JP2001029449A - バルーンカテーテル用バルーンおよびその製造方法 - Google Patents

バルーンカテーテル用バルーンおよびその製造方法

Info

Publication number
JP2001029449A
JP2001029449A JP11205064A JP20506499A JP2001029449A JP 2001029449 A JP2001029449 A JP 2001029449A JP 11205064 A JP11205064 A JP 11205064A JP 20506499 A JP20506499 A JP 20506499A JP 2001029449 A JP2001029449 A JP 2001029449A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
balloon
cross
tube
outer tube
catheter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11205064A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Uchiyama
勝 内山
Shinichi Miyata
伸一 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Zeon Co Ltd filed Critical Nippon Zeon Co Ltd
Priority to JP11205064A priority Critical patent/JP2001029449A/ja
Priority to PCT/JP2000/004729 priority patent/WO2001005444A1/ja
Publication of JP2001029449A publication Critical patent/JP2001029449A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/10Balloon catheters
    • A61M25/1027Making of balloon catheters
    • A61M25/1029Production methods of the balloon members, e.g. blow-moulding, extruding, deposition or by wrapping a plurality of layers of balloon material around a mandril
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/10Balloon catheters
    • A61M25/1027Making of balloon catheters

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Child & Adolescent Psychology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 肉薄かつ高強度なバルーンを有する、PTC
A用途に好適なバルーンカテーテルを提供すること。 【解決手段】 少なくとも一つのバルーン拡張用ルーメ
ンが長手方向に沿って形成してある外チューブと、前記
外チューブの遠位端部にバルーン部の近位端部が接合さ
れ、前記バルーン拡張用ルーメンと内部が連通するバル
ーン部と、前記バルーン部の内部に密閉された拡張用空
間を形成するように、バルーン部の遠位端部が内チュー
ブの遠位端部に接合され、前記バルーン部の内部と前記
外チューブのバルーン拡張用ルーメンの内部とに軸方向
に延在する内チューブとを有し、前記バルーンが、結晶
性ポリオレフイン系樹脂からなる架橋チューブを用いて
ブロー成形されたものであり、前記バルーンの膜厚が1
0〜40μmであり、前記バルーンの破断強度が800
〜2000kgf/cmであることを特徴とするバ
ルーンカテーテル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肉薄かつ高強度な
バルーンを有するバルーンカテーテルに関し、詳しく
は、経皮的血管内冠状動脈形成術(Percutane
oμs Transluminal Coronary
Angioplasty、以下、「PTCA」と記
す。)用途に好適なバルーンカテーテルに関する。
【0002】
【従来の技術】血管の狭窄に由来する疾病には、バルー
ンカテーテルによって、簡便に処置、回復させるいわゆ
るPTCAカテーテルが頻繁に用いられている。
【0003】PTCAカテーテルは、例えば、心臓の冠
状動脈の処置では、まず冠状動脈入り口までガイディン
グカテーテルが挿入され、次に、ガイドワイヤーが狭窄
部を超えて挿入され、そして、バルーンカテーテルが狭
窄部まで押し込まれ、バルーンを拡張することにより狭
窄部を拡張するものである。
【0004】PTCAカテーテルは、その利点を生かし
て、適用範囲の拡大が図られているが、それにつれて要
求特性も高度化している。例えば、末梢の冠動脈狭窄の
処置ができること、屈曲血管への挿入が容易であるこ
と、強い拡張圧力を有すること、安全に血管拡張ができ
ることなどが要求されている。より具体的には、PTC
Aカテーテルを用いて、従来よりも末梢の冠動脈狭窄の
処置ができることが求められている。そのためには、従
来以上に肉薄でかつ高強度のバルーンが求められてい
る。
【0005】しかし、従来より、PTCAカテーテルの
バルーン用材料として、主として用いられているポリエ
チレン系樹脂(例えば、特開平8−196620号公報
等)の場合は、一般に電子線を照射して、そのゲル分率
が0.9%程度になるまで架橋させることによって、バ
ルーン材料としての延伸特性の向上・破裂圧の向上など
を図る手法が採用されている。
【0006】この場合は、架橋されたポリエチレン系樹
脂には0.9%程度のゲルが生成していることから、バ
ルーンの膨張は300%程度に留まり、また、その厚さ
が薄くなるほどバルーンの強度は低下し、破裂に至る圧
力も低下するために、肉薄で高強度のバルーンを得るに
は限界があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、肉薄
かつ高強度な、PTCA用途に好適なバルーンカテーテ
ル用バルーンを提供することを目的とする。また、本発
明の目的は、前記肉薄かつ高強度なポリオレフイン系樹
脂製バルーンの製造方法を提供することを目的とする。
さらに、本発明の目的は、前記肉薄かつ高強度なポリオ
レフイン系樹脂製バルーンを有するバルーンカテーテル
を提供することを目的とする。
【0008】そこで、本発明者らは鋭意研究した結果、
ポリエチレン樹脂製チューブに、ゲル分率が0.7%程
度のゲルが生成するように電子線照射を施して架橋し、
続いて該架橋チューブを、前記ポリエチレン系樹脂の融
点よりもかなり低温である80℃の条件でブロー成形し
たところ、延伸倍率が600%かつ破壊強度が1100
kgf/cmであるバルーンが得られることを見出
し、この知見に基づき本発明を完成するに至った。
【0009】
【課題を解決するための手段】かくして本発明によれ
ば、下記(1)、(2)及び(3)が提供される。 (1)ポリオレフイン系樹脂からなる架橋チューブを用
いてブロー成形により成形されたバルーンであって、前
記バルーンの膜厚が10〜40μmであり、前記バルー
ンの破断強度が800〜2000kgf/cmであ
ることを特徴とするバルーンカテーテル用バルーン。
【0010】(2)ポリオレフイン系樹脂からなるチュ
ーブを電子線架橋して、ゲル含量が0.2〜0.8%で
ある架橋チューブを調製する工程と、前記結晶性ポリオ
レフイン系樹脂の融点よりも10℃以上低い温度で、前
記架橋チューブに1次ブロー圧を負荷し、次いで、前記
架橋チューブに前記1次ブロー圧よりも低い圧力である
2次ブロー圧を負荷することにより該架橋チューブから
バルーンに至る有効延伸倍率が500〜1000%とな
るように、ブロー成形してバルーン部を調製する工程と
を有する、前記(1)に記載したバルーンカテーテル用
バルーンの製造方法。
【0011】(3)少なくとも一つのバルーン拡張用ル
ーメンが長手方向に沿って形成してある外チューブと、
前記外チューブの遠位端部にバルーン部の近位端部が接
合され、前記バルーン拡張用ルーメンと内部が連通する
バルーン部と、前記バルーン部の内部に密閉された拡張
用空間を形成するように、バルーン部の遠位端部が内チ
ューブの遠位端部に接合され、前記バルーン部の内部と
前記外チューブのバルーン拡張用ルーメンの内部とに軸
方向に延在する内チューブとを有し、前記バルーン部
が、ポリオレフイン系樹脂からなる架橋チューブを用い
てブロー成形により成形されたバルーンであって、前記
バルーンの膜厚が10〜40μmであり、前記バルーン
の破断強度が800〜2000kgf/cmである
ことを特徴とするバルーンカテーテル。
【0012】本発明のバルーンカテーテル用バルーンの
製造方法において、ポリオレフイン系樹脂からなるチュ
ーブに5〜40Mrad、好ましくは10〜20Mra
dの電子線を照射して、前記チューブを電子線架橋し
て、ゲル含量が0.2〜0.7%である架橋チューブと
することが好ましい。さらに、当該架橋チューブを、少
なくとも90℃で熱処理することが好ましい。
【0013】前記バルーンの製造方法において、前記架
橋チューブをブロー成形する場合は、金型に1次ブロー
圧を15〜25kgf/cm負荷し、かつ、金型を
開く少なくとも1秒前に、5〜8kgf/cmの2
次ブロー圧を負荷してバルーンを作成することが好まし
い。
【0014】本発明において、ポリオレフイン系樹脂か
らなるバルーンカテーテル用バルーンの膜厚は、25〜
35μmであることが好ましい。
【0015】本発明において、ポリオレフイン系樹脂か
らなるバルーンカテーテル用バルーンは、前記架橋チュ
ーブからバルーンに至る有効延伸倍率が、500〜70
0%であることが好ましい。さらに、前記バルーンの破
断強度が、1000〜2000kgf/cmである
ことが好ましい。
【0016】
【作用】本発明のバルーンカテーテル用バルーンは、通
常、ポリエチレン樹脂をブロー成形して得られるバルー
ンと比較して、バルーンの破壊強度が極めて高いことか
ら、バルーン拡張のための高圧力に耐えることができ、
例えばPTCAバルーンカテーテルとして使用した場合
は、血管狭窄部分を拡張する際の安全性が極めて優れて
いる。
【0017】また、本発明のバルーンカテーテル用バル
ーンは、その膜厚を非常に薄くすることができるので、
例えば、PTCAカテーテルのバルーンとして使用する
場合は、PTCAカテーテルを細径化することができ、
従来よりも末梢の冠動脈狭窄の処置が可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のバルーンカテーテル用バ
ルーンは、ポリオレフィン系樹脂を用いて調製されたも
のである。前記ポリオレフイン系樹脂は、炭素数2〜4
0のオレフインをモノマーとして使用して、重合反応に
より製造したものであって、その密度(JIS K−7
112)は、通常0.950g/cm3以下であり、好
ましくは0.850〜0.940g/cm3、より好ま
しくは0.880〜0.930g/cm3である。密度
が小さすぎるとバルーン表面のベタつきによるブロッキ
ングなどの不都合を生じやすくなり、大きすぎると透明
性が低下するので好ましくない。
【0019】重合反応によりポリオレフィン系樹脂を得
るためのオレフインのモノマーとしては、エチレン、プ
ロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、
1−オクテン、1−ヘプテン、4−メチル−1−ペンテ
ン、4−メチル−1−ヘキセン、4,4−ジメチル−1
−ペンテン等が挙げられる。これらのモノマーは、それ
ぞれ単独で、あるいは2種以上を組み合わせて使用する
ことができる。
【0020】ポリオレフィン系樹脂としては、バルーン
としての諸特性の観点から、ポリエチレン及びエチレン
・α−オレフィン共重合体が好ましく、エチレン・α−
オレフィン共重合体が特に好ましい。エチレン・α−オ
レフィン共重合体は、メタロセン触媒を用いてエチレン
とα−オレフィンとを共重合することにより得ることが
できる。コモノマーとしては、炭素原子数4〜40のα
−オレフィンを使用することが好ましい。
【0021】前記α−オレフィンとしては、例えば、1
−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテ
ン、1−ヘプテン、4−メチル−1−ペンテン、4−メ
チル−1−ヘキセン、4,4−ジメチル−1−ペンテン
などが挙げられる。これらの中でも、炭素原子数が4〜
12のα−オレフィンが好ましく、炭素原子数が4〜1
0のα−オレフィンがより好ましい。α−オレフィンの
共重合割合は、通常2〜50重量%、好ましくは5〜4
0重量%、より好ましくは10〜30重量%である。
【0022】前記ポリオレフイン系樹脂の具体例として
は、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、
エチレン−プロピレン共重合樹脂、エチレンと他のα−
オレフィンとの共重合樹脂等が挙げられる。なかでもポ
リエチレン樹脂が好ましく、低密度ポリエチレン、直鎖
状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン等を用いる
ことが好ましい。
【0023】前記ポリオレフィン系樹脂のメルトフロー
レート(MFR;JIS K−7210)は、通常0.
1〜30.0g/10分、好ましくは1.0〜20.0
g/10分、より好ましくは1.0〜15.0g/10
分、最も好ましくは1.5〜15.0g/10分であ
る。MFRが小さすぎると充分な強度を得ることが困難
であり、大きすぎると成型性が低下する。
【0024】本発明では、ポリオレフィン系樹脂に、本
発明の目的を損なわない範囲内において、各種添加剤を
配合することができる。添加剤としては、例えば、酸化
防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤、金属不活
性化剤、顔料、染料、結晶核剤等を必要に応じて数種類
添加することができる。この場合、要求する性質による
が、添加量は、ポリオレフィン系樹脂100重量部に対
して、通常20重量部以下、好ましくは5重量部以下で
ある。
【0025】本発明のバルーンカテーテル用バルーンの
製造方法について説明する。まず、結晶性ポリオレフイ
ン系樹脂を用いて、予め設計された寸法のブロー成形用
元チューブを成形する。成形は、例えば押し出し成形法
で行うことができ、押し出し時のダイ温度は、例えば2
00〜300℃である。ダイから吐出直後の押し出しチ
ューブは、例えば水槽(20〜30℃)中を通過させて
冷却される。
【0026】次に、前記押し出しチューブに電子線を照
射し、ポリオレフイン系樹脂製架橋チューブ(以下、
「パリソン」と記す。)を形成する。電子線の照射量
は、例えば5〜40Mrad、好ましくは10〜20M
radである。その後、前記架橋チューブは、例えば9
0〜110℃程度で、30分〜数時間、熱処理が行われ
る。この熱処理工程により、押し出し成形による成形ひ
ずみが解消される。
【0027】前記電子線照射により、架橋されたチュー
ブのゲル分率は、0.8%以下、好ましくは、0.2〜
0.7%程度とすることが好ましい。ゲル分率は、架橋
サンプルの加熱したキシレン中での不溶解分として測定
することができる。具体的には、0.1gの架橋サンプ
ルを120℃に加熱したキシレン100ml中で6時間
加熱した後、可溶分を濾別し、残された架橋サンプルの
乾燥重量を測定し、処理前の架橋サンプルに対する割合
を算出する。
【0028】上記の工程を経て調製されたパリソンは、
例えば、下記の工程を経て、ブロー成形によりバルーン
状に賦形される。まず、図3(A)のように、パリソン
の上下を固定する。上部チャックでは完全に圧力が漏れ
ないように封止し、下部チャックはブロー圧が加えられ
るようにルーメンはつぶさないようにする。
【0029】次に、前記パリソンは、パリソン材料の結
晶性ポリオレフイン系樹脂の融点より低い温度でブロー
成形される。前記温度は、例えば、結晶性ポリオレフイ
ン形樹脂の融点よりも、少なくとも10℃以上、好まし
くは、30℃以上低温側の温度であり、さらに好ましく
は30〜60℃程度低温側の範囲である。前記温度が過
度に高温の場合、ブロー成形は容易になるが、バルーン
の破壊強度は低下する。一方過度に低温では、バルーン
を賦形するためには、非常に高圧なブロー圧が必要とな
り好ましくない。また、低温側でブロー成形したバルー
ンは、極端に収縮が起きるので好ましくない。
【0030】ブロー成形は、具体的には、次の工程によ
る。上下を固定されたパリソンは、本実施形態では、例
えば、予め50〜90℃前後で、好ましくは75〜85
℃の範囲で、30180分間、好ましくは100〜15
0分間加熱された後、上下方向に150〜200%程度
延伸される。次に、パリソンが延伸されたのと同時に、
両側から2つ割りにされた金型(パリソンと同程度に加
熱してある)がパリソンを挟むように閉まり、続いて、
第1ブロー圧力が負荷され、10〜60秒間、好ましく
は20〜40秒間程度保持される。次に、第1ブロー圧
力の少なくとも2分の1以下好ましくは3分の1以下の
ブロー圧力(以下、「第2ブロー圧力」と記す。)で
0.5〜3秒間保持され、その後、金型が開けられる。
【0031】パリソン中に導入される気体は、とくに限
定されないが、例えば、窒素ガス等を使用することがで
きる。パリソンを膨張させるための第1ブロー圧力は、
例えば10〜30kgf/cm、好ましくは15〜
25kgf/cmである。第2ブロー圧力は、例え
ば、3〜10kgf/cm、好ましくは5〜8kg
f/cmである。
【0032】上述したブロー成形により、バルーンは、
例えば図3(B)に示すように、バルーン本体部分7e
とバルーンカテーテルと接合するための部分7fを有す
る形状に成形される。
【0033】ブロー成形により成形されたバルーンの外
径は、レーザー外径測定器によって、1atmまたは6
atmの圧力を加えたときの外径を測定する。バルーン
の膜厚は、マイクロゲージにより測定する。
【0034】ブロー成形により成形されたバルーンの、
架橋チューブからバルーンに至る有効延伸倍率(架橋チ
ューブ断面積/バルーン断面積)は、400〜1500
%、好ましくは、500〜1000%であることが必要
である。有効延伸倍率が過度に大きい場合は、バルーン
の破壊強度が極端に低下するので好ましくない。本発明
においては、前記押し出しチューブを、5〜40Mra
dの条件で電子線を照射し、ポリエチレン製架橋チュー
ブを形成することにより、前記有効延伸倍率を400〜
1500%で、かつ、前記バルーンの破断強度が800
〜2000kgf/cm、好ましくは、1000〜
1800kgf/cmであることが達成される。
【0035】本発明においては、前記ブロー成形により
成形されたバルーンの膜厚は、5〜40μm、好ましく
は、25〜35μmである。
【0036】バルーンの破断強度は、37℃の水中にお
いて、バルーンに15psi加圧して15秒間保持し、
続いて、更に15psiを追加圧して15秒間保持し、
このステップを、バルーンが破裂するまで繰り返し、破
裂したときの圧力を、破断強度として測定する。
【0037】上述した方法でブロー成形したバルーンの
破壊強度を表1に示す。なお、電子線の照射量を、40
Mrad、及び60Mradで調製し、ゲル含量を従来
の架橋チューブと同じ程度に有するものを用いてブロー
成形したバルーンの破壊強度を、比較例として表1に示
した。表1の結果から、本発明のバルーンカテーテル用
バルーンは、有効延伸倍率が500%以上において、バ
ルーンの膜厚が薄く、かつ破壊強度が大幅に増大してい
ることがわかる。
【0038】
【表1】
【0039】次に、本発明のバルーンカテーテル用バル
ーンを使用したバルーンカテーテルの実施形態を、図面
に基づき説明する。図1(A)は本発明の1実施形態に
係るバルーンカテーテルの全体構成図、図1(B)は図
1(A)に示すIB−IB線に沿う断面図、図1(C)
は図1(A)に示すIC−IC線に沿う断面図、図1
(D)は図1(A)に示すID−ID線に沿う断面図、
図1(E)は図1(A)に示すIE−IE線に沿う断面
図を示す。図2は図1(A)に示すバルーンカテーテル
の要部縦断面図を示す。
【0040】図1に示す本実施形態に係るバルーンカテ
ーテル2は、例えば経皮的冠動脈形成術(PTCA)、
四肢等の血管の拡張術、上部尿管の拡張術、腎血管拡張
術などの方法に用いられ、血管あるいはその他の体腔に
形成された狭窄部を拡張するために用いられる。以下の
説明では、本実施形態のバルーンカテーテル2をPTC
Aに用いる場合を例として説明する。
【0041】本実施形態の拡張用バルーンカテーテル2
は、いわゆるモノレール方式のバルーンカテーテルであ
り、バルーン部4と、カテーテルチューブとしての外チ
ューブ6と、コネクタ8とを有する。外チューブ6は、
比較的柔軟性のある第1外チューブ部材6aと、当該第
1外チューブ部材6aに接合部9にて接合される比較的
剛性が高い第2外チューブ部材6bとで構成してある。
【0042】本実施形態は、内チューブの近位端開口部
が、第1外チューブ部材6aの長手方向の途中に位置す
るチューブ壁を貫通して外部に開口し、内チューブの近
位端開口部と、第1外チューブ部材6aのチューブ壁と
が気密に熱融着してある構造を採用することにより、バ
ルーンカテーテルの遠位端部のみが、いわゆる同軸構造
のカテーテルチューブ構造となるものである。
【0043】本実施形態では、図1(C)に示すよう
に、第2外チューブ部材6bの横断面外形形状は、Y軸
方向に細長い楕円形状を有し、外チューブ部材6の断面
で、Y軸と垂直なX軸方向のカテーテルチューブの最大
断面幅xmと、Y軸方向の最大断面幅ymとの比(xm
/ym)が、0.8〜0.1の範囲にあり、断面半円形
の第3ルーメン24および断面円形の第4ルーメン26
が、前記Y軸方向に沿って分離して形成してある。
【0044】第3ルーメン24の半円形の横断面積は、
バルーン拡張用圧力流体が流通するために十分な横断面
積であれば良く、特に限定されないが、好ましくは0.
08〜0.20mmである。また、第4ルーメン2
6の円形の横断面積は、内部に補強ロッド28が挿入さ
れるために十分な面積であれば良く、特に限定されない
が、好ましくは0.05〜0.5mm、さらに好ま
しくは0.1〜0.2mmである。
【0045】本実施形態では、第2外チューブ部材6b
の断面において、Y軸方向の最大断面幅ymは、0.6
〜1.2mm程度が好ましい。第2外チューブ部材6b
の遠位端は、断面円形の第1外チューブ部材6aの近位
端に対して接合されるため、その接合部9付近の横断面
形状は、第1外チューブ部材6aとの円形断面形状と一
致させるために、接合部9に向けて、異形断面から円形
断面に徐々に変化するような断面形状とする。
【0046】この第2外チューブ部材6bの長手方向に
沿って形成された第3ルーメン24は、第1外チューブ
部材6aの第1ルーメン10と連通し、これらを通し
て、バルーン部4の拡張用空間に流体の出し入れを行
う。第2外チューブ6bの第4ルーメン26は、補強ロ
ッド28を挿入するためのルーメンであり、第1外チュ
ーブ部材6aの第1ルーメン10とも連通するが、この
ルーメン26の近位端は、コネクタ8の部分で閉じられ
ており、流体の出入りは行わない。コネクタ8には、第
2外チューブ部材6cの近位端部が連結され、第2外チ
ューブ6bの第3ルーメン24に対して連通するポート
が形成してある。ポートは、圧力流体の出入りを行う部
分であり、第4ルーメン26には連通しないようになっ
ている。
【0047】図1(B)、(C)および(F)に示す補
強ロッド28は、第2外チューブ部材6bの第4ルーメ
ン26の内部に、全長に亘り挿入され、その遠位端部
は、第1外チューブ部材6aとの接合部9を乗り越え
て、第1外チューブ部材6aの第1ルーメン10内に飛
び出している。補強ロッド28の近位端部は、断面円形
であり、途中から遠位端側に向けてテーパ状に細くな
り、さらに遠位端部では、断面平板形状に成るように、
その断面形状が徐々に変化している。断面平板状の補強
ロッド28の遠位端部は、図1(D)および図2に示す
ように、内チューブ12の近位端開口部22をも僅かに
(好ましくは1〜10cm程度)乗り越えた位置で、第
1外チューブ部材6aの内壁に対して熱融着または接着
などの手段で接合してある。
【0048】なお、補強ロッド28の最大外径は、第2
外チューブ部材6bの第4ルーメン26の内部に挿入可
能に決定され、特に限定されないが、好ましくは0.3
〜0.6mmである。
【0049】図1および図2に示すバルーン部4は、両
端部が縮径された筒状の膜体で構成され、その膜厚は、
10〜40μm、好ましくは15〜35μmである。バ
ルーン部4は、筒状であれば、特に限定されず、円筒ま
たは多角筒形状でも良い。また、拡張時のバルーン部4
の外径は、通常1.5〜10.0mm程度、好ましく
は、3〜7mmである。バルーン部4の軸方向長さは、
特に限定されないが、15〜50mm、好ましくは20
〜40mmである。拡張する前のバルーン部4は、内チ
ューブ12の周囲に折り畳まれて巻き付けられ、可能な
限り外径が小さくなっている。
【0050】図2に示すように、第1外チューブ部材6
aの遠位端部外周には、バルーン部4の近位端部5が熱
融着または接着などの手段で接合してあり、第1外チュ
ーブ部材6aの第1ルーメン10がバルーン部4の内部
拡張用空間と連通するようになっている。バルーン部4
の遠位端部7は、内チューブ14の遠位端部外周に対し
て熱融着または接着などの手段で接合してあり、バルー
ン部4の内部拡張用空間は、第1ルーメン10以外で
は、外部に対して密封してある。第1外チューブ部材6
aの第1ルーメン10は、バルーン部4の内部拡張空間
に流体を送り込み、バルーン部4を拡張させたり、流体
をバルーン部4の拡張空間から抜き取りバルーン部4を
収縮させたりするための通路である。
【0051】図2に示すように、内チューブ12は、バ
ルーン部4の拡張空間および第1外チューブ部材6aの
遠位端側第1ルーメン10の内部を同軸状に軸方向に伸
び、いわゆる同軸構造のカテーテルチューブ構造となっ
ている。バルーン部4の内部に位置する内チューブ12
の外周には、造影リング15が装着してあり、バルーン
カテーテル2を生体内に挿入する際に、生体の外部から
X線などで造影リング15の位置を造影が可能になって
いる。造影リング15の材料としては、金、白金、タン
グステンなどの金属が例示される。
【0052】内チューブ12の内部には、第2ルーメン
14が形成してあり、その遠位端開口部20は、バルー
ン部4の遠位端部7で開口している。内チューブ12の
近位端開口部22は、第1外チューブ部材6aの長手方
向の途中に位置するチューブ壁の貫通孔21を貫通して
外部に開口している。内チューブ12の近位端開口部2
2の周縁と、第1外チューブ部材6aのチューブ壁の貫
通孔21の周縁とは、後述する熱融着方法により気密に
接合してある。内チューブ12の近位端開口部22の形
状は、特に限定されず、円形、楕円形など種々の形状を
採り得るが、本実施形態では、図5に示すように、内チ
ューブ12の開口端部を斜めに切断した楕円形状であ
る。内チューブ12の第2ルーメン14は、バルーンカ
テーテル2を体腔内に案内するための図2に示すガイド
ワイヤ42が挿通するガイドワイヤ挿入用ルーメンとな
る。
【0053】内チューブ12は、第1外チューブ部材6
aと同様な材料の軟質合成樹脂で構成することができる
が、第1外チューブ部材6aよりも硬質の合成樹脂で構
成しても良い。内チューブ12の近位端開口部22が第
1外チューブ部材6aの外側に開口する位置は、第1外
チューブ部材6aの遠位端から長さL1の位置であるこ
とが好ましく、長さL1は、好ましくは150〜350
mm、さらに好ましくは200〜300mmである。
【0054】第1外チューブ部材6aの外径は、特に限
定されないが、好ましくは0.5〜5mm、さらに好ま
しくは0.5〜1mmである。第1外チューブ部材6a
の肉厚は、特に限定されないが、好ましくは0.05〜
0.5mm、さらに好ましくは0.1〜0.2mmであ
る。
【0055】内チューブ12の外径は、第1外チューブ
部材6aとの間に隙間が形成されるように決定され、特
に限定されないが、好ましくは0.3〜3mm、さらに
好ましくは0.3〜0.8mmである。内チューブ12
の内径は、ガイドワイヤ42を挿通できる径であれば特
に限定されず、例えば0.15〜1.0mm、好ましく
は0.25〜0.6mmである。
【0056】本実施形態では、開口部22付近から近位
端側の第1外チューブ部材6aの強度を補強するため
に、図2に示すように、補強ロッド28を、開口部22
付近から近位端側の第1外チューブ部材6aの内部に配
置しても良い。この補強ロッド28の近位端部は、断面
円形であり、途中から遠位端側に向けてテーパ状に細く
なり、さらに遠位端部では、断面平板形状に成るよう
に、その断面形状が徐々に変化している。断面平板状の
補強ロッド28の遠位端部は、図2に示すように、内チ
ューブ12の近位端開口部22を僅かに(好ましくは1
〜10cm程度)乗り越えた位置で、第1外チューブ部
材6aの内壁に対して熱融着または接着などの手段で接
合してある。
【0057】なお、補強ロッド28は、ステンレス鋼、
銅、銅合金、チタン、チタン合金などの金属材料、ある
いはポリイミド、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレ
ートなどの合成樹脂で構成してある。補強ロッド28の
最大外径は、第1外チューブ部材6aのルーメン10を
塞がないように決定され、特に限定されないが、好まし
くは0.3〜0.6mmである。
【0058】第1外チューブ部材6aは、例えばバルー
ン部4と同様な材料で構成されて良いが、可撓性を有す
る材料で構成されることが好ましい。例えば、ポリエチ
レン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、
エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、ポリ塩化ビニル(PVC)、架橋型エチレン
−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリアミド、ポ
リアミドエラストマー、ポリイミド、ポリイミドエラス
トマー、ポリ四フツ化エチレン樹脂、四フツ化エチレン
−六フツ化プロピレン共重合樹脂、四フツ化エチレン−
パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合樹脂、三フ
ツ化塩化エチレン樹脂、四フツ化エチレン−エチレン共
重合樹脂、ポリフツ化ビニリデン樹脂、ポリフツ化ビニ
ル樹脂、シリコーンゴム、天然ゴム等が挙げられる。な
かでも、ポリエチレン、ポリアミド、ポリイミドが好ま
しい。また、当該第1外チューブ部材6aの硬さは、J
IS硬度が50A〜90A程度のものを用いることがで
きる。
【0059】第2外チューブ部材6bは、前記第1外チ
ューブ部材と同様な材料で構成される。当該第2外チュ
ーブ部材6bの硬さは、JIS硬度が50D〜75D程
度のものを用いることができる。
【0060】なお、本実施形態では、第1外チューブ部
材6a及びフツ素樹脂製第2外チューブ部材とから成る
外チューブ6の外周には、湿潤状態で潤滑性を持つ親水
性高分子物質から成る被覆材が被覆してあることが好ま
しい。
【0061】
【発明の効果】かくして本発明によれば、バルーンの膜
厚が薄く、かつ、その破壊強度が大幅に向上したバルー
ンカテーテル用バルーンが提供される。本発明のバルー
ンカテーテル用バルーンは、通常、結晶性ポリエチレン
樹脂の融点近傍(110℃)でブロー成形して得られる
バルーンと比較して、バルーンの膜厚が薄く、その破壊
強度が高いことから、バルーンカテーテルを細径化し、
さらに、バルーン拡張のための高圧力に耐えることがで
き、例えばPTCAバルーンカテーテルとして使用した
場合は、血管狭窄部分を拡張する際の安全性が極めて優
れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(A)は、本発明の実施形態に係るバル
ーンカテーテルの全体構成図、図1(B)は図1(A)
に示すIB−IB線に沿う断面図、図1(C)は図1
(A)に示すIC−IC線に沿う断面図、図1(D)は
図1(A)に示すID−ID線に沿う断面図、図1
(E)は図1(A)に示すIE−IE線に沿う断面図、
図1(F)はバルーンカテーテルのカテーテルチューブ
内に挿入される補強ロッドの側面図である。
【図2】 図2は図1(A)に示すバルーンカテーテル
の要部縦断面図である。
【図3】 図3(A)は、ブロー成形機にパリソンを固
定したときの要部断面図、図3(b)は、ブロー成形に
より得られたバルーンの斜視図である。
【符号の説明】
2… バルーンカテーテル 4… バルーン部 6… 外チューブ 6a… 第1外チューブ部材 6b… 第2外チューブ部材 8… コネクタ 10… 第1ルーメン 12… 内チューブ 14… 第2ルーメン 20… 遠位端開口部 21… 貫通孔 22… 近位端開口部 24… 第3ルーメン 26… 第4ルーメン 28… 補強ロッド 28a… 補強部材 54,56,60… マンドレル 7a… パリソン 7b…上部チャック 7c…下部チャック 7d…加熱ヒーター 7e…バルーン本体 7f…バルーンカテーテル本体との接合部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフイン系樹脂からなる架橋チュ
    ーブを用いてブロー成形により成形されたバルーンであ
    って、前記バルーンの膜厚が10〜40μmであり、前
    記バルーンの破断強度が800〜2000kgf/cm
    であることを特徴とするバルーンカテーテル用バル
    ーン。
  2. 【請求項2】 ポリオレフイン系樹脂からなるチューブ
    を電子線架橋して、 ゲル含量が0.2〜0.8%である架橋チューブを調製
    する工程と、 前記ポリオレフイン系樹脂の融点よりも10℃以上低い
    温度で、前記架橋チューブに1次ブロー圧を負荷し、次
    いで、前記架橋チューブに前記1次ブロー圧よりも低い
    圧力である2次ブロー圧を負荷することにより該架橋チ
    ューブからバルーンに至る有効延伸倍率が500〜10
    00%となるように、ブロー成形してバルーン部を調製
    する工程とを有する、請求項1に記載したバルーンカテ
    ーテル用バルーンの製造方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも一つのバルーン拡張用ルーメ
    ンが長手方向に沿って形成してある外チューブと、 前記外チューブの遠位端部にバルーン部の近位端部が接
    合され、前記バルーン拡張用ルーメンと内部が連通する
    バルーン部と、 前記バルーン部の内部に密閉された拡張用空間を形成す
    るように、バルーン部の遠位端部が内チューブの遠位端
    部に接合され、前記バルーン部の内部と前記外チューブ
    のバルーン拡張用ルーメンの内部とに軸方向に延在する
    内チューブとを有し、 前記バルーン部が、ポリオレフイン系樹脂からなる架橋
    チューブを用いてブロー成形により成形されたバルーン
    であって、前記バルーンの膜厚が10〜40μmであ
    り、前記バルーンの破断強度が800〜2000kgf
    /cmであることを特徴とするバルーンカテーテ
    ル。
JP11205064A 1999-07-19 1999-07-19 バルーンカテーテル用バルーンおよびその製造方法 Pending JP2001029449A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11205064A JP2001029449A (ja) 1999-07-19 1999-07-19 バルーンカテーテル用バルーンおよびその製造方法
PCT/JP2000/004729 WO2001005444A1 (fr) 1999-07-19 2000-07-14 Ballonnet pour catheter a ballonnet et procede de fabrication

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11205064A JP2001029449A (ja) 1999-07-19 1999-07-19 バルーンカテーテル用バルーンおよびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001029449A true JP2001029449A (ja) 2001-02-06

Family

ID=16500842

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11205064A Pending JP2001029449A (ja) 1999-07-19 1999-07-19 バルーンカテーテル用バルーンおよびその製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2001029449A (ja)
WO (1) WO2001005444A1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002355310A (ja) * 2001-05-31 2002-12-10 Kawasumi Lab Inc バルーンカテーテル
JP2007532198A (ja) * 2004-04-08 2007-11-15 アダム チェン,ジユン 部品を接合するためのレーザーエネルギーを送給するための方法及び装置
KR100887988B1 (ko) * 2007-05-26 2009-03-09 (주)비엠코리아 카테터에 사용되는 풍선부재의 제조방법
JP2010530278A (ja) * 2007-06-19 2010-09-09 タイコ・エレクトロニクス・コーポレイション 補強された医療機器を形成する、複数壁の寸法回復可能なチューブ
US9149604B2 (en) 2003-11-07 2015-10-06 Kaneka Corporation Aspiration catheter
WO2016067790A1 (ja) * 2014-10-28 2016-05-06 日本ライフライン株式会社 バルーンカテーテル

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9652708B2 (en) 2006-10-31 2017-05-16 Fiber Mountain, Inc. Protocol for communications between a radio frequency identification (RFID) tag and a connected device, and related systems and methods

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4490421A (en) * 1983-07-05 1984-12-25 E. I. Du Pont De Nemours And Company Balloon and manufacture thereof
ATE118363T1 (de) * 1991-12-11 1995-03-15 Schneider Europ Ag Ballonkatheter.
JP3471949B2 (ja) * 1995-01-27 2003-12-02 テルモ株式会社 拡張用カテーテル及びその製造法
JPH1033658A (ja) * 1996-07-22 1998-02-10 Terumo Corp 拡張用カテーテル及びその製造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002355310A (ja) * 2001-05-31 2002-12-10 Kawasumi Lab Inc バルーンカテーテル
US9149604B2 (en) 2003-11-07 2015-10-06 Kaneka Corporation Aspiration catheter
JP2007532198A (ja) * 2004-04-08 2007-11-15 アダム チェン,ジユン 部品を接合するためのレーザーエネルギーを送給するための方法及び装置
KR100887988B1 (ko) * 2007-05-26 2009-03-09 (주)비엠코리아 카테터에 사용되는 풍선부재의 제조방법
JP2010530278A (ja) * 2007-06-19 2010-09-09 タイコ・エレクトロニクス・コーポレイション 補強された医療機器を形成する、複数壁の寸法回復可能なチューブ
WO2016067790A1 (ja) * 2014-10-28 2016-05-06 日本ライフライン株式会社 バルーンカテーテル
JP2016083279A (ja) * 2014-10-28 2016-05-19 日本ライフライン株式会社 バルーンカテーテル

Also Published As

Publication number Publication date
WO2001005444A1 (fr) 2001-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7314588B2 (en) Balloon catheter having a balloon with a thickened wall portion
US7736362B2 (en) Catheter balloons
US5411477A (en) High-strength, thin-walled single piece catheters
EP0651666B1 (en) Balloon assembly with separately inflatable sections
US7425357B2 (en) Surface modification of expanded ultra high molecular weight polyethylene(eUHMWPE) for improved bondability
JPS6326655B2 (ja)
US6238408B1 (en) Balloon catheter
JPH07323090A (ja) 医療用チューブ
IL166908A (en) Balloon catheter with improved balloon attachment
WO1988006465A1 (en) Catheter equipped with expansible member and production thereof
JP2001029449A (ja) バルーンカテーテル用バルーンおよびその製造方法
US7588715B2 (en) Balloon forming method and balloon
JP2006512999A (ja) 医療用バルーンを形成するための成形型
JP4785567B2 (ja) カテーテル
JP3270183B2 (ja) バルーンカテーテル用バルーンおよびバルーンを備えたカテーテル
JP2000279507A (ja) 低温ブロー成形バルーンを有するバルーンカテーテル
JP2001029448A (ja) バルーンカテーテル用バルーン及びその製造方法
JP4254200B2 (ja) バルーンカテーテル及びその製造方法
JP2000279510A (ja) 体腔内挿入性が良好なバルーンカテーテルおよびその製造方法
JP2000279509A (ja) フツ素樹脂製外チューブ部材を有するバルーンカテーテル
US20230012845A1 (en) Catheter
JP2003275319A (ja) カテーテル用バルーンおよびバルーン拡張カテーテル
JPH1033658A (ja) 拡張用カテーテル及びその製造方法
JPH0999088A (ja) カテーテル及びガイディングカテーテル
JP4402218B2 (ja) バルーンカテーテル