JP2001035325A - イグニッションスイッチ - Google Patents

イグニッションスイッチ

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JP2001035325A
JP2001035325A JP11207636A JP20763699A JP2001035325A JP 2001035325 A JP2001035325 A JP 2001035325A JP 11207636 A JP11207636 A JP 11207636A JP 20763699 A JP20763699 A JP 20763699A JP 2001035325 A JP2001035325 A JP 2001035325A
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Akihiro Hashimoto
章弘 橋本
Keiji Sakamoto
敬ニ 坂本
Yoshifumi Mano
芳文 真野
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Asahi Denso Co Ltd
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Asahi Denso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】操作性を向上させた二輪自動車用イグニッショ
ンスイッチの提供。 【解決手段】上部に円筒状の開口(1a)を有するボディ
(1)と、中央部に貫通孔(3a)が形成され、前記ボデ
ィ(1)の開口(1a)に回動可能に嵌合する操作ノブ
(3)と、上端中央部にキー孔(2a)が形成されると共
に側方からタンブラ(7)が複数枚装填され、一端を前
記ボディ(1)に嵌合させた状態で他端が前記貫通孔
(3a)に挿入されるシリンダ(2)と、可動接点(4a)
を有し、前記操作ノブ(3)の回動操作に連動して回動
する可動接点盤(4)と、該可動接点盤(4)に対向し
て設けられた複数の固定接点(5a)を有する固定接点板
(5)とから成るイグニッションスイッチ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二輪自動車のイグ
ニッションスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、二輪自動車のイグニッション
スイッチは、キーをイグニッションスイッチのシリンダ
錠に挿入して回動操作することにより、スイッチのオン
・オフを行う形態のものが一般的である。
【0003】これに対し、ロータリ式の操作ノブの回動
操作にてスイッチのオン・オフを行い、該回動操作を操
作ノブの上端中央に設けられたシリンダ錠で施・解錠す
る形態のイグニッションスイッチがある。
【0004】前記した二種類のイグニッションスイッチ
の内、後者のものとしては、例えば米国特許第5563
387号明細書に記載のイグニッションスイッチがあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記米国特許第556
3387号明細書に記載のイグニッションスイッチは、
操作ノブをオフ位置からオン位置に回動操作する際に、
まず、キーをシリンダ錠のキー孔に差し込んで回動する
ことによって解錠し、しかる後に操作ノブをオフ位置か
らオン位置に回動操作しなければならず、操作性に難点
がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、キーをシリン
ダ錠のキー孔に差し込むだけで操作ノブがオフ位置から
オン位置に回動可能になるように構成して、前記した問
題点を解決したものである。すなわち、本発明は、上部
に円筒状の開口(1a)を有するボディ(1)と、中央部
に貫通孔(3a)が形成され、前記ボディ(1)の開口
(1a)に回動可能に嵌合する操作ノブ(3)と、上端中
央部にキー孔(2a)が形成されると共に側方からタンブ
ラ(7)が複数枚装填され、一端を前記ボディ(1)に
嵌合させた状態で他端が前記貫通孔(3a)に挿入される
シリンダ(2)と、可動接点(4a)を有し、前記操作ノ
ブ(3)の回動操作に連動して回動する可動接点盤
(4)と、該可動接点盤(4)に対向して設けられた複
数の固定接点(5a)を有する固定接点板(5)とから成
り、シリンダ(2)のキー孔(2a)にキー(6)を挿入
した際に前記タンブラ(7)をシリンダ(2)内に引き
込ませて前記操作ノブ(3)との係合を解除し、この状
態で前記操作ノブ(3)を回動操作して可動接点盤
(4)を回動させ、前記可動接点(4a)で前記固定接点
板(5)の固定接点(5a)間を導通することを特徴とす
るイグニッションスイッチである。
【0007】また、本発明の第二は、前記第一の発明に
おいて、前記シリンダ(2)のキー孔(2a)にキー
(6)を挿入し、前記操作ノブ(3)をオフ位置あるい
はP位置からオン位置に回動操作した際、該オン位置に
てキー(6)の抜き取りが可能であると共に、該キー
(6)の抜き取り後に該操作ノブ(3)が前記オン位置
から前記オフ位置あるいはP位置に回動操作可能であ
り、該オフ位置あるいはP位置にて前記操作ノブ(3)
が自動的に施錠されることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づき説明する。本発明に係るイグニッションスイ
ッチは、図2に示すように、略円筒状のボディ(1)
と、該ボディ(1)の上部に回動自在に設けられた操作
ノブ(3)と、該操作ノブ(3)の貫通孔(3a)に嵌ま
るシリンダ(2)と、操作ノブ(3)に連動する可動接
点盤(4)と、前記ボディ(1)の下端に固定された固
定接点板(5)等から構成されていて、前記操作ノブ
(3)が図1に示すように、オフ位置、オン位置、P
(駐車)位置の3つの位置を選択的に回動操作可能とし
たものである。
【0009】なお、オフ位置とは、二輪自動車の電源が
オフの位置、オン位置とは、二輪自動車の電源がオンで
エンジン始動が可能な位置、また、P位置とは、二輪自
動車の駐車灯(パーキングランプ)を点灯させる位置で
ある。
【0010】ボディ(1)は、アルミダイカスト等で作
製され、図2、図4に示すように、上部が開口された略
円筒状を成している。該開口(1a)の内部は、仕切壁
(1b)によって上下に仕切られていて、該仕切壁(1b)
の中央には、図3に示すように小判型の係合孔(1c)が
設けられると共に、周縁には、図3、図4に示すよう
に、外壁に沿って一対の円弧状の長孔(1d)が設けられ
ている。
【0011】前記ボディ(1)は、その左右両側に取付
孔(1f)を有する張出部(1e)が形成されていて、該取
付孔(1f)を用いて、ボルト(図示しない)あるいはそ
の他の締結手段により二輪自動車のハンドル中央部近傍
に取り付けられるものである。
【0012】操作ノブ(3)は、図4に示すように中央
部に貫通孔(3a)が形成されると共に、上部の前後から
一対のつまみ部(3e)が突出状に形成された略円筒状を
成し、下端から下方に向けて一対の突起(3b)(3b)が
設けられると共に下部側面には円環状の一定深さの溝
(3c)が形成されている。
【0013】前記貫通孔(3a)の内部には、図5に示す
ように、その軸方向に沿って、幅広の突起(3d)が形成
されると共に、該突起(3d)と対向する位置に、二つの
幅狭の突起(3f)(3f)が所定の間隙を開けて形成され
ている。
【0014】そして、該操作ノブ(3)は、前記突起
(3b)を前記ボディ(1)の長孔(1d)に嵌めた状態で
開口(1a)の周壁をガイドとして該開口(1a)に回動自
在に嵌合するもので、この状態でボディ(1)の側面の
ピン孔(1g)にピン(10)を打ち込むことにより、該ピ
ン(10)の先端が操作ノブ(3)の溝(3c)に係合して
該操作ノブ(3)の抜け止めがなされるものである。
【0015】シリンダ(2)には、上端中央部にキー
(6;図2参照)が挿入可能なキー孔(2a)が形成され
ると共に、下端に平面形状が前記係合孔(1c)に対応し
た形状の突起(2b)が形成され、側方から板状のタンブ
ラ(7)をバネ(9;図2、図5参照)にて付勢した状
態で複数枚装填することにより、所定のキー種を形成す
るものである。
【0016】前記シリンダ(2)は、この状態で前記操
作ノブ(3)の貫通孔(3a)に挿入され、前記タンブラ
(7)の下方に設けられた厚板状のストッパ(8;図2
参照)を貫通孔(3a)の下端に係合させると共に、前記
突起(2b)を前記係合孔(1c)に嵌合させることによっ
て、それ自体は回動しない状態で貫通孔(3a)内に固定
される。
【0017】可動接点盤(4)は、ボディ(1)の仕切
壁(1b)下方に回動自在に設けられ、下面に可動接点
(4a;図2参照)が設けられると共に、図2に示すよう
に、一側が前記操作ノブ(3)の突起(3b)と係合して
いて、該操作ノブ(3)の回動操作に連動して回動する
ようになっている。
【0018】固定接点板(5)は、図2に示すように、
前記可動接点盤(4)に対向してボディ(1)の下端に
ネジ(14)によって固定されているもので、リベット状
の複数個の固定接点(5a)(5a)が埋め込まれていて、
該固定接点(5a)(5a)間を前記可動接点(4a)で導通
させることによって、所定の回路が形成されるものであ
る。
【0019】なお、(13)は、前記固定接点(5a)(5
a)と二輪自動車の電装品(図示しない)とを接続する
リード線である。また、(12)は、操作ノブ(3)を回
動操作した際に所定の節度感を得るためのボールであ
り、(11)は該ボール(12)を外径方向に付勢するバネ
である。
【0020】次に、本実施例に係るイグニッションスイ
ッチの動作について説明する。まず、操作ノブ(3)が
図5(a)のオフ位置にあって、シリンダ(2)にキー
(6)を挿入していない状態では、操作ノブ(3)は、
タンブラ(7)がバネ(9)によって突出し、ノブ
(3)の貫通孔(3a)内の突起(3d)に係合して回動操
作が阻止されるので、施錠状態にある。
【0021】この状態から、キー(6)をシリンダ
(2)のキー孔(2a)に挿入すると、操作ノブ(3)
は、タンブラ(7)がシリンダ(2)内に引き込まれて
突起(3d)との係合が外れることから、解錠状態とな
り、図5(b)のオン位置への回動操作が可能となる。
【0022】操作ノブ(3)をオン位置に回動させる
と、連動して可動接点盤(4)が回動し、図2に示すよ
うに可動接点(4a)が固定接点板(5)の固定接点(5
a)(5a)間を導通して所定の回路が形成されるので、
これにより、二輪自動車の電源がオンになると共にエン
ジン始動が可能となる。
【0023】このオン位置においては、図5(b)に示
すように、タンブラ(7)が下方に突出可能であるた
め、キー(6)をシリンダ(2)から抜き取ることがで
きる。すなわち、図5(b)に示す状態から、キー
(6)を抜き取ろうとすると、タンブラ(7)は、キー
(6)の端縁(6a)に押されて図中下方に移動する。こ
のとき、タンブラ(7)は、前記貫通孔(3a)内の幅狭
の二つの突起(3f)(3f)間に所定の間隙が形成されて
いることから、該間隙内に突出することができるため、
キー(6)の抜き取りが可能となるものである。
【0024】これにより、二輪自動車のエンジンが始動
した後は、キー(6)をシリンダ(2)から抜き取って
ポケット等にしまっておくことができ、この状態で二輪
自動車を運転することができる。
【0025】二輪自動車を運転後、操作ノブ(3)を図
1のオフ位置、もしくはP位置に回動させると、タンブ
ラ(7)がバネ(9)によって突出して突起(3d)に係
合するので、操作ノブ(3)は施錠され、キー(6)を
再度シリンダ(2)に挿入しなければオン位置に戻すこ
とができない。
【0026】つまり、操作ノブ(3)は、オン位置から
キー(6)を用いることなく、ワンタッチでオフ位置ま
たはP位置に操作することができると共に、該オフ位置
またはP位置にて自動的に施錠がなされ、操作ノブ
(3)を再度オン位置に操作することができなくなるも
のである。
【0027】なお、操作ノブ(3)は、図3に示すよう
に、オフ位置では突起(3b)が長孔(1d)のX1の位置
にあり、また、P位置では、X2の位置にあるため、前
記オフ位置から反時計方向への回動操作、また、前記P
位置から時計方向への回動操作が規制される。
【0028】また、本実施例に係るイグニッションスイ
ッチは、二輪自動車に限らず、四輪自動車や小型船舶、
あるいはエンジンを備えた作業機等、キー式のスイッチ
を有するものであれば、幅広く利用できるものである。
【0029】
【発明の効果】本発明は、キー(6)をシリンダ(2)
に挿入するだけで操作ノブ(3)の回動が可能になり、
また、操作ノブ(3)をオフ位置あるいはP位置からオ
ン位置に回動した際に該オン位置にてキー(6)の抜き
取りが可能であると共に、該キー(6)を抜き取り後に
操作ノブ(3)をオン位置からオフ位置あるいはP位置
に回動操作すると、該オフ位置あるいはP位置にて操作
ノブ(3)が自動的に施錠されるため、操作性が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示す平面図である。
【図2】 図1のA−A線断面図である。
【図3】 図2のB−B線断面図である。
【図4】 分解斜視図である。
【図5】 シリンダと操作ノブとの関係を示す図2のC
−C線断面図であり、(a)は操作ノブがオフ位置にあ
る場合を示し、(b)は操作ノブがオン位置にある場合
を示す。
【符号の説明】
1………ボディ 1a………開口 1b………仕切壁 1c………係合孔 1d………長孔 2………シリンダ 2a………キー孔 2b………下端 3………操作ノブ 3a………貫通孔 3b………突起 3c………溝 3d………突起 3e………突起 4………可動接点盤 4a………可動接点 5………固定接点板 5a………固定接点 6………キー 7………タンブラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真野 芳文 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部に円筒状の開口(1a)を有するボディ
    (1)と、中央部に貫通孔(3a)が形成され、前記ボデ
    ィ(1)の開口(1a)に回動可能に嵌合する操作ノブ
    (3)と、上端中央部にキー孔(2a)が形成されると共
    に側方からタンブラ(7)が複数枚装填され、一端を前
    記ボディ(1)に嵌合させた状態で他端が前記貫通孔
    (3a)に挿入されるシリンダ(2)と、可動接点(4a)
    を有し、前記操作ノブ(3)の回動操作に連動して回動
    する可動接点盤(4)と、該可動接点盤(4)に対向し
    て設けられた複数の固定接点(5a)を有する固定接点板
    (5)とから成り、シリンダ(2)のキー孔(2a)にキ
    ー(6)を挿入した際に前記タンブラ(7)をシリンダ
    (2)内に引き込ませて前記操作ノブ(3)との係合を
    解除し、この状態で前記操作ノブ(3)を回動操作して
    可動接点盤(4)を回動させ、前記可動接点(4a)で前
    記固定接点板(5)の固定接点(5a)間を導通すること
    を特徴とするイグニッションスイッチ。
  2. 【請求項2】前記シリンダ(2)のキー孔(2a)にキー
    (6)を挿入し、前記操作ノブ(3)をオフ位置あるい
    はP位置からオン位置に回動操作した際、該オン位置に
    てキー(6)の抜き取りが可能であると共に、該キー
    (6)の抜き取り後に該操作ノブ(3)が前記オン位置
    から前記オフ位置あるいはP位置に回動操作可能であ
    り、該オフ位置あるいはP位置にて前記操作ノブ(3)
    が自動的に施錠されることを特徴とする、請求項1に記
    載のイグニッションスイッチ。
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