JPS61182918A - 射出圧縮成形金型 - Google Patents

射出圧縮成形金型

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JPS61182918A
JPS61182918A JP2360285A JP2360285A JPS61182918A JP S61182918 A JPS61182918 A JP S61182918A JP 2360285 A JP2360285 A JP 2360285A JP 2360285 A JP2360285 A JP 2360285A JP S61182918 A JPS61182918 A JP S61182918A
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竹下 正道
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    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、熱可塑性樹脂を用いて軸対称部品、たとえば
プラスチックレンズを射出圧縮成形するに使用される射
出圧縮成形金型に係り、特に、レンズ面形状の軸対称性
とレンズ面精度の向上を志向した射出圧縮成形金型に関
するものである。
〔発明の背景〕
熱可塑性樹脂を用いたプラスチックレンズは、射出圧縮
成形方法で製造されている(plasticsAge 
)i:ncyclopedia 1981 、 p 1
48〜163)。
この射出圧縮成形方法により、通常の射出圧縮成形金型
を使用して成形されたプラスチックレンズのレンズ面精
度をミクロンオーダの高精度で測定すると、必ず″そり
″や゛ひけ″などの成形形状歪が存在してレンズ面精度
が十分でなく、レンズ面形状の軸対称性にも問題点があ
った。この、従来の射出圧縮成形方法によれば、樹脂の
熱変形温度(PMMA樹脂では約110C,PC樹脂で
は約1300)以下の40〜900程度の一定温度に維
持した射出圧縮成形金型内へ190〜250C程度の高
温溶融樹脂を射出したのち、キャビティの一面を構成し
ている入駒を介して、該キャビティ内に充填された樹脂
に圧縮力を作用させながら該樹脂を冷却固化することに
より、プラスチックレンズを成形していた。
このような、従来の射出圧縮成形方法では、射出圧縮成
形金型とキャビティ内へ射出された樹脂との温度差が大
きく、該キャビティ内へ射出された高温溶融樹脂は50
〜10C/分程度の急速な冷却速度で冷却される。この
ため、キャビティ内の樹脂には大きな温度不均一が発生
し、樹脂は大きな温度不均一を有したまま冷却固化され
る。その結果、成形後の樹脂(プラスチックレンズ)の
収縮が大きく且つ樹脂各部で不均一になるので、樹脂内
の高温であった厚肉個所には”ひけ″が発生し、樹脂全
体の温度不均一に起因する熱応力が発生し”そり″′変
形をもたらすと考えられる。このようなことが、従来の
射出圧縮成形方法によシ、通常の射出圧縮成形金型を使
用した成形では、ミクロンオーダのレンズ面精度を有す
る高精度のプラスチックレンズが得られない理由と考え
られる。
プラスチックレンズの成形に関する先行技術としては、
特開昭57−187232号公報がある。同公報記載の
プラスチックレンズ成形方法は、金型内の樹脂を圧縮し
たのち金型内の樹脂温度が所定温度に達した時点で、金
型内の樹脂の比容積を少なくとも樹脂が所定温度低下す
るまでの間、一定に維持するため、キャビティ容積を一
定となすように、圧縮力の制御とキャビティ容積の制御
とを行なうものであるが、金型温度の制御に関しては、
「キャビティ容積を一定に保ち始める温度は、一つの目
安としてガラス転位点がある」とし、また「温度変化を
主体とする遷移条件は必要に応じて選ばれるものである
」とあるが、ひずみを残さずにプラスチックレンズ成形
品を得るに必要な金型温度条件については、具体的に記
載されていない。
また、従来から使用されている通常の射出圧縮金型を、
図面を用いて説明する。
第3図は、従来の射出圧縮成形金型を示す部分断面略示
図、第4図は、第3図に係る射出圧縮成形金型によって
成形した凹レンズのレンズ面形状を示す要部断面模式図
である。
第3図において、1はキャビティ、8は、このキャビテ
ィ1のキャビティ側面、2,3は、射出圧縮成形金型7
の縁4,5に平行で、キャビティ1の近傍に穿設された
冷却孔、6は、キャビティ1内へ樹脂を供給するための
ランナゲート、B。
B′は、キャビティ側面8のうち、冷却孔2,3からの
最短距離点、c、c’は、キャビティ側面8のうち、冷
却孔2,3からの最長距離点である。
このように構成した射出圧縮成形金型7によって、キャ
ビティ1内に成形された凹レンズ10は、第4図に示す
ような形状をしている。すなわち、光学設計のレンズ形
状aに対して、第3図のBB’断面に対応するレンズ面
形状はbのようになり、CC′断面に対応するレンズ面
形状はCのようになり、レンズ中心軸9に関して軸対称
性が悪かった。
たとえば、直径47麿、最小厚さ3.5 ms 、最大
厚さ12.7間9曲率半径250■と30閣のPC樹脂
製の凹レンズの場合、レンズ面形状Cは、光学設計のレ
ンズ面形状aに対して最大1.5μmずれており、また
、レンズ面形状すとCとの差は最大1.2μmになって
いた。
このように軸対称性が損なわれるのは凹レンズに限らず
、凸レンズにおいても同様であり、レンズ径が大きい程
、レンズ面形状の軸対称性に劣るものであった。
以上述べたように、従来の射出圧縮成形方法により、通
常の射出圧縮成形金型を使用して成形したプラスチック
レンズは、特にレンズ径が大きい場合、レンズの光学性
能上重要なレンズ面形状の軸対称性やレンズ面精度に問
題点があり、これの改善が望まれていた。
〔発明の目的〕
本発明は、上記した従来技術の問題点を改善して、レン
ズ径が大きい(たとえば、40ffON以上)場合でも
、レンズ面形状の軸対称性が優れ、且つレンズ面精度が
優れたプラスチックレンズを成形することができる射出
圧縮成形金型の提供を、その目的とするものである。
〔発明の概要〕
第1の発明に係る射出圧縮成形金型の構成は、互いに対
向して配設され、少なくとも一方の型枠内に、ブツシュ
を介してもしくは直接、摺動自在に入駒が設けられた固
定型および可動型と、前記入駒とこれに対向する型もし
くは入駒との間に形成され、その中へ樹脂を充填するこ
とができるキャビティと、前記入駒を押圧するための加
圧力を発生する油圧シリンダと、前記固定型および可動
型を加熱、冷却することができる手段とを有する射出圧
縮成形金型において、冷却手段を、入駒のキャビティ中
心軸上に穿設され、あるいは前記入駒もしくはブツシュ
に、前記キャビティ中心軸を中心として、キャビティ側
面と同心円のらせん状。
うず巻き状もしくは周方向等間隔に穿設され、その中へ
冷却媒体を流すことができる冷却孔にし、加熱手段を、
前記入駒のキャビティ中心軸上に穿設され、あるいは前
記入駒もしくはブツシュに、前記キャビティ中心軸を中
心として、キャビティ側面と同心円のらせん状、うず巻
き状もしくは周方向等間隔に穿設され、その中へ加熱媒
体を流すことができる加熱孔にしたものである。
第2の発明に係る射出圧縮成形金型の構成は、互いに対
向して配設され、少なくとも一方の型枠内に、ブツシュ
を介してもしくは直接、摺動自在に入駒が設けられた固
定型および可動型と、前記入駒とこれに対向する型もし
くは入駒との間に形成され、その中へ樹脂を充填するこ
とができるキャビティと、前記入駒を押圧するための加
圧力を発生する油圧シリンダと、前記固定型および可動
型を加熱、冷却することができる手段とを有する射出圧
縮成形金型において、冷却手段を、入駒のキャビティ中
心軸上に穿設され、あるいは前記入駒もしくはブツシュ
に、前記キャビティ中心軸を中心として、キャビティ側
面と同心円のらせん状。
うず巻き状もしくは周方向等間隔に穿設され、その中へ
冷却媒体を流すことができる冷却孔にし、加熱手段を、
前記入駒のキャビティ中心軸上に配設され、あるいは前
記入駒もしくはブツシュに、前記キャビティ中心軸を中
心として、キャビティ側面と同心円のらせん状、うず巻
き状もしくは周方向等間隔に配設された加熱ヒータにし
たものである。
〔発明の実施例〕
実施例の説明に入るまえに、本発明に係る基本的事項を
、再び第3,4図を用いて説明する。
前述した第3図に係る従来の射出圧縮成形金型7におい
ては、冷却孔2(または冷却孔′3)とキャビティ側面
8のB点(またはB′点)間の距離tと、冷却孔2(ま
たは冷却孔3)とキャビティ側面8のC点(または07
点)間の距離t′とは互いに異なっている。冷却孔2と
キャビティ側面8のC点間の距離t′は、冷却孔2とキ
ャビティ側面8のB点間の距離tよりも大きい。したが
って、冷却孔2,3に冷却媒体を通して射出圧縮成形金
型7を冷却してキャビティ1内の樹脂を冷却する際、C
点近くの樹脂はB点近くの樹脂よシも冷却孔2,3まで
の距離が長い分だけ冷却が遅れる。それ故、C点近くの
樹脂はB点近くの樹脂に比べて、多かれ少なかれ温度が
高い状態で冷却される。このため、樹脂が冷却・固化す
る際も、C点近くの樹脂はB点近くの樹脂に比べて温度
が高く、その分だけ成形収縮が犬きくなるので、第4図
に示したようなレンズ面形状を有するプラスチックレン
ズが成形されるものと考えられる。
そこで本発明においては、キャビティ1のキャビティ側
面8上のすべての点から冷却孔までの距離が同一になる
ように、たとえばキャビティ側面8と同心円状に冷却孔
を配置することにより、キャビティ1内のキャビティ中
心軸から同一距離に位置する樹脂各部から、前記冷却孔
までの距離をすべて同一にするようにした。このように
構成することにより、冷却工程においてキャビティ1の
すべての方向の断面(断面は、すべてキャビティ中心軸
を通る断面)の樹脂温度分布が軸対称になり、それ故キ
ャビティ1のすべての断面の成形収縮量を軸対称的に同
一化することができる。
そして、射出圧縮成形にあたっては、金型予熱工程(イ
)では、射出開始に先立って金型温度を樹脂の流動温度
範囲になるまで予熱し、次の射出工程(ロ)では、金型
温度を前記流動温度範囲に維持しながら、樹脂をキャビ
ティ内へ充填する。キャビティ内へ樹脂が充填されたら
、該樹脂の加圧を開始する。その最初の一次冷却工程(
ハ)では、樹脂の流動温度範囲から熱変形温度以下まで
一旦急冷する。
その後、金型再加熱工程に)で再び金型を加熱し、熱変
形温度ないし熱変形温度+40C内の一定温度にする。
その後、キャビティ1内の樹脂を圧縮操作による賦形が
可能な状態に維持しつつ、キャビティ1内の樹脂温度を
均一化することで以降の冷却により生ずる成形収縮を小
さく且つプラスチックレンズ各部で均一化できるように
、定温工程(ホ)で、熱変形温度ないし熱変形温度+4
00の一定温度に金型温度を維持する。このように、定
温工程(ホ)の前に、−次冷却工程(ハ)で金型温度を
樹脂の熱変形温度以下まで一旦急冷するのは、射出工程
(ロ)でキャビティ1内へ充填されるときの樹脂温度が
230〜260Cの高温であるので、キャビティ1内部
の樹脂温度を短時間で熱変形温度ないし熱変形温度+4
0C内の一定温度へ移行できるようにするためである。
すなわち、−次冷却工程(ハ)で一旦金型温度を熱変形
温度以下に急冷することにより、定温工程(ホ)の時間
を短縮できる。次の徐冷工程(へ)では、樹脂を熱変形
温度−20C程度まで冷却し、ここで樹脂の加圧を終了
する。次の二次冷却工程(ト)では、樹脂(すなわち成
形品)を金型外へ取出し可能になるまで冷却し、離型工
程(イ)では、該成形品を金型外へ取出し、−成形サイ
クルが終了する。
このようにして、前述した構成の射出圧縮成形金型を使
用して、射出圧縮成形することにより、レンス径ノ大キ
いプラスチックレンズでも、レンズ面形状の軸対称性に
優れ、且つレンズ面精度に優れたプラスチックレンズが
得られる。
以下、実施例によって、図面を用いて説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る射出圧縮、成形金型
を示す部分断面正面図、第2図は、第1図に係る射出圧
縮成形金型による成形過程における金型温度パターン図
である。
この射出圧縮成形金型は、凹レンズを成形するに使用さ
れるものであシ、第1図に示すように、固定型枠11内
に摺動自在に固定型入駒12が設けられた固定型37と
、可動型枠15内に可動型ブツシュ19を介して摺動自
在に可動型入駒18が設けられた可動型38とが互いに
対向して設けられている。そして、固定型入駒12と可
動型入駒18との間に形成され、その中へ樹脂が充填さ
れ、凹レンズを成形することができるキャビティ1と、
可動型入駒18を押圧するための加圧力を発生する油圧
シリンダ20とを有している。また、前記固定型37.
可動型38を冷却する冷却手段としては、固定型入駒1
2に、キャビティ中心軸la上に穿設された冷却孔25
.およびキャビティ中心軸1aを中心として、キャビテ
ィ側面8と同心円のらせん状に穿設された冷却孔27が
配置され、また可動型入駒18に、キャビティ中心軸1
a上に穿設された冷却孔26が配置され、さらに可動型
ブツシュ19に、キャビティ中心軸1aを中心として、
キャビティ側面8と同心円のらせん状に穿設された冷却
孔28が配置されておシ、前記各冷却孔25〜28へは
、冷却媒体を流すことができるようになっている。この
ように冷却孔25〜28を配置した理由は、成形過程に
おける金型冷却中に、金型温度分布を軸対称的にし、キ
ャビティ1内のすべての断面の樹脂温度分布を軸対称的
に同一化するためである。
一方、加熱手段としては、固定型入駒12.可動型人駒
18.可動型ブツシュ19に、キャビティ中心軸1aを
中心として、キャビティ側面8と同心円のらせん状に加
熱ヒータに係るバンドヒータ29,30.31が、それ
ぞれ配設されている。
このようにバ/ドヒータ29,30.31を配設した理
由は、前記基本的事項で述べた一次冷却工程(ハ)に先
立つ金型加熱中にも、キャビティ1を構成する固定型入
駒12.可動型人駒18.可動型ブツシュ19の温度を
軸対称にするためである。
32は、固定型入駒12と固定型枠11との間に設けら
れた、キャビティ側面8と同心円の断熱層、33は、可
動型ブツシュ19と可動型枠15との間に設けられた、
キャビティ側面8と同心円の断熱層、34は、固定型入
駒12と固定型取付は板14との間に設けられた断熱層
、35は、可動型入駒18と油圧シリンダ20との間に
設けられた断熱層であり、前記各断熱層32〜35の材
質は、ステンレス鋼(この熱伝導率は、通常の金型材で
ある炭素鋼に比べて約1/4)である。これら断熱層3
2〜35の役割は、固定型入駒12゜可動型入駒18.
可動型ブツシュ19からの熱漏洩を減じ、射出圧縮成形
金型の実効的熱容量を小さくして、金型温度を短時間で
移行させ、成形サイクルを短縮させるものである。
13はスプールブツシュであり、このスプールブツシュ
13内にはスプール22が穿設されている。また、可動
型枠15内にはランナ23が、可動型ブツシュ19内に
はゲート24が、それぞれ穿設されておシ、射出成形機
から射出された樹脂を前記キャビティ1内へ導く流路を
形成している。
前記ランナ23.ゲート24は、その断面積を小さくシ
、さらにゲート24は細長くして、樹脂温度分布の軸対
称性を妨げないように配慮しである。
固定型入駒12.可動型入駒18.可動型ブツシュ19
内には、温度検知用の熱電対(図示せず)が、それぞれ
埋設されている。16は、可動型枠15に取付けられた
可動型板、36は、この可動型板16.可動型枠15の
中央部に設けられた押出しビンである。
そして、前記固定型37は、固定型取付は板14を介し
て前記射出成形機の固定盤に取付けられ、射出圧縮成形
金型の固定側を構成する。一方、可動型38.スペーサ
17.油圧シリンダ20は、可動型取付は板21を介し
て該射出成形機の可動盤に取付けられ、該射出圧縮成形
金型の可動側を構成している。
このように構成した射出圧縮成形金型により、凹レンズ
を成形する動作を、第1,2図を用いて説明する。
型閉めして、前記射出成形機をONにすると、バ/ドヒ
ータ29,30,31へ通電され、固定型37.可動型
38が加熱される〔第2図の金製予熱工程(イ)〕。前
記熱電対により、キャビティ1を構成する固定型入駒1
2.可動型入駒18.可動型ブツシュ19の温度(以下
、金型温度という)が樹脂の流動温度範囲(PC樹脂で
は1750以上)になったことが検知されると、前記射
出成形機から溶融樹脂が射出され、スプール22.ラン
ナ23.ゲート24を経てキャビティ1内へ充填される
〔第2図の射出工程(ロ)〕。この間、バンドヒータ2
9,30.31はON、OFFして、前記流動温度範囲
の一定温度に維持され、溶融樹脂がキャビティ1内を流
れる際に生じるウェルドライン(中央が薄く周囲が厚い
凹レンズの場合に、このウェルドラインを生じる)を加
熱融着して消すことができる。キャビティ1内へ樹脂元
填が終了すると油圧シリンダ20がONになり、可動入
駒18を介してキャビティ1内の樹脂が所定の圧力で押
圧されるとともに、冷却孔26,27゜28へ冷却媒体
が流れ、金型温度が該樹脂の熱変形温度以下まで一旦急
冷される〔第2図の一次冷却工程(ハ)〕。続いて、金
型が加熱されて、金型温度が前記熱変形温度ないし熱変
形温度+40c内の一定温度に加熱され〔第2図の金型
再加熱工程に)〕、その金型温度が所定時間維持された
状態で、油圧シリンダ20による抑圧が継続され〔第2
図の定温工程(ホ))〕、続いて金型温度が、熱変形温
度−20Cまで冷却される。これによシ、キャビティ1
内の樹脂温度分布が軸対称になり、該キャビティ1のす
べての断面の成形収縮量が軸対称的に同一化し、ミクロ
ンオーダの高精度に製作されているキャビティ1に対し
てきわめて忠実な相似収縮が実現し、高度の形状精度を
有する成形が行なわれる〔第2図の徐冷工程(へ)〕。
そして、油圧シリンダ20がOFFになって加圧が終了
し、バンドヒータ29,30.31がOFFになり、キ
ャビティ1内に成形された成形品が、金型外へ取出し可
能になるまで冷却される〔第2図の二次冷却工程(ト)
〕。冷冷却体の流れが停止し、型開きが行なわれ、油圧
シリンダ20によって可動型入駒18が押上げられ、キ
ャビティ1から所望の凹レンズが取出される〔第2図の
離型工程チ)〕。
具体例を説明する。
直径47m、最小厚さ3.5 rm 、最大厚さ12.
7關9曲率半径250tmと30mmのPC樹脂製の凹
レンズを、第1図に係る射出圧縮成形金型を使用して成
形したところ、レンズ面形状の軸対称性からのずれを0
.3μmに、レンズ面精度を0.9μmにすることがで
きた。
また、第1図に係る射出圧縮成形金型(ただし、キャビ
ティは凸レンズ成形用のキャビティ形状にしたもの)を
使用して、直径43mm、最小厚さ1、 Orrvn 
、最大厚さ14.5關、曲率半径87趨と30a+のP
MMA樹脂製の凸レンズを成形したところ、レンズ面形
状の軸対称性からのずれを0.3μmに、レンズ面精度
を0.6μmにすることができた。凸レンズ成形の場合
には、凹レンズの場合と異なり、前記ウェルドラインが
発生することはないので、金型予熱工程(イ)、射出工
程(ロ)における金型温度は樹脂の熱変形温度以下でよ
い。この点を除けば、凸レンズの成形過程は、前記した
凹レンズの成形過程と同様の金型温度パターンに従って
加熱・冷却を行なえばよい。
以上説明した実施例によれば、キャビティ1内の樹脂温
度分布が軸対称になり、該キャビティ1のすべでの断面
の成形収縮量が軸対称的に同一化して、キャビティ1に
きわめて忠実な相似収縮が実現するので、レンズ径が大
きい場合でも、レンズ面形状の軸対称性が優れ、且つレ
ンズ面精度が優れたプラスチックレンズ(凹レンズおよ
び凸レンズ)を成形することができるという効果がある
なお、本実施例においては、固定型37にも、可動型3
8にも入駒(固定型入駒12.可動型入駒18)を設け
るようにしたが、固定型には入駒を設けなくてもよい。
ただし、射出圧縮成形金型が犬をでキャビティが大きい
場合(すなわち熱容量が大きい場合)には、一般的に入
駒を設けた方がよい。
さらに、本実施例においては、冷却孔25〜28を設け
るようにしたが、キャビティが小さい場合(すなわち、
レンズ径が小さい場合)、冷却孔の孔径が大きい場合な
どには、キャビティ中心軸la上の冷却孔(25,26
)か、らせん状の冷却孔(27,28)か何れか一方の
みを設けるだけでもよい。また、冷却孔の形状は、前記
実施例で説明したもののほか、キャビティ中心軸を中心
として、うず巻き状に穿設されたもの1周方向等間隔に
穿設されたものであってもよい。
さらにまた、本実施例においては、断熱層32〜35を
設けるようにしたが、これら断熱層32〜35はなくて
もよい。しかし設けた方が、前述したように、固定型入
駒12.可動型入駒18゜可動型プツンユ19からの熱
漏洩を減じ、金型温度を短時間で移行できるので、成形
サイクルを短縮できるという利点がある。断熱層の材質
はステンレス鋼に限るものではなく、セラミック系複合
材、熱硬化性樹脂積層板、アスベストとセメントとの複
合材などでもよく、また空間自身を断熱層としてもよい
次に、本発明の他の実施例について説明する。
前記実施例においては、加熱手段としてバンドヒータ2
9〜31を使用したが、この種の加熱ヒータに限るもの
ではなく、入駒の、キャビティ中心軸la上に穿設され
、あるいは該入駒もしくは可動型ブツシュ19に、キャ
ビティ中心軸1aを中心として、キャビティ側面8と同
心円のらせん状、うず巻き状もしくは周方向等間隔に穿
設され、その中へ加熱媒体を流すことができる加熱孔に
してもよい。また、この加熱孔は、前記冷却孔と共用に
して、該孔へ冷却媒体、加熱媒体を適宜流すようにして
もよい。
前記した各実施例は、レンズ成形について説明したもの
であるが、本発明の射出圧縮成形金型は、ディスク、歯
車、ローラなどの軸対称部品を高精度に成形するにも適
用しうろことは云うまでもない。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように本発明によれば、レンズ径が
大きい場合でも、レンズ面形状の軸対称性が優れ、且つ
レンズ面精度が優れたプラスチックレンズを成形するこ
とができる射出圧縮成形金型を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係る射出圧縮成形金型を
示す部分断面正面図、第2図は、第1図に係る射出圧縮
成形金型による成形過程における金型温度パターン図、
第3図は、従来の射出圧縮成形金型を示す部分断面正面
図、第4図は、第3図に係る射出圧縮成形金型によって
成形した凹レンズのレンズ面形状を示す要部断面模式図
である。 1・・・キャビティ、1a・・・キャビティ中心軸、8
・・・キャビティ側面、11・・・固定型枠、12・・
・固定型入駒、15・・・可動型枠、18・・・可動型
入駒、19・・・可動型ブツシュ、20・・・油圧シリ
ンダ、25゜26.27.28・・・冷却孔、29,3
0.31・・・バンドヒータ、32.33・・・断熱層
、37・・・固定(,1,1、名)吹♀ め(虐

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、互いに対向して配設され、少なくとも一方の型枠内
    に、ブッシュを介してもしくは直接、摺動自在に入駒が
    設けられた固定型および可動型と、前記入駒とこれに対
    向する型もしくは入駒との間に形成され、その中へ樹脂
    を充填することができるキャビティと、前記入駒を押圧
    するための加圧力を発生する油圧シリンダと、前記固定
    型および可動型を加熱、冷却することができる手段とを
    有する射出圧縮成形金型において、冷却手段を、入駒の
    キャビティ中心軸上に穿設され、あるいは前記入駒もし
    くはブッシュに、前記キャビティ中心軸を中心として、
    キャビティ側面と同心円のらせん状、うず巻き状もしく
    は周方向等間隔に穿設され、その中へ冷却媒体を流すこ
    とができる冷却孔にし、加熱手段を、前記入駒のキャビ
    ティ中心軸上に穿設され、あるいは前記入駒もしくはブ
    ッシュに、前記キャビティ中心軸を中心として、キャビ
    ティ側面と同心円のらせん状、うず巻き状もしくは周方
    向等間隔に穿設され、その中へ加熱媒体を流すことがで
    きる加熱孔にしたことを特徴とする射出圧縮成形金型。 2、ブッシュを介在させたものでは、該ブッシュと型枠
    との間に、ブッシュを介在させないものでは、入駒と型
    枠との間に、キャビティ側面と同心円の断熱層を設けた
    ものである特許請求の範囲第1項記載の射出圧縮成形金
    型。 3、冷却孔と加熱孔とを共用にしたものである特許請求
    の範囲第1項記載の射出圧縮成形金型。 4、互いに対向して配設され、少なくとも一方の型枠内
    に、ブッシュを介してもしくは直接、摺動自在に入駒が
    設けられた固定型および可動型と、前記入駒とこれに対
    向する型もしくは入駒との間に形成され、その中へ樹脂
    を充填することができるキャビティと、前記入駒を押圧
    するための加圧力を発生する油圧シリンダと、前記固定
    型および可動型を加熱、冷却することができる手段とを
    有する射出圧縮成形金型において、冷却手段を、入駒の
    キャビティ中心軸上に穿設され、あるいは前記入駒もし
    くはブッシュに、前記キャビティ中心軸を中心として、
    キャビティ側面と同心円のらせん状、うず巻き状もしく
    は周方向等間隔に穿設され、その中へ冷却媒体を流すこ
    とができる冷却孔にし、加熱手段を、前記入駒のキャビ
    ティ中心軸上に配設され、あるいは前記入駒もしくはブ
    ッシュに、前記キャビティ中心軸を中心として、キャビ
    ティ側面と同心円のらせん状、うず巻き状もしくは周方
    向等間隔に配設された加熱ヒータにしたことを特徴とす
    る射出圧縮成形金型。 5、ブッシュを介在させたものでは、該ブッシュと型枠
    との間に、ブッシュを介在させないものでは、入駒と型
    枠との間に、キャビティ側面と同心円の断熱層を設けた
    ものである特許請求の範囲第4項記載の射出圧縮成形金
    型。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0687551A3 (en) * 1994-06-10 1997-04-23 Johnson & Johnson Vision Prod Injection molding system to shorten the molding cycle time
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