JPH10149622A - 情報複製防止方法および情報複製防止装置 - Google Patents

情報複製防止方法および情報複製防止装置

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JPH10149622A
JPH10149622A JP8322331A JP32233196A JPH10149622A JP H10149622 A JPH10149622 A JP H10149622A JP 8322331 A JP8322331 A JP 8322331A JP 32233196 A JP32233196 A JP 32233196A JP H10149622 A JPH10149622 A JP H10149622A
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control signal
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JP8322331A
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Takashi Usui
隆志 臼居
Takehiro Sugita
武弘 杉田
Akira Ogino
晃 荻野
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確かつ適正な複製防止制御が可能な情報複
製防止方法、情報複製防止装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】 映像信号などの情報信号の伝送に先立っ
て、情報信号の複製を防止するための複製防止制御信号
を伝送する。情報信号の受信側においては、情報信号を
受信する前に、先に受信した複製防止制御信号に基づい
て複製防止制御を行う準備を整えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、記録媒
体に記録されている映像信号を再生して、複製を防止す
る情報とともに出力し、出力された映像信号を受信して
別の記録媒体に記録するのを制限ないしは禁止する場合
のように、情報信号と複製防止制御信号とを伝送し、こ
れを受信して複製防止制御信号に応じた複製防止制御を
行う情報複製防止方法および情報複製防止装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】VTR(ビデオテープレコーダ)が普及
し、VTRで再生が可能な数多くのソフトウエアが提供
されるようになってきている。また最近では、デジタル
VTRやDVD(デジタルビデオディスク)の再生装置
などが現実のものとなってきており、画質、音質の良い
映像、音声を手軽に再生して視聴することができるよう
になってきている。
【0003】しかし一方で、このように豊富に提供され
るようになったソフトウエアが無制限に複製されてしま
うおそれがあるという問題があり、従来から幾つかの複
製防止方法が用いられている。
【0004】例えば、アナログの映像信号を出力するV
TRが用いられる場合においては、記録装置としてのV
TRと映像を提供するモニタ受像機のAGC(オート・
ゲイン・コントロール)の方式の相違、あるいはAPC
(オート・フェイズ・コントロール)の特性の相違を利
用する複製防止方法がある。
【0005】VTRは、映像信号に挿入された擬似同期
信号によりAGCを行い、モニタ受像機は、この擬似同
期信号によらないAGC方式を採用するというように、
AGC方式の相違を利用する方法の場合には、再生用V
TRから記録用VTRに供給する映像信号に、AGCの
ための同期信号としてレベルが極端に大きな擬似同期信
号を挿入して出力する。
【0006】また、VTRは、映像信号中のカラーバー
スト信号そのものの位相によりAPCを行い、モニタ受
像機は、これとは異なるAPC方式を採用するというよ
うに、APCの特性の相違を利用する方法の場合には、
再生用VTRから記録用VTRに供給する映像信号のカ
ラーバースト信号の位相を部分的に反転させる。
【0007】これにより、再生用のVTRからのアナロ
グの映像信号の供給を受けるモニタ受像機においては、
擬似同期信号やAPCのために用いられるカラーバース
ト信号の部分的な位相の反転の影響を受けることなく、
正常に映像が再生される。
【0008】そして、再生用のVTRからの上述のよう
に擬似同期信号が挿入された、または、カラーバースト
信号の位相反転制御を受けたアナログの映像信号の供給
を受けて、これを記録媒体に記録するVTRにおいて
は、入力信号に基づく利得制御、あるいは位相制御を正
常に行うことができず、映像信号を正常に記録すること
ができないようになる。したがって、記録された映像信
号を再生しても、視聴可能な正常な映像が再生されるこ
とがないようにできる。
【0009】また、デジタル化された映像信号を扱う、
例えばデジタルVTRでは、複製防止符号、あるいは複
製の世代制限符号などからなる複製防止制御信号を、デ
ジタルデータとして映像信号に付加して記録媒体に記録
おくことにより、複製を禁止するなどの複製防止制御を
行うようにしている。
【0010】この場合、再生装置としてのデジタルVT
Rは、記録媒体に記録された映像信号、音声信号、およ
び複製防止制御信号を読み出して、デジタルまたはアナ
ログの再生信号として、記録装置としてのデジタルVT
Rに供給する。
【0011】記録装置としてのデジタルVTRにおいて
は、供給された再生信号から複製防止制御信号を抽出
し、この複製防止制御信号に基づいて供給された再生信
号の記録媒体への記録制御を行う。例えば、複製防止制
御信号が複製防止符号を含むものであるときには、記録
装置としてのデジタルVTRは記録処理を行わないよう
に制御する。
【0012】また、複製防止制御信号が複製の世代制限
符号を含むものであるときには、この世代制限符号に応
じて記録制御が行われる。例えば、世代制限符号が1世
代限りの複製を許可する情報であるときには、記録装置
としてのデジタルVTRは、複製防止符号を付加して、
デジタルデータの映像信号、音声信号を記録媒体に記録
する。したがって、複製された記録媒体を用いては、映
像信号を複製することはできないようにされる。
【0013】このように、映像信号、音声信号、複製防
止制御信号をデジタル信号として、記録装置としてのデ
ジタルVTRに供給するようにする、いわゆるデジタル
接続の場合には、デジタルデータとしての複製防止制御
信号を、記録装置としてのデジタルVTRに供給するこ
とにより、記録装置側において、複製防止制御信号を用
いた複製防止制御を行うことができる。
【0014】しかし、映像信号、音声信号をアナログ信
号として供給するアナログ接続の場合には、記録装置に
供給する信号をD/A変換することにより、複製防止制
御信号が欠落してしまう。このため、アナログ接続の場
合、D/A変換された映像信号や音声信号に、D/A変
換された複製防止制御信号を付加しなければならず、映
像信号や音声信号を劣化させてしまう。
【0015】すなわち、D/A変換された映像信号や音
声信号を劣化させずに、D/A変換された複製防止制御
信号を付加し、記録装置において取り出して複製防止制
御に用いることは難しい。
【0016】そこで、従来、アナログ接続の場合には、
前述したVTRとモニタ受像機のAGCの方式の相違、
あるいはAPCの特性の相違を利用する複製防止方法を
用いて、複製防止を行うようにされている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したV
TRとモニタ受像機のAGCの方式の相違、あるいはA
PCの特性の相違を利用する複製防止方法の場合、記録
装置側のAGCの方式、APCの特性によっては、正常
に映像信号の記録が行われてしまい、複製防止ができな
い場合が発生したり、モニタ受像機の再生画像が乱れる
などの問題が生じるおそれがある。また、前述のように
アナログ接続とデジタル接続とで複製防止方法を変える
のは、面倒である。
【0018】そこで、本願発明者は先に、再生される映
像、音声を劣化させることもなく、アナログ接続、デジ
タル接続のいずれの場合にも有効な複製防止方式とし
て、スペクトラム拡散した複製防止制御信号を映像信号
に重畳する方式(特願平7−339959)を提案して
いる。
【0019】この方式によれば、再生装置側において、
拡散符号として用いるPN(Pseudorandom
Noise)系列の符号(以下、PN符号という)を
十分に早い周期で発生させて、これを複製防止制御信号
に対して掛け合わせることによりスペクトラム拡散し、
狭帯域、高レベルの複製防止制御信号を、映像信号や音
声信号には影響を与えることのない広帯域、低レベルの
信号に変換させる。そして、このスペクトラム拡散され
た複製防止制御信号を記録装置に供給する映像信号に重
畳して出力する。
【0020】一方、記録装置側においては、再生装置か
ら供給された映像信号に対して、再生装置側においての
スペクトラム拡散に用いられたPN符号と、発生タイミ
ングおよび位相が同じPN符号を発生させ、このPN符
号をスペクトラム拡散された複製防止制御信号が重畳さ
れた映像信号に掛け合わせることにより元の複製防止制
御信号を取り出す逆スペクトラム拡散を行う。そして、
逆スペクトラム拡散により取り出された複製防止制御信
号に基づいて複製防止の制御を行う。
【0021】このように複製防止制御信号は、再生装置
側において、スペクトラム拡散されて広帯域、低レベル
の信号として映像信号に重畳されるため、違法に複製し
ようとする者が、重畳された複製防止制御信号を映像信
号から取り除くことは難しい。
【0022】しかし、逆スペクトラム拡散することによ
り重畳された複製防止制御信号を検出し、利用すること
は可能である。したがって、映像信号とともに複製防止
制御信号を確実に記録装置側に提供することができ、記
録装置側において、複製防止制御信号を検出し、検出し
た複製防止制御信号に応じた複製制御を確実に行うこと
ができる。
【0023】上述したように、この方式によれば、スペ
クトラム拡散された複製防止制御信号は、広帯域、低レ
ベルの信号として映像信号に重畳されるが、映像信号を
劣化させることがないようにするためには、映像信号の
S/N比以上に小さいレベルで重畳することが必要とな
る。
【0024】スペクトラム拡散された複製防止制御信号
を映像信号のS/N比以上に小さいレベルで映像信号に
重畳し、記録装置において映像信号に重畳された複製防
止制御信号を検出可能にするには、1ビットの複製防止
制御信号をスペクトラム拡散するために必要なPN符号
の数(PN符号長)を十分に大きくする必要がある。こ
の複製防止制御信号1ビット当たりのPN符号長は、複
製防止制御信号1ビット当たりの時間幅TとPN符号1
つ分(1チップ)の時間幅TCとの比(T/TC)であ
る拡散利得(拡散率)と言い換えることができる。この
拡散利得は、以下のように、複製防止制御信号を重畳す
る情報信号のS/N比、この場合には、映像信号のS/
N比に応じて求められる。
【0025】例えば、複製防止制御信号を重畳させる映
像信号のS/N比が、50dBの場合、スペクトラム拡
散されて映像信号に重畳される複製防止制御信号は、映
像信号のS/N比である50dB以上に小さなレベルで
重畳するようにしなければならない。また同時に、映像
信号に重畳された複製防止制御信号を検出するために
は、スペクトラム拡散後の複製防止制御信号を十分に復
調することができるだけのS/N比を確保しておかなけ
ればならない。このS/N比を10dBとすると、拡散
利得としては、60dB((映像信号のS/N比分の5
0dB)+(検出に必要なS/N比分の10dB))が
必要となる。この場合、複製防止制御信号1ビット当た
りのPN符号長は100万符号長となる。
【0026】記録装置側において、映像信号に重畳され
ているPN符号を検出する方法としては、マッチトフィ
ルタを用いる方法やスライディング相関法がある。前者
の方法の場合には高速にPN符号を検出することが可能
であるが、符号長が短いものに限られている。実現され
ている符号長は256程度であり、複製防止制御信号1
ビット当たりの符号長が100万のPN符号を検出する
ことはできない。また、後者の方法の場合、長い符号長
のPN符号を検出することができるが、検出に時間がか
かる。したがって、符号長が100万のPN符号を検出
するためには、相当の時間を必要とする場合があること
が予想される。
【0027】そして、マッチトフィルタでは検出できな
い符号長のPN符号を用いて、複製防止制御信号をスペ
クトラム拡散して映像信号に重畳し、記録装置に供給し
た場合には、記録装置側においての複製防止制御信号の
検出に時間がかかり、不都合が生じる場合がある。
【0028】複製防止制御信号がスペクトラム拡散され
て重畳された映像信号を複製する記録装置の場合、記録
装置においては、最初に複製防止制御信号に関係なく記
録処理を開始するとともに、同時に映像信号に重畳され
ている複製防止制御信号の検出を行う。そして、複製防
止制御信号を検出した後に、検出した複製防止制御信号
に基づく複製制御を行うようにすることが考えられる。
【0029】この場合、少なくとも複製防止制御信号が
検出されるまでは、映像信号を正常に記録することが可
能である。このため、複製防止制御信号が複製を禁止す
るものであるにもかかわらず映像信号の最初の部分の複
製ができてしまう。したがって、複製防止制御信号の検
出に数秒から数秒程度かかる場合には、記録処理を複数
回繰り返すことにより、複製が禁止された映像信号の全
部を複製することも可能となってしまう。
【0030】そこで、上述の場合とは逆に、記録処理に
先立って、まず、複製防止制御信号の検出を行って、検
出後に検出した複製防止制御信号に基づき複製制御を行
うようにすることが考えられる。
【0031】しかし、この場合、複製防止制御信号が映
像信号の複製を禁止するものであるときには問題はない
が、複製防止制御信号が映像信号の複製を許可するもの
であるときには、複製防止制御信号が検出されるまでの
間は、記録が行われないことになり、本来記録されるべ
き映像信号の最初の部分が記録されないということがお
こる。
【0032】また、上述のように、スペクトラム拡散さ
れて映像信号に重畳された複製防止制御信号を検出して
複製制御する場合に限らず、例えば、映像信号に付加さ
れている複製防止制御信号を記録装置において取り出し
て、取り出した複製防止制御信号に応じて複製制御を行
う場合には、複製禁止時においての映像信号の最初の部
分の記録可あるいは複製許可時においての映像信号の最
初の部分の記録不可という問題が発生する。
【0033】以上のことにかんがみ、この発明は、上記
課題を一掃し、正確かつ適正な複製制御が可能な情報複
製防止方法、情報複製防止装置を提供することを目的と
する。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明による請求項1に記載の情報複製防止方法
は、情報信号と、複製防止制御信号とを伝送し、前記複
製防止制御信号に応じて前記情報信号の複製防止制御を
行う情報複製防止方法であって、前記情報信号の伝送に
先立って、前記複製防止制御信号を伝送し、前記情報信
号の伝送に先立って伝送される前記複製防止制御信号を
受信して、受信した前記複製防止制御信号により、後続
する情報信号についての複製防止制御の準備を行い、前
記情報信号を受信したときに前記複製防止制御を実行す
ることを特徴とする。
【0035】この発明による請求項1に記載の情報複製
防止方法によれば、映像信号など情報信号の伝送に先立
って、情報信号の複製を防止するための複製防止制御信
号が出力される。情報信号の受信側においては、情報信
号を受信する前に、先に受信した複製防止制御信号に基
づいて、後続する情報信号の複製防止制御の準備を整え
ることができ、情報信号が供給された時には、情報信号
に対する複製防止制御を即座に行うことができる。
【0036】したがって、情報信号と複製防止制御信号
とがともに送信されてくる場合のように、受信側におい
て複製防止制御信号が検出されるまでは、受信した複製
防止制御信号が情報信号の複製を禁止するものであって
も、複製防止制御信号とともに供給された情報信号の複
製ができてしまったり、その逆に、複製防止制御信号が
情報信号の複製を許可するものであっても、情報信号の
複製ができないということを防止することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながらこの発明
による情報複製防止方法、情報複製防止装置の一実施の
形態について説明する。
【0038】以下に説明する情報出力装置と情報記録装
置とにより形成される情報複製防止システムは、この発
明による情報複製防止方法が適用されたものである。そ
して、以下に説明する実施の形態において、情報出力装
置、情報記録装置は、ともにDVD(デジタルビデオデ
ィスク)の記録再生装置(DVD装置と以下称する)に
適用されたものとして説明する。なお、説明を簡単にす
るため音声信号系についての説明は省略する。
【0039】[第1の実施の形態]図1は、この第1の
実施の形態の情報出力装置(以下、単に出力装置とい
う)10を説明するための図である。すなわち、出力装
置10は、この第1の実施の形態において、DVD装置
の再生系に相当する。
【0040】図1において、ディスク100は、デジタ
ル化された映像信号、音声信号が記録され、かつ、付加
情報として複製防止制御信号が記録されたもので、この
例ではDVDである。複製防止制御信号は、ディスクの
最内外のTOC(tableof contents)
やディレクトリと呼ばれるトラックエリアに記録するこ
ともできるし、映像データや音声データが記録されるト
ラックに、記録エリアを別にして挿入記録することもで
きる。以下に説明する例は、後者の場合の例で、映像デ
ータを読み出したときに、複製防止制御信号も同時に読
み出される場合である。
【0041】そして、この実施の形態において、複製防
止制御信号は、映像信号の複製の禁止または許可あるい
は世代制限を示す情報であり、映像信号中に付加されて
いる。ディスク100は、出力装置10に装填され、記
録されている信号が読み出される。
【0042】図1に示すように、この実施の形態の出力
装置10は、ディスク100の駆動部11、読み出し部
12、復号化部13、加算部14、複製防止制御信号抽
出部15、SS複製防止制御信号生成部16、システム
コントローラ19、D/A変換回路191、192を備
えている。
【0043】システムコントローラ19は、出力装置1
0の各部を制御するものであり、図示しないが、CP
U、ROM、RAMなどを備えたマイクロコンピュータ
を搭載している。
【0044】駆動部11は、システムコントローラ19
の制御に応じて、ディスク100を駆動させる。
【0045】読み出し部12は、ディスク100に記録
されている情報を再生して得られる信号S1からデジタ
ル再生映像信号成分S2を取り出し、これを復号化部1
3および複製防止制御信号抽出部15に供給する。
【0046】符号化部13は、デジタル再生映像信号成
分S2について復号化処理を行って、垂直同期信号、水
平同期信号を含むデジタル映像信号S3を形成し、これ
をD/A変換回路191に供給する。D/A変換回路1
91は、デジタル映像信号S3をD/A変換し、アナロ
グ映像信号S4を形成する。ここで形成されたアナログ
映像信号S4は、加算部14に供給される。
【0047】複製防止制御信号抽出部15は、デジタル
再生映像信号成分S2の情報データ列中から複製防止制
御信号S5を抽出し、SS複製防止制御信号生成部16
に供給する。
【0048】SS複製防止制御信号生成部16は、スペ
クトラム拡散処理手段としての機能を有するものであ
り、この実施の形態においては、直接拡散方式スペクト
ラム拡散を用いて、複製防止制御信号S5をスペクトラ
ム拡散する。
【0049】図2は、この第1の実施の形態のSS複製
防止制御信号生成部16を説明するための図である。図
2に示すようにSS複製防止制御信号生成部16は、複
製防止制御信号列生成部161、PN符号列生成部16
2、乗算部163を備えている。
【0050】図2に示すように、複製防止制御信号列生
成部161には、クロック信号CLK、複製防止制御信
号S5、タイミング信号TMが供給される。また、PN
符号列生成部162には、クロック信号CLK、イネー
ブル信号EN、初期化信号REが供給される。
【0051】この場合、タイミング信号TMは、例え
ば、複製防止制御信号S5の1ビット毎の区切りのタイ
ミングを示す。また、イネーブル信号ENは、PN符号
列生成部162を動作状態にするための信号である。こ
の第1の実施の形態において、リセット信号REは、予
め決められた符号パターンを有するPN符号列をその先
頭から生成させるための信号である。
【0052】複製防止制御信号列生成部161は、複製
防止制御信号S5を1ビット毎に、予め決められたクロ
ック数分出力することにより、複製防止制御信号列FS
を生成し、これを乗算部163に供給する。
【0053】PN符号列生成部162は、イネーブル信
号ENに応じて動作が可能な状態にされる。そして、P
N符号列生成部162は、リセット信号REに基づいて
PN符号列がその先頭から生成されるようにされて、ク
ロック信号CLKに応じて、PN符号列PSを生成す
る。生成されたPN符号列PSは、乗算部163に供給
される。
【0054】図3は、この第1の実施の形態において用
いられるPN符号列生成部162の一例を示す図であ
る。この例のPN符号列生成部162は、15段のシフ
トレジスタを構成する15個のDフリップフロップRE
G1〜REG15と、このシフトレジスタの適宜のタッ
プ出力を演算するイクスクルーシブオア回路EX−OR
1〜EX−OR5とからなっている。そして、図3に示
すPN符号列生成部162は、上述したように、リセッ
ト信号RE、クロック信号CLK、イネーブル信号EN
に基づいて、M系列の符号を発生させるように構成され
たものである。
【0055】乗算部163は、複製防止制御信号列FS
をPN符号列PSを用いてスペクトラム拡散する。これ
により、広帯域、低レベルのスペクトラム拡散された複
製防止制御信号(以下、SS複製防止制御信号という)
S6が形成され、D/A変換回路192に供給される。
【0056】D/A変換回路192は、SS複製防止制
御信号S6をアナログSS複製防止制御信号S7に変換
する。アナログSS複製防止制御信号S7は、加算部1
4に供給される。
【0057】加算部14は、前述したようにアナログ映
像信号S4とアナログSS複製防止制御信号S7との供
給を受けて、アナログSS複製防止制御信号S7が重畳
されたアナログ映像信号S8を形成し、これを出力す
る。この場合、スペクトラム拡散された複製防止制御信
号は、アナログ映像信号S4の有する電力と比較して、
低い電力で重畳される。
【0058】そして、アナログSS複製防止制御信号S
7が重畳されたアナログ映像信号S8は、映像を表示す
るモニタ受像機や、映像信号を記録媒体に記録する記録
装置などに供給される。
【0059】[出力装置10の動作の説明]そして、こ
の第1の実施の形態の出力装置10は、電源が投入され
ると、システムコントローラ19の制御により、自動的
に、出力装置10に装填されているディスク100を駆
動し、映像信号中にに付加されている複製防止制御信号
を抽出して出力する。すなわち、ユーザからの再生指示
入力に応じて映像信号を再生して出力する前に、自動的
に、映像信号から映像信号中に付加されている複製防止
制御信号が抽出されて出力される。
【0060】この電源が投入されたときに、自動的に行
われる複製防止制御信号の出力処理について、図4のフ
ローチャートを参照しながら説明する。
【0061】出力装置10に電源が投入されると、シス
テムコントローラ19は、図4のフローチャートに示す
処理を実行する。
【0062】まず、システムコントローラ19は、出力
装置10にディスクが装填されたか否かを判断する(ス
テップ101)。ディスクが装填されないときにはステ
ップ101からの処理を繰り返す。
【0063】ステップ101の判断処理において、ディ
スクが装填されたと判断したときには、システムコント
ローラ19は、駆動部11を制御して出力装置10に装
填されたディスク、この場合にはディスク100を駆動
させるとともに、読み出し部12、複製防止制御信号抽
出部15、SS複製防止制御信号生成部16、D/A変
換回路192を動作させる。
【0064】そして、前述したように、読み出し部12
によって抽出されたデジタル再生映像信号成分S2が、
複製防止制御信号抽出部15に供給される。そして、複
製防止制御信号抽出部15において、デジタル再生映像
信号成分S2から複製防止制御信号S5を抽出する処理
が開始される(ステップS102)。
【0065】複製防止制御信号抽出部15により抽出さ
れた複製防止制御信号S5は、SS複製防止制御信号生
成部16に供給される。SS複製防止制御信号生成部1
6は、複製防止制御信号S5をスペクトル拡散して、S
S複製防止制御信号S6を生成する。生成されたSS複
製防止制御信号S6は、D/A変換回路192、加算部
14を介して出力装置10から出力される(ステップS
103)。
【0066】この場合、出力装置10には、ユーザから
の再生指示が入力されていないため、出力装置10から
映像信号は出力されない。すなわち、出力装置10の電
源が投入されただけで、再生指示入力などのユーザから
の指示入力の待機状態(以下、単に入力待機状態とい
う)のときには、符号化部13、D/A変換回路191
には、システムコントローラ19からの制御信号は供給
されず、デジタル再生映像信号成分S2の復号化処理、
D/A変換処理は行われないようにされている。
【0067】そこで、次に、システムコントローラ19
は、電源の投入後にユーザから再生指示が入力されたか
否かを判断する(ステップS104)。ステップS10
4の判断処理により、再生指示が入力されていないと判
断した場合には、引き続き複製防止制御信号S5を抽出
し、スペクトラム拡散して出力する処理を続行する。
【0068】ステップS103の判断処理において、再
生指示が入力されたと判断した場合には、システムコン
トローラ19は、読み出し部12、復号化部13、加算
部14、複製防止制御信号抽出部15、SS複製防止制
御信号生成部16、D/A変換回路191、192を動
作させて、ディスク100に記録されている映像信号の
初めから、あるいはユーザにより指示された位置からの
再生処理を開始する(ステップS105)。
【0069】再生処理時には、前述したように、読み出
し部12からのデジタル再生映像信号成分S2が複号化
処理およびD/A変換されて形成されたアナログ映像信
号S4に、デジタル再生映像信号成分S2から抽出さ
れ、スペクトラム拡散されて形成されたアナログ複製防
止制御信号S7が重畳されたアナログ映像信号S8が出
力される。
【0070】このように、再生処理時においても、複製
防止制御信号抽出部15、SS複製防止制御信号生成部
16、D/A変換回路192は動作するようにされてお
り、読み出される映像信号成分に付加されている複製防
止制御信号が抽出されて、スペクトラム拡散され、これ
が加算部14によりアナログ映像信号S4に重畳されて
出力される。
【0071】このように、この第1の実施の形態の出力
装置10は、ユーザからの再生指示に応じて再生される
映像信号の出力に先立って、映像信号に付加されている
複製防止制御信号が取り出され、スペクトラム拡散され
て出力される。
【0072】なお、図4に示した処理を、例えば、ディ
スクを交換するなどして、ディスクを装填し直した場合
や、再生処理が停止された場合など、いわゆる入力待機
状態になったときに実行するようにすることにより、再
生される可能性の高いディスクに記録されている複製防
止制御信号を抽出して出力するようにしてもよい。
【0073】次に、上述の出力装置10からの出力信号
の供給を受けて、情報を記録する情報記録装置について
説明する。
【0074】図5は、この実施の形態の情報複製防止シ
ステムで用いられる情報記録装置(以下、単に記録装置
という)20を説明するための図である。すなわち、記
録装置20は、この第1の実施の形態において、DVD
装置の記録系に相当する。
【0075】この第1の実施の形態の記録装置20は、
図5に示すように、符号化部21、書き込み部22、S
S複製防止制御信号検出部23、複製の許可/禁止制御
部(以下、複製制御部という)24、A/D変換回路2
91を備えている。また、ディスク200は、記録装置
20により映像信号が書き込まれるDVDである。
【0076】出力装置10からは、前述したように、ス
ペクトラム拡散された複製防止制御信号が重畳されたア
ナログ映像信号S8、あるいは、映像信号の出力に先立
って出力されるスペクトラム拡散された複製防止制御信
号がアナログ信号として出力される。以下に説明する記
録装置20においては、まずアナログ映像信号S8を受
信した場合を例に説明する。
【0077】出力装置10から供給されるアナログ映像
信号S8は、A/D変換回路291によりA/D変換さ
れ、デジタル映像信号S21として、符号化部21、S
S複製防止制御信号検出部23に供給される。
【0078】符号化部21は、デジタル映像信号S21
の供給を受けて、映像同期信号を除去したり、デジタル
映像信号をデータ圧縮するなどの符号化処理を行って、
記録用のデジタル映像信号S22を形成し、これを書き
込み部22に供給する。
【0079】SS複製防止制御信号検出部23は、スペ
クトラム拡散されてデジタル映像信号S21に重畳され
ている複製防止制御信号を取り出す。すなわち、SS複
製防止制御信号検出部23は、逆スペクトラム拡散を行
って、デジタル映像信号S21に重畳されている複製防
止制御信号を取り出す逆スペクトラム拡散処理手段とし
ての機能を有するものである。
【0080】図6は、この第1の実施の形態の記録装置
20のSS複製防止制御信号検出部23の構成を説明す
るためのブロック図である。図6に示すようにこの例の
SS複製防止制御信号検出部23は、SS複製防止制御
信号検出制御部231と、複製防止制御信号をスペクト
ラム拡散しているPN符号を検出するPN符号検出部2
32と、供給されたデジタル信号S21からスペクトラ
ム拡散された複製防止制御信号を取り出す逆拡散部23
3と、逆拡散部233により取り出された複製防止制御
信号を元の複製防止制御信号に復元するデータ判定部2
34とを備えている。
【0081】図6に示すように、SS複製防止制御信号
検出制御部231は、記録装置20において用いられる
クロック信号CLK1の供給を受けて、イネーブル信号
EN1、リセット信号RE1を形成し、これをPN符号
検出部232に供給して、複製防止制御信号をスペクト
ラム拡散しているPN符号の検出処理を制御する。
【0082】この実施の形態においてPN符号検出部2
32は、例えばスライディング相関器が用いられて形成
されたものである。PN符号検出部232は、イネーブ
ル信号EN1により動作が可能な状態にされる。そし
て、リセット信号RE1に応じたタイミング毎に、クロ
ック信号CLK1に基づいて、PN符号列を生成する。
【0083】PN符号検出部232は、生成したPN符
号列と複製防止制御信号をスペクトラム拡散しているP
N符号列との相関を求めることにより、複製防止制御信
号をスペクトラム拡散しているPN符号列を検出する。
【0084】PN符号検出部232は、PN符号検出部
232において生成したPN符号列と、複製防止制御信
号をスペクトラム拡散しているPN符号列との相関を求
めた結果、相関が高ければ、レベルの高い信号を出力
し、相関が低ければ、レベルの低い信号を出力する。
【0085】SS複製防止制御信号検出制御部231
は、PN符号検出部232からの相関を求めた結果を示
す信号の供給を受けて、予め決められたレベル以上の信
号であるときには、複製防止制御信号をスペクトラム拡
散しているPN符号列と、PN符号検出部232におい
て生成したPN符号列との同期が合っている状態であ
り、複製防止制御信号をスペクトラム拡散しているPN
符号列を検出したと判断する。その逆に、PN符号検出
部232からの信号が、予め決められたレベル以下であ
れば、複製防止制御信号をスペクトラム拡散しているP
N符号列と、PN符号検出部において生成したPN符号
列との同期は合っていないと判断する。
【0086】そして、PN符号検出部232において、
複製防止制御信号をスペクトラム拡散しているPN符号
列が検出されないときには、PN符号検出部232にお
いて発生させるPN符号列の位相が調整されて、PN符
号列の検出処理が繰り返される。
【0087】また、PN符号検出部232において、複
製防止制御信号をスペクトラム拡散しているPN符号列
が検出されたときには、SS複製防止制御信号検出制御
部231は、PN符号検出部232の検出結果に応じ
て、逆拡散部233においてのPN符号の発生の開始タ
イミングを制御する信号CT1を形成し、逆拡散部23
3に供給する。また、SS複製防止制御信号検出制御部
231は、データ判定部234を制御する信号CT2を
形成して、これをデータ判定部234に供給する。
【0088】逆拡散部233は、図示しないがPN符号
発生器や乗算回路を備えている。そして、SS複製防止
制御信号検出制御部231からの信号CT1で示される
タイミング毎に、クロック信号CLK1に応じてPN符
号列を発生させる。そして、発生させたPN符号列を用
いて、逆スペクトラム拡散を行い、広帯域、低レベルの
信号とされた複製防止制御信号を、元の狭帯域、高レベ
ルの信号として取り出す。取り出された複製防止制御信
号は、データ判定部234に供給される。
【0089】データ判定部234は、取り出された複製
防止制御信号を元の複製防止制御信号S23に復元し、
複製制御部24に供給する。
【0090】なお、図6に示したSS複製防止制御信号
検出部23のPN符号検出部232、逆拡散部233に
おいてPN符号列を発生させるPN符号発生器は、前述
した出力装置10のSS複製防止制御信号生成部16に
おいて用いられる図3に示したPN符号発生器と同様に
形成されたものである。
【0091】複製制御部24は、複製防止制御信号S2
3に基づいて、書き込み部22を制御するための制御信
号CTLを形成し、これを書き込み部22に供給する。
制御信号CTLは、映像信号S22のディスク200へ
の書き込みの許可あるいは禁止を制御するものである。
【0092】書き込み部22は、複製制御部24からの
制御信号CTLが、複製を許可するものであるときは、
デジタル映像信号S22をディスク200に書き込み、
制御信号CTLが複製を禁止するものであるときには、
デジタル映像信号S22をディスク200に書き込まな
いようにする。
【0093】そして、前述したように、この第1の実施
の形態の出力装置10は、再生される映像信号の出力に
先立って、映像信号に付加されている複製防止制御信号
を抽出し、これをスペクトラム拡散して出力する。この
場合には、前述したように映像信号は出力されない。
【0094】したがって、記録装置20は、出力装置1
0からの映像信号の供給を受けるよりも先に、出力装置
10に装填されているディスクに記録された映像信号に
付加されている複製防止制御信号をスペクトラム拡散さ
れた複製防止制御信号として受信することができる。
【0095】この場合、記録装置20においては、前述
したように逆スペクトラム拡散を行って複製防止制御信
号を検出し、検出した複製防止制御信号に応じて、後続
する映像信号の複製防止制御を行うための環境を整える
ことができる。
【0096】これにより、記録装置20は、出力装置1
0により再生された映像信号の供給を受けたときには、
先に受信した複製防止制御信号に応じた複製防止制御を
即座に行うことができる。
【0097】したがって、先に受信された複製防止制御
信号が複製許可を示すものである場合には、受信した映
像信号を頭切れなくディスク200に記録できる。ま
た、複製防止制御信号が複製禁止を示すものである場合
には、映像信号の最初からディスク200へ複製しない
ようにすることができる。
【0098】[第1の実施の形態の変形例]前述した第
1の実施の形態の出力装置10においては、図1に示し
たように、加算部14の前段にD/A変換回路191、
192を設けることにより、アナログ映像信号S22に
アナログSS複製防止制御信号S7を重畳するようにし
たが、これに限るものではない。
【0099】例えば、図7に示すように加算部14の後
段にD/A変換回路193を設けた出力装置30を形成
してもよい。この場合には、図7に示すように、加算部
14により、デジタル映像信号S3に対し、デジタルS
S複製防止制御信号S6が加算されて、デジタル映像信
号S8Dが形成される。このデジタル映像信号S8D
が、D/A変換回路193に供給され、ここでD/A変
換されて、アナログ映像信号S8が形成される。
【0100】このように、加算部14においての重畳処
理後にD/A変換を行うようにしてもよい。この場合に
は、D/A変換回路は1つですむ。
【0101】また、前述の第1の実施の形態の記録装置
20においては、図5に示したように、A/D変換後の
デジタル映像信号S21をSS複製防止制御信号検出部
23に供給するようにしたがこれに限るものではない。
【0102】例えば、図8に示すようにA/D変換前の
アナログ映像信号をSS複製防止制御信号検出部25に
供給するようにした記録装置40を形成してもよい。
【0103】この場合、出力装置10あるいは出力装置
30から供給されるアナログ映像信号S8は、A/D変
換回路292とSS複製防止制御信号検出部25に供給
される。SS複製防止制御信号検出部25では、アナロ
グ映像信号S8に重畳されている、スペクトラム拡散さ
れた複製防止制御信号の検出が行われる。
【0104】すなわち、SS複製防止制御信号検出部2
5は、前述の記録装置10のSS複製防止制御信号検出
部23と同様に、供給される信号にスペクトラム拡散さ
れて重畳されている複製防止制御信号を検出する逆スペ
クトラム拡散処理手段としての機能を有するものであ
る。
【0105】そして、検出された複製防止制御信号S2
4は、複製制御部24に供給される。複製制御部24で
は、前述したように書き込み部22を制御する制御信号
CTLが形成されて、書き込み部22に供給される。
【0106】このように、アナログ映像信号S8に重畳
されている複製防止制御信号を検出することが可能なS
S複製防止制御信号検出部25を用いることにより、デ
ジタル映像信号S21からでなくとも複製防止制御信号
を抽出し、これに応じて複製制御を行うことができる。
【0107】[第2の実施の形態]図9は、この発明に
よる情報複製防止装置としての情報出力装置の第2の実
施の形態を説明するための図である。図9に示すよう
に、この第2の実施の形態の出力装置50は、同期信号
発生部17が設けられたものである。同期信号発生部1
7以外の各部、およびディスク100は、前述した第1
の実施の形態の出力装置10の対応する各部と同様のも
のである。
【0108】この第2の実施の形態の出力装置50は、
前述の第1の実施の形態の出力装置10と同様に、出力
装置50の電源が投入された時には、自動的に、ディス
クに記録されている複製防止制御信号を抽出し、抽出し
た複製防止制御信号をスペクトラム拡散して出力するも
のである。
【0109】前述にもしたように、スペクトラム拡散さ
れた複製防止制御信号の供給を受ける記録装置において
は、供給された信号に対し、スペクトラム拡散に用いら
れたPN符号列と同じタイミングで発生が開始され、同
じ符号パターンのPN符号列を用いて、逆スペクトラム
拡散を行わなければならない。
【0110】このため、前述した記録装置20では、出
力装置10から供給された複製防止制御信号をスペクト
ラム拡散しているPN符号列をPN符号検出部232に
より検出する処理を行って、複製防止制御信号が重畳さ
れている信号に対し、複製防止制御信号をスペクトラム
拡散しているPN符号列と同じタイミングで、同じ符号
パターンの逆スペクトラム拡散用のPN符号列を生成す
ることができるようにしている。
【0111】このように、複製防止制御信号をスペクト
ラム拡散しているPN符号を検出する処理は、複製防止
制御信号をスペクトラム拡散している拡散用のPN符号
列と記録装置において生成する逆拡散用のPN符号列と
の同期を合わせるための処理である。したがって、スペ
クトラム拡散された複製防止制御信号を元の複製防止制
御信号として素早く取り出すためには、複製防止制御信
号をスペクトラム拡散している拡散用のPN符号列と、
記録装置において生成する逆拡散用のPN符号列との同
期をできるだけ早く合わせることが要求される。
【0112】そこで、この第2の実施の形態の出力装置
は、PN符号列の同期を合わせるための同期信号(以
下、PN符号同期タイミング信号という)を用いるよう
にすることにより、記録装置においてのPN符号列の同
期合わせを素早く行って、迅速に複製防止制御信号を検
出することができるようにする。
【0113】そして、この第2の実施の形態において、
出力装置50に装填されたディスク100から再生され
る情報信号は映像信号である。したがって、ディスク1
00に記録されているデジタル映像信号は、垂直同期信
号、水平同期信号を生成するために用いられる情報をも
含むものである。
【0114】そこで、この第2の実施の形態の出力装置
50においては、映像信号中の垂直同期信号に基づい
て、PN符号同期タイミング信号を発生させるようにす
る。以下、出力装置50に電源が投入されたときに、自
動的に行われる複製防止制御信号の出力処理の場合を例
にして、出力装置50について説明する。
【0115】システムコントローラ19は、出力装置5
0に電源が投入されると、駆動部11、読み出し部1
2、複製防止制御信号抽出部15、SS複製防止制御信
号生成部16、同期信号発生部17を動作させる。
【0116】そして、同期信号発生部17は、読み出し
部12からのデジタル再生映像信号成分S2の供給を受
けて、これに含まれる垂直同期信号を生成するために用
いられる情報に基づいて、PN符号同期タイミング信号
S9を発生させる。この第2の実施の形態においてPN
符号同期タイミング信号S9は、垂直同期信号に同期
し、1垂直区間を1周期とする信号として生成される。
生成されたPN符号同期タイミング信号S9は、SS複
製防止制御信号生成部16と加算部14に供給される。
【0117】SS複製防止制御信号生成部16は、図2
に示した構成とされており、PN符号同期タイミング信
号S9は、PN符号生成部162に供給されて、リセッ
ト信号REとして用いられる。
【0118】SS複製防止制御信号生成部16は、PN
符号同期タイミングS9により示される開始タイミング
毎に生成が開始されるとともに、クロック信号CLKに
応じて生成されるPN符号列を用いて、複製防止制御信
号抽出部15により抽出された複製防止制御信号S5を
スペクトラム拡散し、SS複製防止制御信号S10を生
成する。SS複製防止制御信号S10は、D/A変換回
路192によりアナログ信号S11に変換されて、加算
部14に供給される。
【0119】加算部14は、アナログSS複製防止制御
信号S11とPN符号同期タイミング信号S9とから信
号S12を形成し、これを出力する。
【0120】このように、出力装置50においてPN符
号列の発生の開始タイミングを示す信号として用いたP
N符号同期タイミング信号S9とSS複製防止制御信号
S11とを合成した信号を出力することにより、記録装
置はこのPN符号同期タイミング信号を利用して迅速に
SS複製防止制御信号を検出することができる。
【0121】すなわち、記録装置においては、出力装置
50から供給される信号に重畳されているPN符号同期
タイミング信号を検出し、検出したPN符号同期タイミ
ング信号により示されるタイミング毎に、出力装置50
において用いられたPN符号列と同じ符号パターンのP
N符号列を発生させるようにする。
【0122】これにより、記録装置においては、出力装
置50から供給された信号に対し、出力装置50におい
て用いられたPN符号列と同じPN符号列を生成するこ
とができ、この生成したPN符号列を用いて逆スペクト
ラム拡散することにより、スペクトラム拡散前の元の複
製防止制御信号を検出することができる。したがって、
逆スペクトラム拡散を迅速に行って、複製防止制御信号
を検出することができる。
【0123】また、出力装置50が、電源が投入された
後であって、ユーザからの再生指示入力が行われる前の
入力待機状態から、再生指示が入力されて再生状態に移
行したときには、PN符号同期タイミング信号S9を、
スペクトラム拡散した複製防止制御信号とともに再生さ
れた映像信号に重畳して出力する。
【0124】また、PN符号同期タイミング信号S9
は、前述したように映像信号中の垂直同期信号に同期す
る信号として生成される信号である。したがって、PN
符号同期タイミング信号S9を映像信号に重畳せずに、
出力装置50からの映像信号の供給を受ける記録装置側
において、供給された映像信号中の垂直同期信号に基づ
いて、PN符号同期タイミング信号S9と同じ信号を形
成し、これをPN符号同期タイミング信号として用いる
ようにしてもよい。
【0125】また、図9を用いて前述した出力装置50
においては、垂直同期信号に同期し、1垂直区間毎を1
周期とするPN符号同期タイミング信号を生成するよう
にしたがこれに限るものではない。
【0126】例えば垂直同期信号に同期し、2垂直区
間、3垂直区間のように複数垂直区間を1周期とするP
N符号同期タイミング信号を生成してもよいし、1/2
垂直区間、1/4垂直区間のように1垂直区間を複数に
分割し、1分割区間または複数分割区間を1周期とする
PN符号同期タイミング信号を生成してもよい。
【0127】また、垂直同期信号に同期するのではな
く、水平同期信号に同期するようにしてもよい。この場
合にも1水平区間、複数水平区間を1周期とするPN符
号同期タイミング信号を生成してもよいし、1水平区間
を複数に分割し、1分割区間または複数分割区間を1周
期とするPN符号同期タイミング信号を生成するように
してもよい。
【0128】また、垂直同期信号あるいは水平同期信号
自体をPN符号同期タイミング信号として用いるように
してもよい。
【0129】なお、この第2の実施の形態においては、
PN符号同期タイミング信号を映像同期信号に同期する
信号として生成するようにしたがこれに限るものではな
い。例えば、出力装置50の同期信号発生部17によ
り、予め決められたタイミングを提供する信号としてP
N符号同期タイミング信号を形成するようにしてもよ
い。
【0130】この場合には、出力装置50が待機状態か
ら再生状態に移行した場合にも、PN符号同期タイミン
グ信号は、切れ目無く、周期の乱れなく安定に続くよう
に生成する。そして、出力装置50が再生状態になった
ときには、図9に示すように、ディスク100から読み
出されて再生されたアナログ映像信号S4と、SS複製
防止制御信号S11と、PN符号同期タイミング信号S
9とが足し合わされて出力される。
【0131】この場合にも、出力装置50からの信号の
供給を受ける記録装置は、映像信号に重畳されたPN符
号同期タイミング信号を検出し、このPN符号同期タイ
ミング信号に示されるタイミング毎に、出力装置50に
おいてスペクトラム拡散に用いられたPN符号列と同じ
符号パターンのPN符号列を生成する。このPN符号列
を用いて、逆スペクトラム拡散することにより、スペク
トラム拡散されて映像信号に重畳された複製防止制御信
号を迅速に取り出すことができる。
【0132】[第2の実施の形態の出力装置の変形例]
図9に示したように、第2の実施の形態の出力装置50
においては、2つのD/A変換回路191、192を用
いて、アナログ信号に変換した後の映像信号にアナログ
信号に変換したSS複製防止制御信号を重畳するように
したがこれに限るものではな。
【0133】すなわち、図10に示すように、加算部1
4の後段にD/A変換回路193を設け、加算部14に
おいて重畳処理により形成されるデジタル信号S12D
をD/A変換するようにしてもよい。これにより、D/
A変換回路は1つですむ。
【0134】[第3の実施の形態]図11は、この発明
による情報複製防止装置としての情報出力装置の第3の
実施の形態を説明するための図である。
【0135】図11に示すように、この第3の実施の形
態の出力装置70は、駆動部11、読み出し部12、復
号化部13、加算部14、複製防止制御信号抽出部3
5、SS複製防止制御信号生成部36、同期信号発生部
37、システムコントローラ19、D/A変換回路19
1、193を備えるとともに、スペクトラム拡散に用い
るタイミング信号やクロック信号を生成するタイミング
生成部18が設けられている。
【0136】SS複製防止制御信号生成部36、同期信
号発生部37、D/A変換回路193は、前述した第2
のSS複製防止制御信号生成部16、同期信号発生部1
7、D/A変換回路192と同様の機能を有するもので
あるが、タイミング生成部18からのタイミング信号の
供給を受けるようにされている点で異なるものである。
なお、駆動部11、読み出し部12、復号化部13、加
算部14、システムコントローラ19、D/A変換回路
191、および、ディスク100は、前述した第2の実
施の形態の出力装置50の対応する各部と同様のもので
ある。、そして、この第3の実施の形態の出力装置70
は、前述した第1、第2の実施の形態の出力装置と同様
に、出力装置70の電源が投入されると、映像信号に付
加されている複製防止制御信号を取り出し、これをスペ
クトラム拡散して出力する。この場合、ユーザからの再
生指示は入力されていないため、ディスク100に記録
されている映像信号は出力されず、スペクトラム拡散さ
れた複製防止制御信号が出力される。
【0137】そして、この第3の実施の形態の出力装置
70は、複製防止制御信号のスペクトラム拡散に用いる
タイミング信号やクロック信号を、タイミング生成部1
8により、ディスク100から再生される映像信号に基
づいて生成するようにしたものである。
【0138】タイミング生成部18は、読み出し部1
2、符号化部13、D/A変換回路191を介して生成
された、映像同期信号を含むアナログ映像信号S4の供
給を受ける。
【0139】タイミング生成部18は、このアナログ映
像信号S4をもとに、複製防止制御情報抽出部15、S
S複製防止制御信号生成部36、同期信号発生部37、
D/A変換回路193に供給する各種のタイミング信号
S43〜S46やクロック信号CLKの生成を行う。タ
イミング生成部18により生成された各種のタイミング
信号S43〜S46は、図11に示すように各部に供給
される。
【0140】図12は、タイミング生成部18を説明す
るためのブロック図である。図12に示すように、タイ
ミング生成部18は、基準タイミング検出部181と、
PLL回路182と、タイミング信号生成部183とを
備えている。
【0141】基準タイミング検出部181は、入力され
たアナログ映像信号S4から基準タイミング信号として
の映像同期信号を抽出する。この実施の形態において
は、基準タイミング信号として垂直同期信号を用いる。
基準タイミング検出部181は、垂直同期信号S41を
抽出し、これをPLL回路182、タイミング信号生成
部183に供給する。
【0142】PLL回路182は、垂直同期信号S41
に同期したクロック信号CLKを生成し、これをタイミ
ング信号生成部183や、その他の処理部に供給する。
【0143】タイミング信号生成部183は、垂直同期
信号S41とクロック信号CLKとに基づいて、各種の
タイミング信号S43〜S46を生成して出力する。
【0144】複製防止制御信号抽出部35は、タイミン
グ信号生成部18からのタイミング信号S43に基づい
て、読み出し部12により取り出された再生映像信号成
分S2の情報データ列中から複製防止制御信号S5を抽
出し、これをSS複製防止制御信号生成部36に供給す
る。
【0145】この第3の実施の形態のSS複製防止制御
信号生成部36は、タイミング生成部18からのタイミ
ング信号S44、クロック信号CLKに基づいて、PN
符号列を発生させるとともに、詳しくは後述するよう
に、発生させたPN符号列の位相をずらすことにより、
位相の異なる複数のPN符号列を生成する。そして、S
S複製防止制御信号生成部36は、複製防止制御信号抽
出部35からの複製防止制御信号S5に応じた位相のP
N符号列をSS複製防止制御信号S10として出力す
る。
【0146】すなわち、複製防止制御信号S5による制
御内容が複製禁止であれば第1の位相のPN符号列、複
製許可であれば第2の位相のPN符号列というように制
御内容により、位相の異なるPN符号列を選択する。
【0147】そして、この第3の実施の形態において、
タイミング信号S44は、垂直同期信号に同期し、1垂
直区間を1周期とする信号である。そして、SS複製防
止制御信号生成部36は、タイミング信号S44によ
り、1垂直区間毎に同じ系列のPN符号列を生成する。
【0148】図13は、この第3の実施の形態のSS複
製防止制御信号生成部36を説明するためのブロック図
である。この例のSS複製防止制御信号生成部36は、
PN符号発生部601、シフトレジスタ602、選択部
603を備え、複製防止制御信号抽出部35からの複製
防止制御信号S5の種類に応じて、位相が異なるPN符
号列PS1、PS2、…、PSnのうちのいずれかをS
S複製防止制御信号S10として出力するものである。
【0149】PN符号列生成部601は、タイミング信
号S44、クロック信号CLKに基づいてPN符号列P
S1を生成する。生成されたPN符号列PS1は、シフ
トレジスタ602、選択部603に供給される。
【0150】シフトレジスタ602は、この第3の実施
の形態においては、(n−1)ビットのシフトレジスタ
であり、入力されたPN符号列PS1をシフトさせて、
位相の異なるPN符号列PS2、PS3、…、PSnを
生成し、これらを選択部603に供給する。
【0151】選択部603は、PN符号列PS1、PS
2、PS3、…、PSnのうちから複製防止制御信号S
5の制御の内容に応じたPN符号列を選択し、これをS
S複製防止制御信号S10として出力する。例えば、複
製防止制御信号S5が複製を禁止する情報の場合にはP
N符号列PS1を出力し、複製を許可する情報の場合に
はPN符号列PS2を出力するというように、選択部6
03は、複製防止制御信号S5の制御内容に応じた位相
のPN符号列を選択し出力する。
【0152】SS複製防止制御信号生成部36から出力
されるSS複製防止制御信号S10は、D/A変換回路
193に供給され、その出力が加算部14に供給され
る。
【0153】これにより、ディスク100の再生時にお
いては、アナログ映像信号S4とSS複製防止制御信号
S11とが足し合わされて、SS複製防止制御信号SS
11が重畳されたアナログ映像信号S12が形成されて
出力される。
【0154】また、前述したように、この第3に実施の
形態の出力装置70は、入力待機状態にあるときには、
スペクトラム拡散された複製防止制御信号が出力装置7
0から出力される。この場合、映像信号は、ユーザによ
り再生指示操作が行われて、システムコントローラ19
に再生指示が供給されるまでは出力されない。
【0155】このため、出力装置70が待機状態にある
ときに出力されるSS複製防止制御信号S10の供給を
受ける記録装置においては、出力装置70において用い
られたPN符号列が、前述したように垂直同期信号に同
期するタイミングで生成された場合であっても、映像信
号が供給されない場合の記録装置においては、垂直同期
信号に同期し、かつ出力装置70と同じ周期毎にPN符
号列を発生させることはできない。
【0156】そこで、前述した第2の実施の形態の出力
装置50と同様に、同期信号発生部37により、出力装
置70において用いられたPN符号列と記録装置におい
て発生させるPN符号列との同期を合わせるためのPN
符号同期タイミング信号S9を生成する。
【0157】この第3の実施の形態において、同期信号
発生部37は、タイミング生成部18において生成され
るタイミング信号S46に基づいて、PN符号同期タイ
ミング信号S9を生成する。この場合、タイミング信号
S46は、SS複製防止制御信号生成部36に供給され
たタイミング信号S44と同じタイミングを提供する信
号であり、垂直同期信号に同期し、1垂直区間を1周期
とする信号である。
【0158】このタイミング信号S46により、同期信
号発生部37は、アナログ映像信号S4中の垂直同期信
号に同期し、1垂直区間を1周期とするPN符号同期タ
イミング信号S9を生成し、これを加算部14に供給す
る。
【0159】これにより、出力装置70が入力待機状態
のときに出力されるSS複製防止制御信号S11ととも
に、PN符号同期タイミング信号S9が出力さる。そし
て、記録装置においては、出力装置70から供給される
PN符号同期タイミング信号に基づいて、PN符号列を
発生させることで、PN符号同期タイミング信号S9に
対し、出力装置70で用いられたPN符号列と記録装置
で用いられるPN符号列を同じタイミングで発生させる
ことができるようにしている。
【0160】また、前述したように、複製防止制御信号
抽出部35、SS複製防止制御信号生成部36、D/A
変換回路193は、いづれも再生されたアナログ映像信
号S4に基づいてタイミング生成部18により生成され
るタイミング信号S43、S44、S45、クロック信
号CLKにより、処理の開始タイミングなどを制御する
ことができる。また同期信号発生部37についても、ア
ナログ映像信号S4に基づいてタイミング生成部18に
より生成されるタイミング信号S46に基づいて、PN
符号同期タイミング信号S9を生成することができる。
【0161】このように、再生された映像信号に基づく
タイミング信号、クロック信号を用いて各処理を行うこ
とができるため、各処理部において処理のタイミングが
づれるなど不具合が発生することもない。
【0162】次に、上述の出力装置70からの出力映像
信号の供給を受けて、映像信号を記録する記録装置につ
いて説明する。
【0163】図14は、この第3の実施の形態の情報複
製制御システムで用いられる記録装置80を説明するた
めのブロック図である。
【0164】図14に示すように、この例の記録装置8
0は、符号化部21、書き込み部22、SS複製防止制
御信号検出部43、複製制御部24、A/D変換回路2
6を備えるとともに、タイミング生成部26を備えてい
る。
【0165】SS複製防止制御信号検出部43は、前述
した第1の実施の形態の出力装置20のSS複製防止制
御信号検出部23と同様の機能を有するものであるが、
タイミング生成部26からのタイミング信号の供給を受
ける点において第1の実施の形態の出力装置20のSS
複製防止制御信号検出部23とは異なる。また、ディス
ク200は、記録装置80により映像信号が書き込まれ
るDVDである。
【0166】出力装置70から供給されるアナログ映像
信号S12は、A/D変換回路291によりA/D変換
され、デジタル映像信号S21として、符号化部21、
SS複製防止制御信号検出部43、タイミング信号生成
部26に供給される。
【0167】符号化部21は、デジタル映像信号S21
の供給を受けて、映像同期信号を除去したり、デジタル
映像信号をデータ圧縮するなどの符号化処理を行って、
記録用のデジタル映像信号S22を形成し、これを書き
込み部22に供給する。
【0168】タイミング生成部26は、図12を用いて
前述した出力装置70のタイミング生成部18と同様に
構成されたものである。そこで、ここでは、タイミング
生成部26が、図12の構成を有するものとして説明す
る。
【0169】タイミング生成部26は、基準タイミング
検出部181、PLL回路182、タイミング信号生成
部183を備えている。そして、A/D変換回路212
からの映像同期信号を含むデジタル映像信号の供給を受
けて、基準タイミング検出部181により、垂直同期信
号S41が取り出される。
【0170】PLL回路182は、垂直同期信号S41
の供給を受けて、クロック信号CLKを生成する。ここ
で生成されたクロック信号CLKは、タイミング信号生
成部183に供給されるとともに、SS複製防止制御信
号検出部43などの処理部にも供給される。タイミング
信号生成部183は、垂直同期信号S41とクロック信
号CLKとに基づいて、SS複製防止制御信号抽出部2
3に供給するタイミング信号S26を生成する。
【0171】SS複製防止制御信号検出部43は、タイ
ミング生成部26からのタイミング信号S26に基づい
て、出力装置70から供給された信号に含まれるSS複
製防止制御信号を取り出す。
【0172】図15は、この第3の実施の形態のSS複
製防止制御信号検出部43を説明するための図である。
この場合のSS複製防止制御信号検出部43は、図13
を用いて前述した出力装置70において、位相が異なる
複数のPN符号列から複製防止制御信号に応じて選択さ
れたPN符号列がSS複製防止制御信号として用いられ
る場合に対応することができるものである。
【0173】図15に示すように、この第3の実施の形
態のSS複製防止制御信号検出部43は、PN符号検出
部301と、複製防止制御信号再生部302とを備えて
いる。
【0174】PN符号検出部301は、A/D変換回路
291からのデジタル信号S21と、タイミング生成部
26からのタイミング信号S26との供給を受ける。そ
して、タイミング信号S26に基づいて生成されるPN
符号列を用いて、デジタル信号S21に含まれるPN符
号列を検出する。これにより、デジタル信号S21に含
まれるPN符号列の発生の開始タイミングが検出され
る。これによりデジタル信号S21に含まれるPN符号
列は、どれだけ位相がシフトされたPN符号列かが検出
され、この検出結果が複製防止制御信号再生部302に
通知される。
【0175】複製防止制御信号再生部302は、PN符
号検出部301により検出されたPN符号のタイミング
の違いから、複製防止制御信号の種類を特定する。この
ようにして特定された複製防止制御信号S23は、複製
制御部24に供給される。
【0176】複製制御部24は、複製防止制御信号S2
3に基づいて、書き込み部22を制御するための制御信
号CTLを形成し、書き込み部22に供給する。
【0177】これにより、書き込み部22は、制御信号
CTLが複製を禁止する信号であるときには、符号化部
21からのデジタル映像信号S22を記録媒体200に
書き込まないようにし、制御信号CTLが複製を許可す
る信号であるときにのみ、デジタル映像信号S22をデ
ィスク200に書き込むようにする。
【0178】そして、前述にもしたように、この第3の
実施の形態の出力装置70は、主電源の投入後であっ
て、ユーザにより指示操作が行われる前の入力待機状態
のときには、自動的にディスク100に記録されている
映像信号に付加されている複製防止制御信号を取り出し
て、SS複製防止制御信号として出力される。すなわ
ち、再生指示に応じた映像信号の再生処理に先立って、
SS複製防止制御信号が出力される。
【0179】これにより、前述した第1、第2の実施の
形態の場合と同様に、記録装置80においては、出力装
置70からの映像信号の供給を受ける前に、出力装置7
0から供給される複製防止制御信号に応じて、複製制御
を行うようにすることができる。
【0180】また、この第3の実施の形態の出力装置7
0と同様に、映像信号S21に基づいて、SS複製防止
制御信号検出部43に供給するタイミング信号S26や
クロック信号を生成することができる。したがって、受
信した映像信号に対して、出力装置70と記録装置80
とで同じタイミングを用いることができ、前述したよう
なPN符号列の同期合わせなどの処理を迅速に行うこと
ができる。
【0181】[第3の実施の形態の変形例]図16は、
SS複製防止制御信号生成部36の他の例を説明するた
めの図である。図16に示すSS複製防止制御信号生成
部は、系列が異なる複数のPN符号列を用いるようにし
たものである。
【0182】PN発生部611、612、613はそれ
ぞれ異なる系列のPN符号を生成する。PN生成部61
1、612、613により生成されたPN符号列は、選
択部614に供給される。
【0183】選択部614は、複数の系列のPN符号列
のうちから、複製防止制御信号S5の制御の内容に応じ
た系列のPN符号列をSS複製防止制御信号S10とし
て出力する。
【0184】図17は、図16に示した、系列の異なる
複数のPN符号列の中から、複製防止制御信号S5の制
御の内容に応じた系列のPN符号列をSS複製防止制御
信号とした場合に対応する、記録装置側のSS複製防止
制御信号検出部の一例を説明するための図である。
【0185】SS複製防止制御信号が重畳された映像信
号、あるいは、SS複製防止制御信号とPN符号同期タ
イミング信号とからなる信号が、PN符号検出部31
1、312、…、31nに入力される。PN符号検出部
311、312、…、31nのそれぞれは、系列の異な
るPN符号列を検出する。PN符号検出部311、31
2、…、31nによる検出結果S311、S312、
…、S31nは、複製防止制御信号再生部320に供給
される。
【0186】複製防止制御信号再生部320は、検出結
果S311、S312、…、S31nに基づいて、どの
系列のPN符号列が検出されたかを判別し、複製防止制
御信号の種類を特定する。そして、特定結果を信号S2
3として、複製制御部24に供給する。
【0187】このように、系列の異なる複数のPN符号
列を用いるようにした図16に示したSS複製防止制御
信号生成部を図11に示した出力装置70のSS複製防
止制御信号生成部36として用いることができる。この
場合、図17に示したSS複製防止制御信号検出部を図
14に示した記録装置80のSS複製防止制御信号検出
部43として用いるようにすればよい。
【0188】図18は、SS複製防止制御信号生成部3
6の他の例を説明するための図である。この例のSS複
製防止制御信号生成部36は、1種類のPN符号列と、
複数の直交符号列を用いた場合の一例である。
【0189】PN発生部621は、PN符号列を生成
し、これを乗算部626に供給する。直交符号生成部6
22、623、624は、異なる直交符号列を生成し、
選択部625に供給する。
【0190】選択部625は、複数の異なる直交符号か
ら複製防止制御信号S5の制御の内容に応じた直交符号
列を乗算部626に供給する。乗算部626は、PN符
号列と選択された直交符号列とを乗じて、この結果得ら
れる信号をSS複製防止制御信号S10として、複製制
御部24に供給する。
【0191】また、図18に示したSS複製防止制御信
号生成部に対応する記録装置側のSS複製防止制御信号
検出部43は、図17を用いて前述したSS複製防止制
御信号検出部43を用いるようにすればよい。
【0192】但しこの場合、PN符号検出部311、3
12、…、31nのそれぞれにおいては、図18に示し
たPN符号発生部612において発生されたPN符号列
と、それぞれ異なる直行符号とを掛け合わせた符号を検
出するようにする。
【0193】このように、系列の異なる複数のPN符号
列を用いるようにした図18に示したSS複製防止制御
信号生成部を図11に示した出力装置70のSS複製防
止制御信号生成部36として用いることができる。
【0194】なお、この第3の実施の形態においては、
前述したように複製防止制御信号に応じて、位相や系列
が異なるPN符号列や、あるいは異なる複数の直交符号
とPN符号列とを掛け合わせた符号をSS複製防止制御
信号として出力するようにしたが、これに限るものでは
ない。
【0195】例えば、前述した位相や系列が異なるPN
符号列や、1つのPN符号列と異なる複数の直交符号と
を組み合わせた符号や、位相や系列か異なる複数のPN
符号と異なる複数の直交符号とを組み合わせた符号を用
いて、複製防止制御信号をスペクトラム拡散するように
してもよい。この場合には、受信側において、スペクト
ラム拡散に用いた拡散符号を検出し、同じ拡散符号を用
いて逆スペクトラム拡散をするようにすればよい。
【0196】このように、複数種の拡散符号を用いた場
合には、複数の複製防止制御信号を同時に重畳すること
も可能である。すなわち時間的に同じ領域に複数の複製
防止制御信号を重畳することができる。
【0197】[第4の実施の形態]図19は、第4の実
施の形態の出力装置90を説明するための図である。図
19に示すように、この第4の実施の形態の出力装置9
0は、3つの異なるディスク100、101、102を
装填することができるものであり、装填された3枚のデ
ィスクのうち、ユーザにより指定されたディスクを選択
して再生することができるものである。
【0198】このような出力装置90は、例えば、DV
D、LD(レーザディスク)、CD−ROMなどの異な
る種類のディスクを再生したり、予め複数のディスクを
装填しておくことにより、ディスクを入れ替える手間を
省くために用いられる。
【0199】以下に説明するこの第4の実施の形態にお
いては、種類の異なる3つのディスクを装填することが
できる場合を例に説明する。この第4の実施の形態にお
いて、ディスク100はDVD、ディスク101はレ−
ザディスク、ディスク102はCD−ROMであり、こ
の実施の形態においては、いずれのディスクにも映像信
号が記録されており、出力装置90は映像信号を再生し
て出力する。なお、この第4の実施の形態の出力装置9
0は、ディスクの種類に応じて、ディスクの装填部(デ
ィスクが装填される場所)が、固定的に決められている
ものとして説明する。
【0200】そして、この第4の実施の形態の出力装置
70は、ユーザにより再生するディスクが選択される
と、再生するディスクに記録されている映像信号の出力
に先立って、ディスクに記録されている複製防止制御信
号を抽出し、スペクトラム拡散して出力する。
【0201】複製防止制御信号は、例えば、ディスクに
記録されている映像信号中に付加されており、記録媒体
が異なれば、複製防止制御信号も異なる。また、ディス
クの種類が異なれば複製防止制御信号の記録位置やフォ
ーマットも異なる。そこで、この第4の実施の形態の出
力装置70は、ユーザにより選択されたディスクから複
製防止制御信号を抽出し、この複製防止制御信号をスペ
クトラム拡散して出力する。
【0202】このため、図19に示すように、スイッチ
91が設けられるとともに、ディスクの種類に応じてデ
ィスクに記録されている複製防止制御信号を抽出する複
製防止制御信号抽出部55が設けられている。その他の
各部は、図1を用いて前述した出力装置10の対応する
各部と同様に構成されたものである。
【0203】そして、図示しないが出力装置90に設け
られているディスクを選択するためのセレクタを介し
て、ユーザが再生するディスクを選択すると、システム
コントローラ19は、スイッチ91および複製防止制御
信号抽出部55に制御信号を供給する。
【0204】これにより、スイッチ91および複製防止
制御信号抽出部55のスイッチ554が、ユーザからの
選択指示に応じて切り換えられる。このように、スイッ
チ91と、複製防止制御信号抽出部55のスイッチ55
4は、連動して切り換えられる。
【0205】そして、ユーザにより選択されたディスク
を再生して得られる信号が、信号S1として読み出し部
12に供給され、再生映像信号成分S2が抽出されて、
復号化部12、複製防止制御信号抽出部15に供給され
る。この再生映像信号成分S2は、前述した第1、第
2、第3の実施の形態の出力装置の場合と同様に、複製
防止制御信号を含む信号である。
【0206】そして、システムコントローラ19は、ス
イッチ91を制御するとともに、読み出し部12、複製
防止制御信号抽出部55、SS複製防止制御信号生成部
16、D/A変換回路192を動作させる。このとき、
システムコントローラ19からの制御信号は、復号化部
12、D/A変換回路191には供給されず動作しない
ようにされる。
【0207】複製防止制御信号抽出部55は、種類の異
なるディスクに応じて複製防止制御信号を抽出する抽出
部551、552、553を備えている。この第4の実
施の形態において、抽出部551は、DVDから読み出
される信号から複製防止制御信号を抽出するものであ
る。抽出部552はレーザディスクから読み出される信
号から複製防止制御信号を抽出すものである。抽出部5
53はCD−ROMから読み出される信号から複製防止
制御信号を抽出するものである。これにより、複製防止
制御信号抽出部55は、選択されたディスクを再生して
得られる再生映像信号成分S2から複製防止制御信号S
5を抽出し、これをSS複製防止制御信号生成部16に
供給する。
【0208】SS複製防止制御信号生成部16は、第1
の実施の形態の場合と同様に、PN符号列を生成し、こ
のPN符号列を用いて、複製防止制御信号S5をスペク
トラム拡散し、SS複製防止制御信号を生成する。生成
されたSS複製防止制御信号S6は、D/A変換回路1
92によりアナログSS複製防止制御信号S7とされ
て、加算回路14を介して出力される。
【0209】このように、ユーザにより再生するディス
クが選択された時点で、ディスクに記録されている映像
信号が読み出される。そして、映像信号に付加されてい
る複製防止制御信号が抽出され、これがスペクトラム拡
散されてSS複製防止制御信号として出力される。した
がって、選択されたディスクから再生される映像信号の
出力に先立って、例えば、ディスクに記録されている映
像信号に付加されている複製防止制御信号が抽出され、
スペクトラム拡散されて出力される。
【0210】これにより、この第4の実施の形態の出力
装置90から出力される信号の供給を受ける記録装置に
おいては、選択されたディスクから再生された映像信号
が供給される前に、この映像信号が記録されているディ
スクから抽出した複製防止制御信号の供給を受けて、後
続する映像信号の複製防止制御を行うための環境を整え
ることができる。
【0211】そして、出力装置90は、ユーザが選択し
たディスクの再生時には、読み出し部12、複製防止制
御信号抽出部55、SS複製防止制御信号生成部16、
D/A変換回路192とともに、復号化部13、D/A
変換回路191を動作させる。そして、再生された映像
信号にスペクトラム拡散した複製防止制御信号が加算部
14により重畳されて出力される。
【0212】[第4の実施の形態の変形例]図20は、
前述の第4の実施の形態の変形例を説明するための図で
ある。図20に示すように、この例の出力装置95は、
図19に示した出力装置90と同様に種類の異なる3つ
のディスクを装填し、ユーザからの選択指示に応じたデ
ィスクを選択して再生することができるものである。
【0213】図20に示すように、この例の出力装置9
5は、前述の出力装置90と同様に、駆動部11、読み
出し部12、復号化部13、加算部14、複製防止制御
信号抽出部15、SS複製防止制御信号生成部16、シ
ステムコントローラ19、スイッチ91、D/A変換回
路191、192を備えている。そして、この例の出力
装置95は、さらに同期信号発生部17が設けられたも
のである。
【0214】同期信号発生部17は、前述の第2の実施
の形態の同期信号17と同様のものである。すなわち、
同期信号発生部17は、この例の出力装置95において
複製防止制御信号をスペクトラム拡散するために生成さ
れるPN符号列と、出力装置95から出力される信号の
供給を受けて、この信号に含まれるスペクトラム拡散さ
れた複製防止制御信号を検出すために用いる検出用のP
N符号列との同期をとるためのPN符号同期タイミング
信号S9を生成する。
【0215】そして、この例の出力装置95において同
期信号発生部17は、読み出し部12からの再生映像信
号成分S2の供給を受けて、PN符号同期タイミング信
号S9を生成する。前述したように、再生映像信号成分
S2には、復号化部13において付加される垂直同期信
号、水平同期信号を生成するための情報が含まれてい
る。
【0216】そこで、この例の同期信号発生部17は、
再生映像信号成分S2に含まれる垂直同期信号を生成す
るための情報を用いて、垂直同期信号に同期し、1垂直
区間を1周期とするPN符号同期タイミング信号S9を
生成し、これをSS複製防止制御信号生成部16、加算
部14に供給する。
【0217】これにより、SS複製防止制御信号生成部
16は、予め決められた符号パターンのPN符号列をそ
の先頭から、1垂直区間毎に発生させる。そして、この
PN符号列が用いられて、複製防止制御信号S5がスペ
クトラム拡散される。
【0218】また、PN符号同期タイミング信号S9
は、加算部14にも供給されるため、出力装置95が上
述した入力待機状態にあるときには、アナログSS複製
防止制御信号S10とともに出力される。
【0219】これにより、この例の出力装置95からの
信号の供給を受ける記録装置においては、出力装置95
からの信号に含まれるPN符号同期タイミング信号を検
出し、検出したPN符号同期タイミング信号に基づいて
スペクトラム拡散されている複製防止制御信号を検出す
るための検出用のPN符号列を生成する。これにより、
記録装置は、PN符号同期タイミング信号に対し、出力
装置95で生成されたPN符号列と同じタイミングで、
検出用のPN符号列を生成することができる。
【0220】したがって、出力装置95から出力される
信号の供給を受ける記録装置においては、複製防止制御
信号をスペクトラム拡散している拡散用のPN符号列
と、検出用のPN符号列との同期を迅速に合わせ込ん
で、逆スペクトラム拡散を行い、複製防止制御信号を取
り出すことができる。
【0221】なお、前述の出力装置90、95におい
て、スイッチ91やスイッチ554は、ディジタル的に
信号を選択するセレクターを用いるようにしてもよい。
【0222】また、前述の出力装置90、95におい
て、SS複製防止制御信号生成部は、複製防止制御信号
抽出部55により抽出された複製防止制御信号をPN符
号列を用いてスペクトラム拡散することによりSS複製
防止制御信号S6を生成するようにしたがこれに限るも
のではない。
【0223】例えば、図13を用いて説明した、位相が
ずらされた複数のPN符号列の中から、複製防止制御信
号に応じたPN符号列を出力するようにしたSS複製防
止制御信号生成部を用いるようにしてもよいし、図16
を用いて説明した系列の異なる複数のPN符号列を生成
し、複製防止制御信号の制御の内容に応じて位相や系列
が異なるPN符号列を出力するSS複製防止制御信号を
用いるようにしてもよい。また、図18を用いて説明し
た、予め決められた系列のPN符号列と、異なる複数の
直交符号の中から複製防止制御信号の制御の内容に応じ
て選択された直交符号とを乗算して生成した符号を出力
するSS複製防止制御信号生成部を用いるようにしても
よい。
【0224】この場合のには、出力装置において用いる
SS複製防止制御信号生成部に対応し、記録装置におい
て用いるSS複製防止制御信号検出部の構成を、図15
または図17を用いて説明ししたSS複製防止制御信号
検出部を用いるようにする。
【0225】また、図20を用いて前述した出力装置9
5においては、垂直同期信号に同期し、1垂直区間毎を
1周期とするPN符号同期タイミング信号を生成するよ
うにしたがこれに限るものではない。
【0226】例えば垂直同期信号に同期し、2垂直区
間、3垂直区間のように複数垂直区間を1周期とするP
N符号同期タイミング信号を生成してもよいし、1/2
垂直区間、1/4垂直区間のように1垂直区間を複数に
分割し、1分割区間または複数分割区間を1周期とする
PN符号同期タイミング信号を生成してもよい。
【0227】また、垂直同期信号に同期するのではな
く、水平同期信号に同期するようにしてもよい。この場
合にも1水平区間、複数水平区間を1周期とするPN符
号同期タイミング信号を生成してもよいし、1水平区間
を複数に分割し、1分割区間または複数分割区間を1周
期とするPN符号同期タイミング信号を生成するように
してもよい。
【0228】なお、この第4の実施の形態においては、
PN符号同期タイミング信号を映像同期信号に同期する
信号として生成するようにしたがこれに限るものではな
い。例えば、出力装置95の同期信号発生部17によ
り、予め決められたタイミングを提供する信号としてP
N符号同期タイミング信号を形成するようにしてもよ
い。
【0229】この場合には、出力装置95が入力待機状
態から再生状態に移行した場合にも、PN符号同期タイ
ミング信号は、切れ目無く、周期の乱れなく安定に続く
ように生成する。そして、出力装置95が再生状態にな
ったときには、図20に示すように、ディスク100か
ら読み出されて再生されたアナログ映像信号S4と、S
S複製防止制御信号S11と、PN符号同期タイミング
信号S9とが足し合わせて出力する。
【0230】この場合にも、出力装置95からの信号の
供給を受ける記録装置は、映像信号に重畳されたPN符
号同期タイミング信号を検出し、このPN符号同期タイ
ミング信号に示されるタイミング毎に、スペクトラム拡
散に用いられたPN符号列と同じ符号パターンのPN符
号列し、逆スペクトラム拡散することにより、スペクト
ラム拡散されて映像信号に重畳された複製防止制御信号
を迅速に取り出すことができる。
【0231】また、前述の第4の実施の形態において
は、種類の異なる複数のディスクを同時に装填する場合
であって、DVD、LD、CD−ROMを同時に装填す
る場合として説明したがこれに限るものではない。例え
ば、MD(ミニディスク)と呼ばれる小型光磁気ディス
ク、音楽CD(音楽コンパクトディスク)、映像情報と
音声情報が記録されたCD、DAT(デジタルオーディ
オテープ)などの記録媒体を同時に装填する出力装置を
構成することもできる。
【0232】また、前述の第4の実施の形態において
は、種類の異なる複数のディスクを同時に装填する場合
として説明したが、これに限るものではない。例えば、
同じ種類の複数のディスクを同時に装填することができ
る出力装置を形成することもできる。この場合には、複
製防止制御信号抽出部55は、種類の異なる複数のディ
スクに対応する必要はなく、例えば、前述の第1の実施
の形態の複製防止制御信号抽出部16と同様のものを用
いることができる。
【0233】また、同時に装填することができるディス
クも3つに限るものではなく、多数のディスクを装填す
るようにしてもよい。
【0234】なお、前述の第1、第2、第3、第4の実
施の形態において、使用するPN符号としては、Gol
d符号など様々な符号を利用することができる。
【0235】また、前述の第1、第2、第3、第4の実
施の形態においては、伝送する情報信号は、映像信号と
して説明したが映像信号に限るものではない。例えば、
音声信号やデータなどを伝送する場合にもこの発明を適
用することができる。
【0236】また、前述の第1、第2、第3、第4の実
施の形態においては、出力装置、記録装置は、DVD装
置、あるいは、DVD、レーザディスク、CD−ROM
を記録再生する装置として説明したが、これに限るもの
ではなく、VTRや、デジタルVTR、ビデオディスク
やビデオCDの出力装置、記録装置にこの発明を適用す
ることも可能である。すなわち、アナログVTRなどの
アナログ機器およびDVD装置などのデジタル機器のい
ずれにもこの発明を適用することができる。
【0237】また、この発明を放送局側のテレビジョン
信号の出力装置に適用し、送信するテレビジョン信号に
スペクトラム拡散した複製防止制御信号を重畳して送信
する場合にも、この発明を適用することができる。
【0238】例えば、番組の放送に先立って、複製防止
制御信号を送信する。そして、受信側においては、番組
の放送に先立って送信される複製防止制御信号列を受信
して、この複製防止制御信号に基づいて映像信号の複製
防止制御を行うようにすることができる。
【0239】もちろん、ケーブルテレビのように、ケー
ブルを介してアナログ映像信号を送受する場合の映像の
出力装置、受信装置にもこの発明を適用することができ
る。
【0240】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による情
報複製防止方法、情報複製防止装置によれば、出力側
は、映像信号などの情報信号の出力に先立って複製防止
制御信号を出力する。したがって、受信側は、情報信号
の供給を受ける前に、複製防止制御信号に応じて、後続
する情報信号に対する複製防止制御を行うための環境を
整えることができる。
【0241】これにより、情報信号の先頭部分だけ複製
されたり、その逆に情報信号の先頭部分だけが複製でき
ないといった不都合を防止することができる。
【0242】また、情報信号の供給を受ける受信側にお
いて、複製防止制御信号を取り出す場合に用いる同期信
号をも、複製防止制御信号とともに出力することによ
り、受信側において高速に複製防止制御信号を取り出す
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による情報複製防止装置としての情報
出力装置の一実施の形態を説明するためのブロック図で
ある。
【図2】図1に示した情報出力装置のSS複製防止制御
信号生成部の構成を説明するためのブロック図である。
【図3】図2に示したSS複製防止制御信号生成部のP
N符号列生成部の一例を説明するためのブロック図であ
る。
【図4】図1に示した情報出力装置においての動作を説
明するためのフローチャートである。
【図5】この発明による情報複製防止装置としての情報
記録装置を説明するためのブロック図である。
【図6】図5に示した記録装置20のSS複製防止制御
信号検出部を説明するための図である。
【図7】この発明による情報複製防止装置としての情報
出力装置の他の例を説明するためのブロック図である。
【図8】この発明による情報複製防止装置としての情報
記録装置の他の例を説明するためのブロック図である。
【図9】この発明による情報複製防止装置としての情報
出力装置の他の例を説明するためのブロック図である。
【図10】この発明による情報複製防止装置としての情
報出力装置の他の例を説明するためのブロック図であ
る。
【図11】この発明による情報複製防止装置としての情
報出力装置の他の例を説明するためのブロック図であ
る。
【図12】図11に示した情報出力装置のタイミング生
成部を説明するためのブロック図である。
【図13】図11に示した情報出力装置のSS複製防止
制御信号生成部を説明するためのブロック図である。
【図14】図11に示した情報出力装置からの信号の供
給を受ける情報記録装置の例を説明するためのブロック
図である。
【図15】図12に示した情報記録装置のSS複製防止
制御信号検出部を説明するためのブロック図である。
【図16】図12に示した情報出力装置のSS複製防止
制御信号生成部の他の例を説明するためのブロック図で
ある。
【図17】図14に示した情報出力装置のSS複製防止
制御信号検出部の他の例を説明するためのブロック図で
ある。
【図18】図12に示した情報出力装置のSS複製防止
制御信号生成部の他の例を説明するためのブロック図で
ある。
【図19】この発明による情報複製防止装置としての情
報出力装置の他の例を説明するためのブロック図であ
る。
【図20】この発明による情報複製防止装置としての情
報出力装置の他の例を説明するためのブロック図であ
る。
【符号の説明】
10…出力装置、11…駆動部、12…読み出し部、1
3…復号化部、14…加算部、15…複製防止制御信号
抽出部、16…SS複製防止制御信号生成部、17…同
期信号発生部、18、タイミング生成部、19…システ
ムコントローラ、191、192…D/A変換回路、2
0…記録装置、21…符号化部、22…書き込み部、2
3…SS複製防止制御信号検出部、24…複製制御部、
291…A/D変換回路、100…出力側記録媒体、2
00…記録側記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 7/167

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報信号と、複製防止制御信号とを伝送
    し、前記複製防止制御信号に応じて前記情報信号の複製
    防止制御を行う情報複製防止方法であって、 前記情報信号の伝送に先立って、前記複製防止制御信号
    を伝送し、 前記情報信号の伝送に先立って伝送される前記複製防止
    制御信号を受信して、受信した前記複製防止制御信号に
    より、後続する情報信号についての複製防止制御の準備
    を行い、前記情報信号を受信したときに前記複製防止制
    御を実行することを特徴とする情報複製防止方法。
  2. 【請求項2】前記情報信号は、アナログ信号の形態で伝
    送されるものであり、 前記情報信号の伝送に先立って伝送される前記複製防止
    制御信号は、前記情報信号に重畳可能なスペクトラム拡
    散された前記複製防止制御信号であることを特徴とする
    請求項1に記載の情報複製防止方法。
  3. 【請求項3】前記情報信号の伝送に先立って伝送される
    前記複製防止制御信号には、前記複製防止制御信号をス
    ペクトラム拡散している拡散用の拡散符号と、スペクト
    ラム拡散されている複製防止制御信号を検出するために
    用いる検出用の拡散符号との同期をとるための情報を含
    むことを特徴とする請求項2に記載の情報複製防止方
    法。
  4. 【請求項4】伝送する前記情報信号は映像信号であっ
    て、 前記拡散符号との同期をとるための情報は、前記情報信
    号としての映像信号中の映像同期信号に同期することを
    特徴とする請求項3に記載の情報複製防止方法。
  5. 【請求項5】前記複製防止制御信号は、位相の異なる複
    数の拡散符号の前記位相によって複製防止制御の内容が
    表現されたものであることを特徴とする請求項2に記載
    の情報複製防止方法。
  6. 【請求項6】前記複製防止制御信号は、位相の異なる複
    数の拡散符号を用いてスペクトラム拡散されることを特
    徴とする請求項2に記載の情報複製防止方法。
  7. 【請求項7】前記複製防止制御信号は、系列の異なる複
    数の拡散符号の前記系列によって複製防止制御の内容が
    表現されたものであることを特徴とする請求項2に記載
    の情報伝送方法。
  8. 【請求項8】前記複製防止制御信号は、系列の異なる複
    数の拡散符号を用いてスペクトラム拡散されることを特
    徴とする請求項2に記載の情報複製防止方法。
  9. 【請求項9】前記複製防止制御信号は、1種類の拡散符
    号と複数種類の直交符号とを組み合わせて形成した複数
    種類の符号のうちの選択された前記符号によって複製防
    止制御の内容が表現されたものであることを特徴とする
    請求項2に記載の情報複製防止方法。
  10. 【請求項10】前記複製防止制御信号は、1種類の拡散
    符号と複数種類の直交符号とを組み合わせて形成した複
    数種類の符号を用いて、前記複製防止制御信号をスペク
    トラム拡散することを特徴とする請求項2に記載の情報
    複製防止方法。
  11. 【請求項11】前記複製防止制御信号は、位相の異なる
    複数の拡散符号と複数種類の直交符号とを組み合わせて
    形成した複数種類の符号のうちの選択された前記符号に
    よって複製防止制御の内容が表現されたものであること
    を特徴とする請求項2に記載の情報複製防止方法。
  12. 【請求項12】前記複製防止制御信号は、位相の異なる
    複数の拡散符号と複数種類の直交符号とを組み合わせて
    形成した複数種類の符号を用いて、前記複製防止制御信
    号をスペクトラム拡散することを特徴とする請求項2に
    記載の情報複製防止方法。
  13. 【請求項13】前記複製防止制御信号は、系列の異なる
    複数の拡散符号と複数種類の直交符号とを組み合わせて
    形成した複数種類の符号のうちの選択された前記符号に
    よって前記複製防止制御の内容が表現されたものである
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報複製防止方法。
  14. 【請求項14】前記複製防止制御信号は、系列の異なる
    複数の拡散符号と複数種類の直交符号とを組み合わせて
    形成した複数種類の符号を用いて、前記複製防止制御信
    号をスペクトラム拡散することを特徴とする請求項2に
    記載の情報複製防止方法。
  15. 【請求項15】記録媒体から情報信号を再生して出力す
    る情報出力装置であって、 前記記録媒体には複製防止制御信号が記録されており、 前記情報信号の出力に先立って、前記記録媒体から読み
    出される前記複製防止制御信号を出力する出力手段を備
    えることを特徴とする情報出力装置。
  16. 【請求項16】前記記録媒体から読み出される前記複製
    防止制御信号をスペクトラム拡散するスペクトラム拡散
    手段と、 スペクトラム拡散された前記複製防止制御信号をアナロ
    グ信号として伝送する前記情報信号に重畳する重畳手段
    とを備え、 前記出力手段は、前記情報信号の出力に先立って、前記
    重畳手段により前記情報信号に重畳可能なスペクトラム
    拡散された前記複製防止制御信を出力することを特徴と
    する請求項15に記載の情報出力装置。
  17. 【請求項17】スペクトラム拡散に用いられる拡散用の
    拡散符号と、スペクトラム拡散された前記複製防止制御
    信号を検出するための検出用の拡散符号との同期をとる
    ための情報を形成する同期情報形成手段を備え、 前記出力手段は、スペクトラム拡散された前記複製防止
    制御信号と、前記同期情報とを含む信号を出力すること
    を特徴とする請求項16に記載の情報出力装置。
  18. 【請求項18】前記情報信号が、映像信号の場合であっ
    て、 前記同期情報形成手段は、前記情報信号としての映像信
    号中の映像同期信号に同期する同期情報を形成すること
    を特徴とする請求項17に記載の情報出力装置。
  19. 【請求項19】複数の記録媒体を同時に装填することが
    できる情報出力装置であって、 前記出力手段は、選択状態にある記録媒体から読み出さ
    れる前記複製防止制御信号出力することを特徴とする請
    求項15に記載の情報出力装置。
  20. 【請求項20】選択状態にある記録媒体から読み出され
    る前記複製防止制御信号をスペクトラム拡散するスペク
    トラム拡散手段と、 スペクトラム拡散された前記複製防止制御信号をアナロ
    グ信号として伝送する前記情報信号に重畳する重畳手段
    とを備え、 前記出力手段は、前記選択状態にある記録媒体から再生
    される情報信号の出力に先立って、前記選択状態にある
    記録媒体から読み出して、スペクトラム拡散された前記
    複製防止制御信号を出力することを特徴とする請求項1
    9に記載の情報出力装置。
  21. 【請求項21】前記複製防止制御信号は、前記記録媒体
    内にデジタルデータビット列として記録されていること
    を特徴とする請求項15に記載の情報出力装置。
  22. 【請求項22】情報信号と複製防止制御信号とを出力す
    る情報出力装置と、前記情報出力装置から出力される信
    号を受信する情報受信装置とを備えた情報複製防止シス
    テムであって、 前記情報出力装置は、 前記情報信号の出力に先立って、前記複製防止制御信号
    を出力する出力手段を備え、 前記情報受信装置は、 前記情報信号の伝送に先立って伝送される前記複製防止
    制御信号を受信して、受信した前記複製防止制御信号に
    より、後続する情報信号についての複製防止制御を行う
    複製制御手段を備えたことを特徴とする情報複製防止シ
    ステム。
  23. 【請求項23】前記情報出力装置は、 スペクトラム拡散された前記複製防止制御信号をアナロ
    グ信号として伝送する前記情報信号に重畳手段する重畳
    手段を備え、 前記情報出力装置は、 前記出力手段により、前記情報信号の出力に先立って、
    前記重畳手段により前記情報信号に重畳可能なスペクト
    ラム拡散された前記複製防止制御信号を出力し、 前記情報受信装置は、 スペクトラム拡散された前記複製防止制御信号を検出す
    る検出手段を備え、 前記情報受信装置は、 前記複製制御手段により、前記検出手段により検出され
    た、前記複製防止制御信号により、後続する情報信号に
    ついての複製防止制御を行うことを特徴とする請求項2
    2に記載の情報複製防止システム。
  24. 【請求項24】前記情報出力装置は、 前記スペクトラム拡散に用いられる拡散用の拡散符号
    と、前記スペクトラム拡散された複製防止制御信号を検
    出するための検出用の拡散符号との同期をとるための同
    期情報を形成する同期情報形成手段を備え、 前記出力手段は、前記同期情報を含むスペクトラム拡散
    された前記複製防止制御信号を出力し、 前記情報受信装置は、 前記検出手段により、前記同期情報に基づいて、前記検
    出用の拡散符号を生成し、これを用いてスペクトラム拡
    散された前記複製防止制御信号を検出することを特徴と
    する請求項23に記載の情報複製防止システム。
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