JP2001030440A - 膜材料及びその製造方法 - Google Patents

膜材料及びその製造方法

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JP2001030440A
JP2001030440A JP11210957A JP21095799A JP2001030440A JP 2001030440 A JP2001030440 A JP 2001030440A JP 11210957 A JP11210957 A JP 11210957A JP 21095799 A JP21095799 A JP 21095799A JP 2001030440 A JP2001030440 A JP 2001030440A
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Japan
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film
fluororesin
light transmittance
film material
strength plastic
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JP11210957A
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English (en)
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Takanobu Suzuki
隆信 鈴木
Yasuhiro Suzuki
康弘 鈴木
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Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フッ素樹脂一般に特徴的な防汚性、難燃性を生
かしつつ、柔軟性及びこれまで達成し得なかった透光性
に優れ、閉鎖感・圧迫感を解消した膜材料及びその製造
方法を提供する。 【解決手段】引っ張り強度が30kgf/10mm以上で光
線透過率80%以上の高強度プラスチックフィルム1の
少なくとも一面が光線透過率80%以上のフッ素樹脂層
2で覆われていることを特徴とする膜材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば建築物の屋根
材、テント、屋外ブラインド、シャッター、農業用被覆
材等に用いられる防汚性、難燃性、柔軟性及び透光性に
優れた膜材料及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物における屋根材を膜材料で
形成する場合、その軽量性により支柱を大幅に省略で
き、膜材料に透光性があると内部空間が明るく、照明コ
ストの削減、植物の育成に好都合である。しかしながら
従来よりこの用途に供されている膜材料としてガラス繊
維にポリテトラフルオロエチレンのディスパージョンを
含浸、充填、焼成した材料が知られているが、その光線
透過率は10%前後と低く、さらにピンホール状の表面
の微少な凹凸があり、そこに汚れ、カビがたまりさらに
透光性を損ねやすい。
【0003】また、膜材料に柔軟性がなく取り付け位置
・形状及び収納性に制限を受けていた。さらに膜材料の
芯に不透明なガラスクロスを使用していたので本体並び
に本体の影が目に入る際にその網の目形状が目立つため
に閉鎖感・圧迫感を受けていた。特に近年は遮蔽目的以
外にディスプレイ等の多様な目的で膜材料を多く使った
建築物で、内部に人が入り、膜材料が否応なく視界に入
る機会が増えているので、閉鎖感・圧迫感の改良が切に
望まれていた。
【0004】透光性、柔軟性においての問題点は、本発
明者らがすでに提案したガラス繊維布とテトラフルオロ
エチレン−ヘキサフルオロプロピレン−ビニリデンフル
オライド共重合フッ素樹脂からなり、表層が同共重合フ
ッ素樹脂で覆われたことを特徴とする膜材料(特願平1
0−288981号)により解消されているが、さらに
合わせて閉鎖感・圧迫感の解消まで考慮した膜材はこれ
まで知られていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
はフッ素樹脂一般に特徴的な防汚性、難燃性を生かしつ
つ、柔軟性及びこれまで達成し得なかった透光性に優
れ、閉鎖感・圧迫感を解消した膜材料及びその製造方法
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決する手段】本発明は、引っ張り強度が30
kgf/10mm以上で光線透過率80%以上の高強度プラ
スチックフィルムの少なくとも一面が光線透過率80%
以上のフッ素樹脂層で覆われていることを特徴とする膜
材料であり、フッ素樹脂一般に特徴的な防汚性、難燃性
を生かしつつ、高強度プラスチックフィルムの有する強
度および透明性と相まって、膜材料として充分な強度を
有するとともに、柔軟性及びこれまで達成し得なかった
透光性に優れ、閉鎖感・圧迫感を解消した膜材料が得ら
れる。
【0007】また、高強度プラスチックフィルムが二軸
延伸ポリエチレンテレフタレート系フィルムであること
を特徴とする膜材料であり、このことによりフッ素樹脂
一般に特徴的な防汚性、難燃性を生かしつつ、安価な二
軸延伸ポリエチレンテレフタレート系フィルムの有する
強度を生かすことにより、柔軟性及びこれまで達成し得
なかった透光性に優れ、閉鎖感・圧迫感を解消した膜材
料が得られる。
【0008】また本発明は、光線透過率80%以上のフ
ッ素樹脂層がテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロ
プロピレン−ビニリデンフルオライド共重合フッ素樹脂
からなる層であることを特徴とする膜材料であり、この
テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン−
ビニリデンフルオライド共重合フッ素樹脂は、共重合組
成比の異なる組成を選択して膜材料の物性を容易に制御
できる。
【0009】また本発明は、二軸延伸ポリエチレンテレ
フタレート系フィルムの両面が光線透過率80%以上の
フッ素樹脂層で覆われていることを特徴とする膜材料で
あり、両面のフッ素樹脂層によってフッ素樹脂一般に特
徴的な防汚性、難燃性を高度に生かすことができる。
【0010】また本発明は、光線透過率80%以上のフ
ッ素樹脂フィルムを引っ張り強度が30kgf/10mm以
上で光線透過率80%以上の高強度プラスチックフィル
ムに加熱溶融・圧着することを特徴とする膜材料の製造
方法であり、表面が極めて平滑な膜材料を製造できる。
【0011】また本発明は、融点の異なる2種類以上の
フッ素樹脂の積層フィルムの融点の低い側を高強度プラ
スチックフィルムと接触させた状態で少なくとも融点の
低い側を加熱溶融させ、圧着することを特徴とする膜材
料の製造方法であり、表面が極めて平滑な膜材料を比較
的低温で製造できる。
【0012】また本発明は、2枚以上の光線透過率80
%以上のフッ素樹脂フィルムの間に高強度プラスチック
フィルムを挟んだ状態で、前記フッ素樹脂フィルムを前
記高強度プラスチックフィルムの両面に加熱溶融・圧着
することを特徴とする膜材料の製造方法であり、表面が
極めて平滑な膜材料を比較的低温で製造でき、両面のフ
ッ素樹脂層によってフッ素樹脂一般に特徴的な防汚性、
難燃性を高度に生かすことができる。
【0013】また本発明は、2枚以上の光線透過率80
%以上のフッ素樹脂フィルムの間に二軸延伸ポリエチレ
ンテレフタレート系フィルムを挟んだ状態で、前記フッ
素樹脂フィルムを前記二軸延伸ポリエチレンテレフタレ
ート系フィルムの両面に加熱溶融・圧着することを特徴
とする膜材料の製造方法であり、表面が極めて平滑な膜
材料を比較的低温で製造でき、両面のフッ素樹脂層によ
ってフッ素樹脂一般に特徴的な防汚性、難燃性を高度に
生かすことができる。
【0014】
【発明の実施の態様】以下、本発明を詳細に説明する。
まず、以下の説明に使用する図面について説明するに、
図1は本発明の膜材料の一例を示す概略の断面図であ
る。
【0015】本発明は、図1に示すように引っ張り強度
が30kgf/10mm以上で光線透過率80%以上の高強
度プラスチックフィルム1の少なくとも一面が光線透過
率80%以上のフッ素樹脂層2で覆われていることを特
徴とする膜材料である。
【0016】本発明において引っ張り強度が30kgf/
10mm以上で光線透過率80%以上の高強度プラスチッ
クフィルム1としては、二軸延伸ポリエチレンテレフタ
レート系(以下PET系と略す)フィルム、特に汎用に
製造されている二軸延伸ポリエチレンテレフタレート
(以下PETと略す)フィルムが好ましく使用できるが
強度、柔軟性、透光性、難燃性、フッ素樹脂との接着性
等の観点より選択され相反する性能についてはバランス
させる範囲で共重合成分を含むものも選択され得る。
【0017】また、二軸延伸ポリエチレンナフタレート
フィルムも耐熱性、フッ素樹脂との接着性に優れるので
好ましく、ポリイミドフィルム、二軸延伸ポリフェニレ
ンサルファイドフィルムあるいはポリエチルエーテルケ
トンなども幾分接着性に劣るが、引っ張り強度が30kg
f/10mm以上で光線透過率80%以上であれば使用で
きる。
【0018】例えば二軸延伸PET系フィルムについて
は、自体の酸素指数が比較的小さく、燃焼しやすい材料
であるので消極的な意味で厚さを小さくして難燃性を保
持することが効果的であるが、あまり小さくすると膜材
料全体の強度を損なうので厚さをバランスさせたり、透
光性を損なわない範囲でリン系化合物のコーティング、
金属酸化物微粒子のブレンド、金属酸化物の蒸着等を行
うことにより透過光の調整などを行うことが可能であ
る。
【0019】また、フッ素樹脂との接着性についてはコ
ロナ処理、プラズマ処理等の放電加工、ウレタン樹脂、
アクリル樹脂等のプライマーコーティング加工、シラン
カップリング剤、チタンカップリング剤等のカップリン
グ剤による表面処理等を単独もしくは組み合わせて施す
と、フッ素樹脂との密着性が向上し効果的である。シラ
ンカップリング剤としては特にアミノ系が好ましく、γ
ーフェニルアミノプロピルトリメトキシシラン、γーア
ミノプロピルトリメトキシシラン等が挙げられ、チタン
カップリング剤としては乳酸チタニウム、酢酸チタニウ
ムなどが挙げられる。
【0020】高強度プラスチックフィルム1を覆うフッ
素樹脂層2としては光線透過率80%以上のフッ素樹
脂、好ましくはテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオ
ロプロピレン−ビニリデンフルオライド共重合体が使用
される。光線透過率80%以上のフッ素樹脂としてはフ
ッ素樹脂を構成するモノマー成分がフッ化ビニリデン、
フッ化ビニル、トリフルオロエチレン、テトラフルオロ
エチレン、ペンタフルオロプロピレン、ヘキサフルオロ
プロピレン等の含フッ素系モノマーの単独重合体または
共重合体、あるいは前記含フッ素系モノマーにエチレ
ン、アルキルビニルエーテル等のビニルモノマーなどが
併用された共重合体などがある。
【0021】高強度プラスチックフィルム1、特に二軸
延伸PET系フィルムは単層のままでは柔軟性はあるも
のの、表面の触感が硬いとともに取扱中にしわが生じ易
いという欠点があるが、フッ素樹脂層で覆うことにより
覆われた面の触感がソフトになるとともに、驚くべきこ
とに取扱中にしわになりにくいと言う効果がある。
【0022】そして、フィルム状に成形できるもの、す
なわち、熱溶融成形可能なものであればよく、テトラフ
ルオロエチレンの単独重合体以外のフッ素樹脂は特に制
限なく使用することができる。具体的にはポリビニリデ
ンフルオライド、ポリビニルフルオライド、テトラフル
オロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共
重合体、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体、
テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共
重合体、ビニリデンフルオライド−ヘキサフルオロプロ
ピレン共重合体、ビニリデンフルオライド−テトラフル
オロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、な
どが挙げられる。
【0023】特に共重合体を用いる場合は、共重合組成
比を変えることによりフッ素含有量が高い状態で結晶性
を低下させたもので、従来提案されていたフッ素樹脂を
用いた膜材料のフッ素樹脂が持ち合わせていた防汚性、
難燃性を維持しつつ、透光性、柔軟性に優れ、強度を維
持するために厚さを大きくしても結晶化に基づく白濁が
生じにくく、透明性に優れた膜材料とすることが可能で
ある。
【0024】一方、特にテトラフルオロエチレン−ヘキ
サフルオロプロピレン−ビニリデンフルオライド共重合
体は、共重合組成比を変えることによりフッ素含有量が
高い状態で結晶性を低下させたもので、従来提案されて
いたフッ素樹脂を用いた膜材のフッ素樹脂が持ち合わせ
ていた防汚性、難燃性を維持しつつ、従来より渇望され
ていた柔軟性、透光性に優れ、膜の機能を大幅に改良す
ることができる。
【0025】また、当該共重合体は融点が低く、加工温
度の低減・膜加工速度の向上・膜補修の平易化等の膜の
加工性の面で優れ、さらに共重合組成比を変えることに
より樹脂の融点を200℃以下の適当な低い温度範囲で
制御することも可能である。そして共重合組成比を変え
ることにより溶剤に可溶となり、多様な膜加工方法を採
ることができる。
【0026】また、上記光線透過率80%以上のフッ素
樹脂乃至はテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプ
ロピレン−ビニリデンフルオライド共重合体を用いる事
により、膜状体全体の透明性が光線透過率が70%以上
となって、極めて良好となるが、それほど透明性を必要
としない場合には、このフッ素樹脂などにポリテトラフ
ルオロエチレン微粉末、ポリテトラフルオロエチレンオ
リゴマー等のフッ素化合物、ガラス、シリカ、石英、ア
ルミナ、ウォラストナイト等の無定型微粉末、ビーズ、
鱗片、短繊維あるいはウイスカー状の無機充填剤/補強
剤、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン等
の耐候性顔料・染料、光安定剤、耐候性改良剤、架橋
剤、難燃剤等の改質配合剤を、防汚性、難燃性、柔軟性
あるいはPET系フィルムとの接着性を損なわない範囲
で添加することも有効である。
【0027】膜材料全体の厚さとしては100〜300
0μm程度にしておくと全体として光線透過率が70%
以上となって、透明性に優れており好ましく、また高強
度プラスチックフィルムの厚み比率としては膜材料の難
燃性と強度を確保する上からは膜材料全体の厚さの20
〜80%の範囲が好ましく、製造面から見ると高強度プ
ラスチックフィルムの厚みとしては、50〜500μm
が好ましい。
【0028】フッ素樹脂で高強度プラスチックフィルム
を覆う方法としては、予め製造したフッ素樹脂フィルム
を加熱溶融・圧着する方法、フッ素樹脂のディスパージ
ョンあるいは溶液を高強度プラスチックフィルムにコー
ティング処理する方法等が可能である。
【0029】予め製造したフッ素樹脂フィルムを加熱溶
融・圧着する方法の場合、用いるフッ素樹脂フィルムは
厚さにおいて特に制限はないが、膜材料強度の確保、透
光性・柔軟性、難燃性、覆うべき高強度プラスチックフ
ィルムのこれら同様の特性との兼ね合い、経済性等の観
点より20〜1000μmの範囲が好ましい。
【0030】また、2枚以上の光線透過率80%以上の
フッ素樹脂フィルムの間に高強度プラスチック中でも二
軸延伸PET系フィルムを挟んだ状態でこのフッ素樹脂
を加熱溶融・圧着すれば、可燃性の二軸延伸PET系フ
ィルムをその両面から、不燃性のフッ素樹脂によって覆
うので、加熱溶融・圧着時の熱による悪影響が二軸延伸
PET系フィルムにまで、及び難いとともに、難燃性が
さらに向上する。
【0031】また、必要に応じて、フッ素樹脂フィルム
/PET系フイルム/ フッ素樹脂フィルム/PET系
フイルム/フッ素樹脂フィルムのように繰り返し積層す
ることも可能である。
【0032】フッ素樹脂フィルムの成形は公知の方法が
使え、例えばフッ素樹脂を有機溶剤に溶解して、剥離性
基材の上に均一に塗布した後、有機溶剤を乾燥除去して
基材から剥がしてフィルム化する方法、フッ素樹脂の水
系ディスパージョンを、剥離性基材の上に均一に塗布し
た後、水を乾燥する方法、あるいは押し出し法、カレン
ダー法等の熱可塑成形によりフィルム化する方法などが
可能である。
【0033】高強度プラスチックフィルムの表面にフッ
素樹脂フィルムを加熱溶融・圧着する方法としては公知
の方法が使え、例えば熱プレス法、真空熱プレス法、加
熱ロールラミネート法、加熱ベルト連続プレス法などが
可能である。温度はフッ素樹脂フィルムの融点以上であ
るが、過度に高い温度にする場合にはフッ素樹脂フィル
ムの流動によるはみ出しとそれに伴い薄肉化するおそれ
がある。
【0034】また加熱条件としては、高強度プラスチッ
クフィルムの融点を超えると高強度プラスチックフィル
ムの溶融・冷却後の結晶化、延伸配向戻りなどのおそれ
があり結果的に外観の悪化、透光性・膜強度の低下を引
き起こす危険があるので、高強度プラスチックフィルム
の融点以下が好ましい。
【0035】圧着の圧力は膜材料が受ける圧力として1
kg/cm以上が良く、過度に高い圧力にする場合にはフ
ッ素樹脂フィルムが過度に流動によりはみ出しそれに伴
い薄肉化して外観の悪化、膜強度の低下を起こすおそれ
がある。
【0036】高強度プラスチックフィルムとの接着性を
促進するために、フッ素樹脂フィルム表面を予めコロナ
処理、プラズマ処理、ナトリウム−アンモニア処理など
の表面処理やシランカップリング剤処理、テトラフルオ
ロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン−ビニリデンフ
ルオライド共重合フッ素樹脂にシランカップリング剤を
分散・溶解した液による処理などを適宜組み合わせて実
施することも可能である。
【0037】フッ素樹脂フィルムを加熱溶融・圧着する
方法をより有利に行うための構成として、フッ素樹脂フ
ィルムを光線透過率80%以上を保つ範囲で積層化して
融点の低い側を高強度プラスチックフィルムと接触させ
た状態で加熱溶融・圧着することが可能である。まず、
高強度プラスチックフィルムと接触させる側の融点を低
くすることにより加熱溶融する温度の低下が可能であ
り、効率よく製造できる。融点の調整については前述し
たように共重合比の調整で容易に制御でき、しかもその
結果、フッ素樹脂フィルム同士は組成の近い積層体であ
るので必要な物性の透光性、柔軟性、層間接着性を損ね
ない。
【0038】以上の方法により高強度プラスチックフィ
ルムとフッ素樹脂層からなり、表層が同フッ素樹脂層で
覆われた膜材料が得られるが、高強度プラスチックフィ
ルムとフッ素樹脂層の層間のぬれを促進して接着力を高
める目的でさらにその膜材料を加熱処理することも効果
的である。具体的にはフッ素樹脂の融点以上分解開始温
度未満で100〜250℃の範囲にて熱風、加熱金型、
加熱ロール、オートクレーブなどにより加熱処理するこ
とが好ましい。この加熱処理の間、0.1kg/cm以上
で加圧することも層間のぬれ促進の意味では好ましい。
【0039】また一方でフッ素樹脂の粘度が低い場合に
は高強度プラスチックフィルムにシリコーン系剥離剤を
塗布した、剥離性基材を予めフッ素樹脂の表面に配して
加熱時などにフッ素樹脂の流動の抵抗となるようにして
おけば、製造工程における流動による樹脂の薄肉化およ
び目減りを防止する観点より有効である。剥離性基材
は、膜材料が完成した後で剥離することができる。
【0040】
【発明の効果】本発明は、引っ張り強度が30kgf/1
0mm以上で光線透過率80%以上の高強度プラスチック
フィルムの少なくとも一面が光線透過率80%以上のフ
ッ素樹脂層で覆われていることを特徴とする膜材料であ
るから、柔軟性及びこれまで達成し得なかった透光性に
優れ、閉鎖感・圧迫感を解消した膜材料が得られる。
【0041】以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳
細に説明する。
【0042】
【実施例】(実施例1)フッ素樹脂フィルムとして、ヘ
キサフルオロプロピレン20重量%、ビニリデンフルオ
ライド80重量%からなる共重合フッ素樹脂(M.I.
1)を押出機により押し出して厚さ200μm、光線透
過率94%のフィルムを得た。
【0043】高強度プラスチックフィルムとして、二軸
延伸PETフィルム(厚さ188μm、引張強度40kg
/10mm、両面コロナ処理後、アクリル樹脂系プライマ
ーコートしたもの)を準備し、これを2枚の上記フッ素
樹脂フィルムでサンドイッチ状に挟み、熱プレス機を用
いて170℃、10kg/cm、10分の条件で加熱溶融
・圧着し、膜材料を得た。
【0044】この膜材料の外観は、透光性良好でかつ平
滑に仕上がった。この膜材料について以下の項目につい
て評価を行ったところ表に示したとおり、残炎時間は2
秒と短く、防炎2級合格で柔軟性も優れ、全体の透光性
も光線透過率85%で非閉鎖感に優れ、総合判定は○で
あった。
【0045】ここで、本発明において用いる評価項目の
評価方法を以下に説明する。 <評価方法> 1)難燃性・防炎性 JISA1322に準じて膜材料(フッ素樹脂を有する
ものはフッ素樹脂側)を都市ガスバーナー中に30秒間
さらした後、バーナーを取り去った後の残炎時間(秒)
を測定するとともに、以下の基準で防炎2級の合否を判
断した。
【0046】 残炎時間5秒越え防炎2級不合格 × 残炎時間5秒以下防炎2級合格 ○ 2)柔軟性 長さ10cmの膜材の片端を水平に片持ちしたときの他端
の自重によるたわみ量を測定し、次の判定を行った。
【0047】 0cm × 0〜5cm △ 5cm以上 ○ 3)透光性 JIS K7105に準じて全光線透過率(%)を
測定した。 目視により非閉鎖感を判定した。 閉鎖感がある × 閉鎖感がない ○ 4)引張強度 JIS K7127に準じて、試料幅10mm、測定温度
23℃、引っ張り速度200mm/分で測定したときの、
最大強度(kgf/10mm)を測定した。
【0048】(実施例2)フッ素樹脂フィルムとして、
テトラフルオロエチレン40重量%、ヘキサフルオロプ
ロピレン20重量%、ビニリデンフルオライド40重量
%からなる共重合フッ素樹脂(M.I.20)を押出機
により押し出して厚さ200μm、光線透過率96%の
フィルムを得た。
【0049】高強度プラスチックフィルムとして、二軸
延伸PETフィルム(厚さ188μm、引張強度40kg
/10mm、両面コロナ処理後、アクリル樹脂系プライマ
ーコートしたもの)を2枚の上記フッ素樹脂フィルムで
サンドイッチ状に挟み、熱プレス機を用いて130℃、
10kg/cm、10分の条件で加熱溶融・圧着し、膜材
料を得た。
【0050】この膜材料の外観は、透光性良好でかつ平
滑に仕上がった。この膜材料について実施例1での評価
を同様に行ったところ表に示したとおり、残炎時間は4
秒で防炎2級合格で柔軟性も優れ、光線透過率86%で
非閉鎖感に優れ、総合判定は○であった。
【0051】(実施例3)フッ素樹脂フィルムとして、
テトラフルオロエチレン40重量%、ヘキサフルオロプ
ロピレン20重量%、ビニリデンフルオライド40重量
%からなる共重合フッ素樹脂(融点115℃)と、テト
ラフルオロエチレン60重量%、ヘキサフルオロプロピ
レン20重量%、ビニリデンフルオライド20重量%か
らなる共重合フッ素樹脂(融点178℃)を同量、押出
機により共押し出して厚さ200μm、光線透過率96
%のフィルムを得た。
【0052】高強度プラスチックフィルムとして、二軸
延伸PETフィルム(厚さ188μm、引張強度40kg
/10mm、両面コロナ処理後、アクリル樹脂系プライマ
ーコートしたもの)を2枚の上記フッ素樹脂フィルムで
サンドイッチ状に挟み、熱プレス機を用いて130℃、
10kg/cm、10分の条件で加熱溶融・圧着し、膜材
料を得た。
【0053】この膜材料の外観は、透光性良好でかつ平
滑に仕上がった。この膜材料について実施例1での評価
を同様に行ったところ表に示したとおり、残炎時間は2
秒で防炎2級合格で柔軟性も優れ、光線透過率86%で
非閉鎖感に優れ、総合判定は○であった。
【0054】(実施例4)フッ素樹脂フィルムとして、
テトラフルオロエチレン60重量%、ヘキサフルオロプ
ロピレン20重量%、ビニリデンフルオライド20重量
%からなる共重合フッ素樹脂(融点178℃)とテトラ
フルオロエチレン85重量%、ヘキサフルオロプロピレ
ン15重量%からなる共重合フッ素樹脂(融点261
℃)を同量、押出機により共押し出して厚さ200μ
m、光線透過率94%のフィルムを得た。
【0055】高強度プラスチックフィルムとして、二軸
延伸PETフィルム(厚さ188μm、引張強度40kg
/10mm、両面コロナ処理後、アクリル樹脂系プライマ
ーコートしたもの)を2枚の上記フッ素樹脂フィルムで
サンドイッチ状に挟み、熱プレス機を用いて190℃、
10kg/cm、10分の条件で加熱溶融・圧着し、膜材
料を得た。
【0056】この膜材料の外観は、透光性良好でかつ平
滑に仕上がった。この膜材料について実施例1での評価
を同様に行ったところ表に示したとおり、残炎時間は1
秒で極めて短く防炎2級合格で柔軟性も優れ、光線透過
率84%で非閉鎖感に優れ、総合判定は○であった。
【0057】(実施例5)フッ素樹脂フィルムとして、
テトラフルオロエチレン40重量%、ヘキサフルオロプ
ロピレン20重量%、ビニリデンフルオライド40重量
%からなる共重合フッ素樹脂(M.I.20)を押出機
により押し出して厚さ100μm、光線透97%のフィ
ルムを得た。
【0058】高強度プラスチックフィルムとして、二軸
延伸PETフィルム(厚さ188μm、引張強度40kg
/10mm、両面コロナ処理後、アクリル樹脂系プライマ
ーコートしたもの)を2枚の上記フッ素樹脂フィルムで
サンドイッチ状に挟み、熱プレス機を用いて130℃、
10kg/cm、10分の条件で加熱溶融・圧着し、膜材
料を得た。
【0059】この膜材料の外観は、透光性良好でかつ平
滑に仕上がった。この膜材料について実施例1での評価
を同様に行ったところ表に示したとおり、残炎時間は9
秒で防炎2級は不合格であったが、柔軟性に優れ、光線
透過率86%で非閉鎖感に優れ、総合判定は○であっ
た。
【0060】(実施例6)フッ素樹脂フィルムとして、
テトラフルオロエチレン40重量%、ヘキサフルオロプ
ロピレン20重量%、ビニリデンフルオライド40重量
%からなる共重合フッ素樹脂(M.I.20)を押出機
により押し出して厚さ100μm、光線透過率97%の
フィルムを得た。
【0061】高強度プラスチックフィルムとして、二軸
延伸PETフィルム(厚さ188μm、引張強度40kg
/10mm、張り合わせ面コロナ処理後、アクリル樹脂系
プライマーコートしたもの)の片面に、1枚の上記フッ
素樹脂フィルムを、熱プレス機を用いて130℃、10
kg/cm、10分の条件で加熱溶融・圧着し、膜材料を
得た。
【0062】この膜材料の外観は、透光性良好でかつ平
滑に仕上がった。この膜材料について実施例1での評価
を同様に行ったところ表に示したとおり、残炎時間は2
1秒で長く防炎2級は不合格であったものの、柔軟性に
優れ、光線透過率86%と極めて高く、非閉鎖感に優
れ、総合判定は△であった。
【0063】(比較例1)ポリテトラフルオロエチレン
のディスパージョンを平織ガラス繊維布(Eガラス、目
付け220g/m、アミノ系シランカップリング剤処理
品)に含浸・焼成させて製造された市販の膜材料につい
て実施例1での評価を行ったところ表に示したとおり、
残炎時間は1秒未満で防炎2級合格であったが、柔軟性
が不十分であり、光線透過率2%でほとんど不透明であ
り、非閉鎖感に劣り、総合判定は×であった。また、こ
の膜材料の外観はラス繊維布の目が表面に残った状態で
あり、平滑ではなかった。
【0064】(比較例2)フッ素樹脂フィルムとして、
テトラフルオロエチレン40重量%、ヘキサフルオロプ
ロピレン20重量%、ビニリデンフルオライド40重量
%からなる共重合フッ素樹脂(M.I.20)を押出機
により押し出して厚さ200μm、光線透過率96%の
フィルムを得た。
【0065】次に、平織ガラス繊維布(Eガラス、目付
け220g/m、アミノ系シランカップリング剤処理
品)を2枚の上記フッ素樹脂フィルムでサンドイッチ状
に挟み、熱プレス機を用いて130℃、10kg/cm
10分の条件で加熱溶融・圧着し、膜材料を得た。
【0066】この膜材料の外観は、比較例1よりも断面
において繊維布にフッ素樹脂が完全に含浸しており、か
つ、ガラス繊維布の目が表面に残ることもなく平滑に仕
上がったが、実施例1での評価を行ったところ表に示し
たとおり、残炎時間は1秒未満で防炎2級合格であるも
のの、柔軟性は△で幾分劣り、光線透過率58%と小さ
く、ガラスクロスの網の目形状がフッ素樹脂フィルムを
通して確認でき閉鎖感を受けたので、総合判定は×であ
った。
【0067】(比較例3)高強度プラスチックフィルム
として、二軸延伸PETフィルム(厚さ188μm、引
張強度40kg/10m)を膜材料として、フッ素樹脂フ
ィルムを積層しないものについて、実施例1での評価を
同様に行ったところ表に示したとおり、光線透過率87
%と極めて高く非閉鎖感、柔軟性に優れるものの、残炎
時間が30秒と長く燃焼し、総合判定は×であった。
【0068】また、本例の膜材料は柔軟性には優れてい
るものの、フッ素樹脂を積層した実施例1乃至6のもの
に比べて表面の手触りが硬く、取扱中にしわが生じやす
いという欠点があった。
【0069】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の膜材料の一例を示す概略の断面図。
【符号の説明】 1 高強度プラスチックフイルム 2 光線透過率80%以上のフッ素樹脂層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AK01A AK17B AK17C AK18B AK19B AK42A AL01B BA02 BA03 BA10B BA10C BA15 BA16 BA42 EC032 EH012 EJ172 EJ38A EJ422 GB01 GB07 JA04A JJ07 JK02A JK13 JK17 JL06 JN01A JN01B JN01C YY00A YY00B YY00C

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】引っ張り強度が30kgf/10mm以上で光
    線透過率80%以上の高強度プラスチックフィルムの少
    なくとも一面が光線透過率80%以上のフッ素樹脂層で
    覆われていることを特徴とする膜材料。
  2. 【請求項2】高強度プラスチックフィルムが二軸延伸ポ
    リエチレンテレフタレート系フィルムであることを特徴
    とする請求項1に記載の膜材料。
  3. 【請求項3】光線透過率80%以上のフッ素樹脂層がテ
    トラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン−ビ
    ニリデンフルオライド共重合フッ素樹脂からなる層であ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の膜材料。
  4. 【請求項4】二軸延伸ポリエチレンテレフタレート系フ
    ィルムの両面が光線透過率80%以上のフッ素樹脂層で
    覆われていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    かに記載の膜材料。
  5. 【請求項5】光線透過率80%以上のフッ素樹脂フィル
    ムを引っ張り強度が30kgf/10mm以上で光線透過率
    80%以上の高強度プラスチックフィルムに加熱溶融・
    圧着することを特徴とする膜材料の製造方法。
  6. 【請求項6】融点の異なる2種類以上のフッ素樹脂の積
    層フィルムの融点の低い側を高強度プラスチックフィル
    ムと接触させた状態で少なくとも融点の低い側を加熱溶
    融させ、圧着することを特徴とする請求項5に記載の膜
    材料の製造方法。
  7. 【請求項7】2枚以上の光線透過率80%以上のフッ素
    樹脂フィルムの間に高強度プラスチックフィルムを挟ん
    だ状態で、前記フッ素樹脂フィルムを前記高強度プラス
    チックフィルムの両面に加熱溶融・圧着することを特徴
    とする請求項5または6に記載の膜材料の製造方法。
  8. 【請求項8】高強度プラスチックフィルムとして二軸延
    伸ポリエチレンテレフタレート系フィルムを用いること
    を特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の膜材料
    の製造方法。
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