JP2001027092A - 推進工法用管の管継手 - Google Patents
推進工法用管の管継手Info
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- JP2001027092A JP2001027092A JP11323473A JP32347399A JP2001027092A JP 2001027092 A JP2001027092 A JP 2001027092A JP 11323473 A JP11323473 A JP 11323473A JP 32347399 A JP32347399 A JP 32347399A JP 2001027092 A JP2001027092 A JP 2001027092A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐震構造の管継手を有する管路を推進工法で
敷設できるようにする。 【解決手段】 一方の管11の端部に形成された受口1
2の内部に、他方の管13の端部に形成された挿口14
が挿入される。挿口14の先端面24が受口12の奥端
面18に当たる位置と、挿口14の外周に形成された突
部23が受口12の内部に装着されたロックリング20
に受口奥側から係り合う位置との間で、受口挿口間の伸
縮が許容される。挿口14の先端面24が受口12の奥
端面18に当たっておらず、しかも挿口14の突部23
が受口12のロックリング20に係り合っていない状態
で、受口12の外側における挿口14の部分の外面に摩
擦力により接合される推進力伝達手段27、36、61
を有する。この推進力伝達手段27、36、61によっ
て、挿口14と受口12との間で推進力を伝達させる。
敷設できるようにする。 【解決手段】 一方の管11の端部に形成された受口1
2の内部に、他方の管13の端部に形成された挿口14
が挿入される。挿口14の先端面24が受口12の奥端
面18に当たる位置と、挿口14の外周に形成された突
部23が受口12の内部に装着されたロックリング20
に受口奥側から係り合う位置との間で、受口挿口間の伸
縮が許容される。挿口14の先端面24が受口12の奥
端面18に当たっておらず、しかも挿口14の突部23
が受口12のロックリング20に係り合っていない状態
で、受口12の外側における挿口14の部分の外面に摩
擦力により接合される推進力伝達手段27、36、61
を有する。この推進力伝達手段27、36、61によっ
て、挿口14と受口12との間で推進力を伝達させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は推進工法用管の管継
手に関する。
手に関する。
【0002】
【従来の技術】一方の管の端部に形成された受口の内部
に他方の管の端部に形成された挿口が挿入される管継手
の一種として、いわゆる耐震構造の管継手がある。これ
は、受口からの挿口の離脱を防止するとともに、一定範
囲内の受口挿口間の伸縮を許容したものである。このよ
うな耐震構造の管継手として、たとえば受口の内周にロ
ックリングを装着するとともに、挿口の外周に突部を形
成して、この突部が受口の奥側からロックリングに係り
合うように構成され、また、ロックリングから距離をお
いた位置に受口の奥端部が形成されたものがある。この
ような構成であると、挿口の先端部が受口の奥端部に当
たる位置まで受口内への挿口の入り込みが可能であると
ともに、挿口の突部が受口のロックリングに係り合うま
で受口からの挿口の抜け出しが可能である。すなわち一
定範囲の伸縮しろを有する。
に他方の管の端部に形成された挿口が挿入される管継手
の一種として、いわゆる耐震構造の管継手がある。これ
は、受口からの挿口の離脱を防止するとともに、一定範
囲内の受口挿口間の伸縮を許容したものである。このよ
うな耐震構造の管継手として、たとえば受口の内周にロ
ックリングを装着するとともに、挿口の外周に突部を形
成して、この突部が受口の奥側からロックリングに係り
合うように構成され、また、ロックリングから距離をお
いた位置に受口の奥端部が形成されたものがある。この
ような構成であると、挿口の先端部が受口の奥端部に当
たる位置まで受口内への挿口の入り込みが可能であると
ともに、挿口の突部が受口のロックリングに係り合うま
で受口からの挿口の抜け出しが可能である。すなわち一
定範囲の伸縮しろを有する。
【0003】また、管路の敷設工法の一種として、推進
工法がある。これは、たとえば地中での管路の敷設路に
おける第1の位置と、この第1の位置から距離をおいた
第2の位置とに対応して、それぞれ地表から発進坑と到
達坑とを開削し、発進坑から到達坑に向けて管体を地中
に推進させることによって管路を敷設するものである。
この推進工法用の管では、その管継手における受口挿口
間で管軸方向の推進力が伝達される。このために、推進
工法用管に用いられる管継手として、たとえば挿口を受
口の内部に奥深く挿入して、その先端面を受口の奥端面
に当てることで、これら挿口の先端面と受口の奥端面と
の間で推進力を伝達できるようにしたものがある。
工法がある。これは、たとえば地中での管路の敷設路に
おける第1の位置と、この第1の位置から距離をおいた
第2の位置とに対応して、それぞれ地表から発進坑と到
達坑とを開削し、発進坑から到達坑に向けて管体を地中
に推進させることによって管路を敷設するものである。
この推進工法用の管では、その管継手における受口挿口
間で管軸方向の推進力が伝達される。このために、推進
工法用管に用いられる管継手として、たとえば挿口を受
口の内部に奥深く挿入して、その先端面を受口の奥端面
に当てることで、これら挿口の先端面と受口の奥端面と
の間で推進力を伝達できるようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような耐震構造
の管継手では、その性質上すなわち伸縮を行う必要上、
敷設完了状態においては、挿口の先端が受口の奥端に当
たっておらず、しかも挿口の突部が受口のロックリング
に係り合っていない状態、すなわち両者の中間位置にお
ける中立の状態になければならない。
の管継手では、その性質上すなわち伸縮を行う必要上、
敷設完了状態においては、挿口の先端が受口の奥端に当
たっておらず、しかも挿口の突部が受口のロックリング
に係り合っていない状態、すなわち両者の中間位置にお
ける中立の状態になければならない。
【0005】ところが、上述の推進工法によって管路を
敷設すると、敷設完了状態においては、それまでの推進
工事において推進力の伝達が行われていたために、推進
坑から到達坑まで敷設された管路における複数の管継手
のすべてについて、挿口が受口内にいっぱいに入り込ん
だ状態とならざるを得ない。したがって、耐震構造の管
継手を有する管路を推進工法で敷設することは実際上不
可能であるという問題点がある。
敷設すると、敷設完了状態においては、それまでの推進
工事において推進力の伝達が行われていたために、推進
坑から到達坑まで敷設された管路における複数の管継手
のすべてについて、挿口が受口内にいっぱいに入り込ん
だ状態とならざるを得ない。したがって、耐震構造の管
継手を有する管路を推進工法で敷設することは実際上不
可能であるという問題点がある。
【0006】そこで本発明は、このような問題点を解決
して、耐震構造の管継手を有する管路を推進工法で敷設
できるようにすることを目的とする。
して、耐震構造の管継手を有する管路を推進工法で敷設
できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、一方の管の端部に形成された受口の内部に他
方の管の端部に形成された挿口が挿入され、挿口の先端
が受口の奥端に当たる位置と、挿口の外周に形成された
突部が受口の内部に装着されたロックリングに受口奥側
から係り合う位置との間で受口挿口間の伸縮が許容され
るように構成され、かつ、挿口の先端が受口の奥端に当
たっておらず、しかも挿口の突部が受口のロックリング
に係り合っていない状態で、受口の外側における挿口の
部分の外面に摩擦力により接合されて、この挿口の部分
と受口との間で、管を推進工法にて推進するときの推力
を伝達させる手段を有するようにしたものである。
本発明は、一方の管の端部に形成された受口の内部に他
方の管の端部に形成された挿口が挿入され、挿口の先端
が受口の奥端に当たる位置と、挿口の外周に形成された
突部が受口の内部に装着されたロックリングに受口奥側
から係り合う位置との間で受口挿口間の伸縮が許容され
るように構成され、かつ、挿口の先端が受口の奥端に当
たっておらず、しかも挿口の突部が受口のロックリング
に係り合っていない状態で、受口の外側における挿口の
部分の外面に摩擦力により接合されて、この挿口の部分
と受口との間で、管を推進工法にて推進するときの推力
を伝達させる手段を有するようにしたものである。
【0008】このような構成によれば、挿口の先端が受
口の奥端に当たっておらず、しかも挿口の突部が受口の
ロックリングに係り合っていない状態、すなわち両者の
中間位置における中立の状態で、推力伝達手段を作用さ
せれば、この中立の状態のままで推進工法により管路が
敷設される。敷設完了後において、地震の発生などによ
って大きな地盤変状が起こったときには、受口挿口間
に、推力伝達手段による挿口への摩擦力を超えた大きな
軸心方向の力が作用することがある。その場合には、そ
れに対応して、継手において挿口が受口に入り込む縮み
が発生する。その場合には、挿口の先端が受口の奥端に
当たると、それ以上の入り込みは生じない。反対に挿口
が受口から抜け出す伸びが発生したときは、挿口の突部
がロックリングに係り合うことで、それ以上の抜け出し
すなわち受口と挿口との離脱が防止される。
口の奥端に当たっておらず、しかも挿口の突部が受口の
ロックリングに係り合っていない状態、すなわち両者の
中間位置における中立の状態で、推力伝達手段を作用さ
せれば、この中立の状態のままで推進工法により管路が
敷設される。敷設完了後において、地震の発生などによ
って大きな地盤変状が起こったときには、受口挿口間
に、推力伝達手段による挿口への摩擦力を超えた大きな
軸心方向の力が作用することがある。その場合には、そ
れに対応して、継手において挿口が受口に入り込む縮み
が発生する。その場合には、挿口の先端が受口の奥端に
当たると、それ以上の入り込みは生じない。反対に挿口
が受口から抜け出す伸びが発生したときは、挿口の突部
がロックリングに係り合うことで、それ以上の抜け出し
すなわち受口と挿口との離脱が防止される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1において、管継手を構成して
互いに接合される一方の鋳鉄管11の端部には受口12
が形成され、他方の鋳鉄管13の端部には、受口12の
内部に挿入される挿口14が形成されている。受口12
の内周には、その開口端側から順に、奥すぼまり状のシ
ール材圧接面15と、環状のロックリング収容溝16
と、管軸方向に一定長さを有する内周面17と、管径方
向の奥端面18とが形成されている。また受口12の端
部の外周にはフランジ19が形成されている。ロックリ
ング収容溝16には、環状の周方向一つ割りの金属製の
ロックリング20が収容されている。シール材圧接面1
5と挿口14の外周面との間には環状のゴム製のシール
材21が設けられ、このシール材21とロックリング2
0との間には環状のバックアップリング22が介装され
ている。
互いに接合される一方の鋳鉄管11の端部には受口12
が形成され、他方の鋳鉄管13の端部には、受口12の
内部に挿入される挿口14が形成されている。受口12
の内周には、その開口端側から順に、奥すぼまり状のシ
ール材圧接面15と、環状のロックリング収容溝16
と、管軸方向に一定長さを有する内周面17と、管径方
向の奥端面18とが形成されている。また受口12の端
部の外周にはフランジ19が形成されている。ロックリ
ング収容溝16には、環状の周方向一つ割りの金属製の
ロックリング20が収容されている。シール材圧接面1
5と挿口14の外周面との間には環状のゴム製のシール
材21が設けられ、このシール材21とロックリング2
0との間には環状のバックアップリング22が介装され
ている。
【0010】ロックリング20よりも受口12の奥側の
内周面17に対応した位置における挿口14の外周に
は、突部23が形成されている。この突部23は、受口
12の奥側からロックリング20に係り合い可能とされ
ている。24は挿口14の先端面で、受口12の奥端面
18に向かい合うように構成されている。受口12の外
側における挿口14の部分には、金属製の押輪27が外
ばめされている。この押輪27は、たとえば図2に示す
ような周方向二つ割りの構成とされている。28はその
周方向に二か所の分割部、29は分割部28における合
わせ面である。この押輪27には、各分割部28を含む
周方向に複数の位置に管軸方向の貫通孔30が形成され
ている。そして押輪27は、この貫通孔30と、この貫
通孔30に対応して受口12のフランジ19に形成され
た管軸方向の貫通孔31とに通されるT頭ボルト32と
ナット33とによって、このフランジ19に締結される
ことで、受口挿口間でシール材21を圧縮させて所要の
シール機能を発揮させることができるように構成されて
いる。
内周面17に対応した位置における挿口14の外周に
は、突部23が形成されている。この突部23は、受口
12の奥側からロックリング20に係り合い可能とされ
ている。24は挿口14の先端面で、受口12の奥端面
18に向かい合うように構成されている。受口12の外
側における挿口14の部分には、金属製の押輪27が外
ばめされている。この押輪27は、たとえば図2に示す
ような周方向二つ割りの構成とされている。28はその
周方向に二か所の分割部、29は分割部28における合
わせ面である。この押輪27には、各分割部28を含む
周方向に複数の位置に管軸方向の貫通孔30が形成され
ている。そして押輪27は、この貫通孔30と、この貫
通孔30に対応して受口12のフランジ19に形成され
た管軸方向の貫通孔31とに通されるT頭ボルト32と
ナット33とによって、このフランジ19に締結される
ことで、受口挿口間でシール材21を圧縮させて所要の
シール機能を発揮させることができるように構成されて
いる。
【0011】押輪27の内周には環状溝35が形成され
ており、この環状溝35には、周方向の複数の位置にお
いて、それぞれ周方向に一定長さを有する爪36が収容
されている。環状溝35において、爪36が存在しない
部分にはゴム片などの弾性体43を収容することで、こ
の弾性体43の弾性によって各爪36を所定位置に保持
することができる。この爪36は、図1に示すように、
その内周部に、軸心方向に距離をおいた2条の刃部3
7、38がそれぞれ周方向にわたって形成されている。
ており、この環状溝35には、周方向の複数の位置にお
いて、それぞれ周方向に一定長さを有する爪36が収容
されている。環状溝35において、爪36が存在しない
部分にはゴム片などの弾性体43を収容することで、こ
の弾性体43の弾性によって各爪36を所定位置に保持
することができる。この爪36は、図1に示すように、
その内周部に、軸心方向に距離をおいた2条の刃部3
7、38がそれぞれ周方向にわたって形成されている。
【0012】押輪27には、貫通孔30を避けた周方向
の複数の位置において、径方向の内ねじ39が、この押
輪27の外周面から環状溝35に向かう貫通状態で形成
されている。各内ねじ39には押しボルト40がねじ込
まれており、この押しボルト40は、その先端部で爪3
6の外面を押圧することで、この爪36の特に刃部3
7、38を挿口14の外面に押圧させることができるよ
うに構成されている。
の複数の位置において、径方向の内ねじ39が、この押
輪27の外周面から環状溝35に向かう貫通状態で形成
されている。各内ねじ39には押しボルト40がねじ込
まれており、この押しボルト40は、その先端部で爪3
6の外面を押圧することで、この爪36の特に刃部3
7、38を挿口14の外面に押圧させることができるよ
うに構成されている。
【0013】このような構成において、受口12と挿口
14とを互いに接合する際には、まず、突部23を越え
た挿口14の部分にロックリング20とシール材21と
バックアップリング22とを外ばめし、その状態の挿口
14を受口12の内部に挿入する。このとき、図1に示
すように、挿口14の先端面24が受口12の奥端面1
8から管軸方向に距離をおき、かつ挿口14の突部23
がロックリング収容溝16から管軸方向に距離をおい
た、中立の状態となるようにする。
14とを互いに接合する際には、まず、突部23を越え
た挿口14の部分にロックリング20とシール材21と
バックアップリング22とを外ばめし、その状態の挿口
14を受口12の内部に挿入する。このとき、図1に示
すように、挿口14の先端面24が受口12の奥端面1
8から管軸方向に距離をおき、かつ挿口14の突部23
がロックリング収容溝16から管軸方向に距離をおい
た、中立の状態となるようにする。
【0014】次に、受口12の内面と挿口14の外面と
の隙間を利用して受口12の内部にロックリング20を
縮径状態で挿入し、これを収容溝16にはめ込む。ま
た、同様にバックアップリング22とシール材21とを
受口12の内面と挿口14の外面との隙間に挿入する。
さらに、環状溝35に爪36を装着した押輪27を受口
12よりも外側における挿口14の部分に外ばめし、T
頭ボルト32とナット33とによって受口12のフラン
ジ19に締結する。これによってシール材21を所要の
力で圧縮する。
の隙間を利用して受口12の内部にロックリング20を
縮径状態で挿入し、これを収容溝16にはめ込む。ま
た、同様にバックアップリング22とシール材21とを
受口12の内面と挿口14の外面との隙間に挿入する。
さらに、環状溝35に爪36を装着した押輪27を受口
12よりも外側における挿口14の部分に外ばめし、T
頭ボルト32とナット33とによって受口12のフラン
ジ19に締結する。これによってシール材21を所要の
力で圧縮する。
【0015】続いて、押輪27における押しボルト40
を操作して、爪36を特にその刃部37、38において
挿口14の外面に押圧させる。これによって、挿口14
と受口12とは、上述の中立状態で軸心方向に位置決め
された状態で、相互に固定される。このような構成の管
継手を有する管11、13を推進工法によって敷設する
場合には、次のようにする。すなわち、図3において、
45は発進坑、46は到達坑であり、両者は、互いに水
平方向に距離をおいた位置で、それぞれ地表47より開
削されている。発進坑45と到達坑46との間には、老
朽した既設の管路などによるさや管48があらかじめ敷
設されている。発進坑45の底部には推進台49が設け
られ、この推進台49には、地表47から坑内に搬入さ
れた鋳鉄管13が支持されている。そして、この推進台
49上の鋳鉄管13を先行管11に接合するとともに、
この鋳鉄管13にワイヤ50を掛け、このワイヤ50を
滑車51を介して地上のクレーン52によって引っ張る
ことで、新たな管13を1本ずつ継ぎ足しながら、これ
らの管をさや管48の内部に沿って推進させることがで
きる。
を操作して、爪36を特にその刃部37、38において
挿口14の外面に押圧させる。これによって、挿口14
と受口12とは、上述の中立状態で軸心方向に位置決め
された状態で、相互に固定される。このような構成の管
継手を有する管11、13を推進工法によって敷設する
場合には、次のようにする。すなわち、図3において、
45は発進坑、46は到達坑であり、両者は、互いに水
平方向に距離をおいた位置で、それぞれ地表47より開
削されている。発進坑45と到達坑46との間には、老
朽した既設の管路などによるさや管48があらかじめ敷
設されている。発進坑45の底部には推進台49が設け
られ、この推進台49には、地表47から坑内に搬入さ
れた鋳鉄管13が支持されている。そして、この推進台
49上の鋳鉄管13を先行管11に接合するとともに、
この鋳鉄管13にワイヤ50を掛け、このワイヤ50を
滑車51を介して地上のクレーン52によって引っ張る
ことで、新たな管13を1本ずつ継ぎ足しながら、これ
らの管をさや管48の内部に沿って推進させることがで
きる。
【0016】このとき、上述のように押輪27の爪36
が挿口14に押圧されて、受口挿口間で推進力が伝達さ
れることで、管11、13どうしは、受口挿口間の伸縮
を伴わずに、すなわち図1に示された中立の状態を保っ
たままで、推進されることになる。図1において、矢印
Aは推進方向を示す。なお、図3に示すように、挿口1
4側を先頭として推進させて、最先の管11の挿口14
の底部にはさや管48の内面を摺動するそり53を設
け、また受口12のフランジ19などの部分にキャスタ
54を設けることで、推進抵抗を低減させることができ
る。
が挿口14に押圧されて、受口挿口間で推進力が伝達さ
れることで、管11、13どうしは、受口挿口間の伸縮
を伴わずに、すなわち図1に示された中立の状態を保っ
たままで、推進されることになる。図1において、矢印
Aは推進方向を示す。なお、図3に示すように、挿口1
4側を先頭として推進させて、最先の管11の挿口14
の底部にはさや管48の内面を摺動するそり53を設
け、また受口12のフランジ19などの部分にキャスタ
54を設けることで、推進抵抗を低減させることができ
る。
【0017】上記の構成では、上述のように押輪27の
爪36が押しボルト40により挿口14に押圧されるこ
とにもとづいて推進力が伝達されるため、あまり大きな
推進力を伝達させることはできない。このため、上述の
ようにさや管48の内部に新たな管路を敷設する場合な
どの、推進抵抗があまり大きくない場合に限って、良好
な推進工事を行うことができる。なお、新たな管路を土
中に直接推進させる場合であっても、そのときの推進抵
抗があまり大きくなければ、同様に良好に推進工事を行
うことができる。
爪36が押しボルト40により挿口14に押圧されるこ
とにもとづいて推進力が伝達されるため、あまり大きな
推進力を伝達させることはできない。このため、上述の
ようにさや管48の内部に新たな管路を敷設する場合な
どの、推進抵抗があまり大きくない場合に限って、良好
な推進工事を行うことができる。なお、新たな管路を土
中に直接推進させる場合であっても、そのときの推進抵
抗があまり大きくなければ、同様に良好に推進工事を行
うことができる。
【0018】管路の敷設工事が完了し、この管路が上水
道などの実際の用途に供されている場合において、地震
の発生などによって大きな地盤変状が起こったときに
は、以下の挙動を行う。すなわち、地震などの発生時に
継手に作用する伸縮力が爪36の押圧力によって耐え得
る範囲内である場合には、継手は図1に示される状態を
維持する。このとき、図1に示すように押しボルト40
の中心線41と爪36の中心線42との位置が一致せ
ず、押しボルト40の中心線41の方が爪36の中心線
42よりも受口12から離れて位置する場合には、継手
に抜け出し力が作用したときに、爪36は、この爪36
と押しボルト40との接触点と、受口12に近い方の刃
部37とを結ぶ斜め方向の線分が起き上がる方向に倒れ
ようとする。その結果、刃部37がいっそう挿口14の
外面に食い込むように作用し、挿口14への押圧力が増
大して、継手に作用する伸縮力に耐えるための機能が向
上することになる。
道などの実際の用途に供されている場合において、地震
の発生などによって大きな地盤変状が起こったときに
は、以下の挙動を行う。すなわち、地震などの発生時に
継手に作用する伸縮力が爪36の押圧力によって耐え得
る範囲内である場合には、継手は図1に示される状態を
維持する。このとき、図1に示すように押しボルト40
の中心線41と爪36の中心線42との位置が一致せ
ず、押しボルト40の中心線41の方が爪36の中心線
42よりも受口12から離れて位置する場合には、継手
に抜け出し力が作用したときに、爪36は、この爪36
と押しボルト40との接触点と、受口12に近い方の刃
部37とを結ぶ斜め方向の線分が起き上がる方向に倒れ
ようとする。その結果、刃部37がいっそう挿口14の
外面に食い込むように作用し、挿口14への押圧力が増
大して、継手に作用する伸縮力に耐えるための機能が向
上することになる。
【0019】これに対し、爪36の押圧力によって耐え
得る範囲を超えた大きな抜け出し力が継手に作用した場
合には、爪36と挿口14の外面との間に管軸方向のす
べりが発生し、それに対応して、挿口14が受口12か
ら抜け出す伸びが発生する。しかし、図4に示すように
挿口14の突部23がロックリング20に係り合うこと
で、それ以上の抜け出しすなわち受口12と挿口14と
の離脱が防止される。反対に、爪36の押圧力によって
耐え得る範囲を超えた大きな入り込み力が継手に作用し
た場合には、図5に示すように挿口14が受口12に入
り込む縮みが発生する。しかし、挿口14の先端面24
が受口12の奥端面18に当たると、それ以上の入り込
みは生じない。
得る範囲を超えた大きな抜け出し力が継手に作用した場
合には、爪36と挿口14の外面との間に管軸方向のす
べりが発生し、それに対応して、挿口14が受口12か
ら抜け出す伸びが発生する。しかし、図4に示すように
挿口14の突部23がロックリング20に係り合うこと
で、それ以上の抜け出しすなわち受口12と挿口14と
の離脱が防止される。反対に、爪36の押圧力によって
耐え得る範囲を超えた大きな入り込み力が継手に作用し
た場合には、図5に示すように挿口14が受口12に入
り込む縮みが発生する。しかし、挿口14の先端面24
が受口12の奥端面18に当たると、それ以上の入り込
みは生じない。
【0020】以上より、本発明によれば、伸縮機能を有
した耐震構造の管継手を備えた管路を推進工法によって
敷設することができる。図6および図7は、押輪27お
よびこの押輪27に設けられた爪36など(以下、「押
輪等」と称する)の変形例を示す。図2に示された押輪
等は、たとえば呼び径が75mm〜100mm程度の小
口径の管に適用されるものであり、周方向に沿って90
度程度の長さを有する一対の爪36を有し、押しボルト
40はT頭ボルトのための貫通孔30に対応して周方向
の4か所に設けられ、各爪36ごとに一対の押しボルト
40を作用させるように構成されたものである。
した耐震構造の管継手を備えた管路を推進工法によって
敷設することができる。図6および図7は、押輪27お
よびこの押輪27に設けられた爪36など(以下、「押
輪等」と称する)の変形例を示す。図2に示された押輪
等は、たとえば呼び径が75mm〜100mm程度の小
口径の管に適用されるものであり、周方向に沿って90
度程度の長さを有する一対の爪36を有し、押しボルト
40はT頭ボルトのための貫通孔30に対応して周方向
の4か所に設けられ、各爪36ごとに一対の押しボルト
40を作用させるように構成されたものである。
【0021】これに対し図6の押輪等は、たとえば呼び
径が150mm、200mmなどの中口径の管に適用さ
れるものであり、押しボルト40は貫通孔30に対応し
て周方向の6か所に設けられ、各爪36は各押しボルト
40に対応した周方向の6か所の位置に設けられてい
る。すなわち、各爪36をそれぞれ1本の押しボルト4
0によって押圧するように構成されている。
径が150mm、200mmなどの中口径の管に適用さ
れるものであり、押しボルト40は貫通孔30に対応し
て周方向の6か所に設けられ、各爪36は各押しボルト
40に対応した周方向の6か所の位置に設けられてい
る。すなわち、各爪36をそれぞれ1本の押しボルト4
0によって押圧するように構成されている。
【0022】図7の押輪等は、たとえば呼び径が250
mm以上の大口径の管に適用されるものであり、押しボ
ルト40は貫通孔30に対応して周方向の8か所に設け
られている。また爪36は周方向の4か所の位置に設け
られており、各爪36ごとに一対の押しボルト40を作
用させるように構成されている。このほかにも、押輪等
の構成は任意に変更することができる。また、上記にお
いては押輪27によってシール材21を圧縮するように
した公知のメカニカル管継手に本発明を適用した例を示
したが、本発明は、いわゆるスリップオンタイプの管継
手やその他の管継手においても当然に適用することがで
きる。スリップオンタイプの管継手の場合は、爪36を
収容する環状体を、受口12の外側における挿口14の
外周に設ければよい。この環状体は、上述の例のように
受口12に締結されるものであってもよいし、溶接など
の他の手段によって受口に固定されたものであってもよ
いし、挿口14に外ばめされた状態で受口12の端面に
接するように構成されたものであってもよいし、その他
の構成であってもよい。
mm以上の大口径の管に適用されるものであり、押しボ
ルト40は貫通孔30に対応して周方向の8か所に設け
られている。また爪36は周方向の4か所の位置に設け
られており、各爪36ごとに一対の押しボルト40を作
用させるように構成されている。このほかにも、押輪等
の構成は任意に変更することができる。また、上記にお
いては押輪27によってシール材21を圧縮するように
した公知のメカニカル管継手に本発明を適用した例を示
したが、本発明は、いわゆるスリップオンタイプの管継
手やその他の管継手においても当然に適用することがで
きる。スリップオンタイプの管継手の場合は、爪36を
収容する環状体を、受口12の外側における挿口14の
外周に設ければよい。この環状体は、上述の例のように
受口12に締結されるものであってもよいし、溶接など
の他の手段によって受口に固定されたものであってもよ
いし、挿口14に外ばめされた状態で受口12の端面に
接するように構成されたものであってもよいし、その他
の構成であってもよい。
【0023】図3には推進抵抗を軽減させるためのそり
53およびキャスタ54の適用例が示されているが、図
8および図9は、これらのそり53およびキャスタ54
の他の適用例を示す。図8において、61は推力伝達リ
ングで、受口12の外側における挿口14の外周に取り
付けられている。詳細に説明すると、この推力伝達リン
グ61は周方向二つ割りの構成とされており、62、6
2はその分割部である。各分割部62、62において、
推力伝達リング61には径方向の突出部63、63が形
成されており、これら突出部63、63どうしがボルト
・ナット64によって締め付けられることで、推力伝達
リング61が摩擦力によって挿口14の外周に固定され
ている。
53およびキャスタ54の適用例が示されているが、図
8および図9は、これらのそり53およびキャスタ54
の他の適用例を示す。図8において、61は推力伝達リ
ングで、受口12の外側における挿口14の外周に取り
付けられている。詳細に説明すると、この推力伝達リン
グ61は周方向二つ割りの構成とされており、62、6
2はその分割部である。各分割部62、62において、
推力伝達リング61には径方向の突出部63、63が形
成されており、これら突出部63、63どうしがボルト
・ナット64によって締め付けられることで、推力伝達
リング61が摩擦力によって挿口14の外周に固定され
ている。
【0024】図10に示すように、受口12と挿口14
とはスリップオンタイプの管継手を構成しており、シー
ル材21は挿口14の外周面と受口12の内周面との間
で圧縮される。そして、図8(a)および図10(a)
に示すように、挿口14の外周に固定された推力伝達リ
ング61の端面65が受口12の端面66に接すること
で、この推力伝達リング61によって受口挿口間で推進
力を伝達可能とされている。
とはスリップオンタイプの管継手を構成しており、シー
ル材21は挿口14の外周面と受口12の内周面との間
で圧縮される。そして、図8(a)および図10(a)
に示すように、挿口14の外周に固定された推力伝達リ
ング61の端面65が受口12の端面66に接すること
で、この推力伝達リング61によって受口挿口間で推進
力を伝達可能とされている。
【0025】地震の発生時などにおいて継手部に管軸方
向の力が作用したときの挙動は、次の通りである。挿口
14が受口12に入り込む方向に力が作用した場合にお
いて、その力があまり大きくない場合には、この力は上
述の推進力の場合と同様に受口12と挿口14との間で
伝達され、図10(a)に示すように両者の間で伸縮は
起こらない。これに対し、大きな力が作用した場合に
は、図10(b)に示すように受口12の端面66に当
たった状態の推力伝達リング61と挿口14との間にす
べりが生じ、挿口14が奥端面18に当たるまで受口1
2の内部に入り込むことができる。
向の力が作用したときの挙動は、次の通りである。挿口
14が受口12に入り込む方向に力が作用した場合にお
いて、その力があまり大きくない場合には、この力は上
述の推進力の場合と同様に受口12と挿口14との間で
伝達され、図10(a)に示すように両者の間で伸縮は
起こらない。これに対し、大きな力が作用した場合に
は、図10(b)に示すように受口12の端面66に当
たった状態の推力伝達リング61と挿口14との間にす
べりが生じ、挿口14が奥端面18に当たるまで受口1
2の内部に入り込むことができる。
【0026】挿口14が受口12から抜け出す方向に力
が作用した場合には、管11、13の動きは推力伝達リ
ング61によっては拘束されず、図10(b)に示すよ
うに挿口14の外周に締結された推力伝達リング61が
この挿口14と一体に受口12から遠ざかる。そして、
ついには挿口14の突部23がロックリング20に係り
合って、受口12からの挿口14の抜け出しが確実に阻
止される。
が作用した場合には、管11、13の動きは推力伝達リ
ング61によっては拘束されず、図10(b)に示すよ
うに挿口14の外周に締結された推力伝達リング61が
この挿口14と一体に受口12から遠ざかる。そして、
ついには挿口14の突部23がロックリング20に係り
合って、受口12からの挿口14の抜け出しが確実に阻
止される。
【0027】図8に示すものでは、推力伝達リング61
における下側の部分に、互いに周方向に距離をおいた一
対の脚部67、67の上端部が接続されており、これら
の脚部67、67の下端部にそれぞれそり53が取り付
けられている。このような構成であると、一対のそり5
3、53が管11、13を支持しながらさや管48の内
面を摺動することで、推進抵抗を軽減させることができ
る。
における下側の部分に、互いに周方向に距離をおいた一
対の脚部67、67の上端部が接続されており、これら
の脚部67、67の下端部にそれぞれそり53が取り付
けられている。このような構成であると、一対のそり5
3、53が管11、13を支持しながらさや管48の内
面を摺動することで、推進抵抗を軽減させることができ
る。
【0028】図9は、図8の管継手においてそり53に
代えてキャスタ54を利用した例を示す。すなわち推力
伝達リング61における下側の部分には、周方向に距離
をおいた一対のキャスタ54、54が設けられており、
これらのキャスタ54、54によって管11、13を支
持しながら、これらのキャスタ54、54がさや管48
の内面を転動することで、推進抵抗を低減させることが
できる。
代えてキャスタ54を利用した例を示す。すなわち推力
伝達リング61における下側の部分には、周方向に距離
をおいた一対のキャスタ54、54が設けられており、
これらのキャスタ54、54によって管11、13を支
持しながら、これらのキャスタ54、54がさや管48
の内面を転動することで、推進抵抗を低減させることが
できる。
【0029】なお、この図9のものでは、推力伝達リン
グ61における上側の部分にもキャスタ54が設けられ
ており、結局、図示のように互いに周方向に120度ず
つの間隔をおいた3個のキャスタ54、54、54が、
管11、13を支持しながらさや管48の内部を転動す
ることになる。このような構成であると、推進中に管1
1、13に軸心まわりのローリングが生じることなどが
あっても、常に安定してこの管11、13を支持するこ
とができる。
グ61における上側の部分にもキャスタ54が設けられ
ており、結局、図示のように互いに周方向に120度ず
つの間隔をおいた3個のキャスタ54、54、54が、
管11、13を支持しながらさや管48の内部を転動す
ることになる。このような構成であると、推進中に管1
1、13に軸心まわりのローリングが生じることなどが
あっても、常に安定してこの管11、13を支持するこ
とができる。
【0030】そり53やキャスタ55は、図8や図9に
示すように推力伝達リング61に取り付けるほかに、図
3に示すように最先の管11の挿口14の底部にも設け
ることができる。また、推力伝達リング61と最先の管
11の挿口14の底部とのいずれかのみに設けることも
できる。
示すように推力伝達リング61に取り付けるほかに、図
3に示すように最先の管11の挿口14の底部にも設け
ることができる。また、推力伝達リング61と最先の管
11の挿口14の底部とのいずれかのみに設けることも
できる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によると、一方の管
の端部に形成された受口の内部に他方の管の端部に形成
された挿口が挿入され、挿口の先端が受口の奥端に当た
る位置と、挿口の外周に形成された突部が受口の内部に
装着されたロックリングに受口奥側から係り合う位置と
の間で受口挿口間の伸縮が許容されるように構成され、
かつ、挿口の先端が受口の奥端に当たっておらず、しか
も挿口の突部が受口のロックリングに係り合っていない
状態で、受口の外側における挿口の部分の外面に摩擦力
により接合されて、この挿口の部分と受口との間で、管
を推進工法にて推進するときの推力を伝達させる手段を
有して、管を推進工法によって敷設するときに前記推力
伝達部材によって受口挿口間の推進力を伝達可能とされ
ているようにしたため、伸縮機能を有した耐震構造の管
継手を備えた管路を推進工法によって敷設することがで
きる。
の端部に形成された受口の内部に他方の管の端部に形成
された挿口が挿入され、挿口の先端が受口の奥端に当た
る位置と、挿口の外周に形成された突部が受口の内部に
装着されたロックリングに受口奥側から係り合う位置と
の間で受口挿口間の伸縮が許容されるように構成され、
かつ、挿口の先端が受口の奥端に当たっておらず、しか
も挿口の突部が受口のロックリングに係り合っていない
状態で、受口の外側における挿口の部分の外面に摩擦力
により接合されて、この挿口の部分と受口との間で、管
を推進工法にて推進するときの推力を伝達させる手段を
有して、管を推進工法によって敷設するときに前記推力
伝達部材によって受口挿口間の推進力を伝達可能とされ
ているようにしたため、伸縮機能を有した耐震構造の管
継手を備えた管路を推進工法によって敷設することがで
きる。
【図1】本発明の実施の形態の推進工法用管の管継手の
断面図である。
断面図である。
【図2】図1における押輪等の側面図である。
【図3】図1の管継手を有する推進工法用管の敷設作業
を説明する図である。
を説明する図である。
【図4】図1の管継手に伸びが生じたときの状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図5】図1の管継手に縮みが生じたときの状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図6】押輪等の変形例を示す側面図である。
【図7】押輪等の他の変形例を示す側面図である。
【図8】推進抵抗を軽減させるためのそりを利用した本
発明の実施の形態の推進工法用管の管継手を示す図であ
る。
発明の実施の形態の推進工法用管の管継手を示す図であ
る。
【図9】推進抵抗を軽減させるためのキャスタを利用し
た本発明の実施の形態の推進工法用管の管継手を示す図
である。
た本発明の実施の形態の推進工法用管の管継手を示す図
である。
【図10】図8および図9に示される管継手の縦断面図
である。
である。
12 受口 14 挿口 18 奥端面 20 ロックリング 23 突部 24 先端面 27 押輪 36 爪 40 押しボルト
Claims (3)
- 【請求項1】 一方の管の端部に形成された受口の内部
に他方の管の端部に形成された挿口が挿入され、挿口の
先端が受口の奥端に当たる位置と、挿口の外周に形成さ
れた突部が受口の内部に装着されたロックリングに受口
奥側から係り合う位置との間で受口挿口間の伸縮が許容
されるように構成され、かつ、挿口の先端が受口の奥端
に当たっておらず、しかも挿口の突部が受口のロックリ
ングに係り合っていない状態で、受口の外側における挿
口の部分の外面に摩擦力により接合されて、この挿口の
部分と受口との間で、管を推進工法にて推進するときの
推力を伝達させる手段を有することを特徴とする推進工
法用管の管継手。 - 【請求項2】 受口に接続される押輪と、この押輪の内
周部に設けられる爪と、押輪にねじ込まれることで爪を
挿口の外面に押圧させる押しボルトとを有して、管を推
進工法にて敷設するときに前記爪によって受口挿口間の
推進力を伝達可能とされていることを特徴とする請求項
1記載の推進工法用管の管継手。 - 【請求項3】 推進される管はさや管の内部を推進する
ように構成され、この推進される管と推力伝達手段との
少なくともいずれか一方に、前記さや管の内面に沿って
摺動または転動する案内部材が設けられていることを特
徴とする請求項1または2記載の推進工法用管の管継
手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11323473A JP2001027092A (ja) | 1999-05-10 | 1999-11-15 | 推進工法用管の管継手 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12784299 | 1999-05-10 | ||
JP11-127842 | 1999-05-10 | ||
JP11323473A JP2001027092A (ja) | 1999-05-10 | 1999-11-15 | 推進工法用管の管継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001027092A true JP2001027092A (ja) | 2001-01-30 |
Family
ID=26463700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11323473A Withdrawn JP2001027092A (ja) | 1999-05-10 | 1999-11-15 | 推進工法用管の管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001027092A (ja) |
-
1999
- 1999-11-15 JP JP11323473A patent/JP2001027092A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20041126 |