と、
    判断手段の判断結果を判断結果記録部に記録する記録手段と、
    をコンピュータによって実現するための音楽再生プログラム。
  34. 請求項30の音楽再生管理システムにおいて、
    当該音楽再生管理システムは、管理装置と、当該管理装置と通信可能な音楽再生装置とを備えており、
    前記管理装置は、
    前記権利特徴データ記録部を有しており、
    前記権利特徴データ記録部には、音楽再生装置のユーザ毎に権利特徴データが記録されており、
    前記音楽再生装置は、
    前記音楽データ取得手段と再生手段と対象特徴データ生成手段と判断手段と制御手段とを有しており、
    前記判断手段は、管理装置の権利特徴データ記録部を参照して、対象特徴データに合致する権利特徴データが当該ユーザに対応づけて記録されているかを判断することを特徴とするもの。
  35. 管理装置とともに音楽再生管理システムを構築する音楽再生装置であって、
    音楽データを取得する音楽データ取得手段と、
    前記取得した音楽データを音楽波形データに変換して音楽として出力する再生手段と、
    前記音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出して対象特徴データを生成する対象特徴データ生成手段と、
    管理装置の権利特徴データ記録部にアクセスし、対象特徴データに合致する権利特徴データが当該ユーザに対応づけて記録されているか否かを判断する判断手段と、
    判断手段の判断結果を判断結果記録部に記録する記録手段と、
    を備えた音楽再生装置。
  36. コンピュータによって下記の機能を実現して音楽再生装置を構築するための音楽再生プログラムであって、
    音楽データを取得する音楽データ取得手段と、
    前記取得した音楽データを音楽波形データに変換して音楽として出力する再生手段と、
    前記音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出して対象特徴データを生成する対象特徴データ生成手段と、
    管理装置の権利特徴データ記録部にアクセスし、対象特徴データに合致する権利特徴データが当該ユーザに対応づけて記録されているか否かを判断する判断手段と、
    判断手段の判断結果を判断結果記録部に記録する記録手段と、
    をコンピュータによって実現するための音楽再生プログラム。
  37. 音楽データの再生を管理する音楽再生管理方法であって、
    ユーザが権利を有する音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的な特徴を抽出した権利特徴データを権利特徴データ記録部に記録しておき、
    音楽データを取得し、
    前記取得した音楽データを音楽波形データに変換して音楽として出力し、
    前記音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出して対象特徴データを生成し、
    対象特徴データに合致する権利特徴データが権利特徴データ記録部に記録されているか否かを判断し、
    判断結果を判断結果記録部に記録する
    ことを特徴とする音楽再生管理方法。
  38. 音楽データの流通を管理する音楽流通管理システムであって、
    前記システムは、第1の音楽記録装置と第2の音楽記録装置を備えており、
    前記第1の音楽記録装置は、
    音楽データを記録する音楽データ記録部と、
    ユーザが権利を有する音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的な特徴を抽出した権利特徴データを記録する権利特徴データ記録部と、
    音楽データ記録部に記録されている音楽データを読み出して外部に出力する出力手段と、
    前記音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出して対象特徴データを生成する対象特徴データ生成手段と、
    対象特徴データに合致する権利特徴データが権利特徴データ記録部に記録されているか否かを判断する判断手段と、
    判断手段の判断結果に応じて、出力手段による出力状態を変化させる制御手段とを備え、
    前記第2の音楽記録装置は、
    音楽データを記録する音楽データ記録部と、
    ユーザが権利を有する音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的な特徴を抽出した権利特徴データを記録する権利特徴データ記録部と、
    第1の音楽装置から出力された音楽データを、オンラインまたは記録媒体を介して入力し音楽データ記録部に記録する入力手段と、
    前記音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出して対象特徴データを生成する対象特徴データ生成手段と、
    対象特徴データに合致する権利特徴データが権利特徴データ記録部に記録されているか否かを判断する判断手段と、
    判断手段の判断結果に応じて、入力手段による入力状態を変化させる制御手段とを備えたことを特徴とする音楽流通管理システム。
  39. 音楽データを記録する音楽データ記録部と、
    ユーザが権利を有する音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的な特徴を抽出した権利特徴データを記録する権利特徴データ記録部と、
    音楽データ記録部に記録されている音楽データを読み出して外部に出力する出力手段と、
    前記音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出して対象特徴データを生成する対象特徴データ生成手段と、
    対象特徴データに合致する権利特徴データが権利特徴データ記録部に記録されているか否かを判断する判断手段と、
    判断手段の判断結果に応じて、出力手段による出力状態を変化させる制御手段と
    を備えた音楽記録装置。
  40. コンピュータによって下記の機能を実現するためのプログラムであって、
    音楽データを記録する音楽データ記録部にアクセスするための手段と、
    ユーザが権利を有する音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的な特徴を抽出した権利特徴データを記録する権利特徴データ記録部にアクセスするための手段と、
    音楽データ記録部に記録されている音楽データを読み出して外部に出力する出力手段と、
    前記音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出して対象特徴データを生成する対象特徴データ生成手段と、
    対象特徴データに合致する権利特徴データが権利特徴データ記録部に記録されているか否かを判断する判断手段と、
    判断手段の判断結果に応じて、出力手段による出力状態を変化させる制御手段と、
    をコンピュータによって実現するためのプログラム。
  41. 音楽データを記録する音楽データ記録部と、
    ユーザが権利を有する音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的な特徴を抽出した権利特徴データを記録する権利特徴データ記録部と、
    第1の音楽装置から出力された音楽データを、オンラインまたは記録媒体を介して入力する入力手段と、
    前記音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出して対象特徴データを生成する対象特徴データ生成手段と、
    対象特徴データに合致する権利特徴データが権利特徴データ記録部に記録されているか否かを判断する判断手段と、
    判断手段の判断結果に応じて、入力手段による入力状態を変化させる制御手段と、
    を備えた音楽記録装置。
  42. コンピュータによって下記の機能を実現するためのプログラムであって、
    音楽データを記録する音楽データ記録部にアクセスするための手段と、
    ユーザが権利を有する音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的な特徴を抽出した権利特徴データを記録する権利特徴データ記録部にアクセスするための手段と、
    第1の音楽装置から出力された音楽データを、オンラインまたは記録媒体を介して入力する入力手段と、
    前記音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出して対象特徴データを生成する対象特徴データ生成手段と、
    対象特徴データに合致する権利特徴データが権利特徴データ記録部に記録されているか否かを判断する判断手段と、
    判断手段の判断結果に応じて、入力手段による入力状態を変化させる制御手段と、
    をコンピュータによって実現するためのプログラム。
  43. 第1の音楽記録装置と第2の音楽記録装置を備えた、音楽データの流通を管理する音楽流通管理方法であって、
    前記第1の音楽記録装置は、
    音楽データを音楽データ記録部に記録し、
    ユーザが権利を有する音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的な特徴を抽出した権利特徴データを権利特徴データ記録部に記録し、
    音楽データ記録部に記録されている音楽データを読み出して外部に出力し、
    前記音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出して対象特徴データを生成し、
    対象特徴データに合致する権利特徴データが権利特徴データ記録部に記録されているか否かを判断し、
    判断結果に応じて、出力手段による出力状態を変化させ、
    前記第2の音楽記録装置は、
    音楽データを音楽データ記録部に記録し、
    ユーザが権利を有する音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的な特徴を抽出した権利特徴データを権利特徴データ記録部に記録し、
    第1の音楽装置から出力された音楽データを、オンラインまたは記録媒体を介して入力し、
    前記音楽データに基づいて得られる音楽波形データの波形的特徴を抽出して対象特徴データを生成し、
    対象特徴データに合致する権利特徴データが権利特徴データ記録部に記録されているか否かを判断し、
    判断結果に応じて、入力手段による入力状態を変化させること
    を特徴とする音楽流通管理方法。

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