JP2001030678A

JP2001030678A - 健康筆記用具

Info

Publication number: JP2001030678A
Application number: JP11237361A
Authority: JP
Inventors: Takashi Nakanishi; 崇中西
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1999-07-22
Filing date: 1999-07-22
Publication date: 2001-02-06

Abstract

(57)【要約】【課題】従来の筆記用具は一本形状のため親指と人差し
指に力がかかり、長時間の使用では指が痛くなったり、
関節に負担がかかつている。また、手が握れない人、指
の欠損者或は指の機能障害者にとつては保持するのが困
難であった。一般の人や手の障害者の誰もが使用でき
て、疲れにくい筆記用具でコンパクトなもが望まれてい
た。【解決手段】筆記用具を保持する方法として、指で手の
平や指の付け根付近に押し付けて使用するために、筆記
用具は中央部で「くの字形」に折れ曲がった形状とし、
片方には筆芯（１）、エンピツ、ペン等があり、他方に
は握り部（２）を設けて押し付けの支持点を構成する。
少し工夫すれば、筆記用具の保持はどの指で押し付けて
も、挟んでも使用が可能で、誰もが使えて疲れにくいう
えに、手の平サイズでコンパクトなことを特長とする
「くの字形」の健康筆記用具を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は指に負担が少ない
うえ、指の欠損者或は指の機能障害者でも使用できる筆
記用具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のエンピツやペン等の筆記用具は、
まっすぐな一本形状のものを、指先で握って筆記するも
のである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の筆記用具には次
のような欠点があった。（イ）一本形状のため、親指と人差し指に力がかかり長
時間使用すると、指が痛くなったり関節が痛くなったり
する。場合によるとペンダコを作ったり、腱鞘炎になっ
たりする。（ロ）手をうまく握れない人、指の欠損者或は指の機能
障害者にとつては、細い棒状の筆記用具は保持するのが
困難なため、使いずらいか全く使えないことがある。（ハ）指で握るためにある程度の長さが必要となり、長
さは概ね１２−−１６センチとなる。このため携帯には
若干の不便さがある。（ニ）また、エンピツの場合は短くなると使いずらくな
り、無駄に捨てる部分が多い。

【０００４】

【課題を解決するための手段】（イ）筆記用具を保持す
る方法として、指で手の平や指の股の間に押し付けて固
定するために、筆記用具は中央部で「くの字形」に折れ
曲がった形状とする。（ロ）「くの字形」に折れ曲がった一方の先端は筆芯
（１）であり、もう一方が握り部（２）であるが、握り
部の端部を手の平、指の付け根、指の股の間に押し付け
て筆記用具を保持する。この方法により指への負担が少
なくなり、疲労も少ない。（ハ）筆記用具の保持は、どの指で押しつけたり挟んだ
りしてもよく、工夫すればどの指を使っても筆記用具を
保持することが出来る。（ニ）筆芯（１）の部分にエンピツ或はペンを固定する
ホルダー（３）を設ければ、当該ホルダーにエンピツ或
はペン等を挿入して固定することが出来る。（ホ）筆記用具は普通には、人差し指で握り部を手の平
に押し付けるために、むしろ短い方が扱い易く、筆部の
長さはせいぜい５−−７センチ程度である。これは従来
の筆記用具の半分の長さである。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。（イ）「くの字形」の筆記用具のため、なるべく小型の
方がよく、全体として手の平に納まる程度の大きさとす
るが、握り部（２）は取り外し式或は折タタミ式が便利
である。（ロ）片方にある筆芯（１）には、必要に応じてホルダ
ー（３）を設けてエンピツ或はペンを挿入して、使い易
い位置で固定して使用する。当該ホルダーを使用すれ
ば、短くなったエンピツのホルダー用として使用するこ
とができる。（ハ）握り部（２）を工夫して、筆芯（１）を納めた
り、端部に消しゴムを付けて利便性を高めることが出来
る。

【０００６】

【発明の効果】本筆記用具は全体として「くの字形」を
しており、握り部（２）の端部を手の平や指の股の間に
押し付けて保持するために指への負担が少なく、疲れが
少ない。普通は人差し指で押し付けて使用するが、手が
握れない人、指の欠損者或は指の機能障害者でも工夫と
訓練で十分に使いこなすことができる。折れ曲がった握
り部は、どの指で保持してもよく、その端部を手の平や
指の付け根付近に押し付けることにより比較的容易に保
持することが出来る。筆記用具全体が手の平に納まる程
度のコンパクトな大きさなので、ポケットにも入るサイ
ズである。また、短くなったエンピツも、ホルダーに入
れて容易に再使用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の外形図である。

【図２】本発明の使用図である。

【図３】握り部（２）を取り外し式にして、キャップ兼
用とした実施例をしめす。

【図４】他の実施例を示すものである。それぞれ携帯に
便利なように、握り部（２）を取り外し式にしたり、折
りたたみ式にした実施例である。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】片方には筆芯（１）があり、他方には手の
平に押し付けて保持する握り部（２）がある「くの字
形」に折れ曲がった形状をなす筆記用具。