JP3563843B2 - チップ用基板の接着搭載装置 - Google Patents

チップ用基板の接着搭載装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体素子等のチップを搭載するチップ用基板をリードフレームのインナーリードに対して接着剤により接着搭載する装置に関し、特に、チップ用基板に設けられた複数の各接続端子とリードフレームにおける複数の各インナーリードとを精度良く対応させながら、リードフレームに対してチップ用基板を確実に接着することが可能なチップ用基板の接着搭載装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、リードフレームのインナーリード部にチップ用基板を接着搭載するについては、所定の治具内で枠状に形成してなる接着剤シートを正方形状を有するチップ用基板の4辺上に位置決め載置した後、リードフレームの各インナーリードがチップ用基板の4辺位置に対応するように、リードフレームを位置決めピンにて位置決めしながらチップ用基板上に載置するとともに、リードフレーム上に加熱プレートを配置し、治具全体を加熱プレス装置内にセットして荷重をかけながら接着剤シートを加熱硬化させることにより、チップ用基板をリードフレームに対して接着搭載するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の治具を使用するチップ用基板の搭載方法では、チップ用基板及びリードフレームを位置決め配置した治具を加熱プレス装置内にセットし、加熱プレートを介して荷重をかけつつチップ用基板上に配置された接着剤シートの加熱硬化を行ってチップ用基板をリードフレームの各インナーリードに接着搭載するものであることから、加熱プレス装置によりチップ用基板とリードフレームとに所望の荷重をかけることができ、チップ用基板とリードフレームとを確実に接着固定することが可能なものではある。
【0004】
しかし、チップ用基板に接着剤シートを配置する作業、チップ用基板及びリードフレームを位置決めしながら配置する作業、及び、治具自体を加熱プレス装置内にセットする作業等の煩雑な作業が必要とされ、これよりチップ用基板をリードフレームに効率良く接着搭載することができない問題がある。また、治具自体や加熱プレス装置の機械精度等に起因して、前記の方法では、チップ用基板の各接続端子とリードフレームの各インナーリードとを精度良く対応させることが困難であるという問題も存在する。
【0005】
これに対して、現今においては、ICチップ等の各種半導体素子をリードフレーム、回路基板等に精度良く位置決めしつつ搭載可能な各種のマウント装置が提案されており、この種のマウント装置では、例えば、半導体素子の接続端子とリードフレームのインナーリードとをCCD等の撮像手段にて撮像した画像データに基づき画像処理を行う画像処理手段を使用して、接続端子とインナーリードとを極めて精度良く位置決めしてマウントするように構成されている。
【0006】
しかし、前記マウント装置によれば、半導体素子の接続端子とリードフレームのインナーリードとを正確に位置決めしてマウントできるものではあるが、半導体素子の接続端子とリードフレームのインナーリードとの電気的接続を主たる目的としているのが一般的であり、接続端子とインナーリードとを電気接続するに際して、両者をどの程度の荷重をもってプレスするかについては殆ど考慮が払われていないのが現状である。従って、この種のマウント装置においても、接続端子とインナーリードとを電気接続するに際して両者はある程度の荷重(例えば、500g程度の荷重)でプレスされるものの、前記のように接着剤を介してチップ用基板とリードフレームとを接着するにはプレス力は十分なものではなく、チップ用基板をリードフレームに接着搭載する装置としては使用することは極めて困難なものである。
【0007】
本発明は前記従来の問題点を解消するためになされたものであり、チップ用基板に設けられた複数の各接続端子とリードフレームにおける複数の各インナーリードとを精度良く対応させながら、煩雑な作業を必要とすることなく効率良くリードフレームに対してチップ用基板を確実に接着することが可能なチップ用基板の接着搭載装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明に係るチップ用基板接着搭載装置は、端縁の周囲に沿って余白部を有し各余白部の内方に複数個の接続端子が形成されるとともに各余白部に熱硬化型接着剤が塗布されたチップ用基板を載置する基板ステージと、加熱部が設けられるとともに複数のインナーリードを有するリードフレームを載置するリードフレームステージと、前記チップ用基板を基板ステージからピックアップするとともに、前記リードフレームの各インナーリードまで移動する移動ヘッドが設けられた基板移動手段と、前記移動ヘッドによりピックアップされたチップ用基板を第2撮像カメラで撮像するとともに、前記リードフレームステージに載置されたリードフレームを第1撮像カメラで撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像されたチップ基板の画像データとリードフレームの画像データが画像メモリに記録され、補正処理部に記録されている基準画像データと前記画像メモリに記録された画像データとを比較して、補正データを演算し、補正データに基づいて前記移動手段を制御し、前記チップ用基板の各接続端子と前記リードフレームの各インナーリードとが対応するように移動ヘッドの動作を補正する補正制御手段とを備え、前記基板移動手段の移動ヘッドは、前記加熱部を介して熱硬化型接着剤を硬化することによりチップ用基板の余白部とリードフレームの各インナーリードとを接着する際に、各インナーリードを押圧するプレス荷重は、少なくとも5kg以上の荷重で相互にプレスする構成とされる。
【0009】
前記構成を有する本発明のチップ用基板の接着搭載装置では、チップ用基板の搭載時、基板ステージに載置されたチップ用基板は、基板移動手段の移動ヘッドを介して基板ステージからピックアップされるとともに、リードフレームステージ上に載置されたリードフレームの各インナーリードまで移動される。
【0010】
かかるチップ用基板の移動中、チップ用基板は撮像手段を介して撮像されてチップ用基板の画像データが得られる。また、同様に、移動ヘッドがリードフレームステージの上方に移動された時点で、撮像手段を介してリードフレームが撮像されてリードフレームの画像データが得られる。このようにした得られた各チップ用基板の画像データ及びリードフレームの画像データに基づいて、補正制御手段は基板移動手段の制御を行い、これにより移動ヘッドの動作は、チップ用基板の各接続端子とリードフレームの各インナーリードとが対応するように補正される。
【0011】
この後、リードフレームステージの加熱部を介してチップ用基板の余白部に塗布された熱硬化型接着剤を硬化することによりチップ用基板の余白部とリードフレームの各インナーリードとを接着する際に、各チップ用基板とリードフレームとは、移動ヘッドにより少なくとも5kg以上の荷重をもって相互にプレスされる。これにより、チップ用基板とリードフレームの各インナーリードとは、チップ用基板の各接続端子とリードフレームの各インナーリードとが精度良く対応した状態で、効率良く確実に接着される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るチップ用基板の接着搭載装置について、本発明を具体化した実施例に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、図1に基づき本実施例に係るチップ用基板の接着搭載装置の概略構成について説明する。図1はチップ用基板の接着搭載装置を模式的に示す側面図である。
【0013】
図1に示す接着搭載装置1において、基板台2に固定された基板ステージ3が設けられており、かかる基板ステージ3の上面には、複数個(例えば、4個)の位置決め突起4が立設されている。これらの各位置決め突起4を介して、基板ステージ3上にはチップ用基板5が位置決め載置される。尚、各基板台2、基板ステージ3は、図1の紙面に垂直な方向に沿って並列に2つ配設されている(図1中では、各1つの基板台2、基板ステージ3のみを示す)。
【0014】
ここで、基板ステージ3の上面で位置決め載置されているチップ用基板5の状態について図2に基づき説明する。図2はチップ用基板5を示す図であり、図2(A)は基板ステージ3の上面に載置されたチップ用基板5の平面図、図2(B)はチップ用基板5の裏面図である。
【0015】
図2(A)、図2(B)において、チップ用基板5の四隅には、切欠部5Aが形成されており、各切欠部5Aには、基板ステージ3上に立設された各位置決め突起4が嵌合されている。これにより、チップ用基板5は、基板ステージ3上で位置決め載置されるものである。また、チップ用基板5の中央部には、ICチップ等の半導体素子を搭載するためのチップ穴5Bが形成されている。更に、チップ用基板5の各端縁部とチップ穴5Bとの間には、接続端子としての複数個のスルーホール5Cが設けられており、各スルーホール5Cは、図2(B)に示すように、チップ用基板5の裏面にて端縁部に形成された各接続端子パターン5Dに接続されている。また、チップ用基板5の周囲に沿って端縁部と各スルーホール5Cとの間には余白部5Eが設けられており、余白部5Eにはエポキシ樹脂を主成分とする熱硬化型接着剤5F(図2(A)中、点線にて示す)が、ディスペンサ(図示せず)を介して所定幅(例えば、0.6mm幅)で塗布形成(半硬化状態にある)されている。更に、チップ用基板5の裏面において、図2(B)に示すように、チップ穴5Bと各接続端子パターン5Dとの間には、チップ穴5Bの近傍における2つの位置にターゲットパターン5Gが形成されている。各ターゲットパターン5Gは、後述するように、ロボット装置6のアーム7を介してチップ用基板5が基板ステージ3からリードフレームステージ15まで搬送される際に、第2撮像カメラ20により撮像認識されるものであり、その撮像された画像データに基づいて各Xモータ36、Yモータ37、Zモータ38、θモータ10の回転制御が行われる。
【0016】
図1に戻ってチップ用基板の接着搭載装置1の説明を続けると、基板ステージ3の上方において、Xモータ36、Yモータ37及びZモータ38(図4参照)を備えたロボット装置6が配設されており、ロボット装置6のアーム7は、各Xモータ36、Yモータ37、Zモータ38を介して、ロボット装置6のフレームの範囲内で水平方向及び垂直方向に自在に移動可能とされている。かかるアーム7には、側面視で「L」字状の固定フレーム8が取り付けられており、この固定フレーム8の側部(図1中左側部)には水平フレーム9が固設されている。また、水平フレーム9には、θモータ(回転モータ)10が固定され、かかるθモータ10のモータ軸11は、固定フレーム8の下端部を貫通して、その先端に基板吸着器12が取り付けられている。ここに、基板吸着器12は、前記基板ステージ3と一定距離だけ離間されて対向配置されており、また、吸引装置を介して吸引される吸引孔(共に図示せず)が設けられている。これより、基板吸着器12は、吸引装置を介して吸引することにより、基板ステージ3上に載置されているチップ用基板5を基板ステージ3からピックアップして吸引保持する作用を行う。また、θモータ10は、後述する補正制御部32(図4参照)からの指令に基づき回転制御されて、基板吸着器12を適正な位置に回転補正する作用を行う。
【0017】
また、θモータ10に隣接して水平フレーム9には、第1撮像カメラ13が配設されている。かかる第1撮像カメラ13は、後述するように、リードフレームステージ15上に載置されたリードフレーム16に形成された2つの基準穴19を撮像認識し、その撮像された画像データは前記各Xモータ36、Yモータ37、Zモータ38の回転制御を行うために使用されるものである。
【0018】
更に、基板台2と一定距離離間した位置(図1中、基板台2の左側位置)には、リードフレーム台14が配設されており、このリードフレーム台14にはリードフレームステージ15が配置されている。リードフレームステージ15には、リードフレーム16を位置決めするための位置決めピン17(図3参照)が立設されており、各位置決めピン17は、リードフレーム16毎に形成された2つの位置決め穴18に挿嵌されてリードフレーム16をリードフレームステージ15上で位置決めする作用を行う。また、リードフレームステージ15内には、リードフレーム16を前記熱硬化型接着剤5F(チップ用基板5の余白部5Eに塗布形成されている)の硬化温度(約130℃前後)以上に加熱するための加熱ヒータ40(図4参照)が内蔵されている。
【0019】
ここで、リードフレームステージ15にて位置決め載置されているリードフレーム16の状態について図3に基づき説明する。図3はリードフレームステージ15の上面に載置されたリードフレーム16の平面図である。図16において、リードフレーム16は複数個の基準単位が連続して形成されており、各リードフレーム16毎に2つの位置決め穴18及び基準穴19が設けられている。各位置決め穴18には、リードフレームステージ15に立設された各位置決めピン17が挿嵌され、これによりリードフレーム16は、リードフレームステージ15上で位置決め載置されるものである。また、各基準穴19は、前記したように、第1撮像カメラ13により撮像認識される。
【0020】
リードフレーム16の中央部において、内方に向かって複数本のインナーリード16Aが形成されており、各インナーリード16Aは、前記チップ用基板5の裏面に形成された各接続端子パターン5Dに対応されている。尚、リードフレーム16の各インナーリード16Aの構成については公知であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
【0021】
また、リードフレーム台14と基板台2との間には、第2撮像カメラ20が配設されており、かかる第2撮像カメラ20は、ロボット装置6のアーム7を介して基板吸着器12と共にチップ用基板5がリードフレームステージ15まで搬送される際に、チップ用基板5の裏面に設けられたターゲットパターン5Gを撮像認識するものである。
【0022】
次に、チップ用基板5の接着搭載装置1の制御系について図4に基づき説明する。図4は接着搭載装置1の制御系を示すブロック図であり、制御装置30を核として構成されている。制御装置30には、画像処理部31、補正処理部32、モータ制御部33、及び、ヒータ制御部34が設けられている。
【0023】
ここに、画像処理部31は、第1撮像カメラ13により撮像されたリードフレーム16の画像データの画像処理を行って各基準穴19の画像データを抽出し、また、第2撮像カメラ20により撮像されたチップ用基板5の画像データの画像処理を行って各ターゲットパターン5Gの画像データを抽出する。このように抽出された画像データは、画像メモリ35に記憶される。
【0024】
補正処理部32は、各基準穴19及びターゲットパターン5Gに関する基準画像データを記憶しており、これらの各基準画像データと、画像処理部31にて抽出されて画像メモリ35に記憶された各基準穴19の画像データ、及び、チップ用基板5のターゲットパターン5Gの画像データとを比較し、その比較の結果、各画像データ間に不一致が存在する場合には、各基準穴19の画像データ、及び、チップ用基板5のターゲットパターン5Gの画像データが各基準画像データに一致するように補正データを演算し、その補正データに基づき各Xモータ36、Yモータ37、Zモータ38、及び、θモータ10の回転制御を行うべく、モータ制御部33に対してモータ制御指令を出力する。モータ制御部33では、補正処理部32からのモータ制御指令に基づいて、各Xモータ36、Yモータ37、Zモータ38、及び、θモータ10の回転制御を行う。
【0025】
ヒータ制御部34は、接着搭載装置1の電源オンに基づいて、加熱ヒータ40の加熱制御を行い、リードフレームステージ15を所定の温度(熱硬化型接着剤5Fの加熱硬化温度)に加熱する作用を行う。
【0026】
続いて、前記のように構成されたチップ用基板5の接着搭載装置1の動作について、図5乃至図11に基づき説明する。ここに、図5は基板吸着器12を介して基板ステージ3上のチップ用基板5を吸着する状態を示す接着搭載装置1の側面図、図6は基板吸着器12にチップ用基板5を吸着保持したまま上昇している状態を示す接着搭載装置1の側面図、図7は基板吸着器12をリードフレームステージ15の方向に移動させる間に第2撮像カメラ20を介してチップ用基板5のターゲットパターン5Gを撮像している状態を示す接着搭載装置1の側面図、図8は基板吸着器12をリードフレームステージ15の近接位置まで移動して第1撮像カメラ13を介してリードフレーム16の基準穴19を撮像している状態を示す接着搭載装置1の側面図、図9は補正処理部32を介して演算された補正データに基づきモータ制御部33により基板吸着器12の位置を補正している状態を示す接着搭載装置1の側面図、図10は基板吸着器12を下降して熱硬化型接着剤5Fによりチップ用基板5をリードフレーム16の各インナーリード16Aに仮接着している状態を示す接着搭載装置1の側面図、図11は基板吸着器12を原点位置に復帰した状態を示す接着搭載装置1の側面図である。
【0027】
尚、接着搭載装置1は、その動作を開始する前には、図1に示す原点位置にセットされているものとし、基板吸着器12は基板ステージ3上のチップ用基板5に対向配置されている。また、この原点位置において、基板ステージ3上には、熱硬化型接着剤5Fがディスペンサ(図示せず)を介して塗布されたチップ用基板5が、図2(A)に示すように、位置決め載置されており、また、リードフレームステージ15上には、リードフレーム16が、図3に示すように、位置決め載置されている。
【0028】
先ず、接着搭載装置1の電源がオンされて動作が開始されると、ヒータ制御部34を介して加熱ヒータ40の加熱制御が行われ、リードフレームステージ15が所定温度に加熱される。これによりリードフレーム16も加熱される。また、これと同時に、基板吸着器12は吸引装置を介して吸引されてチップ用基板5を吸着可能な状態にされる。この後、モータ制御部33によりロボット装置6のZモータ38の回転駆動が行われ、基板吸着器12が下方に向かって降下される。これにより、基板吸着器12は基板ステージ3上のチップ用基板5に接触されてチップ用基板5を吸着する。この状態が図5に示されている。
【0029】
基板吸着器12にチップ用基板5を吸着した後、モータ制御部33を介してZモータ39の回転駆動が行われ、基板吸着器12は、前記とは逆に、上昇される。この状態が図6に示されている。更に、各Xモータ36、及び、Yモータ37の回転駆動が行われ、これにより基板吸着器12は、アーム7を介して、チップ用基板5を吸着保持したまま、リードフレームステージ15の方向(図6中、左方向)に移動される。そして、第2撮像カメラ20の上方を通過する際に、チップ用基板5の裏面が第2撮像カメラ20を介して撮像される。この状態が図7に示されている。このように撮像されたチップ用基板5の画像データは画像処理部31にて画像処理され、チップ用基板5の裏面に形成されたターゲットパターン5Gの画像データが抽出される。このように抽出されたターゲットパターン5Gの画像データは画像メモリ35に記憶される。
【0030】
基板吸着器12がリードフレームステージ15の方向に更に移動されると、第1撮像カメラ13が、リードフレームステージ15上のリードフレーム16を撮像可能な状態となる。この状態が図8に示されている。そして、図8に示す状態で、リードフレーム16が第1撮像カメラ13を介して撮像される。このように第1撮像カメラ13により撮像されたリードフレーム16の画像データは画像処理部31にて画像処理され、リードフレーム16に形成された各基準穴19の画像データが抽出される。このように抽出された各基準穴19の画像データは画像メモリ35に記憶される。
【0031】
この後、補正処理部32において、その補正処理部32が記憶している各基準穴19及びターゲットパターン5Gの基準画像データと、前記のように抽出されて画像メモリ35に記憶された各基準穴19及びターゲットパターン5Gの画像データとが比較され、その比較結果に基づいて、補正データが演算される。そして、かかる補正データに基づき各Xモータ36、Yモータ37、及び、θモータ10の回転制御指令をモータ制御部33に出力する。モータ制御部33では、補正処理部32からのモータ回転制御指令に従って、各Xモータ36、Yモータ37、及び、θモータ10をそれぞれ必要に応じて回転させる。これにより、チップ用基板5における各スルーホール5C、即ち、チップ用基板5の裏面における各接続端子パターン5Dとリードフレーム16の各インナーリード16Aとが、正確に位置決め対応されることとなる。この状態が図9に示されている。
【0032】
前記のようにチップ用基板5の各接続端子パターン5Dとリードフレーム16の各インナーリード16Aとが位置決め対応された後、モータ制御部33を介してZモータ38が回転駆動され、基板吸着器12が下方に移動される。これにより、基板吸着器12に吸着されたチップ用基板5は、各インナーリード16Aに圧接される。
【0033】
このとき、基板吸着器12が各インナーリード16Aを押圧するプレス荷重は、5kg以上、例えば、10kgに設定されており、また、プレス時間は1秒間に設定されている。従って、前記したようにリードフレームステージ15はヒータ制御部34、加熱ヒータ40を介して熱硬化型接着剤5Fの硬化温度以上に加熱されていることから、チップ用基板5は、前記10kgのプレス荷重とも相まって、熱硬化される熱硬化型接着剤5Fを介して、各インナーリード16Aに仮接着されるものである。この状態が図10に示されている。
【0034】
前記のようにチップ用基板5がリードフレーム16に仮接着された後、モータ制御部33を介して、Zモータ38を回転駆動して基板吸着器12を上昇し、更に、Xモータ36、Yモータ37を回転駆動することにより、基板吸着器12は、図1に示す原点位置に復帰される。この状態が図11に示されている。
【0035】
尚、前記のようにチップ用基板5が仮接着されたリードフレーム16は、更に、接着搭載装置1とは別の本プレス装置(図示せず)内に所定個数(例えば、4個)セットされ、前記と同一の温度で加熱されつつ20kgのプレス荷重をもって10秒間本接着される。次いで、前記と同一温度に加熱されたオーブン(図示せず)内で20分間加熱される。これにより、チップ用基板5はリードフレーム16に対して強固に接着されるものである。そして、かかるリードフレーム16は、更に、ハンダボンディング装置にセットされ、チップ用基板5の各スルーホール5Cにハンダが充填されることにより、チップ用基板5の各接続端子パターン5Dとリードフレーム16の各インナーリード16Aとが電気接続されるものである。
【0036】
以上詳細に説明した通り本実施例に係るチップ用基板の接着搭載装置1では、ロボット装置6のアーム7に固定フレーム8、水平フレーム9を介して第1撮像カメラ13を配設するとともに、基板台2とリードフレーム台14との間に第2撮像カメラ20を配設し、アーム2と共に移動する基板吸着器12により基板ステージ3上のチップ用基板5を吸着保持しつつリードフレームステージ15上のリードフレーム16まで移動させる際に、第2撮像カメラ20によりチップ用基板5の各ターゲットパターン5Gを撮像して画像データを取得し、また、第1撮像カメラ13によりリードフレーム16の各基準穴19を撮像して画像データを取得し、その取得された各ターゲットパターン5G及び各基準穴19の画像データに基づき補正処理部32にて演算された補正データに従いモータ制御部33を介して各Xモータ36、Yモータ37、Zモータ38、θモータ10の回転制御を行うことによりチップ用基板5の各スルーホール5C(接続端子パターン5D)とリードフレーム16の各インナーリード16Aとをそれぞれ精度良く位置決めし、更に、基板吸着器12を介してチップ用基板5を20kgのプレス荷重をもってリードフレーム16に押圧しつつ熱硬化型接着剤5Fにて接着するようにしたので、チップ用基板5に設けられた各接続端子パターン5Dとリードフレーム16における各インナーリード16Aとを精度良く対応させながら、煩雑な作業を必要とすることなく効率良くリードフレームに対してチップ用基板を確実に接着することができる。
【0037】
尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、チップ用基板に設けられた複数の各接続端子とリードフレームにおける複数の各インナーリードとを精度良く対応させながら、煩雑な作業を必要とすることなく効率良くリードフレームに対してチップ用基板を確実に接着することが可能なチップ用基板の接着搭載装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】チップ用基板の接着搭載装置を模式的に示す側面図である。
【図2】チップ用基板を示す図であり、図2(A)は基板ステージの上面に載置されたチップ用基板の平面図、図2(B)はチップ用基板の裏面図である。
【図3】リードフレームステージの上面に載置されたリードフレームの平面図である。
【図4】接着搭載装置の制御系を示すブロック図である。
【図5】基板吸着器を介して基板ステージ上のチップ用基板を吸着する状態を示す接着搭載装置の側面図である。
【図6】基板吸着器にチップ用基板を吸着保持したまま上昇している状態を示す接着搭載装置の側面図である。
【図7】基板吸着器をリードフレームステージの方向に移動させる間に第2撮像カメラを介してチップ用基板のターゲットパターンを撮像している状態を示す接着搭載装置の側面図である。
【図8】基板吸着器をリードフレームステージの近接位置まで移動して第1撮像カメラを介してリードフレームの基準穴を撮像している状態を示す接着搭載装置の側面図である。
【図9】補正処理部を介して演算された補正データに基づきモータ制御部により基板吸着器の位置を補正している状態を示す接着搭載装置の側面図である。
【図10】基板吸着器を下降して熱硬化型接着剤によりチップ用基板をリードフレームの各インナーリードに仮接着している状態を示す接着搭載装置の側面図である。
【図11】基板吸着器を原点位置に復帰した状態を示す接着搭載装置の側面図である。
【符号の説明】
1 チップ用基板の接着搭載装置
2 基板台
3 基板ステージ
4 位置決め突起
5 チップ用基板
5A 切欠部
5C スルーホール
5D 接続端子パターン
5E 余白部
5F 熱硬化型接着剤
5G ターゲットパターン
6 ロボット装置
7 アーム
10 θモータ
12 基板吸着器
13 第1撮像カメラ
14 リードフレーム台
15 リードフレームステージ
16 リードフレーム
16A インナーリード
17 位置決めピン
18 位置決め穴
19 基準穴
20 第2撮像カメラ
31 画像処理部
32 補正処理部
33 モータ制御部
36 Xモータ
37 Yモータ
38 Zモータ

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  1. 端縁の周囲に沿って余白部を有し各余白部の内方に複数個の接続端子が形成されるとともに各余白部に熱硬化型接着剤が塗布されたチップ用基板を載置する基板ステージと、
    加熱部が設けられるとともに複数のインナーリードを有するリードフレームを載置するリードフレームステージと、
    前記チップ用基板を基板ステージからピックアップするとともに、前記リードフレームの各インナーリードまで移動する移動ヘッドが設けられた基板移動手段と、
    前記移動ヘッドによりピックアップされたチップ用基板を第2撮像カメラで撮像するとともに、前記リードフレームステージに載置されたリードフレームを第1撮像カメラで撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像されたチップ基板の画像データとリードフレームの画像データが画像メモリに記録され、補正処理部に記録されている基準画像データと前記画像メモリに記録された画像データとを比較して、補正データを演算し、補正データに基づいて前記移動手段を制御し、前記チップ用基板の各接続端子と前記リードフレームの各インナーリードとが対応するように移動ヘッドの動作を補正する補正制御手段とを備え、
    前記基板移動手段の移動ヘッドは、前記加熱部を介して熱硬化型接着剤を硬化することによりチップ用基板の余白部とリードフレームの各インナーリードとを接着する際に、各インナーリードを押圧するプレス荷重は、少なくとも5kg以上の荷重で相互にプレスすることを特徴とするチップ用基板の接着搭載装置。
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