JP2001035338A - 電磁接触器の固定接触子 - Google Patents

電磁接触器の固定接触子

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JP2001035338A
JP2001035338A JP11206321A JP20632199A JP2001035338A JP 2001035338 A JP2001035338 A JP 2001035338A JP 11206321 A JP11206321 A JP 11206321A JP 20632199 A JP20632199 A JP 20632199A JP 2001035338 A JP2001035338 A JP 2001035338A
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JP11206321A
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English (en)
Inventor
Daisuke Inui
大輔 乾
Hirotoshi Kasahara
廣敏 笠原
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】可動接触子からの衝撃の繰り返しに対する固定
接点台の強度の向上を図る。 【解決手段】コ字状の固定接点台2に固定接点3が取り
付けられ、アークを消弧グリッドに導くアークランナ4
が設けられた固定接触子1において、アークランナ4に
コ字状の接点台補強体4bを一体形成し、このアークラ
ンナ4を接点台補強体4bが固定接点台2の内周面に接
するように組み合わせ、リベット5で結合する。鋼板か
らなるアークランナ4と一体の接点台補強体4bで固定
接点台2を裏打ちすることにより、銅材からなる固定接
点台2の強度が増し、可動接触子からの繰り返し衝撃を
受けてもコ字状曲げ部に亀裂が生じることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電磁接触器の固
定接触子に関し、特にアークランナを有する固定接触子
に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁接触器は一般に、コ字状の固定接点
台に固定接点が取り付けられて固定接触子が構成され、
この固定接触子は電磁接触器のケースに各極ごとに互い
に対向して一対ずつ設置され、それらの間を橋絡する可
動接触子により電路の開閉が行なわれる。図5はそのよ
うな電磁接触器における接触子部分の1極分を示す斜視
図である。図5において、固定接触子1は銅の帯材から
屈曲形成されたコ字状の固定接点台2の上部脚2aの上
面に固定接点3がろう付けにより取り付けられて構成さ
れ、この固定接触子1には上部脚2aの下面に接するよ
うに、上部脚2aよりも幅の広い磁性板(鉄板)からな
る短冊状のアークランナ4が前後2本のリベット5によ
り結合されている。
【0003】固定接触子1は端子板6にねじ7で締め付
けられるとともに、電磁接触器の図示しない上部ケース
上に、各極ごとに互いに対向して一対ずつ設置され、端
子板6を介して図示しないねじにより締め付け固定され
ている。固定接触子1,1の上方には、両端に固定接点
3,3と対向する可動接点8が取り付けられた可動接触
子9が配置され、この可動接触子9は図示しない接点支
えに保持されて操作電磁石の可動鉄心に連結されてい
る。可動接触子9の前後両側には消弧グリッド10が配
置され、更に可動接触子9の上方に消弧グリッド10,
10間に渡るように短絡板11が配置されている。
【0004】図5は電磁接触器の開極状態にあり、この
状態で投入操作が行なわれると、可動鉄心の吸引により
可動接触子9が引き下げられ、固定接触子1,1間が橋
絡されて電路が閉成される。次に、釈放操作が行なわれ
ると、図示しない復帰スプリングのばね力により可動接
触子9が図示位置に上昇復帰して電路が開放される。同
時に固定・可動接点3,8間にアークが発生するが、こ
のアークは電磁力を受けて消弧グリッド10に引き込ま
れ、固定接触子1側のアークの足はアークランナ上をそ
の先端まで走行し、また可動接触子9側のアークの足は
短絡板11に移動して電流の転流が行なわれる。このア
ークは、消弧グリッド10内で分断・冷却されやがて消
滅する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した電磁接触器に
おいて、投入操作時には可動接触子9が固定接触子1に
衝突する。そのため、投入操作が繰り返される内に、導
電材(一般には銅)からなる固定接点台2が金属疲労を
生じ、コ字状曲げ部に図5に示すように亀裂12を発生
し、破壊に至ることもある。そこで、この発明の課題
は、固定接触子の接点台を補強し、投入操作の繰り返し
による破壊事故を防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、アークランナに前記固定接点台の内周
面に沿うコ字状の接点台補強体を一体に形成し、この接
点台補強体が前記固定接点台の内周面に接するように組
み合わせて、前記アークランナを前記固定接点台に結合
するものとする(請求項1)。これにより、固定接点台
が強度の大きい磁性材(一般には鋼板)からなる接点台
補強体により裏打ちされるため、機械的強度が大幅に向
上する。また、この接点台補強体は、通常設けられるア
ークランナを利用して一体形成されるため、別途の補強
部材を必要とせず部品点数が増えることもない。
【0007】請求項1の固定接触子において、前記接点
台補強体における前記固定接点台の上部脚に接する部分
はその周囲部分から切り曲げして形成し、前記周囲部分
を前記上部脚の上面よりも高位に位置させるようにする
のがよい(請求項2)。これにより、アークランナへの
アークの転流が容易となり消弧性能が向上するととも
に、アークランナのアーク走行面が固定接点台上部脚の
裏面から遠ざかるので、アークランナをリベットで結合
したような場合に、そのかしめ部がアークで浸食されて
結合強度が低下する危険が減少する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4に基づいて、こ
の発明の実施の形態を説明する。ここで、図1の(A)
は固定接触子の平面図、(B)はその側面図、(C)は
同じく底面図、(D)は同じく正面図、図2は図1
(A)のII−II線に沿う断面図、図3の(A)は図1に
おけるアークランナの平面図、(B)はそのB−B線に
沿う断面図、(C)は同じく正面図、図4は固定接点台
にアークランナを結合する手順を説明する縦断面図であ
る。なお、従来例と対応する部分には同一の符号を用い
るものとする。まず、図1において、固定接点台2は従
来と実質的に同じ構成であり、銅の帯材からコ字状に折
り曲げ形成され、上部脚2aの上面に固定接点3がろう
付けにより取付けられるとともに、その際、後述するよ
うにアークランナ4を結合するためのリベット5が同時
ろう付けにより固着されている。固定接点台2の下部脚
2bにはリベット5と同心に、リベット5をかしめ加工
する工具を通す丸穴15が設けられ、更に下部脚2bの
先端には固定接触子1のねじ7を通す切欠14が下部脚
2bの中心線に沿って設けられている。そして、上部脚
2aにはねじ7を締め付ける工具(ドライバ)を通す丸
穴13があけられている。
【0009】次に、図3において、アークランナ4は磁
性体(鋼板)からプレス加工により、図示形状に打ち抜
き・曲げ形成されている。すなわち、アークランナ4に
は上面から見て門形を形成するアークランナ本体4a
と、固定接点台2の内周面に沿うコ字状接点台の補強体
4bとが形成され、その場合、接点台補強体4bにおけ
る固定接点台2の上部脚2aに接する上部片4b’はそ
の周囲部分、つまりアークランナ本体4aから切り曲げ
形成され、アークランナ本体4aは立ち上げ部4cを介
して補強体4bから持ち上げられている。接点台補強体
4bの上部片4b’にはリベット5(図4)を逃げるた
めのスリット16が中心線に沿って設けられ、また下部
脚2bに接する下部片4b”には丸穴13(図4)と重
なる位置に丸穴17があけられ、更に切欠14と重なる
位置に、この切欠14と直交する切欠18が設けられて
いる。
【0010】アークランナ4は図4(A)に示すよう
に、切欠18にねじ7を嵌め込んだ後、矢印に沿って固
定接点台2に組み合わせる。その際、図4(B)に示す
ように、固定接点台2に固着されたリベット5はスリッ
ト16を潜らせ、またねじ7は切欠14に挿入し、図4
(C)の状態まで押し込んで接点台補強体4bを固定接
点台2の内周面に接触させる。この状態でリベット5は
スリット16の端面に突き当たり、丸穴15と17とは
重なり、ねじ7の頭部は丸穴13の真下に位置する。そ
こで、図4(C)に示すように、丸穴15,17を介し
てかしめ工具(ポンチ)19を挿入し、リベット5の頭
部をかしめ加工してアークランナ4を固定接点台2に結
合する。接点台補強体4bから持ち上げられたアークラ
ンナ本体4aは、上部脚2aの上面よりも高位に位置
し、図示の場合は固定接点3の上面よりも板厚の半分程
度高い位置で上部脚2aの上面と平行になっている。
【0011】図1及び図2に示す固定接触子1はこのよ
うに構成したもので、この固定接触子1は従来と同様に
ねじ7により電磁接触器の主端子板6(図5)に固定す
る。その際、締付け工具(ドライバ)は丸穴13を通し
て挿入する。なお、通常、固定接点台2は導電率の高い
銅材で構成し、アークランナ4は透磁率の高い鋼板で構
成するが、両者を機械的に貼り合わせた後にコ字状に成
形しようとすると、その機械的性質、特に伸び率の相違
により成形後の両者の位置ずれが大きく、例えば丸穴1
5,17はずれが生じてしまう。従って、固定接点台2
とアークランナ4とは別個に成形した後、組み合わせて
機械的に結合することが好ましい。
【0012】図1の固定接触子1による電路の開閉作用
及びアークの走行作用は従来と本質的に同じであるが、
図示実施の形態に係る固定接触子1は、固定接点台2が
鋼板からなるアークランナ4と一体の強固な接点台補強
体4bにより裏打ちされているため、電磁接触器の投入
による可動接触子9(図5参照)からの衝撃が繰り返さ
れても、銅材からなる固定接点台2に亀裂が生じる心配
がない。また、図示実施の形態において、アークランナ
本体4aは補強体4bから立ち上げ部4cを介して接点
台補強体4bよりも持ち上げられ、固定接点台2の上部
脚2aの上面よりも高位に位置しているため、固定接点
3からアークランナ4へのアークの足の移動が容易に行
なわれ、アークは円滑に消弧グリッド10(図5参照)
に導かれて速やかに消弧される。また、アークランナ4
において、アークが実際に走行するアークランナ本体4
aは固定接点3の近傍に位置するので、固定接点3の反
対面にあるリベット5のかしめ部から遠く、この部分が
アークに曝されて浸食されることが少ない。
【0013】
【発明の効果】以上の通り、この発明によれば、アーク
ランナを利用して固定接点台を補強することにより、可
動接触子からの衝撃の繰り返しによる亀裂の発生が有効
に防止されるとともに、別途の補強体品の必要がなく構
成も簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示し、(A)は固定接
触子の平面図、(B)はその側面図、(C)は同じく底
面図、(D)は同じく正面図である。
【図2】図1(A)のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図1におけるアークランナを示し、(A)は平
面図、(B)はそのB−B線に沿う断面図、(C)は同
じく正面図である。
【図4】図1の固定接触子における固定接点台にアーク
ランナを組み合わせる手順を説明する縦断面図で、
(A)は固定接点台とアークランナを分離して示す図、
(B)は組み合わせ途中の図、(C)は組み合わせ状態
の図である。
【図5】従来例を示す電磁接触器の接触子部分の斜視図
である。
【符号の説明】
1 固定接触子 2 固定接点台 3 固定接点 4 アークランナ 4a アークランナ本体 4b 接点台補強体 5 リベット 7 ねじ 19 ポンチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コ字状の固定接点台を備え、この固定接点
    台には、その上部脚の上面に固定接点が取り付けられる
    とともに、前記上部脚よりも幅の広い磁性板からなるア
    ークランナが結合される電磁接触器の固定接触子におい
    て、 前記アークランナに前記固定接点台の内周面に沿うコ字
    状の接点台補強体を一体に形成し、この接点台補強体が
    前記固定接点台の内周面に接するように組み合わせて、
    前記アークランナを前記固定接点台に結合したことを特
    徴とする電磁接触器の固定接触子。
  2. 【請求項2】前記接点台補強体における前記固定接点台
    の上部脚に接する部分をその周囲のアークランナ本体部
    分から切り曲げて形成し、前記アークランナ本体部分を
    前記上部脚の上面よりも高位に位置させたことを特徴と
    する請求項1記載の電磁接触器の固定接触子。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20150007939A (ko) * 2013-07-12 2015-01-21 후지 덴키 기기세이교 가부시끼가이샤 접점 장치 및 이것을 사용한 전자 접촉기
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