JP2001028381A - 実装方法及び実装装置 - Google Patents

実装方法及び実装装置

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JP2001028381A
JP2001028381A JP11200611A JP20061199A JP2001028381A JP 2001028381 A JP2001028381 A JP 2001028381A JP 11200611 A JP11200611 A JP 11200611A JP 20061199 A JP20061199 A JP 20061199A JP 2001028381 A JP2001028381 A JP 2001028381A
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electronic component
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、電気的接続の信頼性を向上し得る実
装方法及び実装装置を実現しようとするものである。 【解決手段】実装方法及び実装装置において、基板の一
面を所定の軟化温度以上に加熱しながら又は加熱した
後、軟化状態にある基板の一面に、平坦面を有する平坦
化部材の当該平坦面を当接押圧しながら、当該基板を軟
化温度未満まで冷却し、電子部品の各バンプを平坦化さ
れた基板の対応する電極にそれぞれ接合するようにした
ことにより、平坦化された基板の一面では各電極の配列
状態に位置ずれが生じるのを回避して、各バンプ及び対
応する電極間で接続不良が生じるのを防止することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は実装方法及び実装装
置に関し、例えばフリップチップやCSP(ChipSize P
ackage )のような突起状電極(バンプ)が格子状に配
列された電子部品の基板への実装作業に適用して好適な
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子部品の実装作業は、
まず各バンプがそれぞれ基板の対応する電極の真上にく
るように電子部品を位置合わせした状態に配置し、次い
でこの状態で電子部品を下降させることにより基板上に
マウントし、この後基板の各電極上に予め供給されてい
るはんだ(及び電子部品の各バンプ)を加熱溶融するこ
とにより電子部品の各バンプを基板の対応する電極と接
合するようにして行われている。
【0003】実際にこのようなフリップチップ法を用い
た電子部品の実装方法として、従来、図9(A)〜
(B)に示すように、基台1上の所定位置に所定の配線
パターン3及び電極4が形成された基板2を固定保持し
ておき、下端に電子部品5が吸着保持された吸着ヘッド
6を基板2の上方に移動する(図9(A))。
【0004】このとき基板2上には、予め例えばエポキ
シ樹脂等からなる熱硬化性の封止樹脂7を各電極4を覆
うように塗布しておく。
【0005】続いて電子部品5の各バンプ5Aがそれぞ
れ基板2上の各電極4と対向するように吸着ヘッド6を
位置合わせした後、当該吸着ヘッド6を矢印aで示す方
向に下降移動させることにより、各バンプ5Aがそれぞ
れ対応する電極4と位置合わせするように電子部品5を
封止樹脂7を介して基板2上にマウントする(図9
(B))。
【0006】この状態において吸着ヘッド6内に設けら
れたヒータ6Aを駆動することにより、電子部品5と基
板2との接続部のはんだを加熱溶融させると共に当該接
続部が封止樹脂7で充填される。次いで所定時間が経過
した後、吸着ヘッド6は電子部品4の吸着を解除すると
共に基板2上から別工程に移動される。このようにして
電子部品5は基板2上に実装される(図9(C))。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、基板2の材
料として例えば熱軟化性の有機材料を用いた場合には、
図9(B)との対応部分に同一符号を付した図10に示
すように、基板2自体に反りが生じている場合や、多層
配線板の表面が内層パターンの引き回しの影響によって
配線パターンの凹凸が生じている場合には、吸着ヘッド
6が電子部品5を加圧及び加熱したとき、電子部品5と
基板2との接続部に必要以上の圧力が加えられて、当該
電子部品2の各バンプが変形するおそれがあった。
【0008】この結果、基板上に配設された各電極が電
子部品の各バンプと接続不良を生じるおそれがあった。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、電気的接続の信頼性を向上し得る実装方法及び実装
装置を提案しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、表面に複数のバンプが設けられて
いる電子部品を、各バンプが熱軟化性でなる基板の一面
に形成された対応する電極とそれぞれ接合するようにし
て基板の一面に実装する実装方法において、基板の一面
を所定の軟化温度以上に加熱しながら又は加熱した後、
軟化状態にある基板の一面に、平坦面を有する平坦化部
材の当該平坦面を当接押圧する第1の工程と、平坦化部
材の平坦面を基板の一面に当接押圧しながら当該基板を
軟化温度未満まで冷却する第2の工程と、電子部品の各
バンプを平坦化された基板の対応する電極にそれぞれ接
合する第3の工程とを設けるようにした。
【0011】この結果この実装方法では、電子部品を基
板の一面に実装する前段階において、基板の各電極が形
成された一面を平坦化しておくことができ、かくして当
該平坦化された基板の一面では各電極の配列状態に位置
ずれが生じるのを回避して、各バンプ及び対応する電極
間で接続不良が生じるのを防止することができる。
【0012】また本発明においては、表面に複数のバン
プが設けられている電子部品を、各バンプが熱軟化性で
なる基板の一面に形成された対応する電極とそれぞれ接
合するようにして基板の一面に実装する実装装置におい
て、基板の一面を所定の軟化温度以上に加熱する加熱手
段と、加熱手段によって軟化状態にされた基板の一面
に、平坦面を有する平坦化部材の当該平坦面を当接押圧
する押圧手段と、平坦化部材の平坦面を基板の一面に当
接押圧しながら当該基板を軟化温度未満まで冷却する冷
却手段とを設け、電子部品の各バンプを平坦化されかつ
冷却された基板の一面に形成された対応する電極にそれ
ぞれ接合するようにした。
【0013】この結果この実装装置では、電子部品を基
板の一面に実装する前段階において、基板の各電極が形
成された一面を平坦化しておくことができ、かくして当
該平坦化された基板の一面では各電極の配列状態に位置
ずれが生じるのを回避して、各バンプ及び対応する電極
間で接続不良が生じるのを防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0015】(1)本実施の形態による実装装置の構成 図1において、10は全体として本実施の形態による実
装装置を示し、基台11上に設けられた一対のガイドレ
ール12A、12B上をステージ13が矢印y方向又は
これと逆方向にスライド自在に取り付けられ、当該ステ
ージ13の側面を貫通するねじ穴13Hにはモータ14
の出力軸を形成する棒状の駆動ねじ15が螺合されてい
る。これによりステージ13は、モータ14の駆動に応
じて一対のガイドレール12A、12B上を矢印y方向
又はこれと逆方向にスライド移動し得るようになされて
いる。
【0016】このステージ13には配管16Aを介して
真空吸引源16が接続され、当該真空吸引源16から負
圧が与えられると、当該負圧に応じてステージ13の表
面に形成された所定パターンの吸引穴(図示せず)を介
して当該表面に載置された基板2を吸着保持し得るよう
になされている。
【0017】またこの基台11上には支柱17を介して
ガイド部材18が固定されており、このガイド部材18
の内部にはモータ19の出力軸を形成する棒状の駆動ね
じ20が回転自在に配設されている。このガイド部材1
8内の駆動ねじ20は、ヘッド移動部21に埋設された
ナット21Vに螺合されており、これによりヘッド移動
部21は、モータ19の駆動に応じてガイド部材18の
側面に沿って矢印x方向及びこれと逆方向にスライド移
動し得るようになされている。
【0018】このヘッド移動部21は、部品搬送部21
A及び樹脂塗布部21Bからなり、部品搬送部21Aの
上端に設けられたモータ22の駆動に応じて、部品搬送
部21A及び樹脂塗布部21Bが一体となって矢印z方
向及びこれと逆向に自在に昇降移動するようになされて
いる。
【0019】またヘッド移動部21では、部品搬送部2
1Aの下端から突出された可動体23がモータ24の駆
動に応じて矢印r方向又はこれと逆方向に回転移動する
ようになされ、当該可動体23と隣り合う所定位置にカ
メラ25が鉛直下方向(矢印z方向と逆方向)を撮像す
るようになされている。
【0020】この部品搬送部21Aにおける可動体23
の下端には保持ヘッド26が一体となって取り付けら
れ、当該保持ヘッド26に配管16Bを介して接続され
た真空吸引源16から負圧が与えられると、当該負圧に
応じて保持ヘッド26の保持面(下端面)26Aに形成
された吸引穴26H(図2)を介して吸引動作し得るよ
うになされている。
【0021】この保持ヘッド26は可動体23に対して
3次元的に可動自在に取り付けられ、当該保持ヘッド2
6の保持面26Aを所望方向の所望角度に傾斜させ得る
ようになされている。
【0022】また保持ヘッド26の下端部にはヒータ2
6B(図2)が配設されており、図3に示すように、当
該ヒータ26Bに接続された加熱用電源27によって供
給される電力に応じた温度で当該保持ヘッド26の保持
面26Aを加熱し得るようになされている。
【0023】さらに保持ヘッド26内には流路26Wが
形成され、当該流路26Wに導通された冷却用ポンプ2
8から必要に応じて供給される常温の水が当該流路26
W内を通過することにより、保持ヘッド26自体を冷却
し得るようになされている。
【0024】また図1において、樹脂塗布部21Bは、
図示しない昇降駆動機構が内蔵された駆動機構部(図示
せず)と、配管29Aを介して高圧ポンプ29が接続さ
れた樹脂用シリンダ21BSとからなり、当該昇降移動
機構の駆動に応じて部品搬送部21Aの側面に対して矢
印z方向又はこれと逆方向に昇降移動し得ると共に、必
要に応じて高圧ポンプ29から高圧エアが供給されて樹
脂用シリンダ21BSに充填されている例えばエポキシ
樹脂等の熱硬化性の封止樹脂7(後述する図6(A))
を吐出し得るようになされている。
【0025】なお基台11上の所定位置には、複数の電
子部品5が蓄積された部品供給部30と上方向(矢印z
方向)を撮像するカメラ31とが配設され、ヘッド移動
部21がガイド部材18の長手方向に沿って矢印x方向
又はこれと逆方向に移動するときに部品供給部30及び
カメラ31の上方を通過するようになされている。
【0026】ここで実装装置10においては、上述した
各モータ14、19、22、24、カメラ25、31、
真空吸引源16、加熱用電源27、冷却用ポンプ28及
び高圧ポンプ29は、制御部32によって制御されるよ
うになされている。この場合、各モータ14、19、2
2、24は例えばステッピングモータからなり、当該各
モータ14、19、22、24の回転位置は対応するエ
ンコーダ14E、22Eによってディジタル的に検出さ
れ、当該検出結果に基づいて、制御部32は、各モータ
14、19、22、24を制御し得るようになされてい
る。
【0027】(2)実装処理手順RT1 実際にこの実装装置10では、先行する製造ラインを経
て、一面に所定の電極パターンが形成された基板2がス
テージ13上に載置されると、制御部32は、図4に示
す実装処理手順RT1をステップSP0から開始し、続
くステップSP1において、真空吸引源16を駆動して
ステージ13上で基板2を吸着保持しながら、当該ステ
ージ13をガイドレール12A、12B上に沿って矢印
y方向又はこれと逆方向に移動させて所定の加工位置に
位置決めする。
【0028】続いて制御部32は、ステップSP2に進
んで、ヘッド移動部21をガイド部材18の長手方向に
沿って矢印x方向又はこれと逆方向にスライド移動させ
ながら、保持ヘッド26を当該加工位置と対向するよう
に位置合わせする(図5(A))。
【0029】このとき制御部32は、部品搬送部21A
に設けられたカメラ25の撮像出力に基づいて、基板2
上に所定パターンで形成されているアライメントマーク
(図示せず)を認識することにより、当該認識結果に基
づいてステージ13が加工位置に位置決めされているか
を確認すると共に、保持ヘッド26の保持面26Aがス
テージ13上に吸着保持された基板2の表面に対して平
行度を保っているかを確認する。この確認結果に応じ
て、オペレータは基板2をステージ13上の正確な位置
に位置補正すると共に、可動体23に対する保持ヘッド
26の傾斜角度を調整して当該保持ヘッド26の保持面
26Aとステージ13上の基板2との平行度を確保す
る。
【0030】続いて制御部32は、ステップSP3に進
んで、ヘッド移動部21を駆動して可動体23を矢印z
方向と逆方向に下降移動させて保持ヘッド26を基板2
の一面に当接押圧させながら、加熱用電源27を駆動し
て当該保持ヘッド26内のヒータ26Bを基板2の軟化
温度以上の所定温度に加熱することにより、基板2の一
面が軟化状態となり保持ヘッド26の保持面26Aに押
圧されて平坦化される(図5(B))。
【0031】この後、制御部32は、ステップSP4に
進んで、冷却用ポンプ28を駆動して保持ヘッド26内
の流路26Wに水を循環させるようにして基板2を比較
的速く冷却させた後(図5(C))、ヘッド移動部21
を駆動して保持ヘッド26を上昇移動させ、さらに当該
ヘッド移動部21をガイド部材18の長手方向に沿って
矢印x方向と逆方向に移動させて保持ヘッド26を部品
供給部30に位置決めした後、真空吸引源16を駆動し
て部品供給部30から得られる電子部品5を保持ヘッド
26の保持面26Aに吸着保持させる。
【0032】制御部32は、ステップSP5において、
ヘッド移動部21をガイド部材18の長手方向に沿って
矢印x方向に移動させて、保持ヘッド26をカメラ31
の上方位置に位置決めした後、当該カメラ31を用いて
保持ヘッド26の保持面26Aに吸着保持された電子部
品5を撮像することにより、当該撮像出力に基づいて電
子部品5の保持面26Aに対する回転ずれを検出する。
この結果、制御部32は、当該検出結果に基づいて、部
品搬送部21Aの可動体23を矢印r方向又はこれと逆
方向に回転させながら保持ヘッド26の保持面26Aに
吸着保持された電子部品5の回転ずれを補正する。
【0033】次いで制御部32は、ステップSP6に進
んで、部品搬送部21Aに設けられたカメラ25の撮像
出力に基づいて、ヘッド移動部21をガイド部材18の
長手方向に沿って矢印x方向に移動させて、保持ヘッド
26の保持面26Aに吸着保持された電子部品5を、ス
テージ13上に載置された基板2に位置決めする(図6
(A))。
【0034】この後制御部32は、ステップSP7に進
んで、部品搬送部21Aに対して樹脂塗布部21Bを矢
印z方向と逆方向に下降移動させて樹脂用シリンダ21
BSを基板2の近傍に位置決めした後、高圧ポンプ29
を駆動して樹脂塗布部21Bの樹脂用シリンダ21BS
に充填されている封止樹脂7を当該樹脂用シリンダ21
BSの吐出孔(図示せず)を介してステージ13上に載
置された基板2上に必要量だけ吐出して、当該基板2上
に形成された各電極4を封止樹脂7で覆わせる。
【0035】次いで制御部32は、ステップSP8に進
んで、部品搬送部21Aに対して樹脂塗布部21Bを矢
印z方向に上昇移動させた後、ヘッド移動部21を駆動
して可動体23を矢印z方向と逆方向に下降移動させて
保持ヘッド26を電子部品5を吸着保持したまま下降す
ることにより、この電子部品5を各バンプ3がそれぞれ
基板2上の各電極4と対応して位置合わせするように封
止樹脂7を介して基板2上にマウントする(図6
(B))。
【0036】このとき制御部32は、ステップSP9に
おいて、加熱用電源27を駆動して保持ヘッド26内の
ヒータ26Bをバンプ3の融点温度以上の所定温度に加
熱することにより、電子部品5と基板2との接続部の各
パンプ3が溶融することなく保持ヘッド26の保持面2
6Aに押圧されると共に当該接続部が封止樹脂7で充填
される(図6(C))。
【0037】やがて制御部32は、ステップSP10に
進んで、ヒータ26Bの駆動を解除した後に基板2の軟
化温度未満の温度になる程度の所定時間が経過すると、
真空吸引源16を駆動して保持ヘッド26の吸引を解除
した後、ヘッド移動部21を駆動して可動体23を矢印
z方向に上昇移動させると共に、ステージ13を矢印y
方向に移動させて当該ステージ13上に載置された基板
2を後続する製造ラインに送り出した後、ステップSP
11に進んで当該実装処理手順RT1を終了する。
【0038】従ってこの実装装置10は、上述の実装方
法に従って電子部品5を順次接続不良のない状態で基板
2上に実装することができる。
【0039】(3)本実施の形態による動作及び効果 以上の構成において、この実装装置10では、一面に所
定パターンの電極4が形成された基板2をステージ13
上に保持して所定の加工位置に位置決めしておき、当該
基板2の上方に保持ヘッド26を位置合わせした後、保
持ヘッド26を下降移動させて基板2の一面に当接押圧
してがらヒータを駆動して加熱することにより、基板2
の一面は平坦化されかつ当該一面に形成された各電極4
が同一面上に配置される。
【0040】次いで冷却用ポンプ28から供給される常
温の水を保持ヘッド26内の流路26Wに循環させるよ
うにして基板2を比較的速く冷却させた後、保持ヘッド
26を基板2上から移動させて電子部品5を取得させ、
当該電子部品5を吸着保持した保持ヘッド26を再び基
板2の上方の加工位置で位置合わせする。
【0041】この後電子部品5の各バンプ3が平坦化さ
れた基板2上の各電極4とそれぞれ対応して位置合わせ
するように、保持ヘッド26を下降移動させて電子部品
5を介して基板2上に当接押圧しながら、保持ヘッド2
6内のヒータ26Bを駆動して電子部品5及び基板2を
共に加熱することにより、電子部品5を封止樹脂7を介
して基板2上にマウントした後、保持ヘッド26を電子
部品5の吸着を解除した後、基板2上から別工程に移動
させる。これにより電子部品5を接続不良のない状態で
基板2上に実装することができる。
【0042】以上の構成によれば、実装装置10におい
て、電子部品5の各バンプ3に対応して電極4が形成さ
れた基板2を、電子部品5を実装する前段階において、
各電極4と共に一面を加圧及び加熱して平坦化させた
後、当該平坦化した状態で基板2の一面を冷却するよう
にしたことにより、平坦化された基板2上では各電極4
の配列状態に位置ずれが生じるのを回避して、電子部品
5及び基板2間において各バンプ3及び対応する電極間
4で接続不良が生じるのを防止することができ、かくし
て製造後の電子部品5の歩留りを格段と向上することが
できる。
【0043】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、基板2の一面を所定
の軟化温度以上に加熱する加熱手段を、保持ヘッド26
内のヒータ26B及び当該ヒータ26Bに電力供給する
加熱用電源27から構成するようにした場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、要は制御部32の制御
のもとで保持ヘッド26の保持面26Aを所望温度に加
熱することができれば、加熱手段としてはこの他種々の
構成のものを適用しても良い。
【0044】また上述の実施の形態においては、加熱に
よって軟化状態にされた基板2の一面を平坦化する押圧
手段として、ヘッド移動部21を用いて、保持面26A
(平坦面)を有する保持ヘッド26(平坦化部材)の当
該保持面26Aを基板2の一面に当接押圧するようにし
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、基板
2の一面を各電極4と共に平坦化することができれば種
々の押圧手段を適用しても良い。
【0045】さらに上述の実施の形態においては、保持
ヘッド26(平坦化部材)の保持面26A(平坦面)を
基板2の一面に当接押圧しながら当該基板2を軟化温度
未満まで冷却する冷却手段として、保持ヘッド26内の
流路26Wを循環するように常温の水を供給する高圧ポ
ンプ29を適用した場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、要は基板2を速く冷却してサイクルタイム
を短縮することができれば、水冷式(水の温度は常温以
下でも良い)及び空冷式などこの他種々の冷却手段に広
く適用することができる。
【0046】例えば空冷式の冷却手段としては、ヘッド
移動部21に図示しない冷風供給部を設け、図7に示す
ように、当該冷風供給部から引き出された送風管40を
保持ヘッド26(この場合、流路26Wを除く)の近傍
に位置決めしておき、制御部32の制御に応じて、冷風
供給部から供給される冷風を送風管40の送風口40A
を介して保持ヘッド26に吹きつけるようにして、基板
2を強制的に冷却するようにしても良い。
【0047】また上述の実施の形態においては、基板2
を例えばガラスエポキシ樹脂からなる熱軟化性の有機基
板を適用した場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、熱軟化性である材質(例えばポリイミド材等)で
あれば種々の材質のものを広く適用しても良い。また基
板2としては、多層プリント配線板、ビルドアッププリ
ント配線板(順次導体層及び絶縁層が積み上げるように
作製されたプリント配線板)又はフレキシブルプリント
配線板(柔軟性がある絶縁基板2を用いたプリント配線
板)を適用した場合も上述と同様の効果を得ることがで
きる。
【0048】この場合、基板2の材質に応じて、保持ヘ
ッド26内のヒータ26Bの加熱温度が当該材質の軟化
温度(すなわち材質に特有のガラス転移温度を越える所
定温度)となるように調整すれば良い。
【0049】さらに上述の実施の形態においては、電子
部品5の各バンプ3をはんだ材から形成するようにした
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、はんだ
材以外の材料として例えば銀ペースト等の導電ペースト
や、銀粉末を含んだエポキシ系又はポリイミド系樹脂か
らなる導電性樹脂のように、種々の導電材料に広く適用
できる。
【0050】さらに上述の実施の形態においては、電子
部品5を基板2上に実装する際に、電子部品5の各バン
プ3を加熱溶融して基板2上の対応する電極4とそれぞ
れ接合するようにした場合について述べたが、本発明は
これに限らず、基板2上に電子部品5をマウントしたと
きに、加熱溶融することなく、電子部品5の各バンプ3
を直接基板2上の各電極4に接続させるようにしても、
基板2上に電子部品5を実装することができる。
【0051】この場合、基板2の一面に所定パターンで
配設された電極4上にバンプ43が形成されており、当
該基板2の一面に内層パターン44の引回しに起因した
凹凸が生じていると、隣り合うバンプ43の高さが異な
る(図8(A))。このため上述の実施の形態の場合と
同様に、保持ヘッド26を用いて保持面26Aを基板2
の一面側から加熱しながら又は加熱した後で当接押圧す
ることにより(図8(B))、他のバンプ43よりも突
出したバンプ43が基板2の一面にめり込み、この結果
全てのバンプ43の高さを均一にすることができる(図
8(C))。
【0052】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、実装方法
において、基板の一面を所定の軟化温度以上に加熱しな
がら又は加熱した後、軟化状態にある基板の一面に、平
坦面を有する平坦化部材の当該平坦面を当接押圧する第
1の工程と、平坦化部材の平坦面を基板の一面に当接押
圧しながら当該基板を軟化温度未満まで冷却する第2の
工程と、電子部品の各バンプを平坦化された基板の対応
する電極にそれぞれ接合する第3の工程とを設けたこと
により、平坦化された基板の一面では各電極の配列状態
に位置ずれが生じるのを回避して、各バンプ及び対応す
る電極間で接続不良が生じるのを防止することができ、
かくして電気的接続の信頼性を向上し得る実装方法を実
現しる。
【0053】また本発明によれば、実装装置において、
基板の一面を所定の軟化温度以上に加熱する加熱手段
と、加熱手段によって軟化状態にされた基板の一面に、
平坦面を有する平坦化部材の当該平坦面を当接押圧する
押圧手段と、平坦化部材の平坦面を基板の一面に当接押
圧しながら当該基板を軟化温度未満まで冷却する冷却手
段とを設け、電子部品の各バンプを平坦化されかつ冷却
された基板の一面に形成された対応する電極にそれぞれ
接合するようにしたことにより、平坦化された基板の一
面では各電極の配列状態に位置ずれが生じるのを回避し
て、各バンプ及び対応する電極間で接続不良が生じるの
を防止することができ、かくして電気的接続の信頼性を
向上し得る実装装置を実現し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態による実装装置の全体構成を示す
略線図である。
【図2】図1に示す保持ヘッドの内部構成を示す略線的
な断面図である。
【図3】ヘッド移動部の部分的構成を示す略線図であ
る。
【図4】実装処理手順を示すフローチャートである。
【図5】本実施の形態による電子部品の実装工程を示す
断面図である。
【図6】本実施の形態による電子部品の実装工程を示す
断面図である。
【図7】他の実施の形態による保持ヘッドの内部構成を
示す略線的な断面図である。
【図8】他の実施の形態による電子部品の実装工程を示
す部分的断面図である。
【図9】従来の電子部品の実装工程を示す断面図であ
る。
【図10】接続不良状態の説明に供する断面図である。
【符号の説明】
1、11……基台、2……基板、3……バンプ、4……
電極、5……電子部品、7……封止樹脂、10……実装
装置、13……ステージ、14、19、22、24……
モータ、16……真空吸引源、18……ガイド部材、2
1……ヘッド移動部、21A……部品搬送部、21B…
…樹脂塗布部、23……可動体、25、31……カメ
ラ、26……保持ヘッド、26A……保持面、26B…
…ヒータ、26H……吸引穴、27……加熱用電源、2
8……冷却用ポンプ、29……高圧ポンプ、30……部
品供給部、32……制御部、RT1……実装処理手順。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に複数のバンプが設けられている電子
    部品を、各上記バンプが熱軟化性でなる基板の一面に形
    成された対応する電極とそれぞれ接合するようにして上
    記基板の上記一面に実装する実装方法において、 上記基板の上記一面を所定の軟化温度以上に加熱しなが
    ら又は加熱した後、軟化状態にある上記基板の上記一面
    に、平坦面を有する平坦化部材の当該平坦面を当接押圧
    する第1の工程と、 上記平坦化部材の上記平坦面を上記基板の上記一面に当
    接押圧しながら当該基板を上記軟化温度未満まで冷却す
    る第2の工程と、 上記電子部品の各上記バンプを上記平坦化された上記基
    板の対応する上記電極にそれぞれ接合する第3の工程と
    を具えることを特徴とする実装方法。
  2. 【請求項2】上記電子部品は、表面実装型でなることを
    特徴とする請求項1に記載の実装方法。
  3. 【請求項3】上記基板は、多層プリント配線板、ビルド
    アッププリント配線板又はフレキシブルプリント配線板
    でなることを特徴とする請求項1に記載の実装方法。
  4. 【請求項4】表面に複数のバンプが設けられている電子
    部品を、各上記バンプが熱軟化性でなる基板の一面に形
    成された対応する電極とそれぞれ接合するようにして上
    記基板の上記一面に実装する実装装置において、 上記基板の上記一面を所定の軟化温度以上に加熱する加
    熱手段と、 上記加熱手段によって軟化状態にされた上記基板の上記
    一面に、平坦面を有する平坦化部材の当該平坦面を当接
    押圧する押圧手段と、 上記平坦化部材の上記平坦面を上記基板の上記一面に当
    接押圧しながら当該基板を上記軟化温度未満まで冷却す
    る冷却手段とを具え、上記電子部品の各上記バンプを上
    記平坦化されかつ上記冷却された上記基板の上記一面に
    形成された対応する上記電極にそれぞれ接合するように
    したことを特徴とする実装装置。
  5. 【請求項5】上記電子部品は、表面実装型でなることを
    特徴とする請求項4に記載の実装装置。
  6. 【請求項6】上記基板は、多層プリント配線板、ビルド
    アッププリント配線板又はフレキシブルプリント配線板
    でなることを特徴とする請求項4に記載の実装装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014049629A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 接合方法

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US7748113B2 (en) 2006-01-10 2010-07-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Electronic component mounting method
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