JP2001030626A - 感圧記録用顕色剤及び感圧記録材料 - Google Patents
感圧記録用顕色剤及び感圧記録材料Info
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Abstract
性を与える顕色剤及びそれを使用した感圧記録材料を提
供すること。 【解決手段】 (ポリ)4−ヒドロキシ安息香酸が必須
成分であり他の一価カルボン酸及び/又は二価カルボン
酸を任意成分として含むカルボン酸成分(A)と、三価
以上の多価アルコールが必須成分であり二価の低分子ア
ルコールを任意成分として含む多価アルコール成分
(B)とのエステル化反応生成物で表される構造を有す
る(ポリ)4−ヒドロキシ安息香酸エステル誘導体から
なる感圧記録用顕色剤及びマイクロカプセル化された発
色剤、並びに該顕色剤及び該発色剤が層状に設けられる
基材からなる感圧記録材料。
Description
た後の保存性の改善された感圧記録材料及びそれに使用
する感圧記録用顕色剤に関し、詳しくは、(ポリ)4−
ヒドロキシ安息香酸と三価以上の多価アルコールのエス
テルからなる感圧記録用顕色剤とそれを使用して、充分
な発色感度を有し、発色による記録を終えた感圧記録材
料(以下、「感圧記録体」と称する。)の耐熱性、耐光
性、耐水性等の保存性の改善された感圧記録材料に関す
る。
供与性発色剤と電子受容性顕色剤の発色反応を利用した
記録材料であり、発色剤を溶解した液滴を内包するマイ
クロカプセルを含有する層と顕色剤を含有する層とを重
ね合わせ、適切な圧力でマイクロカプセルを破壊するこ
とで、発色剤が顕色剤を含有する層に転移し、発色が起
こり感圧記録体が得られるものである。例えば、発色剤
内包マイクロカプセルを基材の片面に塗布した上用紙、
基材の片面に顕色剤を塗布し、反対面に発色剤内包マイ
クロカプセルを塗布した中用紙、基材の片面に顕色剤を
塗布した下用紙を組み合わせた複写セット、基材の同一
面に発色剤内包マイクロカプセルと顕色剤を塗布した自
己発色性感圧記録紙が実用化されている。
て活性白土類、フェノールレジン類が、広く用いられて
いるが、これらの顕色剤を使用した場合、感圧記録体の
保存安定性について満足できるものではない。これらの
顕色剤を使用した感圧記録材料から得られる感圧記録体
を日光や照明等に長時間暴露した場合には、印字部がか
すんだり或いは消えてしまうばかりでなく、地肌部が黄
変してしまう欠点があり、記録画像が不鮮明となり、長
期間の文書保存面で問題となっている。さらに、これら
の顕色剤を使用した感圧記録体は、高温及び/又は多湿
の条件下に保存した場合にも同様に、印字部が消色した
り地肌カブリが発生する等の欠点があり、更に感圧記録
体の保存安定性を改善することが強く求められていた。
6号、特開昭63−254124号公報等には芳香族カ
ルボン酸の金属塩が、特開平2−215582号、特開
平9−052441号公報等にはサリチル酸誘導体金属
塩が記載されている。これらの有機酸金属塩類を用いる
と上記の保存安定性が改善されることが知られている
が、その効果は充分ではなく、また、重金属の使用は安
全性、環境への負担の面で好ましくない。
塩を使用することなく、優れた保存安定性を与える顕色
剤及びそれを使用した感圧記録材料を提供することであ
る。
を解決するため検討を重ねた結果、感圧記録用顕色剤と
して特定の分子構造を持った縮合反応生成物である(ポ
リ)4−ヒドロキシ安息香酸エステル誘導体を使用する
ことにより、感圧記録体の保存安定性に優れた感圧記録
材料が得られることを見出し本発明に到達した。
発明は、下記一般式(I)で表される(ポリ)4−ヒド
ロキシ安息香酸が必須成分であり他の一価カルボン酸及
び/又は二価カルボン酸を任意成分として含むカルボン
酸成分(A)と、三価以上の多価アルコールが必須成分
であり二価の低分子アルコールを任意成分として含む多
価アルコール成分(B)との縮合反応生成物で表される
構造を有する(ポリ)4−ヒドロキシ安息香酸エステル
誘導体からなる感圧記録用顕色剤に関する。
多価アルコールが下記一般式(II)で表される化合物で
ある第1の発明に記載の感圧記録用顕色剤に関する。
それぞれ独立に、ヒドロキシメチル又は炭素数1〜8の
アルキル基を表す。)
びR2がヒドロキシメチルである第2の発明に記載の感
圧記録用顕色剤に関する。第4の発明は、nが1〜9で
あり、R1及びR2がエチルである第2の発明に記載の感
圧記録用顕色剤に関する。第5の発明は、縮合反応生成
物が、モル比率で4−ヒドロキシ安息香酸が1〜15
0、他の一価カルボン酸が0〜50、二価カルボン酸が
0〜1、三価以上の多価アルコールが1〜50、二価の
低分子アルコールが0〜50の範囲の使用により得られ
る縮合反応生成物である第1の発明に記載の感圧記録用
顕色剤に関する。第6の発明は、第1〜5のいずれかの
発明に記載の感圧記録用顕色剤及びマイクロカプセル化
された発色剤、並びに該顕色剤及び該発色剤が層状に設
けられる基材からなる感圧記録材料に関する。
及びそれを使用した感圧録材料について詳細に説明す
る。本発明に係る(ポリ)4−ヒドロキシ安息香酸エス
テル誘導体は、上記一般式(I)で表される(ポリ)4
−ヒドロキシ安息香酸と三価以上の多価アルコールとの
エステル化反応生成物で表される構造を有するものであ
り、縮合反応、交換反応等どのような製造方法により合
成されたものであってもよい。ここで、(ポリ)4−ヒ
ドロキシ安息香酸とは、4−ヒドロキシ安息香酸、ポリ
4−ヒドロキシ安息香酸(4−ヒドロキシ安息香酸の鎖
状ダイマー又はトリマーをいう。)、又はこれらの任意
の割合の混合物である。原料として4−ヒドロキシ安息
香酸を用いると、ポリ4−ヒドロキシ安息香酸は、縮合
反応の際に生成する。或いは後記の実施例にあるよう
に、例えば4−ヒドロキシ安息香酸(4’−カルボキ
シ)フェニルのような4−ヒドロキシ安息香酸の二量化
合物(上記鎖状ダイマー)を予め合成し、これを用いて
もよい。縮合反応による合成を例にとると、本発明に係
る(ポリ)4−ヒドロキシ安息香酸エステル誘導体は、
(ポリ)4−ヒドロキシ安息香酸と三価以上の多価アル
コールからの脱水縮合反応により得られる。交換反応に
よる合成を例にとると、本発明に係る(ポリ)4−ヒド
ロキシ安息香酸エステル誘導体は、(ポリ)4−ヒドロ
キシ安息香酸アルキルエステルと三価以上の多価アルコ
ールからのエステル交換反応により得られる。
香酸エステル誘導体には、必須成分である(ポリ)4−
ヒドロキシ安息香酸に、発色感度低下の問題がない限
り、任意成分として一価カルボン酸及び/又は二価カル
ボン酸を、また、必須成分である多価アルコールには、
任意成分として二価の低分子アルコールを加えて、エス
テル反応させて得られる骨格を含ませることができる。
これらの一価又は二価カルボン酸は、フリーのカルボン
酸の形で使用される他、カルボン酸エステル、酸無水
物、酸ハライドの形でも使用できる。
ロキシ安息香酸エステル誘導体の記録層への分散性を向
上させたり、地肌カブリを抑制する効果を有するもので
あり、下記一般式(III)で表されるものが挙げられ
る。
特に限定されるものではないが、例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、第二ブチル、第
三ブチル、イソブチル、アミル、第三アミル、ヘキシ
ル、1−エチルペンチル、ヘプチル、イソヘプチル、第
三ヘプチル、1−エチルヘプチル等が挙げられ、アリー
ル基としては、特に限定されるものではないが、下記一
般式(IV)及び(V)で表されるものを例示することが
でき、具体的には、例えば、フェニル、2−ヒドロキシ
フェニル、3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル、3,
5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル、2,4−
ジヒドロキシフェニル、2,4,6−トリヒドロキシフ
ェニル、1−ナフチル、2−ヒドロキシナフチル等が挙
げられる。
ロゲン原子、ヒドロキシル基、炭素原子数1〜8のアル
キル基またはアルコキシ基を表す。)
ルキル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、第二ブチル、第三ブチル、
イソブチル、アミル、第三アミル、ヘキシル、ヘプチ
ル、オクチル、イソオクチル、第三オクチル、2−エチ
ルヘキシル等が挙げられ、アルコキシ基としては、上記
アルキル基から誘導されるアルコキシ基が挙げられ、ハ
ロゲン原子としては、塩素、臭素、フッ素が挙げられ
る。
−ヒドロキシ安息香酸エステル誘導体の分子量を大きく
することができ、感圧記録体の保存安定性の向上に寄与
する効果があり、例えば、シュウ酸、マロン酸、コハク
酸、1,3−ブタンジカルボン酸、アジピン酸、アゼラ
イン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフ
タル酸、及びこれらの混合物等が挙げられる。
は、発色感度、保存安定性に優れた感圧記録体を与える
感圧記録材料を得るために必要であり、二価の低分子ア
ルコールのみではこの効果を期待できない。使用される
三価以上の多価アルコールは、特にその種類は制限され
るものではないが、ヘキシトール類、ペンチトール類、
ペンタエリスリトール、トリメチロールエタン、トリメ
チロールプロパン、テトラメチロールプロパン、グリセ
リン、これら多価アルコール同士の縮合物、三価以上の
多価アルコールと二価の低分子アルコールの縮合物等、
及びこれらの混合物が挙げられる。好ましくは、下記一
般式(II)で表される多価アルコールであり、特に好ま
しくはペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン
及び/又はその縮合物であり、これらを用いた場合に
は、発色感度、感圧記録体の保存安定性等に優れた感圧
記録材料が得られる。
それぞれ独立に、ヒドロキシメチル基または炭素数1〜
8のアルキル基を表す。)
ールは、(ポリ)4−ヒドロキシ安息香酸エステル誘導
体の記録層への分散性の向上に有効であり、その種類は
特に限定されるものではないが、通常使用することので
きるものとしてはエチレングリコール、ジエチレングリ
コール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、3−メチル−1,5−ペ
ンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、シクロヘ
キサンジメタノール等のグリコール類及びこれらの混合
物が挙げられる。
香酸エステル誘導体を得るための各原料のモル比率は特
に限定されるものではないが、通常好ましくは、(ポ
リ)4−ヒドロキシ安息香酸が1〜150、{ポリ4−
ヒドロキシ安息香酸の場合は、それを構成する4−ヒド
ロキシ安息香酸単位のモル数に換算して比率を算出す
る。}と三価以上の多価アルコールが1〜50である。
4−ヒドロキシ安息香酸のモル比率が1未満では(ポ
リ)4−ヒドロキシ安息香酸エステル基の含有率が低く
なり、発色感度が不充分となりやすい。また、150を
超えると、未反応の4−ヒドロキシ安息香酸が残存した
り高分子量化が不充分となって地肌カブリが生じやすく
なる傾向がある。また、三価以上の多価アルコールのモ
ル比率が1未満では発色感度が不充分となりやすく、逆
に50を超えると地肌カブリが生じやすくなる。任意成
分についてのモル比率は、(ポリ)4−ヒドロキシ安息
香酸が1〜150に対して、一価カルボン酸が0〜5
0、二価カルボン酸が0〜1、二価の低分子アルコール
が0〜50の範囲の比率で使用される。任意に含まれる
一価カルボン酸及び/又は二価カルボン酸及び二価の低
分子アルコールの使用モル比率が50を超えると発色感
度が不充分となりやすい。
シ安息香酸エステル誘導体は、(ポリ)4−ヒドロキシ
安息香酸を必須成分とし、他の一価及び/又は二価カル
ボン酸(反応原料としては酸無水物、酸ハライド、低級
アルキルエステル等の反応性誘導体の形であってもよ
い。)を任意成分として含むカルボン酸成分(A)と、
三価以上の多価アルコールを必須成分とし、二価の低分
子アルコールを任意成分として含む多価アルコール成分
(B)の脱水縮合反応、エステル交換反応等によるエス
テル化反応によって容易に製造することができる。ある
いは、多価アルコール成分(B)のカルボン酸成分
(A)による部分エステル化反応により得られたもの同
士の脱水エーテル化反応等によっても製造することがで
きる。
(I)でpが1又は2)は、前記のように、反応条件に
もよるが、4−ヒドロキシ安息香酸を用いることにより
反応中に生じると考えられる。また予め、ポリ4−ヒド
ロキシ安息香酸を合成して用いてもよい。従って、本発
明において原料の意味でポリ4−ヒドロキシ安息香酸と
いう場合には、ポリ4−ヒドロキシ安息香酸を用いる場
合の他に、多価アルコールにエステル結合した4−ヒド
ロキシ安息香酸に更に4−ヒドロキシ安息香酸がエステ
ル化反応し、結果的にポリ4−ヒドロキシ安息香酸構成
単位を生じる場合をも含むものとする。エステル化反応
自体は特別なものではなく、公知の常法によればよく、
反応原料の添加は一括で行っても、逐次で行ってもよ
い。
リトール、ポリトリメチロールプロパン等多価アルコー
ル縮合物は公知の多価アルコール類の酸触媒による縮合
反応により得られるが、エステル化反応と同時にこれら
の縮合反応を行わせてもよい。
香酸エステル誘導体中の4−ヒドロキシ安息香酸に由来
するフェノール性水酸基当量(分子量Mとし、1分子中
に含まれるフェノール性水酸基の数をmとした時のM/
mの値。)は、好ましくは154〜390である。フェ
ノール性水酸基当量が上記範囲より小さすぎると、保存
安定性が悪くなり、大きすぎると感圧記録用顕色剤とし
て必要な感度が得られない場合がある。
シ安息香酸エステル誘導体は、以上の説明から明らかな
ように、特定の一価カルボン酸、二価のカルボン酸及び
特定の多価アルコールが使用されてエステル化反応に付
されて得られるので、単一成分或いは混合物であり、そ
の成分の全てについて化学構造を完全に限定することは
困難であるが、以下に例示する。
酸、一価カルボン酸、比較的分子量の小さい多価アルコ
ールから得られる成分としては、下記縮合反応生成物N
o.1〜16が挙げられる。なお、下記の化合物No.
2〜6,9,12,14〜16のように、酸成分構造単
位を含む複数の基の結合位置が一義的に定まらない場合
は、その結合位置は任意である。化合物No.17以降
の化合物についても同義である。
息香酸、一価カルボン酸、比較的分子量の大きい多価ア
ルコールから得られる本発明に係る縮合反応生成物の成
分としては、下記一般式(VI)で表される表1〜3の化
合物No.17〜37が挙げられる。
+3、bは1〜2m+4、cは0〜2m+3であり、且
つ、a+b+c=2m+4である整数を表し、Rはアル
キル基、アリール基を表す。)
に係る(ポリ)4−ヒドロキシ安息香酸エステル誘導体
は、多価アルコールと二価カルボン酸との縮合物の残存
するヒドロキシル基の少なくとも一つが(ポリ)4−ヒ
ドロキシ安息香酸を必須として含む一価カルボン酸でエ
ステル化された縮合反応生成物である混成エステル(混
成とは分子中に異なるカルボン酸のエステルを含むとの
意味である)であり、その他の成分としては、多価アル
コールと(ポリ)4−ヒドロキシ安息香酸を必須として
含む一価カルボン酸とのエステル(即ち多価アルコール
と(ポリ)4−ヒドロキシ安息香酸とのエステル化物、
多価アルコール、(ポリ)4−ヒドロキシ安息香酸及び
一価カルボン酸の混成エステル化物、またはこれらの混
合物)であると考えられる。上記主成分である多価アル
コールと二価カルボン酸との縮合物の残存するヒドロキ
シル基が(ポリ)4−ヒドロキシ安息香酸を必須として
含む一価カルボン酸でエステル化された縮合反応生成物
である混成エステルとしては、例えば、下記一般式(VI
II)のように表され、例として表4記載の使用原料成
分、使用モル比率の縮合反応生成物によって得られる化
合物No.38〜49が挙げられる。
アルコールからヒドロキシル基を除いた基を表す。xは
1以上、aは0以上、bは1以上、cは0以上、pは0
〜2の整数をそれぞれ表し、R7は、二価カルボン酸か
ら得られるジアシル基を表し、R8はアルキル基又はア
リール基を表す。なお、xが2以上の場合、Yは互いに
同一の基でなくてもよい。)
として1〜10g/m2塗布され、顕色剤方感圧記録層
を形成する。該感圧記録層中に添加使用される(ポリ)
4−ヒドロキシ安息香酸エステル誘導体の使用量は、要
求される性能及び記録適性、発色剤或いは併用される他
の添加剤の種類及び使用量によっても変わるため特に限
定されるものではないが、通常、発色剤方感圧記録層に
含まれる発色剤1重量部に対して好ましくは0.01〜
10重量部、更に好ましくは0.1〜5重量部が使用さ
れる。上記(ポリ)4−ヒドロキシ安息香酸エステル誘
導体の使用量が0.01重量部未満の場合には発色感度
が不十分となることもあり、また、10重量部を超えて
使用してもその効果はそれ以上大きくならないことがあ
り不経済である。
して用いられる(ポリ)4−ヒドロキシ安息香酸エステ
ル誘導体に更なる発色感度を増大させる必要がある場合
は、必要に応じてフェノール系、カルボン酸系或いは金
属系等の周知の他の顕色剤を併用することができる。ま
た、これらの他の顕色剤を併用することによって本発明
に係る(ポリ)4−ヒドロキシ安息香酸エステル誘導体
の使用量を低減することもできる。
クチルフェノール、p−第三ブチルフェノール、p−フ
ェニルフェノール、p−ヒドロキシアセトフェノン、α
−ナフトール、β−ナフトール、p−第三オクチルカテ
コール、2,2’−ジヒドロキシビフェニル、ビスフェ
ノールA、1,1−ビス(p−ヒドロキシフェニル)ブ
タン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタ
ン、2,2−ビス−(3−メチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン、2,2−ビス−(3,5−ジメチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス
(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス
(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビ
ス(3,4−ジヒドロキシフェニル)スルホン、2,
4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、ビス(4
−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス〔2−(4−ヒ
ドロキシフェニルチオ)エトキシ〕メタン、4−(4−
イソプロポキシベンゼンスルホニル)フェノール、4−
ヒドロキシフタル酸ジメチル、ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)酢酸ブチル、p−ヒドロキシ安息香酸ベンジ
ル、3,5−ジ第三ブチルサリチル酸、2,4−ジヒド
ロキシベンズアニリド、2,4−ジヒドロキシ−2’−
メトキシベンズアニリド、2,4−ジヒドロキシ−
2’,4’−ジメチルベンズアニリド、2,4−ジヒド
ロキシ−2’−メトキシ−5’−メチルベンズアニリ
ド、ビス(4−(2,4−ジヒドロキシフェニルカルボ
ニルアミノ)−3−メトキシフェニル)メタン、4−メ
チルベンゼンスルホン酸−2−ヒドロキシアニリド等の
フェノール類、レゾルシノール類、活性白土、フェノー
ル類とホルムアルデヒドのノボラック縮合型樹脂等のフ
ェノールレジン、安息香酸等の有機カルボン酸、サリチ
ル酸亜鉛等の金属塩が挙げられ、特にフェノール系の顕
色剤を用いることが好ましい。
香酸エステル誘導体は、必要に応じて用いられる他の顕
色剤、保存安定剤等と共に、通常、ボールミル、アトラ
イター、サンドグラインダー等の磨砕機或いは適当な乳
化装置により微粒子化され、目的に応じてさらに各種の
添加剤を添加されて調製した塗液を基材にコーティング
して用いる。また、顕色剤をマイクロカプセルに内包さ
せる顕色剤内包マイクロカプセル塗液の形で用いてもよ
い。
ルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセ
ルロース、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミ
ド、でんぷん類、スチレン−無水マレイン酸共重合体、
酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体、スチレン−ブタ
ジエン共重合体或いはこれらの変性物等の結合剤や、カ
オリン、シリカ、珪藻土、タルク、二酸化チタン、炭酸
カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、
メラミン等の充填剤が配合されるが、この他に金属石け
ん類、アマイド類、ワックス類、光安定剤、耐水化剤、
分散剤、消泡剤等を必要に応じて配合される。
用される、通常無色ないし淡色の発色剤としては各種の
染料が周知であり、一般の感圧記録紙等に用いられてい
るものであれば特に制限を受けない。これらの発色剤の
具体例を挙げると、例えば、 (i)3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−
6−ジメチルアミノフタリド、3−(p−ジメチルアミ
ノフェニル)−3−(2−フェニル−3−インドリル)
フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−
(1,2−ジメチル−3−インドリル)フタリド、3,
3−ビス(9−エチル−3−カルバゾリル)−5−ジメ
チルアミノフタリド、3,3−ビス(2−フェニル−3
−インドリル)−5−ジメチルアミノフタリド、3−
(4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−エチル−
2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3,3−
ビス〔2−(4−ジメチルアミノフェニル)−2−(4
−メトキシフェニル)ビニル〕−4,5,6,7−テト
ラクロロフタリド等のトリアリールメタン系化合物;
ンズヒドリンベンジルエーテル、N−2,4,5−トリ
クロロフェニルロイコオーラミン等のジフェニルメタン
系化合物; (iii)ローダミン−β−アニリノラクタム、3−(N
−メチル−N−シクロヘキシルアミノ)−6−メチル−
7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−オ
クチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−
(2−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミ
ノ−7−(2−フルオロアニリノ)フルオラン、3−ジ
エチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、
3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(2,4−ジメ
チルアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−
ジベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6
−クロロ−7−(β−エトキシエチルアミノ)フルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−(γ−クロ
ロプロピルアミノ)フルオラン、3−(N−エチル−N
−イソアミルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフル
オラン、3−(N−エチル−N−エトキシエチルアミ
ノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N
−エチル−N−テトラヒドロフルフリルアミノ)−6−
メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ
−7−(2−クロロアニリノ)フルオラン、3−(N−
エチル−N−トリルアミノ)−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン、3−(N,N−ジブチルアミノ)−6−
メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジペンチルアミ
ノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピペリ
ジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(4
−アニリノ)アニリノ−6−メチル−7−クロロフルオ
ラン等のキサンテン系化合物;
p−ニトロベンゾイルロイコメチレンブルー等のチアジ
ン系化合物; (v)3−メチルスピロジナフトピラン、3−エチルス
ピロジナフトピラン、3−ベンジルスピロジナフトピラ
ン、3−メチルナフト−(3−メトキシベンゾ)スピロ
ピラン、3−プロピルスピロジベンゾピラン等のスピロ
系化合物; (vi)その他3,5’,6−トリス(ジメチルアミノ)
−スピロ〔9H−フルオレン−9,1’−(3’H)−
イソベンゾフラン〕−3’−オン、1,1−ビス〔2−
(4−ジメチルアミノフェニル)−2−(4−メトキシ
フェニル)エテニル〕−4,5,6,7−テトラクロロ
(3H)イソベンゾフラン−3−オン、3−(4−ジエ
チルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−エチ
ル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタ
リド、3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−
イル)−4−アザフタリド、フェノキサジン誘導体等が
挙げられる。これらは、数種類の混合物として使用する
ことができる。これらのうち、3−(N,N−ジブチル
アミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−
(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−6−メチル−
7−アニリノフルオラン、3,3−ビス(p−ジメチル
アミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、3−
ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン
等が好ましく用いられる。
クロカプセルについては、その製造法、材料、粒径等に
より特に制限を受けず、例えば、コアセルベーション法
による水溶性ゼラチン、界面重合法によるポリウレア、
ポリウレタン、in situ法によるポリウレタン、メラミ
ン−ホルムアルデヒド樹脂、ウレア−ホルムアルデヒ
ド、ポリアミド樹脂等公知一般のものを使用できる。
性、耐摩擦性、高濃度液を得られることから界面重合
法、in situ法による合成樹脂材料のものが好ましく、
平均粒径は1〜30μmのものが好ましく、3〜10μ
mのものがより好ましい。
常水性の発色剤内包マイクロカプセル塗液として基材に
塗布されるが、その塗液には、必要に応じて、バインダ
ー、カプセル保護剤、白色顔料、界面活性剤、消泡剤、
増粘剤、防腐剤、着色剤等の公知一般の各種助剤を添加
することができる。
肌部の保存安定性が要求される場合には、公知のヒンダ
ードアミン系光安定剤、紫外線吸収剤、その他各種安定
剤を添加することもできる。これらは、直接基材上に塗
布してもよく、顕色剤塗液、発色剤内包マイクロカプセ
ル塗液(発色剤塗液と略称する。)又はマイクロカプセ
ル樹脂中に含有させて用いられる。
例えば、2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ルベンゾエート、N−(2,2,6,6−テトラメチル
−4−ピペリジル)ドデシルコハク酸イミド、1−
〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオニルオキシエチル〕−2,2,6,6−テトラ
メチル−4−ピペリジル−(3,5−ジ第三ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、ビス(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケー
ト、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピ
ペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペ
ンタメチル−4−ピペリジル)−2−ブチル−2−
(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)マ
ロネート、N,N−ビス(2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミン、テトラ
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ブ
タンテトラカルボキシレート、テトラ(1,2,2,
6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)ブタンテトラ
カルボキシレート、ビス(2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジル)・ジ(トリデシル)ブタンテトラ
カルボキシレート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタ
メチル−4−ピペリジル)・ジ(トリデシル)ブタンテ
トラカルボキシレート、3,9−ビス〔1,1−ジメチ
ル−2−{トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジルオキシカルボニルオキシ)ブチルカルボニ
ルオキシ}エチル〕−2,4,8,10−テトラオキサ
スピロ〔5.5〕ウンデカン、3,9−ビス〔1,1−
ジメチル−2−{トリス(1,2,2,6,6−ペンタ
メチル−4−ピペリジルオキシカルボニルオキシ)ブチ
ルカルボニルオキシ}エチル〕−2,4,8,10−テ
トラオキサスピロ〔5.5〕ウンデカン、1,5,8,
12−テトラキス〔4,6−ビス{N−(2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジル)ブチルアミノ}−
1,3,5−トリアジン−2−イル〕−1,5,8,1
2−テトラアザドデカン、1−(2−ヒドロキシエチ
ル)−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジノ
ール/コハク酸ジメチル縮合物、2−第三オクチルアミ
ノ−4,6−ジシクロ−s−トリアジン/N,N−ビス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘ
キサメチレンジアミン縮合物、N,N−ビス(2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレ
ンジアミン/ジブロモエタン縮合物、及びこれらの混合
物等が挙げられる。
2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−
オクトキシベンゾフェノン、5,5’−メチレンビス
(2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン)等の
2−ヒドロキシベンゾフェノン類;2−(2−ヒドロキ
シ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2−ヒドロキシ−5−第三オクチルフェニル)ベンゾ
トリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ第三
ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2
−(2−ヒドロキシ−3−第三ブチル−5−メチルフェ
ニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2−ヒ
ドロキシ−3,5−ジクミルフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、2,2’−メチレンビス(4−第三オクチル−6
−ベンゾトリアゾリルフェノール)、2−(2−ヒドロ
キシ−3−第三ブチル−5−カルボキシフェニル)ベン
ゾトリアゾールのポリエチレングリコールエステル、2
−〔2−ヒドロキシ−3−(2−アクリロイルオキシエ
チル)−5−メチルフェニル〕ベンゾトリアゾール、2
−〔2−ヒドロキシ−3−(2−メタクリロイルオキシ
エチル)−5−第三ブチルフェニル〕ベンゾトリアゾー
ル、2−〔2−ヒドロキシ−3−(2−メタクリロイル
オキシエチル)−5−第三オクチルフェニル〕ベンゾト
リアゾール、2−〔2−ヒドロキシ−3−(2−メタク
リロイルオキシエチル)−5−第三ブチルフェニル〕−
5−クロロベンゾトリアゾール、2−〔2−ヒドロキシ
−5−(2−メタクリロイルオキシエチル)フェニル〕
ベンゾトリアゾール、2−〔2−ヒドロキシ−3−第三
ブチル−5−(2−メタクリロイルオキシエチル)フェ
ニル〕ベンゾトリアゾール、2−〔2−ヒドロキシ−3
−第三アミル−5−(2−メタクリロイルオキシエチ
ル)フェニル〕ベンゾトリアゾール、2−〔2−ヒドロ
キシ−3−第三ブチル−5−(3−メタクリロイルオキ
シプロピル)フェニル〕−5−クロロベンゾトリアゾー
ル、2−〔2−ヒドロキシ−4−(2−メタクリロイル
オキシメチル)フェニル〕ベンゾトリアゾール、2−
〔2−ヒドロキシ−4−(3−メタクリロイルオキシ−
2−ヒドロキシプロピル)フェニル〕ベンゾトリアゾー
ル、2−〔2−ヒドロキシ−4−(3−メタクリロイル
オキシプロピル)フェニル〕ベンゾトリアゾール等の2
−(2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール類;
2−(2−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)−4,
6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン、2−(2−
ヒドロキシ−4−ヘキシロキシフェニル)−4,6−ジ
フェニル−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロ
キシ−4−オクトキシフェニル)−4,6−ビス(2,
4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2
−〔2−ヒドロキシ−4−(3−C12〜13混合アル
コキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル〕−4,
6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−
トリアジン、2−〔2−ヒドロキシ−4−(2−アクリ
ロイルオキシエトキシ)フェニル〕−4,6−ビス(4
−メチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−
(2,4−ジヒドロキシ−3−アリルフェニル)−4,
6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−
トリアジン、2,4,6−トリス(2−ヒドロキシ−3
−メチル−4−ヘキシロキシフェニル)−1,3,5−
トリアジン等の2−(2−ヒドロキシフェニル)−4,
6−ジアリール−1,3,5−トリアジン類;フェニル
サリシレート、レゾルシノールモノベンゾエート、2,
4−ジ第三ブチルフェニル−3,5−ジ第三ブチル−4
−ヒドロキシベンゾエート、ヘキサデシル−3,5−ジ
第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート等のベンゾエ
ート類;2−エチル−2’−エトキシオキザニリド、2
−エトキシ−4’−ドデシルオキザニリド等の置換オキ
ザニリド類;エチル−α−シアノ−β,β−ジフェニル
アクリレート、メチル−2−シアノ−3−メチル−3−
(p−メトキシフェニル)アクリレート等のシアノアク
リレート類;各種の金属塩又は金属キレート、特にニッ
ケル又はクロムの塩又はキレート類、及びこれらの混合
物等が挙げられるが、特に、2−(2−ヒドロキシフェ
ニル)ベンゾトリアゾール類が好ましい。
は発色剤1重量部に対し、好ましくは0.01〜10重
量部、更に好ましくは0.05〜5重量部であり、0.
01重量部未満ではその安定化効果が充分に得られず、
10重量部を超えて使用しても無駄であるばかりでな
く、むしろ塗膜物性に悪影響を及ぼすおそれがあり好ま
しくない。また、特に高度な発色部の保存安定性が要求
される場合には、必要に応じて公知の保存安定剤を併用
することができる。
できる保存安定剤としては、例えば、1,1,3−トリ
ス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−第三ブチルフェ
ニル)ブタン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−
ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン、
4,4’−ブチリデンビス(2−第三ブチル−5−メチ
ルフェノール)、4,4’−チオビス(2−第三ブチル
−5−メチルフェノール)、2,2’−チオビス(6−
第三ブチル−4−メチルフェノール)、2,2’−メチ
レンビス(6−第三ブチル−4−メチルフェノール)等
のヒンダードフェノール化合物、4−ベンジルオキシ−
4’−(2−メチルグリシジルオキシ)ジフェニルスル
ホン、ナトリウム−2,2’−メチレンビス(4,6−
ジ第三ブチルフェニル)ホスフェート等が挙げられ、こ
れらの保存安定剤は、通常、発色剤(染料)1重量部に
対して好ましくは0.01〜10重量部が使用される。
じて、脂肪族第二鉄等のキレート発色剤を併用してもよ
い。
は各種フィルム類等の基材上に層状に塗布することによ
って目的とする感圧記録材料が得られる。感圧記録材料
としては、例えば、発色剤塗液を基材の片面に塗布した
上用紙、基材の片面に顕色剤を塗布し、反対面に発色剤
塗液を塗布した中用紙、基材の片面に顕色剤塗液を塗布
した下用紙を組み合わせた感圧記録材料、基材の同一面
に発色剤塗液と顕色剤塗液を塗布した自己発色性感圧記
録材料などのものがある。感圧記録材料は各種伝票、契
約書類等の複写用分野、プリンター用紙、コンピュータ
ー用紙等の記録用分野に用いられる。
をもって本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれ
らによって何ら制限を受けるものではない。芳香族系溶
剤として使用したソルベッソ150TMはエッソ社製のも
のである。酸吸着剤として使用したキョーワード500
TMは、協和化学工業社製、組成:Mg6Al2(OH)16
CO3・4H2Oのものである。軟化点は、DTAによる
ピークトップ温度(℃)である。
10.17g、4−ヒドロキシ安息香酸メチル18.2
4g、安息香酸メチル16.32g、テトライソプロポ
キシチタネート0.34gを仕込み、生成するメタノー
ルを留去しながら210℃で4時間反応させた。冷却
後、250mlの酢酸エチルに溶解させ、水洗、油水分
離した。溶媒を留去した後、残留物をエタノール45g
に溶解し、活性炭とシリカゲルを加えて不純物を吸着さ
せた。濾過して活性炭とシリカゲルを除いた溶液をトル
エン150gに滴下して結晶を析出させ、化合物No.
2の白色結晶27.1gを得た。
55.25g、DCC(ジシクロヘキシルカルボジイミ
ド)45.39g、および酢酸エチル200mlを加
え、窒素気流下77℃で2時間反応させた。冷却後、沈
殿物を濾過して取り除き、溶媒を留去して粗結晶を得
た。この粗結晶をヘキサン/酢酸エチル=8/2の混合
溶媒を移動相とするシリカゲルカラムを用いて精製し、
中間体である4−ヒドロキシ安息香酸(4’−カルボキ
シ)フェニル26.05g(収率50.5%)を得た。
続いて、得られた4−ヒドロキシ安息香酸(4’−カル
ボキシ)フェニル26.05g、ジペンタエリスリトー
ル4.32g、p−トルエンスルホン酸0.3gおよび
4−メチルアニソール30gを仕込み、窒素気流下、1
75℃で3時間反応させ、分水器に水1.9gが留出し
たことを確認したのち冷却した。冷却後100mlの酢
酸エチルに溶解させ、希アルカリ水80mlで3回、水
80mlで3回洗浄し、油水分離した。有機層を取り、
溶媒を留去した後、残留物をエタノール150gに溶解
し、活性炭とシリカゲルを加えて不純物を吸着させた。
濾過して活性炭とシリカゲルを除き、溶媒を留去して得
られた固体を粉砕して、化合物No.11の微黄白色粉
末19.6gを得た。
12.7g、4−ヒドロキシ安息香酸62.15g、硫
酸0.1gおよび4−メチルアニソール50gを仕込
み、窒素気流下、175℃で3時間、一括反応させ、分
水器に水8.1gが留出したことを確認したのち冷却し
た。冷却後150mlの酢酸エチルに溶解させ、希アル
カリ水100mlで3回、水100mlで3回洗浄し、
油水分離した。有機層を取り、溶媒を留去した後、残留
物をエタノール300gに溶解し、活性炭とシリカゲル
を加えて不純物を吸着させた。濾過して活性炭とシリカ
ゲルを除き、溶媒を留去して得られた固体を粉砕して、
平均分子構造が化合物No.16に相当する微黄白色粉
末50.1gを得た。なお、一括反応により、平均分子
構造が化合物No.16に相当するものは、顕色剤とし
て、別途逐次合成した化合物No.16と同等の性能を
示す。
ール10.0g、4−ヒドロキシ安息香酸メチル31.
4g、テトライソプロポキシチタネート0.3gを仕込
み、生成するメタノールを留去しながら210℃で4時
間反応させた。冷却後、300mlの酢酸エチルに溶解
させ、水洗、油水分離した。溶媒を留去した後、残留物
をエタノール50gに溶解し、活性炭とシリカゲルを加
えて不純物を吸着させた。濾過して活性炭とシリカゲル
を除いた溶液をトルエン150gに滴下して結晶を析出
させ、軟化点:約115℃、IR吸収波数:1715c
m -1、1320cm-1、1100cm-1(以上芳香族エ
ステル由来)、1380cm-1、620cm-1(以上フ
ェノール類由来)、1110cm-1(エーテル由来)の
化合物No.23に相当する白色結晶27.8gを得
た。
ール10.0g、4−ヒドロキシ安息香酸メチル12.
6g、3−クロロ−4−ヒドロキシ安息香酸メチル1
5.4g、テトライソプロポキシチタネート0.3gを
仕込み、生成するメタノールを留去しながら210℃で
4時間反応させた。冷却後、270mlの酢酸エチルに
溶解させ、水洗、油水分離した。溶媒を留去した後、残
留物をエタノール50gに溶解し、活性炭とシリカゲル
を加えて不純物を吸着させた。濾過して活性炭とシリカ
ゲルを除いた溶液をトルエン150gに滴下して結晶を
析出させ、軟化点:約134℃、IR吸収波数:171
5cm-1、1320cm-1、1100cm-1(以上芳香
族エステル由来)、1380cm-1、620cm-1(以
上フェノール類由来)、1110cm-1(エーテル由
来)、1020cm-1(クロロベンゼン由来)の化合物
No.28に相当する白色結晶24.2gを得た。
ル12.0g、4−ヒドロキシ安息香酸20.7g、2
−エチルヘキサン酸10.1g、p−トルエンスルホン
酸0.3g、4−メチルアニソール50gを仕込み、1
75℃で3時間反応させ、分水器に水が4.0g留出し
たことを確認後冷却した。冷却後、300mlの酢酸エ
チルに溶解させ、水洗、油水分離し、溶媒を留去した
後、残留物をエタノール50gに溶解し、活性炭とシリ
カゲルを加えて不純物を吸着させた。濾過して活性炭と
シリカゲルを除いた溶液をトルエン150gに滴下して
結晶を析出させ、軟化点:約170℃、IR吸収波数:
1715cm-1、1320cm-1、1100cm-1(以
上芳香族エステル由来)、1725cm-1、1160c
m-1(以上脂肪族エステル由来)、1380cm-1、6
20cm-1(以上フェノール類由来)、1110cm-1
(エーテル由来)、2950cm-1、2870cm
-1(以上1−エチルペンチル基由来)の化合物No.3
2に相当する白色結晶27.4gを得た。
エリスリトール10.9g、4−ヒドロキシ安息香酸4
9.8g、テレフタル酸3.3g、エチレングリコール
2.49g、118.5gのソルベッソ150TM、硫酸
0.12gを仕込み、生成する水を留去しながら190
℃で6時間反応させた。水が6.5g留出したのを確認
し、冷却後、88.9gのジエチレングリコールジエチ
ルエーテル、0.5gのキョーワード500TMを加え3
0分撹拌した。キョーワード500を濾別した後、脱溶
媒、粉砕して、軟化点:約97℃、IR吸収波数:17
15cm-1、1315cm-1、1100cm-1(以上芳
香族エステル由来)、1380cm-1、620cm
-1(以上フェノール類由来)、1110cm-1(エーテ
ル由来)、2960cm-1、2880cm-1(エチレン
由来)の化合物No.38に相当する淡黄色結晶を4
8.7g得た。
4)の合成 300mlの丸底フラスコに、トリメチロールプロパン
2.7g、テレフタル酸ビス(2−ヒドロキシエチル)
5.1g、エステル交換触媒としてチタンテトライソプ
ロポキシド0.04g、20.0gのソルベッソTM15
0を仕込み、生成するエチレングリコールを除きながら
150℃で2時間撹拌した。エチレングリコール1.2
4g留出したのを確認し、室温付近まで冷却した後、7
0gのソルベッソ150、4−ヒドロキシ安息香酸3
8.7g、トリメチロールプロパン8.0g、硫酸0.
092gを仕込み、生成する水を留去しながら190℃
で6時間反応させた。水が5.1g留出したのを確認
し、冷却後、74.2gのジエチレングリコールジエチ
ルエーテル、0.4gのキョーワード500を加え30
分撹拌した。キョーワード500を濾別した後、脱溶
媒、粉砕して、軟化点:約78℃、IR吸収波数:17
15cm-1、1315cm-1、1100cm-1(以上芳
香族エステル由来)、1380cm-1、620cm
-1(以上フェノール類由来)、1110cm-1(エーテ
ル由来)、2960cm-1、2880cm-1(エチレン
由来)の化合物No.42に相当する淡黄色結晶を4
0.3g得た。
10.2g、4−ヒドロキシ安息香酸38.7g、テレ
フタル酸3.3g、2−エチルヘキサン酸2.9g、2
00gのソルベッソTM150、硫酸0.10gを仕込
み、生成する水を留去しながら190℃で6時間反応さ
せた。水が5.0g留出したのを確認し、冷却後、90
gのジグライム、キョーワード500を加え30分撹拌
した。キョーワード500を濾別した後、脱溶媒、粉砕
して、軟化点:約92℃、IR吸収波数:1715cm
-1、1315cm-1、1100cm-1(以上芳香族エス
テル由来)、1380cm-1、620cm-1(以上フェ
ノール類由来)、1110cm-1(エーテル由来)、2
950cm-1、2870cm-1(以上1−エチルペンチ
ル基由来)の化合物No.45に相当する微黄色結晶を
33.2g得た。
ール17.0g、4−ヒドロキシ安息香酸72.0g、
テレフタル酸1.6g、200gのソルベッソ150
(エッソ社製、芳香族系溶剤)、硫酸0.22gを仕込
み、生成する水を留去しながら190℃で6時間反応さ
せた。水が12.2g留出したのを確認し、冷却後、1
40gのジエチレングリコールジメチルエーテル、キョ
ーワード500を加え30分撹拌した。キョーワード5
00を濾別した後、脱溶媒、粉砕して、軟化点:約13
4℃(DTAによるピークトップ温度)、IR吸収波
数:1715cm-1、1315cm-1、1100cm-1
(以上芳香族エステル由来)、1380cm-1、620
cm-1(以上フェノール類由来)、1110cm-1(エ
ーテル由来)の化合物No.46に相当する微黄色結晶
を77.2g得た。
た。実施例では上記例示化合物から選んだ各種(ポリ)
4−ヒドロキシ安息香酸エステル誘導体を使用した。比
較例では、公知の顕色剤として、比較化合物1:3,5
−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸亜鉛、比較化合
物2:パラフェニルフェノールノボラック樹脂を使用し
た。上記顕色剤を表5〜7に示す重量部(表5〜7で
は、X重量部と記載している。)と、炭酸カルシウム7
0重量部、酸化マグネシウム1重量部、カルボキシ変性
スチレン・ブタジエン共重合ラテックス、20重量部、
ナトリウムカルボキシメチルセルロース1重量部、水3
00重量部をボールミルで粉砕、混合して顕色剤塗液を
調製した。
剤塗液)の調製] 発色剤塗液(1) 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
メチルアミノフタリド5重量部をハイゾールSASN−
296:日本石油化学社製95重量部に溶解した溶液を
スチレン−無水マレイン酸共重合体5重量%水溶液10
0重量部に撹拌下で徐々に加え、ホモミキサーで撹拌し
乳化液Aを得た。メラミン6重量部、37%ホルムアル
デヒド水溶液12重量部、水35重量部を加熱溶解して
得たメラミン−ホルムアルデヒド縮合物水溶液を乳化液
Aに加え、70℃、2時間撹拌して得られたマイクロカ
プセル分散液を得た。この分散液100重量部に小麦粉
澱粉45重量部、スチレンブタジエン共重合ラテックス
35重量部、ポリビニルアルコール1.5重量部を加
え、酢酸でpH6に調整し発色剤塗液(1)を得た。
ラン10重量部、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール2重量部をKMCオイ
ル:クレハ化学社製100重量部に溶解した溶液をポリ
ビニルアルコール3重量%水溶液150重量部に撹拌下
で徐々に加え、更にポリメチレンポリフェニルイソシア
ネート:ミリオネートMR400;日本ポリウレタン工
業社製5重量部、ヘキサメチレンジイソシアネート三量
体:N−3200;住友バイエル社製2重量部を加え、
ホモミキサーで撹拌し、乳化液を得た。この乳化液にジ
エチレントリアミン1重量部を加え、撹拌した後70℃
まで昇温し、3時間撹拌した後、室温まで冷却してマイ
クロカプセル分散液を得た。この分散液100重量部に
小麦粉澱粉70重量部、酸化澱粉水溶液20重量部を加
え、発色剤塗液(2)を得た。
0g/m2の基紙上に厚さ30μmで塗布し、乾燥して顕
色シートを得た。また、発色剤塗液(1)及び(2)を
それぞれ基紙上に塗布し、発色シート(1)及び発色シ
ート(2)を得た。
顕色シート、発色シートの塗布面を合わせて重ね、ドッ
トプリンターで印字した記録像の発色濃度および地肌部
の濃度(初期濃度)を、マクベス濃度計(マクベス社製
RD−933型)により測定した。この感圧記録材料の
発色により得られた感圧記録体を70℃、乾燥の条件下
で72時間保存し、地肌部および発色部の濃度変化を測
定し、耐熱保存安定性を評価した。また、得られた感圧
記録体をカーボンアークフェードメーター中に入れ、8
時間照射した後の印字部の濃度を測定し、耐光保存安定
性を評価した。尚、地肌部の濃度については黄色フィル
ターを用いて測定した。さらに、得られた感圧記録体の
印字部および地肌部に24時間水に浸し、乾燥させた後
の濃度を測定し、耐水性を評価した。それらの結果を下
記表5〜7に示す。
に係る(ポリ)4−ヒドロキシ安息香酸エステル誘導体
を顕色剤に用いた場合は、感圧記録体の保存安定性が優
れており、保存試験後においても発色部の消色及び地肌
カブリが極めて少ないことが明らかである。これに比較
して、従来公知の顕色剤を使用した場合は、感圧記録体
の印字部の濃度低下が著しく、又、感圧記録体の保存安
定性は満足できるものではない。
息香酸エステル誘導体を顕色剤として用いた感圧記録材
料は、印字された後過酷な条件下に保存した後にも、発
色部及び地肌部の変色が少なく、保存安定性に優れてい
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 下記一般式(I)で表される(ポリ)4
−ヒドロキシ安息香酸が必須成分であり他の一価カルボ
ン酸及び/又は二価カルボン酸を任意成分として含むカ
ルボン酸成分(A)と、三価以上の多価アルコールが必
須成分であり二価の低分子アルコールを任意成分として
含む多価アルコール成分(B)とのエステル化反応生成
物で表される構造を有する(ポリ)4−ヒドロキシ安息
香酸エステル誘導体からなる感圧記録用顕色剤。 【化1】 (式中、pは0〜2の整数を表す。) - 【請求項2】 必須成分である三価以上の多価アルコー
ルが下記一般式(II)で表される化合物である請求項1
記載の感圧記録用顕色剤。 【化2】 (式中、nは0〜9の整数を表し、R1及びn個のR2は
それぞれ独立に、ヒドロキシメチル又は炭素数1〜8の
アルキル基を表す。) - 【請求項3】 nが1〜9であり、R1及びR2がヒドロ
キシメチルである請求項2に記載の感圧記録用顕色剤。 - 【請求項4】 nが1〜9であり、R1及びR2がエチル
である請求項2に記載の感圧記録用顕色剤。 - 【請求項5】 反応生成物が、モル比率で4−ヒドロキ
シ安息香酸が1〜150、他の一価カルボン酸が0〜5
0、二価カルボン酸が0〜1、三価以上の多価アルコー
ルが1〜50、二価の低分子アルコールが0〜50の範
囲の使用により得られる反応生成物である請求項1記載
の感圧記録用顕色剤。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の感圧記
録用顕色剤及びマイクロカプセル化された発色剤、並び
に該顕色剤及び該発色剤が層状に設けられる基材からな
る感圧記録材料。
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---|---|---|---|
JP20335699A JP4330093B2 (ja) | 1999-07-16 | 1999-07-16 | 感圧記録用顕色剤及び感圧記録材料 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115124425A (zh) * | 2022-06-27 | 2022-09-30 | 浙江海昇药业股份有限公司 | 一种3,5-二溴-4-羟基苯甲酸二聚物、合成方法及其应用 |
-
1999
- 1999-07-16 JP JP20335699A patent/JP4330093B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN115124425A (zh) * | 2022-06-27 | 2022-09-30 | 浙江海昇药业股份有限公司 | 一种3,5-二溴-4-羟基苯甲酸二聚物、合成方法及其应用 |
CN115124425B (zh) * | 2022-06-27 | 2023-10-17 | 浙江海昇药业股份有限公司 | 一种3,5-二溴-4-羟基苯甲酸二聚物、合成方法及其应用 |
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