JP2021151879A - 連結ポーション - Google Patents

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Abstract

【課題】床や指を汚すことなく,食品を与えることができるようにする。【解決手段】第1の容器部10Aと第2の容器部10Bの間の架橋部15に,上記第1の容器部10Aと第2の容器部10Bを結ぶ方向にのびる,一端が上記第2の容器部10B内とつながっており,かつ他端が上記第1の容器部10A内とつながっていない細長い誘導溝20が形成されている。第1の容器部10Aのフランジ部12Aの一部13に,上記第1の容器部10Aに外力が加えられたときに蓋部30Aが部分的に剥離される易開封範囲が設けられており,上記誘導溝20の他端が上記易開封範囲に位置している。【選択図】図8

Description

この発明は連結ポーションに関する。
近年,ライフスタイルの変化から子育て世代の共働きが増加しており,育児に十分な時間が取れないなどの問題が生じている。介護現場において,介護職の人手不足から,入居者に十分なサービスが提供されていないケースもある。乳幼児や高齢者に手軽に食べ物を食べさせることができる容器形態が求められている。またペットを飼う家庭において,ペットと触れ合うことができる限られた時間を有効活用するために,ペットにペットフード(おやつ)を与えるときに,単にトレイ容器にペットフードを入れるだけではなく,ペットとコミュニケーションを図りながらまたは遊びながら餌やりをすることがある。
現在,数多くの乳幼児用食品や介護食品,袋入りペットフード製品が発売されている。ウェットタイプと呼ばれる柔らかいペットフードをスティック袋に収納したものも開発されている。しかしながら,いずれも,袋から直接に飲食する(ペットに餌やりする)ことは推奨されておらず,袋内に包装されている食品を別容器(トレイ)に移し替えることを推奨しており,そうすると,乳幼児や高齢者に手軽に食品を食べさせたり,ペットフードを与えるときにペットと緊密なコミュニケーションを図ることができない。消費者自らの判断で,別容器に食品を移さずに袋から直接に食品を与えようとすると,食品を落としてしまって床を汚してしまったり,持ち手が汚れたりすることもある。
特許文献1は,指でV字形に折り曲げたときに蓋が破断されて開口し,そこから内容物を押し出すことができる包装体を開示する。
特開平11−301746号公報
特許文献1に記載の包装体は,内容物を外に押し出すタイプであるので,押し出した内容物を受ける容器が必要となる。床や指を汚さずに食品を与えるのには向いていない。
この発明は,乳幼児や高齢者等に直接食べ物を与えることができ,またはペットとコミュニケーションを図りながら,しかも床や指を汚すことなく,餌やりすることができるようにすることを目的とする。
この発明による連結ポーション(連結容器)は,上端周縁にフランジ部を備える上方に開口する第1の容器部,上記第1の容器部と間隔をあけて形成され,上端周縁にフランジ部を備える上方に開口する第2の容器部,上記第1の容器部および第2の容器部と一体に形成され,上記第1の容器部および第2の容器部をつなぐ架橋部,ならびに上記第1の容器部,上記架橋部および上記第2の容器部を覆う大きさを備え,上記第1,第2の容器部のフランジ部および上記架橋部に接着され,第1,第2の容器部の上方開口を閉じる蓋部,を備え,上記架橋部に,上記第1の容器部と第2の容器部を結ぶ方向にのびる,一端が上記第2の容器部内とつながっており,かつ他端が上記第1の容器部内とつながっていない細長い誘導溝が形成されており,上記第1の容器部のフランジ部の一部に,上記第1の容器部に外力が加えられたときに上記蓋部が部分的に剥離される易開封範囲が設けられており,上記誘導溝の他端が上記易開封範囲に位置していることを特徴とする。
第1の容器部内に内容物たとえば流動状の柔らかい食品が入れられる。第1,第2の容器部の上端周縁のフランジ部および架橋部に,上記第1の容器部,上記架橋部および上記第2の容器部を覆う大きさを備える蓋部が接着されることで,第1,第2の容器部の上方開口および誘導溝が蓋部によって閉じられる。
第1の容器部内に食品が入れられるのに対し,第2の容器部内には,初期状態(販売時)においては基本的には何も入れられない。第2の容器部は,第1の容器部の食品を移し替えるために用いられる。もっとも,第2の容器部にも何らかの内容物を入れておくこともでき,その場合には,第1の容器部の食品が第2の容器部に移し替えられたときに,移し替えられた食品と第2の容器部の内容物を,第2の容器部において混ぜ合わせることができる。
第1の容器部と第2の容器部の間に架橋部が形成されている。第1,第2の容器部と架橋部とは一体に形成されており,架橋部によって第1,第2の容器部は所定間隔をあけて配置される(並べられる)。
第1の容器部と第2の容器部の間の架橋部には,第1の容器部と第2の容器部を結ぶ方向にのびる,一端が上記第2の容器部内とつながっており,かつ他端が上記第1の容器部内とつながっていない細長い誘導溝が形成されている。誘導溝はたとえば細長い凹部によって構成することができ,この場合には第1,第2の容器部と同様に上方に開口する。
この発明によると,上記第1の容器部のフランジ部の一部に,上記第1の容器部に外力が加えられたときに上記蓋部が部分的に剥離される易開封範囲が設けられており,上記誘導溝の他端が上記易開封範囲に位置している。第1の容器部に外力を加えることで,易開封範囲において蓋部を部分的に剥がすことができる。ここで易開封範囲には誘導溝の他端が位置しているので,易開封範囲において蓋部が部分的に剥がされることで通路(剥がされた蓋部と第1の容器部のフランジ部とによって囲まれる空間)が形成され,この剥離形成通路によって誘導溝の他端と第1の容器部とを連結させることができる。第1の容器部の食品を,上記剥離形成通路および誘導溝を通じて,少しずつ第2の容器部に移し替えることができ,少量ずつゆっくりと乳幼児,高齢者,ペット等に食品を与えることができる。
好ましくは,上記第1の容器部のフランジ部の一部が上記第1の容器部の開口に向かって内向きに突出しており,上記内向きに突出するフランジ部分に上記易開封範囲が設けられている。第1の容器部に外力を加えられたときに易開封範囲に食品を向かわせることができ,易開封範囲における蓋部の剥離をスムーズに進行させることができる。
一実施態様では,上記蓋部に,上記蓋部を,上記第1の容器部の上方開口および上記誘導溝の一部を塞ぐ第1の蓋部半体と上記第2の容器部の上方開口および上記誘導溝の残りの一部を塞ぐ第2の蓋部半体とに分ける切除ガイド(分離ガイド)が形成されている。第1の容器部の上方開口を閉じたまま,第2の容器部のみを開口することができ,手を汚さずに第1の容器部から第2の容器部に食品を移し替えることができる。第1,第2の蓋部半体は,蓋部を正確に半分する(1/2ずつにする)ものでなくてもよく,第1,第2の蓋部半体のいずれかが他方よりも大きくてもよい。
切除ガイドは,一実施態様では,上記蓋部を第1の蓋部半体と第2の蓋部半体とに分けるハーフカット線である。ハーフカット線に沿って,蓋部を第1の蓋部半体と第2の蓋部半体とに分離させ,第1の蓋部半体をそのまま残しつつ,第2の蓋部半体を剥がすことができる。
切除ガイドは,他の実施態様では,上記蓋部の縁部に形成されるノッチである。蓋部を一軸延伸フィルムによって形成することで,ノッチを起点にして蓋部を所定方向(延伸フィルムの延伸方向と直交する方向)に裂くことができる。上記蓋部を第1の蓋部半体と第2の蓋部半体とに分けることになる箇所の蓋部の縁部にノッチを形成しておくことによって,ハーフカット線と同様に,蓋部を第1の蓋部半体と第2の蓋部半体とに分離させ,第1の蓋部半体をそのまま残しつつ,第2の蓋部半体を剥がすことができる。
連結ポーションの平面図である。 連結ポーションの底面図である。 連結ポーションの側面図である。 蓋部の図示を省略した連結ポーションの平面図であり,ハッチングによって蓋部の接着範囲を示している。 蓋部半体を剥がした状態の連結ポーションの平面図である。 図5のVI−VI線に沿う連結ポーションの断面図である。 図5のVII−VII線に沿う連結ポーションの断面図である。 食品を移し替えている様子を示す図7に相当する断面図である。
図1は連結ポーション1の平面図を,図2はその底面図を,図3はその側面図を,それぞれ示している。図4は蓋部の図示を省略し,接着範囲をハッチングによって表した連結ポーション1の平面図である。図5は蓋部の半分を剥がした状態の連結ポーション1の平面図である。図6は図5のVI−VI線に沿う断面図を,図7は図5のVII−VII線に沿う断面図をそれぞれ示している。
連結ポーション1は,間隔をあけて形成された第1容器部10Aおよび第2容器部10Bと,第1,第2の容器部10A,10Bの間をつなぐ架橋部15と,蓋部30とを備えている。
第1,第2の容器部10A,10Bおよび架橋部15は一体であり,ポロプロピレン(PP)単層,PP/エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)/PPの積層体,PP/酸素吸収材/PPの積層体など,成形可能な任意の樹脂を圧空成形または真空成形することでつくられる。第1,第2の容器部10A,10Bおよび架橋部15の表面にさらにバリア層その他の機能層を積層してもよい。第1,第2の容器部10A,10B,および架橋部15の肉厚は一例として0.3〜1.0mmとされるが,第1の容器部10A内に収納される食品(たとえばペットフード)40の重量等に応じて適宜設計することができる。第1,第2の容器部10A,および架橋部15の寸法も適宜設計することができる。
蓋部30は,基材層とその下面のシーラント層から構成され,基材層にはポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂,ナイロンなどのポリアミド系樹脂,ポリプロピレン等が用いられる。シーラント層にはポリプロピレン,ポリプロピレンとポリエチレンの混合樹脂等を用いることができる。
図2,図4を参照して,第1の容器部10Aは,上方に開口し,かつ一部が内向き(開口の内方)に湾曲した概略逆円錐台形の収容部11Aと,収容部11Aの上端周縁に収容部11Aと一体に外向きに形成された,内向きに突出する一部を除いて環状であるフランジ部12Aとを備えている。フランジ部12Aの内向きに突出する部分を,特に,突出フランジ部13と呼ぶ。フランジ部12Aの厚さは収容部11Aの厚さよりもやや厚く,収容部11Aに比べて剛性が高められている。第1の容器部10Aの収容部11A内にウェットタイプ(流動状)の食品40が収納される。
第2の容器部10Bは,上方に開口する概略逆円錐台形の収容部11Bと,収容部11Bの上端周縁に収容部11Bと一体に外向きに形成された環状のフランジ部12Bとを備えている。フランジ部12Bの厚さは収容部11Bの厚さよりもやや厚く,収容部11Bに比べて剛性が高められている。
第1,第2の容器部10A,10Bをつなぐ架橋部15は,フランジ部12A,12Bと連続し,フランジ部12A,12Bと同程度の厚さを持つ。図1,図4を参照して,平面から見ると,架橋部15の両端縁は内側に湾曲しているが,架橋部15の両端縁はまっすぐに形成してもよい。
上述したように,第1,第2の容器部10A,10Bと,架橋部15とは一体に形成され,第1,第2の容器部10A,10Bのフランジ部12A,12Bの上面と架橋部15の上面は面一である。このため,第1の容器部10Aのフランジ部12Aと架橋部15とを明確に区画する境界はなく,第2の容器部10Bのフランジ部12Bと架橋部15とを明確に区別する境界もない。もちろん,収容部11Aの上端周縁から所定幅の範囲(次に説明する誘導溝20を除く)をフランジ部12A,収容部11Bの上端周縁から所定幅の環状範囲(次に説明する誘導溝20を除く)をフランジ部12Bと考え,それ以外の範囲を架橋部15と考えてもよい。
架橋部15および第2の容器部10Bのフランジ部12Bに,第1の容器部10Aと第2の容器部10Bとを結ぶ方向に長手方向を持つ細長い誘導溝20が形成されている。誘導溝20は,圧空成形または真空成形時に架橋部15の上面から押し型を押し当てるまたは架橋部15の下面から吸引をすることによって形成され,これによって架橋部15の上面において凹状,下面から見れば凸状の誘導溝20が形成される。図4,図5および図7を参照して,誘導溝20は,その一端が第2の容器部10Bの収容部11Bと連通しており(つながっており),他端は第1の容器部10Aにまでは到達しておらず,突出フランジ部13の箇所で終端している。すなわち誘導溝20は,第1の容器部10Aの収容部11Aと連通していない。
この実施例の誘導溝20は,平面から見て,第1,第2の容器部10A,10Bを結ぶ方向に長手方向を持つ概略長方形であり,一定の幅を持つ。もちろん,たとえば,第1の容器部10Aから第2の容器部10Bに向けて次第に幅が狭められた形状(平面からみて三角形)であってもよく,その形状は適宜設計することができる。
図1,図3,図4を参照して,第1の容器部10Aのフランジ部12Aの上面,第2の容器部10Bのフランジ部12Bの上面,および架橋部15(誘導溝20を除く)の上面に楕円形または両端部が丸みを帯びた長方形の蓋部30が接着されており,これによって収容部11Aの開口および収容部11Bの開口がいずれも閉じている。また,誘導溝20についても蓋部30によって完全に閉じられる。蓋部30によって閉じられている状態において,第1の容器部10Aの収容部11Aに収納されている食品40は外に漏れだすことはない。
図1を参照して,蓋部30の長手方向のほぼ中間位置に,長手方向(第1,第2の容器部10A,10Bを結ぶ方向と同じ方向)と直交する向きに切除線31が入れられている。切除線31は,短い切込みを間隔をあけて多数形成したミシン目であってもよいし,蓋部30の厚さの半分程度の深さまで切込みを入れたハーフカット線とすることもでき,この場合には蓋部30を完全には貫通しないように切除線31は形成される。ハーフカット線は,連続の線でも,不連続な線(一例として破線)でもよい。不連続線とする場合,安定した切除ができるように各不連続線の一端に斜めに短く伸びる補助線を形成してもよい。切除線31によって,蓋部30は,第1の容器部10Aの収容部11Aの開口全体および誘導溝20の一部を塞ぐ蓋部半体30Aと,第2の容器部10Bの収容部11Bの開口全体および誘導溝20の残りを塞ぐ蓋部半体30Bとに分けられる。
蓋部30は一軸延伸フィルムから構成することもでき,この場合には,蓋部30に必ずしも切除線31を形成しなくてもよい。一軸延伸フィルムはその延伸方向と直交する方向に直線状に裂けやすい性質を有するためである。たとえば,蓋部30の長手方向の両側縁のほぼ中央に一対のノッチ(一方であってもよい)を形成しておく。ノッチ形成箇所を起点にして,蓋部30を,蓋部半体30Aと蓋部半体30Bとに分ける(次に説明するように蓋部半体30Bのみを剥がす)ことができる。
図4を参照して,蓋部30が接着される接着範囲全体(ハッチング範囲)のうち,突出フランジ部13(フランジ部12Aの一部)の接着強度は,残りの範囲の接着強度よりも弱められている(易開封範囲,弱接着範囲)。たとえば,突出フランジ部13の表面に易剥離剤を塗布した状態で蓋部30を接着(熱溶着)することによって,突出フランジ部13における蓋部30の接着強度を弱めることができる。突出フランジ部13における加熱温度(シール温度)を低くすることでも,突出フランジ部13における蓋部30の接着強度を弱めることができる。
二つの蓋部半体30A,30Bのうち,第2の容器部10Bの収容部11Bおよび誘導溝20の一部を覆う蓋部半体30Bが剥がされる。図5および図7を参照して,蓋部半体30Bを剥がすと,第2の容器部10Bの収容部11Bが上方に開口し,かつ誘導溝20の先端の一部も上方に開口する。
図8を参照して,図8は第1の容器部10Aの収容部11A内の食品40を,第2の容器部10Bの収容部11B内に移し替えている様子を,図7に相当する断面図において示している。
第1の容器部10Aの収容部11Aを押すと,第1の容器部10Aの収容部11Aが変形して収容部11A内の空間が押しつぶされる。ここで図4を参照して説明したように,蓋部30はその全体が均一な接着強度で接着されていず,蓋部半体30Aが位置する突出フランジ部13の接着強度が弱められている。このため,第1の容器部10Aの収容部11Aが押されると,収容部11A内の食品40によって突出フランジ部13において蓋部半体30Aが剥がれ始める。突出フランジ部13の両側の2か所(谷部)に食品40による力が加わるので,蓋部半体30Aは,突出フランジ部13においてスムーズかつ迅速に剥がれやすくなっている。
上述したように,誘導溝20は,その一端は第2の容器部10Bの収容部11Bとつながっているが,他端は第1の容器部10Aの収容部11Aとつながっていず,突出フランジ部13の箇所で終端している。上述したように,第1の容器部10Aの収容部11Aが押されることで,収容部11A内の食品40による力が加わって突出フランジ部13における蓋部半体30Aに剥がれが発生する。その剥がれは次第に外向きに広がり,ついには誘導溝20の他端部に到達する。すなわち,突出フランジ部13の箇所では,蓋部半体30Aが部分的に剥がれることによって形成される隙間(剥がされた蓋部半体30Aと突出フランジ部13とによって囲まれる空間)によって,第1の容器部10Aの収容部11Aと誘導溝20とをつなぐ通路(剥離形成通路)が形成される。
収容部11A内の食品40は,突出フランジ部13の箇所において蓋部半体30Aが部分的に剥がれることによって形成される通路(剥離形成通路)を通り,次に誘導溝20を通り,ついには,第2の容器部10Bの収容部11B内に流し込まれる。
このように,蓋部半体30Bを剥がし,第1の容器部10Aの収容部11Aを押しつぶすことで,第1の容器部10Aの収容部11A内のウェットタイプ(流動状)の食品40を,少量ずつ第2の容器部10Bの収容部11B内に移し替えることができる。すなわち,第2の容器部10Bを,第1の容器部10Aに包装されている食品40を移し替える別容器(トレイ)として用いることができる。第2の容器部10Bに少量ずつの食品40を移し替えることができるので,少量ずつの食品40をゆっくりと与えることができる。また,第2の容器部10Bの収容部11Bの開口は,蓋部半体30Bが剥がされるまでは閉じられているので,衛生面にも優れている。
1 連結ポーション
10A 第1の容器部
10B 第2の容器部
11A 第1の収容部
11B 第2の収容部
12A,12B フランジ部
13 突出フランジ部
15 架橋部
20 誘導溝
30 蓋部
30A,30B 蓋部半体
31 切除線
40 食品

Claims (3)

  1. 上端周縁にフランジ部を備える上方に開口する第1の容器部,上記第1の容器部と間隔をあけて形成され,上端周縁にフランジ部を備える上方に開口する第2の容器部,上記第1の容器部および第2の容器部と一体に形成され,上記第1の容器部および第2の容器部をつなぐ架橋部,ならびに上記第1の容器部,上記架橋部および上記第2の容器部を覆う大きさを備え,上記第1,第2の容器部のフランジ部および上記架橋部に接着され,第1,第2の容器部の上方開口を閉じる蓋部,を備え,
    上記架橋部に,上記第1の容器部と第2の容器部を結ぶ方向にのびる,一端が上記第2の容器部内とつながっており,かつ他端が上記第1の容器部内とつながっていない細長い誘導溝が形成されており,
    上記第1の容器部のフランジ部の一部に,上記第1の容器部に外力が加えられたときに上記蓋部が部分的に剥離される易開封範囲が設けられており,上記誘導溝の他端が上記易開封範囲に位置している,
    連結ポーション。
  2. 上記第1の容器部のフランジ部の一部が上記第1の容器部の開口に向かって内向きに突出しており,
    上記内向きに突出するフランジ部分に上記易開封範囲が設けられている,
    請求項1に記載の連結ポーション。
  3. 上記蓋部に,上記蓋部を,上記第1の容器部の上方開口および上記誘導溝の一部を塞ぐ第1の蓋部半体と上記第2の容器部の上方開口および上記誘導溝の残りの一部を塞ぐ第2の蓋部半体とに分ける切除ガイドが形成されている,
    請求項1または2に記載の連結ポーション。
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