JPH10340531A - 情報信号記録装置、情報信号記録方法および情報信号記録媒体 - Google Patents

情報信号記録装置、情報信号記録方法および情報信号記録媒体

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JPH10340531A
JPH10340531A JP9151993A JP15199397A JPH10340531A JP H10340531 A JPH10340531 A JP H10340531A JP 9151993 A JP9151993 A JP 9151993A JP 15199397 A JP15199397 A JP 15199397A JP H10340531 A JPH10340531 A JP H10340531A
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JP9151993A
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Akira Ogino
晃 荻野
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報信号の再生品質を劣化させることがな
く、かつ、改ざん、削除が不可能なように付加情報を情
報信号に付加し、必要に応じて情報信号に付加された付
加情報を検出して利用することができるようにする。 【解決手段】 記録装置30のマルチプレクサ31は、
これに供給されたデジタル再生映像信号S12、S22
から1つのデジタル映像信号S31を形成し、信号重畳
部32に供給する。信号重畳部32は、付加情報発生部
34において発生され、SS付加情報生成部35におい
てスペクトラム拡散された付加情報であるSS付加情報
S33をデジタル映像信号S31に重畳し、SS付加情
報S33が重畳されたデジタル映像信号S34を形成
し、これを書き込み部36に供給する。書き込み部34
は、SS付加情報S33が重畳されたデジタル映像信号
S34を記録媒体300に書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報信号を記録
した記録媒体を製造する製造業者等によって用いられ、
例えば、複数の記録媒体に記録されている情報信号から
1つの情報信号を形成し、これを記録媒体に記録するい
わゆるオーサリング装置と呼ばれる情報信号記録装置、
このオーサリング装置に適用して好適な情報信号記録方
法および情報信号記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルVTRやDVD(デジタ
ルビデオディスク)の再生装置、および、これらの装置
を用いて再生できるソフトウエアが数多く提供されるよ
うになってきており、家庭においてもデジタル化された
映像信号や音声信号を手軽に再生し、画質、音質のよい
映像、音声を視聴することができるようになってきてい
る。
【0003】また、CD−ROM(コンパクトディスク
ROM)などの記録媒体などを介してデジタル化された
映像信号や音声信号、あるいは、プログラムが豊富に提
供されるようになってきており、これらCD−ROMな
どを介して提供されるデジタル化されたソフトウエアを
パーソナルコンピュータなどを用いて利用することが広
く行われるようになってきている。
【0004】しかし、一方で、このように豊富に提供さ
れるようになったデジタル化された映像信号などのソフ
トウエアが無制限に複製されてしまうおそれがあるとい
う問題がある。このため、デジタル化された情報例えば
映像信号を扱う場合には、複製防止符号、あるいは複製
の世代制限符号などからなる複製制御情報を、デジタル
データとしてデジタル映像信号に付加して記録媒体に記
録しておくことにより、複製を禁止するなどの直接的な
複製防止制御を行うようにしている。
【0005】例えば、デジタル映像信号などの情報信号
を記録した記録媒体を製造する製造業者側においては、
いわゆるオーサリング装置と呼ばれる情報信号記録装置
を用いて、マスタリングなどに用いるデジタル映像信号
などの情報信号が記録された元になる記録媒体を作成す
る。
【0006】このオーサリング装置は、複数の情報源、
例えば、複数の記録媒体に記録されたデジタル映像信号
の供給を受けて、これらをつなぎ合わせるなどして記録
すべきデジタル映像信号を形成し、これを記録媒体に記
録する。
【0007】この場合、記録媒体に記録される主情報信
号としてのデジタル映像信号には、複製許可、複製禁
止、複製の世代制限などの複製制御の内容を示す複製制
御情報が、ブロック単位のデータのヘッダ部などの主情
報信号に対して間接的に付加されて、主情報信号として
のデジタル映像信号と、付加情報としての複製制御情報
とが記録媒体に記録される。
【0008】このようにして作成された記録媒体をもと
に、マスタリングなどを行い、情報信号が記録された記
録媒体を製造した場合、製造された記録媒体は、デジタ
ル映像信号と、当該デジタル映像信号に対する複製制御
情報とが記録されたものとなる。
【0009】そして、製造された記録媒体に記録された
デジタル映像信号を別の記録媒体に複製しようとする場
合には、当該記録媒体に記録されている情報をデジタル
再生装置を用いて再生し、デジタル映像信号と共に複製
制御情報を得、これをデジタル伝送路を通じてデジタル
記録装置に送る。
【0010】デジタル記録装置においては、デジタル伝
送路を通じて受信した情報から複製制御情報を検出し、
その複製制御の内容を判別する。そして、この判別結果
に応じて入力されたデジタル映像信号の記録制御が行わ
れる。
【0011】例えば、複製制御情報が示す複製制御の内
容が、デジタル映像信号の複製を許可するものであると
きには、入力されたデジタル映像信号を記録に適したデ
ジタル情報に変換し、記録用の記録媒体に書き込んで記
録(複製)を実行するようにする。一方、検出した複製
制御信号が示す複製制御の内容が、複製禁止であるとき
には、入力されたデジタル映像信号の記録(複製)を行
わないようにする。
【0012】さらに、複製制御情報が示す複製制御の内
容が、第1世代の複製のみを許可するものであるときに
は、入力されたデジタル映像信号を記録に適したデジタ
ル情報に変換し、記録用の記録媒体に書き込んで記録を
実行すると共に、付加情報としての複製制御情報を複製
禁止(次世代の複製禁止)を指示するものに変更して、
記録用の記録媒体に記録するようにする。したがって、
複製された記録用の記録媒体を用いては、複製されたデ
ジタル映像信号をさらに複製することはできないように
なる。
【0013】このように、主情報信号と、付加情報とし
ての複製制御情報をデジタル信号として、記録装置に供
給するようにする、いわゆるデジタル接続の場合には、
伝送されるデジタルデータに複製制御情報が含まれるの
で、この複製制御情報を用いて、記録装置において、複
製禁止などの複製制御を確実に行うことができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
に主情報信号としてのデジタル映像信号と、付加情報と
しての複製制御情報とが記録された記録媒体に記録され
ている情報をデジタル再生装置を用いて再生し、デジタ
ル映像信号と共に複製制御情報を得る場合であっても、
例えば映像をモニターするために、主情報信号であるデ
ジタル映像信号のみをD/A変換回路を通じてアナログ
信号に変換して、通常はモニター受像機が接続されるア
ナログ出力端子に導出することができるようにされてい
る。
【0015】このように、デジタル情報の再生装置であ
っても、アナログ出力端子に導出されるアナログ信号に
は、複製制御信号は含まれていない。このため、アナロ
グ出力端子にアナログVTRなどが接続されるアナログ
接続の場合には、主情報信号の複製が可能となってしま
う。
【0016】また、デジタル接続の場合であっても、複
製制御情報は、ヘッダ部などの、主情報信号としてのデ
ジタル映像信号とは別個に付加されている場合が多いの
で、この複製制御情報が付加されている部分の情報を消
去したり、別の情報に置き換えるなどの情報の改ざんを
行うことによって、主情報信号の複製が可能となってし
まう場合もある。
【0017】さらに、主情報信号としての映像信号や音
声信号が、アナログ信号、デジタル信号のいずれの場合
であっても、これら映像信号や音声信号の周波数帯域と
は異なる帯域に複製制御情報を重畳あるいは付加するよ
うにした場合には、簡単な周波数フィルタにより複製制
御情報は除去されてしまい、主情報信号の複製が可能と
なってしまう。
【0018】以上のことにかんがみ、この発明は、情報
信号の再生品質を劣化させることがなく、かつ、改ざ
ん、削除が不可能なように付加情報を情報信号に付加
し、必要に応じて情報信号に付加された付加情報を検出
して利用することができるようにすることを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の情報信号記録装置は、複数
の情報信号の供給を受けて、記録すべき情報信号を形成
する形成手段と、前記形成手段により形成された情報信
号に対して付加する付加情報を発生する付加情報発生手
段と、前記付加情報発生手段からの前記付加情報をスペ
クトラム拡散する拡散手段と、前記拡散手段によりスペ
クトラム拡散された前記付加情報を、前記形成手段によ
り形成された前記情報信号に重畳する重畳手段と、前記
重畳手段によりスペクトラム拡散された付加情報が重畳
された前記情報信号を記録媒体に記録する記録手段とを
備えることを特徴とする。
【0020】請求項1に記載の発明の情報信号記録装置
によれば、付加情報がスペクトラム拡散されて、情報信
号に対して、同一時間、同一周波数帯域内に重畳され
る。このスペクトラム拡散された付加情報が重畳された
情報信号が記録媒体に記録される。
【0021】付加情報はスペクトラム拡散されて、広帯
域、低レベルの信号としてデジタル情報信号自体に重畳
される。したがって、付加情報が情報信号を劣化させる
ことがない。また、情報信号自体に重畳されているた
め、当該情報信号が再生されて伝送さる場合などにおい
て、周波数フィルタや単純な情報信号の置き換えにより
付加情報を改ざんしたり消去することが不可能にされ
る。また、情報信号がデジタル信号であり、これがアナ
ログ信号に変換された場合でも、付加情報は上述のよう
に情報信号に対して、同一時間、同一周波数帯域内に重
畳されているので、付加情報が消滅することがないよう
にされる。
【0022】これにより、情報信号とこれに付加された
付加情報を、例えば記録装置側に確実に提供することが
可能となり、付加情報が例えば複製制御の内容を示す情
報である場合には、当該付加情報に応じた記録制御を記
録装置側において確実に実行することができるようにさ
れる。このように、付加情報を著作権保護などの目的で
使用すれば、著作権の保護を強力に行うことができる。
【0023】また、請求項2に記載の発明の情報信号記
録装置は、請求項1に記載の情報信号記録装置であっ
て、前記付加情報発生手段からの前記付加情報を、前記
形成手段により形成された前記情報信号に付加する付加
手段を備えたことを特徴とする。
【0024】この請求項2に記載の発明の情報信号記録
装置によれば、情報信号に対して、付加情報が付加され
ると共に、スペクトラム拡散された付加情報が情報信号
に重畳される。例えば、付加情報をデジタル情報信号が
記録される記録媒体のヘッダ部に記録したり、デジタル
情報信号に対して挿入付加するようにすると共に、スペ
クトラム拡散された付加情報もデジタル情報信号に重畳
するというように、異なる付加方法で付加情報が情報信
号に付加される。
【0025】これにより、例えば、同じ内容の付加情報
を、付加方法を変えて付加、重畳しておくことにより、
一方の付加情報が改ざんされたり消去された場合にも、
これとは異なる方法で付加された他方の付加情報が残る
というように情報信号に付加される付加情報の信頼性、
強度が高められる。また、内容の異なる付加情報を、付
加方法を変えて情報信号に付加することも可能にされ、
この場合には、情報信号に対する付加情報のトータルの
情報量を増やすことができる。
【0026】また、請求項10に記載の発明の情報信号
記録装置は、請求項1または請求項2に記載の情報信号
記録装置であって、スペクトラム拡散されて前記情報信
号に重畳される前記新たな付加情報は、前記情報信号の
ダイナミックレンジ分よりも低いレベルの低い信号電力
で重畳されることを特徴とする。
【0027】この請求項10に記載の発明の情報信号記
録装置によれば、スペクトラム拡散された付加情報は、
低信号レベルで情報信号に重畳される。したがって、情
報信号に重畳されるスペクトラム拡散された付加情報
が、当該情報信号を劣化させるなど、情報信号に対して
影響を及ぼすことがない。
【0028】また、請求項11に記載の発明の情報信号
記録装置は、請求項1または請求項2に記載の情報信号
記録装置であって、前記情報信号中から再生したクロッ
ク信号を用いて、前記スペクトラム拡散のための拡散符
号が生成され、前記情報信号中から再生したクロック信
号を用いて、前記拡散符号の検出を行うことを特徴とす
る。
【0029】この請求項11に記載の発明の情報信号記
録装置によれば、スペクトラム拡散に用いられる拡散信
号の生成には、スペクトラム拡散された付加情報が重畳
される情報信号から再生されるクロック信号が用いら
れ、また、スペクトラム逆拡散に用いられる拡散符号の
生成には、スペクトラム拡散された付加情報が重畳され
ている情報信号から再生されるクロック信号が用いられ
る。
【0030】これにより、スペクトラム逆拡散時におい
ては、付加情報をスペクトラム拡散している拡散符号
と、スペクトラム逆拡散のための拡散符号との同期を素
早く合わせて、迅速に付加情報を抽出することができる
ようにされる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、この発
明の実施の形態について説明する。以下に説明する情報
信号オーサリングシステムは、この発明による情報信号
記録装置、情報信号記録方法が用いられたものである。
この情報信号オーサリングシステムは、情報信号を記録
した記録媒体を製造する製造業者側において用いられ、
複数の情報信号から1つの情報信号を形成し、これを記
録媒体に記録することにより、目的とする情報信号が記
録された、例えば、マスタリングなどに用いる元になる
記録媒体を作成するものである。また、以下に説明する
情報信号オーサリングシステムは、複数のデジタル再生
装置(以下単に再生装置という)とデジタル記録装置
(以下単に記録装置という)とにより構成されたもので
ある。
【0032】[第1の実施の形態]図1は、この第1の
実施の形態の情報信号オーサリングシステムを説明する
ためのブロック図である。図1に示すように、この第1
の実施の形態のオーサリングシステムは、再生装置1
0、20と、記録装置30とにより構成されたものであ
る。
【0033】まず、再生装置10、20について説明す
る。図1に示すように、この実施の形態の再生装置1
0、再生装置20のそれぞれは、読み出し部11、読み
出し部12を備え、記録媒体100、記録媒体200に
記録されている情報信号を再生して出力するものであ
る。
【0034】この第1の実施の形態において、記録媒体
100、記録媒体200は、再生装置10、再生装置2
0により情報の読み出しが可能な、例えばCD−ROM
やDVDなどのディスクである。
【0035】この第1の実施の形態において、これら記
録媒体100、記録媒体200には、例えば、映画など
の映像と音声を提供するデジタル映像信号とデジタル音
声信号のうち、その前半部分が記録媒体100に、その
後半部分が記録媒体200に記録されているというよう
に、1つの記録媒体に記録されるデジタル映像信号、デ
ジタル音声信号が記録されたものである。
【0036】なお、以下においては、説明を容易にする
ため、音声信号および各装置の音声信号系についての説
明は省略し、情報信号としてのデジタル映像信号を記録
媒体に記録する場合として説明する。
【0037】そして、図1に示すように、再生装置10
の読み出し部11は、記録媒体100の情報を再生して
得られる信号S11からデジタル再生映像信号S12を
形成し、これを記録装置30に供給する。同様に、再生
装置20の読み出し部21は、記録媒体200の情報を
再生して得られる信号S21からデジタル再生映像信号
S22を形成し、これを記録装置30に供給する。
【0038】この第1の実施の形態において、記録装置
30は、図1に示すように、マルチプレクサ部31、信
号重畳部32、タイミング生成部33、付加情報発生部
34、SS(ここで、SSはスペクトラム拡散の略であ
る。以下同じ)付加情報生成部35、書き込み部36を
備えている。また、記録媒体300は、この記録装置3
0により、デジタル映像信号などの情報信号が書き込ま
れる例えばCD−ROMやDVDなどのディスクであ
る。
【0039】そして、以下に説明するように、記録装置
30は、デジタル映像信号に対してスペクトラム拡散し
た付加情報を重畳した後に、このスペクトラム拡散され
た付加情報が重畳された当該デジタル映像信号を記録媒
体300に記録する。ここでスペクトラム拡散されてデ
ジタル映像信号に重畳される付加情報は、複製許可、複
製禁止、世代制限などの当該デジタル映像信号に対する
複製制御の内容を示す複製制御情報である。
【0040】再生装置10、20からのデジタル再生映
像信号S12、S22は、記録装置30のマルチプレク
サ部31に供給される。マルチプレクサ部31は、これ
に供給されたデジタル再生映像信号S12と、デジタル
再生映像信号S22とから1つのデジタル映像信号S3
1を形成する。このように、マルチプレクサ部31は、
これに供給された複数のデジタル再生映像信号を1つの
ビットストリームに変換するものである。マルチプレク
サ部31から出力されるデジタル映像信号S31は、信
号重畳部32と、タイミング生成部33とに供給され
る。
【0041】タイミング生成部33は、デジタル映像信
号S31に付加する付加情報を発生させる処理や付加情
報をスペクトラム拡散する処理などに用いるタイミング
信号TMやクロック信号CLKを生成する。
【0042】図2は、この第1の実施の形態の記録装置
30のタイミング生成部33を説明するためのブロック
図である。図2に示すように、タイミング生成部33
は、基準タイミング検出部331、PLL回路332、
タイミング信号生成部333を備えている。
【0043】マルチプレクサ部31からのデジタル映像
信号S31は、タイミング生成部33の基準タイミング
検出部331に供給される。基準タイミング検出部33
1は、デジタル映像信号S31から、基準タイミング信
号としての同期信号DKを抽出し、これをPLL回路3
32と、タイミング信号生成部333とに供給する。
【0044】PLL回路332は、基準タイミング検出
部331からの同期信号DKに基づいて、デジタル映像
信号S31に同期したクロック信号CLKを生成する。
このクロック信号CLKは、タイミング信号生成部33
3に供給されると共に、後述する付加情報発生部34、
SS付加情報生成部35などのこのクロック信号CLK
を用いる各部に供給される。
【0045】タイミング信号生成部333は、基準タイ
ミング検出部331からの同期信号DKとクロック信号
CLKとに基づいて、後述する付加情報発生部34、S
S付加情報生成部35において用いられるタイミング信
号TMや、その他の各種のタイミング信号を生成して出
力する。
【0046】この第1の実施の形態において、タイミン
グ信号生成部333において生成されるタイミング信号
TMは、基準タイミング検出部331からの同期信号D
Sに同期し、付加情報列、および、予め決められた符号
パターンを有するPN符号列をその先頭から発生させる
ためのタイミングを示すリセット(初期化)信号として
用いられる。
【0047】例えば、タイミング生成部33の基準タイ
ミング検出部331において、基準タイミング信号とし
て垂直同期信号を抽出するようにした場合には、PLL
回路332においては、基準タイミング検出部331か
らの垂直同期信号に同期したクロック信号CLKが生成
される。
【0048】また、タイミング信号生成部333におい
ては、基準タイミング検出部331からの垂直同期信号
とPLL回路332からのクロック信号CLKに基づい
て、例えば、1垂直区間(1フィールド)を1周期とす
るというように、基準タイミング信号として用いられる
垂直同期信号に同期するタイミング信号TMが生成され
る。
【0049】このようにしてタイミング生成部33にお
いて生成されたタイミング信号TM、クロック信号CL
Kは、図1に示すように、付加情報発生部32、SS付
加情報生成部35に供給される。
【0050】付加情報発生部34は、例えば、付加情報
を記憶したメモリを備え、タイミング生成部33からの
タイミング信号TMとクロック信号CLKとを用い、タ
イミング信号TMが示すタイミング毎に、複製禁止や複
製許可などを指示する1ビットや2ビットの低ビットの
付加情報を発生させ、これを1ビット毎に、クロック信
号CLKに同期して、予め決められたクロック数分出力
することにより付加情報列S32を生成し、SS付加情
報生成部35に供給する。
【0051】SS付加情報生成部35は、付加情報列S
32、タイミング信号TM、クロック信号CLKの供給
を受けて、付加情報列S32をスペクトラム拡散するこ
とによりスペクトラム拡散信号であるSS付加情報S3
3を生成する。
【0052】図3は、この第1の実施の形態のSS付加
情報生成部35を説明するためのブロック図である。図
3に示すように、SS付加情報生成部35は、PN(P
seudorandom Noize;疑似ランダム雑
音)符号発生部351と、乗算部352とを備えたもの
である。
【0053】PN符号発生部351は、クロック信号C
LK、タイミング信号TMに基づいて、PN符号列PS
を発生させる。すなわち、この第1の実施の形態におい
て、PN符号発生部351は、タイミング信号TMが供
給されたタイミング毎に、クロック信号CLKに同期し
てPN符号列PSをその先頭から生成するものである。
PN符号発生部351において生成されたPN符号列P
Sは、乗算部352に供給される。
【0054】また、図3に示すように、乗算部352に
は、付加情報発生部34からの付加情報列S32が供給
される。
【0055】乗算部352は、PN符号列PSを用い
て、付加情報列S32をスペクトラム拡散する。この乗
算部352からは、スペクトラム拡散された付加情報で
あるスペクトラム拡散信号(SS付加情報)S33が得
られる。すなわち、乗算部352は、PN符号列PSを
用いて付加情報列S32をスペクトラム拡散することに
よって、後述にもするように、狭帯域、高レベルの複製
制御情報である付加情報を広帯域、低レベルのSS付加
情報S33にする機能を有している。
【0056】図4は、図3に示したPN符号発生部35
1の構成例を示す図である。この例のPN符号発生部3
51は、12段のシフトレジスタを構成する12個のD
フリップフロップ回路REG1〜REG15と、このシ
フトレジスタの適宜のタップ出力を演算するイクスクル
ーシブオア回路EX−OR1〜EX−OR3とからなっ
ている。そして、図4に示すPN符号発生部351は、
上述したように、タイミング信号TM、クロック信号C
LKに基づいて、M系列のPN符号列PSを生成する。
【0057】なお、図4においてイネーブル信号EN
は、PN符号発生部5を動作状態にするための信号であ
り、この第1の実施の形態のおいては、例えば、図1に
示した記録装置30に電源が投入されることにより生成
されて、PN符号発生部351に供給されるものであ
る。
【0058】以上のようにしてSS付加情報生成部35
から得られるSS付加情報S33は、信号重畳部32に
供給される。
【0059】信号重畳部32は、デジタル映像信号S3
1と、デジタルSS付加情報S33との供給を受けて、
デジタルSS付加情報S33が重畳されたデジタル映像
信号S34を形成する。
【0060】信号重畳部32は、デジタル映像信号S3
1が、例えば、1画素分の映像を10ビットで表現する
ようにされた10ビットソースである場合には、この1
0ビットのデジタル映像信号の最下位ビット(LSB)
や最下位ビットの次のビットである9ビット目にSS付
加情報S33を重畳するようにする。このように、信号
重畳部32は、デジタル映像信号S31に対して、同一
時間、同一周波数内にSS付加情報S33を重畳する。
【0061】また、この場合、信号重畳部32は、デジ
タル映像信号S32のダイナミックレンジより低い信号
電力で、SS付加情報S33をデジタル映像信号S31
に重畳することによって、SS付加情報がデジタル映像
信号S31を劣化させないようにする。このようにし
て、信号重畳部32において、デジタル映像信号S31
にSS付加情報S33を重畳することによって形成され
たデジタル映像信号S34は、書き込み部36に供給さ
れる。
【0062】書き込み部36は、デジタルSS付加情報
S33が重畳されたデジタル映像信号S34の供給を受
けて、これを記録に適した記録用のデジタル映像信号に
変換し、この記録用のデジタル映像信号を記録媒体30
0に書き込む。これにより、記録媒体100、200に
記録されていたデジタル映像信号から形成されたデジタ
ル映像信号であって、スペクトラム拡散された付加情報
が重畳されたデジタル映像信号が記録された記録媒体3
00が作成される。
【0063】そして、以下に説明するように、記録媒体
300に記録されたデジタル映像信号に重畳された付加
情報はスペクトラム拡散されているので、当該デジタル
映像信号による再生映像を劣化させることもなく、か
つ、改ざんや消去ができないようにされる。
【0064】そして、記録媒体300を用いて、マスタ
リングなどを行い、情報信号が記録された記録媒体を大
量に製造した場合にも、製造された記録媒体には、複製
制御の内容を示すスペクトラム拡散された付加情報が重
畳されたデジタル映像信号が記録される。
【0065】このため、製造された記録媒体に記録され
たデジタル映像信号を再生したり、製造された記録媒体
から再生されたデジタル映像信号を別の記録媒体の記録
(複製)しようとする場合に、デジタル映像信号にスペ
クトラム拡散されて重畳されている付加情報を抽出し、
この抽出した付加情報に応じた複製防止制御を確実に行
うことが可能になる。
【0066】図5は、複製制御情報である付加情報と、
情報信号この例では映像信号との関係をスペクトルで示
したものである。付加情報は、これに含まれる情報量は
少なく、低ビットレートの信号であり、図5(a)に示
されるように狭帯域の信号である。これにスペクトラム
拡散を施すと、図5(b)に示すような広帯域幅の信号
となる。このときに、スペクトラム拡散信号レベルは帯
域の拡大比に反比例して小さくなる。
【0067】このスペクトラム拡散信号、すなわち、S
S複製制御情報であるSS付加情報S33を、信号重畳
部32で情報信号に重畳させるのであるが、この場合
に、図5(c)に示すように、情報信号としての映像信
号のダイナミックレンジより小さいレベルで、SS付加
情報S33を重畳させる。このように重畳することによ
り情報信号の劣化がほとんど生じないようにすることが
できる。したがって、SS付加情報が重畳された映像信
号がモニター受像機に供給されて、映像が再生された場
合に、SS付加情報の影響はほとんどなく、良好な再生
映像が得られるものである。
【0068】しかし、後述するように、記録側でSS付
加情報を検出するために、スペクトラム逆拡散を行う
と、図5(d)に示すように、SS複製制御情報である
SS付加情報が再び狭帯域の信号として復元される。十
分な帯域拡散率を与えることにより、逆拡散後の複製制
御情報の電力が情報信号を上回り、検出可能となる。
【0069】この場合、映像信号に重畳されたSS付加
情報S33は、映像信号と同一時間、同一周波数内に重
畳されるため、周波数フィルタや単純な情報の置き換え
では削除および修正が不可能である。
【0070】このようにデジタル映像信号を劣化させる
ことなく、かつ、改ざんや消去などを容易に行うことが
できなくなる態様で、複製防止制御の内容を示す付加情
報が重畳されたデジタル映像信号が記録された記録媒体
300を作成し、この記録媒体300を元にして製造さ
れる多数の記録媒体にも、複製防止制御の内容を示す付
加情報が重畳されたデジタル映像信号が記録されること
になる。
【0071】そして、このようにして製造された記録媒
体からデジタル映像信号を再生する場合や、再生された
デジタル映像信号を別の記録媒体に記録する場合に、ス
ペクトラム拡散されて重畳されている付加情報を抽出
し、抽出した付加情報に応じた複製防止制御を行うこと
ができる。
【0072】なお、スペクトラム拡散されて重畳されて
いる付加情報をデジタル映像信号から抽出する場合に
は、付加情報をスペクトラム拡散しているPN符号列と
同じPN符号列を同期を合わせて発生させ、これを用い
てスペクトラム逆拡散を行うことにより、当該デジタル
映像信号にスペクトラム拡散されて重畳された付加情報
を抽出することができる。
【0073】このように、この第1の実施の形態の情報
信号オーサリングシステムは、デジタル映像信号を記録
した記録媒体を作成する場合に、記録媒体に記録するデ
ジタル映像信号に複製制御の内容などを示す付加情報を
スペクトラム拡散されて重畳することができる。
【0074】そして、前述にもしたようにデジタル映像
信号に重畳される付加情報は、スペクトラム拡散されて
広帯域、低レベルの信号として重畳されるので、当該デ
ジタル映像信号によって再生される映像信号を劣化させ
ることがない。
【0075】また、スペクトラム拡散された付加情報
は、デジタル映像信号に対して、同一時間、同一周波数
内に重畳されるので、周波数フィルタや情報信号の置き
換えでは、付加情報を改ざんしたり削除することは不可
能である。また、上述のように、スペクトラム拡散され
た付加情報は、デジタル映像信号に対して、同一時間、
同一周波数内に重畳されるので、スペクトラム拡散され
た付加情報が重畳されたデジタル映像信号をD/A変換
してアナログ信号に変換したとしても、付加情報が消去
されることはない。
【0076】したがって、スペクトラム拡散された付加
情報が重畳されているデジタル映像信号の再生時や複製
時に、デジタル映像信号の重畳されている付加情報を抽
出し、この付加情報に応じた複製制御を確実に行うこと
が可能となる。
【0077】[第2の実施の形態]図5は、この第2の
実施の形態の情報信号オーサリングシステムを説明する
ためのブロック図である。この第2の情報信号オーサリ
ングシステムは、記録媒体に記録する情報信号に対し
て、スペクトラム拡散した付加情報を重畳すると共に、
これとは異なる付加方法でさらに付加情報を付加するこ
とができるものである。
【0078】図5に示すように、この第2の実施の形態
の情報信号オーサリングシステムは、再生装置10、2
0と、記録装置40とを備えている。再生装置10、2
0および記録媒体100、200は、前述した第1の実
施の形態の再生装置10、20および記録媒体100、
200と同様のものである。そして、前述した第1の実
施の形態の場合と同様に、再生装置10、20は、記録
媒体100、200に記録されている情報からデジタル
再生映像信号S12、S22を形成し、これを記録装置
40に供給する。
【0079】次に、この第2の実施の形態の記録装置4
0について説明する。図5に示すように、この第2の実
施の形態の記録装置40は、マルチプレクサ部41、信
号重畳部42、45、タイミング生成部43、付加情報
発生部44、SS付加情報生成部46、書き込み部47
とを備えている。また、記録媒体400は、この記録装
置40により、デジタル映像信号などの情報信号が書き
込まれる例えばCD−ROMやDVDなどのディスクで
ある。
【0080】そして、記録装置40は、以下に説明する
ように、第1の付加情報としてスペクトラム拡散されて
いない付加情報と、第2の付加情報としてスペクトラム
拡散された付加情報とをデジタル映像信号に付加、重畳
し、これらが付加、重畳されたデジタル映像信号を記録
媒体400に記録する。
【0081】この第2の実施の形態において、第1、第
2の付加情報は、第1の実施の形態の付加情報と同様
に、複製許可、複製禁止、世代制限などの当該デジタル
映像信号に対する複製制御の内容を示す複製制御情報で
ある。
【0082】この第2の実施の形態において、第1の付
加情報は、この第2の実施の形態の記録媒体(ディス
ク)400の最内周のTOC(Table Of Co
ntents)やディレクトリと呼ばれるトラックエリ
アに記録することもできるし、映像データや音声データ
が記録されるトラックに、記録エリアを別にして挿入記
録することもできるものであるが、以下に説明する例
は、後者の場合の例で、映像データに挿入付加されるも
のである。
【0083】この第2の実施の形態において、再生装置
10、20からのデジタル再生映像信号S12、S22
は、記録装置40のマルチプレクサ部41に供給され
る。マルチプレクサ部41は、前述した第1の実施の形
態のマルチプレクサ部31と同様に、これに供給された
デジタル再生映像信号S12と、デジタル再生映像信号
S22とから、記録媒体400に記録するデジタル映像
信号S41を形成する。ここで形成されたデジタル映像
信号S41は、信号重畳部42と、タイミング生成部4
3とに供給される。
【0084】タイミング生成部43は、前述した第1の
実施の形態のタイミング生成部33と同様に構成され、
デジタル映像信号S41に付加する付加情報を発生させ
る処理や付加情報をスペクトラム拡散する処理に用いる
タイミング信号TMやクロック信号CLKを生成する。
したがって、この第2の実施の形態のタイミング生成部
43は、図2を用いて前述した第1の実施の形態のタイ
ミング生成部33と同様の構成を有するものとして説明
する。
【0085】すなわち、タイミング生成部43は、図2
に示したように、基準タイミング検出部331、PLL
回路332、タイミング信号生成部333を備えてい
る。そして、タイミング生成部33の基準タイミング検
出部331は、マルチプレクサ部41から供給されるデ
ジタル映像信号S41から基準タイミング信号としての
同期信号DKを抽出する。この同期信号DKは、PLL
回路332と、タイミング信号生成部333とに供給さ
れる。
【0086】PLL回路332は、基準タイミング検出
部331からの同期信号DKに基づいて、デジタル映像
信号S41に同期したクロック信号CLKを生成し、こ
れをタイミング信号生成部333に供給する。また、ク
ロック信号CLKは、後述にもするように、付加情報発
生部44、SS付加情報生成部46などのこのクロック
信号CLKを用いるこの記録装置40の各部にも供給さ
れる。
【0087】タイミング信号生成部333は、基準タイ
ミング検出部331からの同期信号DKとクロック信号
CLKとに基づいて、付加情報発生部44、SS付加情
報生成部46において用いられるタイミング信号TM
や、その他の各種のタイミング信号を生成して出力す
る。
【0088】ここでタイミング信号TMは、第1の実施
の形態においても前述したように、基準タイミング検出
部331からの同期信号DSに同期し、付加情報列、お
よび、予め決められた符号パターンを有するPN符号列
をその先頭から発生させるためのタイミングを示すリセ
ット(初期化)信号として用いられる。
【0089】このようにして、タイミング生成部43に
おいて生成されたタイミング信号TMおよびクロック信
号CLKは、図6に示すように、付加情報発生部44、
SS付加情報生成部46に供給される。
【0090】付加情報発生部44は、前述した第1の実
施の形態の付加情報発生部34と同様に、タイミング生
成部43からのタイミング信号TMとクロック信号CL
Kとを用い、タイミング信号TMが示すタイミング毎
に、複製禁止や複製許可などを指示する1ビットや2ビ
ットの低ビットの付加情報S42を発生させて信号重畳
部42に供給すると共に、発生させた付加情報S42を
1ビット毎に、クロック信号CLKに同期して、予め決
められたクロック数分出力することにより付加情報列S
44を生成し、これをSS付加情報生成部46に供給す
る。
【0091】信号重畳部42は、付加情報S42をデジ
タル映像信号S41の映像データに挿入付加する。例え
ば、ブロック単位のデータのヘッダ部や、ブロック単位
のデータの最後に挿入付加する。信号重畳部42には、
前述したように、タイミング信号TMが示すタイミング
毎に付加情報発生部44において生成された付加情報S
42が供給される。このため、この第2の実施の形態の
信号重畳部42は、付加情報S42が供給される毎に、
デジタル映像信号S41の映像データに付加情報を挿入
付加する。
【0092】例えば、付加情報S42が、タイミング信
号TMに応じて、1フィールド毎に発生されて、信号重
畳部42に供給される場合には、信号重畳部42は、付
加情報の発生タイミングである1フィールド毎に、デジ
タル映像信号S41の映像データに対して付加情報を挿
入付加する。信号重畳部42において、付加情報S42
が挿入付加されて形成されたデジタル映像信号S43
は、信号重畳部45に供給される。
【0093】一方、SS付加情報生成部46は、前述し
た第1の実施の形態のSS付加情報生成部35と同様に
構成され、付加情報列S44、タイミング信号TM、ク
ロック信号CLKの供給を受けて、付加情報列S44を
スペクトラム拡散することによりSS付加情報S45を
生成する。したがって、この第2の実施の形態のSS付
加情報生成部46は、図3に示したようにPN符号発生
部351と、乗算部352とを有するものとして説明す
る。
【0094】図3に示したように、PN符号発生部35
1は、タイミング信号TMが供給されたタイミング毎
に、クロック信号CLKに同期して予め決められた符号
パターンを有するPN符号列PSをその先頭から生成す
るものである。PN符号発生部351において生成され
たPN符号列PSは、乗算部352に供給される。
【0095】乗算部352は、PN符号列PSを用い
て、これに供給された付加情報発生部44からの付加情
報列S44をスペクトラム拡散する。この乗算部352
からは、スペクトラム拡散された付加情報であるスペク
トラム拡散信号(SS付加情報)S45が得られる。こ
のSS付加情報生成部46において形成されたSS付加
情報S45は、信号重畳部46に供給される。
【0096】信号重畳部46は、前述した第1の実施の
形態の信号重畳部32と同様に、SS付加情報S45を
デジタル映像信号S43に対して、このデジタル映像信
号の同一時間、同一周波数内にSS付加情報を重畳し、
SS付加情報が重畳されたデジタル映像信号S46を形
成する。ここで形成されたデジタル映像信号S46は、
書き込み部47に供給される。
【0097】書き込み部47は、付加情報S42が付加
されると共に、スペクトラム拡散された付加情報S45
重畳されたデジタル映像信号S45を記録に適した記録
用のデジタル映像信号に変換し、この記録用のデジタル
映像信号を記録媒体400に書き込む。これにより、付
加情報S42が付加されると共に、スペクトラム拡散さ
れた付加情報S45が重畳されたデジタル映像信号が記
録された記録媒体400が作成される。
【0098】このため、例えば、第1、第2の付加情報
のうちのいづれか一方を削除しただけでは、他方の付加
情報は残っているため、残った付加情報を用いて複製制
御を行うことができる。また、付加されているはずの第
1、第2の付加情報のうちのいずれか一方が存在しない
場合や、あるいは、第1、第2の付加情報の内容が異な
っている場合には、付加情報が削除あるいは改ざんされ
た可能性があると判別することができ、このような場合
には、後述にもするように、例えば複製を禁止するなど
の複製制御を行うことが可能となる。
【0099】このように、デジタル映像信号に対して、
同じ付加情報を異なる付加方法で付加するようにした場
合、このデジタル映像信号に付加された付加情報を改ざ
んしたり削除しようとするときには、第1の付加情報
と、第2の付加情報のそれぞれを同じように改ざんした
り削除しなければならないが、第1、第2の付加情報の
両方を同じように改ざんしたり削除することは難かし
い。
【0100】特に、第2の付加情報は、前述した第1の
実施の形態の付加情報の場合と同様に、スペクトラム拡
散されて、デジタル映像信号に対して、同一時間、同一
周波数内に重畳されるので、周波数フィルタや情報信号
の置き換えでは、付加情報を改ざんしたり削除すること
は不可能である。
【0101】したがって、このようにデジタル映像信号
に対して、同じ内容の付加情報を異なる付加方法を用い
て付加、重畳する場合には、デジタル映像信号に対する
付加情報の強度を高くすることができ、デジタル映像信
号に重畳されている付加情報の信頼性を向上させること
ができる。
【0102】また、デジタル映像信号に対して、同じ内
容の付加情報を異なる付加方法を用いて付加、重畳した
場合、当該デジタル映像信号を再生する再生装置や、こ
のデジタル映像信号を再生する再生装置から映像信号の
供給を受けて、別の記録媒体に複製する記録装置などに
おいて、これら第1、第2の付加情報を検出することに
より得られる情報に応じてより詳細に再生制御や複製制
御を行うことができる。
【0103】すなわち、第1、第2の付加情報が付加、
重畳されたデジタル映像信号を再生する再生装置や複製
する記録装置において、検出されたこれら第1、第2の
付加情報や、検出されなかった付加情報の有無、あるい
は、検出された第1、第2の付加情報の示す複製制御の
内容の違いなどの情報に応じて再生制御や複製制御を行
うことができる。
【0104】例えば、前述にもしたように、スペクトラ
ム拡散されて重畳された第2の付加情報だけが検出さ
れ、第1の付加情報が検出されなかった場合や、第1、
第2の付加情報が両方とも検出されたものの、それらが
示す複製制御の内容が異なっているときには、付加情報
が改ざんされたり削除された可能性が高いので、当該デ
ジタル映像信号の再生処理や複製処理を禁止するように
制御することが可能になる。
【0105】また、第1、第2の付加情報の両方が検出
されたものの、それらが示す複製制御の内容が異なって
いる場合には、より確からしい付加情報、例えば、複製
制御の内容が厳しい付加情報に応じて複製制御を行うよ
うにすることができる。
【0106】また、デジタル映像信号に対して、異なる
内容の付加情報を異なる付加方法を用いて付加、重畳す
る場合には、デジタル映像信号に重畳することができる
付加情報量を増大させることができる。例えば、第1の
付加情報として、デジタル映像信号の著作権者などを特
定することが可能な著作権情報を付加し、第2の付加情
報として、複製制御の内容を示す複製制御情報をスペク
トラム拡散された付加情報を重畳することが可能とな
る。
【0107】[SS付加情報生成部の他の例]前述した
実施の形態においては、図3を用いて説明したように、
SS付加情報生成部35、46は、一つのPN符号によ
り、1ビットや2ビットなどの低ビットの付加情報をス
ペクトラム拡散して、SS付加情報S33、S45を生
成するようにしたが、以下に説明するように、付加情報
をスペクトラム拡散するのではなく、PN符号そのもの
やPN符号と他の符号との混合を、複製制御の内容を示
す付加情報としてデジタル映像信号に重畳することもで
きる。
【0108】以下の説明において、付加情報FSは、前
述した付加情報生成部34、45において生成される1
ビットや2ビットの付加情報に相当し、SS付加情報S
Fは、SS付加情報生成部35、46においてスペクト
ラム拡散されて形成されたスペクトラム拡散信号(SS
付加情報)に相当するものである。
【0109】図7の例は、位相の異なるPN符号を用い
たSS付加情報生成部の一実施例である。
【0110】この例においては、PN符号発生部100
1から出力されるPN符号PSは、選択部1003に供
給されると共に、シフトレジスタ1002に供給され
る。このシフトレジスタ1002からは、PN符号PS
がクロック信号により順次にタイムシフトされた、位相
が順次に異なるPN符号PSa、PSb、…、PSnが
出力されて、それぞれ選択部1003に供給される。
【0111】そして、選択部1003には、選択制御信
号として付加情報FSが供給される。選択部1003
は、複数の位相のPN符号PS,PSa,PSb,…,
PSnのうちから、選択制御信号である付加情報FSの
制御内容、つまり、複製禁止や複製許可などに応じた、
一つの位相のPN符号を選択して、SS付加情報SFと
して出力する。
【0112】図8の例は、異なる系列のPN符号を用い
た場合のSS付加情報生成部の一実施例である。
【0113】この例では、それぞれ異なる系列のPN符
号PS1,PS2,…,PS3を生成する複数個のPN
符号発生部1021、1022、…、1023が設けら
れる。そして、各PN符号発生部1021、1022、
…、1023の出力は、選択部1024に入力される。
【0114】そして、選択部1024には、選択制御信
号として付加情報FSが供給される。選択部1024
は、複数の系列のPN符号PS1,PS2,…,PS3
のうちから、選択制御信号である付加情報FSの制御内
容、つまり、複製禁止や複製許可などに応じた、一つの
系列のPN符号を選択して、SS付加情報SFとして出
力する。
【0115】図9の例は、1種類のPN符号と、複数の
直交符号を用いた場合のSS付加情報生成重畳装置部の
要部の一実施例である。
【0116】この例では、1個のPN符号生成部104
1と、互いに異なる直交符号を生成する直交符号生成部
1042、1043、…、1044が設けられる。そし
て、PN符号生成部1041の出力PN符号PSは、乗
算部1046に入力される。また、直交符号生成部10
42、1043、…、1044からの、異なる直交符号
は、選択部1045に入力される。また、選択部104
5には、選択制御信号として付加情報FSが供給され
る。
【0117】選択部1045は、複数の異なる直交符号
から、選択制御信号である付加情報FSの制御内容、つ
まり、複製禁止や複製許可などに応じた、一つの直交符
号を乗算部1046に出力する。乗算部1046では、
PN符号PSと、選択された直交符号が乗じられて、そ
の乗算結果が、SS付加情報SFとして出力される。
【0118】[SS付加情報生成部の他の例に対応する
SS付加情報の検出について]なお、図7、図8、図9
に示したSS付加情報生成部を用いた場合には、スペク
トラム拡散された付加情報の検出は以下のようにして行
われる。
【0119】図10の例は、図7の例の異なる位相のP
N符号が用いられたSS付加情報が重畳された映像信号
から付加情報を検出するSS付加情報検出部の一例であ
る。
【0120】この例のSS付加情報検出部では、SS付
加情報が重畳されたデジタル再生映像信号(受信信号)
は、PN符号検出部1061に入力される。このPN符
号検出部1061では、PN符号のタイミングが検出さ
れ、その結果が付加情報生成部1062に入力される。
付加情報生成部1062は、PN符号のタイミングの違
いから、付加情報が指示する複製制御の内容を特定し、
その特定結果に応じて、記録制御部に供給する付加情報
を生成し、出力する。
【0121】図11の例は、図8の例の異なる系列のP
N符号あるいは図9の例の1種類のPN符号と複数の直
交符号を組み合わせた符号が用いられたSS付加情報が
重畳された映像信号から付加情報を検出するSS付加情
報検出部の一例である。
【0122】この例のSS付加情報検出部では、SS付
加情報が重畳されたデジタル映像信号(受信信号)は、
PN符号検出部1081、1082、…、1083に入
力される。PN符号検出部1081、1082、…、1
083のそれぞれは、それぞれ異なるPN符号または1
種類のPN符号と異なる直交符号を掛け合わせた符号を
検出する。その出力は付加情報生成部1084に入力さ
れる。付加情報生成部1084は、どの符号列が検出さ
れたかをもとに、付加情報の種類を特定し、その特定結
果に応じて、記録制御部に供給する付加情報を生成し、
出力する。
【0123】以上のようなSS付加情報生成部およびS
S付加情報検出部を用いた場合には、重畳させる複製制
御の内容を示す付加情報を生成するスペクトラム拡散に
おいて、異なる位相のPN符号あるいは直交符号とPN
符号とを組み合わせた符号を用いることで、複数の異な
る付加情報を同時に付加することも可能である。
【0124】なお、前述の第1および第2の実施の形態
においては、M系列のPN符号を用いるようにしたが、
これに限るものではなく、Gold符号系列の符号など
各種の拡散符号を用いることができる。
【0125】また、前述の第1および第2の実施の形態
においては、デジタル映像信号から抽出する同期信号を
基準信号として用いて、タイミング信号やクロック信号
を生成するようにしたが、これに限るものではない。
【0126】デジタル映像信号の同期信号を基準信号と
して用いることはなく、前述した第1、第2の実施の形
態の情報信号オーサリングシステムの各部においての各
種タイミングを例えばシステムコントローラにより管理
し、制御するようにしてもよい。
【0127】また、前述した第1、第2の実施の形態に
おいて、情報信号としてのデジタル映像信号の符号化や
信号の圧縮が必要な場合には、再生装置の読み出し部1
1、21や記録装置の書き込み部36、47で行うよう
にすることができる。
【0128】またこのように、デジタル映像信号の圧縮
を行う場合、例えば、10ビットソースを8ビット記録
するような場合には、圧縮前の10ビットの段階でSS
付加情報を重畳することにより、圧縮されたデジタル映
像信号が伸長された場合にもSS付加情報が劣化したり
消滅したりしないようにすることができる。
【0129】また、例えば、デジタル映像信号のS/N
比が劣化するような圧縮を伴う場合には、最下位ビット
(LSB)などの低位のビットに限ることなく、より高
位のビットにまでSS付加情報を足し込むこともでき
る。
【0130】また、前述した第1、第2の実施の形態の
付加情報発生部34、44は、付加情報を発生させるも
のとして説明したが、これに限るものではない。例え
ば、前述した第1、第2の実施の形態の情報信号オーサ
リングシステムのオペレータの指示入力に応じて、付加
情報を生成し出力するようにすることもできる。
【0131】また、前述した第1、第2の実施の形態に
おいては、記録装置30、40にデジタル映像信号を供
給する再生装置は2台であったが、これに限るものでは
なく、マルチプレクサ部の能力に応じて、複数のデジタ
ル映像信号を記録装置30、40に供給するように構成
することができる。
【0132】また、情報信号としてのデジタル映像信号
に付加情報を付加、重畳するタイミングとしては、例え
ば、マスタリング工程など、オーサリングシステムを用
いて、マスタリングの元になる記録媒体を作成する工程
よりも後の記録媒体の作成工程で付加、重畳することも
考えられる。
【0133】しかし、前述した第1、第2の実施の形態
においては、複数の記録媒体に記録されている複数のデ
ジタル映像信号から、1つの記録媒体に記録するデジタ
ル映像信号を形成して記録媒体に記録し、マスタリング
などに用いる元になるデジタル映像信号が記録された記
録媒体を作成するいわゆるオーサリング時に、デジタル
映像信号に付加情報を付加、重畳できる。
【0134】したがって、前述した第1、第2の実施の
形態のオーサリング装置を用いて作成された記録媒体を
元にして作成される記録媒体には、付加情報が付加され
たデジタル映像信号を確実に記録することができるた
め、付加情報の付け忘れなどが起こることもない。
【0135】また、以上の例は、情報信号がデジタル映
像信号の場合であるが、オーディオ信号やコンピュータ
プログラムなどの各種の情報信号について、この発明は
適用可能である。また、情報信号は、デジタル信号に限
ることなく、アナログ信号であってももちろんよい。
【0136】また、付加情報は、複製制御情報に限るも
のではなく著作権情報や関連情報など様々な情報を情報
信号に対して付加、重畳することができる。
【0137】また、前述した第1、第2の実施の形態に
おいて、記録媒体100、200、300、400は、
いづれもCD−ROMやDVDなどのディスクであるも
のとして説明したが、これらCD−ROMやDVDに限
るものではない。
【0138】記録媒体としては、光ディスク、光磁気デ
ィスク、磁気ディスク、あるいは、ビデオテープなどの
磁気記録媒体などの各種の記録媒体を用いることができ
る。
【0139】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明の情報信号記録装置によれば、情報信号に対し、付
加情報をスペクトラム拡散することにより周波数帯域を
広げ、情報信号と同一時間、同一周波数内で重畳させる
ので、周波数フィルタや単純な情報信号の置き換えでは
付加情報の改ざんおよび消去をできないようにすること
ができる。また、情報信号がデジタル信号であって、こ
れがアナログ信号に変換された場合にも、付加情報が欠
落することがないようにすることができる。このよう
に、情報信号に重畳される付加情報の残存率を高めるこ
とができる。
【0140】また、付加情報はスペクトラム拡散され
て、広帯域、低レベルの信号とされるので、情報信号を
劣化させることなく、情報信号に付加情報を重畳するこ
とができる。
【0141】また、請求項2に記載の発明の情報信号記
録装置によれば、同じ内容の付加情報を、付加方法を変
えて付加、重畳しておくことにより、情報信号に付加さ
れる付加情報の信頼性、強度が高められる。また、内容
の異なる付加情報を、付加方法を変えて情報信号に付加
することもでき、この場合には、情報信号付加される付
加情報のトータルの情報量を増やすことができる。
【0142】また、請求項7〜請求項9に記載の発明の
情報信号記録装置によれば、異なる位相の拡散符号、あ
るいは、拡散符号と直行符号など複数の異なる拡散符号
を用いることによって、複数の付加情報を同時に同じ情
報信号に重畳して利用することも容易にできるようにす
ることができる。
【0143】また、請求項10に記載の発明の情報信号
記録装置によれば、スペクトラム拡散された付加情報
は、低信号レベルで情報信号に重畳されるため、付加情
報が、当該情報信号を劣化させるなど、情報信号に対し
て影響を及ぼすことがないようにすることができる。
【0144】また、請求項11に記載の発明の情報信号
記録装置によれば、スペクトラム逆拡散時においては、
付加情報をスペクトラム拡散している拡散符号と、スペ
クトラム逆拡散のための拡散符号との同期を素早く合わ
せて、迅速に付加情報を抽出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による情報信号オーサリングシステム
の一実施の形態を説明するためのブロック図である。
【図2】図1の記録装置のタイミング生成部を説明する
ためのブロック図である。
【図3】図1の記録装置のSS付加情報生成部を説明す
るためのブロック図である。
【図4】図3の一部のPN符号発生部の一例を説明する
ためのブロック図である。
【図5】SS付加情報(複製制御情報)と情報信号の関
係をスペクトルで示した図である。
【図6】この発明による情報信号オーサリングシステム
の一実施の形態の他の例を説明するためのブロック図で
ある。
【図7】SS付加情報生成部の他の例を説明するための
ブロック図である。
【図8】SS付加情報生成部の他の例を説明するための
ブロック図である。
【図9】SS付加情報生成部の他の例を説明するための
ブロック図である。
【図10】SS付加情報検出部の例を示すブロック図で
ある。
【図11】SS付加情報検出部の他の例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
10、20…再生装置、11、21…読み出し部、3
0、40…記録装置、31、41…マルチプレクサ部、
32、42…信号重畳部、33、43…タイミング生成
部、34、44…付加情報発生部、45…信号重畳部、
35、46…SS付加情報生成部、36、47…書き込
み部、100、200…再生側記録媒体、300、40
0…記録側記録媒体

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の情報信号の供給を受けて、記録すべ
    き情報信号を形成する形成手段と、 前記形成手段により形成された情報信号に対して付加す
    る付加情報を発生する付加情報発生手段と、 前記付加情報発生手段からの前記付加情報をスペクトラ
    ム拡散する拡散手段と、 前記拡散手段によりスペクトラム拡散された前記付加情
    報を、前記形成手段により形成された前記情報信号に重
    畳する重畳手段と、 前記重畳手段によりスペクトラム拡散された付加情報が
    重畳された前記情報信号を記録媒体に記録する記録手段
    とを備えることを特徴とする情報信号記録装置。
  2. 【請求項2】前記付加情報発生手段からの前記付加情報
    を、前記形成手段により形成された前記情報信号に付加
    する付加手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載
    の情報信号記録装置。
  3. 【請求項3】前記付加情報発生手段で発生する前記付加
    情報は、前記情報信号の複製制御に用いられる複製制御
    情報であることを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の情報信号記録装置。
  4. 【請求項4】前記情報信号は、デジタル信号であること
    を特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記載
    の情報信号記録装置。
  5. 【請求項5】前記スペクトラム拡散として、直接拡散方
    式スペクトラム拡散を用いることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の情報信号記録装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記スペクトラム拡散
    に1種類の拡散符号を用いることを特徴とする情報信号
    記録装置。
  7. 【請求項7】請求項5において、前記スペクトラム拡散
    のために用いる拡散符号として、異なる位相の拡散符号
    を用いることを特徴とする情報信号記録装置。
  8. 【請求項8】請求項5において、前記スペクトラム拡散
    のために用いる拡散符号として、異なる系列の拡散符号
    を用いることを特徴とする情報信号記録装置。
  9. 【請求項9】請求項5において、前記スペクトラム拡散
    のために用いる拡散符号として、請求項6、請求項7、
    請求項8に記載の拡散符号のいずれかと、直交符号とを
    組み合わせた符号を用いることを特徴とする情報信号記
    録装置。
  10. 【請求項10】スペクトラム拡散されて前記情報信号に
    重畳される前記付加情報は、前記情報信号のダイナミッ
    クレンジ分よりも低いレベルの低い信号電力で重畳され
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情
    報信号記録装置。
  11. 【請求項11】前記情報信号中から再生したクロック信
    号を用いて、前記スペクトラム拡散のための拡散符号が
    生成され、 前記情報信号中から再生したクロック信号を用いて、前
    記拡散符号の検出を行うことを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の情報信号記録装置。
  12. 【請求項12】複数の情報信号の供給を受けて、記録す
    べき情報信号を形成する形成工程と、 前記形成工程において形成された情報信号に対して付加
    する付加情報を発生する付加情報発生工程と、 前記付加情報発生工程で発生した前記付加情報をスペク
    トラム拡散する拡散工程と、 前記拡散工程においてスペクトラム拡散された前記付加
    情報を、前記形成工程において形成された前記情報信号
    に重畳する重畳工程と、 前記重畳工程において、スペクトラム拡散された付加情
    報が重畳された前記情報信号を記録媒体に記録する記録
    工程とを備えることを特徴とする情報信号記録方法。
  13. 【請求項13】前記付加情報発生工程で発生した前記付
    加情報を、前記形成工程において形成された前記情報信
    号に付加する付加工程を備えたことを特徴とする請求項
    12に記載の情報信号記録方法。
  14. 【請求項14】前記付加情報発生工程で発生する前記付
    加情報は、前記情報信号の複製制御に用いられる複製制
    御情報であることを特徴とする請求項12または請求項
    13に記載の情報信号記録装置。
  15. 【請求項15】前記情報信号は、デジタル信号であるこ
    とを特徴とする請求項12または請求項13に記載の情
    報信号記録方法。
  16. 【請求項16】情報信号がデジタル的に記録される記録
    媒体において、デジタル情報信号に対してスペクトラム
    拡散された付加情報が重畳され、この付加情報がデジタ
    ル信号として記録されたことを特徴とする情報信号記録
    媒体。
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