JP2856278B2 - スイッチのストローク変更機構 - Google Patents

スイッチのストローク変更機構

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JP2856278B2
JP2856278B2 JP20878896A JP20878896A JP2856278B2 JP 2856278 B2 JP2856278 B2 JP 2856278B2 JP 20878896 A JP20878896 A JP 20878896A JP 20878896 A JP20878896 A JP 20878896A JP 2856278 B2 JP2856278 B2 JP 2856278B2
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JP
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switch
stroke
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slider
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伴久 小池
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチのストロ
ーク変更機構に関し、特にパネル面での押下ストローク
に制限がある場合のスイッチのストローク変更機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】機器の防水あるいは防塵のため、パネル
面には、スイッチ部分にエンボスを設けたパネルシート
等を取付けることが多い。従来、このスイッチにプッシ
ュ式のタクトスイッチを用いる場合の例を図4に示す。
【0003】基板8に実装されたタクトスイッチ6はパ
ネル面9に対して位置決めされる。タクトスイッチ6の
オンオフのストロークがパネル面9に取付けたパネルシ
ート10のエンボス高さ以下になるようなタクトスイッ
チ6およびエンボス高さが選択されている。エンボスは
通常、パネルシートを塑性変形させてつくるため、タク
トスイッチのストローク程度の高さしかとれない。その
ため、エンボス高さよりも小さなストロークを持つタク
トスイッチしか使用できず、その上オンオフを確実に実
施するためには、タクトスイッチとパネル面との間の位
置決めに精度が要求される。
【0004】この問題を解決するためにはスイッチ作動
点でのストロークを押下量よりも拡大すればよく、従来
では特開平2−278624号公報に示されるように、
スイッチ作動点と押下点との間にストローク拡大用のレ
バーを設置し、その支点からスイッチ作動点までの距離
を支点から押下点までの距離よりも大きくすることで、
ストロークの拡大を図っていた。この構造を図5に示
す。
【0005】キートップ21とタクトスイッチ6との間
にストローク拡大用レバー11を設置し、ストローク拡
大用レバー11の支点からキートップ21までの距離よ
りも、タクトスイッチ6までの距離を長くすることによ
りストロークを拡大する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、スイッチ全体が大型化してしまうという問題があっ
た。その理由は、ストローク拡大レバーは、その作動原
理から、スイッチ押下方向に対して垂直な方向に長くな
ければならず、スイッチ作動点と押下点の位置もその方
向にずらさなければならないからである。
【0007】本発明の目的は、占有容積の小さいストロ
ーク変更機構(ストローク拡大機構を含む)を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明においては、第1部材(図1の2)の押下に
よって第2部材(図1の3)が横方向に移動し、第2部
材の移動によって第3部材(図1の4)が押下方向に移
動してスイッチ(図1の6)を押圧するようにし、第3
部材の移動量は第1部材の移動量と異なるように構成し
た。
【0009】第3部材の移動量を第1部材の移動量より
大きくすることにより、本発明の機構を、スイッチのス
トローク拡大機構として利用できる。
【0010】また、第1部材を押下方向と逆方向に付勢
する弾性部材(図1の5)を設けるようにしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一例であるス
イッチのストローク拡大機構の断面図、図2はその分解
斜視図である。ストローク拡大機構1は、テーパのつい
た突出部2aを有するキートップ2と、外側に勾配面3
aを持つ一対のスライダ3,3と、そのスライダ3,3
を支えるホルダ7と、内側に勾配面4aを持つ一対のブ
ロック4,4と、キートップ2とスライダ3との間に挿
入されるスプリング5から構成される。
【0012】ホルダ7は、スライダ3,3が截置される
上面7aと、スライダ3,3をそれぞれ保持する、開口
部7b,7bを有する枠部7c,7cを備えている。ス
ライダ3,3は開口部7b,7bに挿入され、上面7a
と枠部7c,7cによって上面7a上を移動可能に支持
される。
【0013】次に上記機構の動作について詳細に説明す
る。キートップ2を下方へ押し下げると、突出部2aが
スライダ3を押し、スライダ3はホルダ7上で横側方向
に押し拡げられる。押し拡げられたスライダ3はブロッ
ク4を下方へ押し下げる。ブロック4はキートップ2に
よって横方向の動きを規制されているので、スライダ3
の作用を受けると下方へ移動する。ブロック4はタクト
スイッチ6に連絡され、そのため、タクトスイッチ6は
キートップ2を押し下げることにより押し下げられる。
【0014】図1に示すように、キートップ2の突起部
2aのテーパの角度をθ1、スライダ3およびブロック
4の面3a,4aの勾配をθ2とすると、タクトスイッ
チ6が押し下げられる量はキートップ2を押し下げた量
の(tanθ1/tanθ2)倍となるため、(tanθ
1/tanθ2)>1となるようにθ1,θ2を設定すれば
スロトーク量は拡大される。例えばθ1=60゜,θ2
30゜に設定すると、ストローク量は3倍になる。
【0015】キートップ2を押し下げた後、キートップ
2に加える力を除去すると、スプリング5によってキー
トップ2とスライダ3は元の位置に復元される。
【0016】ここで、キートップ2の突出部2aの形状
及びその部分に接触するスライダ3の面形状は、図示の
形状に限定されるものではなく、キートップ2の突出部
2aに勾配を持たせず、スライダ3側に角度θ1の勾配
を持たせてもよく、あるいは、キートップ2の突出部お
よびスライダ3共にθ1の勾配を持たせてもよい。
【0017】図3はその例を示す概略図である。第1部
材(キートップ)22は方形状にして、第2部材32に
角度θ1の勾配面を形成した。第2部材32は、角θ2
勾配を持つ傾斜面を備えた第3部材42に接している。
なお、図3は上述したθ1=60゜,θ2=30゜の例を
示し、ストローク量は3倍に拡大されている。すなわ
ち、第1部材22の移動量をx1、第3部材42の移動
量をx3とすると、 x3=(tan60°/tan30°)x1=3x1 である。
【0018】上記例では、スライダ3は、外側方向に押
し出されるようにしたが、その移動方向は上記例に限定
されず、内側に移動するように構成してもよいし、また
横方向への移動は、真横方向だけでなく、斜め横方向で
もよく、要するに、第1部材(キートップ)の移動が、
第2部材(スライダ)の移動を介して、第3部材(ブロ
ック)に伝わればよい。
【0019】また、上記例ではストローク拡大機構を例
にとって説明したが、本発明によればストローク量の縮
小機構も構成できる。すなわち、上記例でいえば(ta
nθ1/tanθ2)<1となるようにθ1,θ2を設定す
ればよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スイッチのストローク変更機構を小型にすることができ
る。その理由は、ストローク量を変更するのにレバーを
使用せず、スイッチのストローク方向上にキートップを
配置できる構造であるからである。
【0021】また、特に本発明をスイッチ拡大機構に用
いれば、小さなストローク量でも確実にスイッチを押す
ことができ、スイッチとパネル面との間の厳密な位置合
わせが不要になる。その理由は、実際にキートップを押
し下げるストロークが小さくても、スイッチを押し下げ
る位置では、そのストロークが拡大されるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例の断面図である。
【図2】本発明の一例の分解図である。
【図3】ストローク拡大機構の他の例を示す概略図であ
る。
【図4】スイッチのストローク拡大機構がない場合の従
来例の断面図
【図5】従来のスイッチのストローク拡大機構を示す平
面図である。
【符号の説明】
1 ストローク拡大機構 2 キートップ 3 スライダ 4 ブロック 5 スプリング 6 タクトスイッチ 7 ホルダ 8 基板 9 パネル面 10 パネルシート 11 ストローク拡大用レバー

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1部材の押下によって第2部材が横方
    向に移動し、第2部材の前記移動によって第3部材が前
    記押下方向に移動してスイッチを押圧するとともに、第
    3部材の移動量が第1部材の移動量と異なることを特徴
    とするスイッチのストローク変更機構。
  2. 【請求項2】 第3部材の移動量が第1部材の移動量よ
    り大きい請求項1に記載のスイッチのストローク変更機
    構。
  3. 【請求項3】 第1部材を前記押下方向と逆方向に付勢
    する弾性部材を設けた請求項1または2に記載のスイッ
    チのストローク変更機構。
  4. 【請求項4】 突出部を有するキートップと、押し下げ
    られたキートップにより外側方向に押し出されるスライ
    ダと、前記スライダにより押し下げられるブロックと、
    押下力がなくなった時にキートップを元の位置に復帰さ
    せるスプリングを備えることを特徴とするスイッチのス
    トローク拡大機構。
JP20878896A 1996-07-19 1996-07-19 スイッチのストローク変更機構 Expired - Lifetime JP2856278B2 (ja)

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JPH1040766A JPH1040766A (ja) 1998-02-13
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