JPH10136305A - 映像伝送方法、映像複製防止方法、映像複製防止装置および映像記録媒体 - Google Patents

映像伝送方法、映像複製防止方法、映像複製防止装置および映像記録媒体

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JPH10136305A
JPH10136305A JP8302439A JP30243996A JPH10136305A JP H10136305 A JPH10136305 A JP H10136305A JP 8302439 A JP8302439 A JP 8302439A JP 30243996 A JP30243996 A JP 30243996A JP H10136305 A JPH10136305 A JP H10136305A
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武弘 杉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペクトラム拡散されて映像信号に重畳され
た複製防止制御情報を正確かつ迅速に取り出して映像信
号の複製防止制御を行う映像伝送方法、映像複製防止方
法、映像複製防止装置および映像記録媒体を提供する。 【解決手段】 再生装置10は、映像同期信号に同記し
た所定の周期毎に繰り返すPN符号列を生成する。この
生成されたPN符号列を用いて、複製防止制御信号をス
ペクトラム拡散し、映像信号に重畳し出力する。出力さ
れた映像信号を受信する受信側においても同様に、映像
同期信号を基準として、再生装置において用いられたP
N符号列と同じタイミング生成され、同じ符号パターン
のPN符号列を生成し、このPN符号列を用いて、逆ス
ペクトラム拡散を行って、映像信号に重畳された複製防
止制御信号を取り出し、取り出した複製防止制御信号に
応じて複製防止の制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、記録媒
体に記録されている映像信号を再生して、複製を防止す
る情報とともに出力し、出力された映像信号を受信して
別の記録媒体に記録するのを制限ないしは禁止する場合
のように、映像信号に複製を防止するための付加情報を
重畳して出力し、これを受信して重畳された付加情報を
抽出する映像伝送方法、映像信号の複製を防止する映像
複製防止方法、映像複製防止装置および映像信号が記録
された映像記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】VTR(ビデオテープレコーダ)が普及
し、VTRで再生が可能な数多くのソフトウエアが提供
されるようになってきている。また最近では、デジタル
VTRやDVD(デジタルビデオディスク)の再生装置
などが現実のものとなってきており、画質、音質の良い
映像、音声を手軽に再生して視聴することができるよう
になってきている。
【0003】しかし一方で、このように豊富に提供され
るようになったソフトウエアが無制限に複製されてしま
うおそれがあるという問題があり、従来から幾つかの複
製防止方法が用いられている。
【0004】例えば、アナログの映像信号を出力するV
TRが用いられる場合においては、記録装置としてのV
TRと映像を提供するモニタ受像機のAGC(オート・
ゲイン・コントロール)の方式の相違、あるいはAPC
(オート・フェイズ・コントロール)の特性の相違を利
用する複製防止方法がある。
【0005】VTRは、映像信号に挿入された擬似同期
信号によりAGCを行い、モニタ受像機は、この擬似同
期信号によらないAGC方式を採用するというように、
AGCの方式の相違を利用する方法の場合には、再生用
VTRから記録用VTRに供給する映像信号に、AGC
のための同期信号としてレベルが極端に大きな擬似同期
信号を挿入して出力する。
【0006】また、VTRは、映像信号中のカラーバー
ストそのものの位相によりAPCを行い、モニタ受像機
は、これとは異なるAPC方式を採用するというよう
に、APCの特性の相違を利用する方法の場合には、再
生用VTRから記録用VTRに供給する映像信号のカラ
ーバースト信号の位相を部分的に反転させる。
【0007】これにより、再生用のVTRからのアナロ
グの映像信号の供給を受けるモニタ受像機においては、
擬似同期信号やAPCのために用いられるカラーバース
ト信号の部分的な位相の反転の影響を受けることなく、
正常に映像が再生される。
【0008】そして、再生用のVTRからの上述のよう
に擬似同期信号が挿入された、または、カラーバースト
信号の位相反転制御を受けたアナログの映像信号の供給
を受けて、これを記録媒体に記録するVTRにおいて
は、入力信号に基づく利得制御、あるいは位相制御を正
常に行うことができず、映像信号を正常に記録すること
ができないようになる。したがって、記録された映像信
号を再生しても、視聴可能な正常な映像が再生されるこ
とがないようにできる。
【0009】また、デジタル化された映像信号を扱う、
例えばデジタルVTRでは、複製防止符号、あるいは複
製の世代制限符号などからなる複製防止制御信号を、デ
ジタルデータとして映像信号に付加して記録媒体に記録
おくことにより、複製を禁止するなどの複製防止制御を
行うようにしている。
【0010】この場合、再生装置としてのデジタルVT
Rは、記録媒体に記録された映像信号、音声信号、およ
び複製防止制御信号を読み出して、デジタルまたはアナ
ログの再生信号として、記録装置としてのデジタルVT
Rに供給する。
【0011】記録装置としてのデジタルVTRにおいて
は、供給された再生信号から複製防止制御信号を抽出
し、この複製防止制御信号に基づいて供給された再生信
号の記録媒体への記録制御を行う。例えば、複製防止制
御信号が複製防止符号を含むものであるときには、記録
装置としてのデジタルVTRは記録処理を行わないよう
に制御する。
【0012】また、複製防止制御信号が複製の世代制限
符号を含むものであるときには、この世代制限符号に応
じて記録制御が行われる。例えば、世代制限符号が1世
代限りの複製を許可する情報であるときには、記録装置
としてのデジタルVTRは、複製防止符号を付加して、
デジタルデータの映像信号、音声信号を記録媒体に記録
する。したがって、複製された記録媒体を用いては、映
像信号を複製することはできないようにされる。
【0013】このように、映像信号、音声信号、複製防
止制御信号をデジタル信号として、記録装置としてのデ
ジタルVTRに供給するようにする、いわゆるデジタル
接続の場合には、デジタルデータとしての複製防止制御
信号を、記録装置としてのデジタルVTRに供給するこ
とにより、記録装置側において、複製防止制御信号を用
いた複製防止制御を行うことができる。
【0014】しかし、映像信号、音声信号をアナログ信
号として、記録装置としてのデジタルVTRに供給する
アナログ接続の場合(デジタルVTRでA/D変換を行
う)には、記録装置に供給する信号をD/A変換するこ
とにより、複製防止制御信号が欠落してしまう。このた
め、アナログ接続の場合、D/A変換された映像信号や
音声信号に、複製防止制御信号を付加しなければなら
ず、映像信号や音声信号を劣化させてしまう。
【0015】すなわち、D/A変換された映像信号や音
声信号を劣化させずに、複製防止制御信号を付加し、記
録装置において取り出して複製防止制御に用いることは
難しい。
【0016】そこで、従来、アナログ接続の場合には、
前述したVTRとモニタ受像機のAGCの方式の相違、
あるいはAPCの特性の相違を利用する複製防止方法を
用いて、複製防止を行うようにされている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したV
TRとモニタ受像機のAGCの方式の相違、あるいはA
PCの特性の相違を利用する複製防止方法の場合、記録
装置側のAGCの方式、APCの特性によっては、正常
に映像信号の記録が行われてしまい、複製防止ができな
い場合が発生したり、モニタ受像機の再生画像が乱れる
などの問題が生じるおそれがある。また、前述のように
アナログ接続とデジタル接続とで複製防止方法を変える
のは、面倒である。
【0018】そこで、再生される映像、音声を劣化させ
ることなく、アナログ接続、デジタル接続のいずれの場
合にも有効な複製防止方式として、スペクトラム拡散し
た複製防止制御信号を映像信号に重畳する方式が考えら
れる。
【0019】この方式においては、再生装置側におい
て、拡散符号として用いるPN(Pseudorand
om Noise)系列の符号(以下、PN符号とい
う)を十分に早い周期で発生させて、これを複製防止制
御信号に対して掛け合わせることによりスペクトラム拡
散し、狭帯域、高レベルの複製制御信号を、映像信号や
音声信号には影響を与えることのない広帯域、低レベル
の信号に変換させる。そして、このスペクトラム拡散さ
れた複製防止制御信号を記録装置に供給する映像信号に
重畳して出力する。
【0020】一方、記録装置側においては、再生装置か
ら供給された映像信号に対して、再生装置側においての
スペクトラム拡散に用いられたPN符号と、発生タイミ
ングおよび位相が同じPN符号を発生させるように位相
制御し、このPN符号をスペクトラム拡散された複製防
止制御信号が重畳された映像信号に掛け合わせることに
より元の複製防止制御信号を取り出す逆スペクトラム拡
散を行う。そして、逆スペクトラム拡散により取り出さ
れた複製防止制御信号に基づいて複製防止の制御を行
う。
【0021】このように複製防止制御信号は、再生装置
側において、スペクトラム拡散されて広帯域、低レベル
の信号として映像信号に重畳されるため、違法に複製し
ようとする者が、重畳された複製防止制御信号を映像信
号から取り除くことは難しい。
【0022】しかし、逆スペクトラム拡散することによ
り重畳された複製防止制御信号を検出し、利用すること
は可能である。したがって、映像信号とともに複製防止
制御信号を確実に記録装置側に提供することができ、記
録装置側において、複製防止制御信号を検出し、検出し
た複製防止制御信号に応じた複製制御を確実に行うこと
ができる。
【0023】上述したように、この方式によれば、スペ
クトラム拡散された複製防止制御信号は、広帯域、低レ
ベルの信号として映像信号に重畳されるが、映像信号を
劣化させることがないようにするためには、映像信号の
S/N比以上に小さいレベルで重畳することが必要とな
る。
【0024】スペクトラム拡散された複製防止制御信号
を映像信号のS/N比以上に小さいレベルで映像信号に
重畳し、記録装置において映像信号に重畳された複製防
止制御信号を検出可能にするには、1ビットの複製防止
制御信号をスペクトラム拡散するために必要なPN符号
の符号数(PN符号長)を十分に大きくする必要があ
る。この複製防止制御信号1ビット当たりのPN符号長
は、複製防止制御信号1ビット当たりの時間幅TとPN
符号1つ分(1チップ)の時間幅TCとの比(T/T
C)である拡散利得(拡散率)と言い換えることができ
る。この拡散利得は、以下のように、複製防止制御信号
を重畳する情報信号のS/N比、この場合には、映像信
号のS/N比に応じて求められる。
【0025】例えば、複製防止制御信号を重畳させる映
像信号のS/N比が、50dBの場合、スペクトラム拡
散されて映像信号に重畳される複製防止制御信号は、映
像信号のS/N比である50dB以上に小さなレベルで
重畳するようにしなければならない。また同時に、映像
信号に重畳された複製防止制御信号を検出するために
は、スペクトラム拡散後の複製防止制御信号を十分に復
調することができるだけのS/N比を確保しておかなけ
ればならない。このS/N比を10dBとすると、拡散
利得としては、60dB((映像信号のS/N比分の5
0dB)+(検出に必要なS/N比分の10dB))が
必要となる。この場合、複製防止制御信号1ビット当た
りのPN符号長は100万符号長となる。
【0026】記録装置側において、映像信号に重畳され
ているPN符号を検出する方法としては、マッチトフィ
ルタを用いる方法やスライディング相関法がある。前者
の方法の場合には高速にPN符号を検出することが可能
であるが、符号長が短いものに限られている。実現され
ている符号長は256程度であり、複製防止制御信号1
ビット当たりの符号長が100万のPN符号を検出する
ことはできない。また、後者の方法の場合、長い符号長
のPN符号を検出することができるが、検出に時間がか
かる。したがって、符号長が100万のPN符号を検出
するためには、相当の時間を必要とする場合があること
が予想される。
【0027】記録装置において、映像信号に重畳された
複製防止制御信号の取り出しを迅速に行うことができれ
ば、スペクトラム拡散した複製防止制御信号を映像信号
に重畳することにより行う複製制御をさらに有効かつ効
果的に行うことができると考えられる。
【0028】以上のことにかんがみ、この発明は、上記
問題点を一掃し、映像信号を劣化させることがないよう
に複製を制御するための付加情報を映像信号に重畳する
とともに、付加情報を正確かつ迅速に取り出して付加情
報に応じた映像信号の複製制御を行うことができる映像
複製防止方法、映像複製防止装置および映像記録媒体を
提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明による請求項1に記載の映像伝送方法は、
スペクトラム拡散した複製防止制御信号をアナログ映像
信号に重畳して伝送する映像伝送方法であって、映像信
号中の同期信号に同期して拡散用の拡散符号を生成し、
前記拡散用の拡散符号を用いて前記複製防止制御信号を
スペクトラム拡散することを特徴とする。
【0030】また、この発明による請求項2に記載の映
像伝送方法は、映像同期信号に同期した拡散符号により
スペクトラム拡散された複製防止制御信号が重畳された
アナログ映像信号を受信し、受信した映像信号中の同期
信号に同期して逆拡散用の拡散符号を生成し、前記逆拡
散用の拡散符号を用いて逆スペクトラム拡散を行って、
前記映像信号中から前記複製防止制御信号を抽出するこ
とを特徴とする。
【0031】この発明による映像伝送方法によれば、映
像信号を出力する出力側と、出力された映像信号の受信
側との双方において、映像信号中の例えば垂直同期信号
に同期して拡散符号を生成する。
【0032】このように、映像信号中の同期信号を用い
ることにより、出力側でスペクトラム拡散に用いられる
拡散用の拡散符号と、受信側で逆スペクトラム拡散に用
いられる逆拡散用の拡散符号の同期を迅速に合わせるこ
とができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながらこの発明
による映像伝送方法、映像複製防止方法、映像複製防止
装置、映像記録媒体の一実施の形態について説明する。
【0034】以下に説明する実施の形態においては、こ
の発明による映像複製防止装置として、映像再生装置、
映像記録装置を用いたものとして説明する。そして、映
像再生装置、映像記録装置は、ともにDVD(デジタル
ビデオディスク)の記録再生装置(DVD装置と以下称
する)に適用されたものとして説明する。また、説明を
簡単にするため音声信号系についての説明は省略する。
【0035】なお、詳しくは後述するように、以下に説
明する映像複製制御システムは、拡散符号としてPN
(Pseudorandom Noise)系列の符号
(PN符号)を用い、映像再生装置において複製防止制
御信号をスペクトラム拡散して映像信号に重畳し、映像
記録装置において逆スペクトラム拡散して複製防止制御
信号を取り出し、これを用いて映像信号の複製制御を行
うものである。
【0036】図1、図2は、この実施の形態の映像複製
制御システムで用いられる映像再生装置(以下、単に再
生装置という)10、映像記録装置(以下、単に記録装
置という)20を説明するための図である。すなわち、
再生装置10は、この第1の実施の形態において、DV
D装置の再生系に相当し、記録装置20は、DVD装置
の記録系に相当する。
【0037】図1において、記録媒体100は、デジタ
ル化された映像信号、音声信号が記録され、かつ、付加
情報として複製防止制御信号が記録されたもので、この
例ではDVDである。複製防止制御信号は、ディスクの
最内外のTOCやディレクトリと呼ばれるトラックエリ
アに記録することもできるし、映像データや音声データ
が記録されるトラックに、記録エリアを別にして挿入記
録することもできる。以下に説明する例は、後者の場合
の例で、映像データを読み出したときに、複製防止制御
信号も同時に読み出される場合である。
【0038】そして、この実施の形態において複製防止
制御信号は、第1世代の複製のみは許可するなどのよう
な世代制限を内容とするものでもよいが、この実施の形
態においては、説明を簡単にするため複製防止制御信号
は、映像信号の複製の禁止または許可を示す信号であ
り、1ビットで構成される。そして、この複製防止制御
信号は、映像信号中に付加されている。記録媒体100
は、再生装置10に装填され、記録されている信号が読
み出される。
【0039】図1に示すように、この実施の形態の再生
装置10は、読み出し部1、復号化部2、垂直同期信号
検出部3、PLL回路4、タイミング信号生成部5、複
製防止制御信号列生成部6、PN符号列生成部7、乗算
部8、加算部9、D/A変換回路191、192を備え
ている。
【0040】読み出し部11は、記録媒体100を再生
して得られる信号S1から再生映像信号成分S2を取り
出し、これを復号化部2および複製防止制御信号列生成
部6に供給する。
【0041】復号化部2は、再生映像信号成分S2につ
いて復号化処理を行い、同期信号をも含むデジタル映像
信号S3を形成し、これをD/A変換回路191に供給
する。D/A変換回路191は、デジタル映像信号S3
のD/A変換処理を行って、アナログ映像信号S4を形
成する。ここで形成されたアナログ映像信号S4は、垂
直同期信号検出部3、加算部9に供給される。
【0042】垂直同期信号検出部3は、映像信号S4か
ら垂直同期信号S5を検出し、この垂直同期信号S5を
PLL回路4、タイミング信号生成部5、PN符号列生
成部7に供給する。
【0043】PLL回路4は、垂直同期信号S5に基づ
いて、スペクトラム拡散に用いられるクロック信号S6
を生成する。このクロック信号S6は、タイミング信号
生成部5、複製防止制御信号列生成部6、PN符号列生
成部7に供給される。
【0044】タイミング信号生成部5は、垂直同期信号
S5とクロック信号S6とに応じて、各種のタイミング
信号を生成する。この実施の形態において、タイミング
信号生成部5は、後述する複製防止制御信号列生成部6
において用いられるタイミング信号S7を生成し、これ
を複製防止制御信号列生成部6に供給する。
【0045】複製防止制御信号列生成部6は、再生映像
信号成分S2に付加されている複製防止制御信号を抽出
し、クロック信号S6とタイミング信号S7が示すタイ
ミングに応じて、抽出した複製防止制御信号から映像信
号に重畳する複製防止制御信号列S8を生成する。ここ
で生成された複製防止制御信号列S8は、乗算部8に供
給される。
【0046】一方、PN符号列生成部7は、垂直同期信
号S5をリセット信号として用いるとともに、クロック
信号S6に応じてPN符号列S9を生成する。この実施
の形態においてPN符号列生成部7は、1垂直区間毎
に、PN符号列S9の生成が繰り返される。PN符号列
S9は、乗算部8に供給される。
【0047】図3は、PN符号列生成部7の構成例を示
す図である。この例のPN符号列生成部7は、15段の
シフトレジスタを構成する15個のDフリップフロップ
REG1〜REG15と、このシフトレジスタの適宜の
タップ出力を演算するイクスクルーシブオア回路EX−
OR1〜EX−OR5とからなり、図3に示すように、
リセット信号RST、クロック信号CLK、イネーブル
信号ENの供給を受けて、M系列と呼ばれるPN符号を
発生させる。
【0048】この実施の形態においては、リセット信号
RSTとして、垂直同期信号S5が用いられ、クロック
信号CLKとして、クロック信号S6を用いることによ
り、PN符号列S9が生成される。また、図1には図示
しないが、このPN符号列生成部7を動作可能状態にす
るためのイネーブル信号ENが、例えば、タイミング信
号生成部5等により生成され、PN符号列生成部7に供
給される。
【0049】乗算部8は、PN符号列S9を用いて複製
防止制御信号列S8をスペクトラム拡散し、スペクトラ
ム拡散信号S10を形成する。
【0050】図4は、この実施の形態の再生装置10に
おいての垂直同期信号S5、PN符号列S9、複製防止
制御信号列S8の関係を示す図である。
【0051】図4Aは、垂直同期信号S5を示してお
り、この実施の形態においては、この垂直同期信号S5
によって、PN符号列は初期化され、1垂直区間毎に1
周期分のPN符号列S9(図4B)が生成される。そし
て、この実施の形態において、複製防止制御信号列S8
(図4C)の1ビットは、1周期分のPN符号列S9に
よってスペクトラム拡散される。
【0052】図5は、垂直同期信号S5を基準として生
成されるクロック信号S6と、クロック信号S6に応じ
て生成されるPN符号列S9およびPN符号列S9によ
ってスペクトラム拡散される複製防止制御信号列S8の
関係を説明するための図であり、図4をさらに詳細にし
たものである。
【0053】図5Aは、垂直同期信号S5を示してい
る。図5Bは、垂直同期信号S5を基準として生成され
るクロック信号S6である。そして、前述にもしたよう
に、PN符号列生成部7は、垂直同期信号S5をリセッ
ト信号として用い、垂直区間毎に、PN符号P1からP
N符号PXまでの1周期分のPN符号列(図5C)をそ
の先頭(PN符号P1)から発生させる。
【0054】また、垂直同期信号を境として、複製防止
制御信号列(図5D)のデータは、複製防止制御信号D
(n)から複製防止制御信号列の次のビットの複製防止
制御信号D(n+1)のように変化する。すなわち、前
述したように、この実施の形態においては、複製防止制
御信号1ビット分のデータが、1垂直区間を1周期とし
て生成されるPN符号列S9によってスペクトラム拡散
される。
【0055】このようにして、乗算部8により形成され
たスペクトラム拡散信号S10は、D/A変換回路19
2に供給される。D/A変換回路192は、スペクトラ
ム拡散信号S10をアナログスペクトラム拡散信号S1
1に変換し、これを加算部9に供給する。
【0056】加算部9は、アナログ映像信号S4にアナ
ログスペクトラム拡散信号S11が重畳されたアナログ
映像信号S12を形成する。アナログ映像信号S12
は、例えば、後述する記録装置20に供給されて複製の
対象とされるほか、図示しないモニタ受像機などに供給
されて、アナログ映像信号S12による映像が表示され
る。
【0057】そして、この場合、前述にもしたが、アナ
ログスペクトラム拡散信号S11は、複製防止制御信号
列S8が、PN符号列S9によってスペクトラム拡散さ
れて、広帯域、低レベルの信号とされたものである。し
たがって、アナログスペクトラム拡散信号S11が、映
像信号に重畳されても映像を劣化させることがない。
【0058】次に、上述の再生装置10からのアナログ
映像信号S12の供給を受けて、映像信号を記録する記
録装置20について説明する。
【0059】この実施の形態の記録装置20は、図2に
示すように、符号化部21、書き込み部22、逆拡散部
23、PN符号検出部24、垂直同期信号検出部25、
PLL回路26、タイミング信号生成部27、スペクト
ラム拡散複製防止制御信号の検出を制御する検出制御部
(以下、SS複製防止制御信号検出制御部という)2
8、データ判定部29、A/D変換回路291を備えて
いる。また、記録媒体200は、記録装置20により映
像信号が書き込まれるDVDである。
【0060】再生装置10から供給される映像信号S1
2は、A/D変換回路291によりA/D変換され、デ
ジタル映像信号S21として、符号化部21、逆拡散部
23、PN符号検出部24、垂直同期信号検出部25に
供給される。
【0061】符号化部21は、デジタル映像信号S21
の供給を受けて、同期信号を除去したり、デジタル映像
信号をデータ圧縮するなどの符号化処理を行って、記録
媒体200へ記録する記録用のデジタル映像信号S22
を形成し、書き込み部22に供給する。
【0062】垂直同期信号検出部25は、前述の再生装
置10と同様に、映像信号S21から垂直同期信号S2
3を検出し、これをPLL回路26、タイミング信号生
成部27、SS複製防止制御信号検出制御部28に供給
する。
【0063】PLL回路26は、垂直同期信号S23に
基づいて、逆スペクトラム拡散処理に用いられるクロッ
ク信号S24を生成する。このクロック信号S24は、
逆拡散部23、PN符号検出部24、タイミング信号生
成部27、SS複製防止制御信号検出制御部28、デー
タ判定部29に供給される。
【0064】タイミング信号生成部27は、垂直同期信
号S23とクロック信号S24とに応じて、各種のタイ
ミング信号を生成する。この実施の形態において、タイ
ミング信号生成部27は、タイミング信号S25を生成
し、これをSS複製防止制御信号検出制御部28に供給
する。
【0065】SS複製防止制御信号検出制御部28は、
逆拡散部23、PN符号検出部24、データ判定部29
を制御する。
【0066】SS複製防止制御信号検出制御部28は、
垂直同期信号S23、クロック信号S24、タイミング
信号S25の供給を受けて、PN符号検出部24を動作
させるためのイネーブル信号S26および初期化信号S
27を生成し、これをPN符号検出部24に供給するこ
とでPN符号検出部24を制御する。
【0067】PN符号検出部24は、例えばスライディ
ング相関器が用いられて形成されており、映像信号に重
畳されている複製防止制御信号列をスペクトラム拡散し
ているPN符号列を検出する。この検出結果は、信号S
28としてSS複製防止制御信号検出制御部28に供給
される。
【0068】そして、この場合、PN符号検出部24か
ら出力される信号S28は、PN符号検出部24内で生
成するPN符号列と、複製防止制御信号列をスペクトラ
ム拡散しているPN符号列との相関の強さを示すもので
ある。すなわち、相関が高いときには信号S28のレベ
ルは高くなり、相関が低いときには信号S28のレベル
は低くなる。
【0069】そして、SS複製防止制御信号検出制御部
28は、PN符号検出部24からの信号S28のレベル
に基づいて、複製防止制御信号列をスペクトラム拡散し
ているPN符号を検出したか否かを判断する。信号S2
8のレベルが予め決められているレベル以上であれば、
SS複製防止制御信号検出制御部28は、複製防止制御
信号列をスペクトラム拡散しているPN符号を検出した
と判断し、逆拡散部23に対し、逆拡散用のPN符号列
の生成の開始タイミングを制御する信号S29を供給す
るとともに、データ判定部29に対し、データ判定タイ
ミングを制御する制御信号S30を供給する。
【0070】逆拡散部23は、図2に示すようにPN符
号列生成部231と、逆拡散処理部232を有してい
る。ここで、PN符号列生成部231は、図3を用いて
前述したPN符号列生成部7と同様に構成されたもので
ある。
【0071】PN符号列生成部231は、SS複製防止
制御信号検出制御部28からの信号S29によりPN符
号列S31の生成を開始させるためのタイミングが制御
される。そして、クロック信号S24に応じて、PN符
号列S31を生成し、これを逆拡散処理部232に供給
する。この実施の形態において、PN符号列S31は、
再生装置10において用いられたPN符号列S9と同じ
符号パターンを有し、再生装置10と同様に、1垂直区
間毎に生成される。
【0072】逆拡散処理部232は、PN符号列生成部
231からのPN符号列S31を用いて逆スペクトラム
拡散を行ない、スペクトラム拡散されて映像信号S21
に重畳されている複製防止制御信号列S32を取り出
す。取り出された複製防止制御信号S32は、データ判
定部29に供給される。
【0073】データ判定部29は、SS複製防止制御信
号検出制御部28からの制御信号S30により制御され
る。そして、データ判定部29は、複製防止制御信号S
32を解釈し、複製が許可されているか、禁止されてい
るかを判定し、この結果に応じた制御情報S33を生成
して、書き込み部22に供給する。
【0074】書き込み部22は、制御情報S33が、書
き込みを禁止する情報であるときには、映像信号S22
を記録媒体200に書き込まないようにして、再生装置
10から供給された映像信号の複製を行わないようにす
る。逆に、制御情報S33が複製を許可するものである
ときには、映像信号S22を記録媒体200に書き込む
ことにより、再生装置10からの映像信号の複製を可能
にする。
【0075】また、PN符号検出部24からSS複製防
止制御信号検出制御部28に供給される信号S28のレ
ベルが、PN符号の検出を行う期間である例えば1垂直
区間内で、常に予め決められたレベル以下の場合には、
SS複製防止制御信号検出制御部28において、映像信
号S21には複製防止制御信号は重畳されていないと判
断される。
【0076】この場合、SS複製防止制御信号検出制御
部28は、制御信号S30によりデータ判定部29を制
御して、複製を許可する制御信号を形成するようにし
て、これを制御信号S33として書き込み部22に供給
するようにする。したがって、この場合には再生装置1
0から供給された映像信号は記録媒体200に複製され
る。
【0077】このように、この実施の形態において、S
S複製防止制御信号検出制御部28は、再生装置10と
同様に、映像信号S21から検出された垂直同期信号S
23に同期したタイミングで、PN符号の検出処理を開
始させる。したがって、映像信号S21に対し、再生装
置10と記録装置20においてほぼ同じタイミングでP
N符号列の生成を開始させることができるため、PN符
号検出部24において、映像信号S21に重畳されてい
る複製防止制御信号列をスペクトラム拡散しているPN
符号列を迅速に検出することができる。
【0078】このため、逆拡散部23においての逆スペ
クトラム拡散も迅速かつ正確に行うことができる。
【0079】そして、上述したように再生装置10と記
録装置20とにおいて、垂直同期信号に同期してPN符
号列を生成させるようにした場合には、垂直同期信号に
より同期が取られるため、記録装置20のPN符号検出
部24においてのPN符号の検出処理を、例えば、PN
符号1周期分に渡って行わなくてもよいと考えられる。
【0080】そこで、図6に示すように、再生装置10
のPN符号列の生成の開始タイミング(図6A)と記録
装置20のPN符号列の生成の開始タイミング(図6
B)が、伝送系で発生する時間軸誤差などにより微妙に
ずれることを考慮して、図6Cに示すように、垂直同期
信号を基準として、複製防止制御信号列をスペクトラム
拡散しているPN符号列の検出範囲を設定する。
【0081】この検出範囲は、ずれが発生した場合に
も、PN符号列の先頭が必ず存在する用に設定される。
そして、記録装置20においてのPN符号検出処理を、
この設定した検出範囲内について行うようにする。この
実施の形態においては、図7に示すように垂直同期信号
の前縁を基準として、遅れ方向および進み方向に同じ時
間幅を有するように検出範囲を設定する。
【0082】これにより、図7Bに示すように、映像信
号に重畳されている複製防止制御信号列をスペクトラム
拡散しているPN符号列の先頭P1が、記録装置20に
おいて検出された垂直同期信号の前縁を基準として遅れ
方向にずれた場合であっても迅速にPN符号列を検出す
ることができる。
【0083】この場合には、図7Bに示すように、垂直
同期信号の前縁を基準として、設定された検出範囲内で
あって、進み方向にPN符号の検出処理を行う。この進
み方向の検出処理でPN符号が検出されないときには、
垂直同期信号の前縁を基準として、設定された検出範囲
内であって、遅れ方向にPN符号の検出処理を行うよう
にする。
【0084】これにより、図7Cに示すように、PN符
号の検出範囲を設定せずに、垂直同期信号の前縁を基準
として、進み方向のみについてPN符号の検出処理を行
う場合には、次のPN符号列の先頭が検出されるまでP
N符号列の検出処理を行う場合に比べ、PN符号の検出
処理にかかる時間を短縮することができる。
【0085】このように、記録装置20のPN符号検出
部24において、映像信号に重畳されたPN符号列を検
出するための検出範囲を設定する場合には、例えば、前
述したタイミング信号生成部27において生成されるタ
イミング信号S25によりその検出範囲を設定すること
ができる。
【0086】そして、上述したように、検出範囲を設定
した場合には、PN符号列1周期分にわたって、PN符
号列を検出する場合に比べ、検出範囲は非常に小さくて
すむので、検出処理にかかる時間は短くて済む。
【0087】図8は、この実施の形態の記録装置20に
おいてのスペクトラム拡散されて映像信号S21に重畳
された複製防止制御信号の検出時の動作を説明するため
のフローチャートである。
【0088】記録装置20の垂直同期信号検出部25に
より垂直同期信号S23が検出され、PLL回路26、
タイミング信号生成部27において生成されたクロック
信号S24、タイミング信号S25が関係する各部に供
給されると、SS複製防止制御信号検出制御部28、P
N符号検出部24、逆拡散部23、データ判定部29
は、図8に示す複製防止制御信号検出処理を開始する。
【0089】まず、SS複製防止制御信号検出制御部2
8は、前述したようにイネーブル信号S26、初期化信
号S27をPN符号検出部24に供給し、設定される検
出範囲内においてPN符号の検出処理を行わせる(ステ
ップ101)。
【0090】次に、SS複製防止制御信号検出制御部2
8は、PN符号検出部24からの検出結果を示す信号S
28の供給を受けて、複製防止制御信号列をスペクトラ
ム拡散しているPN符号列が検出されたか否かを判断す
る(ステップ102)。
【0091】ステップ102の判断処理において、PN
符号列が検出されたと判断したときには、SS複製防止
制御信号検出制御部28は、記録装置20においての逆
スペクトラム拡散に用いるPN符号列の生成の開始タイ
ミングを制御する信号S29を逆拡散部23に供給し、
逆スペクトラム拡散を行って、スペクトラム拡散されて
映像信号に重畳された複製防止制御信号を取り出す(ス
テップ103)。
【0092】この取り出された複製防止制御信号に応じ
て、データ判定部29は映像信号の複製の可否を判断し
映像信号の複製制御を行うようにする。
【0093】ステップ102の判断処理において、PN
符号列が検出されていないと判断したときには、SS複
製防止制御信号検出制御部28は、データ判定部29を
制御して、複製を許可する制御情報を生成させる(ステ
ップ104)。この複製を許可する制御情報は、書き込
み部22に供給されて、再生装置10から供給された映
像信号の記録媒体200への記録が行われる。
【0094】このように、この実施の形態の映像複製防
止システムにおいては、映像信号中の同期信号を基準と
してPN符号列の生成を開始させる開始タイミングを設
定することにより、映像信号に対して、再生装置10、
記録装置20の双方において、ほぼ同じタイミングでP
N符号列の生成を開始させることができる。これによ
り、映像信号に重畳されたPN符号の検出処理を迅速に
行って、映像信号に重畳されている複製防止制御信号を
正確かつ迅速に取り出すことができる。
【0095】[変形例]図9は、この発明による映像複
製防止装置としての映像記録装置の他の例を説明するた
めのブロック図である。この例の記録装置30もまた、
図1を用いて前述した再生装置10から映像信号の供給
をうけて、これを記録媒体200に複製するようにす
る。
【0096】前述したように、スペクトラム拡散された
複製防止制御信号を重畳させた映像信号を出力する再生
装置10と、この再生装置10からの映像信号の供給を
受ける記録装置20とにおいて、映像信号から取り出さ
れる垂直同期信号に同期したタイミングでPN符号列の
生成を開始させる。これにより、再生装置10と記録装
置20とにおいて、映像信号に対し、ほぼ同一のタイミ
ングでPN符号列を生成することができる。
【0097】前述にもしたように、実際には、伝送系で
発生する時間軸誤差などにより、再生装置と記録装置と
では、PN符号列の生成の開始タイミングが微妙にずれ
る場合がある。このため、前述したように、記録装置2
0においては、複製防止制御信号列をスペクトラム拡散
しているPN符号列の検出処理を、例えばPN符号列1
周期分あるいは予め設定される検出範囲内において行う
ようにされている。
【0098】しかし、映像信号は制度の高い信号であ
り、前述したように、垂直同期信号に同期してPN符号
列を生成した場合には、再生装置と記録装置とでその同
期が大きくずれることはないと考えられる。
【0099】そこで、この例においては、複製防止制御
信号列をスペクトラム拡散しているPN符号列の検出を
より早く行うため、予め決められた3つのタイミングで
PN符号列を生成し、各タイミングで生成したPN符号
列を用いて逆スペクトラム拡散を行うようにする、いわ
ゆる試し処理を行う。
【0100】そして、各タイミングで生成したPN符号
列を用いて行った逆スペクトラム拡散の結果から、各タ
イミングで生成したPN符号列と、複製防止制御信号列
をスペクトラム拡散しているPN符号列との相関値を求
める。この相関値に応じて、逆拡散用のPN符号列の生
成の開始タイミングを設定する。
【0101】図9に示すように、この変形例のSS複製
防止制御信号検出制御部28は、逆拡散部23、データ
判定部29を制御する。SS複製防止制御信号検出制御
部28は、垂直同期信号S23、クロック信号S24、
タイミング信号S25の供給を受けて、逆拡散部23を
動作させるためのイネーブル信号S51、PN符号列の
生成の開始タイミングを制御するための初期化信号S5
2およびその他のタイミング制御信号S53を生成し、
これを逆拡散部23に供給することで逆拡散部23を制
御する。
【0102】この場合、SS複製防止制御信号検出制御
部28は、図10に示すように、垂直同期信号(図10
A)を基準として、PN符号列の生成を開始するタイミ
ングを3つ設定し、それぞれのタイミングで逆拡散用の
PN符号列を生成させて、試し処理としての逆スペクト
ラム拡散を行わせる。この変形例においては、垂直同期
信号(図10A)の前縁を基準として、遅れ方向に設定
したタイミング(図10B)、垂直同期信号の前縁に一
致したタイミング(図10C)、進み方向に設定したタ
イミング(図10D)の3つのタイミングを用いる。
【0103】この場合、試し処理としての逆スペクトラ
ム拡散に用いるPN符号列の生成の開始タイミングは、
再生装置10と記録装置30とのPN符号列のずれに応
じて設定される。すなわち、図10に示したように、遅
れ方向に設定したタイミングと進み方向に設定したタイ
ミングとの間に、複製防止制御信号列をスペクトラム拡
散しているPN符号列の先頭がが存在し、両タイミング
の時間的な距離が最小となるように設定される。
【0104】逆拡散部23は、図9に示すようにPN符
号列生成部231と、逆拡散処理部232を有してい
る。PN符号列生成部231は、SS複製防止制御信号
検出制御部28からのイネーブル信号S51により動作
状態とされ、初期化信号S52をPN符号列の生成を開
始させるためのタイミング信号として用いるとともに、
タイミング制御信号S53に応じて、逆拡散用のPN符
号列S54を生成し、これを逆拡散処理部232に供給
する。この実施の形態において、PN符号列S54は、
再生装置10において用いられたPN符号列S9と同じ
符号パターンを有している。
【0105】逆拡散処理部232は、PN符号列生成部
231からのPN符号列S54を用いて逆スペクトラム
拡散を行ない映像信号に重畳されている複製防止制御信
号列を抽出する。そして、この変形例の逆拡散部23
は、逆スペクトラム拡散の結果を示す状態信号S55を
SS複製防止制御信号検出制御部28に供給する。この
場合、図10Eに示すように、状態信号S55は、複製
防止制御信号列をスペクトラム拡散しているPN符号列
と、逆拡散用のPN符号列S54との相関が高い場合に
は、高レベルの信号となり、その逆に、相関が低い場合
には、低レベルの信号になる。
【0106】SS複製防止制御信号検出制御部28は、
逆拡散部23を制御して、上述した3つのタイミング
(図10B、C、D)で、順に逆拡散用のPN符号列を
生成させ、逆スペクトラム拡散を行なうようし、状態信
号S55により試し処理としての逆スペクトラム拡散の
結果を取得する。そして、SS複製防止制御信号検出制
御部28は、3つのタイミングで行われた逆スペクトラ
ム拡散の結果のそれぞれを考慮して、逆拡散用のPN符
号列の生成の開始タイミングを設定する。
【0107】例えば、3つのタイミングで行われた逆ス
ペクトラム拡散の結果のそれぞれが、図11Eに示すよ
うに、遅れ方向に設定したタイミング(図11B)では
信号S55のレベルは低く、垂直同期信号の前縁に一致
したタイミング(図11C)では信号S55のレベルは
高く、進み方向に設定したタイミング(図11C)で
は、信号S55のレベルがやや下がるような場合には、
SS複製防止制御信号検出制御部28は、図11Eにお
いて矢印T1が示すように、垂直同期信号の前縁と、進
み方向のタイミングとの間に逆拡散用のPN符号列の生
成の開始タイミングT1を設定する。
【0108】そして、SS複製防止制御信号検出制御2
8は、逆拡散部23を制御して、タイミングT1を用い
て、逆拡散ようのPN符号列を生成させて、逆スペクト
ラム拡散を行わせる。その結果は、信号S55として、
SS複製防止制御信号検出制御部28に供給されるの
で、SS複製防止制御信号検出制御部28は、信号S5
5のレベルに応じて、垂直同期信号の前縁と進み方向に
設定されたタイミングとの間で逆拡散用のPN符号列の
生成の開始タイミングを調整する。
【0109】このようにして、逆拡散用のPN符号列の
生成の開始タイミングが調整されて、良好に逆スペクト
ラム拡散が行われることにより、取り出された複製防止
制御信号列S57はデータ判定部29に供給される。
【0110】データ判定部29は、SS複製防止制御信
号検出制御部28からの制御信号S56に制御され、複
製防止制御信号S57を解釈し、複製が許可されている
か、禁止されているかを判定し、この結果に応じた制御
信号S33を生成して、書き込み部22に供給する。
【0111】書き込み部22は、制御信号S33が、書
き込みを禁止する情報であるときには、映像信号S22
を記録媒体200に書き込まないようにして、再生装置
10から供給された映像信号の複製を行わないようにす
る。逆に、制御情報S33が複製を許可するものである
ときには、映像信号S22を記録媒体200に書き込む
ことにより、再生装置10からの映像信号の複製を可能
にする。
【0112】また、この実施の形態においては、逆拡散
部23により、図11B、C、Dに示したいずれのタイ
ミングでもPN符号列が検出されなかったときには、S
S複製防止制御信号検出制御部28は、映像信号S21
には複製防止制御信号は重畳されていないと判断する。
【0113】この場合、SS複製防止制御信号検出制御
部28は、制御信号S56によりデータ判定部29を制
御して、複製を許可する制御信号を形成するようにし
て、これを制御信号S33として書き込み部22に供給
するようにする。したがって、この場合には再生装置1
0から供給された映像信号は記録媒体200に複製され
る。
【0114】図11は、この例の記録装置30において
のスペクトラム拡散されて映像信号S21に重畳された
複製防止制御信号の検出時の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【0115】記録装置30の垂直同期信号検出部25に
より垂直同期信号S23が検出され、PLL回路26、
タイミング信号生成部27において生成されたクロック
信号S24、タイミング信号S25が関係する各部に供
給されると、SS複製防止制御信号検出制御部28、逆
拡散部23、データ判定部29は、図10に示す複製防
止制御信号検出処理を開始する。
【0116】まず、SS複製防止制御信号検出制御部2
8は、逆拡散部23を制御して、図11B、C、Dに示
した3つのタイミングでPN符号列を生成させて、逆ス
ペクトラム拡散を行い、その結果を信号S55としてS
S複製防止制御信号検出制御部28に供給する。SS複
製防止制御信号検出制御部28は、この3つのタイミン
グで行われた逆スペクトラム拡散の結果に基づいて相関
値演算を行う(ステップ201)。SS複製防止制御信
号検出制御部28は、この相関値演算の結果に応じて、
PN符号列のずれの方向を決定する(ステップ20
2)。
【0117】そして、SS複製防止制御信号検出制御部
28は、ステップ201、202の結果に基づいて、逆
拡散用のPN符号列の生成の開始タイミングを設定する
(ステップ203)。そして、逆拡散部23を制御し
て、設定したPN符号列の生成の開始タイミングで逆拡
散用のPN符号列を生成し、逆スペクトラム拡散を行な
って、映像信号に重畳されている複製防止制御信号列を
取り出す(ステップ204)。
【0118】次に、SS複製防止制御信号検出制御部2
8は、逆拡散部23からの信号S55の供給を受けて、
映像信号に重畳された複製防止制御信号が検出可能な予
め決められているレベル以上の信号として取り出された
か否かを判断する(ステップ205)。
【0119】ステップ205の判断処理において、複製
防止制御信号が予め決められたレベル以上の信号として
取り出されたと判断したときには、SS複製防止制御信
号検出制御部28は、データ判定部29を制御して、取
り出された複製防止制御信号に応じて書き込み部22を
制御する制御信号を生成し(ステップ206)、これを
書き込み部22に供給することで再生装置10からの映
像信号の複製制御を行うようにする。
【0120】ステップ205の判断処理において、複製
防止制御信号が予め決められたレベル以上の信号として
取り出されていないと判断したときには、SS複製防止
制御信号検出制御部28は、PN符号列の生成の開始タ
イミングを変える必要があるか否かを判断する(ステッ
プ207)。すなわち、この例においてステップ205
の判断処理は、図11を用いて前述した3つの異なるタ
イミングで生成を開始させたPN符号列により逆スペク
トラム拡散を行う試し処理に基づいて、図11Bに示し
た遅れ方向のタイミングと図11Dに示した進み方向の
タイミングとの間に複製防止制御信号列をスペクトラム
拡散しているPN符号列が存在するか否かを判断する処
理である。
【0121】ステップ207の判断処理において、前述
した試し処理に基づいて、複製防止制御信号列をスペク
トラム拡散しているPN符号列が存在しないと判断した
ときには、映像信号には複製防止制御信号が重畳されて
いないと判断し、データ判定部29を制御して、複製を
許可する制御信号を形成する(ステップ208)。そし
て、この制御信号を書き込み部22に供給することによ
り、書き込み部22に対し、複製可能であることを通知
する。
【0122】また、ステップ207の判断処理におい
て、前述した試し処理に基づいて、複製防止制御信号列
をスペクトラム拡散しているPN符号列が存在すると判
断したときには、ステップ204からの処理を繰り返
し、ステップ202の処理により決定した符号ずれの方
向である、垂直同期信号の前縁(図10C)と進み方向
のタイミング(図10D)との間で、逆拡散用のPN符
号列の生成の開始タイミングを変えるようにする。
【0123】このように、この変形例の記録装置30で
は、予め決められる3つのタイミングでPN符号列を生
成させて、逆スペクトラム拡散を行うことによって、各
タイミングで生成させたPN符号列と、複製防止制御信
号列をスペクトラム拡散しているPN符号列との相関値
を求めることにより、逆拡散用のPN符号列を複製防止
制御信号をスペクトラム拡散しているPN符号列に対し
て、より相関が高くなるタイミングで逆拡散用のPN符
号列を生成させることができる。
【0124】これにより、複製防止制御信号列をスペク
トラム拡散しているPN符号列と逆拡散用のPN符号列
との同期を素早く合わせ込み、スペクトラム拡散されて
映像信号に重畳されている複製防止制御信号列を正確か
つ迅速に取り出すことができる。
【0125】また、この変形例においては、図11に示
したように、3つの異なるタイミングで逆スペクトラム
拡散を行うようにしたが、これに限るものではなく、垂
直同期信号に対し、進み方向と遅れ方向の少なくとも2
つのタイミングを設定し、相関値演算を行うようにして
もよい。また、PN符号列を生成させるタイミングを4
つ、5つというように複数のタイミングを用いて相関値
演算を行うことにより、それよりも少ないタイミングで
相関値演算を行う場合に比べ、複製防止制御信号列をス
ペクトラム拡散しているPN符号列に対し、より相関の
強いPN符号列を生成させるタイミングを検出すること
ができる。
【0126】また、前述した映像同期信号に基づいて、
時間的に限られた範囲を設定し、複製防止制御信号列を
スペクトラム拡散しているPN符号列を検出する方法
と、この変形例の映像同期信号に対して、少なくとも2
つのタイミングを設定し、このタイミング毎にPN符号
列を生成させて逆スペクトラム拡散を行うことにより相
関値を求め、逆拡散用のPN符号列の生成の開始タイミ
ングを設定する方法とを併用してもよい。
【0127】また、スペクトラム拡散された複製防止制
御信号が重畳された映像信号の出力側と受信側とにおい
て、PN符号の生成の開始タイミングのずれが発生しな
い場合には、上述のような映像信号に重畳されている複
製防止制御信号をスペクトラム拡散しているPN符号の
検出処理を行わないようにすることもできる。この場合
には、例えば、垂直同期信号に同期したタイミングでP
N符号列を生成して、逆スペクトラム拡散し、映像信号
に重畳されている複製防止制御信号を取り出すことがで
きる。
【0128】また、再生装置10において、D/A変換
する前に、映像信号にスペクトラム拡散された複製防止
制御信号を重畳するようにし、その後にD/A変換する
ようにしてもよい。
【0129】さらに、前述の実施の形態においては、垂
直同期信号を用いるようにしたがこれに限るものではな
く、水平同期信号を用いてPN符号列の生成の開始タイ
ミングの制御、クロック信号の生成等を行うようにして
もよい。また、前述の実施の形態においては、垂直同期
信号を用いて、PN符号列の生成の開始タイミングの制
御を行うようにしたが、これに限るものではない。例え
ば、垂直同期信号の前縁を基準として数クロック分ずら
したPN符号列の生成の開始のタイミングを示す開始タ
イミング信号を生成し、これを用いるようにすれば、常
に垂直同期信号の前縁から数クロック分ずれた所からP
N符号列の生成を開始させることができる。もちろん水
平同期信号を用いた場合にも同様にPN符号列の生成の
開始タイミングをずらすことができる。
【0130】また、図2、図9を用いて前述した記録装
置20、記録装置30においては、符号化部21が符号
化の過程で垂直同期信号を検出する場合には、符号化部
21から出力される信号を、垂直同期信号を検出するた
めの信号として垂直同期信号検出部25に供給するよう
にしてもよい。また、再生装置10と同様に、記録装置
20、記録装置30は、水平同期信号を用いるようにす
ることもできる。
【0131】また、前述の実施の形態においては、PN
符号列は、1垂直区間毎にその生成を開始させるように
したが、これに限るものではない。例えば、PN符号列
を垂直区間または水平区間の整数倍毎に生成を開始させ
たり、整数分の1倍毎に生成を開始させるようにしても
よい。すなわち、PN符号列を2垂直区間毎、3垂直区
間毎のように複数垂直区間毎に生成を開始させてもよい
し、1/2垂直区間毎、1/3垂直区間毎のように、1
垂直区間を複数に分割した分割区間毎にPN符号列の生
成を開始させるようにしてもよい。
【0132】また、前述の実施の形態においては、記録
媒体100の映像信号に付加されている複製防止制御信
号を抽出して、これをスペクトラム拡散し、記録装置に
供給する映像信号に重畳するようにしたが、スペクトラ
ム拡散された複製防止制御信号が予め重畳された映像信
号が記録されている記録媒体を用いることもできる。
【0133】すなわち、映像同期信号である垂直同期信
号または水平同期信号を基準としたタイミング毎に生成
が開始されるPN符号列を用いて、複製防止制御信号を
スペクトラム拡散する。そして、このスペクトラム拡散
された複製防止制御信号を予め映像信号に重畳し、この
映像信号が記録された記録媒体を作成する。
【0134】このように、スペクトラム拡散された複製
防止制御信号が予め重畳された映像信号が記録された記
録媒体の場合には、前述した再生装置10のように、再
生装置において、複製防止制御信号の取り出し、スペク
トラム拡散、スペクトラム拡散された複製防止制御信号
の映像信号への重畳などを行う必要はない。
【0135】そして、この場合、記録装置20、記録装
置30においては、上述のように、予め記録媒体に記録
されている映像信号に対して重畳されている複製防止制
御信号のスペクトラム拡散に用いられたPN符号列と同
じタイミング毎に生成が開始され、同じ位相のPN符号
列を用いて逆スペクトラム拡散すればよい。
【0136】また、再生装置に複製防止制御信号の生成
部を設け、再生装置において生成させた複製防止制御信
号を、前述したように、映像同期信号を基準としたタイ
ミングで生成を開始させるPN符号列を用いてスペクト
ラム拡散し、出力する映像信号に重畳するようにしても
よい。
【0137】この場合には、記録媒体にもともと複製防
止制御信号が記録されていない場合、あるいは、スペク
トラム拡散された複製防止制御信号が重畳されていない
場合であっても、記録装置において、再生装置の複製防
止制御信号の生成部により生成され、スペクトラム拡散
されて映像信号に重畳された複製防止制御信号を取り出
して、複製制御を行うことができる。このように再生装
置が複製防止制御信号の生成部を備え、PN符号列を生
成して、複製防止制御信号をスペクトラム拡散して映像
信号に重畳する機能を有すれば、記録媒体自体に複製防
止制御信号がない場合にも、有効に複製を防止すること
ができる。
【0138】また、前述の実施の形態においては、再生
装置10、記録装置20、記録装置30は、DVD装置
として説明したがこれに限るものではない。例えば、V
TR、デジタルVTR、あるいは、ビデオディスクやビ
デオCDの再生装置、記録装置にこの発明を適用するこ
とも可能である。すなわち、アナログVTRなどのアナ
ログ機器およびDVD装置などのデジタル機器のいずれ
にもこの発明を適用することがで可能である。
【0139】また、前述した実施の形態においては、複
製防止制御装置として、DVDの再生装置、記録装置の
場合として説明いたが、再生装置や記録装置に限るもの
ではない。例えば、この発明による映像出力装置を放送
局側のテレビジョン信号の出力装置に適用し、送信する
テレビジョン信号にスペクトラム拡散した複製防止制御
信号を重畳して送信する場合にも、この発明を適用する
ことができる。そして、受信側においては、逆スペクト
ラム拡散を行って、映像信号に重畳されている複製防止
制御信号列を取り出し、この複製防止制御信号に基づい
て映像信号の複製防止制御を行うようにすることができ
る。
【0140】もちろん、ケーブルテレビのように、ケー
ブルを介してアナログ映像信号を送受する場合の映像の
出力装置、受信装置にもこの発明を適用することができ
る。
【0141】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による映
像伝送方法、映像複製防止方法、映像複製防止装置およ
び映像記録媒体によれば、映像同期信号に同期した所定
周期毎に繰り返す拡散符号を用いて、複製防止制御信号
のスペクトラム拡散、逆スペクトラム拡散を行う。この
ため、映像同期信号を用いることにより、映像信号の出
力側と受信側において映像同期信号信号に対し同じタイ
ミングで拡散符号の生成を開始させることができる。
【0142】これにより、受信側において、複製防止制
御信号をスペクトラム拡散している拡散符号と、逆拡散
用の拡散符号との同期を素早く合わせ込むことができ、
受信側において、正確かつ迅速に映像信号に重畳されて
いる複製制御情報を抽出することができる。
【0143】また、映像同期信号を基準として、時間的
に限られた範囲内で複製防止制御信号をスペクトラム拡
散している拡散符号の検出を行うようにすることで、複
製防止制御信号をスペクトラム拡散している拡散符号
と、逆拡散用の拡散符号との同期をより早く合わせ込
み、逆スペクトラム拡散を正確かつ迅速に行うことがで
きる。
【0144】また、映像同期信号に対して、少なくとも
進みと遅れの2つのタイミングで拡散符号を生成させ
て、逆スペクトラム拡散を行い、複製防止制御信号をス
ペクトラム拡散している拡散符号との相関を検出するよ
うにすることで、複製防止制御信号をスペクトラム拡散
している拡散符号と、逆拡散用の拡散符号との同期をよ
り迅速に合わせ込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による映像複製防止装置としての映像
再生装置の一実施の形態を説明するためのブロック図で
ある。
【図2】この発明による映像複製防止装置としての映像
記録装置の一実施の形態を説明するためのブロック図で
ある。
【図3】図1に示した映像再生装置のPN符号列生成部
の構成の一例を示す図である。
【図4】この発明による映像複製防止装置としの映像再
生装置においての垂直同期信号、PN符号、複製防止制
御信号の関係を説明するための図である。
【図5】この発明による映像複製防止装置としての映像
再生装置においての垂直同期信号、クロック信号、PN
符号、複製防止制御信号の関係を説明するための図であ
る。
【図6】この発明による映像複製防止装置としての映像
記録装置においての映像信号に重畳されているPN符号
の検出範囲を説明するための図である。
【図7】この発明による映像複製防止装置としての映像
記録装置において、複製防止制御信号の検出範囲を設定
した場合の処理を説明するための図である。
【図8】この発明による映像複製防止装置としての映像
記録装置においての複製防止制御信号を検出する場合の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】この発明による映像複製防止装置としての映像
記録装置の変形例を説明するためのブロック図である。
【図10】この発明による映像複製防止装置としての映
像記録装置の変形例の場合の垂直同期信号とPN符号の
生成の開始タイミングとを説明するための図である。
【図11】この発明による映像複製防止装置としての映
像記録装置の変形例においての複製防止制御信号を検出
する場合の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10…映像再生装置、1…読み出し部、2…復号化部、
3…垂直同期信号検出部、4…PLL回路、5…タイミ
ング信号生成部、6…複製防止制御信号列生成部、7…
PN符号列生成部、8…乗算部、9…加算部、20…映
像記録装置、21、符号化部、22…書き込み部、23
…逆拡散部、24…PN符号検出部、25…垂直同期信
号検出部、26…PLL回路、27…タイミング信号生
成部、28…SS複製防止制御信号検出制御部、29…
データ判定部、231…PN符号列生成部、232…逆
拡散処理部、191、192…D/A変換回路、291
…A/D変換回路、100…再生側の記録媒体、200
…記録側の記録媒体

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スペクトラム拡散した複製防止制御信号を
    アナログ映像信号に重畳して伝送する映像伝送方法であ
    って、 映像信号中の同期信号に同期して拡散用の拡散符号を生
    成し、 前記拡散用の拡散符号を用いて前記複製防止制御信号を
    スペクトラム拡散することを特徴とする映像伝送方法。
  2. 【請求項2】映像同期信号に同期した拡散符号によりス
    ペクトラム拡散された複製防止制御信号が重畳されたア
    ナログ映像信号を受信し、 受信した映像信号中の同期信号に同期して逆拡散用の拡
    散符号を生成し、 前記逆拡散用の拡散符号を用いて逆スペクトラム拡散を
    行って、前記映像信号中から前記複製防止制御信号を抽
    出することを特徴とする映像伝送方法。
  3. 【請求項3】受信した前記映像信号中の前記同期信号に
    基づいて設定される前記同期信号に対して時間的に限ら
    れた範囲内で、前記映像信号に重畳された複製防止制御
    信号のスペクトル拡散に用いられた拡散符号と前記逆拡
    散用の拡散符号の同期を合わせることを特徴とする請求
    項2に記載の映像伝送方法。
  4. 【請求項4】受信した前記映像信号中の前記同期信号に
    対して、少なくとも進みと遅れの2つのタイミングで前
    記拡散符号を発生させて、逆スペクトラム拡散を行い、
    前記複製防止制御信号のスペクトラム拡散に用いられた
    拡散符号と、前記2つのタイミングで発生させた拡散符
    号のそれぞれとの相関を求め、この相関結果に基づい
    て、前記逆拡散用の拡散符号の発生の開始タイミングを
    設定することを特徴とする請求項2に記載の映像伝送方
    法。
  5. 【請求項5】スペクトラム拡散された複製防止制御信号
    が重畳された映像信号をアナログ映像信号として出力
    し、前記アナログ映像信号を受信して前記複製防止制御
    信号を抽出し、抽出した前記複製防止制御信号に応じて
    映像信号の複製を防止するようにする映像複製防止方法
    であって、 前記映像信号中の同期信号に同期した所定周期毎に繰り
    返す拡散用の拡散符号を生成し、 前記拡散用の拡散符号を用いて前記複製防止制御信号を
    スペクトラム拡散し、 スペクトラム拡散された前記複製防止制御信号を前記映
    像信号に重畳してアナログ映像信号として出力し、 前記アナログ映像信号を受信して、受信した映像信号中
    の同期信号に同期して、前記所定周期に等しい周期毎に
    繰り返す逆拡散用の拡散符号を生成し、 前記逆拡散用の拡散符号を用いて、逆スペクトラム拡散
    を行って、前記アナログ映像信号に重畳された前記複製
    防止制御信号を抽出し、 抽出した前記複製防止制御信号に応じて映像信号の複製
    を防止するようにすることを特徴とする映像複製防止方
    法。
  6. 【請求項6】映像信号中の同期信号に同期した所定周期
    毎に繰り返す拡散符号を生成する拡散符号生成手段と、 前記拡散符号を用いて複製防止制御信号をスペクトラム
    拡散するスペクトラム拡散手段と、 スペクトラム拡散された前記複製防止制御信号を前記映
    像信号に重畳する重畳手段と、 スペクトラム拡散された前記複製防止制御信号が重畳さ
    れた前記映像信号をアナログ映像信号として出力する出
    力手段とを備えたことを特徴とする映像出力装置。
  7. 【請求項7】映像信号中の同期信号に同期した所定周期
    毎に繰り返す拡散符号に基づいてスペクトラム拡散され
    た複製防止制御信号が重畳されたアナログ映像信号を受
    信する映像受信装置であって、 受信した映像信号中の同期信号に同期して、前記所定周
    期に等しい周期で繰り返す逆拡散用の拡散符号を生成す
    る拡散符号生成手段と、 前記逆拡散用の拡散符号を用いて逆スペクトラム拡散を
    行って、前記映像信号に重畳されている前記複製防止制
    御信号を抽出する逆スペクトラム拡散手段と、 抽出された前記複製防止制御信号に基づいて、映像信号
    の表示または記録を制御する制御手段とを備えたことを
    特徴とする映像受信装置。
  8. 【請求項8】スペクトラム拡散に用いられた前記拡散符
    号と、前記逆拡散用の拡散符号との同期を制御する同期
    制御手段を備え、 前記同期制御手段は、受信した前記映像信号中の前記映
    像同期信号に基づいて設定される前記映像同期信号に対
    して時間的に限られた範囲内で、スペクトラム拡散に用
    いられた前記拡散符号と前記逆拡散用の拡散符号の同期
    を制御することを特徴とする請求項7に記載の映像受信
    装置。
  9. 【請求項9】前記拡散符号生成手段は、受信した前記映
    像信号中の前記同期信号に対して、少なくとも進みと遅
    れの2つのタイミングで前記拡散符号を発生させて、逆
    スペクトラム拡散を行い、前記複製防止制御信号のスペ
    クトラム拡散に用いられた拡散符号と、前記2つのタイ
    ミングで発生させた拡散符号のそれぞれとの相関を求
    め、この相関結果に基づいて設定されるタイミングで前
    記逆拡散用の拡散符号を発生させて逆スペクトラム拡散
    を行うことを特徴とする請求項7に記載の映像受信装
    置。
  10. 【請求項10】スペクトラム拡散された複製防止制御信
    号が重畳された映像信号をアナログ映像信号として出力
    する映像出力装置と、前記アナログ映像信号を受信して
    重畳されている前記複製防止制御信号を抽出し、抽出し
    た前記複製防止制御信号に応じて映像信号の複製を防止
    する映像受信装置とからなる映像複製防止システムであ
    って、 前記映像出力装置は、 映像信号中の同期信号に同期した所定周期毎に繰り返す
    出力側の拡散符号を生成する出力側の拡散符号生成手段
    と、 前記拡散符号を用いて複製防止制御信号をスペクトラム
    拡散するスペクトラム拡散手段と、 スペクトラム拡散された前記複製防止制御信号を前記映
    像信号に重畳する重畳手段と、 スペクトラム拡散された前記複製防止制御信号が重畳さ
    れた前記映像信号をアナログ映像信号として出力する出
    力手段とを備え、 前記映像受信装置は、 前記映像出力装置から出力された前記アナログ映像信号
    を受信して、受信した映像信号中の同期信号に同期し
    て、前記所定周期に等しい周期で繰り返す逆拡散用の拡
    散符号を生成する受信側の拡散符号生成手段と、 前記逆拡散用の拡散符号を用いて逆スペクトラム拡散を
    行って、受信した前記映像信号に重畳されている前記複
    製防止制御信号を抽出する逆スペクトラム拡散手段と、 抽出された前記複製防止制御信号に基づいて、映像信号
    の表示または記録を制御する制御手段とを備えたことを
    特徴とする映像複製防止システム。
  11. 【請求項11】映像信号中の同期信号に同期した周期毎
    に繰り返す拡散符号が用いられてスペクトラム拡散され
    た複製防止制御信号が重畳された映像信号が記録された
    ことを特徴とする映像記録媒体。
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