JP2004096411A - コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、及び電子番組表 - Google Patents

コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、及び電子番組表 Download PDF

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Hideaki Takechi
武知 秀明
Hajime Maekawa
前川  肇
Monta Nakatsuka
中塚 紋太
Masazumi Yamada
山田 正純
Hiroyuki Iizuka
飯塚 裕之
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】分散したユーザが互いにコンテンツをやりとりするシステムを使用する場合、著作権管理に問題があり、解決が必要である。
【解決手段】コンテンツを要求するクライアントシステム1と、コンテンツを配信するサーバシステム2と、コンテンツの鍵を配信する鍵サーバ3とを備え、サーバシステム2と鍵サーバ3との間では、所定のプロトコルを利用して鍵のやり取りを行い、その所定のプロトコルとは、鍵サーバ3が相手の機器が正当なものであるかどうかを判定する認証を含み、鍵を暗号化して配信し、鍵サーバ3が正当と判定した装置以外の装置が鍵を取得することがないよう鍵を保護するプロトコルである。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテンツを配信するコンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、第1装置、第2装置、第3装置、番組を選択するための電子番組表、プログラム、及び媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネットは、これまで、主に電子メールの送受信や、WEBページの閲覧などに利用されてきた。しかしインターネットの利用はこれだけには止まらない。
【0003】
すなわち、最近MPEG Audio Layer3(以下MP3と呼ぶ)などの高品質でかつ高圧縮率を実現するデータ圧縮技術が開発され、このデータ圧縮技術を利用して、音楽データをインターネットを利用して、配信することが行われるようになってきている。
【0004】
図16の(a)に、インターネットを利用して、音楽データを配信するシステムの一例を示す。図16の(a)のシステムは、業者が使用するコンテンツサーバ120とユーザが使用するユーザ端末121とがそれぞれインターネットに接続されており互いにデータのやり取りを行うことが出来るシステムである。
【0005】
コンテンツサーバ120は、WEBサーバとしても機能し、自らが蓄積している音楽データを配信するサーバである。
【0006】
ユーザ端末121は、ユーザが使用するパーソナルコンピュータであり、コンテンツサーバ120が提供するWEBページにアクセスするこによって、音楽データを選択し、選択した音楽データをインターネットを経由して取得する端末である。
【0007】
コンテンツサーバ120は、予め音楽データをMP3に基づいて圧縮して記録媒体に蓄積しておく。
【0008】
ユーザは、ユーザ端末121でWEBブラウザを起動し、コンテンツサーバ120にアクセスする。そして、コンテンツサーバ120が提供するWEBページにアクセスする。このWEBページにはコンテンツサーバ120が配信可能な音楽データのリストが記載されており、ユーザは、ユーザ端末121で入手したい音楽データをこのリストから選択すると、コンテンツサーバ120からユーザ端末121に音楽データが配信されてくる。ユーザは配信されてきた音楽データを音楽データを再生するためのアプリケーションプログラムによって圧縮されている音楽データを伸長して再生して聴くことが出来る。
【0009】
このようなダウンロード型のシステムに対して、ピアツーピア型と呼ばれる新しいサービスが登場してきている。
【0010】
図16の(b)にピアツーピア型のシステムの例を示す。
【0011】
コンテンツリストサーバ122は、業者が使用するサーバであり、インターネットに接続されている。
【0012】
ユーザA端末123、ユーザB端末124、ユーザC端末125、ユーザD端末126は、それぞれ、ユーザA、ユーザB、ユーザC、ユーザDが使用する端末であり、それぞれ、インターネットに接続されている。またこれらの端末は、それぞれ、対応するユーザが所有している音楽データをMP3形式に圧縮して記録媒体に格納しているものとする。
【0013】
業者が使用するコンテンツリストサーバ122は、音楽データなどのコンテンツを蓄積せず、その代わりにどのコンテンがどのユーザの端末に蓄積されているかを示す情報であるコンテンツリストを保持している。
【0014】
ユーザA端末123のユーザが、音楽データAを入手したいとする。そうすると、ユーザA端末123は、コンテンツリストサーバ122に、音楽データAを蓄積している端末を問い合わせる。
【0015】
コンテンツリストサーバ122は、ユーザA端末123からの問い合わせに応じて、コンテンツリストを検索して、音楽データAを蓄積している端末を特定する。例えば、ユーザD端末126が音楽データAを蓄積しているとする。
【0016】
そうすると、コンテンツリストサーバ122は、ユーザA端末123に応答として、音楽データAがユーザD端末126に蓄積されていることを通知する。
【0017】
これを受けてユーザA端末123は、ユーザD端末126に音楽データAを要求し、ユーザD端末126はユーザA端末123から要求されると、音楽データAをユーザA端末123に配信する。
【0018】
このようにして、ユーザA端末123は、音楽データAを取得する。そして、音楽データを再生するアプリケーションで取得した音楽データAを伸長して再生して聴くことが出来る。
【0019】
また、ユーザB端末124、ユーザC端末125、ユーザD端末126などもユーザA端末123と同様にして音楽データを取得することが出来る。
【0020】
このように、図16の(b)のシステムでは、コンテンツは、ユーザが使用する各端末に分散して蓄積されている。すなわち、全てのユーザから全てのユーザへコンテンツを配信することを可能にする。
【0021】
例えば、ピアツーピア型のシステムでユーザが使用する端末が2000万台存在し、各ユーザが1曲ずつ自分が所有する曲を公開したとする。そうすると、一挙に2000万曲の音楽データベースが完成することになる。また、これらの2000万台の端末のうち、1/20の端末が同時にインターネットに接続しているとしても100万曲の音楽データベースが存在することになる。
【0022】
これに対して、図16の(a)のシステムでは、ある特定のコンテンツサーバ120から不特定多数の消費者にコンテンツを提供するので、業者が2000万曲あるいは100万曲の音楽データをコンテンツサーバ120に準備するためには、膨大な手間とコストが必要になる。
【0023】
このように、図16の(b)のシステムを利用すれば、ユーザは、簡単に多数の音楽データを取得することが出来、また、他の多数のユーザに自らが所有している音楽データを簡単に提供することが出来るようになる。
【0024】
また、テレビ放送で放送される番組を視聴するテレビなどの装置では、視聴する番組を選択したり、録画予約したりする場合に、電子番組表が用いられている。これは、番組が放送されるチャンネルと、番組が放送される時間との2つを軸にした表を一覧的に示した、番組を指定するために用いるGUI(いわゆるEPG)である。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、ユーザA端末123のユーザが新曲のCDを購入し、そのCDに格納されている音楽データをMP3形式に圧縮して、他のユーザに公開したとする。
【0026】
そうすると、他のユーザは、新曲のCDを購入しなくても、その新曲の音楽データをコンテンツリストサーバ122で検索することにより、ユーザA端末123から入手して聴くことが出来る。
【0027】
従って、ユーザは、わざわざ新曲のCDを購入しなくても、音楽データのコピーを簡単に入手することができるようになるので、新曲のCDを販売している業者の著作権が守られなくなってしまう。
【0028】
なお、上記では、音楽データについて説明したが、俳優や歌手が撮影された画像データ、デジタルデータ化された小説、写真集の画像データ、映画やドラマなどの映像音声データなど、他のコンテンツの場合であっても図16の(b)のシステムを使用する場合には同様の問題が起こりうる。
【0029】
このように、分散したユーザが互いにコンテンツをやりとりするシステムを使用する場合、著作権管理に問題があり、解決が必要であるという課題がある。
【0030】
また、従来の電子番組表で、過去に放送された番組であって、ユーザが録画していない番組を選択しても視聴することができないという課題がある。
【0031】
本発明は、上記課題を考慮し、著作権管理を行うことが出来、分散したユーザが互いにコンテンツをやりとりすることが出来るコンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、第1装置、第2装置、第3装置、プログラム、及び媒体を提供することを目的とするものである。
【0032】
また、本発明は、上記課題を考慮し、過去に放送された番組であって、ユーザが録画していない番組を選択した場合であっても、その番組を視聴することが出来る電子番組表を提供することを目的とするものである。
【0033】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、第1の本発明は、コンテンツを要求する第1装置と、
前記コンテンツを配信する第2装置と、
前記コンテンツの鍵を配信する第3装置とを備え、
前記第2装置と前記第3装置との間では、所定のプロトコルを利用して前記鍵のやり取りを行い、
前記所定のプロトコルとは、前記第3装置が相手の機器が正当なものであるかどうかを判定する認証を含み、前記鍵を暗号化して配信し、前記第3装置が正当と判定した装置以外の装置が前記鍵を取得することがないよう前記鍵を保護するプロトコルであるコンテンツ配信システムである。
【0034】
また、第2の本発明は、前記第2装置と前記第1装置との間では、前記第2装置から前記第1装置に前記鍵で暗号化された前記コンテンツが送られ、
前記第2装置と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記第2装置に前記所定のプロトコルに基づいて前記鍵が配信され、
前記第1装置と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記第1装置に前記鍵が送られる第1の本発明のコンテンツ配信システムである。
【0035】
また、第3の本発明は、前記第2装置と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記第2装置に前記鍵が配信され、配信された前記鍵で前記コンテンツが前記第2装置により暗号化され、
前記第2装置と前記第1装置との間では、暗号化された前記コンテンツが前記第2装置から前記第1装置に配信され、
前記第1装置と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記第1装置に前記鍵が配信される第1の本発明のコンテンツ配信システムである。
【0036】
また、第4の本発明は、前記第1装置は、前記第2装置に前記コンテンツを要求する第1〜3の本発明のいずれかのコンテンツ配信システムである。
【0037】
また、第5の本発明は、前記第1装置は、前記第3装置に前記コンテンツを要求し、
前記第3装置は、前記第2装置が前記第1装置に前記コンテンツを配信するよう前記第2装置に指示する第1〜3の本発明のいずれかのコンテンツ配信システムである。
【0038】
また、第6の本発明は、前記第1装置は、前記第3装置に対して、前記第2装置から特定の前記コンテンツを欲しいと要求する第5の本発明のコンテンツ配信システムである。
【0039】
また、第7の本発明は、前記第1装置は、前記第3装置に対して、特定の前記コンテンツを要求し、
前記第3装置は、その特定のコンテンツを保持している前記第2装置を所定の基準に基づいて特定し、その特定した前記第2装置にその特定のコンテンツを前記第1装置に配信するよう指示する第1〜3の本発明のいずれかのコンテンツ配信システムである。
【0040】
また、第8の本発明は、前記鍵は、(1)前記コンテンツ毎に与えられる、(2)または前記コンテンツの提供者毎に与えられる、(3)または前記コンテンツ毎に及び前記コンテンツの提供者毎に与えられる第1〜7の本発明のいずれかのコンテンツ配信システムである。
【0041】
また、第9の本発明は、前記第1装置が前記第3装置から前記鍵を得るタイミングは、(1)前記第1装置が前記コンテンツを復号再生したいときに前記第1装置は前記第3装置から前記鍵を貰う、(2)または前記第1装置が暗号化された前記コンテンツを手に入れた後、前記第1装置は前記第3装置に前記鍵を貰う、(3)または前記第1装置が暗号化された前記コンテンツを手に入れる前に、前記第1装置は前記第3装置に前記鍵を貰う第1〜8の本発明のいずれかのコンテンツ配信システムである。
【0042】
また、第10の本発明は、前記第2装置が前記第3装置から前記鍵を得るタイミングは、前記第1装置が前記コンテンツを要求する前から貰っておく第1〜9の本発明のいずれかのコンテンツ配信システムである。
【0043】
また、第11の本発明は、前記第2装置が前記第3装置から前記鍵を得るタイミングは、前記第1装置が前記コンテンツを要求したときにまたは前記第1装置が前記コンテンツを要求したとき以後に貰う第1〜9の本発明のいずれかのコンテンツ配信システムである。
【0044】
また、第12の本発明は、前記第2装置が前記コンテンツを暗号化するタイミングは、(1)前記第1装置が前記コンテンツを要求する前に前記コンテンツを暗号化する、(2)または前記第1装置が前記コンテンツをを要求したときに前記コンテンツを暗号化する第10の本発明のコンテンツ配信システムである。
【0045】
また、第13の本発明は、コンテンツを要求する要求手段を備え、
前記コンテンツを配信する第2装置と前記コンテンツの鍵を配信する第3装置との間では、所定のプロトコルを利用して前記鍵のやり取りを行い、
前記所定のプロトコルとは、前記第3装置が相手の機器が正当なものであるかどうかを判定する認証を含み、前記鍵を暗号化して配信し、前記第3装置が正当と判定した装置以外の装置が前記鍵を取得することがないよう前記鍵を保護するプロトコルである第1装置である。
【0046】
また、第14の本発明は、前記第2装置と前記要求手段との間では、前記第2装置から前記要求手段に前記鍵で暗号化された前記コンテンツが送られ、
前記第2装置と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記第2装置に前記所定のプロトコルに基づいて前記鍵が配信され、
前記要求手段と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記要求手段に前記鍵が送られる第13の本発明の第1装置である。
【0047】
また、第15の本発明は、前記第2装置と前記コンテンツの鍵を配信する第3装置との間では、前記第3装置から前記第2装置に前記鍵が配信され、配信された前記鍵で前記コンテンツが前記第2装置により暗号化され、
前記第2装置と前記要求手段との間では、暗号化された前記コンテンツが前記第2装置から前記要求手段に配信され、
前記要求手段と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記要求手段に前記鍵が配信される第13の本発明の第1装置である。
【0048】
また、第16の本発明は、コンテンツを要求する第1装置に前記コンテンツを配信するコンテンツ配信手段を備え、
前記コンテンツ配信手段と前記コンテンツの鍵を配信する第3装置との間では、所定のプロトコルを利用して前記鍵のやり取りを行い、
前記所定のプロトコルとは、前記第3装置が相手の機器が正当なものであるかどうかを判定する認証を含み、前記鍵を暗号化して配信し、前記第3装置が正当と判定した装置以外の装置が前記鍵を取得することがないよう前記鍵を保護するプロトコルである第2装置である。
【0049】
また、第17の本発明は、前記コンテンツ配信手段と前記コンテンツを要求する第1装置との間では、前記コンテンツ配信手段から前記第1装置に前記鍵で暗号化された前記コンテンツが送られ、
前記コンテンツ配信手段と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記コンテンツ配信手段に前記所定のプロトコルに基づいて前記鍵が配信され、
前記第1装置と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記第1装置に前記鍵が送られる第16の本発明の第2装置である。
【0050】
また、第18の本発明は、前記コンテンツ配信手段と前記コンテンツの鍵を配信する第3装置との間では、前記第3装置から前記コンテンツ配信手段に前記鍵が配信され、配信された前記鍵で前記コンテンツが前記コンテンツ配信手段により暗号化され、
前記コンテンツ配信手段と前記コンテンツを要求する第1装置との間では、暗号化された前記コンテンツが前記コンテンツ配信手段から前記第1装置に配信され、
前記第1装置と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記第1装置に前記鍵が配信される第16の本発明の第2装置である。
【0051】
また、第19の本発明は、コンテンツの鍵を配信する鍵配信手段を備え、
前記コンテンツを配信する第2装置と前記鍵配信手段との間では、所定のプロトコルを利用して前記鍵のやり取りを行い、
前記所定のプロトコルとは、前記鍵配信手段が相手の機器が正当なものであるかどうかを判定する認証を含み、前記鍵を暗号化して配信し、前記鍵配信手段が正当と判定した装置以外の装置が前記鍵を取得することがないよう前記鍵を保護するプロトコルである第3装置である。
【0052】
また、第20の本発明は、前記第2装置と前記コンテンツを要求する第1装置との間では、前記第2装置から前記第1装置に前記鍵で暗号化された前記コンテンツが送られ、
前記第2装置と前記鍵配信手段との間では、前記鍵配信手段から前記第2装置に前記所定のプロトコルに基づいて前記鍵が配信され、
前記第1装置と前記鍵配信手段との間では、前記鍵配信手段から前記第1装置に前記鍵が送られる第19の本発明の第3装置である。
【0053】
また、第21の本発明は、前記第2装置と前記鍵配信手段との間では、前記第3装置から前記第2装置に前記鍵が配信され、配信された前記鍵で前記コンテンツが前記第2装置により暗号化され、
前記第2装置と前記コンテンツを要求する第1装置との間では、暗号化された前記コンテンツが前記第2装置から前記第1装置に配信され、
前記第1装置と前記鍵配信手段との間では、前記第3装置から前記第1装置に前記鍵が配信される第19の本発明の第3装置である。
【0054】
また、第22の本発明は、業としてコンテンツの鍵を配信する鍵配信センターと、
複数の消費者端末とを備え、
前記複数の消費者端末のうちのいずれかの消費者端末がコンテンツを他の前記消費者端末に送る場合、前記鍵センターから得た前記鍵で前記コンテンツを暗号化して送り、
前記コンテンツを受け取った他の前記消費者端末は、前記鍵センターから対応する前記鍵を受け取って、その鍵を利用して前記コンテンツを解読するコンテンツ配信システムである。
【0055】
また、第23の本発明は、前記複数の消費者端末に格納されているコンテンツのリストであるコンテンツリストを業として有するリストサーバを備え、
前記消費者端末は、前記コンテンツリストから前記コンテンツを選択することによって、入手すべき前記コンテンツを決定する第22の本発明のコンテンツ配信システムである。
【0056】
また、第24の本発明は、少なくと過去に放送された番組の番組欄を備え、
前記番組欄には、前記番組欄に対応する番組が、ネットワークに接続されている装置のうちのいずれかの装置によって記録済みである場合に、その番組が前記装置によって記録済みであることを示す情報が記載されており、
前記情報が記載されている番組欄を選択することによって、前記ネットワークを経由して前記装置からその選択された番組欄に対応する前記番組の番組データが入手可能である電子番組表である。
【0057】
また、第25の本発明は、コンテンツを要求する第1装置と、前記コンテンツを配信する第2装置と、前記コンテンツの鍵を配信する第3装置とを備えたコンテンツは配信システムで用いられるコンテンツ配信方法であって、
前記第1装置と前記第3装置との間では、所定のプロトコルを利用して前記鍵のやり取りを行う工程を備え、
前記所定のプロトコルとは、前記第3装置が相手の機器が正当なものであるかどうかを判定する認証を含み、前記鍵を暗号化して配信し、前記第3装置が正当と判定した装置以外の装置が前記鍵を取得することがないよう前記鍵を保護するプロトコルであるコンテンツ配信方法である。
【0058】
また、第26の本発明は、第1の本発明のコンテンツは配信システムの、コンテンツを要求する第1装置と、
前記コンテンツを配信する第2装置と、
前記コンテンツの鍵を配信する第3装置との全部または一部としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
【0059】
また、第27の本発明は、第1の本発明のコンテンツは配信システムの、コンテンツを要求する第1装置と、
前記コンテンツを配信する第2装置と、
前記コンテンツの鍵を配信する第3装置との全部または一部としてコンピュータを機能させるためのプログラムを担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能である媒体である。
【0060】
【0061】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテンツを配信するコンテンツ配信システム、、第1装置、第2装置、第3装置、番組を選択するための電子番組表、及びプログラムに関するものである。
【0062】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0063】
(第1の実施の形態)
まず、第1の実施の形態について説明する。
【0064】
図1に、本実施の形態のコンテンツ配信システムを示す。
【0065】
本実施の形態のコンテンツ配信システムは、PC130〜136、鍵サーバ3、コンテンツリストサーバ4、著作権者課金事業体5から構成されており、これらはそれぞれインターネットに接続している。また、本実施の形態のコンテンツ配信システムは、コンテンツの一例として音楽データを扱うものとする。
【0066】
PC130〜136は、それぞれ各ユーザが使用するパーソナルコンピュータであり、各ユーザ宅に置かれているものとする。図1では合計6台のPCが図示されているが、実際は多数のPCが存在する。
【0067】
PC130〜136は、それぞれクライアントシステムまたはサーバシステムとして機能する。
【0068】
すなわち、鍵サーバ3は、コンテンツの鍵を配信することを事業として行っている装置であり、またコンテンツリストサーバ4は、後述するコンテンツリスト16などの情報をPC130〜136などの消費者端末に提供することを事業として行っている装置である。
【0069】
図2に、コンテンツ配信システムの詳細な構成を示す。ただし、図2では、図1に示すPC130〜136などのうち、クライアントシステムとして機能するPC一台とサーバシステムとして機能するPC一台とをそれぞれクライアントシステム1、サーバシステム2として示している。
【0070】
クライアントシステム1は、コンテンツを要求するパーソナルコンピュータである。
【0071】
サーバシステム2は、コンテンツを配信するパーソナルコンピュータである。
【0072】
鍵サーバ3は、クライアントシステム1とサーバシステム2にコンテンツの鍵を配信する装置である。
【0073】
コンテンツリストサーバ4は、コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報と、対応するコンテンツが保持されているサーバシステム2との関係を示すコンテンツリスト16などを格納している装置である。
【0074】
著作権者課金事業体5は、クライアントシステム1を使用するユーザや、サーバシステム2を使用するユーザなどの、本実施の形態のコンテンツ配信システムを使用するユーザの会員情報を管理し、これらの会員情報を鍵サーバ3に提供し、さらに、鍵サーバ3から送られてきた課金情報に基づいて、ユーザに課金する事業体である。
【0075】
クライアントシステム1は、DecryptデコーダA6、ファイル交換手段A8、記録手段A7から構成されている。
【0076】
記録手段A7は、暗号化されて配信されてきたコンテンツを格納する手段である。
【0077】
DecryptデコーダA6は、記録手段A7に格納されている暗号化されているコンテンツを解読し、さらにそのコンテンツの圧縮を伸長して、音楽を再生して出力する手段である。
【0078】
ファイル交換手段A8は、鍵サーバ3から配信されてきたアプリケーションプログラムであり、コンテンツを要求する手段である。
【0079】
サーバシステム2は、DecryptデコーダB9、記録手段B10、ファイル交換手段B11から構成されている。
【0080】
記録手段B10は、配信するべきコンテンツを格納している手段である。
【0081】
DecryptデコーダB9は、記録手段B10に格納されているコンテンツの暗号を復号し、さらに、コンテンツの圧縮を伸長し、再生して音声を出力する手段である。
【0082】
ファイル交換手段B11は、鍵サーバ3から配信されてきたアプリケーションプログラムであり、コンテンツを配信する手段である。
【0083】
鍵サーバ3は、Decrypt用鍵サーバ13、Encrypt用鍵サーバ14、鍵データベース12、課金手段15から構成されている。
【0084】
鍵データベース12は、クライアントシステム1やサーバシステム2に配信する鍵を各コンテンツや各ユーザに対応つけて格納しているデータベースである。
【0085】
Decrypt用鍵サーバ13は、クライアントシステム1にコンテンツを解読するための鍵を配信するサーバである。
【0086】
Encrypt用鍵サーバ14は、サーバシステム2が配信するコンテンツを暗号化するための鍵を配信するサーバである。
【0087】
なお、本実施の形態のクライアントシステムは本発明の第1装置の例であり、本実施の形態のサーバシステムは本発明の第2装置の例であり、本実施の形態の鍵サーバは本発明の第3装置の例であり、本実施の形態のコンテンツリストサーバは本発明の第4装置の例であり、本実施の形態のファイル交換手段Aは本発明の要求手段の例であり、本実施の形態のDecryptデコーダAは本発明の復号手段の例であり、本実施の形態のファイル交換手段Bは本発明のコンテンツ配信手段の例であり、本実施の形態のファイル交換手段Bは本発明の暗号化手段の例であり、本実施の形態のEncrypt用鍵サーバとDecrypt用鍵サーバは本発明の鍵配信手段の例である。
【0088】
次に、このような本実施の形態の動作を説明する。
【0089】
図1のPC130が図2のサーバシステム2として機能するものとする。また、図1のPC136が図2のクライアントシステム1として機能するものとする。従って以下の説明では、PC130のことをサーバシステム2と呼び、PC136のことをクライアントシステム1と呼ぶことにする。
【0090】
サーバシステム2は、まず、ファイル交換手段B11として機能するアプリケーションプログラムを鍵サーバ3からダウンロードしてインストールする。
【0091】
このアプリケーションプログラムをインストールする際には、クライアントシステム1に配信する音楽データのファイルを格納するフォルダと、サーバシステム2に対応するユーザ名を設定しておく。
【0092】
そして、インストールされたアプリケーションプログラムが起動されると、ファイル交換手段B11として機能する。従って、ファイル交換手段B11は、アプリケーションプログラムとして起動されている間だけサーバシステム2で機能し、このアプリケーションプログラムが起動されていない場合は、サーバシステム2で機能しない。
【0093】
サーバシステム2は、上記のようにしてファイル交換手段B11として機能するアプリケーションプログラムをインストール済みであるとする。
【0094】
次に、サーバシステム2のユーザは、音楽CD店で音楽CDを購入してきたとする。この音楽CDには、音楽データとその音楽データを特定するためのコンテンツIDがCD−DA形式で記録されている。
【0095】
まず、ユーザは、音楽CDに記録されている音楽データをサーバシステム2に記録させる。すなわち、サーバシステム2に音楽CDがセットされ、ユーザから音楽データを読み取ってMP3形式で記録するように指示されると、サーバシステム2は、この音楽CDに記録されているCD−DA形式の音楽データとその音楽データのコンテンツIDとを読み取り、MP3形式にエンコードする。そして、サーバシステム2は、MP3形式にエンコードした音楽データをその音楽データのコンテンツIDを鍵として暗号化して記録手段B10の所定のフォルダ、例えば「MyFile」という名前のフォルダに記録する。「MyFile」という名前のフォルダは、予めアプリケーションプログラムとしてファイル交換手段B11をインストールする際に決められたフォルダであり、ファイル交換手段B11は、「MyFile」という名前のフォルダに格納されている音楽データのみをクライアントシステム1に配信するものとする。なお、配信する音楽データを格納するフォルダの名前は、必要に応じて「MyFile」以外の名前をつけても構わないが、以下の説明では、配信する音楽データを格納するフォルダの名前が「MyFile」であるとして説明する。
【0096】
ファイル交換手段B11は、鍵サーバ3を特定する情報である鍵サーバ3のIPアドレスとコンテンツリストサーバ4を特定する情報であるコンテンツリストサーバ4のIPアドレスとを予め保持しており、これらのIPアドレスに基づいて鍵サーバ3やコンテンツリストサーバ4とインターネットを経由して通信することが出来る。
【0097】
ファイル交換手段B11は、起動されると、「MyFile」という名前のフォルダに格納されている全ての音楽データについてその音楽データのファイルに関する情報であるファイル情報をコンテンツリストサーバ4に送信する。ファイル情報とは、例えば、音楽データのファイル名、その音楽データのアーティスト、その音楽データのタイトル、その音楽データのコンテンツID、その音楽データのファイルサイズ、音楽データがMP3形式にエンコードされたときの品質を示すビット数及びサンプリング周波数、演奏時間などの情報であり、これらは、音楽データのヘッダ部分に予め保持されているものであり、ファイル交換手段B11によって読み取られて、コンテンツリストサーバ4に送信される。
【0098】
また、ファイル交換手段B11は、コンテンツリストサーバ4にファイル情報を送信する際に、ファイル交換手段B11をインストールしたときに設定したユーザ名などを含むユーザ情報をもコンテンツリストサーバ4に送信する。ここで、ユーザ情報とは、ユーザ名、サーバシステム2に割り当てられているIPアドレス、サーバシステム2がインターネットに接続している接続形態などの情報である。
【0099】
コンテンツリストサーバ4は、サーバシステム2のファイル交換手段B11からファイル情報とユーザ情報が送られてくると、図1のコンテンツリスト16とコンテンツリストサーバ4が保持しているユーザリストを更新する。
【0100】
コンテンツリスト16は、音楽データのファイルと、その音楽データのファイルが保持されているサーバシステム2との関係などを示すリストであり、また音楽データのファイルを検索するために使用されるリストである。また、ユーザリストとは、ファイル交換手段B11から送られてきたユーザ情報をユーザ毎に保持しているリストであり、サーバシステム2を特定し、またサーバシステム2のうちファイル交換手段B11が起動され、現在音楽データのファイルを配信可能なサーバ2を特定するためのリストである。
【0101】
図4の(a)にコンテンツリスト16の一例を示す。コンテンツリスト16は、ファイル毎に、そのファイルについての、アーティスト名141、タイトル名142、ユーザ名、ファイル名144、コンテンツID145、補助情報146などの情報から構成されるリストである。
【0102】
アーティスト141は、音楽データのファイルの音楽データの演奏者または歌手などのアーティストの名前であり、音楽データのファイルを検索する際に検索キーとして用いられる情報である。
【0103】
タイトル142は、音楽データのファイルの音楽データのタイトルであり、上記と同様に音楽データのファイルを検索する際に検索キーとして用いられる情報である。
【0104】
ユーザ名143は、音楽データのファイルが保持されているサーバシステム2のユーザ名であり、サーバシステム2を特定するためのデータである。
【0105】
ファイル名144は、ファイル交換手段B11が音楽データのファイルを配信するフォルダからのパスを含む音楽データのファイル名である。
【0106】
コンテンツID145は、業者が音楽データとして音楽CDに記録して販売したコンテンツを特定するIDである。すなわち、コンテンツID145は、同一の業者から音楽CDとして販売された同一の音楽データを特定する情報であり、サーバシステム2などの複数のユーザが音楽データを個別に購入し、それぞれのユーザが個別にサーバシステム2などにMP3形式にエンコードして記録した場合であっても、それらの音楽データが同一の業者から販売された同一の音楽データであれば、それらのMP3形式の音楽データは、同一のコンテンツID145を有している。
【0107】
補助情報146は、その音楽データのファイルのサイズ、音楽データがMP3形式にエンコードされたときの品質を示すビット数及びサンプリング周波数、演奏時間などの情報である。
【0108】
具体的には、図4の(a)のファイル名144が「MyFile¥サザンオールスターズ−津波.mp3」というファイルは、アーティスト141が「サザンオールスターズ」であり、タイトル142が「津波」であり、そのファイルを保持しているユーザ名が「abc」であり、コンテンツID145が「120−345−1234」であることを示している。
【0109】
また、図4の(b)にユーザリスト149の一例を示す。
【0110】
ユーザリスト149は、ユーザ毎に、ユーザ名147、接続の有無148、IPアドレス149、接続形態150などの情報から構成されるリストである。
【0111】
ユーザ名147は、サーバシステム2を使用するユーザのユーザ名であり、サーバシステム2を特定するために用いられる情報である。
【0112】
接続の有無148は、サーバシステム2のファイル交換手段B11が起動しており、音楽データのファイルを配信出来る状態にあるか、あるいは、ファイル交換手段B11が起動されておらず、音楽データのファイルを配信出来ない状態であるかを示す情報である。
【0113】
IPアドレス149は、サーバシステム2のIPアドレスである。
【0114】
接続形態は、サーバシステム2がインターネットにどのようにして接続しているかを示す情報である。
【0115】
具体的には、図4の(b)のユーザ名147が「abc」であるサーバシステム2は、接続の有無148がオンライン、すなわち、現在ファイル交換手段B11が起動しており、音楽データのファイルが配信可能な状態であることを示しており、そのユーザ名に対応するサーバシステム2に割り当てられているIPアドレスは、「192.168.111.23」であり、そのサーバシステム2のインターネットへの接続形態150はDSL、すなわち、DSLによってインターネットに接続していることを示している。
【0116】
また、ユーザ名147が「cde」であるサーバシステム2は、接続の有無148が「オフライン」になっているので、現在ファイル交換手段B11が起動しておらず、音楽データのファイルを配信することが出来ない状態であることを示している。
【0117】
なお、PC130以外のPCであるPC131〜136などのうち、サーバシステム2として機能するPCにも、上記と同様にしてMP3形式にエンコードされた音楽データが暗号化されて記録手段B10の「MyFile」という名前のフォルダに格納されている。そして、それらのサーバシステム2として機能するPCは、ファイル交換手段B11を起動した時点で上記と同様にしてコンテンツリストサーバにファイル情報とユーザ情報とを送信する。
【0118】
コンテンツリストサーバ4は、各サーバシステム2がインターネットに接続され、そのサーバシステム2のファイル交換手段B11が新たに起動される毎に、そのサーバシステム2から送られてくるファイル情報とユーザ情報とに基づいて、コンテンツリスト16とユーザリスト147をリアルタイムで更新している。
【0119】
一方、クライアントシステム1は、サーバシステム2と同様にして、まず、ファイル交換手段A8として機能するアプリケーションプログラムを鍵サーバ3からダウンロードしてインストールする。
【0120】
すなわち、クライアントシステム1は、まず、ファイル交換手段A8として機能するアプリケーションプログラムを鍵サーバ3からダウンロードしてインストールする。
【0121】
このアプリケーションプログラムをインストールする際には、サーバシステム2からダウンロードした音楽データのファイルを格納するフォルダと、クライアントシステム1に対応するユーザ名を設定しておく。例えば、ダウンロードした音楽データのファイルを格納するフォルダ名が「MyFile」であり、クライアントシステム1に対応するユーザ名が「zzz」であるとする。なお、ダウンロードした音楽データのファイルを格納するフォルダの名前は、必要に応じて「MyFile」以外の名前しても構わないが、以下の説明では、ダウンロードした音楽データのファイルを格納するフォルダの名前が「MyFile」であるとして説明する。
【0122】
そして、インストールされたアプリケーションプログラムが起動されると、ファイル交換手段A8として機能する。従って、ファイル交換手段A8は、アプリケーションプログラムとして起動されている間だけクライアントシステム1で機能し、このアプリケーションプログラムが起動されていない場合は、クライアントシステム1で機能しない。
【0123】
クライアントシステム1は、上記のようにしてファイル交換手段A8として機能するアプリケーションプログラムをインストール済みであり、クライアントシステム1において、そのアプリケーションプログラムが起動されているとする。
【0124】
従って、ファイル交換手段A8は、クライアントシステム1で現在機能している状態である。
【0125】
この状態で、クライアントシステム1のユーザは、サザンオールスターズの音楽を聴きたいと思ったとする。このような場合、クライアントシステム1のユーザは、ファイル交換手段A8が表示するGUI(Graphics User Interface)を操作する。
【0126】
そうすると、ファイル交換手段A8は、図5の(a)に示すような検索画面151をGUIとしてクライアントシステム1のモニタに表示する。
【0127】
ユーザは、検索画面151のアーティストの入力欄にサザンオールスターズと入力し、検索ボタンをクリックすることによって、ファイル交換手段A8にサザンオールスターズの音楽データのファイルを検索するよう指示する。また、最大検索数の欄には100と入力されているので、検索する音楽データのファイルの最大数は100である。
【0128】
ファイル交換手段A8は、ユーザからサザンオールスターズの音楽データのファイルを検索するように指示されると、インターネットを経由して、コンテンツリストサーバ4にアーティストがサザンオールスターズであることを示すデータを送るとともに、音楽データを検索するよう指示する。
【0129】
コンテンツリストサーバ4は、クライアントシステム1のファイル交換手段A8から検索するよう指示されると、コンテンツリスト16を検索して、アーティスト16が「サザンオールスターズ」である音楽データのファイルを特定する。そして、特定した音楽データのファイルのうち、コンテンツリスト16のユーザ名143に記載されているユーザ名に対応するサーバシステム2の接続の有無148を調べる。すなわち、特定された音楽データのファイルを保持しているサーバシステム2が音楽データのファイルを配信可能かどうかを調べる。そして特定した音楽データのファイルのうち、サーバシステム2が音楽データを配信可能である音楽データのファイルのみを選択する。そして、選択した音楽データ毎に、その選択した音楽データのファイルのファイル名144と、その選択した音楽データのファイルを保持しているユーザ名143と、その選択した音楽データのファイルのコンテンツID145と、その選択した音楽データのファイルの補助情報146と、その選択した音楽データのファイルのユーザ名に対応するサーバシステム2のIPアドレス149と、その選択した音楽データのファイルのユーザ名に対応するサーバシステム2の接続形態150とを検索結果データとしてクライアントシステム1に送信する。
【0130】
上記の内容を具体的に説明すると、コンテンツリストサーバ4は、クライアントシステム1のファイル交換手段A8からサザンオールスターズの音楽データのファイルを検索するように指示されると、図4の(a)のコンテンツリスト16を検索して、ユーザ名が「abc」であるファイル「MyFile¥サザンオールスターズ−津波.mp3」や、ユーザ名143が「xyz」であるファイル「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」や、ユーザ名143が「ccc」であるファイル「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー」などを特定する。しかし、コンテンツリストサーバ4は、ユーザ名143が「ddd」であるファイル「MyFile¥安室奈美江−Can you celebrate」は、アーティスト16が安室奈美江であるので特定しない。
【0131】
次に、コンテンツリストサーバ4は、ユーザ情報リスト149を参照することによって、特定した音楽データのファイルから、配信可能な音楽データのファイルのみを選択する。ユーザ名143が「abc」であるファイル「MyFile¥サザンオールスターズ−津波.mp3」については、ユーザ情報リスト149のユーザ名147が「abc」である欄の接続の有無148がオンラインであるので、この音楽データファイルは配信可能である。従って、ユーザ名143が「abc」であるファイル「MyFile¥サザンオールスターズ−津波.mp3」を選択する。
【0132】
このようにして選択された音楽データのファイル毎に検索結果データをクライアントシステム1に送信する。
【0133】
例えば、「MyFile¥サザンオールスターズ−津波.mp3」については、ファイル名144として「MyFile¥サザンオールスターズ−津波.mp3」を、ユーザ名143として「abc」を、コンテンツID145として「120−345−1234」を、補助情報146としてその音楽データのファイルのサイズ及び音楽データがMP3形式にエンコードされたときの品質を示すビット数及びサンプリング周波数及び演奏時間、IPアドレス149として「192.168.111.23」を、接続形態150として「DSL」を検索結果データとしてクライアントシステム1に送信する。
【0134】
クライアントシステム1のファイル交換手段A8は、コンテンツリストサーバ4から検索結果データを受け取ると、図5の(b)に示すような検索結果画面152を表示する。
【0135】
検索結果画面152は、コンテンツリストサーバ4で検索された結果を表示する画面であり、音楽データのファイル毎にその音楽データのファイル名、ファイルサイズ、MP3形式にエンコードする際の品質を表すビット及び周波数、演奏時間を示す長さ、その音楽データを保持しているユーザ名、そのユーザ名に対応するサーバシステム2のインターネットへの接続形態などの情報や、また、検索結果画面152には図示されていないが、その音楽データを保持しているユーザ名に対応するサーバシステム2のIPアドレスなどが表示されている。また、ファイル交換手段A8が表示しているGUI画面を操作することによって、上記ユーザ名に対応するサーバシステム2のIPアドレスなども表示することが出来る。
【0136】
クライアントシステム1のユーザは、検索結果画面152を見て、「いとしのエリー」を聴きたいと思ったとする。ところで、「いとしのエリー」は、「xyz」というユーザに対応するサーバシステム2と、「ccc」というユーザに対応するサーバシステム2に共に保持されている。このような場合、ユーザは、ファイルサイズ、ビット、周波数、長さ、接続形態などの欄に記載されている情報を参考にしていずれのサーバシステム2から「ひとしのエリー」をダウンロードするかを検討する。
【0137】
例えば、図5の(b)の場合では、「xyz」というユーザに対応するサーバシステム2のインターネットへの接続形態は、「Cable」と記載されているので、ケーブルテレビ回線を利用してインターネットに接続していることが解る。これに対して、「ccc」というユーザのインターネットへの接続形態は、「64kモデム」と記載されているので、電話回線を使用して通信速度が64kbpsでインターネットに接続していることが解る。従って、「xyz」というユーザに対応するサーバシステム2の方が通信速度が高速である可能性が高い。従って、よりダウンロード時間が短いと予想される「xyz」に対応するサーバシステム2から「いとしのエリー」をダウンロードするように決定したとする。
【0138】
ユーザは、検索結果画面152でユーザ名「xyz」の行をマウスでダブルクリックすることによって選択する。これで、クライアントシステム1のユーザが、ファイル交換手段A8に、「xyz」というユーザ名に対応するサーバシステム2から「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」というファイルをダウンロードすることを指示したことになる。
【0139】
ここで、図2のサーバシステム2が、「xyz」というユーザ名に対応するサーバシステム2であるとする。
【0140】
図3にクライアントシステム1、鍵サーバ3、サーバシステム2との間のやり取りを示す。以下、図3に基づいて、クライアントシステム1がサーバシステム2から音楽データのファイル「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」をダウンロードするまでの動作を説明する。
【0141】
上記のようにしてユーザが、「xyz」というユーザ名に対応するサーバシステム2から「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」というファイルをダウンロードすることを指示する。
【0142】
そうすると、クライアントシステム1のファイル交換手段A8は、そのダウンロードするよう指示された音楽データのファイルのファイル名と、その音楽データのコンテンツIDを、図3に示すようにファイル名・コンテンツID17としてサーバシステム2に送信する。すなわち、ファイル名として「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」とコンテンツIDとして「120−345−2345」を送信する。
【0143】
また、ファイル交換手段A8は、同時にクライアントシステムID18として、クライアントシステム1に対応するユーザ名とクライアントシステム1に割り当てられているIPアドレスとをサーバシステム2に送信する。具体的には、クライアントシステム1に割り当てられているIPアドレスが「182.234.12.45」である場合、ファイル交換手段A8は、「zzz」と「182.234.12.45」とをクライアントシステムID18としてサーバシステム2に送信する。
【0144】
そして、コンテンツ要求19として、ファイル名・コンテンツID17に対応する音楽データのファイルを送信するようサーバシステム2に要求する。
【0145】
サーバシステム2のファイル交換手段B11は、クライアントシステム1のファイル交換手段A8からファイル名・コンテンツID17として、ファイル名とコンテンツIDとを受信し、またクライアントシステムID18としてクライアントシステム1のユーザ名とクライアントシステムに割り当てられているIPアドレスとを受信する。そして、クライアントシステム1から、コンテンツ要求19を受信する。
【0146】
そうすると、サーバシステム2のファイル交換手段A8は、鍵サーバ3にクライアントシステム1から受け取ったコンテンツIDをコンテンツID20として送信し、また同時にクライアントシステムのユーザ名である「zzz」とクライアントシステムのIPアドレスである「182.234.12.45」とをクライアントシステムID21として鍵サーバ3に送信する。そして、鍵サーバ3に鍵要求22として、コンテンツID20の鍵を要求する。
【0147】
鍵サーバ3のEncrypt用鍵サーバ14は、サーバシステム2のファイル交換手段A8から、コンテンツID20としてコンテンツIDである「120−345−2345」と、クライアントシステムID21として、クライアントシステム2のユーザ名である「zzz」と、クライアントシステム1のIPアドレスである「182.234.12.45」とを受信する。そして、鍵要求22を受信する。
【0148】
そうすると、Encrypt用鍵サーバ14は、まず、これらの受信した情報をDecrypt用鍵サーバ13に送る。Decrypt用鍵サーバ13は、Encrypt用鍵サーバ14から送られてきたコンテンツIDとクライアントシステムIDとを受け取ると、それらを課金手段15に送るとともに、課金手段15に課金処理を行うように指示する。
【0149】
課金手段15は、Decrypt用鍵サーバ13から指示されると、クライアントシステムIDとして送られてきたユーザ名が「zzz」であるユーザが、コンテンツIDが「120−345−2345」である音楽データを購入することに対する課金情報を作成する。すなわち、課金情報には、課金されるユーザを特定するためにクライアントシステム1のユーザ名である「zzz」と、購入する音楽データを特定することが出来るようにコンテンツIDすなわち「120−345−2345」とが含まれている。そして、課金手段15は、著作権者課金事業体5に作成した課金情報を送信する。
【0150】
著作権者課金事業体5は、クライアントシステム1のユーザ名「zzz」に対応するユーザなど、本実施の形態のコンテンツ配信システムを使用するユーザに関する会員情報を保持している。そして、課金手段15から送信されてきた課金情報を受け取ると、ユーザの会員情報を参照することにより、ユーザが音楽データを購入することを許可するかどうかを決定する。
【0151】
例えば、ユーザの会員情報に、過去に音楽データを購入したが、その購入代金が期限までに支払われていない場合には、そのユーザが音楽データを購入することを許可しない。また、ユーザが過去に音楽データを購入し、その購入代金が期限までに支払われている場合には、ユーザが音楽データを購入することを許可する。
【0152】
著作権者課金事業体5は、ユーザが音楽データを購入することを許可する場合には、そのユーザの銀行口座から音楽データの購入代金を自動的に決済する。そして、課金手段15にユーザが音楽データを購入することを許可することを通知する。
【0153】
また、著作権者課金事業体5は、ユーザが音楽データを購入することを許可しない場合には、課金手段15にユーザが音楽データを購入することを許可しないことを通知する。
【0154】
この場合、課金手段15は、ユーザが音楽データを購入することが許可されなかったことをEncrypt用鍵サーバ14とDecrypt用鍵サーバ13に通知する。そうすると、Encrypt用鍵サーバ14は、サーバシステム2に鍵要求22に対応する応答として鍵を配信することが出来ないことを通知するメッセージを送信する。また、Decrypt用鍵サーバ13は、サーバシステム2からクライアントシステムID21として通知されたユーザ名及びIPアドレスに対応するクライアントシステム1に鍵を配信することができないことを通知するメッセージを送信する。
【0155】
ファイル交換手段B11は、Encrypt用鍵サーバ14から鍵を配信することが出来ないことを通知されると、「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」をクライアントシステム1に配信しない。
【0156】
また、ファイル交換手段A8は、Decrypt用鍵サーバ13から鍵を配信することが出来ないことが通知されると、サーバシステム2から「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」をダウンロードすることが出来ないというメッセージをクライアントシステム1のモニタに表示する。
【0157】
一方、著作権者課金事業体5から、ユーザが音楽データを購入することを許可することが通知された場合、課金手段15は、Decrypt用鍵サーバ13とEncrypt鍵サーバ14に、ユーザが音楽データを購入することが許可されたことを通知する。
【0158】
Encrypt用鍵サーバ14は、課金手段15からユーザが音楽データを購入することが許可されたことを通知されると、コンテンツID「120−345−2345」の音楽データすなわち、「サザンオールスターズ」の「いとしのエリー」を暗号化するための鍵を鍵データベース12を利用して生成する。すなわち、鍵データベース12には、コンテンツIDとユーザIDから、コンテンツID毎及びユーザ名毎に異なった鍵を生成するための情報や規則が格納されている。Encrypt用鍵サーバ14は、このような情報や規則を利用して、コンテンツIDとして「120−345−2345」と、ユーザ名として「zzz」との組み合わせ特有の暗号化のための鍵を生成する。すなわち、Encrypt用鍵サーバ14によって生成される暗号化のための鍵は、コンテンツIDまたはユーザ名のいずれか一方が異なる場合には、異なった鍵になる。そして、Encrypt用鍵サーバ14は、このようにして生成した暗号化のための鍵をサーバシステム2に鍵配信23として送信する。
【0159】
Decrypt用鍵サーバ13は、課金手段15からユーザが音楽データを購入することが許可されたことを通知されると、Encrypt用鍵サーバ14が生成した暗号化のための鍵で暗号化されたデータを復号するための鍵を鍵データベース12を利用して生成する。Decrypt用鍵サーバ13は、Encrypt用鍵サーバ14と同様に、鍵データベース12に格納されている情報や規則を利用して、Encrypt用鍵サーバ14が生成した暗号化のための鍵で暗号化されたデータを復号する鍵を生成する。クライアントシステムID21としてサーバシステム2から予めクライアントシステム1のユーザ名とIPアドレスが通知されているので、これらの通知された情報を利用して、Decrypt用鍵サーバ13は復号のための鍵をクライアントシステム1に鍵配信24として送信する。
【0160】
サーバシステム2のファイル交換手段B11は、Encrypt用鍵サーバ14から暗号化のための鍵を受け取ると、クライアントシステム1から配信を要求されている音楽データのファイルである「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」を、受け取った暗号化のための鍵で暗号化し、暗号化した音楽データのファイルをクライアントシステム1を特定する情報に基づいて、クライアントシステム1に配信する。なお、クライアントシステム1を特定する情報とは、クライアントシステム1からクライアントシステムID18として送られてきたクライアントシステム1のユーザ名及びIPアドレスを意味している。具体的には、ユーザ名として「zzz」及びIPアドレスとして「182.234.12.45」に基づいて、クライアントシステム1にその暗号化した音楽データのファイルを配信する。
【0161】
クライアントシステム1のファイル交換手段A8は、Decrypt用鍵サーバ13から復号のための鍵が送られてくるとこれを受け取り、記録手段A7に記録する。また、サーバシステム2から音楽データのファイル、すなわち、「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」が配信されてくるとこれを受け取って、記録手段A7の「MyFile」というフォルダに格納する。
【0162】
このようにして音楽データのファイルが配信された後、クライアントシステム1のユーザが「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」などの音楽データのファイルを再生して聴きたい場合には、DecryptデコーダA6に指示すればよい。DecryptデコーダA6は、ユーザから指示されると、「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」を対応する復号のための鍵で復号し、再生して音声としてクライアントシステム1のスピーカから出力する。
【0163】
このように、クライアントシステム1とサーバシステム2との間では、サーバシステム2からクライアントシステム1に鍵サーバ3から配信された鍵で暗号化されたコンテンツが送られ、サーバシステム2と鍵サーバ2との間では、鍵サーバ3からサーバシステム2に鍵が配信され、クライアントシステム1と鍵サーバ3との間では、鍵サーバ3からクライアントシステム1にコンテンツを復号するための鍵が配信される。
【0164】
このようなサーバシステム2と鍵サーバ3との間のやり取りは、次のようなプロトコルを用いて行われる。また、鍵サーバ3とクライアントシステム1とのやり取りも同様のプロトコルを用いて行われる。すなわち、このサーバシステム2やクライアントシステム1と、鍵サーバ2とのやり取りに用いられるプロトコルは、鍵サーバ3がサーバシステム2やクライアントシステム1とのやり取りなどで、サーバシステム2やクライアントシステム1などの相手の機器が正当なものであるかどうかを判定する認証を含み、鍵サーバ3が配信する鍵を暗号化して配信し、鍵サーバ3が正当であると判定した装置以外の装置が鍵サーバ3が配信する鍵を取得することがないよう鍵サーバ3が配信する鍵を保護するプロトコルである。このようなプロトコルを用いて上述したように鍵サーバ3からサーバシステム2やクライアントシステム1に鍵が配信されるので、コンテンツの著作権を確実に保護することが出来る。
【0165】
なお、本実施の形態では、暗号化するための鍵と復号するための鍵とが同一であっても構わないし、異なっていても構わない。要するに、データを暗号化する方法に応じて暗号化するための鍵で暗号化した鍵を復号するための鍵で復号出来さえすればよい。
【0166】
さらに、本実施の形態では、暗号化するための鍵と復号するための鍵とは、コンテンツID毎及びクライアントシステム1のユーザ名毎に異なっているとして説明したが、これに限らない。これらの鍵がコンテンツID毎にのみ異なっていても構わない。またこれらの鍵がクライアントシステム1のユーザに対応するユーザ名毎に異なっていても構わない。またはこれらの鍵が、サーバシステム2が鍵要求22として鍵サーバ3に鍵を要求した時点の時刻に応じて異なっていても構わない。要するに暗号化するための鍵と復号するための鍵とは、音楽データの不正利用を防ぐことが出来る決め方で決めさえすればよい。
【0167】
このように本実施の形態によれば、著作権管理を行うことが出来、さらに分散したユーザが互いにコンテンツをやりとりすることが出来る。
【0168】
なお、本実施の形態では、PC130〜136は、それぞれクライアントシステム1またはサーバシステム2として機能するとしたが、PC130〜136は、それぞれ同時にクライアントシステム1及びサーバシステム2として機能しても構わない。すなわち、図2のサーバシステム2のファイル交換手段B11がクライアントシステム1のファイル交換手段A8の機能を兼ねていても構わない。また、図2のクライアントシステム1のファイル交換手段A8がサーバシステム2のファイル交換手段B11の機能を兼ねていても構わない。このようなサーバシステム2は、クライアントシステム1に音楽データを配信するとともに、サーバシステム2は、クライアントシステム1が保持している音楽データのファイルをダウンロードすることが可能になる。また、逆にクライアントシステム1がサーバシステム2が保持している音楽データをダウンロードするとともに、クライアントシステム1がサーバシステム2にクライアントシステム1が保持している音楽データのファイルを配信することも可能になる。
【0169】
つまり、図1のPC130〜136などは、それぞれサーバシステム2として音楽データを配信するとともに、クライアントシステム1として音楽データをダウンロードすることが可能になる。配信する音楽データのファイルとダウンロードした音楽データのファイルを例えば「MyFile」という名前のフォルダなど共通するフォルダに格納しておけば、ダウンロードした音楽データのファイルを他のPC130〜136に配信することが可能になる。従って、音楽データの著作権を守ったままで、音楽データのファイルの流通を促進することが出来る。
【0170】
なお、本実施の形態では、サーバシステム2で動作するアプリケーションプログラムがCD−ROMに記録されている音楽データをMP3形式にエンコードして、エンコードされた音楽データを、コンテンツIDを鍵として暗号化して記録手段B10に記録するとして説明したが、これに限らない。このアプリケーションプログラムの機能をファイル交換手段B11が兼ねていても構わない。また、このアプリケーションプログラムが、MP3形式にエンコードした音楽データを暗号化せずに記録手段B10に記録しても構わない。
【0171】
なお、本実施の形態では、ファイル交換手段A8として機能するアプリケーションプログラムを鍵サーバ3からダウンロードするとして説明したが、これに限らない。ファイル交換手段A8として機能するアプリケーションプログラムが、コンテンツリストサーバ4から配信されても構わないし、これら以外のサーバから配信されても構わない。また、このアプリケーションプログラムがCD−ROMなどの記録媒体に記録されており、サーバシステム2が、記録媒体からこのアプリケーションプログラムを読み込んでインストールしても構わない。
【0172】
なお、本実施の形態では、著作権者課金事業体5は、ユーザの会員情報を調べることにより、音楽データの購入代金未払いなどの不正が行われていた場合に、そのユーザが音楽データを購入することを許可しないとして説明したが、これに限らない。著作権者課金事業体5が、音楽データ毎に、その音楽データの著作権者の意図を反映して、その音楽データを本実施の形態のコンテンツ配信システムによって配信することを許可するかどうかを示す情報を予め保持しておき、課金手段15から送られてきたコンテンツIDによって特定される音楽データが配信を許可する音楽データである場合に、ユーザがその音楽データを取得することを許可し、その音楽データが配信を許可しない音楽データである場合に、ユーザがその音楽データを取得することを許可しないようにしても構わない。この場合、ユーザがその音楽データを許可された場合、Encrypt用鍵サーバ14とDecrypt用鍵サーバ13は上記と同様にしてそれぞれサーバシステム2とクライアントシステム1に暗号化のための鍵及び復号のための鍵を送るものとする。また、許可されない場合には、暗号化のための鍵の復号のための鍵も送らないものとする。
【0173】
なお、本実施の形態では、ファイル交換手段B11として機能するアプリケーションプログラムを鍵サーバ3からダウンロードするとして説明したが、これに限らない。ファイル交換手段B11として機能するアプリケーションプログラムが、コンテンツリストサーバ4から配信されても構わないし、これら以外のサーバから配信されても構わない。また、このアプリケーションプログラムがCD−ROMなどの記録媒体に記録されており、サーバシステム2が、記録媒体からこのアプリケーションプログラムを読み込んでインストールしても構わない。
【0174】
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。
【0175】
図2に、本実施の形態のコンテンツ配信システムを示す。
【0176】
本実施の形態のコンテンツ配信システムは、第1の実施の形態で図1を参照して説明したのと同様に、PC130〜136、鍵サーバ3、コンテンツリストサーバ4、著作権者課金事業体5から構成されており、これらはそれぞれインターネットに接続している。また、本実施の形態のコンテンツ配信システムは、コンテンツの一例として音楽データを扱うものとする。
【0177】
図6に、コンテンツ配信システムの詳細な構成を示す。ただし、図6では、クライアントシステムとして機能するPC一台とサーバシステムとして機能するPC一台とをそれぞれクライアントシステム26と、サーバシステム27として示している。また、図6では、図1の鍵サーバ3を鍵サーバ28として示している。
【0178】
クライアントシステム26は、第1の実施の形態のクライアントシステム1と同様にコンテンツを要求するパーソナルコンピュータである。
【0179】
サーバシステム27は、第1の実施の形態のサーバシステム2と同様にコンテンツを配信するパーソナルコンピュータである。
【0180】
鍵サーバ28は、第1の実施の形態の鍵サーバ3と同様にクライアントシステム26とサーバシステム27に音楽データを復号するための鍵と音楽データを暗号化するための鍵とを配信する装置である。
【0181】
第2の実施の形態と第1の実施の形態との相違点は、第1の実施の形態のクライアントシステム1は音楽データをダウンロードする際、まずサーバシステム2にコンテンツを要求したが、第2の実施の形態のクライアントシステム26は音楽データをダウンロードする際、まず鍵サーバ28に音楽データを復号するための鍵を要求する点である。
【0182】
それ以外の構成は、第1の実施の形態と同一であるので説明を省略する。
【0183】
次に、このような本実施の形態の動作を第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0184】
図1のPC130が図6のサーバシステム27として機能するものとする。また、図1のPC136が図6のクライアントシステム26として機能するものとする。従って以下の説明では、PC130のことをサーバシステム27と呼び、PC136のことをクライアントシステム26と呼ぶことにする。
【0185】
ファイル交換手段A29からの検索指示を受けてコンテンツリストサーバ4が「サザンオールスターズ」の音楽データのファイルを検索して検索結果データをクライアントシステム26に送信するまでの動作は、第1の実施の形態のファイル交換手段A8からの検索指示をうけてコンテンツリストサーバ4が検索結果をクライアントシステム1に送信するまでの動作と同一である。
【0186】
すなわち、コンテンツリストサーバ4から、第1の実施の形態と同様にして、選択した音楽データ毎に、その選択した音楽データのファイルのファイル名144と、その選択した音楽データのファイルを保持しているユーザ名143と、その選択した音楽データのファイルのコンテンツID145と、その選択した音楽データのファイルの補助情報146と、その選択した音楽データのファイルのユーザ名に対応するサーバシステム27のIPアドレス149と、その選択した音楽データのファイルのユーザ名に対応するサーバシステム2の接続形態150とを検索結果データとしてクライアントシステム26に送信する。
【0187】
ここで、図6のサーバシステム27が、「xyz」というユーザ名に対応するサーバシステムであるとする。
【0188】
そして、クライアントシステム26のユーザは、第1の実施の形態と同様にして図5の(b)に示す検索結果画面を見て、ユーザ名「xyz」の行をマウスでダブルクリックすることによって選択する。これで、クライアントシステム26のユーザが、ファイル交換手段A29に、「xyz」というユーザ名に対応するサーバシステム27から「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」というファイルをダウンロードすることを指示したことになる。また、「xyz」というユーザ名に対応するサーバシステム27にはIPアドレスとして、「192.164.23.21」というIPアドレスが割り当てられており、前述したようにこのIPアドレスも検索結果データとしてコンテンツリストサーバ4から送られてきている。
【0189】
図7にクライアントシステム26、鍵サーバ28、サーバシステム27との間のやり取りを示す。以下、図7に基づいて、クライアントシステム1がサーバシステム2から音楽データのファイル「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」をダウンロードするまでの動作を説明する。
【0190】
上記のようにしてユーザが、「xyz」というユーザ名に対応するサーバシステム27から「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」というファイルをダウンロードすることを指示する。
【0191】
そうすると、クライアントシステム26のファイル交換手段A29は、そのダウンロードするよう指示された音楽データのコンテンツIDを、図7に示すコンテンツID33として鍵サーバ28に送信する。コンテンツIDとして「120−345−2345」を送信する。
【0192】
また、ファイル交換手段A29は、同時にサーバシステムID34として、ダウンロードする音楽データのファイルを保持しているサーバシステム27に対応するユーザ名とサーバシステム27に割り当てられているIPアドレスとを鍵サーバ28に送信する。具体的には、サーバシステム27に割り当てられているIPアドレスとして「192.164.23.21」を、またサーバシステム27に対応するユーザ名として「xyz」をサーバシステムID34として鍵サーバ28に送信する。
【0193】
そして、鍵要求35として、サーバシステムID34で特定されるサーバシステム27に保持されている、コンテンツID33に対応する音楽データに対応する鍵を送信するよう鍵サーバ28に要求する。
【0194】
一方、鍵サーバ28のDecrypt用鍵サーバ31は、クライアントシステム26のファイル交換手段A29から、コンテンツID33としてコンテンツIDである「120−345−2345」を受信する。また、サーバシステムID34として、サーバシステム27のユーザ名である「xyz」と、サーバシステム27のIPアドレスである「192.164.23.21」とを受信する。そして、鍵要求35を受信する。
【0195】
そうすると、Decrypt用鍵サーバ31は、まず、これらの受信した情報をEncrypt用鍵サーバ32に送る。次に、Decrypt用鍵サーバ31は、コンテンツID33とクライアントシステム26から送られてきたクライアントシステム26のユーザ名とを課金手段15に送る。なお、クライアントシステム26のユーザ名とクライアントシステム26に割り付けられているIPアドレスとは、クライアントシステム26が鍵要求35として鍵を要求するコマンドを送信した際に、そのコマンドの発信元を示す情報として鍵要求35に付加されているものである。
【0196】
すなわち、Decrypt用鍵サーバ31は、コンテンツIDである「120−345−2345」とクライアントシステム26のユーザ名である「zzz」とを課金手段15に通知する。
【0197】
そして、Decrypt用鍵サーバ31は、課金手段15にクライアントシステム26のユーザ名に対応するユーザに対して課金処理を行うように指示する。
【0198】
課金手段15は、Decrypt用鍵サーバ13から指示されると、ユーザ名が「zzz」であるユーザに、コンテンツIDが「120−345−2345」である音楽データを購入することに対する課金情報を作成する。すなわち、課金情報には、課金されるユーザを特定するためにクライアントシステム1のユーザ名である「zzz」と、購入する音楽データを特定することが出来るようにコンテンツIDすなわち「120−345−2345」とが含まれている。そして、課金手段15は、著作権者課金事業体5に作成した課金情報を送信する。
【0199】
著作権者課金事業体5は、クライアントシステム26のユーザ名「zzz」に対応するユーザなどの、本実施の形態のコンテンツ配信システムを使用するユーザに関する会員情報を保持している。そして、課金手段15から送信されてきた課金情報を受け取ると、ユーザの会員情報を参照することにより、ユーザが音楽データを購入することを許可するかどうかを決定する。
【0200】
例えば、ユーザの会員情報に、過去に音楽データを購入したが、そのユーザがその音楽データの購入代金を期限までに支払わなかった場合には、そのユーザが音楽データを購入することを許可しない。また、ユーザが過去に音楽データを購入し、その購入代金が期限までに支払われている場合には、ユーザが音楽データを購入することを許可する。
【0201】
著作権者課金事業体5は、ユーザが音楽データを購入することを許可する場合には、そのユーザの銀行口座から音楽データの購入代金を自動的に決済する。そして、課金手段15にユーザが音楽データを購入することを許可することを通知する。
【0202】
また、著作権者課金事業体5は、ユーザが音楽データを購入することを許可しない場合には、課金手段15にユーザが音楽データを購入することを許可しないことを通知する。
【0203】
この場合、課金手段15は、ユーザが音楽データを購入することが許可されなかったことをDecrypt用鍵サーバ31に通知する。そうすると、Decrypt用鍵サーバ31は、クライアントシステム26からの鍵要求35に対する応答として、鍵を配信することが出来ないことを通知するメッセージを送信する。 また、ファイル交換手段A29は、Decrypt用鍵サーバ31から鍵を配信することが出来ないことが通知されると、サーバシステム27から「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」をダウンロードすることが出来ないことを示すメッセージをクライアントシステム26のモニタに表示する。
【0204】
一方、著作権者課金事業体5から、ユーザが音楽データを購入することを許可することが通知された場合、課金手段15は、Decrypt用鍵サーバ31とEncrypt鍵サーバ32に、ユーザが音楽データを購入することが許可されたことを通知する。
【0205】
Encrypt用鍵サーバ31は、課金手段15からユーザが音楽データを購入することが許可されたことを通知されると、コンテンツID「120−345−2345」の音楽データすなわち、「サザンオールスターズ」の「いとしのエリー」を暗号化するための鍵を鍵データベース12を利用して生成する。なお、暗号化するための鍵を生成する方法については第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。そして、Encrypt用鍵サーバ32は、コンテンツID37としてコンテンツIDである「120−345−2345」をサーバシステム27に送信するとともに、鍵配信38として、このようにして生成した暗号化のための鍵をサーバシステム27に送信する。すなわち、暗号化のための鍵とその暗号化のための鍵で暗号化するコンテンツを特定する情報とをサーバシステム27に送信する。
【0206】
また、Decrypt用鍵サーバ31は、課金手段15からユーザが音楽データを購入することが許可されたことを通知されると、Encrypt用鍵サーバ32が生成した暗号化のための鍵で暗号化されたデータを復号するための鍵を鍵データベース12を利用して生成する。そして、鍵要求35の応答として、Decrypt用鍵サーバ31は、クライアントシステム26に、クライアントシステムが指定したコンテンツである「123−345−2345」に対応する音楽データのファイルを復号するための鍵を鍵配信36として送信する。
【0207】
次に、クライアントシステム26のファイル交換手段A29は、鍵サーバ28から鍵配信36として復号のための鍵を受け取ると、ファイル名・コンテンツID39としてファイル名である「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」とコンテンツIDである「123−345−2345」とをサーバシステム27に送る。つまり、音楽データを特定する情報をサーバシステム27に送る。そして、同時に、コンテンツ要求40としてファイル名・コンテンツID39で特定される音楽データのファイルを配信するよう要求する。
【0208】
サーバシステム27のファイル交換手段B30は、クライアントシステム26のファイル交換手段A29からコンテンツ要求40を受信すると、サーバシステム27から鍵配信38として送られてきた鍵のうち、コンテンツID「123−345−2345に対応する暗号化のための鍵で、音楽データのファイルである「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」を暗号化する。そして、コンテンツ要求40に対する応答として、暗号化したデータをコンテンツ配信41に示すように、クライアントシステム26に配信する。
【0209】
このようにして音楽データのファイルが配信された後、クライアントシステム26のユーザが「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」などの音楽データのファイルを再生して聴きたい場合には、DecryptデコーダA6に指示すればよい。すなわち、DecryptデコーダA6は、ユーザから指示されると、「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」を対応する復号のための鍵で復号し、再生して音声としてクライアントシステム1のスピーカから出力する。
【0210】
なお、本実施の形態では、サーバシステム27が、クライアントシステム26からファイル名・コンテンツID39に示すように、音楽データのファイルのファイル名とコンテンツIDとを受け取り、コンテンツ要求40として、クライアントシステム26からコンテンツを配信するよう要求された場合に、サーバシステム27がその配信するよう要求された音楽データのファイルを暗号化するとして説明したが、これに限らない。すなわち、サーバシステム27が音楽データのファイルを暗号化するタイミングは、サーバシステム27がコンテンツID37及び鍵配信38に示すように、鍵サーバ28のEncrypt用鍵サーバ32から暗号化のための鍵を受け取ったときに、その暗号化のための鍵に対応する音楽データのファイルを暗号化しても構わない。なお、この場合には、クライアントシステム26は、予めコンテンツID33として音楽データのコンテンツIDを鍵サーバ28に送信する際に、同時に鍵サーバ28にその音楽データが保持されているファイルのファイル名をも送信するものとする。また、鍵サーバ28は、コンテンツID37及び鍵配信38に示すように、サーバシステム27にコンテンツIDとそのコンテンツIDに対応する音楽データを暗号化するための鍵を送信する際に、その音楽データがサーバシステム27に保持されているファイルのファイル名をも送信するとする。そして、サーバシステム27は、鍵サーバ28から送られてくるファイル名である音楽データのファイルを鍵配信38に示すように鍵サーバ28から暗号化のための鍵が送られてきたタイミングでその音楽データのファイルを暗号化するものとする。
【0211】
さらに、本実施の形態では、クライアントシステム26がコンテンツリストサーバ4のコンテンツリスト16などを参照することによって、ダウンロードする音楽データのファイルを保持しているサーバシステム27などの情報を入手するとして説明したが、これに限らない。コンテンツリストサーバ4がなくても構わない。例えば、サーバシステム27のユーザとクライアントシステム26のユーザとが予め電話や電子メールなどで連絡を取り合い、クライアントシステム26のユーザにサーバシステム27を特定する情報や音楽データのファイルに関する情報を教えておいても構わない。また、クライアントシステム26のファイル交換手段A29が、コンテンツリストサーバ4を利用せず、各サーバシステム27に直接問い合わせることによって、コンテンツリストサーバ4から得られるのと同等の情報を自力で取得しても構わない。
【0212】
なお、上記実施の形態で説明した種々の変形例は第2の実施の形態でも適用可能である。
【0213】
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態について説明する。
【0214】
図1に、本実施の形態のコンテンツ配信システムを示す。
【0215】
本実施の形態のコンテンツ配信システムは、第1の実施の形態で図1を参照して説明したのと同様に、PC130〜136、鍵サーバ3、コンテンツリストサーバ4、著作権者課金事業体5から構成されており、これらはそれぞれインターネットに接続している。また、本実施の形態のコンテンツ配信システムは、コンテンツの一例として音楽データを扱うものとする。
【0216】
図8に、コンテンツ配信システムの詳細な構成を示す。ただし、図8では、クライアントシステムとして機能するPC一台とサーバシステムとして機能するPC一台とをそれぞれクライアントシステム42と、サーバシステム43として示している。また、図8では、図1の鍵サーバ3に対応する鍵サーバを鍵サーバ44として示している。
【0217】
クライアントシステム42は、第1の実施の形態のクライアントシステム1と同様にコンテンツを要求するパーソナルコンピュータである。
【0218】
サーバシステム43は、第1の実施の形態のサーバシステム2と同様にコンテンツを配信するパーソナルコンピュータである。
【0219】
鍵サーバ44は、第1の実施の形態の鍵サーバ3と同様にクライアントシステム42とサーバシステム43に音楽データを復号するための鍵と音楽データを暗号化するための鍵とを配信する装置である。
【0220】
第3の実施の形態と第1の実施の形態との相違点は、第1の実施の形態のクライアントシステム1は音楽データをダウンロードする際、まずサーバシステム2にコンテンツを要求したが、第3の実施の形態のクライアントシステム42は音楽データをダウンロードする際、まず鍵サーバ44に音楽データを復号するための鍵を要求する点である。
【0221】
それ以外の構成は、第1の実施の形態と同一であるので説明を省略する。
【0222】
次に、このような本実施の形態の動作を第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0223】
図1のPC130が図8のサーバシステム43として機能するものとする。また、図1のPC136が図2のクライアントシステム42として機能するものとする。従って以下の説明では、PC130のことをサーバシステム43と呼び、PC136のことをクライアントシステム42と呼ぶことにする。
【0224】
ファイル交換手段A45からの検索指示を受けてコンテンツリストサーバ4が「サザンオールスターズ」の音楽データのファイルを検索して検索結果データをクライアントシステム42に送信するまでの動作は、第1の実施の形態のファイル交換手段A8からの検索指示をうけてコンテンツリストサーバ4が検索結果データをクライアントシステム1に送信するまでの動作と同一である。
【0225】
すなわち、コンテンツリストサーバ4から、第1の実施の形態と同様にして、選択した音楽データ毎に、その選択した音楽データのファイルのファイル名144と、その選択した音楽データのファイルを保持しているユーザ名143と、その選択した音楽データのファイルのコンテンツID145と、その選択した音楽データのファイルの補助情報146と、その選択した音楽データのファイルのユーザ名に対応するサーバシステム43のIPアドレス149と、その選択した音楽データのファイルのユーザ名に対応するサーバシステム43の接続形態150とを検索結果データとしてクライアントシステム42に送信する。
【0226】
ここで、図8のサーバシステム43が、「xyz」というユーザ名に対応するサーバシステムであるとする。
【0227】
そして、クライアントシステム42のユーザは、第1の実施の形態と同様にして図5の(b)に示す検索結果画面を見て、ユーザ名「xyz」の行をマウスでダブルクリックすることによって選択する。これで、クライアントシステム42のユーザが、ファイル交換手段A45に、「xyz」というユーザ名に対応するサーバシステム43から「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」というファイルをダウンロードすることを指示したことになる。また、「xyz」というユーザ名に対応するサーバシステム43にはIPアドレスとして、「192.164.23.21」というIPアドレスが割り当てられており、前述したようにこのIPアドレスも検索結果データとしてコンテンツリストサーバ4から送られてきている。
【0228】
図9にクライアントシステム42、鍵サーバ44、サーバシステム43との間のやり取りを示す。以下、図7に基づいて、クライアントシステム42がサーバシステム43から音楽データのファイル「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」をダウンロードするまでの動作を説明する。
【0229】
上記のようにしてユーザが、「xyz」というユーザ名に対応するサーバシステム43から「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」というファイルをダウンロードすることを指示する。
【0230】
そうすると、クライアントシステム42のファイル交換手段A45は、そのダウンロードするよう指示された音楽データのコンテンツIDとその音楽データのファイルのファイル名とを、図9のファイル名・コンテンツID49に示すように鍵サーバ44に送信する。すなわち、コンテンツIDとして「120−345−2345」を送信し、音楽データのファイル名として「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」を送信する。
【0231】
また、ファイル交換手段A45は、同時にクライアントシステムID50として、クライアントシステム42に対応するユーザ名とクライアントシステム42に割り当てられているIPアドレスとを鍵サーバ44に送信する。具体的には、クライアントシステム1に割り当てられているIPアドレスが「182.234.12.45」である場合、ファイル交換手段A8は、「zzz」と「182.234.12.45」とをクライアントシステムID50として鍵サーバ44に送信する。
【0232】
また、ファイル交換手段A45は、同時にサーバシステムID51として、ダウンロードする音楽データのファイルを保持しているサーバシステム43に対応するユーザ名とサーバシステム43に割り当てられているIPアドレスとを鍵サーバ44に送信する。具体的には、サーバシステム43に割り当てられているIPアドレスとして「192.164.23.21」を、またサーバシステム43に対応するユーザ名として「xyz」をサーバシステムID51として鍵サーバ44に送信する。
【0233】
そして、鍵要求52として、サーバシステムID51で特定されるサーバシステム43に保持されている、ファイル名・コンテンツID49に対応する音楽データに対応する鍵を送信するよう鍵サーバ44に要求する。
【0234】
一方、鍵サーバ44のDecrypt用鍵サーバ47は、クライアントシステム42のファイル交換手段A45から、ファイル名・コンテンツID49としてファイル名である「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」とコンテンツIDである「120−345−2345」とを受信する。また、クライアントシステムID50として、クライアントシステム42のユーザ名である「zzz」とクライアントシステム42に割り付けられているIPアドレスである「182.234.12.45」とを受信する。また、サーバシステムID51として、サーバシステム43のユーザ名である「xyz」と、サーバシステム43のIPアドレスである「192.164.23.21」とを受信する。そして、鍵要求52を受信する。
【0235】
そうすると、Decrypt用鍵サーバ47は、まず、これらの受信した情報をEncrypt用鍵サーバ48に送る。次に、Decrypt用鍵サーバ47は、ファイル名・コンテンツID49して送られてきたファイル名及びコンテンツIDのうちのコンテンツIDと、クライアントシステムID50として送られてきたクライアントシステム42のユーザ名及びIPアドレスのうちのクライアントシステム42のユーザ名とを課金手段15に送る。
【0236】
すなわち、Decrypt用鍵サーバ47は、コンテンツIDである「120−345−2345」とクライアントシステム42のユーザ名である「zzz」とを課金手段15に通知する。
【0237】
そして、Decrypt用鍵サーバ45は、課金手段15にクライアントシステム26のユーザ名に対応するユーザに対して課金処理を行うように指示する。
【0238】
課金手段15は、Decrypt用鍵サーバ47から指示されると、ユーザ名が「zzz」であるユーザに、コンテンツIDが「120−345−2345」である音楽データを購入することに対する課金情報を作成する。すなわち、課金情報には、課金されるユーザを特定するためにクライアントシステム1のユーザ名である「zzz」と、購入する音楽データを特定することが出来るようにコンテンツIDすなわち「120−345−2345」とが含まれている。そして、課金手段15は、著作権者課金事業体5に作成した課金情報を送信する。
【0239】
著作権者課金事業体5は、課金情報を受け取ると、第1の実施の形態または第2の実施の形態と同様にして、ユーザが音楽データを購入することを許可するかどうかを決定し、課金手段15に通知する。
【0240】
課金手段15が、著作権課金事業体5からユーザが音楽データを購入することを許可しないことを通知された場合、課金手段15は、ユーザが音楽データを購入することが許可されなかったことをDecrypt用鍵サーバ47に通知する。そうすると、Decrypt用鍵サーバ47は、クライアントシステム42からの鍵要求52に対する応答として、鍵を配信することが出来ないことを通知するメッセージを送信する。
【0241】
そして、ファイル交換手段A45は、Decrypt用鍵サーバ47から鍵を配信することが出来ないことが通知されると、サーバシステム43から「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」をダウンロードすることが出来ないことを示すメッセージをクライアントシステム42のモニタに表示する。
【0242】
一方、著作権者課金事業体5から、ユーザが音楽データを購入することを許可することが通知された場合、課金手段15は、Decrypt用鍵サーバ47とEncrypt鍵サーバ48に、ユーザが音楽データを購入することが許可されたことを通知する。
【0243】
Encrypt用鍵サーバ48は、課金手段15からユーザが音楽データを購入することが許可されたことを通知されると、コンテンツID「120−345−2345」の音楽データすなわち、「サザンオールスターズ」の「いとしのエリー」を暗号化するための鍵を鍵データベース12を利用して生成する。なお、暗号化するための鍵を生成する方法については第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。そして、Encrypt用鍵サーバ48は、ファイル名・コンテンツID54として音楽データのファイルのファイル名である「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」とコンテンツIDである「120−345−2345」とをサーバシステム43に送信する。
【0244】
そして、Encrypt用鍵サーバ48は、同時にクライアントシステムID55として、クライアントシステム42のユーザ名とクライアントシステム42に割り当てられているIPアドレスとをサーバシステム43に送信する。
【0245】
さらに、Encrypt用鍵サーバ48は、鍵配信56として、フィル名・コンテンツID54として送信した音楽データのファイルを暗号化するための鍵をサーバシステム43に送信する。すなわち、暗号化のための鍵とその暗号化のための鍵で暗号化するコンテンツを特定する情報とをサーバシステム43に送信する。
【0246】
また、Decrypt用鍵サーバ47は、課金手段15からユーザが音楽データを購入することが許可されたことを通知されると、Encrypt用鍵サーバ48が生成した暗号化のための鍵で暗号化されたデータを復号するための鍵を鍵データベース12を利用して生成する。そして、鍵要求52の応答として、Decrypt用鍵サーバ47は、クライアントシステム42に、クライアントシステムが指定したコンテンツである「123−345−2345」に対応する音楽データのファイルを復号するための鍵を鍵配信53として送信する。
【0247】
次に、クライアントシステム42のファイル交換手段A45は、鍵要求52の応答として、鍵サーバ44から鍵配信として復号のための鍵を受け取ると、復号のための鍵を記録手段A7に格納する。
【0248】
一方、サーバシステム42のファイル交換手段B46は、鍵サーバ44からファイル名・コンテンツID54として、音楽データのファイルのファイル名である「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」とコンテンツIDである「120−345−2345」とを受信する。
【0249】
また、同時にファイル交換手段B46は、クライアントシステムID55として、クライアントシステム42のユーザ名とクライアントシステム42に割り当てられているIPアドレスとを受信する。
【0250】
そして、さらにファイル交換手段B46は、鍵配信56として、フィル名・コンテンツID54で特定される音楽データのファイルを暗号化するための鍵を受信する。
【0251】
ファイル交換手段B46は上記の情報を受けとると、音楽データのファイルである「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」を鍵配信56として送られてきた暗号化のための鍵で暗号化する。そして、クライアントシステムID55として送られてきたクライアントシステム42のユーザ名とクライアントシステム42に割り当てられているIPアドレスに基づいて、クライアントシステム42に暗号化した音楽データのファイルを配信する。
【0252】
このようにして音楽データのファイルが配信された後、クライアントシステム42のユーザが「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」などの音楽データのファイルを再生して聴きたい場合には、DecryptデコーダA6に指示すればよい。すなわち、DecryptデコーダA6は、ユーザから指示されると、「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」を対応する復号のための鍵で復号し、再生して音声としてクライアントシステム1のスピーカから出力する。
【0253】
なお、上記実施の形態で説明した種々の変形例は第3の実施の形態でも適用可能である。
【0254】
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施の実施の形態について説明する。
【0255】
図10に、本実施の形態のコンテンツ配信システムを示す。
【0256】
本実施の形態のコンテンツ配信システムは、第1の実施の形態で図1を参照して説明したのと同様に、PC130〜136、鍵サーバ3、コンテンツリストサーバ4、著作権者課金事業体5から構成されており、これらはそれぞれインターネットに接続している。また、本実施の形態のコンテンツ配信システムは、コンテンツの一例として音楽データを扱うものとする。
【0257】
図10に、コンテンツ配信システムの詳細な構成を示す。ただし、図10では、クライアントシステムとして機能するPC一台とサーバシステムとして機能するPC一台とをそれぞれクライアントシステム58と、サーバシステム59として示している。また、図10では、図1の鍵サーバ3を鍵サーバ60として示している。
【0258】
クライアントシステム58は、第1の実施の形態のクライアントシステム1と同様にコンテンツを要求するパーソナルコンピュータである。
【0259】
サーバシステム59は、第1の実施の形態のサーバシステム2と同様にコンテンツを配信するパーソナルコンピュータである。
【0260】
鍵サーバ60は、第1の実施の形態の鍵サーバ3と同様にクライアントシステム58とサーバシステム59に音楽データを復号するための鍵と音楽データを暗号化するための鍵とを配信する装置である。
【0261】
第4の実施の形態と第1の実施の形態との相違点は、第1の実施の形態のクライアントシステム1は音楽データをダウンロードする際、まずサーバシステム2にコンテンツを要求したが、第4の実施の形態のクライアントシステム58は音楽データをダウンロードする際、まず鍵サーバ60に音楽データを復号するための鍵を要求する点である。
【0262】
それ以外の構成は、第1の実施の形態と同一であるので説明を省略する。
【0263】
次に、このような本実施の形態の動作を第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0264】
図1のPC130が図10のサーバシステム59として機能するものとする。また、図1のPC136が図10のクライアントシステム58として機能するものとする。従って以下の説明では、PC130のことをサーバシステム59と呼び、PC136のことをクライアントシステム58と呼ぶことにする。
【0265】
ファイル交換手段A61からの検索指示を受けてコンテンツリストサーバ4が「サザンオールスターズ」の音楽データのファイルを検索して検索結果データをクライアントシステム58に送信するまでの動作は、第1の実施の形態のファイル交換手段A8からの検索指示をうけてコンテンツリストサーバ4が検索結果データをクライアントシステム1に送信するまでの動作と同一である。
【0266】
ただし、本実施の形態では、第1の実施の形態とは異なり、検索結果データとして、コンテンツリストサーバ4から、音楽データのファイルのコンテンツIDとファイル名のみがクライアントシステム58に提供されるものとする。
【0267】
すなわち、コンテンツリストサーバ4は、選択した音楽データ毎に、その選択した音楽データのファイルのファイル名144と、その選択した音楽データのファイルのコンテンツID145と、その選択した音楽データのファイルの補助情報146とを検索結果データとしてクライアントシステム58に送信する。すなわち、第1の実施の形態とは異なり、その選択した音楽データのファイルを保持しているユーザ名143と、その選択した音楽データのファイルのユーザ名に対応するサーバシステム27のIPアドレス149と、その選択した音楽データのファイルのユーザ名に対応するサーバシステム2の接続形態150とについては、コンテンツリストサーバ4からクライアントシステム58には提供されない。
【0268】
従って、クライアントシステム58のモニタに表示される検索結果画面は、図5の(b)に示す検索結果画面152からユーザ名、接続形態などを欄を除いたものになる。
【0269】
ここで、図10のサーバシステム59が、「xyz」というユーザ名に対応するサーバシステムであるとする。
【0270】
そして、クライアントシステム58のユーザは、図5の(b)に示す検索結果画面152からユーザ名や接続形態などの欄を除いた画面を見て、「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー」の行をマウスでダブルクリックする。これで、クライアントシステム58のユーザが、ファイル交換手段A61に、「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」というファイルをダウンロードすることを指示したことになる。
【0271】
第1の実施の形態とは異なり、ファイル交換手段A61は、この時点では、また、サーバシステム59がダウンロードしたい音楽データを保持していることは知らされていない。
【0272】
また、サーバシステム59は、「xyz」というユーザ名であり、IPアドレスとして、「192.164.23.21」が割り当てられているとする。また、クライアントシステム58は、「zzz」というユーザ名であり、IPアドレスとして、「182.234.12.45」が割り当てられているとする。
【0273】
図11にクライアントシステム58、鍵サーバ60、サーバシステム59との間のやり取りを示す。以下、図11に基づいて、クライアントシステム58がサーバシステム59から音楽データのファイル「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」をダウンロードするまでの動作を説明する。
【0274】
上記のようにしてユーザが、「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」というファイルをダウンロードすることを指示する。
【0275】
そうすると、クライアントシステム58のファイル交換手段A61は、そのダウンロードするよう指示された音楽データのファイルのファイル名とその音楽データのコンテンツIDとを、図11のファイル名・コンテンツID65として鍵サーバ60に送信する。すなわち、コンテンツIDとして「120−345−2345」を送信し、音楽データのファイル名として、「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」を送信する。
【0276】
そして、鍵要求66として、ファイル名・コンテンツID65で特定される音楽データに対応する鍵を送信するよう鍵サーバ60に要求する。
【0277】
一方、鍵サーバ60のDecrypt用鍵サーバ63は、クライアントシステム58のファイル交換手段A61から、ファイル名・コンテンツID65としてファイル名である「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」と、コンテンツIDである「120−345−2345」とを受信し、また、鍵要求66を受信する。また、鍵要求66には、その発信元を示す情報として、クライアントシステム58のユーザ名とクライアントシステム58に割り当てられているIPアドレスとが付加されいる。
【0278】
そうすると、Decrypt用鍵サーバ63は、まず、これらの受信した情報をEncrypt用鍵サーバ64に送る。次に、Decrypt用鍵サーバ63は、コンテンツリストサーバ4にコンテンツIDが「120−345−2345」であり、音楽データのファイル名が「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」である音楽データのファイルを保持しているサーバシステム59を特定するよう指示する。
【0279】
これを受けてコンテンツリストサーバ4は、コンテンツリスト16や、第1の実施の形態で図4の(b)で説明したユーザ情報149などを情報を利用して、音楽データのファイル名が「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」である音楽データのファイルを保持しているサーバシステム59を特定し、特定したサーバシステム59のユーザ名と特定したサーバシステム59に割り当てられているIPアドレスとをDecrypt用鍵サーバ63に通知する。
【0280】
従ってサーバシステム59のユーザ名である「xyz」とそのサーバシステム59に割り当てられているIPアドレスである「192.164.23.21」とが、Decrypt用サーバ63に通知される。
【0281】
Decrypt用鍵サーバ63は、コンテンツリストサーバ4から、サーバシステム59のユーザ名とIPアドレスとが通知されると、一旦これらの情報を保持しておく。
【0282】
次に、Decrypt用鍵サーバ63は、ファイル名・コンテンツID65として送られてきたコンテンツIDと、鍵要求66の発信元の情報としてクライアントシステム58から送られてきたクライアントシステム58のユーザ名とを課金手段15に送る。
【0283】
すなわち、Decrypt用鍵サーバ63は、コンテンツIDである「120−345−2345」とクライアントシステム58のユーザ名である「zzz」とを課金手段15に通知する。
【0284】
そして、Decrypt用鍵サーバ63は、課金手段15にクライアントシステム58のユーザ名に対応するユーザに対して課金処理を行うように指示する。
【0285】
これを受けて課金手段15及び著作権者課金事業体5の動作は第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
【0286】
そして、著作権課金事業体5からユーザ名が「zzz」であるユーザが音楽データを購入することを許可されないことを通知された場合、課金手段15は、ユーザ名が「zzz」であるユーザが音楽データを購入することが許可されなかったことをDecrypt用鍵サーバ63に通知した場合、Decrypt用鍵サーバ63は、クライアントシステム58からの鍵要求66に対する応答として、鍵を配信することが出来ないことを通知するメッセージを送信する。
【0287】
そして、ファイル交換手段A61は、Decrypt用鍵サーバ63から鍵を配信することが出来ないことが通知されると、「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」をダウンロードすることが出来ないことを示すメッセージをクライアントシステム58のモニタに表示する。
【0288】
一方、課金手段15が、ユーザ名が「zzz」であるユーザが音楽データを購入することが許可されたことを著作権課金事業体5から通知された場合、課金手段15は、Decrypt用鍵サーバ63とEncrypt鍵サーバ64に、ユーザが音楽データを購入することが許可されたことを通知する。
【0289】
Encrypt用鍵サーバ64は、課金手段15からユーザが音楽データを購入することが許可されたことを通知されると、コンテンツID「120−345−2345」の音楽データすなわち、「サザンオールスターズ」の「いとしのエリー」を暗号化するための鍵を鍵データベース12を利用して生成する。なお、暗号化するための鍵を生成する方法については第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。そして、Encrypt用鍵サーバ64は、コンテンツリストサーバ4から通知され保持しているサーバシステム59のユーザ名である「xyz」とサーバシステム59のIPアドレスである「192.164.23.21」に基づいて、サーバシステム59に、コンテンツID69としてコンテンツIDである「120−345−2345」を送信するとともに、鍵配信70として、生成した暗号化のための鍵をサーバシステム59に送信する。
【0290】
すなわち、暗号化のための鍵とその暗号化のための鍵で暗号化するコンテンツを特定する情報とをサーバシステム59に送信する。
【0291】
また、Decrypt用鍵サーバ63は、課金手段15からユーザが音楽データを購入することが許可されたことを通知されると、Encrypt用鍵サーバ64が生成した暗号化のための鍵で暗号化されたデータを復号するための鍵を鍵データベース12を利用して生成する。そして、鍵要求66の応答として、Decrypt用鍵サーバ63は、クライアントシステム58に、サーバシステムID67として、クライアントシステム58が指定したコンテンツである「123−345−2345」に対応する音楽データのファイルを保持しているサーバシステム59のユーザ名とサーバシステム59に割り当てられているIPアドレスとを送信する。また、Decrypt用鍵サーバ63は、鍵要求66の応答として、コンテンツIDが「120−345−2345」である音楽データのファイルを復号するための鍵を鍵配信68としてクライアントシステム58に送信する。
【0292】
次に、クライアントシステム58のファイル交換手段A61は、鍵サーバ60からサーバシステムID67として、サーバシステム59のユーザ名とIPアドレスとを受け取り、また鍵配信68として復号のための鍵を受け取ったとする。
【0293】
そうすると、ファイル交換手段A61は、ファイル名・コンテンツID71としてファイル名である「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」とコンテンツIDである「123−345−2345」とをサーバシステム59に送る。つまり、音楽データを特定する情報をサーバシステム59に送る。そして、同時に、コンテンツ要求72としてファイル名・コンテンツID71で特定される音楽データのファイルを配信するよう要求する。
【0294】
サーバシステム59のファイル交換手段B62は、クライアントシステム58のファイル交換手段A61からコンテンツ要求72を受信すると、鍵サーバ60から鍵配信70として送られてきた鍵のうち、コンテンツID「123−345−2345に対応する暗号化のための鍵で、音楽データのファイルである「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」を暗号化する。そして、コンテンツ要求72に対する応答として、暗号化したデータをコンテンツ配信73に示すように、クライアントシステム58に配信する。
【0295】
このようにして音楽データのファイルが配信された後、クライアントシステム58のユーザが「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」などの音楽データのファイルを再生して聴きたい場合には、DecryptデコーダA6に指示すればよい。すなわち、DecryptデコーダA6は、ユーザから指示されると、「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」を対応する復号のための鍵で復号し、再生して音声としてクライアントシステム1のスピーカから出力する。
【0296】
なお、本実施の形態では、サーバシステム59が、クライアントシステム58からファイル名・コンテンツID71に示すように、音楽データのファイルのファイル名とコンテンツIDとを受け取り、コンテンツ要求72として、クライアントシステム58からコンテンツを配信するよう要求された場合に、サーバシステム59がその配信するよう要求された音楽データのファイルを暗号化するとして説明したが、これに限らない。すなわち、サーバシステム59が音楽データのファイルを暗号化するタイミングは、サーバシステム59がコンテンツID69及び鍵配信70に示すように、鍵サーバ60のEncrypt用鍵サーバ64から暗号化のための鍵を受け取ったときに、その暗号化のための鍵に対応する音楽データのファイルを暗号化しても構わない。なお、この場合には、鍵サーバ60は、コンテンツID69及び鍵配信70に示すように、サーバシステム59にコンテンツIDとそのコンテンツIDに対応する音楽データを暗号化するための鍵を送信する際に、その音楽データがサーバシステム59で保持されているファイルのファイル名をも送信するとする。そして、サーバシステム59は、鍵サーバ60から送られてくるファイル名である音楽データのファイルを鍵配信70に示すように鍵サーバ60から暗号化のための鍵が送られてきたタイミングでその音楽データのファイルを暗号化するものとする。
【0297】
さらに、本実施の形態では、クライアントシステム58がコンテンツリストサーバ4のコンテンツリスト16などを参照することによって、ダウンロードする音楽データのファイルに関する情報を入手するとして説明したが、これに限らない。クライアントシステム58がコンテンツリストサーバ4を利用しなくても構わない。例えば、サーバシステム59のユーザとクライアントシステム58のユーザとが予め電話や電子メールなどで連絡を取り合い、クライアントシステム58のユーザにサーバシステム59を特定する情報や音楽データのファイルに関する情報を教えておいても構わない。また、クライアントシステム58のファイル交換手段A61が、コンテンツリストサーバ4を利用せず、各サーバシステム59に直接問い合わせることによって、コンテンツリストサーバ4から得られるのと同等の情報を自力で取得しても構わない。
【0298】
さらに、本実施の形態では、鍵サーバ60がコンテンツリストサーバ4を利用して、サーバシステム59を特定するとして説明したが、コンテンツリストサーバ4を利用しなくても構わない。例えば、鍵サーバ60がサーバシステム59のユーザやクライアントシステム58のユーザと電子メールや電話などで連絡することによって、サーバシステム59を特定しても構わない。また、鍵サーバ60が、コンテンツリストサーバ4を利用せず、各サーバシステム59に直接問い合わせることによって、コンテンツリストサーバ4から得られる情報と同等の情報を自力で取得しても構わない。また、鍵サーバ60が、コンテンツリストサーバ4の機能を兼ねていても構わない。
【0299】
なお、上記実施の形態で説明した種々の変形例は、矛盾などの不具合が生じない限り第4の実施の形態にも適用することができる。
【0300】
(第5の実施の形態)
次に、第5の実施の実施の形態について説明する。
【0301】
図12に、本実施の形態のコンテンツ配信システムを示す。
【0302】
本実施の形態のコンテンツ配信システムは、第1の実施の形態で図1を参照して説明したのと同様に、PC130〜136、鍵サーバ3、コンテンツリストサーバ4、著作権者課金事業体5から構成されており、これらはそれぞれインターネットに接続している。また、本実施の形態のコンテンツ配信システムは、コンテンツの一例として音楽データを扱うものとする。
【0303】
図12に、コンテンツ配信システムの詳細な構成を示す。ただし、図12では、クライアントシステムとして機能するPC一台とサーバシステムとして機能するPC一台とをそれぞれクライアントシステム74と、サーバシステム75として示している。また、図12では、図1の鍵サーバ3を鍵サーバ76として示している。
【0304】
クライアントシステム74は、第1の実施の形態のクライアントシステム1と同様にコンテンツを要求するパーソナルコンピュータである。
【0305】
サーバシステム75は、第1の実施の形態のサーバシステム2と同様にコンテンツを配信するパーソナルコンピュータである。
【0306】
鍵サーバ76は、第1の実施の形態の鍵サーバ3と同様にクライアントシステム74とサーバシステム75に音楽データを復号するための鍵と音楽データを暗号化するための鍵とを配信する装置である。
【0307】
第5の実施の形態と第1の実施の形態との相違点は、第1の実施の形態のクライアントシステム1は音楽データをダウンロードする際、まずサーバシステム2にコンテンツを要求したが、第5の実施の形態のクライアントシステム74は音楽データをダウンロードする際、まず鍵サーバ76に音楽データを復号するための鍵を要求する点である。
【0308】
それ以外の構成は、第1の実施の形態と同一であるので説明を省略する。
【0309】
次に、このような本実施の形態の動作を第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0310】
図1のPC130が図12のサーバシステム75として機能するものとする。また、図1のPC136が図12のクライアントシステム74として機能するものとする。従って以下の説明では、PC130のことをサーバシステム75と呼び、PC136のことをクライアントシステム74と呼ぶことにする。
【0311】
ファイル交換手段A77からの検索指示を受けてコンテンツリストサーバ4が「サザンオールスターズ」の音楽データのファイルを検索して検索結果データをクライアントシステム74に送信するまでの動作は、第1の実施の形態のファイル交換手段A8からの検索指示をうけてコンテンツリストサーバ4が検索結果データをクライアントシステム1に送信するまでの動作と同一である。
【0312】
ただし、本実施の形態では、第1の実施の形態とは異なり、検索結果データとして、コンテンツリストサーバ4から、音楽データのファイルのコンテンツIDとファイル名のみがクライアントシステム74に提供されるものとする。
【0313】
すなわち、コンテンツリストサーバ4は、選択した音楽データ毎に、その選択した音楽データのファイルのファイル名144と、その選択した音楽データのファイルのコンテンツID145と、その選択した音楽データのファイルの補助情報146とを検索結果データとしてクライアントシステム74に送信する。すなわち、第1の実施の形態とは異なり、その選択した音楽データのファイルを保持しているユーザ名143と、その選択した音楽データのファイルのユーザ名に対応するサーバシステム75のIPアドレス149と、その選択した音楽データのファイルのユーザ名に対応するサーバシステム2の接続形態150とについては、コンテンツリストサーバ4からクライアントシステム74には提供されない。
【0314】
従って、クライアントシステム74のモニタに表示される検索結果画面は、図5の(b)に示す検索結果画面152からユーザ名、接続形態などを欄を除いたものになる。
【0315】
ここで、図12のサーバシステム75が、「xyz」というユーザ名に対応するサーバシステムであるとする。
【0316】
そして、クライアントシステム74のユーザは、図5の(b)に示す検索結果画面152からユーザ名や接続形態などの欄を除いた画面を見て、ユーザ名「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー」の行をマウスでダブルクリックする。これで、クライアントシステム74のユーザが、ファイル交換手段A77に、「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」というファイルをダウンロードすることを指示したことになる。
【0317】
第1の実施の形態とは異なり、ファイル交換手段A77は、この時点では、また、サーバシステム75がダウンロードしたい音楽データを保持していることは知らされていない。
【0318】
また、サーバシステム75は、「xyz」というユーザ名であり、IPアドレスとして、「192.164.23.21」が割り当てられているとする。また、クライアントシステム74は、「zzz」というユーザ名であり、IPアドレスとして、「182.234.12.45」が割り当てられているとする。
【0319】
図13にクライアントシステム74、鍵サーバ76、サーバシステム75との間のやり取りを示す。以下、図13に基づいて、クライアントシステム74がサーバシステム75から音楽データのファイル「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」をダウンロードするまでの動作を説明する。
【0320】
上記のようにしてユーザが、「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」というファイルをダウンロードすることを指示する。
【0321】
そうすると、クライアントシステム74のファイル交換手段A77は、そのダウンロードするよう指示された音楽データのファイルのファイル名とその音楽データのコンテンツIDとを、図13のファイル名・コンテンツID81として鍵サーバ76に送信する。すなわち、コンテンツIDとして「120−345−2345」を送信し、音楽データのファイル名として、「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」を送信する。
【0322】
また同時に、ファイル交換手段A77は、クライアントシステム74のユーザ名である「zzz」と、クライアントシステム74に割り当てられているIPアドレスである「182.234.12.45」とを、クライアントシステムID82として、鍵サーバ76に送信する。
【0323】
そして、鍵要求83として、ファイル名・コンテンツID81で特定される音楽データに対応する鍵を送信するよう鍵サーバ76に要求する。
【0324】
一方、鍵サーバ71のDecrypt用鍵サーバ79は、クライアントシステム74のファイル交換手段A77から、ファイル名・コンテンツID81としてファイル名である「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」と、コンテンツIDである「120−345−2345」とを受信し、また、クライアントシステムID82として、クライアントシステム74のユーザ名である「zzz」とクライアントシステム74に割り当てられているIPアドレスである「182.234.12.45」とを受信し、さらに鍵要求83を受信する。
【0325】
そうすると、Decrypt用鍵サーバ79は、まず、これらの受信した情報をEncrypt用鍵サーバ80に送る。次に、Decrypt用鍵サーバ79は、コンテンツリストサーバ4にコンテンツIDが「120−345−2345」であり、音楽データのファイル名が「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」である音楽データのファイルを保持しているサーバシステム75を特定するよう指示する。
【0326】
これを受けてコンテンツリストサーバ4は、コンテンツリスト16や、第1の実施の形態で図4の(b)で説明したユーザ情報149などを情報を利用して、音楽データのファイル名が「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」である音楽データのファイルを保持しているサーバシステム75を特定し、特定したサーバシステム75のユーザ名と特定したサーバシステム75に割り当てられているIPアドレスとをDecrypt用鍵サーバ79に通知する。
【0327】
従ってサーバシステム75のユーザ名である「xyz」とそのサーバシステム75に割り当てられているIPアドレスである「192.164.23.21」とが、Decrypt用サーバ79に通知される。
【0328】
Decrypt用鍵サーバ79は、コンテンツリストサーバ4から、サーバシステム75のユーザ名とIPアドレスとが通知されると、一旦これらの情報を保持しておく。
【0329】
次に、Decrypt用鍵サーバ70は、ファイル名・コンテンツID81として送られてきたコンテンツIDと、同じくファイル名・コンテンツID81として送られてきたクライアントシステム74のユーザ名とを課金手段15に送る。
【0330】
すなわち、Decrypt用鍵サーバ79は、コンテンツIDである「120−345−2345」とクライアントシステム74のユーザ名である「zzz」とを課金手段15に通知する。
【0331】
そして、Decrypt用鍵サーバ79は、課金手段15にクライアントシステム74のユーザ名に対応するユーザに対して課金処理を行うように指示する。
【0332】
これを受けて課金手段15及び著作権者課金事業体5の動作は第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
【0333】
そして、著作権課金事業体5からユーザ名が「zzz」であるユーザが音楽データを購入することを許可されないことを通知された場合、課金手段15は、ユーザ名が「zzz」であるユーザが音楽データを購入することが許可されなかったことをDecrypt用鍵サーバ79に通知した場合、Decrypt用鍵サーバ79は、クライアントシステム74からの鍵要求83に対する応答として、鍵を配信することが出来ないことを通知するメッセージを送信する。
【0334】
そして、ファイル交換手段A77は、Decrypt用鍵サーバ79から鍵を配信することが出来ないことが通知されると、「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」をダウンロードすることが出来ないことを示すメッセージをクライアントシステム74のモニタに表示する。
【0335】
一方、課金手段15が、ユーザ名が「zzz」であるユーザが音楽データを購入することが許可されたことを著作権課金事業体5から通知された場合、課金手段15は、Decrypt用鍵サーバ79とEncrypt用鍵サーバ80に、ユーザが音楽データを購入することが許可されたことを通知する。
【0336】
Encrypt用鍵サーバ80は、課金手段15からユーザが音楽データを購入することが許可されたことを通知されると、コンテンツID「120−345−2345」の音楽データすなわち、「サザンオールスターズ」の「いとしのエリー」を暗号化するための鍵を鍵データベース12を利用して生成する。なお、暗号化するための鍵を生成する方法については第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。そして、Encrypt用鍵サーバ80は、コンテンツリストサーバ4から通知され保持しているサーバシステム75のユーザ名である「xyz」とサーバシステム75のIPアドレスである「192.164.23.21」に基づいて、サーバシステム75に、ファイル名・コンテンツID85として音楽データのファイル名である「MyFile¥サザンオールスターズ−イトシノエリー.mp3」とコンテンツIDである「120−345−2345」とを送信する。また、同時に、クライアントシステムID86として、クライアントシステム74のユーザ名である「zzz」とクライアントシステム74に割り当てられているIPアドレスである「182.234.12.45」とを、サーバシステム75に送信する。そして、さらに鍵配信87として、生成した暗号化のための鍵をサーバシステム75に送信する。
【0337】
すなわち、暗号化のための鍵とその暗号化のための鍵で暗号化するコンテンツを特定する情報と音楽データのファイルを要求しているクライアントシステム74を特定する情報とをサーバシステム75に送信する。
【0338】
また、Decrypt用鍵サーバ79は、課金手段15からユーザが音楽データを購入することが許可されたことを通知されると、Encrypt用鍵サーバ80が生成した暗号化のための鍵で暗号化されたデータを復号するための鍵を鍵データベース12を利用して生成する。そして、鍵要求83の応答として、Decrypt用鍵サーバ79は、クライアントシステム74に、コンテンツIDが「120−345−2345」である音楽データのファイルを復号するための鍵を鍵配信84としてクライアントシステム74に送信する。
【0339】
そして、、クライアントシステム74のファイル交換手段A77は、鍵サーバ76から鍵配信84として復号のための鍵を受け取る。
【0340】
一方、サーバシステム75のファイル交換手段B78は、鍵サーバ76からファイル名・コンテンツID85として、ファイル名である「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」とコンテンツIDである「120−345−2345」とを受信する。また、クライアントシステムID86として、クライアントシステム74のユーザ名である「zzz」とクライアントシステム74に割り当てられているIPアドレスである「182.234.12.45」とを受け取る。また、さらに、鍵配信87としてファイル名・コンテンツID85で特定される音楽データのファイルを暗号化するための鍵を受け取る。
【0341】
このタイミングで、ファイル交換手段B78は、コンテンツID「123−345−2345に対応する暗号化のための鍵で、音楽データのファイルである「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」を暗号化する。そして、クライアントシステムID87として受け取ったクライアントシステム74を特定する情報に基づいて、コンテンツ配信88に示すように、暗号化したデータをクライアントシステム74に配信する。
【0342】
このようにして音楽データのファイルが配信された後、クライアントシステム58のユーザが「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」などの音楽データのファイルを再生して聴きたい場合には、DecryptデコーダA6に指示すればよい。すなわち、DecryptデコーダA6は、ユーザから指示されると、「MyFile¥サザンオールスターズ−いとしのエリー.mp3」を対応する復号のための鍵で復号し、再生して音声としてクライアントシステム1のスピーカから出力する。
【0343】
なお、本実施の形態では、クライアントシステム74がコンテンツリストサーバ4のコンテンツリスト16などを参照することによって、ダウンロードする音楽データのファイルに関する情報を入手するとして説明したが、これに限らない。クライアントシステム74がコンテンツリストサーバ4を利用しなくても構わない。例えば、サーバシステム75のユーザとクライアントシステム74のユーザとが予め電話や電子メールなどで連絡を取り合い、クライアントシステム74のユーザにサーバシステム75を特定する情報や音楽データのファイルに関する情報を教えておいても構わない。また、クライアントシステム74のファイル交換手段A77が、コンテンツリストサーバ4を利用せず、各サーバシステム75に直接問い合わせることによって、コンテンツリストサーバ4から得られるのと同等の情報を自力で取得しても構わない。
【0344】
さらに、本実施の形態では、鍵サーバ76がコンテンツリストサーバ4を利用して、サーバシステム75を特定するとして説明したが、コンテンツリストサーバ4を利用しなくても構わない。例えば、鍵サーバ76がサーバシステム75のユーザやクライアントシステム74のユーザと電子メールや電話などで連絡することによって、サーバシステム75を特定しても構わない。また、鍵サーバ76が、コンテンツリストサーバ4を利用せず、各サーバシステム75に直接問い合わせることによって、コンテンツリストサーバ4から得られる情報と同等の情報を自力で取得しても構わない。また、鍵サーバ76が、コンテンツリストサーバ4の機能を兼ねていても構わない。
【0345】
なお、上記実施の形態で説明した種々の変形例は、矛盾などの不具合が生じない限り第5の実施の形態にも適用可能である。
【0346】
なお、本発明のコンテンツは、本実施の形態における音楽データに限らず、人物や風景などを撮影した画像データ、小説や詩などのテキストデータ、映画やテレビ番組などの映像音声データ、ゲームソフトなどのコンピュータで動作するアプリケーションソフトウェアなど、要するに本発明のコンテンツは、著作権管理が必要なデータでありさえすればよい。
【0347】
さらに、本発明のコンテンツは、本実施の形態における音楽データのようにファイルとして処理されるものに限らない。クライアントシステムがサーバシステムから送られてくる音楽データなどのコンテンツをダウンロードしながら同時に再生しても構わない。すなわち、本発明のコンテンツはストリームデータであっても構わない。
【0348】
なお、上記各実施の形態では、クライアントシステムが鍵サーバから鍵を取得してからサーバシステムからクライアントシステムにコンテンツが配信されるとして説明したがこれに限らず、まず、サーバシステムが鍵サーバから取得した鍵で暗号化したコンテンツをクライアントシステムに配信し、その後、クライアントシステムが鍵サーバから取得したコンテンツを復号するための鍵を取得しても構わない。すなわち、サーバシステムが保持しているコンテンツは、鍵サーバから配信される鍵で暗号化することにより、クライアントシステムなどに自由に流通させる。そして、クライアントシステムは、サーバシステムから取得したコンテンツを再生したいときに鍵サーバ3からコンテンツを復号するための鍵を取得し、その鍵でコンテンツを復号して再生してもよい。この場合、クライアントシステムは、サーバ3から鍵を取得することによって、課金されるものとする。
【0349】
このようにサーバシステムと鍵サーバとの間では、鍵サーバからサーバシステムにコンテンツを暗号化するための鍵が配信され、その鍵でサーバシステムのコンテンツがサーバシステムによって暗号化され、サーバシステムとクライアントシステムとの間では、暗号化されたコンテンツがサーバシステムからクライアントシステムに配信され、クライアントシステムと鍵サーバとの間では、鍵サーバからクライアントシステムにコンテンツを復号するための鍵が配信され、その鍵でクライアントシステムがサーバシステムから配信されたコンテンツを復号して再生することも出来る。
【0350】
(第6の実施の形態)
次に、第6の実施の形態について説明する。
【0351】
図14に本実施の形態のコンテンツ配信システムを示す。
【0352】
本実施の形態のコンテンツ配信システムは、コンテンツリスト・鍵サーバ93、サーバシステム92、クライアントシステム91から構成されている。
【0353】
コンテンツリスト・鍵サーバ93は、上記各実施の形態のいずれかで説明したコンテンツリストサーバ及び鍵サーバと同等の機能をもつサーバである。
【0354】
サーバシステム92は、ユーザA宅に設置されており、上記各実施の形態のいずれかで説明したサーバシステムと同等の機能を持ち、さらに、放送局から放送されるテレビ番組を受信するチューナ機能をも有するパーソナルコンピュータである。
【0355】
クライアントシステム91は、ユーザB宅に設置されており、上記各実施の形態のいずれかで説明したクライアントシステムと同等の機能を持ち、さらに、放送局から放送されるテレビ番組を受信するチューナ機能をも有するパーソナルコンピュータである。
【0356】
また、コンテンツリストサーバ・鍵サーバ93、サーバシステム92、クライアントシステム91は上記各実施の形態で説明したのと同様にインターネットに接続されている。ただし、サーバシステム92とクライアントシステム91はインターネットに光ファイバーなどの高速データ通信が可能な回線で接続されているものとする。また、第6の実施の形態ではコンテンツとして放送局から放送されたテレビ番組のデータを交換するものとする。
【0357】
クライアントシステム91は、ファイル交換手段94、GUI生成装置95、ローカルファイルシステム96、第1記録手段97、LocalDecryptデコーダ98、第2記録手段99、NetworkDecryptデコーダ100から構成される。
【0358】
ファイル交換手段94は、上記各実施の形態で説明したファイル交換手段Aなどと同等の機能を持つとともに、さらに、GUI生成装置95にコンテンツを特定する情報とそのコンテンツが保持されているサーバシステム92などを特定する情報を通知する手段である。
【0359】
GUI生成装置95は、GUIとして電子番組表102を生成し、ユーザが電子番組表102を操作できるようにする手段である。
【0360】
ローカルファイルシステム96は、クライアントシステム91が自ら保持しているコンテンツをファイルとして管理できるようにするファイルシステムである。
【0361】
第1記録手段97は、クライアントシステム91が受信したテレビ番組のデータであるローカルコンテンツ97aを暗号化して記録する手段である。
【0362】
LocalDecryptデコーダ98は、ローカルコンテンツ97の暗号を解読し、ローカルコンテンツ97の圧縮を伸張して、映像音声をクライアントシステム91のモニタとスピーカから出力する手段である。
【0363】
第2記録手段99は、上記各実施の形態の記録手段Aと同等の機能を有する手段であり、サーバシステム92などから配信されてきたコンテンツを格納する手段である。
【0364】
NetworkDecryptデコーダ100は、上記各実施の形態のDecryptデコーダAと同等の機能を持ち、第2記録手段99に格納されている暗号化されたコンテンツの暗号を複合し、圧縮を伸張して映像音声をクライアントシステム91のモニタとスピーカから出力する手段である。
【0365】
次に、このような本実施の形態の動作を説明する。
【0366】
本実施の形態では、コンテンツが、放送局からMPEG2トランスポートストリームとして放送されてくるテレビ番組の番組データである場合について説明する。
【0367】
クライアントシステム91は、放送局から放送されるテレビ番組を受信し、ローカルコンテンツ97aとして第1記録手段97に記録する。このときローカルファイルシステム96は、第1記録手段97に記録したファイルに関する情報をGUI生成装置95に通知する。
【0368】
また、ファイル交換手段94は、GUI生成装置95からの指示に基づいて、GUI生成装置95から指示された番組データをファイルとして格納しているサーバシステム92を特定する情報をGUI生成装置95に通知する。
【0369】
また、ファイル交換手段94は、GUI生成装置95からの指示に基づいて、上記各実施の形態と同様にしてサーバシステム92などから番組データのファイルをダウンロードし、ダウンロードした番組データのファイルを第2記録手段99に記録する。
【0370】
一方、GUI生成装置95は、放送局から放送されているテレビ番組に付加されているEPG(電子番組ガイド)と、ローカルファイルシステム96から通知されたファイルに関する情報と、ファイル交換手段94から通知されたサーバシステム92などが保持している番組データのファイルに関する情報とに基づいて図15に示す電子番組表102を作成する。
【0371】
すなわち、電子番組表102には、図15に、GUI生成装置95が作成した電子番組表102の一例を示す。
【0372】
電子番組表102は、横軸がチャンネルを表しており、縦軸が放送時刻を表しており、番組欄106や番組欄107などのように番組を表す番組欄に区切られた一覧表である。
【0373】
また、現在の時刻は、現在105に示すように11時を少し経過しているとする。従って現在105より過去の番組欄106や番組欄107に対応する番組はすでに放送局から放送された番組である。これに対して現在105より未来の番組欄に対応する番組は、これから放送される番組である。また、現在105の時刻を放送時間帯に含む番組欄に対応する番組は現在放送されている番組である。
【0374】
ユーザBは、モニタに表示された電子番組表102の番組欄を選択することによって、対応する番組の録画予約または視聴を行うことができる。
【0375】
すなわち、ユーザBが番組欄106を選択したとする。番組欄106には106aのようなアイコンが表示されている。これは、番組欄106に対応する番組の番組データが放送時にクライアントシステム91によって受信されて、第1記録手段97に記録されたローカルコンテンツ97aであることを示している。
【0376】
この場合、GUI生成装置95は、第1記録手段97に格納されている対応する番組データのファイルの暗号を解読し、圧縮を伸張して、再生するようLocalDecryptデコーダ98に指示する。
【0377】
これを受けてLocalDecryptデコーダ98は、番組データのファイルの暗号を解読し、圧縮を伸張してその映像音声を再生する。そして、ユーザBは、視聴101に示すように指定した番組を視聴することができる。
【0378】
一方、ユーザBが番組欄107を選択したとする。番組欄107には107aのようなアイコンが表示されている。これは、番組欄107に対応する番組の番組データがサーバシステム92に格納されていることを示している。
【0379】
この場合、GUI生成装置95は、番組欄107に対応する番組の番組データのファイルをダウンロードするようファイル交換手段94に指示する。
【0380】
これを受けてファイル交換手段94は上記各実施の形態で説明したようにしてコンテンツリスト・鍵サーバサーバ93やサーバシステム92などとやりとりをして、番組欄107に対応する番組の番組データのファイルをダウンロードして第2記録手段99に格納する。
【0381】
そして、ファイル交換手段94は、第2記録手段99に、番組データのファイルをダウンロードしたことをGUI生成装置95に通知する。
【0382】
GUI生成装置95は、ファイル交換手段94から通知されると、networkDecryptデコーダ100にダウンロードした番組データのファイルを再生するよう指示する。
【0383】
これを受けて、networkDecryptデコーダ100は、第2記録手段99に格納されている番組データのファイルの暗号を解読し、圧縮を伸張して映像音声を再生する。
【0384】
また、GUI生成装置95は、現在105が示す時刻を放送時間帯に含む番組欄が選択された場合には、その番組欄に対応する番組の放送を受信するようチューナを制御し、また、現在105よりも未来の番組欄が選択された場合には、録画予約もしくは視聴予約するよう制御を行う。
【0385】
このように、電子番組表102を用いることにより、過去に放送された番組欄106、107などを備えており、、番組欄106、107には、対応する番組がネットワークに接続されているサーバシステム92によって記録済みである場合には、その番組がサーバシステム92によって記録済みであることを示す107aなどの情報が記載されている。そしてユーザBが107aなどの情報が記載されている番組欄107を選択することによって、インターネットなどのネットワークを経由して、サーバシステム92から選択された番組欄107に対応する番組データを入手することができる。
【0386】
なお、本発明に係るプログラムは、上述した本発明のコンテンツは配信システムの全部又は一部の手段(又は、装置、素子、回路、部等)の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
【0387】
さらに、本発明に係るプログラムは、上述した本発明の第1装置の全部又は一部の手段(又は、装置、素子、回路、部等)の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
【0388】
さらに、本発明に係るプログラムは、上述した本発明の第2装置の全部又は一部の手段(又は、装置、素子、回路、部等)の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
【0389】
さらに、本発明に係るプログラムは、上述した本発明の第3装置の全部又は一部の手段(又は、装置、素子、回路、部等)の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
【0390】
さらに、本発明に係る媒体は、上述した本発明のコンテンツ配信システムの全部又は一部の手段の全部又は一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムを担持した媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記機能を実行する媒体である。
【0391】
さらに、本発明に係る媒体は、上述した本発明の第1装置の全部又は一部の手段の全部又は一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムを担持した媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記機能を実行する媒体である。
【0392】
さらに、本発明に係る媒体は、上述した本発明の第2装置の全部又は一部の手段の全部又は一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムを担持した媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記機能を実行する媒体である。
【0393】
さらに、本発明に係る媒体は、上述した本発明の第3装置の全部又は一部の手段の全部又は一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムを担持した媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記機能を実行する媒体である。
【0394】
尚、本発明の上記「一部の手段(又は、装置、素子、回路、部等)」、本発明の上記「一部のステップ(又は、工程、動作、作用等)」とは、それらの複数の手段又はステップの内の、幾つかの手段又はステップを意味し、あるいは、一つの手段又はステップの内の、一部の機能又は一部の動作を意味するものである。
【0395】
又、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
【0396】
又、本発明のプログラムの一利用形態は、伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとられ、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
【0397】
又、本発明のデータ構造としては、データベース、データフォーマット、データテーブル、データリスト、データの種類などを含む。
【0398】
又、記録媒体としては、ROM等が含まれ、伝送媒体としては、インターネット等の伝送媒体、光・電波・音波等が含まれる。
【0399】
又、上述した本発明のコンピュータは、CPU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウェアや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良い。
【0400】
尚、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。
【0401】
なお、本願明細書に開示された各発明の相互の関係は、以下の通りである。
【0402】
すなわち、第1の発明は、コンテンツを要求する第1装置と、
前記コンテンツを配信する第2装置と、
前記コンテンツの鍵を配信する第3装置とを備え、
前記第2装置と前記第3装置との間では、所定のプロトコルを利用して前記鍵のやり取りを行い、
前記所定のプロトコルとは、前記第3装置が相手の機器が正当なものであるかどうかを判定する認証を含み、前記鍵を暗号化して配信し、前記第3装置が正当と判定した装置以外の装置が前記鍵を取得することがないよう前記鍵を保護するプロトコルであるコンテンツ配信システムである。
【0403】
また、第2の発明は、前記第2装置と前記第1装置との間では、前記第2装置から前記第1装置に前記鍵で暗号化された前記コンテンツが送られ、
前記第2装置と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記第2装置に前記所定のプロトコルに基づいて前記鍵が配信され、
前記第1装置と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記第1装置に前記鍵が送られる第1の発明のコンテンツ配信システムである。
【0404】
また、第3の発明は、前記第2装置と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記第2装置に前記鍵が配信され、配信された前記鍵で前記コンテンツが前記第2装置により暗号化され、
前記第2装置と前記第1装置との間では、暗号化された前記コンテンツが前記第2装置から前記第1装置に配信され、
前記第1装置と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記第1装置に前記鍵が配信される第1の発明のコンテンツ配信システムである。
【0405】
また、第4の発明は、前記第1装置は、前記第2装置に前記コンテンツを要求する第1〜3の発明のいずれかのコンテンツ配信システムである。
【0406】
また、第5の発明は、前記第1装置は、前記第3装置に前記コンテンツを要求し、
前記第3装置は、前記第2装置が前記第1装置に前記コンテンツを配信するよう前記第2装置に指示する第1〜3の発明のいずれかのコンテンツ配信システムである。
【0407】
また、第6の発明は、前記第1装置は、前記第3装置に対して、前記第2装置から特定の前記コンテンツを欲しいと要求する第5の発明のコンテンツ配信システムである。
【0408】
また、第7の発明は、前記第1装置は、前記第3装置に対して、特定の前記コンテンツを要求し、
前記第3装置は、その特定のコンテンツを保持している前記第2装置を所定の基準に基づいて特定し、その特定した前記第2装置にその特定のコンテンツを前記第1装置に配信するよう指示する第1〜3の発明のいずれかのコンテンツ配信システムである。
【0409】
また、第8の発明は、前記鍵は、(1)前記コンテンツ毎に与えられる、(2)または前記コンテンツの提供者毎に与えられる、(3)または前記コンテンツ毎に及び前記コンテンツの提供者毎に与えられる第1〜7の発明のいずれかのコンテンツ配信システムである。
【0410】
また、第9の発明は、前記第1装置が前記第3装置から前記鍵を得るタイミングは、(1)前記第1装置が前記コンテンツを復号再生したいときに前記第1装置は前記第3装置から前記鍵を貰う、(2)または前記第1装置が暗号化された前記コンテンツを手に入れた後、前記第1装置は前記第3装置に前記鍵を貰う、(3)または前記第1装置が暗号化された前記コンテンツを手に入れる前に、前記第1装置は前記第3装置に前記鍵を貰う第1〜8の発明のいずれかのコンテンツ配信システムである。
【0411】
また、第10の発明は、前記第2装置が前記第3装置から前記鍵を得るタイミングは、前記第1装置が前記コンテンツを要求する前から貰っておく第1〜9の発明のいずれかのコンテンツ配信システムである。
【0412】
また、第11の発明は、前記第2装置が前記第3装置から前記鍵を得るタイミングは、前記第1装置が前記コンテンツを要求したときにまたは前記第1装置が前記コンテンツを要求したとき以後に貰う第1〜9の発明のいずれかのコンテンツ配信システムである。
【0413】
また、第12の発明は、前記第2装置が前記コンテンツを暗号化するタイミングは、(1)前記第1装置が前記コンテンツを要求する前に前記コンテンツを暗号化する、(2)または前記第1装置が前記コンテンツをを要求したときに前記コンテンツを暗号化する第10の発明のコンテンツ配信システムである。
【0414】
また、第13の発明は、コンテンツを要求する要求手段を備え、
前記コンテンツを配信する第2装置と前記コンテンツの鍵を配信する第3装置との間では、所定のプロトコルを利用して前記鍵のやり取りを行い、
前記所定のプロトコルとは、前記第3装置が相手の機器が正当なものであるかどうかを判定する認証を含み、前記鍵を暗号化して配信し、前記第3装置が正当と判定した装置以外の装置が前記鍵を取得することがないよう前記鍵を保護するプロトコルである第1装置である。
【0415】
また、第14の発明は、前記第2装置と前記要求手段との間では、前記第2装置から前記要求手段に前記鍵で暗号化された前記コンテンツが送られ、
前記第2装置と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記第2装置に前記所定のプロトコルに基づいて前記鍵が配信され、
前記要求手段と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記要求手段に前記鍵が送られる第13の発明の第1装置である。
【0416】
また、第15の発明は、前記第2装置と前記コンテンツの鍵を配信する第3装置との間では、前記第3装置から前記第2装置に前記鍵が配信され、配信された前記鍵で前記コンテンツが前記第2装置により暗号化され、
前記第2装置と前記要求手段との間では、暗号化された前記コンテンツが前記第2装置から前記要求手段に配信され、
前記要求手段と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記要求手段に前記鍵が配信される第13の発明の第1装置である。
【0417】
また、第16の発明は、コンテンツを要求する第1装置に前記コンテンツを配信するコンテンツ配信手段を備え、
前記コンテンツ配信手段と前記コンテンツの鍵を配信する第3装置との間では、所定のプロトコルを利用して前記鍵のやり取りを行い、
前記所定のプロトコルとは、前記第3装置が相手の機器が正当なものであるかどうかを判定する認証を含み、前記鍵を暗号化して配信し、前記第3装置が正当と判定した装置以外の装置が前記鍵を取得することがないよう前記鍵を保護するプロトコルである第2装置である。
【0418】
また、第17の発明は、前記コンテンツ配信手段と前記コンテンツを要求する第1装置との間では、前記コンテンツ配信手段から前記第1装置に前記鍵で暗号化された前記コンテンツが送られ、
前記コンテンツ配信手段と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記コンテンツ配信手段に前記所定のプロトコルに基づいて前記鍵が配信され、
前記第1装置と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記第1装置に前記鍵が送られる第16の発明の第2装置である。
【0419】
また、第18の発明は、前記コンテンツ配信手段と前記コンテンツの鍵を配信する第3装置との間では、前記第3装置から前記コンテンツ配信手段に前記鍵が配信され、配信された前記鍵で前記コンテンツが前記コンテンツ配信手段により暗号化され、
前記コンテンツ配信手段と前記コンテンツを要求する第1装置との間では、暗号化された前記コンテンツが前記コンテンツ配信手段から前記第1装置に配信され、
前記第1装置と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記第1装置に前記鍵が配信される第16の発明の第2装置である。
【0420】
また、第19の発明は、コンテンツの鍵を配信する鍵配信手段を備え、
前記コンテンツを配信する第2装置と前記鍵配信手段との間では、所定のプロトコルを利用して前記鍵のやり取りを行い、
前記所定のプロトコルとは、前記鍵配信手段が相手の機器が正当なものであるかどうかを判定する認証を含み、前記鍵を暗号化して配信し、前記鍵配信手段が正当と判定した装置以外の装置が前記鍵を取得することがないよう前記鍵を保護するプロトコルである第3装置である。
【0421】
また、第20の発明は、前記第2装置と前記コンテンツを要求する第1装置との間では、前記第2装置から前記第1装置に前記鍵で暗号化された前記コンテンツが送られ、
前記第2装置と前記鍵配信手段との間では、前記鍵配信手段から前記第2装置に前記所定のプロトコルに基づいて前記鍵が配信され、
前記第1装置と前記鍵配信手段との間では、前記鍵配信手段から前記第1装置に前記鍵が送られる第19の発明の第3装置である。
【0422】
また、第21の発明は、前記第2装置と前記鍵配信手段との間では、前記第3装置から前記第2装置に前記鍵が配信され、配信された前記鍵で前記コンテンツが前記第2装置により暗号化され、
前記第2装置と前記コンテンツを要求する第1装置との間では、暗号化された前記コンテンツが前記第2装置から前記第1装置に配信され、
前記第1装置と前記鍵配信手段との間では、前記第3装置から前記第1装置に前記鍵が配信される第19の発明の第3装置である。
【0423】
また、第22の発明は、コンテンツを要求する第1装置と、
前記コンテンツを配信する第2装置と、
前記コンテンツの鍵を配信する第3装置とを備え、
前記第1装置は、前記第2装置にコンテンツ特定情報と前記第1装置自らを特定する情報とを送って、前記コンテンツ特定情報に対応する前記コンテンツを要求し、
前記第2装置は、前記第3装置に前記コンテンツ特定情報と前記第1装置を特定する情報とを送って、前記コンテンツ特定情報に対応する前記コンテンツの鍵を要求し、
前記第3装置は、前記要求に従って、前記第1装置と前記第2装置に、前記鍵を送り、
前記第2装置は、前記鍵を受け取った後、前記コンテンツ特定情報で特定される前記コンテンツを前記鍵で暗号化して、前記第1装置を特定する情報に基づいて前記第1装置に送り、
前記第1装置は、前記鍵で前記コンテンツを復号するコンテンツ配信システムである。
【0424】
また、第23の発明は、コンテンツを要求する第1装置と、
前記コンテンツを配信する第2装置と、
前記コンテンツの鍵を配信する第3装置とを備え、
前記第1装置は、前記第3装置に前記コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報と前記コンテンツを保持している前記第2装置を特定する情報とを送って、前記コンテンツ特定情報に対応する前記コンテンツの鍵を要求し、
前記第3装置は、前記要求に従って、前記鍵を前記第1装置及び前記第2装置に送り、前記第2装置に前記コンテンツ特定情報を送り、
前記第1装置が、前記第2装置に前記コンテンツ特定情報を送って、前記コンテンツを要求すると、前記第2装置は、前記鍵で暗号化された前記コンテンツを前記第1装置に送り、
前記第1装置は、前記鍵で前記コンテンツを復号するコンテンツ配信システムである。
【0425】
また、第24の発明は、前記第2装置が前記暗号化するタイミングは、前記第2装置が前記鍵の配信を受けたときまたは前記第2装置が前記コンテンツの配信を要求されたときである第23の発明のコンテンツ配信システムである。
【0426】
また、第25の発明は、コンテンツを要求する第1装置と、
前記コンテンツを配信する第2装置と、
前記コンテンツの鍵を配信する第3装置とを備え、
前記第1装置は、前記第3装置に前記コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報と前記第1装置自らを特定する情報と前記コンテンツを保持している前記第2装置を特定する情報とを送って、前記コンテンツ特定情報に対応する前記コンテンツの鍵を要求し、
前記第3装置は、前記要求に従って、前記鍵を前記第1装置及び前記第2装置に送り、前記第2装置に前記コンテンツ特定情報と前記要求を行った前記第1装置を特定する情報とを送り、
前記第2装置は、前記鍵と前記コンテンツ特定情報と前記要求を行った前記第1装置を特定する情報とが通知された後、前記コンテンツ特定情報で特定される前記コンテンツを前記鍵で暗号化して前記第1装置を特定する情報に基づいて前記第1装置に送り、
前記第1装置は、前記鍵で前記コンテンツを復号するコンテンツ配信システムである。
【0427】
また、第26の発明は、コンテンツ特定情報と対応するコンテンツが保持されている前記第2装置との関係を示すコンテンツリストを有する第4装置を備え、前記第1装置は、前記コンテンツリストを参照出来る第22〜25の発明のいずれかのコンテンツ配信システムである。
【0428】
また、第27の発明は、コンテンツを要求する第1装置と、
前記コンテンツを配信する第2装置と、
前記コンテンツの鍵を配信する第3装置と、
前記コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報と対応するコンテンツを保持している前記第2装置との関係を示すコンテンツリストを有する第4装置とを備え、
前記第1装置は、前記第3装置にコンテンツ特定情報を送って、前記コンテンツ特定情報に対応する前記コンテンツの鍵を要求し、
前記第3装置は、前記コンテンツリストを参照して、前記コンテンツを保持している前記第2装置を特定し、
前記要求に従って、前記第1装置に、前記鍵と前記コンテンツを保持している前記第2装置を特定する情報とを送り、
前記要求に従って、前記第2装置に、前記鍵と前記コンテンツ特定情報とを送り、
前記第1装置は、前記第2装置に、前記コンテンツ特定情報を送って、対応する前記コンテンツを要求し、
前記第2装置は、前記第1装置から要求されると、前記コンテンツ特定情報で特定される暗号化された前記コンテンツを前記第1装置に送り、
前記第1装置は、前記鍵で前記コンテンツを復号するコンテンツ配信システムである。
【0429】
また、第28の発明は、前記第2装置が前記暗号化するタイミングは、前記鍵が配信されてきたとき、または前記第1装置から対応する前記コンテンツを要求された時である第27の発明のコンテンツ配信システムである。
【0430】
また、第29の発明は、コンテンツを要求する第1装置と、
前記コンテンツを配信する第2装置と、
前記コンテンツの鍵を配信する第3装置と、
前記コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報と対応するコンテンツを保持している前記第2装置との関係を示すコンテンツリストを有する第4装置とを備え、
前記第1装置は、前記第3装置にコンテンツ特定情報と前記第1装置自らを特定する情報とを送って、前記コンテンツ特定情報に対応する前記コンテンツの鍵を要求し、
前記第3装置は、前記コンテンツリストを参照して、前記コンテンツを保持している前記第2装置を特定し、
前記要求に従って、前記第1装置に、前記鍵を送り、
前記要求に従って、前記第2装置に、前記鍵と前記コンテンツ特定情報と前記コンテンツを要求している前記第1装置を特定する情報とを送り、
前記第2装置は、前記鍵を受け取った後、前記コンテンツ特定情報で特定される前記コンテンツを前記鍵で暗号化して、前記第1装置を特定する情報に基づいて前記第1装置に送り、
前記第1装置は、前記鍵で前記コンテンツを復号するコンテンツ配信システムである。
【0431】
また、第30の発明は、前記第1装置及び第2装置は、それぞれ複数台存在する第22〜29の発明のいずれかのコンテンツ配信システムである。
【0432】
また、第31の発明は、前記第1装置は、前記第2装置の機能を、前記第2装置は、前記第1装置の機能を兼ねていてもよい第22〜29の発明のコンテンツ配信システムである。
【0433】
また、第32の発明は、コンテンツを配信する第2装置にコンテンツ特定情報と自らを特定する情報とを送って、前記コンテンツ特定情報に対応する前記コンテンツを要求する要求手段と、
前記コンテンツを復号する復号手段とを備え、
前記第2装置は、前記要求に従って、前記コンテンツの鍵を配信する第3装置に前記コンテンツ特定情報と前記第1装置を特定する情報とを送って、前記コンテンツ特定情報に対応する前記コンテンツの鍵を要求し、
前記第3装置は、前記要求に従って、前記要求手段と前記第2装置に、前記鍵を送り、
前記第2装置は、前記鍵を受け取った後、前記コンテンツ特定情報で特定される前記コンテンツを前記鍵で暗号化して、前記要求を行った前記要求手段を特定する情報に基づいて前記要求手段に送り、
前記復号手段は、前記鍵で前記コンテンツを復号する第1装置である。
【0434】
また、第33の発明は、コンテンツの鍵を配信する第3装置に前記コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報と前記コンテンツを保持している第2装置を特定する情報とを送って、前記コンテンツ特定情報に対応する前記コンテンツの鍵を要求する要求手段と、
前記コンテンツを復号する復号手段を備え、
前記第3装置は、前記要求に従って、前記鍵を前記要求手段及び前記第2装置に送り、前記第2装置に前記コンテンツ特定情報を送り、
前記要求手段が、前記第2装置に前記コンテンツ特定情報を送って、前記コンテンツを要求すると、前記第2装置は、前記鍵で暗号化された前記コンテンツを前記要求手段に送り、
前記復号手段は、前記鍵で前記コンテンツを復号する第1装置である。
【0435】
また、第34の発明は、前記第2装置が前記暗号化するタイミングは、前記第2装置が前記鍵の配信を受けたときまたは前記第2装置が前記コンテンツの配信を要求されたときである第33の発明の第1装置である。
【0436】
また、第35の発明は、コンテンツの鍵を配信する第3装置に前記コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報と自らを特定する情報と前記コンテンツを保持している第2装置を特定する情報とを送って、前記コンテンツ特定情報に対応する前記コンテンツの鍵を要求する要求手段と、
前記コンテンツを復号する復号手段とを備え、
前記第3装置は、前記要求に従って、前記鍵を前記要求手段及び前記第2装置に送り、前記第2装置に前記コンテンツ特定情報と前記要求を行った前記要求手段を特定する情報とを送り、
前記第2装置は、前記鍵と前記コンテンツ特定情報と前記要求を行った前記要求手段を特定する情報とが通知された後、前記コンテンツ特定情報で特定される前記コンテンツを前記鍵で暗号化して前記要求手段を特定する情報に基づいて前記要求手段に送り、
前記復号手段は、前記鍵で前記コンテンツを復号する第1装置である。
【0437】
また、第36の発明は、コンテンツ特定情報と対応するコンテンツが保持されている前記第2装置との関係を示すコンテンツリストを有する第4装置が有する前記コンテンツリストを参照出来る参照手段を備え、
前記要求手段は、前記参照結果に基づいて前記要求を行う第32〜35の発明のいずれかの第1装置である。
【0438】
また、第37の発明は、コンテンツの鍵を配信する第3装置にコンテンツ特定情報を送って、前記コンテンツ特定情報に対応する前記コンテンツの鍵を要求する要求手段と、
前記コンテンツを復号する復号手段とを備え、
前記第3装置は、前記コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報と対応するコンテンツを保持している前記第2装置との関係を示すコンテンツリストを有する第4装置が有する前記コンテンツリストを参照して、前記コンテンツを保持している前記第2装置を特定し、
前記要求に従って、前記要求手段に、前記鍵と前記コンテンツを保持している前記第2装置を特定する情報とを送り、
前記要求に従って、前記第2装置に、前記鍵と前記コンテンツ特定情報とを送り、
前記要求手段は、前記第2装置に、前記コンテンツ特定情報を送って、対応する前記コンテンツを要求し、
前記第2装置は、前記要求手段から要求されると、前記コンテンツ特定情報で特定される暗号化された前記コンテンツを前記要求手段に送り、
前記復号手段は、前記鍵で前記コンテンツを復号する第1装置である。
【0439】
また、第38の発明は、前記第2装置が前記暗号化するタイミングは、前記鍵が配信されてきたとき、または前記要求手段から対応する前記コンテンツを要求された時である第37の発明の第1装置である。
【0440】
また、第39の発明は、コンテンツの鍵を配信する第3装置にコンテンツ特定情報と自らを特定する情報とを送って、前記コンテンツ特定情報に対応する前記コンテンツの鍵を要求する要求手段と、
前記コンテンツを復号する復号手段とを備え、
前記第3装置は、前記コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報と対応するコンテンツを保持している前記第2装置との関係を示すコンテンツリストを有する第4装置が有する前記コンテンツリストを参照して、前記コンテンツを保持している前記第2装置を特定し、
前記要求に従って、前記要求手段に、前記鍵を送り、
前記要求に従って、前記第2装置に、前記鍵と前記コンテンツ特定情報と前記コンテンツを要求している前記要求手段を特定する情報とを送り、
前記第2装置は、前記鍵を受け取った後、前記コンテンツ特定情報で特定される前記コンテンツを前記鍵で暗号化して、前記要求手段を特定する情報に基づいて前記要求手段に送り、
前記復号手段は、前記鍵で前記コンテンツを復号する第1装置である。
【0441】
また、第40の発明は、前記第1装置及び第2装置は、それぞれ複数台存在する第32〜39の発明のいずれかのコンテンツ配信システムである。
【0442】
また、第41の発明は、第1装置は前記第2装置の機能を、前記第2装置は第1装置の機能を兼ねていてもよい第32〜39の発明のいずれかの第1装置である。
【0443】
また、第42の発明は、コンテンツを配信するコンテンツ配信手段を備え、
前記コンテンツを要求する第1装置は、前記コンテンツ配信手段に前記コンテンツを特定するコンテンツ特定情報と前記第1装置自らを特定する情報とを送って、前記コンテンツ特定情報に対応する前記コンテンツを要求し、
前記コンテンツ配信手段は、前記コンテンツの鍵を配信する第3装置に前記コンテンツ特定情報と前記第1装置を特定する情報とを送って、前記コンテンツ特定情報に対応する前記コンテンツの鍵を要求し、
前記第3装置は、前記要求に従って、前記第1装置と前記コンテンツ配信手段に、前記鍵を送り、
前記コンテンツ配信手段は、前記鍵を受け取った後、前記コンテンツ特定情報で特定される前記コンテンツを前記鍵で暗号化して、前記第1装置を特定する情報に基づいて前記第1装置に送り、
前記第1装置は、前記鍵で前記コンテンツを復号する第2装置である。
【0444】
また、第43の発明は、コンテンツを配信するコンテンツ配信手段を備え、
前記コンテンツを要求する第1装置は、前記コンテンツの鍵を配信する第3装置に前記コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報と前記コンテンツを保持している前記第2装置を特定する情報とを送って、前記コンテンツ特定情報に対応する前記コンテンツの鍵を要求し、
前記第3装置は、前記要求に従って、前記鍵を前記第1装置及び前記コンテンツ配信手段に送り、前記コンテンツ配信手段に前記コンテンツ特定情報を送り、前記第1装置が、前記コンテンツ配信手段に前記コンテンツ特定情報を送って、前記コンテンツを要求すると、前記コンテンツ配信手段は、前記鍵で暗号化された前記コンテンツを前記第1装置に送り、
前記第1装置は、前記鍵で前記コンテンツを復号する第2装置である。
【0445】
また、第44の発明は、前記コンテンツを暗号化する暗号化手段を備え、
前記暗号化手段が前記暗号化するタイミングは、前記コンテンツ配信手段が前記鍵の配信を受けたときまたは前記コンテンツ配信手段が前記コンテンツの配信を要求されたときである第43の発明の第2装置である。
【0446】
また、第45の発明は、コンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、
前記コンテンツを暗号化する暗号化手段とを備え、
前記コンテンツを要求する第1装置は、前記コンテンツの鍵を配信する第3装置に前記コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報と前記第1装置自らを特定する情報と前記コンテンツを保持している前記コンテンツ配信手段を特定する情報とを送って、前記コンテンツ特定情報に対応する前記コンテンツの鍵を要求し、
前記第3装置は、前記要求に従って、前記鍵を前記第1装置及び前記コンテンツ配信手段に送り、前記コンテンツ配信手段に前記コンテンツ特定情報と前記要求を行った前記第1装置を特定する情報とを送り、
前記暗号化手段は、前記鍵と前記コンテンツ特定情報と前記要求を行った前記第1装置を特定する情報とが前記コンテンツ配信手段に通知された後、前記コンテンツ特定情報で特定される前記コンテンツを前記鍵で暗号化して、前記コンテンツ配信手段は、暗号化された前記コンテンツを前記第1装置を特定する情報に基づいて前記第1装置に送り、
前記第1装置は、前記鍵で前記コンテンツを復号する第2装置である。
【0447】
また、第46の発明は、コンテンツ特定情報と対応するコンテンツが保持されている前記第2装置との関係を示すコンテンツリストを有する第4装置を備え、前記第1装置は、前記コンテンツリストを参照出来る第42〜45の発明のいずれかの第2装置である。
【0448】
また、第47の発明は、コンテンツを配信するコンテンツ配信手段を備え、
コンテンツを要求する第1装置と、
前記コンテンツを配信する第2装置と、
前記コンテンツの鍵を配信する第3装置と、
前記コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報と対応するコンテンツを保持している前記第2装置との関係を示すコンテンツリストを有する第4装置とを備え、
前記コンテンツを要求する第1装置は、前記コンテンツの鍵を配信する第3装置にコンテンツ特定情報を送って、前記コンテンツ特定情報に対応する前記コンテンツの鍵を要求し、
前記第3装置は、前記コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報と対応するコンテンツを保持している前記コンテンツ配信手段との関係を示すコンテンツリストを有する第4装置が有する前記コンテンツリストを参照して、前記コンテンツを保持している前記第2装置を特定し、
前記要求に従って、前記第1装置に、前記鍵と前記コンテンツを保持している前記コンテンツ配信手段を特定する情報とを送り、
前記要求に従って、前記コンテンツ配信手段に、前記鍵と前記コンテンツ特定情報とを送り、
前記第1装置は、前記コンテンツ配信手段に、前記コンテンツ特定情報を送って、対応する前記コンテンツを要求し、
前記コンテンツ配信手段は、前記第1装置から要求されると、前記コンテンツ特定情報で特定される暗号化された前記コンテンツを前記第1装置に送り、
前記第1装置は、前記鍵で前記コンテンツを復号する第2装置である。
【0449】
また、第48の発明は、前記コンテンツを暗号化する暗号化手段を備え、
前記暗号化手段が前記暗号化するタイミングは、前記コンテンツ配信手段に前記鍵が配信されてきたとき、または前記コンテンツ配信手段が前記第1装置から対応する前記コンテンツを要求された時である第47の発明のコンテンツ配信システムである。
【0450】
また、第49の発明は、コンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、
前記コンテンツを暗号化する暗号化手段とを備え、
前記コンテンツを要求する第1装置は、前記コンテンツの鍵を配信する3装置にコンテンツ特定情報と前記第1装置自らを特定する情報とを送って、前記コンテンツ特定情報に対応する前記コンテンツの鍵を要求し、
前記第3装置は、前記コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報と対応するコンテンツを保持している前記コンテンツ配信手段との関係を示すコンテンツリストを有する第4装置が有する前記コンテンツリストを参照して、前記コンテンツを保持している前記コンテンツ配信手段を特定し、
前記要求に従って、前記第1装置に、前記鍵を送り、
前記要求に従って、前記コンテンツ配信手段に、前記鍵と前記コンテンツ特定情報と前記コンテンツを要求している前記第1装置を特定する情報とを送り、
前記暗号化手段は、前記鍵を受け取った後、前記コンテンツ特定情報で特定される前記コンテンツを前記鍵で暗号化して、前記コンテンツ配信手段は、前記第1装置を特定する情報に基づいて前記第1装置に送り、
前記第1装置は、前記鍵で前記コンテンツを復号する第2装置である。
【0451】
また、第50の発明は、前記第1装置及び第2装置は、それぞれ複数台存在する第42〜49の発明のいずれかのコンテンツ配信システムである。
【0452】
また、第51の発明は、前記第1装置は、第2装置の機能を、第2装置は、前記第1装置の機能を兼ねていてもよい第42〜49の発明のいずれかの第2装置である。
【0453】
また、第52の発明は、コンテンツの鍵を配信する鍵配信手段を備え、
前記コンテンツを要求する第1装置は、前記コンテンツを配信する第2装置に前記コンテンツを特定するコンテンツ特定情報と前記第1装置自らを特定する情報とを送って、前記コンテンツ特定情報に対応する前記コンテンツを要求し、
前記第2装置は、前記鍵配信手段に前記コンテンツ特定情報と前記第1装置を特定する情報とを送って、前記コンテンツ特定情報に対応する前記コンテンツの鍵を要求し、
前記鍵配信手段は、前記要求に従って、前記第1装置と前記第2装置に、前記鍵を送り、
前記第2装置は、前記鍵を受け取った後、前記コンテンツ特定情報で特定される前記コンテンツを前記鍵で暗号化して、前記第1装置を特定する情報に基づいて前記第1装置に送り、
前記第1装置は、前記鍵で前記コンテンツを復号する第3装置である。
【0454】
また、第53の発明は、コンテンツの鍵を配信する鍵配信手段を備え、
前記コンテンツを要求する第1装置は、前記鍵配信手段に前記コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報と前記コンテンツを保持している第2装置を特定する情報とを送って、前記コンテンツ特定情報に対応する前記コンテンツの鍵を要求し、
前記鍵配信手段は、前記要求に従って、前記鍵を前記第1装置及び前記第2装置に送り、前記第2装置に前記コンテンツ特定情報を送り、
前記第1装置が、前記第2装置に前記コンテンツ特定情報を送って、前記コンテンツを要求すると、前記第2装置は、前記鍵で暗号化された前記コンテンツを前記第1装置に送り、
前記第1装置は、前記鍵で前記コンテンツを復号する第3装置である。
【0455】
また、第54の発明は、前記第2装置が前記暗号化するタイミングは、前記第2装置が前記鍵の配信を受けたときまたは前記第2装置が前記コンテンツの配信を要求されたときである第53の発明の第3装置である。
【0456】
また、第55の発明は、コンテンツの鍵を配信する鍵配信手段を備え、
前記コンテンツを要求する第1装置は、前記鍵配信手段に前記コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報と前記第1装置自らを特定する情報と前記コンテンツを保持している第2装置を特定する情報とを送って、前記コンテンツ特定情報に対応する前記コンテンツの鍵を要求し、
前記鍵配信手段は、前記要求に従って、前記鍵を前記第1装置及び前記第2装置に送り、前記第2装置に前記コンテンツ特定情報と前記要求を行った前記第1装置を特定する情報とを送り、
前記第2装置は、前記鍵と前記コンテンツ特定情報と前記要求を行った前記第1装置を特定する情報とが通知された後、前記コンテンツ特定情報で特定される前記コンテンツを前記鍵で暗号化して前記第1装置を特定する情報に基づいて前記第1装置に送り、
前記第1装置は、前記鍵で前記コンテンツを復号する第3装置である。
【0457】
また、第56の発明は、前記第1装置は、コンテンツ特定情報と対応するコンテンツが保持されている前記第2装置との関係を示すコンテンツリストを有する第4装置が有する前記コンテンツリストを参照出来る第52〜55の発明のいずれかの第3装置である。
【0458】
また、第57の発明は、コンテンツの鍵を配信する鍵配信手段を備え、
前記コンテンツを要求する第1装置は、前記鍵配信手段にコンテンツ特定情報を送って、前記コンテンツ特定情報に対応する前記コンテンツの鍵を要求し、
前記鍵配信手段は、前記コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報と対応するコンテンツを保持している第2装置との関係を示すコンテンツリストを有する第4装置が有する前記コンテンツリストを参照して、前記コンテンツを保持している前記第2装置を特定し、
前記要求に従って、前記第1装置に、前記鍵と前記コンテンツを保持している前記第2装置を特定する情報とを送り、
前記要求に従って、前記第2装置に、前記鍵と前記コンテンツ特定情報とを送り、
前記第1装置は、前記第2装置に、前記コンテンツ特定情報を送って、対応する前記コンテンツを要求し、
前記第2装置は、前記第1装置から要求されると、前記コンテンツ特定情報で特定される暗号化された前記コンテンツを前記第1装置に送り、
前記第1装置は、前記鍵で前記コンテンツを復号する第3装置である。
【0459】
また、第58の発明は、前記第2装置が前記暗号化するタイミングは、前記鍵が配信されてきたとき、または前記第1装置から対応する前記コンテンツを要求された時である第57の発明の第3装置である。
【0460】
また、第59の発明は、コンテンツの鍵を配信する鍵配信手段を備え、
前記コンテンツを要求する第1装置は、前記鍵配信手段にコンテンツ特定情報と前記第1装置自らを特定する情報とを送って、前記コンテンツ特定情報に対応する前記コンテンツの鍵を要求し、
前記鍵配信手段は、前記コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報と対応するコンテンツを保持している前記第2装置との関係を示すコンテンツリストを有する第4装置が有する前記コンテンツリストを参照して、前記コンテンツを保持している前記第2装置を特定し、
前記要求に従って、前記第1装置に、前記鍵を送り、
前記要求に従って、前記第2装置に、前記鍵と前記コンテンツ特定情報と前記コンテンツを要求している前記第1装置を特定する情報とを送り、
前記第2装置は、前記鍵を受け取った後、前記コンテンツ特定情報で特定される前記コンテンツを前記鍵で暗号化して、前記第1装置を特定する情報に基づいて前記第1装置に送り、
前記第1装置は、前記鍵で前記コンテンツを復号する第3装置である。
【0461】
また、第60の発明は、前記第1装置及び第2装置は、それぞれ複数台存在する第52〜59の発明のいずれかのコンテンツ配信システムである。
【0462】
また、第61の発明は、前記第1装置は、前記第2装置の機能を、前記第2装置は、前記第1装置の機能を兼ねていてもよい第52〜59の発明のいずれかの第3装置である。
【0463】
また、第62の発明は、業としてコンテンツの鍵を配信する鍵配信センターと、
複数の消費者端末とを備え、
前記複数の消費者端末のうちのいずれかの消費者端末がコンテンツを他の前記消費者端末に送る場合、前記鍵センターから得た前記鍵で前記コンテンツを暗号化して送り、
前記コンテンツを受け取った他の前記消費者端末は、前記鍵センターから対応する前記鍵を受け取って、その鍵を利用して前記コンテンツを解読するコンテンツ配信システムである。
【0464】
また、第63の発明は、前記複数の消費者端末に格納されているコンテンツのリストであるコンテンツリストを業として有するリストサーバを備え、
前記消費者端末は、前記コンテンツリストから前記コンテンツを選択することによって、入手すべき前記コンテンツを決定する第62の発明のコンテンツ配信システムである。
【0465】
また、第64の発明は、少なくと過去に放送された番組の番組欄を備え、
前記番組欄には、前記番組欄に対応する番組が、ネットワークに接続されている装置のうちのいずれかの装置によって記録済みである場合に、その番組が前記装置によって記録済みであることを示す情報が記載されており、
前記情報が記載されている番組欄を選択することによって、前記ネットワークを経由して前記装置からその選択された番組欄に対応する前記番組の番組データが入手可能である電子番組表である。
【0466】
また、第65の発明は、コンテンツを要求する第1装置と、前記コンテンツを配信する第2装置と、前記コンテンツの鍵を配信する第3装置とを備えたコンテンツは配信システムで用いられるコンテンツ配信方法であって、
前記第1装置と前記第3装置との間では、所定のプロトコルを利用して前記鍵のやり取りを行う工程を備え、
前記所定のプロトコルとは、前記第3装置が相手の機器が正当なものであるかどうかを判定する認証を含み、前記鍵を暗号化して配信し、前記第3装置が正当と判定した装置以外の装置が前記鍵を取得することがないよう前記鍵を保護するプロトコルであるコンテンツ配信方法である。
【0467】
また、第66の発明は、前記第2装置と前記第1装置との間では、前記第2装置から前記第1装置に前記鍵で暗号化された前記コンテンツが送られる工程と、前記第2装置と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記第2装置に前記所定のプロトコルに基づいて前記鍵が配信される工程と、
前記第1装置と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記第1装置に前記鍵が送られる工程とを備えた第65の発明のコンテンツ配信方法である。
【0468】
また、第67の発明は、コンテンツを要求する第1装置と、前記コンテンツを配信する第2装置と、前記コンテンツの鍵を配信する第3装置とを備えたコンテンツ配信システムで用いられるコンテンツ配信方法であって、
前記第1装置が、前記第2装置にコンテンツ特定情報と前記第1装置自らを特定する情報とを送って、前記コンテンツ特定情報に対応する前記コンテンツを要求する工程と、
前記第2装置が、前記第3装置に前記コンテンツ特定情報と前記第1装置を特定する情報とを送って、前記コンテンツ特定情報に対応する前記コンテンツの鍵を要求する工程と、
前記第3装置が、前記要求に従って、前記第1装置と前記第2装置に、前記鍵を送る工程と、
前記第2装置が、前記鍵を受け取った後、前記コンテンツ特定情報で特定される前記コンテンツを前記鍵で暗号化して、前記第1装置を特定する情報に基づいて前記第1装置に送る工程と、
前記第1装置が、前記鍵で前記コンテンツを復号する工程とを備えたコンテンツ配信方法である。
【0469】
また、第68の発明は、コンテンツを要求する第1装置と、前記コンテンツを配信する第2装置と、前記コンテンツの鍵を配信する第3装置とを備えたコンテンツ配信システムで用いられるコンテンツ配信方法であって、
前記第1装置が、前記第3装置に前記コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報と前記コンテンツを保持している前記第2装置を特定する情報とを送って、前記コンテンツ特定情報に対応する前記コンテンツの鍵を要求する工程と、前記第3装置が、前記要求に従って、前記鍵を前記第1装置及び前記第2装置に送り、前記第2装置に前記コンテンツ特定情報を送る工程と、
前記第1装置が、前記第2装置に前記コンテンツ特定情報を送って、前記コンテンツを要求すると、前記第2装置が、前記鍵で暗号化された前記コンテンツを前記第1装置に送る工程と、
前記第1装置が、前記鍵で前記コンテンツを復号する工程とを備えたコンテンツ配信方法である。
【0470】
また、第69の発明は、コンテンツを要求する第1装置と、前記コンテンツを配信する第2装置と、前記コンテンツの鍵を配信する第3装置とを備えたコンテンツ配信システムで用いられるコンテンツ配信方法であって、
前記第1装置が、前記第3装置に前記コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報と前記第1装置自らを特定する情報と前記コンテンツを保持している前記第2装置を特定する情報とを送って、前記コンテンツ特定情報に対応する前記コンテンツの鍵を要求する工程と、
前記第3装置が、前記要求に従って、前記鍵を前記第1装置及び前記第2装置に送り、前記第2装置に前記コンテンツ特定情報と前記要求を行った前記第1装置を特定する情報とを送る工程と、
前記第2装置が、前記鍵と前記コンテンツ特定情報と前記要求を行った前記第1装置を特定する情報とが通知された後、前記コンテンツ特定情報で特定される前記コンテンツを前記鍵で暗号化して前記第1装置を特定する情報に基づいて前記第1装置に送る工程と、
前記第1装置が、前記鍵で前記コンテンツを復号する工程とを備えてコンテンツ配信方法である。
【0471】
また、第70の発明は、コンテンツを要求する第1装置と、前記コンテンツを配信する第2装置と、前記コンテンツの鍵を配信する第3装置と、前記コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報と対応するコンテンツを保持している前記第2装置との関係を示すコンテンツリストを有する第4装置とを備えたコンテンツ配信システムで用いられるコンテンツ配信方法であって、
前記第1装置が、前記第3装置にコンテンツ特定情報を送って、前記コンテンツ特定情報に対応する前記コンテンツの鍵を要求する工程と、
前記第3装置が、前記コンテンツリストを参照して、前記コンテンツを保持している前記第2装置を特定する工程と、
前記要求に従って、前記第1装置に、前記鍵と前記コンテンツを保持している前記第2装置を特定する情報とを送る工程と、
前記要求に従って、前記第2装置に、前記鍵と前記コンテンツ特定情報とを送る工程と、
前記第1装置が、前記第2装置に、前記コンテンツ特定情報を送って、対応する前記コンテンツを要求する工程と、
前記第2装置が、前記第1装置から要求されると、前記コンテンツ特定情報で特定される暗号化された前記コンテンツを前記第1装置に送る工程と、
前記第1装置が、前記鍵で前記コンテンツを復号する工程とを備えたコンテンツ配信方法である。
【0472】
また、第71の発明は、コンテンツを要求する第1装置と、前記コンテンツを配信する第2装置と、前記コンテンツの鍵を配信する第3装置と、前記コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報と対応するコンテンツを保持している前記第2装置との関係を示すコンテンツリストを有する第4装置とを備えたコンテンツ配信システムで用いられるコンテンツ配信方法であって、
前記第1装置が、前記第3装置にコンテンツ特定情報と前記第1装置自らを特定する情報とを送って、前記コンテンツ特定情報に対応する前記コンテンツの鍵を要求する工程と、
前記第3装置が、前記コンテンツリストを参照して、前記コンテンツを保持している前記第2装置を特定する工程と、
前記要求に従って、前記第1装置に、前記鍵を送る工程と、
前記要求に従って、前記第2装置に、前記鍵と前記コンテンツ特定情報と前記コンテンツを要求している前記第1装置を特定する情報とを送る工程と、
前記第2装置が、前記鍵を受け取った後、前記コンテンツ特定情報で特定される前記コンテンツを前記鍵で暗号化して、前記第1装置を特定する情報に基づいて前記第1装置に送る工程と、
前記第1装置が、前記鍵で前記コンテンツを復号する工程とを備えたコンテンツ配信システムである。
【0473】
また、第72の発明は、第1、22、23、25の発明のいずれかのコンテンツは配信システムの、コンテンツを要求する第1装置と、
前記コンテンツを配信する第2装置と、
前記コンテンツの鍵を配信する第3装置との全部または一部としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
【0474】
また、第73の発明は、第27または29の発明のコンテンツ配信システムの、コンテンツを要求する第1装置と、
前記コンテンツを配信する第2装置と、
前記コンテンツの鍵を配信する第3装置と、
前記コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報と対応するコンテンツを保持している前記第2装置との関係を示すコンテンツリストを有する第4装置との全部または一部としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
【0475】
また、第74の発明は、第1、22、23、25の発明のいずれかのコンテンツは配信システムの、コンテンツを要求する第1装置と、
前記コンテンツを配信する第2装置と、
前記コンテンツの鍵を配信する第3装置との全部または一部としてコンピュータを機能させるためのプログラムを担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能である媒体である。
【0476】
また、第75の発明は、第27または29の発明のコンテンツ配信システムの、コンテンツを要求する第1装置と、
前記コンテンツを配信する第2装置と、
前記コンテンツの鍵を配信する第3装置と、
前記コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報と対応するコンテンツを保持している前記第2装置との関係を示すコンテンツリストを有する第4装置との全部または一部としてコンピュータを機能させるためのプログラムを担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能である媒体である。
【0477】
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、本発明は、著作権管理を行うことが出来、分散したユーザが互いにコンテンツをやりとりすることが出来るコンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、第1装置、第2装置、第3装置、及びプログラムを提供することが出来る。
【0478】
また、本発明は、過去に放送された番組であって、ユーザが録画していない番組を選択した場合であても、その番組を視聴することが出来る電子番組表を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜5の実施の形態におけるコンテンツは配信システムの構成を示す図
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるコンテンツ配信システムの詳細な構成を示す図
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるクライアントシステム1、鍵サーバ3、及びサーバシステム2の間のやり取りを示す図
【図4】
(a)本発明の第1〜5の実施の形態におけるコンテンツリスト16の一例を示す図
(b)本発明の第1〜5の実施の形態におけるユーザ情報149の一例を示す図
【図5】(a)本発明の第1〜5の実施の形態における検索画面151の一例を示す図
(b)本発明の第1〜5の実施の形態における検索結果画面152の一例を示す図
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるコンテンツ配信システムの詳細な構成を示す図
【図7】本発明の第2の実施の形態におけるクライアントシステム26、鍵サーバ28、及びサーバシステム27の間のやり取りを示す図
【図8】本発明の第3の実施の形態におけるコンテンツは配信システムの詳細な構成を示す図
【図9】本発明の第3の実施の形態におけるクライアントシステム42、鍵サーバ44及びサーバシステム43の間のやり取りを示す図
【図10】本発明の第4の実施の形態におけるコンテンツ配信システムの詳細な構成を示す図
【図11】本発明の第4の実施の形態におけるクライアントシステム58、鍵サーバ60、及びサーバシステム59の間のやり取りを示す図
【図12】本発明の第5の実施の形態におけるコンテンツ配信システムの詳細な構成を示す図
【図13】本発明の第5の実施の形態におけるクライアントシステム74、鍵サーバ76、及びサーバシステム75の間のやり取りを示す図
【図14】本発明の第6の実施の形態における電子番組表によって機能するコンテンツ配信システムの構成を示す図
【図15】本発明の第6の実施の形態における電子番組表の一例を示す図
【図16】(a)従来のコンテンツ配信システムの例を示す図
(b)従来のコンテンツ配信システムの例を示す図
【符号の説明】
1 クライアントシステム
2 サーバシステム
3 鍵サーバ
4 コンテンツリストサーバ
5 著作権課金事業体
6 DecryptデコーダA
7 記録手段A
8 ファイル交換手段A
9 DecryptデコーダB
10 記録手段B
11 ファイル交換手段B
12 鍵データベース
13 Decrypt用鍵サーバ
14 Encrypt用鍵サーバ
15 課金手段
16 コンテンツリスト
130〜136 PC

Claims (27)

  1. コンテンツを要求する第1装置と、
    前記コンテンツを配信する第2装置と、
    前記コンテンツの鍵を配信する第3装置とを備え、
    前記第2装置と前記第3装置との間では、所定のプロトコルを利用して前記鍵のやり取りを行い、
    前記所定のプロトコルとは、前記第3装置が相手の機器が正当なものであるかどうかを判定する認証を含み、前記鍵を暗号化して配信し、前記第3装置が正当と判定した装置以外の装置が前記鍵を取得することがないよう前記鍵を保護するプロトコルであるコンテンツ配信システム。
  2. 前記第2装置と前記第1装置との間では、前記第2装置から前記第1装置に前記鍵で暗号化された前記コンテンツが送られ、
    前記第2装置と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記第2装置に前記所定のプロトコルに基づいて前記鍵が配信され、
    前記第1装置と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記第1装置に前記鍵が送られる請求項1記載のコンテンツ配信システム。
  3. 前記第2装置と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記第2装置に前記鍵が配信され、配信された前記鍵で前記コンテンツが前記第2装置により暗号化され、
    前記第2装置と前記第1装置との間では、暗号化された前記コンテンツが前記第2装置から前記第1装置に配信され、
    前記第1装置と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記第1装置に前記鍵が配信される請求項1記載のコンテンツ配信システム。
  4. 前記第1装置は、前記第2装置に前記コンテンツを要求する請求項1〜3のいずれかに記載のコンテンツ配信システム。
  5. 前記第1装置は、前記第3装置に前記コンテンツを要求し、
    前記第3装置は、前記第2装置が前記第1装置に前記コンテンツを配信するよう前記第2装置に指示する請求項1〜3のいずれかに記載のコンテンツ配信システム。
  6. 前記第1装置は、前記第3装置に対して、前記第2装置から特定の前記コンテンツを欲しいと要求する請求項5記載のコンテンツ配信システム。
  7. 前記第1装置は、前記第3装置に対して、特定の前記コンテンツを要求し、
    前記第3装置は、その特定のコンテンツを保持している前記第2装置を所定の基準に基づいて特定し、その特定した前記第2装置にその特定のコンテンツを前記第1装置に配信するよう指示する請求項1〜3のいずれかに記載のコンテンツ配信システム。
  8. 前記鍵は、(1)前記コンテンツ毎に与えられる、(2)または前記コンテンツの提供者毎に与えられる、(3)または前記コンテンツ毎に及び前記コンテンツの提供者毎に与えられる請求項1〜7のいずれかに記載のコンテンツ配信システム。
  9. 前記第1装置が前記第3装置から前記鍵を得るタイミングは、(1)前記第1装置が前記コンテンツを復号再生したいときに前記第1装置は前記第3装置から前記鍵を貰う、(2)または前記第1装置が暗号化された前記コンテンツを手に入れた後、前記第1装置は前記第3装置に前記鍵を貰う、(3)または前記第1装置が暗号化された前記コンテンツを手に入れる前に、前記第1装置は前記第3装置に前記鍵を貰う請求項1〜8のいずれかに記載のコンテンツ配信システム。
  10. 前記第2装置が前記第3装置から前記鍵を得るタイミングは、前記第1装置が前記コンテンツを要求する前から貰っておく請求項1〜9のいずれかに記載のコンテンツ配信システム。
  11. 前記第2装置が前記第3装置から前記鍵を得るタイミングは、前記第1装置が前記コンテンツを要求したときにまたは前記第1装置が前記コンテンツを要求したとき以後に貰う請求項1〜9のいずれかに記載のコンテンツ配信システム。
  12. 前記第2装置が前記コンテンツを暗号化するタイミングは、(1)前記第1装置が前記コンテンツを要求する前に前記コンテンツを暗号化する、(2)または前記第1装置が前記コンテンツをを要求したときに前記コンテンツを暗号化する請求項10記載のコンテンツ配信システム。
  13. コンテンツを要求する要求手段を備え、
    前記コンテンツを配信する第2装置と前記コンテンツの鍵を配信する第3装置との間では、所定のプロトコルを利用して前記鍵のやり取りを行い、
    前記所定のプロトコルとは、前記第3装置が相手の機器が正当なものであるかどうかを判定する認証を含み、前記鍵を暗号化して配信し、前記第3装置が正当と判定した装置以外の装置が前記鍵を取得することがないよう前記鍵を保護するプロトコルである第1装置。
  14. 前記第2装置と前記要求手段との間では、前記第2装置から前記要求手段に前記鍵で暗号化された前記コンテンツが送られ、
    前記第2装置と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記第2装置に前記所定のプロトコルに基づいて前記鍵が配信され、
    前記要求手段と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記要求手段に前記鍵が送られる請求項13記載の第1装置。
  15. 前記第2装置と前記コンテンツの鍵を配信する第3装置との間では、前記第3装置から前記第2装置に前記鍵が配信され、配信された前記鍵で前記コンテンツが前記第2装置により暗号化され、
    前記第2装置と前記要求手段との間では、暗号化された前記コンテンツが前記第2装置から前記要求手段に配信され、
    前記要求手段と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記要求手段に前記鍵が配信される請求項13記載の第1装置。
  16. コンテンツを要求する第1装置に前記コンテンツを配信するコンテンツ配信手段を備え、
    前記コンテンツ配信手段と前記コンテンツの鍵を配信する第3装置との間では、所定のプロトコルを利用して前記鍵のやり取りを行い、
    前記所定のプロトコルとは、前記第3装置が相手の機器が正当なものであるかどうかを判定する認証を含み、前記鍵を暗号化して配信し、前記第3装置が正当と判定した装置以外の装置が前記鍵を取得することがないよう前記鍵を保護するプロトコルである第2装置。
  17. 前記コンテンツ配信手段と前記コンテンツを要求する第1装置との間では、前記コンテンツ配信手段から前記第1装置に前記鍵で暗号化された前記コンテンツが送られ、
    前記コンテンツ配信手段と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記コンテンツ配信手段に前記所定のプロトコルに基づいて前記鍵が配信され、
    前記第1装置と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記第1装置に前記鍵が送られる請求項16記載の第2装置。
  18. 前記コンテンツ配信手段と前記コンテンツの鍵を配信する第3装置との間では、前記第3装置から前記コンテンツ配信手段に前記鍵が配信され、配信された前記鍵で前記コンテンツが前記コンテンツ配信手段により暗号化され、
    前記コンテンツ配信手段と前記コンテンツを要求する第1装置との間では、暗号化された前記コンテンツが前記コンテンツ配信手段から前記第1装置に配信され、
    前記第1装置と前記第3装置との間では、前記第3装置から前記第1装置に前記鍵が配信される請求項16記載の第2装置。
  19. コンテンツの鍵を配信する鍵配信手段を備え、
    前記コンテンツを配信する第2装置と前記鍵配信手段との間では、所定のプロトコルを利用して前記鍵のやり取りを行い、
    前記所定のプロトコルとは、前記鍵配信手段が相手の機器が正当なものであるかどうかを判定する認証を含み、前記鍵を暗号化して配信し、前記鍵配信手段が正当と判定した装置以外の装置が前記鍵を取得することがないよう前記鍵を保護するプロトコルである第3装置。
  20. 前記第2装置と前記コンテンツを要求する第1装置との間では、前記第2装置から前記第1装置に前記鍵で暗号化された前記コンテンツが送られ、
    前記第2装置と前記鍵配信手段との間では、前記鍵配信手段から前記第2装置に前記所定のプロトコルに基づいて前記鍵が配信され、
    前記第1装置と前記鍵配信手段との間では、前記鍵配信手段から前記第1装置に前記鍵が送られる請求項19記載の第3装置。
  21. 前記第2装置と前記鍵配信手段との間では、前記第3装置から前記第2装置に前記鍵が配信され、配信された前記鍵で前記コンテンツが前記第2装置により暗号化され、
    前記第2装置と前記コンテンツを要求する第1装置との間では、暗号化された前記コンテンツが前記第2装置から前記第1装置に配信され、
    前記第1装置と前記鍵配信手段との間では、前記第3装置から前記第1装置に前記鍵が配信される請求項19記載の第3装置。
  22. 業としてコンテンツの鍵を配信する鍵配信センターと、
    複数の消費者端末とを備え、
    前記複数の消費者端末のうちのいずれかの消費者端末がコンテンツを他の前記消費者端末に送る場合、前記鍵センターから得た前記鍵で前記コンテンツを暗号化して送り、
    前記コンテンツを受け取った他の前記消費者端末は、前記鍵センターから対応する前記鍵を受け取って、その鍵を利用して前記コンテンツを解読するコンテンツ配信システム。
  23. 前記複数の消費者端末に格納されているコンテンツのリストであるコンテンツリストを業として有するリストサーバを備え、
    前記消費者端末は、前記コンテンツリストから前記コンテンツを選択することによって、入手すべき前記コンテンツを決定する請求項22記載のコンテンツ配信システム。
  24. 少なくと過去に放送された番組の番組欄を備え、
    前記番組欄には、前記番組欄に対応する番組が、ネットワークに接続されている装置のうちのいずれかの装置によって記録済みである場合に、その番組が前記装置によって記録済みであることを示す情報が記載されており、
    前記情報が記載されている番組欄を選択することによって、前記ネットワークを経由して前記装置からその選択された番組欄に対応する前記番組の番組データが入手可能である電子番組表。
  25. コンテンツを要求する第1装置と、前記コンテンツを配信する第2装置と、前記コンテンツの鍵を配信する第3装置とを備えたコンテンツは配信システムで用いられるコンテンツ配信方法であって、
    前記第1装置と前記第3装置との間では、所定のプロトコルを利用して前記鍵のやり取りを行う工程を備え、
    前記所定のプロトコルとは、前記第3装置が相手の機器が正当なものであるかどうかを判定する認証を含み、前記鍵を暗号化して配信し、前記第3装置が正当と判定した装置以外の装置が前記鍵を取得することがないよう前記鍵を保護するプロトコルであるコンテンツ配信方法。
  26. 請求項1記載のコンテンツは配信システムの、コンテンツを要求する第1装置と、
    前記コンテンツを配信する第2装置と、
    前記コンテンツの鍵を配信する第3装置との全部または一部としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  27. 請求項1記載のコンテンツは配信システムの、コンテンツを要求する第1装置と、
    前記コンテンツを配信する第2装置と、
    前記コンテンツの鍵を配信する第3装置との全部または一部としてコンピュータを機能させるためのプログラムを担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能である媒体。
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