JP2001035302A - 常閉接点構成の押ボタンスイッチおよび非常停止スイッチ - Google Patents

常閉接点構成の押ボタンスイッチおよび非常停止スイッチ

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JP2001035302A JP09284435A JP28443597A JP2001035302A JP 2001035302 A JP2001035302 A JP 2001035302A JP 09284435 A JP09284435 A JP 09284435A JP 28443597 A JP28443597 A JP 28443597A JP 2001035302 A JP2001035302 A JP 2001035302A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非常停止スイッチにおいて、コンタクトブロ
ックが操作ブロックから分離されたときに、コンタクト
ブロック内の接点を確実にOFF状態にする。 【解決手段】 非常停止ボタン20を含む操作ブロック
2と、これに着脱自在なコンタクトブロック3とを設け
る。非常停止ボタン20と連動して移動する操作軸23
を操作ブロック2内に設け、操作軸23下部の傾斜面2
3bと係合する傾斜面25aを有するロック部材25を
設ける。コンタクトブロック3内に、可動接点ユニット
30および固定端子31を設ける。固定端子31の接点
32と接触する接点40を有する可動端子39と、可動
端子39が固定端子31から離反する方向にばね力を作
用させるばね38と、操作軸23と連動する操作プレー
ト24に当接する当接部33と、非常停止ボタン20の
操作時に固定端子31を可動端子39から離反させる離
反部としての当接部下部33aとを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、初期のON状態か
ら押ボタンを押し込むとOFF状態に移行する常閉接点
構成の押ボタンスイッチおよび非常停止スイッチに関す
る。
【0002】
【従来の技術およびその課題】たとえば工作機械等の制
御盤には、異常発生時に機械を緊急停止させるための非
常停止スイッチと呼ばれる押ボタンスイッチが一般に設
けられている。この押ボタンスイッチの一例を図10な
いし図12に示す。
【0003】図10に示すように、この押ボタンスイッ
チ100は、制御パネル130の表面側に配置される、
押ボタン111を含む操作ブロック(操作部)110
と、制御パネル130の裏面側に配置され、操作ブロッ
ク110に着脱自在に取り付けられるコンタクトブロッ
ク(コンタクト部)120とから構成されている。コン
タクトブロック120内には、可動接点121および固
定接点122が設けられており、各接点121,122
は互いに接触してON状態になっている。
【0004】この状態から押ボタン111が押し込まれ
ると、図11に示すように、コンタクトブロック120
内において可動接点121が固定接点122から離れ、
接点がOFF状態になる。
【0005】ところで、このようなコンタクトブロック
分離型の押ボタンスイッチは、一体型の押ボタンスイッ
チに比べて接点数を増やせる等の利点を有しているが、
コンタクトブロック120が操作ブロック110から分
離した状態でも各接点121,122がON状態のまま
におかれている場合には(図12参照)、機械の操作中
において仮にコンタクトブロック120が操作ブロック
110から外れてしまっていた場合に、押ボタン111
を押しても接点がON状態を維持することになり、この
結果、押ボタンスイッチ100が非常停止スイッチとし
て機能し得なくなるという問題がある。
【0006】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、コンタクトブロック(コンタクト部)
が操作ブロック(操作部)から分離されたときに、コン
タクトブロック内の接点を確実にOFF状態に移行させ
ることができる押ボタンスイッチおよび非常停止スイッ
チを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る押
ボタンスイッチは、初期のON状態から押ボタンを押し
込むとOFF状態に移行する常閉接点構成の押ボタンス
イッチにおいて、押ボタンを含む操作部と、前記操作部
に着脱自在に取り付けられるコンタクト部とを備え、前
記コンタクト部内には、互いに接触状態で配置された第
1,第2の接点が設けられるとともに、前記コンタクト
部が前記操作部から分離した際には、前記第1,第2の
接点の少なくともいずれか一方が他方から離反するよう
になっていることを特徴としている。
【0008】請求項2の発明に係る押ボタンスイッチ
は、請求項1の発明において、前記第1の接点が前記コ
ンタクト部に固定された固定接点であり、前記第2の接
点が前記第1の接点に対して接近・離反可能に配置され
た可動接点であって、前記第2の接点を前記第1の接点
から離反させる方向に付勢力が作用していることを特徴
としている。
【0009】請求項3の発明に係る押ボタンスイッチ
は、請求項2の発明において、前記押ボタンに連動して
移動する操作軸が前記操作部内に設けられるとともに、
前記操作軸に連動する可動接点ユニットが前記コンタク
ト部内に設けられており、前記可動接点ユニットは、前
記操作軸もしくはこれと連動する操作部材に当接する当
接部と、押ボタンスイッチが初期のON状態からOFF
状態に移行する際に、前記当接部に連動して前記第1の
接点を前記第2の接点から離反させる離反部とを有して
いることを特徴としている。
【0010】請求項4の発明に係る非常停止スイッチ
は、非常停止ボタンを含む操作部と、前記操作部に着脱
自在に取り付けられるコンタクト部とを備え、前記操作
部内には、前記非常停止ボタンと連動して移動する操作
軸と、前記操作軸に形成された傾斜面と係合する傾斜面
を有し、前記操作軸の移動方向と交差する方向にスライ
ド可能なロック部材とが設けられており、前記コンタク
ト部内には、前記操作軸と連動する可動接点ユニット
と、弾性を有する接点付固定端子とが設けられるととも
に、前記可動接点ユニットは、前記固定端子の接点と接
触した状態で配置された可動端子の接点と、前記可動端
子の接点を前記固定端子の接点から離反させる方向に付
勢する付勢部材と、前記操作軸もしくはこれと連動する
操作部材と当接する当接部と、前記非常停止ボタンの操
作時に前記当接部と連動して前記固定端子の接点を前記
可動端子の接点から離反させる離反部とを有しているこ
とを特徴としている。
【0011】請求項1の発明において、コンタクト部が
操作部に装着された状態では、コンタクト部内の第1,
第2の接点が互いに接触した状態で配置され、押ボタン
スイッチが初期のON状態におかれる。そして、この状
態から押ボタンを押し込むと、OFF状態に移行する。
【0012】次に、コンタクト部が操作部から分離され
た場合には、第1,第2の接点の少なくともいずれか一
方が他方から離反する。これにより、コンタクト部内の
接点を確実にOFF状態にすることができる。
【0013】請求項2の発明においては、可動接点であ
る第2の接点を固定接点である第1の接点から離反させ
る方向に付勢力が作用しているので、コンタクト部が操
作部から分離された場合には、この付勢力により、第2
の接点を第1の接点から離反させることができ、この結
果、コンタクト部内の接点を確実にOFF状態に移行さ
せることができる。
【0014】請求項3の発明では、コンタクト部が操作
部に装着されて各接点が接触状態におかれた初期のON
状態から押ボタンが押し込まれると、押ボタンと連動し
て操作軸が移動するとともに、操作軸もしくはこれと連
動する操作部材に当接する当接部と連動して、離反部が
第1の接点を第2の接点から離反させ、これにより、押
ボタンスイッチが確実にOFF状態に移行する。
【0015】請求項4の発明において、コンタクト部が
操作部に装着された状態では、コンタクト部の可動接点
ユニット内の可動端子の接点および固定端子の接点が互
いに接触しており、接点がON状態におかれている。ま
た、このとき、操作部内の操作軸およびロック部材が各
々の傾斜面を介して互いに係合している。
【0016】この状態から、非常停止ボタンが軽く押さ
れた場合、操作軸にはロック部材が係合しているため、
操作軸は非常停止ボタンの動きに連動してすぐには移動
しない。
【0017】次に、非常停止ボタンが強く押された場合
には、非常停止ボタンと連動して移動しようとする操作
軸の傾斜面からロック部材の傾斜面に作用する押圧力が
大きくなり、この押圧力がある一定限度を超えると、ロ
ック部材が操作軸の移動方向と交差する方向に移動し
て、操作軸の傾斜面とロック部材の傾斜面との係合が外
れる。
【0018】すると、操作軸が移動して、該操作軸もし
くはこれと連動する操作部材と当接する当接部が操作軸
とともに移動する。これにより、当接部と連動する離反
部が、固定端子の接点を可動端子の接点から離反させ、
その結果、接点が確実にOFF状態に移行する。
【0019】一方、付勢部材による付勢力が、可動端子
の接点を固定端子の接点から離反させる方向に作用して
いるので、コンタクト部を操作部から分離した場合に
は、この付勢部材の付勢力によって、可動端子の接点が
固定端子の接点から離反する。これにより、コンタクト
部内の接点を確実にOFF状態に移行させることができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】<第1の実施態様>以下、本発明
の実施態様を添付図面に基づいて説明する。図1は本発
明の第1の実施態様による非常停止スイッチの縦断面概
略構成図、図2は図1のII-II 線断面図、図3は非常停
止スイッチの動作を説明するための図、図4は本実施態
様の作用効果を説明するための図である。
【0021】図1および図2に示すように、非常停止ス
イッチ1は、操作ブロック(操作部)2と、これに着脱
自在に取り付けられるコンタクトブロック(コンタクト
部)3とから主として構成されている。
【0022】操作ブロック2は、非常停止ボタン20
と、これを支持する支持ブロック21とを有している。
支持ブロック21内には、押し込まれた非常停止ボタン
20を元の位置に戻すための復帰ばね22が設けられて
いる。
【0023】また支持ブロック21内には、操作軸23
が軸方向にスライド自在に設けられている。操作軸23
にはフランジ部23aが設けられている。
【0024】操作軸23の下部側方には、操作プレート
24,24が操作軸23を挟んで対向配置されている。
各操作プレート24,24の上端は、操作軸23のフラ
ンジ部23aに当接している。
【0025】支持ブロック21の下部には、ロック部材
25が設けられている。ロック部材25に形成された傾
斜面25aは、操作軸23の下部に形成された傾斜面2
3bと係合している。また、支持ブロック21の下部に
は、ロック部材25を操作軸23側に突出させるようば
ね力を作用させるばね26が設けられている。また、操
作軸23上において傾斜面23bの上方には、傾斜面2
3bと同様の傾斜面23cが形成されている。
【0026】コンタクトブロック3の底部には、固定端
子31が固定されている。固定端子31は略U字状に折
り曲げられており、その折曲げ部分31aは、上下方向
の弾性を有している。折曲げ部分31aの先端には、接
点32が設けられている。
【0027】またコンタクトブロック3内には、操作軸
23と連動する可動接点ユニット30が設けられてい
る。可動接点ユニット30は、操作プレート24の先端
24aに当接する当接部33を有している。当接部33
は、コンタクトブロック3の底部から上方に延びる支軸
部34により上下方向にスライド自在に支持されてい
る。また、当接部33には、コンタクトブロック3の底
部に配置されたばね35によるばね力が上方に作用して
いる。
【0028】当接部33内には、接点ホルダ36が配置
されている。この接点ホルダ36の上端にはばね37に
よるばね力が下方に作用し、下端にはばね(付勢部材)
38によるばね力が上方に作用している。接点ホルダ3
6の略中央部には、該接点ホルダ36を軸方向と直交す
る方向に貫通する窓孔36aが形成されている。
【0029】窓孔36a内には、可動端子39が挿入さ
れている。可動端子39の先端には接点40が設けら
れ、該接点40は固定端子31の接点32に接触してお
り、各接点32,40はON状態におかれている。また
窓孔36a内において、可動端子39にはばね41によ
るばね力が下方に作用しており、これにより、各接点3
2,40の接触時に接触圧が得られるようになってい
る。
【0030】また当接部33の下部33aは、固定端子
31の折曲げ部分31aに上方から当接し得るようにな
っている。この下部33aは、非常停止ボタン20の操
作時に固定端子31の接点32を可動端子39の接点4
0から離反させる離反部として作用する。
【0031】このように構成される非常停止スイッチ1
においては、コンタクトブロック3を操作ブロック2に
装着した状態では、上述したように、操作プレート24
の先端24aがコンタクトブロック3内の当接部33に
当接しており、これにより、当接部33とともに接点ホ
ルダ36が下方に若干量移動して、接点ホルダ36の下
端36bがコンタクトブロック3の底部に当接している
(図1および図2参照)。
【0032】この状態から、非常停止ボタン20が軽く
押された場合には、復帰ばね22によるばね力が操作軸
23に対して下方に作用するが、操作軸23下部の傾斜
面23bにロック部材25が係合しているため、操作軸
23は非常停止ボタン20の動きに連動してすぐには移
動しない。
【0033】次に、非常停止ボタン20が強く押され
て、非常停止ボタン20の下端部20aが操作軸23の
フランジ部23aに当接し、操作軸23の傾斜面23b
からロック部材25の傾斜面25aに作用する押圧力が
ある一定限度を超えた場合には、ロック部材25が操作
軸23から離れる方向に移動し、操作軸23の傾斜面2
3bとロック部材25の傾斜面25aとの係合が外れ
る。
【0034】その結果、図3に示すように、操作軸23
および操作プレート24が下方に移動し、操作プレート
24の先端24aに当接する当接部33が同様に下方に
移動する。すると、当接部33の下部33aが固定端子
31の折曲げ部分31aを下方に押し下げ、これによ
り、固定端子31の接点32が可動端子39の接点40
から離反する。このようにして、各接点32,40がO
FF状態にされる。
【0035】一方、操作軸23が下方に移動したことに
より、ロック部材25は、操作軸23の下部において傾
斜面23bの上方に形成された傾斜面23cと係合する
とともに、操作軸23下部の段付面23dと係合する。
これにより、操作軸23が下方に移動した状態が保持さ
れる。なお、段付面23dは、操作軸23の全周に形成
されているのではなく、操作軸23の円周上の一部に形
成されている。
【0036】次に、図3に示される非常停止状態を解除
するには、まず、操作者が非常停止ボタン20を中心軸
回りに所定角度だけ回転させる。すると、非常停止ボタ
ン20とともに操作軸23も回転して、操作軸23の段
付面23dとロック部材25との係合が外れる。その結
果、ばね35,37の反発力により、当接部33および
操作プレート24を介して、操作軸23が上方に移動し
て元の位置に戻る(図1参照)。
【0037】次に、コンタクトブロック3が操作ブロッ
ク2から分離した場合には、図4に示すように、ばね3
8の反発力により、接点ホルダ36が上方に移動して、
接点ホルダ36の下端36bがコンタクトブロック3の
底部から離れる。このとき、接点ホルダ36とともに可
動端子39も上方に移動するため、可動端子39の接点
40が固定端子31の接点32から離れ、各接点32,
40がOFF状態にされる。
【0038】このように可動端子39には、固定端子3
1から離反する方向に付勢するばね38のばね力が接点
ホルダ36を介して常時作用しているので、コンタクト
ブロック3を操作ブロック2から分離した場合には、こ
のばね力により、接点40を接点32から分離させるこ
とができる。これにより、コンタクトブロック3内の各
接点32,40を確実にOFF状態に移行させることが
できる。
【0039】<第2の実施態様>次に、本発明の第2の
実施態様を図5ないし図9を用いて説明する。図5は本
発明の第2の実施態様による非常停止スイッチの縦断面
概略構成図、図6は非常停止スイッチの動作を説明する
ための図、図7は本実施態様の作用効果を説明するため
の図、図8および図9は非常停止スイッチ内の固定端子
の拡大図である。図5,図6,図7は前記第1の実施態
様の図1,図3,図4にそれぞれ対応している。なお、
各図中、前記第1の実施態様と同一符号は同一または相
当部分を示している。
【0040】この第2の実施態様においては、固定端子
の構造のみが前記第1の実施態様と異なっているので、
ここでは、固定端子の部分についてのみ説明し、その他
の部分についての詳細な説明は省略する。
【0041】図5ないし図9中、コンタクトブロック3
の底部側に配置された固定端子50は、底部3aに固定
された固定金具52と、固定金具52に回動自在に支持
された可動金具53とから主として構成されている。
【0042】固定金具52の一端には、図8に示すよう
に、上方に延びる立板部52aが設けられており、立板
部52aの下端に可動金具53の一端部53aが係合し
ている。この構成により、可動金具53は、立板部52
aの下端を支点として上下方向回動自在になっている
(図9参照)。
【0043】立板部52aには、可動金具53の上方へ
の回動を規制するための規制板部52bが設けられてい
る。なお、図5ないし図7では、図示の便宜上、この規
制板部52bを省略したものが示されている。
【0044】また、立板部52aおよび可動金具53間
にはばね54が配設されている。ばね54の一端は、立
板部52aに係止され、他端は可動金具53の略中央部
に係止されている。このばね54のばね力により、可動
金具53は常時上方に回動する方向に付勢されている。
可動金具53の先端には、接点51が設けられている。
【0045】このように構成される非常停止スイッチ1
においては、コンタクトブロック3を操作ブロック2に
装着した状態では、前記第1の実施態様の場合と同様
に、操作プレート24の先端24aがコンタクトブロッ
ク3内の当接部33に当接しており、接点ホルダ36の
下端36bがコンタクトブロック3の底部3aに当接し
ている(図5参照)。
【0046】この状態から、非常停止ボタン20が強く
押されて、非常停止ボタン20の下端部20aが操作軸
23のフランジ部23aに当接し、操作軸23の傾斜面
23bからロック部材25の傾斜面25aに作用する押
圧力がある一定限度を超えた場合には、操作軸23の傾
斜面23bとロック部材25の傾斜面25aとの係合が
外れて、ロック部材25が操作軸23から離れる方向に
移動する。
【0047】その結果、図6に示すように、操作軸23
および操作プレート24が下方に移動し、操作プレート
24の先端24aに当接する当接部33が同様に下方に
移動する。すると、当接部33の下部33aが固定端子
50の可動金具53を下方に回動させ(図9参照)、こ
れにより、固定端子50の接点51が可動端子39の接
点40から離反する。このようにして、各接点40,5
1がOFF状態にされる。
【0048】次に、コンタクトブロック3が操作ブロッ
ク2から分離した場合には、図7に示すように、ばね3
8の反発力により、接点ホルダ36が上方に移動して、
接点ホルダ36の下端36bがコンタクトブロック3の
底部3aから離れる。このとき、接点ホルダ36ととも
に可動端子39も上方に移動するため、可動端子39の
接点40が固定端子50の接点51から離れ、各接点3
2,51がOFF状態にされる。
【0049】このように本実施態様においても、可動端
子39には、固定端子50から離反する方向に付勢する
ばね38のばね力が接点ホルダ36を介して常時作用し
ているので、コンタクトブロック3を操作ブロック2か
ら分離した場合には、このばね力により、接点40を接
点51から分離させることができる。これにより、コン
タクトブロック3内の各接点32,51を確実にOFF
状態に移行させることができる。
【0050】また、前記第1の実施態様では、固定端子
31が帯鋼を略U字状に折り曲げることにより構成され
ており、帯鋼の材質、板厚等のばらつきによっては固定
端子31の折曲げ部分31aにおける屈曲度のばらつき
が大きくなり、固定端子31の品質および性能を所望の
範囲内におさめるのが容易ではない。これに対して、本
実施態様では、固定端子50全体のばね性がコイルばね
54により左右されるため、固定端子50の品質および
性能を所望の範囲内におさめるのが比較的容易である。
【0051】なお、前記第1,第2の実施態様では、非
常停止スイッチを例にとって説明したが、本発明の適用
はこれに限定されるものではなく、本発明は、一般の押
ボタンスイッチにも同様に適用できる。この場合には、
ロック部材25を省略した構成とすることも可能であ
る。
【0052】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明に係る押ボ
タンスイッチによれば、コンタクト部が操作部から分離
された場合には、第1,第2の接点の少なくともいずれ
か一方が他方から離反するようになっており、これによ
り、コンタクト部内の接点を確実にOFF状態にするこ
とができる効果がある。
【0053】請求項2の発明に係る押ボタンスイッチに
よれば、可動接点である第2の接点を固定接点である第
1の接点から離反させる方向に付勢力が作用しているの
で、コンタクト部が操作部から分離された場合には、こ
の付勢力により、第2の接点を第1の接点から離反させ
ることができ、コンタクト部内の接点を確実にOFF状
態に移行させることができる効果がある。
【0054】請求項3の発明に係る押ボタンスイッチに
よれば、各接点が接触状態におかれた初期のON状態か
ら押ボタンが押し込まれると、押ボタンに連動して操作
軸が移動し、操作軸もしくはこれと連動する操作部材に
当接する当接部と連動して、離反部が第1の接点を第2
の接点から離反させる。これにより、押ボタンスイッチ
を確実にOFF状態に移行できる効果がある。
【0055】請求項4の発明に係る非常停止スイッチに
おいては、可動端子の接点を固定端子の接点から離反さ
せる方向に付勢する付勢力が作用しているので、コンタ
クト部が操作部から分離された場合には、この付勢力に
より、可動端子の接点を固定端子の接点から離反させる
ことができ、この結果、コンタクト部内の接点を確実に
OFF状態に移行させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施態様による非常停止スイッ
チの縦断面概略構成図。
【図2】図1のII-II 線断面図。
【図3】非常停止スイッチ(図1)の動作を説明するた
めの図。
【図4】本発明の第1の実施態様の作用効果を説明する
ための図。
【図5】本発明の第2の実施態様による非常停止スイッ
チの縦断面概略構成図。
【図6】非常停止スイッチ(図5)の動作を説明するた
めの図。
【図7】本発明の第2の実施態様の作用効果を説明する
ための図。
【図8】非常停止スイッチ(図5)における固定端子の
拡大図。
【図9】固定端子(図8)の動作を説明するための図。
【図10】従来の非常停止スイッチを説明するための
図。
【図11】従来の非常停止スイッチを説明するための
図。
【図12】従来の非常停止スイッチを説明するための
図。
【符号の説明】
1 非常停止スイッチ 2 操作ブロック(操作部) 20 非常停止ボタン 23 操作軸 23b 傾斜面 25 ロック部材 25a 傾斜面 3 コンタクトブロック(コンタクト部) 30 可動接点ユニット 31,50 固定端子 32,51 接点 33 当接部 33a 下部(離反部) 38 ばね(付勢部材) 39 可動端子 40 接点

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 初期のON状態から押ボタンを押し込む
    とOFF状態に移行する常閉接点構成の押ボタンスイッ
    チにおいて、 押ボタンを含む操作部と、前記操作部に着脱自在に取り
    付けられるコンタクト部とを備え、 前記コンタクト部内には、互いに接触状態で配置された
    第1,第2の接点が設けられるとともに、 前記コンタクト部が前記操作部から分離した際には、前
    記第1,第2の接点の少なくともいずれか一方が他方か
    ら離反するようになっている、ことを特徴とする常閉接
    点構成の押ボタンスイッチ。
  2. 【請求項2】 前記第1の接点が前記コンタクト部に固
    定された固定接点であり、前記第2の接点が前記第1の
    接点に対して接近・離反可能に配置された可動接点であ
    って、前記第2の接点を前記第1の接点から離反させる
    方向に付勢力が作用している、ことを特徴とする請求項
    1記載の常閉接点構成の押ボタンスイッチ。
  3. 【請求項3】 前記操作部内には、前記押ボタンに連動
    して移動する操作軸が設けられ、 前記コンタクト部内には、前記操作軸に連動する可動接
    点ユニットが設けられており、 前記可動接点ユニットは、前記操作軸もしくはこれと連
    動する操作部材に当接する当接部と、押ボタンスイッチ
    が初期のON状態からOFF状態に移行する際に、前記
    当接部と連動して前記第1の接点を前記第2の接点から
    離反させる離反部とを有している、ことを特徴とする請
    求項2記載の常閉接点構成の押ボタンスイッチ。
  4. 【請求項4】 非常停止スイッチであって、 非常停止ボタンを含む操作部と、前記操作部に着脱自在
    に取り付けられるコンタクト部とを備え、 前記操作部内には、前記非常停止ボタンと連動して移動
    する操作軸と、前記操作軸に形成された傾斜面と係合す
    る傾斜面を有し、前記操作軸の移動方向と交差する方向
    にスライド可能なロック部材とが設けられており、 前記コンタクト部内には、前記操作軸と連動する可動接
    点ユニットと、弾性を有する接点付固定端子とが設けら
    れるとともに、 前記可動接点ユニットは、前記固定端子の接点と接触し
    た状態で配置された可動端子の接点と、前記可動端子の
    接点を前記固定端子の接点から離反させる方向に付勢す
    る付勢部材と、前記操作軸もしくはこれと連動する操作
    部材と当接する当接部と、前記非常停止ボタンの操作時
    に前記当接部と連動して前記固定端子の接点を前記可動
    端子の接点から離反させる離反部とを有している、こと
    を特徴とする非常停止スイッチ。
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