JP2001030423A - 建物用パネルの製造方法 - Google Patents

建物用パネルの製造方法

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JP2001030423A
JP2001030423A JP11212303A JP21230399A JP2001030423A JP 2001030423 A JP2001030423 A JP 2001030423A JP 11212303 A JP11212303 A JP 11212303A JP 21230399 A JP21230399 A JP 21230399A JP 2001030423 A JP2001030423 A JP 2001030423A
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Kazuyoshi Iwane
和良 岩根
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 片側加熱による下地部材の反りの問題を解消
し、良好な接着が行われ、高精度で充分な耐久性を容易
に確保できる建物用パネルの製造方法を提供すること。 【解決手段】 金属製の下地部材10に面材14等が接
着剤13により加熱接着される建物用パネルの製造方法
において、下地部材10全体をプレ加熱し、プレ加熱完
了後に接着剤13により下地部材10の一方の面部に面
材14等を接着固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物用パネルの製
造方法に関し、特に、金属製の下地部材に面材や建物用
部材が接着剤により加熱接着された建物用パネルの製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物用パネルとして、ボックス型鋼材や
H形鋼等の金属製の下地部材に、石膏ボート、パーチク
ルボード等の面材や建物用部材が接着剤により加熱接着
されたものが知られている。従来、上述のような建物用
パネルは、下地部材に接着剤を塗布し、その接着剤塗布
面に面材や建物用部材を接合し、接着剤塗布面側より面
材や建物用部材の接着部分を誘導加熱し、接着剤を硬化
させる加熱接着により製造されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】誘導加熱を用いた従来
の建物用パネルの製造方法においては、接着部分を一方
の側からしか加熱しないため、加熱面の急激な温度上昇
により、下地部材に接着剤で面材や建物用部材を接着固
定する面側とその反対側の面側とで、下地部材に大きい
温度差が生じ、熱線膨張差により下地部材に反り変形が
発生すると云う不具合がある。このため、下地部材に対
する面材や建物用部材の接着が良好に行われず、接着不
足が生じ、充分な耐久性が得られず、また、反った状態
及び内部ストレスがかかった状態で、面材や建物用部材
が下地部材に固定され、精度、耐久性が悪いという問題
などがあった。本発明は、上述の如き問題点を解消する
ためになされたもので、片側加熱による下地部材の反り
の問題を解消し、良好な接着が行われ、高精度で充分な
耐久性を容易に確保できる建物用パネルの製造方法を提
供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明による建物用パネルの製造方
法は、金属製の下地部材に面材や建物用部材が接着剤に
より加熱接着される建物用パネルの製造方法において、
前記下地部材は全体をプレ加熱し、プレ加熱完了後に接
着剤により前記下地部材の一方の面部に面材や建物用部
材を接着固定するものである。
【0005】プレ加熱方向は、どこからでもよく、最も
効率のいい方法を選択できる。プレ加熱方法としては、
特に限定されず、例えば、電磁誘導加熱やマイクロ波加
熱やヒータ加熱、熱風加熱、赤外線加熱等が挙げられ、
これらの複合も含まれる。プレ加熱温度は、接着剤の種
類や塗布量などにより適宜決まるものであり、大凡のプ
レ加熱温度としては、40〜200℃程度が好ましい。
【0006】製造の順番としては、例えば、まず、下地
部材を組み、プレ加熱して全体がほぼ均一な温度になる
ようにし、その後に接着剤を塗布して面材や建物用部品
をセットし、再加熱して固定する順番がある。接着剤塗
布はプレ加熱前でもよく、また、再度の加熱も有っても
なくてもよく、再加熱の必要性は接着剤の種類による。
【0007】また、上述の目的を達成するために、請求
項2記載の発明による建物用パネルの製造方法は、金属
製の下地部材に面材や建物用部材が接着剤により加熱接
着される建物用パネルの製造方法において、前記下地部
材は、接着剤によって面材や建物用部材を接着固定する
面側とその反対側の面側を両面加熱し、この両面加熱状
態で、前記下地部材の一方の面部に面材や建物用部材を
接着固定するものである。
【0008】接着面側の加熱方法としては、電磁誘導加
熱が好ましいが、特に限定されず、その他、マイクロ波
加熱やヒータ加熱、熱風加熱、赤外線加熱等の加熱方法
でもよい。反対側の面の加熱方法は、特に限定されず、
この加熱方法としては、例えば、電磁誘導加熱やマイク
ロ波加熱やヒータ加熱、熱風加熱、赤外線加熱等が挙げ
られ、好ましくは電磁誘導加熱とヒータ加熱である。電
磁誘導加熱の場合、両面誘導加熱になり、相乗的効果に
より加熱効率がよくなるから、片側のみの誘導加熱の場
合に比べ電力量が約70%程度になることがあり、有効
である。生産方法の関係上、他面(裏面)を加熱しづらい
場合は、予めヒータなどをパネルに内蔵し、下地部材の
反りを防ぐことも、本発明に含まれる。
【0009】さらに、請求項3記載の発明による建物用
パネルの製造方法は、前記下地部材は少なくとも一つの
フランジ面を有し、そのフランジ面に面材や建物用部材
を接着固定するものである。プレ加熱、両面加熱の何れ
の場合も、下地部材を構成する金属には、鉄鋼系、ステ
ンレス系、アルミニウム系等があり、それらの鍍金品も
含まれる。金属製の下地部材は、少なくとも一つのフラ
ンジ面を有する断面形状のものであり、例えば、ボック
ス形、Cチャンネル形、H形、I形、L形、ハット形等
がある。下地の板厚は、0.1〜100mm程度の範囲
が考えられ、好ましくは、0.2〜20mm程度であ
る。
【0010】面材や建物用部材としては、金属系、木質
系、石膏系,セメント系等が例示され、さらに、面材や
建物用部材を下地部材の両面に取り付ける場合も、本発
明に含まれる。また、接着剤としては、熱可塑性樹脂系
接着剤で、酢酸ビニル樹脂系接着剤、アクリル系接着
剤、合成ゴム系のホットメルト接着剤、溶媒系接着剤、
エマルジョン系接着剤等、及び熱硬化性樹脂系接着剤
で、ポリウレタン系接着剤、エボキシ樹脂系接着剤、フ
ェノール樹脂系接着剤等また、天然成分系接着剤などが
挙げられるが特に限定されない。特に好ましくは、エマ
ルジョン系接着剤等である。なお、接着剤としては、熱
や湿気、その他の化学反応で硬化するタイプも含まれ
る。
【0011】本発明による建物用パネルの製造方法によ
れば、下地部材全体をプレ加熱し、プレ加熱完了後に接
着剤により下地部材の一方の面部に面材や建物用部材を
接着固定するか、下地部材に接着剤によって面材や建物
用部材を接着固定する面側とその反対側の面側を両面加
熱し、この両面加熱状態で、前記下地部材の一方の面部
に面材や建物用部材を接着固定するから、面材や建物用
部材の接着時に、面材や建物用部材の接着面側とその反
対側の面側とで、下地部材に大きい温度差が生じること
がなく、熱線膨張差により下地部材に反り変形が発生す
ることがない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照してこの発
明の実施の形態を詳細に説明する。 (実施の形態1)図1(a)〜(c)はこの発明による
建物用パネルの製造方法の実施の形態1を示している。
実施の形態1による建物用パネルの製造方法では、ま
ず、図1(a)に示されているように、ボックス形鋼材
(40×40mm,板厚0.5mm,溶融亜鉛鍍金品)
による下地部材10の上面(石膏ボード接着面)10a
側とそれの反対面(下面)10b側より、上方配置の高
周波誘導加熱装置11と下方配置の高周波誘導加熱装置
12による誘導加熱によって下地部材10全体がぼほ8
0℃程度の均一温度になるようにプレ加熱する。
【0013】プレ加熱完了後に、図1(b)に示されて
いるように、下地部材10の上面(フランジ面)10a
にエマルジョン系接着剤13を200g/m2塗布し、
この後に、図1(c)に示されているように、下地部材
10の接着剤塗布面上に、面材である厚さ12.5mm
の石膏ボード14を重ね、上方配置の高周波誘導加熱装
置11による誘導加熱で100〜120℃程度に再加熱
してエマルジョン系接着剤13を硬化させ、下地部材1
0の上面10aに石膏ボード14をエマルジョン系接着
剤13によって接着固定する。
【0014】上述の製造方法では、下地部材10全体を
プレ加熱し、プレ加熱完了後にエマルジョン系接着剤1
3により下地部材10の一方の面部に石膏ボード14を
接着固定するから、石膏ボード14の接着時に、石膏ボ
ード14の接着面側とその反対側の面側とで、下地部材
10に大きい温度差が生じることがなく、熱線膨張差に
より下地部材10に反り変形が発生することがない。こ
れにより、接着不足が生じたり、反った状態や内部スト
レスがかかった状態で、石膏ボード14が下地部材10
に接着固定されることがなく、石膏ボード14と下地部
材10との接着が良好に行われ、高精度で、充分な耐久
性を有する建物用パネルが安定して得られる。
【0015】(実施の形態2)図2(a)、(b)はこ
の発明による建物用パネルの製造方法の実施の形態2を
示している。実施の形態2による建物用パネルの製造方
法では、H形鋼(300×150mm,板厚22mm)
による下地部材20の上面(パーチクルボード接着面)
20aにアプリケータ等を使用して熱硬化型ホットメル
ト接着剤21を100g/m 2塗布し、この後に、図2
(a)に示されているように、下地部材20の上下左右
に配置された電熱ヒータ22、23、24、25によっ
て下地部材10全体がぼほ100℃程度の均一温度にな
るようにプレ加熱する。
【0016】プレ加熱完了後に、図1(b)に示されて
いるように、下地部材20の接着剤塗布面上に、面材で
ある厚さ15mmのパーチクルボード26を重ね、上方
配置の高周波誘導加熱装置27による誘導加熱で、15
0〜170℃程度に再加熱して熱硬化型ホットメルト接
着剤21を硬化させ、下地部材20の上面20aにパー
チクルボード26を熱硬化型ホットメルト接着剤21に
よって接着固定する。
【0017】上述の製造方法でも、下地部材20全体を
プレ加熱し、プレ加熱完了後に熱硬化型ホットメルト接
着剤21により下地部材20の一方の面部にパーチクル
ボード26を接着固定するから、パーチクルボード26
の接着時に、パーチクルボード26の接着面側とその反
対側の面側とで、下地部材20に大きい温度差が生じる
ことがなく、熱線膨張差により下地部材20に反り変形
が発生することがない。これにより、接着不足が生じた
り、反った状態や内部ストレスがかかった状態で、パー
チクルボード26が下地部材20に接着固定されること
がなく、パーチクルボード26と下地部材20との接着
が良好に行われ、高精度で、充分な耐久性を有する建物
用パネルが安定して得られる。
【0018】(実施の形態3)図3はこの発明による建
物用パネルの製造方法の実施の形態3を示している。実
施の形態3による建物用パネルの製造方法では、ボック
ス形鋼材(40×40mm,板厚0.5mm,溶融亜鉛
鍍金品)による下地部材30の上面30aにエマルジョ
ン系接着剤31を200g/m2塗布し、この後に、下
地部材30の接着剤塗布面上に、面材である厚さ12.
5mmの石膏ボード32を重ね、上方配置の高周波誘導
加熱装置33と下方配置の高周波誘導加熱装置34によ
る誘導加熱によって下地部材30の上面30aとそれの
反対側の下面30bとが同じ温度になるように両面加熱
する。この両面加熱状態で、下地部材30の一方の面部
に石膏ボード32を接着固定する。
【0019】上述の製造方法では、両面加熱状態で、エ
マルジョン系接着剤31により下地部材30の一方の面
部に石膏ボード32を接着固定するから、石膏ボード3
2の接着時に、石膏ボード32の接着面側とその反対側
の面側とで、下地部材30に大きい温度差が生じること
がなく、熱線膨張差により下地部材30に反り変形が発
生することがない。これにより、接着不足が生じたり、
反った状態や内部ストレスがかかった状態で、石膏ボー
ド32が下地部材30に接着固定されることがなく、石
膏ボード32と下地部材30との接着が良好に行われ、
高精度で、充分な耐久性を有する建物用パネルが安定し
て得られる。
【0020】(実施の形態4)図4はこの発明による建
物用パネルの製造方法の実施の形態4を示している。実
施の形態4による建物用パネルの製造方法では、H形鋼
(300×150mm,板厚22mm)による下地部材
40の上面(パーチクルボード接着面)40aにアプリ
ケータ等を使用して熱硬化型ホットメルト接着剤41を
100g/m 2塗布し、この後に、下地部材40の接着
剤塗布面上に、面材である厚さ15mmのパーチクルボ
ード42を重ね、上方配置の高周波誘導加熱装置43と
下方配置の電熱ヒータ44によって下地部材40の上面
40aとそれの反対側の下面40bとが同じ温度になる
ように両面加熱する。この両面加熱状態で、下地部材4
0の一方の面部にパーチクルボード42を接着固定す
る。
【0021】上述の製造方法でも、両面加熱状態で、熱
硬化型ホットメルト接着剤41により下地部材40の一
方の面部にパーチクルボード42を接着固定するから、
パーチクルボード42の接着時に、パーチクルボード4
2の接着面側とその反対側の面側とで、下地部材40に
大きい温度差が生じることがなく、熱線膨張差により下
地部材40に反り変形が発生することがない。これによ
り、接着不足が生じたり、反った状態や内部ストレスが
かかった状態で、パーチクルボード42が下地部材40
に接着固定されることがなく、パーチクルボード42と
下地部材40との接着が良好に行われ、高精度で、充分
な耐久性を有する建物用パネルが安定して得られる。
【0022】(実施の形態5)図5はこの発明による建
物用パネルの製造方法の実施の形態5を示している。実
施の形態5による建物用パネルの製造方法では、ボック
ス形鋼材(40×40mm,板厚0.5mm,溶融亜鉛
鍍金品)による下地部材50の上面50aと下面50b
の両面にエマルジョン系接着剤51、52を各々200
g/m2塗布し、この後に、下地部材50の両接着剤塗
布面上に、面材である厚さ12.5mmの石膏ボード5
3、54を重ね、上方配置の高周波誘導加熱装置55と
下方配置の高周波誘導加熱装置56による誘導加熱によ
って下地部材50の上面50aとそれの反対側の下面5
0bとが同じ温度になるように両面加熱する。この両面
加熱状態で、下地部材50の上下両面部に各々石膏ボー
ド53、54を接着固定する。
【0023】上述の製造方法では、両面加熱状態で、エ
マルジョン系接着剤51、52により下地部材50の上
下両面部に各々石膏ボード53、54を接着固定するか
ら、石膏ボード53、54の接着時に、下地部材50の
上下両面に大きい温度差が生じることがなく、熱線膨張
差により下地部材50に反り変形が発生することがな
い。これにより、接着不足が生じたり、反った状態や内
部ストレスがかかった状態で、石膏ボード53、54が
下地部材50に接着固定されることがなく、石膏ボード
53、54と下地部材50との接着が良好に行われ、高
精度で、充分な耐久性を有する建物用パネルが安定して
得られる。
【0024】(実施の形態6)図6はこの発明による建
物用パネルの製造方法の実施の形態6を示している。実
施の形態6による建物用パネルの製造方法では、H形鋼
(300×150mm,板厚22mm)による下地部材
60の下面60bに予め電熱ヒータ61を貼り付けてお
き、下地部材60の上面(パーチクルボード接着面)6
0aにアプリケータ等を使用して熱硬化型ホットメルト
接着剤62を100g/m2塗布し、この後に、下地部
材60の接着剤塗布面上に、面材である厚さ15mmの
パーチクルボード63を重ね、上方配置の高周波誘導加
熱装置64と下面貼り付けの電熱ヒータ61によって下
地部材60の上面60aとそれの反対側の下面60bと
が同じ温度になるように両面加熱する。この両面加熱状
態で、下地部材60の一方の面部にパーチクルボード6
3を接着固定する。
【0025】上述の製造方法でも、両面加熱状態で、熱
硬化型ホットメルト接着剤62により下地部材60の一
方の面部にパーチクルボード63を接着固定するから、
パーチクルボード62の接着時に、パーチクルボード6
3の接着面側とその反対側の面側とで、下地部材60に
大きい温度差が生じることがなく、熱線膨張差により下
地部材60に反り変形が発生することがない。
【0026】これにより、接着不足が生じたり、反った
状態や内部ストレスがかかった状態で、パーチクルボー
ド63が下地部材60に接着固定されることがなく、パ
ーチクルボード63と下地部材60との接着が良好に行
われ、高精度で、充分な耐久性を有する建物用パネルが
安定して得られる。また、下地部材60の裏面側に予め
電熱ヒータ61を貼り付けておくから、生産方法の関係
上、他面(裏面)を加熱しづらい場合に対応できる。な
お、何れの実施の形態においても、一般型プレス、ロー
ル連続プレス等に内蔵する等が考えられるが、本発明
は、これに限定されず、手動タイプのものにも応用でき
る。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、請求項
1記載の建物用パネルの製造方法によれば、下地部材全
体をプレ加熱し、プレ加熱完了後に接着剤により下地部
材の一方の面部に面材や建物用部材を接着固定するか
ら、面材や建物用部材の接着時に、面材や建物用部材の
接着面側とその反対側の面側とで、下地部材に大きい温
度差が生じることがないので、熱線膨張差により下地部
材に反り変形が発生することがなく、接着不足が生じた
り、反った状態や内部ストレスがかかった状態で、面材
や建物部品が下地部材に接着固定されることがなく、面
材や建物部品と下地部材との接着が良好に行われ、高精
度で、充分な耐久性を有する建物用パネルが安定して得
られる。
【0028】また、請求項2記載の建物用パネルの製造
方法によれば、下地部材に接着剤によって面材や建物用
部材を接着固定する面側とその反対側の面側を両面加熱
し、この両面加熱状態で、下地部材の一方の面部に面材
や建物用部材を接着固定するから、面材や建物用部材の
接着時に、面材や建物用部材の接着面側とその反対側の
面側とで、下地部材に大きい温度差が生じることがない
ので、熱線膨張差により下地部材に反り変形が発生する
ことがなく、接着不足が生じたり、反った状態や内部ス
トレスがかかった状態で、面材や建物部品が下地部材に
接着固定されることがなく、面材や建物部品と下地部材
との接着が良好に行われ、高精度で、充分な耐久性を有
する建物用パネルが安定して得られる。
【0029】また、請求項3記載の建物用パネルの製造
方法によれば、下地部材のフランジ面に面材や建物用部
材を接着固定するから、そのフランジ面に反り変形がな
い状態で、面材や建物部品が接着固定され、高精度で、
充分な耐久性を有する建物用パネルが安定して得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は本発明による建物用パネルの
製造方法の実施の形態1を示す説明図である。
【図2】(a)、(b)は本発明による建物用パネルの
製造方法の実施の形態2を示す説明図である。
【図3】本発明による建物用パネルの製造方法の実施の
形態3を示す説明図である。
【図4】本発明による建物用パネルの製造方法の実施の
形態4を示す説明図である。
【図5】本発明による建物用パネルの製造方法の実施の
形態5を示す説明図である。
【図6】本発明による建物用パネルの製造方法の実施の
形態6を示す説明図である。
【符号の説明】
10 下地部材 11,12 高周波誘導加熱装置 13 エマルジョン系接着剤 14 石膏ボード 20 下地部材 21 熱硬化型ホットメルト接着剤 22,23,24,25 電熱ヒータ 26 パーチクルボード 27 高周波誘導加熱装置 30 下地部材 31 エマルジョン系接着剤 32 石膏ボード 33,34 高周波誘導加熱装置 40 下地部材 41 熱硬化型ホットメルト接着剤 42 パーチクルボード 43 高周波誘導加熱装置 44 電熱ヒータ 50 下地部材 51,52 エマルジョン系接着剤 53,54 石膏ボード 55,56 高周波誘導加熱装置 60 下地部材 61 電熱ヒータ 62 熱硬化型ホットメルト接着剤 63 パーチクルボード 64 高周波誘導加熱装置
フロントページの続き Fターム(参考) 2E162 BA02 BB01 BB10 CA16 CC05 4F100 AB01A AB03 AE06B AP03B AS00B BA02 CB01 CB03 DB09A EC182 EJ462 GB07 JL00 JL04 JM01G 4J040 CA001 DE021 DF041 EB001 EC001 EF001 JA02 JA03 JB01 JB02 LA11 MA01 MA02 MA03 MA06 MA08 NA12 PA30 PA31 PA32

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の下地部材に面材や建物用部材が
    接着剤により加熱接着される建物用パネルの製造方法に
    おいて、 前記下地部材は、全体をプレ加熱し、プレ加熱完了後に
    接着剤により前記下地部材の一方の面部に面材や建物用
    部材を接着固定することを特徴とする建物用パネルの製
    造方法。
  2. 【請求項2】 金属製の下地部材に面材や建物用部材が
    接着剤により加熱接着される建物用パネルの製造方法に
    おいて、 前記下地部材は、接着剤によって面材や建物用部材を接
    着固定する面側とその反対側の面側を両面加熱し、この
    両面加熱状態で、前記下地部材の一方の面部に面材や建
    物用部材を接着固定することを特徴とする建物用パネル
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記下地部材は、少なくとも一つのフラ
    ンジ面を有し、そのフランジ面に面材や建物用部材を接
    着固定することを特徴とする建物用パネルの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004051730A (ja) * 2002-07-18 2004-02-19 Buraunii:Kk 建材の製造方法
WO2013099800A1 (ja) * 2011-12-28 2013-07-04 住友化学株式会社 積層構造の製造方法

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