JP2003209827A - 情報処理装置および方法、ネットワークシステム、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置および方法、ネットワークシステム、記録媒体、並びにプログラム

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JP2003209827A
JP2003209827A JP2002005254A JP2002005254A JP2003209827A JP 2003209827 A JP2003209827 A JP 2003209827A JP 2002005254 A JP2002005254 A JP 2002005254A JP 2002005254 A JP2002005254 A JP 2002005254A JP 2003209827 A JP2003209827 A JP 2003209827A
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Hideo Neishi
英生 根石
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個々の視聴者の要求やコンテンツデータ固有
の条件等の様々な状況に応じたストリーミング配信を容
易に行う。 【解決手段】 端末装置1は、ライセンスサーバ12よ
り供給された、使用制限つきのライセンスに含まれるDN
Kを用いて、配信サーバ11より配信されたパケットに
含まれるEKBよりルートキーKrootを生成し、そのルート
キーKrootを用いて、EKroot(Kc1)、EKroot(Kc
2)、およびEKroot(Kc3)の内、ルートキーKrootに
対応しているものを復号し、コンテンツキーKc1、Kc
2、またはKc3を取得し、それらのコンテンツキーを用
いて、EKc1(データ1)、EKc2(データ2)、および
EKc3(データ3)の内、対応するものを復号し、分割
されたコンテンツデータであるデータ1、データ2、ま
たはデータ3を取得し、ライセンスに与えられた再生条
件に応じた再生を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置および
方法、ネットワークシステム、記録媒体、並びにプログ
ラムに関し、特に、個々の視聴者の要求やコンテンツデ
ータ固有の条件等の様々な状況に応じたストリーミング
配信を容易に行うことができるようにした情報処理装置
および方法、ネットワークシステム、記録媒体、並びに
プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インターネットを介して、音声や
動画像等のデータを取得しながらリアルタイムに表示が
できるストリーミングデータを配信するサービスが多数
存在する。画像および音声情報は、ビデオカメラやマイ
クロホン等を介して、ビデオキャプチャカードやサウン
ドカードによりデータ化され、エンコーダによって圧縮
される。圧縮されたデータは、配信サーバにストリーミ
ングデータのファイルとして保存され、クライアントの
要求に応じて配信される(オンデマンド)。また、それ
以外に、圧縮されたデータを、複数のクライアントに同
時に配信する方式もある。
【0003】いずれの場合においても、クライアント
は、配信されたストリーミングデータを受信しながら、
その受信したストリーミングデータの圧縮方式に対応し
たデコーダで、受信したストリーミングデータを伸長
し、ディスプレイやスピーカなどに出力する。
【0004】以上のようなサービスは、例えば会員制等
の制度をとり、配信されたコンテンツデータに応じて課
金したり、または、定額の会費を徴収したりするなどし
て有料化される場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような方法において、一度配信されたコンテンツデータ
に対して、著作権を保護する機能が存在しないという課
題があった。例えば、映像データのストリーミング配信
において、受信側は容易にその映像データを記録するこ
とができ、後で複製することも可能である。以上のよう
な状況が考慮されるため、魅力的なコンテンツデータで
あっても、そのコンテンツデータの著作権の保護を必要
とするために配信できない場合がある。
【0006】また、著作権の保護が必要であるか否か
は、コンテンツデータにより異なる。必要な場合であっ
ても、その条件や程度などは、コンテンツデータにより
様々である。従って、大量のコンテンツデータの著作権
を保護する場合、負荷をかけずに様々な状況に応じて確
実に保護できるシステムが必要である。
【0007】さらに、コンテンツデータの中には視聴者
であるユーザにとって不必要な情報も含まれている場合
もあるため、個々のユーザの要求に合わせたコンテンツ
データの配信を行うことが望ましい。特に、サービスの
提供に対して課金する場合、その利用料金をコンテンツ
データの提供内容に対応して設定できるようにすること
が望ましい。
【0008】さらに、上述したサービスにおいて、ユー
ザの要求に合わせてコンテンツデータを配信するだけで
なく、ユーザが望むコンテンツデータを選択若しくは編
集し、提供できるようにすることが望ましい。
【0009】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、個々の視聴者の要求やコンテンツデータ固
有の条件等の様々な状況に応じたストリーミング配信を
容易に行うことができるようにするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のネットワークシ
ステムは、ネットワークに接続され、コンテンツデータ
のストリーミング配信を行う第1の情報処理装置と、ネ
ットワークに接続され、第1の情報処理装置によりスト
リーミング配信されたコンテンツデータを取得する第2
の情報処理装置とを備えるネットワークシステムであっ
て、第1の情報処理装置は、第2の情報処理装置より供
給されるコンテンツデータのストリーミング配信を要求
する要求情報を取得する要求情報取得手段と、要求情報
取得手段により取得された要求情報に基づいて、コンテ
ンツデータの再生に必要なライセンス情報を取得する第
1のライセンス情報取得手段と、コンテンツデータを含
み、コンテンツデータの再生条件が異なる複数種類のラ
イセンス情報に対応する配信データを生成する配信デー
タ生成手段と、配信データ生成手段により生成された配
信データをストリーミング配信する配信手段とを備え、
第2の情報処理装置は、第1の情報処理装置にコンテン
ツデータのストリーミング配信を要求する要求情報を供
給する要求情報供給手段と、第1の情報処理装置より供
給されたライセンス情報を取得する第2のライセンス情
報取得手段と、第1の情報処理装置より配信された配信
データを取得する配信データ取得手段と、第2のライセ
ンス情報取得手段により取得されたライセンス情報に基
づいて、配信データ取得手段により取得された配信デー
タを再生する再生手段とを備えることを特徴とする。
【0011】本発明の第1の情報処理装置は、他の情報
処理装置より供給されるコンテンツデータのストリーミ
ング配信を要求する要求情報を取得する要求情報取得手
段と、要求情報取得手段により取得された要求情報に基
づいて、コンテンツデータの再生に必要なライセンス情
報を取得するライセンス情報取得手段と、コンテンツデ
ータを含み、コンテンツデータの再生条件が異なる複数
種類のライセンス情報に対応する配信データを生成する
配信データ生成手段と、配信データ生成手段により生成
された配信データをストリーミング配信する配信手段と
を備えることを特徴とする。
【0012】前記コンテンツデータは、静止画像情報、
動画像情報、音声情報、または文字情報を含むようにす
ることができる。
【0013】前記ライセンス情報は、使用回数、使用可
能期間、または使用可能機器を含む使用条件を規定する
ようにすることができる。
【0014】前記再生条件は、コンテンツデータが再生
される際に出力されるデータ量またはデータの種類を設
定するようにすることができる。
【0015】前記配信データ生成手段は、予め定められ
たルールに基づいて、コンテンツデータを所定の数に分
割する分割手段と、ルールに基づいて、予め定められた
互いに異なる複数の暗号鍵を順に用いて、分割手段によ
り分割されたコンテンツデータからなる分割後データ
を、それぞれ暗号化する暗号化手段と、所定のルールに
基づいて、暗号鍵に対応する復号鍵を生成するための情
報をヘッダ部に含み、暗号化手段により互いに異なる暗
号鍵を用いて暗号化された複数の分割後データをデータ
部に含むパケットを生成するパケット生成手段とを備え
るようにすることができる。
【0016】前記要求情報に基づいて、コンテンツデー
タの視聴に関する情報を含む視聴ログを生成する視聴ロ
グ生成手段と、生成手段により生成された視聴ログを集
計する集計手段とをさらに備えるようにすることができ
る。
【0017】前記集計手段による集計結果に基づいて、
ストリーミング配信用のコンテンツデータをカスタマイ
ズするカスタマイズ手段をさらに備えるようにすること
ができる。
【0018】本発明の第1の情報処理方法は、他の情報
処理装置より供給されるコンテンツデータのストリーミ
ング配信を要求する要求情報の取得を制御する要求情報
取得制御ステップと、要求情報取得制御ステップの処理
により取得が制御された要求情報に基づいて、コンテン
ツデータの再生に必要なライセンス情報の取得を制御す
るライセンス情報取得制御ステップと、コンテンツデー
タを含み、コンテンツデータの再生条件が異なる複数種
類のライセンス情報に対応する配信データを生成する配
信データ生成ステップと、配信データ生成ステップの処
理により生成された配信データをストリーミング配信す
る配信ステップとを含むことを特徴とする。
【0019】本発明の第1の記録媒体のプログラムは、
他の情報処理装置より供給されるコンテンツデータのス
トリーミング配信を要求する要求情報の取得を制御する
要求情報取得制御ステップと、要求情報取得制御ステッ
プの処理により取得が制御された要求情報に基づいて、
コンテンツデータの再生に必要なライセンス情報の取得
を制御するライセンス情報取得制御ステップと、コンテ
ンツデータを含み、コンテンツデータの再生条件が異な
る複数種類のライセンス情報に対応する配信データを生
成する配信データ生成ステップと、配信データ生成ステ
ップの処理により生成された配信データをストリーミン
グ配信する配信ステップとを含むことを特徴とする。
【0020】本発明の第1のプログラムは、他の情報処
理装置より供給されるコンテンツデータのストリーミン
グ配信を要求する要求情報の取得を制御する要求情報取
得制御ステップと、要求情報取得制御ステップの処理に
より取得が制御された要求情報に基づいて、コンテンツ
データの再生に必要なライセンス情報の取得を制御する
ライセンス情報取得制御ステップと、コンテンツデータ
を含み、コンテンツデータの再生条件が異なる複数種類
のライセンス情報に対応する配信データを生成する配信
データ生成ステップと、配信データ生成ステップの処理
により生成された配信データをストリーミング配信する
配信ステップとをコンピュータに実行させる。
【0021】本発明の第2の情報処理装置は、他の情報
処理装置にコンテンツデータのストリーミング配信を要
求する要求情報を供給する要求情報供給手段と、他の情
報処理装置より供給されたライセンス情報を取得するラ
イセンス情報取得手段と、他の情報処理装置より配信さ
れた配信データを取得する配信データ取得手段と、ライ
センス情報取得手段により取得されたライセンス情報に
基づいて、配信データ取得手段により取得された配信デ
ータを再生する再生手段とを備えることを特徴とする。
【0022】前記再生手段は、ライセンス情報取得手段
により取得されたライセンス情報に基づいて、ライセン
ス情報に対応する、配信データに含まれる復号鍵を生成
する復号鍵生成手段と、復号鍵生成手段により生成され
た復号鍵を用いて、配信データに含まれるコンテンツデ
ータのうち、復号鍵が復号可能なデータを復号する復号
手段と、復号手段により復号されたコンテンツデータを
出力する出力手段とを備えるようにすることができる。
【0023】本発明の第2の情報処理方法は、他の情報
処理装置にコンテンツデータのストリーミング配信を要
求する要求情報の供給を制御する要求情報供給制御ステ
ップと、他の情報処理装置より供給されたライセンス情
報の取得を制御するライセンス情報取得制御ステップ
と、他の情報処理装置より配信された配信データの取得
を制御する配信データ取得制御ステップと、ライセンス
情報取得制御ステップの処理により取得が制御されたラ
イセンス情報に基づいて、配信データ取得制御ステップ
の処理により取得が制御された配信データを再生する再
生ステップとを含むことを特徴とする。
【0024】本発明の第2の記録媒体のプログラムは、
他の情報処理装置にコンテンツデータのストリーミング
配信を要求する要求情報の供給を制御する要求情報供給
制御ステップと、他の情報処理装置より供給されたライ
センス情報の取得を制御するライセンス情報取得制御ス
テップと、他の情報処理装置より配信された配信データ
の取得を制御する配信データ取得制御ステップと、ライ
センス情報取得制御ステップの処理により取得が制御さ
れたライセンス情報に基づいて、配信データ取得制御ス
テップの処理により取得が制御された配信データを再生
する再生ステップとを含むことを特徴とする。
【0025】本発明の第2のプログラムは、他の情報処
理装置にコンテンツデータのストリーミング配信を要求
する要求情報の供給を制御する要求情報供給制御ステッ
プと、他の情報処理装置より供給されたライセンス情報
の取得を制御するライセンス情報取得制御ステップと、
他の情報処理装置より配信された配信データの取得を制
御する配信データ取得制御ステップと、ライセンス情報
取得制御ステップの処理により取得が制御されたライセ
ンス情報に基づいて、配信データ取得制御ステップの処
理により取得が制御された配信データを再生する再生ス
テップとをコンピュータに実行させる。
【0026】本発明のネットワークシステムにおいて
は、ネットワークに接続され、コンテンツデータのスト
リーミング配信を行う第1の情報処理装置と、ネットワ
ークに接続され、第1の情報処理装置によりストリーミ
ング配信されたコンテンツデータを取得する第2の情報
処理装置とが備えられ、第1の情報処理装置において
は、第2の情報処理装置より供給されるコンテンツデー
タのストリーミング配信を要求する要求情報が取得さ
れ、その要求情報に基づいて、コンテンツデータの再生
に必要なライセンス情報が取得され、コンテンツデータ
を含み、コンテンツデータの再生条件が異なる複数種類
のライセンス情報に対応する配信データが生成され、ス
トリーミング配信され、第2の情報処理装置において
は、第1の情報処理装置にコンテンツデータのストリー
ミング配信を要求する要求情報が供給され、第1の情報
処理装置より供給されたライセンス情報が取得され、第
1の情報処理装置より配信された配信データが取得さ
れ、ライセンス情報に基づいて再生される。
【0027】本発明の第1の情報処理装置および方法、
並びに第1のプログラムにおいては、他の情報処理装置
より供給されるコンテンツデータのストリーミング配信
を要求する要求情報が取得され、その要求情報に基づい
て、コンテンツデータの再生に必要なライセンス情報が
取得され、コンテンツデータを含み、コンテンツデータ
の再生条件が異なる複数種類のライセンス情報に対応す
る配信データが生成され、ストリーミング配信される。
【0028】本発明の第2の情報処理装置および方法、
並びに第2のプログラムにおいては、他の情報処理装置
にコンテンツデータのストリーミング配信を要求する要
求情報が供給され、他の情報処理装置より供給されたラ
イセンス情報が取得され、他の情報処理装置より配信さ
れた配信データが取得され、ライセンス情報に基づいて
再生される。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は本発明を適用したネットワ
ークシステムの構成例を示す図である。
【0030】端末装置1は、インターネットに代表され
るネットワーク2に接続され、コンテンツデータ配信サ
ービス3よりストリーミング配信されるコンテンツデー
タを取得し、再生する。コンテンツデータは、例えば、
動画像データ、静止画像データ、音声データ、文字デー
タ等を含むデータである。
【0031】コンテンツデータの配信サービスを提供す
るコンテンツデータ配信サービス3の配信サーバ11
は、ネットワーク2に接続され、端末装置1からの要求
情報を取得し、配信するコンテンツデータを配信用デー
タに変換し、変換した配信用データをストリーミング配
信する。また、配信サーバ11は、ライセンスサーバ1
2に接続されており、端末装置1より供給された要求情
報に基づいて、ライセンスサーバ12にライセンスを要
求する。
【0032】ライセンスサーバ12は、配信サーバ11
からの要求に応じてライセンスを含むライセンス情報を
発行し、配信サーバ11を介して、端末装置1に供給す
る。なお、図1においては、ライセンスサーバ12は、
コンテンツデータ配信サービス3に含まれるように説明
したが、これに限らず、外部のライセンス発行システム
を利用するようにしてもよい。
【0033】また、ライセンスサーバ12は、課金イン
タフェース31を介して、外部の課金システム41に課
金処理などを依頼する。なお、課金システム41は、コ
ンテンツデータ配信サービス3の外部のシステムとして
説明したが、これに限らず、コンテンツデータ配信サー
ビス3において課金処理等を行うようにしてもよい。ま
た、図1においては、1つの課金システム41におい
て、課金処理等が行われるように説明したが、これに限
らず、複数の課金システムを利用するようにしてもよ
い。
【0034】また、配信サーバ11は、端末装置1より
取得した要求情報等に基づいて、コンテンツデータの視
聴ログを生成し、視聴ログデータベース21に記録す
る。記録された視聴ログは、配信サーバ11等により集
計され、コンテンツデータの供給元に提供されたり、新
たなコンテンツデータを編集する際等に利用されたりす
る。
【0035】ライセンスサーバ12よりライセンスを取
得するか、要求情報に有効なライセンスに関する情報が
含まれている場合、すなわち、コンテンツデータを端末
装置1に供給する場合、サブスクライブ装置13に配信
するコンテンツデータを要求する。
【0036】サブスクライブ装置13は、配信用のコン
テンツデータを蓄積しているコンテンツデータベース2
2より、要求されたコンテンツデータを検索し、該当す
るコンテンツデータが存在する場合、そのコンテンツデ
ータをエンコードし、配信サーバ11に供給する。配信
サーバ11は、そのコンテンツデータより配信用データ
を生成し、ネットワーク2を介して端末装置1にストリ
ーミング配信する。
【0037】また、オーサリング装置14は、入力され
た入力コンテンツデータと配信に必要な情報をまとめて
パッケージ化し、サブスクライブ装置13に供給する。
サブスクライブ装置13は、そのパッケージ化されたデ
ータをコンテンツデータベース22に記録し、配信サー
バ11からの要求に備える。
【0038】図2は、図1に示す端末装置1の構成例を
示すブロック図である。
【0039】図2において、CPU(Central Processing
Unit)111は、ROM(Read Only Memory)112に記
憶されているプログラム、または記憶部123からRAM
(Random Access Memory)113にロードされたプログ
ラムに従って各種の処理を実行する。RAM113にはま
た、CPU111が各種の処理を実行する上において必要
なデータなども適宜記憶される。復号部114は、配信
サーバ11よりストリーミング配信され、通信部124
を介して取得された配信用データをライセンス情報に基
づいて復号する。コーデック部115は、復号部114
が復号した配信用データに含まれるコンテンツデータを
所定の方式でデコードし、出力部122に供給する。CP
U111、ROM112、RAM113、復号部114、およ
びコーデック部115は、バス116を介して相互に接
続されている。このバス116にはまた、入出力インタ
フェース120も接続されている。
【0040】入出力インタフェース120には、キーボ
ード、マウスなどよりなる入力部121、CRT(Cathode
Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)などより
なるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部
122、ハードディスクなどより構成される記憶部12
3、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通
信部124が接続されている。
【0041】記憶部123には、通信部124を介して
取得されたライセンス情報等のデータや、各種の処理を
実行するためのプログラム等が記憶されており、CPU1
11に制御され、RAM113にデータやプログラムを供
給する。
【0042】通信部124は、ネットワーク2を介して
の通信処理を行う。例えば、通信部124は、配信サー
バ11よりストリーミング配信された配信用データを、
RTP(Real-time Transport Protocol)/RTSP(Real Tim
e Streaming Protocol)等の所定のプロトコルを用いて
受信する。
【0043】入出力インタフェース120にはまた、必
要に応じてドライブ130が接続され、磁気ディスク1
41、光ディスク142、光磁気ディスク143、或い
は半導体メモリ144などが適宜装着され、それらから
読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて
記憶部123にインストールされる。
【0044】図3は、図1に示す配信サーバ11の構成
例を示すブロック図である。
【0045】図3において、CPU151は、ROM152に
記憶されているプログラム、または記憶部163からRA
M153にロードされたプログラムに従って、コンテン
ツデータのストリーミング配信に関する各種の処理を実
行する。RAM153にはまた、CPU151が各種の処理を
実行する上において必要なデータなども適宜記憶され
る。暗号化部154は、端末装置1より供給された要求
情報に対応する、サブスクライブ装置13より供給され
たコンテンツデータを、同時に供給された暗号化に関す
る情報に基づいて、後述するように暗号化する。CPU1
51、ROM152、RAM153、および暗号化部154
は、バス156を介して相互に接続されている。このバ
ス156にはまた、入出力インタフェース160も接続
されている。
【0046】入出力インタフェース160には、キーボ
ード、マウスなどよりなる入力部161、ディスプレイ
やスピーカなどよりなる出力部162、ハードディスク
などにより構成される記憶部163、モデム、ターミナ
ルアダプタなどにより構成される通信部164が接続さ
れている。
【0047】記憶部163には、通信部164を介して
取得されたライセンス情報やコンテンツデータ等のデー
タや、各種の処理を実行するためのプログラム等が記憶
されており、CPU151に制御され、RAM153にデータ
やプログラムを供給する。
【0048】通信部164は、ネットワーク2を介して
の通信処理を行う。例えば、通信部164は、コンテン
ツデータより生成された配信用データを、RTP/RTSP等の
所定のプロトコルを用いて端末装置1にストリーミング
配信する。また、通信部164は、課金インタフェース
31に接続されており、外部の課金システム41との通
信処理を行う。さらに、通信部164は、サブスクライ
ブ装置13に接続され、要求情報に対応するコンテンツ
データを要求したり、要求したコンテンツデータを取得
したりする通信処理を行う。
【0049】入出力インタフェース160にはまた、CP
U151が集計した視聴ログが記録される視聴ログデー
タベース21が接続されている。
【0050】入出力インタフェース160にはさらに、
必要に応じてドライブ170が接続され、磁気ディスク
181、光ディスク182、光磁気ディスク183、或
いは半導体メモリ184などが適宜装着され、それらか
ら読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じ
て記憶部163にインストールされる。
【0051】図4は、図1に示すライセンスサーバ12
の構成例を示すブロック図である。
【0052】図4において、CPU211は、ROM212に
記憶されているプログラム、または記憶部223からRA
M213にロードされたプログラムに従って、ライセン
スの発行に関する各種の処理を実行する。RAM213に
はまた、CPU211が各種の処理を実行する上において
必要なデータなども適宜記憶される。CPU211、ROM2
12、およびRAM213は、バス216を介して相互に
接続されている。このバス216にはまた、入出力イン
タフェース220も接続されている。
【0053】入出力インタフェース220には、キーボ
ード、マウスなどよりなる入力部221、ディスプレイ
やスピーカなどよりなる出力部222、ハードディスク
などにより構成される記憶部223、モデム、ターミナ
ルアダプタなどにより構成される通信部224が接続さ
れている。
【0054】記憶部223には、ライセンスに関するデ
ータや、各種の処理を実行するためのプログラム等が記
憶されており、CPU211に制御され、RAM213にデー
タやプログラムを供給する。
【0055】通信部224は、配信サーバ11との通信
処理を行う。例えば、通信部224は、配信サーバ11
より供給されたライセンスの要求に関する情報を取得
し、その要求に対応するライセンス情報を配信サーバ1
1に供給する。
【0056】入出力インタフェース220にはまた、必
要に応じてドライブ230が接続され、磁気ディスク2
41、光ディスク242、光磁気ディスク243、或い
は半導体メモリ244などが適宜装着され、それらから
読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて
記憶部223にインストールされる。
【0057】図5は、図1に示すサブスクライブ装置1
3の構成例を示す図である。
【0058】図5において、CPU251は、ROM252に
記憶されているプログラム、または記憶部263からRA
M253にロードされたプログラムに従って、コンテン
ツデータの管理に関する各種の処理を実行する。RAM2
53にはまた、CPU251が各種の処理を実行する上に
おいて必要なデータなども適宜記憶される。コーデック
部254は、例えば、MPEG4(Moving Picture(codin
g)Expert Group4)等の所定の方式で、配信サーバ1
1に供給するコンテンツデータのエンコードを行う。CP
U251、ROM252、RAM253、およびコーデック部
254は、バス256を介して相互に接続されている。
このバス256にはまた、入出力インタフェース260
も接続されている。
【0059】入出力インタフェース260には、キーボ
ード、マウスなどよりなる入力部261、ディスプレイ
やスピーカなどよりなる出力部262、ハードディスク
などにより構成される記憶部263、モデム、ターミナ
ルアダプタなどにより構成される通信部264が接続さ
れている。
【0060】通信部264は、配信サーバ11との通信
処理を行う。例えば、通信部264は、コンテンツデー
タの要求情報を配信サーバ11より取得したり、エンコ
ードされたコンテンツデータ等を配信サーバ11に供給
したりする。また、通信部264は、オーサリング装置
14に接続されており、オーサリング装置14との通信
処理を行う。例えば、通信部264は、オーサリング装
置14より供給されたコンテンツデータ等を取得する。
【0061】入出力インタフェース260にはまた、通
信部264を介して取得されたコンテンツデータ等が記
録されるコンテンツデータベース22が接続されてい
る。
【0062】入出力インタフェース260にはさらに、
必要に応じてドライブ270が接続され、磁気ディスク
281、光ディスク282、光磁気ディスク283、或
いは半導体メモリ284などが適宜装着され、それらか
ら読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じ
て記憶部263にインストールされる。
【0063】図6は、図1に示すオーサリング装置14
の構成例を示すブロック図である。
【0064】図6において、CPU311は、ROM312に
記憶されているプログラム、または記憶部323からRA
M313にロードされたプログラムに従って、配信用コ
ンテンツデータの生成に関する各種の処理を実行する。
RAM313にはまた、CPU311が各種の処理を実行する
上において必要なデータなども適宜記憶される。CPU3
11、ROM312、およびRAM313は、バス316を介
して相互に接続されている。このバス316にはまた、
入出力インタフェース320も接続されている。
【0065】入出力インタフェース320には、キーボ
ード、マウスなどよりなる入力部321、ディスプレイ
やスピーカなどよりなる出力部322、ハードディスク
などにより構成される記憶部323、モデム、ターミナ
ルアダプタなどにより構成される通信部324が接続さ
れている。
【0066】通信部324は、サブスクライブ装置13
との通信処理を行う。例えば、通信部324は、入力さ
れたコンテンツデータより生成された配信用コンテンツ
データをサブスクライブ装置13に供給する。
【0067】入出力インタフェース320にはまた、必
要に応じてドライブ330が接続され、磁気ディスク3
41、光ディスク342、光磁気ディスク343、或い
は半導体メモリ344などが適宜装着され、それらから
読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて
記憶部323にインストールされる。
【0068】次に動作を説明する。図1に示すネットワ
ークシステムにおいて、始めにコンテンツデータ配信サ
ービス3のオーサリング装置14に、ストリーミング配
信するために、コンテンツデータが入力される。オーサ
リング装置14は、入力されたコンテンツデータに、コ
ンテンツデータを暗号化する暗号鍵および対応する復号
鍵に関する情報、並びにコンテンツデータをどのような
単位でパケット化するか等の指針情報等を付加し、1つ
のパッケージとしてパッケージ化し、サブスクライブ装
置13に供給するパッケージ作成処理を実行する。
【0069】図7のフローチャートを参照してオーサリ
ング装置14によるパッケージ作成処理を説明する。
【0070】最初に、ステップS1において、オーサリ
ング装置14のCPU311は、入力されたコンテンツデ
ータのパケット化に関する指針情報を含むパケット情報
を生成する。パケット情報には、コンテンツデータをど
のように分割するか、分割したコンテンツデータを含む
パケットの構成をどのようにするか、または、コンテン
ツデータのコーデック方法等の指針情報が含まれてお
り、サブスクライブ装置13や配信サーバ11は、この
パケット情報に基づいて、各種の処理を実行する。
【0071】そして、CPU311は、ステップS2にお
いて、コンテンツデータを暗号化する暗号鍵および対応
する復号鍵に関する情報、生成したパケット情報、並び
にコンテンツデータをパッケージ化する。CPU311
は、コンテンツデータに、ステップS1の処理において
生成したパケット情報と、コンテンツデータを暗号化す
る暗号鍵に関する情報、暗号鍵に対応する復号鍵に関す
る情報等を付加し、パッケージ化する。このとき、暗号
鍵に関する情報に含まれる暗号鍵は複数用意されてお
り、同様に、対応する復号鍵も複数用意されている。
【0072】ステップS3において、CPU311は、パ
ッケージ化した暗号鍵および復号鍵に関する情報、パケ
ット情報、並びにコンテンツデータを、サブスクライブ
装置13を介して、コンテンツデータベース22に保存
させる。CPU311は、コンテンツデータを含むパッケ
ージデータを、通信部324を介してサブスクライブ装
置13に供給し、サブスクライブ装置13に接続されて
いるコンテンツデータベース22に保存させる。
【0073】ステップS3の処理を終了したCPU311
は、パッケージ作成処理を終了する。
【0074】以上のようにして、オーサリング装置14
のCPU311は、入力されたコンテンツデータに各種情
報を付加し、パッケージデータとしてコンテンツデータ
ベース22に保存させる。
【0075】図1に示すコンテンツデータ配信サービス
3の配信サーバ11は、ネットワーク2を介して端末装
置1より供給される、コンテンツデータのストリーミン
グ配信を要求する配信要求情報を取得すると、コンテン
ツデータベース22に蓄積されているコンテンツデータ
を端末装置1に配信する配信処理を実行する。
【0076】図8および図9のフローチャートを参照し
て、配信サーバ11による配信処理を説明する。
【0077】最初に、ステップS21において、配信サ
ーバ11のCPU151は、通信部164を介して端末装
置1より取得した配信要求情報に有効なライセンス情報
が含まれているか否かを判定する。端末装置1は、目的
のコンテンツデータのストリーミング配信に有効なライ
センス情報を有している場合、そのライセンス情報を配
信要求情報に含めて配信サーバ11に供給する。有効な
ライセンスが無い場合、端末装置1は、ライセンスの取
得に必要な情報を配信要求情報に含めて配信サーバ11
に供給する。
【0078】CPU151は、通信部164を制御して、
コンテンツデータのストリーミング配信を要求する配信
要求情報を取得すると、その配信要求情報を調査し、要
求されたコンテンツデータのストリーミング配信に有効
なライセンス情報が含まれているか否かを判定する。含
まれていないと判定すると、CPU151は、ステップS
22に進み、取得した配信要求情報よりユーザ情報およ
びライセンスの取得に関する情報を抽出し、ライセンス
要求情報として、ライセンスサーバ12に供給する。
【0079】そして、CPU151は、ステップS23に
おいて、ライセンス要求情報に対応するライセンスを含
むライセンス情報をライセンスサーバ12より取得した
か否かを判定する。取得していないと判定した場合、CP
U151は、ステップS24に進み、ライセンスサーバ
12によりライセンスの供給を拒否されたか否かを判定
する。ライセンスサーバ12より、ライセンス要求情報
に対応する応答を取得しておらず、拒否されていないと
判定した場合、CPU151は、ステップS23に戻り、
それ以降の処理を繰り返す。すなわち、CPU151は、
ライセンスサーバ12よりライセンス要求情報に対応す
る何らかの応答が得られるまで待機する。
【0080】ステップS23において、ライセンス情報
を取得したと判定した場合、CPU151は、ステップS
25に進み、取得したライセンス情報を、配信要求情報
を供給した端末装置1に供給する。
【0081】また、ライセンスサーバ12は、配信サー
バ11にライセンス情報を供給すると、ライセンスに対
応する課金処理を実行する。そして、課金処理が終了す
ると、ライセンスサーバ12は、課金処理結果を配信サ
ーバ11に供給する。
【0082】配信サーバ11のCPU151は、ステップ
S26において、ライセンスサーバ12より課金処理結
果を取得したか否かを判定し、取得したと判定するまで
待機する。課金処理結果を取得したと判定すると、CPU
151は、ステップS27に進み、取得した課金処理結
果に基づいて、課金ログを生成する。生成した課金ログ
は、記憶部163に記憶される。なお、この課金ログ
は、後述する視聴ログに含めるようにし、視聴ログデー
タベース21に記憶するようにしてもよい。
【0083】ステップS28において、CPU151は、
配信要求情報に基づいて、コンテンツデータの供給をサ
ブスクライブ装置13に要求する。そして、CPU151
は、ステップS29において、要求したコンテンツデー
タを含むパッケージデータを取得したか否かを判定す
る。
【0084】パッケージデータは、図7のステップS2
においてオーサリング装置14により生成されたデータ
であり、コンテンツデータを暗号化する暗号鍵および対
応する複合鍵に関する情報、パケット情報、並びにコン
テンツデータをパッケージ化したものである。このパッ
ケージデータはコンテンツデータベース22に蓄積され
ており、配信サーバ11からの要求に基づいて、サブス
クライブ装置13により配信サーバ11に供給される。
なお、このパッケージデータに含まれるコンテンツデー
タは、後述するように、配信サーバ11に供給される際
に、サブスクライブ装置13によりパケット情報に基づ
いた方法でエンコード処理が行われる。
【0085】ステップS29において、パッケージデー
タを取得していないと判定すると、CPU151は、ステ
ップS30に進み、エラーメッセージを取得したか否か
を判定し、取得していないと判定すると、ステップS2
9に戻り、それ以降の処理を繰り返す。すなわち、CP
U151は、サブスクライブ装置13に供給したコンテ
ンツデータの要求に対応する何らかの応答を、サブスク
ライブ装置13より取得するまで待機する。
【0086】ステップS29において、要求したコンテ
ンツデータを含むパッケージを取得したと判定すると、
CPU151は、ステップS31に進み、パケット情報に
基づいて、取得したコンテンツデータを分割し、ステッ
プS32において、取得した暗号鍵に関する情報に基づ
いて、分割されたコンテンツデータを暗号化し、ステッ
プS33において、パケット情報に基づいて、暗号化さ
れたコンテンツデータをパケット化する。
【0087】図10は、コンテンツデータのパケット化
の様子を示す模式図である。
【0088】図10Aにおいて、サブスクライブ装置1
3より取得したパッケージデータ410は、パケット化
に関する情報を含むパケット情報401、コンテンツデ
ータを暗号化する暗号鍵に関する情報を含む暗号鍵情報
402、暗号鍵に対応する復号鍵に関する情報を含む復
号鍵情報403、パッケージデータ410に関する情報
を含むパッケージ情報404、および、エンコードされ
たコンテンツデータ405により構成される。
【0089】このパッケージデータ410のコンテンツ
データ405は、配信サーバ11によりパケット化され
る。コンテンツデータ405は、パケット情報401に
基づいて、図10Bに示すようなパケット421−1乃
至421−nのn個のパケットに変換される。パケット
数nは、予め定められており、パケット情報401に記
述されている。
【0090】パケット421−1は、図10Cに示すよ
うに、ヘッダ431と分割されたコンテンツデータであ
るデータ432乃至434からなるデータ部により構成
される。ヘッダ部431は、パケット421−1に関す
る情報からなり、データ432乃至434を復号する復
号鍵情報403を含む。また、データ432乃至434
は、図8のステップS31において分割されたコンテン
ツデータであり、ステップS32において、暗号鍵情報
402に基づいて、それぞれ違う暗号鍵を用いて暗号化
されている。コンテンツデータの分割数や、1パケット
に含む分割されたデータの数等は、予め定められてお
り、パケット情報401に記述されている。
【0091】図10Bに示すその他のパケット421−
2乃至421−nもまた、図10Cに示したパケット4
21−1と同様に構成されている。なお、図10Cにお
いて、1パケットには、分割されたコンテンツデータ4
05であるデータ3個分が含まれるように説明したが、
これに限らず、何個でもよい。また、例えば、コンテン
ツデータ405が画像データ、音声データ、および文字
データにより構成される場合、図10Dに示すように、
画像データ、音声データ、または文字データに分類した
後、それぞれを分割し、画像データ452、音声データ
453、および文字データ454の各データを1データ
ずつ含むようにしてもよい。この場合、画像データ、音
声データ、および文字データの各データを暗号化する暗
号鍵は互いに異なるようにする。
【0092】図8に戻り、ステップS33において、コ
ンテンツデータをパケット化したCPU151は、図9の
ステップS52に進み、パケット化したコンテンツデー
タの供給を開始する。そして、ステップS53におい
て、端末装置1より、コンテンツデータの配信に関する
操作要求情報を取得したか否かを判定する。端末装置1
は、後述するように、コンテンツデータの配信中に、ユ
ーザに操作されて、例えば、一時停止、早送り、巻き戻
し、再送信、または停止等の操作を、配信サーバ11に
要求することができる。配信サーバ11のCPU151
は、通信部164を介して、その操作要求情報を取得す
る。操作要求情報を取得したと判定した場合、CPU15
1は、ステップS54に進み、取得した操作要求情報に
基づいて、パケットの供給を制御し、端末装置1からの
要求をストリーミング配信に反映させる。
【0093】ステップS54の処理が終了すると、CPU
151は、ステップS55に進む。また、ステップS5
3において、端末装置1より操作要求情報を取得してい
ないと判定した場合、CPU151は、ステップS55に
進む。
【0094】ステップS55において、CPU151は、
端末装置1より受信状況情報を取得したか否かを判定す
る。端末装置1は、後述するように、時間あたりのパケ
ット受信状況に関する情報を配信サーバ11に供給す
る。配信サーバ11のCPU151は、その受信状況情報
を、通信部164を介して取得する。そして、受信状況
情報を取得したと判定した場合、CPU151は、ステッ
プS56に進み、取得した受信状況情報に基づいて、パ
ケットを供給する帯域の幅を制限する。すなわち、受信
側である端末装置1やネットワーク2の状況に合わせ
て、コンテンツデータの供給量を調整する。
【0095】ステップS56の処理が終了するとCPU1
51は、ステップS57に進む。また、ステップS55
において、受信状況情報を取得していないと判定した場
合、CPU151は、ステップS57に進む。CPU151
は、ステップS57において、コンテンツデータの配信
が終了したか否かを判定し、終了していないと判定した
場合は、ステップS53に戻り、それ以降の処理を繰り
返す。
【0096】コンテンツデータの配信が終了したと判定
した場合、CPU151は、ステップS58に進み、取得
した配信要求情報、操作要求情報、および、受信状況情
報等に基づいて、視聴に関する情報を生成し、視聴ログ
として、視聴ログデータベース21に記録する。この視
聴ログは、後で集計し、コンテンツデータの供給元に供
給したり、後述するように、新たなコンテンツデータを
編集等に用いたりする。
【0097】そして、ステップS58の処理を終了した
CPU151は、配信処理を終了する。
【0098】また、図8のステップS24において、ラ
イセンスサーバ12によりライセンスの供給を拒否され
たと判定した場合、CPU151は、コンテンツデータを
配信することができないので、図9のステップS58に
進み、視聴ログを生成し記録して配信処理を終了する。
【0099】また、図8のステップS30において、エ
ラーメッセージを取得した場合、配信するコンテンツデ
ータが存在しないので、同様に、図9のステップS58
に進み、視聴ログを生成し、記録してから配信処理を終
了する。
【0100】以上のようにして配信サーバ11は、配信
処理を実行する。
【0101】図1のライセンスサーバ12は、図8のス
テップS22において、配信サーバ11よりライセンス
要求情報を取得すると、ライセンスの発行に関する処理
を実行する。図11のフローチャートを参照して、ライ
センスサーバ12によるライセンス発行処理を説明す
る。
【0102】ライセンスサーバ12のCPU211は、最
初に、ステップS71において、配信サーバ11よりラ
イセンス要求情報を取得したか否かを判定し、取得した
と判定するまで待機する。ライセンス要求情報を取得し
たと判定した場合、CPU211は、ステップS72に進
み、取得したライセンス要求情報に基づいて、課金シス
テム41に端末装置1のユーザの与信処理を要求する。
課金システム41は、課金インタフェース31を介して
ライセンスサーバ12から与信処理の要求を受けると、
そのユーザIDとパスワードに対応するユーザの過去の支
払い履歴などを調査し、そのユーザが、過去にライセン
スの対価の不払いの実績があるか否かなどを調べ、その
ような実績がない場合には、ライセンスの付与を許容す
る与信結果を送信し、不払いの実績などがある場合に
は、ライセンス付与の不許可の与信結果を送信する。
【0103】ライセンスサーバ12のCPU211は、ス
テップS73において、課金システム41より与信処理
結果を取得したか否かを判定し、取得したと判定するま
で待機する。取得したと判定した場合、CPU211は、
ステップS74に進み、与信処理結果が、ライセンスを
付与することを許容する与信結果であるか否かを判定
し、ライセンスの付与が許容されている場合には、ステ
ップS75に進み、ステップS71の処理で取り込まれ
たライセンス要求情報に対応するライセンスを、記憶部
223に記憶されているライセンスの中から選択する。
ステップS76において、CPU211は、そのライセン
スに対応して1つのデバイスノードキー(Device Node
Key)(以下、DNKと称する)およびリーフIDを割り当て
る。さらに、ステップS77において、CPU211は、
ステップS75で選択されたライセンスに対応づけられ
ている使用条件を選択する。あるいはまた、ステップS
71の処理で、ユーザから使用条件が指定された場合に
は、その使用条件が必要に応じて、予め用意されている
使用条件に付加される。
【0104】使用条件は、そのライセンスに基づいて、
コンテンツを使用することが可能な使用期限、そのライ
センスに基づいて、コンテンツをダウンロードすること
が可能なダウンロード期限、そのライセンスに基づい
て、コンテンツをコピーすることが可能な回数(許され
るコピー回数)、そのライセンスに基づいて、コンテン
ツをCD-Rに記録することができる権利、PD(Portable D
evice)にコピーすることが可能な回数、ライセンスを
所有権(買い取り状態)に移行できる権利、使用ログを
とる義務等が含まれる。
【0105】リーフIDは、ライセンスに割り当てられた
識別情報を表し、DNKは、そのライセンスに対応する有
効化キーブロック(Enabling Key Block)(以下、EKB
と称する)に含まれる暗号化されているコンテンツキー
Kcを復号するのに必要なデバイスノードキーである。
【0106】ステップS78において、CPU211は、
ステップS77で選択した使用条件を、ステップS76
で割り当てたDNKとリーフIDに対応付けて付加する。
【0107】次に、ステップS79に進み、CPU211
は、そのライセンスを、その端末装置1のユーザに割り
当てる秘密鍵、並びに、その秘密鍵に対応する公開鍵の
証明書とともに、配信サーバ11に供給する。但し、秘
密鍵と証明書は、そのユーザに1つ割り当てられるのも
のであり、ライセンス毎に異なるものではないので、既
に、送付されている場合には、省略することができる。
配信サーバ11は、ライセンスサーバ12より取得した
そのライセンス、秘密鍵、および証明書を端末装置1に
供給する。
【0108】ステップS80においてCPU211は、ス
テップS79の処理で、いま送信したライセンス(使用
条件、リーフID、およびDNKを含む)を、証明書および
秘密鍵とともに、ステップS71の処理で取り込まれた
ユーザIDとパスワードに対応して、記憶部223に記憶
させる。さらに、ステップS81において、CPU211
は、課金処理を課金システム41に要求する。具体的に
は、CPU211は、通信部224から課金システム41
に、そのユーザIDとパスワードに対応するユーザに対す
る課金処理を要求する。課金システム41は、この課金
の要求に基づいて、そのユーザに対する課金処理を実行
し、課金処理結果をライセンスサーバ12に供給する。
CPU211は、ステップS82において、その課金処理
結果を取得したか否かを判定し、取得したと判定するま
で待機する。取得したと判定した場合、CPU211は、
ステップS83に進み、取得した課金処理結果を配信サ
ーバ11に供給する。そして、ステップS71に戻り、
新しく供給されるライセンス要求情報に対して、それ以
降の処理を繰り返す。
【0109】なお、上述したように、この課金処理に対
して、そのユーザが支払いを行わなかったような場合に
は、以後、そのユーザは、ライセンスの付与を要求した
としても、ライセンスを受けることができないことにな
る。
【0110】すなわち、この場合には、ステップS73
において、課金システム41からライセンスの付与を不
許可とする与信結果が送信されてくるので、CPU211
は、ステップS74において、ステップS112に進
み、ライセンスの供給を拒否する。具体的には、ライセ
ンスサーバ12のCPU211は、通信部224を制御し
てライセンス要求情報を供給した配信サーバ11に対し
て、ライセンスを付与することができない旨のメッセー
ジを出力する。
【0111】ステップS84の処理を実行したCPU21
1は、ステップS71に戻り、新しく供給されるライセ
ンス要求情報に対して、それ以降の処理を繰り返す。
【0112】以上のようにしてライセンスが発行される
と、上述したように配信サーバ11は、要求されたコン
テンツデータをサブスクライブ装置13に要求する。
【0113】図12のフローチャートを参照して、サブ
スクライブ装置13によるパッケージ管理処理を説明す
る。
【0114】最初に、ステップS101において、サブ
スクライブ装置13のCPU251は、配信サーバ11よ
りコンテンツデータの供給を要求されたか否かを判定
し、要求されたと判定するまで待機する。要求されたと
判定した場合、CPU251は、ステップS102に進
み、要求されたコンテンツデータ102を、コンテンツ
データベース22より検索する。
【0115】そして、ステップS103において、要求
されたコンテンツデータを含むパッケージデータが存在
するか否かを判定する。検索結果よりパッケージデータ
が存在すると判定した場合、CPU251は、ステップS
104において、該当するパッケージデータを取得し、
ステップS105において、コーデック部254を制御
して、取得したパッケージデータに含まれる、要求され
たコンテンツデータを所定の方式でエンコードする。
【0116】コンテンツデータをエンコードするとCPU
251は、ステップS106に進み、エンコードしたコ
ンテンツデータを、取得したパッケージデータに付加
し、そのパッケージデータを配信サーバ11に供給し、
パッケージ管理処理を終了する。
【0117】また、ステップS103において、検索結
果より、要求されたコンテンツデータが存在しないと判
定した場合、CPU251は、ステップS107に進みエ
ラーメッセージを配信サーバ11に供給し、パッケージ
管理処理を終了する。
【0118】以上のようにして、サブスクライブ装置1
3は、要求されたコンテンツデータを配信サーバ11に
供給する。
【0119】なお、以上においては、供給時にコンテン
ツデータのエンコードを行うように説明したが、これに
限らず、例えば、コンテンツデータをコンテンツデータ
ベース22に記録する際に、コンテンツデータのエンコ
ードを行うようにしてもよい。
【0120】以上のようにして、供給されたコンテンツ
データを配信サーバ11は、上述したように、ネットワ
ーク2を介して、端末装置1にストリーミング配信す
る。
【0121】次に、図13のフローチャートを参照し
て、端末装置1によるコンテンツデータ受信処理を説明
する。
【0122】端末装置1のCPU111は、ステップS1
21において、ユーザの指示に基づいて、配信要求情報
を生成する。CPU111は、ユーザが入力部121を操
作することにより入力した情報に基づいて、ストリーミ
ング配信を要求するコンテンツデータに関する情報、ユ
ーザIDやパスワードを含むユーザに関する情報、並び
に、ライセンスまたはライセンスの取得に関する情報等
を含む配信要求情報を生成する。
【0123】そして、ステップS122において、CPU
111は、生成した配信要求情報を配信サーバ11に供
給する。上述したように、配信サーバ11は、ライセン
スサーバ12にライセンスの発行を要求し、ライセンス
が発行されると端末装置1にライセンス情報を供給す
る。
【0124】端末装置1のCPU111は、ステップS1
23において、ライセンスを含むライセンス情報を取得
したか否かを判定する。取得していないと判定すると、
CPU111は、ステップS124に進み、配信サーバ1
1よりエラーメッセージ等を取得し、コンテンツデータ
の供給を拒否されたか否かを判定する。拒否されていな
いと判定すると、CPU111は、ステップS123に戻
り、それ以降の処理を繰り返す。すなわち、CPU111
は、供給した配信要求情報に対応する何らかの応答を配
信サーバ11より取得するまで待機する。
【0125】ステップS123において、ライセンス情
報を取得したと判定した場合、CPU111は、ステップ
S125に進み、通信部124を制御して、配信サーバ
11より供給されるパケットの取得を開始する。そし
て、ステップS126において、コンテンツデータを取
得したか否かを判定し、取得したと判定した場合は、ス
テップS127において、復号部114を制御して、ラ
イセンスに基づいて取得したコンテンツデータを復号
し、コーデック部115を制御してデコードし、出力部
122を制御して出力させる。
【0126】図14は、ライセンスサーバ12から供給
されたライセンスに基づいて、配信サーバ11から供給
されたコンテンツデータを利用する処理の様子を示す図
である。
【0127】図14において、配信サーバ11から端末
装置1に対してコンテンツデータが提供されるととも
に、ライセンスサーバ12から端末装置1にライセンス
が供給される。ライセンスには、DNKが含まれている。
コンテンツデータは、パケット毎に供給される。そのパ
ケットには、所定の方法で分割されたコンテンツデータ
が、例えば3個含まれており、それぞれ、互いに異なる
コンテンツキーKc1乃至Kc3により、暗号化されており
(EKc1(データ1),EKc2(データ2),EKc3(デ
ータ3))、コンテンツキーKc1乃至Kc3は、ルートキ
ーKroot(EKBから得られるキー)で暗号化され(EKroot
(Kc1),EKroot(Kc2),EKroot(Kc3))、EKBと
ともに、暗号化されたコンテンツに付加されて端末装置
1に提供される。
【0128】図14の例におけるEKBには、DNKで暗号化
したルートキーKrootが含まれている。従って、端末装
置1は、ライセンスに含まれるDNKを利用して、EKBから
ルートキーKrootを得ることができる。
【0129】なお、ここで得られるルートキーKroot
は、DNKにより異なる。すなわち、端末装置1には、ユ
ーザが指定した条件に対応したライセンスが供給されて
いる。例えば、コンテンツデータが映像データである場
合、その映像の再生画質等に応じて、含まれるDNKが異
なるライセンスが供給される。そして、そのDNKに対応
するルートキーKrootは、それぞれ異なっており、復号
時に得られるルートキーKrootが異なるように設定され
ている。そして、後述するように、そのルートキーKroo
tにより、パケットに含まれるコンテンツデータの内、
再生することができるデータが制限される。
【0130】すなわち、図14に示す例において、取得
したパケットには、分割されたコンテンツデータが3個
含まれており、端末装置1は、予め取得したライセンス
情報に含まれるDNKを用いて、EKBより対応するKrootを
得ることができる。そして、端末装置1は、そのKroot
を用いて、端末装置1は、ルートキーKrootを用いて、E
Kroot(Kc1)、EKroot(Kc1)、EKroot(Kc1)の内、復
号可能なデータからコンテンツキーKc1、Kc2、また
は、Kc3を復号することができ、復号されたコンテンツ
キーKc1、Kc2、またはKc3を用いて、EKc1(データ
1)、EKc2(データ2)、またはEKc3(データ3)か
らコンテンツを復号することができる。
【0131】例えば、パケットに含まれるデータ1、デ
ータ2、およびデータ3は、映像データである。ライセ
ンスは、再生画質によって、データ1のみを再生する場
合、データ1およびデータ2を再生する場合、データ1
乃至データ3全てを再生する場合の3通りが設定され、
後の方が高画質になるように設定されているとする。こ
のとき、端末装置1が、パケットに含まれるデータ1の
みを再生するライセンスを取得していた場合、端末装置
1は、そのライセンスに含まれるDNKを用いて、コンテ
ンツキーKc1のみを得ることができるルートキーKroot
を得ることができる。これにより、端末装置1は、デー
タ1のみを再生することができ、最も低画質な映像を得
ることができる。
【0132】なお、このとき、パケットに含まれるEKB
は、複数種類のDNKに対応し、DNKによって異なるルート
キーKrootを提供するようにしてもよいし、1種類のDNK
に対応し、予め与えられたライセンスに対応するものを
配信時に含めるようにしてもよい。
【0133】なお、パケットが図10Dに示すような構
成の場合においても、コンテンツデータは、上述した場
合と同様に復号され再生される。
【0134】図13に戻り、ステップS127の処理を
終了したCPU111は、ステップS128に進む。ま
た、ステップS126において、コンテンツデータを取
得していないと判定した場合、CPU111は、ステップ
S128に進む。
【0135】ステップS128において、CPU111
は、ユーザにより、入力部121を操作されて、コンテ
ンツデータのストリーミング配信についての操作を指示
されたか否かを判定し、指示されたと判定した場合、ス
テップS129において、対応する操作要求情報を配信
サーバ11に供給する。すなわち、ユーザは、コンテン
ツデータのストリーミング配信中に、その配信の一時停
止、再生、停止等の処理を配信サーバ11に要求するこ
とができる。
【0136】操作要求情報を供給したCPU111は、ス
テップS130に進む。また、ステップS128におい
て、操作を指示されていないと判定した場合、CPU11
1は、ステップS128に進む。
【0137】ステップS128において、CPU111
は、時間あたりのパケット受信状況をモニタし、受信状
況情報を配信サーバ11に供給する。これにより、配信
サーバ11は、コンテンツデータの供給量を調整するこ
とができ、受信側でデータがオーバーフローすることを
抑制することができる。
【0138】CPU111は、ステップS131におい
て、配信が終了したか否かを判定し、終了していないと
判定した場合、ステップS126に戻り、それ以降の処
理を繰り返す。また、配信が終了したと判定した場合、
CPU111は、コンテンツデータ受信処理を終了する。
【0139】なお、ステップS124において、配信サ
ーバ11よりエラーメッセージ等を取得し、コンテンツ
データの供給を拒否されたと判定した場合、コンテンツ
データ受信処理を終了する。
【0140】以上のようにして、端末装置1は、コンテ
ンツデータのストリーミング配信を要求し、取得したコ
ンテンツデータを再生する。
【0141】以上のように、コンテンツデータを分割
し、異なるコンテンツキーにより暗号化したものをパケ
ット化することにより、多様な再生条件に対応して与え
るライセンスを変えるることができる。これにより、ユ
ーザは、配信されたコンテンツデータの中から必要なデ
ータのみを再生することができる。すなわち、コンテン
ツデータ配信サービス3がライセンスに応じて料金設定
を行うことにより、端末装置1のユーザは、必要に応じ
てコンテンツデータの再生をライセンスによって制限す
ることができるので、コンテンツデータの取得に必要な
料金を最低限に抑制することができる。
【0142】また、端末装置1に供給されるライセンス
は、使用条件等が制限されているので、ストリーミング
配信を行ったコンテンツデータに対しても、その著作権
を保護することができる。
【0143】以上においては、配信するコンテンツデー
タを予めオーサリング装置14より入力し、サブスクラ
イブ装置13を介してコンテンツデータベース22に蓄
積しておくように説明したが、これに限らず、外部から
コンテンツデータを取り込みながら配信できるようにし
てもよい。
【0144】図15は本発明を適用したネットワークシ
ステムの他の構成例を示す図である。図1と同様に構成
され、同様に動作する部分についての説明は省略する。
【0145】図15において、サブスクライブ装置13
には、ライブオーサリング装置502が接続されてお
り、このライブオーサリング装置502は、外部の入力
装置501より取り込まれたデータを取り込みながら、
パッケージ化し、サブスクライブ装置13に供給する。
この場合、供給したデータは、コンテンツデータベース
22に蓄積せずに、配信サーバ11に供給し、直接配信
する。
【0146】入力装置501は、ビデオカメラやマイク
等で構成され、被写体を撮影したり、音声を取り込んだ
りして、データを生成する。
【0147】以上のように構成することにより、例え
ば、撮影を行いながら、その映像をストリーミング配信
を行うような生放送を行うことができる。
【0148】なお、ライブオーサリング装置502が入
力装置より取り込み、サブスクライブ装置13に供給し
たデータをコンテンツデータベース22に一度蓄積する
ようにしてもよいことはもちろんである。
【0149】また、配信サーバ11により生成された視
聴ログは、集計後、視聴者情報として、コンテンツデー
タの供給元に供給するなどして、今後のコンテンツデー
タ配信サービスの展開に活用するようにしてもよいが、
それだけでなく、例えば、その視聴ログの情報に基づい
て、コンテンツデータベース22に蓄積されているコン
テンツデータを編集し、視聴者の嗜好に適応する新たな
コンテンツデータを生成するようにしてもよい。
【0150】図16は本発明を適用したネットワークシ
ステムのさらに他の構成例を示す図である。図1と同様
に構成され、同様に動作する部分についての説明は省略
する。
【0151】図16において、サブスクライブ装置13
には、コンテンツカスタマイズ装置511が接続されて
おり、コンテンツデータを蓄積しているコンテンツデー
タベース22は、コンテンツカスタマイズ装置511に
接続されている。
【0152】図17は、コンテンツカスタマイズ装置5
11の構成例を示すブロック図である。
【0153】図17において、CPU551は、ROM552
に記憶されているプログラム、または記憶部563から
RAM553にロードされたプログラムに従って、コンテ
ンツデータの管理に関する各種の処理を実行する。RAM
553にはまた、CPU551が各種の処理を実行する上
において必要なデータなども適宜記憶される。コーデッ
ク部554は、例えば、MPEG4等の所定の方式で、サブ
スクライブ装置13に供給するコンテンツデータのエン
コードを行う。CPU551、ROM552、RAM553、お
よびコーデック部554は、バス556を介して相互に
接続されている。このバス556にはまた、入出力イン
タフェース560も接続されている。
【0154】入出力インタフェース560には、キーボ
ード、マウスなどよりなる入力部561、ディスプレイ
やスピーカなどよりなる出力部562、ハードディスク
などにより構成される記憶部563、モデム、ターミナ
ルアダプタなどにより構成される通信部564が接続さ
れている。
【0155】通信部564は、サブスクライブ装置13
との通信処理を行う。例えば、通信部564は、視聴ロ
グを集計した情報等を、サブスクライブ装置13を介し
て、配信サーバ11より取得したり、エンコードされた
コンテンツデータ等をサブスクライブ装置13に供給し
たりする。
【0156】記憶部563は、通信部564を介して取
得された視聴ログに関する情報等を蓄積したり、ユーザ
に関する情報を蓄積したりする。また、その他にも、記
憶部563は、コンテンツカスタマイズ処理に必要なデ
ータやプログラム等を蓄積する。
【0157】入出力インタフェース560にはまた、コ
ンテンツデータベース22が接続されており、オリジナ
ルのコンテンツデータが蓄積されている。
【0158】入出力インタフェース560にはさらに、
必要に応じてドライブ570が接続され、磁気ディスク
581、光ディスク582、光磁気ディスク583、或
いは半導体メモリ584などが適宜装着され、それらか
ら読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じ
て記憶部563にインストールされる。
【0159】図16において、配信サーバ11は、視聴
ログデータベース21に蓄積してある視聴ログを、定期
的に取得し、集計すると、その集計データ等をコンテン
ツカスタマイズ装置511に供給する。
【0160】視聴ログには、どのユーザが、いつ、どの
ようなコンテンツを、どのように視聴したか等の情報が
記録されており、この視聴ログを集計することにより、
ヒットチャートを作成したり、グラフ化等によって傾向
をデータ化したり、その視聴内容によってユーザをグル
ープ分けしたりすることができる。
【0161】コンテンツカスタマイズ装置511は、そ
の集計された視聴ログに基づいて、コンテンツデータを
編集して、定期的にヒットチャート番組等を生成する。
【0162】また、配信サーバ11は、記憶部163等
にユーザに関する情報を蓄積し、例えば、年齢、性別、
住んでいる地域、職業、趣味等によりユーザをグループ
分けする。そして、配信サーバ11は、例えば、決定木
と呼ばれる方法等を用いて、ユーザやコンテンツデータ
を分類し、新たなコンテンツデータを生成することがで
きるように、視聴ログを集計する。
【0163】すなわち、配信サーバ11は、顧客である
ユーザを複数ランダムに選択し、顧客属性と視聴履歴情
報から、ユーザをツリー状に分類する。このとき、同じ
末端の葉に分類されたユーザが、同じ傾向のコンテンツ
を視聴しているように分類する。
【0164】コンテンツカスタマイズ装置511は、視
聴ログの集計データ等を取得すると、その情報に基づい
て、コンテンツデータベース22より目的のコンテンツ
データをいくつか取得し、特定の視聴者の嗜好に合わせ
た内容のコンテンツデータを新たに生成する。
【0165】例えば、コンテンツカスタマイズ装置51
1は、あるユーザのためにカスタマイズされた番組を作
成する際に、配信サーバ11より供給された決定木に基
づいて、このユーザがどの葉に属するかを判断し、同じ
葉に分類されているユーザが視聴しているコンテンツデ
ータを複数選び、ユーザの嗜好に合わせた新たな番組を
作成し、配信サーバ11に配信させる。
【0166】また、選択したコンテンツデータよりダイ
ジェストを生成し、広告データとして、配信サーバ11
に配信させることもできる。さらに、特定のユーザが視
聴したコンテンツデータの属するグループから、ユーザ
がまだ視聴していないコンテンツデータ、またはその広
告データを配信サーバ11に配信させるようにしてもよ
い。
【0167】このように構成することにより、特定のユ
ーザ、または特定のユーザが属する特定のグループに属
するメンバの嗜好に対応したコンテンツデータを生成す
ることができ、受信側の端末装置1から要求されたコン
テンツデータを配信するオンデマンドな配信だけでな
く、コンテンツデータ配信サービス3側から配信するコ
ンテンツデータを提案して配信するプッシュ型の配信サ
ービスを行うこともできる。
【0168】なお、コンテンツカスタマイズ装置511
により生成されたコンテンツデータは、コンテンツデー
タベース22に記憶されるようにしてもよいし、サブス
クライブ装置13に供給されるようにしてもよい。
【0169】以上において、本発明を適用したネットワ
ークシステムを構成する、端末装置1、並びに、コンテ
ンツデータ配信サービス3を構成する各サーバおよび各
装置は、それぞれ1台ずつで構成されるように説明した
が、これに限らず、複数台により構成されていてもよ
い。また、コンテンツデータ配信サービス3を構成する
各サーバおよび各装置は、それぞれ、別体として構成し
てあるが、サービス全体、またはその一部が、一体化さ
れていてもよい。
【0170】なお、以上において、システムとは、複数
の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0171】上述した一連の処理は、ハードウエアによ
り実行させることもできるが、ソフトウエアにより実行
させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより
実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプロ
グラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコン
ピュータ、または、各種のプログラムをインストールす
ることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば
汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや
記録媒体からインストールされる。
【0172】この記録媒体は、装置本体とは別に、ユー
ザにプログラムを提供するために配布される、プログラ
ムが記録されている磁気ディスク(フロッピディスクを
含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only
Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁
気ディスク(MD(Mini-Disk)を含む)、もしくは半
導体メモリなどよりなるパッケージメディアにより構成
されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態で
ユーザに提供される、プログラムが記録されているROM
などで構成される。
【0173】なお、本明細書において、記録媒体に記録
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0174】
【発明の効果】以上のように、本発明の情報処理装置お
よび方法、ネットワークシステム、記録媒体、並びにプ
ログラムによれば、個々の視聴者の要求やコンテンツデ
ータ固有の条件等の様々な状況に応じたストリーミング
配信を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したネットワークシステムの構成
例を示す図である。
【図2】図1に示す端末装置の構成例を示すブロック図
である。
【図3】図1に示す配信サーバの構成例を示すブロック
図である。
【図4】図1に示すライセンスサーバの構成例を示すブ
ロック図である。
【図5】図1に示すサブスクライブ装置の構成例を示す
図である。
【図6】図1に示すオーサリング装置の構成例を示すブ
ロック図である。
【図7】オーサリング装置によるパッケージ作成処理を
説明するフローチャートである。
【図8】配信サーバによる配信処理を説明するフローチ
ャートである。
【図9】配信サーバによる配信処理を説明する、図8に
続くフローチャートである。
【図10】コンテンツデータのパケット化の様子を示す
模式図である。
【図11】ライセンスサーバによるライセンス発行処理
を説明するフローチャートである。
【図12】サブスクライブ装置によるパッケージ管理処
理を説明するフローチャートである。
【図13】端末装置によるコンテンツデータ受信処理を
説明するフローチャートである。
【図14】ライセンスサーバから供給されたライセンス
に基づいて、配信サーバから供給されたコンテンツデー
タを利用する処理の様子を示す図である。
【図15】本発明を適用したネットワークシステムの他
の構成例を示す図である。
【図16】本発明を適用したネットワークシステムのさ
らに他の構成例を示す図である。
【図17】コンテンツカスタマイズ装置の構成例を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 端末装置, 2 ネットワーク, 3 コンテンツ
データ配信サービス,11 配信サーバ, 12 ライ
センスサーバ, 13 サブスクライブ装置, 14
オーサリング装置, 21 視聴ログデータベース,
22 コンテンツデータベース, 31 課金インタフ
ェース, 41 課金システム, 501 入力装置,
502 ライブオーサリング装置, 511 コンテ
ンツカスタマイズ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 9/06 H04L 9/00 641 9/14 611Z

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続され、コンテンツデ
    ータのストリーミング配信を行う第1の情報処理装置
    と、 前記ネットワークに接続され、前記第1の情報処理装置
    により前記ストリーミング配信された前記コンテンツデ
    ータを取得する第2の情報処理装置とを備えるネットワ
    ークシステムであって、 前記第1の情報処理装置は、 前記第2の情報処理装置より供給される前記コンテンツ
    データのストリーミング配信を要求する要求情報を取得
    する要求情報取得手段と、 前記要求情報取得手段により取得された前記要求情報に
    基づいて、前記コンテンツデータの再生に必要なライセ
    ンス情報を取得する第1のライセンス情報取得手段と、 前記コンテンツデータを含み、前記コンテンツデータの
    再生条件が異なる複数種類の前記ライセンス情報に対応
    する配信データを生成する配信データ生成手段と、 前記配信データ生成手段により生成された前記配信デー
    タをストリーミング配信する配信手段とを備え、 前記第2の情報処理装置は、 前記第1の情報処理装置に前記コンテンツデータのスト
    リーミング配信を要求する要求情報を供給する要求情報
    供給手段と、 前記第1の情報処理装置より供給された前記ライセンス
    情報を取得する第2のライセンス情報取得手段と、 前記第1の情報処理装置より配信された前記配信データ
    を取得する配信データ取得手段と、 前記第2のライセンス情報取得手段により取得された前
    記ライセンス情報に基づいて、前記配信データ取得手段
    により取得された前記配信データを再生する再生手段と
    を備えることを特徴とするネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 ネットワークに接続され、コンテンツデ
    ータのストリーミング配信を行う情報処理装置であっ
    て、 他の情報処理装置より供給されるコンテンツデータのス
    トリーミング配信を要求する要求情報を取得する要求情
    報取得手段と、 前記要求情報取得手段により取得された前記要求情報に
    基づいて、前記コンテンツデータの再生に必要なライセ
    ンス情報を取得するライセンス情報取得手段と、 前記コンテンツデータを含み、前記コンテンツデータの
    再生条件が異なる複数種類の前記ライセンス情報に対応
    する配信データを生成する配信データ生成手段と、 前記配信データ生成手段により生成された前記配信デー
    タをストリーミング配信する配信手段とを備えることを
    特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記コンテンツデータは、静止画像情
    報、動画像情報、音声情報、または文字情報を含むこと
    を特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記ライセンス情報は、使用回数、使用
    可能期間、または使用可能機器を含む使用条件を規定す
    ることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記再生条件は、前記コンテンツデータ
    が再生される際に出力されるデータ量またはデータの種
    類を設定することを特徴とする請求項2に記載の情報処
    理装置。
  6. 【請求項6】 前記配信データ生成手段は、 予め定められたルールに基づいて、前記コンテンツデー
    タを所定の数に分割する分割手段と、 前記ルールに基づいて、予め定められた互いに異なる複
    数の暗号鍵を順に用いて、前記分割手段により分割され
    た前記コンテンツデータからなる分割後データを、それ
    ぞれ暗号化する暗号化手段と、 前記所定のルールに基づいて、前記暗号鍵に対応する復
    号鍵を生成するための情報をヘッダ部に含み、前記暗号
    化手段により互いに異なる暗号鍵を用いて暗号化された
    複数の前記分割後データをデータ部に含むパケットを生
    成するパケット生成手段とを備えることを特徴とする請
    求項2に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記要求情報に基づいて、前記コンテン
    ツデータの視聴に関する情報を含む視聴ログを生成する
    視聴ログ生成手段と、 前記生成手段により生成された前記視聴ログを集計する
    集計手段とをさらに備えることを特徴とする請求項2に
    記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記集計手段による集計結果に基づい
    て、前記ストリーミング配信用の前記コンテンツデータ
    をカスタマイズするカスタマイズ手段をさらに備えるこ
    とを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 ネットワークに接続され、コンテンツデ
    ータのストリーミング配信を行う情報処理装置の情報処
    理方法であって、 他の情報処理装置より供給されるコンテンツデータのス
    トリーミング配信を要求する要求情報の取得を制御する
    要求情報取得制御ステップと、 前記要求情報取得制御ステップにより取得が制御された
    前記要求情報に基づいて、前記コンテンツデータの再生
    に必要なライセンス情報の取得を制御するライセンス情
    報取得制御ステップと、 前記コンテンツデータを含み、前記コンテンツデータの
    再生条件が異なる複数種類の前記ライセンス情報に対応
    する配信データを生成する配信データ生成ステップと、 前記配信データ生成ステップの処理により生成された前
    記配信データをストリーミング配信する配信ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  10. 【請求項10】 ネットワークに接続され、コンテンツ
    データのストリーミング配信を行う情報処理装置用のプ
    ログラムであって、 他の情報処理装置より供給されるコンテンツデータのス
    トリーミング配信を要求する要求情報の取得を制御する
    要求情報取得制御ステップと、 前記要求情報取得制御ステップにより取得が制御された
    前記要求情報に基づいて、前記コンテンツデータの再生
    に必要なライセンス情報の取得を制御するライセンス情
    報取得制御ステップと、 前記コンテンツデータを含み、前記コンテンツデータの
    再生条件が異なる複数種類の前記ライセンス情報に対応
    する配信データを生成する配信データ生成ステップと、 前記配信データ生成ステップの処理により生成された前
    記配信データをストリーミング配信する配信ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な
    プログラムが記録されている記録媒体。
  11. 【請求項11】 ネットワークに接続され、コンテンツ
    データのストリーミング配信を行う情報処理装置を制御
    するコンピュータが実行可能なプログラムであって、 他の情報処理装置より供給されるコンテンツデータのス
    トリーミング配信を要求する要求情報の取得を制御する
    要求情報取得制御ステップと、 前記要求情報取得制御ステップにより取得が制御された
    前記要求情報に基づいて、前記コンテンツデータの再生
    に必要なライセンス情報の取得を制御するライセンス情
    報取得制御ステップと、 前記コンテンツデータを含み、前記コンテンツデータの
    再生条件が異なる複数種類の前記ライセンス情報に対応
    する配信データを生成する配信データ生成ステップと、 前記配信データ生成ステップの処理により生成された前
    記配信データをストリーミング配信する配信ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
  12. 【請求項12】 ネットワークに接続され、他の情報処
    理装置によりストリーミング配信されたコンテンツデー
    タを取得する情報処理装置であって、 前記他の情報処理装置に前記コンテンツデータのストリ
    ーミング配信を要求する要求情報を供給する要求情報供
    給手段と、 前記他の情報処理装置より供給されるライセンス情報を
    取得するライセンス情報取得手段と、 前記他の情報処理装置より配信される配信データを取得
    する配信データ取得手段と、 前記ライセンス情報取得手段により取得された前記ライ
    センス情報に基づいて、前記配信データ取得手段により
    取得された前記配信データを再生する再生手段とを備え
    ることを特徴とする情報処理装置。
  13. 【請求項13】 前記再生手段は、 前記ライセンス情報取得手段により取得された前記ライ
    センス情報に基づいて、前記ライセンス情報に対応す
    る、前記配信データに含まれる復号鍵を生成する復号鍵
    生成手段と、 前記復号鍵生成手段により生成された復号鍵を用いて、
    前記配信データに含まれる前記コンテンツデータのう
    ち、前記復号鍵が復号可能なデータを復号する復号手段
    と、 前記復号手段により復号された前記コンテンツデータを
    出力する出力手段とを備えることを特徴とする請求項1
    2に記載の情報処理装置。
  14. 【請求項14】 ネットワークに接続され、他の情報処
    理装置によりストリーミング配信されたコンテンツデー
    タを取得する情報処理装置の情報処理方法であって、 前記他の情報処理装置に前記コンテンツデータのストリ
    ーミング配信を要求する要求情報の供給を制御する要求
    情報供給制御ステップと、 前記他の情報処理装置より供給されたライセンス情報の
    取得を制御するライセンス情報取得制御ステップと、 前記他の情報処理装置より配信された配信データの取得
    を制御する配信データ取得制御ステップと、 前記ライセンス情報取得制御ステップの処理により取得
    が制御された前記ライセンス情報に基づいて、前記配信
    データ取得制御ステップの処理により取得が制御された
    前記配信データを再生する再生ステップとを含むことを
    特徴とする情報処理方法。
  15. 【請求項15】 ネットワークに接続され、他の情報処
    理装置によりストリーミング配信されたコンテンツデー
    タを取得する情報処理装置用のプログラムであって、 前記他の情報処理装置に前記コンテンツデータのストリ
    ーミング配信を要求する要求情報の供給を制御する要求
    情報供給制御ステップと、 前記他の情報処理装置より供給されたライセンス情報の
    取得を制御するライセンス情報取得制御ステップと、 前記他の情報処理装置より配信された配信データの取得
    を制御する配信データ取得制御ステップと、 前記ライセンス情報取得制御ステップの処理により取得
    が制御された前記ライセンス情報に基づいて、前記配信
    データ取得制御ステップの処理により取得が制御された
    前記配信データを再生する再生ステップとを含むことを
    特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが
    記録されている記録媒体。
  16. 【請求項16】 ネットワークに接続され、他の情報処
    理装置によりストリーミング配信されたコンテンツデー
    タを取得する情報処理装置を制御するコンピュータが実
    行可能なプログラムであって、 前記他の情報処理装置に前記コンテンツデータのストリ
    ーミング配信を要求する要求情報の供給を制御する要求
    情報供給制御ステップと、 前記他の情報処理装置より供給されたライセンス情報の
    取得を制御するライセンス情報取得制御ステップと、 前記他の情報処理装置より配信された配信データの取得
    を制御する配信データ取得制御ステップと、 前記ライセンス情報取得制御ステップの処理により取得
    が制御された前記ライセンス情報に基づいて、前記配信
    データ取得制御ステップの処理により取得が制御された
    前記配信データを再生する再生ステップとを含むことを
    特徴とするプログラム。
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