JPH10334593A - 情報信号記録制御方法、情報信号処理装置および情報信号記録媒体 - Google Patents

情報信号記録制御方法、情報信号処理装置および情報信号記録媒体

Info

Publication number
JPH10334593A
JPH10334593A JP14497997A JP14497997A JPH10334593A JP H10334593 A JPH10334593 A JP H10334593A JP 14497997 A JP14497997 A JP 14497997A JP 14497997 A JP14497997 A JP 14497997A JP H10334593 A JPH10334593 A JP H10334593A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
additional information
information signal
signal
spectrum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14497997A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Ogino
晃 荻野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP14497997A priority Critical patent/JPH10334593A/ja
Publication of JPH10334593A publication Critical patent/JPH10334593A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報信号を劣化させることなく付加情報を付
加し、この情報信号と付加情報とを記録装置側に提供し
て、当該情報信号に付加されている付加情報に応じた記
録制御を可能にする。 【解決手段】 送出装置10の読み出し部11は、記録
媒体100に記録されているデジタル映像信号を読み出
し、受信装置20に送出する。受信装置20のSS付加
情報読み出し部21は、スペクトラム逆拡散を行って、
送出装置10からのデジタル映像信号に重畳されている
付加情報S3を抽出する。記録制御部22は、SS付加
情報読み出し部21からの付加情報S3に基づいて、書
き込み部23を制御し、デジタル映像信号S2の記録を
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、付加情
報が付加された情報信号を再生して伝送し、これを受信
して別の記録媒体に記録するのを制限ないしは禁止する
方法、装置および記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルVTRやDVD(デジタ
ルビデオディスク)の再生装置、および、これらの装置
を用いて再生できるソフトウエアが数多く提供されるよ
うになってきており、家庭においてもデジタル化された
映像信号や音声信号を手軽に再生し、画質、音質のよい
映像、音声を視聴することができるようになってきてい
る。
【0003】また、インターネットやCD−ROMなど
の記録媒体などを介してデジタル化された映像信号や音
声信号が豊富に提供されるようになってきており、これ
らインターネットやCD−ROMなどを介して提供され
るデジタル化された映像信号や音声信号をパーソナルコ
ンピュータなどを用いて利用することが広く行われるよ
うになってきている。
【0004】しかし、一方で、このように豊富に提供さ
れるようになったデジタル化された映像信号などのソフ
トウエアが無制限に複製されてしまうおそれがあるとい
う問題があり、従来から以下に説明するような複製防止
対策が施されている。
【0005】デジタル化された情報例えば映像信号を扱
う場合には、複製防止符号、あるいは複製の世代制限符
号などからなる複製防止制御信号を、デジタルデータと
して映像信号に付加して記録媒体に記録しておくことに
より、複製を禁止するなどの直接的な複製防止制御を行
うようにしている。
【0006】図11は、このデジタル化された情報を扱
う場合の複製装置の基本的な構成図であり、デジタル再
生装置110で再生されたデジタル情報を、デジタル伝
送路101を通じてデジタル記録装置120に送り、複
製可能なものは複製を実行し、複製不許可のものは複製
を禁止するものである。
【0007】デジタル再生装置110に装填されている
記録媒体111には、デジタル主情報に加えて、付加情
報としての複製防止制御情報が記録されている。この複
製防止制御情報は、複製禁止、複製許可、世代制限など
を制御内容として指示するものである。デジタル再生部
112は、記録媒体111から情報を読み出して、デジ
タル主情報と共に複製防止制御情報を得、これをデジタ
ル伝送路101を通じてデジタル記録装置120に送
る。
【0008】デジタル記録装置120の複製防止制御信
号検出部122は、デジタル伝送路101を通じて受信
した情報から複製防止制御信号を検出し、その制御内容
を判別する。そして、この判別結果をデジタル記録部1
21に送る。
【0009】デジタル記録部121は、複製防止制御信
号検出部122からの複製防止制御信号の判別結果が、
デジタル伝送路101を通じて入力されたデジタル情報
の記録を許可するものであるときには、前記入力デジタ
ル信号を記録に適したデジタル情報に変換し、記録媒体
123に書き込んで記録を実行するようにする。一方、
複製防止制御信号検出部122からの複製防止制御信号
の判別結果が、複製禁止であるときには、デジタル記録
部121は、前記入力デジタル情報の記録処理を行わな
いようにする。
【0010】さらに、複製防止制御信号検出部122か
らの複製防止制御信号の判別結果が、第1世代の複製の
みを許可するものであるときには、デジタル記録部12
1は、前記入力デジタル信号を記録に適したデジタル情
報に変換し、記録媒体123に書き込んで記録を実行す
ると共に、付加情報としての複製防止制御信号を複製禁
止(次世代の複製禁止)を指示するものに変更して、記
録媒体123に記録するようにする。したがって、複製
された記録媒体123を用いては、映像信号を複製する
ことはできないようになる。
【0011】このように、主情報信号と、付加情報とし
ての複製防止制御信号をデジタル信号として、記録装置
に供給するようにする、いわゆるデジタル接続の場合に
は、伝送されるデジタルデータに複製防止制御信号が含
まれるので、この複製防止制御信号を用いて、記録装置
において、複製禁止などの複製防止制御を確実に行うこ
とができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図11のデ
ジタル再生装置が、例えばデジタルVTRの場合には、
再生した映像信号および音声信号をモニターするため
に、主情報信号である映像信号および音声信号のみをD
/A変換回路113を通じてアナログ信号に変換して、
通常はモニター受像機が接続されるアナログ出力端子1
14に導出するようにする。
【0013】このように、デジタル情報の再生装置であ
っても、アナログ出力端子114に導出されるアナログ
信号には、複製防止制御信号は含まれていない。このた
め、アナログ出力端子114にアナログVTRなどが接
続されるアナログ接続の場合には、主情報信号の複製が
可能となってしまう。
【0014】そこで、D/A変換された映像信号や音声
信号に、複製防止制御信号を重畳付加することが考えら
れるが、D/A変換された映像信号や音声信号を劣化さ
せずに、複製防止制御信号を付加し、記録装置において
取り出して複製防止制御に用いることは難しい。
【0015】さらに、デジタル接続の場合であっても、
デジタルの複製防止制御信号は、ヘッダ部などの、主情
報信号としてのデジタル映像信号とは別個に付加されて
いる場合が多いので、この複製防止制御信号が付加され
ている部分の情報を消去したり、別の情報に置き換える
などの情報の改ざんを行うことによって、主情報信号の
複製が可能となってしまう。
【0016】また、主情報信号としての映像信号や音声
信号が、アナログ信号、デジタル信号のいずれの場合で
あっても、これら映像信号や音声信号の周波数帯域とは
異なる帯域に複製防止制御信号を重畳あるいは付加する
ようにした場合には、簡単な周波数フィルタにより複製
防止制御信号は除去されてしまい、主情報信号の複製が
可能となってしまう。
【0017】以上のことにかんがみ、この発明は、情報
信号の再生品質を劣化させることなく情報信号に対して
付加情報を付加し、情報信号およびこれに付加された付
加情報を確実に記録装置側に伝送し、記録装置側におい
ては、情報信号に付加されている付加情報に応じて記録
制御を行うことができるようにすることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の情報信号記録制御方法は、
スペクトラム拡散された付加情報が重畳されたデジタル
情報信号の供給を受けて、前記デジタル情報信号に重畳
されている前記付加情報を検出し、検出された前記付加
情報に基づいて、前記デジタル情報信号の記録制御を行
うことを特徴とする。
【0019】請求項1に記載の発明の情報信号記録制御
方法によれば、複製制御の内容を示す付加情報がスペク
トラム拡散されて、デジタル情報信号に対して、同一時
間、同一周波数帯域内に重畳され、このスペクトラム拡
散された付加情報が重畳されたデジタル情報信号が供給
される。デジタル情報信号に重畳されているスペクトラ
ム拡散された付加情報はスペクトラム逆拡散が行われる
ことにより検出され、検出された付加情報に基づいて当
該デジタル情報信号の記録制御が行われる。
【0020】このように、付加情報はスペクトラム拡散
されて、広帯域、定レベルの信号としてデジタル情報信
号自体に重畳されているので、付加情報がデジタル情報
信号を劣化させることがないようにされる。また、デジ
タル情報信号自体に重畳されているため、周波数フィル
タや単純な情報信号の置き換えにより付加情報を改ざん
したり消去することが不可能にされ、デジタル情報信号
とこれに付加された付加情報を確実に記録装置側に提供
し、確実に当該付加情報に応じた記録制御を行うことが
できるようにされる。
【0021】また、請求項2に記載の発明の情報信号記
録制御方法は、スペクトラム拡散された付加情報が重畳
された情報信号の供給を受けて、前記情報信号に重畳さ
れている前記付加情報を検出し、前記付加情報を検出す
ることにより得られる情報に基づいて、前記情報信号に
付加する新たな付加情報を生成し、前記新たな付加情報
を前記情報信号に付加して記録するようにすることを特
徴とする。
【0022】請求項2に記載の発明の情報信号記録制御
方法によれば、例えば、情報信号から付加情報が検出さ
れなかった場合には、複製の許可あるいは禁止などを指
示する複製制御の内容を示す付加情報を新たに生成して
付加することができるようにされる。また、情報信号か
ら付加情報が検出された場合には、検出された付加情報
に応じて、例えば、検出された付加情報を更新すること
により新たな付加情報を生成して付加したり、検出され
た付加情報に別の情報を加えて新たな付加情報を生成し
て付加することができるようにされる。
【0023】このように、複製が行われるごとに新たな
付加情報を付加することができるので、複製されたデジ
タル情報信号をさらに複製するような場合にも、新たな
付加情報に応じて記録制御を行うことができる。
【0024】また、請求項3に記載の発明の情報信号記
録制御方法は、請求項2に記載の情報信号記録制御方法
であって、生成した前記新たな付加情報をスペクトラム
拡散し、スペクトラム拡散した前記新たな付加情報を前
記情報信号に重畳して記録することを特徴とする。
【0025】この請求項3に記載の発明の情報信号記録
制御方法によれば、生成された新たな付加情報は、スペ
クトラム拡散されて情報信号に対し、同一時間、同一周
波数帯域内に重畳され、このスペクトラム拡散された新
たな付加情報が重畳されたデジタル情報信号が記録する
ようにされる。
【0026】これにより、情報信号に対して新たに付加
される新たな付加情報が、当該情報信号を劣化させるこ
ともなく、また、この新たな付加情報を情報信号と共に
確実に提供することができる。つまり、スペクトラム拡
散された新たな付加情報は、上述のように、情報信号自
体に重畳されるので、新たな付加情報を簡単に改ざんし
たり消去することができなくなるからである。
【0027】また、請求項4に記載の発明の情報信号記
録制御方法は、種類の異なる複数の付加情報が重畳され
た情報信号の供給を受けて、前記情報信号に重畳されて
いる前記種類の異なる複数の付加情報を検出し、前記種
類の異なる複数の付加情報を検出することにより得られ
る情報に基づいて、前記情報信号の記録制御を行うこと
を特徴とする。
【0028】この請求項4に記載の発明の情報信号記録
制御方法によれば、種類の異なる複数の付加情報が付加
された情報信号が供給される。したがって、これら種類
の異なる複数の付加情報のうち、本来あるべき付加情報
が存在していなかったり、あるいは、同じ複製制御の内
容を示すようにされた種類の異なる複数の付加情報の中
に、異なる複製制御の内容を示す付加情報があった場合
には、付加情報の改ざんが行われたと判断して、複製を
禁止するようにするなど、より確実かつ詳細な記録制御
が行われる。
【0029】また、請求項5に記載の発明の情報信号記
録制御方法は、請求項4に記載の情報信号記録制御方法
であって、前記情報信号に重畳される前記種類の異なる
複数の付加情報のうちの少なくとも1つは、スペクトラ
ム拡散された付加情報であることを特徴とする。
【0030】この請求項5に記載の発明の情報信号記録
制御方法によれば、スペクトラム拡散されて情報信号に
重畳されている付加情報は、広帯域、低レベルの信号で
あり、また、情報信号に対し、同じ時間、同じ周波数帯
域内に重畳される。このため、このスペクトラム拡散さ
れた付加情報が情報信号に重畳されることにより情報信
号を劣化させることもなく、また、このスペクトラム拡
散された付加情報が改ざんされたり消去されたりするこ
とがないようにされる。
【0031】したがって、少なくとも、スペクトラム拡
散されて情報信号に重畳された付加情報は、常に情報信
号と共に供給されるので、付加情報の改ざんや消去に強
い情報信号記録制御システムを構築することができ、情
報信号の違法な複製を防止することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、この発
明の実施の形態について説明する。
【0033】以下に説明する情報信号記録制御システム
は、この発明による情報信号記録制御方法が用いられた
ものである。
【0034】[第1の実施の形態]図1は、この第1の
実施の形態の情報信号記録制御システムを説明するため
のブロック図である。この第1の実施の形態の情報信号
記録制御システムは、例えば、インターネットなどのネ
ットワークを介して接続された情報信号送出装置(以下
単に送出装置という)10と、情報信号受信装置(以下
単に受信装置という)20とにより構成されたものであ
る。
【0035】この第1の実施の形態において、送出装置
10は、記録媒体に記録されている情報信号を再生して
出力する出力装置としての機能を備えたものであり、受
信装置20は、受信した情報信号を記録媒体に記録する
記録装置としての機能を備えたものである。そして、こ
の第1の実施の形態において、送出装置10、受信装置
20は、例えばパーソナルコンピュータなどのインター
ネットなどのネットワークを介して情報信号の送受が可
能な装置に適用されたものである。
【0036】[送出装置10について]図1に示すよう
に、この実施の形態の送出装置10は、読み出し部11
を備え、記録媒体100に記録されている情報信号を読
み出して送出するするものである。
【0037】この第1の実施の形態において、記録媒体
100は、送出装置10により情報の読み出しが可能な
CD−ROMなどのディスクである。そして、この第1
の実施の形態において、記録媒体100は、以下に説明
するように、情報信号を記録した記録媒体を製造する製
造業者(メーカー)によって、スペクトラム拡散された
付加情報が重畳されたデジタル映像信号が記録されたも
のである。また、この第1の実施の形態において付加情
報は、この付加情報が重畳されたデジタル映像信号の複
製の禁止または許可あるいは世代制限などを示す複製防
止制御信号である。
【0038】図2は、デジタル映像信号を記録した記録
媒体を製造するメーカーにおいて用いられ、付加情報を
スペクトラム拡散し、デジタル映像信号に重畳するSS
(ここで、SSはスペクトラム拡散の略である。以下同
じ)付加情報生成重畳装置部の一例を説明するためのブ
ロック図である。
【0039】図2に示すように、この例のSS付加情報
生成重畳装置部は、加算部1、基準タイミング検出部
2、PLL回路3、タイミング信号生成部4、PN符号
発生部5、乗算部6、付加情報発生部7を備えている。
【0040】記録媒体に記録するデジタル映像信号E1
は、このSS付加情報生成重畳装置部の加算部1、基準
タイミング検出部2に供給される。
【0041】基準タイミング検出部2は、デジタル映像
信号E1から、基準タイミング信号としての同期信号S
Kを抽出し、これをPLL回路3と、タイミング信号生
成部4とに供給する。
【0042】PLL回路3は、基準タイミング検出部2
からの同期信号SKに基づいて、デジタル映像信号に同
期したクロック信号CLKを生成する。このクロック信
号CLKは、タイミング信号生成部4、PN符号発生部
5に供給されると共に、このクロック信号CLKを用い
る各部に供給される。
【0043】タイミング信号生成部4は、基準タイミン
グ検出部2からの同期信号SKとクロック信号CLKと
に基づいて、後述するPN符号発生部5において用いら
れるタイミング信号TMや、その他の各種のタイミング
信号を生成して出力する。
【0044】この第1の実施の形態において、タイミン
グ信号生成部4において生成されるタイミング信号TM
は、基準タイミング検出部2からの同期信号SKに同期
し、予め決められた符号パターンを有するPN符号列を
その先頭から発生させるためのタイミングを示すリセッ
ト(初期化)信号として用いられる。
【0045】PN(Pseudorandom Noi
ze;疑似ランダム雑音)符号発生部5は、クロック信
号CLK、タイミング信号TMに基づいて、PN符号列
P1を発生させる。すなわち、この第1の実施の形態に
おいて、PN符号発生部5は、タイミング信号TMが供
給されたタイミング毎に、クロック信号CLKに同期し
てPN符号列P1をその先頭から生成するものである。
PN符号発生部5において生成されたPN符号列P1
は、乗算部6に供給される。
【0046】図3は、PN符号発生部5の構成例を示す
図である。この例のPN符号発生部5は、12段のシフ
トレジスタを構成する12個のDフリップフロップ回路
REG1〜REG15と、このシフトレジスタの適宜の
タップ出力を演算するイクスクルーシブオア回路EX−
OR1〜EX−OR3とからなっている。そして、図3
に示すPN符号発生部5は、上述したように、タイミン
グ信号TM、クロック信号CLKに基づいて、M系列の
PN符号列P1を生成する。
【0047】なお、図3においてイネーブル信号EN
は、PN符号発生部5を動作状態にするための信号であ
り、この第1の実施の形態のおいては、図2に示したS
S付加情報生成重畳装置部に電源が投入されることによ
り生成されて、PN符号発生部5に供給されるものであ
る。
【0048】そして、例えば、基準タイミング検出部2
において、基準タイミング信号として垂直同期信号を抽
出するようにした場合には、PLL回路3においては、
基準タイミング検出部2からの垂直同期信号に同期した
クロック信号CLKが形成される。また、タイミング信
号生成部4においては、基準タイミング検出部2からの
垂直同期信号とPLL回路からのクロック信号CLKに
基づいて、例えば、1垂直区間(1フィールド)を1周
期とするような、基準タイミング信号として用いられる
垂直同期信号に同期するタイミング信号TMを形成す
る。
【0049】また、乗算部6には、付加情報発生部6か
らの付加情報列FSが供給される。この第1の実施の形
態において、付加情報発生部7は、デジタル映像信号E
1に重畳する付加情報を発生させ、発生させた付加情報
を1ビット毎に、予め決められたクロック数分出力する
ことにより、付加情報列FSを生成し、これを乗算部6
に供給する。
【0050】付加情報生成部6において、例えば、前述
したPLL回路3からのクロック信号CLKとタイミン
グ信号生成部4からのタイミング信号TMを用いるよう
にすることによって、タイミング信号TMが示すタイミ
ング毎に、クロック信号CLKに同期した、複製禁止や
複製許可などを指示する1ビットや2ビットの低ビット
の付加情報列FSを生成するようにすることができる。
【0051】乗算部6は、PN符号発生部5からのPN
符号列P1を用いて、付加情報発生部7からの付加情報
をスペクトラム拡散する。この乗算部6からは、スペク
トラム拡散された付加情報であるスペクトラム拡散信号
(以下、SS付加情報という)SFが得られる。すなわ
ち、乗算部6は、PN符号列P1を用いて付加情報列F
Sをスペクトラム拡散することによって、後述にもする
ように、狭帯域、高レベルの複製防止制御信号である付
加情報を広帯域、低レベルのSS付加情報SFにする機
能を有している。
【0052】以上のようにして乗算部6から得られるS
S付加情報SFは、加算部14に供給される。加算部1
4は、デジタル映像信号E1と、デジタルSS付加情報
SFとの供給を受けて、デジタルSS付加情報SFが重
畳されたデジタル映像信号E2を形成し、これを出力す
る。そして、このデジタルSS付加情報SFが重畳され
たデジタル映像信号E2が記録媒体に記録されて、スペ
クトラム拡散された付加情報が重畳されたデジタル映像
信号が記録された記録媒体100が形成される。
【0053】そして、前述にもしたように、この第1の
実施の形態の送出装置10の読み出し部11は、スペク
トラム拡散された付加情報が重畳されたデジタル映像信
号が記録されている記録媒体100の情報を再生して得
られる信号S1からデジタル再生映像信号S2を形成
し、インターネットなどのネットワークを介して、受信
装置20に送出する。
【0054】この場合、デジタル再生映像信号S2に
は、複製防止制御信号である付加情報がスペクトラム拡
散されて重畳されているので、以下に説明するように、
デジタル映像信号に重畳されている付加情報が、当該デ
ジタル映像信号による再生映像を劣化させることもな
く、かつ、スペクトラム拡散されて重畳された付加情報
の改ざんや消去ができないようにされる。
【0055】図4は、複製防止制御信号である付加情報
と、情報信号この例では映像信号との関係をスペクトル
で示したものである。付加情報は、これに含まれる情報
量は少なく、低ビットレートの信号であり、図4(a)
に示されるように狭帯域の信号である。これにスペクト
ラム拡散を施すと、図4(b)に示すような広帯域幅の
信号となる。このときに、スペクトラム拡散信号レベル
は帯域の拡大比に反比例して小さくなる。
【0056】このスペクトラム拡散信号、すなわち、S
S複製防止制御信号であるSS付加情報SFを、加算部
1で情報信号に重畳させるのであるが、この場合に、図
4(c)に示すように、情報信号としての映像信号のダ
イナミックレンジより小さいレベルで、SS付加情報S
Fを重畳させる。このように重畳することにより情報信
号の劣化がほとんど生じないようにすることができる。
したがって、SS付加情報が重畳された映像信号がモニ
ター受像機に供給されて、映像が再生された場合に、S
S付加情報の影響はほとんどなく、良好な再生映像が得
られるものである。
【0057】しかし、後述するように、記録側でSS付
加情報を検出するために、スペクトラム逆拡散を行う
と、図4(d)に示すように、SS複製防止制御信号で
あるSS付加情報が再び狭帯域の信号として復元され
る。十分な帯域拡散率を与えることにより、逆拡散後の
複製防止制御信号の電力が情報信号を上回り、検出可能
となる。
【0058】この場合、映像信号に重畳されたSS付加
情報SFは、映像信号と同一時間、同一周波数内に重畳
されるため、周波数フィルタや単純な情報の置き換えで
は削除および修正が不可能である。
【0059】したがって、映像信号に重畳されたSS複
製防止制御信号が取り除かれることがなく、SS複製防
止制御信号をモニタ受像機や受信装置などの装置に確実
に提供することができる。
【0060】このように、この第1の実施の形態におい
ては、スペクトラム拡散されて形成されたデジタルSS
付加情報が重畳されたデジタル映像信号が再生されて伝
送され、受信装置20に供給される。
【0061】[受信装置20について]この第1の実施
の形態において、送出装置10から送出されたデジタル
再生映像信号S2の供給を受ける受信装置20は、図1
に示すように、SS付加情報読み出し部21、記録制御
部22、書き込み部23を備えている。また、記録媒体
200は、この受信装置20によって、デジタル映像信
号などの情報信号の書き込みが可能なCD−ROMなど
のディスクである。
【0062】送出装置10からのデジタル再生映像信号
S2は、受信装置20のSS付加情報読み出し部21に
供給される。SS付加情報読み出し部21は、スペクト
ラム逆拡散を行って、供給されるデジタル再生映像信号
S2にスペクトラム拡散されて重畳されている付加情報
を検出する付加情報の検出手段としての機能を備えてい
る。
【0063】この第1の実施の形態の受信装置20のS
S付加情報読み出し部21は、図2を用いて前述したS
S付加情報生成重畳装置とその一部が同じように構成さ
れる。このため、この受信装置20のSS付加情報読み
出し部21を構成するものとして、図2に示した各部と
同じ部分については、同じ参照符号を用いて説明する。
【0064】SS付加情報読み出し部21は、図2を用
いて前述したSS付加情報生成重畳部と同様に、基準タ
イミング検出部2、PLL回路3、タイミング信号生成
部4、PN符号発生部5を備えると共に、PN符号発生
部5により発生させた逆拡散用のPN符号列P1と、デ
ジタル再生映像信号S2に重畳されているSS付加情報
との乗算を行う乗算部を備えたものである。
【0065】この場合、基準タイミング検出部2は、こ
の受信装置20に供給されたデジタル再生映像信号S2
の供給を受けて、このデジタル再生映像信号S2から基
準タイミング信号としての同期信号SKを抽出し、PL
L回路3、タイミング信号生成部4に供給する。
【0066】PLL回路3は、これに供給された同期信
号SKに同期したクロック信号CLKを生成し、タイミ
ング信号生成部4とPN符号発生部5とに供給する。ま
た、タイミング信号生成部4は、基準タイミング検出部
2からの同期信号SKと、PLL回路3からのクロック
信号CLKとに応じて、タイミング信号TMなど生成し
て出力する。
【0067】PN符号発生部5は、図3を用いて前述し
たPN符号発生部と同様のものであり、クロック信号C
LKと、タイミング信号TMとに応じてPN符号列P1
を発生させる。このPN符号列P1とデジタル再生映像
信号S2とが乗算部に供給されて、乗算が行われる。
【0068】すなわち、PN符号発生部5は、送出装置
10において用いられたクロック信号CLK、タイミン
グ信号TMと同じ信号を用いることによって、デジタル
再生映像信号S2に重畳されているSS付加情報をスペ
クトラム拡散しているPN符号列と同じ符号パターンの
PN符号列であって、かつ、発生タイミングも一致する
逆拡散用のPN符号列を発生させる。
【0069】そして、この逆拡散用のPN符号列とデジ
タル再生映像信号S2に重畳されているSS付加情報と
を乗算することにより、スペクトラム逆拡散を行い、広
帯域、低レベルの信号とされたSS付加情報を、元の狭
帯域、高レベルの付加情報S3として、デジタル再生映
像信号S2から抽出する。そして、SS付加情報読み出
し部21は、供給されたデジタル再生映像信号S2をそ
のまま書き込み部23に供給するとともに、抽出した付
加情報S3を記録制御部22に供給する。
【0070】記録制御部22は、付加情報S3に基づい
て、書き込み部23を制御する制御信号S4を形成し、
これを書き込み部23に供給する。書き込み部23は、
記録制御部22からの制御信号S4が、複製を許可する
ものであるときは、デジタル映像信号S2をディスク2
00に書き込み、制御信号S4が複製を禁止するもので
あるときには、デジタル映像信号S2をディスク200
に書き込まないようにする。
【0071】このように、この第1の実施の形態の受信
装置20においては、供給されるデジタル映像信号S2
には、スペクトル拡散された付加情報が重畳されてお
り、逆スペクトラム拡散することにより、映像信号に重
畳されたこの付加情報を検出し、検出した付加情報に応
じて、供給された映像信号に対する記録制御を行なうこ
とができる。
【0072】なお、送出装置10から送出するデジタル
映像信号の符号化が必要な場合には、読み出し部11で
行うようにすることができる。この場合、符号化された
デジタル映像信号の供給を受ける受信装置20において
は、SS付加情報読み出し部21、あるいは、その前段
で復号化を行うようにすればよい。
【0073】また、記録媒体200に記録するデジタル
映像信号の符号化が必要な場合には、受信装置20の書
き込み部23やその後段で符号化を行うようにすること
ができる。
【0074】[第2の実施の形態]図5は、この第2の
実施の形態の情報信号記録制御システムを説明するため
のブロック図である。この第2の実施の形態の情報信号
記録制御システムは、前述した第1の実施の形態と同様
に、インターネットなどのネットワークを介して接続さ
れた情報信号送出装置(以下単に送出装置という)30
と、情報信号受信装置(以下単に受信装置という)40
とにより構成されたものである。これら、送出装置3
0、受信装置40は、例えば、パーソナルコンピュータ
などのインターネットなどのネットワークを介して情報
信号の送受が可能な装置に適用されたものである。
【0075】[送出装置30について]図5に示すよう
に、送出装置30は、読み出し部31を備え、記録媒体
300に記録されている情報信号を読み出して出力する
出力装置としての機能を備えている。また、この第2の
実施の形態において記録媒体300は、送出装置30に
より情報の読み出しが可能なCD−ROMなどのディス
クである。
【0076】この第2の実施の形態の記録媒体300
は、情報信号を記録した記録媒体を製造する製造業者
(メーカー)によって、スペクトラム拡散された第1の
付加情報が重畳されると共に、第2の付加情報が付加さ
れたデジタル映像信号が記録されたものである。
【0077】この第2の実施の形態において、第2の付
加情報は、この記録媒体(ディスク)300の最内周の
TOC(Table Of Contents)やディ
レクトリと呼ばれるトラックエリアに記録することもで
きるし、映像データや音声データが記録されるトラック
に、記録エリアを別にして挿入記録することもできるも
のであるが、以下に説明する例は、後者の場合の例で、
映像データを読み出したときに、第2の付加情報も同時
に読み出される場合である。
【0078】これら第1、第2の付加情報は、この付加
情報が重畳されたデジタル映像信号の複製の禁止または
許可あるいは世代制限を示す複製防止制御信号である。
この第1、第2の付加情報のそれぞれは、情報信号を記
録した記録媒体の製造業者によって、同じ複製制御の内
容を示す情報として重畳あるいは付加される。
【0079】このように、この第2の実施の形態におい
て、記録媒体300に記録されているデジタル映像信号
には、スペクトラム拡散された第1の付加情報が重畳さ
れていると共に、第2の付加情報が映像データに挿入付
加されている。
【0080】そして、送出装置30の読み出し部31
は、記録媒体300の情報を再生して得られる信号S1
1からデジタル再生映像信号S12を形成し、インター
ネットなどのネットワークを介して受信装置40に送出
する。
【0081】この場合、スペクトラム拡散されてデジタ
ル映像信号の重畳された第1の付加情報は、第1の実施
の形態においても説明したように、デジタル映像信号に
よる再生映像を劣化させることもないし、少なくともこ
のスペクトラム拡散されてデジタル映像信号に重畳され
た第1の付加情報が改ざんされたり削除されることはな
く、デジタル映像信号と共に確実に受信装置側に提供さ
れる。
【0082】[受信装置40について]この第2の実施
の形態の受信装置40は、受信した情報信号を記録媒体
に記録する記録装置としての機能を有するものであり、
図5に示すように、付加情報読み出し部41、SS付加
情報読み出し部42、記録制御部43、加算部44、S
S付加情報生成部45、書き込み部46を備えている。
【0083】前述のように、送出装置30から送出され
たデジタル再生映像信号S12は、受信装置40の付加
情報読み出し部41に供給される。付加情報読み出し部
41は、デジタル再生映像信号S12に映像データに挿
入付加されている前述の第2の付加情報S13を抽出
し、これを記録制御部43に供給すると共に、デジタル
再生映像信号S12をそのままSS付加情報読み出し部
42に供給する。
【0084】SS付加情報読み出し部42は、スペクト
ラム逆拡散を行って、デジタル再生映像信号S12にス
ペクトラム拡散されて重畳されている第1の付加情報S
14を抽出し、これを記録制御部43に供給すると共
に、デジタル再生映像信号S12をそのまま加算部44
に供給する。
【0085】すなわち、SS付加情報読み出し部42
は、前述した第1の実施の形態の受信装置20のSS付
加情報読み出し部21と同様に、第1の付加情報のスペ
クトラム拡散に用いられたPN符号列と同じ符号パター
ンの逆拡散用のPN符号列を、発生タイミングも一致さ
せて発生させ、この逆拡散用のPN符号列を用いてスペ
クトラム逆拡散を行うことによって、第1の付加情報を
抽出する。
【0086】記録制御部43は、デジタル再生映像信号
S12から抽出された第1の付加情報S14と、第2の
付加情報S13とに基づいて、複製制御情報S15を生
成し、これをSS付加情報生成部45、書き込み部46
に供給する。
【0087】この第2の実施の形態においては、前述し
たように、第1の付加情報と、第2の付加情報とは、同
じ複製制御の内容を示す情報である。また、第1の付加
情報は、スペクトラム拡散されてデジタル映像信号に重
畳されているため、改ざんされたり、消去されることな
く、デジタル映像信号と共に供給される。
【0088】したがって、例えば、第1の付加情報が示
す複製制御の内容と、第2の付加情報が示す複製制御の
内容が異なっている場合や、第1の付加情報だけが抽出
され、本来付加されているはずの第2の付加情報が抽出
されなかった場合には、第2の付加情報が故意に改ざん
されたり消去された可能性が高い。
【0089】そこで、記録制御部43は、これら第1、
第2の付加情報を検出することにより得られる情報、す
なわち、検出されたこれら第1、第2の付加情報や、検
出されなかった付加情報の有無、あるいは、検出された
第1、第2の付加情報の示す複製制御の内容の違いなど
の情報に応じて、複製制御情報S15を形成して出力す
る。
【0090】例えば、スペクトラム拡散されて重畳され
た第1の付加情報だけが抽出され、第2の付加情報が抽
出されなかった場合であって、抽出された第1の付加情
報が複製を許可するものであるときには、記録制御部4
3は、複製は許可するものの、複製されたデジタル映像
信号の複製を禁止するため、複製禁止を示す新たな付加
情報を付加するように指示する複製制御情報S15を形
成したり、あるいは、複製は許可するものの、複製を行
う受信装置40を識別することができる受信装置40の
製造番号を新たな付加情報として付加するように指示す
る複製制御情報S15を形成する。
【0091】また、第1、第2の付加情報の両方が検出
されたものの、それらが示す複製制御の内容が異なって
いる場合には、より確からしい付加情報、例えば、複製
制御の内容が厳しい付加情報に応じた複製制御情報S1
5を形成する。この場合、前述のように、複製されたデ
ジタル映像信号の複製を禁止するため、複製を禁止する
新たな付加情報を付加するようにしたり、複製を行う受
信装置40を識別することができる受信装置40の製造
番号を新たな付加情報として付加するように指示する複
製制御信号S15を形成することができる。
【0092】もちろん、上述したように、検出された第
1の付加情報が複製を許可するものであっても、本来付
加されているべき第2の付加情報が検出されなかった
り、第1、第2の付加情報の両方が検出されたものの、
それらが示す複製制御の内容が異なっている場合には、
複製を禁止する複製制御情報S15を形成するようにす
ることもできる。
【0093】また、第1の付加情報が示す複製制御の内
容と、第2の付加情報が示す複製制御の内容とが一致し
ている場合には、これら付加情報が示す複製制御の内容
に応じた複製制御情報S15を形成する。この場合にお
いても、例えば、複製を行う受信装置40を識別するこ
とができる受信装置40の製造番号を新たな付加情報と
して付加するように指示したり、複製の実行日付などの
情報を新たな付加情報として付加するように指示する複
製制御情報S15を生成することも可能である。
【0094】SS付加情報生成部45は、複製制御情報
S15に応じて新たな付加情報を生成し、これをスペク
トラム拡散することによりSS付加情報S16を形成
し、これを加算部44に供給する。なお、複製制御情報
S15に応じて新たな付加情報を生成する場合であっ
て、前述したように、例えば、受信装置40の製造番号
や複製の実行日付などが必要な場合は、SS付加情報生
成部45は、この受信装置40が備えるメモリやタイマ
から取得することができるようにされる。
【0095】加算部44は、デジタル再生映像信号S1
2に対して、新たなSS付加情報S16を重畳すること
により、SS付加情報S16が重畳されたデジタル映像
信号S17を形成する。このデジタル映像信号S17
は、書き込み部46に供給される。
【0096】書き込み部46は、記録制御部43からの
複製制御情報S15が、複製を許可するものであるとき
は、デジタル映像信号S17をディスク400に書き込
み、複製制御信号S15が複製を禁止するものであると
きには、デジタル映像信号S17をディスク400に書
き込まないようにする。
【0097】また、第1の付加情報と、第2の付加情報
が共に、第1世代までの複製を許可することを示す情報
であるときには、記録制御部43は、複製は許可する
が、デジタル再生映像信号S12に重畳あるいは付加さ
れている第1、第2の付加情報を複製禁止を示す情報に
変更するように制御する複製制御情報S15を形成し、
これを出力する。
【0098】この場合、SS付加情報生成部45は、複
製を禁止する付加情報を形成し、これをスペクトラム拡
散することにより、SS付加情報S16を形成し、これ
を加算部44に供給する。また、書き込み部46は、こ
れに供給されたデジタル映像信号S17の映像データに
挿入付加されている第2の付加情報を複製禁止を示す情
報に変更した後に記録媒体400に記録する。
【0099】また、SS付加情報生成部45は、デジタ
ル再生映像信号S12にスペクトラム拡散されて付加さ
れている付加情報をスペクトラム拡散しているPN符号
とは異なるPN符号、例えば、同じ系列のPN符号列で
あっても、位相が異なるPN符号や、系列の異なるPN
符号を用いて新たな付加情報をスペクトラム拡散し情報
信号に重畳するようにすれば、既に重畳されているスペ
クトラム拡散された付加情報と混同することなく、スペ
クトラム拡散した新たな付加情報を情報信号に重畳し、
必要に応じて抽出することができる。
【0100】このように、この第2の実施の形態の情報
信号記録制御システムの場合には、デジタル映像信号に
スペクトラム拡散されて重畳されている第1の付加情報
と、デジタル映像信号の映像データに挿入付加されてい
る第2の付加情報とを検出することにより得られる情報
に基づいて、当該デジタル映像信号の記録制御を行うこ
とができると共に、記録媒体400に記録するデジタル
映像信号に新たな付加情報を重畳したり付加したりする
ことができる。
【0101】なお、この第2の実施の形態においては、
記録制御部43は、第1の付加情報と第2の付加情報を
もとに複製制御情報S15を形成するものとして説明し
たが、これに限るものではなく、いずれか一方の付加情
報、例えば、改ざんや消去が難しいスペクトラム拡散さ
れてデジタル映像信号に重畳されている付加情報に基づ
いて、複製制御情報S15を形成するようにしてもよ
い。
【0102】また、例えば、伝送過程において、伝送さ
れたデジタル映像信号の劣化などを考慮して、既に付加
されている第1、第2の付加情報をそのまま重畳および
付加し直したり、あるいは、複製が許可されているデジ
タル映像信号の場合やデジタル映像信号から付加情報が
検出されなかった場合などにおいて、複製制御の内容を
示す情報とは別の、受信装置40の製造番号などの情報
を重畳したり付加したりすることもできる。また、もと
の付加情報を一部変更するようにすることも可能であ
る。
【0103】また、スペクトラム拡散されてデジタル映
像信号に重畳された第1の付加情報は、前述したように
改ざんや消去などに強いため、第1の付加情報に基づい
て、第2の付加情報を再生することもできる。
【0104】また、この第2の実施の形態においては、
新たに生成した付加情報をスペクトラム拡散し、これを
デジタル映像信号に上書きするように説明したが、これ
に限らず、スペクトラム拡散されてデジタル映像信号に
重畳されている第1の付加情報を打ち消すSS付加情報
を生成し、これをデジタル映像信号から減算することに
より、先に重畳されているスペクトラム拡散された第1
の付加情報を消去した後に、新たな付加情報をスペクト
ラム拡散して重畳するようにすることもできる。
【0105】また、この第2の実施の形態においては、
第1と第2の2つの付加情報を付加するようにしたが、
これに限るものではなく種類の異なる複数の付加情報を
付加するようにしてもよい。
【0106】また、デジタル映像信号に付加される種類
の異なる複数の付加情報のうち、少なくとも1種類の付
加情報は、改ざんや消去がされにくい、すなわち信号強
度が強いということからスペクトラム拡散されて付加さ
れていることが望ましいが、必ずしもスペクトラム拡散
された付加情報が重畳されていなくてもよい。
【0107】また、前述した第1の実施の形態の情報信
号記録制御システムの受信装置20の書き込み部23に
おいて、記録制御部22からの制御信号S4などに応じ
て、新たな付加情報を形成し、これを記録するデジタル
映像信号に付加した後に記録するようにすれば、第1の
受信装置20においても第2の実施の形態の受信装置4
0と同じように新たな付加情報をデジタル映像信号に付
加した後に記録することができる。
【0108】また、図5を用いて説明した第2の実施の
形態の受信装置40を構成する加算部44、SS付加情
報生成部45を、第1の実施の形態の受信装置20にも
設けるようにすることにより、受信装置20において
も、新たな付加情報をスペクトラム拡散して、デジタル
映像信号に重畳し、これを記録するようにすることがで
きる。
【0109】[SS付加情報生成重畳装置部の他の例]
前述した実施の形態においては、図2を用いて説明した
ように、デジタル映像信号を記録した記録媒体を製造す
るメーカーにおいて用いいられるSS付加情報生成重畳
装置部は、一つのPN符号により、1ビットや2ビット
などの低ビットの付加情報をスペクトラム拡散して、S
S付加情報を生成するようにしたが、以下に説明するよ
うに、付加情報をスペクトラム拡散するのではなく、P
N符号そのものやPN符号と他の符号との混合を、複製
制御の内容を示す付加情報としてデジタル映像信号に重
畳することもできる。
【0110】図6の例は、位相の異なるPN符号を用い
たSS付加情報生成重畳装置部の要部の一実施例であ
る。
【0111】この例においては、PN符号発生部100
1から出力されるPN符号PSは、選択部1003に供
給されると共に、シフトレジスタ1002に供給され
る。このシフトレジスタ1002からは、PN符号PS
がクロック信号により順次にタイムシフトされた、位相
が順次に異なるPN符号PSa、PSb、…、PSnが
出力されて、それぞれ選択部1003に供給される。
【0112】そして、選択部1003には、選択制御信
号として付加情報FSが供給される。選択部1003
は、複数の位相のPN符号PS,PSa,PSb,…,
PSnのうちから、選択制御信号である付加情報の制御
内容、つまり、複製禁止や複製許可などに応じた、一つ
の位相のPN符号を選択して、SS付加情報SFとして
出力する。
【0113】図7の例は、異なる系列のPN符号を用い
た場合のSS付加情報生成重畳装置部の要部の一実施例
である。
【0114】この例では、それぞれ異なる系列のPN符
号PS1,PS2,…,PS3を生成する複数個のPN
符号発生部1021、1022、…、1023が設けら
れる。そして、各PN符号発生部1021、1022、
…、1023の出力は、選択部1024に入力される。
【0115】そして、選択部1024には、選択制御信
号として付加情報FSが供給される。選択部1024
は、複数の系列のPN符号PS1,PS2,…,PS3
のうちから、選択制御信号である付加情報の制御内容、
つまり、複製禁止や複製許可などに応じた、一つの系列
のPN符号を選択して、SS付加情報SFとして出力す
る。
【0116】図8の例は、1種類のPN符号と、複数の
直交符号を用いた場合のSS付加情報生成重畳装置部の
要部の一実施例である。
【0117】この例では、1個のPN符号生成部104
1と、互いに異なる直交符号を生成する直交符号生成部
1042、1043、…、1044が設けられる。そし
て、PN符号生成部1041の出力PN符号PSは、乗
算部1046に入力される。また、直交符号生成部10
42、1043、…、1044からの、異なる直交符号
は、選択部1045に入力される。また、選択部104
5には、選択制御信号として付加情報FSが供給され
る。
【0118】選択部1045は、複数の異なる直交符号
から、選択制御信号である付加情報の制御内容、つま
り、複製禁止や複製許可などに応じた、一つの直交符号
を乗算部1046に出力する。乗算部1046では、P
N符号PSと、選択された直交符号が乗じられて、その
乗算結果が、SS付加情報SFとして出力される。
【0119】[SS付加情報生成重畳装置部の他の例に
対応するSS付加情報読み出し部の例] 図9の例は、図6の例の異なる位相のPN符号が用いら
れたSS付加情報が重畳された映像信号を受信する受信
装置20、40のSS付加情報読み出し部の一例であ
る。
【0120】この例のSS付加情報読み出し部では、S
S付加情報が重畳されたデジタル再生映像信号は、PN
符号検出部1061に入力される。このPN符号検出部
1061では、PN符号のタイミングが検出され、その
結果が付加情報生成部1062に入力される。付加情報
生成部1062は、PN符号のタイミングの違いから、
付加情報が指示する複製制御の内容を特定し、その特定
結果に応じて、記録制御部に供給する付加情報を生成
し、出力する。
【0121】図10の例は、図7の例の異なる系列のP
N符号あるいは図8の例の1種類のPN符号と複数の直
交符号を組み合わせた符号が用いられたSS付加情報が
重畳された映像信号を受信する受信装置のSS付加情報
読み出し部の一例である。
【0122】この例のSS付加情報読み出し部では、S
S付加情報が重畳された受信信号は、PN符号検出部1
081、1082、…、1083に入力される。PN符
号検出部1081、1082、…、1083のそれぞれ
は、それぞれ異なるPN符号または1種類のPN符号と
異なる直交符号を掛け合わせた符号を検出する。その出
力は付加情報生成部1084に入力される。付加情報生
成部1084は、どの符号列が検出されたかをもとに、
付加情報の種類を特定し、その特定結果に応じて、記録
制御部に供給する付加情報を生成し、出力する。
【0123】以上のようなSS付加情報生成重畳装置部
およびSS付加情報読み出し部を用いた場合には、重畳
させる複製制御の内容を示す付加情報を生成するスペク
トラム拡散において、異なる位相のPN符号あるいは直
交符号とPN符号とを組み合わせた符号を用いること
で、複数の異なる付加情報を同時に付加することも可能
である。
【0124】なお、上述の第1および第2の実施の形態
においては、M系列のPN符号を用いるようにしたが、
これに限るものではなく、Gold符号系列の符号など
各種の拡散符号を用いることができる。
【0125】また、以上の例は、情報信号がデジタル映
像信号の場合であるが、オーディオ信号やその他の複製
を防止する要求が生じるすべての情報の記録制御に、こ
の発明は適用可能である。また、情報信号は、デジタル
信号に限ることなく、アナログ信号であってももちろん
よい。
【0126】また、前述した実施の形態においては、イ
ンタ−ネットなどのネットワークを介して接続された送
出装置と、受信装置とにより構成されたものであり、送
出装置と、受信装置とは、パーソナルコンピュータなど
の装置であるものとして説明したがこれに限るものでは
ない。
【0127】例えば、DVD(デジタルビデオディス
ク)の記録再生装置やデジタルVTR、あるいは、MD
(ミニディスク)と呼ばれる小型光磁気ディスクの記録
再生装置などのデジタル機器や、VTRやテープレコー
ダなどのアナログ装置を用いて、情報信号を再生し、再
生した情報信号を記録(複製)するようにするシステム
にこの発明を適用することができる。
【0128】また、テレビ放送やケーブルテレビ放送な
ど、情報信号を放送によりユーザに提供し、ユーザ側に
おいて提供された情報信号を記録するようなシステムに
もこの発明を適用することができる。
【0129】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明の情報信号記録制御方法によれば、デジタル情報信
号に対し、複製制御の内容を示す付加情報をスペクトラ
ム拡散することにより周波数帯域を広げ、デジタル情報
信号と同一時間、同一周波数内で重畳させたので、周波
数フィルタや単純な情報信号の置き換えでは付加情報の
改ざんおよび消去をできないようにすることができる。
【0130】また、スペクトラム拡散されたデジタル情
報信号がアナログ信号に変換された場合にも、付加情報
はスペクトラム拡散されてデジタル情報信号に重畳され
ているため、付加情報が欠落することがないようにする
ことができる。
【0131】したがって、確実にデジタル情報信号と共
に付加情報を記録装置側に供給することができ、付加情
報に応じた当該デジタル映像信号の記録制御を行うこと
ができる。
【0132】また、付加情報はスペクトラム拡散され
て、広帯域、例レベルの信号とされるので、デジタル情
報信号を劣化させることなくデジタル情報信号に付加情
報を重畳することができる。
【0133】また、請求項2に記載の発明の情報信号記
録制御方法によれば、複製を行うようにするごとに新た
な付加情報を情報信号に付加することができるので、複
製された情報信号をさらに複製するような場合にも、新
たな付加情報に応じて適切な記録制御を行うことができ
る。
【0134】また、請求項3に記載の発明の情報信号記
録制御方法によれば、生成された新たな付加情報は、ス
ペクトラム拡散され、情報信号に対して、同一時間、同
一周波数帯域内に重畳されるので、新たな付加情報が、
当該デジタル情報信号を劣化させることもなく、また、
この新たな付加情報を情報信号と共に確実に提供するこ
とができる。これにより、新たな付加情報に応じた確実
な記録制御が可能となる。
【0135】また、請求項4に記載の発明の情報信号記
録制御方法によれば、情報信号には、種類の異なる複数
の付加情報が付加されているので、本来付加されている
付加情報の全部が存在するか、検出した種類の異なる複
数の付加情報が示す複製制御の内容が異なっていないか
などを確認することにより、付加情報の改ざんや消去が
行われた可能性があるか否かを容易に確認することがで
きると共に、より確実かつ詳細な記録制御が可能とな
る。
【0136】また、請求項5に記載の発明の情報信号記
録制御方法によれば、スペクトラム拡散されて情報信号
に重畳されている付加情報は、広帯域、低レベルの信号
であるため、情報信号を劣化させることもなく、また、
簡単に改ざんや消去が不可能であるので、少なくとも、
スペクトラム拡散されて情報信号に重畳された付加情報
は、常に情報信号と共に供給され、付加情報の改ざんや
消去に強い情報信号記録制御システムを構築することが
できる。すなわち、情報信号の違法な複製を確実に防止
することができる。
【0137】また、請求項9〜請求項13に記載の発明
の情報信号記録制御方法によれば、異なる位相の拡散符
号、あるいは、拡散符号と直行符号など複数の異なる拡
散符号を用いることによって、複数の付加情報を同時に
同じ情報信号に重畳して利用することも容易にできるよ
うにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による情報信号記録制御システムの一
実施の形態を説明するためのブロック図である。
【図2】図1の送出装置で再生される情報信号が記録さ
れた記録媒体を製造する場合にに用いられるSS付加情
報生成重畳装置部の例を説明するためのブロック図であ
る。
【図3】図2の一部のPN符号発生部の一例を説明する
ためのブロック図である。
【図4】SS付加情報(複製防止制御信号)と情報信号
の関係をスペクトルで示した図である。
【図5】この発明による情報信号記録制御システムの一
実施の形態の他の例を説明するためのブロック図であ
る。
【図6】情報信号が記録された記録媒体を製造する場合
にに用いられるSS付加情報生成重畳装置部の他の例を
説明するためのブロック図である。
【図7】情報信号が記録された記録媒体を製造する場合
にに用いられるSS付加情報生成重畳装置部の他の例を
説明するためのブロック図である。
【図8】情報信号が記録された記録媒体を製造する場合
にに用いられるSS付加情報生成重畳装置部の他の例を
説明するためのブロック図である。
【図9】この発明による記録装置に用いられるSS付加
情報読み出し部の他の例を示すブロック図である。
【図10】この発明による記録装置に用いられるSS付
加情報読み出し部の他の例を示すブロック図である。
【図11】情報信号記録制御システムの従来の構成を説
明するためのブロック図である。
【符号の説明】
10…送出装置、11…読み出し部、20…受信装置、
21…SS付加情報読み出し部、22…記録制御部、2
3…書き込み部、100…再生側記録媒体、200…記
録側記録媒体、30…送出装置、31…読み出し部、4
0…受信装置、41…付加情報読み出し部、42…SS
付加情報読み出し部、43…記録制御部、44…加算
部、45…SS付加情報生成部、46…書き込み部、3
00…再生側記録媒体、400…記録側記録媒体

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スペクトラム拡散された付加情報が重畳さ
    れたデジタル情報信号の供給を受けて、前記デジタル情
    報信号に重畳されている前記付加情報を検出し、 検出された前記付加情報に基づいて、前記デジタル情報
    信号の記録制御を行うことを特徴とする情報信号記録制
    御方法。
  2. 【請求項2】スペクトラム拡散された付加情報が重畳さ
    れた情報信号の供給を受けて、前記情報信号に重畳され
    ている前記付加情報を検出し、 前記付加情報を検出することにより得られる情報に基づ
    いて、前記情報信号に付加する新たな付加情報を生成
    し、 前記新たな付加情報を前記情報信号に付加して記録する
    ようにすることを特徴とする情報信号記録制御方法。
  3. 【請求項3】生成した前記新たな付加情報をスペクトラ
    ム拡散し、 スペクトラム拡散した前記新たな付加情報を前記情報信
    号に重畳して記録することを特徴とする請求項2に記載
    の情報信号記録制御方法。
  4. 【請求項4】種類の異なる複数の付加情報が重畳された
    情報信号の供給を受けて、前記情報信号に重畳されてい
    る前記種類の異なる複数の付加情報を検出し、 前記種類の異なる複数の付加情報を検出することにより
    得られる情報に基づいて、前記情報信号の記録制御を行
    うことを特徴とする情報信号記録制御方法。
  5. 【請求項5】前記情報信号に重畳される前記種類の異な
    る複数の付加情報のうちの少なくとも1つは、スペクト
    ラム拡散された付加情報であることを特徴とする請求項
    4に記載の情報信号記録制御方法。
  6. 【請求項6】前記情報信号に付加する新たな付加情報
    を、前記付加情報を検出することにより得られる情報に
    基づいて生成し、 生成した前記新たな付加情報を前記情報信号に付加して
    記録するようにすることを特徴とする請求項4または請
    求項5に記載の情報信号記録制御方法。
  7. 【請求項7】生成した前記新たな付加情報をスペクトラ
    ム拡散し、 スペクトラム拡散した前記新たな付加情報を前記情報信
    号に重畳して記録するようにすることを特徴とする請求
    項6に記載の情報信号記録制御方法。
  8. 【請求項8】前記情報信号は、デジタル信号であること
    を特徴とする請求項4、請求項5、請求項6または請求
    項7に記載の情報信号記録制御方法。
  9. 【請求項9】前記スペクトラム拡散として、直接拡散方
    式スペクトラム拡散を用いることを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項5、請求項6または請
    求項7に記載の情報信号記録制御方法。
  10. 【請求項10】請求項9において、前記スペクトラム拡
    散に1種類の拡散符号を用いることを特徴とする情報信
    号記録制御方法。
  11. 【請求項11】請求項9において、前記スペクトラム拡
    散のために用いる拡散符号として、異なる位相の拡散符
    号を用いることを特徴とする情報信号記録制御方法。
  12. 【請求項12】請求項9において、前記スペクトラム拡
    散のために用いる拡散符号として、異なる系列の拡散符
    号を用いることを特徴とする情報信号記録制御方法。
  13. 【請求項13】請求項9において、前記スペクトラム拡
    散のために用いる拡散符号として、請求項10、請求項
    11、請求項12に記載の拡散符号のいずれかと、直交
    符号とを組み合わせた符号を用いることを特徴とする情
    報信号記録制御方法。
  14. 【請求項14】スペクトラム拡散されて前記情報信号に
    重畳されている前記付加情報は、前記情報信号のダイナ
    ミックレンジ分よりも低いレベルの低い信号電力で重畳
    されていることを特徴とする請求項1、請求項2、請求
    項3、請求項5、請求項6または請求項7に記載の情報
    信号記録制御方法。
  15. 【請求項15】スペクトラム拡散されて前記情報信号に
    重畳される前記新たな付加情報は、前記情報信号のダイ
    ナミックレンジ分よりも低いレベルの低い信号電力で重
    畳されることを特徴とする請求項3、請求項7に記載の
    情報信号記録制御方法。
  16. 【請求項16】前記情報信号中から再生したクロック信
    号を用いて、前記スペクトラム拡散のための拡散符号が
    生成され、 前記情報信号中から再生したクロック信号を用いて、前
    記拡散符号の検出を行うことを特徴とする請求項1、請
    求項2、請求項3、請求項5、請求項6または請求項7
    に記載の情報信号記録制御方法。
  17. 【請求項17】情報信号出力装置と、この情報信号出力
    装置からの情報信号を受信する記録装置とからなり、 前記情報信号出力装置は、 スペクトラム拡散された付加情報が重畳されているデジ
    タル情報信号を出力するものであり、 前記記録装置は、 前記情報信号出力装置からの前記デジタル情報信号中か
    らスペクトラム拡散されて重畳されている前記付加情報
    を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された前記付加情報に基づい
    て、前記情報信号の記録制御を行う記録制御手段とを備
    えることを特徴とする情報信号記録制御システム。
  18. 【請求項18】情報信号出力装置と、この情報信号出力
    装置からの情報信号を受信する記録装置とからなり、 前記情報信号出力装置は、 スペクトラム拡散された付加情報が重畳されている情報
    信号を出力するものであり、 前記記録装置は、 前記情報信号出力装置からの前記情報信号中からスペク
    トラム拡散されて重畳されている前記付加情報を検出す
    る付加情報検出手段と、 前記付加情報検出手段からの情報に基づいて、新たな付
    加情報を生成する付加情報生成手段と、 前記付加情報生成手段により生成された前記新たな付加
    情報を前記情報信号に付加する付加手段とを備えたこと
    を特徴とする情報信号記録制御システム。
  19. 【請求項19】情報信号出力装置と、この情報信号出力
    装置からの情報信号を受信する記録装置とからなり、 前記情報信号出力装置は、 種類の異なる複数の付加情報が重畳されている情報信号
    を出力するものであり、 前記記録装置は、 前記情報信号出力装置からの前記情報信号中から、種類
    の異なる複数の付加情報を検出する付加情報検出手段
    と、 前記付加情報検出手段からの情報に基づいて、前記情報
    信号の記録を制御する記録制御手段とを備えることを特
    徴とする情報信号記録制御システム。
  20. 【請求項20】前記情報信号に重畳されている種類の異
    なる複数の前記付加情報のうちの少なくとも1つは、ス
    ペクトラム拡散された付加情報であることを特徴とする
    請求項19に記載の情報信号記録制御システム。
  21. 【請求項21】前記記録装置は、 前記付加情報検出手段からの情報に基づいて、新たな付
    加情報を生成する付加情報生成手段と、 前記付加情報生成手段により生成された前記新たな付加
    情報を前記情報信号に付加する付加手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項19または請求項20に記載の情報
    信号記録制御システム。
  22. 【請求項22】前記記録装置は、 前記付加情報生成手段により生成された前記新たな付加
    情報をスペクトラム拡散するスペクトラム拡散手段と、 前記スペクトラム拡散手段によりスペクトラム拡散され
    た前記新たな付加情報を前記情報信号に重畳する重畳手
    段とを備えたことを特徴とする請求項18または請求項
    21に記載の情報信号記録制御システム。
  23. 【請求項23】スペクトラム拡散された付加情報が重畳
    されているデジタル情報信号を受信し、記録媒体に記録
    する記録装置であって、 前記デジタル情報信号中からスペクトラム拡散されて重
    畳されている前記付加情報を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された前記付加情報に基づい
    て、前記情報信号の記録制御を行う記録制御手段とを備
    えることを特徴とする情報信号記録装置。
  24. 【請求項24】スペクトラム拡散された付加情報が重畳
    されている情報信号を受信し、記録媒体に記録する記録
    装置であって、 前記情報信号中からスペクトラム拡散されて重畳されて
    いる前記付加情報を検出する付加情報検出手段と、 前記付加情報検出手段からの情報に基づいて、新たな付
    加情報を生成する付加情報生成手段と、 前記付加情報生成手段により生成された前記新たな付加
    情報を前記情報信号に付加する付加手段とを備えたこと
    を特徴とする情報信号記録装置。
  25. 【請求項25】前記付加情報生成手段により生成された
    前記新たな付加情報をスペクトラム拡散するスペクトラ
    ム拡散手段と、 前記スペクトラム拡散手段によりスペクトラム拡散され
    た前記新たな付加情報を前記情報信号に重畳する重畳手
    段とを備えたことを特徴とする請求項24に記載の情報
    信号記録装置。
  26. 【請求項26】種類の異なる複数の付加情報が重畳され
    ている情報信号を受信し、記録媒体に記録する記録装置
    であって、 種類の異なる複数の付加情報を検出する付加情報検出手
    段と、 前記付加情報検出手段からの情報をもとに前記情報信号
    の記録を制御する記録制御手段とを備えることを特徴と
    する情報信号記録装置。
  27. 【請求項27】前記情報信号に重畳されている前記種類
    の異なる複数の付加情報のうちの少なくとも1つは、ス
    ペクトラム拡散された付加情報であることを特徴とする
    請求項26に記載の情報信号記録装置。
  28. 【請求項28】前記付加情報検出手段からの情報に基づ
    いて、新たな付加情報を生成する付加情報生成手段と、 前記付加情報生成手段により生成された前記新たな付加
    情報を前記情報信号に付加する付加手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項26または請求項27に記載の情報
    信号記録装置。
  29. 【請求項29】前記付加情報生成手段により生成された
    前記新たな付加情報をスペクトラム拡散するスペクトラ
    ム拡散手段と、 前記スペクトラム拡散手段によりスペクトラム拡散され
    た前記新たな付加情報を前記情報信号に重畳する重畳手
    段とを備えたことを特徴とする請求項28に記載の情報
    信号記録装置。
  30. 【請求項30】スペクトラム拡散された付加情報が重畳
    されたデジタル情報信号が記録された情報信号記録媒
    体。
  31. 【請求項31】種類の異なる複数の付加情報が付加され
    た情報信号が記録された情報信号記録媒体。
  32. 【請求項32】前記種類の異なる複数の付加情報のうち
    の少なくとも1つは、スペクトラム拡散された付加情報
    であることを特徴とする請求項31に記載の情報信号記
    録媒体。
JP14497997A 1997-06-03 1997-06-03 情報信号記録制御方法、情報信号処理装置および情報信号記録媒体 Pending JPH10334593A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14497997A JPH10334593A (ja) 1997-06-03 1997-06-03 情報信号記録制御方法、情報信号処理装置および情報信号記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14497997A JPH10334593A (ja) 1997-06-03 1997-06-03 情報信号記録制御方法、情報信号処理装置および情報信号記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10334593A true JPH10334593A (ja) 1998-12-18

Family

ID=15374663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14497997A Pending JPH10334593A (ja) 1997-06-03 1997-06-03 情報信号記録制御方法、情報信号処理装置および情報信号記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10334593A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7934245B1 (en) 1999-03-26 2011-04-26 Sony Corporation Audio and/or video signal transmission system, transmitting apparatus and receiving apparatus thereof

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7934245B1 (en) 1999-03-26 2011-04-26 Sony Corporation Audio and/or video signal transmission system, transmitting apparatus and receiving apparatus thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3736588B2 (ja) 情報出力装置、情報出力方法、記録装置および情報複製防止制御方法
KR100520915B1 (ko) 정보신호 기록/재생 시스템, 정보신호 기록장치, 정보신호재생장치 및 정보신호 기록/재생 방법
JP3901268B2 (ja) 情報信号出力制御装置、情報信号出力制御方法、情報信号複製防止装置および情報信号複製防止方法
JP3835655B2 (ja) 情報信号再生装置、情報信号処理装置、情報信号再生方法および情報信号出力方法
JP3371187B2 (ja) 情報信号記録装置および方法、並びに情報信号複製装置および方法
JP3700738B2 (ja) 情報出力装置、情報出力方法、記録装置および記録方法
JP3594063B2 (ja) 情報信号伝送方法および複製防止制御方法
JP2000149413A (ja) 複製世代管理方法、情報信号記録装置、情報信号出力装置および情報信号再生装置
US6522685B2 (en) Information signal processing unit
JP3594062B2 (ja) 情報伝送方法、情報出力装置および情報記録装置
JP3891230B2 (ja) 付加情報重畳装置および付加情報重畳方法
JPH10149622A (ja) 情報複製防止方法および情報複製防止装置
KR100501939B1 (ko) 영상신호기록장치및방법
JPH10191244A (ja) 映像信号伝送方法、重畳情報抽出方法、映像信号出力装置、映像信号受信装置および映像記録媒体
JPH10334593A (ja) 情報信号記録制御方法、情報信号処理装置および情報信号記録媒体
JP3888401B2 (ja) 情報信号出力装置、情報信号出力方法、情報信号再生装置および情報信号再生方法
JPH117717A (ja) 情報信号記録装置、情報信号記録方法、情報信号複製システムおよび情報信号複製方法
JP3867744B2 (ja) スペクトラム拡散信号検出方法および装置
JPH10210432A (ja) 映像情報出力装置、映像機器用付加装置、映像再生装置、映像信号記録装置、映像情報複製防止制御方法および映像情報複製制御システム
JPH10336578A (ja) 映像信号への情報付加方法、付加情報検出方法および装置
JP2000090569A (ja) 情報信号の再生制限方法、情報信号記録再生装置、情報信号記録装置、情報信号再生装置および書き換え可能記録媒体
JPH10340532A (ja) 情報信号記録装置、記録方法、情報信号複製システムおよび情報信号記録媒体
JPH10210431A (ja) 映像信号伝送方法、重畳情報抽出方法、映像信号出力装置、映像信号受信装置および映像信号記録媒体
JPH10210429A (ja) 映像信号伝送方法、重畳情報抽出方法、映像信号出力装置、映像信号受信装置および映像信号記録媒体