JPH10336578A - 映像信号への情報付加方法、付加情報検出方法および装置 - Google Patents

映像信号への情報付加方法、付加情報検出方法および装置

Info

Publication number
JPH10336578A
JPH10336578A JP9147960A JP14796097A JPH10336578A JP H10336578 A JPH10336578 A JP H10336578A JP 9147960 A JP9147960 A JP 9147960A JP 14796097 A JP14796097 A JP 14796097A JP H10336578 A JPH10336578 A JP H10336578A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
time code
spread
information
video signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9147960A
Other languages
English (en)
Inventor
Nozomi Ikeda
望 池田
Akira Ogino
晃 荻野
Takehiro Sugita
武弘 杉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP9147960A priority Critical patent/JPH10336578A/ja
Priority to CA002238732A priority patent/CA2238732A1/en
Priority to KR1019980020460A priority patent/KR19990006597A/ko
Priority to US09/089,134 priority patent/US6360052B1/en
Priority to EP98304394A priority patent/EP0883296A3/en
Priority to MYPI98002484A priority patent/MY132915A/en
Priority to CNB981029337A priority patent/CN1179507C/zh
Publication of JPH10336578A publication Critical patent/JPH10336578A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/91Television signal processing therefor
    • H04N5/913Television signal processing therefor for scrambling ; for copy protection
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/91Television signal processing therefor
    • H04N5/913Television signal processing therefor for scrambling ; for copy protection
    • H04N2005/91307Television signal processing therefor for scrambling ; for copy protection by adding a copy protection signal to the video signal
    • H04N2005/91314Television signal processing therefor for scrambling ; for copy protection by adding a copy protection signal to the video signal the copy protection signal being a pulse signal inserted in blanking intervals of the video signal, e.g. pseudo-AGC pulses, pseudo-sync pulses
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/91Television signal processing therefor
    • H04N5/913Television signal processing therefor for scrambling ; for copy protection
    • H04N2005/91307Television signal processing therefor for scrambling ; for copy protection by adding a copy protection signal to the video signal
    • H04N2005/91321Television signal processing therefor for scrambling ; for copy protection by adding a copy protection signal to the video signal the copy protection signal being a copy protection control signal, e.g. a record inhibit signal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/91Television signal processing therefor
    • H04N5/913Television signal processing therefor for scrambling ; for copy protection
    • H04N2005/91307Television signal processing therefor for scrambling ; for copy protection by adding a copy protection signal to the video signal
    • H04N2005/91328Television signal processing therefor for scrambling ; for copy protection by adding a copy protection signal to the video signal the copy protection signal being a copy management signal, e.g. a copy generation management signal [CGMS]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/91Television signal processing therefor
    • H04N5/913Television signal processing therefor for scrambling ; for copy protection
    • H04N2005/91307Television signal processing therefor for scrambling ; for copy protection by adding a copy protection signal to the video signal
    • H04N2005/9135Television signal processing therefor for scrambling ; for copy protection by adding a copy protection signal to the video signal by superimposing the spectrally spread copy protection signal onto the video signal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/91Television signal processing therefor
    • H04N5/913Television signal processing therefor for scrambling ; for copy protection
    • H04N2005/91357Television signal processing therefor for scrambling ; for copy protection by modifying the video signal
    • H04N2005/91371Television signal processing therefor for scrambling ; for copy protection by modifying the video signal the video color burst signal being modified

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 付加情報を複数フィールドに渡ってスペクト
ラム拡散して映像信号に重畳し、その重畳した付加情報
を容易に検出できるようにする。 【解決手段】 映像信号の同期信号に同期した第1のス
ペクトラム拡散用の符号列によりタイムコード情報をス
ペクトラム拡散し、当該タイムコード情報のスペクトラ
ム拡散信号を映像信号に重畳するようにする。映像信号
の同期信号に同期し、かつタイムコード情報に同期して
発生させた第2のスペクトラム拡散用の符号列により付
加情報をスペクトラム拡散し、当該付加情報のスペクト
ラム拡散信号を前記映像信号に重畳する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、映像信
号にタイムコード情報を重畳付加する方法および装置並
びに映像信号にタイムコード情報およびこのタイムコー
ド情報に関連させて複製防止制御情報などの付加情報を
重畳付加する装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】VTR(ビデオテープレコーダ)が普及
し、VTRで再生が可能な数多くのソフトウエアが提供
されるようになってきている。また最近では、デジタル
VTRやDVD(デジタルビデオディスク)の再生装置
などが現実のものとなってきており、画質、音質の良い
映像、音声を手軽に再生して視聴することができるよう
になってきている。
【0003】しかし、一方で、このように豊富に提供さ
れるようになったソフトウエアが無制限に複製されてし
まうおそれがあるという問題があり、従来から種々の複
製防止対策が施されている。
【0004】例えば、アナログ映像信号についての複製
を直接的に禁止する方法ではないが、記録装置としての
例えばVTRと、映像を提供するモニタ受像機のAGC
(オート・ゲイン・コントロール)の方式の相違、ある
いはAPC(オート・フェイズ・コントロール)の特性
の相違を利用して、実質的に複製を防止する方法があ
る。
【0005】すなわち、例えば、VTRは、映像信号に
挿入された擬似同期信号によりAGCを行い、モニタ受
像機は、この擬似同期信号によらないAGC方式を採用
するというように、AGCの方式の相違を利用する方法
が前者の例で、オリジナルの記録媒体にアナログ映像信
号を記録するときに、AGCのための同期信号としてレ
ベルが極端に大きな擬似同期信号を挿入しておき、再生
用VTRから記録用VTRに供給する映像信号に、AG
Cのための同期信号として、このレベルが極端に大きな
擬似同期信号を挿入するものである。
【0006】また、VTRでのAPCは、映像信号中の
カラーバースト信号に短い時定数で追従するが、モニタ
受像機のAPCは、比較的長い時定数で追従するという
ように、APCの特性の相違を利用する方法が後者の例
で、オリジナルの記録媒体にアナログ映像信号を記録す
るときに、映像信号のカラーバースト信号の位相を部分
的に反転させておき、再生用VTRから記録用VTRに
供給する映像信号としてカラーバースト信号の位相が部
分的に反転したものを出力するものである。
【0007】以上のようにした場合、再生用VTRから
のアナログ映像信号の供給を受けるモニタ受像機におい
ては、擬似同期信号やAPCのために用いられるカラー
バースト信号の部分的な位相の反転の影響を受けること
なく、正常に映像が再生される。
【0008】しかし、再生用VTRからの上述のように
擬似同期信号が挿入された、または、カラーバースト信
号の位相反転制御を受けたアナログ映像信号の供給を受
けて、これを記録媒体に記録するVTRにおいては、入
力信号に基づく利得制御、あるいは位相制御を正常に行
うことができず、映像信号を正常に記録することができ
ないようになる。したがって、記録された映像信号を再
生しても、視聴可能な正常な映像が再生されることがな
いようにできる。
【0009】このようにアナログ映像信号を扱う場合に
は、複製を禁止するのではなく、正常に視聴可能な再生
映像が得られないようにするものであり、これはいわば
消極的な複製防止制御である。
【0010】これに対して、デジタル化された情報例え
ば映像信号を扱う場合には、複製防止符号、あるいは複
製の世代制限符号などからなる複製防止制御信号を、デ
ジタルデータとして映像信号に付加して記録媒体に記録
しておくことにより、複製を禁止するなどの直接的な複
製防止制御を行うようにしている。
【0011】図32は、このデジタル化された情報を扱
う場合の複製装置の基本的な構成図であり、デジタル再
生装置200で再生されたデジタル映像情報を、デジタ
ル伝送路220を通じてデジタル記録装置210に送
り、複製可能なものは複製を実行し、複製不許可のもの
は複製を禁止するものである。
【0012】デジタル再生装置200に装填されている
記録媒体201には、デジタル映像情報に加えて、付加
情報としての複製防止制御情報が記録されている。この
複製防止制御情報は、複製禁止、複製許可、世代制限な
どを制御内容として指示するものである。デジタル再生
部202は、記録媒体201からデジタル情報を読み出
して、デジタル映像情報と共に複製防止制御情報を得、
これをデジタル伝送路220を通じてデジタル記録装置
210に送る。
【0013】デジタル記録装置210の複製防止制御信
号検出部212は、デジタル伝送路220を通じて受信
した情報から複製防止制御信号を検出し、その制御内容
を判別する。そして、この判別結果をデジタル記録部2
11に送る。
【0014】デジタル記録部211は、複製防止制御信
号検出部212からの複製防止制御信号の判別結果が、
デジタル伝送路220を通じて入力されたデジタル映像
情報の記録を許可するものであるときには、前記入力デ
ジタル映像信号を記録に適したデジタル情報に変換し、
記録媒体213に書き込んで記録を実行するようにす
る。一方、複製防止制御信号検出部212からの複製防
止制御信号の判別結果が、複製禁止であるときには、デ
ジタル記録部211は、前記入力デジタル映像情報の記
録処理を行わないようにする。
【0015】さらに、複製防止制御信号検出部212か
らの複製防止制御信号の判別結果が、第1世代の複製の
みを許可するものであるときには、デジタル記録部21
1は、前記入力デジタル信号を記録に適したデジタル映
像情報に変換し、記録媒体213に書き込んで記録を実
行すると共に、付加情報としての複製防止制御信号を複
製禁止(次世代の複製禁止)を指示するものに変更し
て、記録媒体213に記録するようにする。したがっ
て、複製された記録媒体213を用いては、映像信号を
複製することはできないようになる。
【0016】このように、主情報信号としての映像信号
と、付加情報としての複製防止制御信号をデジタル信号
として、記録装置に供給するようにする、いわゆるデジ
タル接続の場合には、伝送されるデジタルデータに複製
防止制御信号が含まれるので、この複製防止制御信号を
用いて、記録装置において、複製禁止などの複製防止制
御を確実に行うことができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図32のデ
ジタル再生装置が、例えばデジタルVTRの場合には、
再生した映像信号および音声信号をモニターするため
に、主情報信号である映像信号および音声信号のみをD
/A変換回路203を通じてアナログ信号に変換して、
通常はモニター受像機が接続されるアナログ出力端子2
04に導出するようにする。
【0018】このように、デジタル情報の再生装置であ
っても、アナログ出力端子204に導出されるアナログ
信号には、複製防止制御信号は含まれていない。このた
め、アナログ出力端子204にアナログVTRなどが接
続されるアナログ接続の場合には、情報信号の複製が可
能となってしまう。
【0019】そこで、D/A変換された映像信号や音声
信号に、複製防止制御信号を重畳付加することが考えら
れるが、D/A変換された映像信号や音声信号を劣化さ
せずに、複製防止制御信号を付加し、記録装置において
取り出して複製防止制御に用いることは難しい。
【0020】したがって、従来は、アナログ接続の場合
には、前述したVTRとモニタ受像機のAGCの方式の
相違、あるいはAPCの特性の相違を利用する複製防止
方法を用いて、消極的な複製防止を行うようにするしか
方法がなかった。
【0021】ところが、前述したVTRとモニタ受像機
のAGCの方式の相違、あるいはAPCの特性の相違を
利用する複製防止制御方法の場合、記録装置側のAGC
の方式、APCの特性によっては、正常に映像信号の記
録が行われてしまい、消極的な複製防止さえも、できな
い場合が発生する。また、モニタ受像機の再生画像が乱
れるなどの問題が生じるおそれもあった。
【0022】以上のような問題点を解決し、再生される
映像、音声を劣化させることなく、アナログ接続、デジ
タル接続のいずれの場合にも有効な複製防止制御方式と
して、本出願人は、先に、複製防止制御信号をスペクト
ラム拡散し、このスペクトラム拡散した複製防止制御信
号を映像信号に重畳して、映像信号をデジタル記録ある
いはアナログ記録する方式を提案している(特願平7−
339959号参照)。
【0023】この方式においては、拡散符号として用い
るPN(PseudorandomNoise)系列の
符号(以下、PN符号という)を十分に早い周期で発生
させて、これを複製防止制御信号に対して掛け合わせる
ことによりスペクトラム拡散し、狭帯域、高レベルの複
製防止制御信号を、映像信号や音声信号には影響を与え
ることのない広帯域、低レベルの信号に変換させる。そ
して、このスペクトラム拡散された複製防止制御信号を
アナログ映像信号に重畳して記録媒体に記録するように
する。この場合、記録媒体に記録する映像信号は、アナ
ログ、デジタルのどちらでも可能である。
【0024】この方式においては、複製防止制御信号
は、スペクトラム拡散されて広帯域、低レベルの信号と
して映像信号に重畳されるため、違法に複製しようとす
る者が、重畳された複製防止制御信号を映像信号から取
り除くことは難しい。
【0025】一方、逆スペクトラム拡散することにより
重畳された複製防止制御信号を検出し、利用することは
可能である。したがって、映像信号とともに複製防止制
御信号を確実に記録装置側に提供することができると共
に、記録装置側において、複製防止制御信号を検出し、
検出した複製防止制御信号に応じた複製制御を確実に行
うことができる。
【0026】ところで、上述のスペクトラム拡散方式に
より付加情報である複製防止制御信号を、再生画像を劣
化させることなく映像信号に重畳するためには、映像信
号のS/Nを劣化させない小レベルで、スペクトラム拡
散した付加情報を映像信号に重畳するようにする必要が
ある。そして、そのためには、スペクトラム拡散用のP
N符号の符号長を十分に大きくする必要がある。
【0027】しかし、このように符号長が大きい場合に
は、スペクトラム逆拡散時に、逆拡散用のPN符号を拡
散時のPN符号と位相が一致するように同期をとる方法
として、いわゆるマッチトフィルタを用いる方法やスラ
イディング相関を用いる方法は、同期のために長時間が
掛かるため、実質上、使用できない。
【0028】そこで、スペクトラム拡散用のPN符号列
を映像同期信号に同期させて発生することが考えられ
る。映像同期信号に同期して、PN符号列を生成するだ
けで、逆拡散時のPN符号列を容易に得ることができる
からである。そして、符号長が十分に長いPN符号列と
して、1周期が複数フィールドに渡るPN符号が使用で
きれば、上述のような映像信号の劣化を生じさせない付
加情報の重畳が比較的容易にできる。
【0029】しかし、通常、映像信号には時間的連続性
を示すためのタイムコード情報が付加されているわけで
はないので、フィールドやフレームの前後のフィールド
やフレームとの関わりを知る手立てはない。そこで、2
以上の複数フィールドや、複数フレームに渡ってPN符
号列を発生させようとする場合には、その複数フィール
ドや複数フレーム単位の同期を識別する手立てを別個に
用いなければならず、そのため、映像信号の垂直ブラン
キング期間に、スペクトラム拡散符号の同期のための情
報を挿入付加する方法を用いることが考えられる。
【0030】しかしながら、映像信号をデジタル信号と
して伝送する場合には、通常は、垂直ブランキング期間
の情報は伝送されない。このため、デジタル付加情報と
してスペクトラム拡散の同期情報をデジタル映像信号と
は別に伝送することになるが、これでは、前述したデジ
タル情報をD/A変換して出力するアナログ接続の場合
には、同期情報が消失してしまう。このため、アナログ
接続の場合には、デジタル付加情報としてのタイムコー
ドから、再び、スペクトラム拡散の同期情報を生成し、
アナログ映像信号の垂直ブランキング期間に挿入付加す
るようにしなければならず厄介である。
【0031】また、複数フィールドや複数フレームに渡
るスペクトラム拡散符号で付加情報をスペクトラム拡散
した場合に、単にその先頭の位置を示すことで同期検出
する方法の場合には、フィールド間引き処理によりフィ
ールドデータが消滅してしまったり、フィールド補間処
理によりフィールドデータが挿入された場合には、その
ことは検出することができないため、同期位相が変動し
て逆拡散時のPN符号の同期がとれなくなってしまう。
【0032】このことは、付加情報が複製防止制御信号
の場合には、上述のような方法で複製防止制御信号が改
ざんされてしまうことを意味することになる。
【0033】この発明は、以上の点にかんがみ、映像信
号に、映像の時間的連続性を示すタイムコードを、アナ
ログ映像信号であってもデジタル映像信号であっても確
実に重畳することができる方法および装置を提供するこ
とを目的とする。
【0034】また、この発明は、例えば複製防止制御信
号のような付加情報を、映像信号の、例えば複数フィー
ルドや複数フレームに渡る区間に、スペクトラム拡散し
て重畳し、かつ、容易に検出することができる方法およ
び装置を提供することを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明による情報付加方法は、映像信号の
同期信号に同期させてスペクトラム拡散用の符号列を発
生させるための拡散同期信号を生成する第1の工程と、
前記第1の工程で発生した拡散同期信号に同期させてス
ペクトラム拡散用の符号列を発生させる第2の工程と、
前記第2の工程で発生したスペクトラム拡散用の符号列
で、タイムコード情報をスペクトラム拡散したタイムコ
ード拡散信号を発生させる第3の工程と、前記第3の工
程で発生したタイムコード拡散信号を前記映像信号に重
畳する第4の工程と、を備えることを特徴とする。
【0036】この請求項1の発明によれば、タイムコー
ドが映像同期信号に同期したスペクトラム拡散信号とし
て、映像信号中に重畳されるので、映像信号がアナログ
信号で伝送される場合であっても、また、デジタル信号
で伝送される場合でも、確実にタイムコードが伝送さ
れ、映像信号の例えば各フィールドやフレームの時間的
な連続性が確実に把握できる。
【0037】また、請求項2の発明の映像信号への情報
付加方法は、映像信号の同期信号に同期した第1のスペ
クトラム拡散用の符号列によりタイムコード情報をスペ
クトラム拡散し、当該タイムコード情報のスペクトラム
拡散信号を前記映像信号に重畳するようにするととも
に、前記映像信号の同期信号に同期し、かつ前記タイム
コード情報に同期して発生させた第2のスペクトラム拡
散用の符号列により付加情報をスペクトラム拡散し、当
該付加情報のスペクトラム拡散信号を前記映像信号に重
畳するようにしたことを特徴とする。
【0038】この請求項2の発明においては、例えば複
製防止制御信号のような付加情報が、例えば複数フィー
ルドあるいは複数フレームに渡ってスペクトラム拡散さ
れて重畳されるときに、スペクトラム拡散されたタイム
コードにより、スペクトラム拡散の同期検出が容易にで
きる。しかも、タイムコードにより、例えばフィールド
の削除、追加、入れ替えなどの処理が映像信号に施され
た場合に、それが容易に検知できる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながらこの発明
の実施の形態を説明する。まず、タイムコード情報付加
装置およびタイムコード情報検出装置の実施の形態につ
いて説明する。
【0040】[タイムコード情報付加装置の実施の形
態]図1は、この実施の形態のタイムコード情報付加装
置10の構成を示すブロック図であり、タイムコード情
報付加装置10は、タイムコード拡散同期部11と、タ
イムコード拡散信号発生部12と、タイムコード拡散信
号重畳手段を構成する重畳部13とからならなる。
【0041】このタイムコード情報付加装置10には、
入力映像信号Viが入力される。この入力映像信号Vi
は、アナログ映像信号であってもよいし、また、デジタ
ル映像信号であってもよい。入力映像信号Viは、タイ
ムコード拡散同期部11に供給されるとともに、重畳部
13に供給される。
【0042】タイムコード拡散同期部11は、入力映像
信号Viの同期信号に同期したタイミング信号を生成す
るもので、例えば図2に示すように、基準タイミング検
出部111と、PLL回路112と、タイミング信号生
成部113とを備えて構成することができる。
【0043】基準タイミング検出部111は、入力映像
信号Viがアナログ映像信号である場合には、基準タイ
ミング信号として映像同期信号を抽出する。この実施の
形態においては、基準タイミング信号として垂直同期信
号VDを用いるもので、基準タイミング検出部111
は、入力映像信号Viから垂直同期信号VD(図3
(A)参照)を抽出し、これをPLL回路112および
タイミング信号生成部113に供給する。
【0044】PLL回路112は、垂直同期信号VDに
同期したクロック信号CLKを生成する。このクロック
信号CLKは、タイミング信号生成部113に供給され
ると共に、タイムコード拡散信号発生部12などにも供
給される。
【0045】タイミング信号生成部113は、垂直同期
信号VDとクロック信号CLKとに基づいて、タイムコ
ード情報Tcをスペクトラム拡散するためのPN符号列
のリセット信号RE(図3(B)参照)や、その他の各
種のタイミング信号を生成してタイムコード拡散信号発
生部12に出力する。リセット信号REは、タイムコー
ド情報Tcのスペクトラム拡散に用いるPN符号列の同
期タイミング信号であり、この実施の形態において、こ
のリセット信号REは、垂直同期信号VDに同期し、1
垂直区間を1周期とする信号として生成される。
【0046】タイムコード拡散信号発生部12は、PN
(Pseudorandom Noize;疑似ランダ
ム雑音)符号列を生成し、このPN符号列を用いてタイ
ムコード情報Tcをスペクトラム拡散する。
【0047】図4は、このタイムコード拡散信号発生部
12の構成例を示す図である。この図4に示すように、
タイムコード拡散信号発生部12は、タイムコード情報
列生成部121と、PN符号列生成部122と、乗算器
123とを備えている。
【0048】タイムコード情報列生成部121には、ク
ロック信号CLKと、入力タイムコード情報Tc(図3
(D)参照)が供給される。この実施の形態の場合、タ
イムコード情報Tcは、図示しなかったが、垂直同期信
号VDに同期したコード情報とされている。簡単のた
め、この実施の形態では、タイムコード情報Tcは、フ
ィールド番号を連続番号「0」、「1」、「2」、…と
して表すものとして説明するが、より詳細な情報をタイ
ムコード情報Tcとすることができることは言うまでも
ない。
【0049】タイムコード情報列生成部121は、タイ
ムコード情報TcをクロックCLKに基づいて出力する
ことにより、タイムコード情報列を生成し、乗算器12
3に供給する。
【0050】一方、PN符号列生成部112には、クロ
ック信号CLKと、イネーブル信号ENと、リセット信
号(初期化信号)REが供給される。イネーブル信号E
Nは、PN符号列生成部112を動作状態にするための
信号であり、この実施の形態のおいては、タイムコード
情報付加装置10に電源が投入されることにより生成さ
れて、PN符号列生成部112に供給される。また、リ
セット信号REは、予め決められた符号パターンを有す
るPN符号列をその先頭から生成させるための信号であ
る。
【0051】PN符号列生成部112は、イネーブル信
号ENに応じて動作が可能な状態にされる。そして、P
N符号列生成部112は、リセット信号REが供給され
たタイミング毎にPN符号列をその先頭から生成するも
のであり、クロック信号CLKに同期してPN符号列P
S(図3(C)参照)を生成する。生成されたPN符号
列PSは、乗算器113に供給される。
【0052】図5は、PN符号列生成部112の構成例
を示す図である。この例のPN符号列生成部112は、
例えば15段のシフトレジスタを構成する15個のDフ
リップフロップREG1〜REG15と、このシフトレ
ジスタの適宜のタップ出力を演算するイクスクルーシブ
オア回路EX−OR1〜EX−OR5とからなってい
る。そして、図5に示すPN符号列生成部112は、上
述したように、リセット信号RE、クロック信号CL
K、イネーブル信号ENに基づいて、M系列のPN符号
列PSを発生する。
【0053】乗算部113は、PN符号列生成部112
からのPN符号列PSを用いて、タイムコード情報Tc
をスペクトラム拡散する。この乗算部113からは、タ
イムコード信号がスペクトラム拡散された信号であるタ
イムコード拡散信号が得られる。
【0054】このタイムコード拡散信号発生部12から
のタイムコード拡散信号は、重畳部13に供給される。
重畳部13は、入力映像信号Viに対して、このタイム
コード拡散信号を重畳する処理を行う。そして、このタ
イムコード拡散信号が重畳された映像信号Voを出力す
る。この出力映像信号Voは、映像を表示するモニター
受像機や、映像信号を記録媒体に記録する記録部などに
供給される。
【0055】以上のタイムコード情報付加装置10の動
作の流れを図6に示す。すなわち、まず、第1の工程S
11で入力映像信号Viから垂直同期信号VDを抽出し
て、拡散同期制御を行う。次に、第2の工程S12で、
拡散用のPN符号列PSを生成する。そして、次の第3
の工程S13で、拡散用のPN符号列PSを用いてタイ
ムコード情報Tcをスペクトラム拡散して、タイムコー
ド拡散信号を発生する。そして、次の第4の工程S14
において、生成したタイムコード拡散信号を入力映像信
号Viに重畳する。
【0056】この場合、前述もしたように、タイムコー
ド拡散信号は、映像信号Voをモニターに供給して映像
を表示したときに、その映像を乱さない低レベルで映像
信号Viに対して重畳される。
【0057】図7は、タイムコード情報およびタイムコ
ード拡散信号と、映像信号との関係をスペクトルで示し
たものである。タイムコード情報は、これに含まれる情
報量は少なく、低ビットレートの信号であり、図7
(a)に示されるように狭帯域の信号である。これにス
ペクトラム拡散を施すと、図7(b)に示すような広帯
域幅の信号となる。このときに、スペクトラム拡散信号
レベルは帯域の拡大比に反比例して小さくなる。
【0058】このスペクトラム拡散信号、すなわち、タ
イムコード拡散信号を、重畳部13で映像信号に重畳さ
せるのであるが、この場合に、図7(c)に示すよう
に、映像信号のダイナミックレンジより小さいレベル
で、タイムコード拡散信号を重畳させる。このように重
畳することにより映像信号の劣化がほとんど生じないよ
うにすることができる。したがって、タイムコード拡散
信号が重畳された映像信号Voがモニター受像機に供給
されて、映像が再生された場合に、タイムコード拡散信
号の影響はほとんどなく、良好な再生映像が得られるも
のである。
【0059】しかし、後述するように、重畳されたタイ
ムコード拡散信号を検出するために、スペクトラム逆拡
散を行うと、図7(d)に示すように、タイムコード拡
散信号が再び狭帯域の信号として復元される。十分な帯
域拡散率を与えることにより、逆拡散後のタイムコード
情報の電力が情報信号を上回り、検出可能となる。
【0060】この場合、映像信号に重畳されたタイムコ
ード情報は、映像信号と同一時間、同一周波数内に重畳
されるため、周波数フィルタや単純な情報の置き換えで
は削除および修正が不可能である。
【0061】したがって、映像信号に付随して、この映
像信号に重畳されたタイムコード拡散信号が確実にモニ
タ受像機や記録装置などの装置に提供され、このタイム
コード情報を種々の用途に使用することが可能になる。
したがって、このタイムコード情報付加装置10を記録
装置に搭載し、この記録装置で映像信号Voをテープや
ディスクなどの記録媒体に記録することにより、各フィ
ールドの映像を特定することが可能な記録媒体を提供す
ることができる。
【0062】なお、入力映像信号Viがデジタル映像信
号である場合には、映像信号の垂直同期を検出する方法
が、上述したアナログ映像信号の場合とは異なるだけ
で、前述とほぼ同様にして、デジタル映像信号に、タイ
ムコード拡散信号を重畳することができる。すなわち、
デジタル映像信号の場合にも、一般的にフィールド単位
で映像信号が処理されており、フィールド単位の先頭位
置はデジタル映像信号から識別することができる。した
がって、このフィールド単位の先頭位置を同期タイミン
グとしてデジタル映像信号の場合には抽出すればよい。
【0063】[タイムコード情報検出装置の実施の形
態]次に、以上のようにして映像信号に重畳されたタイ
ムコード拡散信号を抽出し、タイムコード情報を検出す
る装置の実施の形態を説明する。
【0064】図8は、この実施の形態のタイムコード情
報検出装置20の構成を示すブロック図であり、タイム
コード情報検出装置20は、タイムコード逆拡散同期部
21と、タイムコード逆拡散用符号列発生部22と、タ
イムコード検出部23とからなる。そして、タイムコー
ド拡散信号が重畳された映像信号Voが、この検出装置
20に入力されて、タイムコード逆拡散同期部21およ
びタイムコード検出部23に供給される。
【0065】タイムコード逆拡散同期部21は、前述し
たタイムコード情報付加装置10のタイムコード拡散同
期部11と全く同様に構成され、アナログ映像信号の場
合であれば、映像信号Voに含まれる垂直同期信号VD
に同期したタイミング信号REやクロック信号CLKを
生成し、タイムコード逆拡散用符号列発生部22に供給
される。
【0066】タイムコード逆拡散用符号列発生部22
は、前述したタイムコード情報付加装置10のタイムコ
ード拡散信号発生部12のPN符号列生成部122と全
く同様の構成を備え、逆拡散用のPN符号列として、映
像信号Voの垂直同期信号VDに同期したPN符号列P
Srを発生する。このPN符号列PSrは、タイムコー
ド情報付加装置10のスペクトラム拡散用のPN符号列
PSと同期するものであり、タイムコード検出部23に
供給される。
【0067】タイムコード検出部23は、映像信号Vo
に対して逆拡散用PN符号列PSrを用いて逆拡散の処
理を行う。前述したように、PN符号列PSrは、タイ
ムコード情報付加装置10のスペクトラム拡散用のPN
符号列PSと同期した同一符号列であるので、この逆拡
散の処理により、映像信号Voに重畳されているタイム
コード情報Tcが検出される。検出されたタイムコード
情報Tcは、種々の用とのために出力される。
【0068】このタイムコード情報検出装置20の動作
の流れを示すと図9に示すようなものとなる。
【0069】すなわち、まず、第1の工程S21で映像
信号Voから垂直同期信号VDを抽出して逆拡散用の符
号を得るための同期制御を行う。次に、第2の工程S2
2で、逆拡散用のPN符号列PSrを生成する。そし
て、次の第3の工程S23で、この逆拡散用のPN符号
列PSrを用いて逆スペクトラム拡散を行い、タイムコ
ード情報Tcを検出する。
【0070】こうして検出されたタイムコード情報Tc
は、例えば編集記録に用いられたり、その他種々の用途
に用いられる。また、モニター受像機において、タイム
コード情報Tcに基づいて求められた情報が表示される
ようにすることもできる。
【0071】なお、以上の例では、タイムコード情報T
cは、映像信号の先頭フィールドから最終フィールドま
で順次に変化する情報としたが、タイムコードの態様と
しては、複数フィールド例えば10フィールドごとに
「0」から「9」までを繰り返すようなものであっても
よい。これは、特に映像信号が複数フィールド単位でグ
ループ化されるような場合に有効である。
【0072】また、複数フィールドに対して一つの例え
ば番号を与えるようにして、複数フィールドごとに、タ
イムコードを変えるようにしてもよい。
【0073】以上説明したタイムコード情報付加装置1
0を例えば再生系に設け、また、タイムコード情報検出
装置20を編集記録系側に設けることにより、各フィー
ルドを認識しながら、編集作業を実行することができる
編集システムを実現することが可能である。
【0074】また、以上のようにタイムコード情報Tc
をスペクトラム拡散して映像信号に重畳することによ
り、映像信号中のフィールド位置を特定することができ
るので、このタイムコード拡散信号を用いて、複製防止
制御信号などの付加情報を、複数フィールドに渡ってス
ペクトラム拡散して映像信号に重畳したときの拡散同期
タイミングを規定することができるようになる。以下
に、そのような映像信号への情報付加装置の、いくつか
の実施の形態について説明する。
【0075】[映像信号への情報付加装置の第1の実施
の形態]図10は、第1の実施の形態の情報付加装置3
0の構成例を示すブロック図である。すなわち、この情
報付加装置30は、タイムコード拡散同期部31と、タ
イムコード拡散信号発生部32と、タイムコード拡散信
号重畳部33と、付加情報拡散同期部34と、付加情報
拡散信号発生部35と、付加情報拡散信号重畳部36と
からなる。
【0076】タイムコード拡散同期部31は、前述の図
1のタイムコード拡散同期部11と同様に構成される
が、この情報付加装置30においては、入力映像信号V
iの垂直同期信号VD(図11(A)参照)の1周期の
複数倍、例えば3倍の周期の信号を、タイムコード拡散
同期信号ST(図11(B))とする。このタイムコー
ド拡散同期信号STは、前述したリセット信号REに相
当する。そして、この情報付加装置30の場合には、タ
イムコード情報Tcは、図11(C)に示すように、垂
直同期信号VDに同期して、かつ、3垂直周期ごとに変
化する情報とされている。
【0077】タイムコード拡散信号発生部32は、構成
的には、図4に示したものと同じであるが、この実施の
形態の場合には、タイムコード拡散同期信号STが3垂
直周期の信号であるので、図11(D)に示すように、
タイムコードの拡散用PN符号列としては、3垂直周期
の符号列PN1を生成し、このPN符号列PN1によ
り、タイムコード情報Tcをスペクトラム拡散してタイ
ムコード拡散信号を生成する。
【0078】タイムコード拡散信号重畳部33は、前述
の重畳部13と全く同様の構成を有するもので、入力映
像信号Viにタイムコード拡散信号を重畳する。
【0079】次に、付加情報拡散同期部34は、タイム
コード拡散同期部31からのタイムコード拡散同期信号
STから、付加情報拡散同期信号SFを生成する。この
実施の形態では、図11(B)のタイムコード拡散同期
信号STと全く同じ信号を、付加情報拡散同期信号SF
とする。そして、この付加情報拡散同期信号SFを付加
情報拡散信号発生部35に供給する。
【0080】付加情報拡散信号発生部35は、構成的に
は、図4に示したタイムコード拡散信号発生部12と同
様の構成を有する。ただし、付加情報拡散信号発生部3
5においては、タイムコード情報列生成部121が付加
情報生成部に変わり、また、PN符号列生成部122か
ら発生するPN符号列は、タイムコード拡散信号発生部
32のPN符号列PN1とは、異なる符号列PN2(図
11(E))となるようにされる。この異なる符号列の
生成方法としては、全く異なる符号系列のPN符号列生
成部を複数設ける方法と、同じ一つのPN符号列生成部
のリセットタイミングを変える方法とがあり、そのどち
らの方法を用いてもよい。
【0081】また、この付加情報拡散信号発生部35に
は、この実施の形態では、例えば複製許可あるいは複製
禁止、または複製を世代制限することを制御内容とする
付加情報Fcが供給される。そして、付加情報拡散信号
発生部35は、この付加情報Fcと、上述のようにして
付加情報拡散同期信号SFに同期して発生したPN符号
列PN2とを乗算し、その乗算出力としてスペクトラム
拡散された付加情報である付加情報拡散信号を発生す
る。
【0082】付加情報拡散信号発生部35で発生された
付加情報拡散信号は、付加情報拡散信号重畳部36に供
給される。この重畳部36では、タイムコード拡散信号
が既に重畳されている映像信号Viに対して、付加情報
拡散信号を重畳する。そして、重畳部36は、タイムコ
ード拡散信号と付加情報拡散信号が共に重畳された出力
映像信号Voを出力する。
【0083】この情報付加装置30の動作の流れを図1
2に示す。すなわち、まず、第1の工程S31で入力映
像信号Viから垂直同期信号VDを抽出して、タイムコ
ード拡散同期検出を行う。検出されたタイムコード拡散
同期信号STを用いてタイムコード拡散信号を生成する
工程と、付加情報拡散信号を生成する工程とを並列に行
う。
【0084】すなわち、タイムコード拡散信号を生成す
る工程としては、第2の工程S32で、タイムコード拡
散同期信号STに同期してタイムコード拡散用のPN符
号列PN1を生成する。そして、次の第3の工程S33
で、拡散用のPN符号列PN1を用いて、図11(C)
に示したようなタイムコード情報Tcをスペクトラム拡
散して、タイムコード拡散信号を発生する。そして、次
の第4の工程S34において、生成したタイムコード拡
散信号を入力映像信号Viに重畳する。
【0085】また、付加情報拡散信号を生成する工程と
しては、第5の工程S35で、タイムコード拡散同期信
号STに同期する付加情報拡散同期信号SFを生成し、
次の第6の工程S36で、この付加情報拡散同期信号S
Fに同期させて付加情報拡散用のPN符号列PN2を生
成する。そして、次の第7の工程S37で、付加情報拡
散用のPN符号列PN2を用いて、付加情報Fcをスペ
クトラム拡散して、付加情報拡散信号を発生する。そし
て、次の第8の工程S38において、生成した付加情報
拡散信号を入力映像信号Viに重畳する。
【0086】この図12の場合に示すように、タイムコ
ード拡散信号の重畳と、付加情報拡散信号の重畳は、同
時に行ってもよいし、図10の構成のようにタイムコー
ド拡散信号を重畳した後に、付加情報拡散信号の重畳を
行ってもよい。逆に付加情報拡散信号の重畳を行った後
に、タイムコード拡散信号を重畳するようにしてもよ
い。後述の実施の形態においても同様である。
【0087】なお、このように、タイムコード情報と付
加情報とを共にスペクトラム拡散して映像信号に重畳す
る場合においても、両拡散信号の重畳レベルを調整し
て、映像信号が劣化しないような低レベルで重畳するよ
うにするものである。これは、後述する第2の実施の形
態〜第4の実施の形態の場合も同様である。
【0088】このようにして、この実施の形態では、3
フィールドに渡って付加情報をスペクトラム拡散して映
像信号Viに重畳するようにしたが、付加情報拡散信号
は、タイムコード情報に同期しているので、タイムコー
ド情報を復元することにより、3フィールドの付加情報
拡散信号の逆拡散時の同期は容易にとることが可能にな
る。換言すれば、複数フィールドに渡って付加情報をス
ペクトラム拡散して映像信号に重畳しても、容易に逆拡
散して抽出することができる。図11の場合の例であれ
ば、タイムコード情報Tcの変わり目を付加情報拡散信
号の逆拡散用同期タイミングとすることにより、容易に
逆拡散が可能になるものである。
【0089】なお、図11の例では、3フィールドに渡
る付加情報のスペクトラム拡散に対して、タイムコード
情報Fcは、それに同期する3フィールドごとに変化す
る数値とするようにしたが、図13に示すように、付加
情報をスペクトラム拡散する3フィールドの各フィール
ドを識別することができるように、当該3フィールドの
各フィールドに異なる数値を割り当てたタイムコード情
報Fcとすることもできる。
【0090】この場合には、タイムコード同期信号ST
は、図13(B)に示すように、1垂直周期(1フィー
ルド周期)の信号とされる。そして、付加情報拡散信号
の逆拡散の同期タイミングとしては、3フィールドごと
のタイムコードの繰り返しの区切りを検出することによ
り、容易に検出することができる。
【0091】以上説明した情報付加装置30を記録装置
に搭載し、この記録装置で映像信号Voをテープやディ
スクなどの記録媒体に記録することにより、同期検出が
タイムコードを用いて行える状態で複数フィールドに渡
って複製防止制御情報などの付加情報をスペクトラム拡
散して映像信号に重畳した映像情報を記録した記録媒体
を提供することができる。
【0092】[付加情報検出装置の第1の実施の形態]
図14は、図10〜図12を用いて説明した情報付加装
置30で付加したタイムコード情報および付加情報の検
出装置の実施の形態である。また、図15は、この図1
4の付加情報検出装置40の動作の流れを示す図であ
る。
【0093】この第1の実施の形態の付加情報検出装置
40は、タイムコード逆拡散同期部41、タイムコード
逆拡散用符号列発生部42、タイムコード検出部43、
付加情報拡散同期部44、付加情報逆拡散符号列発生部
45、付加情報検出部46を備えている。
【0094】タイムコード逆拡散同期部41と、タイム
コード逆拡散用符号列発生部42と、タイムコード検出
部43との構成は、タイムコードが3フィールド周期で
変化する数値データであり、タイムコード逆拡散同期信
号が3フィールド周期である点を除けば、図8に示した
タイムコード逆拡散同期部21と、タイムコード逆拡散
用符号列発生部22と、タイムコード検出部23との構
成と同様である。
【0095】そして、前述のようにして、逆スペクトラ
ム拡散により、映像信号Voに重畳されているタイムコ
ード情報Tcが抽出され、出力されるのであるが、3フ
ィールド周期である逆拡散同期の検出のために、タイム
コード検出部23の検出結果がタイムコード逆拡散同期
部41にフィードバックされ、正しくタイムコード情報
Tcが検出された時点でタイムコード逆拡散同期が取れ
たと検出する。
【0096】このタイムコード情報Tcの検出動作は、
図15の動作の流れにおいて、工程S41〜S43とし
て示される。
【0097】こうしてタイムコード逆拡散同期信号が検
出されると、その検出されたタイムコード逆拡散同期信
号によって付加情報逆拡散同期部44で付加情報の逆拡
散同期が制御される。この同期制御により得られた付加
情報逆拡散同期信号は付加情報逆拡散用符号列発生部4
5に供給されて、これより付加情報逆拡散用のPN符号
列PN2が生成される。そして、生成された付加情報逆
拡散用のPN符号列PN2が、付加情報検出部46に供
給されて、映像信号Voに対して逆スペクトラム拡散の
処理が行なわれ、付加情報Fcが検出される。検出され
た付加情報Fcは、記録制御などのための出力される。
【0098】この付加情報Fcの検出動作は、図15の
動作の流れ図において、工程S44〜工程S46として
示される。
【0099】なお、図13の例の場合には、タイムコー
ド拡散同期は1フィールド周期であるため、図14のよ
うに、タイムコード逆拡散同期信号を検出するために
は、タイムコード検出部43の出力をタイムコード逆拡
散同期部41にフィードバックする必要はない。しか
し、この場合には、タイムコード検出部43のタイムコ
ード検出出力を付加情報逆拡散同期部44に供給し、付
加情報逆拡散同期部44では、タイムコード逆拡散同期
部からの1フィールド周期のタイムコード逆拡散同期信
号と、3フィールド周期のタイムコードの繰り返しのタ
イミングとから、付加情報逆拡散同期信号を検出するよ
うにする。
【0100】この図13の例の場合には、3フィールド
周期内の各フィールドの識別ができるので、フィールド
順序が入れ代わった場合には、それを容易に検出するこ
とができる。したがって、もしも、不正に複製を行おう
とする者が、フィールド順序を入れ替えたとしても、そ
の順序変更に対処して、付加情報を検出することができ
る。また、フィールド順序の入れ替えを、不正な処理が
行われたとして検出するようにすることもできる。
【0101】以上説明した付加情報検出装置40を記録
装置に設け、検出した付加情報Fc、例えば複製防止制
御信号を用いることにより、確実な複製防止制御を行う
ことができる。その場合に、前述の情報付加装置30を
再生装置に設け、この再生装置からの映像信号Voを、
付加情報検出装置40を備える記録装置に供給するシス
テム構成とすることにより、より確実な複製防止制御を
行うことができる。
【0102】[映像信号への情報付加装置の第2の実施
の形態]図16は、第2の実施の形態の情報付加装置5
0の構成例を示すブロック図である。また、図17は、
この情報付加装置50の動作の流れを示す図である。図
16に示すように、この第2の実施の形態の情報付加装
置50は、タイムコード拡散同期部51と、タイムコー
ド拡散信号発生部52と、タイムコード拡散信号重畳部
53と、付加情報拡散同期部54と、付加情報拡散信号
発生部55と、付加情報拡散信号重畳部56とからな
る。
【0103】この情報付加装置50のブロック構成は、
構成要素ブロックとしては、前述した図10の第1の実
施の形態の情報付加装置30と同様であるが、この第2
の実施の形態においては、付加情報拡散同期部54にタ
イムコード情報Tcが供給されて、付加情報拡散同期信
号SFがタイムコード情報Tcにより変えられるように
構成されている点が異なる。
【0104】すなわち、タイムコード拡散同期部51
は、前述の図1のタイムコード拡散同期部11と同様に
構成されるが、この情報付加装置50においては、入力
映像信号Viの垂直同期信号VD(図18(A)参照)
の1周期の3倍の周期の信号を、タイムコード拡散同期
信号ST(図18(B))とする。このタイムコード拡
散同期信号STは、前述したリセット信号REに相当す
る。そして、この情報付加装置50の場合には、タイム
コード情報Tcは、図18(C)に示すように、垂直同
期信号に同期して、3垂直周期ごとに変化する情報とさ
れている。
【0105】タイムコード拡散信号発生部52は、構成
的には、図4に示したものと同じであるが、この実施の
形態の場合には、タイムコード拡散同期信号STが3垂
直周期の信号であるので、図14(D)に示すように、
タイムコードの拡散用PN符号列としては、3垂直周期
の符号列PN1を生成し、このPN符号列PN1によ
り、タイムコード情報Tcをスペクトラム拡散してタイ
ムコード拡散信号を生成する。
【0106】タイムコード拡散信号重畳部53は、前述
の重畳部13と全く同様の構成を有するもので、入力映
像信号Viにタイムコード拡散信号を重畳する。
【0107】次に、付加情報拡散同期部54は、タイム
コード拡散同期部51からのタイムコード拡散同期信号
STと、タイムコード情報Tcとから、付加情報拡散同
期信号SFを生成する。この実施の形態では、付加情報
拡散同期信号SFは、図18(E)に示すように、図1
8(C)のタイムコード情報Tcが偶数値(ただし、0
は偶数とする)の場合には、タイムコード拡散同期信号
STと同じ周期の信号とし、一方、タイムコードTcが
奇数値の場合には、タイムコード拡散同期信号STの例
えば2倍の周期とする。すなわち、タイムコード情報T
cの値に応じて付加情報拡散同期信号SFの周期を可変
させる。そして、付加情報拡散同期部54は、生成した
付加情報拡散同期信号SFを付加情報拡散信号発生部5
5に供給する。
【0108】付加情報拡散信号発生部55は、構成的に
は、図10に示した付加情報拡散信号発生部32と同様
の構成を有する。ただし、付加情報拡散信号発生部55
においては、付加情報拡散同期信号SFが図18(E)
に示されるように、タイムコード情報Tcにより変化し
ているので、付加情報拡散用PN符号列としては、図1
8(F)に示すように、タイムコード情報Tcが偶数値
であるときには、3フィールド周期のPN符号列PN2
となるが、タイムコード情報Tcが奇数値であるときに
は、6フィールド周期のPN符号列PN2dとなる。
【0109】付加情報拡散信号発生部55は、付加情報
Fcと、上述のようにして付加情報拡散同期信号SFに
同期して発生したPN符号列PN2、PN2dとを乗算
し、その乗算出力としてスペクトラム拡散された付加情
報である付加情報拡散信号を発生する。
【0110】付加情報拡散信号発生部55で発生された
付加情報拡散信号は、付加情報拡散信号重畳部56に供
給される。この重畳部56は、映像信号Viに対して、
付加情報拡散信号を重畳する。そして、重畳部56は、
タイムコード拡散信号と付加情報拡散信号が共に重畳さ
れた出力映像信号Voを出力する。
【0111】この第2の実施の形態の場合の、タイムコ
ード拡散信号生成および重畳の動作は、図17の工程S
51〜工程S54に示される。また、付加情報拡散信号
の生成および重畳の動作は、図17の工程S51および
工程S55〜工程S58として示される。
【0112】この第2の実施の形態の場合には、第1の
実施の形態と同様に、付加情報を複数フィールドに渡っ
てスペクトラム拡散することができると共に、特に、タ
イムコード情報Tcに応じて、付加情報拡散同期信号S
Fが変えられることにより、付加情報が複製防止制御信
号のような秘匿性を有する情報である場合の、不正な改
ざん処理などを、より困難にすることができる。
【0113】以上説明した情報付加装置50を記録装置
に搭載し、この記録装置で映像信号Voをテープやディ
スクなどの記録媒体に記録することにより、同期検出が
タイムコードを用いて行える状態で複数フィールドに渡
って複製防止制御情報などの付加情報をスペクトラム拡
散して映像信号に重畳した映像情報を記録した記録媒体
を提供することができる。
【0114】[付加情報検出装置の第2の実施の形態]
図19は、図16〜図18を用いて説明した第2の実施
の形態の情報付加装置50により映像信号に重畳された
タイムコード情報および付加情報を、映像信号Voから
抽出して検出するための第2の実施の形態の付加情報検
出装置60の構成を示すブロック図である。また、図2
0は、この付加情報検出装置60の動作の流れを示す図
である。
【0115】この第2の実施の形態の付加情報検出装置
60は、タイムコード逆拡散同期部61、タイムコード
逆拡散用符号列発生部62、タイムコード検出部63、
付加情報拡散同期部64、付加情報逆拡散符号列発生部
65、付加情報検出部66を備えている。
【0116】この付加情報検出装置60のブロック構成
は、構成要素ブロックとしては、前述した図14の第1
の実施の形態の付加情報検出装置40と同様であるが、
この第2の実施の形態においては、付加情報逆拡散同期
部64にタイムコード検出部63で検出されたタイムコ
ード情報Tcが供給されて、これに基づいて付加情報逆
拡散同期信号SFが生成されるように構成されている点
が異なる。
【0117】すなわち、タイムコード逆拡散同期部61
と、タイムコード逆拡散用符号列発生部62と、タイム
コード検出部63との構成により、図14の第1の実施
の形態のタイムコード逆拡散同期部41と、タイムコー
ド逆拡散用符号列発生部42と、タイムコード検出部4
3の動作と全く同様にして、映像信号Voからタイムコ
ード情報Tcが検出される。このタイムコード情報Tc
の検出動作は、図20の動作の流れにおいて、工程S6
1〜工程S63として示される。
【0118】こうしてタイムコード逆拡散同期部61で
タイムコード逆拡散同期信号が検出され、また、タイム
コード検出部63でタイムコード情報Tcが検出される
と、付加情報逆拡散同期部64は、これらタイムコード
逆拡散同期信号とタイムコード情報Tcから付加情報逆
拡散同期信号を生成する。生成された付加情報逆拡散同
期信号は付加情報逆拡散用符号列発生部65に供給され
て、これより付加情報逆拡散用のPN符号列PN2、P
N2dが生成される。そして、生成された付加情報逆拡
散用のPN符号列が、付加情報検出部66に供給され
て、映像信号Voに対して逆スペクトラム拡散の処理が
行なわれ、付加情報Fcが検出される。検出された付加
情報Fcは、記録制御などのための出力される。
【0119】この付加情報Fcの検出動作は、図20の
動作の流れ図において、工程S61および工程S63〜
工程S66として示される。
【0120】なお、以上の第2の実施の形態では、3垂
直周期の信号であるタイムコード拡散同期信号STに同
期して3垂直周期で繰り返すPN符号列PN1により、
6垂直周期のタイムコード情報Tcをスペクトラム拡散
してタイムコード拡散信号を生成するようにしたが、タ
イムコード拡散同期信号STも、タイムコード情報Tc
に同期する6垂直周期の信号として、6垂直周期で繰り
返すPN符号列によりタイムコード情報Tcをスペクト
ラム拡散するようにしてもよい。
【0121】この場合には、タイムコード拡散同期部5
1からは当該6垂直周期のタイムコード拡散同期信号に
同期する3垂直周期の信号を入力映像信号Viから検出
した垂直同期信号VDをも用いて生成し、その3垂直周
期の信号を付加情報拡散同期部54に供給するようにす
る。
【0122】また、付加情報検出装置60のタイムコー
ド逆拡散同期部61で検出されるタイムコード拡散同期
信号は、6垂直周期となるが、タイムコード逆拡散同期
部61は、映像信号Voから抽出した垂直同期信号VD
をも用いて3垂直周期の信号を生成し、この3垂直周期
の信号を付加情報逆拡散同期部64に供給するようにす
る。
【0123】また、以上の第2の実施の形態の説明で
は、タイムコード情報Tcの値の偶数値と奇数値とで、
付加情報拡散同期信号の周期を変更するようにしたが、
これに限られるものではなく、タイムコード情報Tcの
それぞれの値に応じて、付加情報拡散同期信号の周期を
それぞれ変更するようにしても勿論よい。
【0124】[映像信号への情報付加装置の第3の実施
の形態]図21は、第3の実施の形態の情報付加装置7
0の構成例を示すブロック図である。また、図22は、
この情報付加装置70の動作の流れを示す図である。さ
らに、図23は、情報付加装置70の動作説明のための
タイムチャートである。
【0125】図21に示すように、この第3の実施の形
態の情報付加装置70は、タイムコード拡散同期部71
と、タイムコード拡散信号発生部72と、タイムコード
拡散信号重畳部73と、付加情報拡散同期部74と、付
加情報拡散信号発生部75と、付加情報拡散信号重畳部
76とからなる。
【0126】この情報付加装置70のブロック構成は、
構成要素ブロックとしては、前述した図10の第1の実
施の形態の情報付加装置30と同様であるが、この第3
の実施の形態においては、付加情報拡散信号発生部75
にタイムコード情報Tcが供給されて、付加情報拡散用
PN符号列がタイムコード情報Tcにより変えられるよ
うに構成されている点が異なる。
【0127】すなわち、タイムコード拡散同期部71
は、前述の図1のタイムコード拡散同期部11と同様に
構成されるが、この情報付加装置70においては、入力
映像信号Viの垂直同期信号VD(図23(A)参照)
の1周期の3倍の周期の信号を、タイムコード拡散同期
信号ST(図23(B)参照)とする。このタイムコー
ド拡散同期信号STは、前述したリセット信号REに相
当する。そして、この情報付加装置70の場合には、タ
イムコード情報Tcは、図23(C)に示すように、垂
直同期信号に同期して、3垂直周期ごとに変化する情報
とされている。
【0128】タイムコード拡散信号発生部72は、構成
的には、図4に示したものと同じであるが、この実施の
形態の場合には、タイムコード拡散同期信号STが3垂
直周期の信号であるので、図23(D)に示すように、
タイムコード情報Tcの拡散用PN符号列としては、3
垂直周期の符号列PN1を生成し、このPN符号列PN
1により、タイムコード情報Tcをスペクトラム拡散し
てタイムコード拡散信号を生成する。
【0129】タイムコード拡散信号重畳部73は、前述
の重畳部13と全く同様の構成を有するもので、入力映
像信号Viにタイムコード拡散信号を重畳する。
【0130】次に、付加情報拡散同期部74は、タイム
コード拡散同期部71からのタイムコード拡散同期信号
STから、付加情報拡散同期信号SFを生成する。この
実施の形態では、付加情報拡散同期信号SFは、図23
(E)に示すように、図23(B)のタイムコード拡散
同期信号STと同じ周期の信号として生成する。そし
て、生成した付加情報拡散同期信号SFを付加情報拡散
信号発生部75に供給する。
【0131】付加情報拡散信号発生部75は、構成的に
は、図10に示した付加情報拡散信号発生部32に類似
した構成を有するものであるが、この例では、PN符号
列生成部を複数個備えており、それら複数個のPN符号
列生成部のうちの一つが、タイムコード情報Tcに応じ
て選択されて、タイムコード情報Tcに応じて発生する
PN符号列が変えられるようにされている点が図10の
構成と異なる。
【0132】すなわち、付加情報拡散信号発生部75に
おいては、付加情報拡散用PN符号列が図23(F)に
示すように、タイムコード情報Tcにより変化する。図
23(F)の場合であれば、タイムコード情報Tcが
「0」のときには、PN符号列は符号列PN2とされ、
タイムコード情報Tcが「1」のときには、PN符号列
は符号列PN3とされ、タイムコード情報Tcが「2」
のときには、PN符号列は符号列PN4とされる。
【0133】付加情報拡散信号発生部75は、付加情報
Fcと、上述のようにして付加情報拡散同期信号SFに
同期して発生したPN符号列PN2、PN3、PN4、
…とを乗算し、その乗算出力としてスペクトラム拡散さ
れた付加情報である付加情報拡散信号を発生する。
【0134】付加情報拡散信号発生部75で発生された
付加情報拡散信号は、付加情報拡散信号重畳部76に供
給される。この重畳部76は、映像信号Viに対して、
付加情報拡散信号を重畳する。そして、重畳部76は、
タイムコード拡散信号と付加情報拡散信号が共に重畳さ
れた出力映像信号Voを出力する。
【0135】この第3の実施の形態の場合の、タイムコ
ード拡散信号生成および重畳の動作は、図22の工程S
71〜工程S74に示される。また、付加情報拡散信号
の生成および重畳の動作は、図22の工程S71および
工程S75〜工程S78として示される。
【0136】この第2の実施の形態の場合には、第1の
実施の形態と同様に、付加情報を複数フィールドに渡っ
てスペクトラム拡散することができると共に、特に、タ
イムコード情報Tcに応じて、付加情報拡散用PN符号
列が変えられることにより、付加情報が複製防止制御信
号のような秘匿性を有する情報である場合の、不正な改
ざん処理などを、より困難にすることができる。
【0137】したがって、この情報付加装置70を記録
装置に設けて、映像信号Voを記録媒体に記録すること
により、例えば付加情報が複製防止制御信号であれば、
確実な複製制御を行える記録媒体を提供することができ
る。
【0138】また、情報付加装置70を再生装置に設け
ることで、例えばTOCエリアや映像データとは別エリ
アに記録された複製防止制御データが改ざんされたとし
ても、記録装置側に確実に複製防止制御情報を伝達する
ことができる。
【0139】[付加情報検出装置の第3の実施の形態]
図24は、図21〜図23を用いて説明した第3の実施
の形態の情報付加装置70により映像信号に重畳された
タイムコード情報および付加情報を、映像信号Voから
抽出して検出するための第3の実施の形態の付加情報検
出装置80の構成を示すブロック図である。また、図2
5は、この付加情報検出装置80の動作の流れを示す図
である。
【0140】この第3の実施の形態の付加情報検出装置
80は、タイムコード逆拡散同期部81、タイムコード
逆拡散用符号列発生部82、タイムコード検出部83、
付加情報拡散同期部84、付加情報逆拡散符号列発生部
85、付加情報検出部86を備えている。
【0141】この付加情報検出装置80のブロック構成
は、構成要素ブロックとしては、前述した図14の第1
の実施の形態の付加情報検出装置40と同様であるが、
この第2の実施の形態においては、付加情報逆拡散用符
号列発生部85は、複数個のPN符号列発生部を備え、
タイムコード検出部83で検出されたタイムコード情報
Tcがこの付加情報逆拡散用符号列発生部85に供給さ
れて、これに基づいて、情報付加装置70における付加
情報Fcのスペクトラム拡散時のPN符号列に対応し
て、タイムコード情報Tcに応じて異なるPN符号列が
発生せられるように構成されている点が異なる。
【0142】すなわち、タイムコード逆拡散同期部81
と、タイムコード逆拡散用符号列発生部82と、タイム
コード検出部83との構成により、図14の第1の実施
の形態のタイムコード逆拡散同期部41と、タイムコー
ド逆拡散用符号列発生部42と、タイムコード検出部4
3の動作と全く同様にして、映像信号Voからタイムコ
ード情報Tcが検出される。このタイムコード情報Tc
の検出動作は、図25の動作の流れにおいて、工程S8
1〜工程S83として示される。
【0143】タイムコード逆拡散同期部81でタイムコ
ード逆拡散同期信号が検出されると、付加情報逆拡散同
期部84は、タイムコード逆拡散同期信号と同じ周期の
付加情報逆拡散同期信号を生成して付加情報逆拡散用符
号列発生部85に供給する。また、タイムコード検出部
83で検出されたタイムコード情報Tcが、この付加情
報逆拡散用符号列発生部85に供給される。付加情報逆
拡散用符号列発生部85では、付加情報逆拡散同期信号
に同期し、タイムコード情報Tcに応じて異なるPN符
号列PN2,PN3,PN4,PN2,PN3,PN
4,…を発生し、発生した付加情報逆拡散用のPN符号
列を、付加情報検出部86に供給する。付加情報検出部
86では、この付加情報逆拡散用PN符号列により、映
像信号Voに対して逆スペクトラム拡散の処理が行なわ
れ、付加情報Fcが検出される。検出された付加情報F
cは、記録制御などのための出力される。
【0144】この付加情報Fcの検出動作は、図25の
動作の流れ図において、工程S81および工程S83〜
工程S86として示される。
【0145】なお、この第3の実施の形態において、以
上の説明では、情報付加装置70の付加情報拡散信号発
生部75と、付加情報検出装置80の付加情報逆拡散用
符号列発生部85とは、複数種のPN符号列を得るため
に、複数個のPN符号列発生部を設けるようにした。し
かし、情報付加装置70の付加情報拡散信号発生部75
と、付加情報検出装置80の付加情報逆拡散用符号列発
生部85のそれぞれに、一つのPN符号列発生部のみを
設け、そのPN符号列発生部からのPN符号列から、そ
れぞれ位相が異なるものを前記PN符号列PN2,PN
3,PN4として取り出すようにすることにより、複数
個のPN符号列を得るようにすることもできる。
【0146】また、以上説明した第3の実施の形態の説
明では、タイムコード情報Tcの値の偶数値と奇数値と
で、付加情報拡散同期信号の周期を変更するようにした
が、これに限られるものではなく、タイムコード情報T
cのそれぞれの値に応じて、付加情報拡散同期信号の周
期をそれぞれ変更するようにしても勿論よい。
【0147】この第3の実施の形態の場合にも、第1の
実施の形態と同様に、付加情報を複数フィールドに渡っ
てスペクトラム拡散することができると共に、特に、タ
イムコード情報Tcに応じて、付加情報拡散用符号列が
変えられることにより、付加情報が複製防止制御信号の
ような秘匿性を有する情報である場合の、不正な改ざん
処理などを、より困難にすることができる。
【0148】したがって、この第3の実施の形態の付加
情報検出装置80を記録装置に設けることにより、確実
に複製防止制御を行うことができる。さらに、再生装置
に第3の実施の形態の情報付加装置70を設け、その出
力映像信号Voを、付加情報検出装置80を備える記録
装置に供給する記録再生システム構成とすることによ
り、より確実に複製防止制御が行えるシステムを実現す
ることができる。
【0149】[映像信号への情報付加装置の第4の実施
の形態]図26は、第4の実施の形態の情報付加装置9
0の構成例を示すブロック図である。また、図27は、
この第4の実施の形態の情報付加装置90の動作の流れ
を示す図である。さらに、図28は、この第4の実施の
形態の情報付加装置90の動作説明のためのタイムチャ
ートである。
【0150】図26に示すように、この第4の実施の形
態の情報付加装置90は、タイムコード拡散同期部91
と、タイムコード拡散信号発生部92と、タイムコード
拡散信号重畳部93と、付加情報拡散同期部94と、付
加情報拡散信号発生部95と、付加情報拡散信号重畳部
96とからなる。
【0151】この情報付加装置90のブロック構成は、
構成要素ブロックとしては、前述した図10の第1の実
施の形態の情報付加装置30と同様であるが、この第4
の実施の形態においては、付加情報拡散同期部94にタ
イムコード情報Tcが供給されると共に、付加情報拡散
信号発生部95にもタイムコード情報Tcが供給される
点が第1の実施の形態とは異なる。そして、この第4の
実施の形態では、付加情報拡散同期信号がタイムコード
情報Tcに応じて変更されると共に、付加情報拡散用P
N符号列がタイムコード情報Tcにより変えられるよう
に構成されている。
【0152】すなわち、タイムコード拡散同期部91
は、前述の図1のタイムコード拡散同期部11と同様に
構成されるが、この情報付加装置90においては、入力
映像信号Viの垂直同期信号VD(図28(A)参照)
の1周期の3倍の周期の信号を、タイムコード拡散同期
信号ST(図28(B)参照)とする。このタイムコー
ド拡散同期信号STは、前述したリセット信号REに相
当する。そして、この情報付加装置90の場合には、タ
イムコード情報Tcは、図28(C)に示すように、垂
直同期信号に同期して、3垂直周期ごとに変化する情報
とされている。
【0153】タイムコード拡散信号発生部92は、構成
的には、図4に示したものと同じであるが、この実施の
形態の場合には、タイムコード拡散同期信号STが3垂
直周期の信号であるので、図28(D)に示すように、
タイムコード情報の拡散用PN符号列としては、3垂直
周期の符号列PN1を生成し、このPN符号列PN1に
より、タイムコード情報Tcをスペクトラム拡散してタ
イムコード拡散信号を生成する。
【0154】タイムコード拡散信号重畳部93は、前述
の重畳部13と全く同様の構成を有するもので、入力映
像信号Viにタイムコード拡散信号を重畳する。
【0155】次に、付加情報拡散同期部94は、タイム
コード拡散同期部91からのタイムコード拡散同期信号
STと、タイムコード情報Tcとから、付加情報拡散同
期信号SFを生成する。この実施の形態では、付加情報
拡散同期信号SFは、図28(E)に示すように、図2
8(C)のタイムコード情報Tcが例えば偶数値(ただ
し、0は偶数とする)の場合には、タイムコード拡散同
期信号STと同じ周期の信号とし、一方、タイムコード
Tcが例えば奇数値の場合には、タイムコード拡散同期
信号STの例えば2倍の周期とする。すなわち、タイム
コード情報Tcの値に応じて付加情報拡散同期信号SF
の周期を可変させる。そして、付加情報拡散同期部94
は、生成した付加情報拡散同期信号SFを付加情報拡散
信号発生部95に供給する。
【0156】付加情報拡散信号発生部95は、構成的に
は、図10に示した付加情報拡散信号発生部32に類似
した構成を有するものであるが、PN符号列生成部を複
数個備えており、それら複数個のPN符号列生成部のう
ちの一つが、タイムコード情報Tcに応じて選択され
て、タイムコード情報Tcに応じて発生するPN符号列
が変えられるようにされている点が図10の構成と異な
る。
【0157】すなわち、付加情報拡散信号発生部95に
おいては、付加情報拡散用PN符号列が図28(F)に
示すように、付加情報拡散同期信号SFに同期して発生
するが、その発生するPN符号列がタイムコード情報T
cにより変化する。すなわち、図28(F)の場合であ
れば、タイムコード情報Tcが「0」のときには、PN
符号列は符号列PN2とされ、タイムコード情報Tcが
「1」のときには、PN符号列は符号列PN3とされ、
タイムコード情報Tcが「2」のときには、PN符号列
は符号列PN4とされる。
【0158】この場合、前述したように付加情報拡散同
期信号SFは、タイムコード情報Tcの値に応じて周期
が異なっているため、図28(F)に示すように、タイ
ムコード情報Tcの値が偶数値である「0」および
「2」の6垂直周期の区間では、それぞれのタイムコー
ド情報Tcの値に応じた符号列PN2およびPN4は、
それぞれ3垂直周期で繰り返すものとなるが、タイムコ
ード情報Tcの値が奇数値である「1」の6垂直周期の
区間では、このタイムコード情報Tcの値に応じてH符
号列PN3は、6垂直周期で繰り返すものとなる。
【0159】付加情報拡散信号発生部95は、付加情報
Fcと、上述のようにして付加情報拡散同期信号SFに
同期して発生したPN符号列PN2、PN3、PN4、
…とを乗算し、その乗算出力としてスペクトラム拡散さ
れた付加情報である付加情報拡散信号を発生する。
【0160】付加情報拡散信号発生部95で発生された
付加情報拡散信号は、付加情報拡散信号重畳部96に供
給される。この重畳部96は、映像信号Viに対して、
付加情報拡散信号を重畳する。そして、重畳部96は、
タイムコード拡散信号と付加情報拡散信号が共に重畳さ
れた出力映像信号Voを出力する。
【0161】この第4の実施の形態の場合の、タイムコ
ード拡散信号生成および重畳の動作は、図27の工程S
91〜工程S94に示される。また、付加情報拡散信号
の生成および重畳の動作は、図27の工程S91および
工程S95〜工程S98として示される。
【0162】この第4の実施の形態の場合には、第1の
実施の形態と同様に、付加情報を複数フィールドに渡っ
てスペクトラム拡散することができると共に、特に、タ
イムコード情報Tcに応じて、付加情報拡散同期信号の
周期と、付加情報拡散用PN符号列とが変えられること
により、付加情報が複製防止制御信号のような秘匿性を
有する情報である場合の、不正な改ざん処理などを、よ
り困難にすることができる。
【0163】したがって、この情報付加装置90を記録
装置に設けて、映像信号Voを記録媒体に記録すること
により、例えば付加情報が複製防止制御信号であれば、
確実な複製制御を行える記録媒体を提供することができ
る。
【0164】また、情報付加装置90を再生装置に設け
ることで、例えばTOCエリアや映像データとは別エリ
アに記録された複製防止制御データが改ざんされたとし
ても、記録装置側に確実に複製防止制御情報を伝達する
ことができる。
【0165】[付加情報検出装置の第4の実施の形態]
図29は、図26〜図28を用いて説明した第4の実施
の形態の情報付加装置90により映像信号に重畳された
タイムコード情報および付加情報を、映像信号Voから
抽出して検出するための第4の実施の形態の付加情報検
出装置100の構成を示すブロック図である。また、図
30は、この付加情報検出装置100の動作の流れを示
す図である。
【0166】この第4の実施の形態の付加情報検出装置
100は、タイムコード逆拡散同期部101、タイムコ
ード逆拡散用符号列発生部102、タイムコード検出部
103、付加情報拡散同期部104、付加情報逆拡散符
号列発生部105、付加情報検出部106を備えてい
る。
【0167】この付加情報検出装置100のブロック構
成は、構成要素ブロックとしては、前述した図14の第
1の実施の形態の付加情報検出装置40と同様である
が、この第4の実施の形態においては、付加情報逆拡散
同期部104にタイムコード検出部103で検出された
タイムコード情報Tcが供給されて、これに基づいて付
加情報逆拡散同期信号SFが生成されるように構成され
ている点と、付加情報逆拡散用符号列発生部105は、
複数個のPN符号列発生部を備え、タイムコード検出部
103で検出されたタイムコード情報Tcがこの付加情
報逆拡散用符号列発生部105供給されて、これに基づ
いて、情報付加装置90における付加情報Fcのスペク
トラム拡散時のPN符号列に対応して、タイムコード情
報Tcに応じて異なるPN符号列が発生せられるように
構成されている点とが異なる。
【0168】すなわち、タイムコード逆拡散同期部10
1と、タイムコード逆拡散用符号列発生部102と、タ
イムコード検出部103との構成により、図14の第1
の実施の形態のタイムコード逆拡散同期部41と、タイ
ムコード逆拡散用符号列発生部42と、タイムコード検
出部43の動作と全く同様にして、映像信号Voからタ
イムコード情報Tcが検出される。このタイムコード情
報Tcの検出動作は、図30の動作の流れにおいて、工
程S101〜工程S103として示される。
【0169】タイムコード逆拡散同期部101でタイム
コード逆拡散同期信号が検出され、また、タイムコード
検出部103でタイムコード情報Tcが検出されると、
付加情報逆拡散同期部104は、これらタイムコード逆
拡散同期信号とタイムコード情報Tcから付加情報逆拡
散同期信号を生成する。
【0170】生成された付加情報逆拡散同期信号は付加
情報逆拡散用符号列発生部105に供給される。また、
タイムコード検出部103で検出されたタイムコード情
報Tcが、この付加情報逆拡散用符号列発生部105に
供給される。付加情報逆拡散用符号列発生部105で
は、付加情報逆拡散同期信号に同期し、タイムコード情
報Tcに応じて異なるPN符号列PN2(繰り返し周期
は1垂直周期),PN3(繰り返し周期は2垂直周
期),PN4(繰り返し周期は1垂直周期),PN2,
PN3,PN4,…を発生し、発生した付加情報逆拡散
用のPN符号列を、付加情報検出部106に供給する。
付加情報検出部106では、この付加情報逆拡散用PN
符号列により、映像信号Voに対して逆スペクトラム拡
散の処理が行なわれ、付加情報Fcが検出される。検出
された付加情報Fcは、記録制御などのための出力され
る。
【0171】この付加情報Fcの検出動作は、図30の
動作の流れ図において、工程S101および工程S10
3〜工程S106として示される。
【0172】以上のようにして、この第4の実施の形態
の場合にも、第1の実施の形態と同様に、付加情報を複
数フィールドに渡ってスペクトラム拡散することができ
ると共に、特に、タイムコード情報Tcに応じて、付加
情報拡散用符号列が変えられることにより、付加情報が
複製防止制御信号のような秘匿性を有する情報である場
合の、不正な改ざん処理などを、より困難にすることが
できる。
【0173】したがって、この情報付加装置90を記録
装置に設けて、映像信号Voを記録媒体に記録すること
により、例えば付加情報が複製防止制御信号であれば、
確実な複製制御を行える記録媒体を提供することができ
る。
【0174】また、情報付加装置90を再生装置に設け
ることで、例えばTOCエリアや映像データとは別エリ
アに記録された複製防止制御データが改ざんされたとし
ても、記録装置側に確実に複製防止制御情報を伝達する
ことができる。
【0175】なお、この第4の実施の形態において、以
上の説明では、情報付加装置90の付加情報拡散信号発
生部95と、付加情報検出装置100の付加情報逆拡散
用符号列発生部105とは、複数種のPN符号列を得る
ために、複数個のPN符号列発生部を設けるようにし
た。しかし、情報付加装置90の付加情報拡散信号発生
部75と、付加情報検出装置100の付加情報逆拡散用
符号列発生部105のそれぞれに、一つのPN符号列発
生部のみを設け、そのPN符号列発生部からのPN符号
列から、それぞれ位相が異なるものを前記PN符号列P
N2,PN3,PN4として取り出すようにすることに
より、複数個のPN符号列を得るようにすることもでき
る。
【0176】また、以上説明した第4の実施の形態の説
明では、タイムコード情報Tcの値の偶数値と奇数値と
で、付加情報拡散同期信号の周期を変更するようにした
が、これに限られるものではなく、タイムコード情報T
cのそれぞれの値に応じて、付加情報拡散同期信号の周
期をそれぞれ変更するようにしても勿論よい。
【0177】また、この第4の実施の形態においても、
前述した第2の実施の形態の場合と同様にして、タイム
コード拡散同期信号STも、タイムコード情報Tcに同
期する6垂直周期の信号として、6垂直周期で繰り返す
PN符号列によりタイムコード情報Tcをスペクトラム
拡散するようにしてもよい。
【0178】[その他の変形例]上述の情報付加装置お
よび付加情報検出装置の第1〜第4の実施の形態におい
ても、タイムコード情報付加装置およびタイムコード情
報検出装置の場合の実施の形態と同様に、入力映像信号
Viは、アナログ映像信号だけではなく、デジタル映像
信号の場合であっても勿論よい。
【0179】また、上述の第1〜第4の実施の形態にお
いて、付加情報のスペクトラム拡散区間の長さは、3フ
ィールドや6フィールドに限らず、それ以上であっても
勿論よい。
【0180】また、以上説明した情報付加装置および付
加情報検出装置の第1〜第4の実施の形態においては、
タイムコード情報と、付加情報とを映像信号のすべての
区間に重ねて重畳するようにしたが、例えば図31に示
すように、1画面分の映像信号の上半分の区間にタイム
コード情報を重畳し、下半分の区間に付加情報を重畳す
ると言うように、タイムコード情報と付加情報との重畳
区間を分離してそれぞれ映像信号に重畳するようにする
ようにしてもよい。
【0181】このようにした場合には、タイムコード拡
散信号と付加情報拡散信号との重畳による重なり部分の
レベル増加を考慮しなくてもよいため、映像信号に劣化
が生じないように低レベルで重畳する場合の重畳レベル
の選定が、それぞれ個別に選定するだけでよくなり、比
較的容易になるという効果がある。
【0182】なお、上述の例では、付加情報としては複
製防止制御信号などを用いる場合を説明したが、付加情
報としては、これに限らず、種々の情報が採択できるこ
とは言うまでもない。
【0183】また、この発明によるタイムコード付加装
置、検出装置、また、情報付加装置、付加情報検出装置
は、上述のように、VTRやDVD(デジタルビデオデ
ィクリメント)装置に適用する場合に限らず、例えば映
像信号をネットワークを通じて伝送する場合などにも適
用できる。
【0184】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、映像信号にタイムコード情報をスペクトラム拡
散して付加することにより、タイムコードを確実に映像
信号対して付与することができ、それぞれのフィールド
の映像が、オリジナル映像に対してどの映像かを確実に
特定することが可能になる。したがって、重畳する付加
情報量を多くすることも可能である。
【0185】請求項2の発明によれば、映像信号に重畳
したタイムコード情報に同期させて付加情報をスペクト
ラム拡散して重畳することで、複数フィールドに渡る大
きな拡散率で付加情報をスペクトラム拡散することがで
きる。
【0186】請求項3、請求項4および請求項5の発明
によれば、映像信号に重畳したタイムコード情報に同期
させると共に、タイムコード情報に応じて付加情報をス
ペクトラム拡散して重畳することで、複数フィールドに
渡る大きな拡散率で付加情報をスペクトラム拡散するこ
とができると共に、付加情報の秘密性を高めることが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるタイムコード情報付加装置の実
施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1の一部ブロックの詳細構成例を示すブロッ
ク図である。
【図3】図1の実施の形態の動作を説明するためのタイ
ムチャートを示す図である。
【図4】図1の一部ブロックの詳細構成例を示すブロッ
ク図である。
【図5】図4の一部ブロックの詳細構成例を示す図であ
る。
【図6】図1の実施の形態の動作の流れを示す図であ
る。
【図7】図1の実施の形態の説明に使用する図である。
【図8】この発明によるタイムコード情報検出装置の実
施の形態のブロック図である。
【図9】図8の実施の形態の動作の流れを示す図であ
る。
【図10】この発明による情報付加装置の第1の実施の
形態のブロック図である。
【図11】図10の第1の実施の形態の動作説明のため
のタイムチャートを示す図である。
【図12】図10の第1の実施の形態の動作の流れを示
す図である。
【図13】図10の第1の実施の形態の他の例の動作説
明のためのタイムチャートを示す図である。
【図14】この発明による付加情報検出装置の第1の実
施の形態のブロック図である。
【図15】図14の第1の実施の形態の動作の流れを示
す図である。
【図16】この発明による情報付加装置の第2の実施の
形態のブロック図である。
【図17】図16の第2の実施の形態の動作の流れを示
す図である。
【図18】図16の第2の実施の形態の動作説明のため
のタイムチャートを示す図である。
【図19】この発明による付加情報検出装置の第2の実
施の形態のブロック図である。
【図20】図19の第2の実施の形態の動作の流れを示
す図である。
【図21】この発明による情報付加装置の第3の実施の
形態のブロック図である。
【図22】図21の第3の実施の形態の動作の流れを示
す図である。
【図23】図21の第3の実施の形態の動作説明のため
のタイムチャートを示す図である。
【図24】この発明による付加情報検出装置の第3の実
施の形態のブロック図である。
【図25】図24の第3の実施の形態の動作の流れを示
す図である。
【図26】この発明による情報付加装置の第4の実施の
形態のブロック図である。
【図27】図26の第4の実施の形態の動作の流れを示
す図である。
【図28】図26の第4の実施の形態の動作説明のため
のタイムチャートを示す図である。
【図29】この発明による付加情報検出装置の第4の実
施の形態のブロック図である。
【図30】図29の第4の実施の形態の動作の流れを示
す図である。
【図31】この発明のその他の変形例の一つを説明する
ための図である。
【図32】複製防止制御システムの構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
10…タイムコード情報付加装置、11,31,51,
71,91…タイムコード拡散同期部、12,32,5
2,72,92…タイムコード拡散信号発生部、13,
33,53,73,93…タイムコード拡散信号重畳
部、20…タイムコード情報検出装置、30,50,7
0,90…情報付加装置、40,60,80,100…
付加情報検出装置、21,41,61,81,101…
タイムコード逆拡散同期部、22,42,62,82,
102…タイムコード逆拡散用符号列発生部、23,4
3,63,83,103…タイムコード検出部、34,
54,74,94…付加情報拡散同期部、35,55,
75,95…付加情報拡散信号発生部、36,56,7
6,96…付加情報拡散信号重畳部、44,64,8
4,104…付加情報逆拡散同期部、45,65,8
5,105…付加情報逆拡散用符号列発生部、46,6
6,86,106…付加情報検出部

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号の同期信号に同期させてスペクト
    ラム拡散用の符号列を発生させるための拡散同期信号を
    生成する第1の工程と、 前記第1の工程で発生した拡散同期信号に同期させてス
    ペクトラム拡散用の符号列を発生させる第2の工程と、 前記第2の工程で発生したスペクトラム拡散用の符号列
    で、タイムコード情報をスペクトラム拡散したタイムコ
    ード拡散信号を発生させる第3の工程と、 前記第3の工程で発生したタイムコード拡散信号を前記
    映像信号に重畳する第4の工程と、 を備える映像信号への情報付加方法。
  2. 【請求項2】映像信号の同期信号に同期した第1のスペ
    クトラム拡散用の符号列によりタイムコード情報をスペ
    クトラム拡散し、当該タイムコード情報のスペクトラム
    拡散信号を前記映像信号に重畳するようにするととも
    に、 前記映像信号の同期信号に同期し、かつ前記タイムコー
    ド情報に同期して発生させた第2のスペクトラム拡散用
    の符号列により付加情報をスペクトラム拡散し、当該付
    加情報のスペクトラム拡散信号を前記映像信号に重畳す
    るようにしたことを特徴とする映像信号への情報付加方
    法。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の映像信号への情報付加方
    法において、 前記第2のスペクトラム拡散用の符号列は、前記タイム
    コード情報に応じて、異なる態様とされていることを特
    徴とする映像信号への情報付加方法。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の映像信号への情報付加方
    法において、 前記異なる態様は、前記第2のスペクトラム拡散用の符
    号列の同期態様が、前記タイムコード情報に応じて異な
    っていることであることを特徴とする映像信号への情報
    付加方法。
  5. 【請求項5】請求項3に記載の映像信号への情報付加方
    法において、 前記異なる態様は、前記第2のスペクトラム拡散用の符
    号列が、前記タイムコード情報に応じて異なっているこ
    とであることを特徴とする映像信号への情報付加方法。
  6. 【請求項6】映像信号の同期信号に同期してスペクトラ
    ム拡散されて、映像信号に重畳されたタイムコード情報
    を検出する方法であって、 映像信号の同期信号に同期させてスペクトラム逆拡散用
    の符号列を発生させるための逆拡散同期信号を生成する
    第1の工程と、 前記第1の工程で発生した逆拡散同期信号に同期させて
    スペクトラム逆拡散用の符号列を発生させる第2の工程
    と、 前記第2の工程で発生したスペクトラム逆拡散用の符号
    列を用いて前記映像信号に対して逆拡散を行い、前記タ
    イムコードを検出する第3の工程と、 を備える付加情報検出方法。
  7. 【請求項7】映像信号の同期信号に同期してスペクトラ
    ム拡散されて、映像信号に重畳されたタイムコード情報
    を検出するとともに、前記映像信号の同期信号に同期
    し、かつ前記タイムコード情報に同期してスペクトラム
    拡散されて、映像信号に重畳された付加情報を検出する
    方法であって、 前記映像信号の同期信号に同期した、前記タイムコード
    情報用の第1のスペクトラム逆拡散用の符号列を発生す
    る第1の工程と、 前記第1の工程で発生した第1のスペクトラム逆拡散用
    の符号列を用いて前記映像信号に対して逆拡散を行い、
    前記タイムコード情報を検出する第2の工程と、 前記映像信号の同期信号に同期し、かつ前記第2の工程
    で検出されたタイムコード情報に同期して前記付加情報
    用の第2のスペクトラム逆拡散用の符号列を発生する第
    3の工程と、 前記第3の工程で発生した第2のスペクトラム逆拡散用
    の符号列を用いて前記映像信号に対して逆拡散を行い、
    前記付加情報を検出する第4の工程と、 を備えることを特徴とする付加情報検出方法。
  8. 【請求項8】映像信号の同期信号に同期させてスペクト
    ラム拡散用の符号列を発生させるための拡散同期信号を
    生成する拡散同期信号生成手段と、 前記拡散同期信号生成手段で生成された前記拡散同期信
    号に同期させてスペクトラム拡散用の符号列を生成させ
    る拡散符号発生手段と、 前記拡散符号発生手段で生成された前記スペクトラム拡
    散用の符号列で、タイムコード情報をスペクトラム拡散
    したタイムコード拡散信号を発生させるタイムコード拡
    散信号発生手段と、 前記タイムコード拡散信号発生手段で発生したタイムコ
    ード拡散信号を前記映像信号に重畳する重畳手段と、 を備えることを特徴とする映像信号へのタイムコード情
    報付加装置。
  9. 【請求項9】映像信号の同期信号に同期した第1のスペ
    クトラム拡散用の符号列によりタイムコード情報をスペ
    クトラム拡散する第1のスペクトラム拡散手段と、 前記第1のスペクトラム拡散手段からのタイムコード情
    報のスペクトラム拡散信号を前記映像信号に重畳する第
    1の重畳手段と、 前記映像信号の同期信号に同期し、かつ前記タイムコー
    ド情報に同期して発生させた第2のスペクトラム拡散用
    の符号列により、付加情報をスペクトラム拡散する第2
    のスペクトラム拡散手段と、 前記第2のスペクトラム拡散手段からの付加情報のスペ
    クトラム拡散信号を前記映像信号に重畳する第2の重畳
    手段と、 を備えることを特徴とする映像信号への情報付加装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の映像信号への情報付加
    装置において、 前記第2のスペクトラム拡散用の符号列は、前記タイム
    コード情報に応じて、異なる態様とされていることを特
    徴とする映像信号への情報付加装置。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の映像信号への情報付
    加装置において、 前記異なる態様は、前記第2のスペクトラム拡散用の符
    号列の同期態様が、前記タイムコード情報に応じて異な
    っていることであることを特徴とする映像信号への情報
    付加装置。
  12. 【請求項12】請求項10に記載の映像信号への情報付
    加装置において、 前記異なる態様は、前記第2のスペクトラム拡散用の符
    号列が、前記タイムコード情報に応じて異なっているこ
    とであることを特徴とする映像信号への情報付加装置。
  13. 【請求項13】映像信号の同期信号に同期してスペクト
    ラム拡散されて、映像信号に重畳されたタイムコード情
    報を検出する装置であって、 映像信号の同期信号に同期させてスペクトラム逆拡散用
    の符号列を発生させるための逆拡散同期信号を生成する
    逆拡散同期信号生成手段と、 前記逆拡散同期信号生成手段で発生した逆拡散同期信号
    に同期させてスペクトラム逆拡散用の符号列を発生させ
    る逆拡散符号発生手段と、 前記逆拡散符号発生手段で発生したスペクトラム逆拡散
    用の符号列を用いて前記映像信号に対して逆拡散を行
    い、前記タイムコードを検出するタイムコード検出手段
    と、を備えるタイムコード情報検出装置。
  14. 【請求項14】映像信号の同期信号に同期してスペクト
    ラム拡散されて、映像信号に重畳されたタイムコード情
    報を検出するとともに、前記映像信号の同期信号に同期
    し、かつ前記タイムコード情報に同期してスペクトラム
    拡散されて、映像信号に重畳された付加情報を検出する
    装置であって、 前記映像信号の同期信号に同期した、前記タイムコード
    情報用の第1のスペクトラム逆拡散用の符号列を発生す
    る第1の逆拡散同期信号生成手段と、 前記第1の逆拡散同期信号生成手段で発生した第1のス
    ペクトラム逆拡散用の符号列を用いて前記映像信号に対
    して逆拡散を行い、前記タイムコードを検出するタイム
    コード検出手段と、 前記映像信号の同期信号に同期し、かつ前記タイムコー
    ド検出手段で検出されたタイムコード情報に同期して前
    記付加情報用の第2のスペクトラム逆拡散用の符号列を
    発生する第2の逆拡散同期信号生成手段と、 前記第2の逆拡散同期信号生成手段で発生した前記第2
    のスペクトラム逆拡散用の符号列を用いて前記映像信号
    に対して逆拡散を行い、前記付加情報を検出する付加情
    報検出手段と、 を備えることを特徴とする付加情報検出装置。
  15. 【請求項15】請求項8に記載のタイムコード情報付加
    装置を備える映像装置。
  16. 【請求項16】請求項9に記載の情報付加装置を備える
    映像装置。
  17. 【請求項17】請求項13に記載のタイムコード情報検
    出装置を備える映像装置。
  18. 【請求項18】請求項14に記載の付加情報検出装置を
    備える映像装置。
  19. 【請求項19】映像信号の同期信号に同期したスペクト
    ラム拡散用の符号列によりタイムコード情報がスペクト
    ラム拡散されて前記映像信号に重畳されて記録されてい
    る映像信号の記録媒体。
  20. 【請求項20】映像信号の同期信号に同期した第1のス
    ペクトラム拡散用の符号列によりタイムコード情報がス
    ペクトラム拡散されて前記映像信号に重畳されていると
    ともに、前記映像信号の同期信号に同期し、かつ前記タ
    イムコード情報に同期して発生させた第2のスペクトラ
    ム拡散用の符号列により付加情報がスペクトラム拡散さ
    れて前記映像信号に重畳されてなる映像信号の記録媒
    体。
  21. 【請求項21】請求項8に記載のタイムコード情報付加
    装置と、請求項13に記載のタイムコード情報検出装置
    とを備える映像信号伝送システム。
  22. 【請求項22】請求項9に記載の情報付加装置と、請求
    項14に記載の付加情報検出装置とを備える映像信号伝
    送システム。
JP9147960A 1997-06-05 1997-06-05 映像信号への情報付加方法、付加情報検出方法および装置 Pending JPH10336578A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9147960A JPH10336578A (ja) 1997-06-05 1997-06-05 映像信号への情報付加方法、付加情報検出方法および装置
CA002238732A CA2238732A1 (en) 1997-06-05 1998-05-27 Method and device for adding information to video signal, method and device for detection information from video signal, and recording medium
KR1019980020460A KR19990006597A (ko) 1997-06-05 1998-06-02 영상신호에 정보를 부가하는 방법과 장치, 영상신호로부터 정보를 검출하는 방법과 장치 및 기록매체
US09/089,134 US6360052B1 (en) 1997-06-05 1998-06-02 Method and device for adding information to video signal, method and device for detection information from video signal, and recording medium
EP98304394A EP0883296A3 (en) 1997-06-05 1998-06-03 Method and device for adding information to video signal, method and device for detecting information from video signal, and recording medium
MYPI98002484A MY132915A (en) 1997-06-05 1998-06-03 Method and device for adding information to video signal, method and device for detection information from video signal and recording medium.
CNB981029337A CN1179507C (zh) 1997-06-05 1998-06-04 增加信息到视频信号并在其中进行检测的方法和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9147960A JPH10336578A (ja) 1997-06-05 1997-06-05 映像信号への情報付加方法、付加情報検出方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10336578A true JPH10336578A (ja) 1998-12-18

Family

ID=15441985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9147960A Pending JPH10336578A (ja) 1997-06-05 1997-06-05 映像信号への情報付加方法、付加情報検出方法および装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6360052B1 (ja)
EP (1) EP0883296A3 (ja)
JP (1) JPH10336578A (ja)
KR (1) KR19990006597A (ja)
CN (1) CN1179507C (ja)
CA (1) CA2238732A1 (ja)
MY (1) MY132915A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10340531A (ja) * 1997-06-10 1998-12-22 Sony Corp 情報信号記録装置、情報信号記録方法および情報信号記録媒体
US7640293B2 (en) * 2002-07-17 2009-12-29 Research In Motion Limited Method, system and apparatus for messaging between wireless mobile terminals and networked computers
JPWO2007063912A1 (ja) * 2005-11-29 2009-05-07 パナソニック株式会社 再生装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3984624A (en) 1974-07-25 1976-10-05 Weston Instruments, Inc. Video system for conveying digital and analog information
US4969041A (en) 1988-09-23 1990-11-06 Dubner Computer Systems, Inc. Embedment of data in a video signal
JPH0339959A (ja) * 1989-04-25 1991-02-20 Konica Corp ハロゲン化銀カラー写真感光材料
US5134496A (en) 1989-05-26 1992-07-28 Technicolor Videocassette Of Michigan Inc. Bilateral anti-copying device for video systems
US5319735A (en) * 1991-12-17 1994-06-07 Bolt Beranek And Newman Inc. Embedded signalling
JP3371187B2 (ja) 1995-12-04 2003-01-27 ソニー株式会社 情報信号記録装置および方法、並びに情報信号複製装置および方法
JP3778236B2 (ja) * 1996-10-22 2006-05-24 ソニー株式会社 映像信号伝送方法、映像信号出力方法、映像信号出力装置および付加情報検出装置
JP3700738B2 (ja) * 1996-11-18 2005-09-28 ソニー株式会社 情報出力装置、情報出力方法、記録装置および記録方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0883296A2 (en) 1998-12-09
MY132915A (en) 2007-10-31
CN1179507C (zh) 2004-12-08
US6360052B1 (en) 2002-03-19
CA2238732A1 (en) 1998-12-05
CN1219045A (zh) 1999-06-09
EP0883296A3 (en) 1999-02-03
KR19990006597A (ko) 1999-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3736588B2 (ja) 情報出力装置、情報出力方法、記録装置および情報複製防止制御方法
JPH10191247A (ja) 映像信号伝送方法、映像信号伝送システム、映像信号出力装置、付加情報検出装置、記録装置および記録媒体
JP3700738B2 (ja) 情報出力装置、情報出力方法、記録装置および記録方法
JP3594063B2 (ja) 情報信号伝送方法および複製防止制御方法
KR100534053B1 (ko) 영상신호전송방법,중첩신호추출방법,영상신호출력장치,영상신호수신장치및영상기록매체
JP3594062B2 (ja) 情報伝送方法、情報出力装置および情報記録装置
JP3891230B2 (ja) 付加情報重畳装置および付加情報重畳方法
JPH10145732A (ja) 映像伝送方法、映像複製防止方法、映像複製防止装置および映像記録媒体
JPH10174063A (ja) 映像信号伝送方法、重畳情報抽出方法、映像信号出力装置、映像信号受信装置および映像信号記録媒体
JPH10191244A (ja) 映像信号伝送方法、重畳情報抽出方法、映像信号出力装置、映像信号受信装置および映像記録媒体
KR100693455B1 (ko) 스펙트럼 확산신호 검출방법 및 장치
JPH10336578A (ja) 映像信号への情報付加方法、付加情報検出方法および装置
JPH10174070A (ja) 映像信号伝送方法、重畳情報抽出方法、映像信号出力装置、映像信号記録装置および映像信号記録媒体
JPH10136305A (ja) 映像伝送方法、映像複製防止方法、映像複製防止装置および映像記録媒体
JPH1175167A (ja) 映像信号への付加情報の重畳方法および装置
JP3867744B2 (ja) スペクトラム拡散信号検出方法および装置
JPH1188848A (ja) 付加情報重畳伝送方法、付加情報重畳伝送システム、付加情報重畳装置および付加情報検出装置並びに記録媒体
JP4003095B2 (ja) スペクトラム拡散信号検出方法および装置
JPH10210432A (ja) 映像情報出力装置、映像機器用付加装置、映像再生装置、映像信号記録装置、映像情報複製防止制御方法および映像情報複製制御システム
JPH1188227A (ja) スペクトラム拡散信号検出方法および装置
JPH10210431A (ja) 映像信号伝送方法、重畳情報抽出方法、映像信号出力装置、映像信号受信装置および映像信号記録媒体
JPH10210430A (ja) 映像信号伝送方法、重畳情報抽出方法、映像信号出力装置、映像信号受信装置および映像信号記録媒体
JPH10210429A (ja) 映像信号伝送方法、重畳情報抽出方法、映像信号出力装置、映像信号受信装置および映像信号記録媒体
JPH10340532A (ja) 情報信号記録装置、記録方法、情報信号複製システムおよび情報信号記録媒体