JPH117717A - 情報信号記録装置、情報信号記録方法、情報信号複製システムおよび情報信号複製方法 - Google Patents

情報信号記録装置、情報信号記録方法、情報信号複製システムおよび情報信号複製方法

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JPH117717A
JPH117717A JP15956197A JP15956197A JPH117717A JP H117717 A JPH117717 A JP H117717A JP 15956197 A JP15956197 A JP 15956197A JP 15956197 A JP15956197 A JP 15956197A JP H117717 A JPH117717 A JP H117717A
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JP15956197A
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Akira Ogino
晃 荻野
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報信号の再生品質を劣化させることがな
く、かつ、改ざん、削除が不可能なように付加情報を情
報信号に付加し、必要に応じて情報信号に付加された付
加情報を検出して利用することができるようにする。 【解決手段】 新付加情報生成部12は、付加情報読み
出し部11からの情報に基づいて、新付加情報FS1を
形成する。この新付加情報FS1は、SS付加情報生成
部14によってスペクトラム拡散され、SS付加情報S
F1として信号重畳部15に供給される。信号重畳部1
5は、デジタル映像信号S1にSS付加情報SF1を重
畳することによりデジタル映像信号S2を形成する。書
き込み部16は、SS付加情報SF1が重畳されたデジ
タル映像信号S2を記録媒体100に記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、付加情
報が付加された情報信号を記録媒体に記録する情報信号
記録装置、情報信号記録方法、および、付加情報が付加
された情報信号を再生して伝送し、これを受信して記録
媒体に複製する情報信号複製システム、情報信号複製方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルVTRやDVD(デジタ
ルビデオディスク)の再生装置、および、これらの装置
を用いて再生できるソフトウエアが数多く提供されるよ
うになってきており、家庭においてもデジタル化された
映像信号や音声信号を手軽に再生し、画質、音質のよい
映像、音声を視聴することができるようになってきてい
る。
【0003】また、インターネットやCD−ROM(コ
ンパクトディスクROM)などの記録媒体などを介して
デジタル化された映像信号や音声信号、あるいは、プロ
グラムが豊富に提供されるようになってきており、これ
らインターネットやCD−ROMなどを介して提供され
るデジタル化されたソフトウエアをパーソナルコンピュ
ータなどを用いて利用することが広く行われるようにな
ってきている。
【0004】しかし、一方で、このように豊富に提供さ
れるようになったデジタル化された映像信号などのソフ
トウエアが無制限に複製されてしまうおそれがあるとい
う問題がある。このため、デジタル化された情報例えば
映像信号を扱う場合には、複製防止符号をデジタルデー
タとしてデジタル映像信号に付加して記録媒体に記録し
ておくことにより、複製を禁止するなどの直接的な複製
防止制御を行うようにしている。
【0005】また、単に複製の禁止や許可を指示する複
製防止符号だけでなく、複製の世代制限符号をデジタル
映像信号に付加し、より柔軟な複製制御を行うようにす
ることも行われている。
【0006】図12は、デジタル化された情報を扱う場
合の複製装置の基本的な構成図であり、デジタル再生装
置110で再生されたデジタル情報を、デジタル記録装
置120に送り、複製可能なものは複製を実行し、複製
不許可のものは複製を禁止すると共に、複製の世代制限
符号がデジタル情報中に存在する場合にはこれを更新す
ることができる機能を有するものである。
【0007】デジタル再生装置110に装填されている
記録媒体111には、デジタル主情報に加えて、付加情
報としての複製制御情報が記録されている。この複製制
御情報は、複製禁止、複製許可、世代制限などを制御内
容として指示するものである。
【0008】デジタル再生装置110の読み出し部11
2は、記録媒体111の情報を再生して得られる信号D
1からデジタル主情報と、これに付加されている複製制
御情報とからなるデジタル再生情報信号D2を形成し、
これをデジタル記録装置120に供給する。
【0009】デジタル記録装置120の付加情報読み出
し部121は、受信したデジタル再生情報信号D2から
複製制御情報FJを検出し、検出した複製制御情報FJ
とデジタル再生情報信号D2とを付加情報変更部122
に供給する。
【0010】付加情報変更部122は、デジタル情報信
号D2に付加されている複製制御情報の変更が必要な場
合には、複製制御情報FJに基づいて、新たな付加情報
を生成し、これをデジタル情報信号D2に付加すること
により、デジタル情報信号D2に付加されている複製制
御情報の変更を行う。
【0011】例えば、複製制御情報FJが、第1世代の
みの複製を許可する世代制限情報であるときには、付加
情報変更部122は、複製禁止を制御内容とする新たな
複製制御情報を生成し、この新たな複製制御情報をデジ
タル情報信号D2に付加することにより、複製制御情報
の変更を行う。
【0012】この結果、付加情報変更部122からは、
上述したように、必要に応じて変更された複製制御情報
が付加されているデジタル情報信号D3と、複製制御情
報FJとが出力されて、書き込み部123に供給され
る。
【0013】書き込み部123は、付加情報変更部12
2を介して供給された複製制御情報FJが、デジタル再
生装置110からのデジタル再生情報信号の記録を許可
するものであるときには、前記デジタル再生情報信号D
3を記録に適したデジタル情報に変換し、記録媒体12
4に書き込んで記録を実行するようにする。一方、付加
情報読み出し部121からの複製制御情報FJが、複製
禁止であるときには、書き込み部123は、前記デジタ
ル再生情報信号D3の記録処理を行わないようにする。
【0014】さらに、付加情報読み出し部121からの
複製制御情報FJが、第1世代の複製のみを許可するも
のであるときには、前述したように、付加情報変更部1
22において新たな複製制御情報が付加されたデジタル
再生情報信号D3を記録に適したデジタル情報に変換
し、記録媒体124に書き込んで記録を実行するように
する。この場合には、複製された記録媒体124を用い
ては、デジタル情報信号を複製することはできないよう
になる。
【0015】このように、主情報信号と、付加情報とし
ての複製制御情報をデジタル信号として、記録装置に供
給するようにする、いわゆるデジタル接続の場合には、
伝送されるデジタルデータに複製制御情報が含まれるの
で、この複製制御情報を用いて、記録装置において、複
製禁止などの複製防止制御を確実に行うことができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
に主情報信号としてのデジタル映像信号と、付加情報と
しての複製制御情報とが記録された記録媒体に記録され
ている情報をデジタル再生装置を用いて再生し、デジタ
ル映像信号と共に複製制御情報を得る場合であっても、
例えば映像をモニターするために、主情報信号であるデ
ジタル映像信号のみをD/A変換回路を通じてアナログ
信号に変換して、通常はモニター受像機が接続されるア
ナログ出力端子に導出することができるようにされてい
る。
【0017】このように、デジタル情報の再生装置であ
っても、アナログ出力端子に導出されるアナログ信号に
は、複製制御信号は含まれていない。このため、アナロ
グ出力端子にアナログVTRなどが接続されるアナログ
接続の場合には、複製制御情報に基づいた複製制御がで
きなくなり、例えば、複製が禁止された主情報信号の複
製が可能となってしまうし、複製の世代制限も行えなく
なる。
【0018】また、デジタル接続の場合であっても、複
製制御情報は、ヘッダ部などの、主情報信号としてのデ
ジタル映像信号とは別個に付加されている場合が多いの
で、この複製制御情報が付加されている部分の情報を消
去したり、別の情報に置き換えるなどの複製制御情報の
改ざんを行って、複製制御情報に基づいた複製制御を不
能にし、違法に複製することも可能となってしまう。
【0019】さらに、主情報信号としての映像信号や音
声信号が、アナログ信号、デジタル信号のいずれの場合
であっても、これら映像信号や音声信号の周波数帯域と
は異なる帯域に複製制御情報を重畳あるいは付加するよ
うにした場合には、簡単な周波数フィルタにより複製制
御情報は除去されてしまい、複製制御情報に応じた複製
制御が不能となることも考えられる。
【0020】このため、図12を用いて前述したよう
に、記録装置側が付加情報としての複製制御情報を変更
する機能を備え、情報信号の記録時に必要に応じて当該
情報信号に付加されている付加情報を変更し、この変更
した付加情報を利用することにより、より柔軟な複製制
御を行うようにしても、主情報信号に付加されている複
製制御情報などの付加情報の強度は弱く、また、一度欠
落してしまうと付加情報の復活は不可能であるため、情
報信号に付加されている付加情報を十分に利用すること
ができない場合が発生する。
【0021】以上のことにかんがみ、この発明は、例え
ば、一般ユーザが使用する装置においても、情報信号の
再生品質を劣化させることがなく、かつ、改ざん、削除
が不可能なように情報信号に対して付加情報を付加し、
必要に応じて情報信号に付加された付加情報を検出して
利用することができるようにすることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の情報信号記録装置は、付加
情報が付加された情報信号を受信し、前記情報信号から
前記付加情報を読み出す読み出し手段と、前記読み出し
手段で読み出した前記付加情報に基づいて、新たな付加
情報を生成する付加情報生成手段と、前記付加情報生成
手段により生成された前記新たな付加情報をスペクトラ
ム拡散する拡散手段と、前記拡散手段によりスペクトラ
ム拡散された前記新たな付加情報を前記情報信号に重畳
する重畳手段と、前記重畳手段の出力情報を記録媒体に
記録する記録手段と、を備えることを特徴とする。
【0023】請求項1に記載の発明の情報信号記録装置
によれば、新たな付加情報がスペクトラム拡散されて、
情報信号に対して、同一時間、同一周波数帯域内に重畳
される。このスペクトラム拡散された付加情報が重畳さ
れた情報信号が記録媒体に記録される。
【0024】このように、新たな付加情報はスペクトラ
ム拡散されて、広帯域、低レベルの信号としてデジタル
情報信号自体に重畳され、重畳された新たな付加情報が
デジタル映像信号による再生映像を劣化されることがな
いようにされる。
【0025】さらに、新たな付加情報は上述のように情
報信号に対して、同一時間、同一周波数帯域内に重畳さ
れるので、周波数フィルタや単純な情報信号の置き換え
により付加情報を改ざんしたり消去することが不可能に
される。また、情報信号がデジタル信号であり、これが
アナログ信号に変換された場合でも、スペクトラム拡散
されて重畳された新たな付加情報が消滅することがな
い。
【0026】これにより、情報信号とこれに付加された
新たな付加情報を、例えば記録装置側に確実に提供する
ことが可能となり、この新たな付加情報が例えば複製制
御の内容を示す情報である場合には、当該付加情報に応
じた記録制御を記録装置側において確実に実行すること
ができるようにされる。このように、情報信号にスペク
トラム拡散して重畳する付加情報を著作権保護などの目
的で使用すれば、著作権の保護を強力に行うことができ
る。
【0027】また、請求項2に記載の発明の情報信号記
録装置は、請求項1に記載の情報信号記録装置であっ
て、前記付加情報生成手段により生成された前記新たな
付加情報を記録媒体に記録する情報信号に対して付加す
る付加手段を備え、前記記録手段は、前記付加手段によ
り付加される前記新たな付加情報と、前記重畳手段によ
り重畳されるスペクトラム拡散された前記新たな付加情
報とを含む情報信号を前記記録媒体に記録することを特
徴とする。
【0028】この請求項2に記載の発明の情報信号記録
装置によれば、新たな付加情報は、スペクトラム拡散さ
れて情報信号に重畳されると共に、これとは異なる方法
で情報信号に付加される。例えば、情報信号がデジタル
映像信号である場合には、新たな付加情報を映像データ
に挿入付加したり、情報信号がアナログ映像信号の場合
には、垂直帰線消去期間に重畳するというように付加さ
れる。
【0029】これにより、同じ付加情報を異なる付加方
法で情報信号に付加することができるため、情報信号に
対する付加情報の強度を強くすることができる。また、
異なる付加方法で情報信号に付加された付加情報の一致
を見ることにより改ざんの確認ができるなど、付加情報
の利用範囲を拡大することができる。
【0030】また、請求項5に記載の発明の情報信号記
録装置は、第1の付加情報と、第2の付加情報とが付加
されている情報信号を受信し、前記情報信号中から前記
第1の付加情報を検出する第1の付加情報検出手段と、
前記第1の付加情報検出手段で検出された前記第1の付
加情報に基づいて、第1の新たな付加情報を生成する第
1の付加情報生成手段と、前記情報信号中から前記第2
の付加情報を検出する第2の付加情報検出手段と、前記
第1の付加情報生成手段で生成された前記第1の新たな
付加情報と、前記第2の付加情報検出手段で検出された
前記第2の付加情報に基づいて、第2の新たな付加情報
を生成する第2の付加情報生成手段と、前記第2の付加
情報生成手段により生成された前記第2の新たな付加情
報を前記情報信号に付加する付加手段と前記付加手段の
出力情報を記録媒体に記録する記録手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0031】この請求項5に記載の発明の情報信号記録
装置によれば、第1、第2の付加情報を検出し、第1の
付加情報を検出することにより得られる情報に基づい
て、第1の新たな付加情報が生成される。この第1の新
たな付加情報と第2の付加情報を検出することにより得
られる情報とに基づいて第2の新たな付加情報が生成さ
れ、これが情報信号に付加されて記録媒体に記録され
る。
【0032】このように、第2の新たな付加情報は、第
1の新たな付加情報と第2の付加情報とに基づいて生成
されるため、例えば、第1の付加情報が複製の世代制限
を指示する情報である場合などにおいては、変更後の付
加情報である第1の新たな付加情報をも考慮して第2の
新たな付加情報を生成することができるようにされる。
また、第2の付加情報も考慮されるため、より信頼性の
高い新たな付加情報を生成し、情報信号に付加すること
ができる。
【0033】また、請求項6に記載の発明の情報信号記
録装置は、請求項5に記載の発明の情報信号記録装置で
あって、前記第2の付加情報生成手段において生成され
た前記第2の新たな付加情報をスペクトラム拡散する拡
散手段と、前記拡散手段によりスペクトラム拡散された
前記第2の新たな付加情報を記録媒体に記録する情報信
号に対して重畳する重畳手段とを備え、前記記録手段
は、前記付加手段により付加される前記第2の新たな付
加情報と、前記重畳手段により重畳されるスペクトラム
拡散された前記第2の新たな付加情報とを含む情報信号
を前記記録媒体に記録することを特徴とする。
【0034】この請求項6に記載の発明の情報信号記録
装置によれば、第2の新たな付加情報は、スペクトラム
拡散されて情報信号に重畳され、この情報信号が記録媒
体に記録される。
【0035】前述にもしたように、スペクトラム拡散さ
れた付加情報は、広帯域、低レベルの信号であり、か
つ、情報信号に対して、同一時間、同一周波数帯域内に
重畳されるので、これがデジタル映像信号に重畳されて
もデジタル映像信号による再生映像を劣化されることが
なく、改ざんしたり消去することが不可能にされる。ま
た、情報信号がデジタル信号であり、これがアナログ信
号に変換された場合でも、付加情報が消滅することがな
い。すなわち、第2の新たな付加情報を情報信号と共
に、確実に提供し利用するようにすることが可能にされ
る。
【0036】また、請求項7に記載の発明の情報信号記
録装置は、請求項5または請求項6に記載の発明の情報
信号記録装置であって、前記情報信号に付加されている
前記第1の付加情報と、前記第2の付加情報の内の少な
くとも一方は、スペクトラム拡散された付加情報である
ことを特徴とする。
【0037】この請求項7に記載の発明の情報信号記録
装置によれば、第1、第2の付加情報の内の一方は、ス
ペクトラム拡散されて情報信号に重畳されているため、
上述したように、少なくともスペクトラム拡散されて情
報信号に重畳された付加情報は確実に提供される。
【0038】このため、このスペクトラム拡散されて提
供された付加情報に基づいて第2の新たな付加情報を確
実に生成することができる。
【0039】また、請求項14に記載の発明の情報信号
記録装置は、請求項1、請求項3または請求項6に記載
の情報信号記録装置であって、スペクトラム拡散されて
前記情報信号に重畳される前記新たな付加情報は、前記
情報信号のダイナミックレンジ分よりも低いレベルの低
い信号電力で重畳されることを特徴とする。
【0040】この請求項14に記載の発明の情報信号記
録装置によれば、スペクトラム拡散された付加情報は、
低信号レベルで情報信号に重畳される。したがって、情
報信号に重畳されるスペクトラム拡散された付加情報
が、当該情報信号を劣化させるなど、情報信号に対して
影響を及ぼすことがない。
【0041】また、請求項15に記載の発明の情報信号
記録装置は、請求項1、請求項3または請求項6に記載
の情報信号記録装置であって、前記情報信号中から再生
したクロック信号を用いて、前記スペクトラム拡散のた
めの拡散符号が生成され、前記情報信号中から再生した
クロック信号を用いて、前記拡散符号の検出を行うこと
ができるようにされることを特徴とする。
【0042】この請求項15に記載の発明の情報信号記
録装置によれば、スペクトラム拡散に用いられる拡散信
号の生成には、スペクトラム拡散された付加情報が重畳
される情報信号から再生されるクロック信号が用いられ
る。
【0043】これにより、スペクトラム逆拡散時におい
ては、付加情報をスペクトラム拡散している拡散符号
と、スペクトラム逆拡散のための拡散符号との同期を素
早く合わせて、迅速に付加情報を抽出することができる
ようにされる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、この発
明の実施の形態について説明する。
【0045】[第1の実施の形態]図1は、第1の実施
の形態の情報信号記録装置(以下単に記録装置という)
10を説明するためのブロック図である。この第1の実
施の形態の記録装置10は、例えば、インターネットな
どのネットワークを介して提供されるデジタル情報信号
を受信して、記録媒体に記録するものである。すなわ
ち、記録装置10は、インターネットなどのネットワー
クを介して情報信号の送受が可能なパーソナルコンピュ
ータなどの装置に適用されたものである。
【0046】[記録装置10について]図1に示すよう
に、この第1の実施の形態の記録装置10は、付加情報
読み出し部11、新付加情報生成部12、タイミング生
成部13、SS(ここで、SSはスペクトラム拡散の略
である。以下同じ)付加情報生成部14、信号重畳部1
5、書き込み部16を備えている。
【0047】また、記録媒体100は、この記録装置1
0により、デジタル映像信号、デジタル音声信号、プロ
グラムなどの各種のデジタル情報信号が書き込まれる例
えばCD−ROMやDVDなどのディスクである。以下
においては、説明を簡単にするため、この記録装置10
に供給され、記録媒体100に記録されるデジタル情報
信号は、デジタル映像信号であるものとして説明する。
【0048】また、この第1の実施の形態において、記
録装置10に供給されるデジタル映像信号S1には、付
加情報が挿入付加されている。この付加情報は、複製許
可、複製禁止、世代制限などのデジタル映像信号S1に
対する複製制御の内容を示す1ビットや2ビットの低ビ
ットの複製制御情報である。
【0049】この第1の実施の形態において、例えば、
インターネットなどのネットワークを介して送信され、
記録装置10が受信したデジタル映像信号S1は、記録
装置10の付加情報読み出し部11と、タイミング生成
部13とに供給される。
【0050】付加情報読み出し部11は、デジタル映像
信号S1からこれに挿入付加されている複製制御情報で
ある付加情報FSを読み出し、これを新付加情報生成部
12に供給すると共に、デジタル映像信号S1をそのま
ま信号重畳部15に供給する。
【0051】新付加情報生成部12は、付加情報読み出
し部11からの付加情報FSに基づいて、デジタル映像
信号S1に付加する新たな付加情報(以下、新付加情報
という)FS1を生成する。
【0052】この第1の実施の形態において、新付加情
報生成部12は、例えば、付加情報読み出し部11から
の付加情報FSが、第1世代までの複製を許可するもの
であるときには、複製禁止を指示する新付加情報FS1
を形成する。また、付加情報読み出し部11からの付加
情報FSが、複製禁止あるいは複製許可を指示するもの
であるときには、新付加情報生成部12は、複製禁止あ
るいは複製許可を示す付加情報FSをそのまま新付加情
報FS1として、SS付加情報生成部14に供給する。
【0053】また、デジタル映像信号S1に付加情報が
付加されていない場合など、付加情報読み出し部11に
おいてデジタル映像信号S1から付加情報FSが読み出
されなかったときには、新付加情報生成部12はこれを
検知して、例えば、記録装置10の製造番号などの記録
装置10の番号、あるいは、記録装置10のユーザのI
D番号などを付加情報FS1として発生させ、これをS
S付加情報生成部14に供給する。これら記録装置10
の番号やユーザのID番号などは、この第1の実施の形
態の記録装置10においては、新付加情報生成部12が
有するメモリに予め記録されている。
【0054】このように、新付加情報生成部12は、付
加情報読み出し部11においての付加情報の読み出し処
理の結果得られる情報に基づいて、新付加情報FS1を
生成あるいは発生させて、これをSS付加情報生成部1
4に供給するものである。
【0055】一方、タイミング生成部13は、デジタル
映像信号S1の供給を受けて、このデジタル映像信号S
1から基準タイミング信号を検出し、検出した基準タイ
ミング信号に基づいて、この第1の実施の形態の記録装
置10の各部で用いられるタイミング信号TMやクロッ
ク信号CLKを生成する。
【0056】図2は、この第1の実施の形態の記録装置
10のタイミング生成部13を説明するためのブロック
図である。図2に示すように、タイミング生成部13
は、基準タイミング検出部131、PLL回路132、
タイミング信号生成部133を備えている。
【0057】基準タイミング検出部131は、これに供
給されたデジタル映像信号S1から、基準タイミング信
号としての同期信号DKを抽出し、これをPLL回路1
32と、タイミング信号生成部133とに供給する。
【0058】PLL回路132は、基準タイミング検出
部131からの同期信号DKに基づいて、デジタル映像
信号S1に同期したクロック信号CLKを生成する。こ
のクロック信号CLKは、タイミング信号生成部133
に供給されると共に、後述するSS付加情報生成部14
などのこのクロック信号CLKを用いる各部に供給され
る。
【0059】タイミング信号生成部133は、基準タイ
ミング検出部131からの同期信号DKとPLL回路1
31からのクロック信号CLKとに基づいて、後述する
SS付加情報生成部14において用いられるタイミング
信号TMや、その他の各種のタイミング信号を生成して
出力する。
【0060】この第1の実施の形態において、タイミン
グ信号生成部133において生成されるタイミング信号
TMは、基準タイミング検出部131からの同期信号D
Sに同期し、後述するSS付加情報生成部14におい
て、スペクトラム拡散される新たな付加情報列やスペク
トラム拡散に用いられる予め決められた符号パターンを
有するPN符号列をその先頭から発生させるためのタイ
ミングを示すリセット(初期化)信号として用いられ
る。
【0061】例えば、タイミング生成部13の基準タイ
ミング検出部131において、基準タイミング信号とし
て垂直同期信号を抽出するようにした場合には、PLL
回路132においては、基準タイミング検出部131か
らの垂直同期信号に同期したクロック信号CLKが生成
される。
【0062】また、タイミング信号生成部133におい
ては、基準タイミング検出部131からの垂直同期信号
とPLL回路132からのクロック信号CLKに基づい
て、例えば、1垂直区間(1フィールド)を1周期とす
るというように、基準タイミング信号として用いられる
垂直同期信号に同期するタイミング信号TMが生成され
る。
【0063】このようにしてタイミング生成部13にお
いて生成されたタイミング信号TM、クロック信号CL
Kは、図1に示すように、SS付加情報生成部14に供
給される。
【0064】SS付加情報生成部14は、新付加情報F
S1、タイミング信号TM、クロック信号CLKの供給
を受けて、新付加情報FS1のスペクトラム拡散信号で
あるSS付加情報SF1を生成する。
【0065】図3は、この第1の実施の形態のSS付加
情報生成部14を説明するためのブロック図である。図
3に示すように、SS付加情報生成部14は、PN(P
seudorandom Noize;疑似ランダム雑
音)符号発生部141と、乗算部142とを備えたもの
である。
【0066】PN符号発生部141は、タイミング信号
TM、クロック信号CLKに基づいて、PN符号列PS
を発生させる。すなわち、この第1の実施の形態におい
て、PN符号発生部141は、タイミング信号TMが供
給されたタイミング毎に、クロック信号CLKに同期し
てPN符号列PSをその先頭から生成し、これを乗算部
142に供給する。
【0067】また、乗算部142には、新付加情報生成
部12からの新付加情報FS1の各ビットを、タイミン
グ信号TMが示すタイミング毎に、クロック信号CLK
に同期して、予め決められたクロック数分出力するよう
にして形成された新付加情報列FS1Rが供給される。
【0068】乗算部142は、PN符号列PSと新付加
情報列FS1Rとの乗算を行って、スペクトラム拡散さ
れた新付加情報であるスペクトラム拡散信号(SS付加
情報)SF1を生成する。
【0069】このように、SS付加情報生成部14は、
PN符号列PSを用いて付加情報FS1をスペクトラム
拡散することによって、後述にもするように、狭帯域、
高レベルの新付加情報FS1を広帯域、低レベルのSS
付加情報SF1にする拡散手段としての機能を有してい
る。
【0070】図4は、図3に示したPN符号発生部14
1の構成例を示す図である。この例のPN符号発生部1
41は、12段のシフトレジスタを構成する12個のD
フリップフロップ回路REG1〜REG15と、このシ
フトレジスタの適宜のタップ出力を演算するイクスクル
ーシブオア回路EX−OR1〜EX−OR3とからなっ
ている。そして、図4に示すPN符号発生部141は、
上述したように、タイミング信号TM、クロック信号C
LKに基づいて、M系列のPN符号列PSを生成する。
【0071】なお、図4においてイネーブル信号EN
は、PN符号発生部141を動作状態にするための信号
であり、この第1の実施の形態のおいては、例えば、図
1に示した記録装置10に電源が投入されることにより
生成されて、PN符号発生部141に供給されるもので
ある。
【0072】以上のようにしてSS付加情報生成部14
から得られるSS付加情報SF1は、信号重畳部15に
供給される。
【0073】信号重畳部15は、デジタル映像信号S1
と、デジタルSS付加情報SF1との供給を受けて、デ
ジタルSS付加情報SF1が重畳されたデジタル映像信
号S2を形成する。
【0074】信号重畳部15は、デジタル映像信号S1
が、例えば、1画素分の映像を10ビットで表現するよ
うにされた10ビットソースである場合には、この10
ビットのデジタル映像信号の最下位ビット(LSB)や
最下位ビットの次のビットである9ビット目にSS付加
情報SF1を重畳するようにする。このように、信号重
畳部15は、デジタル映像信号S1に対して、同一時
間、同一周波数内にSS付加情報SF1を重畳する。
【0075】また、この場合、信号重畳部15は、デジ
タル映像信号S1のダイナミックレンジより低い信号電
力で、SS付加情報SF1をデジタル映像信号S1に重
畳することによって、SS付加情報SF1がデジタル映
像信号S1を劣化させないようにする。このようにし
て、信号重畳部15において、デジタル映像信号S1に
SS付加情報SF1を重畳することによって形成された
デジタル映像信号S2は、書き込み部16に供給され
る。
【0076】書き込み部16は、デジタルSS付加情報
SF1が重畳されたデジタル映像信号S2の供給を受け
て、これを記録に適した記録用のデジタル映像信号に変
換し、この記録用のデジタル映像信号を記録媒体100
に書き込む。これにより、元から付加されている付加情
報FSに加えて、スペクトラム拡散された新たな付加情
報であるSS付加情報SF1が重畳されたデジタル映像
信号が記録媒体100に記録される。
【0077】そして、以下に説明するように、記録媒体
100に記録されたデジタル映像信号に重畳された新た
な付加情報FS1はスペクトラム拡散されているので、
当該デジタル映像信号による再生映像を劣化させること
もなく、かつ、改ざんや消去ができないようにされる。
【0078】このため、記録媒体100に記録されたデ
ジタル映像信号を再生したり、記録媒体100から再生
されたデジタル映像信号を別の記録媒体に記録(複製)
しようとする場合に、デジタル映像信号にスペクトラム
拡散されて重畳されている新たな付加情報を抽出し、こ
の新たな付加情報に応じて複製制御を行うなど、デジタ
ル映像信号に重畳されている新たな付加情報を確実に取
得して利用することができる。
【0079】図5は、複製制御情報などの情報である付
加情報と、情報信号この例では映像信号との関係をスペ
クトルで示したものである。付加情報は、これに含まれ
る情報量は少なく、低ビットレートの信号であり、図5
(a)に示されるように狭帯域の信号である。これにス
ペクトラム拡散を施すと、図5(b)に示すような広帯
域幅の信号となる。このときに、スペクトラム拡散信号
レベルは帯域の拡大比に反比例して小さくなる。
【0080】このスペクトラム拡散信号、すなわち、S
S付加情報SF1を、信号重畳部15で情報信号に重畳
させるのであるが、この場合に、図5(c)に示すよう
に、情報信号としての映像信号のダイナミックレンジよ
り小さいレベルで、SS付加情報SF1を重畳させる。
このように重畳することにより情報信号の劣化がほとん
ど生じないようにすることができる。したがって、SS
付加情報SF1が重畳された映像信号がモニター受像機
に供給されて、映像が再生された場合に、SS付加情報
SF1の影響はほとんどなく、良好な再生映像が得られ
るものである。
【0081】しかし、後述するように、記録側でSS付
加情報SF1を検出するために、スペクトラム逆拡散を
行うと、図5(d)に示すように、SS付加情報SF1
が再び狭帯域の信号(付加情報)として復元される。十
分な帯域拡散率を与えることにより、逆拡散後の複製制
御情報の電力が情報信号を上回り、検出可能となる。
【0082】この場合、映像信号に重畳されたSS付加
情報SF1は、映像信号と同一時間、同一周波数内に重
畳されるため、周波数フィルタや単純な情報の置き換え
では削除および修正が不可能である。
【0083】そして、前述したように、記録媒体100
からデジタル映像信号を再生する場合や、再生されたデ
ジタル映像信号を別の記録媒体に記録する場合に、スペ
クトラム拡散されて重畳されている新たな付加情報を抽
出し、抽出した付加情報に応じた複製防止制御を行うこ
とができる。
【0084】なお、スペクトラム拡散されて重畳されて
いる新付加情報をデジタル映像信号から抽出する場合に
は、新付加情報をスペクトラム拡散しているPN符号列
と同じPN符号列を同期を合わせて発生させ、これを用
いてスペクトラム逆拡散を行うことにより、当該デジタ
ル映像信号にスペクトラム拡散されて重畳された新付加
情報を抽出することができる。
【0085】このように、この第1の実施の形態の記録
装置10は、供給されたデジタル映像信号を記録媒体に
記録する場合に、当該デジタル映像信号に挿入付加され
ている付加情報を読み出す処理を行うことによって得ら
れる情報に基づいて新付加情報を生成する。そして、こ
の新付加情報をスペクトラム拡散して当該デジタル映像
信号に重畳し、スペクトラム拡散された新たな付加情報
を重畳したデジタル映像信号を記録媒体に記録すること
ができる。
【0086】そして、前述にもしたようにデジタル映像
信号に重畳される新付加情報は、スペクトラム拡散され
て広帯域、低レベルの信号として重畳されるので、当該
デジタル映像信号によって再生される映像信号を劣化さ
せることがない。
【0087】また、スペクトラム拡散された新付加情報
は、デジタル映像信号に対して、同一時間、同一周波数
内に重畳されるので、周波数フィルタや情報信号の置き
換えでは、新付加情報を改ざんしたり削除することは不
可能である。
【0088】また、上述のように、スペクトラム拡散さ
れた新付加情報は、デジタル映像信号に対して、同一時
間、同一周波数内に重畳されるので、スペクトラム拡散
された付加情報が重畳されたデジタル映像信号をD/A
変換してアナログ信号に変換したとしても、付加情報が
消去されることはない。
【0089】したがって、スペクトラム拡散された新た
な付加情報が重畳されているデジタル映像信号の再生時
や複製時に、デジタル映像信号に重畳されている付加情
報を抽出し、この付加情報に応じた複製制御を行なった
り、この付加情報の内容を更新して新たな付加情報を生
成し、これを付加しななおして、世代制限などのより柔
軟な制御を行うことが可能となる。このように、デジタ
ル映像信号に重畳されている新付加情報を確実に取得し
て利用することができる。
【0090】なお、新付加情報生成部12において生成
される新付加情報FS1は、上述したように、付加情報
読み出し部からの付加情報FSに基づいて、これを変更
することにより新付加情報FS1を生成したり、付加情
報FSをそのまま新付加情報FS1としたり、あるい
は、付加情報FSとは全く別の新付加情報FS1を生成
することもできるし、付加情報FSの一部を変更して新
付加情報FS1とすることもできる。
【0091】また、付加情報FSと新付加情報FS1
は、同じ内容を示すものであってもよいし、別々の内容
を示すものであってもよい。このように、別々の内容を
示すようにした場合には、記録媒体に記録する情報信号
であるデジタル映像信号に付加することができる付加情
報量を多くすることができる。
【0092】また、付加情報読み出し部11において読
み出された付加情報FSを書き込み部16に供給し、書
き込み部16において付加情報SFに基づいた複製制御
を行うようにしてもよい。
【0093】また、記録するデジタル映像信号の符号化
などの処理が必要な場合には、書き込み部16などにお
いて行うようにすることができる。
【0094】[第2の実施の形態]図6は、この第2の
実施の形態の情報信号複製システムを説明するためのブ
ロック図である。この第2の実施の形態の情報信号複製
システムは、前述した第1の実施の形態と同様に、イン
ターネットなどのネットワークを介して接続された情報
信号再生装置(以下単に再生装置という)20と、情報
信号記録装置(以下単に記録装置という)30とにより
構成されたものである。これら、再生装置20、記録装
置30は、例えば、インターネットなどのネットワーク
を介して情報信号の送受が可能なパーソナルコンピュー
タなどの装置に適用されたものである。
【0095】[再生装置20について]図6に示すよう
に、再生装置20は、読み出し部21を備え、記録媒体
200に記録されている情報信号を読み出して送出する
情報信号送出装置としての機能を備えている。また、こ
の第2の実施の形態において記録媒体200は、再生装
置20により情報の読み出しが可能なCD−ROMやD
VDなどのディスクである。
【0096】この第2の実施の形態において、記録媒体
200は、デジタル映像信号が記録されたものである。
記録媒体200に記録されているデジタル映像信号は、
例えば、前述した第1の実施の形態の記録装置10が用
いられて記録されたものである。
【0097】したがって、記録媒体200に記録されて
いるデジタル映像信号には、スペクトラム拡散された第
1の付加情報が、当該デジタル映像信号に対して、同一
時間、同一周波数帯域に重畳されていると共に、第2の
付加情報が、映像データが記録されるトラックに記録エ
リアを別にして挿入付加されている。つまり、記録媒体
200に記録されているのデジタル映像信号には、付加
方法が異なる2種類の付加情報が重畳、付加されてい
る。
【0098】そして、再生装置20の読み出し部21
は、記録媒体200の情報を再生して得られる信号S1
1からデジタル再生映像信号S12を形成し、インター
ネットなどのネットワークを介して記録装置30に送出
する。
【0099】この場合、前述したように、第1の付加情
報はスペクトラム拡散されて、広帯域、低レベルの信号
とされ、デジタル映像信号に対して、同一時間、同一周
波数帯域に重畳されている。
【0100】したがって、この第1の付加情報は、デジ
タル映像信号による再生映像を劣化させることがく、ま
た、改ざんされたり、削除されることがない。また、ス
ペクトラム拡散された付加情報1が重畳されたデジタル
映像信号がアナログ信号に変換されてもこの第1の付加
情報が消滅することもない。
【0101】このため、スペクトラム拡散されてデジタ
ル映像信号に重畳された第1の付加情報は、デジタル映
像信号と共に確実に記録装置30に提供される。
【0102】[記録装置30について]この第2の実施
の形態の記録装置30は、インターネットなどのネット
ワークを介して提供される情報信号を受信して処理する
情報信号受信装置としての機能を有するものである。こ
の第2の実施の形態の記録装置30は、図6に示すよう
に、SS付加情報読み出し部31、新付加情報生成部3
2、タイミング生成部33、SS付加情報生成部34、
信号重畳部35、書き込み部36、付加情報読み出し変
更部37を備えている。
【0103】SS付加情報読み出し部31、付加情報読
み出し変更部37以外の各部は、前述した第1の実施の
形態の記録装置10の対応する各部と同様に形成された
ものである。
【0104】再生装置20からのデジタル再生映像信号
S12は、記録装置30のSS付加情報読み出し部31
とタイミング生成部33とに供給される。
【0105】タイミング生成部33は、図2を用いて前
述した第1の実施の形態のタイミング生成部13と同様
の構成を有し、この記録装置30の各部で用いられるタ
イミング信号TMやクロック信号CLKを生成する。し
たがって、タイミング生成部33は、図2に示した構成
を有するものとして説明する。
【0106】タイミング生成部33の基準タイミング検
出部131は、再生装置20からのデジタル映像信号S
12から基準タイミング信号としての同期信号DKを抽
出する。この同期信号DKは、PLL回路132と、タ
イミング信号生成部133とに供給される。
【0107】PLL回路132は、基準タイミング検出
部131からの同期信号DKに基づいて、デジタル映像
信号S12に同期したクロック信号CLKを生成し、こ
れをタイミング信号生成部133や、後述するSS付加
情報読み出し部31、SS付加情報生成部34などの各
部に供給する。
【0108】タイミング信号生成部133は、基準タイ
ミング検出部131からの同期信号DKとPLL回路1
32クロック信号CLKとに基づいて、SS付加情報読
み出し部31、SS付加情報生成部34などにおいて用
いられるタイミング信号TMや、その他の各種のタイミ
ング信号を生成して出力する。
【0109】この第2の実施の形態において、これらタ
イミング信号TM、クロック信号CLKは、前述した第
1の実施の形態の記録装置10で用いられたタイミング
信号TM、クロック信号CLKと同じタイミングを提供
するものである。
【0110】このようにして、タイミング生成部33に
おいて生成されたタイミング信号TMおよびクロック信
号CLKが、図6に示すように、SS付加情報読み出し
部31、SS付加情報生成部34に供給される。
【0111】SS付加情報読み出し部31は、スペクト
ラム逆拡散を行って、デジタル再生映像信号S12にス
ペクトラム拡散されて重畳されている第1の付加情報F
1を抽出し、これを新付加情報生成部32に供給すると
共に、デジタル再生映像信号S12をそのまま付加情報
読み出し変更部37に供給する。
【0112】すなわち、SS付加情報読み出し部31
は、図示しないがPN符号発生器と乗算部を備え、前述
したタイミング生成部33からのタイミング信号TM、
クロック信号CLKに基づいて、デジタル映像信号S1
2にスペクトラム拡散されて重畳されている第1の付加
情報をスペクトラム拡散しているPN符号列と同じ符号
パターンの逆拡散用のPN符号列を、発生タイミングも
一致させて発生させ、この逆拡散用のPN符号列を用い
てスペクトラム逆拡散を行うことによって、第1の付加
情報F1を抽出する機能を備えたものである。
【0113】新付加情報生成部32は、付加情報読み出
し部31からの付加情報F1に基づいて、記録媒体30
0に記録するデジタル映像信号に付加する第1の新たな
付加情報(以下、第1の新付加情報という)F12を生
成し、これをSS付加情報生成部34、付加情報読み出
し変更部37に供給する。
【0114】この新付加情報生成部32は、前述した第
1の実施の形態の新付加情報生成部12と同様に、例え
ば、これに供給された付加情報F1が、第1世代までの
複製を許可するものであるときには、複製禁止を指示す
る第1の新付加情報F12を形成して出力する。また、
付加情報F1が、複製禁止あるいは複製許可を指示する
ものであるときには、複製禁止あるいは複製許可を示す
付加情報F1をそのまま第1の新付加情報F12として
出力する。
【0115】また、デジタル映像信号S12にSS付加
情報が付加されていない場合など、SS付加情報読み出
し部31においてデジタル映像信号S12から付加情報
F1が読み出されなかったときには、新付加情報生成部
32はこれを検知して、例えば、記録装置30の製造番
号や記録装置10のユーザのID番号などを第1の新付
加情報F12として発生させて出力する。これら発生さ
せる新付加情報は、新付加情報生成部32が有するメモ
リに予め記録されている。
【0116】このように、新付加情報生成部32は、S
S付加情報読み出し部31においての付加情報の読み出
し処理の結果得られる情報に基づいて、第1の新付加情
報F12を生成あるいは発生させて、これをSS付加情
報生成部34および付加情報読み出し変更部37に供給
するものである。
【0117】付加情報読み出し変更部37は、デジタル
映像信号S12から映像データに挿入付加されている第
2の付加情報を抜き出す。そして、付加情報読み出し生
成部37は、抜き出した第2の付加情報と新付加情報生
成部32からの第1の新付加情報F12とから第2の新
たな付加情報(以下第2の新付加情報という)を生成
し、これをデジタル映像信号S12に再度付加する。
【0118】この場合、第2の新付加情報は、デジタル
映像信号12の映像データに挿入付加される。これによ
って、この第2の実施の形態においては、デジタル映像
信号S12に挿入付加されている第2の付加情報が、第
2の新付加情報に書き換えられる。付加情報読み出し変
更部37において、第2の新付加情報が付加されて形成
されたデジタル映像信号S13は、信号重畳部35に供
給される。
【0119】一方、SS付加情報生成部34は、前述し
た第1の実施の形態のSS付加情報生成部14と同様に
構成されたものであり、新付加情報F12、タイミング
信号TM、クロック信号CLKの供給を受けて、新付加
情報F12のスペクトラム拡散信号であるSS付加情報
SF12を生成する。このため、この第2の実施の形態
のSS付加情報生成部34は、図3に示した構成を有す
るものとして説明する。
【0120】図3に示したように、SS付加情報生成部
34は、PN符号発生部141と、乗算部142とを備
えたものである。
【0121】SS付加情報生成部34のPN符号発生部
141は、図4を用いて前述した構成を有するものであ
り、タイミング信号TM、クロック信号CLKに基づい
て、PN符号列PSを発生させる。すなわち、PN符号
発生部141は、タイミング信号TMが供給されたタイ
ミング毎に、クロック信号CLKに同期してPN符号列
PSをその先頭から生成し、これを乗算部142に供給
する。
【0122】また、乗算部142には、新付加情報生成
部32からの第1の新付加情報F12の各ビットを、タ
イミング信号TMが示すタイミング毎に、クロック信号
CLKに同期して、予め決められたクロック数分出力す
るようにして形成された新付加情報列F12Rが供給さ
れる。
【0123】乗算部142は、PN符号列PSと第1の
新付加情報列F12Rとの乗算を行って、スペクトラム
拡散された第1の新付加情報であるスペクトラム拡散信
号(SS付加情報)SF12を生成し、これを信号重畳
部35に供給する。
【0124】信号重畳部35は、第2の新付加情報が付
加されたデジタル映像信号S13と、デジタルSS付加
情報SF12との供給を受けて、デジタルSS付加情報
SF12が重畳されたデジタル映像信号S14を形成す
る。
【0125】信号重畳部35は、第1の実施の形態の信
号重畳部15と同様に、デジタル映像信号S13に対し
て、同一時間、同一周波数内にSS付加情報SF12を
重畳する。また、この場合、SS付加情報SF12は、
デジタル映像信号S1のダイナミックレンジより低い信
号電力で、デジタル映像信号S1に重畳される。
【0126】このようにして、信号重畳部35におい
て、デジタル映像信号S13にSS付加情報SF12を
重畳することによって形成されたデジタル映像信号S1
4は、書き込み部36に供給される。
【0127】書き込み部36は、デジタル映像信号S1
4の供給を受けて、これを記録に適した記録用のデジタ
ル映像信号に変換し、この記録用のデジタル映像信号を
記録媒体300に書き込む。これにより、第2の新付加
情報が付加されると共に、第1の新付加情報がスペクト
ラム拡散されて重畳されたデジタル映像信号が記録媒体
300に記録される。
【0128】なお、この第2の実施の形態において、S
S付加情報SF12としてデジタル映像信号に重畳され
る第1の新付加情報は、スペクトラム拡散されてデジタ
ル映像信号S12に重畳されている第1の付加情報に基
づいて生成されるものとして説明したがこれに限るもの
ではない。
【0129】例えば、SS付加情報読み出し部31にお
いての第1の付加情報を読み出す処理によって得られる
情報と、付加情報読み出し変更部37においての第2の
付加情報を読み出す処理によって得られる情報とに基づ
いて、第1の新付加情報を生成するようにすることもで
きるし、付加情報読み出し変更部37においての第2の
付加情報を読み出す処理によって得られる情報のみに基
づいて第1の新付加情報を生成することもできる。
【0130】また、第2の新付加情報は、第1の新付加
情報F12と第2の付加情報とに基づいて生成されるも
のとして説明したがこれに限るものではない。例えば、
SS付加情報読み出し部31においての第1の付加情報
を読み出す処理によって得られる情報に基づいて生成す
ることもできるし、付加情報読み出し変更部37におい
ての第2の付加情報を読み出す処理によって得られる情
報に基づいて生成することもできる。
【0131】また、第2の新付加情報は、上述のよう
に、SS付加情報読み出し部31においての第1の付加
情報を読み出す処理によって得られる情報と、付加情報
読み出し変更部37においての第2の付加情報を読み出
す処理によって得られる情報とに基づいて生成される第
1の新付加情報と、付加情報読み出し変更部37におい
ての第2の付加情報を読み出す処理によって得られる情
報とに基づいて生成することもできる。
【0132】また、第1、第2の新付加情報を生成する
のではなく、第1、第2の付加情報をそのまま第1、第
2の新付加情報として、デジタル映像信号に重畳、付加
し直すこともできる。
【0133】また、第1、第2の付加情報とは別の情報
を形成し、これを付加情報として付加したり、元の第
1、第2の付加情報を一部変更し、これをデジタル映像
信号に重畳、付加することもできる。
【0134】また、SS付加情報生成部34は、デジタ
ル再生映像信号S12にスペクトラム拡散されて付加さ
れている付加情報をスペクトラム拡散しているPN符号
列とは異なるPN符号列、例えば、同じ系列のPN符号
列であっても、位相が異なるPN符号列や、系列の異な
るPN符号列を用いて第1の新付加情報をスペクトラム
拡散しデジタル映像信号に重畳するようにすれば、既に
重畳されているスペクトラム拡散された第1の付加情報
と混同することなく、スペクトラム拡散した第1の新付
加情報を情報信号に重畳し、必要に応じて抽出すること
ができる。
【0135】また、この第2の実施の形態においては、
第1の新付加情報をスペクトラム拡散し、これをデジタ
ル映像信号に上書きするように説明したが、これに限ら
ず、スペクトラム拡散されてデジタル映像信号に重畳さ
れている第1の付加情報を打ち消すSS付加情報を生成
し、これをデジタル映像信号から減算することにより、
先に重畳されているスペクトラム拡散された第1の付加
情報を消去した後に、第1の新付加情報をスペクトラム
拡散して重畳するようにすることもできる。
【0136】このように、この第2の実施の形態の情報
信号記録制御システムの場合には、デジタル映像信号に
スペクトラム拡散されて重畳されている第1の付加情報
と、デジタル映像信号の映像データに挿入付加されてい
る第2の付加情報とを検出することにより得られる情報
に基づいて、当該デジタル映像信号の記録制御を行うこ
とができると共に、記録媒体400に記録するデジタル
映像信号に新たな付加情報を重畳したり付加したりする
ことができる。
【0137】[SS付加情報生成部の他の例]前述した
実施の形態においては、図3を用いて説明したように、
SS付加情報生成部14、34は、一つのPN符号によ
り、1ビットや2ビットなどの低ビットの付加情報をス
ペクトラム拡散して、SS付加情報SF1、SF12を
生成するようにしたが、以下に説明するように、付加情
報をスペクトラム拡散するのではなく、PN符号そのも
のやPN符号と他の符号との混合を、複製制御の内容を
示す付加情報としてデジタル映像信号に重畳することも
できる。
【0138】以下の説明において、付加情報FSは、前
述した新付加情報生成部12、32において生成される
新付加情報FS1、F12に相当し、SS付加情報SF
は、SS付加情報生成部14、34においてスペクトラ
ム拡散されて形成されたスペクトラム拡散信号(SS付
加情報)SF1、SF12に相当するものである。
【0139】図7の例は、位相の異なるPN符号を用い
たSS付加情報生成部の一実施例である。
【0140】この例においては、PN符号発生部100
1から出力されるPN符号PSは、選択部1003に供
給されると共に、シフトレジスタ1002に供給され
る。このシフトレジスタ1002からは、PN符号PS
がクロック信号により順次にタイムシフトされた、位相
が順次に異なるPN符号PSa、PSb、…、PSnが
出力されて、それぞれ選択部1003に供給される。
【0141】そして、選択部1003には、選択制御信
号として付加情報FSが供給される。選択部1003
は、複数の位相のPN符号PS,PSa,PSb,…,
PSnのうちから、選択制御信号である付加情報FSの
制御内容、つまり、複製禁止や複製許可などに応じた、
一つの位相のPN符号を選択して、SS付加情報SFと
して出力する。
【0142】図8の例は、異なる系列のPN符号を用い
た場合のSS付加情報生成部の一実施例である。
【0143】この例では、それぞれ異なる系列のPN符
号PS1,PS2,…,PS3を生成する複数個のPN
符号発生部1021、1022、…、1023が設けら
れる。そして、各PN符号発生部1021、1022、
…、1023の出力は、選択部1024に入力される。
【0144】そして、選択部1024には、選択制御信
号として付加情報FSが供給される。選択部1024
は、複数の系列のPN符号PS1,PS2,…,PS3
のうちから、選択制御信号である付加情報FSの制御内
容、つまり、複製禁止や複製許可などに応じた、一つの
系列のPN符号を選択して、SS付加情報SFとして出
力する。
【0145】図9の例は、1種類のPN符号と、複数の
直交符号を用いた場合のSS付加情報生成重畳装置部の
要部の一実施例である。
【0146】この例では、1個のPN符号生成部104
1と、互いに異なる直交符号を生成する直交符号生成部
1042、1043、…、1044が設けられる。そし
て、PN符号生成部1041の出力PN符号PSは、乗
算部1046に入力される。また、直交符号生成部10
42、1043、…、1044からの、異なる直交符号
は、選択部1045に入力される。また、選択部104
5には、選択制御信号として付加情報FSが供給され
る。
【0147】選択部1045は、複数の異なる直交符号
から、選択制御信号である付加情報FSの制御内容、つ
まり、複製禁止や複製許可などに応じた、一つの直交符
号を乗算部1046に出力する。乗算部1046では、
PN符号PSと、選択された直交符号が乗じられて、そ
の乗算結果が、SS付加情報SFとして出力される。
【0148】[SS付加情報生成部の他の例に対応する
SS付加情報の検出について]なお、図7、図8、図9
に示したSS付加情報生成部を用いた場合には、スペク
トラム拡散された付加情報の検出は以下のようにして行
われる。
【0149】図10の例は、図7の例の異なる位相のP
N符号が用いられたSS付加情報が重畳された映像信号
から付加情報を検出するSS付加情報検出部の一例であ
る。
【0150】この例のSS付加情報検出部では、SS付
加情報が重畳されたデジタル再生映像信号(受信信号)
は、PN符号検出部1061に入力される。このPN符
号検出部1061では、PN符号のタイミングが検出さ
れ、その結果が付加情報生成部1062に入力される。
付加情報生成部1062は、PN符号のタイミングの違
いから、付加情報が指示する複製制御の内容を特定し、
その特定結果に応じて、記録制御部に供給する付加情報
を生成し、出力する。
【0151】図11の例は、図8の例の異なる系列のP
N符号あるいは図9の例の1種類のPN符号と複数の直
交符号を組み合わせた符号が用いられたSS付加情報が
重畳された映像信号から付加情報を検出するSS付加情
報検出部の一例である。
【0152】この例のSS付加情報検出部では、SS付
加情報が重畳されたデジタル映像信号(受信信号)は、
PN符号検出部1081、1082、…、1083に入
力される。PN符号検出部1081、1082、…、1
083のそれぞれは、それぞれ異なるPN符号または1
種類のPN符号と異なる直交符号を掛け合わせた符号を
検出する。その出力は付加情報生成部1084に入力さ
れる。付加情報生成部1084は、どの符号列が検出さ
れたかをもとに、付加情報の種類を特定し、その特定結
果に応じて、記録制御部に供給する付加情報を生成し、
出力する。
【0153】以上のようなSS付加情報生成部およびS
S付加情報検出部を用いた場合には、重畳させる複製制
御の内容を示す付加情報を生成するスペクトラム拡散に
おいて、異なる位相のPN符号あるいは直交符号とPN
符号とを組み合わせた符号を用いることで、複数の異な
る付加情報を同時に付加することも可能である。
【0154】なお、前述の第1および第2の実施の形態
においては、M系列のPN符号を用いるようにしたが、
これに限るものではなく、Gold符号系列の符号など
各種の拡散符号を用いることができる。
【0155】また、前述の第1および第2の実施の形態
においては、デジタル映像信号から抽出する同期信号を
基準信号として用いて、タイミング信号やクロック信号
を生成するようにしたが、これに限るものではない。
【0156】デジタル映像信号の同期信号を基準信号と
して用いることはなく、前述した第1、第2の実施の形
態の記録装置10、30の各部において用いる各種タイ
ミングを例えばシステムコントローラにより管理し、制
御するようにしてもよい。
【0157】また、前述した第1、第2の実施の形態に
おいて、情報信号としてのデジタル映像信号の符号化や
信号の圧縮が必要な場合には、再生装置の読み出し部2
1や記録装置の書き込み部16、36で行うようにする
ことができる。
【0158】またこのように、デジタル映像信号の圧縮
を行う場合、例えば、10ビットソースを8ビット記録
するような場合には、圧縮前の10ビットの段階でSS
付加情報を重畳することにより、圧縮されたデジタル映
像信号が伸長された場合にもSS付加情報が劣化したり
消滅したりしないようにすることができる。
【0159】また、例えば、デジタル映像信号のS/N
比が劣化するような圧縮を伴う場合には、最下位ビット
(LSB)などの低位のビットに限ることなく、より高
位のビットにまでSS付加情報を足し込むこともでき
る。
【0160】また、以上の例は、情報信号がデジタル映
像信号の場合であるが、オーディオ信号やコンピュータ
プログラムなどの各種の情報信号について、この発明は
適用可能である。また、情報信号は、デジタル信号に限
ることなく、アナログ信号であってももちろんよい。
【0161】また、付加情報は、複製制御情報に限るも
のではなく、制御情報、関連情報、記録装置の番号、ユ
ーザのID、記録日時、許可番号、著作権情報など様々
な情報を情報信号に対して付加、重畳することができ
る。
【0162】また、前述した第1、第2の実施の形態に
おいて、記録媒体100、200、300は、いづれも
CD−ROMやDVDなどのディスクであるものとして
説明したが、これらCD−ROMやDVDに限るもので
はない。
【0163】記録媒体としては、光ディスク、光磁気デ
ィスク、磁気ディスク、あるいは、ビデオテープなどの
磁気記録媒体などの各種の記録媒体を用いることができ
る。
【0164】また、前述した第1、第2の実施の形態に
おいては、記録装置10、30、再生装置20は、ネッ
トワークを介してデータの送受を行うパーソナルコンピ
ュータなどの装置であるものとして説明したがこれに限
るものではない。
【0165】例えば、DVDの記録装置や記録再生装
置、デジタルVTR、VTR、カセットテープレコーダ
などの各種の記録装置、記録再生装置にこの発明を適用
することができる。
【0166】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明の情報信号記録装置によれば、情報信号に対し、付
加情報をスペクトラム拡散することにより周波数帯域を
広げ、情報信号と同一時間、同一周波数内で重畳させる
ので、周波数フィルタや単純な情報信号の置き換えでは
付加情報の改ざんおよび消去をできないようにすること
ができる。また、情報信号がデジタル信号であって、こ
れがアナログ信号に変換された場合にも、付加情報が消
去されることがないようにすることができる。このよう
に、情報信号に重畳される付加情報の残存率を高めるこ
とができる。
【0167】このように改ざんや消去が困難にされた、
信号強度の高い付加情報を情報信号に付加できるため、
付加情報の欠落等が発生することのない、信頼性の高い
装置、システムを実現することができる。
【0168】また、付加情報はスペクトラム拡散され
て、広帯域、低レベルの信号とされるので、情報信号を
劣化させることなく、情報信号に付加情報を重畳するこ
とができる。
【0169】また、請求項2に記載の発明の情報信号記
録装置によれば、同じ内容の付加情報が、付加方法を変
えて付加されるため、情報信号に付加される付加情報の
信頼性、強度が高められる。また、異なる付加方法で情
報信号に付加された付加情報の一致を見ることにより改
ざんの確認ができるなど、付加情報の利用範囲を拡大す
ることができる。さらに、内容の異なる付加情報を、付
加方法を変えて情報信号に付加することもでき、この場
合には、情報信号付加される付加情報のトータルの情報
量を増やすことができる。
【0170】また、請求項9〜請求項12に記載の発明
の情報信号記録装置によれば、異なる位相の拡散符号、
あるいは、拡散符号と直行符号など複数の異なる拡散符
号を用いることによって、複数の付加情報を同時に同じ
情報信号に重畳して利用することも容易にできるように
することができる。
【0171】また、請求項14に記載の発明の情報信号
記録装置によれば、スペクトラム拡散された付加情報
は、低信号レベルで情報信号に重畳されるため、付加情
報が、当該情報信号を劣化させるなど、情報信号に対し
て影響を及ぼすことがないようにすることができる。
【0172】また、請求項15に記載の発明の情報信号
記録装置によれば、スペクトラム逆拡散時においては、
付加情報をスペクトラム拡散している拡散符号と、スペ
クトラム逆拡散のための拡散符号との同期を素早く合わ
せて、迅速に付加情報を抽出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による情報信号記録装置の一実施の形
態を説明するためのブロック図である。
【図2】図1の記録装置のタイミング生成部を説明する
ためのブロック図である。
【図3】図1の記録装置のSS付加情報生成部を説明す
るためのブロック図である。
【図4】図3の一部のPN符号発生部の一例を説明する
ためのブロック図である。
【図5】SS付加情報(複製制御情報)と情報信号の関
係をスペクトルで示した図である。
【図6】この発明による情報信号記録システムの一実施
の形態を説明するためのブロック図である。
【図7】SS付加情報生成部の他の例を説明するための
ブロック図である。
【図8】SS付加情報生成部の他の例を説明するための
ブロック図である。
【図9】SS付加情報生成部の他の例を説明するための
ブロック図である。
【図10】SS付加情報検出部の例を示すブロック図で
ある。
【図11】SS付加情報検出部の他の例を示すブロック
図である。
【図12】従来の複製装置の一例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
10、30…記録装置、11、31…付加情報読み出し
部、12、32…新付加情報生成部、13、33…タイ
ミング生成部、14、34…SS付加情報生成部、1
5、35…信号重畳部、16、36…書き込み部、37
…付加情報読み出し生成部、20…再生装置、21…読
み出し部、100、300…記録側記録媒体、200…
再生側記録媒体

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】付加情報が付加された情報信号を受信し、
    前記情報信号から前記付加情報を読み出す読み出し手段
    と、 前記読み出し手段で読み出した前記付加情報に基づい
    て、新たな付加情報を生成する付加情報生成手段と、 前記付加情報生成手段により生成された前記新たな付加
    情報をスペクトラム拡散する拡散手段と、 前記拡散手段によりスペクトラム拡散された前記新たな
    付加情報を前記情報信号に重畳する重畳手段と、 前記重畳手段の出力情報を記録媒体に記録する記録手段
    とを備えることを特徴とする情報信号記録装置。
  2. 【請求項2】前記付加情報生成手段により生成された前
    記新たな付加情報を記録媒体に記録する情報信号に対し
    て付加する付加手段を備え、 前記記録手段は、前記付加手段により付加される前記新
    たな付加情報と、前記重畳手段により重畳されるスペク
    トラム拡散された前記新たな付加情報とを含む情報信号
    を前記記録媒体に記録することを特徴とする請求項1に
    記載の情報信号記録装置。
  3. 【請求項3】スペクトラム拡散された付加情報が重畳さ
    れている情報信号を受信し、前記情報信号中からスペク
    トラム拡散されて重畳されている前記付加情報を読み出
    す読み出し手段と、 前記読み出し手段で読み出した前記付加情報に基づい
    て、新たな付加情報を生成する付加情報生成手段と、 前記付加情報生成手段により生成された前記新たな付加
    情報をスペクトラム拡散する拡散手段と、 前記拡散手段によりスペクトラム拡散された前記新たな
    付加情報を前記情報信号に重畳する重畳手段と前記重畳
    手段の出力情報を記録媒体に記録する記録手段とを備え
    ることを特徴とする情報信号記録装置。
  4. 【請求項4】前記付加情報生成手段により生成された前
    記新たな付加情報を記録媒体に記録する情報信号に対し
    て付加する付加手段を備え、 前記記録手段は、前記付加手段により付加される前記新
    たな付加情報と、前記重畳手段により重畳されるスペク
    トラム拡散された前記新たな付加情報とを含む情報信号
    を前記記録媒体に記録することを特徴とする請求項3に
    記載の情報信号記録装置。
  5. 【請求項5】第1の付加情報と、第2の付加情報とが付
    加されている情報信号を受信し、前記情報信号中から前
    記第1の付加情報を検出する第1の付加情報検出手段
    と、 前記第1の付加情報検出手段で検出された前記第1の付
    加情報に基づいて、第1の新たな付加情報を生成する第
    1の付加情報生成手段と、 前記情報信号中から前記第2の付加情報を検出する第2
    の付加情報検出手段と、 前記第1の付加情報生成手段で生成された前記第1の新
    たな付加情報と、前記第2の付加情報検出手段で検出さ
    れた前記第2の付加情報に基づいて、第2の新たな付加
    情報を生成する第2の付加情報生成手段と、 前記第2の付加情報生成手段により生成された前記第2
    の新たな付加情報を前記情報信号に付加する付加手段と
    前記付加手段の出力情報を記録媒体に記録する記録手段
    とを備えたことを特徴とする情報信号記録装置。
  6. 【請求項6】前記第2の付加情報生成手段において生成
    された前記第2の新たな付加情報をスペクトラム拡散す
    る拡散手段と、 前記拡散手段によりスペクトラム拡散された前記第2の
    新たな付加情報を記録媒体に記録する情報信号に対して
    重畳する重畳手段とを備え、 前記記録手段は、前記付加手段により付加される前記第
    2の新たな付加情報と、前記重畳手段により重畳される
    スペクトラム拡散された前記第2の新たな付加情報とを
    含む情報信号を前記記録媒体に記録することを特徴とす
    る請求項5に記載の情報信号記録装置。
  7. 【請求項7】前記情報信号に付加されている前記第1の
    付加情報と、前記第2の付加情報の内の少なくとも一方
    は、スペクトラム拡散された付加情報であることを特徴
    とする請求項5または請求項6に記載の情報信号記録装
    置。
  8. 【請求項8】前記スペクトラム拡散として、直接拡散方
    式スペクトラム拡散を用いることを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項6または請
    求項7に記載の情報信号記録装置。
  9. 【請求項9】請求項8において、前記スペクトラム拡散
    に1種類の拡散符号を用いることを特徴とする情報信号
    記録装置。
  10. 【請求項10】請求項8において、前記スペクトラム拡
    散のために用いる拡散符号として、異なる位相の拡散符
    号を用いることを特徴とする情報信号記録装置。
  11. 【請求項11】請求項8において、前記スペクトラム拡
    散のために用いる拡散符号として、異なる系列の拡散符
    号を用いることを特徴とする情報信号記録装置。
  12. 【請求項12】請求項8において、前記スペクトラム拡
    散のために用いる拡散符号として、請求項9、請求項1
    0、請求項11に記載の拡散符号のいずれかと、直交符
    号とを組み合わせた符号を用いることを特徴とする情報
    信号記録装置。
  13. 【請求項13】前記付加情報は、複製制御情報であるこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、請求項5、請求項6または請求項7に記載の情報信
    号記録装置。
  14. 【請求項14】スペクトラム拡散されて情報信号に重畳
    される付加情報は、前記情報信号のダイナミックレンジ
    分よりも低いレベルの低い信号電力で重畳されることを
    特徴とする請求項1、請求項3または請求項6に記載の
    情報信号記録装置。
  15. 【請求項15】前記情報信号中から再生したクロック信
    号を用いて、前記スペクトラム拡散のための拡散符号が
    生成され、 前記情報信号中から再生したクロック信号を用いて、前
    記拡散符号の検出を行うことができるようにしたことを
    特徴とする請求項1、請求項3または請求項6に記載の
    情報信号記録装置。
  16. 【請求項16】再生装置部と、この再生装置部により再
    生された信号の供給を受けて、記録媒体に記録する記録
    装置部とからなり、 前記再生装置部は、付加情報が付加された情報信号を再
    生して出力するものであり、 前記記録装置部は、 前記再生装置部により再生された前記情報信号から前記
    付加情報を読み出す読み出し手段と、 前記読み出し手段からの情報に基づいて、前記情報信号
    に付加する新たな付加情報を生成する付加情報生成手段
    と、 前記付加情報生成手段からの前記新たな付加情報をスペ
    クトラム拡散する拡散手段と、 前記拡散手段によりスペクトラム拡散された前記新たな
    付加情報を前記情報信号に重畳する重畳手段と前記重畳
    手段からの出力信号を記録媒体に記録する記録手段とを
    備えることを特徴とする情報信号複製システム。
  17. 【請求項17】前記記録装置部は、 前記付加情報生成手段からの前記新たな付加情報を記録
    媒体に記録する情報信号に対して付加する付加手段を備
    え、 前記記録手段は、前記付加手段により付加される前記新
    たな付加情報と、前記重畳手段により重畳されるスペク
    トラム拡散された前記新たな付加情報とを含む情報信号
    を前記記録媒体に記録することを特徴とする請求項16
    に記載の情報信号複製システム。
  18. 【請求項18】再生装置部と、この再生装置部により再
    生された信号の供給を受けて、記録媒体に記録する記録
    装置部とからなり、 前記再生装置部は、 スペクトラム拡散された付加情報が重畳されている情報
    信号を再生して出力するものであり、 前記記録装置部は、 前記再生装置部からの前記情報信号中からスペクトラム
    拡散されて重畳されている前記付加情報を読み出す読み
    出し手段と、 前記読み出し手段で読み出した前記付加情報に基づい
    て、新たな付加情報を生成する付加情報生成手段と、 前記付加情報生成手段により生成された前記新たな付加
    情報をスペクトラム拡散する拡散手段と、 前記拡散手段によりスペクトラム拡散された前記新たな
    付加情報を前記情報信号に重畳する重畳手段と、 前記重畳手段の出力情報を記録媒体に記録する記録手段
    とを備えたことを特徴とする情報信号複製システム。
  19. 【請求項19】前記記録装置部は、 前記付加情報生成手段からの前記新たな付加情報を記録
    媒体に記録する情報信号に対して付加する付加手段を備
    え、 前記記録手段は、前記付加手段により付加される前記新
    たな付加情報と、前記重畳手段により重畳されるスペク
    トラム拡散された前記新たな付加情報とを含む情報信号
    を前記記録媒体に記録することを特徴とする請求項18
    に記載の情報信号複製システム。
  20. 【請求項20】再生装置部により再生された付加情報が
    付加されている情報信号の供給を受けて、記録装置部が
    前記情報信号を記録媒体に記録する情報信号複製方法で
    あって、 前記記録装置部は、 前記再生装置部からの前記情報信号から前記付加情報を
    読み出す読み出し工程と、 前記読み出し工程で読み出した前記付加情報に基づい
    て、新たな付加情報を生成する付加情報生成工程と、 前記付加情報生成工程からの前記新たな付加情報をスペ
    クトラム拡散する拡散工程と、 前記拡散工程によりスペクトラム拡散された前記新たな
    付加情報を、前記情報信号に重畳する重畳工程と前記重
    畳工程の出力信号を記録媒体に記録する記録工程とを備
    えることを特徴とする情報信号複製方法。
  21. 【請求項21】前記記録装置部は、 前記付加情報生成工程からの前記新たな付加情報を記録
    媒体に記録する情報信号に対して付加する付加工程を備
    え、 前記記録工程は、前記付加工程により付加される前記新
    たな付加情報と、前記重畳工程により重畳されるスペク
    トラム拡散された前記新たな付加情報とを含む情報信号
    を前記記録媒体に記録することを特徴とする請求項20
    に記載の情報信号複製方法。ステム。
  22. 【請求項22】再生装置部により再生されて出力される
    スペクトラム拡散された付加情報が重畳された情報信号
    の供給を受けて、記録装置部が前記情報信号を記録媒体
    に記録する情報信号複製方法であって、 前記記録装置部は、 前記再生装置部からの前記情報信号からスペクトラム拡
    散されて重畳されている前記付加情報を読み出す読み出
    し工程と、 前記読み出し工程で読み出された前記付加情報に基づい
    て、新たな付加情報を生成する付加情報生成工程と、 前記付加情報生成工程からの前記新たな付加情報をスペ
    クトラム拡散する拡散工程と、 前記拡散工程によりスペクトラム拡散された前記新たな
    付加情報を、前記情報信号に重畳する重畳工程と前記重
    畳工程の出力情報を記録媒体に記録する記録工程とを備
    えることを特徴とする情報信号複製方法。
  23. 【請求項23】前記記録装置部は、 前記付加情報生成工程からの前記新たな付加情報を記録
    媒体に記録する情報信号に対して付加する付加工程を備
    え、 前記記録工程は、前記付加工程により付加される前記新
    たな付加情報と、前記重畳工程により重畳されるスペク
    トラム拡散された前記新たな付加情報とを含む情報信号
    を前記記録媒体に記録することを特徴とする請求項22
    に記載の情報信号複製方法。
  24. 【請求項24】付加情報が付加された情報信号の記録方
    法であって、 情報信号から付加情報を読み出す読み出し工程と、 前記読み出し工程で読み出した前記付加情報に基づい
    て、新たな付加情報を生成する付加情報生成工程と、 前記付加情報生成工程からの前記新たな付加情報をスペ
    クトラム拡散する拡散工程と、 前記拡散工程からのスペクトラム拡散された前記新たな
    付加情報を前記情報信号に重畳する重畳工程と前記重畳
    工程の出力情報を記録媒体に記録する記録工程とを備え
    ることを特徴とする情報信号記録方法。
  25. 【請求項25】前記記録装置部は、 前記付加情報生成工程からの前記新たな付加情報を記録
    媒体に記録する情報信号に対して付加する付加工程を備
    え、 前記記録工程は、前記付加工程により付加される前記新
    たな付加情報と、前記重畳工程により重畳されるスペク
    トラム拡散された前記新たな付加情報とを含む情報信号
    を前記記録媒体に記録することを特徴とする請求項24
    に記載の情報信号記録方法。
  26. 【請求項26】スペクトラム拡散された付加情報が重畳
    された情報信号の記録方法であって、 前記情報信号からスペクトラム拡散されて重畳されてい
    る前記付加情報を読み出す読み出し工程と、 前記読み出し工程で読み出した前記付加情報に基づい
    て、新たな付加情報を生成する付加情報生成工程と、 前記付加情報生成工程からの前記新たな付加情報をスペ
    クトラム拡散する拡散工程と、 前記拡散工程からのスペクトラム拡散された前記新たな
    付加情報を前記情報信号に重畳する重畳工程と前記重畳
    工程の出力情報を記録媒体に記録する記録工程とを備え
    ることを特徴とする情報信号記録方法。
  27. 【請求項27】前記記録装置部は、 前記付加情報生成工程からの前記新たな付加情報を記録
    媒体に記録する情報信号に対して付加する付加工程を備
    え、 前記記録工程は、前記付加工程により付加される前記新
    たな付加情報と、前記重畳工程により重畳されるスペク
    トラム拡散された前記新たな付加情報とを含む情報信号
    を前記記録媒体に記録することを特徴とする請求項26
    に記載の情報信号記録方法。
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