JP2001030302A - ディスク用射出成形金型及び射出成形機 - Google Patents

ディスク用射出成形金型及び射出成形機

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JP2001030302A
JP2001030302A JP11204624A JP20462499A JP2001030302A JP 2001030302 A JP2001030302 A JP 2001030302A JP 11204624 A JP11204624 A JP 11204624A JP 20462499 A JP20462499 A JP 20462499A JP 2001030302 A JP2001030302 A JP 2001030302A
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mold
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molds
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Atsushi Yusa
敦 遊佐
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Hitachi Maxell Ltd
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/263Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、調芯性と型開き時における平行性
の両立を可能にした光ディスク用射出成形金型及びかか
る金型を有する射出成形装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 光ディスク用射出成形金型にテーパーガ
イド機構と直進ガイド機構とを設置し、型締め時及び型
開き時ともに平行性を維持したまま、高水準の調芯を行
った。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に金型及び射
出成形機に係り、特に、光ディスク等のディスク基板を
射出成形するための金型及び射出成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音声や画像情報の記録及び再生に
好適な光磁気ディスクやデジタルバーサタイルディスク
(DVD)等の大容量の記録を可能で、利便性の高い光
記録担体の使用が増加している。かかる光記録担体は、
ポリカーボネート等の樹脂基板上に記録膜、反射膜、保
護膜などから構成される。通常、樹脂基板はプリフォー
マット信号やデータ信号を複製可能なスタンパと呼ばれ
る金型内に溶解した樹脂を射出成形することによって製
造される。スタンパとは、所望の製品(レプリカ:量産
する光記録担体)とは逆の凹凸の形状が刻まれている金
型のことで、ニッケル(Ni)材料で作製されている。
金型による射出成形は、全てのレプリカ製造に係ること
から、精度が高く、且つ製造能力の高い射出成形が望ま
れている。
【0003】従来の光ディスク用射出成形金型の模式図
を図10及び図11に示した。ここで、図10は、ガイ
ドポスト方式の調芯機構を有する金型の模式図であり、
図11はガイドリング方式の調芯機構を有する金型の模
式図である。図10及び図11に示すディスク用金型
は、それぞれ、固定金型1及びそれに対峙してなる可動
金型2とを有しているが、それらの調芯方式において両
者は異なっている。固定金型1は成形機上の固定プラテ
ン3に、可動金型2は同様に可動プラテン4に固定され
ている。固定プラテン3は成形機のフレーム上に設置さ
れ、4本のタイバー5を介して可動プラテン4と対峙し
ている。可動プラテン4は図示しない型締め機構に連結
されており、ダイバー5上を前進後退する。型締め機構
としては、例えば、油圧シリンダを利用した直圧機構
や、マジックハンドを応用したトグル機構や、モータを
使用した電動式の機構が知られている。固定金型1及び
可動金型2には、温度制御用の温調媒体流路が設けら
れ、水や油などの媒体を温度制御しながら流し、溶融樹
脂が充填される空間(キャビティ)の温度を一定に維持
している。
【0004】固定金型1と可動金型2が型締めによって
閉鎖される際には、上述のように精度の高いレプリカを
製造するために両金型が厳密に且つ正確に調芯される必
要がある。図10に示すガイドポスト方式は、可動金型
2に接続された円柱状ポスト6と、固定金型1に接続さ
れてポスト6をガイドするブッシュ7とが嵌合すること
によって調芯する。一方、図11に示すガイドリング方
式は、固定金型1のオス型リング状テーパー面101と
可動金型2のメス型リング状テーパー面102とが嵌合
することによって調芯する。
【0005】これら従来の機構は共に長所及び短所のあ
ることが本発明者の検討で明らかになっている。これら
について図12乃至図15を参照して説明する。ここ
で、図12及び図13は、図10に示すガイドポスト方
式の調芯機構の断面図で、図14及び図15は、図11
に示すガイドリング方式の調芯機構の断面図である。ま
た、図12及び図14は、型締め力が発生し、キャビテ
ィ8が完全に閉鎖され、溶融樹脂がキャビティ8に充填
された状態を示し、図13及び図15は、型締め力の脱
圧若しくは型開きによってキャビティ8が開き、成形基
板がプリグルーブやプリピットの情報が記録されたスタ
ンパより剥離した状態を示している。
【0006】図10に示すガイドポスト方式の調芯機構
は、型開き時に図13に示すように直進性ガイドである
ポスト6によってキャビティ8の平行性はある程度維持
され、成形機におけるプラテン3及び4の平行度の悪影
響を受けにくい長所がある。しかし、キャビティ8より
遠い位置にあること、ポスト6の傾倒やポスト6とガイ
ドブッシュ7の熱膨張差による相対位置ずれなどにより
調芯時には図12で模式的に示すように固定金型1と可
動金型2の調芯位置がずれて互いのキャビティ成形面が
嵌合することにより形成されるクリアランスa1とa2
に差が生じ易い。かかるクリアランスの差は、成形した
樹脂基板の偏芯とバリ(成形材料が金型の間隙に流れ出
て固化したもの)の発生をもたらす。
【0007】一方、図11に示すガイドリング方式の調
芯機構は、調芯機構がリング状テーパー嵌合面101及
び102を有するために、オス型及びメス型ガイドリン
グが全周的にかつ比較的キャビティ8に近い位置でガイ
ドするために図14に示すように調芯精度が得やすいと
いう長所がある。換言すれば、互いのキャビティ形成面
の嵌合クリアランスa1とa2の差が生じにくい。
【0008】しかし、テーパー面の嵌合ではガイドリン
グの突き当て面103及び104が離れたときには調芯
機能としての役割をほとんど果たさなくなるため、図1
5に示すように成形機の精度に依存し局所的にクリアラ
ンスa3が生じるなど偏開きしやすい。この結果、離型
時に金型2が振動したり金型1に衝突して成形樹脂の変
形により高品質のディスク基板を製造することができな
いという問題を生じる。
【0009】テーパー角度をきつくしたりオス型をメス
型に対して大きくする、即ち、圧入をきつくすることに
よってかかる問題は緩和することも考えられるが、テー
パー面102及び102が磨耗し易くなる上、ガイドの
摺動抵抗が大きくなるため完全な解決とはならない。ま
た、脱圧時は成形機におけるプラテン平行度の影響を強
く受けるので、成形時つまり熱間時においてもプラテン
平行度を良好に維持しておく必要がある。ここで、「プ
ラテン平行度」とは金型の調芯機構に依存しない状態で
の両プラテン間距離のバラツキと定義されるが、本発明
者の検討によれば良好なプラテン平行度とは40μm以
内であり、より好ましくは20μm以内である。プラテ
ン平行度はタイバー5の熱膨張率などにより熱的な影響
を強く受けるために常温時に精度が出ていても成形時に
は狂いが生じる。このような良好なプラテン平行度を熱
間状態で維持するためには本発明者が特開平10-32
3872で開示した技術などが必要になる。このように
ガイドリング方式の調芯機構は型開き時に平行に開くこ
とが困難であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ディスク用射出成形金
型は、両金型の型締め時の調芯が精度良く行われること
は重要であるが、更に、型締めを行い樹脂を成形した後
に両金型を平行に型開きし、成形樹脂を変形させないよ
うにすることも重要である。近年、ディスクの高密度化
に伴い基板の薄肉化されることによって成形品の機械特
性や転写性の求められる要求が厳しくなり、型締め時の
金型の調芯性と型開き時の金型の平行性の両立が望まれ
る。しかし、従来の技術においては、上述したように、
かかる技術の両立は困難であり、精密な射出成形を行う
ことができず高品質なディスク基板を提供することがで
きなかった。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、上述
した従来の課題を解決する新規かつ有用なディスク用射
出成形金型及び射出成形機を提供することを例示的な概
括的目的とする。
【0012】より特定的には、本発明は、型締めの際の
両金型の調芯性と型開きの際の両金型の平行性の両立を
可能にするディスク用射出成形金型及び射出成形機を提
供することを例示的目的とする。
【0013】上記目的を達成するために、本発明の例示
的一態様としての金型は、第1の係合面を有する第1の
金型と、前記第1の係合面と協同して成型用キャビティ
を画定する共に型締め時に調芯を行う第2の係合面を有
する第2の金型と、前記第1及び第2の金型との相対的
移動を補助する射出成形機のタイバーよりも前記第1及
び/又は第2の係合面に近接して配置され、型開き時に
前記第1及び第2の金型をガイドするガイド機構とを有
する。かかる金型によれば、第1及び第2の係合面がガ
イド機構に優先して作用してガイド機構よりも高精度に
調芯を行う。一方、ガイド機構が離型時の第1及び第2
の係合面によるガイドのずれを矯正して両金型の平行性
を維持することができる。
【0014】また、本発明の別の例示的一態様としての
金型は、第1の係合面を有する第1の金型と、前記第1
の係合面と協同して成型用キャビティを画定する共に型
締め時に調芯を行う第2の係合面を有し、前記第1の金
型と相対移動可能な第2の金型と、前記第1及び第2の
係合面の対向方向における温度差の周方向のばらつきが
5℃以内になるように前記第1及び第2の金型の温度を
調節する温度調節装置とを有する。かかる金型によれ
ば、両金型の一周内の温度ムラが5℃以内と小さくな
る。
【0015】また、本発明の例示的一態様としての電動
射出成形機は、第1の係合面を有する固定金型と、タイ
バーと、当該タイバーに移動可能に接続された可動プラ
テンと、前記第1の係合面と協同して成型用キャビティ
を画定する共に型締め時に調芯を行う第2の係合面を有
し、前記可動プラテンに固定された可動金型と、前記キ
ャビティに成形材料を導入する射出ユニットと、前記可
動プラテンを前記タイバーに沿って移動させる電動型締
め機構と、前記第1及び/又は第2の係合面に前記タイ
バーよりも近接して配置され、型開き時に前記第1及び
第2の金型をガイドするガイド機構とを有する。かかる
電動射出成形機は、第1及び第2の係合面がガイド機構
に優先して作用してガイド機構よりも高精度に調芯を行
う。一方、ガイド機構が離型時の第1及び第2の係合面
によるガイドのずれを矯正して両金型の平行性を維持す
ることができる。また、電動型締め機構を利用している
ので精密な動作制御が可能である。
【0016】本発明の更なる目的その他の特徴は、以
下、添付図面を参照して説明される実施例において明ら
かにされるであろう。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明のディスク用射出成
形金型100ついて図1乃至図9を参照して説明する。
なお、各図において同一の参照符号は同一部材を表し、
重複説明は省略する。ここで、図1は本発明のディスク
用射出成形金型100の構造を示す斜視図である。図2
及び図3は金型100の動作を説明するためのディスク
用射出成形金型100の要部断面図であり、図2は、型
締め力が発生し、キャビティ25が完全に閉鎖され、溶
融樹脂がキャビティ25に充填された状態を示し、図3
は、型締め力の脱圧若しくは型開きによってキャビティ
25が開き、成形基板がプリグルーブやプリピットの情
報が記録されたスタンパ32より剥離した状態を示して
いる。
【0018】図1を参照するに、本発明のディスク用射
出成形金型100は、固定金型22と、可動金型24
と、固定プラテン26と、可動プラテン28と、タイバ
ー30と、直進ガイド機構40とを有している。なお、
重力の方向は、例えば、右方向である。
【0019】固定金型22と可動金型24とは対向して
配置され、固定金型22はオス型テーパー面202を有
し、可動金型24はメス型テーパー面204を有してい
る。但し、固定金型22がメス型テーパー面204を有
して可動金型24がオス型テーパー面202を有しても
よく、また、金型22及び24が有する係合面は本実施
例のようにテーパー形状に限定されない。テーパー面2
02及び204は協同して光ディスク基板成型用キャビ
ティ25を画定する。後述するように、固定金型22に
は直進ガイド機構40のブッシュ固定板52が挿入され
る溝又は切り欠き22aが形成される。可動金型24に
は直進ガイド機構40の金型固定板42とポスト取り付
け板44とが挿入される溝又は切り欠き24aが形成さ
れる。但し、これらの溝又は切り欠き22a及び24a
は、例えば、ブッシュ固定板52の底部を固定金型22
と同一の曲率を有する曲面として構成することにより省
略することができる。
【0020】固定金型22は固定プラテン26に固定さ
れ、可動金型24は可動プラテン28に固定されてい
る。図1においては固定プラテン26及び28は直方体
状の平板構造を有しているが、かかる形状は単なる例示
である。可動プラテン28には4本のタイバー30が貫
通しており、可動プラテン28はタイバー30に沿って
固定プラテン26とは相対的に移動することができる。
なお、図1においては、一本のタイバー30は便宜上図
示が省略されている。この結果、可動金型24は固定金
型22に相対的に移動することができる。可動プラテン
28の移動機構としては、直圧式、トグル式など所望の
機構を採用することができる。
【0021】次に、図4乃至図7を参照して、直進ガイ
ド機構40について説明する。ここで、図4は、直進ガ
イド機構40の一部断面拡大斜視図である。図5は、図
4に示す直進ガイド機構40の断面図である。図6は、
型締め時に図5に示す直進ガイド機構40のガイドポス
ト46とガイドブッシュ50とが係合した状態を示す断
面図である。図7は、型開き時に図5に示す直進ガイド
機構40のガイドポスト46がガイドブッシュ50内で
移動している状態を示す断面図である。
【0022】図4に詳細に示すように、直進ガイド機構
40は、金型固定板42と、ポスト取り付け板44と、
円柱状ガイドポスト46と、取り付けボルト48と、ガ
イドブッシュ50と、ブッシュ固定板52と、ボールベ
アリング54とを有している。
【0023】金属固定板42は、ほぼ直方体形状を有し
て可動金型24に固定されている。金属固定板42は可
動金型24に設けられた溝又は切り欠き24aに挿入さ
れて図示しないねじ、接着剤などの固定手段を介して固
定されており、本実施例では例示的に可動金型24と同
一又は類似の熱膨張係数を有する金属材料から構成され
る。代替的に、金属固定板42は可動金型24の一部を
加工変形することによって構成されてもよい。なお、金
属固定板42には後述するブッシュ50が固定されて、
後述する固定板52に要素44及び46が固定されても
よいことはいうまでもない。
【0024】ポスト取り付け板44はほぼ直方体形状を
有し、図5に示すように、可動金型24の溝24aに挿
入されて、金属固定板42に取り付けボルト48を介し
て取り付けられている。ポスト取り付け板44は取り付
けボルト48を増締めする前は図4に示す矢印の方向に
移動可能に金属固定板42に暫定的に固定され、取り付
けボルト48を増締めすることによって最終的に金属固
定板42に固定される。ポスト取り付け板44は、最初
の型締め時に取り付けボルト48によって完全に固定さ
れる。即ち、制御された温度環境下では各構成部材の熱
膨張は同一であるために、本実施例の金型100はディ
スク成形のたびにポスト取り付け板44と金属固定板4
2との増締めを要求するものではなく最初の型締め時の
みにポスト取り付け板44と金属固定板42との増締め
が行われればその後はかかる螺合を解除する必要はな
い。もっとも、本発明は、ディスク成形のたびにポスト
取り付け板44と金属固定板42との増締めを要求する
ことを排除するものではない。
【0025】また、図4に示すように、ポスト取り付け
板44はテーパー面204の近傍に配置され、また、ポ
スト取り付け板44の表面に垂直にガイドポスト46が
固定されているので、後述するようにガイドポスト46
もテーパー面204の近傍に配置される。
【0026】ガイドポスト46は、後述するように、ガ
イドブッシュ50と協同して型開き時に固定金型22及
び可動金型24の平行性を維持するように可動プラテン
28の移動をガイドする。ポスト取り付け板44が増締
め前は移動可能であることから、ガイドポスト46も増
締め前はガイドブッシュ50との係合が調整可能であ
る。これは、ガイドポスト46が調整不能であれば、図
10に示すガイドポスト機構と同様に、直進ガイド機構
40が型締め時にテーパー面202及び204よりも優
先的に働く恐れがあり、調芯精度が損なわれる場合があ
るからである。従って、本発明の金型100は、単純に
図10及び図11に示す従来の金型を組み合わせからは
構成されていないことに注意しなければならない。な
お、選択的にガイドポスト46の代わりに又はガイドポ
スト46と共にガイドブッシュ50も調整可能に構成さ
れてもよい。このような構造はガイドポスト46と同様
の構造(即ち、取り付け板44と取り付けボルト48)
により達成することが理解されるであろう。
【0027】ガイドポスト46は図1及び図4において
は可動金型24の上部にタイバー30よりもテーパー面
204の近傍に設置されている。本実施例では、型開き
時にタイバー30よっては十分な金型22及び24の平
行分離ができないことに鑑みてなされたものであるので
タイバー30よりも金型22及び24に近接しているこ
とが好ましい。また、図10に示すポスト6は固定プラ
テン4に固定されているが、ガイドポスト46は固定位
置がポスト6よりもテーパー面204に近い。このよう
に、ガイドポスト46はテーパー面204からより近い
ところに設けることが好ましく、また、後述するガイド
ブッシュ50はテーパー面202からより近いところに
設けることが好ましい。これは、テーパー面204の近
傍に固定することによって以下に説明するようにガイド
ポスト46の長さを短くすることができるからである。
【0028】ガイドポスト46は、それ自身の傾倒を防
止するために、できるだけ太くかつ短くすることが好ま
しい。ガイドポスト46の直径は選択されるガイドポス
ト46の材料と剛性から決定することができる。また、
ガイドポスト46の長さは、可動金型24の面振れによ
り可動金型24が樹脂成形に衝突しない十分な距離が選
択される。このような観点から、例えば、図5に示すガ
イドポスト46は、直径Aがφ20mm以上、長さBが
150mm以下に設定されることが好ましい。本実施例
においては、直径Aはφ80mm、長さBは100mm
とした。この結果、ガイドポスト46は、後述するガイ
ドブッシュ50と協同して、図6及び図7に示すよう
に、型開き時に両金型22及び24を高精度に平行に維
持することが可能になった。なお、図6及び図7につい
ては本発明の動作において詳細に説明する。
【0029】また、本実施例ではガイドポスト46は円
柱状の形状を有しているが、直進性が得られればその形
状は円柱に限定されるものではなく、その方向性も任意
である。本実施例のガイドポスト46は型開き方向に平
行に配向されている。
【0030】ガイドブッシュ50は、可動金型24と対
峙する固定金型22の上部にテーパー面202の近傍に
設けられている。ガイドブッシュ50にはガイドポスト
46が係合及び分離が可能である。ガイドブッシュ50
はガイドポスト46と協同して金型22及び24の直進
平行離型をガイドする。ガイドブッシュ50はブッシュ
固定板52を介して固定金型22に固定されている。ブ
ッシュ固定板52は固定金型22に所与の固定手段を介
して固定されている。ガイドブッシュ50の中には、ガ
イドポスト46を円滑にガイドするボールベアリング5
4が設けられている。このようなガイド方法は、ベアリ
ング以外の方法でもかまわない。
【0031】本実施例では、直進ガイド機構40はテー
パー面202及び204の外部近傍に一つを設けられて
いるが、テーパー面202及び204の外部近傍に所望
の数だけ設けられてもよい。また、直進ガイド機構40
の全部又は一部は金型22及び/又は24が成形機内に
配置された後に取り付けられることができる。これは特
に、直進ガイド機構40を搭載した金型22及び24を
成形機内に設置することが困難な場合に有効である。
【0032】また、直進ガイド機構40が2つの係合部
材を使用する場合、本実施例においては、ガイドポスト
46とガイドブッシュ50から構成されているが、2つ
の係合部材の形状はこれに限定されないことはいうまで
もない。例えば、ガイドポスト46などのロッド部材の
側部に溝を形成して他方にそれに嵌合する突起を設ける
などである。また、直進ガイド部材40は機械的ガイド
手段に限定されず、機械的手段、電気的手段、磁気的手
段及び光学的手段又はこれらの任意の組み合わせから構
成することが可能である。
【0033】以下、図8を参照して、本発明の例示的一
態様としての射出成形機300について説明する。射出
成形機300は、上述した金型100に加え、制御部3
10と、温度調節装置320a及び320b(以下、参
照番号320により総括する。)と、射出ユニット33
0と、型締め用サーボモータ340とを有している。固
定金型22の可動金型24と対向する面(鏡面)にはス
タンパ32が装着される。スタンパ32には、厚さ0.
3mmの純ニッケル材料で作成され、その表面にはトラ
ックピッチ0.8μm、幅0.3μm、深さ0.2μm
のU字形のグルーブ及びアドレスピッチやサーボピット
などのプリフォーマットパターンを光ディスク基板の表
面に形成するための凹凸が形成されている。なお、スタ
ンパ32は、固定金型22と可動金型24のいずれに設
けられてもよい。
【0034】制御部310は、温度調節装置320、射
出ユニット330及び型締め用サーボモータ340に接
続されており、これらの動作を制御する。但し、これら
の動作を制御するために一又は複数の制御部が設けられ
てもよい。
【0035】温度調節装置320は、水道などの水源3
22a及び322b(以下、参照番号322により総括
する。)と、ヒータ装置324a及び324b(以下、
参照番号324により総括する。)と、プラテン26及
び28に設けられた配管326a及び326b(以下、
参照番号326により総括する。)と、温度センサ32
8a及び326b(以下、参照番号328により総括す
る。)とを有している。制御の容易性から、水源322
から供給される冷却水の温度は恒温であることが好まし
い。冷却水の代わりに他の種類の冷媒(アルコール、ガ
ルデン、フロン等)を使用することができるのはもちろ
んである。配管326の流路は所望の形状を有すること
ができる。ヒータ装置324は、例えば、配管326の
周りに巻かれたヒータ線などとしてから構成される。ヒ
ータ線に流れる電流の大きさを制御することによってプ
ラテン26及び28内の配管326を流れる水温を調節
することができる。温度センサ328は、PTCサーミ
スタ、赤外線センサ、熱伝対など周知のセンサを使用す
ることができる。温度センサ328は配管326(又は
配管326の流路)に接続してもよいし、接続していな
くてもよい。
【0036】制御部310は、温度センサ328の温度
情報を得て、プラテン26及び28の温度が所定の温度
(両者は異なる温度でも同一の温度でもよい)になるよ
うにヒータ装置324に供給する電流を(例えば、可変
抵抗などを使用して)フィードバック制御する。固定プ
ラテン26と可動プラテン28の平行度を調整する温度
は射出成形が行われている時のプラテン温度に調整され
るのが好ましく、具体的には常温より高い25℃乃至6
0℃の範囲の温度である。固定プラテン26と可動プラ
テン28の温度が異なる場合には温度差は15℃以内で
あることが好ましい。また、プラテン平行度調整温度
は、同一個所の測定で±5℃、好ましくは±2℃の温度
範囲を有していてもよい。
【0037】また、図9に示すように、固定金型22の
テーパー面202と、それに対向する可動金型24のテ
ーパー面204との温度差Δtの一周内のばらつきが5
℃以内になるように金型温度を制御することが好まし
い。この結果、両金型22及び24の一周内の温度ムラ
が±5℃以内と小さくなるため、局部的な熱膨張に伴う
両者の嵌め合い誤差を許容以下に維持することができ
る。
【0038】射出ユニット330は、通常の射出成形機
で使用される者と同様の構造を有し、図示しない加熱
筒、スクリュー、油圧シリンダ(又はサーボモータ)な
どから構成される。射出成形時に射出ユニット330か
らキャビティ25内にポリカーボネート等の溶融樹脂が
射出される。制御部310は、加熱筒の温度、スクリュ
ーの回転数、油圧シリンダ(又はサーボモータ)による
射出力を制御することができる。
【0039】型締め用サーボモータ340は、例えば、
ファナック社のROBOSHOTなど当業界で周知のい
かなる電動式型締め機構をも適用することができる。制
御部310は、例えば、サーボモータの回転数をモータ
に流れる電流を制御することによって型締め力を制御す
ることができる。
【0040】なお、本発明の射出成形機には、型締め機
構は電動式に限定されず、油圧シリンダを利用した直圧
機構や、マジックハンドを応用したトグル機構など当業
界で周知のいかなる型締め機構をも使用することができ
る。以下、金型100と射出成形機300の動作につい
て説明する。
【0041】射出成形前に予め制御部310は温度調節
装置320を制御して固定及び可動プラテン26及び2
8が35±2℃になるように調整した。次いで、固定及
び可動プラテン26及び28の平行度が10μm以下に
なるように調整した。最初に、金型温度を130℃に設
定し、制御部310はプラテン26及び28の温度が3
5±2℃を維持するようにフィードバック制御を設定し
た。また、射出ユニット330内の溶融樹脂の加熱温度
を360℃に設定した。このときの金型100は図4及
び図5に示すようである。
【0042】次いで、型締め用サーボモータ340を駆
動して固定金型22と可動金型24とを型締め圧15ト
ンで型締めした。この際、ガイドポスト46は図4に示
す矢印方向に移動可能であるため、テーパー面202及
び204による調芯動作には影響しない。その後、取り
付けボルト48が増締めされてポスト取り付け板44と
ガイドポスト46は可動金型24に固定板42を介して
固定される。
【0043】金型温度が130℃に達した後、直ちに3
60ドに加熱溶融されたポリカーボネート樹脂をキャビ
ティ25内に射出した。このときの金型100は図2及
び図6に示すようである。図2に示すように、キャビテ
ィ25内に樹脂が充填されている。型締め時は、テーパ
ー面202及び204のガイド機構によって調芯が行わ
れて完全に突き当たっている。また、片面にスタンパ3
2の信号パターンが転写されたディスク基板が成形され
る。次いで、樹脂充填後溶融状態の基板は図示しないカ
ットパンチにより基板の中心孔を打抜かれる。
【0044】次いで、可動プラテン26がサーボモータ
340により移動され、可動金型24が固定金型22か
ら離れ型開きが行われる。型開きによりキャビティ25
内で冷却された基板は固定金型1から離れ、可動金型2
4(及びそれと一体的なカットパンチなどの部材)にの
み残る。基板はその中心孔の側面においてカットパンチ
に接着(面接触)している。このときの金型100は図
3及び図7に示すようである。可動金型24は直進ガイ
ド機構40にガイドされて、固定金型22との平行性を
維持したまま離型されていることが理解される。この
時、成形基板は可動金型24に吸着したままスタンパ3
2からはずされ、その後に、図示されていないイジェク
タによって基板を押し出すことにより完全に基板を離型
することができる。
【実施例】
【0045】実施例1 本実施例のディスク用金型100を使用して成形実験1
を行った。成形する基板は、板厚0.6mm、内径φ1
5mm、外径φ120mmであった。成形機には、住友
重機械工業製の直圧式成形機SD30、スタンパには記
録容量片面2.6GBのDVD−RAMフォーマットを
使用した。成形機のプラテン26に仮固定した固定金型
22を120℃で、可動金型24を100℃で温調する
ことで、オス型テーパー面202をメス側テーパー面2
04に対し熱膨張させた。上述のように仮固定された直
進ガイド機構40は、成形条件と同じ型締め圧15トン
で型締めした時に完全に固定した。
【0046】DVD成形基板の製造条件は、固定金型2
2の温度が125℃、可動金型24の温度が120℃、
成形サイクル11s、樹脂温度380℃、型締め圧15
トンであった。なお、本実施例では成形機の両プラテン
26及び28に常時、流速20l/min、25℃の冷
却水を循環させ、両金型温度が平行に達した後20μm
のプラテン平行度に達するように成形機のタイバー30
の間隔を調整した。プラテン平行度は、分解能1μmの
インサイドマイクロメータを用い、各4本のタイバー3
0付近におけるプラテン間距離を4箇所測定し最大値と
最小値との差と定義した。ここで、測定はテーパー面や
ガイド面が嵌合されていない状態で行った。
【0047】ディスク用金型100の評価では、調芯精
度は外周バリの発生状況や内径と外径の偏芯、板厚ムラ
によって、また型開き時の平行性や直進性は基板のうね
り(Tilt周変動)や型開き時のプラテン平行度によ
って行った。成形基板を100ショット成形した後、成
形品の中から基板サンプルを10枚無作為に採取し、外
周バリ高さ、内径に対する外径の偏芯量(P−P)、外
周(半径46mm)Tilt周変動、外周半径における
板厚ムラを測定した。外周バリ高さはタリステップで、
偏芯量は工具顕微鏡で、Tilt周変動は反り角評価装
置(アドモンドサイエンス製S3DL−3MI)で、板
厚ムラはダイアルゲージで測定した。結果を表1に示
す。また、型締め時及び型開き2mmにおけるプラテン
平行度を測定した。その結果を表2に示す。表1及び表
2においては、本実施例の実験においては良好の結果が
得られたが、詳しくは後述する。
【0048】実施例2 ディスク用金型100を使用した成形であって、条件を
変化させた場合の成形実験2について述べる。プラテン
26及び28の通水温度を60℃とし、成形昇温時のプ
ラテン平行度を60μmに変化させた。それ以外の条件
は、上述の同じである。結果は、表1及び表2に示す。
成形実験1と成形実験2の結果について考察すると、表
2のように、型締め時のプラテン平行度は実験1より実
験2の方が大きくなったことにより、ガイド機構の調芯
精度のズレが発生していることが分かる。表1に関して
は、全体的に実験1より実験2の方が値が若干大きくな
ったが問題となるレベルではなかった。これらの結果に
より、本発明の金型100は、成形機の精度が大きくズ
レても、良好な基板を得ることができ、トグル型締めを
用いた電動サーボ成形機などのタイバーの熱膨張がプラ
テン平行度を多大に変化させてしまうような成形機に好
適である。
【0049】金型100の比較例として、図10の金型
について上記と同様の成形実験を行った。図10は上述
のように従来のガイドポスト方式の調芯機構を有する金
型である。ガイドポストが嵌合しない状態で成形昇温時
にプラテン平行度が20μm以内となる条件で行った実
験結果は比較例1(1)に、プラテン平行度を60μm
での結果を比較例1(2)とした。この結果により、比
較例1(1)では、ガイドポスト方式の金型では、成形
機の精度が高くても調芯精度は低く、バリ高さ及び板厚
ムラも悪くなってしまうことが判明した。しかし、型締
め及び型開きのプラテン平行度の差が少なく、Tilt
周変動が良好なことから、平行に型開きが行われている
ことが分かる。比較例1(2)では、全ての値に増加が
見られ、調芯精度等の悪化がみられる。しかしながら、
やはり成形機の精度に依存せず平行に型開きが行えるこ
とは明らかである。
【0050】本発明の金型のもう一つの比較例として、
図11の金型について上記と同様の成形実験を実験を行
った。図11は従来のガイドリング方式の調芯機構を有
する金型である。ガイドポストが嵌合しない状態で成形
昇温時にプラテン平行度が20μm以内となる条件で行
った実験結果は比較例2(1)に、プラテン平行度を6
0μmでの結果を比較例2(2)とした。この結果によ
って、ガイドリング方式の金型は、成形機の精度が高い
時には調芯精度も高く、本発明の金型100と同等のバ
リ高さ、板厚ムラ、偏芯の値を有しており良好である。
しかし、型開き時のプラテン平行度は値は高めで、ガイ
ドリングによる調芯機構では平行に型開きを行うことに
は限界があることが分かる。また、成形機の精度を落と
すと、型締め及び型開きのプラテン平行度の差が極端に
増加し、それに伴いTilt周変動値も大きくなること
からも、ガイドリング方式では、平行な型開きは困難で
あった。
【表1】
【表2】
【0051】以上、本発明の好ましい実施例を説明した
が、本発明はこれらに限定されずその要旨の範囲内で種
々の変形及び変更が可能である。例えば、本発明は、射
出成形されてディスク基板が形成される限りディスクの
種類(光磁気ディスク、DVDなど)は問わない。
【0052】
【発明の効果】本発明の例示的一態様としての射出成形
用金型及び射出成形機は、型締め時には係合面により、
型開き時にはガイド機構によって調芯を行うことが可能
であるため、精度の高い成形品を製造することができ
る。また、ガイド機構は射出成形機の精度を補正してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の例示的一態様としてのディスク用射
出成形金型の模式的斜視図である。
【図2】 図1に示すディスク用射出成形金型の型締め
時の要部断面図である。
【図3】 図1に示すディスク用射出成形金型の型開き
時の要部断面図である。
【図4】 図1に示すディスク用射出成形金型の直進ガ
イド機構の一部断面拡大斜視図である。
【図5】 図4に示す直進ガイド機構の断面図である。
【図6】 型締め時に図5に示す直進ガイド機構のガイ
ドポストとガイドブッシュとが係合した状態を示す断面
図である。
【図7】 型開き時に図5に示す直進ガイド機構のガイ
ドポストがガイドブッシュ内で移動している状態を示す
断面図である。
【図8】 本発明の例示的一態様としての射出成形機の
概略断面図である。
【図9】 図1に示すディスク用射出成形金型の固定金
型と可動金型の温度制御を説明するための概略断面図で
ある。
【図10】 従来のガイドポスト方式の調芯機構を有す
る金型の構造を示す要部斜視図である。
【図11】 従来のガイドリング方式の調芯機構を有す
る金型の構造を示す要部斜視図である。
【図12】 図10に示す金型の型締め時の要部斜視図
である。
【図13】 図10に示す金型の型開き時の要部斜視図
である。
【図14】 図11に示す金型の型締め時の要部斜視図
である。
【図15】 図11に示す金型の型開き時の要部斜視図
である。
【符号の説明】
22 固定金型 24 可動金型 25 キャビティ 26 固定プラテン 28 可動プラテン 30 タイバー 32 スタンパ 40 直進ガイド機構 42 金属固定板 44 ポスト取り付け板 46 ガイドポスト 48 取り付けボルト 50 ガイドブッシュ 52 ブッシュ固定板 54 ボールベアリング 100 ディスク用射出成形金型 202 テーパー面 204 テーパー面 206 突き当て面 208 突き当て面 300 射出成形機 310 制御部 320 温度調整装置 330 射出ユニット 340 型締め用サーボモータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の係合面を有する第1の金型と、 前記第1の係合面と協同して成型用キャビティを画定す
    る共に型締め時に調芯を行う第2の係合面を有する第2
    の金型と、 前記第1及び第2の金型との相対的移動を補助する射出
    成形機のタイバーよりも前記第1及び/又は第2の係合
    面に近接して配置され、型開き時に前記第1及び第2の
    金型をガイドするガイド機構とを有する前記射出成形機
    に使用可能な金型。
  2. 【請求項2】 前記ガイド機構は、前記第1及び/又は
    第2の金型に前記係合面の外部に固定される請求項1記
    載の金型。
  3. 【請求項3】 前記ガイド機構は、 前記第1の金型に固定された第1の固定部材と、 前記第2の金型に固定された第2の固定部材と、 前記第1の固定部材に取り付けられた第1の係合部材
    と、 前記第2の固定部材に取り付けられて前記第1の係合部
    材と係合可能な第2の係合部材とを有し、前記第1及び
    第2の係合部材の少なくとも一方は前記第1及び第2の
    固定部材に対して前記射出成形機上で増締め可能に取り
    付けられている請求項1記載の金型。
  4. 【請求項4】 前記ガイド機構は、 前記第1の金型に固定されたガイドブッシュと、 前記第2の金型に固定されて直径20mm以上で長さ1
    50mm以下のガイドポストとを有する請求項1記載の
    金型。
  5. 【請求項5】 第1の係合面を有する第1の金型と、 前記第1の係合面と協同して成型用キャビティを画定す
    る共に型締め時に調芯を行う第2の係合面を有し、前記
    第1の金型と相対移動可能な第2の金型と、 前記第1及び第2の係合面の対向方向における温度差の
    周方向のばらつきが5℃以内になるように前記第1及び
    第2の金型の温度を調節する温度調節装置とを有する金
    型。
  6. 【請求項6】 第1の係合面を有する固定金型と、 タイバーと、 当該タイバーに移動可能に接続された可動プラテンと、 前記第1の係合面と協同して成型用キャビティを画定す
    る共に型締め時に調芯を行う第2の係合面を有し、前記
    可動プラテンに固定された可動金型と、 前記キャビティに成形材料を導入する射出ユニットと、 前記可動プラテンを前記タイバーに沿って移動させる電
    動型締め機構と、 前記第1及び/又は第2の係合面に前記タイバーよりも
    近接して配置され、型開き時に前記第1及び第2の金型
    をガイドするガイド機構とを有する電動射出成形機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006181836A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Toyo Mach & Metal Co Ltd 射出成形機
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