JP2001031101A - 包装容器 - Google Patents

包装容器

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JP2001031101A
JP2001031101A JP11199840A JP19984099A JP2001031101A JP 2001031101 A JP2001031101 A JP 2001031101A JP 11199840 A JP11199840 A JP 11199840A JP 19984099 A JP19984099 A JP 19984099A JP 2001031101 A JP2001031101 A JP 2001031101A
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JP
Japan
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packaging container
pull tab
spout
wall
side wall
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Pending
Application number
JP11199840A
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English (en)
Inventor
Daisuke Sagawa
大輔 佐川
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Nihon Tetra Pak KK
Original Assignee
Nihon Tetra Pak KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】飲用者に衛生上の不安を感じさせることがな
く、強度を高くすることができ、包装容器の外観を良く
することができるようにする。 【解決手段】頂壁37に注出口51を備えた包装容器本
体30と、少なくとも紙基材を備えた積層体から成り、
前記包装容器本体30に貼(ちょう)着されて、前記注
出口51の周縁、及び側壁39における飲用時に唇が接
触する部分を覆うプルタブ52とを有する。この場合、
プルタブ52は、少なくとも紙基材を備えた積層体から
成り、前記包装容器本体30に貼着されるので、外力が
加わっても、注出口51の周縁、及び側壁39における
飲用時に唇が接触する部分から剥(は)がれることはな
い。注出口51の周縁、及び側壁39における飲用時に
唇が接触する部分は露出しないので、注出口51に唇を
当てて液体食品を直接飲用する場合に、飲用者に衛生上
の不安を感じさせることがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装容器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、牛乳、清涼飲料等の液体食品は、
例えば、紙基材を備えた包材から成る包装容器に収容さ
れて販売される。該包装容器には、頂壁が平坦(たん)
なブリック型、多面体型等の包装容器がある。このう
ち、購入者が一度で飲み切ることができる容量の包装容
器においては、頂壁に注出口が形成され、該注出口をプ
ルタブによって覆うようになっている。
【0003】図2は従来の包装容器の斜視図である。
【0004】図において、10は包装容器本体、12は
該包装容器本体10の頂壁、19は前記包装容器本体1
0の後壁、20は前記包装容器本体10の側壁であり、
前記頂壁12の所定の位置にパンチホールから成る注出
口21が形成され、該注出口21はプルタブ15によっ
て覆われる。この場合、前記包装容器本体10からプル
タブ15を引き剥(は)がして注出口21を開口させ、
該注出口21に唇を当てて液体食品を直接飲用すること
ができる。また、前記後壁19に貼(ちょう)着されて
いるストロー袋16からストロー18を取り出し、該ス
トロー18を前記注出口21に挿入して液体食品を飲用
することもできる。
【0005】ところで、前記包装容器本体10は包材1
1を折り曲げることによって形成される。そして、該包
材11は、可撓(とう)性を有する積層体から成り、図
示されない紙基材、該紙基材の表面に被覆されたポリエ
チレン樹脂等から成る最外層、前記紙基材の裏面に被覆
されたポリエチレン樹脂等から成る最内層を備える。な
お、必要に応じて前記紙基材と最内層との間にガスバリ
ヤ性を有するバリヤ層が形成される。
【0006】また、包材11を挟んで、前記最外層と接
触させてプルタブ15が、最内層と接触させて図示され
ないインナテープがそれぞれ配設され、プルタブ15、
包材11及びインナテープが挟持され、加熱され加圧さ
れて接合される。すなわち、注出口21においては、プ
ルタブ15とインナテープとが融着等によって接合さ
れ、注出口21の内周縁の近傍においては、プルタブ1
5と包材11とが、また、インナテープと包材11とが
融着等によって接合される。
【0007】なお、前記プルタブ15は、注出口21よ
り大きい面積を有し、包材11に貼着されたときに、頂
壁12に沿って延び、注出口21の周辺を覆って汚れな
いようにする水平部分23、及び側壁20に沿って延
び、プルタブ15を引き剥がすときの摘(つま)みとな
る垂直部分24から成る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の包装容器において、前記垂直部分24は、包材11
には接合されておらず、外力が加わると、容易に側壁2
0から離れてしまうので、側壁20は露出しやすく、埃
(ほこり)が付着する場合がある。
【0009】したがって、前記注出口21に唇を当てて
液体食品を直接飲用する場合に、唇が側壁20に接触す
るので、飲用者が衛生上の不安を感じる場合がある。
【0010】また、プルタブ15は、アルミ箔(は
く)、該アルミ箔の表面に被覆されたポリエチレン樹脂
等から成る外側層、及び前記アルミ箔の裏面に被覆され
たポリエチレン樹脂等から成る内側層から成るが、注出
口21の近傍だけを覆うので幅が狭く、強度を十分に高
くすることができず、しかも、外力によって包装容器本
体10から剥がれることがある。
【0011】しかも、プルタブ15は、頂壁12の一部
だけを覆うようになっているので、包装容器の外観を悪
くしてしまう。
【0012】本発明は、前記従来の包装容器の問題点を
解決して、飲用者に衛生上の不安を感じさせることがな
く、強度を高くすることができ、外観を良くすることが
できる包装容器を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の包
装容器においては、頂壁に注出口を備えた包装容器本体
と、少なくとも紙基材を備えた積層体から成り、前記包
装容器本体に貼着されて、前記注出口の周縁、及び側壁
における飲用時に唇が接触する部分を覆うプルタブとを
有する。
【0014】本発明の他の包装容器においては、さら
に、前記プルタブは、プルタブの最内層とインナテープ
とを融着するとともに包装容器本体に貼着される。
【0015】本発明の更に他の包装容器においては、さ
らに、前記プルタブは、前記注出口に対応させて形成さ
れたストロー穴を備える。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】図1は本発明の実施の形態における包装容
器の開封状態を示す斜視図、図3は本発明の実施の形態
における包装容器の初期状態を示す斜視図、図4は本発
明の実施の形態における頂壁の要部断面図である。
【0018】図において、30は包装容器本体であり、
該包装容器本体30は、胴部31、該胴部31から上方
に向けて拡大する上拡大部32、及び胴部31から下方
に向けて拡大する下拡大部33を備える。前記胴部31
は、ほぼ八角形の形状の断面を有し、前壁34、図示さ
れない後壁、二つの側壁35(図においては一方の側壁
35だけを示す。)、並びに前記前壁34と各側壁35
との間、及び後壁と各側壁35との間に配設された4個
の胴部連結壁36(図においてはそのうちの一つの胴部
連結壁36だけを示す。)を備える。前記前壁34、後
壁、側壁35及び胴部連結壁36は、いずれも矩(く)
形の形状を有する。
【0019】また、前記上拡大部32は、上端がほぼ正
方形の形状を、下端がほぼ八角形の形状を有し、頂壁3
7、頂壁37と前記前壁34とを連結する前壁38、頂
壁37と前記後壁とを連結する図示されない後壁、頂壁
37と各側壁35とを連結する側壁39(図においては
一方の側壁39だけを示す。)、及び頂壁37と各胴部
連結壁36とを連結する連結壁40(図においてはその
うちの一つの連結壁40だけを示す。)から成る。そし
て、前記前壁38、後壁及び各側壁39は、いずれも台
形の形状を有し、前記連結壁40は三角形の形状を有す
る。
【0020】また、前記下拡大部33は、上端がほぼ八
角形の形状を、下端がほぼ正方形の形状を有し、底壁4
1、底壁41と前記前壁34とを連結する前壁42、底
壁41と前記後壁とを連結する図示されない後壁、底壁
41と各側壁35とを連結する側壁43(図においては
一方の側壁43だけを示す。)、及び底壁41と各胴部
連結壁36とを連結する連結壁44(図においてはその
うちの三つの連結壁44だけを示す。)から成る。そし
て、前記前壁42、後壁及び各側壁43は、いずれも台
形の形状を有し、前記連結壁44は三角形の形状を有す
る。
【0021】なお、46は頂壁37の中央に形成された
シール部、47は耳部であり、該耳部47は側壁39に
融着させられる。
【0022】前記包装容器本体30は包材11を折り曲
げることによって形成される。そして、該包材11は、
可撓性を有する積層体から成り、紙基材61、該紙基材
61の表面に被覆されたポリエチレン樹脂等から成る最
外層62、前記紙基材61の裏面に被覆されたガスバリ
ヤ性を有するバリヤ層63、及び該バリヤ層63の裏面
に被覆されたポリエチレン樹脂等から成る最内層64を
備える。なお、必要に応じてバリヤ層63を除去するこ
とができる。
【0023】ところで、前記頂壁37における所定の位
置にパンチホールから成る注出口51が形成される。そ
して、プルタブ52は、注出口51を覆うとともに、注
出口51の周縁、及び側壁39における飲用時に唇が接
触する部分を覆う。そのために、前記プルタブ52は、
前記頂壁37におけるシール部46より前方の部分に対
応させて矩形部54を、前記前壁38に対応させて台形
部53を備える。また、前記矩形部54の上端に摘み5
6が突出させて形成される。
【0024】したがって、摘み56を把持し、図1に示
されるように、前記包装容器本体30からプルタブ52
を引き剥がして注出口51を開口させ、該注出口51に
唇を当てて液体食品を直接飲用することができる。この
場合、注出口51に唇を当てたときの感触を良くするた
めに、前記頂壁37におけるシール部46より前方の部
分及び前壁38において、包材11に透明なアウタパッ
チ65が被覆される。該アウタパッチ65は、ローデン
シティポリエチレンのフィルムに二軸延伸ポリプロピレ
ンのフィルムを被覆することによって形成される。
【0025】また、前記プルタブ52は、包材11と同
様に、可撓性を有する積層体から成り、紙基材71、該
紙基材71の表面に被覆されたポリエチレン樹脂等から
成る最外層72、前記紙基材71の裏面に被覆されたガ
スバリヤ性を有するバリヤ層73、及び該バリヤ層73
の裏面に被覆されたポリエチレン樹脂等から成る最内層
74を備える。なお、必要に応じてバリヤ層73を除去
することができる。そして、前記プルタブ52における
前記注出口51と対応する位置に、プレラミネートのス
トロー穴66が形成される。該ストロー穴66は、前記
紙基材71及びバリヤ層73にあらかじめパンチ穴を形
成し、該パンチ穴内において最外層72と最内層74と
を融着等によって接合することによって形成される。
【0026】そして、前記注出口51とストロー穴66
とを対応させた状態で、アウタパッチ65と接触させて
プルタブ52が、最内層64と接触させてインナテープ
67がアウタパッチ65及び包材11を挟んでそれぞれ
配設され、プルタブ52、アウタパッチ65、包材11
及びインナテープ67が挟持され、加熱され加圧されて
接合される。すなわち、注出口51においては、最内層
74とインナテープ67とが融着等によって接合され、
注出口51の内周縁の近傍においては、最内層74とア
ウタパッチ65とが、また、インナテープ67と最内層
64とが融着等によって接合される。
【0027】したがって、前記包装容器本体30からプ
ルタブ52を引き剥がしたときに、注出口51内におい
てインナテープ67が破断させられ、注出口51が開口
させられる。このようにして、包装容器を開封すること
ができる。
【0028】また、前記後壁に図示されないストロー袋
を貼着しておき、該ストロー袋からストローを取り出
し、該ストローを前記ストロー穴66及び注出口51に
挿入することによって包装容器を開封することもでき
る。
【0029】このように、前記プルタブ52は、少なく
とも紙基材71を備えた積層体から成り、最内層74と
インナテープ67とを融着するとともに頂壁37に貼着
されるので、外力が加わっても、頂壁37及び前壁38
から剥がれることはない。また、プルタブ52は、前記
頂壁37におけるシール部46より前方の部分及び前壁
38を覆う。したがって、前記頂壁37におけるシール
部46より前方の部分及び前壁38は露出しないので、
埃が付着するのを防止することができる。その結果、前
記注出口51に唇を当てて液体食品を直接飲用する場合
に、飲用者に衛生上の不安を感じさせることがなくな
る。
【0030】また、紙基材71を備える分だけプルタブ
52の強度を高くすることができる。
【0031】しかも、プルタブ15は、前記頂壁37に
おけるシール部46より前方の部分及び前壁38を覆う
大きさを有するので、包装容器の外観を良くすることが
できる。
【0032】前記実施の形態においては、プルタブ52
にストロー穴66が形成されるようになっているが、プ
ルタブ52にストロー穴66を形成せず、プルタブ52
を平坦にすることができる。この場合、プルタブ52を
引き剥がすと注出口51が形成されるので、注出口51
にストローを挿入して液体食品を飲用することができ
る。したがって、プルタブ52にストロー穴66を形成
する必要がないので、包装容器のコストを低くすること
ができる。
【0033】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、包装容器においては、頂壁に注出口を備えた包装
容器本体と、少なくとも紙基材を備えた積層体から成
り、前記包装容器本体に貼着されて、前記注出口の周
縁、及び側壁における飲用時に唇が接触する部分を覆う
プルタブとを有する。
【0035】この場合、プルタブは、少なくとも紙基材
を備えた積層体から成り、前記包装容器本体に貼着され
るので、外力が加わっても、注出口の周縁、及び側壁に
おける飲用時に唇が接触する部分から剥がれることはな
い。したがって、注出口の周縁、及び側壁における飲用
時に唇が接触する部分は露出しないので、埃が付着する
のを防止することができる。その結果、前記注出口に唇
を当てて液体食品を直接飲用する場合に、飲用者に衛生
上の不安を感じさせることがなくなる。
【0036】また、紙基材を備える分だけプルタブの強
度を高くすることができる。
【0037】しかも、プルタブは、注出口の周縁、及び
側壁における飲用時に唇が接触する部分を覆う大きさを
有するので、包装容器の外観を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における包装容器の開封状
態を示す斜視図である。
【図2】従来の包装容器の斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態における包装容器の初期状
態を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態における頂壁の要部断面図
である。
【符号の説明】
30 包装容器本体 37 頂壁 51 注出口 52 プルタブ 66 ストロー穴 67 インナテープ 71 紙基材 74 最内層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)頂壁に注出口を備えた包装容器本
    体と、 (b)少なくとも紙基材を備えた積層体から成り、前記
    包装容器本体に貼着されて、前記注出口の周縁、及び側
    壁における飲用時に唇が接触する部分を覆うプルタブと
    を有することを特徴とする包装容器。
  2. 【請求項2】 前記プルタブは、プルタブの最内層とイ
    ンナテープとを融着するとともに包装容器本体に貼着さ
    れる請求項1に記載の包装容器。
  3. 【請求項3】 前記プルタブは、前記注出口に対応させ
    て形成されたストロー穴を備える請求項1に記載の包装
    容器。
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