JP2001036202A - 回路接続基板及びicカードリーダの回路接続装置 - Google Patents
回路接続基板及びicカードリーダの回路接続装置Info
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Abstract
各ライン間のクロストークの低減を図った回路接続基板
及びICカードリーダの回路接続装置を得る。 【解決手段】 少なくとも電源ライン2、グランドライ
ン3、クロックライン4、データ入出力ライン5がそれ
ぞれフレキシブル回路接続基板1の一方側の面に並設さ
れてなるフレキシブル回路接続基板。フレキシブル回路
接続基板1の他方側の面に、電源ライン又はグランドラ
インに接続されたシールド用ライン8がデータ入出力ラ
イン5の上記他方側の面位置となるように並設されてい
る。
Description
リーダなどに用いることができる回路接続基板及びIC
カードリーダの回路接続装置に関するものある。
などに用いることができる回路接続基板としては、一般
にフレキシブルプリントケーブルの片面に配線を施し、
各ケーブルごとにICカードの接点に対応する端末ブロ
ックに接続したものが知られている。しかし、上記構成
のフレキシブルプリントケーブルでは、長い距離に渡っ
て各信号線が平行に配線されているため、信号の立ち上
がり又は立ち下がりにおいて信号間のクロストークが発
生し、互いに影響を与え合ってしまい、誤作動の原因と
なっていた。従って、フレキシブルプリントケーブルで
はなく、シールドケーブルをICカードリーダの回路接
続装置に用いることができれば理想であるが、現実問題
として、1本1本のケーブルを半田付けして接続するこ
とは製造工程が煩雑となり、コストアップの原因となる
ため、クロストークの発生しないフレキシブルプリント
ケーブルが望まれていた。
えばISO7816等)による基準が設けられている。
かかる基準を達成すべく、フレキシブルプリントケーブ
ルの信号ライン間にグランド線を入れるなどの対策がな
されていたが、各種基準を達成するには至っていなかっ
た。
ーブルの端末部にノイズ除去用としてコンデンサを配置
することが従来から知られている。一般にICカードは
信号を送受信するが、ほとんどのラインでは、信号は機
器側からICカード側へ送信される。一方、データ入出
力ラインでは、機器側とICカード側との双方向で信号
が送受信される。ここで、ICカードからの信号を読み
取るデータ入出力ラインにおける端末部の位置にコンデ
ンサを設けると、ICカードからの電気信号がこの位置
で急に放電又は充電が行われるため突入電流が生じてし
まい、クロストークを改善できないという問題があっ
た。
従来技術の問題点を解消するためになされたもので、フ
レキシブル回路接続基板を両面配線とし、各ライン間の
クロストークの低減を図ることができる回路接続基板及
びICカードリーダの回路接続装置を提供することを目
的とする。
少なくとも電源ライン、グランドライン、クロックライ
ン、データ入出力ラインがそれぞれフレキシブル回路接
続基板の一方側の面に並設されてなるフレキシブル回路
接続基板において、上記フレキシブル回路接続基板の他
方側の面に、上記電源ライン又はグランドラインに接続
されたシールド用ラインが上記データ入出力ラインの上
記他方側の面位置となるように並設されていることを特
徴とする。
路接続基板において、各ラインは所定の端末に接続され
るとともにほぼ平行に各ラインパターンが形成されてお
り、前記シールド用ラインは前記クロックラインの前記
他方側の面位置を避けて形成されていることを特徴とす
る。
路接続基板において、フレキシブル回路接続基板は、曲
げられることにより屈曲部が形成されて取付けられる長
尺状のフレキシブルな回路接続基板であり、前記各ライ
ンパターンが上記フレキシブル回路接続基板の所定位置
にまとめて前記並設されており、上記屈曲部においては
前記シールド用ラインが前記各ラインの前記他方側の面
位置を避けて形成されていることを特徴とする。
イン、グランドライン、クロックライン、データ入出力
ラインがそれぞれフレキシブル回路接続基板の一方側の
面に並設され、ICカードに接触して上記ICカードと
のデータの入出力を、上記フレキシブル回路接続基板を
介して本体制御装置との間で行うようにしたICカード
リーダの回路接続装置において、上記フレキシブル回路
接続基板の他方側の面に、シールド用ラインが上記デー
タ入出力ラインの上記他方側の面位置となるように並設
されるとともに、上記シールド用ラインは前記クロック
ラインの上記他方側の面位置を避けて形成されているこ
とを特徴とする。
Cカードリーダの回路接続装置において、回路接続基板
は、ICカードのIC接点に接触するIC接点バネに回
路接続され、この回路接続基板は曲げられることにより
屈曲部が形成されてICカードリーダに取付けられる長
尺状のフレキシブルな回路接続基板であり、前記各ライ
ンパターンが上記フレキシブルな回路接続基板の所定位
置にまとめて並設されており、上記屈曲部においては前
記シールド用ラインが前記各ラインの前記他方側の面位
置を避けて形成されていることを特徴とする。
にかかる回路接続基板及びICカードリーダの回路接続
装置の実施の形態について説明する。
示すもので、このフレキシブル回路接続基板の側面図を
図2に、表側の平面図を図3に、裏側の平面図を図4に
示す。図1に示すように、回路同士を接続するフレキシ
ブル回路接続基板1は、少なくとも電源ライン2、グラ
ンドライン3、クロックライン4、データ入出力ライン
5を有している。これらの各ラインは、それぞれ所定の
IC接点に対応する端末13に接続され、かつ、ほぼ平
行に各ラインパターンが形成されて、フレキシブル回路
基板1の一方側の面6に並設されている。
7には、図4に示すように上記電源ライン2又はグラン
ドライン3に端末13の箇所において接続されたシール
ド用ライン8がデータ入出力ライン5の他方側の面6に
対向する位置に並設されている。
を両面配線とし、その他方側の面7をグランド(GN
D)ライン3あるいは電源(Vcc)ライン2に接続さ
れたシールド用ライン8とすることにより、シールド効
果を持たせ、各ライン間のクロストークノイズレベルの
低減を図ることができる。
ン以外の各種信号線、電源電圧(Vcc)、書込電圧
(Vpp)については、グランドに対応する端末13と
の間にコンデンサ15の付加が有効であるが、データ入
出力ラインについては、端末へのコンデンサ15の付加
は行わず、図1に示すような両面に配線されたフレキシ
ブル回路接続基板としたことにより、静電容量分と配線
抵抗による時定数を持たせることが可能となり、クロス
トークを防ぐ構造としている。
グランドとの間に容量ができるため、コンデンサを組み
入れることなく、コンデンサを接続したのと同様の効果
が得られる。従って、他のラインからクロストークによ
り外乱、例えば高周波ノイズが電源ライン2に入ったと
しても、この外乱をバイパスさせることができる。すな
わち、各ラインにはコンデンサを付けたのと実質的に同
じとなり、これによってインピーダンスが下がり、ノイ
ズを除去することができる。しかも、上記のように、シ
ールド効果も得られる。
示すように、フレキシブル回路接続基板1の他方側の面
7には、シールド用ライン8が、一方側の面6に形成さ
れたデータ入出力ライン5と対向する位置に並設されて
いる。シールド用ライン8は、その長さ方向に沿って一
部が取り除かれ、切除部14が形成されている。図5に
示すように、一方側の面6に形成されたクロックライン
4が、上記切除部14に沿いかつ切除部14に対向する
位置に形成されている。クロックライン4を、上記のよ
うにシールド用ライン8との対向位置から避けて配置し
たのは、クロックラインの信号の立ち上り/立ち下り時
間を規格内におさめる必要があるため、クロックライン
4が配置された部分だけシールドを弱め、クロックライ
ン4とシールド用ライン8との間の静電容量の増大を回
避するためである。
時間は、ISO7816−3などの規格において定めら
れているが、クロックライン4を全部シールド用ライン
8で覆ってしまうと、静電容量によってクロックパルス
波形がなまってしまい、規格に定められたクロックの立
ち上り/立ち下がり時間を達成することができない。そ
こで、フレキシブル回路接続基板1にシールドを施すも
のの、クロックライン4が配置された部分についてはシ
ールド部分を取り除き切除部14を設け、クロックライ
ン4はシールドされないようにしている。従って、シー
ルドが施されていないクロックライン4の部分は静電容
量が小さくなり、クロックの立ち上がり/立ち下がりの
スピードを速くすることが可能となり、ISOなどの規
格に定められた基準を達成することができる。
一例を示す。ICカードリーダの回路接続装置16は、
通路21側から挿入されたICカードの接点と接触する
ことでICカードとの間でデータの入出力を行う装置で
あり、このデータの入出力は上述のフレキシブル回路接
続基板1を介して行うことができる。ICカードリーダ
の回路接続装置16内には、一端が図示しないIC読取
回路に接続されたフレキシブル回路接続基板1が、その
長さ方向の中間部が円弧を描いて曲げられた屈曲部9が
形成されて取り付けられている。このフレキシブル回路
接続基板1の他端側はコンタクトブロック24に固定さ
れ、その他端部において、前記各データ入出力ライン
が、それぞれICカードのIC接点に対応したコンタク
トバネ22に電気的に接続されている。
ードには、ICカードの規格に応じてIC接点が設けら
れている。一方、フレキシブル回路接続基板1には、各
ラインに応じて端末13が設けられ、この端末ごとにI
C接点バネ22がフレキシブル回路接続基板1から突出
するようにして設けられている。
されると、ソレノイド23によりコンタクトブロック2
4が下方に移動され、ICカードのIC接点にコンタク
トブロック24に設けられたIC接点バネ22が接触
し、信号の送受信が行われるようになっている。このよ
うに、コンタクトブロック24の相対移動を許容しなが
ら、IC接点バネ22を外部回路に電気的に接続するた
めに、フレキシブル回路接続基板1の長さ方向の中間部
に上記屈曲部9が形成されている。上述のようにフレキ
シブル回路接続基板1には、電源ライン2、グランドラ
イン3、クロックライン4、データ入出力ライン5等の
各ラインパターンがフレキシブル回路接続基板1の所定
位置にまとめて並設されている。
図4に示す屈曲部9となる部分においては、一方側の面
6(図2参照)に設けられた各ラインの配置と対向する
位置を避けて、他方側の面7(図3参照)に形成されて
いる。換言すれば、上記屈曲部9においては、一方側の
面の上記シールド用ライン8と、他方側の面の他の各ラ
インとが重なり合わないように位置をずらして配置され
ている。上述のようにフレキシブル回路接続基板1は、
ICカードを読み取る際に、コンタクトブロック24が
上下に移動することにより、フレキシブル回路接続基板
1は可動される。従って、フレキシブル回路接続基板1
を両面配線とすると柔軟性がなくなり、屈曲部9におい
て配線が切れてしまう可能性がある。そこで、上記のよ
うに屈曲部9においてはシールド用ライン8を一方側の
面6に設けられた各ラインの配線パターンのある付近か
ら逃がす構造とすることにより、フレキシブル回路接続
基板1の配線の切断を防止し、寿命の大幅な改善を図っ
たものである。
も電源ライン、グランドライン、クロックライン、デー
タ入出力ラインがそれぞれフレキシブル回路接続基板の
一方側の面に並設されてなるフレキシブル回路接続基板
において、上記フレキシブル回路接続基板の他方側の面
に上記電源ライン又はグランドラインに接続されたシー
ルド用ラインが上記データ入出力ラインの上記他方側の
面位置となるように並設されているため、データ入出力
ラインとシールド用ラインとの間に静電容量を持たせる
ことができ、クロストークの低減を図ることができる。
さらに、近年の動作の速いICチップを用いたICカー
ドを使用した場合でも、他のラインへのクロストークを
低減することができる。
載の回路接続基板において、各ラインは所定の端末に接
続されるとともにほぼ平行に各ラインパターンが形成さ
れており、前記シールド用ラインは前記クロックライン
の前記他方側の面位置を避けて形成されているため、シ
ールドが施されていないクロックラインの部分は静電容
量が小さくなり、クロックの立ち上がり/立ち下がりの
スピードを速くすることが可能となり、ISOなどの規
格に定められた基準を達成することができる。
載の回路接続基板において、フレキシブル回路接続基板
は、曲げられることにより屈曲部が形成されて取付けら
れる長尺状のフレキシブルな回路接続基板であり、前記
各ラインパターンが上記フレキシブル回路接続基板の所
定位置にまとめて前記並設がなされており、上記屈曲部
においては前記シールド用ラインが前記各ラインの前記
他方側の面位置を避けて形成されているため、配線の切
断を防止することができ、回路接続基板の寿命を大幅に
改善することができる。
電源ライン、グランドライン、クロックライン、データ
入出力ラインがそれぞれフレキシブル回路接続基板の一
方側の面に並設され、ICカードに接触して上記ICカ
ードとのデータの入出力を、上記フレキシブル回路接続
基板を介して本体制御装置との間で行うようにしたIC
カードリーダの回路接続装置において、上記フレキシブ
ル回路接続基板の他方側の面にシールド用ラインが上記
データ入出力ラインの上記他方側の面位置となるように
並設されるとともに、上記シールド用ラインは前記クロ
ックラインの上記他方側の面位置を避けて形成されてい
るため、シールドが施されていないクロックラインの部
分は静電容量が小さくなり、クロックの立ち上がり/立
ち下がりのスピードを速くすることが可能となり、IS
Oなどの規格に定められた基準を達成することができる
ICカードリーダの回路接続装置を得ることができる。
載のICカードリーダの回路接続装置において、回路接
続基板は、ICカードのIC接点に接触するIC接点バ
ネに回路接続され、この回路接続基板は曲げられること
により屈曲部が形成されてICカードリーダに取付けら
れる長尺状のフレキシブルな回路接続基板であり、前記
各ラインパターンが上記フレキシブルな回路接続基板の
所定位置にまとめて並設されており、上記屈曲部におい
ては前記シールド用ラインが前記各ラインの前記他方側
の面位置を避けて形成されているため、配線の切断を防
止することができ、回路接続基板の寿命を大幅に改善す
ることができる、ICカードリーダの回路接続装置を得
ることができる。
図である。
ある。
置の一例を示す側面図である。
ことができるコンタクトブロックの一例を示す側面図で
ある。
面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくとも電源ライン、グランドライ
ン、クロックライン、データ入出力ラインがそれぞれフ
レキシブル回路接続基板の一方側の面に並設されてなる
フレキシブル回路接続基板において、 上記フレキシブル回路接続基板の他方側の面に、上記電
源ライン又はグランドラインに接続されたシールド用ラ
インが上記データ入出力ラインの上記他方側の面位置と
なるように並設されていることを特徴とする回路接続基
板。 - 【請求項2】 前記各ラインは所定の端末に接続される
とともにほぼ平行に各ラインパターンが形成されてお
り、前記シールド用ラインは前記クロックラインの前記
他方側の面位置を避けて形成されていることを特徴とす
る請求項1記載の回路接続基板。 - 【請求項3】 前記フレキシブル回路接続基板は、曲げ
られることにより屈曲部が形成されて取付けられる長尺
状のフレキシブルな回路接続基板であり、前記各ライン
パターンが上記フレキシブル回路接続基板の所定位置に
まとめて前記並設されており、上記屈曲部においては前
記シールド用ラインが前記各ラインの前記他方側の面位
置を避けて形成されていることを特徴とする請求項2記
載の回路接続基板。 - 【請求項4】 少なくとも電源ライン、グランドライ
ン、クロックライン、データ入出力ラインがそれぞれフ
レキシブル回路接続基板の一方側の面に並設され、IC
カードに接触して上記ICカードとのデータの入出力
を、上記フレキシブル回路接続基板を介して本体制御装
置との間で行うようにしたICカードリーダの回路接続
装置において、 上記フレキシブル回路接続基板の他方側の面に、シール
ド用ラインが上記データ入出力ラインの上記他方側の面
位置となるように並設されるとともに、上記シールド用
ラインは前記クロックラインの上記他方側の面位置を避
けて形成されていることを特徴とするICカードリーダ
の回路接続装置。 - 【請求項5】 前記回路接続基板は、ICカードのIC
接点に接触するIC接点バネに回路接続され、この回路
接続基板は曲げられることにより屈曲部が形成されてI
Cカードリーダに取付けられる長尺状のフレキシブルな
回路接続基板であり、前記各ラインパターンが上記フレ
キシブルな回路接続基板の所定位置にまとめて並設され
ており、上記屈曲部においては前記シールド用ラインが
前記各ラインの前記他方側の面位置を避けて形成されて
いることを特徴とする請求項4記載のICカードリーダ
の回路接続装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20173099A JP3778732B2 (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | 回路接続基板及びicカードリーダの回路接続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20173099A JP3778732B2 (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | 回路接続基板及びicカードリーダの回路接続装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001036202A true JP2001036202A (ja) | 2001-02-09 |
JP3778732B2 JP3778732B2 (ja) | 2006-05-24 |
Family
ID=16445992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20173099A Expired - Fee Related JP3778732B2 (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | 回路接続基板及びicカードリーダの回路接続装置 |
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-
1999
- 1999-07-15 JP JP20173099A patent/JP3778732B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US9949368B2 (en) | 2015-12-07 | 2018-04-17 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Resin substrate and electronic device |
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