JPH10210430A - 映像信号伝送方法、重畳情報抽出方法、映像信号出力装置、映像信号受信装置および映像信号記録媒体 - Google Patents

映像信号伝送方法、重畳情報抽出方法、映像信号出力装置、映像信号受信装置および映像信号記録媒体

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JPH10210430A
JPH10210430A JP9008080A JP808097A JPH10210430A JP H10210430 A JPH10210430 A JP H10210430A JP 9008080 A JP9008080 A JP 9008080A JP 808097 A JP808097 A JP 808097A JP H10210430 A JPH10210430 A JP H10210430A
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video signal
signal
spectrum
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JP9008080A
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Akira Ogino
晃 荻野
Nozomi Ikeda
望 池田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペクトラム拡散されて映像信号に重畳され
た付加情報の消滅、劣化を防止し、映像信号に重畳され
た付加情報を確実に提供する。 【解決手段】 PN符号発生制御部15は、1垂直区間
に対し、1チップのPN符号を発生させるためのPN符
号発生クロック信号PNCLKを生成し、SS複製防止
制御信号生成部16に供給する。SS複製防止制御信号
生成部16は、PN符号発生クロック信号PNCLKに
基づいて、1垂直区間に対し、1チップのPN符号を発
生させ、このPN符号を用いて、複製防止制御信号S3
をスペクトラム拡散し、SS複製防止制御信号S5を形
成する。SS複製防止制御信号S5は、映像信号に重畳
されて出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、記録媒
体に記録されている映像信号を再生して、複製を防止す
る情報とともに伝送し、伝送された映像信号を受信して
別の記録媒体に記録するのを制限ないしは禁止する場合
のように、映像信号に付加情報を重畳して出力し、これ
を受信して重畳された付加情報を抽出し、抽出した付加
情報を用いた複製防止制御などを可能にする方法、装置
および映像信号記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】VTR(ビデオテープレコーダ)が普及
し、VTRで再生が可能な数多くのソフトウエアが提供
されるようになってきている。また最近では、デジタル
VTRやDVD(デジタルビデオディスク)の再生装置
などが現実のものとなってきており、画質、音質の良い
映像、音声を手軽に再生して視聴することができるよう
になってきている。
【0003】しかし、一方で、このように豊富に提供さ
れるようになったソフトウエアが無制限に複製されてし
まうおそれがあるという問題があり、従来から種々の複
製防止対策が施されている。
【0004】例えば、アナログ映像信号についての複製
を直接的に禁止する方法ではないが、記録装置としての
例えばVTRと、映像を提供するモニタ受像機のAGC
(オート・ゲイン・コントロール)の方式の相違、ある
いはAPC(オート・フェイズ・コントロール)の特性
の相違を利用して、実質的に複製を防止する方法があ
る。
【0005】すなわち、例えば、VTRは、映像信号に
挿入された擬似同期信号によりAGCを行い、モニタ受
像機は、この擬似同期信号によらないAGC方式を採用
するというように、AGCの方式の相違を利用する方法
が前者の例で、オリジナルの記録媒体にアナログ映像信
号を記録するときに、AGCのための同期信号としてレ
ベルが極端に大きな擬似同期信号を挿入しておき、再生
用VTRから記録用VTRに供給する映像信号に、AG
Cのための同期信号として、このレベルが極端に大きな
擬似同期信号を挿入するものである。
【0006】また、VTRでのAPCは、映像信号中の
カラーバースト信号に短い時定数で追従するが、モニタ
受像機のAPCは、比較的長い時定数で追従するという
ように、APCの特性の相違を利用する方法が後者の例
で、オリジナルの記録媒体にアナログ映像信号を記録す
るときに、映像信号のカラーバースト信号の位相を部分
的に反転させておき、再生用VTRから記録用VTRに
供給する映像信号としてカラーバースト信号の位相が部
分的に反転したものを出力するものである。
【0007】以上のようにした場合、再生用VTRから
のアナログ映像信号の供給を受けるモニタ受像機におい
ては、擬似同期信号やAPCのために用いられるカラー
バースト信号の部分的な位相の反転の影響を受けること
なく、正常に映像が再生される。
【0008】しかし、再生用VTRからの上述のように
擬似同期信号が挿入された、または、カラーバースト信
号の位相反転制御を受けたアナログ映像信号の供給を受
けて、これを記録媒体に記録するVTRにおいては、入
力信号に基づく利得制御、あるいは位相制御を正常に行
うことができず、映像信号を正常に記録することができ
ないようになる。したがって、記録された映像信号を再
生しても、視聴可能な正常な映像が再生されることがな
いようにできる。
【0009】このようにアナログ映像信号を扱う場合に
は、複製を禁止するのではなく、正常に視聴可能な再生
映像が得られないようにするものであり、これはいわば
消極的な複製防止制御である。
【0010】これに対して、デジタル化された情報例え
ば映像信号を扱う場合には、複製防止符号、あるいは複
製の世代制限符号などからなる複製防止制御信号を、デ
ジタルデータとして映像信号に付加して記録媒体に記録
しておくことにより、複製を禁止するなどの直接的な複
製防止制御を行うようにしている。
【0011】図10は、このデジタル化された情報を扱
う場合の複製装置の基本的な構成図であり、デジタル再
生装置110で再生されたデジタル情報を、デジタル伝
送路101を通じてデジタル記録装置120に送り、複
製可能なものは複製を実行し、複製不許可のものは複製
を禁止するものである。
【0012】デジタル再生装置110に装填されている
記録媒体111には、デジタル主情報に加えて、付加情
報としての複製防止制御情報が記録されている。この複
製防止制御情報は、複製禁止、複製許可、世代制限など
を制御内容として指示するものである。デジタル再生部
112は、記録媒体111から情報を読み出して、デジ
タル主情報と共に複製防止制御情報を得、これをデジタ
ル伝送路101を通じてデジタル記録装置120に送
る。
【0013】デジタル記録装置120の複製防止制御信
号検出部122は、デジタル伝送路101を通じて受信
した情報から複製防止制御信号を検出し、その制御内容
を判別する。そして、この判別結果をデジタル記録部1
21に送る。
【0014】デジタル記録部121は、複製防止制御信
号検出部122からの複製防止制御信号の判別結果が、
デジタル伝送路101を通じて入力されたデジタル情報
の記録を許可するものであるときには、前記入力デジタ
ル信号を記録に適したデジタル情報に変換し、記録媒体
123に書き込んで記録を実行するようにする。一方、
複製防止制御信号検出部122からの複製防止制御信号
の判別結果が、複製禁止であるときには、デジタル記録
部121は、前記入力デジタル情報の記録処理を行わな
いようにする。
【0015】さらに、複製防止制御信号検出部122か
らの複製防止制御信号の判別結果が、第1世代の複製の
みを許可するものであるときには、デジタル記録部12
1は、前記入力デジタル信号を記録に適したデジタル情
報に変換し、記録媒体123に書き込んで記録を実行す
ると共に、付加情報としての複製防止制御信号を複製禁
止(次世代の複製禁止)を指示するものに変更して、記
録媒体123に記録するようにする。したがって、複製
された記録媒体123を用いては、映像信号を複製する
ことはできないようになる。
【0016】このように、主情報信号と、付加情報とし
ての複製防止制御信号をデジタル信号として、記録装置
に供給するようにする、いわゆるデジタル接続の場合に
は、伝送されるデジタルデータに複製防止制御信号が含
まれるので、この複製防止制御信号を用いて、記録装置
において、複製禁止などの複製防止制御を確実に行うこ
とができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図10のデ
ジタル再生装置が、例えばデジタルVTRの場合には、
再生した映像信号および音声信号をモニターするため
に、主情報信号である映像信号および音声信号のみをD
/A変換回路113を通じてアナログ信号に変換して、
通常はモニター受像機が接続されるアナログ出力端子1
14に導出するようにする。
【0018】このように、デジタル情報の再生装置であ
っても、アナログ出力端子114に導出されるアナログ
信号には、複製防止制御信号は含まれていない。このた
め、アナログ出力端子114にアナログVTRなどが接
続されるアナログ接続の場合には、情報信号の複製が可
能となってしまう。
【0019】そこで、D/A変換された映像信号や音声
信号に、複製防止制御信号を重畳付加することが考えら
れるが、D/A変換された映像信号や音声信号を劣化さ
せずに、複製防止制御信号を付加し、記録装置において
取り出して複製防止制御に用いることは難しい。
【0020】したがって、従来は、アナログ接続の場合
には、前述したVTRとモニタ受像機のAGCの方式の
相違、あるいはAPCの特性の相違を利用する複製防止
方法を用いて、消極的な複製防止を行うようにするしか
方法がなかった。
【0021】ところが、前述したVTRとモニタ受像機
のAGCの方式の相違、あるいはAPCの特性の相違を
利用する複製防止制御方法の場合、記録装置側のAGC
の方式、APCの特性によっては、正常に映像信号の記
録が行われてしまい、消極的な複製防止さえも、できな
い場合が発生する。また、モニタ受像機の再生画像が乱
れるなどの問題が生じるおそれもあった。
【0022】以上のような問題点を解決し、再生される
映像、音声を劣化させることなく、アナログ接続、デジ
タル接続のいずれの場合にも有効な複製防止制御方式と
して、本出願人は、先に、複製防止制御信号をスペクト
ラム拡散し、このスペクトラム拡散した複製防止制御信
号をアナログ信号の状態の映像信号に重畳して、映像信
号をデジタル記録あるいはアナログ記録する方式を提案
している(特願平7−339959号参照)。
【0023】この方式においては、拡散符号として用い
るPN(PseudorandomNoise)系列の
符号(以下、PN符号という)を十分に早い周期で発生
させて、これを複製防止制御信号に対して掛け合わせる
ことによりスペクトラム拡散し、狭帯域、高レベルの複
製防止制御信号を、映像信号や音声信号には影響を与え
ることのない広帯域、低レベルの信号に変換させる。そ
して、このスペクトラム拡散された複製防止制御信号を
アナログ映像信号に重畳して記録媒体に記録するように
する。この場合、記録媒体に記録する映像信号は、アナ
ログ、デジタルのどちらでも可能である。
【0024】この方式においては、複製防止制御信号
は、スペクトラム拡散されて広帯域、低レベルの信号と
して映像信号に重畳されるため、違法に複製しようとす
る者が、重畳された複製防止制御信号を映像信号から取
り除くことは難しい。
【0025】しかし、逆スペクトラム拡散することによ
り重畳された複製防止制御信号を検出し、利用すること
は可能である。したがって、映像信号とともに複製防止
制御信号を確実に記録装置側に提供することができると
共に、記録装置側において、複製防止制御信号を検出
し、検出した複製防止制御信号に応じた複製制御を確実
に行うことができる。
【0026】ところが、前述のように、複製防止制御信
号をスペクトラム拡散して映像信号に重畳する方式の場
合、スペクトラム拡散された複製防止制御信号が除去さ
れたり、劣化したり、あるいは、付け替えられる場合が
ある。
【0027】例えば、映像信号の水平方向の画素間の相
関性(以下、この明細書では、水平方向の相関性とい
う)、あるいは、水平走査線間の相関性(以下、垂直方
向の相関性と言う)を利用して、映像信号のノイズを除
去するノイズ除去システムは、隣接する水平方向の画素
間、あるいは、水平走査線間の映像信号どうしで差分を
取り、得られた差分をノイズとして除去する。
【0028】このようのなノイズ除去システムが用いら
れた場合には、スペクトラム拡散されて映像信号に重畳
された複製防止制御信号が差分として算出され、前述し
たように、除去される場合がある。また、除去された場
合には、別のスペクトラム拡散された複製防止制御信号
に付け替えられるなどのおそれがある。
【0029】また、映像信号の水平方向の相関性、ある
いは、垂直方向の相関性を利用したノイズ除去システム
が用いられた場合、スペクトラム拡散されて映像信号に
重畳された複製防止制御信号の全部ではないが、映像信
号に重畳された複製防止制御信号が部分的に除去される
など複製防止制御信号が劣化する場合がある。この場合
には、映像信号に重畳された正確な複製防止制御信号を
抽出することができなくなり、複製防止制御信号に応じ
た複製防止制御ができなくなる。
【0030】また、いわゆるズームモードを用いて、ス
ペクトラム拡散された複製防止制御信号が重畳された映
像信号により再生される画像を拡大、縮小を行うように
した場合には、映像信号が近隣の別の映像信号により補
間されたり、映像信号が間引きかれるなどの処理がされ
る。この場合、スペクトラム拡散されて映像信号に重畳
された複製防止制御信号が変化してしまうため、逆スペ
クトラム拡散を行っても、スペクトラム拡散前の元の複
製防止制御信号を正常に取り出すことができない場合が
ある。
【0031】また、横縦比が4:3の画像を形成する映
像信号を用いて、横縦比が16:9の画像を形成するよ
うにするいわゆるワイドモードや、画像の垂直方向を縮
小し、映画のスクリーンと同じ横縦比の画像を形成する
ようにするいわゆるシネマモードが用いられた場合に
は、映像信号の補間処理や間引き処理が行われるため、
元の映像信号にスペクトラム拡散されて重畳されている
複製防止制御信号が変化してしまう。このような、画像
の表示サイズの変換処理を行った場合にも、スペクトラ
ム拡散されて映像信号に重畳されている複製防止制御信
号を、元の正常な複製防止制御信号として取り出すこと
ができない場合がある。
【0032】また、映像信号により形成される1画面分
の画像のうち、必要な部分だけを使用するようにした
り、この逆に、不必要な画像部分を削除するようにした
場合においても、スペクトラム拡散されて映像信号に重
畳された複製防止制御信号は変化してしまう。このよう
に、映像信号により形成される画像の一部使用や部分削
除を行った場合にも、元の正常な複製防止制御信号を取
り出すことができなくなる。
【0033】このように、スペクトラム拡散された複製
防止制御信号が重畳された映像信号により形成される画
像の拡大、縮小等が行われ、スペクトラム拡散されて映
像信号に重畳されている複製防止制御信号が変化する場
合には、元の複製防止制御信号を取り出すことができな
いため、複製防止制御信号に応じた複製防止制御ができ
なくなる。
【0034】以上のことにかんがみ、この発明は、上記
問題点を一掃し、スペクトラム拡散されて映像信号に重
畳された付加情報を、確実に受信先に提供し、完全な付
加情報を取り出すことができるようにする方法、装置お
よび映像信号記録媒体を提供することを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明による請求項1に記載の映像信号伝送方法
は、スペクトラム拡散した付加情報を映像信号に重畳し
て伝送する伝送方法であって、垂直同期信号に同期し
て、N(Nは、1以上の整数)フィールドで1チップと
なる拡散符号を生成し、前記拡散符号を用いてスペクト
ラム拡散した前記付加情報を、前記映像信号の画面単位
の時間軸方向に重畳して伝送することを特徴とする。
【0036】また、この発明による請求項3に記載の重
畳情報抽出方法は、N(Nは、1以上の整数)フィール
ドで1チップとなる拡散符号によりスペクトラム拡散さ
れた付加情報が、画面単位の時間軸方向に重畳された映
像信号から前記付加情報を抽出する方法であって、垂直
同期信号に同期し、前記スペクトラム拡散された前記付
加情報が重畳された区間に対応して、Nフィールドで1
チップとなる拡散符号を生成し、前記拡散符号を用いて
スペクトラム逆拡散することにより、前記映像信号に重
畳された前記付加情報を抽出することを特徴とする。
【0037】この発明による請求項1に記載の映像信号
伝送方法によれば、例えば、1フィールド(1垂直区
間)で1チップとなる拡散符号を用いて、付加情報をス
ペクトラム拡散し、このスペクトラム拡散された付加情
報を、1フィールド毎に重畳することにより、映像信号
の画面単位の時間軸方向にスペクトラム拡散された付加
情報を重畳して伝送する。
【0038】これにより、各フィールド内には、スペク
トラム拡散された同じ付加情報が重畳されることにな
り、映像信号の水平方向の相関性、あるいは、垂直方向
の相関性を利用したノイズ除去システムが用いられた場
合に、水平方向の隣接する画素間や水平走査線間で差分
を取っても、映像信号に重畳されているスペクトラム拡
散信号は、差分として検出されないため、削除された
り、劣化することがない。また、映像信号により形成さ
れる画像の拡大縮小、画像の表示サイズの変換、画像の
部分使用や部分削除が行われ、画素単位、水平走査線
(水平ライン)単位の映像信号の補間、間引きが行われ
た場合にも、実際に画像を形成する映像信号の1フィー
ルド内に重畳されたスペクトラム拡散された付加情報の
内容が変化することがない。したがって、スペクトラム
拡散されて映像信号に重畳された付加情報は確実に伝送
される。
【0039】また、この発明による請求項3に記載の重
畳情報抽出方法によれば、垂直同期信号に同期するとと
もに、スペクトラム拡散された付加情報(スペクトラム
拡散信号)が重畳された区間に対応して、例えば、1フ
ィールドで1チップとなる逆拡散用の拡散符号が生成さ
れる。この逆拡散用の拡散符号が用いられて逆スペクト
ラム拡散が行われることにより、スペクトラム拡散され
て映像信号に重畳された付加情報が取り出される。
【0040】したがって、前述にもしたように、映像信
号の水平方向の相関性、あるいは、垂直方向の相関性を
利用したノイズ除去システムが用いられることにより、
スペクトラム拡散されて映像信号に重畳された付加情報
が除去されたり、劣化するようにされることがなく、ま
た、映像信号により形成される画像の拡大縮小、画像の
表示サイズの変換、画像の部分使用や部分削除が行わ
れ、画素単位、水平走査線(水平ライン)単位の映像信
号の補間、間引きが行われた場合にも、映像信号に重畳
された付加情報を確実に抽出することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながらこの発明
による映像信号伝送方法、重畳情報抽出方法、映像信号
出力装置、映像信号受信装置、映像信号記録媒体の一実
施の形態について説明する。
【0042】以下に説明する映像信号出力装置、映像信
号記録装置は、DVD(デジタルビデオディスク)の記
録再生装置(DVD装置と以下称する)に適用されたも
のとして説明する。また、説明を簡単にするため、音声
信号系についての説明は省略する。
【0043】図1は、この実施の形態の映像信号複製制
御システムで用いられる映像信号出力装置(以下、単に
出力装置という)10を説明するための図である。すな
わち、出力装置10は、この第1の実施の形態におい
て、DVD装置の再生系に相当する。
【0044】図1において、記録媒体100は、デジタ
ル化された映像信号、音声信号が記録され、かつ、付加
情報として複製防止制御信号が記録されたものであり、
この例ではDVDである。複製防止制御信号は、ディス
クの最内外のTOC(Table Of Conten
ts)やディレクトリと呼ばれるトラックエリアに記録
することもできるし、映像データや音声データが記録さ
れるトラックに、記録エリアを別にして挿入記録するこ
ともできる。以下に説明する例は、後者の場合の例で、
映像データを読み出したときに、複製防止制御信号も同
時に読み出される場合である。
【0045】また、複製防止制御信号は、第1世代の複
製のみは許可するなどのような世代制限を内容とするも
のでもよいし、映像信号の複製の禁止または許可を示す
信号でもよく、1ビットあるいは数ビットで構成されて
いるものとして説明する。
【0046】また、この実施の形態において、記録媒体
100に記録されている信号は、映像信号などの圧縮方
式標準規格である、例えば、MPEG2が用いられて圧
縮されて記録されている。
【0047】図1に示すように、この実施の形態の出力
装置10は、読み出し部11、復号化部12、複製防止
制御信号抽出部13、同期分離部14、PN符号発生制
御部15、SS(SSはスペクトラム拡散の略、以下同
じ)複製防止制御信号生成部16、加算部17、D/A
変換回路191、192を備えている。
【0048】読み出し部11は、記録媒体100を再生
して得られる信号S1から再生映像信号成分S2を取り
出し、これを復号化部12および複製防止制御信号抽出
部13に供給する。
【0049】復号化部12は、再生映像信号成分S2に
ついて復号化処理を行い、デジタル映像信号を形成し、
これをD/A変換回路191に供給する。D/A変換回
路191は、デジタル映像信号をD/A変換して、同期
信号を有するアナログ映像信号S2Aを形成し、これを
同期分離部14、加算部17に供給する。
【0050】複製防止制御信号抽出部13は、再生映像
信号成分S2に付加されている複製防止制御信号S3を
抽出し、これをSS複製防止制御信号生成部16に供給
する。
【0051】一方、同期分離部14は、アナログ映像信
号S2Aから垂直同期信号Vを抜き出して、これをPN
符号発生制御部15に供給する。
【0052】PN符号発生制御部15は、垂直同期信号
Vを基準信号として用いて、PN符号の発生に用いられ
るPN符号発生クロック信号PNCLKや、各種のタイ
ミング信号を生成する。
【0053】図2は、この実施の形態のPN符号発生制
御部15を説明するためのブロック図である。図2に示
すように、この実施の形態のPN符号発生制御部15
は、PN符号発生クロック信号生成部151、タイミン
グ信号生成部152を備え、これらには、同期分離部1
4からの垂直同期信号Vが供給される。
【0054】PN符号発生クロック信号生成部151
は、垂直同期信号Vを基準信号として用いて、スペクト
ラム拡散に用いる拡散用のPN符号を発生させるための
PN符号発生クロック信号PNCLKを生成する。
【0055】図3は、この実施の形態のPN符号発生ク
ロック信号生成部151において生成される、PN符号
発生クロック信号PNCLKの例を説明するための図で
ある。図3に示すように、この実施の形態において、P
N符号発生クロック信号PNCLKは、垂直同期信号V
(図3A)の前縁(立ち下がりエッジ)を基準として生
成される。
【0056】そして、後述にもするように、このPN符
号発生クロック信号PNCLK(図3B)の立ち下がり
エッジを基準にして、1クロック周期、この場合には1
垂直区間(1フィールド)を1チップ区間とするPN符
号が発生される。以下、この明細書においては、PN符
号発生クロック信号PNCLKの1クロック分を1チッ
プというものとする。
【0057】タイミング信号生成部153は、垂直同期
信号Vに基づいて、この出力装置10で用いられる各種
のタイミング信号を生成する。
【0058】そして、PN符号発生制御部15において
生成されたPN符号発生クロック信号PNCLKは、S
S複製防止制御信号生成部16に供給される。
【0059】SS複製防止制御信号生成部16は、前述
した複製防止制御信号抽出部13によって抽出された複
製防止制御信号S3をPN符号列を用いてスペクトラム
拡散し、映像信号S2Aに重畳するスペクトル拡散され
た複製防止制御信号(以下、SS複製防止制御信号とい
う)S5を形成する。
【0060】図4は、この実施の形態のSS複製防止制
御信号生成部16を説明するためのブロック図である。
図4に示すように、SS複製防止制御信号生成部16
は、複製防止制御信号列生成部161、PN符号列生成
部162、乗算回路163を備えている。
【0061】複製防止制御信号列生成部161には、複
製防止制御信号抽出部15からの複製防止制御信号S3
と、タイミング信号TM、PN符号発生クロック信号P
NCLKが供給される。この場合、タイミング信号TM
は、複製防止制御信号S3の1ビット毎の区切りのタイ
ミングを示す。
【0062】そして、複製防止制御信号列生成部161
は、複製防止制御信号S3を1ビット毎に、予め決めら
れたクロック数分出力することにより、複製防止制御信
号列FSを生成し、これを乗算回路163に供給する。
【0063】PN符号列生成部162には、PN符号発
生クロック信号PNCLKと、イネーブル信号ENと、
リセット信号REが供給される。イネーブル信号EN
は、PN符号列生成部162を動作状態にするための信
号であり、この実施の形態のおいては、出力装置10に
電源が投入されることにより生成されて、PN符号列生
成部162に供給される。
【0064】PN符号列生成部162は、イネーブル信
号ENに応じて動作が可能な状態にされる。そして、P
N符号列生成部162は、リセット信号REの例えば立
ち下がりエッジ毎に、PN符号発生クロック信号PNC
LKに応じて、予め決められた符号パターンのPN符号
列PSをその先頭から生成する。
【0065】このように、リセット信号REは、予め決
められた符号パターンのPN符号列をその先頭から発生
させるための信号である。この実施の形態においては、
Iピクチャー(Intra−coded pictur
e)と呼ばれるフレームが出現する毎に、リセット信号
REがPN符号列生成部162に供給されて、予め決め
られた符号パターンのPN符号列の発生が繰り返され
る。
【0066】すなわち、この実施の形態において、記録
媒体100に記録されている映像信号は、上述のIピク
チャーが、一定周期で挿入されたものである。Iピクチ
ャーは、予測符号化を使わずに、1フレーム分の映像信
号がそのまま符号化されて形成されたもので、動き補償
予測が用いられて形成されるPピクチャー(Predi
ctive−coded picture)やBピクチ
ャー(Bidirectionally−coded
picture)とともに、ディスク100に記録され
ている映像信号を形成する。そして、この実施の形態に
おいては、Iピクチャーを、PN符号列の発生開始のリ
セットタイミングとするようにしたものである。
【0067】図5は、PN符号列生成部162の構成例
を示す図である。この例のPN符号列生成部162は、
6段のシフトレジスタを構成する6個のDフリップフロ
ップREG1〜REG6と、このシフトレジスタの適宜
のタップ出力を演算するイクスクルーシブオア回路EX
−ORとからなっている。そして、図5に示すPN符号
列生成部162は、上述したように、イネーブルEN、
PN符号発生クロック信号PNCLK、リセット信号R
Eに基づいて、M系列のPN符号列PSを発生する。P
N符号列生成部162で生成されたPN符号列PSは、
乗算回路163に供給される。
【0068】図6は、PN符号列生成部162により発
生されるPN符号の発生状況、すなわち、映像信号に対
するPN符号のマッピングについて説明するための図で
ある。前述にもしたように、この実施の形態において、
PN符号列生成部162は、PN符号発生クロック信号
PNCLKに基づいて、1垂直区間毎に1チップのPN
符号を発生させる。すなわち、PN符号発生クロック信
号PNCLKをクロック信号として、1垂直区間毎に1
クロック周期のPN符号を発生させる。
【0069】これにより、画面単位の時間軸方向(以
下、この明細書では、単に時間軸方向という)に、1垂
直区間毎に、異なるPN符号P1、P2、P3、P4…
からなるデータ列が形成される。
【0070】また、この実施の形態においては、上述し
たように、Iピクチャー毎に、同じ符号パターンのPN
符号列が繰り返し生成されるので、Iピクチャーから次
のIピクチャーまでを1周期とし、1垂直区間で1チッ
プとなるPN符号からなるPN符号列PSが繰り返し生
成される。概念的には、1垂直区間毎に、異なるPN符
号P1、P2、P3、P4…が生成され、1垂直区間内
においては同じPN符号からなる平面が形成される。
【0071】そして、このようにPN符号列生成部16
2で生成されるPN符号列PSが、例えば、そのまま映
像信号に重畳された場合であって、前述したように、映
像信号の水平方向の相関性や垂直方向の相関性を利用し
たノイズ除去を行った場合、この1垂直区間内で隣接す
る画素間、あるいは、隣接する水平走査線間で差分を取
っても、映像信号に重畳されたPN符号が差分として検
出されることがないので、得られた差分をノイズとみな
して除去する処理が行われてもPN符号列PSは除去さ
れない。
【0072】また、前述したように、いわゆるズームモ
ードを用いて画像の縮小拡大を行ったり、いわゆるワイ
ドモード、シネマモード、標準モードのように、映像信
号が形成する画像のサイズを変更するようにする画像変
換を行うことにより、画像の表示サイズを変更するよう
にした場合にも、1垂直区間毎に重畳される1垂直区間
を1チップとするPN符号が変化することがない。
【0073】また、PN符号列PSが重畳された映像信
号により形成される画像の一部を切り出して用いるよう
な画像の部分使用を行っても、切り出した画像を形成す
る映像信号に重畳されたPN符号が変化することもな
い。また、画像の不要な部分を切り取って、必要な画像
だけを用いるようにした場合、すなわち、画像の部分削
除を行っても、画像の部分削除が行われた後の画像を形
成する映像信号に重畳されているPN符号が変化するこ
ともない。
【0074】このように、この実施の形態においては、
PN符号列PSが映像信号に重畳されたばあであって、
映像信号の水平方向、垂直方向の相関性を利用したノイ
ズ除去、PN符号が重畳された映像信号により形成され
るが像の拡大縮小、画像の表示サイズの変換、画像の部
分使用や部分削除が行われた場合にも、図6に示したよ
うに、時間軸方向であって、1垂直区間毎に形成される
PN符号P1、P2、P3、P4…からなるデータ平面
上のPN符号(データ)が変化することがない。
【0075】そして、乗算回路163は、上述のよう
に、PN符号発生クロック信号PNCLKに基づいて、
1垂直区間を1チップとして生成されるPN符号からな
るPN符号列PSを用いて、複製防止制御信号列FSを
スペクトラム拡散し、SS複製防止制御信号S5を形成
する。
【0076】SS複製防止制御信号生成部16において
形成されたSS複製防止制御信号S5は、D/A変換回
路192に供給される。D/A変換回路192は、SS
複製防止制御信号S5をアナログSS複製防止制御信号
S5Aに変換し、加算部17に供給する。
【0077】加算部17は、アナログ映像信号S2Aに
対して、アナログSS複製防止制御信号S5Aを重畳
し、出力映像信号S6Aを形成して、これを出力する。
このように加算部17は、アナログ映像信号S2Aに対
し、PN符号列PSによりスペクトラム拡散された複製
防止制御信号であるSS複製防止制御信号S5Aを重畳
する重畳手段としての機能を有する。
【0078】このように、出力映像信号S6Aには、1
垂直区間を1チップとして生成されるPN符号からなる
PN符号列PSによりスペクトラム拡散されて形成され
たSS複製防止制御信号S5が重畳される。したがっ
て、映像信号の1垂直区間内には同じSS複製防止制御
信号S5が重畳される。
【0079】これにより、前述にもしたように、映像信
号の水平方向、垂直方向の相関性を利用したノイズ除去
や、画像の拡大縮小、画像の表示サイズの変換、画像の
部分使用、部分削除が行われた場合にも、SS複製防止
制御信号S5が重畳された映像信号の各垂直区間に重畳
されたSS複製防止制御信号S5が変化することがな
い。
【0080】したがって、この出力装置10やこの出力
装置10からの映像信号の供給を受ける後述する記録装
置などの装置において、あるいは、出力装置10とこの
出力装置10からの映像信号の供給を受ける装置との間
において、上述のような、映像信号の水平方向、垂直方
向の相関性を利用したノイズ除去や、画像の拡大縮小、
画像の表示サイズの変換、画像の部分使用、部分削除に
よる映像信号の補間や間引きが行われた場合にも、スペ
クトラム拡散された複製防止制御信号(SS複製防止制
御信号)を映像信号に重畳して確実に伝送し、後続する
装置に提供することができる。
【0081】また、複製防止制御信号は、スペクトラム
拡散されて映像信号に重畳されるため、映像信号に重畳
されるSS複製防止制御信号が、映像信号を劣化させる
こともなく、また、簡単に映像信号からSS複製防止制
御信号が取り除かれることもない。
【0082】図7は、複製防止制御信号と、主情報信号
この例では映像信号との関係をスペクトルで示したもの
である。複製防止制御信号は、これに含まれる情報量は
少なく、低ビットレートの信号であり、図7(a)に示
されるように狭帯域の信号である。これにスペクトラム
拡散を施すと、図7(b)に示すような広帯域幅の信号
となる。このときに、スペクトラム拡散信号レベルは帯
域の拡大比に反比例して小さくなる。
【0083】このスペクトラム拡散信号、すなわち、S
S複製防止制御信号S7Aを、加算部17で情報信号に
重畳させるのであるが、この場合に、図7(c)に示す
ように、情報信号としての映像信号のダイナミックレン
ジより小さいレベルで、SS複製防止制御信号S7Aを
重畳させるようにする。このように重畳することにより
主情報信号の劣化がほとんど生じないようにすることが
できる。したがって、上述したように、SS複製防止制
御信号が重畳された映像信号がモニター受像機に供給さ
れて、映像が再生された場合に、SS複製防止制御信号
の影響はほとんどなく、良好な再生映像が得られるもの
である。
【0084】一方、後述するように、記録側でSS複製
防止制御信号を検出するために、逆スペクトラム拡散を
行うと、図7(d)に示すように、SS複製防止制御信
号が再び狭帯域の信号として復元される。十分な帯域拡
散率を与えることにより、逆拡散後の複製防止制御信号
の電力が情報信号を上回り、検出可能となる。
【0085】この場合、アナログ映像信号に重畳された
SS複製防止制御信号は、アナログ映像信号と同一時
間、同一周波数内に重畳されるため、周波数フィルタや
単純な情報の置き換えでは削除および修正が不可能であ
る。
【0086】したがって、映像信号に重畳されたSS複
製防止制御信号が取り除かれることがなく、SS複製防
止制御信号をモニタ受像機や記録装置などの装置に確実
に提供することができる。
【0087】このように、SS複製防止制御信号S5A
が重畳されたアナログ出力映像信号S6Aは、映像を表
示するモニタ受像機や、後述する記録装置20に供給さ
れる。
【0088】なお、実施の形態において、出力装置10
は、例えばMPEG2が用いられてデータ圧縮されて記
録媒体100に記録されている映像信号のIピクチャー
を基準としてPN符号列をその先頭から発生させるため
のリセット信号REを生成するようにした。これに限る
ものではない。
【0089】例えば、予め決められた間隔をあけて、垂
直帰線消去期間内にリセット信号REの生成のためのタ
イミング信号を挿入しておき、これを検出したときに、
PN符号列を先頭から出力するようにしてもよい。
【0090】次に、前述した出力装置10からの映像信
号S6Aの供給を受けて、映像信号を記録する記録装置
20について説明する。
【0091】図8は、この実施の形態の映像信号複製制
御システムで用いられる映像信号記録装置(以下、単に
記録装置という)20を説明するための図である。すな
わち、記録装置20は、この第1の実施の形態におい
て、DVD装置の記録系に相当する。
【0092】記録装置20は、図8に示すように、符号
化部21、同期分離部22、PN符号発生制御部23、
スペクトラム拡散されて映像信号に重畳された複製防止
制御信号を検出する検出部(以下、SS複製防止制御信
号検出部という)24、複製の許可、禁止などの制御を
行う複製制御部25、書き込み部26、A/D変換回路
291を備えている。また、記録媒体200は、記録装
置20により映像信号が書き込まれるDVDである。
【0093】出力装置10から供給された映像信号S6
Aは、A/D変換回路291により、デジタル映像信号
S21に変換されて、符号化部21、同期分離部22、
SS複製防止制御信号検出部24に供給される。
【0094】符号化部21は、デジタル映像信号S21
の供給を受けて、映像同期信号を除去したり、デジタル
映像信号をデータ圧縮するなどの符号化処理を行って、
記録媒体200へ供給する記録用のデジタル映像信号S
22を形成し、書き込み部26に供給する。
【0095】同期分離部22は、符号化処理される前の
デジタル映像信号S21から、垂直同期信号Vを抜き出
し、これをPN符号発生制御部23に供給する。
【0096】この実施の形態において、記録装置20の
PN符号発生制御部23は、図2を用いて前述した出力
装置10のPN符号発生制御部15と同様に構成された
ものである。このため、ここでは、PN符号発生制御部
23は、図2に示した構成を有するものとして説明す
る。
【0097】PN符号発生制御部23のPN符号発生ク
ロック信号生成部151は、垂直同期信号Vを基準信号
として用い、前述した出力装置10に対応して、スペク
トラム逆拡散に用いる逆拡散用のPN符号列を発生させ
るためのPN符号発生クロック信号PNCLKを生成す
る。
【0098】ここで生成されるPN符号発生クロック信
号PCLKは、前述した出力装置10のPN符号発生制
御部15において生成される、図3Bに示したPN符号
発生クロック信号PNCLKと同様の信号であり、1垂
直区間毎に、1クロック周期、この場合には1垂直区間
を1チップとするPN符号を生成するために用いられ
る。
【0099】また、PN符号発生制御部23のタイミン
グ信号生成部152は、垂直同期信号Vに基づいて各種
のタイミング信号を生成する。
【0100】PN符号発生制御部23において生成され
たPN符号発生クロック信号PNCLKは、SS複製防
止制御信号検出部24に供給される。
【0101】この実施の形態において、SS複製防止制
御信号検出部24は、PN符号発生器や乗算回路を備
え、逆スペクトラム拡散を行って、映像信号S21に重
畳されている複製防止制御信号を取り出すスペクトラム
逆拡散手段としての機能を有している。
【0102】SS複製防止制御信号検出部24は、PN
符号発生クロック信号PNCLKに応じて、逆拡散用の
PN符号列を生成する。この逆拡散用のPN符号列は、
1垂直区間を1チップとして生成されるPN符号からな
るPN符号列であり、前述した出力装置10において、
複製防止制御信号のスペクトラム拡散に用いられたPN
符号列PSと同じ符号パターンを有するものである。
【0103】そして、SS複製防止制御信号検出部24
は、映像信号S21に対し、スペクトラム拡散時に用い
られたPN符号列と同じPN符号列である逆拡散用のP
N符号列を用いて、スペクトラム逆拡散を行って、映像
信号S21に重畳されている複製防止制御信号を取り出
す。取り出された複製防止制御信号S24は、複製制御
部25に供給される。
【0104】なお、SS複製防止制御信号検出部24で
生成される逆拡散用のPN符号列のリセットタイミン
グ、すなわち、予め決められた符号パターンのPN符号
をその先頭から発生させるためのタイミングは、図示し
ないが、符号化部21の符号処理により生成されるIピ
クチャーに応じて生成される。
【0105】複製制御部25は、複製防止制御信号S2
4をデコードして、記録装置20に供給された映像信号
は、複製が禁止されたものか、複製が許可されているも
のかを判別する。そして、その判別結果に基づいて、書
き込み制御信号S25を生成し、これを書き込み部26
に供給することにより、映像信号S22の書き込みの許
可、禁止などの複製防止制御を行う。
【0106】書き込み部26は、書き込み制御信号S2
5が書き込みを許可するものである場合に、映像信号S
22の記録媒体200への書き込みを行ない、書き込み
制御信号S25が書き込みを禁止するものである場合に
は、映像信号S22を記録媒体200に書き込まないよ
うにする。
【0107】このように、この実施の形態の記録装置2
0は、出力装置10に対応して、複製防止制御信号のス
ペクトラム拡散に用いられたPN符号列と同じPN符号
列を用いて逆スペクトラム拡散を行って映像信号に重畳
された複製防止制御信号を取り出す。
【0108】前述にもしたように、出力装置10におい
ては、1垂直区間を1チップとするPN符号からなるP
N符号列が用いられて、複製防止制御信号S3がスペク
トラム拡散されることによりSS複製防止制御信号S5
が形成され、出力装置10からの映像信号の各垂直区間
には、各垂直区間内において同じSS複製防止制御信号
が重畳されている。
【0109】このため、前述にもしたように、出力装置
10や記録装置20において、あるいは、出力装置10
と記録装置20との間において、映像信号の水平方向、
垂直方向の相関性を利用したノイズ除去や、画像の拡大
縮小、画像の表示サイズの変換、画像の部分使用、部分
削除による映像信号の補間や間引きが行われた場合に
も、スペクトラム逆拡散を行って、映像信号に重畳され
ているSS複製防止制御信号を、スペクトラム拡散され
る前の元の複製防止制御信号として取り出し、取り出し
た複製防止制御信号に応じて複製防止制御を行うことが
できる。
【0110】また、出力装置10、記録装置20におい
て、垂直同期信号を基準信号として用いて、PN符号発
生クロック信号PNCLKを生成することで、出力装置
10、記録装置20のそれぞれにおいて、同じ周期のP
N符号発生クロック信号を生成することができる。これ
により、出力装置10、記録装置20において、同じ1
クロック周期を1チップとするPN符号からなるPN符
号列を生成することができる。
【0111】また、出力装置10、記録装置20におい
ては、一定周期で挿入するようにされるIピクチャーの
タイミングでPN符号列をその先頭から生成するように
するようにした。
【0112】これにより、記録装置20においては、例
えば、スライディング相関器等を用いて、映像信号に重
畳されている複製防止制御信号をスペクトラム拡散して
いるPN符号列を検出し、同じタイミングで逆拡散用の
PN符号列を生成するようにする位相制御を行う必要も
ないため、逆スペクトラム拡散による複製防止制御信号
の抽出を迅速に行うことができる。
【0113】なお、前述の実施の形態において、出力装
置10、記録装置20においては、垂直同期信号を基準
信号として用いて、1垂直区間を1クロック周期とする
PN符号発生クロック信号PNCKLを生成し、1クロ
ック周期を1チップとするPN符号を発生させるように
したが、これに限るものではない。
【0114】例えば、図9に示すように、2垂直区間を
1クロック周期とするPN符号発生クロック信号PNC
LK(図9B)を生成するようにしてもよいし、3垂直
区間を1クロック周期とするPN符号発生クロック信号
PNCLK(図9C)を生成するようにしてもよい。ま
たこれに限らず、複数垂直区間を1クロック周期とする
PN符号発生クロック信号PNCLKを生成するように
してもよい。
【0115】このように、複数垂直区間を1クロック周
期とするPN符号発生クロック信号を用いて、複数垂直
区間を1チップとするPN符号からなるPN符号列を用
いることにより、映像信号をフレーム単位に間引く場合
にも、ある程度対応することができる。すなわち、フレ
ーム単位に映像信号を間引いても、映像信号全体に重畳
されたSS複製防止制御信号を変化させることがないよ
うにすることができる。
【0116】なお、PN符号列の系列の系列を時間軸方
向で換えるようにしてもよい。すなわち時間軸方向に複
数の系列のPN符号列を用いるようにすることができ
る。
【0117】例えば、リセット信号REが供給されるタ
イミングで、異なる系列のPN符号列を発生させるよう
にすることで、系列の異なるPN符号列を1繰り返し周
期分ずつ用いるようにする。この場合には、より多いデ
ータを伝送することができる。
【0118】また、前述の実施の形態においては、出力
装置10から記録装置20にはアナログ映像信号が供給
されるアナログ接続の場合として説明したが、デジタル
接続の場合にもこの発明を適用してもよい。
【0119】すなわち、スペクトラム拡散された複製防
止制御信号は、アナログ映像信号に重畳することもでき
るし、デジタル映像信号に重畳することもできる。
【0120】また、記録装置20においては、SS複製
防止制御信号検出部に供給する映像信号に対し、予めフ
ィルタリングを行って、スペクトラム拡散された複製防
止制御信号が重畳されている低レベル部分の映像信号を
取り出し、これをSS複製防止制御信号検出部に供給す
るようにしてもよい。
【0121】また、前述の実施の形態においては、出力
装置、記録装置は、ともにDVD装置として説明した
が、これに限るものではなく、VTRや、デジタルVT
R、ビデオディスクやビデオCDの出力装置、記録装置
にこの発明を適用することも可能である。すなわち、ア
ナログVTRなどのアナログ機器およびDVD装置など
のデジタル機器のいずれにもこの発明を適用することが
できる。
【0122】また、前述の実施の形態においては、記録
媒体100に記録されている映像信号に付加されている
複製防止制御信号を抽出して、これをPN符号を用い
て、スペクトラム拡散し、記録装置20に供給する映像
信号に重畳するようにしたが、スペクトラム拡散された
複製防止制御信号が予め重畳された映像信号が記録され
た記録媒体を用いるようにしてもよい。
【0123】すなわち、記録媒体に記録する映像信号に
対し、例えば、1垂直区間、あるいは、複数垂直区間を
1チップとするPN符号を用いて、複製防止制御信号を
スペクトラム拡散することによりSS複製防止制御信号
を形成する。そして、形成したSS複製防止制御信号を
重畳した映像信号を記録した記録媒体を作成する。
【0124】このようにして、スペクトラム拡散された
複製防止制御信号が予め重畳された映像信号が記録され
た記録媒体の場合には、複製防止制御信号の取り出し、
PN符号の生成、スペクトラム拡散、スペクトラム拡散
された複製防止制御信号の映像信号への重畳などの処理
を出力装置において行う必要はない。すなわち、この場
合、出力装置側においては、記録媒体に記録されている
映像信号を再生して出力するだけでよい。
【0125】この場合、記録装置側においては、前述し
た実施の形態の記録装置20と同様に、映像信号に重畳
されているSS複製防止制御信号をスペクトラム拡散し
ているPN符号列と同じ符号パターンの逆拡散用のPN
符号列を、映像信号に対してスペクトラム拡散時と同じ
タイミングで生成し、これを用いてスペクトラム逆拡散
を行うことにより、映像信号に重畳された複製防止制御
信号を取り出すことができる。
【0126】このように記録媒体に記録された映像信号
にスペクトラム拡散された複製防止制御信号が予め重畳
されている場合には、記録装置側にスペクトラム逆拡散
して複製防止制御信号を取り出す機能があれば、映像信
号に予め重畳されている複製防止制御信号を取り出して
有効に複製防止制御を行うことができる。
【0127】また、出力装置に複製防止制御信号の発生
部を設け、出力装置において発生させた複製防止制御信
号を、PN符号列を用いてスペクトラム拡散し、映像信
号に重畳して出力するようにしてもよい。
【0128】この場合には、記録媒体にもともと複製防
止制御信号が記録されていない場合、あるいは、スペク
トラム拡散された複製防止制御信号が重畳されていない
場合にも、出力装置において生成され、映像信号に重畳
される複製防止制御信号を用いて、記録装置側において
複製制御を行うことができる。
【0129】また、前述した実施の形態においては、複
製防止制御装置として、DVD装置としての出力装置、
記録装置の場合として説明いたが、これに限るものでは
ない。例えば、この発明を放送局側のテレビジョン信号
の出力装置に適用し、送信するテレビジョン信号にスペ
クトラム拡散した複製防止制御信号を重畳して送信する
場合にも、この発明を適用することができる。そして、
受信側においては、スペクトラム逆拡散を行って、映像
信号に重畳されている複製防止制御信号列を取り出し、
この複製防止制御信号に基づいて映像信号の複製防止制
御を行うようにすることができる。
【0130】もちろん、ケーブルテレビのように、ケー
ブルを介して映像信号を送受する場合の映像の出力装
置、受信装置にもこの発明を適用することができる。
【0131】また、前述の実施の形態においては、付加
情報として複製防止制御信号を重畳するようにしたが、
映像信号に重畳する付加情報は複製防止制御信号に限る
ものではない。
【0132】例えば、映像信号にその映像信号により再
生される映像の著作権者を識別することができる著作権
情報をスペクトラム拡散して重畳するようにしてもよ
い。この場合には、映像信号に重畳された著作権情報を
逆スペクトラム拡散することにより取り出して、著作権
者等を確認することができるため、著作権侵害の防止に
役立つとともに、自己が著作権を有する映像が無断で使
用された場合などにおいては、著作権侵害であることを
容易に示すことができる。
【0133】そして、前述したように、映像信号の水平
方向、垂直方向の相関性を利用したノイズ除去や、映像
信号により形成される画像の拡大縮小、画像サイズの変
換、画像の部分使用や部分削除が行われた場合にも、著
作権情報が除去されたり、劣化することがないので、確
実に取り出して使用することができる。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による映
像信号伝送方法、重畳情報抽出方法、映像信号出力装
置、映像信号受信装置、映像信号記録媒体によれば、ス
ペクトラム拡散されて映像信号に重畳されている付加情
報が、映像信号の水平方向や垂直方向の相関性を利用し
たノイズ除去システムにより除去されたり、劣化するこ
とがないようにすることができる。
【0135】また、スペクトラム拡散された付加情報が
重畳された映像信号により再生される画像の拡大縮小、
画像サイズの変換、あるいは、画像の部分使用、部分削
除が行われた場合にも、映像信号に重畳された付加情報
が変化することを防止することができる。
【0136】したがって、画像の拡大縮小、画像サイズ
の変換、あるいは、画像の部分使用、部分削除が行われ
た場合にも、画像を形成する映像信号にスペクトラム拡
散されて重畳された付加情報を、確実に検出することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による映像信号出力装置の一実施の形
態を説明するためのブロック図である。
【図2】図1に示した映像信号出力装置のPN符号発生
制御部の一例を説明するためのブロック図である。
【図3】図1に示した映像信号出力装置において生成さ
れるPN符号発生クロック信号の一例を説明するための
図である。
【図4】図1に示した映像信号出力装置のSS複製防止
制御信号生成部の一例を説明するための図である。
【図5】図1に示した映像信号出力装置のSS複製防止
制御信号生成部で用いられるPN符号発生器の一例を説
明するための図である。
【図6】図1に示した映像信号出力装置において用いら
れるPN符号の発生状況(マッピング)について説明す
るための概念図。
【図7】SS複製防止制御信号と情報信号の関係をスペ
クトルで示した図である。
【図8】この発明による映像信号受信装置が適用された
映像信号記録装置の一実施の形態を説明するためのブロ
ック図である。
【図9】PN符号発生クロック信号の他の例を説明する
ための図である。
【図10】複製防止制御システムの従来の構成を説明す
るためのブロック図である。
【符号の説明】
10…映像信号出力装置、11…読み出し部、12…復
号化部、13…複製防止制御信号抽出部、14…同期分
離部、15…PN符号発生制御部、16…SS複製防止
制御信号生成部、17…加算部、20…映像信号記録装
置、21…符号化部、22…同期分離部、23…PN符
号発生制御部、24…SS複製防止制御信号検出部、2
5…複製制御部、26…書き込み部、191、192…
D/A変換回路、291…A/D変換回路、100…再
生側記録媒体、200…記録側記録媒体

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スペクトラム拡散した付加情報を映像信号
    に重畳して伝送する伝送方法であって、 垂直同期信号に同期して、N(Nは、1以上の整数)フ
    ィールドで1チップとなる拡散符号を生成し、 前記拡散符号を用いてスペクトラム拡散した前記付加情
    報を、前記映像信号の画面単位の時間軸方向に重畳して
    伝送することを特徴とする映像信号伝送方法。
  2. 【請求項2】前記付加情報は、当該付加情報が重畳され
    た映像信号についての複製防止制御を行うための複製防
    止制御情報であることを特徴とする請求項1に記載の映
    像信号伝送方法。
  3. 【請求項3】N(Nは、1以上の整数)フィールドで1
    チップとなる拡散符号によりスペクトラム拡散された付
    加情報が、画面単位の時間軸方向に重畳された映像信号
    から前記付加情報を抽出する方法であって、 垂直同期信号に同期し、前記スペクトラム拡散された前
    記付加情報が重畳された区間に対応して、Nフィールド
    で1チップとなる拡散符号を生成し、 前記拡散符号を用いてスペクトラム逆拡散することによ
    り、前記映像信号に重畳された前記付加情報を抽出する
    ことを特徴とする重畳情報抽出方法。
  4. 【請求項4】垂直同期信号に同期し、N(Nは、1以上
    の整数)フィールドで1チップとなる拡散符号を生成す
    る拡散符号生成手段と、 前記拡散符号生成手段により生成された前記拡散符号を
    用いて付加情報をスペクトラム拡散するスペクトラム拡
    散手段と、 前記スペクトラム拡散手段からの前記スペクトラム拡散
    信号を前記映像信号の画面単位の時間軸方向に重畳する
    重畳手段と、 を備えることを特徴とする映像信号出力装置。
  5. 【請求項5】前記スペクトラム拡散手段においてスペク
    トラム拡散される前記付加情報は、当該付加情報が重畳
    された映像信号についての複製防止制御を行うための複
    製防止制御情報であることを特徴とする請求項4に記載
    の映像信号出力装置。
  6. 【請求項6】N(Nは、1以上の整数)フィールドで1
    チップとなる拡散符号が用いられてスペクトラム拡散さ
    れた付加情報が、画面単位の時間軸方向に重畳された映
    像信号を受信する映像信号受信装置であって、 垂直同期信号に同期し、前記スペクトラム拡散された前
    記付加情報が重畳された区間に対応して、Nフィールド
    で1チップとなる拡散符号を生成する拡散符号生成手段
    と、 前記拡散符号を用いてスペクトラム逆拡散することによ
    り、前記映像信号に重畳された前記付加情報を抽出する
    スペクトラム逆拡散手段とを備えたことを特徴とする映
    像信号受信装置。
  7. 【請求項7】前記付加情報は、前記付加情報が重畳され
    た映像信号についての複製防止制御信号であって、 前記スペクトラム逆拡散手段により抽出された前記付加
    情報に応じて、受信した前記映像信号の複製防止制御を
    行う複製制御手段を備えたことを特徴とする請求項6に
    記載の映像信号受信装置。
  8. 【請求項8】スペクトラム拡散した付加情報を映像信号
    に重畳して出力する映像信号出力装置と、前記映像信号
    出力装置から出力された前記映像信号を受信する映像信
    号受信装置とからなる映像信号送受信システムであっ
    て、 前記映像信号出力装置は、 垂直同期信号に同期し、N(Nは、1以上の整数)フィ
    ールドで1チップとなる拡散符号を生成する拡散符号生
    成手段と、 前記拡散符号生成手段により生成された前記拡散符号を
    用いて付加情報をスペクトラム拡散するスペクトラム拡
    散手段と、 前記スペクトラム拡散手段からの前記スペクトラム拡散
    信号を前記映像信号の画面単位の時間軸方向に重畳する
    重畳手段と、 を備え、 前記映像信号受信装置は、 垂直同期信号に同期し、前記スペクトラム拡散された前
    記付加情報が重畳された区間に対応して、Nフィールド
    で1チップとなる拡散符号を生成する拡散符号生成手段
    と、 前記拡散符号を用いてスペクトラム逆拡散することによ
    り、前記映像信号に重畳された前記付加情報を抽出する
    スペクトラム逆拡散手段とを備えたことを特徴とする映
    像信号送受信システム。
  9. 【請求項9】前記付加情報は、当該付加情報が重畳され
    た映像信号についての複製防止制御を行うための複製防
    止制御情報であって、 前記映像信号受信装置は、 前記スペクトラム逆拡散手段により抽出された前記付加
    情報に応じて、受信した前記映像信号の複製防止制御を
    行う複製制御手段を備えたことを特徴とする請求項8に
    記載の映像信号送受信システム。
  10. 【請求項10】垂直同期信号に同期し、N(Nは、1以
    上の整数)フィールドで1チップとなる拡散符号を用い
    てスペクトラム拡散した付加情報を、映像信号の画像単
    位の時間軸方向に重畳した映像信号を記録した映像信号
    記録媒体。
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