JP2001030915A - ステアリング用グリップ部材の突板貼り合せ方法 - Google Patents

ステアリング用グリップ部材の突板貼り合せ方法

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JP2001030915A
JP2001030915A JP11206916A JP20691699A JP2001030915A JP 2001030915 A JP2001030915 A JP 2001030915A JP 11206916 A JP11206916 A JP 11206916A JP 20691699 A JP20691699 A JP 20691699A JP 2001030915 A JP2001030915 A JP 2001030915A
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Ryoji Honma
良二 本間
Yoshio Takahashi
喜男 高橋
Masaru Koseki
勝 小関
Toshiro Takiguchi
寿郎 滝口
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TENDO CO Ltd
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TENDO CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、自動車や船舶等のステアリング
ホイールに関するものであり、特にエアバック装着用の
二芯ないし四芯タイプのステアリングホイールについ
て、そのスポーク間を高級感に溢れた所望の天然木仕様
の外観のものに効率的且つ経済的に実現可能にする新規
な構成からなるステアリング用グリップ部材の突板貼り
合せ方法を提供する。 【解決手段】 突板3裏面に不織布等の補強層31を積
層、一体化してなる突板化粧シート4によって円弧状で
所定巾の円弧状帯体41を形成した上、予め、該円弧状
帯体41全体を略U字状断面のものに型押し仮曲げ加工
を施して湾曲断面円弧状表面材5に形成してから、グリ
ップ材部6表面に、接着剤を介して該湾曲断面円弧状表
面材5を概略被冠状に重ね置いた後、プレス装置9によ
って湾曲断面円弧状表面材5とグリップ材部6とを挾着
状としたまま、ヒーター72によって所定時間、所定温
度で加熱し、グリップ材部6表面に湾曲断面円弧状表面
材5を積層、一体化するようにしたステアリング用グリ
ップ部材の突板貼り合せ方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】この発明は、自動車や船舶等の運転、操
縦機構であるステアリング装置、あるいは、これらの運
転や操縦を疑似的に体験するシュミレーション装置に組
み込まれるステアリング装置等におけるステアリングホ
イールに関するものであり、その回動操作性や安全性の
確保は勿論のこと、資源の有効利用に役立ち、特にエア
バック装着用の二芯ないし四芯タイプのステアリングホ
イールについて、そのスポーク間を高級感に溢れた所望
の天然木仕様の外観のものに効率的且つ経済的に実現可
能にする新規な構成からなるステアリング用グリップ部
材の突板貼り合せ方法を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】高度経済成長と共に急激なモータリゼー
ションが進み、既に一家に2台、3台という自動車保有
台数になる程の普及率を示すと同時に、その性能面にお
いても十分過ぎる程の成熟を遂げてしまったことから、
我が国における自動車市場においては、エネルギー問題
や自然環境問題等への対応等といった新たな価値観に基
づく未来型の自動車作りに向け、メーカーのみならずユ
ーザーサイドの意識改革も迫られる時代を迎えており、
こうした流れを受けて、資源の有効活用のために各種部
品のリサイクル化、燃焼効率の改善、規制、そのための
車体重量の軽量化等といった技術的課題に取り組むと共
に、巡るましいモデルチェンジを控え、外車同様にでき
るだけ長く愛用できるよう個性的で高級化仕様とした飽
きのこない自動車が推奨され始めていて、ユーザーサイ
ドからも好感を持って迎えられようとしている。
【0003】自動車の高級化仕様としては、各種機構の
自動化、オーディオ装置やナビゲーションシステム等の
特注装備品の標準化が進められる一方、特に内装仕上げ
の高級化志向は目覚ましく、内装の大部分を本革仕様と
した自動車も決して珍しくなくなり、それに伴い、イン
ナーパネルにも天然木仕上げのものが採用されるように
なり、その釣り合い上からステアリングホイールやシフ
トノブ、サイドブレーキレバー、スイッチノブ等といっ
たドライバーが日常的に手で触れて感じ、見た目からも
豪華さが感じ取れる機構部分についても、一頃のプラス
チック一体成形品で、水転写法や化粧フィルム積層によ
る、言わば人工的な化粧仕上げのものに代え、本革シー
トで被覆処理したものや、天然木調仕上げの施されたも
の等本物仕様のものに人気が集中し始めていて、特にス
テアリングホイールの最近の傾向としては、本革巻きの
ものに比べてメンテナンスが楽な上、長期間に渡って高
級感が持続される天然木仕上げのものが注目されるよう
になってきている。
【0004】しかし、これら本革巻きのステアリングホ
イールにしろ、天然木仕上げ製造によるステアリングホ
イールにしろ、天然素材によるものの多くは、多数の工
程を必要として手間が掛り過ぎることから、それ程高級
化仕様の傾向が強くなく、需要も限られていた時期に
は、人件費が極端に安い海外生産による輸入品に殆ど依
存せざるを得ない状況となっていたが、その傾向が強ま
ってきた最近では、元々高度な仕上げ技術を有していた
木工加工業界においても、それなりに付加価値も高まっ
てきているそれら天然木仕上げで高級化仕様のステアリ
ングホイールは、新たな商品分野として見逃すことはで
きず、従前から蓄積された技術によって品質上では各段
に秀れた製品を提供可能とするメーカーにとって、それ
ら海外製品に価格帯だけでは直に対向できないまでも、
高い品質とデザインとを総合した付加価値の点において
対抗し得る加工技術を確保していくことは、新たな展開
を始めた自動車市場に参入するための絶好のチャンスに
結び付くことになる。
【0005】天然木仕上げで最も高級なステアリングホ
イールとしては、材質の吟味された無垢の天然木材を削
り出し、巧みな技によって全てが手作りされ、美術工芸
品の域に達するようにして作り上げられたものとなる
が、こうした極端な高級品は、大量生産が不可能であっ
て当然高価なものとなってしまう上、従前のように、数
の限定された特注ステアリングホイールだけに対応すれ
ば足りていた時代とは様子が変わり、全体的に高級仕様
化が進み、かなりのまとまった数量を必要とする最近の
傾向に対応しようとした場合、その需要に見合うだけの
優良天然資材の確保が難しくなるという資材調達の問題
に止まるだけではなく、少資源保護の観点からしても決
して望ましい姿という訳にはいかなくなる。
【0006】そのため、ステアリングホイール用のグリ
ップ材部を、入手し易い天然木、あるいは集成木材や合
成樹脂材といった比較的安価な素材で形成した上、その
表面に、木目の美しい天然木を極めて薄く削り取って作
り出される多数枚の突板の中の一枚を被覆、接着し、表
面塗装仕上げ、保護膜とすることにより、外観上では無
垢の天然木素材からなるものと何等区別の付かない高級
木目仕様のステアリングホイールを、木目が美しく、貴
重な一本の天然木から多数製造できるようにしようとす
る技術も提案されている。
【0007】例えば、図8の従前の分解状態にあるステ
アリング用グリップ部材の斜視図、および図9の従前の
ステアリング用グリップ部材を断面化した斜視図に示さ
れるもののように、半円形状断面に形成された一対のグ
リップ材部6a,6aによってステアリングホイール1
aの骨格芯金13aを挟み込むように一体化し、その外
周面表側に天然木突板3aを被覆、接着し、夫々の円周
方向縁部を先端側程薄くなるよう斜めに切除した上、裏
側のグリップ材部6aの残された部分に、もう一枚の別
の天然木突板3bを被覆、接着させ、その円周方向縁部
を、表側の天然木突板3aの斜めに切除された縁部に一
部重なるよう接着し、重なり部分を研磨処理を施して滑
らかにして表面塗装仕上げ、保護膜とするようにした天
然木仕様のステアリングホイールがある。
【0008】しかし、この突板を用いたそれら従前から
の代表的な技術によるものの場合、薄く脆弱な突板3a
の端縁殺ぎ落とした後、もう一枚の突板3bの方を貼り
合わせ、研磨処理するにはかなりの加工技術を要するだ
けではなく、板目、柾目等といった木目の突板では貼り
合わせ部分で木目が合わず、見た目を悪くしてしまうと
いう不都合な問題がある上、何よりも、ステアリングホ
イールの曲面に添わせて平坦状の突き板を皺を作ること
無く滑らかに積層、一体化する加工処理技術をどのよう
に解決するのかという点に課題を残すものとなってい
た。
【0009】そこで、特許第2578554号公報に掲
載された発明「玉杢模様の突板を貼付けた自動者用ハン
ドルの製造方法」に見られるような、裏打ち材で補強さ
れた玉杢模様の突板を、リング状に打ち抜いて成形突板
にし、該成形突板を平板状のままで、半円形断面で曲面
側を上にしたハンドル芯材曲面上に接着剤を介して平置
き状とし、表面側から弾性体で押圧して曲面に添うよう
にしながら、突板とハンドル曲面との間の空気を吸引、
除去して両者を完全に積層、一体化してしまおうとする
提案等もなされている。
【0010】この従来技術によるものは、その変化に富
んだ木目が高級感を漂わせることと、複雑な木目のため
に接ぎ目が目立ち難いこと、そして、楠の瘤を有する部
分といった特殊な材質、素材部分を使用することから希
少価値があること等といった利点を生かそうとするもの
であることから、採用できる天然木が、楓や桑、銀杏、
楠の瘤を有する部分等といったかなり高級な突板に限定
されてしまうものであって、確かに、高級感を醸し出す
効果の点では十分な期待が持てるものの、その応用範囲
が限定されてしまって、低価格、大量生産向きではない
という難点がある上、裏打ち材を貼り合わせた突板を、
リング状に打ち抜いて平坦状の成形突板としたまま、円
形ステアリングホイール曲面に押圧して積層、一体化し
ようとすると、リング状成形突板の円形内側縁は、全体
としてその径を広げなければならず、同円形外側縁は、
逆に縮めなければならないこととなり、ステアリングホ
イール内周面側では、押圧過程で少なくとも突板部分内
側縁に亀裂を生じさせた上、それよりも内側には皺を作
ってしまう加工が避けられず、また、ステアリングホイ
ール外周面側では、押圧過程の最初から突板の円形外側
縁に皺を生じさせてしまう加工となり、仮令吸引工程を
併用してもその弊害は解消できないという欠点を有した
ものとなっている。
【0011】この発明は、以上のように天然木突板仕様
とするステアリングホイールの従前加工技術の実情に鑑
み、殆どあらゆる種類の天然木から得られる突板に応用
が利き、しかも、殆ど皺を生じさせることもなく積層、
一体化が可能になり、コストダウンの可能なステアリン
グホイールの開発、研究に逸速く着手し、長期に渡る試
行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、遂
に、エアバック装着用の二芯ないし四芯タイプのステア
リングホイールについて、その骨格部所要箇所に対して
分割した部材として装着でき、極めて秀れた天然木目仕
上がり状態を確保し、高級感が得られるようにする新規
なステアリング用グリップ部材の突板貼り合せ方法を実
現化することに成功したものであり、以下では、図面に
示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述
していくこととする。
【0012】
【発明の構成】図面に示すこの発明を代表する実施例か
らも明確に理解されるように、この発明に包含されるス
テアリング用グリップ部材は、特にエアバック装着用の
二芯ないし四芯タイプのステアリングホイールの一部を
構成するものであって、基本的に、以下のような構成を
要旨とするものである。即ち、杢目、板目、柾目、玉杢
目等の突板裏面に不織布等の補強層を積層、一体化して
なる突板化粧シートにより、グリップ材部平面形に合わ
せた円弧状で所定巾の円弧状帯体を形成した上、グリッ
プ材部断面形外周面に積層、接着する際にヒビ割れ防止
がなされるよう、予め、当該円弧状帯体全体を、グリッ
プ材部断面形外周面に概略被冠状とする略U字状断面の
ものに型押し仮曲げ加工を施して湾曲断面円弧状表面材
に形成してから、グリップ材部表面に、接着剤を介して
該湾曲断面円弧状表面材を概略被冠状に重ね置いた後、
プレス装置によって湾曲断面円弧状表面材とグリップ材
部とを挾着状としたまま、ヒーターによって所定時間、
所定温度で加熱し、グリップ材部表面に湾曲断面円弧状
表面材を積層、一体化するステアリング用グリップ部材
の突板貼り合せ方法である。
【0013】この基本的な構成によるこの発明のステア
リング用グリップ部材の突板貼り合せ方法を、より具体
的な構成のものとして示せば、杢目、板目、柾目、玉杢
目等の突板裏面に不織布等の補強層を積層、一体化して
なる突板化粧シートにより、グリップ材部平面形に合わ
せた円弧状で所定巾の円弧状帯体を形成した上、グリッ
プ材部断面形外周面に積層、接着する際にヒビ割れ防止
がなされるよう、予め、当該円弧状帯体全体を、グリッ
プ材部断面形外周面に概略被冠状とする略U字状断面の
ものに型押し仮曲げ加工を施して湾曲断面円弧状表面材
に形成してから、ヒーターが内蔵され、弾性隔膜で下面
が遮断された圧搾上枠と、グリップ材部用の載置台部が
配された吸引下枠とからなるプレス装置の、吸引下枠内
の載置台部上に、グリップ材部と、接着剤を介してその
上から概略被冠状にした湾曲断面円弧状表面材とを重ね
置いた後、プレス装置の圧搾上枠を同吸引下枠に密着状
となるように合体してから、吸引下枠内を減圧,圧搾上
枠内を加圧し、その弾性隔膜が少なくとも湾曲断面円弧
状表面材全表面に強力に圧着状となって、該弾性隔膜と
載置台部との間に、それら湾曲断面円弧状表面材とグリ
ップ材部とを挾着状としたまま、プレス装置の圧搾上枠
内蔵ヒーターによって所定時間、所定温度で加熱し、グ
リップ材部表面に湾曲断面円弧状表面材を積層、一体化
するようにした構成を要旨とするステアリング用グリッ
プ部材の突板貼り合せ方法ということができる。
【0014】また、更に具体的には、杢目、板目、柾
目、玉杢目等の突板裏面に不織布等の補強層を積層、一
体化してなる突板化粧シートにより、グリップ材部平面
形に合わせた円弧状で所定巾の円弧状帯体を形成した
上、グリップ材部断面形外周面に積層、接着する際にヒ
ビ割れ防止がなされるよう、予め、当該円弧状帯体全体
を、グリップ材部断面形外周面に概略被冠状とする略U
字状断面のものに型押し仮曲げ加工を施して湾曲断面円
弧状表面材に形成してから、ヒーターが内蔵され、弾性
隔膜で下面が遮断された圧搾上枠と、グリップ材部用の
載置台部が配された吸引下枠とからなるプレス装置の、
吸引下枠内の載置台部上に、グリップ材部と、接着剤を
介してその上から概略被冠状にした湾曲断面円弧状表面
材とを重ね置いた後、プレス装置の圧搾上枠を同吸引下
枠に密着状となるように合体してから、吸引下枠内を減
圧して圧搾上枠の弾性隔膜を少なくとも湾曲断面円弧状
表面材全表面に密着状とさせた上、続いて圧搾上枠内を
加圧し、弾性隔膜上面に強力な圧力を掛けて湾曲断面円
弧状表面材と材部との間に残留する空隙を解消させると
共に、該弾性隔膜と載置台部との間に、それら湾曲断面
円弧状表面材とグリップ材部とを挾着状としたまま、プ
レス装置の圧搾上枠内蔵ヒーターによって所定時間、所
定温度で加熱し、グリップ材部表面に湾曲断面円弧状表
面材を積層、一体化するようにした構成を要旨とするス
テアリング用グリップ部材の突板貼り合せ方法とするこ
ともできる。
【0015】上記具体的な構成によるこの発明のにステ
アリング用グリップ部材の突板貼り合せ方法には、接ぎ
のとおりの構成を要旨とするものも包含される。即ち、
杢目、板目、柾目、玉杢目等の突板裏面に不織布等の補
強層を積層、一体化してなる突板化粧シートにより、グ
リップ材部円弧状平面形に合わせた円弧状で所定巾の円
弧状帯体を形成した上、グリップ材部断面形外周面に積
層、接着する際にヒビ割れ防止がなされるよう、予め、
複数枚重ねた状態とした円弧状帯体全体を、グリップ材
部断面形外周面に概略被冠状とする略U字状断面のもの
にまとめて型押し仮曲げ加工を施し、複数枚の湾曲断面
円弧状表面材に形成してから、ヒーターが内蔵され、弾
性隔膜で下面が遮断された圧搾上枠と、グリップ材部用
の複数の載置台部が配された吸引下枠とからなるプレス
装置の、吸引下枠内の夫々の載置台部上に、グリップ材
部と、接着剤を介してその上から概略被冠状にした1個
の湾曲断面円弧状表面材とを夫々重ね置いた後、プレス
装置の圧搾上枠を同吸引下枠に密着状となるように合体
してから、吸引下枠内を減圧、圧搾上枠内を加圧し、そ
の弾性隔膜が湾曲断面円弧状表面材の表面に強力に圧着
状となって、該弾性隔膜と各載置台部との間に、夫々湾
曲断面円弧状表面材とグリップ材部とを挾着状としたま
ま、プレス装置の圧搾上枠内蔵ヒーターによって所定時
間、所定温度で加熱し、グリップ材部表面に湾曲断面円
弧状表面材を積層、一体化するステアリング用グリップ
部材の突板貼り合せ方法である。
【0016】そして、この発明に包含される最も望まし
い構成からなるものとして示せば、杢目、板目、柾目、
玉杢目等の突板裏面に不織布等の補強層を積層、一体化
してなる突板化粧シートにより、グリップ材部円弧状平
面形に合わせた円弧状で所定巾の円弧状帯体を形成した
上、グリップ材部断面形外周面に積層、接着する際にヒ
ビ割れ防止がなされるよう、予め、複数枚重ねた状態と
した円弧状帯体全体を、グリップ材部断面形外周面に概
略被冠状とする略U字状断面のものにまとめて型押し仮
曲げ加工を施し、複数枚の湾曲断面円弧状表面材に形成
してから、ヒーターが内蔵され、弾性隔膜で下面が遮断
された圧搾上枠と、グリップ材部用の複数の載置台部が
配された吸引下枠とからなるプレス装置の、吸引下枠内
の夫々の載置台部上に、グリップ材部と、接着剤を介し
てその上から概略被冠状にした湾曲断面円弧状表面材と
を夫々重ね置いた後、プレス装置の圧搾上枠を同吸引下
枠に密着状となるように合体してから、吸引下枠内を減
圧して圧搾上枠の弾性隔膜を少なくとも湾曲断面円弧状
表面材全表面に密着状とさせた上、続いて圧搾上枠内を
加圧し、弾性隔膜上面に強力な圧力を掛けて湾曲断面円
弧状表面材とグリップ材部との間に残留する空隙を解消
させると共に、該弾性隔膜と載置台部との間に、それら
湾曲断面円弧状表面材とグリップ材部とを挾着状とした
まま、プレス装置の圧搾上枠内蔵ヒーターによって所定
時間、所定温度で加熱し、グリップ材部表面に湾曲断面
円弧状表面材を積層、一体化するようにした構成を要旨
とするステアリング用グリップ部材の突板貼り合せ方法
ということになる。
【0017】グリップ材部は、エアバック装着を前提と
した二芯ないし四芯タイプのステアリングホイールのス
ポーク間の骨格芯金に表裏から嵌合、一体化し、ステア
リングホイールの握持部としての太さを確保するための
本体となる部材であり、比較的入手し易いナラ材やヒバ
材等いった天然木(但し、狂いを防止するために、80
℃で24時間以上乾燥したものを採用する必要があ
る。)による削り出しによるものから、それらの成形木
材、あるいは適宜集成木材等によるものとする外、合成
樹脂成形材または合成樹脂発泡成形材等の素材から、運
転者が把持、回転操作するのに都合の良い、例えば、2
0ないし50mm前後、望ましくは、30mm前後の太
さの円形状断面を半裁した略半円形断面で所定の円弧長
の円弧状部材で、夫々背面側(曲面ないで部分)の円弧
全長に渡って骨格芯金を嵌合状とするための切欠き溝が
形成されると共に、表面側の曲面部分は、必要があれば
握り面凹凸加工が施された上、後述の湾曲断面円弧状表
面材を滑らか且つ密着状に接着可能とするよう、#10
0〜#200程度のサンドペーパー掛けする等して滑ら
か仕上げされたものに形成される外、円形断面を半裁状
とした断面のグリップ材部相互を、骨格芯金に表裏から
確実に嵌合、一体化できるよう、互いの当接面が実接ぎ
その他の公知の嵌合構造に形成されたものとしたり、一
方の当接面の要所要所に木や竹、合成樹脂等からなるガ
イドピンを突設し、それに対応する他方の当接面に刺し
孔を形成してなるもの等としておくこともできる。
【0018】半円形断面のグリップ材部裏面側平坦面に
形成する切欠き溝は、グリップ材部をステアリングホイ
ールの骨格芯金に安定して取り付けられるよう機能する
ためのものであって、円弧状グリップ材部の裏側平坦面
部分に、予めステアリングホイール骨格芯金を受け入れ
可能にする凹欠き溝であり、車種やメーカー毎に異なる
ステアリングホイールの骨格芯金断面に対応した溝寸
法、形状のものに設定され、円弧状グリップ材部全長に
渡って形成する。但し、当該切り欠き溝芯金嵌合用溝部
は、ステアリングホイール骨格芯金に密着状に嵌合して
しまうような断面のものの外、例えば、ステアリングホ
イールの骨格芯金断面を収容する上でやや余裕を持たせ
た溝部断面寸法のものとして形成し、実際に装着する骨
格芯金断面に応じ、スペーサーを介在したり、あるいは
溝部の要所要所に突起等を形成したものとし、それら突
起等が実質的に骨格芯金との一体化を果たすようにした
もの等とすることもできる。
【0019】突板化粧シートは、できるだけ木目の美し
い天然木を0.2〜0.5mm厚にスライスした、杢
目、板目、柾目、玉杢目等の突板の裏面に、補強層とし
て不織布や上質の和紙等を積層、一体化した薄平板状の
シートであり、上記したグリップ材部表面側の曲面部分
に接着、積層されることにより、恰もステアリングホイ
ールのスポーク間に無垢の天然木が嵌められているよう
な外観を醸し出すよう機能する極めて重要な素材であ
り、天然木の太さによって異なる幅に形成されたものか
ら、ステアリングホイールのスポーク間の間隔に応じた
長さに形成されたグリップ材部の円弧長さに応じた円弧
状であって、グリップ材部表面側の曲面部分に巻き付
け、両端縁がやや余る程度の幅とした円弧状帯体を、効
率的な型取りで無駄なく打ち抜き形成する。
【0020】こうして形成された円弧状帯体は、薄平板
のままでグリップ材部表面側の曲面部分へ接着加工しよ
うとすると、載置台上に支持したグリップ材部表面への
位置決めが不安定になる外、押圧してグリップ材部表面
に馴染ませる加工段階で割れや皺を発生させ易いため、
当該接着加工に先んじて、薄平板の円弧状帯体を、予め
円弧状のグリップ材部表面に概略嵌合状となる略U字断
面のものにプレス成形加工し、湾曲断面円弧状表面材と
して取り扱うようにする。なお、このプレス成形加工に
際しては、上記突板化粧シートから効率良く型取りした
多数の円弧状帯体を一枚ずつ加工していては効率が悪い
こと、また、グリップ材部表面に概略嵌合状となる仮成
形で足りること等の理由から、複数枚、例えば5〜15
枚(円弧状帯体のいた厚やプレス性能等によって変わ
る。)程度をまとめて処理してしまうようにするのが望
ましい。
【0021】以上のようにして用意されたグリップ材部
と湾曲断面円弧状表面材とは、プレス装置により、湾曲
断面円弧状表面材を接着剤、例えばレゾール系接着剤等
を介してその凹部側からグリップ材部に嵌合状に重ねて
挾着状としたままで、ヒーターによって所定温度、所定
時間で加熱し、グリップ材部表面に湾曲断面円弧状表面
材を確実に積層、一体化しなければならないが、予め仮
成形してあるとはいえ、湾曲断面円弧状表面材が、半円
形断面で円弧状のグリップ材部表面側の曲面に対して完
璧に添設状の積層構造を実現するようにするため、プレ
ス装置は、ヒーターが内蔵され、シリコンゴム等の弾性
隔膜で下面が遮断された圧搾上枠と、グリップ材部用の
載置台部が配された吸引下枠とから形成されてなるもの
とし、吸引下枠内の載置台部上にグリップ材部を仮固定
状とした上、その上に接着剤を介して湾曲断面円弧状表
面材を概略被冠状に重ね置いた後、プレス装置の圧搾上
枠を同吸引下枠に密着状となるように合体してから、吸
引下枠内を減圧,圧搾上枠内を加圧し、その弾性隔膜が
少なくとも湾曲断面円弧状表面材全表面に強力に圧着状
となって、該弾性隔膜と載置台部との間に、それら湾曲
断面円弧状表面材とグリップ材部とが挾着状となるよう
にしたプレス方法によるものとすべきである。なお、湾
曲断面円弧状表面材は、プレス加工に入る前に、水にソ
フト剤を加えたものを塗布し、馴染みの改善、および不
測のクラック防止ができるようにしておくと好都合のも
のとなる。
【0022】更に、プレス装置の圧搾上枠を同吸引下枠
に密着状となるように合体してからの減圧、加圧工程に
おいても、先ず、吸引下枠内を0.2ないし略0気圧の
略真空状態にまで減圧して圧搾上枠の弾性隔膜を少なく
とも湾曲断面円弧状表面材全表面に密着状とさせた上、
続いて圧搾上枠内を加圧し、弾性隔膜上面に強力な圧力
を掛けて湾曲断面円弧状表面材とグリップ材部との間に
残留する空隙を完全にまたは略それに近い状態にまで解
消させるようにしたプレス工程を採用するのが望まし
く、その状態でそれら湾曲断面円弧状表面材とグリップ
材部とを弾性隔膜と載置台部との間に挾着状としたま
ま、プレス装置の圧搾上枠内蔵ヒーターにより、80〜
100℃の温度下で少なくとも10〜15分程度の間、
加熱し、グリップ材部表面側の曲面への突板貼り合せが
完了する。
【0023】以上のとおりの構成によるこの発明のステ
アリング用グリップ部材の突板貼り合せ方法で完成した
突板積層グリップ材部は、当接面側に食み出した湾曲断
面円弧状表面材部分を切断、研磨処理した後、表裏一対
の部材として夫々の切欠き溝をステアリングホイール骨
格芯金に嵌合し、嵌合構造またはガイドピンと刺し孔と
によって位置がズレないようにしてエポキシ系接着剤等
で強固に一体化する。その際、採用する接着剤は、でき
るだけ突板地色に色合せをしたものとして接合面に色ム
ラを生じさせないようにする必要がある上、下塗り工程
でも補色色合せを行い、ハンドガンや手でポリエステル
系またはクラック防止のためにソフトタイプの中塗り塗
装をしてから、約80℃程度の温度で3時間以上乾燥さ
せ、補修ならびに公知の最終塗装を行い、自動パフ仕上
げをすることにより、エアバック装着用の二芯ないし四
芯タイプの、要所要所に所望する天然木仕様とした高級
感に溢れたステアリングホイールを完成することにな
る。
【0024】
【実施例1】図1のエアバック装着用ステアリングホイ
ールの(a)二芯タイプ、(b)三芯タイプ、および
(c)四芯タイプの代表的な形状を示す正面図、図2の
(a)二芯タイプステアリングホイールの拡大正面図、
同スポークよりも上方側に用いるこの発明の一対のグリ
ップ部材を示す分解斜視図、図3の突板製造過程から円
弧状帯体を型取り、形成するまでの工程を模擬的に示す
斜視図、図4の円弧状帯体を仮成形して湾曲断面円弧状
表面材にする工程を示す斜視図、図5のプレス装置の構
造を模擬的に示す断面図、図6のプレス装置吸引下枠内
に組み込まれた載置台部にグリップ材部および湾曲断面
円弧状表面材を重ね置いた状態を示す要部拡大縦断面
図、図7の圧搾空気で加圧した状態を示す要部拡大縦断
面図には、この発明に包含される最も望ましい構成のス
テアリング用グリップ部材の突板貼り合せ方法を説明す
るための、工程要所要所における代表的な所要構成が示
されている。
【0025】この発明は、図1の正面図に示すエアバッ
ク装着用の二芯ないし四芯タイプのステアリングホイー
ル1について、そのスポーク11,11の間の円弧状部
分を天然木仕上げとするための突板貼り合せ方法であっ
て、図2の二芯タイプのステアリングホイール1につい
ての実施例で示せば、ステアリングコラムトップに連結
されるステアリングホイール1の中心部分には、エアバ
ック装着用ボックス部分12が用意され、その部分を含
む左右に延びるスポーク11,11とそれに繋がる円環
状の骨格芯金13の一部とが、その周りを発泡合成樹脂
芯体で所定外観形状となるように形成され、該発泡合成
樹脂芯体表面は、簡易なものではそのまま成形段階で化
粧仕上げ層に一体成形され、また高級仕上げのもので
は、その表面に合成皮革や牛皮を貼り付け仕上げされる
一方、それ以外の部分14,14,……の骨格芯金13
に対し、図2(b)の分解斜視図に示すような、この発
明の突板貼り合せ方法によって天然木仕上げとされた一
対のグリップ部材2,2が嵌合、一体化され、最終的に
塗装仕上げされて所望のステアリングホイール1を実現
するものである。
【0026】先ず、図3のように、楓、桑、柿等きれい
な杢目のある厚板や欅の瘤材のような複雑な玉杢目の厚
板、あるいは米松の板目の厚材、檜やヒバの柾目の厚材
W一枚から、刃物Cで0.2〜0.5mm厚程度のスラ
イス板を大量に形成して突板3となし、その裏面に酢酸
ビニール系あるいはユリア樹脂系接着剤等を使って不織
布等の補強層31を積層、一体化して所定巾の突板化粧
シート4を形成した上、ステアリングホイール1の一部
となる半円断面で所定円弧長のグリップ材部の表面側曲
面全面を覆い尽くせるだけの平面形とした、円弧状で所
定巾の円弧状帯体41,41,……を、前記突板化粧シ
ート4の一枚から、トムソン刃物等によって多数個型取
りするようにし、貴重な突板化粧シート4をできるだけ
無駄なく使えるようにする。
【0027】型取りされた円弧状帯体41,41,……
は、平坦状のままでプレス工程に回さず、図3の上下型
F1,F2により、後述するグリップ材部6の半円断面
形外周面に概略被冠状とする略U字状断面で凹溝51を
有する湾曲断面円弧状表面材5に予め型押し仮曲げ加工
しておくようにし、プレス工程において、載置台へ載
置、仮固定してあるグリップ材部6の曲面に被冠状に載
置、組合せし易くなるようにすると共に、プレスに際し
て組合せ位置のズレを生じさせ難くし、且つヒビ割れ防
止がなされるようにする。図4では、便宜上一枚の円弧
状帯体41を仮曲げ加工する表示としているが、複数枚
の円弧状帯体41,41,……をまとめて湾曲断面円弧
状表面材5,5,……に仮曲げ加工してしまうようにす
ることにより、作業効率を大幅に高めることができて極
めて好都合のものとすることができる。
【0028】これに対して、グリップ材部6は、略半円
形断面で所定円弧長の一対の円弧状部材であり、所定巾
と厚で、長さ方向を円弧状に湾曲形成したナラ材やヒバ
材等いった天然木角材を、予め80℃程度の温度で24
時間以上乾燥して狂いを無くすようにしてから、一対の
一方は、凹面側に骨格芯金13への切欠き溝61を形成
すると共に、凸面側を略半円形となる曲面加工をしたも
のとし、一対の他方は、逆に凸面側に骨格芯金13への
切欠き溝61を形成すると共に、凹面側を略半円形とな
る曲面加工、あるいはそれに加えて握り面加工をしたも
のの組み合わせからなるものとする外、単板を使って径
の違う半円形断面で、溝側に反らせたものとその逆に反
らせた成形木材とした上、それら同じ反りのもので径の
違うもの同士を複数枚積層、一体化したり、あるいは集
成木材のスライス板を、同様に反りと径とが違う半円形
断面のプレス成形したものを、同様にして複数枚積層、
一体化する等して、30mm前後の太さの円形状断面を
半裁した半円形断面で、夫々背面側(曲面でなく、当接
部分となる側)の円弧全長に渡って骨格芯金を嵌合状と
するための切欠き溝61を有した構造のものに形成され
る。
【0029】そして、一対のグリップ材部6,6は、夫
々、前記湾曲断面円弧状表面材5,5を滑らか且つ密着
状に接着可能とするよう、#100〜#200程度のサ
ンドペーパー掛けして滑らか仕上げされたものにしてお
く必要があり、しかも、円形断面を半裁状とした断面の
一対のグリップ材部6,6相互を、骨格芯金13に表裏
からずれることなく確実に嵌合、一体化できるよう、図
4(b)に表示されているように、当接面の要所要所に
木や竹、合成樹脂等からなるガイドピン62,62,…
…を突設し、それに対応する他方の当接面に刺し孔6
3,63,……を形成しておく。なお、当接面の位置合
わせには、その他、実接ぎその他の公知の嵌合構造に形
成したものとすることもできる。
【0030】一方、上記のようにして用意した湾曲断面
円弧状表面材5とグリップ材部6とを強固に貼り付け、
一体化するため、次のような構造の圧搾上枠7と吸引下
枠8との組合せからなるプレス装置9を使用する。即
ち、圧搾上枠7は、その内部天井にヒーター72,7
2,……が内蔵され、下面を弾性隔膜71で遮断してな
る構造に形成され、コンプレッサーからの圧搾空気を送
り込むための圧空口73を有しており、吸引下枠8は、
その内部底部にグリップ材部6用の複数の載置台部8
1,81,……が配された構造に形成され、底部中央部
分には減圧口82を有している。
【0031】このプレス装置9の、吸引下枠8内の夫々
の載置台部81,81,……上に、先ず、グリップ材部
6,6,……を載置して夫々仮固定する一方、湾曲断面
円弧状表面材5,5,……には、予めソフト剤を加えた
水を塗布してグリップ材部6,6,……への馴染みを改
善してズレ止めとクラック防止とが果たせるようにして
おき、該グリップ材部6,6,……の夫々の表面か、ま
たは湾曲断面円弧状表面材5,5,……の凹溝51,5
1,……内かの何れかあるいは両方に、例えばレゾール
系接着剤(グリップ材部6の材質に応じて変える。)を
塗布してから、湾曲断面円弧状表面材5,5,……を、
仮固定されている夫々のグリップ材部6,6,……の上
に概略被冠状とする、図6の要部拡大断面図に示すよう
な状態に夫々重ね置いていく。
【0032】全てが重ねられた後、プレス装置9の圧搾
上枠7を同吸引下枠8に密着状となるように合体してか
ら、吸引下枠8内を0.2〜0気圧程度になるまで減圧
していき、圧搾上枠7の弾性隔膜71が、図6の要部拡
大断面図に示すように、少なくとも湾曲断面円弧状表面
材5,5,……の各全表面に密着状となるようにする。
しかし、この段階で、弾性隔膜71が湾曲断面円弧状表
面材5,5,……の各全表面に密着状となって、該弾性
隔膜71と各載置台部81,81,……との間に、それ
ら湾曲断面円弧状表面材5,5,……とグリップ材部
6,6,……とを挾着状にはできても、湾曲断面円弧状
表面材5,5,……とグリップ材部6,6,……との間
の接着剤層に気泡を残留状としてしまって、それら気泡
を完全に取り除くだけの圧力を得ることが不可能とな
る。
【0033】そこで、吸引下枠8内を減圧する工程に引
き続き、圧搾上枠7内を、その圧空口73を使ってコン
プレッサーからの圧搾空気を強力に送り込み、圧搾上枠
7内を3kg/cm2 前後にまで加圧し、弾性隔膜71
上面に強力な圧力を掛けて湾曲断面円弧状表面材5,
5,……とグリップ材部6,6,……との間に残留する
気泡を強制的に排除してしまい、空隙を完全に解消した
完璧な接着、積層構造を実現した上、プレス装置9の圧
搾上枠7内蔵ヒーター72,72,……を作動させて内
部温度を80〜100℃程度にまで加温し、約15分程
度の時間に渡って加熱して接着効果を促進することによ
り、この発明のグリップ材部表面に湾曲断面円弧状表面
材を積層、一体化するステアリング用グリップ部材の突
板貼り合せ方法を完了する。
【0034】以上のような方法で完成した突板積層グリ
ップ部材は、当接面側に食み出した湾曲断面円弧状表面
材5部分を切断、研磨処理した後、表裏一対の部材とし
て夫々の切欠き溝61,61をシリコン系接着材を塗布
してステアリングホイール骨格芯金13に嵌合すると共
に、ガイドピン62,62,……を刺し孔63,63,
……差し込んで位置がズレないようにした上、一対のグ
リップ材部6,6同士の当接面間は、できるだけ突板地
色に色合せをしたエポキシ系接着剤等で強固に一体化
し、当接面間に色ムラを生じさせないようにした上、補
色色合せをした下塗り工程を経て、ハンドガンや手でポ
リエステル系またはクラック防止のためにソフトタイプ
の中塗り塗装を実施し、約80℃程度の温度で3時間以
上乾燥させ、補修ならびに公知の最終塗装を行い、自動
パフ仕上げをすることにより、要所要所に所望する天然
木仕様としてなるエアバック装着用の二芯タイプのステ
アリングホイールを実現するものである。
【0035】
【作用効果】以上のとおりの構成からなるこの発明のス
テアリング用グリップ部材の突板貼り合せ方法は、エア
バック装着用の二芯ないし四芯タイプのステアリングホ
イールについて、そのスポーク間のステアリングホイー
ル骨格芯金部分の天然木仕上げ加工を対象とする技術で
あって、欅の瘤材等といった特定の材種に限ることな
く、各種天然木を素材とする殆どあらゆる種類の突板の
使用が可能になるものであり、それら突板の裏面に補強
層を積層、一体化してなる突板化粧シートから効率良く
型取りした多数の円弧状帯体を、平板状のままグリップ
材部に貼り付けるのではなく、載置台上に支持したグリ
ップ材部表面への位置決めをできるだけ安定させ、しか
も押圧過程で割れや皺を発生させることがないよう、当
該貼り付け加工に先んじて、薄平板の円弧状帯体を、予
め円弧状のグリップ材部表面に概略嵌合状となる略U字
断面のものにプレス成形加工し、湾曲断面円弧状表面材
として取り扱うようにすると共に、必要に応じて当該湾
曲断面円弧状表面材にソフト剤を混入した水を塗布し、
より一層馴染み度が改善されるようにして貼り付け工程
を実施するものとしたことから、グリップ材部に対する
湾曲断面円弧状表面材の組合せ作業効率を大幅に改善し
得る上、極めて仕上り精度の高い貼り付け作業の実施が
可能になるという大きな特徴を発揮することができるも
のとなる。
【0036】更に、上記のとおりの極めて迅速な組合せ
工程を終えた後、プレス工程においても、一旦プレス装
置の吸引下枠側を減圧し、弾性隔膜によって湾曲断面円
弧状表面材が位置ズレやクラック、皺の発生を惹起させ
ないようにして載置台部上のグリップ材部表面に押しつ
けられるようにすると共に、その過程で発生しがちな接
着剤層内の気泡の残留現象に対しては、プレス装置の圧
搾上枠側を大幅に加圧状態として、所定の如くグリップ
材部表面に湾曲断面円弧状表面材を密着状としている外
側から強力に圧力を加えてそれら気泡を略完全に除去し
てしまい、その状態が復帰しないよう加圧状態を維持し
たまま、圧搾上枠内に内蔵されヒーターを作動して貼り
付け工程を完了してしまうようにしたことから、位置ズ
レもなく、クラックや皺も発生させず、しかも気泡も略
完全に排除できている極めて良好な密着状態のままでグ
リップ材部表面を所望の突板で覆い尽くしたグリップ部
材が、エアバック装着用の二芯ないし四芯タイプのステ
アリングホイールスポーク間の所望箇所の骨格芯金部分
に形成され、外観上では全く突板張り合わせ構造に見え
ず、天然無垢剤使用のような外観の極めて高級感溢れる
ステアリングホイールを実現することができるという秀
れた特徴も得られることになる。
【0037】特に、実施例に取り上げたこの発明を代表
するステアリング用グリップ部材の突板貼り合せ方法に
よれば、上記した作用効果に加え、一度機にまとめて多
数の突板貼り合せ構造のステアリングホイールの製造が
可能になり、この発明の大きな目的の一つでもある貴重
な天然資材を使った高級感に満ちるステアリングホイー
ルを、従前までの技術では到底実現し得なかったかなり
の低価格帯で供給可能にすることになり、非常に実用価
値の高い製造方法が実現可能になるという大きな利点を
有するものとすることができる。
【0038】叙述の如く、この発明のステアリング用グ
リップ部材の突板貼り合せ方法は、その新規な構成によ
って所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しか
も、従前までのこの種貼り合せ技術に比較し、高品質の
突板貼り合せ構造を非常に効率的且つ確実に実現し得る
ものとなってその経済的効果は計り知れないものとな
り、これまでの海外輸入ものに対しても価格面でそれな
りに対抗可能とする上、デザイン面や製品供給面ではそ
れらを遥かに凌ぐものとなって、自動車メーカーやパー
ツ業者から高い評価がなされる共に、伝統的な木工技術
の新たな展開先を期待する木工業界にとっても業界の活
性化に大いに役立つものとして大いに歓迎されることに
なる外、最近の高級品志向の傾向にも合致することとな
って一般ユーザーからの期待にも十二分に応えることが
できる上、貴重な資源の有効利用に繋がる技術でもある
ことから、これからのステアリングホイールに関わる技
術として広く利用、普及していくものになると予想され
る。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明を代表するステアリング用グリップ部
材の突板貼り合せ方法を説明するための実施例の一つ、
および比較のための従来技術の具体例を示すものであ
る。
【図1】エアバック装着用ステアリングホイールの
(a)二芯タイプ、(b)三芯タイプ、および(c)四
芯タイプの代表的な形状を示す正面図である。
【図2】(a)二芯タイプステアリングホイールの拡大
正面図、(b)同スポークよりも上方側に用いるこの発
明の一対のグリップ部材を示す分解斜視図である。
【図3】突板製造過程から円弧状帯体を型取り、形成す
るまでの工程を模擬的に示す斜視図である。
【図4】円弧状帯体を仮成形して湾曲断面円弧状表面材
にする工程を示す斜視図である。
【図5】プレス装置の構造を模擬的に示す断面図であ
る。
【図6】プレス装置吸引下枠内に組み込まれた載置台部
にグリップ材部および湾曲断面円弧状表面材を重ね置い
た状態を示す要部拡大縦断面図である。
【図7】圧搾空気で加圧した状態を示す要部拡大縦断面
図である。
【図8】従前のステアリングホイールを示す斜視図であ
る。
【図9】同分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール 11 同 スポーク 12 同 エアバック装着用ボックス部分 13 同 スポークに繋がる骨格芯金 14 同 その他の骨格芯金 2 グリップ部材 3 突 板 31 同 補助層 4 突板化粧シート 41 同 円弧状帯体 5 湾曲断面円弧状表面材 51 同 凹溝 6 グリップ材部 61 同 切欠き溝 62 同 ガイドピン 63 同 刺し孔 7 圧搾上枠 71 同 弾性角膜 72 同 ヒーター 73 同 圧空口 8 吸引下枠 81 同 載置台部 82 同 減圧口 9 プレス装置 C 刃 物 F1 上 型 F2 下 型 W 天然木

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 杢目、板目、柾目、玉杢目等の突板裏面
    に不織布等の補強層を積層、一体化してなる突板化粧シ
    ートにより、グリップ材部平面形に合わせた円弧状で所
    定巾の円弧状帯体を形成した上、グリップ材部断面形外
    周面に積層、接着する際にヒビ割れ防止がなされるよ
    う、予め、当該円弧状帯体全体を、グリップ材部断面形
    外周面に概略被冠状とする略U字状断面のものに型押し
    仮曲げ加工を施して湾曲断面円弧状表面材に形成してか
    ら、グリップ材部表面に、接着剤を介して該湾曲断面円
    弧状表面材を概略被冠状に重ね置いた後、プレス装置に
    よって湾曲断面円弧状表面材とグリップ材部とを挾着状
    としたまま、ヒーターによって所定時間、所定温度で加
    熱し、グリップ材部表面に湾曲断面円弧状表面材を積
    層、一体化するようにしたことを特徴とするステアリン
    グ用グリップ部材の突板貼り合せ方法。
  2. 【請求項2】 杢目、板目、柾目、玉杢目等の突板裏面
    に不織布等の補強層を積層、一体化してなる突板化粧シ
    ートにより、グリップ材部平面形に合わせた円弧状で所
    定巾の円弧状帯体を形成した上、グリップ材部断面形外
    周面に積層、接着する際にヒビ割れ防止がなされるよ
    う、予め、当該円弧状帯体全体を、グリップ材部断面形
    外周面に概略被冠状とする略U字状断面のものに型押し
    仮曲げ加工を施して湾曲断面円弧状表面材に形成してか
    ら、ヒーターが内蔵され、弾性隔膜で下面が遮断された
    圧搾上枠と、グリップ材部用の載置台部が配された吸引
    下枠とからなるプレス装置の、吸引下枠内の載置台部上
    に、グリップ材部と、接着剤を介してその上から概略被
    冠状にした湾曲断面円弧状表面材とを重ね置いた後、プ
    レス装置の圧搾上枠を同吸引下枠に密着状となるように
    合体してから、吸引下枠内を減圧,圧搾上枠内を加圧
    し、その弾性隔膜が少なくとも湾曲断面円弧状表面材全
    表面に強力に圧着状となって、該弾性隔膜と載置台部と
    の間に、それら湾曲断面円弧状表面材とグリップ材部と
    を挾着状としたまま、プレス装置の圧搾上枠内蔵ヒータ
    ーによって所定時間、所定温度で加熱し、グリップ材部
    表面に湾曲断面円弧状表面材を積層、一体化するように
    したことを特徴とするステアリング用グリップ部材の突
    板貼り合せ方法。
  3. 【請求項3】 杢目、板目、柾目、玉杢目等の突板裏面
    に不織布等の補強層を積層、一体化してなる突板化粧シ
    ートにより、グリップ材部平面形に合わせた円弧状で所
    定巾の円弧状帯体を形成した上、グリップ材部断面形外
    周面に積層、接着する際にヒビ割れ防止がなされるよ
    う、予め、当該円弧状帯体全体を、グリップ材部断面形
    外周面に概略被冠状とする略U字状断面のものに型押し
    仮曲げ加工を施して湾曲断面円弧状表面材に形成してか
    ら、ヒーターが内蔵され、弾性隔膜で下面が遮断された
    圧搾上枠と、グリップ材部用の載置台部が配された吸引
    下枠とからなるプレス装置の、吸引下枠内の載置台部上
    に、グリップ材部と、接着剤を介してその上から概略被
    冠状にした湾曲断面円弧状表面材とを重ね置いた後、プ
    レス装置の圧搾上枠を同吸引下枠に密着状となるように
    合体してから、吸引下枠内を減圧して圧搾上枠の弾性隔
    膜を少なくとも湾曲断面円弧状表面材全表面に密着状と
    させた上、続いて圧搾上枠内を加圧し、弾性隔膜上面に
    強力な圧力を掛けて湾曲断面円弧状表面材と材部との間
    に残留する空隙を解消させると共に、該弾性隔膜と載置
    台部との間に、それら湾曲断面円弧状表面材とグリップ
    材部とを挾着状としたまま、プレス装置の圧搾上枠内蔵
    ヒーターによって所定時間、所定温度で加熱し、グリッ
    プ材部表面に湾曲断面円弧状表面材を積層、一体化する
    ようにしたことを特徴とするステアリング用グリップ部
    材の突板貼り合せ方法。
  4. 【請求項4】 杢目、板目、柾目、玉杢目等の突板裏面
    に不織布等の補強層を積層、一体化してなる突板化粧シ
    ートにより、グリップ材部円弧状平面形に合わせた円弧
    状で所定巾の円弧状帯体を形成した上、グリップ材部断
    面形外周面に積層、接着する際にヒビ割れ防止がなされ
    るよう、予め、複数枚重ねた状態とした円弧状帯体全体
    を、グリップ材部断面形外周面に概略被冠状とする略U
    字状断面のものにまとめて型押し仮曲げ加工を施し、複
    数枚の湾曲断面円弧状表面材に形成してから、ヒーター
    が内蔵され、弾性隔膜で下面が遮断された圧搾上枠と、
    グリップ材部用の複数の載置台部が配された吸引下枠と
    からなるプレス装置の、吸引下枠内の夫々の載置台部上
    に、グリップ材部と、接着剤を介してその上から概略被
    冠状にした湾曲断面円弧状表面材とを夫々重ね置いた
    後、プレス装置の圧搾上枠を同吸引下枠に密着状となる
    ように合体してから、吸引下枠内を減圧、圧搾上枠内を
    加圧し、その弾性隔膜が湾曲断面円弧状表面材の表面に
    強力に圧着状となって、該弾性隔膜と各載置台部との間
    に、夫々湾曲断面円弧状表面材とグリップ材部とを挾着
    状としたまま、プレス装置の圧搾上枠内蔵ヒーターによ
    って所定時間、所定温度で加熱し、グリップ材部表面に
    湾曲断面円弧状表面材を積層、一体化するようにしたこ
    とを特徴とするステアリング用グリップ部材の突板貼り
    合せ方法。
  5. 【請求項5】 杢目、板目、柾目、玉杢目等の突板裏面
    に不織布等の補強層を積層、一体化してなる突板化粧シ
    ートにより、グリップ材部円弧状平面形に合わせた円弧
    状で所定巾の円弧状帯体を形成した上、グリップ材部断
    面形外周面に積層、接着する際にヒビ割れ防止がなされ
    るよう、予め、複数枚重ねた状態とした円弧状帯体全体
    を、グリップ材部断面形外周面に概略被冠状とする略U
    字状断面のものにまとめて型押し仮曲げ加工を施し、複
    数枚の湾曲断面円弧状表面材に形成してから、ヒーター
    が内蔵され、弾性隔膜で下面が遮断された圧搾上枠と、
    グリップ材部用の複数の載置台部が配された吸引下枠と
    からなるプレス装置の、吸引下枠内の夫々の載置台部上
    に、グリップ材部と、接着剤を介してその上から概略被
    冠状にした湾曲断面円弧状表面材とを夫々重ね置いた
    後、プレス装置の圧搾上枠を同吸引下枠に密着状となる
    ように合体してから、吸引下枠内を減圧して圧搾上枠の
    弾性隔膜を少なくとも湾曲断面円弧状表面材全表面に密
    着状とさせた上、続いて圧搾上枠内を加圧し、弾性隔膜
    上面に強力な圧力を掛けて湾曲断面円弧状表面材とグリ
    ップ材部との間に残留する空隙を解消させると共に、該
    弾性隔膜と載置台部との間に、それら湾曲断面円弧状表
    面材とグリップ材部とを挾着状としたまま、プレス装置
    の圧搾上枠内蔵ヒーターによって所定時間、所定温度で
    加熱し、グリップ材部表面に湾曲断面円弧状表面材を積
    層、一体化するようにしたことを特徴とするステアリン
    グ用グリップ部材の突板貼り合せ方法。
  6. 【請求項6】 グリップ材部上に接着剤を介して湾曲断
    面円弧状表面材を重ね置き、プレス装置によって加圧す
    る際、湾曲断面円弧状表面材に水分または水分にソフト
    剤が加えられたものを含浸状として馴染み度合いを改善
    すると共に、不測のクラック発生を防止するようにして
    実施する、請求項1ないし5何れか記載のステアリング
    用グリップ部材の突板貼り合せ方法。
  7. 【請求項7】 プレス装置による圧着が、減圧側が0.
    2ないし略0気圧の略真空またはそれに近い状態で、加
    圧側が2.5〜3.5kg/cm2 で実施されるように
    した、請求項1ないし6何れか記載のステアリング用グ
    リップ部材の突板貼り合せ方法。
  8. 【請求項8】 湾曲断面円弧状表面材とグリップ材部と
    を挾着状にしたままでの加熱が、プレス装置の圧搾上枠
    内蔵ヒーターにより、80〜100℃の温度下で少なく
    とも15〜10分間程度実施するようにした、請求項1
    ないし7何れか記載のステアリング用グリップ部材の突
    板貼り合せ方法。
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